JPH10184268A - シールド掘進機の発進方法、到達方法及び発進部又は到達部構造 - Google Patents
シールド掘進機の発進方法、到達方法及び発進部又は到達部構造Info
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- JPH10184268A JPH10184268A JP35111796A JP35111796A JPH10184268A JP H10184268 A JPH10184268 A JP H10184268A JP 35111796 A JP35111796 A JP 35111796A JP 35111796 A JP35111796 A JP 35111796A JP H10184268 A JPH10184268 A JP H10184268A
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Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発進口あるいは到達口部分の壁体に対して行
われる鏡切り作業を必要とすることなく、迅速にシール
ド掘進機の発進あるいは到達作業を行うことのできるシ
ールド掘進機の発進方法又は到達方法を提供する。 【解決手段】 H形鋼12,17と、ソイルモルタル1
3とからなる壁体14によって構成される立坑10,4
0から、シールド掘進機32を発進あるいは到達させる
ための発進方法又は到達方法であって、シールド掘進機
32の発進口15又は到達口45に位置する壁体14内
に配置された坑口部H形鋼17を上方に引き抜き可能に
構成しておき、坑口部H形鋼17を少なくとも発進口1
5又は到達口45の上方まで引き抜き、シールド掘進機
32をソイルモルタル13を切削しながら前進させて、
地中に発進させあるいは到達立坑40内に到達させる。
われる鏡切り作業を必要とすることなく、迅速にシール
ド掘進機の発進あるいは到達作業を行うことのできるシ
ールド掘進機の発進方法又は到達方法を提供する。 【解決手段】 H形鋼12,17と、ソイルモルタル1
3とからなる壁体14によって構成される立坑10,4
0から、シールド掘進機32を発進あるいは到達させる
ための発進方法又は到達方法であって、シールド掘進機
32の発進口15又は到達口45に位置する壁体14内
に配置された坑口部H形鋼17を上方に引き抜き可能に
構成しておき、坑口部H形鋼17を少なくとも発進口1
5又は到達口45の上方まで引き抜き、シールド掘進機
32をソイルモルタル13を切削しながら前進させて、
地中に発進させあるいは到達立坑40内に到達させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールド掘進機
の発進方法、シールド掘進機の到達方法、及びシールド
掘進機の発進部又は到達部構造に関する。
の発進方法、シールド掘進機の到達方法、及びシールド
掘進機の発進部又は到達部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド工法は、例えば都市土木等にお
いて、地下水の存在する地盤や軟弱な地盤に対するトン
ネルの構築工法として一般に採用されるもので、シール
ド掘進機の後方にセグメントによってトンネルの掘削内
周面を覆う覆工体を形成するとともに、形成した覆工体
から推進反力を得ながらシールド掘進機によって掘進作
業を行ってゆくものである。
いて、地下水の存在する地盤や軟弱な地盤に対するトン
ネルの構築工法として一般に採用されるもので、シール
ド掘進機の後方にセグメントによってトンネルの掘削内
周面を覆う覆工体を形成するとともに、形成した覆工体
から推進反力を得ながらシールド掘進機によって掘進作
業を行ってゆくものである。
【0003】また、かかるシールド工法によれば、所定
の深度にトンネルを構築するためには、シールド掘進機
の発進立坑や到達立坑を地中に構築し、これらを発進基
地あるいは到達基地として、シールド掘進機を発進又は
到達させて、これらの立坑を結ぶ計画路線に沿ったトン
ネルを構築することになる。
の深度にトンネルを構築するためには、シールド掘進機
の発進立坑や到達立坑を地中に構築し、これらを発進基
地あるいは到達基地として、シールド掘進機を発進又は
到達させて、これらの立坑を結ぶ計画路線に沿ったトン
ネルを構築することになる。
【0004】そして、このような発進立坑からのシール
ド掘進機の発進作業や、到達立坑へのシールド掘進機の
到達作業は、一般に、図10に示すように、立坑50を
構成する壁体51の発進口あるいは到達口部分52に坑
口工53を設けるとともに、これらの坑口部分の背面の
地盤に対し地盤改良54を施してこの地盤を安定固化さ
せ、しかる後に発進口あるいは到達口部分52の壁体5
1に対して鏡切り作業を行ない、これによって形成され
た発進口もしくは到達口55を介してシールド掘進機5
6を発進又は到達させることにより行われることにな
る。
ド掘進機の発進作業や、到達立坑へのシールド掘進機の
到達作業は、一般に、図10に示すように、立坑50を
構成する壁体51の発進口あるいは到達口部分52に坑
口工53を設けるとともに、これらの坑口部分の背面の
地盤に対し地盤改良54を施してこの地盤を安定固化さ
せ、しかる後に発進口あるいは到達口部分52の壁体5
1に対して鏡切り作業を行ない、これによって形成され
た発進口もしくは到達口55を介してシールド掘進機5
6を発進又は到達させることにより行われることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシールド掘進機の発進方法あるいは到達方法によれ
ば、発進口あるいは到達口部分の壁体に対して行われる
鏡切り作業は、多くの手間と時間を必要とし、迅速な発
進又は到達作業を行うことが困難であるとともに、経済
的な施工を行うことができないという課題があった。
来のシールド掘進機の発進方法あるいは到達方法によれ
ば、発進口あるいは到達口部分の壁体に対して行われる
鏡切り作業は、多くの手間と時間を必要とし、迅速な発
