JPH1018907A - 直噴式ディーゼルエンジンのシリンダヘッドおよびその鋳造型 - Google Patents

直噴式ディーゼルエンジンのシリンダヘッドおよびその鋳造型

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JPH1018907A
JPH1018907A JP8170500A JP17050096A JPH1018907A JP H1018907 A JPH1018907 A JP H1018907A JP 8170500 A JP8170500 A JP 8170500A JP 17050096 A JP17050096 A JP 17050096A JP H1018907 A JPH1018907 A JP H1018907A
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port
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直噴式ディーゼルエンジンのシリンダヘッド
において、冷却水通路の形成を容易化すること等を目的
とする。 【解決手段】 排気ポート14Aの外壁と隣り合う気筒
の吸気ポート12の外壁を一部共用化する(共用外壁1
7)と共に、シリンダヘッド11の終端部にある排気ポ
ート14Aは、隣接する吸気ポート12,13が存在し
ないため、外壁の一部を厚肉に形成することにより、排
気ポート形成用中子の挿入空間を確保し、排気ポート形
成用中子を吸気ポート形成用中子の存在空間の一部を利
用して或いは外壁の厚肉部にて、燃料噴射ノズル取付位
置を迂回しながら湾曲した挿入軌跡となるように冷却水
ジャケット形成用中子の挿入することができるようにし
て、シリンダヘッド一体成形式の燃料噴射ノズルの取付
用ボス15とした場合において、ノズルホール15A周
りに冷却水通路16を容易に確保できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は4弁式の直噴式ディ
ーゼルエンジンのシリンダヘッド及びその鋳造構造に関
し、特に、シリンダヘッドにおける水通路形成技術等に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリンダヘッドに、夫々2つの吸
気弁及び2つの排気弁を備え、かつシリンダヘッドに前
記4つの弁(2つ吸気弁及び2つの排気弁)により開閉
される吸気と排気の4つのポートを夫々有し、該シリン
ダヘッドの4つのポートの略中央部に対応する部位に燃
料噴射ノズルを備えるようにした4弁式の直噴式ディー
ゼルエンジンが知られている。
【0003】かかる4弁式の直噴式ディーゼルエンジン
において、シリンダヘッドの燃料噴射ノズルのノズルホ
ール周りに冷却水通路を形成する等のために有利な構成
として、従来、図8や図9に示すような構造を採用して
いる。即ち、シリンダヘッド1は鋳鉄製であり、シリン
ダヘッド1の吸気ポート2,3、排気ポート4,5の略
中央部に対応する部位に設けられる燃料噴射ノズルの取
付ボス6は、シリンダヘッド1とは別体のパイプを該シ
リンダヘッド1に圧入することによって形成している。
【0004】又、4つの弁の配置は、所謂ダイヤ型と称
されるものであり、バルブセンタがシリンダボアの中心
軸に対して捻じられた位置に4つの弁が配置される。即
ち、クランクシャフトの軸方向と直交する方向とは所定
角度をもって傾斜した方向に吸気弁と排気弁とが並んで
いる配置となっている。このような4弁式の直噴式ディ
ーゼルエンジンは、燃料噴射ノズルの取付ボス6を、シ
リンダヘッド1にパイプを圧入して形成した構成である
ため、燃料噴射ノズルのノズルホール周りの冷却水通路
の形成が容易である利点と、鋳鉄製のシリンダヘッド1
であるため、材料強度が高く、前記パイプ圧入代を大き
くとれることから圧入部の面圧を大きくとれて冷却水や
ガスのシール性に優れる利点と、4つの弁2〜5の配置
がダイヤ型であるため、燃料噴射ノズルの取付ボス6と
排気ポート4,5との間に冷却水通路を形成するのが容
