JPH1018792A - セグメントの搬送装置、供給装置及び組立装置 - Google Patents

セグメントの搬送装置、供給装置及び組立装置

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JPH1018792A
JPH1018792A JP8176742A JP17674296A JPH1018792A JP H1018792 A JPH1018792 A JP H1018792A JP 8176742 A JP8176742 A JP 8176742A JP 17674296 A JP17674296 A JP 17674296A JP H1018792 A JPH1018792 A JP H1018792A
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隆志 輪違
Hiroaki Tomimatsu
宏明 富松
Taiji Morita
泰司 森田
Osamu Watanabe
治 渡辺
Osamu Mochizuki
修 望月
Toshimi Ino
敏美 伊野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い場所でのセグメントの搬送、供給及び組
立てを可能とする。 【解決手段】 本発明に係るセグメント2の搬送装置6
は、セグメントをトンネル3長手方向に沿って立てた状
態で支持しつつ走行移動する移送手段11をトンネル幅方
向に複列に設けたものである。また本発明に係るセグメ
ントの供給装置9は、搬送されてきたセグメントをトン
ネル長手方向に沿って立てた状態で把持する把持手段2
2,27,35,24 と、この把持手段をトンネル高さ方向に沿
った軸21回りに回動させ、上記セグメントをトンネル幅
方向に沿って立てた状態とする回動手段25,20,26とを備
えたものである。また本発明に係るセグメントの組立装
置8は、供給されたセグメントをトンネル幅方向に沿っ
て立てた状態で把持する把持手段57,61,63と、この把持
手段をトンネル幅方向に沿った軸56回りに回動させ、上
記セグメントを横にする回動手段58,59,60とを備えたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド掘進機の
付帯設備であるセグメントの搬送装置、供給装置及び組
立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールド掘進機で掘削された穴にセグメ
ントを順次組み立てていき、トンネルを構築する方法は
既に周知であるが、このためのセグメント自動組立シス
テムなるものが、シールド掘進機の付帯設備として一般
的に知られている。
【0003】このシステムは、主に搬送装置、供給装置
及び組立装置の三つの装置から構成される。先ず搬送装
置は、発進立坑から所定数のセグメントを組立位置まで
搬送する。そして組立位置では、搬送されてきたセグメ
ントを供給装置が組立装置に受け渡す。さらに組立装置
は、受け取ったセグメントを既設トンネルの組付け位置
に移動して位置決めする。この後、組立装置による自動
組付けや手作業による組付けがなされる。
【0004】従来、搬送装置としては台車によるものが
一般的で、セグメントはこの台車上に横積みの状態で搬
送される。また供給装置についてはホイストが一般的
で、セグメントは横のまま、台車の位置から組立装置の
位置に供給される。さらに組立装置としては、供給され
たセグメントを把持する把持手段と、この把持手段をト
ンネル内周に沿って移動させるレールとを備えたものが
一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来装置だと、小断面のトンネル構築に際して不向きと
なる欠点がある。
【0006】即ち、搬送装置については、セグメントが
横の状態で搬送されるため、十分な通路スペース等を確
保できなくなる。また、供給装置についても、高さ寸法
が小さいとホイストレール等を設けられなくなる。さら
に、組立装置についても、セグメントをトンネル内周に
沿って回すのが不可能となる。
【0007】よって、このような小断面のトンネル構築
