JPH10185705A - 自己確認センサ - Google Patents

自己確認センサ

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JPH10185705A
JPH10185705A JP9235754A JP23575497A JPH10185705A JP H10185705 A JPH10185705 A JP H10185705A JP 9235754 A JP9235754 A JP 9235754A JP 23575497 A JP23575497 A JP 23575497A JP H10185705 A JPH10185705 A JP H10185705A
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sensor
uncertainty
transmitter
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Janice Chin-Yi Yang
ジャニス・チン−イ・ヤン
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Schneider Electric Systems USA Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサの測定値およびその測定値の有効性に
ついての情報を得る。 【解決手段】】 センサ100のプロセッサ106は、
スイッチ126を所定時間切り替えて、熱電対102を
電圧源124に接続し、抵抗128の両端の電圧130
を監視する。回路の開放状態が生じていると、抵抗12
8に電流が流れないので、プロセッサは回路開放障害を
認識することができる。スイッチ126の復帰後、障害
が排除されると、出力117は正常値に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願に対する引用】本願は、現在は放棄されてい
る、1993年4月23日出願の米国特許出願第08/
051,192号の継続出願である、1996年3月1
1日に出願され、許可された米国特許出願第08/61
4,977号の一部継続出願である。添付書類に対する
引用添付資料が本願に添付されている。この添付資料
は、Janice Ynagによる"Self-Validating Sensors"と
題する論文を含む。この論文は、本願の米国出願日には
公表されていなかったものである。
【0002】
【発明の背景】本発明は、センサおよびセンサを内蔵し
た制御システムに関するものである。センサは測定デー
タを発生することができる。通常、測定データは、プロ
セス変数(測定対象)の値を近似した信号である。実際
には、この信号はプロセス変数の値を完全に表わす訳で
はない。その代わりに、信号は、センサ(センサの故障
や歪み)およびその他のプロセスの影響(「障害」プロ
セス挙動に帰することができるものを含む)の結果生じ
るものも含む。
【0003】
【発明の概要】本発明は、センサの伝達関数における変
動を補償する技法を提供する。このような変動のこと
を、センサ・ダイナミクスとも呼ぶことができる。理想
的なセンサでは、所望の測定値mdは、当該センサの伝
達関数G(s)によって、測定対象(measurant)mに関
係付けられる。
【数1】md=mG(s) しかしながら、センサの伝達関数G(s)の変動のため
に、所望の測定値mdとは異なるセンサ読み取り値Xが
得られる場合がある。例えば、熱電対における接触不良
障害は、熱電対を含む測定システムにおける応答特性の
低下の原因となることがある。
【0005】本発明は、センサの伝達関数G(s)にお
ける変動を補正する技法を提供するものである。この技
法は、センサの実際の伝達関数Ga(s)および所望の
伝達関数Gd(s)の知識を用いる。殆どの場合、所望
の伝達関数はわかっており、実際の伝達関数はセンサか
ら決定することができる。例えば、熱電対の実際の伝達
関数は、電流注入検査を用いて決定することができる。
センサの読み取り値x、および実際の伝達関数の逆Ga
(S)’を用いて、この技法は、測定対象mに非常に類
似した補償測定値mcを生成する。
【数2】mc=xGa(S)’ 但し、x=mGa(S)である。
【0006】次に、所望の伝達関数Gd(s)を用い
て、補償測定値mcにフィルタ処理を行い、所望の測定
値を生成する。
【数3】 md=mcd(S) =(xGa(S)’)Gd(S) =(mGa(S))Ga(S)’Gd(S) =mGd(S) また、本発明は、補正測定値の不確定性を判定し、関係
する信号の組み合わせの不確定性(uncertainty)を判定
する技法も含む。
【0007】一態様において、本発明は、概して言え
ば、センサの伝達関数における変動を補償する方法を特
徴とする。この方法は、センサに対する所望の伝達関数
を識別するステップと、センサに対する実際の伝達関数
を決定するステップとを含む。この方法は、センサによ
って生成される測定値を受け取ると、所望の伝達関数お
よび実際の伝達関数に基づいて測定値を修正し、修正測
定値を生成する。次に、本方法は、修正測定値を、セン
サの測定値として与える。この明細書および特許請求の
範囲において所望の伝達関数および実際の伝達関数につ
いて引用する場合、それらの関数の離散時間同等物(dis
crete time equivalents)も含んでいる。
【0008】本発明の実施例は、1つ以上の以下の特徴
を含むことができる。所望の伝達関数は、センサに対す
る設計基準から識別することができる。実際の伝達関数
が時間と共に変動する場合、実際の伝達関数は、測定値
を生成しようとする特定の時点または時間期間について
決定すればよい。例えば、センサが熱電対を含む場合、
実際の伝達関数は、電流注入検査を用いて決定すること
ができる。補償測定値は、実際の伝達関数の逆関数に基
づいて、測定値を修正することによって生成することが
できる。修正測定値は、所望の伝達関数に基づいて、補
償測定値を修正することによって生成することができ
る。
【0009】本方法は、更に、測定値に対する不確定性
尺度を発生するステップも含むことができる。不確定性
尺度は、補償測定値に対する第1不確定性尺度を発生
し、所望の伝達関数に対する第2不確定性尺度を発生
し、第1および第2不確定性尺度を組み合わせることに
より、測定値に対する不確定性尺度を生成することによ
って、発生することができる。補償測定値に対する第1
不確定性尺度は、センサによって生成される測定値に対
する第3不確定性尺度を発生し、実際の伝達関数の逆関
数に対する第4不確定性尺度を発生し、第3および第4
の不確定性尺度を組み合わせて補償測定値に対する第1
不確定性尺度を生成することによって、発生することが
できる。その他の特徴および利点波、図面を含む以下の
詳細な説明および特許請求の範囲から明確となろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1のプロセス制御システム10
において、複数のセンサ12がプロセス14のパラメー
タを監視し、監視したパラメータに関する信号を、デジ
タル通信リンク18上のデータ制御および管理システム
16に供給する。デジタル通信リンク18は、多数の中
央演算装置16、センサ12、およびプロセス・アクチ
ュエータ20間の双方向通信を可能にする。センサ12
からの信号に応答して、データ制御および管理システム
16は、プロセス制御信号を、デジタル通信リンク18
上のプロセス・アクチュエータ20に送る。その後、プ
ロセス・アクチュエータ20は、プロセス14のパラメ
ータを修正することによって、データ制御および管理シ
ステム16からのプロセス制御信号に応答する。データ
制御および管理システム16は、制御プロセス14内の
センサからの測定信号を基準とするので、センサ12か
らの測定信号は正確で信頼性が高くなければならない。
センサ12は一般的に、完全な精度および信頼性を保証
することはできない。その代わりに、センサ12は、測
定信号の不確定性(言い換えれば、精度を示す)および
信頼性の指示を、データ制御および管理システム16に
供給する。
【0011】図2も参照すると、センサ12は1つ以上
の変換器(トランスジューサ)22を含み、これらがプ
ロセス14のパラメータの値を監視し、送信機24に信
号を供給する。送信機24は、変換器22からの信号を
サンプルし、変換器22によって監視されているパラメ
ータに関する測定値を生成する。送信機24は、測定値
を認証(validate)し、認証測定値を、この認証測定値
の不確定性の指示と共に、デジタル通信リンク18を通
じてデータ制御および管理システム16に供給する。加
えて、送信機24は、センサ12によって供給された認
証測定値の信頼性およびセンサ12の動作状態(ステー
タス)を示す信号を発生し、これらの信号を、デジタル
通信リンク18を通じてデータ制御および管理システム
16に供給する。送信機24は、サンプル期間の間、デ
ータ制御および管理システム16に供給される信号を発
生し、サンプル期間の終了時にこの信号を送信する。一
般に、サンプル期間の長さは、1秒未満であるが、この
長さは、特定用途による要求に応じて調節することがで
きる。
【0012】図3に示すように、送信機24は、通常、
次の4つの信号をデータ制御および管理システム16に
供給する。 (1)VMV26−プロセス・パラメータの認証測定値
(測定パラメータの値の送信機24の最良予測値) (2)VU28−VMV26に関連する認証不確定性。 (3)MVステータス30−VMV26のステータス
(VMV26を計算した方法)。 (4)装置ステータス32−センサの動作状態。 センサ12が多数のプロセス・パラメータを測定する場
合、送信機24は、各プロセス・パラメータについて、
VMV26、VU28、およびMVステータス(状態)
30の1バーションを生成する。状況によっては、送信
機24は追加情報を提供することが可能である。例え
ば、データ制御および管理システム16による要求によ
って、送信機24は、センサ12のステータスについて
の詳細な診断情報34を提供する。また、測定値が所定
の制限を超過したり、超過しそうになった場合、送信機
24は警報データ35を送ることができる。通常、異な
る警報レベルを用いて、測定値が所定値から逸脱した重
大性(severity)を示す。
【0013】VMV26およびVU28は数値である。
例えば、VMV26は、200度の温度測定値とするこ
とができ、VU28、即ち、VMV26の不確定性は9
度とすることができる。この場合、測定された実際の温
度は、VU28によって指定されるVMV26周囲のエ
ンベロープ内に納まる(191度から209度)確率が
高い(典型的には95%)。送信機24は、変換器22
によって生成される信号に基づいてVMV26を生成す
る。まず、送信機24は、RMV36、即ち、変換器2
2によって発生される信号に基づく測定プロセス・パラ
メータの未認証画像を得る。送信機24がセンサ12に
おける異常を検出しない場合、送信機24は、RMV3
6に名目上の信頼度(nominal confidence)を有し、VM
V26をRMV36に等しく設定する。
【0014】以下で更に詳細に論ずるが、送信機24が
センサ12における異常を検出した場合、送信機24は
VMV26をRMV36に等しく設定しない。そのよう
にする代わりに、送信機24は、送信機24がRMV3
6よりも良好な測定値であると判断した実際のパラメー
タの値にVMV26を設定する。送信機24が、センサ
12の障害を検出し、これが送信機24のRMV36に
対する信頼度を低下させる程度に、部分的にRMV36
の信頼性に影響を与えるに過ぎない場合、送信機24
は、この障害を考慮して、RMV36を得る際に用いる
パラメータを修正することによって、RMV36を再度
得て、RMV36の新しい値に等しくVMV26を設定
する。あるいは、送信機24がセンサ12において障害
を検出し、RMV36が実際の測定値との関係を全く維
持しておらず、送信機24のRMV36に対する信頼度
がゼロとなることが示される場合、送信機24は過去の
挙動に基づいた値にVMV26を設定する。
