JPH10187467A - リモートプロシジャコール処理方法 - Google Patents

リモートプロシジャコール処理方法

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JPH10187467A
JPH10187467A JP8350488A JP35048896A JPH10187467A JP H10187467 A JPH10187467 A JP H10187467A JP 8350488 A JP8350488 A JP 8350488A JP 35048896 A JP35048896 A JP 35048896A JP H10187467 A JPH10187467 A JP H10187467A
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富美子 小平
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宣善 安東
Shigeki Hirasawa
茂樹 平澤
Hiroshi Wataya
洋 綿谷
Kenji Matsuzaki
健二 松崎
Seiichi Tamura
清一 田村
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】グループサーバを呼び出すRPC処理方式にお
いて、グループ構成の変更処理を軽減し、早期検出を可
能にする。 【解決手段】サーバグループ80にサーバを追加する場
合、グループ構成変更通知部70からグループ内のサー
バを具備する処理装置、たとえば処理装置5に追加通知
を出す。この通知を受信したRPC処理部50は、新た
なプロシジャの追加を通知するグループ構成変更情報を
保持する。RPC要求元、たとえば処理装置2のクライ
アント15は、サーバグループ80のサーバ25,3
5,45へ「QSORT」のRPC要求を発行し、グル
ープ内の対応サーバがそれぞれ実行される。処理装置5
はサーバ421を実行して実行結果を要求元に送信する
際に、前記グループ構成変更情報を付加する。要求元の
RPC処理部10は、応答メッセージからグループ構成
の変更を検出すると、アドレス管理部60からすべての
アドレス情報を呼び出し、自らのアドレス情報を更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散処理システム
で用いられる通信処理技術、とりわけ依頼応答通信の1
つであるリモートプロシジャコール(以下、RPCと略
称)の処理技術に係わり、特に、サーバをグループした
構成のシステムにおいて、サーバグループの構成を変更
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】RPCは特にクライアント・サーバシス
テムにおける通信技術として定着し、クライアントから
サーバへの1対1の依頼・応答通信を行なうものであ
る。たとえば、複数の情報処理装置がネットワークを介
して相互に接続された分散処理システムにおいて、ある
処理装置内に存在するクライアントが、自分の処理装置
内に存在するプロシジャ呼び出しと同じ手法によって他
の処理装置内に存在するサーバー側が提供するプロシジ
ャを呼び出し、その実行結果を受けとる。代表的なRP
Cとしては、OSF(Open Software Foundation)のD
CE(DistributedComputing Environment)での採用例
がある。以下では、この例をDCE/RPCと呼ぶ。
【0003】DCE/RPCでは、ディレクトリ・サー
バと呼ばれるアプリケーションサーバが、分散処理シス
テム内に存在するすべてのアドレス情報を管理してい
る。クライアントはこのディレクトリ・サーバに問い合
わせて呼び出したいサーバのアドレス情報を取得し、R
PCによりこのアドレス情報のサーバを呼び出す。DC
E/RPCでは、新しいサーバを分散処理システム内に
追加する際に、まずディレクトリ・サーバに自分のアド
レス情報を登録して、クライアントがサーバのアドレス
を参照できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DCE/RPCなど従
来のPRC処理技術では、クライアントはディレクトリ
・サーバを検索することでしか、新しいサーバの追加を
検出できない。このため、同一処理を行なうサーバをグ
ループ化して多重化サーバとし、クライアントがグルー
プのすべてのサーバにアクセスするような場合(デュア
ル方式の多重化など)、オンラインでのサーバの追加が
困難になる。
【0005】すなわち、オンラインでの追加には、すべ
てのクライアントが常時ディレクトリ・サーバを検索し
ていることが必要で、ネットワークやディレクトリ・サ
ーバ、さらにはクライアントの負荷が増大してしまうか
らである。この結果、ディレクトリ・サーバへのアクセ
ススループットが低下すると、サーバグループへのRP
Cの処理も遅くなる。
【0006】この場合、ディレクトリ・サーバの検索周
期を長くして負荷の低減をはかると、タイミングにより
あるクライアントは追加サーバを呼び出せ、別のサーバ
は呼び出せないというように、多重化サーバの構成が不
整合となる。たとえば多重化ファイルや多重化データベ
ースが不整合な場合、RPC処理ひいてはシステムの信
頼性が著しく低下する。
【0007】サーバの変更をブロードキャスト通信を用
いて、即座にすべてのクライアントに伝達する方法が考
えられる。このためには、クライアントが常にネットワ
ークからの受信準備をしている必要があり、メモリやマ
シン負荷が増大する。一般に、クライアント・サーバシ
ステムは、クライアント側に比較的処理能力の低い計算
機が用いられることが多く、かかる計算機の負担が大き
い。また、ブロードキャストによる送信は必ず受信され
るという保証がなく、メッセージ抜けが発生したり、ク
ライアントがサーバの変更情報を受信しない可能性があ
る。たとえば、クライアントが動作不能状態の場合に変
更情報は反映されない。
【0008】本発明の目的は、従来技術の問題点に鑑
み、複数のサーバによるサーバグループの構成の変更
を、負荷を増大させることなくクライアント側が直ちに
検知できるリモートプロシジャコール処理方法あるいは
通信方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、1つのリ
モートプロシジャコールの要求に対応し、グループ化さ
れた複数のサーバを呼び出すリモートプロシジャコール
処理方法において、前記サーバグループの構成の変更に
際し、追加または削除する変更サーバの変更情報を、前
記サーバグループに所属する任意のサーバが保持し、こ
のサーバが各々のリモートプロシジャコール要求元から
出された実行要求に対応する実行結果を要求元に返すと
きに、前記実行結果に前記変更情報を付加することによ
り達成される。
【0010】サーバグループの変更はグループの任意の
1つに通知され、それを受け取ったサーバが前記変更情
報を保持し、前記プロシジャの実行結果を応答メッセー
ジとして前記要求元に返す際に前記変更情報を付加す
る。一方、前記要求元は自らが呼び出すサーバグループ
のメンバを前記変更情報に基づいて変更する。
【0011】前記要求元は、予め自らが呼び出すサーバ
グループのアドレス情報と現在の変更情報を保持してい
て、前記応答メッセージの変更情報と自分の保持する変
更情報を比較し、相違するときに自らのグループ情報を
変更する。
【0012】または、リモートプロシジャコール要求元
はグループの各サーバに送信する要求メッセージに、各
々のプロシジャ実行要求と、保持している現在の変更情
報を付加し、それを受け取ったサーバが、プロシジャの
実行結果を応答メッセージとして前記要求元に返す際
に、自分の保持する変更情報と前記要求メッセージの変
更情報が相違するとき、グループ構成変更フラグをセッ
トする。前記要求元は応答メッセージに前記変更フラグ
がセットされているとき、自分が呼び出すサーバグルー
プのメンバを変更する。
【0013】他の発明として、前記サーバグループのメ
ンバの中からリモートプロシジャコール要求元によって
任意に選択した1つのサーバを代表して呼び出し、この
呼び出された代表サーバは自らの処理を実行するととも
に、前記要求元から要求された内容を複製して残りのメ
ンバのサーバを呼び出すリモートプロシジャコール処理
方法において、前記グループ構成の変更の通知を受け取
りその変更情報を保持しているサーバは、前記要求元か
ら前記代表サーバへプロシジャの実行要求が出され、前
記代表サーバから複製の要求内容を転送されたとき、そ
のプロシジャ実行による実行結果に前記変更情報を付加