にも有効な装置が望まれる訳であるが、その一方で、従
来と同等の組立効率を得られるよう十分留意する必要が
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るセグメント
の搬送装置は、セグメントをトンネル長手方向に沿って
立てた状態で支持しつつ、トンネル長手方向に走行移動
する移送手段を設け、この移送手段をトンネル幅方向に
複列に設けたものである。
【0009】これによれば、セグメントが、トンネル長
手方向に沿って立てた状態で複列に移送される。よっ
て、トンネル幅方向におけるセグメントの搬送スペース
を縮小でき、これによって十分な通路スペース等を確保
できる。また、複数のセグメントを同時に組立位置に搬
送できるので、十分な搬送効率を得ることができる。
【0010】次に、本発明に係るセグメントの供給装置
は、搬送されてきたセグメントをトンネル長手方向に沿
って立てた状態で把持する把持手段と、この把持手段を
トンネル高さ方向に沿った軸回りに回動させ、上記セグ
メントをトンネル幅方向に沿って立てた状態とする回動
手段とを備えたものである。
【0011】これによれば、上記搬送装置で搬送されて
きた後方のセグメントを、前方に回動させつつ向きを変
え、前方の組立装置にスムーズに供給することができ
る。
【0012】次に、本発明に係るセグメントの組立装置
は、供給されたセグメントをトンネル幅方向に沿って立
てた状態で把持する把持手段と、この把持手段をトンネ
ル幅方向に沿った軸回りに回動させ、上記セグメントを
横にする回動手段とを備えたものである。
【0013】これによれば、上記供給装置から供給され
たセグメントを、後方で上方又は下方に横倒しにし、上
下の組付位置に適合する姿勢に変えることができる。こ
の後、把持手段を組付位置に平行移動させれば、セグメ
ントを所望の組付位置に位置決めすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0015】図1及び図2は、本発明に係るセグメント
の搬送装置、供給装置及び組立装置を示す平面図及び側
面図である。これら装置は、左側に示すシールド掘進機
1の付帯設備であり、全体としてセグメント自動組立シ
ステムを構成している。シールド掘進機1は図の左側に
掘進を行っていき、これに伴って後方ではセグメント2
が組み立てられ、トンネル(横坑)3が構築される。
【0016】トンネル3はその断面が横長偏平の長方形
で、その断面積は比較的小さい。図3はシールド掘進機
1の前面のカッタ部4を示すが、これからもトンネル3
の断面形状は明らかとなろう。後に詳述するが、トンネ
ル3は1リングが6ピースのセグメント2によって形成
され、そのうち4枚のセグメント2は比較的長い長方形
であり、狭いトンネル3内では扱いが不便である。よっ
て、本装置はこの問題を解決すべく創案されたものであ
る。
【0017】図1に示すように、トンネル3内には、そ
の幅を略三分割する位置に一対の中柱5が起立して設け
られる。中柱5は上下のセグメント2を掛け渡し、トン
ネル3内の上下の突張りを形成する。これによってトン
ネル3内の領域は幅方向に三分割され、その中央の領域
にセグメント2の搬送装置6が設けられる。一方、掘進
方向前方のシールドフレーム7内にはセグメント2の組
立装置8が設けられ、その組立装置8の後方、搬送装置
6との間にセグメント2の供給装置9が設けられる。
【0018】図2にも示すように、搬送装置6は、トン
ネル3の長手方向に沿って床上に載置された一対のレー
ル10を有する。レール10上には3台の台車11が直
列に連結して走行可能に設けられる。台車11は、その
上面部に、トンネル幅方向に2列に設けられたスラット
コンベヤ12を有する。そしてスラットコンベヤ12上
には、セグメント2がトンネル長手方向に沿って立てた
状態で載置されている。スラットコンベヤ12の側方に
は、セグメント2の転倒を防止するための縦板13が設
けられる。スラットコンベヤ12は、複数のローラ14
上で金属製無端スラット15が循環駆動されるようにな
っている。そしてスラット15の上面が循環搬送面を形
成し、スラット15の駆動により、セグメント2は台車
11に対し相対移動して前方に移送されることができ
