JPH10185390A - 熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット及び熱交換ユニットを使用した冷蔵庫 - Google Patents

熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット及び熱交換ユニットを使用した冷蔵庫

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JPH10185390A
JPH10185390A JP9316187A JP31618797A JPH10185390A JP H10185390 A JPH10185390 A JP H10185390A JP 9316187 A JP9316187 A JP 9316187A JP 31618797 A JP31618797 A JP 31618797A JP H10185390 A JPH10185390 A JP H10185390A
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heat transfer
heat
thermoelectric module
transfer surface
exchange unit
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Application number
JP9316187A
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English (en)
Inventor
Osamu Nakagawa
治 中川
Munekazu Maeda
宗万 前田
Hiroaki Kitagawa
宏昭 北川
Shigeomi Tokunaga
成臣 徳永
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/02Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
    • F25B2321/025Removal of heat
    • F25B2321/0252Removal of heat by liquids or two-phase fluids

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性と保守点検、及び部品の互換性を高め
た熱電モジュールを使用した冷蔵庫及び熱電モジュール
を内蔵するマニホールドを提供する。 【解決手段】 ブロック状のマニホールド50,51,
52が三連に結合されている。各マニホールド50,5
1.52の中央には熱電モジュール5が配されている。
熱電モジュール5の両面にそれぞれ、タービュレータ5
5が配置されている。さらにタービュレータ55の外側
には、下部シェル53と上部シェル54が設けられてい
る。熱電モジュール5とタービュレータ55の間を熱媒
体が通過する。下部シェル53と上部シェル54及びタ
ービュレータ55は透明である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電モジュールを
内蔵する熱交換ユニットに関するものであり、特に水を
主体とする熱媒体を使用する熱交換ユニットとして好適
なものである。また本発明は、熱電モジュールを使用し
た冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、フロンガスのオゾン層破壊作用が
地球的な問題となり、フロンガスを使用しない冷却装置
の開発が急がれている。そしてフロンガスを使用しない
冷却装置の一つとして、熱電モジュールを使用した冷却
装置が注目されている。ここで熱電モジュールとは、ペ
ルチェ(Peltier)モジュール、又は熱電熱モジュールと
して知られているものであり、二つの伝熱面を有し、電
流を流すことにより一方の伝熱面が加熱され、他方の伝
熱面が冷却される機能を持つ部材である。熱電モジュー
ルを使用した冷却装置は、例えば特表平6−50436
1号に開示されている。
【0003】特表平6−504361号に開示された発
明は、熱電モジュールを熱交換ユニットに内蔵し、熱交
換ユニット内では熱電モジュールを挟んで二つのキャビ
ティが構成されている。そして熱交換ユニットの加熱側
伝熱面に面するキャビティは、熱交換器とポンプによっ
て構成される閉回路に接続され、他方の冷却側伝熱面に
面するキャビティも同様に熱交換器とポンプによって構
成される閉回路に接続されている。この様にして、熱電
モジュールの加熱側の伝熱面を含む循環回路と、冷却面
を含む循環回路を構成し、この回路に水を主体とする熱
媒体を循環せさる。そして二つの循環回路の内、冷却側
の回路の熱交換器によって所望の冷却を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術に開
示された発明は、熱電モジュールを使用して実用的な冷
却を行い得る技術である。しかしながら従来技術は、冷
却装置の基本的な構成を開示するものに過ぎず、実際に
この発明を冷蔵庫に適用するには、改良すべき点や、新
たに解決しなければならない問題が山積みされている。
【0005】本発明は、これらの問題の内、特に熱交換
ユニットについての改良技術を提案するものであり、冷
蔵庫に使用するのに好適な熱交換ユニットを提供するこ
とを課題とするものである。即ち、本発明は、特に生産
性と保守点検、及び部品の互換性を高めた熱電モジュー
ルを使用した冷蔵庫及び熱電モジュールを内蔵する熱交
換ユニットの提供を技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして上記した課題を解
決するための本発明は、少なくとも二つの伝熱面を有し
電流を流すことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝
熱面が冷却される熱電モジュールと、該熱電モジュール
の少なくとも一方の伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との
間に熱媒体通過キャビティを形成するシェル部材を有
し、前記シェル部材は透明又は半透明であることを特徴
とする熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニットであ
る。
【0007】これにより、冷蔵庫への組み込み作業性や
保守点検が容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、少なくと
も二つの伝熱面を有し電流を流すことにより一方の伝熱
面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱電モジュール
と、該熱電モジュールの少なくとも一方の伝熱面を覆う
と共に当該伝熱面との間に熱媒体通過キャビティを形成
するシェル部材を有し、前記シェル部材は透明又は半透
明であることを特徴とする熱電モジュールを内蔵する熱
交換ユニットである。
【0009】本発明の熱電モジュールを内蔵する熱交換
ユニットは、シェル部材が透明又は半透明であるから、
内部の熱媒体の流れ具合を外部から観察することができ
る。本発明の作用を、従来技術との問題点と比較して説
明すると次の通りである。
【0010】即ち、熱電モジュールを使用した冷却装置
では、熱媒体として液体、特に水を含有する液体を使用
する。そして熱電モジュールを使用した冷却装置では、
熱電モジュールの伝熱面と熱媒体との間で直接的に熱交
換が行われる。そのため熱電モジュールを使用する冷却
装置では、熱交換ユニット内における熱媒体の流れが円
滑であるか否かによって、冷却能力が大きく左右され
る。特に熱交換ユニット内への空気の巻き込みは、厳重
に防止しなければならない。
【0011】そのため熱電モジュールを使用した冷却装
置を冷蔵庫等に組み込む場合には、熱交換ユニット内に
空気が巻き込んでいないかどうかを確認する必要があ
る。しかしながら、従来技術では、熱交換ユニット内へ
の空気の巻き込みが無いことを確認することは困難であ
った。そのため冷蔵庫の組み付けや、熱媒体の注入は慎
重を要し、組み立ての作業性が悪いものであった。
【0012】請求項1記載の発明は、この問題点の解決
を課題の一つとするものである。請求項1に記載の熱電
モジュールを内蔵する熱交換ユニットは、シェル部材が
透明又は半透明であるから、内部の熱媒体の流れ具合を
外部から観察することができる。そのため熱交換ユニッ
トを冷蔵庫に組み立ててから熱交換ユニット内への空気
の巻き込みが無いことを確認することでき、熱媒体の注
入にはさほどの注意は要しない。そのため請求項1記載
の熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニットは、冷蔵庫
等への組み付け作業性が良い。
【0013】また冷蔵庫を保守点検する場合において
も、熱交換ユニット内に空気が巻き込んでいないかどう
かを確認する要求は強い。即ち、熱電モジュールを使用
した冷却装置は、構造が極めて単純であり、故障する箇
所は限られている。具体的な故障要因としては、熱媒体
を循環させるポンプの故障と、熱媒体の漏れ、熱交換ユ
ニット内での異物の詰まりの三者が大半であると予想さ