進又は到達作業を行うことが困難であるとともに、経済
的な施工を行うことができないという課題があった。
【0006】すなわち、立坑を構成する壁体は、H形鋼
やシートパイル等の鋼製の芯材や、鉄筋等の鋼製の補強
材を含むものであり、これらの撤去作業が煩雑な作業と
なるとともに、特に、かかる壁体が、例えば連続地中壁
工法等によって形成された、H形鋼やシートパイル等か
らなる鋼製芯材とセメント系硬化体とからなる壁体であ
る場合には、セメント系硬化体中に埋設している鋼製芯
材を表出させながら行われる当該鋼製芯材の撤去作業が
困難になるという課題があった。
やシートパイル等の鋼製の芯材や、鉄筋等の鋼製の補強
材を含むものであり、これらの撤去作業が煩雑な作業と
なるとともに、特に、かかる壁体が、例えば連続地中壁
工法等によって形成された、H形鋼やシートパイル等か
らなる鋼製芯材とセメント系硬化体とからなる壁体であ
る場合には、セメント系硬化体中に埋設している鋼製芯
材を表出させながら行われる当該鋼製芯材の撤去作業が
困難になるという課題があった。
【0007】また、地盤改良によって坑口部分の背面の
地盤に形成された改良地盤に不良箇所が存在する場合に
は、周囲の地山から流入する地下水等が障害となって鏡
切り作業がさらに困難になるという課題があった。
地盤に形成された改良地盤に不良箇所が存在する場合に
は、周囲の地山から流入する地下水等が障害となって鏡
切り作業がさらに困難になるという課題があった。
【0008】そこで、この発明は、このような従来の課
題に着目してなされたもので、発進口あるいは到達口部
分の壁体に対して行われる鏡切り作業を必要とすること
なく、迅速にシールド掘進機の発進あるいは到達作業を
行うことのできるシールド掘進機の発進方法又は到達方
法を提供することを目的とするものである。
題に着目してなされたもので、発進口あるいは到達口部
分の壁体に対して行われる鏡切り作業を必要とすること
なく、迅速にシールド掘進機の発進あるいは到達作業を
行うことのできるシールド掘進機の発進方法又は到達方
法を提供することを目的とするものである。
【0009】また、この発明は、坑口部分の背面の地盤
の地盤改良を特に必要とせず、また形成された改良地盤
に不良個所がある場合でも、容易にシールド掘進機の発
進あるいは到達作業を行うことのできるシールド掘進機
の発進方法又は到達方法を提供することを目的とするも
のである。
の地盤改良を特に必要とせず、また形成された改良地盤
に不良個所がある場合でも、容易にシールド掘進機の発
進あるいは到達作業を行うことのできるシールド掘進機
の発進方法又は到達方法を提供することを目的とするも
のである。
【0010】さらに、この発明は、このような発進方法
又は到達方法の実施を可能にするシールド掘進機の発進
部又は到達部構造を提供することを目的とするものであ
る。
又は到達方法の実施を可能にするシールド掘進機の発進
部又は到達部構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するためになされたもので、その要旨は、H形鋼や
シートパイル等からなる鋼製芯材と、セメント系硬化体
とからなる壁体によって構成される立坑から、シールド
掘進機を発進させるための発進方法であって、シールド
掘進機の発進口に位置する壁体内に配置された鋼製芯材
を上方に引き抜き可能に構成しておき、前記発進口に発
進坑口工を設けて該発進坑口工にシールド掘進機の先端
部分を挿入配置した後、前記鋼製芯材を少なくとも前記
発進口の上方まで引き抜き、シールド掘進機によって前
記セメント系硬化体を切削しながらシールド掘進機を地
中に発進させることを特徴とするシールド掘進機の発進
方法にある。
達成するためになされたもので、その要旨は、H形鋼や
シートパイル等からなる鋼製芯材と、セメント系硬化体
とからなる壁体によって構成される立坑から、シールド
掘進機を発進させるための発進方法であって、シールド
掘進機の発進口に位置する壁体内に配置された鋼製芯材
を上方に引き抜き可能に構成しておき、前記発進口に発
進坑口工を設けて該発進坑口工にシールド掘進機の先端
部分を挿入配置した後、前記鋼製芯材を少なくとも前記
発進口の上方まで引き抜き、シールド掘進機によって前
記セメント系硬化体を切削しながらシールド掘進機を地
中に発進させることを特徴とするシールド掘進機の発進
方法にある。
【0012】また、この発明の他の要旨は、H形鋼やシ
ートパイル等からなる鋼製芯材と、セメント系硬化体と
からなる壁体によって構成される立坑に、シールド掘進
機を到達させるための到達方法であって、シールド掘進
機の到達口に位置する壁体内に配置された鋼製芯材を上
方に引き抜き可能に構成しておき、前記到達口に到達坑
口工を設けるとともにシールド掘進機が到達口に近接し
てきたら、前記鋼製芯材を少なくとも前記到達口の上方
まで引き抜き、シールド掘進機によって前記セメント系
硬化体を切削しながらシールド掘進機を前記到達坑口工
を経て立坑内に到達させることを特徴とするシールド掘
進機の到達方法にある。
ートパイル等からなる鋼製芯材と、セメント系硬化体と
からなる壁体によって構成される立坑に、シールド掘進
機を到達させるための到達方法であって、シールド掘進
機の到達口に位置する壁体内に配置された鋼製芯材を上
方に引き抜き可能に構成しておき、前記到達口に到達坑
口工を設けるとともにシールド掘進機が到達口に近接し
てきたら、前記鋼製芯材を少なくとも前記到達口の上方
まで引き抜き、シールド掘進機によって前記セメント系
硬化体を切削しながらシールド掘進機を前記到達坑口工
を経て立坑内に到達させることを特徴とするシールド掘
進機の到達方法にある。
【0013】さらにまた、この発明の他の要旨は、H形
鋼やシートパイル等からなる鋼製芯材と、セメント系硬
化体とからなる壁体によって構成される立坑に設けられ
る発進部又は到達部構造であって、発進口又は到達口に
位置する前記壁体内に配置される、縁切り部材によって
周囲を覆われることにより前記セメント系硬化体から縁
切りされて上方に引き抜き可能な坑口部鋼製芯材と、前
記発進口又は到達口に設けられた発進坑口工又は到達坑