る。
【0019】例えば図15(b)に示すように、トンネ
ル3の1リングは、その上下辺部が各2枚の長セグメン
ト2aにより形成され、両側辺部が各1枚の短セグメン
ト2bにより形成される。中柱5は、長セグメント2a
の継ぎ目に形成された凹部(図示せず)に嵌合され、く
さび16を用いて固定され、長セグメント2a同士を突
っ張るようになっている。
【0020】そして図1,図2に示すように、これら1
リング分のセグメント2及び中柱5が、3台の台車11
によって、後方の発進立坑から組立、供給装置8,9の
ある組立位置まで一度に搬送されることになる。
【0021】次に、供給装置9について図4,図5を用
いて詳述する。供給装置9は、先のレール10とは分割
された摺動板17を有しており、この摺動板17は既設
トンネル3のセグメント2上に摺動自在に載置されて、
シールド掘進機1に図示しないワイヤケーブル等を介し
て牽引されるようになっている。これら摺動板17上に
はトンネル幅方向に沿う一対のレール18が設けられ、
これらレール18に案内されて基台19が移動できるよ
うになっている。基台19上には円弧状ラック20と支
持軸21とが固定され、支持軸21にはスイングアーム
部材22が回動可能に取り付けられる。
【0022】支持軸21はトンネル高さ方向に沿った軸
で基台19の前側に設けられる。スイングアーム部材2
2は、支持軸21の位置から後方に延出して、その先端
部にトンネル長さ方向に沿った支持板部23を一体的に
有する。支持板部23の下側の枠状フレーム23a内に
はスラットコンベヤ24が設けられ、このスラットコン
ベヤ24は支持板部23の裏面部に取り付けられたモー
タ24aで循環駆動されるようになっている。このスラ
ットコンベヤ24は、先の台車11のスラットコンベヤ
12に比べ、僅かに低い位置に設けられ且つ幅、長さと
もに小さい。
【0023】一方、支持板部23の裏面部には、スイン
グアーム部材22を自転的に回動させるためのモータ2
5と、モータ25の駆動力をラック20に伝達するため
の伝達機構26と、スラットコンベヤ24上に乗せられ
たセグメント2を上方から押さえ付けて把持するための
一対の把持シリンダ27と、セグメント2の供給時に基
台19の転倒を防止するための突張用ジャッキ28とが
設けられる。
【0024】伝達機構26は、モータプーリ29にベル
ト30を介して連結されるシャフトプーリ31と、シャ
フトプーリ31が上端に固定され、スイングアーム部材
22に軸支されたシャフト32と、シャフト32の下端
に固定され、ラック20に噛合されたピニオンギヤ33
とから構成される。把持シリンダ27は、ロッド34の
上端部に押さえ部材35を有し、押さえ部材35は支持
板部23の表面側に延出される。突張用ジャッキ28
は、基台19のコーナー部で起立され、その伸長時には
ロッド36を上方の既設セグメント2に突き当てて突っ
張るようになっている。
【0025】また、摺動板17と基台19との間にはね
じ棒37が設けられ、このねじ棒37はトンネル幅方向
に延出されて、両端が摺動板17上の支持ブラケット3
8に回転可能に支持される。そして基台19の下面部に
はねじ棒37に螺合する移動側ブラケット39が固定さ
れ、図示しないモータでねじ棒37が回転されることに
より、基台19はトンネル幅方向に沿って、摺動板17
に対し相対移動できるようになっている。
【0026】次に、図1,図2に示すように、組立装置
8は、シールドフレーム7に固定されトンネル長手方向
に延出されたレール部材40を有する。レール部材40
はシールドフレーム7内の上下両側に4つ設けられ、図
8に示すように,上下のレール部材40が第1可動フレ
ーム41で掛け渡されることにより、第1可動フレーム
41はトンネル長手方向に移動できるようになる。
【0027】両側の第1可動フレーム41には第2可動
フレーム42が掛け渡され、第2可動フレーム42は、
第1可動フレーム41のレール41aに係合して、トン
ネル高さ方向に移動することができる。そして図6,図
7に示すように、第2可動フレーム42には第3可動フ
レーム43が取り付けられ、第3可動フレーム43は、
第2可動フレーム42のレール42aに係合して、トン
