JPH10184971A - 高速開閉電磁弁 - Google Patents
高速開閉電磁弁Info
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- JPH10184971A JPH10184971A JP34324796A JP34324796A JPH10184971A JP H10184971 A JPH10184971 A JP H10184971A JP 34324796 A JP34324796 A JP 34324796A JP 34324796 A JP34324796 A JP 34324796A JP H10184971 A JPH10184971 A JP H10184971A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速開閉電磁弁において、クラッチ等への油
圧の供給性能と油圧制御性能の両立を図る。 【解決手段】 制御対象に油圧を供給する制御圧ポート
への油路及び、油圧を排出する排出ポートへの油路の少
なくとも一方の油路の有効断面積を変更可能とする手段
を設け、それぞれ供給時又は排出時には前記制御圧ポー
トへの油路又は前記排出ポートへの油路の有効断面積を
広くし、通常制御時は前記有効断面積を狭く保つことに
より、油圧の供給性能と制御性能の両立を図る。
圧の供給性能と油圧制御性能の両立を図る。 【解決手段】 制御対象に油圧を供給する制御圧ポート
への油路及び、油圧を排出する排出ポートへの油路の少
なくとも一方の油路の有効断面積を変更可能とする手段
を設け、それぞれ供給時又は排出時には前記制御圧ポー
トへの油路又は前記排出ポートへの油路の有効断面積を
広くし、通常制御時は前記有効断面積を狭く保つことに
より、油圧の供給性能と制御性能の両立を図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機のクラ
ッチ油圧制御用の高速開閉電磁弁に関する。
ッチ油圧制御用の高速開閉電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機の内部のクラッチ、ブ
レーキ等の複数の摩擦係合要素に対する油圧の調整乃至
給排タイミングを摩擦係合要素毎に直接制御する形式の
油圧制御装置が知られている。
レーキ等の複数の摩擦係合要素に対する油圧の調整乃至
給排タイミングを摩擦係合要素毎に直接制御する形式の
油圧制御装置が知られている。
【0003】例えば、特開平8−145161号公報に
は、摩擦係合要素に対する油圧の調整乃至給排タイミン
グを直接制御する調圧手段を2つ有し、油圧制御装置を
簡素化したものが開示されている。
は、摩擦係合要素に対する油圧の調整乃至給排タイミン
グを直接制御する調圧手段を2つ有し、油圧制御装置を
簡素化したものが開示されている。
【0004】図17は、自動変速機に用いられるクラッ
チ油圧直接制御用の高速開閉電磁弁の一例を示す縦断面
図である。
チ油圧直接制御用の高速開閉電磁弁の一例を示す縦断面
図である。
【0005】図17において、符号810はベースで、
812はヨーク、814はコアであり、これらが高速開
閉電磁弁のハウジングを形成する。高速開閉電磁弁は、
油圧源からの油圧を受ける受給圧ポート816と、該油
圧を制御対象に供給する制御圧ポート818及び該油圧
を排出する排出ポート820とを有している。又、高速
開閉電磁弁は、内部にスリーブ822、シャフト82
4、可動子826及びコイル(電磁部材)828を有し
ている。
812はヨーク、814はコアであり、これらが高速開
閉電磁弁のハウジングを形成する。高速開閉電磁弁は、
油圧源からの油圧を受ける受給圧ポート816と、該油
圧を制御対象に供給する制御圧ポート818及び該油圧
を排出する排出ポート820とを有している。又、高速
開閉電磁弁は、内部にスリーブ822、シャフト82
4、可動子826及びコイル(電磁部材)828を有し
ている。
【0006】コイル828の非通電時において、可動子
826はばね(弾性部材)830によって図中右側に付
勢され、可動子826とスリーブ822との間の隙間
(有効断面積)Aは開放され、可動子826とシャフト
824との間の隙間(有効断面積)Bは閉じられてい
る。即ち、高速開閉電磁弁は、コイル828の非通電時
において、隙間Aが開き受給圧ポート816と制御圧ポ
ート818とが連通する、いわゆるノーマリオープンタ
イプである。このときの圧油の流れは、受給圧ポート8
16から隙間Aを通り制御圧ポート818へと流れる。
826はばね(弾性部材)830によって図中右側に付
勢され、可動子826とスリーブ822との間の隙間
(有効断面積)Aは開放され、可動子826とシャフト
824との間の隙間(有効断面積)Bは閉じられてい
る。即ち、高速開閉電磁弁は、コイル828の非通電時
において、隙間Aが開き受給圧ポート816と制御圧ポ
ート818とが連通する、いわゆるノーマリオープンタ
イプである。このときの圧油の流れは、受給圧ポート8
16から隙間Aを通り制御圧ポート818へと流れる。
【0007】コイル828の通電時においては、コイル
828の発生する磁場によってヨーク812、ベース8
10、可動子826及びコア814が磁化され、可動子
826とベース810との間に発生する引力によって可
動子826が図中左側に移動する。これによって可動子
826とスリーブ822との間の隙間Aは閉ざされ、可
動子826とシャフト824との間の隙間Bは開放され
る。従って、制御圧ポート818と排出ポート820と
は連通し、このとき圧油は、制御圧ポート818から隙
間Bを通り排出ポート820へと流れる。
828の発生する磁場によってヨーク812、ベース8
10、可動子826及びコア814が磁化され、可動子
826とベース810との間に発生する引力によって可
動子826が図中左側に移動する。これによって可動子
826とスリーブ822との間の隙間Aは閉ざされ、可
動子826とシャフト824との間の隙間Bは開放され
る。従って、制御圧ポート818と排出ポート820と
は連通し、このとき圧油は、制御圧ポート818から隙
間Bを通り排出ポート820へと流れる。
【0008】通常、受給圧ポート816には、圧油供給
源より常に一定の油圧を持つ圧油が供給され、排出ポー
ト820は大気圧開放されている。
源より常に一定の油圧を持つ圧油が供給され、排出ポー
ト820は大気圧開放されている。
【0009】制御圧ポート818の油圧は、コイル82
8の連続非通電状態において受給圧ポート816の油圧
と等しくなり、又連続通電状態において排出ポート82
0の油圧と等しくなる。
8の連続非通電状態において受給圧ポート816の油圧
と等しくなり、又連続通電状態において排出ポート82
0の油圧と等しくなる。
【0010】高速開閉電磁弁は、極めて短時間(一般に
10〜100ms)に通電・非通電を繰り返し、その通電
時間・非通電時間の比率を変える、いわゆるデューティ
制御により、結果として制御圧ポート818の油圧を、