れる。本発明の熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニッ
トは、熱交換ユニット内の熱媒体の流れの様子を観察す
ることができるので、故障の要因を簡単に判別すること
ができる。即ち熱交換ユニット内に熱媒体が循環してい
なければポンプの故障が疑われ、熱交換ユニット内に気
泡が観察されれば熱媒体の漏れが疑われ、熱交換ユニッ
ト内で熱媒体が部分的に淀んでいれば熱交換ユニット内
での異物の詰まりが疑われる。
【0014】また同様の課題を解決するための請求項2
に記載の発明は、加熱側の伝熱面と冷却側の伝熱面を有
し電流を流すことにより加熱側の伝熱面が加熱され冷却
側の伝熱面が冷却される熱電モジュールと、該熱電モジ
ュールの加熱側伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に
熱媒体通過キャビティを形成するシェル部材と、前記熱
電モジュールの冷却側の伝熱面と接する冷却板を有し、
該冷却板に冷却物を載置可能であることを特徴とする熱
電モジュールを内蔵する熱交換ユニットである。
【0015】本発明の熱電モジュールを内蔵する熱交換
ユニットでは、熱媒体通過キャビティに水等の熱媒体を
通過させ、当該熱媒体によって加熱側伝熱面から熱を奪
う。そして冷却側の伝熱面の温度を低下させ、冷却板の
温度を低下させ、冷却板を通して冷却物を直接的に冷却
する。
【0016】上記した発明を改良した請求項3に記載の
発明は、冷却板は、シェル部材と置き換え可能であり、
冷却板をシェル部材と置き換えることにより、熱電モジ
ュールの加熱側伝熱面と接する熱媒体通過キャビティと
冷却側伝熱面と接する熱媒体通過キャビティを有する熱
電モジュールを内蔵する熱交換ユニットが構成されるこ
とを特徴とする請求項2に記載の熱電モジュールを内蔵
する熱交換ユニットである。
【0017】本発明の熱電モジュールを内蔵する熱交換
ユニットでは、冷却板とシェル部材との置き換えが可能
であり、加熱側伝熱面を覆うシェル部材に共通の部材を
使用することができる。従って、本発明の熱電モジュー
ルを内蔵する熱交換ユニットでは、部品の互換性が高
い。
【0018】また上記した熱交換ユニットを使用した冷
蔵庫の発明は、請求項2又は3に記載の熱交換ユニット
と、冷却装置と、冷蔵庫の庫体を備え、前記冷却装置
は、庫体内を冷却する熱交換器と、熱媒体を循環させる
ポンプを有し、前記熱交換ユニットと冷却装置が配管接
続され、熱交換ユニットの冷却板は庫体内にあり、前記
熱交換器によって庫体内を冷却すると共に熱交換ユニッ
トの冷却板によって庫体内に部分的に温度の低い部位が
設けられることを特徴とする熱交換ユニットを使用した
冷蔵庫である。
【0019】また上記した冷蔵庫の発明を改良した請求
項5に記載の発明は、水を含有する熱媒体を冷却する冷
却装置は、加熱側の伝熱面と冷却側の伝熱面を有し電流
を流すことにより加熱側の伝熱面が加熱され冷却側の伝
熱面が冷却される熱電モジュールを内蔵することを特徴
とする請求項4に記載の熱電モジュールを使用した冷蔵
庫である。
【0020】請求項4,5に記載の本発明は、上記した
熱交換ユニットを利用した発明であり、従来技術の冷蔵
庫の冷却能力や製氷能力を改善したものである。即ち従
来技術の熱電モジュールを使用した冷蔵庫は、単に熱電
モジュールによって熱交換を行い、庫体内を冷蔵するも
のであり、庫体内の温度を製氷可能なまでに低下させる
ことは困難であった。そのため従来技術の冷蔵庫で氷を
作ることはできなかった。
【0021】本発明は、この問題点を解決することを課
題の一つとするものである。即ち本発明の冷蔵庫は、通
常の冷蔵庫と同様に熱交換器によって庫体内を冷却する
が、同時に熱交換器を流れる熱媒体によって熱電モジュ
ールの加熱側伝熱面が冷却される。そのため熱電モジュ
ールの冷却側の伝熱面は、庫体内を冷却する熱交換器の
表面温度よりも更に低いものとなる。その結果、本発明
の冷蔵庫では、庫体内に部分的に温度の低い部位が設け
られる。
【0022】また同様の課題を解決するための請求項6
記載の発明は、複数のブロックを有し、各ブロックには
少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流すことにより一
方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱電モ
ジュールと、該熱電モジュールの少なくとも一方の伝熱
面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱媒体通過キャビテ
ィを形成するシェル部材を備え、前記シェル部材には管
状の接続部が設けられ、前記ブロック同士は、前記接続
部同士が嵌合されて一連の流路が構成されていることを
特徴とする熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニットで
ある。
【0023】従来技術の熱電モジュールを内蔵する熱交
換ユニットは、熱交換の能力が固定的であり冷蔵庫の容
量に応じて個別に設計する必要があった。また従来技術
によれば、内蔵される熱電モジュールについても冷蔵庫
の容量に応じて個別の大きさのものを製造する必要があ
った。そのため従来技術の熱交換ユニットは、部品の互
換性が悪く、製造や保守が困難であるという問題があっ
た。
【0024】本発明の熱電モジュールを内蔵する熱交換
ユニットは、この問題に着目し、各種の容量の冷蔵庫に
対応できる熱交換ユニットを開発し、部品の互換性を高
めることを課題の一つとするものである。即ち本発明の
熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニットは、ブロック
状となっており、各ブロックの接続部同士を嵌合するこ
とにより一連の流路が構成される。そのため本発明の熱
交換ユニットは、連結するブロックの数を変化させるこ
とにより、容量を変更することができる。
【0025】また同様の課題を達成するための請求項7
記載の発明は、少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流
すことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷
却される熱電モジュールと、該熱電モジュールの少なく
とも一方の伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱媒
体通過キャビティを形成するシェル部材を有し、前記シ
ェル部材には外部に貫通するリード線挿通孔が設けら
れ、該リード線挿通孔には中心に貫通孔が設けられた弾
性シール材が配され、熱電モジュールのリード線は、前
記弾性シール材の貫通孔に挿通されてシェル部材の外に
引き出されており、前記弾性シール材はリード線が挿通
された際に圧縮状態にあり、弾性シール材はリード線挿
通孔及びリード線を圧縮していることを特徴とする熱電
モジュールを内蔵する熱交換ユニットである。
【0026】熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット
では、熱媒体の漏れを防ぐことが大切である。しかし熱
電モジュールを内蔵する熱交換ユニットでは、熱電モジ
ュールのリード線をシェル部材の外部に引き出さなけれ
ばならず、このリード線引出し部分の液封が困難であ
る。本発明の熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット
は、この問題を解決することを課題の一つとするもので
あり、保守・点検の頻度を軽減するものである。即ち、
本発明の熱交換ユニットは、リード線が弾性シール材に
よって圧縮状に挟持されている。また弾性シール材は、
リード線挿通孔をも圧縮している。そのため本発明の熱
電モジュールを内蔵する熱交換ユニットでは、リード線
引出し部分からの熱媒体の漏れは無い。
【0027】さらに同様の目的を達成するための請求項
8記載の発明は、少なくとも二つの伝熱面を有し電流を
流すことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が
冷却される熱電モジュールと、該熱電モジュールの少な
くとも一方の伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱
媒体通過キャビティを形成するシェル部材を有し、前記
シェル部材の熱媒体通過キャビティの背面側には空洞部
が一体的に設けられていることを特徴とする熱電モジュ
ールを内蔵する熱交換ユニットである。
【0028】熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット
は、熱の放散を防ぐために断熱処理を施す必要がある。
そこで従来技術では、熱交換ユニットを冷蔵庫等に組み
込んだ後、グラスウール等を熱交換ユニットに巻き付
け、熱交換ユニットからの熱の放散を防いでいた。しか
しながらこの様なグラスウール等を熱交換ユニットに巻
き付ける作業は、手間取る作業であり、且つ熟練を要す
るものであった。また保守点検の際に熱交換ユニットを
分解する場合には、一々このグラスウール等をめくり取
る必要があり、面倒であった。本発明の熱電モジュール
を内蔵する熱交換ユニットは、この問題の解決を課題の
一つとするものであり、断熱処理が不要であり、冷蔵庫
への組み込みや保守点検が容易な熱電モジュールを内蔵
