JPH10184867A - 自動変速機のバンドブレーキ支持装置 - Google Patents
自動変速機のバンドブレーキ支持装置Info
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- JPH10184867A JPH10184867A JP8354672A JP35467296A JPH10184867A JP H10184867 A JPH10184867 A JP H10184867A JP 8354672 A JP8354672 A JP 8354672A JP 35467296 A JP35467296 A JP 35467296A JP H10184867 A JPH10184867 A JP H10184867A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 43
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Structure Of Transmissions (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バンドブレーキのドラムを多軸構成の軸でオ
フセットして支持する場合に、可能な限り支持装置の大
型化を避ける。 【解決手段】 自動変速機は、その回転要素S2に連結
されたブレーキドラム31と、その締結用のブレーキバ
ンド32を有するバンドブレーキ(B−2)を備える。
ブレーキドラム31を第1の軸受51を介して中空の第
1軸16に軸方向にオフセットした位置で支持し、第1
軸16を、バンドブレーキ(B−2)と径方向に重なる
軸方向位置に配置した第2の軸受52を介して第2軸1
4に支持した。
フセットして支持する場合に、可能な限り支持装置の大
型化を避ける。 【解決手段】 自動変速機は、その回転要素S2に連結
されたブレーキドラム31と、その締結用のブレーキバ
ンド32を有するバンドブレーキ(B−2)を備える。
ブレーキドラム31を第1の軸受51を介して中空の第
1軸16に軸方向にオフセットした位置で支持し、第1
軸16を、バンドブレーキ(B−2)と径方向に重なる
軸方向位置に配置した第2の軸受52を介して第2軸1
4に支持した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機のバン
ドブレーキに関し、特に、該ブレーキのドラムを軸に支
持するバンドブレーキ支持装置に関する。
ドブレーキに関し、特に、該ブレーキのドラムを軸に支
持するバンドブレーキ支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機において、その回転部材を変
速機ケースに係止させる摩擦係合要素としてバンドブレ
ーキが用いられるが、こうしたバンドブレーキのドラム
は、一般に、その径方向内方の支持部をブレーキドラム
の軸方向幅内におさまる位置でベアリングを介して変速
機ケースに支持され、それによりブレーキバンド締結時
にドラムにかかるラジアル力による支持部回りのモーメ
ント力が軸受部に作用しないようにしている。こうした
構成のバンドブレーキ支持装置として、従来、特開平2
−129442号公報に開示の技術がある。そして、こ
のような構成を採ると、軸受部にかかる負荷を軽減し
て、ブレーキドラム支持構造を簡素化することができ
る。
速機ケースに係止させる摩擦係合要素としてバンドブレ
ーキが用いられるが、こうしたバンドブレーキのドラム
は、一般に、その径方向内方の支持部をブレーキドラム
の軸方向幅内におさまる位置でベアリングを介して変速
機ケースに支持され、それによりブレーキバンド締結時
にドラムにかかるラジアル力による支持部回りのモーメ
ント力が軸受部に作用しないようにしている。こうした
構成のバンドブレーキ支持装置として、従来、特開平2
−129442号公報に開示の技術がある。そして、こ
のような構成を採ると、軸受部にかかる負荷を軽減し
て、ブレーキドラム支持構造を簡素化することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のよう
に、ブレーキドラムをその軸方向幅内の径方向内方の部
分で支持できる場合はよいとして、関連機構の配置上の
制約から、ブレーキドラムの支持部を自動変速機ケース
ではなく、回転軸とする構成を採らざるを得ない場合が
ある。この場合には、回転軸の連結関係や、他の回転部
材の配置などの制約により、ブレーキバンド係合面の内
周ではなく、係合面に対して軸方向にオフセットさせて
ベアリング等の支持部材を配置せざるを得ない。その場
合、支持部材としてのベアリングにオフセット量に応じ
たモーメント力が作用することになり、ベアリングの大
型化は避けられないが、回転軸が多軸構成の場合、ブレ
ーキドラムを支持する回転軸に作用する大きなモーメン
ト力が他の回転軸にも影響することになり、支持構成に
よっては他の回転軸の支持部材の大型化をも招くことに
なる可能性がある。
に、ブレーキドラムをその軸方向幅内の径方向内方の部
分で支持できる場合はよいとして、関連機構の配置上の
制約から、ブレーキドラムの支持部を自動変速機ケース
ではなく、回転軸とする構成を採らざるを得ない場合が
ある。この場合には、回転軸の連結関係や、他の回転部
材の配置などの制約により、ブレーキバンド係合面の内
周ではなく、係合面に対して軸方向にオフセットさせて
ベアリング等の支持部材を配置せざるを得ない。その場
合、支持部材としてのベアリングにオフセット量に応じ
たモーメント力が作用することになり、ベアリングの大
型化は避けられないが、回転軸が多軸構成の場合、ブレ
