JPH1018781A - トンネル掘削機及び掘削方法 - Google Patents

トンネル掘削機及び掘削方法

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JPH1018781A
JPH1018781A JP17453796A JP17453796A JPH1018781A JP H1018781 A JPH1018781 A JP H1018781A JP 17453796 A JP17453796 A JP 17453796A JP 17453796 A JP17453796 A JP 17453796A JP H1018781 A JPH1018781 A JP H1018781A
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JP
Japan
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tunnel
excavator
cutter head
wall surface
excavator body
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JP17453796A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Okamoto
和之 岡本
Joji Kamimura
城司 上村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル掘削機において、容易に掘削機本体
の後退を阻止して掘削作業効率の向上を図ると共にコス
トの低減を図る。 【解決手段】 前胴11の前部に回転自在なカッタヘッ
ド13を装着し、この前胴11に既設トンネルの内壁面
に圧接して位置保持するフロントグリッパ29を設ける
一方、後胴12に既設トンネルの内壁面に圧接して位置
保持することで掘削反力を受け止めるリヤグリッパ32
を設け、前胴11と後胴12との間にパラレルリンク機
構28を架設し、更に、後胴12の掘進方向後部におけ
る既設トンネルに後退防止部材51をロックボルト52
によって固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削機及
びトンネル掘削方法に関し、特に、岩盤などを掘削して
トンネルを構築するするトンネルボーリングマシン(T
BM)に用いて有用である。
【0002】
【従来の技術】図7に従来のトンネル掘削機の概略、図
8に後退防止鋼材の概略を示す。
【0003】図7に示すように、従来のトンネル掘削機
は、円筒形状をなす前胴101と中胴102と後胴103とが互
いに軸心方向に移動自在に嵌合しており、前胴101の前
部にはカッタヘッド104が回転自在に装着されている。
このカッタヘッド104は前面に岩盤を掘削する多数のカ
ッタ105が取付けられると共に、ずりを取り込む開口部1
06が形成されており、前胴101内に装着された図示しな
いカッタ旋回モータによって駆動回転可能となってい
る。また、この前胴101には掘削形成したトンネルの内
壁面に圧接してこの前胴101を位置保持する一対のフロ
ントグリッパ107が装着され、図示しない油圧ジャッキ
によって駆動可能となっている。一方、後胴103には掘
削形成したトンネルの内壁面に圧接してこの後胴103を
位置保持すると共に掘削反力を受け止める一対のリアグ
リッパ108が装着され、図示しない油圧ジャッキによっ
て駆動可能となっている。更に、前胴101と後胴103との
間には図示しない複数のスラストジャッキが架設され、
前胴101と中胴102との間には図示しない複数の連結ジャ
ッキが架設されている。
【0004】従って、リアグリッパ108を既設トンネル
の内壁面に圧接することで後胴103を位置保持した状態
で、カッタヘッド104を回転駆動させながら複数のスラ
ストジャッキを伸長させると、多数のカッタ105が前方
の地盤を掘削ながら前胴101が前進する。そして、スラ
ストジャッキが所定ストローク伸長すると、フロントグ
リッパ107を既設トンネルの内壁面に圧接することで前
胴101を位置保持する一方、リアグリッパ108による既設
トンネルの内壁面への圧接を解除する。この状態で、複
数のスラストジャッキを収縮させると、前胴101に対し
て後胴103が引き寄せられて前進する。その後、前述し
たように、リアグリッパ108によって後胴103を位置保持