口工とからなることを特徴とするシールド掘進機の発進
部又は到達部構造にある。
鋼やシートパイル等からなる鋼製芯材と、セメント系硬
化体とからなる壁体によって構成される立坑に設けられ
る発進部又は到達部構造であって、発進口又は到達口に
位置する前記壁体内に配置される、縁切り部材によって
周囲を覆われることにより前記セメント系硬化体から縁
切りされて上方に引き抜き可能な坑口部鋼製芯材と、前
記発進口又は到達口に設けられた発進坑口工又は到達坑
口工とからなることを特徴とするシールド掘進機の発進
部又は到達部構造にある。
【0014】ここで、上記記載において縁切り部材とし
ては、例えば特公昭57ー24444号公報に示される
ような、発泡性スチロール、モルトプレン等の合成樹脂
発泡体や、特開昭57−172038号に示されるよう
な隔離層、特公平2−19247号に示されるような、
波形の芯材と平板状のクラフト紙とで層状に形成し且つ
外表面に撥水処理を施したシート状ボール紙等を使用す
ることができる。
ては、例えば特公昭57ー24444号公報に示される
ような、発泡性スチロール、モルトプレン等の合成樹脂
発泡体や、特開昭57−172038号に示されるよう
な隔離層、特公平2−19247号に示されるような、
波形の芯材と平板状のクラフト紙とで層状に形成し且つ
外表面に撥水処理を施したシート状ボール紙等を使用す
ることができる。
【0015】そして、この発明のシールド掘進機の発進
部又は到達部構造は、前記立坑に設置される山留め部材
のうち前記坑口部鋼製芯材に当接する腹起しの当該当接
面に設けられるローラー部材を備えるようにすることが
好ましい。
部又は到達部構造は、前記立坑に設置される山留め部材
のうち前記坑口部鋼製芯材に当接する腹起しの当該当接
面に設けられるローラー部材を備えるようにすることが
好ましい。
【0016】また、この発明のシールド掘進機の発進部
又は到達部構造は、発進坑口工又は到達坑口工として、
従来の発進方法又は到達方法において立坑内の壁面に設
けられる種々の構成の発進坑口工又は到達坑口工(エン
トランス)を採用することもできるが、発進口又は到達
口の周囲を囲んで設けられたエントランスコンクリート
と、このエントランスコンクリートから内方に延長して
設けられたエントランスパッキンと、発進口又は到達口
を覆うようにしてエントランスコンクリートの内側に充
填されたエアーモルタルとを含んで構成するようにする
ことが好ましい。
又は到達部構造は、発進坑口工又は到達坑口工として、
従来の発進方法又は到達方法において立坑内の壁面に設
けられる種々の構成の発進坑口工又は到達坑口工(エン
トランス)を採用することもできるが、発進口又は到達
口の周囲を囲んで設けられたエントランスコンクリート
と、このエントランスコンクリートから内方に延長して
設けられたエントランスパッキンと、発進口又は到達口
を覆うようにしてエントランスコンクリートの内側に充
填されたエアーモルタルとを含んで構成するようにする
ことが好ましい。
【0017】そして、この発明のシールド掘進機の発進
方法又は到達方法によれば、シールド掘進機の発進口に
位置する壁体内に配置された鋼製芯材が上方に引き抜き
可能に構成されているので、シールド掘進機を発進又は
到達させる際に、これを引き抜くことにより掘進作業の
障害となる鋼製芯材を発進口あるいは到達口部分から容
易に撤去することができるとともに、残置されたセメン
ト系硬化体を切削しながらシールド掘進機を前進させる
ことにより、発進口あるいは到達口部分の壁体の鏡切り
作業を行うことなくシールド掘進機を発進又は到達させ
ることが可能になる。
方法又は到達方法によれば、シールド掘進機の発進口に
位置する壁体内に配置された鋼製芯材が上方に引き抜き
可能に構成されているので、シールド掘進機を発進又は
到達させる際に、これを引き抜くことにより掘進作業の
障害となる鋼製芯材を発進口あるいは到達口部分から容
易に撤去することができるとともに、残置されたセメン
ト系硬化体を切削しながらシールド掘進機を前進させる
ことにより、発進口あるいは到達口部分の壁体の鏡切り
作業を行うことなくシールド掘進機を発進又は到達させ
ることが可能になる。
【0018】また、このような鏡切り作業を不要とする
ことにより、発進口あるいは到達口部分の背面の地盤の
地盤改良を行うことを特に必要とすることなく、シール
ド掘進機を発進又は到達させることを可能にする。
ことにより、発進口あるいは到達口部分の背面の地盤の
地盤改良を行うことを特に必要とすることなく、シール
ド掘進機を発進又は到達させることを可能にする。
【0019】そして、この発明のシールド掘進機の発進
部又は到達部構造によれば、発進口又は到達口に位置す
る前記壁体内に配置される坑口部鋼製芯材が、縁切り部
材によって周囲を覆われることによって前記セメント系
硬化体から縁切りされていることにより、例えば地上に
設けた引き抜き装置を使用して、この坑口部鋼製芯材を
上方に容易に引き抜いてゆくことが可能になる。
部又は到達部構造によれば、発進口又は到達口に位置す
る前記壁体内に配置される坑口部鋼製芯材が、縁切り部
材によって周囲を覆われることによって前記セメント系
硬化体から縁切りされていることにより、例えば地上に
設けた引き抜き装置を使用して、この坑口部鋼製芯材を
上方に容易に引き抜いてゆくことが可能になる。
【0020】また、この発明の発進部又は到達部構造
が、前記立坑に設置される山留め部材のうち前記坑口部
鋼製芯材に当接する腹起しの当該当接面に設けられるロ
ーラー部材を備える場合には、このローラー部材に沿っ
てスライドさせることにより、坑口部鋼製芯材をさらに
スムーズに引き抜いてゆくことが可能になる。
が、前記立坑に設置される山留め部材のうち前記坑口部
鋼製芯材に当接する腹起しの当該当接面に設けられるロ
ーラー部材を備える場合には、このローラー部材に沿っ
てスライドさせることにより、坑口部鋼製芯材をさらに
スムーズに引き抜いてゆくことが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態すなわち実施例について、添付図面を参照しつつ詳