した応答メッセージを前記代表サーバに返送し、前記代
表サーバは自らが呼び出すサーバグループのメンバを前
記変更情報に基づいて変更することを特徴とする。
【0014】代表サーバは、メンバの変更を行なったと
き、自らの保持する変更情報を更新し、この変更情報と
グループ内の各サーバの実行結果を含む応答メッセージ
をリモートプロシジャコール要求元に送信する。要求元
は、代表サーバからの応答メッセージの変更情報と自ら
の保持するそれを比較し、相違するときに自らのグルー
プ情報を変更する。
【0015】上記において、前記サーバグループの任意
の1つにグループ構成の変更が通知される前に、システ
ム内のサーバのアドレスを管理するネームサーバに対し
変更サーバのアドレスを登録または削除し、リモートプ
ロシジャコール要求元あるいは前記代表サーバが前記変
更情報を受け取ったときに、前記ネームサーバからアド
レス情報を取得し、自らが呼び出すサーバグループのメ
ンバを変更することを特徴とする。
【0016】このサーバグループのメンバを変更する際
に、各サーバが具備するプロシジャの処理内容を識別す
るための識別子に基づいてグループ構成の制約をチエッ
クし、前記メンバ変更の可否を判定する。たとえば、あ
る識別子のグループ内での追加または削除に制限がある
場合、その制限を越える追加または削除を禁止する。
【0017】上記サーバは、プロシジャとして提供され
るプログラムである。あるいは、実行要求に従い自らの
処理を実行しその結果を要求元に返す、または結果は返
さないプログラムである。
【0018】本発明の構成によれば、クライアントとサ
ーバ間で行なわれるRPC処理に、サーバグループの構
成変更を検知して、サーバの変更を自動的に行う機能を
持たせているので、従来ユーザが行っていた、クライア
ントが呼び出し先サーバを変更するために必要な情報の
収集処理や、この情報を全クライアントに反映するタイ
ミングの制御といった処理を自動化できる。
【0019】これによれば、多重化サーバグループに既
存のサーバと同機能をもつサーバを追加し、多重化サー
バの多重度をオンラインで可変することができる。また
は、前記サーバグループに新規サーバを追加し、前記新
規サーバの追加を検知した各々のリモートプロシジャ要
求元が、このときまで処理要求先としていたサーバと前
記新規サーバのいずれかを新たな処理要求先とするか選
択し、プロシジャ実行側が行う処理を前記グループ内の
サーバ間で負荷分散させることができる。あるいは、前
記サーバグループに新バージョンの新規サーバを追加
し、前記新規サーバの追加を検知した各々のリモートプ
ロシジャ実行要求元が、このときまで処理要求先として
いたサーバの代わりに前記新規サーバを処理要求先とし
て切り替え、オンラインのバージョンアップを行なうこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって詳細に説明する。実施例1は、サーバグル
ープの変更を含むRPC処理、実施例2はサーバ側に変
更処理を行なわせる代案、実施例3は間接マルチキャス
ト方式による代案を示す。また、実施例4はサーバグル
ープの変更をRPCに代えて依頼応答通信によって処理
する例を示し、各図を通し原則として、同等の要素には
同一の符号を付している。
【0021】〔実施例1〕図1は、本発明の一実施例
で、RPCを使用した分散システムの機能ブロック図を
示す。処理装置2〜8は通信媒体1に接続されて、他の
処理装置との間で通信を行う。通信媒体1としては、L
AN(Local Area Network)やWAN(WideArea Netwo
rk)、あるいはWireless(無線)等の通信回線を用い
る。バス型を例に示しているが、二重化バス型、一重ル
ープ型、二重ループ型、リング型などの種々のネットワ
ークを用いることができる。まず、RPCを使用した分
散システムの構成について説明し、その後グループへの
処理装置の追加を例にして、グループ構成の変更処理を
説明する。
【0022】処理装置2はクライアントとRPC処理部
を具備しており、RPCを用いて他の処理装置に対して
処理の実行を要求する。処理装置3〜6はサーバとRP
C処理部20を具備しており、他の処理装置から要求さ
れた処理を実行し、その結果を要求元に返す。処理装置
3〜5はグループ化されて多重化サーバ80を構成して
いる。
【0023】処理装置2のクライアント15は、ユーザ
によって作成、あるいは利用されるユーザプログラム、
アプリケーションプログラム等であり、処理のために必
要な情報の参照を、他の処理装置に提供されているサー
バのプロシジャに要求するものである。クライアント1
5は、サーバのプロシジャの実行を要求する際、RPC
要求をRPC処理部10に対して発行する。
【0024】RPC処理部10は、クライアント15の
RPC要求処理を代行する。RPC処理部10はクライ
アント15から発行されたRPC要求を受け、他の処理
装置に対し、サーバのプロシジャ実行要求をRPC要求
メッセージとして送信し、自らが送信したRPC要求メ
ッセージに対応するプロシジャ実行結果が付されたRP
C応答メッセージを受信し、要求元のクライアント15
に返す機能を有する。
【0025】処理装置3は、RPC処理部20とサーバ
25とを具備しており、他の処理装置から要求された処
理を実行し、その結果を要求元に返す。RPC処理部2
0は、他の処理装置から送信されたRPC要求メッセー
ジを受信し、実行要求されたサーバのプロシジャを実行
し、その実行結果を付したRPC応答メッセージを要求
元の処理装置に対して送信する。
【0026】サーバ25は、RPC処理部20からの要
求に応じて自らを実行し、その実行結果をRPC処理部
20に返すプログラムであって、プロシジャの形で提供
される。サーバ25は、ユーザにより作成あるいは利用
されるプログラムであって、クライアントの処理に必要
な情報を提供するプログラムである。
【0027】システム内には、その目的や用途に応じた
複数のサーバが種々に組み合わされて存在する。各々の
サーバには、自身がどのような内容の処理を行うかを示
す処理識別子が付与され、その処理内容が識別される。
処理識別子としては、例えば、サーバが提供するプロシ
ジャのプロシジャ名や、プロシジャを一意に識別するI
D番号などを用いる。図示のサーバ25は、処理識別子
がそれぞれ「QSORT」のサーバ401、「ASOR
T」のサーバ402及び「BSORT」のサーバ403
が含まれている。
【0028】処理装置4〜6も、処理装置3と同様の構
成であり、それぞれサーバ35,45,55とRPC処
理部30,40,50を具備する。RPC処理部30、
40、50は、RPC処理部20と同様の機能を有す
る。また、サーバ35はサーバ25と同様に、サーバ4
11〜413からなる。サーバ45はサーバ421,4
22と、識別子が「CSORT」のサーバ423からな
る。さらに、グループ外の処理装置6のサーバ55に
は、サーバ45と同じサーバ431,432及び433
が含まれている。
【0029】処理装置7は、アドレス管理部60を具備
しており、システム内に存在するサーバを具備している
処理装置3〜6のアドレスを管理している。アドレス管
理部60は、他の処理装置からの要求に応じて、アドレ
ス情報の追加、削除あるいは参照処理を行い、処理結果
を要求元に返す。
【0030】処理装置8は、グループ構成変更通知部7
0を具備しており、ユーザからのコマンド入力等によ
り、サーバグループの構成変更すなわちサーバグループ
80へのサーバの追加あるいは削除の要求を受けつけ、
そのイベントをサーバグループ80のサーバへ通知す
る。
【0031】本実施例では、サーバ25,35,45か
らなるサーバグループ80に対し、サーバ55を追加す
る変更処理を例に、本発明のリモートプロシジャコール
処理方式を説明する。サーバのグループ化には種々の手
法があるが、本実施例では同一の処理識別子をもつサー
バを1つのグループとして扱う。この場合、同一グルー
プ内のすべてのサーバがまったく同じ処理を行う必要は
なく、図1の例のように処理内容が異なっていてもよ
い。
【0032】次に、グループ化されたサーバへのRPC
処理の概要について説明する。クライアント15は、R
PC処理部10を介し、サーバグループ80にプロシジ
ャの実行要求を送信する。ただし、RPC処理部10
は、クライアント15が発行したRPC要求の内容か
ら、それを処理できるサーバグループとそれに属するサ
ーバを判定し、そのサーバを具備する処理装置すべてに
対してRPC要求メッセージを送信する。この判定は、
クライアント15がRPC処理部10に対してRPC要
求を発行した際、クライアント15から渡された処理識
別子を基に行う。