する熱交換ユニットを提供するものである。
【0029】即ち本発明の熱電モジュールを内蔵する熱
交換ユニットは、シェル部材の熱媒体通過キャビティの
背面側に空洞部が一体的に設けられている。そしてこの
空洞部は、断熱層として機能する。そのため本発明で
は、シェル部材と断熱層とが一体化されている。そのた
め冷蔵庫への組み込みや保守点検が容易である。
【0030】また上記した発明を改良した請求項9記載
の発明は、空洞部には発泡体が内蔵されていることを特
徴とする請求項8に記載の熱電モジュールを内蔵する熱
交換ユニットである。
【0031】また同様の目的を達成するための請求項1
0記載の発明は、複数のブロックを有し、各ブロックに
は、少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流すことによ
り一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱
電モジュールと、該熱電モジュールの少なくとも一方の
伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱媒体通過キャ
ビティを形成するシェル部材を備え、前記シェル部材に
は熱電モジュールに電気的に接続されたコネクターが設
けられており、各ブロックは、コネクターを介して電気
的に接続されることを特徴とする熱電モジュールを内蔵
する熱交換ユニットである。
【0032】熱交換ユニットをブロック状に分割した場
合には、各熱電モジュールは電気的に直列に接続するこ
とが望ましい。本発明の熱電モジュールを内蔵する熱交
換ユニットでは、シェル部材には熱電モジュールに電気
的に接続されたコネクターが設けられているので、この
隣合うブロックのコネクター同士を接続することによ
り、容易に電気的に接続することができる。そのため本
発明の熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニットは、冷
蔵庫への組み込みや保守点検が容易である。
【0033】また上記した発明を改良した請求項11記
載の発明は、シェル部材には管状の接続部が設けられ、
ブロック同士は、前記接続部同士を嵌合することによっ
て一連の流路が構成されていることを特徴とする請求項
10に記載の熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット
である。
【0034】また同様の目的を達成するための請求項1
2記載の発明は、複数のブロックによって構成される熱
電モジュールを内蔵する熱交換ユニットであり、各ブロ
ックには、少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流すこ
とにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却さ
れる熱電モジュールと、該熱電モジュールの少なくとも
一方の伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱媒体通
過キャビティを形成するシェル部材を有し、前記ブロッ
クの熱媒体通過キャビティは、並列に接続されているこ
とを特徴とする熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニッ
トである。
【0035】本発明の熱電モジュールを内蔵する熱交換
ユニットは、ブロックが並列に接続されているので流路
抵抗が小さい。また熱交換ユニットを直列に接続した場
合は、一つの熱交換ユニットが詰まると、冷却能力が全
く失われるが、並列に接続した場合には、ある程度の冷
却力が確保できる利点がある。そのため本発明の熱電モ
ジュールを内蔵する熱交換ユニットは、保守のための時
間をある程度稼ぐことができる効果があり、保守点検が
容易となる。
【0036】また同様の目的を達成するための請求項1
3記載の発明は、少なくとも二つの伝熱面を有し電流を
流すことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が
冷却される熱電モジュールと、該熱電モジュールの少な
くとも一方の伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱
媒体通過キャビティを形成するシェル部材を有し、前記
シェル部材と、熱電モジュールの伝熱面との間にはシー
ル部材が介在されていることを特徴とする熱電モジュー
ルを内蔵する熱交換ユニットである。
【0037】熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット
では、熱媒体の漏れを防ぐことが大切であり、特に加熱
側と冷却側の熱媒体が混じり合うことは、厳重に防止す
べきである。しかし熱電モジュールを内蔵する熱交換ユ
ニットでは、熱電モジュールを挟んで加熱側のキャビテ
ィと冷却側のキャビティがあり、これらの中をそれぞれ
加熱側と冷却側の熱媒体が通過するため、両者が混ざっ
てしまう場合が多い。本発明の熱電モジュールを内蔵す
る熱交換ユニットは、この問題を解決することを課題の
一つとするものであり、本発明の熱電モジュールを内蔵
する熱交換ユニットでは、シェル部材と、伝熱面との間
にはシール部材が介在されているので、シェル部材から
熱媒体が漏れることが無い。また特に加熱側と冷却側の
双方のシェル部材を有する構成に本発明を採用する場合
には、加熱側と冷却側の熱媒体の混合が防止される。
【0038】また上記した発明を具体化した請求項14
記載の発明は、シール部材は、可撓性を有するリングで
あることを特徴とする請求項13に記載の熱交換ユニッ
トである。
【0039】同様に上記した発明を具体化した請求項1
5記載の発明は、シール部材は、ゴム又は樹脂を素材と
するリングであることを特徴とする請求項13又は14
に記載の熱交換ユニットである。
【0040】また上記した目的を達成する請求項16記
載の発明は、少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流す
ことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却
される熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニットを備
え、前記熱交換ユニットには、加熱側及び/又は冷却側
の伝熱面と熱交換を行うための1又は2以上の熱媒体配
管回路が接続され、熱媒体配管回路の少なくとも一つに
はプロピレングリコールが添加された熱媒体が循環する
ことを特徴とする冷却装置である。
【0041】また上記した目的を達成する請求項17記
載の発明は、少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流す
ことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却
される熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニットを備
え、加熱側の配管回路と冷却側の配管回路を有し、各配
管回路内には熱媒体が循環し、冷却側の配管回路にはプ
ロピレングリコールが添加された冷凍系統を有すること
を特徴とする冷却装置である。
【0042】熱電モジュールを使用する場合の熱媒体
は、比熱が大きいことから水を含有するものが採用され
る場合が多い。しかし水を含有する熱媒体は、凍結の問
題がある。本発明の熱電モジュールを内蔵する熱交換ユ
ニットは、この問題を解決することを課題の一つとする
ものである。本発明の冷却装置では、熱電モジュールを
内蔵する熱交換ユニットを備えた冷凍系統を有するが、
当該冷凍系統では、冷却側の配管回路にプロピレングリ
コールが添加されている。そのため冷却側での熱媒体の
凍結が防止される。
【0043】また上記した発明を具体化した請求項18
記載の発明は、プロピレングリコールが添加された熱媒
体は、水との混合物であることを特徴とする請求項16
又は17に記載の冷却装置である。
【0044】本発明では、熱媒体として水とプロピレン
グリコールの混合物が採用されているので、比熱が大き
く、熱の移動が円滑であり、且つ凍結する懸念も少な
い。
【0045】また上記した発明をさらに具体化した請求
項19記載の発明は、プロピレングリコールの濃度は、
15%以上60%以下であることを特徴とする請求項1
6乃至18のいずれかに記載の冷却装置である。
【0046】
【実施例】以下さらに本発明の実施例について説明す
る。図1は、本発明の実施例の冷蔵庫の冷凍系統図であ
る。図2は、本発明の実施例の冷蔵庫の外観を示す斜視
図である。図3は、図2の冷蔵庫の側面断面図である。
図4は、図2の冷蔵庫の背面断面図である。図5は、図
2の冷蔵庫に内蔵される熱電モジュールを内蔵する熱交
換ユニットの斜視図である。図6は、図5のA−A断面
図である。図7は、図5の熱交換ユニットの内部の平面
図である。図8は、図5の熱交換ユニットの分解斜視図
である。図9は、図5の熱交換ユニットに内蔵されるタ
ービュレータの斜視図である。図10は、図9のタービ
ュレータを破断して表面を観察した拡大斜視図である。
図11は、図6の部分拡大断面図である。図12は、図
2の熱交換ユニットのリード線導出部のリード線導出手
順及び導出後の状態を示す拡大断面図である。図13