ネル幅方向に移動することができる。こうして、第3可
動フレーム43は、トンネル3の三軸方向に平行移動で
きるようになる。
【0028】レール部材40に対する第1可動フレーム
41の移動は図示しない第1シリンダによってなされ、
第1可動フレーム41に対する第2可動フレーム42の
移動は図8に示す第2シリンダ44によってなされる。
また、第2可動フレーム42に対する第3可動フレーム
43の移動は、先の供給装置9と同様、図7に特に示す
ねじ棒45を利用してなされる。
【0029】ねじ棒45は、その両端が第2可動フレー
ム42に回転可能に支持され、図示しないモータにより
回転駆動されるようになっている。そしてねじ棒45に
は第3可動フレーム43が螺合され、ねじ棒45の回転
により第3可動フレーム43はレール42aに沿って移
動することができる。
【0030】また、第3可動フレーム43には、トンネ
ル長手方向に沿って後方に延出する軸ボス部43aが一
体的に設けられる。軸ボス部43aには第1回動軸46
が軸受48を介して回転可能に挿通される。第1回動軸
46は第1回動フレーム47に一体的に設けられたもの
である。軸ボス部43aの先端には支持板49が設けら
れ、支持板49には上下左右に4つのモータ50が取り
付けられる。各モータ50のギヤ51は、第1回動フレ
ーム47の大径ギヤ52に噛合され、これにより第1回
動フレーム47は第1回動軸46回りを駆動されるよう
になる。
【0031】第1回動フレーム47には、トンネル高さ
方向に沿う一対の案内ポスト53が固設され、これら案
内ポスト53に案内されて、第4可動フレーム54が昇
降できるようになっている。この昇降動作は第4シリン
ダ55によってなされる。
【0032】また、第4可動フレーム54には、その後
方側にトンネル幅方向に沿う第2回動軸56が設けら
れ、これには第2回動フレーム57が回動可能に取り付
けられる。第4可動フレーム54には、トンネル高さ方
向に移動し得る直線ラック58が設けられる。一方、第
2回動フレーム57にも曲線ラック59が設けられ、こ
れらラック58,59が噛合され、直線ラック58が第
5シリンダ60によって昇降されることにより、第2回
動フレーム57は第2回動軸56回りを駆動されること
になる。
【0033】第2回動フレーム57には、上下左右に4
つの把持部材61が設けられる。これら把持部材61
は、トンネル高さ方向に沿った案内軸62に係合して案
内されるようになっている。そしてそれぞれが第6シリ
ンダ63によって駆動されることにより、互いに近接離
間移動し、図示しないセグメント2を把持又は離脱する
ようになっている。
【0034】なお、図1,図2において、64はシール
ドジャッキ、65は排土管及び各種ケーブル類(以下排
土管等という)を示す。
【0035】次に、かかる形態の作用について説明す
る。
【0036】上記装置によるセグメントの搬送、供給及
び組立は以下のように行う。先ず搬送に関しては、3台
の台車11が自走して6枚のセグメント2を立てた状態
で搬送してくる。またこのとき同時に2本の中柱5も、
横にした状態で搬送してくる。そしてこれらセグメント
2及び中柱5が組付けられ、台車11が空となれば、台
車11は立坑に帰還して再び1リング分のセグメント2
及び中柱5を搬送してくる。このようにして、台車11
は、1リング分の組立毎に組立位置と立坑との間を往復
移動する。なお、組立位置の前進に伴い、1リング分の
レール10が継ぎ足される。
【0037】ここで特に、上記搬送装置6においては、
セグメント2をトンネル長手方向に沿って立てた状態で
移送するようにしている。これにより、トンネル幅方向
におけるセグメント2の搬送スペースを縮小でき、十分
な通路スペースや、排土管等65を置くスペースを確保
することができる。特に、トンネル3内には中柱5が立
っており、これではセグメント2が干渉してしまい、従
来の横置きの台車は用いることができない。かかる搬送
装置6では台車11上にセグメント2を立てて置くた
め、中柱5で仕切られた限られたスペースでも搬送が可
能となる。なお、かかる形態では中央の領域を搬送スペ
ースとしたが、これは任意であり左右の領域を用いても
構わない。
【0038】また、上記搬送装置6においては、セグメ