【0015】図4の過去の挙動のデータの3例は、短期
過去値、長期過去値、および長期過去値と短期過去値
(長短期過去値)の組み合わせを含む。(A)に示すよ
うに、短期過去値を用いる場合、VMV26は、時点5
において発生した障害直前のVMV26の値に等しくす
ることができる。(B)に示すように、長期過去値を用
いる場合、VMV26は、VMV26の平均値に等しく
することができる。(C)に示すように、長短期過去値
の組み合わせを用いる場合、以下の式を用いて、長短期
過去値を組み合わせることができ、各値にその不確定性
に応じて重み付けを行う。
【数4】VMVL&S=VUL 2/(VUL 2+VUS 2)・V
MVS+{VUS 2/(VUL 2+VUS 2)・VMVL} なお、VULおよびVUSは、VU28に対する長短期過
去値であり、VMVLおよびVMVSはVMV26に対す
る長短期過去値である。送信機24は、生の不確定性信
号、RU62に基づいて、VU28を発生する。RU6
2は、RMV36の動的な不確定性分析の結果である。
送信機24は、各サンプリング期間中に、この不確定性
分析を行う。
【0016】不確定性分析は、元々"Describing Uncert
ainties in Single Sample Experiments", S.J. Kline
& F.A. McClintock, Mech. Eng., 75 3-8 (1953)に記載
されており、広く応用されて、較正の国際的標準の地位
を得ている。本質的に、不確定性分析は、測定値の
「質」の指示を与えるものである。各測定値には関連す
る誤差があり、勿論これは未知である。しかしながら、
このような誤差に対する合理的な制限は、単一の不確定
性数値によって表現可能な場合が多い(ANSI/ASME PTC 1
9.1-1985 Part 1, Measurement Uncertainty: Instrume
nts and Apparatus)。Kline & McClintockによって記載
されているように、いずれかの観察された測定値Mにつ
いて、このMの不確定性WMは以下のように定義するこ
とができる。
【数5】Mtrue∈[M−WM′M+WM] ここで、Mは、信頼度が所定のレベル(典型的に95
%)の場合、真(Mtrue)となる。この不確定性は、測
定値の割合(即ち、WM/M)として相対的な形態で容
易に表現される。
【0017】一次測定の任意の関数の不確定性を得るた
めに、伝搬規則(propagation rule)が存在する。例え
ば、変数X,Y,Zの任意の関数Rについて、 R=R(X,Y,Z) と表わし、Rの不確定性は、
【数6】[WR/R]2=[∂R/∂X]2[WX/R]2
+[∂R/∂Y]2[WY/R]2+[∂R/∂Z]2[W
Z/R]2 で与えらる。この二乗和の形態は、テイラー級数から得
られ、X,Y,Zの独立程度を想定し、それらの相対的
不確定性が「小さく」、全ての不確定性が同じ確率のレ
ベルで表現される。本願の目的のために、全ての不確定
性は、95%の確率を基準にすることとする。
【0018】不確定性伝搬公式の使用の1つは、期待し
た不確定性レベルよりも高いまたは低い結果となり得る
特定の状況を明らかにすることである。例えば、S.J. K
line, "The Purposes of Uncertainty Analysis", ASME
Journal of Fluids Engineering, Vol. 107, No. 2, p
p. 153-160, 1985において論じられているように、R=
x−yという式を用いてRをxおよびyから計算する場
合、Rの不確定性WRは、
【数7】WR/R=[x/(x−y)・Wx/x)2
(y/(x−y)・Wy/y)21/2 によって与えられる。x=1.0、y=0.98であ
り、xおよびy双方における不確定性が1%である場
合、Rの不確定性は、
【数8】 WR/R =[(1/0.02・0.01)2+(0.98/0.02・0.01)21/2 =0.700=70% となる。比較のために、R={1/(1+z)}1/2
用いて変数zからRを計算する場合、Rの不確定性は、
【数9】WR/R=Wz/2(1+z) で与えられる。z=0.1で、zの不確定性が20%の
場合、Rの不確定性は0.91%に過ぎない。考えてみ
ると、これらの結果は驚くべきことではない。最初の例
では、同様の大きさの2つの量を減算することによっ
て、結果における相対的な誤差が増大する。2番目の例
では、zが大きな不確定性を有するが、そのRに対する
影響は比較的小さい。勿論、x,y,zの異なる値につ
いては、それらの不確定性の影響は変化する。不確定性
分析は、これらの効果を量的に表わすことができるので
有用である。
【0019】図3に戻り、VU28は、理想的な状態
(即ち、制御された研究室環境において動作する故障す
なわち障害のないセンサ)の下でも非ゼロの値を有す
る。これは、センサによって生成される測定値は完全に
正確とはならず、常に誤差の潜在的な可能性があるから
である。VMV26の場合と同様、送信機24がセンサ
12において異常を検出しない場合、送信機24はVU
28をRU62に等しく設定する。送信機24がセンサ
12において障害を検出し、これがRMV36の信頼性
に部分的に影響を与えるに過ぎない場合、送信機24
は、この障害の効果を考慮した新しい不確定性分析を行
い、VU28をこの分析の結果に等しく設定する。VM
V26の場合と同様、RMV36が実際の測定値との関
係を保持していないと送信機24が判定した場合、送信
機24は、過去の挙動に基づいてVU28に値を設定す
る。
【0020】図4は、過去の挙動値に基づいてVU28
を調節する3つの例示的な技法を示す。まず、(A)に
示すように、VMV26の最大観測変化率だけ、各サン
プリング期間の間VU28を増加させることができる。
この技法は、良好な短期結果を与える傾向があり、VU
28に対して最終的に非現実的な値を生成する。次に、
(B)に示すように、VMV26を、VMV26の長期
平均値に等しく設定すると、VMV26はVMV26の
いずれかの以前の値を取ることを、VU28は示すこと
ができる。したがって、VMV26が常に0から100
の間に入り、VMV26を50に設定すれば、VU28
は50に設定される。この技法は、不当に悲観的な短期
結果を与える傾向があるが、方法(A)の長期問題を回
避する。最後に、(C)に示すように、VMV26に対
する長短期過去値の組み合わせに基づいてVMV26を
決める場合、VU28は、以下のように計算することが
できる。
【数10】VUL&S=(VUL・VUS)/(VUL 2+V
S 21/2 VULおよびVUSは、VU28に対する長期および短期
過去値である。
【0021】データ制御および管理システム16がVM
V26およびVU28を適正に用いることを確認するた
めに、MVステータス30は、VMV26およびVU2
8がどのように計算されたかについての情報を提供す
る。送信機24は、変換器22が不動作時であっても、
全ての状態の下でVMV26およびVU28を生成す
る。多くの場合、データ制御および管理システム16
は、VMV26およびVU28が「生の」データに基づ
くのか、または履歴データに基づくのかについて知る必
要がある。例えば、データ制御および管理システム16
がフィードバック制御においてVMV26およびVU2
8を使用し、変換器22が不動作状態にある場合、デー
タ制御および管理システム16は、VMV26およびV
U28は過去の挙動に基づくものであることを知る必要
がある。MVステータス30は、あらゆる異常状態の予
測存続度(persistence)、およびRMV36における送
信機24の信頼度を基準とする。MVステータスに対す
る4つの主要状態が、表1にしたがって発生される。
【表1】 表 1 予測存続度 RMVの信頼度 MVステータス 適用不可 正常 明確(CLEAR) 適用不可 低下 不鮮明(BLURRED) 短い 0 幻惑(DAZZLED) 長い 0 盲目(BLIND)
【0022】CLEAR MVステータス30が発生するの
は、RMV36が所与のプロセス状態に対して通常の範
囲内にある場合である。DAZZLE DMVステータス30
は、RMV36が完全に異常であることを示すが、異常
は短期間のものと予測される。典型的には、送信機24
がMVステータス30をDAZZLEDに設定するのは、変換
器22からの信号に突然の変化があった場合、およびこ
の変化がこれまでに診断されたことがないセンサの障害
によるものか、測定した変数における急峻な変化による
ものかについて明確に確定できない場合である。BLURRE
D MVステータス30は、RMV36が異常であるが、
測定されたパラメータに合理的に関係することを示す。
例えば、送信機24は、RMV36がノイズの多い信号
である場合に、MVステータス30をBLURREDに設定す
る場合がある。BLINDMVステータス30は、RMV3
6が完全に信頼性を失っており、障害が永続すると予測
されることを示す。MVステータス30には、2つの追
加の状態UNVALIDATED(未認証)およびSECURE(安全)
がある。MVステータス30がUNVALIDATEDとされるの
は、送信機24がVMV26の承認を行っていない場合
である。また、MVステータス30がSECUREとされるの
は、VMV26が、送信機24が通常の信頼度を有する
冗長な測定値から発生される場合である。
【0023】装置ステータス32は、センサの機能状態
を要約する概略的な離散値であり、主に障害検出および
保守システムによって用いられる。典型的に、装置ステ
ータス32は、6つの状態のうちの1つであり、これら
の状態の各々は、センサ12の異なる動作ステータスを
示す。それらは、GOOD(良好)、TESTING(検査中)、S
USPECT(疑念)、IMPAIRED(損傷)、BAD(劣悪)、ま
たはCRITICAL(重大)である。GOOD装置ステータス32
は、センサが正常状態にあることを意味する。TESTING
装置ステータス32は、センサ12が自己チェックを行
っており、この自己チェックは測定品質における一時的
低下の原因になる可能性があることを意味する。SUSPEC
T装置ステータス32は、センサが異常な応答を生成し
たが、送信機24は詳細な障害診断を行っていないこと
を意味する。IMPAIRED装置ステータス32は、センサ1
2に障害が発生しており、診断の結果挙動に多少影響が
あることを意味する。BAD装置ステータス32は、セン
サ12が重大な誤動作を発生し、保守が必要なことを示
す。最後に、CRITICAL装置ステータス32は、センサ1
2が漏れ、発火または爆発のような害の原因となり得る
(または、原因となった可能性がある)程度に、センサ
12が誤動作を発生していることを意味する。
【0024】図5は、VMV26、VU28、MVステ
ータス30、およびRMV36間の関係の一例を示す。
他の態様では、図5は、正常動作中および障害が発生し
た場合、双方におけるVMV26およびVU28の関係
を表示する好適な方法を示す。VU28は、別個の信号
として、およびVMV26を包囲するエンベロープとし
て示されている(線38はVMV26およびVU28の
和を示し、線40はVMV26およびVU28間の差を
示す)。VU28がVMV26を包囲するエンベロープ
として表わされている場合、ユーザは、このエンベロー
プを調べることによって、いずれの表示時間において
も、VMV26によって表わされるパラメータの推定値
の範囲を視覚的に判定することができる。時点T1およ
び時点T2間の領域では、RMV36は周期的信号であ
り、その振幅は予測範囲内に入る。この領域では、VM
V26はRMV36に等しく、MVステータス30はCL
EARであり、VU28はRU62に対応する一定の「正
常」レベル、即ち、正常動作状態下の不確定性に留まる
(線42はVU28に対してゼロ値を表わす)。この例
の目的のために、RU62は、一定値を有すると仮定す
る。
【0025】時点T2において、RMV36は、RMV
36に予測される変化率を大幅に超過する速度で増加し
始める。送信機24は、この説明されない現象に応答し
て、多数の処置を講じる。まず、送信機24は、MVス
テータス30をDAZZLEDに変更する。次に、送信機24