易であり、かつ鋳鉄製のシリンダヘッド1であるため肉
厚を薄くできることにより、冷却水通路の確保が十分に
可能である利点とを有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところ、DOHC形式
のアルミニウム鋳造製シリンダヘッドを有する直噴式デ
ィーゼルエンジンを製作する場合、上述のような従来の
4弁式の直噴式ディーゼルエンジンの構成を採用した場
合、次のような問題点がある。即ち、燃料噴射ノズルの
取付ボスを、シリンダヘッドにパイプを圧入して形成す
る構成を採用した場合には、アルミニウムの材料強度の
面から、パイプの圧入代を大きくとれないことから圧入
部の面圧を大きくとれず、冷却水やガスのシール性確保
が困難である。
【0006】加えて、別体のパイプ圧入方式では、材
料、加工コストの面でも不利である。更に、4つの弁の
配置がダイヤ型である場合、DOHC形式の動弁系配置
を採用することが難しく、ロッカーアーム式のSOHC
形式或いはOHV形式を採用することとなるが、このよ
うな形式では、エンジンの高速域での出力の確保が困難
となる。
【0007】以上のような実情を考慮すると、DOHC
形式のアルミニウム鋳造製シリンダヘッドを有する直噴
式ディーゼルエンジンにあっては、各気筒毎の2つの吸
気弁同士並びに2つの排気弁同士を、夫々クランク軸の
中心軸方向に略直交する方向に並列するように配置さ
れ、燃料噴射ノズルの取付用ボスをシリンダヘッドと一
体成形する構成とする必要がある。
【0008】しかし、このような構成では、燃料噴射ノ
ズルのノズルホール周りの冷却水通路の形成が困難であ
ると共に、燃料噴射ノズル3の取付ボスと排気ポートと
の間に冷却水通路を形成するのが困難であるという問題
点が生起してしまう。そこで、本発明は以上のような従
来の課題を解決するためなされたものであり、各気筒毎
の2つの吸気弁同士並びに2つの排気弁同士を、夫々ク
ランク軸の中心軸方向に略直交する方向に並列するよう
に配置され、燃料噴射ノズルの取付用ボスをシリンダヘ
ッドと一体成形する構成の直噴式ディーゼルエンジンの
シリンダヘッドにおいて、冷却水通路の形成を容易化す
ること等を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、鋳造製のシリンダヘッドに、各気筒毎夫々2
つの吸気弁及び2つの排気弁を備え、かつ前記シリンダ
ヘッドに各気筒毎前記4つの弁により開閉される吸気と
排気の4つのポートを夫々有し、各気筒毎の2つの吸気
弁同士並びに2つの排気弁同士を、夫々クランク軸の中
心軸方向に略直交する方向に並列するように配置してな
る直噴式ディーゼルエンジンにおいて、隣接する気筒の
シリンダヘッド側壁における吸気ポート開口位置を基準
として奥側に延びる各吸気ポートの外壁と該吸気ポート
と隣り合う各排気ポートの外壁とをその最近接点で連接
してポート外壁を共用させる構成とすると共に、前記シ
リンダヘッドの気筒列方向の一方の終端壁側に位置する
排気ポートの外壁を、他の部分の外壁と比較して肉厚に
形成する一方、前記シリンダヘッドの各気筒のシリンダ
ボアの略中心軸に直立して燃料噴射ノズルを設け、該燃
料噴射ノズルの取付用ボスをシリンダヘッドと一体成形
し、前記2つの排気ポートの各スロート部と前記燃料噴
射ノズルの取付用ボスとの間に冷却水通路を形成するよ
うにした。
【0010】かかる請求項1に係る発明において、シリ
ンダヘッドの鋳造時のポート形成用中子を、冷却水ジャ
ケット形成用中子に対して、シリンダ長手方向に対して
直角に挿入する方法では、排気ポートのスロート部と燃
料噴射ノズルの取付用ボスとの間に冷却水通路を形成す
るのが困難である。従って、排気ポートの外壁と隣り合
う気筒の吸気ポートの外壁を一部共用化すると共に、シ
リンダヘッドの終端部にある排気ポートは、隣接する吸
気ポートが存在しないため、外壁の一部を厚肉に形成す
ることにより、排気ポート形成用中子の挿入空間を確保
でき、排気ポート形成用中子を吸気ポート形成用中子の
存在空間の一部を利用して或いは外壁の厚肉部にて、燃
料噴射ノズル取付位置を迂回しながら湾曲した挿入軌跡
