JPH10189516A - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
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- JPH10189516A JPH10189516A JP34796996A JP34796996A JPH10189516A JP H10189516 A JPH10189516 A JP H10189516A JP 34796996 A JP34796996 A JP 34796996A JP 34796996 A JP34796996 A JP 34796996A JP H10189516 A JPH10189516 A JP H10189516A
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被洗浄物の表面に形成された微細形状部の内
部に残された汚染物を除去すること。 【解決手段】 ノズルから噴出し、断熱膨脹して形成さ
れたアルゴン固体微粒子23は、被洗浄物4の微細形状
部21に侵入する。微細形状部21に侵入したアルゴン
固体微粒子23は微細形状部21の内壁から熱が加えら
れて、急激に昇華し、微細形状部21内に急激な圧力上
昇が生じる。この圧力によって、微細形状部21中の汚
染物22は微細形状部21から外に飛び出す。微細形状
部21から飛び出した汚染物22は、被洗浄物4の表面
上を流れる不活性ガス25によって系外に排出される。
部に残された汚染物を除去すること。 【解決手段】 ノズルから噴出し、断熱膨脹して形成さ
れたアルゴン固体微粒子23は、被洗浄物4の微細形状
部21に侵入する。微細形状部21に侵入したアルゴン
固体微粒子23は微細形状部21の内壁から熱が加えら
れて、急激に昇華し、微細形状部21内に急激な圧力上
昇が生じる。この圧力によって、微細形状部21中の汚
染物22は微細形状部21から外に飛び出す。微細形状
部21から飛び出した汚染物22は、被洗浄物4の表面
上を流れる不活性ガス25によって系外に排出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被洗浄物の表面を洗浄するのに適した洗浄装置に関し、
特に被洗浄物の表面に形成された微細形状部の内部に残
された、レジストや研磨材の残渣物、エッチングによる
反応生成物などのような汚染物を除去するのに適した洗
浄装置に関するものである。
被洗浄物の表面を洗浄するのに適した洗浄装置に関し、
特に被洗浄物の表面に形成された微細形状部の内部に残
された、レジストや研磨材の残渣物、エッチングによる
反応生成物などのような汚染物を除去するのに適した洗
浄装置に関するものである。
【0002】大規模集積回路(LSI)、液晶表示装置
(LCD)、磁気ディスク、光磁気ディスク、プリント
基板あるいは太陽電池等の製造工程における半導体ウエ
ハを含めた基板の表面上の微粒子や汚れは、最終製品の
歩留まりを大きく低下させる。このため、基板の表面洗
浄が極めて重要である。なお、基板の表面洗浄の廃棄物
により環境破壊を生じさせないことも重要である。
(LCD)、磁気ディスク、光磁気ディスク、プリント
基板あるいは太陽電池等の製造工程における半導体ウエ
ハを含めた基板の表面上の微粒子や汚れは、最終製品の
歩留まりを大きく低下させる。このため、基板の表面洗
浄が極めて重要である。なお、基板の表面洗浄の廃棄物
により環境破壊を生じさせないことも重要である。
【0003】
【従来の技術】従来より種々の表面洗浄方法が提案され
ている。基板の表面洗浄方法としては、化学洗浄また
は溶剤洗浄、物理的研磨、氷微粒子吹き付け、C
O2 微粒子吹き付け、ガス供給、極低温アルゴンガ
ス吹き付けが知られている。
ている。基板の表面洗浄方法としては、化学洗浄また
は溶剤洗浄、物理的研磨、氷微粒子吹き付け、C
O2 微粒子吹き付け、ガス供給、極低温アルゴンガ
ス吹き付けが知られている。
【0004】上記表面洗浄方法の中での方法では、ア
ルゴンが不活性元素であり、固体表面に付着しても悪影