は、本例では短期過去挙動値に基づいてVMV26およ
びVU28を処理するが、時点T2におけるRMV36
の突然の増加直前にVMV26が有していた値にVMV
26を維持する。最後に、送信機24は、正常動作中の
VMV26の最大増加率に等しい一定速度でVU28を
増加し始める。VU28の値を時間と共に前進的に増加
させることにより、DAZZLED状態のセンサ12が原因で
有効な変換器の更新データが得られなくなった場合に上
昇する測定値の不確定性に反映させる。RMV36は、
時点T3まで増加し続ける。時点T3において、RMV3
6は増加を停止し、一定レベルに留まる。RMV36の
値はこの場合予測値を超過しているので、送信機24は
VMV26もMVステータス30も変更せず、VU28
を一定速度で増加し続ける。時点T4において、RMV
36は減少し始める。RMV36の値は、未だ予測値を
超過しているので、送信機24は、VMV26またはM
Vステータス30に変更を加えず、VU28を一定速度
で増加し続ける。
【0026】時点T5において、RMV36は予測通り
に動作し始める。これに応答して、送信機24はMVス
テータス30をBLURREDに変更し、例えば、以下の式を
用いて、VMV26をRMV36と併合し始める。
【数11】VMVn+1=0.95・VMVn+0.05・
RMVn+1 VMVn+1は、現サンプルに対するVMV26の値であ
り、VMVnは、直前のサンプルにおいて発生したVM
V26の値であり、RMVn+1は現サンプルに対するR
MV36の値である。次に、送信機24は回復タイムア
ウト期間を初期化する。最後に送信機24は、例えば、
以下の式を用いてVU28をRU62と併合することに
よって、VU28を減少し始める。
【数12】VUn+1 2=0.952・VUn 2+0.052
RUn+1 2 VUn+1は現サンプルに対するVU28の値であり、V
nは直前のサンプルにおいて発生したVU28の値で
あり、RUn+1は現サンプルに対するRU62の値であ
る。
【0027】時点T6において、送信機24は、回復タ
イムアウト期間が満了したと判定し、MVステータス3
0をCLEARに変更する。送信機24はこの場合RMV3
6に正常な信頼度を有するので、送信機24はVU28
をRU62に等しく設定する。時点T5において、RM
V36が予測レベルに戻らなかった場合、センサ12は
MVステータス30をDAZZLEDに維持したか、あるいは
センサの故障(障害)を診断し、MVステータス30を
BLINDに変更する。MVステータス30は、限られた
「タイムアウト」期間においてのみDAZZLEDとなること
ができる。したがって、RMV36が予測しなかったレ
ベルにあり続ける場合、結果的にタイムアウト期間が満
了し、送信機24はMVステータス30をBLINDに変更
する。
【0028】図3に示すように、送信機24はいくつか
の情報源を用いて、VMV26、VU28、MVステー
タス30、装置ステータス32、診断情報34、および
警報データ35を発生する。情報源については、以下で
論ずる。生のデータ44、即ち、送信機24に得られる
基本的な測定情報は、一般に、1つ以上の変換器22の
出力の電気的画像である(例えば、変換器22の発振周
波数または抵抗)。生データ44は、変換器22の応答
について得ることができる最大の情報を含み、したがっ
てセンサ障害を検出するための統計的検査のための豊富
な情報源となる。しかしながら、予測プロセス挙動の知
識は、容易に生データ44には適用することができず、
RMV36に基づく統計に適用する方が最適である。R
MV36は直接プロセス・パラメータに関係するので
(例えば、温度または質量流量)、送信機24は、RM
V36の予測(非障害)挙動を、RMV36に関連する
プロセス・パラメータの予測挙動に連結することができ
る。送信機24は、従来からの処理により、生データ4
4からRMV36を導き出す。例えば、生データ44が
変換器22の抵抗に対応し、RMV36が温度に対応す
る場合、送信機24は、変換器22の抵抗に対する温度
の既知の効果に照らし合わせて、生データ44に基づい
てRMV36を導き出す。多くの場合、送信機24はR
MV36にフィルタ処理を行い、センサ・ノイズや高周
波数プロセス外乱の影響の減少を図る。フィルタ処理を
行う場合、RMV36が含む情報は生データ44よりも
少なくなる。
【0029】ある程度まで、生データ44およびRMV
36は相補的な情報源となる。生データ44はRMV3
6よりも情報内容が多いが、RMV36の方が、予測プ
ロセス挙動との比較を容易に行うことができる。したが
って、生データ44およびRMV36は各々、送信機2
4に有用な情報を提供する。センサ12内の補助信号に
よって、補助データ46が供給される。補助信号は、生
データ44やRMV36に直接関係するものではない
が、センサ12の機能状態または挙動について有用な情
報を与える。例えば、特徴的なセンサまたはプロセス挙
動を識別する統計的検査は、特定の補助信号に関連付け
ることができる。補助信号の例には、センサ12内の構
成物の電気的特性(例えば、電力増幅器の入力または出
力段における信号レベル)や、ハードウエア・エラー情
報50が含まれる。ハードウエア・エラー情報50は、
センサ12内のデジタル構成物によって発生される補助
情報の特別に予備処理された形態であり、殆どまたは全
く処理や解釈を必要としない。例えば、送信機24のメ
モリ構成物内のメモリ・チェックサム・エラーは、ハー
ドウエア・エラー情報50を構成するものである。
【0030】センサ12内からの情報またはプロセス1
4からの情報に加えて、送信機24は、出力信号を発生
する際の、データ制御および管理システム16からの情
報も用いる。データ制御および管理システム16は、
「次のレベル・アップ(NLU:Next Level Up)」として知
られており、データ制御および管理システム16からの
データは、NLU情報48として知られている。送信機
24にセンサ12の出力を認証させる際に伴う困難は、
送信機24が認証の結論に至るのに十分な情報を有して
いない可能性があることである。例えば、送信機24
は、ある種のセンサ障害(例えば、所与の入力に対して
センサの出力を時間と共に変化させるドリフト・エラ
ー)および適合プロセス変化(legitimate process chan
ge)間における区別ができない場合がある。このような
状況では、送信機24は、NLU情報48を引用して明
確化を図る。データ制御および管理システム16は、他
のセンサ12からのデータを含む追加情報へのアクセス
を有し、プロセス変化およびセンサ・ドリフト間で区別
を行うために必要な情報を、送信機24に提供する。
【0031】送信機24は、データ制御および管理シス
テム16への標準的な要求によって、予測されるプロセ
ス制限のようなNLU情報48を要求することができ
る。あるいは、データ制御および管理システム16は、
変換器22によって測定されるプロセス・パラメータを
変化させるプロセス挙動における変化の指示のような、
要求されない情報を送信機24に供給することができ
る。例えば、プロセス14が、各々異なる特性を有する
多数のフェーズにおいて動作する場合、データ制御およ
び管理システム16は、プロセス14のフェーズが変わ
るときを送信機24に通知することができる。用途知識
ベース情報(application knowledge base information)
52は、送信機24に、センサの挙動に関する「衰耗(w
ear and tear)」の影響の予測を可能にする。用途知識
ベース情報52は、時間に対する信号およびセンサ特性
間の関係を記述する。用途によっては、ある条件の下で
はセンサが著しく急速に劣化することが知られている
(例えば、それらの動作範囲の両端において)。例え
ば、通常の範囲のpHプローブを1時間程度の間約12
pHより高いものに露出させると、プローブは塩基状態
となり、溶液の酸性度が高くなったときに応答できなく
なる場合がある。用途知識ベース情報52は、センサ1
2の最後の較正または最後の保守からの経過時間のよう
な要因も含む。
【0032】センサ/プロセス刺激情報54は、プロセ
ス54またはセンサの部品に加えられる既知の刺激につ
いての情報を提供する。センサ/プロセス刺激情報54
は、センサ12を検査する手順を実施する際に用いられ
る。既知の刺激がプロセス14またはセンサ12に加え
られ、センサ12が発生した応答を、予測応答と比較す
る。例えば、センサ/プロセス刺激情報54は、圧力変
換器に導入された既知の力を記述することができる。セ
ンサ/プロセス刺激情報54は、送信機24によって
(即ち、送信機24によって開始される自己検査の一部
として)発生するか、あるいはNLU情報48としてデ
ータ制御および管理システム16によって送るようにす
る。検査によって、センサ12の測定能力がディゼーブ
ルされた場合、送信機24は各ディゼーブルされた測定
のMVステータス30をDAZZLEDに設定し、過去の挙動
に基づいてVMV26およびVU28を設定し、装置ス
テータス32をTESTINGに設定する。図3は、送信機2
4の機能ユニットも示す。診断状態マシン56は、送信
機24に入手可能な情報全てを処理し、センサ12の診
断状態58を判定する。診断状態58は、VMV26、
VU28、MVステータス30、および装置ステータス
32を導く際に、診断状態マシン56によって用いられ
る情報の中心部分である。診断状態58はそれ自体、ユ
ーザがセンサ12の保守を行う際に役立つものである
が、これは診断情報34の基準であり、データ制御およ
び管理システム16による要求を受けると出力される。
【0033】図6を参照する。送信機24は、各サンプ
リング期間の間、以下の動作を行う。変換器22から生
データ44を得た後(ステップ72)、診断状態マシン
56は1組の装置方程式60を通じて生データ44を伝
搬し、RMV36を発生する(ステップ74)。同時
に、送信機24は、先に論じた確定されている規格にし
たがって、装置方程式60および較正データ66に基づ
いて不確定性分析64を用いて、RU62を動的に計算
する(ステップ74)。RU62の計算において、送信
機24は、障害が発生していないと仮定する。RU62
は、全動作状態の下において非ゼロ値を有する。通常、
RU62は、理想的な状態以外では増加する。次に、診
断状態マシン56は、他の情報を入手し(ステップ7
6)、この他の情報、生データ44、RMC36、およ
びRU62に基づいて、統計を計算するか、あるいはパ
ターン・マッチングを行って、センサ12が正常に動作
しているか否かについて判定を行う(ステップ78)。
ステップ78の結果に基づいて、診断状態マシン56
は、診断状態58を更新する(ステップ80)。
【0034】次に、診断状態マシン56は、診断状態5
8に基づいてRMV36を修正し(68)、VMV26
を生成する。本質的に、診断状態マシン56は、計算に
用いたパラメータを修正した後、診断状態58を考慮す
るためにRMV36を再度計算して、VMV26を新し
いRMV36に等しく設定する(ステップ82)。この
ように、正常動作状態の下では(診断状態58がパラメ
ータの修正を全く必要としないとき)、VMV26は典
型的にRMV36に等しい。同時に、診断状態マシン5
6は、診断状態58に基づいてRU62を修正し(7
0)、VU28を生成する。VMV26の場合と同様、
診断状態マシン56は、計算に用いたパラメータを修正
した後、診断状態58を考慮するためにRU62を再度
計算し、VU28を新しいRU62に等しく設定する
(ステップ82)。このように、VU28は、正常動作
状態の下では、典型的に、RU62に等しい。他の状態
の下では、VU28は通常にRU62を超過する。次
に、診断状態マシン56は、診断状態58に基づき、計
算または参照表のいずれかによって、MVステータス3
0を選択し(ステップ84)、更に装置ステータス32
を選択する(ステップ86)。必要であれば、診断状態
マシン56は、警報フラグを更新することによって、警
報データ35を送る(ステップ88)。また、データ制
御および管理システム16がそれを要求した場合、診断
状態マシン56は、診断状態58に基づいて、診断情報
34を発生する(ステップ90)。