細に説明する。この発明の第一実施例にかかるシールド
掘進機の発進部又は到達部構造は、図1に示すように、
発進立坑10内における発進部構造11として設けられ
たものである。
形態すなわち実施例について、添付図面を参照しつつ詳
細に説明する。この発明の第一実施例にかかるシールド
掘進機の発進部又は到達部構造は、図1に示すように、
発進立坑10内における発進部構造11として設けられ
たものである。
【0022】ここで、発進立坑10は、例えば柱列式地
下連続壁工法の一種であるSMW工法により造成された
もので、内部にH形鋼12が挿入配置された円柱状のセ
メント系硬化体としてのソイルモルタル13を、多数連
接してなる壁体14によって周囲を囲まれた内部を掘削
することにより形成されたもので、この発進立坑10の
底部には立坑底版コンクリート65が打設形成されると
ともに、これの内部には、複数段に取り付けられた腹起
し16を含む山留め支保工が取り付けられることによ
り、この発進立坑10の内部は、シールド掘進機の発進
作業を行うための作業空間として保持されることにな
る。
下連続壁工法の一種であるSMW工法により造成された
もので、内部にH形鋼12が挿入配置された円柱状のセ
メント系硬化体としてのソイルモルタル13を、多数連
接してなる壁体14によって周囲を囲まれた内部を掘削
することにより形成されたもので、この発進立坑10の
底部には立坑底版コンクリート65が打設形成されると
ともに、これの内部には、複数段に取り付けられた腹起
し16を含む山留め支保工が取り付けられることによ
り、この発進立坑10の内部は、シールド掘進機の発進
作業を行うための作業空間として保持されることにな
る。
【0023】そして、この第一実施例にかかるシールド
掘進機の発進部構造11は、このような鋼製芯材として
のH形鋼12と、ソイルモルタル13とからなる壁体1
4によって構成される発進立坑10に設けられるもので
あって、発進口15に位置する壁体14内に配置され
る、ソイルモルタル13から縁切りされて上方に引き抜
き可能な坑口部H形鋼17と、発進口15に設けられた
発進坑口工18とによって構成されている。
掘進機の発進部構造11は、このような鋼製芯材として
のH形鋼12と、ソイルモルタル13とからなる壁体1
4によって構成される発進立坑10に設けられるもので
あって、発進口15に位置する壁体14内に配置され
る、ソイルモルタル13から縁切りされて上方に引き抜
き可能な坑口部H形鋼17と、発進口15に設けられた
発進坑口工18とによって構成されている。
【0024】ここで、坑口部H形鋼17は、図2にも示
すように、当該H形鋼17にの周囲にダンボール19を
巻き付けて被覆したものをソイルモルタル13の内部に
立設挿入して設置されるもので、ソイルモルタル13の
内部において、ダンボール19を縁切り部材として、周
囲のソイルモルタル13から縁切りされていることにな
る。
すように、当該H形鋼17にの周囲にダンボール19を
巻き付けて被覆したものをソイルモルタル13の内部に
立設挿入して設置されるもので、ソイルモルタル13の
内部において、ダンボール19を縁切り部材として、周
囲のソイルモルタル13から縁切りされていることにな
る。
【0025】なお、ダンボール19としては、例えば特
公平2−19247号に示されるような、波形の芯材と
平板状のクラフト紙とで層状に形成し且つ外表面に撥水
処理を施したシート状ボール紙を使用することができ、
このようなダンボール19を例えば図3に示すような折
れ目60を有するものを2枚一組として、図2に示すよ
うに、各々、H形鋼17のフランジ20の表面を中央部
分として折れ目60を折りながら、フランジ20の裏面
からリブ21にかけて被覆するとともに、リブ21の中
央部分において隣接することになるダンボール19の端
部同士をガムテープ22によって接着固定することによ
り、ダンボール19が、H形鋼17の周囲を被覆するよ
うにして取り付けられることになる。
公平2−19247号に示されるような、波形の芯材と
平板状のクラフト紙とで層状に形成し且つ外表面に撥水
処理を施したシート状ボール紙を使用することができ、
このようなダンボール19を例えば図3に示すような折
れ目60を有するものを2枚一組として、図2に示すよ
うに、各々、H形鋼17のフランジ20の表面を中央部
分として折れ目60を折りながら、フランジ20の裏面
からリブ21にかけて被覆するとともに、リブ21の中
央部分において隣接することになるダンボール19の端
部同士をガムテープ22によって接着固定することによ
り、ダンボール19が、H形鋼17の周囲を被覆するよ
うにして取り付けられることになる。
【0026】また、このようにしてダンボール19によ
り被覆されたH形鋼17には、例えば2m程度の所定の
間隔で、H形鋼17のフランジ20からリブ21の一部
にわたった断面形状である略T字形に曲折された固定ピ
ン23が、当該フランジ20からリブ21にわたって嵌
合係止されるとともに、H形鋼17の周囲を囲むように
して、固定ベルト61が所定の間隔で取り付けられるこ
とにより、ダンボール19が、H形鋼17に対して、壁
体14の造成作業中において剥離しない程度に強固に取
り付けられることになる。
り被覆されたH形鋼17には、例えば2m程度の所定の
間隔で、H形鋼17のフランジ20からリブ21の一部
にわたった断面形状である略T字形に曲折された固定ピ
ン23が、当該フランジ20からリブ21にわたって嵌
合係止されるとともに、H形鋼17の周囲を囲むように
して、固定ベルト61が所定の間隔で取り付けられるこ
とにより、ダンボール19が、H形鋼17に対して、壁
体14の造成作業中において剥離しない程度に強固に取
り付けられることになる。
【0027】一方、発進口15に設けられた発進坑口工
18は、図1に示すように、発進口15の周囲を囲んで
設けられたエントランスコンクリート24と、このエン
トランスコンクリート24からこれの内方に延長して設
けられたエントランスパッキン25と、発進口15を覆
うようにしてエントランスコンクリート24の内側に充