響を与えることは極めて少ないので、有望視されてい
る。また、アルゴンの固化温度は比較的高温であり、冷
却によって固体アルゴンを得ることも比較的容易であ
る。
ルゴンが不活性元素であり、固体表面に付着しても悪影
響を与えることは極めて少ないので、有望視されてい
る。また、アルゴンの固化温度は比較的高温であり、冷
却によって固体アルゴンを得ることも比較的容易であ
る。
【0005】しかしながら、固体アルゴンの微粒子を用
いた実用的な洗浄技術は未だ開発されておらず、高い洗
浄能力を得ることができない。
いた実用的な洗浄技術は未だ開発されておらず、高い洗
浄能力を得ることができない。
【0006】この問題を解決するために、特開平6−2
52114号公報(以下、先行技術と呼ぶ)では、基板
のごとき平板の表面の洗浄にアルゴンを用い、実用的な
洗浄能力を有する「洗浄方法および洗浄装置」を提案し
ている。この先行技術では、ノズル装置からアルゴン微
粒子を含む流体を生成し吹き付け、このノズル装置の吹
き出し方向に被洗浄物を配置し、ノズル装置と被洗浄物
とを相対的に所定方向に移動させている。
52114号公報(以下、先行技術と呼ぶ)では、基板
のごとき平板の表面の洗浄にアルゴンを用い、実用的な
洗浄能力を有する「洗浄方法および洗浄装置」を提案し
ている。この先行技術では、ノズル装置からアルゴン微
粒子を含む流体を生成し吹き付け、このノズル装置の吹
き出し方向に被洗浄物を配置し、ノズル装置と被洗浄物
とを相対的に所定方向に移動させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LSIを製
造する場合、外部に電極を取り出すために電極パッドに
達する微細形状部(コンタクト・ホールと呼ばれる)が
設けられる。また、多層配線を上下方向に接続するため
に層間や基板にそれらを貫通する微細形状部(ビア・ホ
ールと呼ばれる)が設けられる。このようなコンタクト
・ホールやビア・ホール等の微細形状部を形成したとき
に、微細形状部の内部に汚染物が残る。したがって、何
等かの方法によって、この微細形状部の内部に残った汚
染物を除去する必要がある。
造する場合、外部に電極を取り出すために電極パッドに
達する微細形状部(コンタクト・ホールと呼ばれる)が
設けられる。また、多層配線を上下方向に接続するため
に層間や基板にそれらを貫通する微細形状部(ビア・ホ
ールと呼ばれる)が設けられる。このようなコンタクト
・ホールやビア・ホール等の微細形状部を形成したとき
に、微細形状部の内部に汚染物が残る。したがって、何
等かの方法によって、この微細形状部の内部に残った汚
染物を除去する必要がある。
【0008】しかしながら、上記「従来の技術」で述べ
た様にLSIの高集積化に伴って上記微細形状部の開口
部の径が小さくなり、微細形状部の内部に残された汚染
物を除去することが困難になりつつある。
た様にLSIの高集積化に伴って上記微細形状部の開口
部の径が小さくなり、微細形状部の内部に残された汚染
物を除去することが困難になりつつある。
【0009】上記先行技術による洗浄方法および洗浄装
置は、被洗浄物の表面を洗浄する方法および装置であっ
て、微細形状部の内部に残された汚染物を除去できるか
どうかについては確認されていない。
置は、被洗浄物の表面を洗浄する方法および装置であっ
て、微細形状部の内部に残された汚染物を除去できるか
どうかについては確認されていない。
【0010】従って本発明の課題は、被洗浄物の表面に
形成された微細形状部の内部に残された汚染物を効率的
に除去できる洗浄装置を提供することにある。
形成された微細形状部の内部に残された汚染物を効率的
に除去できる洗浄装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記先行
技術に開示された洗浄装置を使用して、被洗浄物の表面
に形成された微細形状部の内部に残された汚染物を除去
できるかどうかを実験した。その実験の結果、所定の条
件を満足すれば、汚染物を完全に除去できることを確認
した。