【0033】サーバグループ80内の処理装置のうち、
RPC要求メッセージを受け取った各処理装置のRPC
処理部は、要求された処理の実行可能なサーバを実行
し、その実行結果をRPC応答メッセージとして要求元
の処理装置2に送信する。要求元のRPC処理部10
は、RPC要求メッセージを送信した各処理装置からの
RPC応答メッセージを受信し、その中から予め決めら
れた論理に基づいて1つのRPC応答メッセージを選択
し、そこに含まれているサーバの実行結果をクライアン
ト15に返す。この選択に用いる論理としては、「ラン
ダムに1つを選択する」、「応答内容を基に多数決論理
に基づいて1つを選択する」、「最先着のものを選択す
る」などの論理を用いることができる。
【0034】次に、各処理装置間で伝送されるRPCメ
ッセージのフォーマットを説明する。図2は、サーバグ
ループの構成変更を通知するRPCメッセージのフォー
マットを示す。サーバー変更通知RPCメッセージ10
0は、グループ構成変更通知部70から送信され、RP
C制御ヘッダ部101と変更サーバ処理識別子部103
で構成される。RPC制御ヘッダ101にはRPC要求
メッセージ、RPC応答メッセージの送受信に伴う処理
の制御に必要な情報が格納される。その一部のエリアで
あるRPC要求内容識別子部102には、RPCで要求
される処理内容を受信側のRPC処理部で識別できる処
理識別子が格納される。また、送信先アドレス、送信元
アドレス、送信通番、要求/応答の識別情報などが格納
されるエリアも有している。変更サーバ処理識別子部1
03には、たとえばサーバグループ80に追加されるサ
ーバ55の処理内容を表わす処理識別子が格納される。
【0035】図3は、RPC要求メッセージのフォーマ
ットを示す。RPC要求メッセージ110は、RPC処
理部10がクライアント15のRPC要求に応じて送信
するもので、RPC制御ヘッダ部101とクライアント
の要求データ部111から構成される。クライアント要
求データ部111には、サーバを実行するためのサーバ
プロシジャの入出力引数が格納される。
【0036】図4は、RPC応答メッセージのフォーマ
ットを示している。RPC応答メッセージ120は、R
PC処理部20〜50が自処理装置のサーバの実行結果
をクライアントへ送信するもので、RPC制御ヘッダ部
101、サーバ実行結果データ部122と、グループ構
成変更通番部121から構成される。サーバ実行結果デ
ータ部122にはサーバの実行結果が格納される。グル
ープ構成変更通番部121は本実施例に特有なもので、
サーバの追加などサーバグループの構成変更のたびにイ
ンクリメントされるグループ構成変更通番が格納され
る。
【0037】グループ構成変更通番(以下、変更通番と
呼ぶ)は、サーバを具備する各処理装置が独立に管理し
ている変更通番である。1つの処理装置内には、自身が
具備するサーバが所属するグループ毎に、対応する1つ
の変更通番が保持される。サーバグループの変更履歴を
管理するために、サーバの追加や削除など、構成変更の
種類に対応した種類別の変更通番が用意されてもよい。
本実施例では、サーバを追加または削除する通知RPC
メッセージ100を受信したとき、後述のようにこの変
更通番がインクリメントされる。
【0038】一方、RPC要求側は後述のように、予め
RPC要求を発行する対象サーバグループの全サーバの
変更通番を保持している。そして、RPC応答メッセー
ジ120を受信したとき、メッセージに格納された変更
通番と保持している変更通番を比較し、変更通番の不一
致によってサーバグループの変更を検知する。
【0039】以上、システム構成の概略とメッセージフ
ォーマットを説明した。次に、本実施例のリモートプロ
シジャコールを実施するシステムの詳細な構成と、各部
の処理について説明する。なお、処理装置1〜6が具備
するRPC処理部、処理装置7が具備するアドレス管理
部60、処理装置8が具備するグループ構成変更通知部
70の順に説明する。
【0040】図5は、処理装置の詳細な構成を示す。図
示の処理装置2は一例を示したもので、他の処理装置3
〜8においても同様な構成としてよい。処理装置2はR
PC処理部10と共に、クライアント15とサーバ16
の両方を具備している。RPC処理部10は、RPCク
ライアント処理部11、RPCサーバ処理部12、アド
レス管理テーブル13、グループ管理テーブル14を具
備している。アドレス管理テーブル13は、各処理装置
がサーバグループに属するサーバの情報を格納する。ア
ドレス管理テーブル13は、サーバの処理内容を表す処
理識別子と、そのサーバを具備する処理装置のアドレス
を格納する。
【0041】なお、処理装置がクライアント処理専用で
あれば、サーバ16やRPCサーバ処理部12は不要と
なる。また、処理装置がサーバ処理専用の場合は、クラ
イアント15とRPCクライアント処理部11は不要で
あり、本実施例の場合にはアドレス管理テーブル13も
不要となる。
【0042】また、複数のRPC処理部を設けて、クラ
イアントやサーバからのRPC処理を分担してもよい。
この場合、他の処理装置からRPC要求メッセージを送
出する際の宛先アドレスは、宛先サーバの処理を担当す
るRPC処理部のアドレス(例えば、この処理装置のア
ドレスとこのRPC処理部の受信ポート番号)としても
よい。
【0043】図6に、アドレス管理テーブルの構成を示
す。処理識別子部131とアドレス部132とから構成
され、各々に格納される情報は、RPC処理部10がア
ドレス管理部60に要求して取得する。図示は図1にお
ける構成の一部を示し、少なくとも3台の処理装置のア
ドレス情報を格納している。すなわち、「QSORT」
で識別されるサーバを有する処理装置が3台で、各アド
レスは「133.144.8.159:8080」、「133.144.8.160:805
2」及び「133.144.8.161:8031」で与えられている。ま
た、「ASORT」で識別されるサーバを有する処理装
置があり、そのアドレス「133.144.9.120:6198」が格納
されている。アドレスには、図示のようにIPアドレス
と受信ポート番号との組を用いている。
【0044】図7に、グループ管理テーブルの構成を示
す。グループ管理テーブル14は、各処理装置がサーバ
グループの構成情報を格納している。同図のように、処
理識別子部141、アドレス部142及びグループ構成
変更通番部143から構成され、これら3つの情報が一
組になって使用される。処理識別子部141、アドレス
部142には、アドレス管理テーブル13と同様に、サ
ーバの処理内容を表す処理識別子とその処理装置のアド
レスが格納される。
【0045】グループ構成変更通番部143には、サー
バグループの構成の変更を管理する変更通番が格納され
る。図7(a)は図1のグループ構成による一部を示し
たもので、「QSORT」で識別されるサーバを有する
処理装置が3台あり、各々のグループ構成変更通番はそ
れぞれ、「2」、「3」、「5」である。また、「AQ
ORT」で識別されるサーバを有する処理装置が少なく
とも1台あり、そのグループ構成変更通番は「2」であ
る。ここで、同じQSORTに対する変更通番の値
「2」,「3」などは、当該アドレスに対応する処理装
置での変更回数を反映している。
【0046】図8は、RPCクライアント処理部の処理
を示すフローチャートである。RPCクライアント処理
部11は、クライアント15からのRPC要求を代行し
て処理する。
【0047】まず、クライアント15からRPC要求を
受け付ける(S101)。このとき、RPCクライアン
ト処理部11には、クライアン15から処理要求するサ
ーバの処理識別子と、その処理に必要な引数が渡され
る。
【0048】次に、RPC要求を実行できるサーバを具
備する処理装置のアドレスを取得するため、アドレス管
理テーブル13を検索するが、この際、最初のRPC要
求でアドレス管理テーブル13に何も登録されていなか
った場合(S102)、アドレス管理テーブル13の初
期化処理を行う(S103)。
【0049】図9は、初期化処理S103を示すフロー
チャートである。RPCクライアント処理部11はアド
レス管理部60に対し、アドレス管理部60に格納され
た、処理識別子に対応する全てのアドレスの参照を要求
するRPC要求メッセージを送信し、応答メッセージに
付されたアドレス情報を取得する(S1031)。この
アドレス情報をアドレス管理テーブル13に登録する
(S1032)と共に、グループ管理テーブル14にも
同様にアドレスを登録し、それに対応するグループ構成
変更通番に「0」を設定する(S1033)。
【0050】次に、RPCクライアント処理部11は、
アドレス管理テーブル13を検索し、RPC要求を実行