は、本実施例および変形例の熱交換ユニット同士の接合
部分を示す斜視図である。図14は、熱交換ユニットの
管部の接続構造を示す斜視図である。図15は、製氷部
分に使用する熱交換ユニットの断面図である。図16
は、図15の熱交換ユニットの分解斜視図である。図1
7は、他の実施例の熱交換ユニットの平面図である。図
18は、他の実施例の熱交換ユニットの断面図である。
図19は、熱交換ユニットの接続形態の異なる実施例を
示す平面図である。図20は、水とプロピレングリコー
ルとの混合物のプロピレングリコール濃度と凍結温度と
の関係を示すグラフである。図21は、熱媒体に水とプ
ロピレングリコールとの混合物を採用する場合における
冷蔵庫の庫内温度とプロピレングリコール濃度との関係
を示すグラフである。
【0047】本実施例の冷蔵庫30の冷凍系統は、図1
の通りであり、熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニッ
ト1(以下単に熱交換ユニット1)を介してホット側
(加熱側)の配管回路2と、コールド側(冷却側)の配
管回路3を有するものである。配管回路2,3内には、
水を主体とする熱媒体が循環される。コールド側の配管
回路3には、凍結を防止するために、プロピレングリコ
ール等の不凍液を添加することが望ましい。なお不凍液
としては、プロピレングリコール以外のものも知られて
いるが、冷蔵庫は食品を貯蔵するものであり、漏れた場
合を考慮し、人体に対する安全性が高いプロピレングリ
コールの採用が推奨される。熱媒体は、比熱が大きい点
から水を主体とするものを採用することが望ましいが、
勿論他の液体であっても良い。
【0048】コールド側の配管回路3に水とプロピレン
グリコールとの混合物を採用する場合には、プロピレン
グリコールの濃度は、15%以上60%以下であること
が望ましい。即ち一般的に本実施例の様な冷凍系統を冷
蔵庫に適用する場合、コールド側の熱媒体は−5°C程
度に低下する。そこで熱媒体の凍結温度は、−5°C以
下であることが望ましい。ここで水とプロピレングリコ
ールとの混合物のプロピレングリコール濃度と凍結温度
との関係は、図20の通りであり、凍結温度−5°Cに
相当するプロピレングリコール濃度は15%である。そ
のためプロピレングリコールの濃度は、15%以上であ
ることが望ましい。
【0049】またプロピレングリコールの濃度が過度に
上昇すると、熱媒体の粘度が上昇し、配管回路3におけ
る熱媒体の循環量が減少し、熱交換の効率が低下する。
本発明者らの実験によると、熱媒体に水とプロピレング
リコールとの混合物を採用する場合における冷蔵庫の庫
内温度とプロピレングリコール濃度との関係は、図21
の様であり、プロピレングリコール濃度が60%を越え
ると、熱媒体の循環量の減少が著しい。そのためプロピ
レングリコール濃度は60%以下であることが推奨され
る。
【0050】熱交換ユニット1は、後記する様に内部に
ペルチェ素子からなる熱電モジュール5を内蔵するもの
であり、熱交換ユニット1内では熱電モジュール5を挟
んで二つのキャビティ7,8が構成されている。なお本
明細書中で「熱交換ユニット」と称している部材は、
「熱電モジュールを内蔵するマニホールド」と称される
場合もあり、「熱交換ユニット」と「マニホールド」と
は単なる名称の差に過ぎない。そしてホット側の配管回
路2は、熱交換器10と、ポンプ11を有し、前記した
キャビティ7を含む閉回路を構成している。
【0051】またコールド側の配管回路3についても、
ホット側と同様に熱交換器15と、ポンプ16を有し、
前記したキャビティ8を含む閉回路を構成している。た
だし、コールド側の配管回路3は、熱交換器15の下流
側からバイパス配管17が設けられ、製氷用の熱交換ユ
ニット18に接続されている。また各回路の熱交換器1
0,15には、ファン21,22によって送風が行われ
る。
【0052】次に、本実施例の冷蔵庫の実態的な構成に
ついて説明する。冷蔵庫30の外観は、図2の通りであ
り、公知のそれと大差は無い。即ち箱型の本体部31を
有し、その全面に扉32が設けられたものである。冷蔵
庫の本体部31と扉32には、公知のそれと同様に断熱
材35,36(図3参照)が配されていて、閉空間の庫
(庫体)33が形成されている。
【0053】そして前記した冷凍系統の配管は、この断
熱材35,36の内外の適当な位置に配されている。具
体的には、冷凍系統の中心となる熱交換ユニット1は、
図3、図4の様に、断熱材35,36の庫33外であっ
て冷蔵庫30の背面側右下部(左右は、扉側から見る)
に設けられている。そして前記したホット側の配管回路
2は、いずれも断熱材35,36の庫外であって冷蔵庫
30の背面側に集中しており、ポンプ11,熱交換器1
0は、いずれも背面側の下部の中心付近に設けられてい
る。そして熱交換ユニット1、ポンプ11,熱交換器1
0は、配管37,38,39によって環状に接続されて
いる。
【0054】一方、コールド側の配管回路3は、その多
くが断熱材35,36によって囲まれた庫33内に配さ
れている。即ち熱交換器15は、庫33内の奥部中央に
配置されている。ポンプ16は、庫33内の奥部の右上
部に配されている。また庫33内には、棚部41が設け
られており、この棚部41の中に製氷用の熱交換ユニッ
ト18が内蔵されている。尚、棚部41の上側は、製氷
室40として機能する。
【0055】以上説明した各部材の内、ポンプ11,1
6,熱交換器10,15,ファン21,22及び冷蔵庫
自体の断熱構造は、公知のそれと何ら異なるところは無
い。本実施例の冷蔵庫30の特徴的な構成は、熱交換ユ
ニット1と製氷用熱交換ユニット18の構造であり、以
下、これらの構造について重点的に説明する。
【0056】まず、冷凍系統の中心となる熱交換ユニッ
ト1について説明する。本実施例で採用する熱交換ユニ
ット1は、図3,4,5に示した様に、ブロックに別れ
た三連構造をしている。即ち本実施例で採用する熱交換
ユニット1は、それぞれに熱電モジュール5を内蔵した
熱交換ユニット50,51,52が直列に接続されたも
のである。これらの三つの熱交換ユニット50,51,
52は、両端の熱交換ユニット50,52が全く同一の
形状、構造を持つものである。中央の熱交換ユニット5
1については、基本的な構造は両端のものと大差無い
が、配管の勝手や接続部分の雄雌構造が異なる。
【0057】熱交換ユニット50の構造は、次の通りで
ある。熱交換ユニット50は、図6,8の様に、下部シ
ェル53,上部シェル54、二つのタービュレータ55
及び熱電モジュール5によって構成されている。
【0058】下部シェル53の外観は、二つの突条が平
行に設けられた形状をしている。この突条の内部は空洞
であり、この空洞によって、二列の流路57,58が形
成されている。即ち流路57,58は、下部シェル53
の内側の両脇部分に、ブロックの連続方向に沿って平行
に設けられており、断面形状は円形をしている。そして
流路57,58は、下部シェル53のブロックの連続方
向の一方の端部から他方の端部にかけて連続して形成さ
れている。二つの流路57,58は、いずれも一端が閉
塞し、他端側は雄型管継手部60に連続している。具体
的には、図6の右側の流路57は、図面奥側が雄型管継
手部60に連続し、手前側は閉塞している。一方図6の
左側の流路58は、図面奥側が閉塞し、手前側が雄型管
継手部60に連続している。即ち閉塞側と雄型管継手部
60とは、流路57,58の間で互い違いになってい
る。雄型管継手部60は、図5,図8,図14に示した
様に、突出状の管であり、先端近くの外周にはOリング
61が設けられている。
【0059】また流路57,58の間は、壁部62(図
6)によって繋がっている。流路57,58の外側の部
位には、フランジ部63が設けられている。前記した壁
部62は、熱電モジュール5との間に熱媒体通過キャビ
ティを形成するものであり、フランジ部63よりも奥ま
った位置にある。フランジ部63には、ネジ挿通用の貫
通孔65が4か所設けられている。その他、下部シェル
53のフランジ部63には後述するリード線引出し孔6
7が二つ設けられている(図6参照)。
【0060】上部シェル54は、上記した下部シェル5
3と略同様の構造を有するものであり、外形が二条の突
条をしており、内部に二列の流路70,71が形成され
ている。そして各流路70,71は、一方が閉塞し、他
方には雄型管継手部60が設けられていて外部と連通し
ている。また流路70,71の間は、壁部74によって
繋がれており、この壁部74は、フランジ部72よりも
奥まっている。流路70,71の閉塞側と雄型管継手部
60は、図8の様に、上部シェル54が下部シェル53
と向き合った状態で、互い違いとなる位置に設けられて
いる。上部シェル54のフランジ部72にはボス部64
が設けられ、当該ボス部64にはネジ孔75が設けられ
ている。また上部シェル54の両端部に雄型連結部68
が設けられている。雄型連結部68は、図8,図13の
様に、上部シェル54と平行に突出した板部にピン69
が設けられたものである。上部シェル54には、リード
線引出し孔67に相当する部分は無い。
【0061】下部シェル53及び上部シェル54は、熱
可塑性樹脂の射出成形等の公知の方法によって成形され
るが、ここで特記するべきは、下部シェル53及び上部
シェル54がいずれも透明又は半透明であることであ
る。下部シェル53及び上部シェル54の素材は、透明