技術に開示された洗浄装置を使用して、被洗浄物の表面
に形成された微細形状部の内部に残された汚染物を除去
できるかどうかを実験した。その実験の結果、所定の条
件を満足すれば、汚染物を完全に除去できることを確認
した。
【0012】すなわち、本発明は被洗浄物の表面に形成
された微細形状部の内部に残された汚染物を除去するた
めの洗浄装置であって、被洗浄物を収容する真空容器
と;この真空容器中に配置され、アルゴン微粒子を含む
流体を被洗浄物の表面へ向けて吹き出すためのノズル装
置と;真空容器中に配置され、不活性ガスを真空容器に
導入し被洗浄物の表面上の流れを形成するための不活性
ガス導入装置と;真空容器中に配置され、アルゴン微粒
子を含む流体の吹き出し方向および不活性ガスの流れ方
向に被洗浄物の表面が面するように被洗浄物を支持し、
ノズル装置と被洗浄物とを相対的に所定の方向に移動さ
せることができる駆動手段と;真空容器内を排気する排
気手段とを有し、アルゴン微粒子の粒径が微細形状部の
開口部の径より小さくなるように、ノズル装置を構成す
るノズルの孔径を選択したことを特徴とする洗浄装置で
ある。
された微細形状部の内部に残された汚染物を除去するた
めの洗浄装置であって、被洗浄物を収容する真空容器
と;この真空容器中に配置され、アルゴン微粒子を含む
流体を被洗浄物の表面へ向けて吹き出すためのノズル装
置と;真空容器中に配置され、不活性ガスを真空容器に
導入し被洗浄物の表面上の流れを形成するための不活性
ガス導入装置と;真空容器中に配置され、アルゴン微粒
子を含む流体の吹き出し方向および不活性ガスの流れ方
向に被洗浄物の表面が面するように被洗浄物を支持し、
ノズル装置と被洗浄物とを相対的に所定の方向に移動さ
せることができる駆動手段と;真空容器内を排気する排
気手段とを有し、アルゴン微粒子の粒径が微細形状部の
開口部の径より小さくなるように、ノズル装置を構成す
るノズルの孔径を選択したことを特徴とする洗浄装置で
ある。
【0013】
【作用】被洗浄物の表面へ向けてノズルから微細形状部
の開口部の径以下の粒径をもつアルゴン微粒子を含む流
体を吹き付ける。これにより、微細形状部の内部に侵入
したアルゴン微粒子は急激に昇華してアルゴンガスとな
る。これにより、微細形状部の内部で急激な圧力上昇が
生じ、微細形状部の内部の汚染物はその開口部から飛び
出す。真空容器内に導入された不活性ガスは被洗浄物の
表面上に不活性ガスの流れを形成する。これによって、
微細形状部の内部から飛び出てきた汚染物が微細形状部
の内壁及び/又は被洗浄物の表面に再付着するのを防止
する。
の開口部の径以下の粒径をもつアルゴン微粒子を含む流
体を吹き付ける。これにより、微細形状部の内部に侵入
したアルゴン微粒子は急激に昇華してアルゴンガスとな
る。これにより、微細形状部の内部で急激な圧力上昇が
生じ、微細形状部の内部の汚染物はその開口部から飛び
出す。真空容器内に導入された不活性ガスは被洗浄物の
表面上に不活性ガスの流れを形成する。これによって、
微細形状部の内部から飛び出てきた汚染物が微細形状部
の内壁及び/又は被洗浄物の表面に再付着するのを防止
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例を詳細に説明する。図1に、本発明の一実施形態によ
る洗浄装置の基本構成を示す。図示の洗浄装置は、不活
性ガス導入装置と、後述するように、所定の条件を満足
するように選択した点を除いて、上記先行技術と同様の
構成を有し作用をする。
例を詳細に説明する。図1に、本発明の一実施形態によ
る洗浄装置の基本構成を示す。図示の洗浄装置は、不活
性ガス導入装置と、後述するように、所定の条件を満足
するように選択した点を除いて、上記先行技術と同様の
構成を有し作用をする。
【0015】図示の洗浄装置は、気密装置1が、排気装
置8に接続されており、内部を排気して真空容器を構成
することができる。気密装置1内には、複数の孔2を備
えたノズル装置3、および複数の孔6を備えた不活性ガ
ス導入装置7が設けられ、これらの装置に対向した被洗
浄物4を載置する駆動機構5が設けられている。駆動機