排出ポート820の油圧と受給圧ポート816の油圧の
間で任意の油圧値となるように制御している。
10〜100ms)に通電・非通電を繰り返し、その通電
時間・非通電時間の比率を変える、いわゆるデューティ
制御により、結果として制御圧ポート818の油圧を、
排出ポート820の油圧と受給圧ポート816の油圧の
間で任意の油圧値となるように制御している。
【0011】以上説明した高速開閉電磁弁はノーマリオ
ープンタイプであったが、図18にノーマリクローズタ
イプの高速開閉電磁弁を模式図で示す。ノーマリクロー
ズタイプは、非通電状態において圧油を排出し、通電状
態において制御対象に圧油を供給するものであり、構成
上はノーマリオープンタイプの受給圧ポートと排出ポー
トを入れ替えたものである。
ープンタイプであったが、図18にノーマリクローズタ
イプの高速開閉電磁弁を模式図で示す。ノーマリクロー
ズタイプは、非通電状態において圧油を排出し、通電状
態において制御対象に圧油を供給するものであり、構成
上はノーマリオープンタイプの受給圧ポートと排出ポー
トを入れ替えたものである。
【0012】図18は、非通電状態を示している。非通
電時においては、ばね930により可動子926は図の
左側へ付勢され、可動子926とシャフト924との間
の隙間Aは閉ざされ、可動子926とスリーブ922と
の間の隙間Bは開放されている。従って、制御圧ポート
918と排出ポート920とが連通し、圧油は制御圧ポ
ート918から隙間Bを通り、排出ポート920へと流
れる。
電時においては、ばね930により可動子926は図の
左側へ付勢され、可動子926とシャフト924との間
の隙間Aは閉ざされ、可動子926とスリーブ922と
の間の隙間Bは開放されている。従って、制御圧ポート
918と排出ポート920とが連通し、圧油は制御圧ポ
ート918から隙間Bを通り、排出ポート920へと流
れる。
【0013】又、図19は、通電状態を表わしている。
通電時においてはコイル928の発生する磁場によって
可動子926、ヨーク912が磁化され、可動子926
とヨーク912の間Cに発生する引力によって可動子9
26は図の右側へ移動する。その結果、隙間Aは開き、
隙間Bは閉じられる。従って、受給圧ポート916と制
御圧ポート918とが連通し、圧油は受給圧ポート91
6から隙間Aを通り制御圧ポート918へと流れる。
通電時においてはコイル928の発生する磁場によって
可動子926、ヨーク912が磁化され、可動子926
とヨーク912の間Cに発生する引力によって可動子9
26は図の右側へ移動する。その結果、隙間Aは開き、
隙間Bは閉じられる。従って、受給圧ポート916と制
御圧ポート918とが連通し、圧油は受給圧ポート91
6から隙間Aを通り制御圧ポート918へと流れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】自動変速機に用いられ
るクラッチ油圧を直接制御するタイプの高速開閉電磁弁
では、例えばノーマリオープンタイプの場合、クラッチ
係合初期にまず連続非通電状態とし、クラッチサーボ内
に圧油を充満させ、その後、デューティ制御によってク
ラッチ油圧を制御するという手順を取る。このとき、前
記圧油の充満時間は、一般的に短ければ短い程よい。そ
のためには前記隙間Aを大きくとり、圧油の通過流量を
増やすことが要求される。
るクラッチ油圧を直接制御するタイプの高速開閉電磁弁
では、例えばノーマリオープンタイプの場合、クラッチ
係合初期にまず連続非通電状態とし、クラッチサーボ内
に圧油を充満させ、その後、デューティ制御によってク
ラッチ油圧を制御するという手順を取る。このとき、前
記圧油の充満時間は、一般的に短ければ短い程よい。そ
のためには前記隙間Aを大きくとり、圧油の通過流量を
増やすことが要求される。
【0015】しかし、一方において、デューティ制御に
よってクラッチ油圧を制御する場合には、隙間A及びB
を極力狭めた方が、可動子826、926が動き易く、
又圧油の通過流量が減少し、油圧の脈動や消費流量も少
なく抑えられるため、精度・応答性・効率の面で優れて
いる。
よってクラッチ油圧を制御する場合には、隙間A及びB
を極力狭めた方が、可動子826、926が動き易く、
又圧油の通過流量が減少し、油圧の脈動や消費流量も少
なく抑えられるため、精度・応答性・効率の面で優れて
いる。
【0016】従って、前記高速開閉電磁弁において、ク
ラッチ等への圧油の供給(排出)性能と油圧制御性を両
立させようとすると、一方では前記隙間を大きくしなけ
ればならず、その一方では前記隙間を狭めなければなら
ないという相反する事項を実現しなければならず、これ
らを両立させることが難しいという問題があった。
ラッチ等への圧油の供給(排出)性能と油圧制御性を両
立させようとすると、一方では前記隙間を大きくしなけ
ればならず、その一方では前記隙間を狭めなければなら
ないという相反する事項を実現しなければならず、これ
らを両立させることが難しいという問題があった。
【0017】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、クラッチ等への圧油の供給(排出)性能
と油圧制御性を同時に満足することのできる高速開閉電
磁弁を提供することを課題とする。
たものであり、クラッチ等への圧油の供給(排出)性能
と油圧制御性を同時に満足することのできる高速開閉電
磁弁を提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、油圧源からの
油圧を受ける受給圧ポートと、該油圧を制御対象に給排
する制御圧ポートと、該油圧を排出する排出ポートと、
前記受給圧ポートからの油路と排出ポートへの油路を交
互に開閉し、デューティ制御によって、前記受給圧ポー
トに受けた油圧の前記制御圧ポートへの供給と、前記制
御圧ポートから前記排出ポートへの排出とを交互に行う
ように、電磁部材により駆動される可動子と、該電磁部
材が非通電のときは該可動子が前記油路のうちいずれか
を閉じるように、該可動子を付勢する弾性部材とを有す
る高速開閉電磁弁において、前記受給圧ポートからの油
路と排出ポートへの油路の少なくとも一方の油路の有効
断面積を可変にする手段を備えたことにより、前記課題
を解決したものである。
油圧を受ける受給圧ポートと、該油圧を制御対象に給排
する制御圧ポートと、該油圧を排出する排出ポートと、
前記受給圧ポートからの油路と排出ポートへの油路を交
互に開閉し、デューティ制御によって、前記受給圧ポー
トに受けた油圧の前記制御圧ポートへの供給と、前記制
御圧ポートから前記排出ポートへの排出とを交互に行う
ように、電磁部材により駆動される可動子と、該電磁部
材が非通電のときは該可動子が前記油路のうちいずれか
を閉じるように、該可動子を付勢する弾性部材とを有す
る高速開閉電磁弁において、前記受給圧ポートからの油
路と排出ポートへの油路の少なくとも一方の油路の有効
断面積を可変にする手段を備えたことにより、前記課題