する一方、フロントグリッパ107による前胴101の位置保
持を解除し、カッタヘッド104を回転駆動させながら複
数のスラストジャッキを伸長させることで、多数のカッ
タ105によって岩盤を掘削して前進する。なお、カッタ1
05が地盤を掘削して発生したずりはカッタヘッド104の
開口部106から前胴101内に取り込み、図示しないベルト
コンベヤによって後方に搬送して外部に排出する。この
繰り返しによってトンネルを構築していく。
【0005】このようにトンネル掘削機によってトンネ
ルを掘削形成するとき、掘削する地盤が軟弱であって、
カッタヘッド104が十分な押付力を得られない場合や上
り勾配の大きい斜坑の掘削でスラスト力の他に機械の重
量をも各グリッパで支える場合には、そのグリッパ力が
不足して掘削機本体が後退してしまうことがある。
【0006】このような場合、従来は、後退防止鋼材20
1を用いてトンネル掘削機の後退を阻止していた。即
ち、図7及び図8に示すように、既設トンネルの内壁面
の下部に多数の後退防止鋼材201を敷設していき、ロッ
クボルト202によってこの後退防止鋼材201を固定する。
このとき、各後退防止鋼材201の間にはモルタルを打設
して既設トンネルの内壁面に固定することで、密着力を
高める。また、既設トンネルの内壁面の上部に崩落の危
険性がある場合には、支保工を組み付けてモルタルやロ
ックボルトで固定する。そして、トンネル掘削機の後胴
103の後端部と後退防止鋼材201を当接することで後退を
阻止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したト
ンネル掘削機によって地盤を掘削してトンネルを形成し
ていくとき、掘削する地盤が岩盤層であって、崩落の危
険性がない場合、既設トンネルの内壁面にリングビーム
を組み付けたり、セメントの吹き付けなどによって対応
している。そして、前述したように、掘削する地盤が軟
弱であって、カッタヘッド104が十分な押付力を得られ
ない場合には、後退防止鋼材201を固定したり、支保工
を組み付けたりしていた。ところが、この後退防止鋼材
201は板金溶接構造であって、既設トンネルの内壁面に
多数敷設するとなると、その費用も膨大なものとなり、
更に、敷設するためのロボットも必要となり、作業性が
悪く、高コストとなってしまうという問題があった。
【0008】しかも、後退防止鋼材201を既設トンネル
の内壁面に多数固定しなければ、トンネル掘削機の後退
を確実に阻止することができず、トンネル掘削方向にお
ける軟弱地盤を事前に予測し、その手前から後退防止鋼
材201を固定しはじめなければならない。しかし、事前
に掘削する地質を予測することは困難であり、時間の費
用がかかると共に、その信頼性も十分ではなかった。
【0009】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、容易に掘削機本体の後退を阻止して掘削作業効
率の向上を図ると共にコストの低減を図ったトンネル掘
削機及びトンネル掘削方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のトンネル掘削機は、筒状をなす掘削機本体
と、該掘削機本体の前部に回転自在に装着されたカッタ
ヘッドと、該カッタヘッドを駆動回転するカッタヘッド
駆動手段と、前記掘削機本体に配設されて既設トンネル
の内壁面に圧接して該掘削機本体を位置保持する前部支
持体と、前記掘削機本体の後方に位置して既設トンネル
の内壁面に圧接して位置保持することで掘削反力を受け
止める後部支持体と、前記掘削機本体と前記後部支持体
との間に架設された推進手段と、前記掘削機本体の掘進
方向後部における既設トンネルに固定された後退防止部
材とを具えたことを特徴とするものである。
【0011】従って、トンネルを掘削する場合、後部支
持体が既設トンネルの内壁面に圧接して位置保持した状
態で、カッタヘッド駆動手段によってカッタヘッドを駆
動回転させながら、推進手段によって後部支持体に対し
て掘削機本体を前進させると、回転駆動するカッタヘッ
ドによって前方の地盤が掘削され、トンネルが形成され
る。この掘削機本体の掘進に伴い、その後方の既設トン
ネルには後退防止部材が装着されている。従って、地盤
が軟弱となって後部支持体が掘削反力を十分に受け止め
ることができないときでも、掘削機本体の後端部は既設
の後退防止部材に当接することで、掘削機本体は十分な
掘削反力が得られて確実に前進できる。