構5は、複数の孔2の配列方向であるX方向およびそれ
に垂直な方向であるY方向に駆動可能である。
置8に接続されており、内部を排気して真空容器を構成
することができる。気密装置1内には、複数の孔2を備
えたノズル装置3、および複数の孔6を備えた不活性ガ
ス導入装置7が設けられ、これらの装置に対向した被洗
浄物4を載置する駆動機構5が設けられている。駆動機
構5は、複数の孔2の配列方向であるX方向およびそれ
に垂直な方向であるY方向に駆動可能である。
【0016】ノズル装置3は、冷却器(図示せず)、ガ
ス混合器(図示せず)を介してアルゴン源および窒素ガ
ス源に接続され、複数の孔2からアルゴン/窒素の混合
ガスを真空中に噴出する。
ス混合器(図示せず)を介してアルゴン源および窒素ガ
ス源に接続され、複数の孔2からアルゴン/窒素の混合
ガスを真空中に噴出する。
【0017】噴出されたアルゴンと窒素の混合ガスは、
急速に断熱膨脹を行い、冷却されて多数のアルゴン微粒
子を形成させる。これらのアルゴン微粒子は被洗浄物4
表面に衝突し、表面を洗浄する。
急速に断熱膨脹を行い、冷却されて多数のアルゴン微粒
子を形成させる。これらのアルゴン微粒子は被洗浄物4
表面に衝突し、表面を洗浄する。
【0018】窒素ガスはガス状のまま噴流となって被洗
浄物4表面に流れを形成する。
浄物4表面に流れを形成する。
【0019】不活性ガス導入装置7はガス中の不純物を
除去するフィルター(図示せず)を介して不活性ガス
源、好ましくは窒素ガス源に接続され、複数の孔6から
不活性ガスを真空中に導入される。また、導入装置は前
記ノズル装置と同様の構造で不活性ガスを被洗浄物4表
面に噴出するものでも良い。
除去するフィルター(図示せず)を介して不活性ガス
源、好ましくは窒素ガス源に接続され、複数の孔6から
不活性ガスを真空中に導入される。また、導入装置は前
記ノズル装置と同様の構造で不活性ガスを被洗浄物4表
面に噴出するものでも良い。
【0020】導入された不活性ガスは被洗浄物4表面に
流れを形成し、一旦アルゴン微粒子にて被洗浄物4表面
から除去された汚染物を再び被洗浄物4表面に付着させ
ることなく、ガスに随伴させて排気装置8に入る。
流れを形成し、一旦アルゴン微粒子にて被洗浄物4表面
から除去された汚染物を再び被洗浄物4表面に付着させ
ることなく、ガスに随伴させて排気装置8に入る。
【0021】駆動機構5によって被洗浄物4をX方向に
高速に往復駆動し、Y方向に駆動すると図中のジスザグ
も矢印で概略的に示すように、アルゴン微粒子による軌
跡が形成され、被洗浄物全表面が洗浄できる。
高速に往復駆動し、Y方向に駆動すると図中のジスザグ
も矢印で概略的に示すように、アルゴン微粒子による軌
跡が形成され、被洗浄物全表面が洗浄できる。
【0022】
【実施例】図2にノズル装置3を断面で示す。ノズル装
置3を構成する複数のノズル2の孔はノズル孔径dN を
もつ。
置3を構成する複数のノズル2の孔はノズル孔径dN を
もつ。
【0023】図3(a)を参照して、本発明では、被洗
浄物4の表面に形成された微細形状部21中に残った汚
染物22を除去する。この微細形状部21はサブミクロ
ンオーダの微小な穴あるいは溝である。この微小な微細
形状部21の中にアルゴン固体微粒子23が入り込むた
めには、アルゴン固体微粒子23の粒径Dp は微細形状
部21の径Dh 以下であることが必要である(Dp <D
h )。したがって、微細なアルゴンの液滴(エアロゾ
ル)を形成する必要がある。一般にノズルから噴出され
て形成されるエアロゾル直径δは、ノズル孔径dN に比
例し、噴出速度wN に反比例することが知られている。
すなわち、下記の数式1が成り立つ。
浄物4の表面に形成された微細形状部21中に残った汚
染物22を除去する。この微細形状部21はサブミクロ
ンオーダの微小な穴あるいは溝である。この微小な微細
形状部21の中にアルゴン固体微粒子23が入り込むた
めには、アルゴン固体微粒子23の粒径Dp は微細形状
部21の径Dh 以下であることが必要である(Dp <D
h )。したがって、微細なアルゴンの液滴(エアロゾ
