JPH10184582A - 水中ポンプ - Google Patents

水中ポンプ

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JPH10184582A
JPH10184582A JP35098396A JP35098396A JPH10184582A JP H10184582 A JPH10184582 A JP H10184582A JP 35098396 A JP35098396 A JP 35098396A JP 35098396 A JP35098396 A JP 35098396A JP H10184582 A JPH10184582 A JP H10184582A
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suction
suction cover
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casing
pump casing
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Yoshiyuki Horie
義行 堀江
Kanji Yamamoto
寛治 山本
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Shin Meiva Industry Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプケーシングの下面を覆う硬質ゴム製のサ
クションカバーにおける吸引口の周囲が、ポンプケーシ
ング内に撓むことを確実に防止する。 【解決手段】硬質ゴム製のポンプケーシング30内に配
置された羽根車51がモーター20によって回転される
ことにより、ポンプケーシング30の下面を覆う硬質ゴ
ム製のサクションカバー35に設けられた吸引口35a
からポンプケーシング30内に流体が流入する。サクシ
ョンカバー35の下面には、サクションプレート36が
一体的に係合されており、また、サクションカバー35
には、その上面と下面との圧力差を解消する複数の圧力
バランス孔36dが設けられているために、サクション
カバーの吸引口35aの周囲がポンプケーシング30内
に撓むことが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木、建築等の工
事現場における貯留水、湧水等の給排水のため、あるい
は、農業用水、家庭用水等の簡易給排水のために使用さ
れる水中ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】工事現場において、貯留水等を給排水す
るために使用される水中ポンプは、通常、ポンプケーシ
ング内のポンプ室に配置された羽根車を、ポンプケーシ
ングの上側に配置されたモーターによって回転させるこ
とによって、流体をポンプ室内に吸引し、吸引した流体
を、羽根車の回転による遠心力によってポンプ室から流
出させるようになっている。ポンプ室から流出された流
体は、例えば、モーターと外側ケーシングとの間に形成
された流出路を通って、外側ケーシングの上面に設けら
れた吐出口から吐出されるようになっている。
【0003】モーターの軸心部を挿通するローターシャ
フトの下端部は、ポンプケーシング内に進入しており、
その下端部に羽根車が取り付けられている。
【0004】従来、水中ポンプのケーシングは、鋳鉄に
よって構成されており、重量が重くて、持ち運びに不便
であり、しかも、砂等が混入した水をポンプケーシング
内に吸引すると、磨耗が激しく、長期にわたって安定的
に使用することができないという問題があった。このた
めに、最近では、水中ポンプを軽量化すると共に、長期
にわたって安定的に使用し得るように、ポンプケーシン
グおよび羽根車を、軽量でしかも耐磨耗性に優れた硬質
ゴムによって製造した水中ポンプが開発されている。
【0005】このように、ポンプケーシングを硬質ゴム
によって製造する場合には、鋳物のように、中子を使用
した型抜きができないために、通常、下面が開放された
円筒形状に形成されて、開放された下面を、硬質ゴムに
よって構成されたサクションカバーによって覆う構成に
なっている。サクションカバーの中心部には、ポンプケ
ーシング内に流体を吸引するための吸引口が設けられて
おり、ポンプケーシング内に配置された羽根車の回転に
よって、吸引口を通ってポンプケーシング内に流体が吸
引される。
【0006】このように、弾性を有する硬質ゴムによっ
て構成されたポンプケーシングおよびサクションカバー
は、軽量であり、耐磨耗性に優れているために、耐久性
は著しく向上する。
【0007】しかしながら、このような構成の水中ポン
プでは、サンクションカバーが硬質ゴムによって構成さ
れているために、ポンプ運転時、ポンプケーシング内に
おける吸引口付近の圧力が変化することによって、サク
ションプレートがポンプケーシング外側あるいは内側に
撓んだ状態になるおそれがある。
【0008】このようなサクションカバーの撓みを防止
するために、サクションカバーの下面に、板金製のサク