【0012】また、本発明のトンネル掘削機において、
前記後退防止部材は内部に空間部を有し、該空間部は換
気用ダクト、あるいは、掘削土砂排出用空間部、あるい
は、ケーブルダクトとして用いられることを特徴とする
ものである。
【0013】従って、換気用ダクトや掘削土砂排出管、
ケーブルダクトなどのために別の配管を配設する必要は
なく、既設トンネル内の有効利用が図れる。
【0014】また、本発明のトンネル掘削方法は、後部
支持体が既設トンネルの内壁面に圧接した状態で、掘削
機本体と前記後部支持体との間に架設された推進手段を
作動して該後部支持体が掘削反力を受け止めた状態で、
前記掘削機本体を前進しながら、カッタヘッド駆動手段
によって前記掘削機本体の前部に装着されたカッタヘッ
ドを駆動回転することで前方の地盤を掘削すると共に、
前記掘削機本体の掘進方向後部における既設トンネルに
後退防止部材を装着することを特徴とするものである。
【0015】従って、地盤が軟弱となって後部支持体が
掘削反力を十分に受け止めることができなくなっても、
掘削機本体の後端部は既設の後退防止部材に当接するこ
とで、掘削機本体は十分な掘削反力が得られて確実に前
進できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0017】図1に本発明の一実施形態に係るトンネル
掘削機としてのトンネルボーリングマシンの断面概略、
図2乃至図5はこのトンネルボーリングマシンの要部を
表すものであって、図2にトンネルボーリングマシン正
面視、図3に図1のIII−III断面、図4に図1のIV−IV
断面、図5に図1のV−V断面、図6に図1のVI−VI断
面を示す。
【0018】本実施形態のトンネルボーリングマシン
(以下、TBMと称する。)において、図1乃至図6に
示すように、掘削機本体は円筒形状をなす前胴11と後
胴12とから構成されており、前胴11の後部内周に後
胴12の前部外周が移動自在に嵌合している。カッタヘ
ッド13は後部にカッタドラム14が固定されており、
このカッタドラム14が前胴11の軸受15に支持され
ることで、カッタヘッド13は前胴11の前部に回転自
在に装着されることとなる。そして、このカッタヘッド
13は前面部に岩盤をせん断破壊するローラカッタ16
が多数枢着されると共に、破壊したずりを取り込むカッ
タバケット17が固定されている。このカッタヘッド1
3と一体のカッタドラム14の後部には外歯を有するリ
ングギヤ18が一体に固定される一方、前胴11には電
動式あるいは油圧式のカッタ旋回モータ19が固定され
ており、このカッタ旋回モータ19の駆動ギヤ20がリ
ングギヤ18に噛み合っている。
【0019】また、前胴11には掘削して発生したずり
が内部に浸入しないように、カッタヘッド13側とカッ
タ旋回モータ19側とを仕切るバルクヘッド21が形成
されており、カッタヘッド13とこのバルクヘッド21
との間にはチャンバ室22が形成されている。そして、
このチャンバ室22にはずりを集積するホッパ23がバ
ルクヘッド21に固定されて配設され、このホッパ23
の下部にはこのホッパ23にて集積したずりを外部に排
出するベルトコンベヤ24が取付けられ、このベルトコ
ンベヤ24は前胴11及び後胴12内を後方に延設され
ている。
【0020】なお、このベルトコンベヤ24によるずり
の排出装置としては、ジェットポンプによってずりを外
部に排出するものであってもよく、例えば、掘削機本体
内に、ジェットポンプに給水する給水管と給水された水
及びずりを排出する排出管を配設し、ホッパ23にて集
積されたずりをジェットポンプからの噴射水によって排
出管に吸引し、この排出管を通って排出するようにして
もよい。
【0021】従って、カッタ旋回モータ19を駆動して
駆動ギヤ20を回転駆動すると、この駆動ギヤ20が噛
み合うリングギヤ18が回転し、リングギヤ18と一体
のカッタヘッド13を旋回し、ローラカッタ16が岩盤
をせん断破壊して掘削することができる。そして、カッ
タバケット17がずりをチャンバ室22に取り込んでホ
ッパ23内に落とし、このホッパ23内に落下して集積
したずりはベルトコンベヤ24によって外部に排出され
る。
【0022】また、前胴11と後胴12との間には推進
手段としての12本のスラストジャッキ25が架設され
ている。このスラストジャッキ25は油圧の給排によっ
て伸縮作動するものであって、ジャッキ本体は前胴11
に固定された球軸受26によって揺動自在に支持され、