ル)を形成する必要がある。一般にノズルから噴出され
て形成されるエアロゾル直径δは、ノズル孔径dN に比
例し、噴出速度wN に反比例することが知られている。
すなわち、下記の数式1が成り立つ。
【0024】
【数1】
【0025】一方、ノズル2より噴出されるエアロゾル
の噴出速度wN は音速を越えることはないので、微細な
エアロゾルを形成するためにノズル孔径dN を小さくす
る必要がある。本発明者は、このノズル孔径dN は0.
1〜0.4mmの範囲であることが望ましいことを実験
で確認した。
の噴出速度wN は音速を越えることはないので、微細な
エアロゾルを形成するためにノズル孔径dN を小さくす
る必要がある。本発明者は、このノズル孔径dN は0.
1〜0.4mmの範囲であることが望ましいことを実験
で確認した。
【0026】ノズル孔径dN が小さければ小さいほど微
細なエアロゾルが形成できるが、一方、小径の場合、ノ
ズル孔内壁の表面粗度を低くすることが難しく、ノズル
孔からの発塵が起こり好ましくない。
細なエアロゾルが形成できるが、一方、小径の場合、ノ
ズル孔内壁の表面粗度を低くすることが難しく、ノズル
孔からの発塵が起こり好ましくない。
【0027】逆にノズル孔径が大きくなると研磨によっ
てノズル孔内壁から発塵を抑制できるが微細なエアロゾ
ルを形成しにくくなり好ましくない。
てノズル孔内壁から発塵を抑制できるが微細なエアロゾ
ルを形成しにくくなり好ましくない。
【0028】図3(a)に示されるように、ノルズ2か
ら噴出し、断熱膨脹して形成されたアルゴン固体微粒子
23は、被洗浄物4の表面に形成された微細形状部21
の中に侵入する。
ら噴出し、断熱膨脹して形成されたアルゴン固体微粒子
23は、被洗浄物4の表面に形成された微細形状部21
の中に侵入する。
【0029】図3(b)に移って、被洗浄物4の温度は
常温であり、一方、アルゴン固体微粒子23の温度は、
真空容器1内の圧力により変わるが、80K(−193
℃)前後となる。微細形状部21中に侵入したアルゴン
固体微粒子23は、微細形状部21の側壁及び/又は底
部から熱が加えられ、急激に昇華し、アルゴン固体の大
きさの約700倍のアルゴン気体となる。
常温であり、一方、アルゴン固体微粒子23の温度は、
真空容器1内の圧力により変わるが、80K(−193
℃)前後となる。微細形状部21中に侵入したアルゴン
固体微粒子23は、微細形状部21の側壁及び/又は底
部から熱が加えられ、急激に昇華し、アルゴン固体の大
きさの約700倍のアルゴン気体となる。
【0030】例えば、真空容器1の圧力が40kPa
で、ガス温度が80Kとする。また、微細形状部21の
開口部の径Dh が0.2μmで、深さが1μmの穴状で
あって、その体積が3.1×10-14 ccであるとす
る。このような場合、粒径が0.1μの球の固体が昇華
すると、3.9×10-13 ccのガスが微小な微細形状
部21内で発生し、微細形状部21内で急激な圧力上昇
が生じる。この圧力上昇に起因する圧力波24が微細形
状部21の底部に達すると、圧力波24がそこで反射
し、図3(c)に示されるように、微細形状部21の開
口部へ抜ける。この圧力によって、微細形状部21中の
汚染物22は微細形状部21の開口部から微細形状部2
1の外へ飛び出すことになる。
で、ガス温度が80Kとする。また、微細形状部21の
開口部の径Dh が0.2μmで、深さが1μmの穴状で
あって、その体積が3.1×10-14 ccであるとす
る。このような場合、粒径が0.1μの球の固体が昇華
すると、3.9×10-13 ccのガスが微小な微細形状
部21内で発生し、微細形状部21内で急激な圧力上昇
が生じる。この圧力上昇に起因する圧力波24が微細形
状部21の底部に達すると、圧力波24がそこで反射
し、図3(c)に示されるように、微細形状部21の開
口部へ抜ける。この圧力によって、微細形状部21中の
汚染物22は微細形状部21の開口部から微細形状部2
1の外へ飛び出すことになる。
【0031】また、サブミクロンオーダのアルゴン固体