ションプレートを突き合わせて、一体化することが行わ
れている。このサクションプレートは、サクションカバ
ーの下面全体を覆う円板状に構成されており、その中心
部に、吸引口とは同心状態になる貫通孔が設けられてい
る。そして、サクションプレートにおける貫通孔の周囲
が、サクションカバーにおける吸引口の周囲に係合され
ている。板金製のサクションプレートは、硬質ゴム製の
サクションカバーよりも撓みにくくなっており、従っ
て、サクションカバーにおける吸引口の周囲が、サクシ
ョンプレートに係合されていることにより、その部分が
ポンプ室内に撓むことが抑制される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポンプ
ケーシング内に流入する流体量が増加すると、ポンプケ
ーシング内における吸引口付近の圧力が低下し、ポンプ
ケーシングの内部に面したサクションカバーの上面と下
面との間に大きな圧力差が生じる。これにより、サクシ
ョンカバーにおける吸引口の周囲には、ポンプケーシン
グ内に吸引される大きな力が加わる。このような状態に
なると、サクションカバーにおける吸引口の周囲と、サ
クションプレートにおける貫通孔の周囲との係合状態が
はずれて、サクションカバーにおける吸引口の周囲がポ
ンプケーシング内に撓むおそれがある。
【0010】サクションカバーがポンプケーシング内に
撓んだ状態になると、その撓んだ部分がポンプケーシン
グ内の羽根車に接触して、羽根車やサクションカバーが
破損したり、羽根車の回転が阻害されてモーターが焼損
するおそれがある。
【0011】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、弾性体によって構成されたサクシ
ョンカバーにおける吸引口の周囲が、ポンプケーシング
内に撓むことを確実に防止することができ、従って、サ
クションカバーや羽根車が損傷するおそれがなく、ま
た、モーターの焼損も防止することができる水中ポンプ
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された本
発明の水中ポンプは、垂直に配置されたモーターの下側
に、そのモーターにおけるローターシャフトの下端部が
進入するように、下面が開放された円筒状のポンプケー
シングが取り付けられており、ポンプケーシング内に位
置するローターシャフトの下端部に羽根車が取り付けら
れた水中ポンプであって、前記ポンプケーシングの下面
が、弾性体によって中心部に吸引口を有する円板状に構
成されたサクションカバーによって覆われるとともに、
このサクションカバーの下面に板金によって中心部に貫
通孔を有する円板状に構成されたサクションプレートが
突き合わされており、そのサクションカバーに、上下方
向に貫通する複数の圧力バランス孔が設けられているこ
とを特徴とする。
【0013】請求項2に記載された本発明の水中ポンプ
は、前記サクションプレートに、上下方向に貫通する複
数の圧力バランス孔が設けられている。
【0014】請求項3に記載された本発明の水中ポンプ
は、前記サクションカバーおよびサクションプレートに
設けられたそれぞれの圧力バランス孔同士が整合状態で
設けられている。
【0015】請求項4に記載された本発明の水中ポンプ
は、垂直に配置されたモーターの下側に、そのモーター
におけるローターシャフトの下端部が進入するように、
下面が開放された円筒状のポンプケーシングが取り付け
られており、ポンプケーシング内に位置するローターシ
ャフトの下端部に羽根車が取り付けられた水中ポンプで
あって、前記ポンプケーシングの下面が、弾性体によっ
て中心部に吸引口を有する円板状に構成されたサクショ
ンカバーによって覆われるとともに、このサクションカ
バーの下面に板金によって中心部に貫通孔を有する円板
状に構成されたサクションプレートが突き合わされてお
り、そのサクションプレートに、上下方向に貫通する複
数の圧力バランス孔が設けられていることを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の水中ポンプの実
施の形態の一例を示す縦断面図である。この水中ポンプ
は、上面が閉塞された円筒状の外側ケーシング10と、
この外側ケーシング10の内部に、外側ケーシング10
とは適当な間隙をあけた状態で配置されたモーター20
と、モーター20の下側に取り付けられたポンプケーシ
ング30とを有している。
【0017】モーター20は、外側ケーシング10に対
してほぼ同心状態になった円筒状のステーターケーシン
グ24と、このステーターケーシング24の軸心部を鉛
直状態で挿通するローターシャフト21と、このロータ
ーシャフト21の外側に一体的に嵌合されたローター2
2と、ローター22を取り囲むようにステーターケーシ
ング24の内周面に取り付けられたステーター23とを
有している。ステーターケーシング24と外側ケーシン
グ10との間の間隙は、上下方向に沿って延びる流出路
13になっている。
【0018】外側ケーシング10の上面には、流出路1
3に連通する吐出口12が、外側ケーシング10の軸心
から偏心した側部に設けられており、この吐出口12を