となるように冷却水ジャケット形成用中子に挿入するこ
とができる。
【0011】請求項2に係る発明は、前記2つの吸気ポ
ートを、夫々ヘリカルポートとタンジェンシャルポート
として、シリンダヘッドの一方の側壁面に開口して吸気
マニホールドと連通し、前記2つの排気ポートを、各ポ
ートのスロート部からの流れが途中が合流する単一の排
気ポートとして、シリンダヘッドの他方の側壁面に開口
して排気マニホールドと連通した。
【0012】請求項3に係る発明は、シリンダヘッドを
アルミニウム鋳造製とした。請求項4に係る発明は、前
記ディーゼルエンジンを、DOHC形式のエンジンとし
た。請求項5に係る発明は、前記排気ポートの上部及び
下部並びに吸気ポートの下部に夫々冷却水ジャケットを
有し、前記燃料噴射ノズルの取付用ボス周りの前記冷却
水通路により前記上部と下部の冷却水ジャケットとを連
通した。
【0013】請求項6に係る発明は、上記請求項5に係
る発明の直噴式ディーゼルエンジンのシリンダヘッドを
鋳造する鋳造型において、排気ポートのスロート部にお
ける排気ポート形成用中子とシリンダヘッド下型との割
面T3は、排気ポートのスロート部間の冷却水通路の上
面高さ若しくは排気ポート下部の冷却水ジャケット上部
高さのうち高い方の寸法T1、排気ポートの上部壁肉厚
T2、シリンダヘッド下型のポート位置決め用ほぞの高
さT4及び余裕代Δと次式の関係となるように設定し
た。
【0014】T3>T1+T4−T2−Δ かかる請求項5に係る発明においては、吸気ポート形成
用中子を、冷却水ジャケット形成用中子の上部からセッ
トすることが可能となる。この場合、排気ポートの上下
に冷却水通路を設けようとすると、水ジャケット形成用
中子の排気ポート形成用中子配置空間に対し水平方向に
排気ポート形成用中子を挿入する必要がある。
【0015】請求項6に係る発明においては、排気ポー
ト全高を低くするようにし、排気ポート形成用中子のセ
ット性を向上させ、かつ上下の冷却水通路幅を最大限に
確保するようにしている。これにより、排気ポート形成
用中子は、排気ポート上部の壁となる冷却水ジャケット
形成用中子の空間を使用して持ち上げながら水ジャケッ
ト形成用中子の排気ポート形成用中子の配置空間となる
挿入部に挿入される。
【0016】請求項7に係る発明は、鋳造製のシリンダ
ヘッドに、各気筒毎夫々2つの吸気弁及び2つの排気弁
を備え、かつ前記シリンダヘッドに各気筒毎前記4つの
弁により開閉される吸気と排気の4つのポートを夫々有
し、各気筒毎の2つの吸気弁同士並びに2つの排気弁同
士を、夫々クランク軸の中心軸方向に略直交する方向に
並列するように配置してなる直噴式ディーゼルエンジン
において、鋳造時の使用する排気ポート形成用中子の冷
却水ジャケット形成用中子に対する挿入軌跡を燃料噴射
ノズルのノズルホールを迂回しながら湾曲させることに
より、前記ノズルホール周りに冷却水通路を形成するよ
うにした。
【0017】
【発明の効果】請求項1及び7に係る発明によれば、例
えば、請求項3及び4に係る発明のように、出力性能に
優れたDOHC4弁直噴式ディーゼルエンジンにおい
て、軽量なアルミニウム鋳造製シリンダヘッドを用いつ
つ、生産コストが有利で、ガス、水漏れ等の問題が生じ
難い、シリンダヘッド一体成形式の燃料噴射ノズルの取
付用ボスとした場合において、燃料噴射ノズル取付部周
りの冷却水通路を容易に確保でき、冷却性能の向上並び
に耐久性の向上を図ることができる。
【0018】請求項2に係る発明によると、吸気により
シリンダの横方向への強い旋回流(スワール流)を形成
して、燃焼性能向上を図れる吸気ポート形状並びに排気
ポート形状とすることができる。請求項5に係る発明に
よると、吸気ポート形成用中子のセット性を向上でき、
生産性を高めることができるようになる。
【0019】請求項6に係る発明によると、排気ポート
形成用中子のセット性を向上でき、かつ上下の冷却水通
路幅を最大限に確保することがてきる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1及び図2において、直噴式ディ