微粒子23の衝撃力は弱いので、被洗浄物4の表面外に
汚染物22を排出することは難しい。従って、真空容器
1の端部より加圧された不活性ガス(例えば、窒素ガ
ス)を不活性ガス導入装置7より吹き込むことにより、
図3(c)に示されるように、被洗浄物4の表面上に不
活性ガス25の流れを作る。これによって、汚染物22
を系外に排出する。この不活性ガス25の流速の範囲は
1〜10m/秒の範囲が良く、約6m/秒が望ましい。
不活性ガス25の流速が大きいと、被洗浄物4の表面の
流れが乱れ、汚染物22の被洗浄物4への再付着が生じ
好ましくない。
微粒子23の衝撃力は弱いので、被洗浄物4の表面外に
汚染物22を排出することは難しい。従って、真空容器
1の端部より加圧された不活性ガス(例えば、窒素ガ
ス)を不活性ガス導入装置7より吹き込むことにより、
図3(c)に示されるように、被洗浄物4の表面上に不
活性ガス25の流れを作る。これによって、汚染物22
を系外に排出する。この不活性ガス25の流速の範囲は
1〜10m/秒の範囲が良く、約6m/秒が望ましい。
不活性ガス25の流速が大きいと、被洗浄物4の表面の
流れが乱れ、汚染物22の被洗浄物4への再付着が生じ
好ましくない。
【0032】尚、真空容器1の圧力はアルゴンの三重点
(68kPa)以下である必要がある。上記不活性ガス
25の流れを少量の不活性ガスで作りだすためには、真
空容器1の圧力は5〜50kPaの範囲にあることが望
ましい。
(68kPa)以下である必要がある。上記不活性ガス
25の流れを少量の不活性ガスで作りだすためには、真
空容器1の圧力は5〜50kPaの範囲にあることが望
ましい。
【0033】真空容器1の圧力を低くするには、使用ガ
ス量あるいは排出系のコンダクタンスにもよるが、排気
容量の大きいあるいは高真空用の高価な排気装置8が必
要となり実用上好ましくない。
ス量あるいは排出系のコンダクタンスにもよるが、排気
容量の大きいあるいは高真空用の高価な排気装置8が必
要となり実用上好ましくない。
【0034】[実験例1]真空容器1の内部を排気装置
8で排気して、その内部の圧力を30kPaとした。微
細形状部21として、径Dh が0.2μm、深さが1μ
mのものを被洗浄物4の表面に形成した。この微細形状
部21の中に、粒径が0.04μmのポリスチレンラテ
ックス(PSL)を数十個埋め込んだ。制御弁によっ
て、アルゴンガス源から出てくるアルゴンガスの量を4
0Nリットル/分に、窒素ガス源からでてくる窒素ガス
の量を4Nリットル/分に調整した。不活性ガス導入装
置へ100Nリットル/分の窒素ガスを流した。冷却器
によってAr+N2 の混合ガスを100K(−173
℃)まで冷却した。ノズル装置3のノズル2のノズル孔
径dN を0.18mmとした。
8で排気して、その内部の圧力を30kPaとした。微
細形状部21として、径Dh が0.2μm、深さが1μ
mのものを被洗浄物4の表面に形成した。この微細形状
部21の中に、粒径が0.04μmのポリスチレンラテ
ックス(PSL)を数十個埋め込んだ。制御弁によっ
て、アルゴンガス源から出てくるアルゴンガスの量を4
0Nリットル/分に、窒素ガス源からでてくる窒素ガス
の量を4Nリットル/分に調整した。不活性ガス導入装
置へ100Nリットル/分の窒素ガスを流した。冷却器
によってAr+N2 の混合ガスを100K(−173
℃)まで冷却した。ノズル装置3のノズル2のノズル孔
径dN を0.18mmとした。
【0035】この実験の結果、本発明者らは、電子顕微
鏡で微細形状部21を観察したところ、微細形状部21
の中にはPSLがなくなったことを確認した。
鏡で微細形状部21を観察したところ、微細形状部21
の中にはPSLがなくなったことを確認した。
【0036】[実験例2]微細形状部21に埋め込む汚
染物としてPSLの代わりにシリカ粒子を使用した点を
除いて、上記実験例1と同様である。シリカ粒子は、そ
の粒径が0.05μmのものを使用した。
染物としてPSLの代わりにシリカ粒子を使用した点を
除いて、上記実験例1と同様である。シリカ粒子は、そ
の粒径が0.05μmのものを使用した。