填されたエアーモルタル26とを含んで構成されてい
る。
18は、図1に示すように、発進口15の周囲を囲んで
設けられたエントランスコンクリート24と、このエン
トランスコンクリート24からこれの内方に延長して設
けられたエントランスパッキン25と、発進口15を覆
うようにしてエントランスコンクリート24の内側に充
填されたエアーモルタル26とを含んで構成されてい
る。
【0028】ここで、エントランスコンクリート24
は、発進口15の周囲に型枠を組み立ててコンクリート
を打設固化させることにより容易に形成することができ
る。
は、発進口15の周囲に型枠を組み立ててコンクリート
を打設固化させることにより容易に形成することができ
る。
【0029】また、エントランスパッキン25は、ゴム
製のもので、エントランスコンクリート24の角部に固
定されるとともに、反転防止用の押え金具やエントラン
スコンクリート24の内側に挿入されるシールド掘進機
との間のクリアランスの変化に追随させるための押さえ
金具などが適宜取り付けられている。
製のもので、エントランスコンクリート24の角部に固
定されるとともに、反転防止用の押え金具やエントラン
スコンクリート24の内側に挿入されるシールド掘進機
との間のクリアランスの変化に追随させるための押さえ
金具などが適宜取り付けられている。
【0030】さらに、エアーモルタル26は、シールド
掘進機によって容易に切削可能な固化強度を備えるもの
で、例えばエントランスコンクリート24の内方におい
て発進口15の壁体14と間隔を置いてこれと平行に型
枠を設置するとともに、この型枠と壁体との間の空間に
エアーモルタル26を注入して固化させることにより、
容易に形成されることになる。
掘進機によって容易に切削可能な固化強度を備えるもの
で、例えばエントランスコンクリート24の内方におい
て発進口15の壁体14と間隔を置いてこれと平行に型
枠を設置するとともに、この型枠と壁体との間の空間に
エアーモルタル26を注入して固化させることにより、
容易に形成されることになる。
【0031】なお、かかる発進坑口工18には、さら
に、エントランスコンクリート24の内側にエアーモル
タル26を追加注入するための注入管27や、後述する
ようにH形鋼17を壁体14から引き抜く際に生じる空
隙に例えばセメントベントナイトを注入するための注入
管などが適宜設けられている。
に、エントランスコンクリート24の内側にエアーモル
タル26を追加注入するための注入管27や、後述する
ようにH形鋼17を壁体14から引き抜く際に生じる空
隙に例えばセメントベントナイトを注入するための注入
管などが適宜設けられている。
【0032】また、この実施例の発進部構造11によれ
ば、発進立坑10に設置される山留め部材のうち坑口部
H形鋼17に当接する腹起し16の当該当接フランジ面
29に設けらたローラー部材28を、さらに備えてい
る。
ば、発進立坑10に設置される山留め部材のうち坑口部
H形鋼17に当接する腹起し16の当該当接フランジ面
29に設けらたローラー部材28を、さらに備えてい
る。
【0033】すなわち、このローラー部材28は、図4
に示すように、当接フランジ面29に溶接固定されたロ
ーラ支持プレート30と、このローラ支持プレート30
により支持された3台の耐荷重用受ローラー31とから
なり、坑口部H形鋼17を介して負荷される後方の地盤
からの土圧や水圧による荷重を受けて、かかる荷重を腹
起し16を含む山留め支保部材に支持させるとともに、
後述するように坑口部H形鋼17を引き抜く際に、この
坑口部H形鋼17をこのローラー部材28に沿ってスラ
イドさせることにより、坑口部H形鋼17をスムーズに
引き抜いてゆくことができるようになっている。
に示すように、当接フランジ面29に溶接固定されたロ
ーラ支持プレート30と、このローラ支持プレート30
により支持された3台の耐荷重用受ローラー31とから
なり、坑口部H形鋼17を介して負荷される後方の地盤
からの土圧や水圧による荷重を受けて、かかる荷重を腹
起し16を含む山留め支保部材に支持させるとともに、
後述するように坑口部H形鋼17を引き抜く際に、この
坑口部H形鋼17をこのローラー部材28に沿ってスラ
イドさせることにより、坑口部H形鋼17をスムーズに
引き抜いてゆくことができるようになっている。
【0034】なお、壁体14によって周囲を囲まれた内
部を掘削して発進立坑10を形成する際に、H形鋼1
2,17の内方に位置するフランジ面よりさらに内側に
形成されたソイルモルタル13は、かかる掘削作業とと
もに切削除去されることにより、H形鋼12,17の内
側フランジ面は、発進立坑10の内部に表出しているこ
とになる。
部を掘削して発進立坑10を形成する際に、H形鋼1
2,17の内方に位置するフランジ面よりさらに内側に
形成されたソイルモルタル13は、かかる掘削作業とと
もに切削除去されることにより、H形鋼12,17の内
側フランジ面は、発進立坑10の内部に表出しているこ
とになる。
【0035】また、ローラー部材28は、ローラ支持プ
レート30の高さを調整しながら、あるいはスペーサを
介在させながら当接フランジ面29に取り付けること等
により、坑口部H形鋼17との間の隙間が一定でない場
合でも、ローラー部材28を容易に坑口部H形鋼17の
表面に接触保持させておくことが可能になる。
レート30の高さを調整しながら、あるいはスペーサを
介在させながら当接フランジ面29に取り付けること等
により、坑口部H形鋼17との間の隙間が一定でない場
合でも、ローラー部材28を容易に坑口部H形鋼17の
表面に接触保持させておくことが可能になる。
【0036】そして、このような発進部構造11を備え
た発進立坑10から、例えば泥土圧式のシールド掘進機
32を発進させるには、まず、図5に示すように、発進
立坑10の内部にマシン架台33や反力壁34を設ける
とともに、シールド掘進機32を据え付け、しかる後
に、仮組セグメント35を介在させながらシールド掘進
機32を前進させ、エントランスパッキン25がシール
ド掘進機32のカッターヘッド36を通過してシールド