できるサーバを具備するすべての処理装置のアドレスを
取得すし(S104)、その処理装置の数をカウントす
る(S105)。この検索は、クライアント15から渡
された処理識別子をキーにして行われ、アドレステーブ
ル15から、クライアントから渡された処理識別子と同
じ処理識別子をもつ全ての処理装置のアドレスを取得す
る。そして、サーバグループの1つのサーバへ要求メッ
セージを送信する(S106)。すなわち、PRC要求
メッセージ110のクライアント要求データ部111
に、サーバ実行に必要な引数を書き込み、S104で取
得したアドレスで与えられる処理装置を宛先に、このR
PC要求メッセージ110を送信する。
【0051】ところで、S104でアドレスを検索した
結果、複数の処理装置のアドレスを取得した場合は、取
得したすべての処理装置に対してRPC要求メッセージ
110を送信する必要がある。そこで、RPC要求メッ
セージ110の送信後、メッセージ送信済みの処理装置
の数をカウントし(S107)、そのカウント値と取得
したサーバグループ内のサーバの数を比較する(S11
0)。比較の結果、カウント値の方が小さい場合は、S
104の処理で取得したアドレスの中から、まだRPC
要求メッセージ110を送信していないアドレスを選択
し(S111)、RPC要求メッセージ110を送信す
る。このように、S106からS111までの送信処理
を繰り返すことによって、サーバグループに属しRPC
要求の処理識別子に対応するすべてのサーバに、RPC
要求メッセージ110を送信する。
【0052】以上が、クライアントからのRPC要求の
送信処理である。RPC要求メッセージ110を送信す
ると、RPC要求先のサーバから応答メッセージが返送
されてくる。RPCクライアント処理部11は、自らの
RPC要求先のサーバからの応答メッセージの受信をチ
エックし(S108)、以下のように応答受信処理を行
なう(S109)。
【0053】図10に、応答受信処理(S109)のフ
ローチャートを示す。RPCクライアント処理部11
は、応答メッセージ120を受信すると(S201)、
応答メッセージ120(図4)からメッセージ送信元の
アドレスと、RPC要求内容識別子、グループ構成変更
通番を取得する(S202)。そして、自己のグループ
管理テーブル14を検索し、応答メッセージに付されて
いたアドレス及びRPC要求内容識別子の両方とも一致
するアドレス情報を検出し、そのアドレス情報の変更通
番と応答メッセージ120による変更通番を比較する
(S203)。
【0054】比較した結果、両者の値が同じ場合は、サ
ーバグループに変更がなかったと判断し、応答受信処理
を終了する。一方、応答メッセージ120による変更通
番の値が大きい場合、つまりインクリメントされていた
場合は、サーバグループに変更があったと判断し(S2
04)、応答メッセージ120によるグループ構成変更
通番を、グループ管理テーブル14のアドレス情報のグ
ループ構成変更通番部143に格納する(S205)。
【0055】次に、RPCクライアント処理部11はネ
ットワーク1を経由し、処理装置7のアドレス管理部6
0に、全てのサーバのアドレスを参照するRPC要求メ
ッセージを送信し、応答メッセージに付されたアドレス
情報を取得する(S206)。次に、取得したアドレス
情報と自分のアドレス管理テーブル13の内容を比較
し、前者に残る差分を追加サーバのアドレスとして取得
する(S207)。
【0056】ここで、アドレス管理部60から取得した
アドレス情報は、処理識別子とそれに対応するアドレス
の組の集合である。アドレス管理テーブル13も同様で
ある。比較は両集合の構成要素である組単位に行ない、
その差分を求める。グループ管理テーブル14以外にア
ドレス管理テーブル13を設けるのは、この差分処理を
簡単にするためである。なお、サーバを削除する変更の
場合は、自分のアドレス管理テーブル13の側に残る差
分情報が削除サーバのアドレスとなる。
【0057】次に、本実施例では、S207で取得した
追加サーバを具備する処理装置のアドレス情報を、アド
レス管理テーブル13に追加する(S208)。さら
に、同様にグループ管理テーブル14にも追加し、この
とき対応するグループ構成変更通番に初期値「0」を格
納する(S209)。
【0058】以上が応答受信処理(S109)である
が、S104で複数のアドレスが取得された場合、RP
C要求メッセージは複数個送信されるため、応答メッセ
ージも同じ数だけ返送されてくる。したがって、RPC
クライアント処理部11は、すべての応答メッセージを
受信するまで、応答受信処理を繰り返し(S112)、
複数の応答メッセージに付されたサーバ実行結果データ
122の1つを選択し、クライアント15に渡す(S1
13)。この選択は「ランダムに選択」、「先着で、1
番最初に受信したもの」など、予め決められた論理に基
づいて行われる。
【0059】次に、RPCサーバ処理部12について説
明する。RPCサーバ処理部12はサーバ16のRPC
要求受付、および応答返送の代行処理を行うと共に、処
理装置7のグループ構成変更通知部70から、サーバグ
ループ構成変更を通知するRPCメッセージを受信し、
サーバグループ構成の変更情報を保持する。
【0060】図11は、RPCサーバ処理部の処理を示
すフローチャートである。RPCサーバ処理部12は、
他の処理装置から送信されたRPC要求メッセージ11
0を受信すると(S301)、受信メッセージの要求内
容を判定する(S302)。この判定は、サーバ変更通
知RPCメッセージ100の処理識別子部103を参照
することで可能になる。
【0061】受信メッセージがサーバグループの構成変
更を通知するメッセージ場合は、自処理装置のグループ
管理テーブル14におけるグループ構成変更通番部14
3の値をインクリメントする(S303)。これによっ
て、RPC処理部10はサーバグループの構成変更の情
報を保持する。そして、RPC要求元であるグループ構
成変更通知部70に対し、グループ構成変更の情報を保
持する処理の完了を知らせる応答を返す(S304)。
【0062】一方、ステップS302の判定において、
受信した要求メッセージがRPC要求メッセージ110
の場合、RPCサーバ処理部12はサーバを実行する
(S305)。すなわち、受信したRPC要求メッセー
ジ110のクライアント要求データ部111からサーバ
の実行に必要な引数等を取得し、サーバ16に渡すと共
に、サーバ16のプロシジャを実行する。処理装置内に
同一処理識別子をもつサーバが複数ある場合には、ラン
ダムに1つ選択して実行するものとする。
【0063】サーバ16のプロシジャ実行後、RPCサ
ーバ処理部12はサーバ16から実行結果を受け取り、
RPC応答メッセージ120のサーバ実行結果データ部
122に格納する。また、グループ構成変更通番部12
1のエリアには、グループ管理テーブル14のグループ
構成変更通部143の値を格納する(S306)。この
RPC応答メッセージ120を、RPC要求元であるク
ライアントへ送信する(S307)。したがって、この
RPC要求時までに、グループ管理テーブル14の変更
通番がインクリメントされていれば、この変更通番をR
PC応答メッセージに格納して送信し、クライアントに
サーバグループの変更を知らせることができる。
【0064】以上、処理装置2〜6が具備するRPC処
理部の詳細について、クライアントとサーバの両方を備
える図5の処理装置の構成で説明した。上記で、図1の
システム構成におけるRPC処理は、クライアント側は
処理装置2、グループサーバ側は処理装置3〜5に読み
代えることで理解できる。
【0065】次に、処理装置7が具備するアドレス管理
部60について詳細に説明する。処理装置7のRPC処
理部は図示を省略している。アドレス管理部60は、図
1に示すシステム内のサーバのアドレスを一括管理して
おり、ある決められた範囲内(例えば1つのネットワー
クセグメント内)の処理装置が具備する全てのサーバの
処理識別子とその処理装置のアドレスとの対応情報を、
自身の管理テーブルに保持している。アドレス管理部6
0は、他の処理装置からのRPC要求メッセージに応じ
て、上記情報の追加、削除あるいは参照処理を行い、応
答メッセージにより要求元に返す。
【0066】図12は、アドレス管理部の処理を示すフ
ローチャートである。まず、RPC処理要求を受信する
と(S401)、その処理要求内容を判定し(S40
2)、サーバアドレスの追加、サーバアドレスの削除ま
たはサーバアドレスの検索の何れかを処理する。
【0067】サーバの追加時には、他の処理装置の要求
元、例えばあるクライアントがアドレス管理部60に対
して、追加サーバを具備する処理装置のアドレスと追加