ント2を複列に、ここでは2列に移送している。このた
め、複数のセグメント2を同時に組立位置に搬送でき、
十分な搬送効率を得ることができる。
【0039】このように、上記構成にあっては、移送手
段としての台車11がセグメント2を2列同時に搬送し
ており、台車11が2列分で共通となっている。しかし
ながら、2列或いはそれ以上の複列分、個々に台車を設
けることも当然可能である。
【0040】次に、搬送装置6から供給装置9へのセグ
メント2の受け渡しであるが、これは台車11のスラッ
トコンベヤ12を駆動し、台車11を固定したままセグ
メント2を前方に移送させることで行う。このとき、図
1に示すように、台車11のスラットコンベヤ12と、
供給装置9のスラットコンベヤ24とのトンネル幅方向
に沿った位置を合わせておく。また、それぞれのスラッ
トコンベヤ12,24の運転速度も合わせておく。こう
することで、台車11上のセグメント2は供給装置9の
スラットコンベヤ24上にスムーズに移送される。
【0041】ここで図1は、トンネル後方から見て右側
のセグメント2を受け渡すときの状態を示し、左側のセ
グメント2を受け渡すときは、供給装置9の基台19を
左側に移動させ、スラットコンベヤ24の同様な位置合
わせを行う。台車11のスラットコンベヤ12は、片側
ずつ全台車分同時に駆動され、これによりセグメント2
の同時連続移送が達成される。
【0042】このように、台車11にコンベヤ手段とし
てのスラットコンベヤ12を設けたので、台車11を停
止させながらもセグメント2の移送が可能となり、搬送
効率、搬送自由度を高められる。また、供給装置9にも
コンベヤ手段としてのスラットコンベヤ24を設けたの
で、搬送装置6から供給装置9へのセグメント2の受け
渡しをスムーズに実行できる。
【0043】ここで、コンベヤ手段としては、無端状の
循環搬送面を有するベルトコンベヤ、エプロンコンベ
ヤ、キャタピラコンベヤ等様々な形式のものを採用し得
るが、本装置の如くスラットコンベヤ12とすると、セ
グメント2に付加される面圧を下げられ、その損傷を防
止できる。即ち、スラットコンベヤ12は、そのスラッ
ト15による荷受面が平面の金属でできているので、他
のコンベヤのような線当たりがない。よって、セグメン
ト2を常時一様な面当たりとすることができ、セグメン
ト2の損傷防止を図れる。
【0044】また、以下のような特徴もある。図16は
台車11のスラットコンベヤ12の部分断面を示すが、
そのスラット15には溝66が設けられ、この溝66に
セグメント2のシール67を収容するようになってい
る。こうすると、セグメント2の荷重でシール67が潰
れるのを防止でき、搬送時におけるシール67の保護が
図れる。特に、従来の横積み方式ではシール67に荷重
を受けないが、本装置の如く縦積みとした場合はシール
67に荷重を受けるので、この構成は大変有利である。
なお、図示省略するが供給装置9のスラットコンベヤ2
4にも同様の構成がなされている。
【0045】次にセグメント2の供給であるが、図4に
示すように、台車11上のセグメント2を仮想線2cで
示す位置まで前方に移送し、この位置で把持シリンダ2
7を収縮させ、押さえ部材35とスラットコンベヤ24
との間に把持させる。この後、突張用ジャッキ28を伸
長させて突っ張りをかけ、予め転倒を防止しておく。さ
らに、モータ25を運転してスイングアーム部材22を
前方に90°回動させ、セグメント2を仮想線2dで示す
位置に位置させる。この位置が組立装置8への受渡し位
置となる。
【0046】こうすることで、前記搬送装置6から受け
渡されたセグメント2を、スムーズに組立装置8に供給
することが可能となる。特に、支持軸21及びスイング
アーム部材22の基端部を中柱5の外側に突出させるよ
うにしたので、中柱5で挟まれた狭い場所でもセグメン
ト2を回すことができ、供給が可能となる。なお、上述
の例は後方から見て右側のセグメント2の供給の場合で
あるが、左側の場合は基台19の位置合わせを行ってセ
グメント2を把持した後、基台19を図示する位置に戻
し、前記同様の回動を行えばよい このように、上記構成においては、スイングアーム部材
22、把持シリンダ27、押さえ部材35及びスラット