ーキドラムを支持する回転軸に作用する大きなモーメン
ト力が他の回転軸にも影響することになり、支持構成に
よっては他の回転軸の支持部材の大型化をも招くことに
なる可能性がある。
【0004】そこで、本発明は、自動変速機におけるバ
ンドブレーキのドラムを多軸構成の回転軸で軸方向にオ
フセットして支持する場合において、可能な限り装置の
大型化を避け得るバンドブレーキ支持装置を提供するこ
とを第1の目的とする。
ンドブレーキのドラムを多軸構成の回転軸で軸方向にオ
フセットして支持する場合において、可能な限り装置の
大型化を避け得るバンドブレーキ支持装置を提供するこ
とを第1の目的とする。
【0005】次に、本発明は、上記支持装置において、
他のバンドブレーキ支持構造と関連付けた軸受配置によ
り、支持構造のコンパクト化をより実効あるものとする
ことを第2の目的とする。
他のバンドブレーキ支持構造と関連付けた軸受配置によ
り、支持構造のコンパクト化をより実効あるものとする
ことを第2の目的とする。
【0006】更に、本発明は、上記支持装置の具体的な
ギヤトレインへの適用を第3の目的とする。
ギヤトレインへの適用を第3の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するため、本発明は、自動変速機の回転部材に連結され
たブレーキドラムと、該ブレーキドラムを締めつけて変
速機ケースに係止するブレーキバンドを有する少なくと
も第1のバンドブレーキを備える自動変速機において、
前記ブレーキドラムを第1の軸受を介して支持する中空
の第1軸と、第1軸を第2の軸受を介して支持する第2
軸とを備え、第2の軸受は、第1のバンドブレーキと径
方向に重なる軸方向位置に配置されたことを特徴とす
る。
するため、本発明は、自動変速機の回転部材に連結され
たブレーキドラムと、該ブレーキドラムを締めつけて変
速機ケースに係止するブレーキバンドを有する少なくと
も第1のバンドブレーキを備える自動変速機において、
前記ブレーキドラムを第1の軸受を介して支持する中空
の第1軸と、第1軸を第2の軸受を介して支持する第2
軸とを備え、第2の軸受は、第1のバンドブレーキと径
方向に重なる軸方向位置に配置されたことを特徴とす
る。
【0008】次に、上記第2の目的を達成するため、自
動変速機は、該変速機の他の回転部材に連結された第2
のブレーキドラムを有する第2のバンドブレーキを備
え、前記第1軸は、第2のブレーキドラムに連結され、
第2のバンドブレーキは、第1のバンドブレーキに対し
て軸方向に並んで配置され、第1軸と第2軸との間で、
第2のバンドブレーキと径方向に重なる軸方向位置に第
3の軸受が設けられた構成とされる。
動変速機は、該変速機の他の回転部材に連結された第2
のブレーキドラムを有する第2のバンドブレーキを備
え、前記第1軸は、第2のブレーキドラムに連結され、
第2のバンドブレーキは、第1のバンドブレーキに対し
て軸方向に並んで配置され、第1軸と第2軸との間で、
第2のバンドブレーキと径方向に重なる軸方向位置に第
3の軸受が設けられた構成とされる。
【0009】そして、上記第3の目的を達成するため、
前記両回転部材は、プラネタリギヤセットの構成要素と
され、プラネタリギヤセットは、その構成要素として、
互いに連結一体化されてキャリアに支持された小径のピ
ニオンギヤ及び大径のピニオンギヤと、小径のピニオン
ギヤに噛合する大径の第1のサンギヤと、大径のピニオ
ンギヤに噛合する小径の第2のサンギヤを備え、第1の
バンドブレーキのブレーキドラムは、第1のサンギヤに
連結され、第2のブレーキドラムは、第2のサンギヤに
連結され、第1のバンドブレーキは、第2のサンギヤの
径方向外方に配置され、第2のバンドブレーキは、第1
のサンギヤに隣接する側に配設され、第1の軸受は、大
径の第1のサンギヤの内周側に配置された構成とされ
る。
前記両回転部材は、プラネタリギヤセットの構成要素と
され、プラネタリギヤセットは、その構成要素として、
互いに連結一体化されてキャリアに支持された小径のピ
ニオンギヤ及び大径のピニオンギヤと、小径のピニオン
ギヤに噛合する大径の第1のサンギヤと、大径のピニオ
ンギヤに噛合する小径の第2のサンギヤを備え、第1の
バンドブレーキのブレーキドラムは、第1のサンギヤに
連結され、第2のブレーキドラムは、第2のサンギヤに
連結され、第1のバンドブレーキは、第2のサンギヤの
径方向外方に配置され、第2のバンドブレーキは、第1
のサンギヤに隣接する側に配設され、第1の軸受は、大
径の第1のサンギヤの内周側に配置された構成とされ
る。
【0010】
【発明の作用及び効果】上記請求項1記載の構成では、
第1のバンドブレーキを第2軸に支持する中間軸として
の第1軸に対する第1の軸受は、第1のバンドブレーキ
に対して軸方向にオフセットして配設されるため、第1
の軸受にはオフセット量に応じた大きなモーメント力が
作用するのを避けがたく、大型とならざるを得ないが、
第1のバンドブレーキを第1軸を介して支持する第2の
軸受は、第1のバンドブレーキと軸方向位置において径
方向に重なって配置されるので、第2の軸受には大きな
モーメントは作用しないため、小型化することができ、
結果として第1のバンドブレーキの支持構造を総合的に
小さな構成とすることができる。
第1のバンドブレーキを第2軸に支持する中間軸として
の第1軸に対する第1の軸受は、第1のバンドブレーキ
に対して軸方向にオフセットして配設されるため、第1
の軸受にはオフセット量に応じた大きなモーメント力が
作用するのを避けがたく、大型とならざるを得ないが、
第1のバンドブレーキを第1軸を介して支持する第2の
軸受は、第1のバンドブレーキと軸方向位置において径