ロッド先端部は後胴12に固定された球軸受27によっ
て揺動自在に支持されている。そして、このスラストジ
ャッキ25はそれぞれ隣合って配設された関係が、例え
ば、互いに隣接する一方のスラストジャッキがカッタヘ
ッド13の周方向一方に傾斜し、他方のスラストジャッ
キがカッタヘッド13の周方向他方に傾斜して全体とし
てトラス状に配設されることでパラレルリンク機構28
を構成している。
【0023】このように前胴11と後胴12とをパラレ
ルリンク機構28で連結したことで、各胴を連結するフ
レーム等が不要となる。なお、本実施形態では、このパ
ラレルリンク機構28を12本のスラストジャッキ25
で構成したが、これに限定されるものではなく、その本
数はトンネルボーリングマシンの大きさなどに合わせて
適宜設定すればよいものである。
【0024】従って、このパラレルリンク機構28の各
スラストジャッキ25の各駆動ロッドを伸縮すること
で、前胴11と後胴12との相対位置を変更することが
でき、前胴11と後胴12との一方を移動不能とするこ
とで、前胴11と後胴12との他方を前進することがで
きる。また、このパラレルリンク機構28の各スラスト
ジャッキ25の各作動ストロークを変えることで、カッ
タヘッド13を有する前胴11を後胴12に対して屈曲
し、その掘進方向を変更することができる。
【0025】また、前胴11には、図1及び図3に示す
ように、フロントグリッパ29が装着されている。この
フロントグリッパ29の4つのグリッパシュー30は周
方向にほぼ均等間隔で前胴11に出没自在に装着されて
おり、内蔵された油圧ジャッキ31によって径方向に駆
動することができる。従って、この油圧ジャッキ31を
駆動して各グリッパシュー30を径方向に張り出すと、
このグリッパシュー30を前胴11内に収納した位置か
ら、掘削形成されたトンネル内壁面に圧接して前胴11
を保持する位置に移動させることができる。
【0026】一方、後胴12には、図1及び図5に示す
ように、リアグリッパ32が装着されている。このリア
グリッパ32の2つのグリッパシュー33は周方向にほ
ぼ均等間隔で後胴12内に出没自在に装着されており、
内蔵された油圧ジャッキ34によって径方向に駆動する
ことができる。従って、この油圧ジャッキ34を駆動し
て各グリッパシュー33を径方向に張り出すと、このグ
リッパシュー33を後胴12内に収納した位置から、掘
削形成されたトンネル内壁面に圧接して後胴12を保持
する位置に移動させることができる。
【0027】また、図1及び図6に示すように、後胴1
2の後方における既設トンネルには後退防止部材として
の多数の鋼管51が配設されている。この鋼管51は既
設トンネルの内壁面に沿って付設され、ロックボルト5
2によって固定されるものであり、上述した円形断面の
トンネルでは、この鋼管51はトンネル内壁面の周方向
の4ヵ所に配設される。そして、TBMの掘進、即ち、
トンネルの掘削に伴って長手方向に連続して連結してい
く。なお、この鋼管51の搬入や組付、ロックボルト5
2の固定などは図示しないロボットによって行うもので
ある。
【0028】一方、後胴12の後部にはプレストリング
35が取付けられており、通常、既設トンネルの固定さ
れた鋼管51の先端部にこの後胴12のプレストリング
35の後端面が当接している。
【0029】ここで、上述した本実施形態のトンネルボ
ーリングマシンを用いたトンネル掘削方法について説明
する。
【0030】図1に示すように、フロントグリッパ29
の油圧ジャッキ31を収縮して各グリッパシュー30を
引き込んで前胴11内に収納することで、この前胴11
を移動自在にする一方、リアグリッパ32の油圧ジャッ
キ34を伸長して各グリッパシュー33を押し出して外
周面を掘削形成されたトンネル内壁面に圧接すること
で、後胴12を移動不能に保持する。この状態で、カッ
タ旋回モータ19を駆動してカッタヘッド13を回転駆
動させながら、パラレルリンク機構28の各スラストジ
ャッキ25を伸長すると、リアグリッパ32が掘削反力
を受け止めることで前胴11と共にカッタヘッド13が
前方へ移動し、この旋回するカッタヘッド13のローラ
カッタ16が岩盤をせん断破壊し、この岩盤を掘削す
る。このとき、各スラストジャッキ25の各作動ストロ
ークを変えることで、前胴11は後胴12に対して折れ
曲がり、カッタヘッド13の向きを変えてトンネルの掘
削方向を変更することができる。
【0031】そして、各スラストジャッキ25を所定ス