本体37に達するまでエアーモルタル26の切削作業を
行う。
た発進立坑10から、例えば泥土圧式のシールド掘進機
32を発進させるには、まず、図5に示すように、発進
立坑10の内部にマシン架台33や反力壁34を設ける
とともに、シールド掘進機32を据え付け、しかる後
に、仮組セグメント35を介在させながらシールド掘進
機32を前進させ、エントランスパッキン25がシール
ド掘進機32のカッターヘッド36を通過してシールド
本体37に達するまでエアーモルタル26の切削作業を
行う。
【0037】この時点で、シールド掘進機32のチャン
バー及びスクリューコンベア内は、切削したエアーモル
タルで充填され、坑口部H形鋼17を引き抜く際の後方
の地山からの土圧や水圧に耐え得るようにシールド掘進
機32との間の土圧バランスが保たれることになるが、
チャンバーやスクリューコンベアにエアーモルタルが十
分に充填されていない場合には、エントランスコンクリ
ート24に設けた注入管27からエアーモルタル26や
泥土を注入することにより、これらを充填するようにす
る。
バー及びスクリューコンベア内は、切削したエアーモル
タルで充填され、坑口部H形鋼17を引き抜く際の後方
の地山からの土圧や水圧に耐え得るようにシールド掘進
機32との間の土圧バランスが保たれることになるが、
チャンバーやスクリューコンベアにエアーモルタルが十
分に充填されていない場合には、エントランスコンクリ
ート24に設けた注入管27からエアーモルタル26や
泥土を注入することにより、これらを充填するようにす
る。
【0038】このように、土圧や水圧等の外力に耐え得
るように土圧バランスを調整したら、次に、坑口部H形
鋼17を、図6に示すように、少なくとも前記発進口1
5の上方まで引き抜く作業を行う。すなわち、かかる引
き抜き作業は、例えば地上に設置した引き抜き装置を用
いて行われるが、坑口部H形鋼17は、ダンボール19
により被覆されてその周囲がソイルモルタル13から縁
切りされていることにより、スムースに行われるととも
に、坑口部H形鋼17は、ローラー部材28に沿ってス
ライドすることにより、さらにスムースに引き抜かれて
ゆくことになる。
るように土圧バランスを調整したら、次に、坑口部H形
鋼17を、図6に示すように、少なくとも前記発進口1
5の上方まで引き抜く作業を行う。すなわち、かかる引
き抜き作業は、例えば地上に設置した引き抜き装置を用
いて行われるが、坑口部H形鋼17は、ダンボール19
により被覆されてその周囲がソイルモルタル13から縁
切りされていることにより、スムースに行われるととも
に、坑口部H形鋼17は、ローラー部材28に沿ってス
ライドすることにより、さらにスムースに引き抜かれて
ゆくことになる。
【0039】なお、坑口部H形鋼17を引き抜いた後の
空隙には、例えばセメントベントナイトが充填されると
ともに、坑口部H形鋼17を引き抜いた後のソイルモル
タル13による発進口15部分の壁体14は、シールド
掘進機32により切削可能な遮水壁としての機能を果た
すことになる。
空隙には、例えばセメントベントナイトが充填されると
ともに、坑口部H形鋼17を引き抜いた後のソイルモル
タル13による発進口15部分の壁体14は、シールド
掘進機32により切削可能な遮水壁としての機能を果た
すことになる。
【0040】また、上方に引き抜かれて地上に突出した
部分の坑口部H形鋼17は、適宜切断されることにな
る。
部分の坑口部H形鋼17は、適宜切断されることにな
る。
【0041】そして、このようにして、坑口部H形鋼1
7の引抜き作業が終了したら、図7に示すように、ソイ
ルモルタル13による発進口15部分の壁体1を切削し
ながらシールド掘進機32を前進させて行くことによ
り、シールド掘進機32を地中に発進させ、しかる後
は、通常の場合と同様にシールド掘進機32による掘進
作業が行われてゆくことになる。
7の引抜き作業が終了したら、図7に示すように、ソイ
ルモルタル13による発進口15部分の壁体1を切削し
ながらシールド掘進機32を前進させて行くことによ
り、シールド掘進機32を地中に発進させ、しかる後
は、通常の場合と同様にシールド掘進機32による掘進
作業が行われてゆくことになる。
【0042】すなわち、この第1実施例によれば、発進
口部分の壁体の鏡切り作業を行うことなく、かつ発進口
部分の後方の地盤の地盤改良を行うことなく、シールド
掘進機を迅速に発進させてゆくことが可能になる。
口部分の壁体の鏡切り作業を行うことなく、かつ発進口
部分の後方の地盤の地盤改良を行うことなく、シールド
掘進機を迅速に発進させてゆくことが可能になる。
【0043】また、第8図は、この発明の第2実施例に
かかるシールド掘進機の発進部又は到達部構造を示すも
ので、到達立坑40内における到達部構造41として設
けられたものである。
かかるシールド掘進機の発進部又は到達部構造を示すも
ので、到達立坑40内における到達部構造41として設
けられたものである。
【0044】すなわち、この第2実施例によれば、到達
立坑40は、第1実施例の発進立坑10と同様の方法で
構築されるととともに、到達部構造41もまた、発進部
構造11と同一の部分を同一の符号で示すように、発進
部構造11と略同様の構成を有する他、エントランスコ
ンクリート24の内側には、到達作業中の土圧バランス
を保持するための隔壁42が設けられ、また、エントラ
ンスパッキン43として、略U字形断面に袋襄に折曲し
たものが用いられるとともに、さらに、このエントラン
スパッキン43の内部に圧力流体を圧送するための圧送
管44が設けられている。
立坑40は、第1実施例の発進立坑10と同様の方法で
構築されるととともに、到達部構造41もまた、発進部
構造11と同一の部分を同一の符号で示すように、発進
部構造11と略同様の構成を有する他、エントランスコ
ンクリート24の内側には、到達作業中の土圧バランス
を保持するための隔壁42が設けられ、また、エントラ
ンスパッキン43として、略U字形断面に袋襄に折曲し
たものが用いられるとともに、さらに、このエントラン
スパッキン43の内部に圧力流体を圧送するための圧送
管44が設けられている。