取り囲むホースニップル14が、外側ケーシング10の
上面に、上方に突出するように取り付けられている。そ
して、このホースニップル14にホース(図示せず)が
取り付けられるようになっている。
【0019】ステーターケーシング24の上側は、上部
ケーシング25によっておおわれており、その上部ケー
シング25内に、コンデンサー等の電気部品が収容され
ている。
【0020】モーター20の軸心部に配置されたロータ
ーシャフト21の上端部は、軸受け26によって回転可
能に支持されている。ローターシャフト21の下端部
は、ステーターケーシング24の底面部24aを貫通し
て下方に延出している。ローターシャフト21の下部
は、ステーターケーシング24の底面部24aにおいて
軸受け29によって回転可能に支持されている。
【0021】ステーターケーシング24の底面部24a
から延出したローターシャフト21の下端部は、ステー
ターケーシング24の下側に取り付けられたシールブラ
ケット28を貫通して、ポンプケーシング30内のポン
プ室31内に進入している。シールブラケット28はア
ルミニウムによって構成されており、ステーターケーシ
ング24の底面部24aとは適当な間隔をあけて配置さ
れている。ステーターケーシング24の底面部24aと
シールブラケット28との間に位置するローターシャフ
ト21は、メカニカルシール27によって軸封されてい
る。ポンプ室31内に進入したローターシャフト21の
下端部には、硬質ゴムによって構成された羽根車51が
取り付けられている。
【0022】ポンプケーシング30は、硬質ゴムによっ
て、上面および下面が開放された円筒状に形成されてお
り、開放された上面に円板状の上面カバー34が嵌合さ
れている。上面カバー34は、シールブラケット28の
下面に圧接されている。上面カバー34は、硬質ゴムに
よって構成されており、その中央部をローターシャフト
21が挿通しており、ローターシャフト21がオイルシ
ール28bによって軸封されている。
【0023】ポンプケーシング30の下面は、中心部に
吸引口35aを有する硬質ゴム製のサクションカバー3
5によって覆われており、サクションカバー35の底面
には、板金製のサクションプレート36が取り付けられ
ている。
【0024】図2(a)はサクションカバー35の底面
図、図2(b)は、図2(a)のA−A線における断面
図、図2(c)はサクションカバー35の平面図であ
る。弾性体である硬質ゴムによって構成されサクション
カバー35の中心部には、吸引口35aが設けられてお
り、また、サクションカバー35の底面には、吸引口3
5aの周囲を取り囲む円筒状のボス部35bが、下方に
突出した状態で設けられている。ボス部35bの外周面
には、サクションカバー35の底面に沿って凹溝35c
が全周にわたって設けられている。
【0025】サクションカバー35には、ボス部35b
を取り囲むように、上下方向に貫通する6つの圧力バラ
ンス孔35dが設けられている。各圧力バランス孔35
dは、それぞれ3つずつが、吸引口35aの異なる直径
の同心円上に、周方向に等しい間隔をあけて設けられて
おり、一方の同心円上に設けられた3つの圧力バランス
孔35dの中間に、他方の同心円上に設けられた3つの
圧力バランス孔35dが位置している。また、サクショ
ンカバー35の周縁部には、周方向に等しい間隔をあけ
て、3つのボルト挿通孔35eが設けられている。
【0026】図1に示すように、板金によって円板状に
構成されたサクションプレート36は、中心部に貫通孔
36aが設けられており、その貫通孔36aが、サクシ
ョンカバー35のボス部35bに嵌合されて、貫通孔3
6aの周縁部が、ボス部35bに設けられた凹溝35c
内に係合している。サクションプレート36は、サクシ
ョンカバー35の底面に突き合わされており、サクショ
ンカバー35とともに、周方向に等しい間隔をあけて配
置された3つのボルト32によって、シールブラケット
28に一体的に取り付けられている。各ボルト32は、
サクションカバー35の各ボルト挿通孔35e内を挿通
している。
【0027】ポンプケーシング30、サクションカバー
35、およびサクションプレート36は、ストレーナー
44によって覆われており、このストレーナー44も、
サクションプレート36をサクションカバー35ととも
に、3つのボルト32によって、シールブラケット28
に一体的に取り付けられている。
【0028】このような構成の水中ポンプでは、モータ
ー20の駆動によってローターシャフト21が回転する
と、ポンプケーシング30内のポンプ室31内に配置さ
れた羽根車51が回転し、ストレーナー44の周面に設
けられた多数の透孔、およびサクションカバー35に設
けられた吸引口35aを通って、このポンプケーシング
30内に流体が流入する。ポンプケーシング30内に流
入した流体は、外側ケーシング10とステーターケーシ
ング24および上部ケーシング25との間に設けられた
流出路13内に流入する。流出路13内に流入した水
は、渦流となって上方へと移動し、外側ケーシング10
の上面に形成された吐出口12から吐出される。
【0029】このとき、硬質ゴムによって構成されたポ