【0035】図7を参照すると、自己認証温度センサ1
00は、熱電対102と、プロセッサ106を含む送信
機104とを含む。典型的に、熱電対102は、接触状
態にある2種類の異なる金属を含み、2端子108およ
び110間で電圧VDiffを生成する。VDiffは、感知ジ
ャンクション(接合点)112および基準ジャンクショ
ン114間の温度の差に比例する。VDiffおよび
Comp、即ち、基準ジャンクション114の温度および
0度間の差に比例する電圧の和は、VTemp、即ち、感知
ジャンクション112の温度および0度の間の差に等し
い差に比例する電圧に等しい。VTempを判定するため
に、VDiffを増幅器116によって増幅し、VCo mpを温
度センサ118によって発生し、増幅器120によって
増幅する。増幅器116の出力117および増幅器12
0の出力121を、次に、プロセッサ106内のアナロ
グ/デジタル変換器(「ADC」)122に供給する。
プロセッサ106は、増幅器出力117,121、およ
びその他の入手可能な情報を用いて、診断状態58、R
MV36、およびRU62を発生する。これらの信号に
基づいて、プロセッサ106は、VMV26、VU2
8、MVステータス30、装置ステータス32、警報デ
ータ35、および要求された場合、診断情報34を発生
する。
【0036】図8を参照すると、自己認証温度センサ1
00は、増幅器116,120への電力の停止に対し
て、以下に述べるように応答する。正常動作の間(時点
0〜15)、VMV26はRMV36に等しく、これ
は、プロセッサ106が出力117、121の和に基づ
いて発生したものである。同様に、VU28はRU62
に等しく、VMV26の不確定性を示す。MVステータ
ス30はCLEARとなっている。時点15において、電源
132が機能を停止し、VDiffおよびVComp(出力11
7、121)双方が0ボルトになると、その結果、RM
V36が約−55℃(ある特定の送信機の設計の場合)
になる。プロセッサ106は、電力モニタ134、即
ち、デジタル補助信号が、電力停止に応答して1から0
に切り替わったときに、停電を検出する。次に、プロセ
ッサ106は、プロセッサ106がRMV36の信頼度
0を有することを示すように、診断状態58を設定す
る。その結果、プロセッサ106はVMV26およびV
U28を、上述のVMV26およびVU28それぞれに
対する長短期間過去値の組み合わせに設定する。最後
に、プロセッサ106は、MVステータス30をBLIND
に設定することによって、センサ障害の重大性および予
測される長期持続期間を通知する。
【0037】時点36において電源が回復した場合、プ
ロセッサは、電力モニタ134の0から1への変化を検
出し、MVステータス30をBLURREDに設定する。既に
述べたように、RMV36からの「生の」データを、V
MV26の直前の値と併合し、VMV26に新しい値を
与える。同様に、RU62をVU28の直前の値と併合
し、VU28に対する減少値を与える。この時点におい
て、プロセッサ106は、回復タイマの初期化も行う。
プロセッサ106は、時点56において回復タイマが満
了するまで、VMV26およびVU28の過去の値を、
それぞれ、RMV36およびRU62と併合することに
よって、VMV26およびVU28を発生する。(この
例では、回復タイマは20秒にセットした)。その時点
で、プロセッサ106はMVステータスをCLEARに設定
し、VMV26をRMV36に等しく設定し、VU28
をRU62に等しく設定する。
【0038】次に図9を参照すると、開放回路障害が時
点13で発生し、熱電対102が送信機104から切断
される。このような障害があると、RMV36は約13
0℃となる。これは、出力121に対する正常値に対応
するが、増幅器116の飽和のため、出力117に対し
ては異常に高い値である。(開放回路障害がある場合、
プル・アップ抵抗136が、増幅器116の飽和の原因
となる。)出力117の異常に高い値に応答して、プロ
セッサ106は診断状態58を、RMV36の信頼度0
を示すように設定し、MVステータス30をDAZZLEDに
設定する。次に、プロセッサ106は、上述のように、
長短期過去値の組み合わせに基づいて、VMV26およ
びVU28を発生する。
【0039】再び図7を参照する。プロセッサ106
は、スイッチ126を介して熱電対102を電圧源12
4に接続し、抵抗128間に生成される電圧130を監
視する。開放回路のために、抵抗128には電流が流れ
ず、電圧130は0電圧となる。これより、プロセッサ
106は、開放回路障害を確認し、MVステータス30
をBLINDに設定する。時点27において、開放回路障害
を補正し、出力117は正常値に戻る。プロセッサ10
6は、RMV36の信頼度低下(信頼度0ではなく)を
示すように診断状態58を設定することによって応答
し、MVステータス30をBLURREDに設定し、再生タイ
マを初期化する。その後、プロセッサ106は、再生タ
イマが時点47において満了するまで(ここでは、再生
タイマは20秒に設定した)、VMV26およびVU2
8の過去値を、それぞれ、RMV36およびRU62と
併合することによって、VMV26およびVU28を発
生する。この時点で、プロセッサ106は、MVステー
タスをCLEARに設定し、VMV26をRMV36に等し
く設定し、VU28をRU62に等しく設定する。
【0040】図7を参照すると、接触不良障害が発生
し、感知ジャンクション112は温度を測定しているプ
ロセス素子との接触を失う。接触不良良障害によってR
MV36に異常な変化が生じることはないので、センサ
100は容易にこの障害を検出することはできない。そ
の結果、センサ100は、電流注入検査を用いて、接触
不良障害を検出する。電流注入検査では、センサ100
は、所定期間熱電対102を電圧源124に接続し、出
力117における効果を測定する。(熱電対102を電
圧源124に接続する前の出力117の値を、切断後の
値と比較する。)
【0041】図10を参照すると、時点12において接
触不良障害が発生し、測定温度が約7度低下する。これ
は正常動作パラメータ内のことであるので、センサ10
0は直ちにこの障害を認識せず、代わりに、VMV26
を調節し、MVステータス30をCLEARに維持する。時
点28において、プロセッサ106は、電流注入検査を
開始する。検査中増幅器116は「生の」データを読ま
ないので、プロセッサ106はMVステータス30をDA
ZZLEDに設定し、先に論じたように、過去の挙動に基づ
いて、VMV26およびVU28を発生する。時点33
において、プロセッサ106は、障害が発生したことを
判定し、MVステータス30をBLURREDに設定する。
(プロセッサ106は、接触は失われたが、熱電対10
2によって感知される温度は未だ実際の温度に近いこと
を想定している。) 時点56において、接触が再度確立される。しかしなが
ら、プロセッサ106は、出力117における突然の変
化をスパイクとして解釈し、一時的にMVステータス3
0をDAZZLEDに設定する。出力117が増加した値のま
まとなっていると、プロセッサ106はMVステータス
30をBLURREDに設定し戻す。(プロセッサ106は障
害状態の除去を検出していないので、プロセッサ106
はMVステータス30をCLEARには設定しない。) 時点66において、プロセッサ106は、他の電流注入
検査を開始し、MVステータス30をDAZZLEDに設定す
る。時点72において、プロセッサ106は、接触が再
度確立されたことを判定し、それに応答して、MVステ
ータスをBLURREDに設定し、回復タイマを初期化する。
時点97において、回復タイマ(25秒に設定された)
が満了し、プロセッサ106はMVステータスをCLEAR
に設定する。
【0042】図11を参照すると、本発明による自己認
証センサの他の例は、コリオリ流量計150である。流
量計150は、3つのプロセス・パラメータ、即ち、質
量流量、密度、および温度を測定する。質量流量は、コ
リオリ加速度の原理を用いて直接測定され、外部の圧
力、温度、または比重の測定値に頼る必要はない。構造
的に、流量計150は、ケーブル156によって送信機
154に接続されている流管152から成る。流管15
2は、本体158を含み、これに入力パイプ160およ
び出力パイプ162が接続される。2本の平行なパイプ
・ループ164,166が本体158から延びている。
本体158は、入力パイプ160からループ164の開
始点まで、ループ164の終端からループ166の開始
点まで、そしてループ166の終端から出力パイプ16
2までプロセス流体を導く通路を含む(図11の破線矢
印は、ループ164、166における流れの方向を示
す)。
【0043】送信機154は、逆位相正弦波信号を電磁
ドライバ168、170に供給することにより、ループ
164、166を、それらの対称軸Y’−Z’およびY
−Zを中心として枢動状に振動させる。送信機154
は、フィードバックを用いて、ループ164、166の
共振周波数において、ドライバ168、170への信号
を維持する。次に、送信機154は、センサ172、1
74を通じて、ループ164、166の移動を検出す
る。各センサは、ループ164、166間の瞬間速度に
比例する電圧を生成する。送信機154は、ドライバ1
68、170への信号の振幅を調節し、センサ172お
よび174によって生成される電圧の平均振幅を一定レ
ベルに維持する。送信機154は、質量流量、密度、お
よび温度を以下のようにして測定する。まず、送信機1
54は、ループ164、166に対するコリオリ力の影
響を監視することによって、プロセス流体の質量流量を
測定する。振動ループ164、166の断面G’−H’
およびG−Hに作用するコリオリ力は、ループ164、
166の撓みを発生させる。これらの撓みの結果、セン
サ172、174によって生成される質量流量に比例す
る電圧間に、位相角の差が生じる。次に、送信機154
は、ループ164,166の振動の周波数(ドライバ1
68,170に供給される信号の周波数に等しい)か
ら、プロセス流体の密度を判定する。プロセス流体の密
度は駆動周波数の二乗に反比例する。最後に、送信機1
54は、本体158内に位置する温度センサ176によ
って、プロセス流体の温度を測定する。通常、温度セン
サ176は、温度に依存する抵抗を有するRTD素子で
ある。
【0044】流量計150の関連において、入手可能な
生データは、温度センサ176から来る信号の周波数4
4c(この周波数は、温度センサ176の抵抗値に比例
する)、ドライバ168、170に印加される駆動信号
の周波数44b、およびセンサ172、174の電圧出
力44cである。これらの信号から、送信機154は、
プロセス流体の温度36a、プロセス流体の密度36
b、および質量流量36c(センサ信号間の位相角から
導く)という3つのRMVを導き出す。加えて、送信機
154は、不確定性分析を行い、3つのRU(61a、
62b、62c)を生成する。これらは各々、対応する
RMV36の不確定性を示す。RMV36a〜cおよび
RU62a〜cを発生した後、送信機154は、流量計
150の診断状態58を判定する。この判定は、生デー
タ44a〜c、RMV36a〜c、RU62a〜c、お
よび補助データ46を基本とする。診断状態58に基づ
いて、送信機154は、RMV36a〜cおよびRU6
2a〜cの計算に用いたパラメータを調節し、これらの
値を再度計算する。次に、送信機154は、再度計算し
たRMV36a〜cおよびRU62a〜cを、VMV2
6a〜cおよびVU28a〜cとして出力する。また、
送信機154は、温度に対応するMVステータス30
a、密度に対応するMVステータス30b、および質量
流量に対応するMVステータス30cも出力する。最後
に、送信機154は、流量計150の状態に対応する単
一の装置ステータス32を出力する。
【0045】次に図6を参照する。各サンプル期間の
間、送信機154によって実行される手順は、ソフトウ
エアで実施することができる。自己認証コリオリ・メー
タ150の実施のためのソフトウエアの一例は、マイク
ロフィッシュ添付資料1に含まれている。加えて、上述
の自己認証温度センサ100を実施するためのソフトウ