【0045】そして、このような到達部構造41を備え
た到達立坑40に、例えば泥土圧式のシールド掘進機3
2を到達させるには、シールド掘進機32が到達口45
に近接してきたら、坑口部H形鋼17を少なくとも到達
口45の上方まで引き抜く作業を行い、次に図9に示す
ように、ソイルモルタル13による到達口45部分の壁
体14およびエアーモルタル26を切削しながら、シー
ルド掘進機32を前進させてゆくことにより、シールド
掘進機32が到達坑口工46を経て到達立坑40内に容
易に到達することになる。
た到達立坑40に、例えば泥土圧式のシールド掘進機3
2を到達させるには、シールド掘進機32が到達口45
に近接してきたら、坑口部H形鋼17を少なくとも到達
口45の上方まで引き抜く作業を行い、次に図9に示す
ように、ソイルモルタル13による到達口45部分の壁
体14およびエアーモルタル26を切削しながら、シー
ルド掘進機32を前進させてゆくことにより、シールド
掘進機32が到達坑口工46を経て到達立坑40内に容
易に到達することになる。
【0046】なお、シールド掘進機32の先端部分がエ
ントランスパッキン43を通過したら、このエントラン
スパッキン43に圧力流体を圧送してこれを膨張させる
ことにより、シールド掘進機32との強固な密着性を保
持することができるとともに、隔壁42はこのようなシ
ールド掘進機32の到達作業後に解体撤去されることに
なる。
ントランスパッキン43を通過したら、このエントラン
スパッキン43に圧力流体を圧送してこれを膨張させる
ことにより、シールド掘進機32との強固な密着性を保
持することができるとともに、隔壁42はこのようなシ
ールド掘進機32の到達作業後に解体撤去されることに
なる。
【0047】すなわち、この第2実施例によれば、到達
口部分の壁体の鏡切り作業を行うことなく、かつ到達口
部分の地盤の地盤改良を行うことなく、シールド掘進機
を迅速に到達立坑40内に到達させることが可能にな
る。
口部分の壁体の鏡切り作業を行うことなく、かつ到達口
部分の地盤の地盤改良を行うことなく、シールド掘進機
を迅速に到達立坑40内に到達させることが可能にな
る。
【0048】なお、この発明は上記各実施例の実施の態
様のものに限定されるものではなく、各請求項に記載さ
れた構成の範囲内において、種々に変更して採用するこ
とができる。例えば、発進口あるいは到達口部分の地盤
の地盤改良を補助工法として適宜用いながら発進又は到
達作業を行ってゆくこともできる。
様のものに限定されるものではなく、各請求項に記載さ
れた構成の範囲内において、種々に変更して採用するこ
とができる。例えば、発進口あるいは到達口部分の地盤
の地盤改良を補助工法として適宜用いながら発進又は到
達作業を行ってゆくこともできる。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
シールド掘進機の発進方法又は到達方法によれば、シー
ルド掘進機の発進口又は到達口に位置する壁体内に配置
された鋼製芯材を上方に引き抜き可能に構成しておき、
シールド掘進機を発進又は到達さえる際に、鋼製芯材を
少なくとも発進口又は到達口の上方まで引き抜き、セメ
ント系硬化体を切削しながらシールド掘進機を発進又は
到達させるので、発進口あるいは到達口部分の壁体に対
して行われる鏡切り作業を必要とすることなく、迅速に
シールド掘進機の発進あるいは到達作業を行うことがで
きる。
シールド掘進機の発進方法又は到達方法によれば、シー
ルド掘進機の発進口又は到達口に位置する壁体内に配置
された鋼製芯材を上方に引き抜き可能に構成しておき、
シールド掘進機を発進又は到達さえる際に、鋼製芯材を
少なくとも発進口又は到達口の上方まで引き抜き、セメ
ント系硬化体を切削しながらシールド掘進機を発進又は
到達させるので、発進口あるいは到達口部分の壁体に対
して行われる鏡切り作業を必要とすることなく、迅速に
シールド掘進機の発進あるいは到達作業を行うことがで
きる。
【0050】また、この発明のシールド掘進機の発進方
法又は到達方法によれば、坑口部分の背面の地盤に対す
る地盤改良を特に必要とせず、また形成された改良地盤
に不良個所がある場合でも、容易にシールド掘進機の発
進あるいは到達作業を行うことができる。
法又は到達方法によれば、坑口部分の背面の地盤に対す
る地盤改良を特に必要とせず、また形成された改良地盤
に不良個所がある場合でも、容易にシールド掘進機の発
進あるいは到達作業を行うことができる。
【0051】そして、この発明のシールド掘進機の発進
部又は到達部構造によれば、上述のような発進方法又は
到達方法を容易に実施することができる。
部又は到達部構造によれば、上述のような発進方法又は
到達方法を容易に実施することができる。
【図1】この発明の第一実施例にかかるシールド掘進機
の発進部構造の構成を説明する断面図である。
の発進部構造の構成を説明する断面図である。
【図2】坑口部鋼製芯材としての坑口部H形鋼をダンボ
ールにより被覆した状況を示す断面図である。
ールにより被覆した状況を示す断面図である。
【図3】坑口部H形鋼を被覆するダンボールの構成を説
明する正面図である。
明する正面図である。
【図4】ローラー部材の構成を説明する図1のA部拡大
図である。
図である。
【図5】シールド掘進機を発進立坑から発進させる状況
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図6】シールド掘進機を発進立坑から発進させる状況
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図7】シールド掘進機を発進立坑から発進させる状況
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図8】シールド掘進機を到達立坑に到達させる状況を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図9】シールド掘進機を到達立坑に到達させる状況を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図10】従来のシールド掘進機の発進方法又は到達方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