方向に重なって配置されるので、第2の軸受には大きな
モーメントは作用しないため、小型化することができ、
結果として第1のバンドブレーキの支持構造を総合的に
小さな構成とすることができる。
【0011】更に、請求項2記載の構成では、隣接する
2つのブレーキドラムを多軸構造で支持する場合に、第
1のバンドブレーキの支持構造については、上記の理由
で全体としてコンパクトな支持構造となるのに加えて、
第2の軸受は、第1のバンドブレーキと軸方向位置にお
いて重なって配置される結果、第2のバンドブレーキの
内側に第3の軸受が配設されることとなり、それにより
第2のバンドブレーキに対する第3の軸受のオフセット
量を小さくすることができるので、第3の軸受にかかる
モーメント力を小さくして、第3の軸受もコンパクトな
構成とすることができる。この場合に、第1のブレーキ
ドラムにかかる荷重は、第2の軸受が第1のバンドブレ
ーキに近いため第3の軸受にはあまり作用しないので、
第1のブレーキドラムのために第3の軸受を大きくする
必要はない。よって、第1軸と第2軸との間に配設され
る第2及び第3の軸受は、共にコンパクトな構成とする
ことができ、両ブレーキの支持構造を全体としてコンパ
クトにすることができる。
2つのブレーキドラムを多軸構造で支持する場合に、第
1のバンドブレーキの支持構造については、上記の理由
で全体としてコンパクトな支持構造となるのに加えて、
第2の軸受は、第1のバンドブレーキと軸方向位置にお
いて重なって配置される結果、第2のバンドブレーキの
内側に第3の軸受が配設されることとなり、それにより
第2のバンドブレーキに対する第3の軸受のオフセット
量を小さくすることができるので、第3の軸受にかかる
モーメント力を小さくして、第3の軸受もコンパクトな
構成とすることができる。この場合に、第1のブレーキ
ドラムにかかる荷重は、第2の軸受が第1のバンドブレ
ーキに近いため第3の軸受にはあまり作用しないので、
第1のブレーキドラムのために第3の軸受を大きくする
必要はない。よって、第1軸と第2軸との間に配設され
る第2及び第3の軸受は、共にコンパクトな構成とする
ことができ、両ブレーキの支持構造を全体としてコンパ
クトにすることができる。
【0012】また、更に具体的な配設構造としての請求
項3記載の構成では、第1のバンドブレーキに対して軸
方向にオフセットされて大型なものとなる第1の軸受
を、小径のピニオンギヤに噛合するために大径となる第
1のサンギヤの内周の余剰空間に配置することができる
ので、プラネタリギヤセットと関連付けた空間の有効利
用により、自動変速機全体をコンパクトな構成とするこ
とができる。
項3記載の構成では、第1のバンドブレーキに対して軸
方向にオフセットされて大型なものとなる第1の軸受
を、小径のピニオンギヤに噛合するために大径となる第
1のサンギヤの内周の余剰空間に配置することができる
ので、プラネタリギヤセットと関連付けた空間の有効利
用により、自動変速機全体をコンパクトな構成とするこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態を示す図
面を参照しながら説明する。図1に断面を示すように、
この装置は、自動変速機の回転部材(本形態においてサ
ンギヤS2)に連結されたブレーキドラム31と、ブレ
ーキドラム31を締めつけて図示しない変速機ケースに
係止するブレーキバンド32を有する第1のバンドブレ
ーキ(B−2)を備える。そして、その支持装置は、第
1のブレーキドラム31を第1の軸受51を介して支持
する中空の第1軸(本形態においてサンギヤ軸)16
と、第1軸16を第2の軸受52を介して支持する第2
軸(本形態において入力軸)14とを備え、本発明に従
い、第2の軸受52は、第1のバンドブレーキ(B−
2)と径方向に重なる軸方向位置に配置されている。
面を参照しながら説明する。図1に断面を示すように、
この装置は、自動変速機の回転部材(本形態においてサ
ンギヤS2)に連結されたブレーキドラム31と、ブレ
ーキドラム31を締めつけて図示しない変速機ケースに
係止するブレーキバンド32を有する第1のバンドブレ
ーキ(B−2)を備える。そして、その支持装置は、第
1のブレーキドラム31を第1の軸受51を介して支持
する中空の第1軸(本形態においてサンギヤ軸)16
と、第1軸16を第2の軸受52を介して支持する第2
軸(本形態において入力軸)14とを備え、本発明に従
い、第2の軸受52は、第1のバンドブレーキ(B−
2)と径方向に重なる軸方向位置に配置されている。
【0014】更に、この自動変速機は、自動変速機の他
の回転部材(本形態において図示しないサンギヤ)に連
結された第2のブレーキドラム41を有する第2のバン
ドブレーキ(B−1)を備え、第1軸としてのサンギヤ
軸16は、第2のブレーキドラム41に連結され、第2
のバンドブレーキ(B−1)は、第1のバンドブレーキ
(B−2)に対して軸方向に並んで配置され、サンギヤ
軸16と第2軸としての入力軸14との間で、第2のバ
ンドブレーキ(B−1)と径方向に重なる軸方向位置に
第3の軸受53が設けられている。
の回転部材(本形態において図示しないサンギヤ)に連
結された第2のブレーキドラム41を有する第2のバン
ドブレーキ(B−1)を備え、第1軸としてのサンギヤ
軸16は、第2のブレーキドラム41に連結され、第2
のバンドブレーキ(B−1)は、第1のバンドブレーキ
(B−2)に対して軸方向に並んで配置され、サンギヤ
軸16と第2軸としての入力軸14との間で、第2のバ
ンドブレーキ(B−1)と径方向に重なる軸方向位置に
第3の軸受53が設けられている。
【0015】上記のように構成された支持装置におい