【0037】この実験の結果、本発明者らは、電子顕微
鏡で微細形状部21を観察したところ、微細形状部21
の中にはシリカ粒子がなくなったことを確認した。
鏡で微細形状部21を観察したところ、微細形状部21
の中にはシリカ粒子がなくなったことを確認した。
【0038】以上、本発明をその好ましい実施の形態に
よって説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定
せず、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可
能である。また、以上の説明あるいは図示したノズルの
配置、その数は例示であって、制限的なものではない。
被洗浄物4の形状や大きさなどによって、適宜選択、変
更されるものである。また、窒素ガスを加温の上真空容
器内に導入しても良く、窒素ガス以外の不活性ガスを使
用しても良い。被洗浄物を加温しながら洗浄することも
可能である。混合ガスとしてアルゴンガスとアルゴンよ
りも液化温度の低い他の不活性ガスとの混合ガスを用い
てもよい。
よって説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定
せず、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可
能である。また、以上の説明あるいは図示したノズルの
配置、その数は例示であって、制限的なものではない。
被洗浄物4の形状や大きさなどによって、適宜選択、変
更されるものである。また、窒素ガスを加温の上真空容
器内に導入しても良く、窒素ガス以外の不活性ガスを使
用しても良い。被洗浄物を加温しながら洗浄することも
可能である。混合ガスとしてアルゴンガスとアルゴンよ
りも液化温度の低い他の不活性ガスとの混合ガスを用い
てもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、被洗浄物
の表面へ向けてノズルから微細形状部の開口部の径以下
の粒径をもつアルゴン微粒子を含む流体を吹き付けるこ
とによって、微細形状部の内部にアルゴン微粒子が侵入
し、アルゴン微粒子の昇華によって、微細形状部から汚
染物を飛び出させることができる。また、被洗浄物の表
面上に不活性ガスの流れを形成することによって、微細
形状部から飛び出てきた汚染物が微細形状部の内壁及び
/又は被洗浄物の表面に再付着するのを防止することが
できる。
の表面へ向けてノズルから微細形状部の開口部の径以下
の粒径をもつアルゴン微粒子を含む流体を吹き付けるこ
とによって、微細形状部の内部にアルゴン微粒子が侵入
し、アルゴン微粒子の昇華によって、微細形状部から汚
染物を飛び出させることができる。また、被洗浄物の表
面上に不活性ガスの流れを形成することによって、微細
形状部から飛び出てきた汚染物が微細形状部の内壁及び
/又は被洗浄物の表面に再付着するのを防止することが
できる。
【図1】本発明の一実施の形態による洗浄装置の基本構
成を示す概略図である。
成を示す概略図である。
【図2】図1に示した洗浄装置に使用されるノズル装置
の断面図である。
の断面図である。
【図3】図1に示した洗浄装置による、被洗浄物の表面
に形成された微細形状部に埋められた汚染物の除去の状
態を説明するための図である。
に形成された微細形状部に埋められた汚染物の除去の状
態を説明するための図である。
【符号の説明】 3 ノズル装置 4 被洗浄物 5 駆動機構 7 不活性ガス導入装置 8 排気装置 21 被洗浄物中の微細形状部 22 汚染物 23 アルゴン固体微粒子 24 圧力波 25 不活性ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 秀充 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 被洗浄物の表面に形成された微細形状部
の内部に残された汚染物を除去するための洗浄装置であ
って、 前記被洗浄物を収容する真空容器と、 該真空容器中に配置され、アルゴン微粒子を含む流体を