サーバの処理識別子を付したRPC要求メッセージを送
信する。アドレス管理部60は要求内容がサーバアドレ
スの追加と判定すると、処理装置7が具備する管理テー
ブルに、RPC要求メッセージに付されていたアドレス
と処理識別子を追加し(S403)、追加処理の成否を
応答メッセージとして要求元に送信する(S404)。
【0068】アドレス管理部60は同一の処理識別子を
もつサーバを1つのサーバグループとして管理する。し
たがって、アドレスとサーバが属するサーバグループと
を管理するため、アドレスと処理識別子を対応付けて追
加する。
【0069】次に、サーバの削除時には、他の処理装置
内の要求元が、削除するアドレスとサーバの処理識別子
を付したRPC要求メッセージを送信する。アドレス管
理部60は削除要求であると判定すると(S402)、
RPC要求メッセージに付された処理識別子とアドレス
の組みと同一のアドレス情報を、自身が具備するテーブ
ルから削除し(S405)、削除処理の成否を応答メッ
セージとして要求元へ送信する(S406)。
【0070】次に、ある処理の実行可能なサーバを有す
る処理装置のアドレスを参照する際には、他の処理装置
内の要求元がその処理の内容を示す処理識別子を付した
RPC要求メッセージを、アドレス管理部60に送信す
る。要求内容がアドレスの参照と判定されると(S40
2)、アドレス管理部60が具備する管理テーブルを検
索し、RPC要求メッセージに付された処理識別子と同
じ処理識別子に対応付けられたアドレスを取り出し(S
407)、RPC応答メッセージに付して要求元に送信
する(S408)。
【0071】ステップS407の検索よって、複数のア
ドレスが取得された場合は1つのアドレスをランダムに
選択してもよいし、すべてのアドレスをRPC応答メッ
セージに付して送信してもよい。
【0072】次に、処理装置8が具備するグループ構成
変更通知部70について説明する。処理装置8のRPC
処理部は図示を省略している。グループ構成変更通知部
70は、ユーザからのコマンド入力等により指定のサー
バグループの構成変更の要求を受け付ける。たとえば、
コマンドによりサーバグループ80の構成変更の要求が
行なわれ、このコマンドの引数として、追加または削除
されるサーバを具備する処理装置のアドレスや、サーバ
の処理識別子などの情報が、グループ構成変更通知部7
0に与えられる。
【0073】グループ構成変更通知部70は、このコマ
ンドを受け付けると、処理装置7のアドレス管理部60
に対して、アドレスの変更を要求するRPC要求メッセ
ージを送信する。たとえば、新規サーバを具備する処理
装置のアドレスの追加を要求するRPC要求メッセージ
を送信し、アドレス管理部60にアドレスを登録すると
共に、サーバグループ構成変更を通知するRPCメッセ
ージを、指定のサーバグループ80に送信する。サーバ
グループ80に属する処理装置3〜5は、このサーバグ
ループ構成変更を通知するRPCメッセージを受信し、
自身のアドレス管理テーブル13及びグループ管理テー
ブル14に、サーバグループ構成の変更情報を保持す
る。
【0074】図13は、グループ構成変更通知部による
サーバ追加処理を示すフローチャートである。グループ
構成変更通知部70は、サーバグループへのサーバの追
加要求を受け取ると(S501)、アドレス管理部60
に、追加対象となるサーバグループに属するサーバのア
ドレス参照を要求するRPC要求メッセージを送信し、
アドレスを取得する(S502)。このとき、グループ
に属する任意の1つのサーバのアドレスを取得してもよ
いし、すべてのサーバのアドレスを取得してもよい。後
者の場合、グループ構成変更通知部70が任意の1つを
選択する。
【0075】次に、グループ構成変更通知部70は、追
加サーバのアドレスの登録を要求するRPC要求メッセ
ージをアドレス管理部60に対して送信し、管理テーブ
ルへのアドレス登録を依頼する(S503)。次に、ス
テップS502で取得したアドレスのサーバへ、サーバ
の追加を通知するRPCメッセージ100を送信し(S
504)、そのサーバから追加情報を記憶する処理が完
了したという応答を受信する(S505)。
【0076】以上によって、本発明のリモートプロシジ
ャコール処理を実現する、本実施例の基本的な構成と動
作が明らかになった。次に、具体的なリモートプロシジ
ャコールについて、グループサーバに対して新規サーバ
を追加する処理の例を説明する。この処理の全体的な流
れは、サーバグループに対してサーバの追加を通知する
処理、各クライアント側処理装置における追加サーバの
検知処理に大別でき、この2つに分けて説明する。
【0077】図14は、図1のシステムのRPC処理部
を詳細にした構成図で、新規サーバを追加する処理の流
れを矢線で示している。また、図15は、クライアント
側とサーバ側の各々のグループ管理テーブルの具体的な
格納内容を示す説明図である。さらに、図16は、本実
施例によって新規サーバを追加するときの全体的な処理
を示すフローチャートである。これらの図を参照しなが
ら、本実施例によるサーバの追加処理を説明する。
【0078】グループ構成変更通知部70は、ユーザか
ら、サーバグループ80へのサーバ55の追加を受付け
ると、新規サーバ55を具備する処理装置6のアドレス
をアドレス管理部60へ登録する。また、グループ構成
変更通知部70は、アドレス管理部60からサーバグル
ープ80内の任意の1つのサーバのアドレス、ここでは
サーバ45のアドレスを取得し、そのアドレスであるR
PCサーバ処理部42宛に、矢印201aのようにサー
バ追加の通知RPCメッセージ100を送信する(S6
01)。
【0079】RPCサーバ処理部42は、サーバ追加の
通知RPCメッセージを受信すると、RPCサーバ処理
部42内にあるグループ管理テーブル44のグループ構
成変更通番を5⇒6にインクリメントし、グループ構成
変更通知部70に処理完了の応答メッセージを送信する
(S602)。
【0080】次に、クライアント側の処理装置における
追加サーバの検知処理について説明する。図17に、ク
ライアント側における追加サーバの検知処理のフローチ
ャートを示す。
【0081】クライアント15は、たとえば処理識別子
「QSORT」を含むRPC要求メッセージ110をR
PCクライアント処理部11に出す。RPCクライアン
ト処理部11は、アドレス管理テーブル13を検索し、
サーバグループ80に属する「QSORT」の実行可能
なサーバを具備する処理装置3,4,5のアドレスを取
得し、矢印205a,b,cのようにRPC要求メッセ
ージを送信する(S701)。このとき、グループ管理
テーブル14の「QSORT」をもつ各アドレスに対応
する変更通番は、図15のように記憶されている。
【0082】RPC要求メッセージを受信した処理装置
3,4,5のRPCサーバ処理部22,32,42は、
RPC要求に応じて矢印206a,b,cのようにサー
バを実行し(S702)、サーバの実行結果を矢印20
7a,b,cと取得する。また、グループ管理テーブル
24,34,44内の変更通番を矢印208a,b,c
のように取得し、実行結果と変更通番を格納したRPC
応答メッセージを矢印209a,b,cのように送信す
る(S703)。このとき、グループ管理テーブル2
4,34,44の「QSORT」の変更通番は図15の
内容である。
【0083】RPCクライアント処理部11は、処理装
置3,4,5からのRPC応答メッセージを受信し(S
704)、RPC応答メッセージ内の変更通番とグルー
プ管理テーブル14内の変更通番を比較し、グループサ
ーバの構成が変更されたか否かを判定する(S70
5)。この処理は、図10の応答受信処理のステップS
204に相当する。
【0084】ここでは、処理装置5が具備するRPCサ
ーバ処理部42は、上記のようにサーバ追加の通知RP
Cメッセージを受信し、グループ管理テーブル44の
「QSORT」のグループ構成変更通番を5⇒6にイン
クリメントし、応答メッセージに付加して矢印209c
のように送信している。従って、RPCクライアント処
理部11が、RPC応答メッセージの変更通番と、自分
のグループ管理テーブル13の同一アドレスの変更通番
を比較すると、新規サーバの追加が検知できる。
【0085】新規サーバの追加を検知したRPCクライ
アント処理部11は、アドレス管理部60からすべての
サーバのアドレス情報を取得し、自分のアドレス管理テ
ーブル13のアドレス情報と比較し、差分として得られ
るサーバ55のアドレス情報を、アドレス管理テーブル
13、グループ管理テーブル14に追加する(S70
6)。次に、RPCクライアント処理部11は、処理装
置3,4,5の各々から受信したRPC応答メッセージ
の1つを選択し、クライアント15にサーバの実行結果