あるいは半透明であれば特に限定するものではなく、ポ
リスチレン樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂、ユリア樹脂、メラニン樹
脂、塩素化ポリエチレン樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ア
クリル塩化ビニル共重合体樹脂、ポリメチルペンテン樹
脂、ポリスルフォン樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、
MBS樹脂、メタクリルスチレン共重合樹脂、ポリアリ
レート樹脂、ポリアリルスルフォン樹脂、ポリブタジエ
ン樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、ポリエーテルエ
ーテルケトン樹脂その他が採用可能である。中でもポリ
オレフィン系の樹脂を採用することが望ましい。
【0062】タービュレータ55は、図9の様な板状で
あり、一方の面(図面下部)には位置決めのための脚部
77が二箇所設けられている。そしてタービュレータ5
5の他方の面(図面下部)には、流路を形成する多数の
壁78が設けられている。壁78は、タービュレータ5
5の一端から他端にかけて連続して設けられており、壁
78同士は平行かつ等間隔である。そして壁78によっ
て平行な溝状の流路84が形成される。また特に本実施
例で採用するタービュレータ55には、流路84中に障
害物が設けられている。
【0063】障害物は、具体的には、突条82と邪魔板
79である。突条82は、前記した壁78よりも高さが
低く、壁78対して垂直方向に連続して延びている。本
実施例では、突条82は二列設けられている。邪魔板7
9は、壁78と同一の高さであるが不連続である。邪魔
板79は流路84を完全に塞ぐものではなく、流路84
の幅方向には隙間がある。邪魔板79は、ある壁78に
は長手方向の中央に一つだけ設けられ、その壁78と隣
合う壁78には、端部よりの部位に二箇所設けられてい
る。従って邪魔板79は、溝状の流路84に対して千鳥
状に設けられている。また前記した突条82は、邪魔板
79の間の部分に位置する。
【0064】タービュレータ55は、熱可塑性樹脂の射
出成形等の公知の方法によって成形され、成形方法につ
いては特定するものではないが、本実施例では、タービ
ュレータ55も下部シェル53、上部シェル54と同様
に透明又は半透明である。タービュレータ55の素材は
下部シェル53、上部シェル54と同様のものが採用可
能であり、中でも透明又は半透明のポリオレフィン系の
樹脂を採用することが望ましい。
【0065】熱電モジュール5は、公知のペルチェ素子
を利用したものであり、P型半導体とN型半導体が並べ
て設けられたものである。そして熱電モジュール5の外
形形状は板状であり、その両面は伝熱面80,81とし
て機能する。
【0066】次に熱交換ユニット50の組み立て構造に
ついて説明する。熱交換ユニット50は、その中央に熱
電モジュール5が配されている。そして熱電モジュール
5の両面にそれぞれ、タービュレータ55が配置されて
いる。さらにタービュレータ55の外側には、下部シェ
ル53と上部シェル54が設けられ、下部シェル53と
上部シェル54はネジ89によって一体的に結合されて
いる。
【0067】下部シェル53及び上部シェル54とター
ビュレータ55との位置関係は、図6の様にタービュレ
ータ55が下部シェル53、上部シェル54の壁部6
3,74に位置し、脚部77が流路57,58或いは流
路70,71の側面と嵌合している。タービュレータ5
5の壁78は、流路70,71に対して垂直方向に延び
る。従って壁78によって作られる溝状の流路によっ
て、流路70,71は全域に渡って結ばれている。そし
てタービュレータ55の壁78は、熱電モジュール5の
伝熱面80又は81と接している。従ってタービュレー
タ55の表面と熱電モジュール5の伝熱面80又は81
との間で熱媒体通過キャビティが構成されている。
【0068】また細部を説明すると、熱電モジュール5
の伝熱面80又は81と、シェル53、54の間には、
図8、図11の様に正方形環状(正方形リング状)のシ
ール部材85,86が介在されており、熱媒体通過キャ
ビティからの熱媒体の漏れが防止されている。言い換え
るとシェル53,54と熱電モジュール5の伝熱面8
0,81とが正方形環状のシール部材85,86を介し
て接し、密閉空間を形成している。またこのシール部材
85,86の外側であって、下部シェル53、上部シェ
ル54の間にはもう一つの環状のシール部材87が介在
されており、熱交換ユニット50全体からの熱媒体の漏
れが防止されている。つまり本実施例では、液封は、シ
ール部材85,86とシール部材87によって二重に行
われている。
【0069】即ち熱電モジュール5の伝熱面80,81
は、平滑に成形することが容易であり、またシェル5
3、54についても同様に平滑に成形することが容易で
あるため、両者の間のシール部材85,86によって熱
媒体通過キャビティは完全に密閉され、熱媒体通過キャ
ビティからの熱媒体の漏れの防止は完全となる。また前
記した様にシェル53、54は平滑に成形することが容
易であるから、シール部材87によって熱交換ユニット
50全体からの熱媒体の漏れの防止は完全となる。
【0070】なおシール部材85,86,87の材質
は、可撓性を有する素材であり、特にゴムや樹脂の採用
が推奨される。即ちシール部材85,86,87は、通
常のOリング等と同等の素材を採用することが望まし
い。
【0071】熱電モジュール5のリード線90は、単線
であり、リード線引出し孔67から外部に引き出されて
いる。当該部分の構造は、図12の通りである。即ちリ
ード線引出し孔67は、下部シェル53の内部から外部
側に向かって段部が設けられており、下部シェル53の
内部側の内径は大きく、外部に貫通する部分の内径は小
さい。そしてリード線引出し孔67の内部側の内径が大
きい部位に、ゴム等の弾性体のシール部材92が挿入さ
れている。弾性シール部材92は、円柱形状をしてお
り、中心部に貫通孔93が設けられている。シール部材
92の外径は、自然状態の際にはリード線引出し孔67
の内部側の内径に略等しい。またシール部材92の貫通
孔93の内径は、リード線90よりも小さい。リード線
90は、図12(a)の様に、リード線引出し孔67に
シール部材92を挿入した後、貫通孔93に押し込まれ
る。その結果、弾性シール部材92は拡径し、圧縮応力
を内在して、リード線引出し孔67を圧縮してその内側
と密接する。また弾性シール部材92とリード線90の
間についても圧縮状態で密接される。
【0072】次にもう一種の熱交換ユニット51につい
て説明する。熱交換ユニット51の構造は、基本的に前
記した熱交換ユニット50と同一であるので、相違点だ
けを説明する。前記した熱交換ユニット50は、雄形管
継手部60と連結部68がいずれも雄型であったのに対
し、中間部の熱交換ユニット51は、これらがいずれも
雌型である。即ち中間部の熱交換ユニット51の下部シ
ェル53,上部シェル54からは、雌型管継手部98が
突出している。雌型管継手部98は、図14に示した様
に管状であって、その内径は、前記した熱交換ユニット
50の雄型管継手部60の外径に略等しい。
【0073】また中間部の熱交換ユニット51の下部シ
ェル53には雌形連結部100が設けられている。雌型
連結部100は、図5,図13の様に、下部シェル53
と平行に突出した板部101に孔102が設けられたも
のである。
【0074】次に、本実施例の熱交換ユニット50,5
1,52の結合状態及び、その他の部材との関係を説明
する。本実施例の熱交換ユニット50,51,52は、
前記した様に直列状態に接続される。より具体的には、
熱交換ユニット50と51および、熱交換ユニット51
と,52の間で、雄型連結部68のピン69が雌型連結
部100の孔102に嵌合し、熱交換ユニット50,5
1,52が一体化される。また熱交換ユニット51と5
2および、熱交換ユニット51と,52の間で、雄型管
継手部60と雌型管継手部部98が嵌合し、熱交換ユニ
ット50,51,52の下部シェル53によって形成さ
れる熱媒体通過キャビティ同士が直列に接続される。更
にまた熱交換ユニット50,51,52の上部シェル5
4によって形成される熱媒体通過キャビティ同士も同様
に直列に接続される。そして熱交換ユニット50の下部
シェル53の雄型管継手部60と、熱交換ユニット52
の下部シェル53の雄型管継手部60とがホット側の配
管回路2に接続される。また熱交換ユニット50の上部
シェル54の雄型管継手部60と、熱交換ユニット52
の上部シェル54の雄型管継手部60とがコールド側の
配管回路3に接続される。
【0075】そのためホット側の配管回路2では、図5
の下の矢印の様に熱交換ユニット50の下部シェル53
の雄型管継手部60から熱媒体が熱交換ユニット50内
の左側の流路58に入り、熱媒体通過キャビティたるタ
ービュレータ55の表面と熱電モジュール5の伝熱面8
0の間を通って右側の流路57に流れ込む。尚、本実施
例ではタービュレータ55に溝状の流路84が形成さ
れ、さらに流路内に突条82や邪魔板79による障害物
が設けられているので、熱媒体はこれらの障害物に当た
ると共に、溝状の流路によって遮られて幅方向への逃げ
場を失い、熱電モジュール5に直接当接する方向の流れ
が発生する。そのため熱媒体は、熱電モジュール5の伝