10 発進立坑 11 発進部構造 12 H形鋼(鋼製芯材) 13 ソイルモルタル(セメント系硬化体) 14 壁体 15 発進口 16 腹起し 17 坑口部H形鋼(坑口部鋼製芯材) 18 発進坑口工 19 ダンボール(縁切り部材) 24 エントランスコンクリート 25 エントランスパッキン 26 エアーモルタル 28 ローラー部材 32 シールド掘進機 40 到達立坑 41 到達部構造 43 エントランスパッキン 45 到達口 46 到達坑口工
Claims (5)
- 【請求項1】 H形鋼やシートパイル等からなる鋼製芯
材と、セメント系硬化体とからなる壁体によって構成さ
れる立坑から、シールド掘進機を発進させるための発進
方法であって、シールド掘進機の発進口に位置する壁体
内に配置された鋼製芯材を上方に引き抜き可能に構成し
ておき、前記発進口に発進坑口工を設けて該発進坑口工
にシールド掘進機の先端部分を挿入配置した後、前記鋼
製芯材を少なくとも前記発進口の上方まで引き抜き、シ
ールド掘進機によって前記セメント系硬化体を切削しな
がらシールド掘進機を地中に発進させることを特徴とす
るシールド掘進機の発進方法。 - 【請求項2】 H形鋼やシートパイル等からなる鋼製芯
材と、セメント系硬化体とからなる壁体によって構成さ
れる立坑に、シールド掘進機を到達させるための到達方
法であって、シールド掘進機の到達口に位置する壁体内
に配置された鋼製芯材を上方に引き抜き可能に構成して
おき、前記到達口に到達坑口工を設けるとともにシール
ド掘進機が到達口に近接してきたら、前記鋼製芯材を少
なくとも前記到達口の上方まで引き抜き、シールド掘進
機によって前記セメント系硬化体を切削しながらシール
ド掘進機を前記到達坑口工を経て立坑内に到達させるこ
とを特徴とするシールド掘進機の到達方法。 - 【請求項3】 H形鋼やシートパイル等らなる鋼製芯材
と、セメント系硬化体とからなる壁体によって構成され
る立坑に設けられる発進部又は到達部構造であって、発
進口又は到達口に位置する前記壁体内に配置される、縁
切り部材によって周囲を覆われることにより前記セメン
ト系硬化体から縁切りされて上方に引き抜き可能な坑口
部鋼製芯材と、前記発進口又は到達口に設けられた発進
坑口工又は到達坑口工とからなることを特徴とするシー
ルド掘進機の発進部又は到達部構造。 - 【請求項4】 前記立坑に設置される山留め部材のうち
前記坑口部鋼製芯材に当接する腹起しの当該当接面に設
けられるローラー部材を備えることを特徴とする請求項
3に記載のシールド掘進機の発進部又は到達部構造。 - 【請求項5】 前記発進坑口工又は到達坑口工が、前記
発進口又は到達口の周囲を囲んで設けられたエントラン
スコンクリートと、このエントランスコンクリートから
内方に延長して設けられたエントランスパッキンと、前
記発進口又は到達口を覆うようにしてエントランスコン
クリートの内側に充填されたエアーモルタルとを含むこ
とを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の発進部又
は到達部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35111796A JPH10184268A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | シールド掘進機の発進方法、到達方法及び発進部又は到達部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35111796A JPH10184268A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | シールド掘進機の発進方法、到達方法及び発進部又は到達部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10184268A true JPH10184268A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18415171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35111796A Pending JPH10184268A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | シールド掘進機の発進方法、到達方法及び発進部又は到達部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10184268A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009013626A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Tokyu Construction Co Ltd | 土留め壁の構造及び土留め壁の鏡切り方法 |
| JP2010047920A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Ohbayashi Corp | トンネル掘削機の到達立坑への到達方法 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35111796A patent/JPH10184268A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009013626A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Tokyu Construction Co Ltd | 土留め壁の構造及び土留め壁の鏡切り方法 |
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