JPH10189565A - ウエハボート - Google Patents
ウエハボートInfo
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- JPH10189565A JPH10189565A JP35685896A JP35685896A JPH10189565A JP H10189565 A JPH10189565 A JP H10189565A JP 35685896 A JP35685896 A JP 35685896A JP 35685896 A JP35685896 A JP 35685896A JP H10189565 A JPH10189565 A JP H10189565A
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- Japan
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- wafer
- film
- wafer boat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 膜厚の面内及び面間の均一性を高めることが
できるウエハボートを提供する。 【解決手段】 縦型熱処理炉15で熱処理すべき複数の
半導体ウエハWを所定のピッチで支持するウエハボート
において、複数の支柱2と、前記ウエハの周縁部を支持
するために前記支柱に形成されたウエハ支持溝部6と、
前記ウエハと略同じ大きさ或いはそれ以上の大きさに形
成されて、上下に隣り合う前記ウエハ支持溝部間に設け
られた膜厚均一化板54とを備えるように構成する。こ
れにより、ウエハの上面の対向面の膜種を同一のものと
し、膜厚の均一化を図る。
できるウエハボートを提供する。 【解決手段】 縦型熱処理炉15で熱処理すべき複数の
半導体ウエハWを所定のピッチで支持するウエハボート
において、複数の支柱2と、前記ウエハの周縁部を支持
するために前記支柱に形成されたウエハ支持溝部6と、
前記ウエハと略同じ大きさ或いはそれ以上の大きさに形
成されて、上下に隣り合う前記ウエハ支持溝部間に設け
られた膜厚均一化板54とを備えるように構成する。こ
れにより、ウエハの上面の対向面の膜種を同一のものと
し、膜厚の均一化を図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の半導体ウエ
ハを保持して縦型熱処理炉内へ収容するウエハボートの
関する。
ハを保持して縦型熱処理炉内へ収容するウエハボートの
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路を形成するため
には、半導体ウエハ上に成膜を施したり、この成膜を所
定の回路パターンにエッチングしたりといった操作を多
数回繰り返し行なう。このような成膜処理には、例えば
一度に多数枚、例えば50〜150枚のウエハを処理で
きることからバッチ式の縦型熱処理炉を用いることが多
いが、製品としての半導体集積回路の電気的特性を良好
に維持するためには、成膜のウエハ面内均一性を高く維
持する必要がある。
には、半導体ウエハ上に成膜を施したり、この成膜を所
定の回路パターンにエッチングしたりといった操作を多
数回繰り返し行なう。このような成膜処理には、例えば
一度に多数枚、例えば50〜150枚のウエハを処理で
きることからバッチ式の縦型熱処理炉を用いることが多
いが、製品としての半導体集積回路の電気的特性を良好
に維持するためには、成膜のウエハ面内均一性を高く維
持する必要がある。
【0003】また、この種の半導体集積回路にあって
は、トランジスタ、抵抗、キャパシタ等の多数の素子を
微細化して集積化して組み込んでおり、最近の高密度
化、高集積化の要請に応じて各素子も一層の微細化が要
求されている。
は、トランジスタ、抵抗、キャパシタ等の多数の素子を
微細化して集積化して組み込んでおり、最近の高密度
化、高集積化の要請に応じて各素子も一層の微細化が要
求されている。
【0004】例えばキャパシタを例にとれば、集積度が
向上してその面積が少なくなるとキャパシタ容量も少な
くなるので、所定のキャパシタ容量を確保するために
は、電極間の距離となるキャパシタの容量絶縁膜の厚み
を薄くしたり、或いは高い誘電率の容量絶縁膜を用いて
面積の不足分を補わなければならない。従来において
は、このキャパシタの容量絶縁膜としては、例えばシリ
コンナイトライド(Si3 N4 )とシリコン酸化膜(S
iO2 )の2層構造のものが用いられているが、この種
の容量絶縁膜の誘電率εは3.8〜4.0程度である。
最近のデバイスのデザインルールを考慮すると、容量絶
縁膜の厚みは、絶縁性を確保するための物理的な限界
値、例えば5nm〜8nm程度に達しており、従って、
より小さな微小面積で所定のキャパシタ容量を確保する
ためには、誘電率のより高い容量絶縁膜が求められてい
る。
向上してその面積が少なくなるとキャパシタ容量も少な
くなるので、所定のキャパシタ容量を確保するために
は、電極間の距離となるキャパシタの容量絶縁膜の厚み
を薄くしたり、或いは高い誘電率の容量絶縁膜を用いて
面積の不足分を補わなければならない。従来において
は、このキャパシタの容量絶縁膜としては、例えばシリ
コンナイトライド(Si3 N4 )とシリコン酸化膜(S
iO2 )の2層構造のものが用いられているが、この種