て、第1のバンドブレーキ(B−2)の締結によりブレ
ーキドラム31にかかるラジアル力をF、この力を受け
る第1の軸受51の両反力点に発生する反力をそれぞれ
F1,F2、ラジアル力Fの作用点から第1の軸受51
の両反力点までの軸方向距離をそれぞれモーメントアー
ムa,bとすると、先ず、モーメントのつりあいより、 F・(a+b)−F1・b=0 F・a−F2・b=0 の関係が成立する。これらを整理すると、 F1={(a+b)/b}・F F2=(a/b)・F となる。ここに、モーメントアームa及びモーメントア
ームbは、第1のバンドブレーキ(B−2)の軸方向位
置に対する第1の軸受51のオフセット量により決まる
ので、ラジアル力Fに対するオフセット量に応じた両反
力F1,F2の増大は不可避である。
て、第1のバンドブレーキ(B−2)の締結によりブレ
ーキドラム31にかかるラジアル力をF、この力を受け
る第1の軸受51の両反力点に発生する反力をそれぞれ
F1,F2、ラジアル力Fの作用点から第1の軸受51
の両反力点までの軸方向距離をそれぞれモーメントアー
ムa,bとすると、先ず、モーメントのつりあいより、 F・(a+b)−F1・b=0 F・a−F2・b=0 の関係が成立する。これらを整理すると、 F1={(a+b)/b}・F F2=(a/b)・F となる。ここに、モーメントアームa及びモーメントア
ームbは、第1のバンドブレーキ(B−2)の軸方向位
置に対する第1の軸受51のオフセット量により決まる
ので、ラジアル力Fに対するオフセット量に応じた両反
力F1,F2の増大は不可避である。
【0016】このようにして第1の軸受51に作用する
ラジアル力Fは、ブレーキドラム31により2つの力F
1,F2に分配されて第2のブレーキドラム41にも作
用する。これらの力により、図2に示すように、第2及
び第3の軸受52,53にも反力F3,F4が発生す
る。これらの反力F3,F4は、力F1の作用点からの
モーメントアームをそれぞれc,dとして、モーメント
のつりあいにより、第2の軸受52については、 F1・d−F3・(c+d)+F2・(b−d)=0 第3の軸受53については、 F2・(b+c)+F4・(c+d)−F1・c=0 の関係が成立し、これを整理すると、 F3={(a+d)/(c+d)}・F F4={(c−a)/(c+d)}・F となる。ここで各モーメントアームa〜dを図3に示す
ように、a+d=f、c−a=eと置き替えると、c+
d=e+fとなり、これを上記の式に代入すると、 F3={f/(e+f)}・F F4={e/(e+f)}・F となる。したがって、モーメントアームeをモーメント
アームfに対して十分小さく採ると、F3≒F、F4≒
0として、第1のバンドブレーキ(B−2)係合時のほ
ぼ全荷重を第1の軸受51を介して第2の軸受52で受
けることができる。
ラジアル力Fは、ブレーキドラム31により2つの力F
1,F2に分配されて第2のブレーキドラム41にも作
用する。これらの力により、図2に示すように、第2及
び第3の軸受52,53にも反力F3,F4が発生す
る。これらの反力F3,F4は、力F1の作用点からの
モーメントアームをそれぞれc,dとして、モーメント
のつりあいにより、第2の軸受52については、 F1・d−F3・(c+d)+F2・(b−d)=0 第3の軸受53については、 F2・(b+c)+F4・(c+d)−F1・c=0 の関係が成立し、これを整理すると、 F3={(a+d)/(c+d)}・F F4={(c−a)/(c+d)}・F となる。ここで各モーメントアームa〜dを図3に示す
ように、a+d=f、c−a=eと置き替えると、c+
d=e+fとなり、これを上記の式に代入すると、 F3={f/(e+f)}・F F4={e/(e+f)}・F となる。したがって、モーメントアームeをモーメント
アームfに対して十分小さく採ると、F3≒F、F4≒
0として、第1のバンドブレーキ(B−2)係合時のほ
ぼ全荷重を第1の軸受51を介して第2の軸受52で受
けることができる。
【0017】次に、図4に示すように、ブレーキ(B−
1)係合時にブレーキドラム41にラジアル力Fが作用
すると、第2及び第3の軸受52,53にそれぞれ反力
F5,F6が発生する。これらの反力F5,F6は、ラ
ジアル力Fの作用点に対するそれぞれのモーメントアー
ムをそれぞれg+h,hとすると、モーメントのつりあ
いより、第2の軸受52については、 F・(g+h)−F6・g=0 また、第3の軸受53については、 F・h−F5・g=0 となる。これらを整理すると、 F5=(h/g)・F F6={(g+h)/g}・F となる。したがって、モーメントアームhをモーメント
アームgに対して十分小さく採ると、F5≒0、F6≒
Fとして、第2のバンドブレーキ(B−1)係合時のほ
ぼ全荷重を第3の軸受53で受けることができる。
1)係合時にブレーキドラム41にラジアル力Fが作用
すると、第2及び第3の軸受52,53にそれぞれ反力
F5,F6が発生する。これらの反力F5,F6は、ラ
ジアル力Fの作用点に対するそれぞれのモーメントアー
ムをそれぞれg+h,hとすると、モーメントのつりあ
いより、第2の軸受52については、 F・(g+h)−F6・g=0 また、第3の軸受53については、 F・h−F5・g=0 となる。これらを整理すると、 F5=(h/g)・F F6={(g+h)/g}・F となる。したがって、モーメントアームhをモーメント
アームgに対して十分小さく採ると、F5≒0、F6≒
Fとして、第2のバンドブレーキ(B−1)係合時のほ
ぼ全荷重を第3の軸受53で受けることができる。
【0018】かくして、上記実施形態の構成では、第1
のバンドブレーキ(B−2)に対して、第1の軸受51