コンベヤ24が把持手段を構成し、モータ25、ラック
20及び伝達機構26が、把持手段を支持軸21回りに
回動させる回動手段を構成する。
【0047】次に、セグメント2の組立てについて説明
する。
【0048】図9乃至図14は、いずれも掘進方向後方
から組立装置8を見た図である。なお以下においては、
トンネル3の長手方向(紙面厚さ方向)に沿った軸を
「1軸」、幅方向に沿った軸を「2軸」という。
【0049】先ず図9(a)に示すように、最初の1ピ
ース目(No.1セグメント)について、組立装置8は受渡
し位置で、セグメント2を2軸方向に沿って立てた状態
で把持する。このとき把持は、第2回動フレーム57の
把持部材61でセグメント2を上下から挟んで行う。
【0050】次に、第3可動フレーム43を2軸方向左
側に移動させ、排土管等65をかわした後僅かに下降さ
せ、第2回動フレーム57を2軸回りに下方に90°回動
させ、セグメント2を横倒しにする。
【0051】次に図9(b)に示すように、第4シリン
ダ55を伸長させて第2回動フレーム57を下降させ、
セグメント2を横のままシールドフレーム7上に載置す
る。そしてセグメント2を一旦離し、第3可動フレーム
43を2軸方向左側に移動させてセグメント2を持ち変
え、図9(c)に示すように、第3可動フレーム43を
2軸方向右側に移動させて、セグメント2を排土管等6
5の下方で移動させながら右端に突き当てる。こうし
て、No.1セグメント2の組付位置への位置決めが終了す
る。
【0052】次に2ピース目(No.2セグメント)である
が、図10(a)に示すように、先ず受渡し位置でセグ
メント2を把持し、第3可動フレーム43を2軸方向左
側に移動させ、セグメント2を左端に位置させる。そし
て僅かな下降後、第2回動フレーム57を2軸回りに下
方に90°回動させ、セグメント2を横倒しにする。さら
に図10(b)に示すように、第4シリンダ55を伸長
させて第2回動フレーム57を下降させ、セグメント2
をシールドフレーム7とNo.1セグメント2との間に載置
すれば、No.2セグメント2の位置決めが終了する。
【0053】次に3ピース目(No.3セグメント)である
が、図11に示すように、先ず受渡し位置でセグメント
2を把持し、第3可動フレーム43を2軸方向左側に移
動させ、セグメント2を左端に位置させる。そして今度
は、第2回動フレーム57を2軸回りに上方に90°回動
させ、セグメント2を持ち上げるような恰好で横倒しに
する。さらに、第4シリンダ55を伸長させて第2回動
フレーム57を上昇させ、セグメント2をシールドフレ
ーム7に突き当てればNo.3セグメント2の位置決めが終
了する。
【0054】この後、図12に示すように、押上ジャッ
キ68でNo.3セグメント2を保持しておく。この押上ジ
ャッキ68は、組立装置8の前方のシールドフレーム7
内に設けられ、必要に応じて後方に延出し、セグメント
2を押上げて保持する。
【0055】次に4ピース目(No.4セグメント)である
が、図12に示すように、先ず受渡し位置でセグメント
2を把持し、第3可動フレーム43を2軸方向右側に移
動させ、セグメント2を右端に位置させる。そして第2
回動フレーム57を2軸回りに上方に90°回動させ、セ
グメント2を横倒しにする。さらに、第4シリンダ55
を伸長させて第2回動フレーム57を上昇させ、セグメ
ント2をNo.3セグメント2とシールドフレーム7との間
に位置させれば、No.4セグメント2の位置決めが終了す
る。なおこの後にも、押上ジャッキ68による保持が同
様になされる。
【0056】次に5ピース目(No.5セグメント)である
が、図13(a)に示すように、先ず受渡し位置でセグ
メント2を把持した後、第3可動フレーム43を2軸方
向左側に移動させて排土管等65をかわす。そして第2
回動フレーム57を2軸回りに上方に90°回動させ、セ
グメント2を横倒しにする。
【0057】さらにこの後、図13(b)に示すよう
に、第3可動フレーム43を2軸方向右側に移動させつ
つ、第1回動フレーム47を1軸回りに時計回りに90°
回動させ、シールドフレーム7や排土管等65をかわし
つつセグメント2を縦にする。さらに図13(c)に示
すように、第4シリンダ55を伸長させ、第2回動フレ