ーゼルエンジンのアルミニウム鋳造製のシリンダヘッド
11には、夫々直動式の2つの吸気弁及び2つの排気弁
(図示せず)が備えられ、かつ前記シリンダヘッド11
に前記4つの弁により開閉される4つのポート(吸気ポ
ート12,13及び排気ポート14A,14B)が形成
されている。
【0021】各気筒毎の2つの吸気弁同士並びに2つの
排気弁同士は、夫々クランク軸の中心軸方向に略直交す
る方向に並列するように配置される。又、2つの吸気ポ
ート12,13は、夫々ヘリカルポートとタンジェンシ
ャルポートとして、シリンダヘッド11の一方の側面に
開口して図示しない吸気マニホールドと連通される。
【0022】更に、2つの排気ポート14A,14B
は、各ポート14A,14Bのスロート部からの流れが
途中が合流する単一の排気ポート14とされ、シリンダ
ヘッド11の他方の側面に開口して図示しない排気マニ
ホールドと連通される。一方、シリンダヘッド11の各
気筒のシリンダボアの略中心軸に直立して図示しない燃
料噴射ノズルが設けられており、該燃料噴射ノズルの取
付用ボス15はシリンダヘッド11の鋳造時に一体成形
される。
【0023】又、排気ポート14A,14Bの各スロー
ト部と燃料噴射ノズルの取付用ボス15との間には冷却
水通路16が形成される。ここで、吸気弁を2つ備えた
直噴式ディーゼルエンジンでは、燃焼性能向上のため、
吸気によりシリンダの横方向への強い旋回流(スワール
流)を形成するべく、シリンダに対して非対称配置とな
る吸気ポート形状(ヘリカル、タンジェンシャル)とす
る必要がある。
【0024】これに伴い、排気ポートも非対称配置とな
る。このような構成では、ポートのシリンダヘッド11
側壁端面に対して奥まったスロート部に向かうポートは
シリンダ中心から先に進んだ位置までの長さとなる。こ
のため、シリンダヘッド11の鋳造時のポート形成用中
子を、冷却水ジャケット形成用中子20(図2参照)に
対して、シリンダ長手方向に対して直角に挿入する方法
では、排気ポートのスロート部と燃料噴射ノズルの取付
用ボスとの間に冷却水通路を形成するのが困難である
(奥まったポートスロート部におけるポート形成用中子
の挿入軌跡により冷却水通路を形成したい部分は全て駄
肉となる)。
【0025】そこで、本構成では、排気ポート形成用中
子26(図2参照)の挿入軌跡を図1のAに示すように
燃料噴射ノズルのノズルホール15Aを迂回しながら湾
曲した形態にして、ノズルホール15A周りに冷却水通
路16が形成できるようにする。この場合、かかる排気
ポート形成用中子26の挿入空間を確保するため、排気
ポート14Aの外壁と隣り合う気筒の吸気ポート12の
外壁を一部共用化する(図1,図3及び図4の共通外壁
17)。
【0026】これによって、排気ポート形成用中子26
は吸気ポート形成用中子27(図2参照)の存在空間の
一部を利用して前記ノズルホール15Aを迂回しながら
湾曲した挿入軌跡となるように挿入することができる。
又、図5に示すように、シリンダヘッド11の終端部に
ある排気ポート14Aにおいては、隣接する吸気ポート
12,13が存在しないため、排気ポート形成用中子2
6の挿入空間を確保するため、外壁の一部を厚肉に形成
する(厚肉部11A)。
【0027】従って、ポート形成用中子の挿入順序は、
排気ポート形成用中子26、吸気ポート形成用中子2
7,28の順となる。又、吸気ポート12,13は排気
ポート14A,14Bと比較して熱負荷が少ないため、
その上部に冷却水ジャケットを必要としない。従って、
排気ポート14A,14Bの上部及び下部並びに吸気ポ
ート12,13の下部に夫々冷却水ジャケットを設け、
燃料噴射ノズルの取付用ボス15周りの前記冷却水通路
により前記上部と下部の冷却水ジャケットとを連通する
構成とする。
【0028】これにより、吸気ポート形成用中子27,
28を、図2に示すように、冷却水ジャケット形成用中
子20の上部からセットすることが可能となり、セット
性を向上でき、生産性を高めることができるようにな
る。一方、排気ポート14A,14Bはシリンダヘッド
11を横断する形状であるため、その全長が長い。