熱面80に垂直方向に当たり、効率良く熱交換が行われ
る。
【0076】そしてタービュレータ55から右側の流路
57に流れた熱媒体は、雄型管継手部60から熱交換ユ
ニット50の外部に流れ、次の熱交換ユニット51の雌
型管継手部98から熱交換ユニット51に入る。
【0077】そして熱交換ユニット50の下部シェル5
3の雄型管継手部60から熱媒体が熱交換ユニット51
内の右側の流路57に入り、熱媒体通過キャビティたる
タービュレータ55の表面と熱電モジュール5の伝熱面
80の間を通って左側の流路58に流れ込む。この場合
も先と同様に、タービュレータ55に溝状の流路84が
形成され、さらに流路内に突条82や邪魔板79による
障害物が設けられているので、熱媒体はこれらの障害物
に当たると共に、溝状の流路によって遮られて幅方向へ
の逃げ場を失い、熱電モジュール5に直接当接する方向
の流れが発生する。そのため熱媒体は、熱電モジュール
5の伝熱面80に垂直方向に当たり、効率良く熱交換が
行われる。
【0078】そしてタービュレータ55から左側の流路
58に流れた熱媒体は、雌型管継手部98から熱交換ユ
ニット51の外部に流れる。その後は、前述と同様であ
り、熱媒体は、熱交換ユニット52の雌型管継手部60
から熱交換ユニット52に流れ込み、反対側の雄型管継
手部60から外部に出る。
【0079】またコールド側の配管回路3についても同
様である。コールド側の熱媒体の流れは、図5の上の矢
印の様である。
【0080】ここで本実施例の冷蔵庫30では、下部シ
ェル53、上部シェル54およびタービュレータ55が
透明又は半透明であるから、外部から熱電モジュール5
の伝熱面80,81が直接目視できる。そのため上記し
た熱媒体の流れの様子は外部から良く分かり、空気の混
入や異物の詰まり等は一目して判別可能である。
【0081】次に、製氷用の熱交換ユニット18につい
て、図15,16を参照しつつ説明する。製氷用の熱交
換ユニット18は、簡単に説明すると上記した熱交換ユ
ニット50の上部シェル54を冷却板110に置き換え
たものであると言える。冷却板110は、図15及び図
16の様に、アルミ等の熱伝導に優れた金属の板であ
り、前記した上部シェル54のネジ孔75に相当する位
置に孔111が設けられている。そして製氷用の熱交換
ユニット18では、下部シェル53に冷却板110がネ
ジ止めされており、冷却板110の背面は、直接的に熱
電モジュールの冷却側の伝熱面81と接触している。尚
製氷用の熱交換ユニット18についても、下部シェル5
3と冷却板110間には環状のシール部材87が介在さ
れており、熱交換ユニット50全体からの熱媒体の漏れ
が防止されている。
【0082】また熱電モジュール5の伝熱面80と、下
部シェル53の間には、正方形環状のシール部材85が
介在されており、熱媒体通過キャビティからの熱媒体の
漏れが防止されている。
【0083】製氷用の熱交換ユニット18の熱媒体通過
キャビティには、パイパス配管17から冷却された熱媒
体が流れ込む。そのため、製氷用の熱交換ユニット18
内の熱電モジュール5は、加熱側の伝熱面80がこの熱
媒体によって冷却され、反対側の冷却側伝熱面81は、
さらに低い温度となる。そのため冷却板110に製氷皿
(冷却物)115を載せると、内部の水を結氷させるこ
とができる。
【0084】即ち本実施例では、図1の様に熱電モジュ
ール5を内蔵して水を含有する熱媒体を冷却する一連の
冷却装置(キャビティ8、熱交換器15、ポンプ16に
よってコールド側の閉回路が形成される冷却装置)に、
熱電モジュール5を内蔵する製氷用の熱交換ユニット1
8が接続され、熱電モジュール5の加熱側の伝熱面80
が冷却される。そして熱交換器15と熱交換ユニット1
8の冷却板110はいずれも庫内にあり、熱交換器15
によって庫内を冷却すると共に熱交換ユニット18の冷
却板110によって庫内に部分的に温度の低い部位が設
けられる。なお本実施例では、製氷用の熱交換ユニット
18を、冷却装置のコールド側配管回路3に対して並列
に接続した構成を開示したが、本発明はこれにこだわる
ものではなく、製氷用の熱交換ユニット18を、冷却装
置のコールド側配管回路3に直列的に配管してもよい。
また製氷用の熱交換ユニット18を、冷却装置のコール
ド側配管回路3と接続する発明を実施する場合において
は、冷却装置は必ずしも熱電モジュールを活用したもの
でなくてもよい。
【0085】次に本発明の他の実施例について説明す
る。尚以下に説明する構成は、シェルが透明又は半透明
であることが望ましいが、シェルが透明或いは半透明で
ない場合であっても応用可能である。前記した熱交換ユ
ニット50,51,52では、連結部材は、ピン69と
孔102の嵌合構造を示したが、これ以外の構造として
図13(b)の様なフック119の嵌合を利用したもの
であっても良い。
【0086】また先の実施例では、熱電モジュール5の
リード線90を、リード線引出し孔67を介して直接的
に外部に引出したが、下部シェル53,上部シェル54
にコネクター118,120を設け、このコネクター1
18,120を介して外部に引き出すことも可能であ
る。特に本実施例の様な熱電モジュール5をブロック的
な熱交換ユニットに配する場合には、熱電モジュール5
は直列に接続することが望ましいから、下部シェル53
の連結側の両端面に雄又は雌のコネクター118,12
0を直接的に設け、このコネクター同士を直接結合する
ことが望ましい。また雄型連結部68と雌型連結部10
0の結合間隔と、雄型管継手部60と雌型管継手部部9
8の結合間隔及びコネクター118,120の結合間隔
を同一にしておけば、一回の動作で熱交換ユニットの機
械的結合と、配管結合と電気結合を行うことができ、組
み立て作業性がさらに向上する。
【0087】図17は、この様に下部シェル53に雄又
は雌のコネクターを直接的に設け、このコネクター同士
を直接結合する構成を示したものである。図17に示し
た構成は、先の実施例と同様に、熱交換ユニット50,
51,52が直列に接続されたものであるが、先の実施
例と異なるところは、各熱交換ユニット50,51,5
2にコネクター118,120が設けられている点であ
る。より具体的には、両端の熱交換ユニット50,52
には、両端に雄のコネクターが取り付けられており、中
間の熱交換ユニット51には雌のコネクター120が設
けられている。そして各熱交換ユニット50,51,5
2のコネクター118,120には、熱電モジュール5
のリード線90が一本づつ接続されている。またコネク
ター118,120は、隣合う熱交換ユニットのものが
それぞれ接合されている。本実施例の熱交換ユニット1
23によると、熱交換ユニット50,51,52を接合
するだけで、配管の接続ばかりでなく電気的な接合も行
うことが可能であり、冷蔵庫30の組み立てが容易とな
る。
【0088】次に図18を参照しつつ、他の実施例につ
いて説明する。図18に示す熱交換ユニット130は、
断熱性の向上を目的としたものである。即ち熱交換ユニ
ット130は、下部シェル53,上部シェル54のいず
れか一方を断熱する必要がある。具体的に説明すると、
先の実施例の様に、熱交換ユニットを庫外に配置する場
合には、冷気が外部に漏れない様に、冷却側のシェルに
断熱材を巻き付ける必要がある。また逆に熱交換ユニッ
トを庫内に配する場合には、熱気が庫内に充満すること
がないように、加熱側のシェルに断熱材を巻き付ける。
しかしながら、この様に断熱材を巻き付ける作業は面倒
であり、また熟練を要する作業であって、作業者によっ
てはシェルに露出部分ができてしまい、断熱が不十分と
なる懸念もある。
【0089】図18に示す熱交換ユニット130は、こ
の問題を解決するため、背面側に断熱層となる空洞部1
32を一体的に設けたシェル131を採用している。即
ち熱交換ユニット130では、前記したフランジ部6
3、凹凸部分、壁部62の背面に略密閉状の空洞部13
2がある。シェル131の成形方法は、特に限定するも
のではないが、例えばブロー成形によって製造すれば、
略密閉状の空洞部132を容易に成形することができ
る。また空洞部132は、空の状態であっても空気の断
熱作用によって相当の断熱効果が期待できるが、当該部
分の中に発泡ウレタン等を注入することにより、更に高
い断熱効果を発揮させることができる。図18に示した
熱交換ユニットでは、一方のシェル131の背面だけに
空洞部132を設けたが、もちろん両方のシェルの背面
に空洞部を設けてもよい。
【0090】以上説明した熱交換ユニットは、3連構成
のものを例に説明したが、勿論2連以下でも4連以上で
あっても良い。本実施例の熱交換ユニットは、冷蔵庫の
容量に応じて連結数を増減することができるので、あら
ゆる容量の冷蔵庫に対応可能であり、部品の互換性が高
い効果がある。
【0091】また上記した実施例では、熱交換ユニット
を直列に接続したが、熱交換ユニットを並列に使用する
ことも可能である。図19は、熱交換ユニットを並列に
使用した例を示すものである。図19に示す実施例で
は、熱交換ユニット50と熱交換ユニット51の直列接
続を一組とし、これを互いに並列に接続している。熱交
換ユニットを並列に接続する利点としては、流路抵抗の
軽減が挙げられる。また熱交換ユニットを直列に接続し
た場合は、一つの熱交換ユニットが詰まると、冷却能力
が全く失われるが、並列に接続した場合には、ある程度
の冷却力が確保できる利点がある。そのため保守のため