を軸方向にオフセットして配設せざるを得ない場合にお
いて、第1の軸受51には、大きなモーメントが作用す
るので、比較的大きなものとなってしまうが、第1軸を
支持する第2の軸受52は、第1のバンドブレーキ(B
−2)と軸方向位置において重なって配置されているの
で、第2の軸受52には大きなモーメントは作用せず、
小さな構成とすることができる。
のバンドブレーキ(B−2)に対して、第1の軸受51
を軸方向にオフセットして配設せざるを得ない場合にお
いて、第1の軸受51には、大きなモーメントが作用す
るので、比較的大きなものとなってしまうが、第1軸を
支持する第2の軸受52は、第1のバンドブレーキ(B
−2)と軸方向位置において重なって配置されているの
で、第2の軸受52には大きなモーメントは作用せず、
小さな構成とすることができる。
【0019】更に、隣接する2つのブレーキドラム3
1,41を多軸構造で受ける場合に、第2の軸受52
は、第1のバンドブレーキ(B−2)と軸方向位置にお
いて重なって配置されているので、第2のバンドブレー
キ(B−1)の内側に、第3の軸受53が配設可能とな
る。その場合、第2のバンドブレーキ(B−1)と第3
の軸受53のオフセットは小さくなるので、第3の軸受
53もコンパクトな構成とすることができる。また、第
1のブレキードラム31にかかる荷重は、第3の軸受5
3にはあまり作用しないので、第1のブレーキドラム3
1のために軸受を大きくする必要はない。よって、第1
軸16と第2軸14との間に配設される第2及び第3の
軸受52,53は、共にコンパクトな構成とでき、支持
構造を全体としてコンパクトにできる。
1,41を多軸構造で受ける場合に、第2の軸受52
は、第1のバンドブレーキ(B−2)と軸方向位置にお
いて重なって配置されているので、第2のバンドブレー
キ(B−1)の内側に、第3の軸受53が配設可能とな
る。その場合、第2のバンドブレーキ(B−1)と第3
の軸受53のオフセットは小さくなるので、第3の軸受
53もコンパクトな構成とすることができる。また、第
1のブレキードラム31にかかる荷重は、第3の軸受5
3にはあまり作用しないので、第1のブレーキドラム3
1のために軸受を大きくする必要はない。よって、第1
軸16と第2軸14との間に配設される第2及び第3の
軸受52,53は、共にコンパクトな構成とでき、支持
構造を全体としてコンパクトにできる。
【0020】
【実施例】次に、図5は、上記構成を具体的な自動変速
機Tのギヤトレインに適用した実施例を示す。この自動
変速機Tは、基本的には、変速機構Mの両端に入力クラ
ッチ(C−1,C−2)を配置し、それらクラッチの油
圧サーボ21,22を変速機ケース10に埋設し、前進
変速段達成用の各ブレーキ(B−1, B−2,B−3)
を全てバンドブレーキとしてプラネタリギヤセットM
1,M2,M3の外周側に配置し、変速機構Mの中央部
から出力を取り出す構成を採って、変速機構Mの限界に
近い小型化を図った点を特徴としている。
機Tのギヤトレインに適用した実施例を示す。この自動
変速機Tは、基本的には、変速機構Mの両端に入力クラ
ッチ(C−1,C−2)を配置し、それらクラッチの油
圧サーボ21,22を変速機ケース10に埋設し、前進
変速段達成用の各ブレーキ(B−1, B−2,B−3)
を全てバンドブレーキとしてプラネタリギヤセットM
1,M2,M3の外周側に配置し、変速機構Mの中央部
から出力を取り出す構成を採って、変速機構Mの限界に
近い小型化を図った点を特徴としている。
【0021】この自動変速機Tの変速機構Mは、いわゆ
るキャリア・リングギヤ連結の2段のプラネタリギヤセ
ットM1,M3の各要素を2つの入力クラッチ(C−
1,C−2)と2つのブレーキ(B−3,B−R)で制
御することで、前進3速・後進1速を達成可能な機構
に、1段のプラネタリギヤセットM2と、2つのブレー
キ(B−1, B−2)を付加し、2つのプラネタリギヤ
セットM1,M2を関連制御することで、オーバドライ
ブ構成の第4,5速が得られるギヤトレインとされてい
る。
るキャリア・リングギヤ連結の2段のプラネタリギヤセ
ットM1,M3の各要素を2つの入力クラッチ(C−
1,C−2)と2つのブレーキ(B−3,B−R)で制
御することで、前進3速・後進1速を達成可能な機構
に、1段のプラネタリギヤセットM2と、2つのブレー
キ(B−1, B−2)を付加し、2つのプラネタリギヤ
セットM1,M2を関連制御することで、オーバドライ
ブ構成の第4,5速が得られるギヤトレインとされてい
る。
【0022】こうした構成に沿い、両ギヤセットM1,
M2のピニオンギヤP1,P2は連結一体化され、両ギ
ヤセットM1,M3のそれぞれのリングギヤR1,R3
とキャリアC3,C1は相互に連結され、ギヤセットM
1のサンギヤS1とキャリアC1は、入力要素とすべ
く、それぞれクラッチ(C−1,C−2)を介して、図
示しないトルクコンバータのタービン軸に連なる入力軸
14に連結されている。そして、相互に連結されたリン
グギヤR1とキャリアC3は、出力要素としての出力ギ
ヤ19に連結されている。
M2のピニオンギヤP1,P2は連結一体化され、両ギ
ヤセットM1,M3のそれぞれのリングギヤR1,R3
とキャリアC3,C1は相互に連結され、ギヤセットM
1のサンギヤS1とキャリアC1は、入力要素とすべ
く、それぞれクラッチ(C−1,C−2)を介して、図
示しないトルクコンバータのタービン軸に連なる入力軸
14に連結されている。そして、相互に連結されたリン
グギヤR1とキャリアC3は、出力要素としての出力ギ
ヤ19に連結されている。
【0023】各ギヤセットと係合要素の関連について
は、ギヤセットM1のサンギヤS1はブレーキ(B−