【0029】従って、排気ポート14A,14Bの上下
に冷却水通路を設けようとすると、水ジャケット形成用
中子20の排気ポート形成用中子配置空間に対し水平方
向に排気ポート形成用中子26を挿入する必要がある。
そこで、本構成においては、排気ポート形成用中子26
は、中子26とシリンダヘッド下型29との見切り線3
0の高さT3(排気ポート14A,14Bのスロート部
における排気ポート形成用中子26とシリンダヘッド下
型29との割面)を高くした形状として、排気ポート1
4A,14B全高を低くするようにし、排気ポート形成
用中子26のセット性を向上させ、かつ上下の冷却水通
路幅を最大限に確保するようにしている。
【0030】この場合、図6に示すように、前記T3
と、排気ポート14A,14Bのスロート部間の冷却水
通路10Bの上面高さ若しくは排気ポート14A,14
B下部の冷却水ジャケット10A上部高さのうち高い方
の寸法T1と、排気ポート14A,14Bの上部壁肉厚
T2と、シリンダヘッド下型29のポート位置決め用ほ
ぞ29Aの高さT4と、余裕代Δとの関係が、次式であ
るように、各種寸法を設定する。
【0031】T3>T1+T4−T2−Δ かかる構成において、排気ポート形成用中子26は、排
気ポート14A,14B上部の壁となる冷却水ジャケッ
ト形成用中子20の空間を使用して持ち上げながら水ジ
ャケット形成用中子20の排気ポート形成用中子の配置
空間となる挿入部19(図4参照)に挿入される。
【0032】これによって、排気ポート形成用中子26
は、冷却水ジャケット形成用中子20の下部の水ジャケ
ット部分に当たる部分22(図7参照)とシリンダヘッ
ド下型29のスロート部分上面に設けられた位置決め用
ほぞ29Aをクリアして所定位置にセットされる。尚、
前記余裕代Δは、中子の寸法バラツキやセット時の位置
バランスを考慮したものである。
【0033】排気ポート14A,14Bのスロート部
は、略円筒形に形成され、シリンダヘッド下型29から
高く略円筒状に伸びて形成された中子部分29Bによっ
て形成され、スロートカッタ等による機械加工でその形
状が仕上げられる。尚、図4及び図7において、18
A,18Bは、冷却水ジャケット形成用中子20におけ
る吸気ポート形成用中子27,28の挿入部、23は、
吸気ポート下部冷却水ジャケット形成部、25は排気ポ
ート下部冷却水ジャケット形成部、24は上下冷却ジャ
ケット連絡通路形成部である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る直噴式ディーゼルエンジンのシ
リンダヘッドの一実施形態の横断面図
【図2】 同上のシリンダヘッドの冷却ジャケット形成
用中子に対するポート形成用中子のセット方法を示す斜
視図
【図3】 同上のジャケットの排気ポート形成部の縦断
面図
【図4】 同上のシリンダヘッドの冷却ジャケット形成
用中子の斜視図
【図5】 同上のシリンダヘッドの横断面図
【図6】 同上のシリンダヘッドの縦断面図
【図7】 同上のシリンダヘッドの冷却ジャケット形成
用中子の下方からの斜視図
【図8】 従来のシリンダヘッドの横断面図
【図9】 従来のシリンダヘッドの横断面図
【符号の説明】
11 シリンダヘッド 11A 厚肉部 12,13 吸気ポート 14,14A,14B 排気ポート 15 燃料噴射ノズルの取付用ボス 16 冷却水通路 17 共通外壁 20 冷却水ジャケット形成用中子 26 排気ポート形成用中子 27,28 吸気ポート形成用中子 30 見切り線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 31/02 F02B 31/02 H F02F 1/24 F02F 1/24 B J 1/42 1/42 D F G K F02M 61/14 310 F02M 61/14 310D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造製のシリンダヘッドに、各気筒毎夫々
    2つの吸気弁及び2つの排気弁を備え、かつ前記シリン
    ダヘッドに各気筒毎前記4つの弁により開閉される吸気