トローク伸長すると、このスラストジャッキ25の駆動
を停止し、フロントグリッパ29の油圧ジャッキ31を
伸長して各グリッパシュー30を押し出して外周面を掘
削形成されたトンネル内壁面に圧接することで、前胴1
1を移動不能に保持する一方、リヤグリッパ32の油圧
ジャッキ34を収縮して各グリッパシュー33を引き込
んで後胴12内に収納することで、後胴12を移動自在
とする。この状態で、パラレルリンク機構28の各スラ
ストジャッキ25を収縮することで前胴11に対して後
胴12を引き寄せて前進させ、両者を接近させる。
【0032】そして、各スラストジャッキ25を所定ス
トローク収縮すると、このスラストジャッキ25の駆動
を停止し、再び、リアグリッパ32の各油圧ジャッキ3
4を伸長して各グリッパシュー33をトンネル内壁面の
圧接することで、後胴12を保持する一方、フロントグ
リッパ29の各油圧ジャッキ31を収縮して各グリッパ
シュー31によるトンネル内壁面の圧接を解除する。そ
して、カッタ旋回モータ19によってカッタヘッド13
を回転駆動しながら、パラレルリンク機構28の各スラ
ストジャッキ25を伸長することで、後胴12に対して
前胴11及びカッタヘッド13を前進させる。すると、
回転駆動するカッタヘッド13が前方の岩盤に押し付け
られ、ローラカッタ16が岩盤を破砕する。この作動の
繰り返しによってトンネルを掘削していく。
【0033】そして、この回転駆動するカッタヘッド1
3のローラカッタ15の岩盤掘削によって生じたずり
は、カッタバケット17によってチャンバ室22内に取
り込まれ、ホッパ23内に落下する。このホッパ23内
に落下して集積されたずりはベルトコンベヤ24によっ
て外部に排出される。
【0034】このようにTBMによってトンネルを掘削
形成するとき、掘削地盤が硬質である場合には、リヤグ
リッパ32の各グリッパシュー34をトンネル内壁面に
圧接することで後胴12の保持力は十分となり、パラレ
ルリンク機構28の各スラストジャッキ25を伸長する
と、後胴12が掘削反力を受け止めることで前胴11は
前方へ移動することができる。ところが、掘削地盤が軟
弱である場合には、リヤグリッパ32の各グリッパシュ
ー34をトンネル内壁面に圧接しても、後胴12の保持
力を十分に確保することができず、各スラストジャッキ
25を伸長すると、後胴12が掘削反力を受け止められ
ずに後退してしまう。そのため、本実施形態では、この
とき、既設トンネルの内壁面に付設された鋼管51によ
って前胴11及び後胴12の後退を防止している。
【0035】即ち、前胴11及び後胴12の掘進動作に
伴い、図示しないロボットは既設トンネル内に搬入され
た鋼管51をその内壁面に沿って付設し、ロックボルト
52によって固定し、長手方向に連続して連結してい
る。そのため、後胴12の後部に取付けられたプレスト
リング35は付設された鋼管51の先端部に当接してい
る。リヤグリッパ32のグリッパシュー34をトンネル
内壁面に圧接した状態で各スラストジャッキ25を伸長
するとき、掘削地盤が軟弱であっても、後胴12は鋼管
51によって掘削反力を受け止めることができ、前胴1
1は後退せずに確実に掘進することができる。
【0036】このようにTBMの掘進時に、既設トンネ
ルの内壁面に沿って鋼管51を付設してロックボルト5
2によって固定し、多数連結していており、後胴12の
後部のプレストリング35がこの鋼管51に当接してい
るため、軟弱な掘削地盤に対して後胴がリヤグリッパ3
2によって十分な保持力を確保することができなくて
も、鋼管51によって後胴12は後退することなく、カ
ッタヘッド13は前方の地盤を掘削してトンネルを連続
して掘削することができる。
【0037】なお、上述した各実施形態にあっては、本
発明のトンネル掘削機を、岩盤を破砕してトンネルを掘
削するトンネルボーリングマシンを用いて説明したが、
本発明はこのタイプの掘削機に限定されるものではな
く、軟弱で水分の多い地盤を掘削するシールド掘削機に
適用することも可能であり、当然の如く、前述と同様の
作用効果を奏することができる。また、推進手段として
複数のスラストジャッキがトラス状に配設されたパラレ
ルリンク機構を用いたが、複数のスラストジャッキが略
平行に配設された推進機構を用いてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上、実施形態を挙げて詳細に説明した
ように本発明のトンネル掘削機によれば、筒状をなす掘
削機本体の前部に回転自在なカッタヘッドを装着し、こ