1)により、ギヤセットM2のサンギヤS2はブレーキ
(B−2)により、またギヤセットM3のサンギヤS3
はブレーキ(B−3)により、それぞれ変速機ケース1
0に係止可能とされ、キャリアC1に連結されたリング
ギヤR3は、ブレーキ(B−R)により変速機ケース1
0に係止可能とされている。
は、ギヤセットM1のサンギヤS1はブレーキ(B−
1)により、ギヤセットM2のサンギヤS2はブレーキ
(B−2)により、またギヤセットM3のサンギヤS3
はブレーキ(B−3)により、それぞれ変速機ケース1
0に係止可能とされ、キャリアC1に連結されたリング
ギヤR3は、ブレーキ(B−R)により変速機ケース1
0に係止可能とされている。
【0024】更に詳しくは、サンギヤS1は、入力軸1
4の外周に嵌まるサンギヤ軸16を介してクラッチ(C
−1)に連結され、キャリアC1は、入力軸14の外周
に嵌まるキャリア軸17を介してクラッチ(C−2)に
連結され、サンギヤS3は、キャリア軸17の外周に嵌
まるサンギヤ軸18を介してブレーキ(B−3)に連結
されている。なお、ブレーキ(B−R)については、噛
合ブレーキ構成とされている。また、出力ギヤ19は、
図示しないカウンタギヤを介して差動装置に連結されて
いる。
4の外周に嵌まるサンギヤ軸16を介してクラッチ(C
−1)に連結され、キャリアC1は、入力軸14の外周
に嵌まるキャリア軸17を介してクラッチ(C−2)に
連結され、サンギヤS3は、キャリア軸17の外周に嵌
まるサンギヤ軸18を介してブレーキ(B−3)に連結
されている。なお、ブレーキ(B−R)については、噛
合ブレーキ構成とされている。また、出力ギヤ19は、
図示しないカウンタギヤを介して差動装置に連結されて
いる。
【0025】このように構成された変速機は、図示しな
い油圧制御装置の制御の下に各クラッチ及びブレーキに
対応する油圧サーボに油圧を供給し、各クラッチ及びブ
レーキを係合及び解放させることで各変速段を達成す
る。すなわち、第1速は、クラッチ(C−1)を係合さ
せ、ブレーキ(B−3)を係止させたときに達成され
る。このとき、入力軸14の回転は、クラッチ(C−
1)経由でサンギヤS1に入り、ブレーキ(B−3)の
係止によるサンギヤS3の固定で最も減速されたキャリ
アC3の回転として出力ギヤ19に出力される。これに
対して第2速は、クラッチ(C−2)の係合とブレーキ
(B−3)の係止で達成される。このとき、クラッチ
(C−2)経由でキャリア軸17に入った入力は、キャ
リアC1経由でそのままリングギヤR3に入り、ブレー
キ(B−3)の係止で固定されたサンギヤS3を反力要
素とするキャリアC3の差動回転として出力ギヤ19に
出力される。第3速は、両クラッチ(C−1,C−2)
の係合による第1のプラネタリギヤセットM1の直結で
達成される。このとき入力軸14の回転は、そのままキ
ャリアC3の回転として出力ギヤ19に出力される。
い油圧制御装置の制御の下に各クラッチ及びブレーキに
対応する油圧サーボに油圧を供給し、各クラッチ及びブ
レーキを係合及び解放させることで各変速段を達成す
る。すなわち、第1速は、クラッチ(C−1)を係合さ
せ、ブレーキ(B−3)を係止させたときに達成され
る。このとき、入力軸14の回転は、クラッチ(C−
1)経由でサンギヤS1に入り、ブレーキ(B−3)の
係止によるサンギヤS3の固定で最も減速されたキャリ
アC3の回転として出力ギヤ19に出力される。これに
対して第2速は、クラッチ(C−2)の係合とブレーキ
(B−3)の係止で達成される。このとき、クラッチ
(C−2)経由でキャリア軸17に入った入力は、キャ
リアC1経由でそのままリングギヤR3に入り、ブレー
キ(B−3)の係止で固定されたサンギヤS3を反力要
素とするキャリアC3の差動回転として出力ギヤ19に
出力される。第3速は、両クラッチ(C−1,C−2)
の係合による第1のプラネタリギヤセットM1の直結で
達成される。このとき入力軸14の回転は、そのままキ
ャリアC3の回転として出力ギヤ19に出力される。
【0026】オーバドライブによる第4速は、クラッチ
(C−2)の係合と、サンギヤS1を固定するブレーキ
(B−1)の係止で達成される。このとき、入力軸14
の回転はキャリアC1の回転に対してピニオンギヤP1
の自転分増速されたリングギヤR1の回転としてキャリ
アC3から出力ギヤ19に伝達される。これに対して、
第5速は、クラッチ(C−2)の係合と、ブレーキ(B
−2)の係止で達成され、このとき、入力軸14の回転
はキャリアC1の回転に対して、第4速達成時より大径
のサンギヤS2に反力をとる小径のピニオンギヤP2の
自転分更に増速されたリングギヤR1の回転としてキャ
リアC3から出力ギヤ19に伝達される。
(C−2)の係合と、サンギヤS1を固定するブレーキ
(B−1)の係止で達成される。このとき、入力軸14
の回転はキャリアC1の回転に対してピニオンギヤP1
の自転分増速されたリングギヤR1の回転としてキャリ
アC3から出力ギヤ19に伝達される。これに対して、
第5速は、クラッチ(C−2)の係合と、ブレーキ(B
−2)の係止で達成され、このとき、入力軸14の回転
はキャリアC1の回転に対して、第4速達成時より大径
のサンギヤS2に反力をとる小径のピニオンギヤP2の
自転分更に増速されたリングギヤR1の回転としてキャ
リアC3から出力ギヤ19に伝達される。
【0027】なお、後進は、クラッチ(C−1)の係合
とブレーキ(B−R)の係止で達成され、このとき、サ
ンギヤS1の入力に対してキャリアC1の固定で逆転す
る減速されたリングギヤR1の回転がキャリアC3経由
で出力ギヤ19から出力される。
とブレーキ(B−R)の係止で達成され、このとき、サ