として渡す(S707)。
【0086】なお、上記ではグループ構成変更通知部7
0が処理装置8によって具備される構成としているが、
どの処理装置が具備していてもよい。例えば、処理装置
6がグループ構成変更通知部70を具備していてもよ
い。このとき、サーバ55が自身の追加要求をグループ
構成変更通知部70へ通知し、グループ構成変更通知部
70へ追加処理要求を依頼するようにしてもよい。
【0087】また、図11のステップS302の判定が
サーバの追加要求の場合、指定のサーバグループに新規
のサーバの追加の可否を判定してから、ステップS30
3で追加の処理をするようにしてもよい。
【0088】たとえば、図1のサーバグループ80にお
いて、グループ80内で多重化できないサーバがあり、
その処理識別子が「CSORT」であるとする。この場
合に、サーバ55を追加すると、「CSORT」のサー
バが多重化されてしまう。従って、RPCサーバ処理部
42は、RPC通知メッセージ100の追加サーバの処
理識別子を受け取ると、グループ管理テーブル14の処
理識別子と対照し、「CSORT」サーバが多重化され
る場合には追加処理を中断する。あるいは、サーバグル
ープが完全多重化の構成をとる場合は、グループ管理テ
ーブル14の処理識別子と対照し、追加するサーバの処
理識別子が同一であるか判定し、同一でなければ追加不
可の応答を返す。
【0089】このほかにも、追加処理が許されるユーザ
IDやプログラムIDや認証情報を予めRPCサーバ処
理部内に記憶しておき、RPC通知メッセージに要求元
のユーザID、プログラムIDまたは認証情報を付加し
て送信し、受信時にこれらの情報を比較して、追加の要
否を判定するようにしてもよい。
【0090】以上、本実施例の構成によれば、RPCを
用いて1つの要求に対応して複数のサーバを並列的に呼
び出すクライアント側の計算機は、各々が独立して非同
期的に、複数のリモートプロシジャが構成するグループ
の構成変化を検出し、グループ構成変更処理を行う。ま
た、この検出のための情報は、通常時のRPC応答に付
加されてクライアント側に伝達される。したがって、グ
ループ構成変更に際して、これに伴う追加処理メッセー
ジがネットワーク上に集中することがなく、ネットワー
クの負荷、構成変更に伴い追加されたリモートプロシジ
ャ側の計算機あるいはリモートプロシジャのアドレスを
管理するネームサーバ等の負荷を時間的に分散できる。
特に、クライアント側計算機がグループ構成の変更の有
無を常に監視している必要がなく、自らのRPC要求時
に対する応答内容から変更を検知できるので、クライア
ント側計算機の変更処理に伴う負荷の増大は少ない。
【0091】また、本実施例によれば、リモートプロシ
ジャ側が多重化サーバを構成し、クライアントが多重化
サーバにアクセスしているときに、サーバ追加の前後で
各サーバにアクセスするクライアント側計算機を同じに
することができ、グループ構成の変更を行なうことがで
きるので、サーバの内部状態の整合性が保証され、多重
化サーバの通信方式として有用である。さらに、サーバ
の多重度をオンラインに変化させることができる。
【0092】本実施例では、クライアント側はグループ
内の全てのサーバに対してRPC要求を発行している。
しかし、グループ内の一部のサーバにRPCを発行する
ようにしてもよい。これによれば、クライアントが追加
サーバを検知したとき、それまでRPCを発行していた
要求先のサーバに代えて追加サーバを用い、サーバグル
ープ内で処理の負荷分散を図ることができる。あるい
は、要求先の旧バージョンに代えて新バージョンの追加
サーバを用い、サーバのバージョンアップをオンライン
で行うこともできる。
【0093】また、サーバはプロシジャの形で提供され
ていなくてもよい。要求に対し自らの処理を実行し、そ
の実行結果を依頼元に返すプログラムであってもよい。
すなわち、実行結果を依頼元に返すタイミングが、必ず
しも自らの処理の実行終了時である必要はなく、自らの
処理の実行途中に何らかのデータを依頼元に返すプログ
ラムであってもよい。さらに、サーバが処理要求に応じ
て実行するプログラムは、必ずしも処理結果を出力する
ものである必要はない。処理終了時あるいは処理開始時
等に、サーバ側のRPC処理部が実行結果データ部にデ
ータを何も格納しないで、RPC応答メッセージを返す
ようにしてもよい。
【0094】さらに、本実施例では同一の処理識別子は
同一の処理内容を表すものとして、図1のように多重化
サーバのグループ構成を示したが、これに限られるもの
ではない。RPCではサーバが保持するプロシジャの名
前や処理内容に関わらず、異なる名前や処理を行なうプ
ロシジャをもつサーバであっても、同一の処理識別子を
もつことが可能である。このような識別子の付与を行な
った場合、送信側はグループ内の各サーバが保持するプ
ロシジャの内容を意識しないで送信メッセージを送るこ
とができるので、送信側の負荷低減をはかれる等のメリ
ットがある。
【0095】〔第2の実施例〕本実施例はグループ構成
の変更の有無の検出を、第1の実施例とは異なりサーバ
側で行なう。すなわち、クライアントがサーバへRPC
を発行する際に、RPC要求メッセージにクライアント
が保持している変更通番を格納して送出し、サーバ側が
その変更通番と、自処理装置のグループ管理テーブルに
記憶している変更通番を比較して、グループ構成の変更
の有無を検出する。以下、第1の実施例と異なる部分を
中心に説明する。なお、システム構成は第1の実施例と
同じであり、以下では図14の構成を参照する。
【0096】図18に、クライアント側の処理装置が送
出するRPC要求メッセージのフォーマットを示す。第
1の実施例におけるRPC要求メッセージ(図3)に、
クライアントが保持している変更通番を格納する、グル
ープ構成変更通番部112を追加している。
【0097】図19に、サーバ側の処理装置がクライア
ント側へ実行結果を返すRPC応答メッセージのフォー
マットを示す。第1の実施例のRPC応答メッセージ
(図4)に、サーバグループにおける構成変更の有無を
知らせる変更フラグ部123を追加している。
【0098】RPCクライアント処理部11が行う処理
について説明する。まず、第1の実施例による処理フロ
ー(図8)のステップS106において、RPCクライ
アント処理部11がサーバへRPC要求メッセージを発
行する際に、要求先サーバのアドレスに対応する変更通
番をグループ管理テーブル14から取り出し、図18
(b)のように、RPC要求メッセージのグループ構成
変更通番部112に格納する。
【0099】図20は、本実施例によるRPCクライア
ント処理部の応答受信処理のフローチャートである。R
PCクライアント処理部11は、サーバからRPC応答
メッセージ120を受信すると(S801)、変更フラ
グ部123を調べ、サーバグループに追加があったか否
かを判定する(S802)。追加フラグがセット(O
N)されていれば、サーバグループ80に変更があった
と判断し、S803〜S807の処理を行う。ここで、
ステップS803〜S807の処理は、第1の実施例の
図10に示したステップS205〜S209の処理と同
様である。
【0100】次に、サーバー側のRPCサーバ処理部が
行う処理について説明する。図21は、本実施例による
RPCサーバ処理部の応答受信処理のフローチャート
で、例えば処理装置5のRPCサーバ処理部42によっ
て実行される。同図で、ステップS901〜S904
は、第1の実施例(図11)におけるS201〜S20
4と同様の処理となる。
【0101】ステップS902の判定で、要求メッセー
ジがサーバの変更でない場合、まずクライアントから要
求されたサーバを実行する(S905)。そのサーバか
ら実行結果を受け取ると、RPC要求メッセージ120
に付加されていた変更通番を取得し(S906)、自処
理装置5のグループ管理テーブル44に管理している変
更通番と比較する(S907)。比較の結果、自分の変
更通番の方が大きければ、図19(b)のようにRPC
応答メッセージのサーバ追加フラグをONにし(S91
0)、RPC応答メッセージ120に自分の変更通番を
付加して(S911)、サーバの実行結果と共にクライ
アント側の処理装置2へ返送する(S912)。
【0102】一方、取得した変更通番が自分の変更通番
以下であれば、RPC応答メッセージのサーバ追加フラ
グをOFFにし(S909)、RPC応答メッセージ1
20に自分の変更通番を付加し(S911)、サーバの
実行結果と共に要求元の処理装置へ返送する。
【0103】この後、RPCクライアント処理部11
は、応答メッセージ120の追加フラグのON/OFF
を判定し、ステップS803〜S807により、グルー