ーム57を右側に伸ばしてセグメント2を上下のセグメ
ント2間に嵌め込む。こうすればNo.5セグメント2の位
置決めが終了する。
【0058】次に6ピース目(No.6セグメント)である
が、図14(a)に示すように、先ず受渡し位置でセグ
メント2を把持した後、第3可動フレーム43を2軸方
向左側に移動させて排土管等65をかわす。そして第2
回動フレーム57を2軸回りに上方に90°回動させ、セ
グメント2を横倒しにする。
【0059】この後、図14(b)に示すように、第1
回動フレーム47を1軸回りに反時計回りに90°回動さ
せセグメント2を縦にする。さらに図14(c)に示す
ように、第4シリンダ55を伸長させてセグメント2を
上下のセグメント2間に嵌め込む。こうすればNo.6セグ
メント2の位置決めが終了する。
【0060】次に中柱5であるが、図15(a)に示す
ように、受渡し位置では下方の把持部材61上に中柱5
が載せられる。ここで中柱5は鉄製であり、把持部材6
1は磁力で中柱5を吸着できるようになっている。この
後、第3可動フレーム43を2軸方向左側に移動させつ
つ、第1回動フレーム47を1軸回りに時計回りに90°
回動させ、中柱5を縦にすると共に、上下のセグメント
2に形成された凹部内に嵌め込む。こうすれば、左側の
中柱5の位置決めが終了し、くさび16を打ち込めば中
柱5が固定される。
【0061】同様に、右側の中柱5については、図15
(b)に示すように、第3可動フレーム43を2軸方向
に沿って適宜左右に移動させつつ、第1回動フレーム4
7を1軸回りに反時計回りに90°回動させ、中柱5を縦
にして位置決めする。この後、くさび16を打ち込んで
中柱5を固定する。
【0062】このように、上記組立装置8によれば、1
リング分の全ピースのセグメント2の組立てを狭い場所
でも行うことができる。
【0063】特に、上記構成においては、第2回動フレ
ーム57、把持部材61及び第6シリンダ63が把持手
段を構成し、直線ラック58、曲線ラック59及び第5
シリンダ60が、把持手段を第2回動軸56回りに回動
させる回動手段を構成する。これにより、立てた状態の
No.1〜No.4セグメント2を、狭い場所でも下方又は上方
に横にすることができ、さらにその把持手段を適宜平行
移動させることにより、所定位置への位置決めないし組
立てが可能となる。
【0064】そしてまた、上記構成においては、モータ
50、モータギヤ51及び大径ギヤ52が、把持手段を
第1回動軸46回りに回動させる別の回動手段を構成す
る。これにより、横にしたNo.5,No.6セグメント2を、
把持したときとは異なる向きで縦にすることができ、狭
い場所でも側方への組立てが可能となる。
【0065】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明してきたが、本発明は上記形態に限定されず、他の
様々な形態を採ることが可能である。また本発明は、位
置関係を90°変えれば立坑にも適用できるし、矩形、小
断面のみならず通常の円形、大断面トンネル等にも有効
である。
【0066】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0067】(1) 本発明に係る搬送装置によれば、
小スペースでの搬送を高効率で行うことができる。
【0068】(2) 本発明に係る供給装置によれば、
上記搬送装置で搬送されてきたセグメントを狭い場所で
もスムーズに供給することができる。
【0069】(3) 本発明に係る組立装置によれば、
上記供給装置から供給されたセグメントを狭い場所でも
好適に姿勢変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送装置、供給装置及び組立装置
を示す平面図である。
【図2】本発明に係る搬送装置、供給装置及び組立装置
を示す側面図である。
【図3】シールド掘進機を示す正面図である。
【図4】供給装置を示す平面図である。
【図5】供給装置を示す側面図である。
【図6】組立装置を示す平面図である。
【図7】組立装置を示す側面図である。
【図8】組立装置を示す部分背面図である。
【図9】セグメントの組立方法を示す背面図である。