ンギヤS1の入力に対してキャリアC1の固定で逆転す
る減速されたリングギヤR1の回転がキャリアC3経由
で出力ギヤ19から出力される。
【0028】こうした構成の自動変速機Tにおいて、本
発明は、両回転部材をプラネタリギヤセットM2,M1
の構成要素である両サンギヤS2,S1として適用され
ており、したがって、プラネタリギヤセットM2,M1
は、互いに連結一体化されてキャリアC1に支持された
小径のピニオンギヤP2及び大径のピニオンギヤP1
と、小径のピニオンギヤP2に噛合する大径の第1のサ
ンギヤS2と、大径のピニオンギヤP1に噛合する小径
の第2のサンギヤS1を備えることになる。また、第1
のブレーキドラムとしてのブレーキドラム31は、第1
のサンギヤS2に連結され、第2のブレーキドラムとし
てのブレーキドラム41は、第2のサンギヤS1に連結
され、第1のバンドブレーキ(B−2)は、第2のサン
ギヤS1の径方向外方に配置され、第2のバンドブレー
キ(B−1)は、第1のサンギヤS2に隣接する側に配
設され、第1の軸受51は、大径の第1のサンギヤS2
の内周側に配置された構成となる。
発明は、両回転部材をプラネタリギヤセットM2,M1
の構成要素である両サンギヤS2,S1として適用され
ており、したがって、プラネタリギヤセットM2,M1
は、互いに連結一体化されてキャリアC1に支持された
小径のピニオンギヤP2及び大径のピニオンギヤP1
と、小径のピニオンギヤP2に噛合する大径の第1のサ
ンギヤS2と、大径のピニオンギヤP1に噛合する小径
の第2のサンギヤS1を備えることになる。また、第1
のブレーキドラムとしてのブレーキドラム31は、第1
のサンギヤS2に連結され、第2のブレーキドラムとし
てのブレーキドラム41は、第2のサンギヤS1に連結
され、第1のバンドブレーキ(B−2)は、第2のサン
ギヤS1の径方向外方に配置され、第2のバンドブレー
キ(B−1)は、第1のサンギヤS2に隣接する側に配
設され、第1の軸受51は、大径の第1のサンギヤS2
の内周側に配置された構成となる。
【0029】そして、この変速機においては、上記のよ
うに、第4速と第5速の達成のためのギヤセットM1,
M2間で、ピニオンギヤP1,P2の外径差を利用した
オーバドライブギヤ比を得る関係上、大小径の異なるピ
ニオンギヤP1,P2同士を直結して共通のキャリアC
1に支持した構成となるため、それらに噛合するサンギ
ヤS1,S2をそれぞれ反力要素として変速機ケース1
0に係止するバンドブレーキ(B−2,B−1)のブレ
ーキドラム31,41は、両ピニオンギヤP1,P2の
何れか一側を通して軸に支持せざるを得ないが、そうし
た場合、バンドブレーキ(B−2)のブレーキドラム3
1をその径方向内方で直接軸支持することは不可能であ
る。
うに、第4速と第5速の達成のためのギヤセットM1,
M2間で、ピニオンギヤP1,P2の外径差を利用した
オーバドライブギヤ比を得る関係上、大小径の異なるピ
ニオンギヤP1,P2同士を直結して共通のキャリアC
1に支持した構成となるため、それらに噛合するサンギ
ヤS1,S2をそれぞれ反力要素として変速機ケース1
0に係止するバンドブレーキ(B−2,B−1)のブレ
ーキドラム31,41は、両ピニオンギヤP1,P2の
何れか一側を通して軸に支持せざるを得ないが、そうし
た場合、バンドブレーキ(B−2)のブレーキドラム3
1をその径方向内方で直接軸支持することは不可能であ
る。
【0030】そこで、ブレーキドラム31を第1の軸受
51を介して中空の第1軸としてのサンギヤ軸16にオ
フセット位置で支持し、サンギヤ軸16を第1のバンド
ブレーキ(B−2)と径方向に重なる軸方向位置に配置
された第2の軸受52を介して第2軸としての入力軸1
4に支持し、ブレーキドラム41をサンギヤ軸16と入
力軸14との間で、第2のバンドブレーキ(B−1)と
径方向に重なる軸方向位置の第3の軸受53で支持する
本発明の構成の適用が有効なものとなる。
51を介して中空の第1軸としてのサンギヤ軸16にオ
フセット位置で支持し、サンギヤ軸16を第1のバンド
ブレーキ(B−2)と径方向に重なる軸方向位置に配置
された第2の軸受52を介して第2軸としての入力軸1
4に支持し、ブレーキドラム41をサンギヤ軸16と入
力軸14との間で、第2のバンドブレーキ(B−1)と
径方向に重なる軸方向位置の第3の軸受53で支持する
本発明の構成の適用が有効なものとなる。
【0031】しかも上記構成によれば、前記実施形態の
説明に述べた特有の効果に加えて、特に第1のバンドブ
レーキ(B−2)に対して軸方向にオフセットされた配
置となるため大型とせざるを得ない第1の軸受51が、
小径のピニオンギヤP2に噛合するため必然的に大径と
なる第1のサンギヤS2の内周側の余剰空間を埋める形
で配置されることになるので、プラネタリギヤセットM
2と関連付けて空間を有効に使ったコンパクトな構成と
なる利点が得られる。
説明に述べた特有の効果に加えて、特に第1のバンドブ
レーキ(B−2)に対して軸方向にオフセットされた配
置となるため大型とせざるを得ない第1の軸受51が、
小径のピニオンギヤP2に噛合するため必然的に大径と
なる第1のサンギヤS2の内周側の余剰空間を埋める形
で配置されることになるので、プラネタリギヤセットM
2と関連付けて空間を有効に使ったコンパクトな構成と
なる利点が得られる。
【0032】以上、本発明を実施形態に基づき詳説した
が、本発明は、特許請求の範囲の個々の請求項に記載の
事項の範囲内で種々に細部の具体的な構成を変更して実
施することができる。
が、本発明は、特許請求の範囲の個々の請求項に記載の