プ管理テーブル14とアドレス管理テーブル13を更新
する。
【0104】なお、上記ではサーバ追加の例を説明した
が、サーバ削除の場合はサーバ削除フラグを用意しその
ON/OFFを判定する。あるいは、サーバの追加、削
除に共用する変更フラグを用意し、ステップS907に
おける比較の結果、取得したグループ構成変更通番が自
分の保持する変更通番と相違する場合に、グループ構成
に変更があると判定して、ステップS803〜S807
の処理を行なうようにしてもよい。
【0105】本実施例によれば、サーバグループ構成変
更の有無の判定をサーバ側で行っているので、クライア
ントの処理が軽減できる。特に、不正なサーバの変更要
求が連続するような場合に、クライアントのオーバーロ
ードを回避できる。
【0106】〔第3の実施例〕次に、第3の実施例につ
いて説明する。第1、第2の実施例では、クライアント
の処理装置がサーバグループのサーバを呼び出す際に、
複数のサーバに対して直接RPC要求メッセージを送信
するマルチキャスト方式を用いていた。これに対し、本
実施例では、クライアントの処理装置はサーバグループ
の任意のサーバに対してRPC要求メッセージを送信
し、このメッセージを受信した処理装置が宛先であるサ
ーバを実行するとともに、グループの残りのすべてのサ
ーバに対してRPC要求メッセージを転送し、その転送
メッセージを受信した各処理装置が自身のサーバを実行
する、という間接マルチキャスト方式を用いる。
【0107】図22は、本実施例によるサーバ追加を説
明するためのシステム構成図で、詳細は図14と同様に
なる。図23は、本実施例によるRPC要求メッセージ
と応答メッセージのフォーマットを示す。同図(a)の
RPC要求メッセージでは、複製の転送による場合を区
別するために、図3のRPC要求メッセージに、転送メ
ッセージフラグ部113を追加している。また、同図
(b)の応答メッセージでは、変更フラグ部123を設
け、グループ構成変更通番部121は削除している。
【0108】次に、本実施例でのサーバ追加の処理を説
明する。この処理の全体的な流れは、サーバグループに
対してサーバの追加を通知する処理と、各々のクライア
ント側処理装置における追加サーバの検知処理に分ける
ことができる。前者の処理は第1の実施例と同様である
ので、以下では後者の処理のみを説明する。
【0109】RPCクライアント処理部11は、グルー
プ内のマスタサーバとして予め設定されている任意の1
つ、ここでは処理装置3のサーバ25に対してRPC要
求メッセージを送信する。なお、マスターとなる処理装
置3のグループ管理テーブル24には、グループ80の
すべてのサーバを呼び出せるように、そのアドレスと変
更通番を管理している。
【0110】クライアントからのRPC要求メッセージ
を受け取った処理装置3のRPCサーバ処理部22は、
転送メッセージフラグがOFFとなっていることから、
転送メッセージでないと判断すると、グループ内の他の
すべてのサーバ宛てに転送RPC要求メッセージを送信
し、送信された転送RPC要求メッセージは、それぞれ
処理装置4、5によって受信される。
【0111】RPC要求メッセージを受信した処理装置
4,5内のRPCサーバ処理部32,42は、RPC要
求に応じてサーバを実行し、サーバの実行結果を取得
し、また、グループ管理テーブル24,34,44内の
変更通番を取得し、それらを格納したRPC応答メッセ
ージを、転送RPC要求メッセージを送出したRPCサ
ーバ処理部22へ送信する。
【0112】RPCサーバ処理部22は、自分にグルー
プ構成変更通知のあるときはグループ管理テーブル24
を更新する。また、処理装置4,5からのRPC応答メ
ッセージ内の変更通番とグループ管理テーブル24内の
変更通番を比較し、グループ構成に変更が有るか否かを
判定する。変更がある場合には、グループ管理テーブル
24を更新する。
【0113】RPCサーバ処理部20は、クライアント
に自分のサーバ25の処理結果と他の転送先サーバ3
5,45からの実行結果を送信する際、先にグループ管
理テーブル24を更新している場合は、変更フラグ部1
23に変更フラグをセット(ON)する。
【0114】処理装置3からRPC応答メッセージを受
信したRPCクライアント処理部11は、メッセージの
変更フラグがONであればサーバーグループ80の構成
に変更があると判断し、アドレス管理部60からすべて
のサーバのアドレスを取得し、アドレス管理テーブル1
3のアドレスと比較する。その結果、差分となるサーバ
55のアドレスを、アドレス管理テーブル13およびグ
ループ管理テーブル14に追加する。次に、RPCクラ
イアント処理部11は、RPC応答メッセージ内の処理
装置3,4,5のサーバ実行結果から1つを選択し、ク
ライアント15に渡す。なお、本実施例では、クライア
ント側にはグループ管理テーブルが不要となる。
【0115】本実施例によれば、サーバグループにRP
C要求を行なう場合に、グループ内で任意に選択した処
理装置との間でのみ送受信が行なわれ、グループ内の他
の処理装置の残りのすべてのサーバに対してRPC要求
メッセージを転送して処理する間接マルチキャスト方式
を用いるので、クライアントやネットワークの処理付加
を低減できる。
【0116】〔第4の実施例〕次に、第4の実施例につ
いて説明する。第1、第2、第3の実施例では、クライ
アントとサーバとの通信方法としてRPCを用いた。R
PCは複数の情報処理装置がネットワークを介して相互
に接続された分散処理システムにおいて、ある処理装置
内に存在するクライアントが、自分の処理装置内に存在
するプロシジャ呼び出しと同じ手法によって他の処理装
置内に存在するサーバ側が提供するプロシジャを呼び出
し、その実行結果を受け取る処理手続を行う依頼応答通
信方法である。しかしながら、RPCは内部的には、
(1)クライアントからサーバへの依頼メッセージの通
信、(2)サーバからクライアントへの応答メッセージの
通信を組合せ、その上で、(3)サーバ側の実行可能なプ
ログラムはプロシジャの形で提供され、(4)クライアン
トが、自分の処理装置内に存在するプロシジャ呼び出し
と同じ手法によって他の処理装置内に存在するサーバ側
が提供するプロシジャを呼び出すことができるように処
理することを特徴とした、依頼応答通信の1つの形態で
ある。
【0117】本発明の主旨は、クライアントとサーバ間
の通信方法として、特にRPCに限らなくとも、クライ
アントとサーバ間の通信方法が、前記リモートプロシジ
ャコール要求/応答の代わりに、それぞれ少なくとも
(1)クライアントからサーバへの実行依頼メッセージの
通信、(2)サーバからクライアントへの応答メッセージ
の通信を組み合わせた依頼応答通信であれば適用可能で
ある。
【0118】第1、第2、第3のいずれの実施例におい
ても、リモートプロシジャコール要求の代わりに依頼メ
ッセージ、リモートプロシジャコール応答の代わりに応
答メッセージを用いてもよい。この場合、第1、第2、
第3の各実施例におけるシステム構成及び処理装置内の
構成は、第4の実施例においても同様であり、処理内容
についても同様でよい。また、RPCメッセージのフォ
ーマットについても、RPC制御ヘッダ部を依頼応答通
信のための制御情報を含む、依頼応答通信制御ヘッダ部
に変更するだけでよい。
【0119】以上のように、本発明の主旨は、クライア
ントとサーバとの通信方法を特にRPCに限らなくと
も、クライアントとサーバとの通信方法が依頼応答通信
であれば適用可能であり、RPCの場合と同様の効果を
得ることができる。
【0120】
【発明の効果】本発明によれば、クライアント側の計算
機は動作中にサーバグループの構成変化を検知すること
ができる。従って、システム管理者はアプリケーション
システムを稼働させながら、サーバグループにサーバを
追加し、新たなサービスを追加したり、多重度を増やし
たり、サーバのバージョンアップを行ったりすることが
でき、システムの拡張性、保守性、耐故障性を向上させ
ることができる。また、アプリケーションシステムを稼
働させながら、サーバグループからサーバを削除し、不
要サーバを切り離すことができ、システムの縮小性、保
守性を向上させることができる。
【0121】また、グループの構成変化の検出情報は、
RPC応答または依頼応答に付加されて送受信されるの
で、変更に伴うネットワーク上の負荷集中を生じない。
さらに、クライアント側計算機がグループ構成の変更の
有無を常に監視している必要はなく、自らのRPC要求
または依頼通信時に対する応答内容から変更を検知でき
るので、クライアント側計算機の変更処理に伴う負荷の
増大はない。
【0122】また、本発明によれば、リモートプロシジ
ャ側が多重化サーバを構成している場合、サーバ追加の