    と排気の4つのポートを夫々有し、各気筒毎の2つの吸
    気弁同士並びに2つの排気弁同士を、夫々クランク軸の
    中心軸方向に略直交する方向に並列するように配置して
    なる直噴式ディーゼルエンジンにおいて、 隣接する気筒のシリンダヘッド側壁における吸気ポート
    開口位置を基準として奥側に延びる各吸気ポートの外壁
    と該吸気ポートと隣り合う各排気ポートの外壁とをその
    最近接点で連接してポート外壁を共用させる構成とする
    と共に、 前記シリンダヘッドの気筒列方向の一方の終端壁側に位
    置する排気ポートの外壁を、他の部分の外壁と比較して
    肉厚に形成する一方、 前記シリンダヘッドの各気筒のシリンダボアの略中心軸
    に直立して燃料噴射ノズルを設け、該燃料噴射ノズルの
    取付用ボスをシリンダヘッドと一体成形し、 前記2つの排気ポートの各スロート部と前記燃料噴射ノ
    ズルの取付用ボスとの間に冷却水通路を形成するように
    したことを特徴とする直噴式ディーゼルエンジンのシリ
    ンダヘッド。
  2. 【請求項2】前記2つの吸気ポートを、夫々ヘリカルポ
    ートとタンジェンシャルポートとして、シリンダヘッド
    の一方の側壁面に開口して吸気マニホールドと連通し、
    前記2つの排気ポートを、各ポートのスロート部からの
    流れが途中が合流する単一の排気ポートとして、シリン
    ダヘッドの他方の側壁面に開口して排気マニホールドと
    連通したことを特徴とする請求項1記載の直噴式ディー
    ゼルエンジンのシリンダヘッド。
  3. 【請求項3】シリンダヘッドはアルミニウム鋳造製であ
    る請求項1又は2記載の直噴式ディーゼルエンジンのシ
    リンダヘッド。
  4. 【請求項4】前記ディーゼルエンジンは、DOHC形式
    のエンジンである請求項1〜3のうちいずれか1つに記
    載の直噴式ディーゼルエンジンのシリンダヘッド。
  5. 【請求項5】前記排気ポートの上部及び下部並びに吸気
    ポートの下部に夫々冷却水ジャケットを有し、前記燃料
    噴射ノズルの取付用ボス周りの前記冷却水通路により前
    記上部と下部の冷却水ジャケットとを連通したことを特
    徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の直噴
    式ディーゼルエンジンのシリンダヘッド。
  6. 【請求項6】請求項5記載の直噴式ディーゼルエンジン
    のシリンダヘッドを鋳造する鋳造型において、排気ポー
    トのスロート部における排気ポート形成用中子とシリン
    ダヘッド下型との割面T3は、排気ポートのスロート部
    間の冷却水通路の上面高さ若しくは排気ポート下部の冷
    却水ジャケット上部高さのうち高い方の寸法T1、排気
    ポートの上部壁肉厚T2、シリンダヘッド下型のポート
    位置決め用ほぞの高さT4及び余裕代Δと次式の関係と
    なるように設定されたことを特徴とする直噴式ディーゼ
    ルエンジンのシリンダヘッド鋳造型。 T3>T1+T4−T2−Δ
  7. 【請求項7】鋳造製のシリンダヘッドに、各気筒毎夫々
    2つの吸気弁及び2つの排気弁を備え、かつ前記シリン
    ダヘッドに各気筒毎前記4つの弁により開閉される吸気
    と排気の4つのポートを夫々有し、各気筒毎の2つの吸
    気弁同士並びに2つの排気弁同士を、夫々クランク軸の
    中心軸方向に略直交する方向に並列するように配置して
    なる直噴式ディーゼルエンジンにおいて、 鋳造時の使用する排気ポート形成用中子の冷却水ジャケ
    ット形成用中子に対する挿入軌跡を燃料噴射ノズルのノ
    ズルホールを迂回しながら湾曲させることにより、前記
    ノズルホール周りに冷却水通路を形成するようにしたこ
    とを特徴とする直噴式ディーゼルエンジンのシリンダヘ
    ッド。
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