エアの一例も、マイクロフィッシュ補足資料2に含まれ
ている。添付資料1および2におけるソフトウエアは、
構造型プログラミング言語に対応するあらゆるプロセッ
サ上に実施可能である。代替的な手法として、ハードワ
イヤ回路(hard-wired circuit)を用いて、この手順を実
施することも可能である。
【0046】図12に示す疑似コードは、各サンプル期
間の間に送信機154によって実行される手順の簡略図
を与える。図12は、また、括弧内に、図12における
ステップに対応する、図6において実行したステップも
示す。最初に、送信機154は、流管152から生デー
タ44a〜44cを得る(ステップ200)。次に、送
信機154は、RMV36a〜36cおよびRU62a
〜62cを計算する(ステップ202〜206)。RM
V36aおよびRU62aを計算するための疑似コード
を図13に示し、以下で論ずる。次に、送信機154
は、全ての入手可能な情報を検査し(ステップ20
8)、診断状態58、MVステータス30a〜c、およ
び装置ステータス32を判定する(ステップ210)。
診断状態58およびMVステータス30a〜cを判定す
るための疑似コードの一部を図14に示しており、以下
で論ずる。診断状態58に基づいて、送信機154は、
RMV36a〜cおよびRU62a〜cを計算する際に
用いられるパラメータを補正する(ステップ212)。
次に、送信機154は、VMV26a〜cおよびVU2
8a〜cを計算し(ステップ214〜218)、その
際、RMV36a〜cおよびRU62a〜cを計算した
手順、および補正パラメータを用いる。
【0047】図13を参照すると、送信機154は、R
MV36aおよびRU62aを以下のようにして計算す
る。まず、送信機154は、温度センサ176の抵抗
「R」を計算する(ステップ250)。次に、送信機1
54は、Rを計算する際に用いた方程式の不確定性分析
に基づいて、Rの不確定性「d_R」を計算する(ステッ
プ252)。次に、送信機154は、「温度」を計算し
(ステップ254)、RMV36aを温度に等しく設定
する。最後に、送信機154は、温度の不確定性「d_te
mperature」を計算し(ステップ256)、RU62a
をd_temperatureに等しく設定する。したがって、第1
のパスとして、RMV36aおよびRU62aは、測定
した温度およびそれに対応する不確定性に等しい。続い
て、RMV36aおよびRU62aの信頼度が名目値(n
ominal)未満であると、送信機154が判定した場合、
送信機154は、パラメータ、不確定性、および/また
は温度およびd_temperatureを計算する際に用いた生デ
ータ(例えば、RK1、d_RK1、f_RTD)のいずれかを修正
し、予測される障害の衝撃を反映させる。次に、送信機
154は、修正した情報を用いて、図13に示す手順を
実行し、VMV26aおよびVU28aを、温度および
d_temperatureに対する新しい値に等しく設定する。あ
るいは、送信機154が障害が非常に重大であると判定
した場合、送信機154は履歴データに基づいて、VM
V26aおよびVU28aを設定する。
【0048】図14は、温度センサ176からの入力の
逸失を検出し、それに応答して送信機154が用いる手
順を示す。送信機154は変数RTD_input_stateを保持
する。これは、温度センサ176からの入力の現ステー
タスを示す。第1ステップとして、送信機154は、RT
D_input_stateをチェックする(ステップ300)。RTD
_input_stateがRTD_input_OKに等しく、温度センサ17
6からの入力が直前のサンプル期間の間正常に機能して
いたことを示す場合、送信機154は、温度センサ17
6の抵抗値をチェックする(ステップ304)。抵抗値
が80オーム未満である場合、これは、送信機154お
よび温度センサ176間の接続が失われていることを示
す。これに応答して、送信機154は、RTD_input_stat
eをRTD_INPUT_LOSTにセットする(ステップ306)。
次に、送信機154はRTD_spike_stateの値をチェック
する(ステップ308)。これは、直前のサンプルの間
送信機154が温度センサ176からの出力にスパイク
を検知したか否かを示す。RDT_spike_stateが、スパイ
クが発生したことを示す場合、送信機154はRTD_inpu
t_stateをリセットし、スパイクがないことを示す(ス
テップ310)。(スパイクは、重大性が低い障害であ
り、接続の逸失によって問題となる。)
【0049】RTD_input_stateがRTD_INPUT_LOSTに等し
い場合、送信機154は、温度センサ176の抵抗値を
チェックする(ステップ314)。抵抗が100オーム
未満である場合(ステップ314)、これは、温度セン
サ176との接続が未だ失われていることを示す。(ス
テップ304、314では異なる抵抗値を用いて、例え
ば、抵抗値が79および81オーム間で変動する場合
に、RTD_input_stateの間欠的なスイッチングを回避す
る。)接続が失われている場合、送信機154は、温度
に対応するMVステータス30aを、BLINDに設定し
(ステップ316)、再計算ステップ(図12のステッ
プ214〜218)において用いるために、温度に関す
る履歴情報と交換する(ステップ318)。密度および
質量流量は、部分的に温度に基づくので、送信機154
は、MVステータス30b〜cをBLURREDに設定する
(ステップ320〜322)。抵抗が100オームより
も大きい場合、送信機154はRTD_input_stateをRTD_I
NPUT_RECOVERに設定し、接続が再度確立されたことを示
す(ステップ326)。この時点で、送信機154は、
RTD_input_countを0に等しく設定することによって、
回復タイマを初期化する(ステップ328)。RTD_inpu
t_stateがRTD_INPUT_RECOVERに等しい場合、送信機15
4は、先に論じたように、温度に対する過去および現在
の値を併合する(ステップ332)。送信機154は、
次に、回復タイマ期間が満了したか否かを見るためにチ
ェックを行う(ステップ334)。満了している場合、
送信機154はRTD_input_stateをRTD_INPUT_OKに設定
する(ステップ336)。満了していなかった場合、送
信機154はMVステータス30aをBLURREDに設定し
(ステップ340)、RTD_input_countを増分する(ス
テップ342)。
【0050】図15は、温度センサ176からの入力の
逸失に対する流量計150の応答を示す。時点9におい
て、入力の逸失が発生し、認証されていない温度測定
値、RMV36aが急速に低下し始める。時点10にお
いて、送信機154は、温度入力にスパイクが発生した
ことを示すように診断状態58を設定し、それに応答し
て、MVステータス30aをDAZZLEDに変更し、先に論
じたように過去の挙動に基づいてVMV26aおよびV
U28aを修正し、MVステータス30b〜c、VMV
26b〜c、およびVU28b〜cを不変のままとする
(しかしながら、密度および質量流量は部分的に温度に
依存するので、VMV26b〜cおよびVU28b〜c
はVMV26aおよびVU28aに対する変化を含
む。) 時点12において、温度センサ176の抵抗値は十分に
低く低下し、送信機154は、温度入力の逸失が発生し
たことを示すように診断状態58を設定し、それに応答
して、MV状態30aをBLINDに変更し、VMV26a
およびVU28aを過去の挙動に基づいて設定し続け、
MVステータス30b〜cをBLURREDに変更し、VMV
26b〜cを不変のままとする。密度及び質量流量の不
確定性は、部分的に温度の不確定性を基準とするので、
VU28b〜cは増大し、VU28aにおける増大を反
映する。
【0051】時点48において、温度センサ176の抵
抗値は、十分に高いレベルまで増加するので、送信機1
54は、温度入力が回復したことを示すように診断状態
58を設定し、それに応答して、MVステータス30a
をBLURREDに変更し、回復タイマを初期化し、VMV2
6aおよびVU28aに対する過去および現在の値を併
合し始め、MVステータス30b〜cをCLEARに変更す
る。時点72において、回復タイマが切れ、送信機15
4は温度入力が完全に回復したことを示すように診断状
態58を設定し、それに応答して、MVステータス30
aをCLEARに変更し、VMV26およびVU28aを、
RMV36aおよびRU62aに基づいて設定する。
【0052】図16を参照する。要約すると、本発明の
センサ12は、手順350を実施する。センサはある変
数の値に関係するデータ信号を受け取り(ステップ35
3)、このデータ信号に基づいて、この変数の測定値を
予測する(ステップ354)。その後、センサは第1出
力信号を発生する(ステップ356)。これは、変数の
予測測定値に関係付けることができる。最後に、センサ
は、第1出力信号に対して不確定性分析を行い(ステッ
プ358)、不確定性分析に基づいて第2出力信号を発
生する(ステップ360)。
【0053】図17を参照する。先に論じたように、本
発明によるセンサは、手順400にしたがって、障害の
検出に応答することができる。最初に、センサは、測定
値源に障害の発生が検出されたか否かについて判定を行
う(ステップ405)。例えば、図18に示し、既に論
じたように、センサが温度変換器を含む場合、センサは
手順500を用いて、接触不良障害を検出することがで
きる。センサは、温度変換器の出力を格納し(ステップ
505)、温度変換器を電圧源に所定時間期間接続する
(ステップ510)。この所定時間期間が満了した後、
センサは格納されている出力を、温度変換器の現出力と
比較し(ステップ515)、この比較に基づいて、接触
不良障害が検出されたことを示す(ステップ520)。
【0054】再び図17を参照する。障害の発生が検出
された場合(ステップ450)、センサは測定値の第1
予測値を生成する(ステップ410)。第1予測値は、
測定値の短期過去値を含む期間(時間間隔)における測
定値の平均値とすればよい。例えば、該期間は障害発生
直前の測定の値を含むことができる。また、センサは、
第1予測値に対する不確定性尺度を生成する(ステップ
415)。最初に、不確定性尺度は、測定値が時間間隔
中に当該測定値について観測されるいずれかの値を有す
る可能性があることを示すことができる。また、センサ
は、現時点と、時間間隔の終了時点との間の時間差によ
る、第1予測値の信頼性低下を考慮することも可能であ
る。即ち、センサは、現時点と時間間隔の終了時との間
の時間差を、現時点と時間間隔の終了時との間で観察さ
れる最大値と乗算することにより、観察される測定値の
最大変化率だけ、第1予測値に対する不確定性の尺度を
調節することができる。次に、センサは、第1予測値お
よび不確定性尺度について先に述べた手法を用いて、第
2予測値(ステップ420)、および関係する不確定性
尺度を生成する(ステップ425)。第2予測値は、測
定値の長期過去値に基づいてもよい。
【0055】センサは、測定値の多数の予測値を結合
し、測定値に対する結合予測値を生成する(ステップ4
30)。センサは、予測値に関連する不確定性尺度に応
じて重み付けすることによって、予測値の結合を行って
もよい。即ち、センサは、第1予測値を、第2不確定性
尺度の二乗および第1不確定性尺度の二乗の和によって
除算した第2不確定性尺度の二乗と乗算し、この乗算の
結果を、第2不確定性尺度の二乗および第1不確定性尺
度の二乗の和によって除算した第1不確定性尺度の二乗
と第2予測値を乗算した結果に加算すればよい。
【数13】ESTCOM=U12/(U12+U22)
・EST1+U22/(U12+U22)・EST2
【0056】また、センサは、多数の予測値の各々に対
する不確定性尺度を結合し、測定値に対する結合予測値
の不確定性尺度を生成する(ステップ435)。これを
行う際、センサは、第2不確定性尺度を第1不確定性尺
度と乗算し、この乗算の結果を、第2不確定性尺度の二
乗と第1不確定性尺度の二乗との和の二乗根で除算すれ
ばよい。
【数14】 UCOM=(U1・U2)/(U12+U22)1/2 最後に、センサは、現時点における測定に対する値とし