前後で各サーバにアクセスするクライアント側計算機を
同じにすることができ、サーバの内部状態の整合性が保
証されるので、多重化サーバの通信方式として有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモートプロシジャコール処理方式を
適用するシステム構成の一例を示すブロック図。
【図2】一実施例によるサーバ変更通知RPCメッセー
ジのフォーマット図。
【図3】一実施例によるRPC要求メッセージのフォー
マット図。
【図4】一実施例によるRPC応答メッセージのフォー
マット図。
【図5】クライアントとサーバを併設する処理装置の構
成図。
【図6】アドレス管理テーブルの内容を示すフォーマッ
ト図。
【図7】グループ管理テーブルの内容を示すフォーマッ
ト図。
【図8】第1の実施例によるRPCクライアント処理部
の全体的な処理動作を示すフローチャート。
【図9】テーブル初期化処理の詳細を示すフローチャー
ト。
【図10】RPCクライアント処理部の応答受信処理を
示すフローチャート。
【図11】第1の実施例によるRPCサーバ処理部の処
理動作を示すフローチャート。
【図12】アドレス管理部の処理動作を示すフローチャ
ート。
【図13】グループ構成変更通知部の処理動作を示すフ
ローチャート。
【図14】サーバ追加処理の流れを説明するシステム構
成図。
【図15】図14のシステム構成において、各グループ
管理テーブルの具体的な管理内容を示す説明図。
【図16】サーバ側でのサーバ追加処理の流れを説明す
るフローチャート。
【図17】クライアント側でのサーバ追加の検知処理を
示すフローチャート。
【図18】第2の実施例におけるRPC要求メッセージ
を示すフォーマット図。
【図19】第2の実施例におけるRPC応答メッセージ
を示すフォーマット図。
【図20】第2の実施例におけるRPCクライアント処
理部の応答受信処理の処理動作を示すフローチャート。
【図21】第2の実施例におけるRPCサーバ処理部の
処理動作を示すフローチャート。
【図22】第3の実施例における間接マルチキャスト方
式の処理の流れを説明するシステム構成図。
【図23】第3の実施例におけるRPC要求メッセージ
及び応答メッセージを示すフォーマット図。
【符号の説明】
1…通信媒体(ネットワーク)、2〜8…処理装置(計
算機)、10,20,30,43,50…RPC処理
部、11…RPCクライアント処理部、12,22,3
2,42,52…RPCサーバ処理部、13…アドレス
管理テーブル、14,24,34,44,54…グルー
プ管理テーブル、143…グループ構成変更通番部、2
5,35,45,55,401,402,403,41
1,412,413,421,422,423,43
1,432,433…サーバ、60…アドレス管理部、
70…グループ構成変更通知部、80…サーバグルー
プ、100…サーバ変更通知RPCメッセージ、101
…RPC制御ヘッダ部、102…RPC要求内容識別子
部、103…変更サーバ処理識別子部、110…RPC
要求メッセージ、111…クライアント要求データ部、
120…RPC応答メッセージ、121…グループ構成
変更通知部、122…サーバ実行結果データ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安東 宣善 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 平澤 茂樹 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 綿谷 洋 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 松崎 健二 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 田村 清一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 鈴木 淳 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのリモートプロシジャコールの要求
    に対応し、グループ化された複数のサーバを呼び出すリ
    モートプロシジャコール処理方法において、 前記サーバグループの構成の変更に際し、追加または削
    除する変更サーバの変更情報を、前記サーバグループに
    所属する任意のサーバが保持し、このサーバが各々のリ
    モートプロシジャコールの要求元から出された実行要求
    に対応する実行結果を要求元に返すときに、前記実行結
    果に前記変更情報を付加することを特徴とするリモート
    プロシジャコール処理方法。
  2. 【請求項2】 1つのリモートプロシジャコールの要求
    に対応し、グループ化された複数のサーバを呼び出すリ
    モートプロシジャコール処理方法において、 前記サーバグループの任意の1つにグループ構成の変更
    が通知され、その通知を受け取ったサーバが追加または
    削除する変更サーバの変更情報を保持し、リモートプロ
    シジャコールの要求元からグループ化された複数のサー
    バへプロシジャ実行要求が出されると、前記変更情報を
    保持するサーバは前記実行要求の1つを受け取りそれに
    対応するプロシジャの実行結果を応答メッセージとして
    前記要求元に返す際に前記変更情報を付加し、前記要求
    元は自らが呼び出すサーバグループのメンバを前記変更
    情報に基づいて変更することを特徴とするリモートプロ
    シジャコール処理方法。
  3. 【請求項3】 1つのリモートプロシジャコールの要求
    に対応し、グループ化された複数のサーバを呼び出すリ
    モートプロシジャコール処理方法において、 前記サーバグループの任意の1つにグループ構成の変更
    が通知され、その通知を受け取ったサーバが自らが保持
    している変更情報をインクリメントし、一方リモートプ
    ロシジャコール要求元は、グループ化された各サーバへ
    送信するプロシジャの実行要求に、呼び出すサーバ毎に
    記憶している現在の変更情報を付加して送信し、 前記サーバの各々は前記実行要求の1つを受信すると、
    それに対応するプロシジャの実行を行なうと共に、実行
    要求に付加されている変更情報と自らの保持する変更情
    報を比較して不一致のときに、前記要求元に返送する応
    答メッセージに前記実行結果と共に変更フラグをセット
    し、 前記応答メッセージを受信した要求元は、前記変更フラ
    グがセットされているとき、自分が呼び出すサーバグル
    ープのメンバを変更することを特徴とするリモートプロ
    シジャコール処理方法。
  4. 【請求項4】 1つのリモートプロシジャコールの要求
    に対応し、グループ化された複数のサーバを呼び出すに
    あたり、前記サーバグループのメンバの中からリモート
    プロシジャコール要求元によって任意に選択した1つの
    サーバを代表して呼び出し、この呼び出された代表サー
    バは自らの処理を実行するとともに、前記要求元から要
    求された内容を複製して残りのメンバのサーバを呼び出
    すリモートプロシジャコール処理方法において、 前記サーバグループの任意の1つにグループ構成の変更
    が通知され、その通知を受け取り追加または削除する変
    更サーバの変更情報を保持しているサーバは、前記要求
    元から前記代表サーバへプロシジャの実行要求が出さ
    れ、前記代表サーバから複製の要求内容を転送されたと
    き、そのプロシジャ実行による実行結果に前記変更情報
    を付加した応答メッセージを前記代表サーバに返送し、
    前記代表サーバは、自分が呼び出すサーバグループのメ
    ンバを前記変更情報に基づいて変更することを特徴とす
    るリモートプロシジャコール処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、 前記グループ構成の変更として、前記サーバグループに
    新規サーバを追加し、前記新規サーバの追加を検知した
    リモートプロシジャコールの各要求元が、このときまで
    処理要求先としていたサーバと前記新規サーバのいずれ
    かを新たな処理要求先とするか選択し、プロシジャ実行
    側が行う処理を前記グループ内のサーバ間で分散させる
    ことを特徴とするリモートプロシジャコール処理方法。
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