の時間をある程度稼ぐことができる効果があり、保守点
検が容易となる。
【0092】以上説明した構成の内、実施例に特有のも
のをまとめると、一つの特徴は、少なくとも二つの伝熱
面を有し電流を流すことにより一方の伝熱面が加熱され
他方の伝熱面が冷却される熱電モジュールと、該熱電モ
ジュールの少なくとも一方の伝熱面を覆うシェル部材を
有し、シェル部材は一定の距離を開いて設けられた二つ
の流路と、二つの流路の略全域をつなぐと共に熱電モジ
ュールの伝熱面が接するキャビティ部を有し、該キャビ
ティ部には流路同士を繋ぐ溝状の流路が設けられ、該溝
状流路中には、流路を遮る障害物が設けられていること
を特徴とする熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット
である。
【0093】また障害物は、高さが溝よりも低い突条
と、流路の幅よりも狭い邪魔板である。
【0094】もう一つの特徴は、少なくとも二つの伝熱
面を有し電流を流すことにより一方の伝熱面が加熱され
他方の伝熱面が冷却される熱電モジュールと、該熱電モ
ジュールの少なくとも一方の伝熱面を覆うと共に当該伝
熱面との間に熱媒体通過キャビティを形成するシェル部
材と、当該シェル部材と対向する対向部材を有し、前記
シェル部材と、伝熱面との間にはシール部材が介在され
ていて熱媒体通過キャビティからの熱媒体の漏れが防止
され、さらにシェル部材と対向部材との間にもシール部
材が介在されていてシェル部材からに熱媒体の漏れが防
止されている熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット
である。
【0095】
【発明の効果】本発明の熱電モジュールを内蔵する熱交
換ユニットは、冷蔵庫への組み込み作業性や保守点検が
容易である効果があり、熱電モジュールを使用して実用
的な冷蔵を行い得る効果がある。
【0096】特に請求項1記載の熱電モジュールを内蔵
する熱交換ユニットにおいては、シェル部材が透明又は
半透明であるから、内部の熱媒体の流れ具合を外部から
観察することができる。そのため本発明では、冷蔵庫に
組み立ててから熱交換ユニット内への空気の巻き込みが
無いことを確認することできるので、熱媒体の注入は、
さほどの注意を要せず、冷蔵庫等への組み付け作業性が
良いという効果がある。また冷蔵庫を保守点検する際で
も、熱交換ユニット内に空気が巻き込んでいないかどう
かを確認することができ、故障原因を迅速に突き止める
ことができる。
【0097】また特に請求項2に記載の熱電モジュール
を内蔵する熱交換ユニットは簡単な構成で低い温度を作
ることができる効果がある。特に請求項2を改良した請
求項3記載の発明では、加熱側伝熱面を覆うシェル部材
に共通の部材を使用することができるので部品の互換性
が高い。
【0098】さらに請求項4,5に記載の冷蔵庫では、
簡単な構成で庫内に部分的に温度の低い部位を設けるこ
とができる効果がある。
【0099】請求項6に記載の熱電モジュールを内蔵す
る熱交換ユニットは、連結するブロックの数を変化させ
ることにより、容量を変更することができるで、部品の
互換性が高い効果がある。
【0100】請求項7記載の熱電モジュールを内蔵する
熱交換ユニットは、簡単な構成でリード線引出し部分か
らの熱媒体の漏れを阻止することができる効果がある。
【0101】請求項8,9記載の熱電モジュールを内蔵
する熱交換ユニットは、冷蔵庫へ組み込み後の断熱処理
が不要であり、冷蔵庫への組み込みや保守点検が容易と
なる効果がある。
【0102】請求項10記載の熱電モジュールを内蔵す
る熱交換ユニットは、隣合うブロックのコネクター同士
を接続することにより、容易に電気的に接続することが
できるので冷蔵庫への組み込みや保守点検が容易である
という効果がある。
【0103】請求項11記載の熱電モジュールを内蔵す
る熱交換ユニットでは、電気的な結合と流体的な結合を
同時に行うことができる効果がある。
【0104】請求項12記載の熱電モジュールを内蔵す
る熱交換ユニットは、流路抵抗が小さいばかりでなく、
一つの熱交換ユニットが詰まってもある程度の冷却能力
を維持することができる効果があり、保守のための時間
をある程度稼ぐことができるので、保守点検が容易とな
る。
【0105】請求項13記載の熱電モジュールを内蔵す
る熱交換ユニットは、シェル部材と、伝熱面との間には
シール部材が介在されているので、シェル部材から熱媒
体が漏れることがなく、また加熱側と冷却側の熱媒体が
混じり合うこともない。そのため熱の無駄がなく効率が
高い効果がある。
【0106】請求項14,15記載の熱電モジュールを
内蔵する熱交換ユニットは、可撓性を有するリング等に
よってシェル部材と伝熱面との間をシールするので、熱
媒体の漏れ防止がより確実である。
【0107】請求項16記載の冷却装置は、配管回路に
プロピレングリコールが添加されているので、熱媒体の
凍結が防止される。
【0108】請求項17記載の冷却装置は、冷却側の配
管回路にプロピレングリコールが添加されているので、
冷却側での熱媒体の凍結が防止される。
【0109】請求項18記載の冷蔵庫では、熱媒体とし
て水とプロピレングリコールの混合物が採用されている
ので、比熱が大きく、熱の移動が円滑であり、且つ熱媒
体が凍結する懸念も少ない。
【0110】請求項19記載の冷蔵庫では、プロピレン
グリコールの濃度を適切に限定することにより、熱媒体
の凍結防止と、熱媒体の流量確保を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の冷蔵庫の冷凍系統図
【図2】本発明の実施例の冷蔵庫の外観を示す斜視図
【図3】図2の冷蔵庫の側面断面図
【図4】図2の冷蔵庫の背面断面図
【図5】図2の冷蔵庫に内蔵される熱電モジュールを内
蔵する熱交換ユニットの斜視図
【図6】図5のA−A断面図
【図7】図5の熱交換ユニットの内部の平面図
【図8】図5の熱交換ユニットの分解斜視図
【図9】図5の熱交換ユニットに内蔵されるタービュレ
ータの斜視図
【図10】図9のタービュレータを破断して表面を観察
した拡大斜視図
【図11】図6の部分拡大断面図
【図12】図2の熱交換ユニットのリード線導出部のリ
ード線導出手順及び導出後の状態を示す拡大断面図
【図13】本実施例および変形例の熱交換ユニット同士
の接合部分を示す斜視図
【図14】熱交換ユニットの管部の接続構造を示す斜視
【図15】製氷部分に使用する熱交換ユニットの断面図
【図16】図15の熱交換ユニットの分解斜視図
【図17】他の実施例の熱交換ユニットの平面図
【図18】他の実施例の熱交換ユニットの断面図
【図19】熱交換ユニットの接続形態の異なる実施例を
示す平面図
【図20】水とプロピレングリコールとの混合物のプロ
ピレングリコール濃度と凍結温度との関係を示すグラフ
【図21】熱媒体に水とプロピレングリコールとの混合
物を採用する場合における冷蔵庫の庫内温度とプロピレ
ングリコール濃度との関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 熱交換ユニット 2 ホット側の配管回路 3 コールド側の配管回路 5 熱電モジュール 7, 8 キャビティ 10,15 熱交換器 11,16 ポンプ 17 バイパス配管 18 製氷用の熱交換ユニット 30 冷蔵庫 33 庫(庫体) 50,51,52 熱交換ユニット 53 下部シェル 54 上部シェル 55 タービュレータ 60 雄型管継手部 67 リード線引出し孔 68 雄型連結部 78 壁 79 邪魔板 82 突条 85,86 シール部材 87 シール部材 90 リード線 92 弾性シール部材 98 雌型管継手部 100 雌形連結部 110 冷却板 115 製氷皿(冷却物) 118,120 コネクター 119 フック 123 熱交換ユニット 130 熱交換ユニット 132 空洞部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 成臣 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流
    すことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷
    却される熱電モジュールと、該熱電モジュールの少なく
    とも一方の伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱媒
    体通過キャビティを形成するシェル部材を有し、前記シ
    ェル部材は透明又は半透明であることを特徴とする熱電
    モジュールを内蔵する熱交換ユニット。
  2. 【請求項2】 加熱側の伝熱面と冷却側の伝熱面を有し
    電流を流すことにより加熱側の伝熱面が加熱され冷却側
    の伝熱面が冷却される熱電モジュールと、該熱電モジュ
    ールの加熱側伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱
    媒体通過キャビティを形成するシェル部材と、前記熱電
    モジュールの冷却側の伝熱面と接する冷却板を有し、該
    冷却板に冷却物を載置可能であることを特徴とする熱電
    モジュールを内蔵する熱交換ユニット。
  3. 【請求項3】 冷却板は、シェル部材と置き換え可能で
    あり、冷却板をシェル部材と置き換えることにより、加