て、この測定の結合予測値(ステップ440)、および
現時点の測定値の有効性の指示として、結合予測値に対
する不確定性尺度を供給する(ステップ445)。
【0057】また、センサは、障害を確認した後、この
障害を補正することも可能である。図19のAを参照す
ると、センサ100が理想的な測定システム1000で
ある場合、システム1000によって生成される所望の
測定値md1015は、所望の伝達関数Gd(S)102
5によって、測定対称m1020に関係付けられる。し
かしながら、図19のBに示すような、実際の測定シス
テムは、その伝達関数Ga(S)1030に、所望の伝
達関数Gd(S)に対して、変動を含む場合がある。こ
れらの変動は、所望の測定値md1015に対して、実
際のセンサ出力x1035(未補償測定値muとも呼
ぶ)を歪ませる可能性がある。例えば、所望の伝達関数
d(S)がロー・パス・フィルタ(図19のA)であ
る場合、実際のシステムにおける変動は、実際の伝達関
数Ga(S)が、所望の伝達関数Gd(S)よりも低いカ
ットオフ周波数を有する原因となる。測定ノイズを除去
するためにある程度のフィルタ処理は必要であるが、低
下したカットオフ周波数は、必要とされる測定帯域より
も低くなる場合がある。この結果、高周波数信号成分の
減衰、および認知可能な遅れが測定に生じる可能性があ
る。システム設計がこの遅れを考慮していない場合、制
御処理能力は低下し、センサ100を用いた制御ループ
は、不安定となることがある。
【0058】図20を参照すると、プロセッサ106
は、実際の伝達関数および所望の伝達関数間の変動の効
果を考慮して、手順1100を実施する。最初に、プロ
セッサ106は、センサ100の所望の伝達関数G
d(S)1025の離散時間等価物(discrete-time equi
valent)を決定する(ステップ1105)。典型的に、
この関数は、センサの性能仕様において定義される。次
に、プロセッサは、センサ100の実際の伝達関数Ga
(S)1030の離散時間等価物を決定する(ステップ
1110)。例えば、センサ100が熱電対である場
合、プロセッサ106は、電流注入検査を用いて、実際
の伝達関数を決定する。伝達関数を決定した後、プロセ
ッサ106は、センサ100からセンサ読み取り値x1
035を得る(ステップ1115)。図19のCも参照
し、次に、プロセッサ106は実際の伝達関数G
a(S)1030の逆関数Ga’(S)1045を計算す
る。尚、正確な逆関数を用いた補償は、補償したセンサ
読み取り値を不安定にする場合があるので、Ga
(S)は実際の伝達関数Ga(S)の正確に数学的な逆
関数ではないことを注記しておく。代わりに、Ga
(S)は、利得を一致させた、Ga(S)の有限インパ
ルス応答の逆関数である。逆伝達関数Ga’(S)10
45を用いて、プロセッサ106は、センサの実際の伝
達関数の効果を打ち消し、補償測定値mc1050を得
る(ステップ1125)。 mc=xGa’(S) 補償測定値mc1050は、センサが無限の帯域を有す
るとすれば発生された測定値である。センサ読み取り値
x1035は、 x=mGa(S) であるので、補償測定値mc1050は、測定値m10
20に対応する。
【数15】 mc=xGa’(S)=mGa(S)Ga’(S)≒m その後、プロセッサ106は所望の伝達関数Gf(S)
1055に等しい伝達関数を有するフィルタGd(S)
(図19のD)を用いて補償測定値md1050にフィ
ルタ処理を行い、所望の測定値md1015の予測値mc
1060を発生する(ステップ1130)。 mc=mcf(S)
【0059】図21のAおよび図21のBは、遅延が
0.07秒の、折点周波数が0.1768Hzおよび
0.2274Hzである実際の伝達関数を有するシステ
ムのための手順の実施を示す。
【数16】Ga(S)=e-0.07s/{(1+0.7s)
(1+0.9s)} 遅延を無視し、サンプリング・レートを10Hzと仮定
すると、実際の伝達関数の離散時間0次保持等価物(dis
crete time, zero-order-hold equivalent)は、標準的
な制御理論技法を用いて、次のように表わすことができ
る。
【数17】 Ga(z-1) =(b1-1+b2-2)/(1+a1-1+a2-2) =(0.0072957z-1+0.0067035
-2)/(1−1.7617z-1+0.7757z-2) これにより、サンプルkに対する補償測定値mcは、離
散時間等価式の有限インパルス応答の逆を用いて、次の
ように表わすことができる。
【数18】 mc(k) ={x(k)+a1x(k−1)+a2x(k−2)}/(b1+b2) ={x(k)−1.7617x(k−1)+0.7757x(k−2)} /(0.0072957+0.0067035)
【0060】図21のAは、以下の値を有し、ノイズに
よる変転を受け、かつ遅延したステップ入力1200で
ある測定対象mに対するシステムの応答を示す。ステッ
プ入力は、以下の値を有している。 m=H(t−0.5)+0.1N(t) ここでH(t)は時点t=0における単位強度のステッ
プ入力であり、N(t)は正規分布および単位強度のラ
ンダム・ノイズである。システムはステップ入力120
0に応答し、未補償測定値mu1205として識別され
るセンサ読み取り値xを生成する。補償測定値mc12
10は、先に示した方程式を用いて、未補償測定値から
計算する。図21Aは、補償測定値mc1210が未補
償測定値mu1205よりもステップ入力1200にか
なり似ていることを示す。即ち、未補償測定値mu12
05は、ステップ入力1200よりも大幅に遅い。しか
しながら、未補償測定値mu1205は、ステップ入力
1200や補償測定値mc1210よりもノイズが少な
い。ステップ入力1200における高周波数ノイズは、
未補償測定値mu1205を生成する変換器の比較的遅
い応答によって除去されるので、これは予測されること
である。
【0061】図21のBは、未補償測定値mu120
5、所望の測定値の予測値mc1215、および実際の
所望の測定値md1220間の差を示す。システムの所
望のセンサ伝達関数Gd(S)は、カットオフ周波数が
0.5Hzの一次フィルタである。 Gd(S)=1/(1+0.32s) このカットオフ周波数は、実際の伝達関数Gd(S)の
折点周波数よりも大幅に高い。サンプリング・レートが
10Hzの場合、所望の伝達関数Gd(S)の離散時間
等価物は、次のように表わすことができる。
【数19】 G(z-1) =c1-1/(1+d1-1) =0.2684z-1/(1−0.7316z-1) これより、サンプルkに対する所望の測定値の予測値m
c1215は、次のように表わすことができる。
【数20】 me(k) =c1c(k−1)−d1d(k−1) =0.2484mc(k−1)+0.7316md(k−
1) この結果、予測値mc1215が得られ、これは所望の
測定値md1220を密接に追跡する。
【0062】図22のAおよび図22のBは、変動入力
1250である測定対象mに対するシステムの応答を示
す。変動入力1250は、以下の値を有する。
【数21】m=10sin(2π0.5t)+5sin
(2π0.3t+2π/10)+0.1N(t) ここで、N(t)は正規分布および単位強度のランダム
・ノイズである。変動入力1250の主な信号成分は、
0.3Hzの周波数であり、これは実際の伝達関数のカ
ットオフ周波数よりも高い。したがって、この信号成分
は、未補償測定値mu1225では減衰されており、
その中にかなりの歪みを生ずる原因となる。対照的に、
殆どの信号成分は補償測定値mc1260では再生され
ているので、補償測定値は変動入力1250に一層類似
することになる。図22のBは、未補償測定値mu12
55、所望の測定値の予測値mc1270、および所望
の測定値md1275の間の差を示す。補償技法の実現
可能性は、図21のBおよび図22のBにおいて、予測
値mcが、未補償測定値muよりも所望の測定値mdにか
なり近いということによって論証可能である。
【0063】本発明の技法は、種々の状況において採用
可能である。例えば、図23のAに示すように、シリコ
ン・オイル1310を満たした、熱さや(thermal well)
1305に熱電対1300を配置することができる。熱
さや1305が、対象プロセスと同一温度にある場合、
プロセス温度の変化に対する熱電対1300の応答は、
二次であり、時定数は熱電対/シリコン・オイル界面お
よびシリコン・オイル/熱さや界面の熱転移特性によっ
て支配される。図23のBに示すように、シリコン・オ
イル1310が熱さや1305から漏れたり、あるいは
失われた場合、熱電対1300の熱転送特性の効率が低
下する。このため、熱電対応答における時定数が増大
し、センサ読み取り値x1035は鈍くなる。自己認証
センサは、先に論じた技法を用いて、この鈍りを補償す
ることができる。一旦予測測定値mcを発生したなら、
予測値の不確定性δを評価することができる。図24を
参照すると、プロセッサ106は手順1400を実施
し、入力信号の不確定性およびこの技法によって導入さ
れる不正確を考慮し、各不確定性成分を適切に伝搬す
る。
【0064】先に注記したように、補償測定値mcは、
実際の伝達関数の離散時間ゼロ次保持等価物の有限イン
パルス応答の逆を用いて、センサ読み取り値xから予測
することができる。
【数27】mc(z-1)=(1+a1+…+an-1)/
(b1+…+bn)x(z-1) この式から、補償測定値mcの不確定性δは2つの主要
成分を有する。第1成分は、入力信号の不確定性および
伝達関数の離散時間等価式における補償係数の不正確さ
によるものである。プロセッサ106は、次の標準的な
不確定性伝搬式(uncertainty propagation formula)を
用いて第1成分を計算する(ステップ1405)。
【数23】 (δmc1(k))2 =Σ{∂[mc(k)]/∂[x(k−i)]・δx(k−i)}2 +Σ{(∂[mc(k)]/∂ai)δai2 +Σ{(∂[mc(k)]/∂bi)δbi2 =1/(b1+・・+bn2・{Σ[aiδx(k−i)]2 +Σx[(k−i)δai2+Σ[mc(k)δbi2} ここで、Σは、i=0〜nに関する加算を示し、δはそ
の元となる変数の不確定性を示す。
【0065】不確定性の第2成分は、離散時間伝達関数
がゼロ次保持等価物であり、その極が全て原点にあるこ
とのために発生する。プロセッサ106は、この成分を
以下のように計算する(ステップ1410)。
【数24】δmc2(k)=nmc(k)−[x(k−
1)+x(k−2)+...+x(k−n)] これら2つの成分を用いて、プロセッサ106は、サン
プルkに対する補償測定値における全体的な不確定性を
以下の式によって決定する(ステップ1415)。
【数25】δmc(k)=[(δmc1(k))2+(δm
c2(k))21/2
【0066】最後に、プロセッサ106は、補償測定値
cの不確定性、および所望の伝達関数の離散等価式の
係数を考慮することによって、予測測定値mcの不確定
性を決定する(ステップ1420)。サンプルkに対し
て、予測測定値は、次のように表わすことができる。
【数26】me(k)=Σ[cic(k−i)]+Σ
[die(k−i)] ただし、Σはi=1〜nに関する加算を表す。この式か
ら、プロセッサ106は、次のように、予測測定値mc
の不確定性を決定する。
【数27】(δme(k))2=Σ{∂[me(k)]/
∂[mc(k−i)]・δmc(k−i)}2+Σ{∂
[me(k)]/∂[me(k−i)]・δme(k−
i)}2+Σ{∂[me(k)]/∂[ci]・δci]}
2+Σ{∂[me(k)]/∂[di]・δdi2−Σ
[ciδmc(k−i)]2+Σ[diδme(k−i)]2
+Σ[mc(k−i)δci2+Σ[me(k−i)δd
i2 Σは、i=1〜nに関して加算
【0067】図21のAおよび図21のBに関して先に
論じたシステムでは、補償測定値mcの不確定性の第1
成分は、次の通りである。
【数28】(δmc1(k))2=1/(b1+b2
2{[a1δx(k−1)]2+[a2δx(k−2)]2
+[x(k−1)δa12+[x(k−2)δa22