前記被洗浄物の表面へ向けて吹き出すためのノズル装置
と、 前記真空容器中に配置され、不活性ガスを真空容器中に
導入させるための導入装置と、 前記真空容器中に配置され、前記アルゴン微粒子を含む
流体の吹き出し方向および前記不活性ガズの吹き出し方
向に前記被洗浄物の表面が面するように前記被洗浄物を
保持し、前記ノズル装置と前記被洗浄物とを相対的に所
定の方向に移動させることができる駆動手段と、 前記真空容器内を排気する排気手段とを有し、 前記アルゴン微粒子の粒径が前記微細形状部の開口部の
径以下となるように、前記ノズル装置を構成するノズル
の孔径を選択したことを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項2】 前記ノズルの孔径が0.1〜0.4mm
の範囲にある、請求項1に記載の洗浄装置。 - 【請求項3】 前記不活性ガスの流速が1〜10m/秒
の範囲にある、請求項1に記載の洗浄装置。 - 【請求項4】 前記真空容器の圧力が5〜50kPaの
範囲にある、請求項1に記載の洗浄装置。 - 【請求項5】 被洗浄物の表面に形成された微細形状部
の内部に残された汚染物を除去するための洗浄装置であ
って、 前記被洗浄物を収容する真空容器と、 前記被洗浄物の表面へ向けてノズルから前記微細形状部
の開口部の径以下の粒径をもつアルゴン微粒子を含む流
体を吹き付ける手段と、 前記被洗浄物の表面上に不活性ガスの流れを形成する手
段とを有し、 これによって、前記微細形状部の内部から飛び出てきた
前記汚染物が前記微細形状部の内部の内壁及び/又は前
記被洗浄物の表面に再付着するのを防止するようにした
ことを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項6】 前記ノズルの孔径が0.1〜0.4mm
の範囲にある、請求項5に記載の洗浄装置。 - 【請求項7】 前記不活性ガスの流速が1〜10m/秒
の範囲にある、請求項5に記載の洗浄装置。 - 【請求項8】 前記真空容器の圧力が5〜50kPaの
範囲にある、請求項5に記載の洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34796996A JPH10189516A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34796996A JPH10189516A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10189516A true JPH10189516A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18393847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34796996A Pending JPH10189516A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10189516A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006315934A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Air Water Inc | ガラス基板のカレット除去方法 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP34796996A patent/JPH10189516A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006315934A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Air Water Inc | ガラス基板のカレット除去方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000426 |