    熱側伝熱面と接する熱媒体通過キャビティと冷却側伝熱
    面と接する熱媒体通過キャビティが構成されることを特
    徴とする請求項2に記載の熱電モジュールを内蔵する熱
    交換ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の熱交換ユニット
    と、冷却装置と、冷蔵庫の庫体を備え、前記冷却装置
    は、庫体内を冷却する熱交換器と、熱媒体を循環させる
    ポンプを有し、前記熱交換ユニットと冷却装置が配管接
    続され、熱交換ユニットの冷却板は庫体内にあり、前記
    熱交換器によって庫体内を冷却すると共に熱交換ユニッ
    トの冷却板によって庫体内に部分的に温度の低い部位が
    設けられることを特徴とする熱交換ユニットを使用した
    冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 水を含有する熱媒体を冷却する冷却装置
    は、加熱側の伝熱面と冷却側の伝熱面を有し電流を流す
    ことにより加熱側の伝熱面が加熱され冷却側の伝熱面が
    冷却される熱電モジュールを内蔵することを特徴とする
    請求項4に記載の熱交換ユニットを使用した冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 複数のブロックを有し、各ブロックには
    少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流すことにより一
    方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱電モ
    ジュールと、該熱電モジュールの少なくとも一方の伝熱
    面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱媒体通過キャビテ
    ィを形成するシェル部材を備え、前記シェル部材には管
    状の接続部が設けられ、前記ブロック同士は、前記接続
    部同士が嵌合されて一連の流路が構成されていることを
    特徴とする熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット。
  7. 【請求項7】 少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流
    すことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷
    却される熱電モジュールと、該熱電モジュールの少なく
    とも一方の伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱媒
    体通過キャビティを形成するシェル部材を有し、前記シ
    ェル部材には外部に貫通するリード線挿通孔が設けら
    れ、該リード線挿通孔には中心に貫通孔が設けられた弾
    性シール材が配され、熱電モジュールのリード線は、前
    記弾性シール材の貫通孔に挿通されてシェル部材の外に
    引き出されており、前記弾性シール材はリード線が挿通
    された際に圧縮状態にあり、弾性シール材はリード線挿
    通孔及びリード線を圧縮していることを特徴とする熱電
    モジュールを内蔵する熱交換ユニット。
  8. 【請求項8】 少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流
    すことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷
    却される熱電モジュールと、該熱電モジュールの少なく
    とも一方の伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱媒
    体通過キャビティを形成するシェル部材を有し、前記シ
    ェル部材の熱媒体通過キャビティの背面側には空洞部が
    一体的に設けられていることを特徴とする熱電モジュー
    ルを内蔵する熱交換ユニット。
  9. 【請求項9】 空洞部には発泡体が内蔵されていること
    を特徴とする請求項8に記載の熱電モジュールを内蔵す
    る熱交換ユニット。
  10. 【請求項10】 複数のブロックを有し、各ブロックに
    は、少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流すことによ
    り一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却される熱
    電モジュールと、該熱電モジュールの少なくとも一方の
    伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱媒体通過キャ
    ビティを形成するシェル部材を備え、前記シェル部材に
    は熱電モジュールに電気的に接続されたコネクターが設
    けられており、各ブロックは、コネクターを介して電気
    的に接続されることを特徴とする熱電モジュールを内蔵
    する熱交換ユニット。
  11. 【請求項11】 シェル部材には管状の接続部が設けら
    れ、ブロック同士は、前記接続部同士を嵌合することに
    よって一連の流路が構成されていることを特徴とする請
    求項10に記載の熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニ
    ット。
  12. 【請求項12】 複数のブロックによって構成される熱
    電モジュールを内蔵する熱交換ユニットであり、各ブロ
    ックには、少なくとも二つの伝熱面を有し電流を流すこ
    とにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が冷却さ
    れる熱電モジュールと、該熱電モジュールの少なくとも
    一方の伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱媒体通
    過キャビティを形成するシェル部材を有し、前記ブロッ
    クの熱媒体通過キャビティは、並列に接続されているこ
    とを特徴とする熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニッ
    ト。
  13. 【請求項13】 少なくとも二つの伝熱面を有し電流を
    流すことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が
    冷却される熱電モジュールと、該熱電モジュールの少な
    くとも一方の伝熱面を覆うと共に当該伝熱面との間に熱
    媒体通過キャビティを形成するシェル部材を有し、前記
    シェル部材と、熱電モジュールの伝熱面との間にはシー
    ル部材が介在されていることを特徴とする熱電モジュー
    ルを内蔵する熱交換ユニット。
  14. 【請求項14】 シール部材は、可撓性を有するリング
    であることを特徴とする請求項13に記載の熱交換ユニ
    ット。
  15. 【請求項15】 シール部材は、ゴム又は樹脂を素材と
    するリングであることを特徴とする請求項13又は14
    に記載の熱交換ユニット。
  16. 【請求項16】 少なくとも二つの伝熱面を有し電流を
    流すことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が
    冷却される熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニットを
    備え、前記熱交換ユニットには、加熱側及び/又は冷却
    側の伝熱面と熱交換を行うための1又は2以上の熱媒体
    配管回路が接続され、熱媒体配管回路の少なくとも一つ
    にはプロピレングリコールが添加された熱媒体が循環す
    ることを特徴とする冷却装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも二つの伝熱面を有し電流を
    流すことにより一方の伝熱面が加熱され他方の伝熱面が
    冷却される熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニットを
    備え、加熱側の配管回路と冷却側の配管回路を有し、各
    配管回路内には熱媒体が循環し、冷却側の配管回路には
    プロピレングリコールが添加された冷凍系統を有するこ
    とを特徴とする冷却装置
  18. 【請求項18】 プロピレングリコールが添加された熱
    媒体は、水との混合物であることを特徴とする請求項1
    6又は17に記載の冷却装置。
  19. 【請求項19】 プロピレングリコールの濃度は、15
    %以上60%以下であることを特徴とする請求項16乃
    至18のいずれかに記載の冷却装置。
JP9316187A 1996-11-08 1997-10-31 熱電モジュールを内蔵する熱交換ユニット及び熱交換ユニットを使用した冷蔵庫 Pending JPH10185390A (ja)

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