を解決したものである。
【0019】本発明によれば、クラッチに圧油を供給す
るときのように大流量が必要なときに受給圧ポートから
の油路の有効断面積を大きくし、あるいは排出時に排出
ポートへの油路の有効断面積を大きくし、なお且つ通常
使用時(デューティ制御時)にはいずれの油路とも有効
断面積を小さくすることにより、クラッチ等への圧油の
供給(排出)性能と油圧制御性を両立することが可能と
なった。
るときのように大流量が必要なときに受給圧ポートから
の油路の有効断面積を大きくし、あるいは排出時に排出
ポートへの油路の有効断面積を大きくし、なお且つ通常
使用時(デューティ制御時)にはいずれの油路とも有効
断面積を小さくすることにより、クラッチ等への圧油の
供給(排出)性能と油圧制御性を両立することが可能と
なった。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態の例を詳細に説明する。
施の形態の例を詳細に説明する。
【0021】本発明の好ましい実施形態は、前記可動子
の最大移動量を規制するストッパを備え、前記有効断面
積を可変にする手段が、前記電磁部材に前記デューティ
制御時とは異なった態様で通電することにより該ストッ
パの位置を移動可能として、前記可動子の移動量を可変
とする構成とすることである(請求項2)。
の最大移動量を規制するストッパを備え、前記有効断面
積を可変にする手段が、前記電磁部材に前記デューティ
制御時とは異なった態様で通電することにより該ストッ
パの位置を移動可能として、前記可動子の移動量を可変
とする構成とすることである(請求項2)。
【0022】この好ましい実施形態では、前記電磁部材
のデューティ制御時の通常の通電状態に対し、これより
強い電流を流す強通電状態あるいは前記通常の通電状態
とは逆向きの電流を流す逆通電状態とすることにより、
前記ストッパの位置を移動可能とし、前記可動子の移動
量を大きくしている。これにより、前記受給圧ポートか
ら制御圧ポートへの油路あるいは前記制御圧ポートから
排出ポートへの油路の少なくとも一方の油路の有効断面
積が可変とされる。従って、制御対象への圧油の供給時
又は排出時には、前記有効断面積を大きくし、供給量又
は排出量を大きくすると共に、デューティ制御時には、
前記有効断面積を小さくし消費流量低減を図ることがで
きる。その結果前記供給(排出)性能と油圧制御性の両
立を達成することができる。
のデューティ制御時の通常の通電状態に対し、これより
強い電流を流す強通電状態あるいは前記通常の通電状態
とは逆向きの電流を流す逆通電状態とすることにより、
前記ストッパの位置を移動可能とし、前記可動子の移動
量を大きくしている。これにより、前記受給圧ポートか
ら制御圧ポートへの油路あるいは前記制御圧ポートから
排出ポートへの油路の少なくとも一方の油路の有効断面
積が可変とされる。従って、制御対象への圧油の供給時
又は排出時には、前記有効断面積を大きくし、供給量又
は排出量を大きくすると共に、デューティ制御時には、
前記有効断面積を小さくし消費流量低減を図ることがで
きる。その結果前記供給(排出)性能と油圧制御性の両
立を達成することができる。
【0023】又、本発明の他の好ましい実施形態は、前
記ストッパの位置を油圧を用いて移動可能とすることで
ある(請求項3)。
記ストッパの位置を油圧を用いて移動可能とすることで
ある(請求項3)。
【0024】前記ストッパの位置の移動はそれ程高速で
行う必要はないため、電磁部材のような高価な部品を用
いることなく油圧により簡易にストッパの位置を移動可
能とすることができる。
行う必要はないため、電磁部材のような高価な部品を用
いることなく油圧により簡易にストッパの位置を移動可
能とすることができる。
【0025】又、本発明の他の好ましい実施形態は、前
記可動子を永久磁石で構成し、該永久磁石を前記ストッ
パの位置決めに対する付勢手段として用いることである
(請求項4)。
記可動子を永久磁石で構成し、該永久磁石を前記ストッ
パの位置決めに対する付勢手段として用いることである
(請求項4)。
【0026】可動子を永久磁石とすれば前記電磁部材を
デューティ制御時の通常の通電状態とは異なる通電状
態、例えば上に述べたような強通電状態あるいは逆通電
状態とすることにより、該電磁部材から該永久磁石に作
用する引力のみならず必要に応じて反発力をも利用する
ことができ可動子を一方向及び他方向の双方へそれぞれ
大きく移動させることができる。従ってこの付勢力を利
用してストッパの位置決めを行えば、前記制御圧ポート
あるいは排出ポートの油路の有効断面積をそれぞれ可変
とすることができ、制御対象への供給量あるいは排出量
を共に可変とすることができる。
デューティ制御時の通常の通電状態とは異なる通電状
態、例えば上に述べたような強通電状態あるいは逆通電
状態とすることにより、該電磁部材から該永久磁石に作
用する引力のみならず必要に応じて反発力をも利用する
ことができ可動子を一方向及び他方向の双方へそれぞれ
大きく移動させることができる。従ってこの付勢力を利
用してストッパの位置決めを行えば、前記制御圧ポート
あるいは排出ポートの油路の有効断面積をそれぞれ可変
とすることができ、制御対象への供給量あるいは排出量
を共に可変とすることができる。
【0027】次に、本発明が適用されたより具体的な実
施形態の例を説明する。
施形態の例を説明する。
【0028】図1は、本発明の第1実施形態に係る高速
開閉電磁弁の概略構成を示す縦断面図である。
開閉電磁弁の概略構成を示す縦断面図である。
【0029】この高速開閉電磁弁は、図17に表わした
ものと基本的に構造が同じであり、同様の部材には図1
7の符号の下2桁と同じ符号を付している。
ものと基本的に構造が同じであり、同様の部材には図1
7の符号の下2桁と同じ符号を付している。
【0030】この高速開閉電磁弁が図17に示すものと
異なる点は、可動子26が永久磁石でできており、コイ
ル28は逆通電が可能であり、排出ポート20側には可
動子26の動きを規制するストッパ32が設けられ、該
ストッパ32はばね34により図の左側に付勢されてい
る点である。
異なる点は、可動子26が永久磁石でできており、コイ
ル28は逆通電が可能であり、排出ポート20側には可
動子26の動きを規制するストッパ32が設けられ、該
ストッパ32はばね34により図の左側に付勢されてい
る点である。
【0031】以下、第1実施形態の作用を説明する。
【0032】コイル28の非通電時においては、可動子
26はばね30により図の右側へ付勢され、可動子26
の右側先端部はストッパ32に接触している。又、スト
ッパ32はばね34により図の左側へ付勢され、シャフ
ト24にあたっているため、それ以上左側へは移動でき
ない。可動子26のばね30のばね力はストッパ32の
ばね34のばね力より弱く設定されている。従って可動
子26はストッパ32に接触した位置で固定され、それ
以上右へストッパ32を押して移動することはできな