[mc(k)δb12+[mc(k)δb22 また、補償測定値mcの不確定性の第2成分は、次の通
りである。
【数29】δmc2(k)=2mc(k)−[x(k−
1)+x(k−2)] したがって、予測測定値mcの不確定性は、次のように
なる。
【数30】(δmc(k))2=(c1δmc(k−1))
2+(d1δmcc(k−1))2+(mc(k−1)δ
12+(mc(k−1)δd12
【0068】ステップ入力1200および変動入力12
50に対する予測測定値mcの不確定性を、図25のA
および図25のBにそれぞれ示す。陰影部分は不確定性
δを示す。簡略化のために、入力信号の不確定性は無視
し、フィルタ係数は正確であると仮定する。図25のA
および図25のBが示すのは、不確定性予測技法は、セ
ンサ信号の周波数内容を考慮し、入力信号が非常に高い
周波数成分を有する場合に高い不確定性を生成すること
である。これは、図25のAおよび図25のBに示す通
りである。場合によっては、プロセッサ106は、関係
する信号に関連する不確定性も考慮する必要がある場合
もある。例えば、あるセンサによって生成される測定値
は、共通の変数による影響を受ける異なる信号の組み合
わせを含む場合がある。これは、標準的な不確定性分析
における不確定性の伝搬は、変数が独立している場合に
のみ有効であるため、問題を発生する可能性がある。
【0069】図26を参照すると、プロセッサ106
は、手順1600を実施して、従属変数の関数である結
果Rの不確定性を考慮する。まず最初に、プロセッサ
は、結果Rを次のように定義する(ステップ160
5)。 R=R(M1...Mn) ここで、信号Mnの各々は、共通変数cおよび独立変数
vの関数である。 Mi=Mi(c,vi) c=[c1,c2,...,cpTi=[vi 1,vi 2,...,vi qiT 次に、プロセッサは結果Rの不確定性を計算する。
【0070】第1技法において、プロセッサは、基本変
数に関する不確定性を次のように計算する(ステップ1
610a)
【数31】 (δR)2 =(∂R/∂c12(δc12+(∂R/∂c22(δc22+... +(∂R/∂cp2(δcp2 +(∂R/∂M12(δM12+(∂R/∂M22(δM22+... +(∂R/∂Mn2(δMn2 δMiは、共通変数cpの不確定性を無視した場合のMi
における不確定性である。これは、共通変数の不確定性
は最終的な結果から評価すればよく、一方独立変数の不
確定性は、中間信号を考慮することによって計算すれば
よいことを示す。第2の技法において、プロセッサは、
中間信号に関する不確定性を次のように計算する(ステ
ップ1610b)。
【数32】 (δR)2 =(∂R/∂M12(δM12+(∂R/∂M22(δM22+... +(∂R/∂Mn2(δMn2+ ΣΣ(∂R/∂Mi・∂Mi/∂c1)(∂R/∂Mj・∂Mj/∂c1)(δc12 +...+ ΣΣ(∂R/∂Mi・∂Mi/∂cp)(∂R/∂Mj・∂Mj/∂cp)(δcp2 [ただし、i=1〜n、j=1〜n] この技法では、共通変数間の相関を考慮するために、余
分な不確定性項が必要となる。
【0071】手順1600は、以下の例を参照して示す
ことができる。その場合、 M1=ax+y, M2=bx+z ここで、xは唯一の共通変数であり、yおよびzは独立
変数である。第1ステップの結果を次のように仮定する
(ステップ1605)。 R=αM1+βM2 第1技法を適用すると、次の式が得られる。
【数33】(δR)2=(αa+βb)2(δx)2+α2
2(δa)2+β22(δb)2+α2(δy)2+β
2(δz)2 第2技法を適用した場合も、同一の値が得られる。
【0072】図27のAおよび図27のBが示すこの結
果は、αおよびβを双方とも0.5とし、xは平均値5
よび分散0.01を有し、yおよびzが±0.005間
で均一に変動し、特定の時点におけるx、yまたはzの
不確定性がその時点における当該変数の値の1%であ
り、aおよびbの値を次のように仮定した場合のもので
ある。 第1方法に対してa=3、b=5 第2方法に対してa=3、b=−5 第1の例では、図27のAに示すように、共通変数xは
信号M1およびM2において共通モードで作用する。何故
なら、aおよびbは符号が同一であるからである。第2
の例では、図27のBに示すように、共通変数xは異な
るモードで作用する。何故なら、aおよびbは符号が逆
であるからである。不確定性を比較するために、結果R
1700を実線で示し、上述の技法を用いて計算した不
確定性は陰影1705で示し、標準的な技法を用いて計
算した不確定性を境界1710で示す。図27のBに示
す例では、読み取り値におけるあらゆる不正確性は打ち
消す傾向にあるので、不確定性1705は、標準的な技
法を用いて予測した不確定性1710よりも小さい。
【0073】上述の技法は、様々な状況において用いる
ことができる。例えば、図28は、多数の熱電対180
0を並列に配し、空間的な平均温度を測定する場合を示
す。全ての熱電対1800の端子を1つの端子ボックス
1805に収容することができるので、基準接合温度1
810の測定を1回だけ行えばよい。多点スイッチ18
15を用いて、順番に別のチャネルにポールし、異なる
位置における温度読み取り値を得て、これから平均温度
を計算することができる。提案した不確定性計算技法
は、異なるチャネルの相関性を考慮し、それにしたがっ
て平均読み取り値の不確定性を調節する。
【0074】図29を参照すると、プロセッサ106は
手順1900を実施し、同様の信号を組み合わせること
により、最小の不確定性を有する加重平均Rを生成する
ことができる。プロセッサは同様の信号Mnを組み合わ
せて、加重平均結果を与える。
【数34】R=α11+α22+...+αnn ただし、α1+α2+...+αn=1 信号M1〜Mn全て独立である場合、n番目の係数は次の
ように表わすことができる。
【数35】αi=1/(δMi2/Σ[1/(δ
j2] (j=1〜nについて加算) なお、δMiはMiにおける不確定性である。しかしなが
ら、この式は、信号が共通変数を含む場合は適用されな
い。したがって、信号Miが、 Mi=f(c)+fi(vi) という形式であり、 c=[c1,c2,...,cpTi=[vi 1,vi 2,...,vi qiT である場合、プロセッサは、最小の不確定性が得られる
結合係数を次のようにして決定する(ステップ190
5)。
【数36】αi=1/(δMci2/Σ[1/(δMcj
2] (j=1〜nについて加算) ここで、δMciは共通変数cを無視した場合のMciにお
ける不確定性である。次に、プロセッサは加重平均結果
を得て(ステップ1910)、この加重平均結果におい
て得られる不確定性を以下のように決定する(ステップ
1915)。
【0075】この技法の一例を以下に与える。2つの従
属変数
【数37】 (δW)2 =1/Σ[1/(δMj2] +[(∂f/∂c12(δc12+(∂f/∂c22(δc22+... +(∂f/∂cp2(δcp21=x+y、 M2=x+z に重み付けをして、次の結果を得る。 R=α11+α22 ここで、α1+α2=1である。基本変数x、y、zおよ
びこれらに関連する不確定性は、 x=0.2+0.1N(t)、δx=0.02+0.0
1N(t) y=2.1+0.2N(t)、δy=0.2+0.1N
(t) z=2.2+0.2N(t)、δz=0.25+0.1
N(t) である。共通変数Cの不確定性を無視した場合、信号M
nの不確定性の二乗は、次のようになる。 (δMc12=(δy)2 (δMc22=(δz)2 これより、最適な結合係数は次のように与えられる。
【数38】α1=(δz)2/[(δy)2+(δz)2] α2=(δy)2/[(δy)2+(δz)2] また、対応する加重平均結果Rの不確定性の二乗は、次
の通りである。
【数39】 (δW)2 =[1/δMc12+1/(δMc22-1+(δx)2 =[(δy)2(δz)2/[(δy)2+(δz)2]+
(δx)2
【0076】図30のA〜Dは、上述のシミュレーショ
ン例に対する結果を示す。図30のAおよびBは、信号
12000およびM22005、ならびにそれらに関連
する不確定性2010を示す。図30のCは係数α1
015を示す。図30のDは、加重平均結果R2020
を、それに関連する不確定性2025と共に示す。加重
平均結果δR2025の不確定性は、信号M1およびM
2双方の不確定性2010よりも小さいことがわかる。
先の検討結果は、あらゆる従属信号の組み合わせにも適
用されるように一般化することができる。結果Rの不確
定性の二乗を結合係数のベクトルの関数とし、 (δR)2=F(α) ここで、α=[α1、α2、...、αnTとなるように
すると、最適な結合係数は、次の方程式を解くことによ
って決定することができる。
【数39】(∂f/∂α1)=(∂f/∂α2)=...
=(∂f/∂αn) Σαi=1 (i=1〜nに関して加算) 以下の2つの従属変数があると仮定する。 M1=ax+y M2=bx+z [a=0.8、b=1.2] これらの変数を結合して次の結果を得る。 R=α11+α22 aおよびbの不確定性が双方とも0.02である間は、
基本変数x、y、zおよびそれらの関連する不確定性
は、次のようになる。 x=0.2+0.1N(t)、αx=0.02+0.0
1N(t)、 y=2.3+0.2N(t)、αy=0.2+0.08
N(t)、 z=2.1+0.2N(t)、αz=0.2+0.16
N(t)
【0077】既に、結果Rにおける不確定性の二乗は次
のようにあることを示した。
【数40】(δR)2=(α1a+α2b)2(δx)2
α1 22(δa)2+α2 23(δb)2+α1 2(δy)2
+α2 2(δz)2 したがって、
【数41】 ∂(δR)2/∂α1 =2a(α1a+α2b)(δx)2+2α1[x2(δa)2+(δy)2] ∂(δR)2/∂α2 =2b(α1a+α2b)(δx)2+2α2[x2(δb)2+(δz)2] ただし、 α1=[x2(δb)2+b(b−a)(δx)2+(δ
z)2]/{[(δa)2+(δb)2]x2+(a−b)
2(δx)2+(δy)2+(δz)2} α2=[x2(δa)2+a(b−a)(δx)2+(δ
y)2]/{[(δa)2+(δb)2]x2+(a−b)
2(δx)2+(δy)2+(δz)2}+α1 2(δy)2
α2 2(δz)2
【0078】このシミュレーションの結果を図31のA
ないし図31のDにプロットする。図31のAおよび図
31のBは、信号M12100およびM22105、なら
びにそれらに関連する不確定性2110を示す。図31
のCおよび図31のDは、結合係数2115および結果
R2120、ならびにそれに関連する最適な場合の不確
定性δR2125を示す。図31のAないし図31のD
から、結合係数は、通常、信号M22105は信号M1
100よりも不確定性が高く(何故なら、δz>δ
y)、したがって、信号M12100により多くの強調
が施されたことを考慮したことがわかる。更に、結果R
における全体的な不確定性2125は、信号M1210
0およびM22105の双方の不確定性よりも小さい。
上述の技法は、例えば、センサ100が、プロセス読み
取り値の重複する範囲を測定する多数の変換器を含み、
各変換器に必要な温度補償係数が多少異なる場合にも、
適用可能である。送信機内に1つの温度センサのみが用
いられている場合、異なる変換器からの読み取り値は、
先に示唆した式を用いて結合し、最小の不確定性が得ら
れる最良の予測測定値を得ることができる。例えば、本
方法は、aおよびbが異なる読み取り値に対する温度結
合係数であり、xが変換器によって決定された温度であ
る場合に適用可能である。
【0079】種々のパラメータの相対的な値に制約がな
い場合、最適な係数のいくつかは0ないし1の範囲を外
れることもあり、この場合、結果Rは信号M1およびM2
双方の不確定性の境界の外側に出る可能性がある。これ
を、以下の、a=0.8およびb=1.2とし、更に x=2.0+0.1N(t) αx=0.2+0.
1N(t) y=1.0+0.02N(t) αy=0.02+
0.008N(t) z=0.8+0.02N(t) αz=0.020+
0.016N(t) とした例で示す。図32のA〜Dにおいて、結果Rは非
常に小さい不確定性を有するが(約0.11)、約4.