ンプケーシング30の底面を覆う硬質ゴム製のサクショ
ンカバー35における吸引口35aの周囲も、ポンプ室
31内に吸引される。しかし、硬質ゴム製のサクション
カバー35の底面には、板金製のサクションプレート3
6が突き合わされて、ボルト32によって一体的に取り
付けられて、サクションカバー35における吸引口35
aの周囲が、サクションプレート36における貫通孔3
6aの周囲に係合されているために、サクションカバー
35における吸引口35aの周囲が、ポンプ室31内に
撓むことが防止される。
【0030】しかも、サクションカバー35には、上下
方向に貫通する6つの圧力バランス孔35dが設けられ
ているために、低圧になったポンプ室31内に面するサ
クションカバー35の上面と下面との間の圧力差が、各
圧力バランス孔35dによって解消され、吸引口35a
の周囲がポンプ室31内に撓むことが、より確実に防止
される。
【0031】さらに、ポンプ室31内に流入する流体量
が増加して、ポンプ室31の内部の圧力が低下し、サク
ションカバー35における吸引口35aの周囲に、ポン
プ室31内に吸引される大きな力が加わるような場合に
も、低圧になったポンプ室31内に面するサクションカ
バー35の上面と下面との間の圧力差が、各圧力バラン
ス孔35dによって解消されるために、吸引口35aの
周囲がポンプ室31内に撓むおそれがない。
【0032】その結果、サクションカバー35における
吸引口35aの周囲がポンプ室31内に撓んで、サクシ
ョンカバー35がサクションプレートとの係合状態が解
消され、サクションカバー35の吸引口35aの周囲が
ポンプ室31内に撓んで羽根車51に接触するようなお
それがない。従って、羽根車51やサクションカバー3
5が損傷したり、羽根車51が過負荷になることによっ
てモーター20が焼損することが確実に防止される。
【0033】なお、上記実施の形態では、サクションカ
バー35に、複数の圧力バランス孔35dを設ける構成
であったが、本発明はこのような構成に限るものではな
く、例えば、図3に示すように、サクションカバー35
に圧力バランス孔を設けることなく、サクションプレー
ト36の貫通孔36aの周囲に、上下方向に貫通する複
数の圧力バランス孔36bを設けるようにしてもよい。
各圧力バランス孔36bは、吸引口35aの同心円上に
それぞれ配置されている。
【0034】この場合には、サクションプレート36の
各圧力バランス孔36bによって、サクションプレート
36の上面と下面との圧力差が解消されるために、サク
ションプレート36における貫通孔36aの周囲が、ポ
ンプ室31側に撓むことが防止される。従って、このよ
うなサクションプレート36によって、その吸引口35
aの周囲が支持されたサクションカバー35は、吸引口
35aの周囲がポンプ室31内に撓むことが確実に防止
される。
【0035】また、図4に示すように、サクションカバ
ー35およびサクションプレート36に、それぞれ6つ
の圧力バランス孔35dおよび36bを設けるようにし
てもよい。サクションカバー35に設けられた各圧力バ
ランス孔35dは、それぞれ3つずつが、吸引口35a
の異なる同心円上にそれぞれ配置されており、一方の同
心円上の3つの各圧力バランス孔35dが、他方の同心
円上の3つの各バランス孔35dの中間に位置してい
る。そして、サクションプレート36に設けられた各圧
力バランス孔36bは、サクションカバー35に設けら
れた各圧力バランス孔35dとは相互に整合した状態に
なっており、サクションカバー35の上面とサクション
プレート36の下面とが連通している。
【0036】このように、サクションカバー35および
サクションプレート36に、6つの圧力バランス孔35
dおよび36bが、相互に整合した状態でそれぞれ設け
られていることによって、サクションカバー35におけ
るポンプ室31内に面した上面と、サクションプレート
36の下面との圧力差が解消され、サクションカバー3
5における吸引口35aの周囲がポンプ室31内に撓む
ことが防止される。
【0037】さらに、図5に示すように、サクションカ
バー35およびサクションプレート36に、それぞれ6
つの圧力バランス孔35dおよび36bを設ける際に、
サクションプレート36に設けられた各圧力バランス孔
36bと、サクションカバー35に設けられた各圧力バ
ランス孔35dとが、相互に整合しない状態で配置して
もよい。サクションカバー35の各圧力バランス孔35
dは、吸引口35aの同心円上にそれぞれ周方向に等し
い間隔をあけて配置されており、サクションプレート3
6の各圧力バランス孔36bは、その同心円とは異なる
直径の同心円上にそれぞれ周方向に等しい間隔をあけて
配置されている。
【0038】この場合には、サクションカバー35の上
面と下面との圧力差が、各圧力バランス孔35dによっ
て解消され、また、サクションプレート36の上面と下
面との圧力差が、各圧力バランス孔36bによって解消
されるために、サクションプレート36における貫通孔
36aの周囲がポンプ室31内に吸引されるおそれがな
く、また、このようなサクションプレート36によって
支持されたサクションカバー35自体も上面と下面との