い。その結果、可動子26とスリーブ22との間の隙間
(有効断面積)Aは少し開いた状態(半開)となってお
り、受給圧ポート16と制御圧ポート18とが連通状態
にある。即ち、この第1実施形態に係る高速開閉電磁弁
はノーマリオープンタイプである。
26はばね30により図の右側へ付勢され、可動子26
の右側先端部はストッパ32に接触している。又、スト
ッパ32はばね34により図の左側へ付勢され、シャフ
ト24にあたっているため、それ以上左側へは移動でき
ない。可動子26のばね30のばね力はストッパ32の
ばね34のばね力より弱く設定されている。従って可動
子26はストッパ32に接触した位置で固定され、それ
以上右へストッパ32を押して移動することはできな
い。その結果、可動子26とスリーブ22との間の隙間
(有効断面積)Aは少し開いた状態(半開)となってお
り、受給圧ポート16と制御圧ポート18とが連通状態
にある。即ち、この第1実施形態に係る高速開閉電磁弁
はノーマリオープンタイプである。
【0033】コイル28の通電時においては、コイル2
8の発生する磁場によって、ベース10、ヨーク12等
が磁化され、可動子26とベース10の間に発生する引
力によって可動子26は図の左側に移動し、隙間Aは閉
じられる(全閉)。
8の発生する磁場によって、ベース10、ヨーク12等
が磁化され、可動子26とベース10の間に発生する引
力によって可動子26は図の左側に移動し、隙間Aは閉
じられる(全閉)。
【0034】デューティ制御時は、この通電状態と非通
電状態を繰り返すことにより、全閉と半開を繰り返し
て、調圧を行う。
電状態を繰り返すことにより、全閉と半開を繰り返し
て、調圧を行う。
【0035】又、クラッチ、ブレーキ等の制御対象に圧
油を充満させるときのように大流量が必要なときには、
コイル28を逆通電状態とすることにより、コイル28
の磁場の向きを逆にし、ベース10と可動子26との反
発力の作用で、可動子26を図中右側に移動させる。こ
の力を受け、可動子26はストッパ32を強く右側へ押
すこととなり、ばね34の付勢力に打ち勝って可動子は
更に右側へ移動し、隙間Aを更に広く開けることになる
(全開)。これにより、クラッチ油圧供給時には、受給
圧ポート16から大きく広いた隙間Aを通り、制御圧ポ
ート18へ大量の油が供給される。
油を充満させるときのように大流量が必要なときには、
コイル28を逆通電状態とすることにより、コイル28
の磁場の向きを逆にし、ベース10と可動子26との反
発力の作用で、可動子26を図中右側に移動させる。こ
の力を受け、可動子26はストッパ32を強く右側へ押
すこととなり、ばね34の付勢力に打ち勝って可動子は
更に右側へ移動し、隙間Aを更に広く開けることになる
(全開)。これにより、クラッチ油圧供給時には、受給
圧ポート16から大きく広いた隙間Aを通り、制御圧ポ
ート18へ大量の油が供給される。
【0036】本実施形態によれば、隙間Aの全開時の流
量を確保しつつ、通常のデューティ制御時の消費流量を
低減することができる。又、デューティ制御時の電磁力
及び流量を小さく抑えることができるため、装置構成も
小型化することができ、消費電力を抑えることが可能と
なる。
量を確保しつつ、通常のデューティ制御時の消費流量を
低減することができる。又、デューティ制御時の電磁力
及び流量を小さく抑えることができるため、装置構成も
小型化することができ、消費電力を抑えることが可能と
なる。
【0037】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。
する。
【0038】図2は、第2実施形態に係る高速開閉電磁
弁の概略構成を示す模式図である。
弁の概略構成を示す模式図である。
【0039】本第2実施形態の高速開閉電磁弁は、ノー
マリクローズタイプであるが、図1に示す第1実施形態
と同様の働きをする部材については下2桁が同一の符号
を付すこととする。図2において、可動子126は永久
磁石ではなく、磁性体でできている。又、ヨーク112
も磁性体であり、これ以外のスリーブ122及びシャフ
ト124は非磁性体である。コイル128は、デューテ
ィ制御時の通電状態(弱通電)の他にこれより強い電流
を流す強通電状態に切り替えることが可能である。又、
ストッパ132はヨーク112の外(図の右側)に飛び
出すことができるように設けられており、その外側にば
ね134が設置されている。
マリクローズタイプであるが、図1に示す第1実施形態
と同様の働きをする部材については下2桁が同一の符号
を付すこととする。図2において、可動子126は永久
磁石ではなく、磁性体でできている。又、ヨーク112
も磁性体であり、これ以外のスリーブ122及びシャフ
ト124は非磁性体である。コイル128は、デューテ
ィ制御時の通電状態(弱通電)の他にこれより強い電流
を流す強通電状態に切り替えることが可能である。又、
ストッパ132はヨーク112の外(図の右側)に飛び
出すことができるように設けられており、その外側にば
ね134が設置されている。
【0040】以下、第2実施形態の作用を説明する。
【0041】図2は、コイル128の非通電状態を表わ
しており、可動子126はばね130によって図中左側
に付勢されており、可動子126の左端はシャフト12
4と接触し、可動子126とシャフト124との間の隙
間(有効断面積)Aは閉じている。従って、受給圧ポー
ト116と制御圧ポート118とは遮断されており、ノ
ーマリクローズタイプとなっている。
しており、可動子126はばね130によって図中左側
に付勢されており、可動子126の左端はシャフト12
4と接触し、可動子126とシャフト124との間の隙
間(有効断面積)Aは閉じている。従って、受給圧ポー
ト116と制御圧ポート118とは遮断されており、ノ
ーマリクローズタイプとなっている。
【0042】このとき、可動子126とストッパ132
との間の隙間(有効断面積)Bは開いており、圧油は、
制御圧ポート118から隙間Bを通り排出ポート120
へと流れ、排出される。
との間の隙間(有効断面積)Bは開いており、圧油は、
制御圧ポート118から隙間Bを通り排出ポート120
へと流れ、排出される。
【0043】図3に、コイル128のデューティ制御時
の通電(弱通電)状態を示す。コイル128が(デュー
ティ制御のために)通電されると、コイル128の発生
する磁場によって、ヨーク112及び可動子126が磁
化され、可動子126とヨーク112との間の隙間Cに
発生する引力によって、可動子126は図中右側に引張
られ、可動子126の右端はストッパ132と接触す
る。このとき、ストッパ132のばね134は、可動子
126がストッパ132に接触した位置で止まるように
ばね力が設定されている。従って、可動子126とシャ
フト124との間の隙間Aが少し開き(半開)、可動子
126とストッパ132との間の隙間Bは閉ざされる。
このときの圧油の流れは、受給圧ポート116から隙間
Aを通り制御圧ポート118へと流れる。