8という平均値を有する結果Rは、信号M12200お
よびM22205双方の範囲の外側にあることがわか
る。したがって、結合結果は無意味である。 M1=ax+y M2=bx+z の場合では、本技法を意味のあるものにするためには、
以下の条件を満足しなければならないことが、分析から
わかっている。
【数42】(αM12=a2(αx)2+x2(αa)2
(αy)2>ab(αx)2 (αM22=b2(αx)2+x2(αb)2+(αz)2
>ab(αx)2
【0080】他の実施例も、以下の特許請求の範囲に入
るものとする。本発明の開示の一部は、著作権保護の対
象となる素材を含む。著作権所有者は、特許商標庁のフ
ァイルまたは記録に現れる特許文書または特許明細書の
複写については何人によるものであっても異議を唱えな
いが、それ以外の場合には、あらゆる著作権を保存する
ものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】多数のセンサおよびアクチュエータを用いたプ
ロセス制御システムのブロック図。
【図2】本発明によるセンサのブロック図。
【図3】図2のセンサにおける情報の流れを示すブロッ
ク図。
【図4】図2のセンサにおける障害に応答する3つの方
法を示す複合グラフ。
【図5】図2のセンサによって生成される種々の信号対
時間の関係の複合グラフ。
【図6】図2のセンサにおける情報の流れのタイミング
を示すブロック図。
【図7】本発明による温度センサのブロックおよび概略
図。
【図8】図7の計器について、補助信号(上のグラ
フ)、生の温度(真ん中のグラフ)、ならびに認証温度
および不確定性(下のグラフ)対時間の関係を示す1組
の複合グラフ。
【図9】図7の計器について、生のデータ(上のグラ
フ)、生の温度(真ん中のグラフ)、ならびに認証温度
および不確定性(下のグラフ)対時間の関係を示す1組
の複合グラフ。
【図10】図7の計器について、補助データ(図10の
A)ならびに認証温度および不確定性(図10のB)を
示す対をなす複合グラフ。
【図11】コリオリ流量計の概略およびブロック図。
【図12】各サンプリング期間の間に、図11の測定器
によって実行されるステップを示す疑似コードの図。
【図13】温度および関連する不確定性を決定する際に
図11の測定器によって実行されるステップを示す疑似
コードの図。
【図14】障害を診断する際に図11の測定器によって
実行されるステップを示す疑似コードの図。
【図15】図11の測定器について、温度(上のグラ
フ)、密度(真ん中のグラフ)および質量流量(下のグ
ラフ)対時間の、温度逸失による効果を示す1組の複合
グラフ。
【図16】不確定性分析に基づいて信号を発生する手順
のフロー・チャート。
【図17】障害の検出に応答するための手順のフロー・
チャート。
【図18】接触不良障害を検出するための手順のフロー
・チャート。
【図19】A〜Dは、修正測定値を生成するための理想
的な測定システムおよびプロセスを示すブロック図。
【図20】修正測定値を発生するための手順のフロー・
チャート。
【図21】A〜Bは、ステップ入力に対する応答を示す
グラフ。
【図22】AおよびBは、変動入力に対する応答を示す
グラフ。
【図23】AおよびBは熱電対の概略図。
【図24】修正測定値に対する不確定性尺度を発生する
ための手順のフロー・チャート。
【図25】ステップ入力(図25のA)および変動入力
(図25のB)に対する応答を示すグラフ。
【図26】不確定性尺度を生成するための手順のフロー
・チャート。
【図27】基本変数に関する(図27のA)、および中
間信号に関する(図27のB)不確定性尺度を表わすグ
ラフ。
【図28】平行して平均温度を測定するように配置した
多数の熱電対の概略図。
【図29】不確定性尺度を発生するための手順のフロー
・チャート。
【図30】A〜Dは不確定性尺度のグラフ。
【図31】A〜Dは不確定性尺度のグラフ。
【図32】A〜Dは不確定性尺度のグラフ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】多数のセンサおよびアクチュエータを用いたプ
ロセス制御システムのブロック図。
【図2】本発明によるセンサのブロック図。
【図3】図2のセンサにおける情報の流れを示すブロッ
ク図。
【図4】図2のセンサにおける障害に応答する3つの方
法を示す複合グラフ。
【図5】図2のセンサによって生成される種々の信号対
時間の関係の複合グラフ。
【図6】図2のセンサにおける情報の流れのタイミング
を示すブロック図。
【図7】本発明による温度センサのブロックおよび概略
図。
【図8】図7の計器について、補助信号(上のグラ
フ)、生の温度(真ん中のグラフ)、ならびに認証温度
および不確定性(下のグラフ)対時間の関係を示す1組
の複合グラフ。
【図9】図7の計器について、生のデータ(上のグラ
フ)、生の温度(真ん中のグラフ)、ならびに認証温度
および不確定性(下のグラフ)対時間の関係を示す1組
の複合グラフ。
【図10】図7の計器について、補助データ(図10の
A)ならびに認証温度および不確定性(図10のB)を
示す対をなす複合グラフ。
【図11】コリオリ流量計の概略およびブロック図。
【図12】各サンプリング期間の間に、図11の測定器
によって実行されるステップを示す疑似コードの図。
【図13】温度および関連する不確定性を決定する際に
図11の測定器によって実行されるステップを示す疑似
コードの図。
【図14】障害を診断する際に図11の測定器によって
実行されるステップを示す疑似コードの図。
【図15】図11の測定器について、温度(上のグラ
フ)、密度(真ん中のグラフ)および質量流量(下のグ
ラフ)対時間の、温度逸失による効果を示す1組の複合
グラフ。
【図16】不確定性分析に基づいて信号を発生する手順
のフロー・チャート。
【図17】障害の検出に応答するための手順のフロー・
チャート。
【図18】接触不良障害を検出するための手順のフロー
・チャート。
【図19】A〜Dは、修正測定値を生成するための理想
的な測定システムおよびプロセスを示すブロック図。
【図20】修正測定値を発生するための手順のフロー・
チャート。
【図21】A〜Bは、ステップ入力に対する応答を示す
グラフ。
【図22】AおよびBは、変動入力に対する応答を示す
グラフ。
【図23】AおよびBは熱電対の概略図。
【図24】修正測定値に対する不確定性尺度を発生する
ための手順のフロー・チャート。
【図25】ステップ入力(図25のA)および変動入力
(図25のB)に対する応答を示すグラフ。
【図26】不確定性尺度を生成するための手順のフロー
・チャート。
【図27】基本変数に関する(図27のA)、および中
間信号に関する(図27のB)不確定性尺度を表わすグ
ラフ。
【図28】平行して平均温度を測定するように配置した
多数の熱電対の概略図。
【図29】不確定性尺度を発生するための手順のフロー
・チャート。
【図30】A〜Dは不確定性尺度のグラフ。
【図31】A〜Dは不確定性尺度のグラフ。
【図32】A〜Dは不確定性尺度のグラフ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図4】
【図6】
【図7】
【図16】
【図17】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図21】
【図29】
【図15】
【図22】
【図18】
【図19】
【図20】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図30】
【図31】
【図32】

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサの伝達関数における変動を補償す
    る方法において、該方法は、 前記センサに関する所望の伝達関数を識別するステップ
    と、 前記センサに関する実際の伝達関数を決定するステップ
    と、 前記センサによって生成された測定値を受け取るステッ
    プと、 前記所望の伝達関数および前記実際の伝達関数に基づい
    て前記測定値を修正し、修正測定値を生成するステップ
    と、 前記修正測定値を、前記センサに関する測定値として提
    供するステップとからなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記所望
    の伝達関数は、前記センサに関する設計基準から識別す
    ることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法において、前記実際
    の伝達関数は時間と共に変動し、前記実際の伝達関数を
    決定するステップは、測定値を生成するための特定の時
    点または期間に前記実際の伝達関数を決定するステップ
    からなることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、前記セン
    サは熱電対からなり、前記実際の伝達関数を決定するス
    テップは、電流注入検査を用いるステップを含むことを
    特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法において、前記実際
    の伝達関数は時間と共に変動し、前記実際の伝達関数を
    決定するステップは、測定値を生成するための特定の時
    点または期間に前記実際の伝達関数を決定するステップ
    からなることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の方法において、前記セン
    サは熱電対からなり、前記実際の伝達関数を決定するス
    テップは、電流注入検査を用いるステップを含むことを
    特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方法において、前記測定
    値を修正するステップは、前記実際の伝達関数の逆関数
    に基づいて前記測定値を修正し、補償測定値を生成する
    ステップを含むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法において、前記測定
    値を修正するステップは、前記所望の伝達関数に基づい
    て前記補償測定値を修正し、前記修正測定値を生成する
    ステップを含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の方法において、該方法は
    更に、前記測定値に関する不確定性尺度を発生するステ
    ップを含むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、前記測
    定値を修正するステップは、前記実際の伝達関数の逆関
    数に基づいて前記測定値を修正し補償測定値を生成する
    ステップと、前記所望の伝達関数に基づいて前記補償測
    定値を修正して前記修正測定値を生成するステップとを
    含むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の方法において、前記
    不確定性尺度を発生するステップは、前記補償測定値に
    対する第1不確定性尺度を発生するステップと、前記所
    望の伝達関数に対する第2不確定性尺度を発生するステ
    ップと、前記第1および第2不確定性尺度を組み合わせ
    て前記測定値に対する不確定性尺度を生成するステップ
    とを含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の方法において、前記
    補償測定値に対する第1不確定性尺度を発生するステッ
    プは、 前記センサによって生成された前記測定値に対する第3
    不確定性尺度を発生するステップと、 前記実際の伝達関数の逆関数に対する第4不確定性尺度
    を発生するステップと、 前記第3および第4不確定性尺度を組み合わせて、前記
    補償測定値に対する第1不確定性尺度を生成するステッ
    プとを含むことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 センサの伝達関数における変動を補償
    する方法であって、 前記センサの所望の伝達関数を識別するステップと、 前記センサの実際の伝達関数を決定するステップと、 前記センサによって生成される測定値を受け取るステッ
    プと、 前記実際の伝達関数の逆関数に基づいて前記測定値を修
    正して、補償測定値を生成するステップと、 前記所望の伝達関数に基づいて、前記補償測定値を修正
    し、修正測定値を生成するステップと、 前記修正測定値を、前記センサの測定値として供給する
    ステップと、 前記補償測定値に対する第1不確定性尺度を発生するス
    テップと、 前記所望の伝達関数に対する第2不確定性尺度を発生す
    るステップと、 前記第1および第2不確定性尺度を組み合わせて、前記
    測定値に対する不確定性尺度を生成するステップとから
    なることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法において、前記
    所望の伝達関数は、前記センサの設計に対する設計基準
    から識別することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の方法において、前記
    実際の伝達関数は時間と共に変動し、前記実際の伝達関
    数を決定するステップは、測定値を生成するための特定
    時点または期間について前記実際の伝達関数を決定する
    ステップを含むことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の方法において、前記
    センサは熱電対から成り、前記実際の伝達関数を決定す
    るステップは電流注入検査を用いるステップを含むこと
    を特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 測定値を供給するセンサであって、 測定値を発生するように構成されている変換器と、送信
    機とからなり、前記送信機は、 前記変換器の所望の伝達関数を識別し、 前記変換器の実際の伝達関数を決定し、 前記変換器が発生する前記測定値を受け取り、 前記所望のおよび実際の伝達関数に基づいて前記測定値
    を修正して修正測定値を生成し、前記修正測定値を前記
    センサの測定値として供給するよう構成されていること
    を特徴とするセンサ。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のセンサにおいて、前
    記送信機は、前記センサの設計基準から前記所望の伝達
    関数を識別することを特徴とするセンサ。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のセンサにおいて、前
    記実際の伝達関数は時間と共に変動し、前記送信機は、
    前記測定値を生成するための特定時点または期間につい
    て前記実際の伝達関数を決定するステップを含むことを
    特徴とするセンサ。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のセンサにおいて、前
    記変換器は熱電対から成り、前記送信機は、電流注入検
    査を用いて前記実際の伝達関数を決定することを特徴と
    するセンサ。
  21. 【請求項21】 請求項17記載のセンサにおいて、前
    記実際の伝達関数は時間と共に変動し、前記送信機は、
    前記測定値を生成するための特定時点または期間に関し
    て前記実際の伝達関数を決定するステップを含むことを
    特徴とするセンサ。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のセンサにおいて、前
    記変換器は熱電対から成り、前記送信機は、電流注入検
    査を用いて前記実際の伝達関数を決定することを特徴と
    するセンサ。
  23. 【請求項23】 請求項17記載のセンサにおいて、前
    記送信機は、前記実際の伝達関数の逆関数に基づいて前
    記測定値を修正し、補償測定値を生成することを特徴と
    するセンサ。
  24. 【請求項24】 請求項23記載のセンサにおいて、前
    記送信機は、前記所望の伝達関数に基づいて前記測定値
    を修正して前記修正測定値を生成することを特徴とする
    センサ。
  25. 【請求項25】 請求項17記載のセンサにおいて、前
    記送信機は更に、前記測定値に対する不確定性尺度を発
    生するように動作可能であることを特徴とするセンサ。
  26. 【請求項26】 請求項19記載のセンサにおいて、前
    記送信機は、前記実際の伝達関数の逆関数に基づいて前
    記測定値を修正して補償測定値を生成すると共に、前記
    所望の伝達関数に基づいて前記補償測定値を修正して前
    記修正測定値を生成することを特徴とするセンサ。
  27. 【請求項27】 請求項26記載のセンサにおいて、前
    記送信機は、前記補償測定値に関する第1不確定性尺度
    を発生し、前記所望の伝達関数に関する第2不確定性尺
    度を発生し、前記第1および第2不確定性尺度を組み合
    わせて前記測定値を生成することを特徴とするセンサ。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のセンサにおいて、前
    記送信機は、前記第1不確定性尺度を発生し、前記測定
    値に関する第3不確定性尺度を発生し、前記実際の伝達
    関数の逆関数に関する第4不確定性尺度を発生し、前記
    第3および第4不確定性尺度を組み合わせて前記補償測
    定値に関する前記第1不確定性尺度を生成することを特
    徴とするセンサ。
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