事項の範囲内で種々に細部の具体的な構成を変更して実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るバンドブレーキ支持
装置に、その第1の軸受に生じる反力を付記した断面図
である。
装置に、その第1の軸受に生じる反力を付記した断面図
である。
【図2】上記支持装置の第2及び第3の軸受に生じる反
力を示す説明図である。
力を示す説明図である。
【図3】上記支持装置の第2及び第3の軸受に生じる反
力をモーメントアームの表記を変えて示す説明図であ
る。
力をモーメントアームの表記を変えて示す説明図であ
る。
【図4】上記支持装置の第2及び第3の軸受に第2のバ
ンドブレーキ締結時にかかる力を示す説明図である。
ンドブレーキ締結時にかかる力を示す説明図である。
【図5】上記発明を適用した自動変速機の実施例を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
T 自動変速機 M1,M2 プラネタリギヤセット C1 キャリア P1 大径のピニオンギヤ P2 小径のピニオンギヤ S1 第2のサンギヤ(他の回転部材) S2 第1のサンギヤ(回転部材) B−1 第2のバンドブレーキ B−2 第1のバンドブレーキ 10 ケース 14 入力軸(第2軸) 16 サンギヤ軸(第1軸) 31 バンドドラム 32 ブレーキバンド 41 第2のバンドドラム 51 第1の軸受 52 第2の軸受 53 第3の軸受
Claims (3)
- 【請求項1】 自動変速機の回転部材に連結されたブレ
ーキドラムと、該ブレーキドラムを締めつけて変速機ケ
ースに係止するブレーキバンドを有する少なくとも第1
のバンドブレーキを備える自動変速機において、 前記ブレーキドラムを第1の軸受を介して支持する中空
の第1軸と、 第1軸を第2の軸受を介して支持する第2軸とを備え、 第2の軸受は、第1のバンドブレーキと径方向に重なる
軸方向位置に配置されたことを特徴とする、自動変速機
のバンドブレーキ支持装置。 - 【請求項2】 自動変速機は、該変速機の他の回転部材
に連結された第2のブレーキドラムを有する第2のバン
ドブレーキを備え、 前記第1軸は、第2のブレーキドラムに連結され、 第2のバンドブレーキは、第1のバンドブレーキに対し
て軸方向に並んで配置され、 第1軸と第2軸との間で、第2のバンドブレーキと径方
向に重なる軸方向位置に第3の軸受が設けられた、請求
項1記載の自動変速機のバンドブレーキ支持装置。 - 【請求項3】 前記両回転部材は、プラネタリギヤセッ
トの構成要素とされ、 プラネタリギヤセットは、その構成要素として、互いに
連結一体化されてキャリアに支持された小径のピニオン
ギヤ及び大径のピニオンギヤと、小径のピニオンギヤに
噛合する大径の第1のサンギヤと、大径のピニオンギヤ
に噛合する小径の第2のサンギヤを備え、 第1のバンドブレーキのブレーキドラムは、第1のサン
ギヤに連結され、第2のブレーキドラムは、第2のサン
ギヤに連結され、 第1のバンドブレーキは、第2のサンギヤの径方向外方
に配置され、 第2のバンドブレーキは、第1のサンギヤに隣接する側
に配設され、 第1の軸受は、大径の第1のサンギヤの内周側に配置さ
れた、請求項2記載の自動変速機のバンドブレーキ支持
装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8354672A JPH10184867A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 自動変速機のバンドブレーキ支持装置 |
| DE1997155867 DE19755867A1 (de) | 1996-12-20 | 1997-12-16 | Bandbremsen-Stützvorrichtung für Automatikgetriebe |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8354672A JPH10184867A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 自動変速機のバンドブレーキ支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10184867A true JPH10184867A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18439134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8354672A Pending JPH10184867A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 自動変速機のバンドブレーキ支持装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10184867A (ja) |
| DE (1) | DE19755867A1 (ja) |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP8354672A patent/JPH10184867A/ja active Pending
-
1997
- 1997-12-16 DE DE1997155867 patent/DE19755867A1/de not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19755867A1 (de) | 1998-06-25 |
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