の通電(弱通電)状態を示す。コイル128が(デュー
ティ制御のために)通電されると、コイル128の発生
する磁場によって、ヨーク112及び可動子126が磁
化され、可動子126とヨーク112との間の隙間Cに
発生する引力によって、可動子126は図中右側に引張
られ、可動子126の右端はストッパ132と接触す
る。このとき、ストッパ132のばね134は、可動子
126がストッパ132に接触した位置で止まるように
ばね力が設定されている。従って、可動子126とシャ
フト124との間の隙間Aが少し開き(半開)、可動子
126とストッパ132との間の隙間Bは閉ざされる。
このときの圧油の流れは、受給圧ポート116から隙間
Aを通り制御圧ポート118へと流れる。
【0044】可動子126にヨーク112から作用する
引力は、可動子126のばね130のばね力より強く、
ストッパ132のばね134のばね力より弱く設定され
ている。そのため図3に示すように可動子126はスト
ッパ132にあたって止まり、それ以上右へは動かない
ため、隙間Aは狭く保たれる。
引力は、可動子126のばね130のばね力より強く、
ストッパ132のばね134のばね力より弱く設定され
ている。そのため図3に示すように可動子126はスト
ッパ132にあたって止まり、それ以上右へは動かない
ため、隙間Aは狭く保たれる。
【0045】図4に、コイル128の強通電状態を示
す。強通電時においては、ヨーク112の可動子126
に対する引力は、ばね130のばね力とストッパ132
のばね134のばね力の合力より強くなり、可動子12
6はストッパ132を押して更に右に移動して止まる。
従って、可動子126とシャフト124との間の隙間A
は広く保たれる。
す。強通電時においては、ヨーク112の可動子126
に対する引力は、ばね130のばね力とストッパ132
のばね134のばね力の合力より強くなり、可動子12
6はストッパ132を押して更に右に移動して止まる。
従って、可動子126とシャフト124との間の隙間A
は広く保たれる。
【0046】なお、デューティ制御時においては、弱通
電状態(図3)と非通電状態(図2)を繰り返し、クラ
ッチ油圧が調圧される。このとき隙間Aは狭く保たれて
いるため、精度・応答性・効率の点で優れた制御が可能
となる。
電状態(図3)と非通電状態(図2)を繰り返し、クラ
ッチ油圧が調圧される。このとき隙間Aは狭く保たれて
いるため、精度・応答性・効率の点で優れた制御が可能
となる。
【0047】又、クラッチサーボに圧油を供給する際
は、強通電とすることにより、図4に示すように隙間A
が広くとられ、素早いクラッチの充満が可能となる。
は、強通電とすることにより、図4に示すように隙間A
が広くとられ、素早いクラッチの充満が可能となる。
【0048】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。
する。
【0049】図5は、第3実施形態に係る高速開閉電磁
弁の概略構成を示す模式図である。
弁の概略構成を示す模式図である。
【0050】クラッチの充満時間短縮のためには、前記
第1実施形態及び第2実施形態で示したように、隙間A
は広い程よい。同様に、クラッチの解放時間を短縮する
ためには、隙間Bを広くとることが望ましい。
第1実施形態及び第2実施形態で示したように、隙間A
は広い程よい。同様に、クラッチの解放時間を短縮する
ためには、隙間Bを広くとることが望ましい。
【0051】そこで、本第3実施形態においては、高速
開閉電磁弁自体の基本的構成は前記実施形態と同様と
し、可動子のストッパの位置を独立して制御できるよう
な電磁駆動装置を追加することにより、前記隙間Aのみ
ならず隙間Bをも、その隙間の大きさを2段階に制御す
ることができるようにしたものである。
開閉電磁弁自体の基本的構成は前記実施形態と同様と
し、可動子のストッパの位置を独立して制御できるよう
な電磁駆動装置を追加することにより、前記隙間Aのみ
ならず隙間Bをも、その隙間の大きさを2段階に制御す
ることができるようにしたものである。
【0052】図5において、前記実施形態と同様の部材
については下2桁が同一の符号を付すこととする。本実
施形態におけるコイル228は通常のデューティ制御に
おける通電が可能なもので充分である。
については下2桁が同一の符号を付すこととする。本実
施形態におけるコイル228は通常のデューティ制御に
おける通電が可能なもので充分である。
【0053】図5に示す第3実施形態においては、可動
子226のストッパ232は、シャフト224から図の
左側へ長く伸び、その先端部にヨーク236及びコイル
238からなる電磁駆動装置240が設けられている。
ストッパ232はばね234によって図の右側へ付勢さ
れている。ストッパ232は、シャフト224より外側
(図の左側)へ伸びた部分のみ磁性体となっている。
又、ヨーク212、236、可動子226も磁性体であ
り、これ以外のものは非磁性体である。
子226のストッパ232は、シャフト224から図の
左側へ長く伸び、その先端部にヨーク236及びコイル
238からなる電磁駆動装置240が設けられている。
ストッパ232はばね234によって図の右側へ付勢さ
れている。ストッパ232は、シャフト224より外側
(図の左側)へ伸びた部分のみ磁性体となっている。
又、ヨーク212、236、可動子226も磁性体であ
り、これ以外のものは非磁性体である。
【0054】以下第3実施形態の作用を説明する。
【0055】図5は、コイル228及び238が共に非
通電の場合であり、可動子226に作用するのは、ばね
230及び234のばね力のみである。ばね234のば
ね力はばね230のばね力より大きく設定されている。
そのためストッパ232はばね234により右側一杯に
付勢されている。一方可動子226はストッパ232に
接触しているためストッパ232と可動子226との間
の隙間Aは閉じられ、可動子226とスリーブ222と
の間の隙間Bは少し開いている。このとき圧油は制御圧
ポート218から隙間Bを通り、排出ポート220へと
流れるが、隙間Bは狭く保たれている。
通電の場合であり、可動子226に作用するのは、ばね
230及び234のばね力のみである。ばね234のば
ね力はばね230のばね力より大きく設定されている。
そのためストッパ232はばね234により右側一杯に
付勢されている。一方可動子226はストッパ232に
接触しているためストッパ232と可動子226との間
の隙間Aは閉じられ、可動子226とスリーブ222と
の間の隙間Bは少し開いている。このとき圧油は制御圧
ポート218から隙間Bを通り、排出ポート220へと
流れるが、隙間Bは狭く保たれている。
【0056】図6は、コイル238は非通電のままであ
るが、コイル228が通電状態となった場合を示す。
るが、コイル228が通電状態となった場合を示す。
【0057】コイル228が通電されると、前に示した
実施形態と同様に、ヨーク212、可動子226が磁化
され、可動子226はヨーク212に引かれ、図の右側