【図10】セグメントの組立方法を示す背面図である。
【図11】セグメントの組立方法を示す背面図である。
【図12】セグメントの組立方法を示す背面図である。
【図13】セグメントの組立方法を示す背面図である。
【図14】セグメントの組立方法を示す背面図である。
【図15】中柱の組立方法を示す背面図である。
【図16】スラットコンベヤの部分縦断正面図である。
【符号の説明】
2 セグメント 3 トンネル 6 搬送装置 8 組立装置 9 供給装置 11 台車 12 スラットコンベヤ 15 スラット 20 ラック 21 支持軸 22 スイングアーム部材 24 スラットコンベヤ 25 モータ 26 伝達機構 27 把持シリンダ 35 押さえ部材 46 第1回動軸 50 モータ 51 モータギヤ 52 大径ギヤ 56 第2回動軸 57 第2回動フレーム 58 直線ラック 59 曲線ラック 60 第5シリンダ 61 把持部材 63 第6シリンダ 66 溝 67 シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 泰司 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 渡辺 治 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 望月 修 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 伊野 敏美 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セグメントをトンネル長手方向に沿って
    立てた状態で支持しつつ、トンネル長手方向に走行移動
    する移送手段を設け、該移送手段をトンネル幅方向に複
    列に設けたことを特徴とするセグメントの搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記移送手段が台車であり、該台車が、
    その上面部に、上記セグメントを載置させて移送するコ
    ンベヤ手段を有する請求項1記載のセグメントの搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 上記コンベヤ手段が無端状の循環搬送面
    を有するコンベヤであり、上記循環搬送面が、上記セグ
    メントのシールを収容するための溝を有する請求項2記
    載のセグメントの搬送装置。
  4. 【請求項4】 搬送されてきたセグメントをトンネル長
    手方向に沿って立てた状態で把持する把持手段と、該把
    持手段をトンネル高さ方向に沿った軸回りに回動させ、
    上記セグメントをトンネル幅方向に沿って立てた状態と
    する回動手段とを備えたことを特徴とするセグメントの
    供給装置。
  5. 【請求項5】 上記把持手段が、上記セグメントの搬送
    速度と同速で運転されるコンベヤ手段を有する請求項4
    記載のセグメントの供給装置。
  6. 【請求項6】 供給されたセグメントをトンネル幅方向
    に沿って立てた状態で把持する把持手段と、該把持手段
    をトンネル幅方向に沿った軸回りに回動させ、上記セグ
    メントを横にする回動手段とを備えたことを特徴とする
    セグメントの組立装置。
  7. 【請求項7】 上記把持手段をトンネル長手方向に沿っ
    た軸回りに回動させる別の回動手段をさらに備えた請求
    項6記載のセグメントの組立装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010138562A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Hitachi Zosen Corp セグメントの搬入組立方法およびセグメントの搬入組立設備
CN116946625A (zh) * 2023-08-28 2023-10-27 中煤科工集团上海有限公司 随动段后部支撑装置及具有其的皮带机、tbm主机

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