の掘削機本体に既設トンネルの内壁面に圧接して位置保
持する前部支持体と掘削機本体の後方に位置して既設ト
ンネルの内壁面に圧接して位置保持することで掘削反力
を受け止める後部支持体とを設けると共に、掘削機本体
と後部支持体との間に推進手段を架設し、更に、掘削機
本体の掘進方向後部における既設トンネルに後退防止部
材を固定したので、地盤が軟弱となって後部支持体が掘
削反力を十分に受け止めることができなくても、後退防
止部材によって掘削機本体の後退を阻止することがで
き、その結果、掘削作業効率の向上を図ることができる
と共に、コストの低減を図ることができる。
【0039】また、本発明のトンネル掘削機によれば、
後退防止部材の内部に空間部を設け、この空間部を換気
用ダクト、あるいは、掘削土砂排出用空間部、あるい
は、ケーブルダクトとして用いるようにしたので、換気
用ダクトや掘削土砂排出管、ケーブルダクトなどのため
に別の配管を配設する必要はなく、既設トンネル内の有
効利用を図ることができる。
【0040】また、本発明のトンネル掘削方法によれ
ば、後部支持体が既設トンネルの内壁面に圧接した状態
で、掘削機本体と後部支持体との間に架設された推進手
段を作動して後部支持体が掘削反力を受け止めた状態
で、掘削機本体を前進しながら、カッタヘッドを駆動回
転することで前方の地盤を掘削すると共に、掘削機本体
の掘進方向後部における既設トンネルに後退防止部材を
装着するようにしたので、掘削機本体の後退を容易に防
止することができ、掘削作業効率の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトンネル掘削機とし
てのトンネルボーリングマシンの断面概略図である。
【図2】トンネルボーリングマシン正面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】図1のV−V断面図である。
【図6】図1のVI−VI断面図である。
【図7】従来のトンネル掘削機の概略図である。
【図8】後退防止鋼材の概略図である。
【符号の説明】
11 前胴(掘削機本体) 12 後胴(掘削機本体) 13 カッタヘッド 16 ローラカッタ 19 カッタ旋回モータ(カッタヘッド駆動手段) 23 ホッパ 24 ベルトコンベヤ 25 スラストジャッキ 28 パラレルリンク機構(推進手段) 29 フロントグリッパ(前部支持体) 32 リアグリッパ(後部支持体) 51 鋼管(後退防止部材) 52 ロックボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなす掘削機本体と、該掘削機本体
    の前部に回転自在に装着されたカッタヘッドと、該カッ
    タヘッドを駆動回転するカッタヘッド駆動手段と、前記
    掘削機本体に配設されて既設トンネルの内壁面に圧接し
    て該掘削機本体を位置保持する前部支持体と、前記掘削
    機本体の後方に位置して既設トンネルの内壁面に圧接し
    て位置保持することで掘削反力を受け止める後部支持体
    と、前記掘削機本体と前記後部支持体との間に架設され
    た推進手段と、前記掘削機本体の掘進方向後部における
    既設トンネルに固定された後退防止部材とを具えたこと
    を特徴とするトンネル掘削機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
    て、前記後退防止部材は内部に空間部を有し、該空間部
    は換気用ダクト、あるいは、掘削土砂排出用空間部、あ
    るいは、ケーブルダクトとして用いられることを特徴と
    するトンネル掘削機。
  3. 【請求項3】 後部支持体が既設トンネルの内壁面に圧
    接した状態で、掘削機本体と前記後部支持体との間に架
    設された推進手段を作動して該後部支持体が掘削反力を
    受け止めた状態で、前記掘削機本体を前進しながら、カ
    ッタヘッド駆動手段によって前記掘削機本体の前部に装
    着されたカッタヘッドを駆動回転することで前方の地盤
    を掘削すると共に、前記掘削機本体の掘進方向後部にお
    ける既設トンネルに後退防止部材を装着することを特徴
    とするトンネル掘削方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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