へ移動する。可動子226はスリーブ222と接触し、
隙間Bは閉ざされ、隙間Aが開く。そして、圧油が受給
圧ポート216から隙間Aを通り制御圧ポート218へ
と流れる。このとき、隙間Aはやはり狭く保たれてい
る。
実施形態と同様に、ヨーク212、可動子226が磁化
され、可動子226はヨーク212に引かれ、図の右側
へ移動する。可動子226はスリーブ222と接触し、
隙間Bは閉ざされ、隙間Aが開く。そして、圧油が受給
圧ポート216から隙間Aを通り制御圧ポート218へ
と流れる。このとき、隙間Aはやはり狭く保たれてい
る。
【0058】図7は、コイル228が非通電状態とな
り、コイル238が通電状態となった場合を示す。
り、コイル238が通電状態となった場合を示す。
【0059】このとき、コイル238が通電状態とな
り、磁場を発生し、ヨーク236及びストッパ232の
左半分が磁化され、ストッパ232はヨーク236に引
かれ、図の左側へ移動する。ストッパ232が左側へ移
動したため、可動子226はばね230に付勢され、更
に左へ移動する。従って、隙間Aは閉じられ、隙間Bは
広く開く。隙間Bが大きく開くため、制御圧ポート21
8から排出ポート220へ排出される圧油の流量が増
え、クラッチの解放時間を短縮することが可能となる。
り、磁場を発生し、ヨーク236及びストッパ232の
左半分が磁化され、ストッパ232はヨーク236に引
かれ、図の左側へ移動する。ストッパ232が左側へ移
動したため、可動子226はばね230に付勢され、更
に左へ移動する。従って、隙間Aは閉じられ、隙間Bは
広く開く。隙間Bが大きく開くため、制御圧ポート21
8から排出ポート220へ排出される圧油の流量が増
え、クラッチの解放時間を短縮することが可能となる。
【0060】図8は、コイル228及びコイル238共
に通電状態の場合を示す。このとき、可動子226は図
の右側へ移動し、ストッパ232は図の左側に移動す
る。従って、隙間Aは大きく開き、隙間Bは閉じられ
る。このとき、大量の圧油が広く開いた隙間Aを通りク
ラッチサーボが短時間で充満される。
に通電状態の場合を示す。このとき、可動子226は図
の右側へ移動し、ストッパ232は図の左側に移動す
る。従って、隙間Aは大きく開き、隙間Bは閉じられ
る。このとき、大量の圧油が広く開いた隙間Aを通りク
ラッチサーボが短時間で充満される。
【0061】次に本発明の第4実施形態について説明す
る。
る。
【0062】第4実施形態も、隙間A及び隙間Bを共に
広く開けることができるようにしたものである。そのた
めに、第4実施形態においては、可動子のストッパを2
つ用意している。
広く開けることができるようにしたものである。そのた
めに、第4実施形態においては、可動子のストッパを2
つ用意している。
【0063】図9は、第4実施形態に係る高速開閉電磁
弁の概略構成を示す模式図である。
弁の概略構成を示す模式図である。
【0064】第4実施形態の高速開閉電磁弁の基本構成
は、第2実施形態のものと基本的には同一であり、同様
の部材には下2桁が同一の符号を付すこととする。
は、第2実施形態のものと基本的には同一であり、同様
の部材には下2桁が同一の符号を付すこととする。
【0065】図9に示すように、第4実施形態において
は、図2に示す第2実施形態におけるヨーク112に取
り付けられたストッパ132及びばね134と同様のス
トッパ332及びばね334の他に、シャフト324に
もストッパ342及びばね334が取り付けられてい
る。ばね344のばね力は、ばね330のばね力より大
きく設定されている。又、この構成において、可動子3
26は永久磁石であり、ヨーク312は磁性体、それ以
外のスリーブ322、シャフト324及びストッパ33
2、342等は非磁性体である。又、コイル328は、
通常の通電状態(弱通電)の他に強通電及び逆通電する
ことが可能である。
は、図2に示す第2実施形態におけるヨーク112に取
り付けられたストッパ132及びばね134と同様のス
トッパ332及びばね334の他に、シャフト324に
もストッパ342及びばね334が取り付けられてい
る。ばね344のばね力は、ばね330のばね力より大
きく設定されている。又、この構成において、可動子3
26は永久磁石であり、ヨーク312は磁性体、それ以
外のスリーブ322、シャフト324及びストッパ33
2、342等は非磁性体である。又、コイル328は、
通常の通電状態(弱通電)の他に強通電及び逆通電する
ことが可能である。
【0066】以下、本第4実施形態の作用を説明する。
【0067】図9は、コイル328が非通電状態の場合
を示す。
を示す。
【0068】非通電状態においては、可動子326に
は、ばね力のみが働く。可動子326はばね330によ
って図の左側へ付勢されているが、ばね330のばね力
よりばね344のばね力の方が大きく設定されているた
め、可動子326は左側のストッパ342に接触した位
置で止まる。従って、隙間Aは閉じられ、隙間Bは開く
が、隙間Bは狭く保たれる。
は、ばね力のみが働く。可動子326はばね330によ
って図の左側へ付勢されているが、ばね330のばね力
よりばね344のばね力の方が大きく設定されているた
め、可動子326は左側のストッパ342に接触した位
置で止まる。従って、隙間Aは閉じられ、隙間Bは開く
が、隙間Bは狭く保たれる。
【0069】図10は、コイル328が弱通電状態の場
合を示す。コイル328の発生する磁場によりヨーク3
12が磁化され、ヨーク312は可動子326を右側へ
引き付ける。従って、可動子326は図の右側へ移動
し、ストッパ332と接触し、このとき、ばね力334
の方が大きいため、可動子326は図の位置で止まる。
従って、隙間Aは狭く開き、隙間Bは閉じられる。
合を示す。コイル328の発生する磁場によりヨーク3
12が磁化され、ヨーク312は可動子326を右側へ
引き付ける。従って、可動子326は図の右側へ移動
し、ストッパ332と接触し、このとき、ばね力334
の方が大きいため、可動子326は図の位置で止まる。
従って、隙間Aは狭く開き、隙間Bは閉じられる。
【0070】図11は、コイル328が強通電状態の場
合を示す。コイル328が強通電状態の場合には、ヨー
ク312の可動子326に対する引力が一層強くなり、
可動子326がストッパ332を右側へ押す力がばね3
34のばね力に打ち勝って可動子326は更に右側へ移
動する。従って、隙間Aは広く開く。
合を示す。コイル328が強通電状態の場合には、ヨー
ク312の可動子326に対する引力が一層強くなり、
可動子326がストッパ332を右側へ押す力がばね3
34のばね力に打ち勝って可動子326は更に右側へ移
動する。従って、隙間Aは広く開く。
【0071】図12は、コイル328が逆通電状態の場
合を示す。コイル328が逆通電になると、磁場の方向
が逆になるため、可動子326は図の左側へ移動する。
このとき、ばね330が可動子326を左側へ付勢する
力及び可動子326に作用する電磁石の反発力により、