圧力差が解消された状態になっているために、吸引口3
5aの周囲がポンプ室31内に吸引されることが、より
一層確実に防止される。さらに、サクションカバー35
とサクションプレート36との係合状態が解除されるお
それもない。
【0039】
【発明の効果】本発明の水中ポンプは、このように、弾
性体によって構成されたサクションカバーと、板金製の
サクションプレートのいずれか一方、あるいは両方に、
上下方向に貫通する圧力バランス孔を設けているため
に、サクションカバーの上面と下面との間の圧力差、あ
るいはサクションプレートの上面と下面との間の圧力差
が解消されるために、サクションカバーおよびサクショ
ンプレートが、ポンプケーシング内に撓むことが確実に
防止される。従って、サクションカバーと羽根車の接触
によるサクションカバーおよび羽根車が損傷したり、モ
ーターが焼損するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中ポンプの実施の形態の一例を示す
縦断面図である。
【図2】(a)は、その水中ポンプに使用されるサクシ
ョンカバーの底面図、(b)は、(a)のA−A線にお
ける断面図、(c)は、そのサクションカバーの平面図
である。
【図3】(a)は、本発明の水中ポンプの実施の形態の
他の例におけるサクションカバーおよびサクションプレ
ートの一体化された状態の底面図、(b)は、(a)の
A−A線における断面図、(c)は、そのサクションカ
バーおよびサクションプレートの一体化された状態の平
面図である。
【図4】(a)は、本発明の水中ポンプの実施の形態の
さらに他の例におけるサクションカバーおよびサクショ
ンプレートが一体化された状態の底面図、(b)は、
(a)のA−A線における断面図、(c)は、そのサク
ションカバーおよびサクションプレートが一体化された
状態の平面図である。
【図5】(a)は、本発明の水中ポンプの実施の形態の
さらに他の例におけるサクションカバーおよびサクショ
ンプレートが一体化された状態の底面図、(b)は、
(a)のA−A線における断面図、(c)は、そのサク
ションカバーおよびサクションプレートの一体化された
状態の平面図である。
【符号の説明】
10 外側ケーシング 12 吐出口 13 流出路 20 モーター 21 ローターシャフト 22 ローター 23 ステーター 24 ステーターケーシング 25 上部ケーシング 27 メカニカルシール 28 シールブラケット 28b オイルシール 30 ポンプケーシング 31 ポンプ室 32 ボルト 34 上面カバー 35 サクションカバー 35a 吸引口 35b ボス部 35c 凹溝 35d 圧力バランス孔 35e ボルト挿通孔 36 サクションプレート 36a 貫通孔 51 羽根車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に配置されたモーターの下側に、そ
    のモーターにおけるローターシャフトの下端部が進入す
    るように、下面が開放された円筒状のポンプケーシング
    が取り付けられており、ポンプケーシング内に位置する
    ローターシャフトの下端部に羽根車が取り付けられた水
    中ポンプであって、 前記ポンプケーシングの下面が、弾性体によって中心部
    に吸引口を有する円板状に構成されたサクションカバー
    によって覆われるとともに、このサクションカバーの下
    面に板金によって中心部に貫通孔を有する円板状に構成
    されたサクションプレートが突き合わされており、その
    サクションカバーに、上下方向に貫通する複数の圧力バ
    ランス孔が設けられていることを特徴とする水中ポン
    プ。
  2. 【請求項2】 前記サクションプレートに、上下方向に
    貫通する複数の圧力バランス孔が設けられている請求項
    1に記載の水中ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記サクションカバーおよびサクション
    プレートに設けられたそれぞれの圧力バランス孔同士が
    整合状態で設けられている請求項2に記載の水中ポン
    プ。
  4. 【請求項4】 垂直に配置されたモーターの下側に、そ
    のモーターにおけるローターシャフトの下端部が進入す
    るように、下面が開放された円筒状のポンプケーシング
    が取り付けられており、ポンプケーシング内に位置する
    ローターシャフトの下端部に羽根車が取り付けられた水
    中ポンプであって、 前記ポンプケーシングの下面が、弾性体によって中心部
    に吸引口を有する円板状に構成されたサクションカバー
    によって覆われるとともに、このサクションカバーの下
    面に板金によって中心部に貫通孔を有する円板状に構成
    されたサクションプレートが突き合わされており、その
    サクションプレートに、上下方向に貫通する複数の圧力
    バランス孔が設けられていることを特徴とする水中ポン
    プ。
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