ストッパ342を左側へ押す力は、ばね344のばね力
に打ち勝って可動子326は左側へ大きく移動し、隙間
Bは広く開く。
合を示す。コイル328が逆通電になると、磁場の方向
が逆になるため、可動子326は図の左側へ移動する。
このとき、ばね330が可動子326を左側へ付勢する
力及び可動子326に作用する電磁石の反発力により、
ストッパ342を左側へ押す力は、ばね344のばね力
に打ち勝って可動子326は左側へ大きく移動し、隙間
Bは広く開く。
【0072】このように、第4実施形態はコイル328
の状態を、通常のデューティ制御の非通電・弱通電のほ
かに強通電、逆通電もできるようにしておくことによ
り、隙間A及びBをそれぞれ狭くあるいは広く開ける状
態を制御するものである。
の状態を、通常のデューティ制御の非通電・弱通電のほ
かに強通電、逆通電もできるようにしておくことによ
り、隙間A及びBをそれぞれ狭くあるいは広く開ける状
態を制御するものである。
【0073】次に、本発明の第5実施形態について説明
する。
する。
【0074】本第5実施形態は、可動子のストッパの移
動を油圧によって行うものである。即ち、第5実施形態
は、第3実施形態における電磁駆動装置240を電磁力
以外の別の動力源として油圧を用いるようにしたもので
ある。
動を油圧によって行うものである。即ち、第5実施形態
は、第3実施形態における電磁駆動装置240を電磁力
以外の別の動力源として油圧を用いるようにしたもので
ある。
【0075】図13は、第5実施形態に係る高速開閉電
磁弁の概略構成を示す模式図である。
磁弁の概略構成を示す模式図である。
【0076】図13においても、前記実施形態と同様の
部材については下2桁が同一の符号を付すこととする。
部材については下2桁が同一の符号を付すこととする。
【0077】第3実施形態と同様に、ストッパ432は
シャフト424から図の左側へ大きく伸び、その先端部
432aがピストンとなっており、制御圧ポート418
から分かれて制御圧が導かれたフィードバック制御圧ポ
ート418aの油圧が作用するようになっている。この
フィードバック制御圧ポート418aの油圧とばね43
4との力の釣り合いにより、ストッパ432の位置を制
御する。
シャフト424から図の左側へ大きく伸び、その先端部
432aがピストンとなっており、制御圧ポート418
から分かれて制御圧が導かれたフィードバック制御圧ポ
ート418aの油圧が作用するようになっている。この
フィードバック制御圧ポート418aの油圧とばね43
4との力の釣り合いにより、ストッパ432の位置を制
御する。
【0078】以下、第5実施形態の作用を説明する。
【0079】クラッチに十分油圧が充満していない場合
は、制御圧ポート418の下流にあるクラッチ近傍の油
圧は低い状態にあり、フィードバック制御圧ポート41
8aの油圧も低い状態になる。
は、制御圧ポート418の下流にあるクラッチ近傍の油
圧は低い状態にあり、フィードバック制御圧ポート41
8aの油圧も低い状態になる。
【0080】図13は、フィードバック制御圧ポート4
18aの油圧が低く、コイル428が非通電の場合を示
す。
18aの油圧が低く、コイル428が非通電の場合を示
す。
【0081】このとき、ストッパ432はばね434に
より左側へ付勢され図の左側に寄っており、可動子42
6はばね430によって左側へ付勢され、ストッパ43
2と接触する。従って、隙間Aは閉じられ、隙間Bは広
く開いている。
より左側へ付勢され図の左側に寄っており、可動子42
6はばね430によって左側へ付勢され、ストッパ43
2と接触する。従って、隙間Aは閉じられ、隙間Bは広
く開いている。
【0082】図14は、フィードバック制御圧ポート4
18aの油圧が低く、コイル428が通電状態の場合を
示す。このとき、相変わらずストッパ432は図の左側
に寄っているが、コイル428が通電されるため、磁力
によって可動子426は右側へ移動し、スリーブ422
と接触する。従って、隙間Aは広く開き、隙間Bは閉じ
られる。
18aの油圧が低く、コイル428が通電状態の場合を
示す。このとき、相変わらずストッパ432は図の左側
に寄っているが、コイル428が通電されるため、磁力
によって可動子426は右側へ移動し、スリーブ422
と接触する。従って、隙間Aは広く開き、隙間Bは閉じ
られる。
【0083】図13及び図14に示すように、フィード
バック制御圧ポート418aの油圧が低い場合には、隙
間A及びBは広く保たれている。このため、迅速なクラ
ッチの充満及び解放が可能となる。
バック制御圧ポート418aの油圧が低い場合には、隙
間A及びBは広く保たれている。このため、迅速なクラ
ッチの充満及び解放が可能となる。
【0084】次に、クラッチにある程度油圧が充満する
と、フィードバック制御圧ポート418aの油圧も高く
なり、ストッパ先端部432aを押し、ストッパ432
は図の右側へ移動する。
と、フィードバック制御圧ポート418aの油圧も高く
なり、ストッパ先端部432aを押し、ストッパ432
は図の右側へ移動する。
【0085】図15は、フィードバック制御圧ポート4
18aの油圧が高く、コイル428が非通電の場合を示
す。コイル428が非通電のため、可動子426はばね
430によって左側へ押されるが、ストッパ432が右
へ寄っているため、隙間Aはとじられるが、隙間Bは狭
く保たれる。
18aの油圧が高く、コイル428が非通電の場合を示
す。コイル428が非通電のため、可動子426はばね
430によって左側へ押されるが、ストッパ432が右
へ寄っているため、隙間Aはとじられるが、隙間Bは狭
く保たれる。
【0086】図16は、フィードバック制御圧ポート4
18aの油圧が高く、コイル428が通電状態の場合を
示す。コイル428が通電状態となると、磁力により可
動子426が右側へ移動し、スリーブ422と接触し、
隙間Bは閉じられる。しかし、ストッパ432が右側へ
寄っているため、隙間Aは狭く保たれる。
18aの油圧が高く、コイル428が通電状態の場合を
示す。コイル428が通電状態となると、磁力により可
動子426が右側へ移動し、スリーブ422と接触し、
隙間Bは閉じられる。しかし、ストッパ432が右側へ
寄っているため、隙間Aは狭く保たれる。
【0087】このように、フィードバック制御圧ポート
418aの油圧が高い場合には、隙間A及びBは狭く保
たれ、フィードバック制御時におけるクラッチ圧の制御
性が向上する。
418aの油圧が高い場合には、隙間A及びBは狭く保
たれ、フィードバック制御時におけるクラッチ圧の制御
性が向上する。
【0088】以上説明したように、本実施形態において
は、可動子のストッパを移動させる手段として、電磁力
及び電磁力以外の動力源として油圧を用いるものを示し
たが、ストッパの移動手段はこれらに限定されるもので
はなく、これ以外の動力源を用いることも可能である。
は、可動子のストッパを移動させる手段として、電磁力
及び電磁力以外の動力源として油圧を用いるものを示し
たが、ストッパの移動手段はこれらに限定されるもので
はなく、これ以外の動力源を用いることも可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
油路の有効断面積を必要に応じて変更することができる
ため、油圧の供給性能及び制御性能を両立させることが
可能となった。又、通常の電磁弁のデューティ制御と必
要時の油圧通路調整制御とが同じ単一の電磁部材で行う
ことができ、新たな制御部材を設ける必要がなく、装置
構成もコンパクトにすることができる。
油路の有効断面積を必要に応じて変更することができる
ため、油圧の供給性能及び制御性能を両立させることが
可能となった。又、通常の電磁弁のデューティ制御と必
要時の油圧通路調整制御とが同じ単一の電磁部材で行う
ことができ、新たな制御部材を設ける必要がなく、装置
構成もコンパクトにすることができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る高速開閉電磁弁の
概略構成を示す縦断面図
概略構成を示す縦断面図
【図2】本発明の第2実施形態に係る高速開閉電磁弁の
非通電時の状態を示す模式図
非通電時の状態を示す模式図
【図3】同じく第2実施形態における高速開閉電磁弁の
弱通電時の状態を示す模式図
弱通電時の状態を示す模式図
【図4】同じく第2実施形態における高速開閉電磁弁の
強通電時の状態を示す模式図
強通電時の状態を示す模式図
【図5】第3実施形態に係る高速開閉電磁弁の隙間Bを
狭く保った状態を示す模式図
狭く保った状態を示す模式図
【図6】第3実施形態において高速開閉電磁弁の隙間A
を狭く保つ状態を示す模式図
を狭く保つ状態を示す模式図
【図7】第3実施形態において高速開閉電磁弁の隙間B
を広くした状態を示す模式図
を広くした状態を示す模式図
【図8】第3実施形態において高速開閉電磁弁の隙間A
を広くした状態を示す模式図
を広くした状態を示す模式図
【図9】第4実施形態において高速開閉電磁弁の通電時
を示す模式図
を示す模式図
【図10】第4実施形態において高速開閉電磁弁の弱通
電時を示す模式図
電時を示す模式図
【図11】第4実施形態において高速開閉電磁弁の強通
電時を示す模式図
電時を示す模式図
【図12】第4実施形態において高速開閉電磁弁の逆通
電時を示す模式図
電時を示す模式図
【図13】第5実施形態において高速開閉電磁弁の隙間
Bを広くした状態を示す模式図
Bを広くした状態を示す模式図
【図14】第5実施形態において高速開閉電磁弁の隙間
Aを広くした状態を示す模式図
Aを広くした状態を示す模式図
【図15】第5実施形態において高速開閉電磁弁の隙間
Bを狭く保った状態を示す模式図
Bを狭く保った状態を示す模式図
【図16】第5実施形態において高速開閉電磁弁の隙間
Aを狭く保った状態を示す模式図
Aを狭く保った状態を示す模式図
【図17】従来の高速開閉電磁弁の構造を示す縦断面図
【図18】従来のノーマリクローズタイプの高速開閉電
磁弁の非通電時の状態を示す模式図
磁弁の非通電時の状態を示す模式図
【図19】従来のノーマリクローズタイプの高速開閉電
磁弁の通電時の状態を示す模式図
磁弁の通電時の状態を示す模式図
12、112、212、312、412…ヨーク 16、116、216、316、416…受給圧ポート 18、118、218、318、418…制御圧ポート 20、120、220、320、420…排出ポート 22、122、222、322、422…スリーブ 24、124、224、324、424…シャフト 26、126、226、326、426…可動子 28、128、228、328、428…コイル 30、130、230、330、430…ばね 32、132、232、332、432…ストッパ 34、134、234、334、434…ばね
Claims (4)
- 【請求項1】油圧源からの油圧を受ける受給圧ポート
と、該油圧を制御対象に給排する制御圧ポートと、該油
圧を排出する排出ポートと、前記受給圧ポートからの油
路と排出ポートへの油路を交互に開閉し、デューティ制
御によって、前記受給圧ポートに受けた油圧の前記制御
圧ポートへの供給と、前記制御圧ポートから前記排出ポ
ートへの排出とを交互に行うように、電磁部材により駆
動される可動子と、該電磁部材が非通電のときは該可動
子が前記油路のうちいずれかを閉じるように、該可動子
を付勢する弾性部材とを有する高速開閉電磁弁におい
て、 前記受給圧ポートからの油路と排出ポートへの油路の少
なくとも一方の油路の有効断面積を可変にする手段を備
えたことを特徴とする高速開閉電磁弁。 - 【請求項2】請求項1において、前記可動子の最大移動
量を規制するストッパを備え、前記有効断面積を可変に
する手段が、前記電磁部材に前記デューティ制御時とは
異なった態様で通電することにより該ストッパの位置を
移動可能として、前記可動子の移動量を可変とする構成
とされたことを特徴とする高速開閉電磁弁。 - 【請求項3】請求項2において、前記ストッパの位置を
油圧を用いて移動可能としたことを特徴とする高速開閉
電磁弁。 - 【請求項4】請求項2において、前記可動子を永久磁石
で構成し、該永久磁石を前記ストッパの位置決めに対す
る付勢手段として用いたことを特徴とする高速開閉電磁
弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34324796A JPH10184971A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 高速開閉電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34324796A JPH10184971A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 高速開閉電磁弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10184971A true JPH10184971A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18360063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34324796A Pending JPH10184971A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 高速開閉電磁弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10184971A (ja) |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP34324796A patent/JPH10184971A/ja active Pending
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