の容量絶縁膜の誘電率εは3.8〜4.0程度である。
最近のデバイスのデザインルールを考慮すると、容量絶
縁膜の厚みは、絶縁性を確保するための物理的な限界
値、例えば5nm〜8nm程度に達しており、従って、
より小さな微小面積で所定のキャパシタ容量を確保する
ためには、誘電率のより高い容量絶縁膜が求められてい
る。
【0005】このような状況下において、上記要請を満
たす新たな容量絶縁膜として、最近、タンタル酸化膜
(Ta2 O5 )が注目されている。このタンタル酸化膜
は誘電率が、27程度と非常に大きく、上記2層構造の
容量絶縁膜よりも誘電率が7倍程大きく、優れた容量絶
縁膜の材料として注目されている。このタンタル酸化膜
を容量絶縁膜として用いる場合には、不純物がドープさ
れたポリシリコンよりなる下部電極の表面を、RTN
(Rapid Thermal Nitride)によ
り窒化処理して窒化膜(シリコンナイトライド)により
覆い、その後、タンタル酸化膜を成膜する。この窒化膜
を設ける理由は、タンタル酸化膜を形成した後にこれを
アニールするが、このアニール時にポリシリコン製の下
部電極が酸化することを防止するためである。
たす新たな容量絶縁膜として、最近、タンタル酸化膜
(Ta2 O5 )が注目されている。このタンタル酸化膜
は誘電率が、27程度と非常に大きく、上記2層構造の
容量絶縁膜よりも誘電率が7倍程大きく、優れた容量絶
縁膜の材料として注目されている。このタンタル酸化膜
を容量絶縁膜として用いる場合には、不純物がドープさ
れたポリシリコンよりなる下部電極の表面を、RTN
(Rapid Thermal Nitride)によ
り窒化処理して窒化膜(シリコンナイトライド)により
覆い、その後、タンタル酸化膜を成膜する。この窒化膜
を設ける理由は、タンタル酸化膜を形成した後にこれを
アニールするが、このアニール時にポリシリコン製の下
部電極が酸化することを防止するためである。
【0006】このようなタンタル酸化膜等を一層高密度
及び高集積化されたデバイス用に成膜する場合には、上
述のように膜厚に関しては非常に高い精度のコントロー
ルが要求されると同時に膜厚の面内均一性も更に高く維
持することが要求され、このような膜厚の均一性に関し
ては、バッチ処理下におけるウエハボートの構造が大き
な影響を与える。
及び高集積化されたデバイス用に成膜する場合には、上
述のように膜厚に関しては非常に高い精度のコントロー
ルが要求されると同時に膜厚の面内均一性も更に高く維
持することが要求され、このような膜厚の均一性に関し
ては、バッチ処理下におけるウエハボートの構造が大き
な影響を与える。
【0007】従来、一般的に知られているウエハボート
は、例えば図11乃至図13に示されている。図11は
ウエハボートを示す一般的な構成図、図12は従来のウ
エハボートの一例を示す部分拡大図、図13は図12中
のA−A線矢視断面図である。図示するようにこのウエ
ハボートは、石英製の例えば3本の支柱2の上下端をリ
ング状の保持板4で固定し(図12には上側の保持板の
み記す)、各支柱2の内側に、その長さ方向に沿って所
定のピッチで多数のウエハ支持溝部6を形成している。
そして、ウエハ支持溝部6に半導体ウエハWを載置させ
て保持し、この状態で、ウエハボート全体を縦型処理炉
内へ挿入して所定の熱処理を行なうようになっている。
は、例えば図11乃至図13に示されている。図11は
ウエハボートを示す一般的な構成図、図12は従来のウ
エハボートの一例を示す部分拡大図、図13は図12中
のA−A線矢視断面図である。図示するようにこのウエ
ハボートは、石英製の例えば3本の支柱2の上下端をリ
ング状の保持板4で固定し(図12には上側の保持板の
み記す)、各支柱2の内側に、その長さ方向に沿って所
定のピッチで多数のウエハ支持溝部6を形成している。
そして、ウエハ支持溝部6に半導体ウエハWを載置させ
て保持し、この状態で、ウエハボート全体を縦型処理炉
内へ挿入して所定の熱処理を行なうようになっている。
【0008】また、従来の他のウエハボートとして、図
14及び図15に示すような構造のウエハボートが提案
されている。尚、図14は図15中のC−C線矢視断面
図、図15は図14中のB−B線矢視断面図である。こ
のウエハボートは、ウエハWを支柱2に直接支持させた
上述のような構造と異なり、3本の支柱2の溝部12で
石英製の載置台8を支え、このリング状の載置台8を所
定のピッチで多数枚配置する。この載置台8には、ウエ
ハWと略同じ大きさのガス流通孔10が設けられて、載
置台8自体はリング状に形成されている。そして、各載
置台8の上面の内側周縁部に複数、例えば3つのつめ状
の支持凸部14を半径方向内側へ僅かに延びるようにし
て設け、このつめ状の支持凸部14にウエハの下面周縁
部を接触させてこれを支持するようになっている。
14及び図15に示すような構造のウエハボートが提案
されている。尚、図14は図15中のC−C線矢視断面
図、図15は図14中のB−B線矢視断面図である。こ
のウエハボートは、ウエハWを支柱2に直接支持させた
上述のような構造と異なり、3本の支柱2の溝部12で
石英製の載置台8を支え、このリング状の載置台8を所
定のピッチで多数枚配置する。この載置台8には、ウエ
ハWと略同じ大きさのガス流通孔10が設けられて、載
置台8自体はリング状に形成されている。そして、各載
置台8の上面の内側周縁部に複数、例えば3つのつめ状
の支持凸部14を半径方向内側へ僅かに延びるようにし
て設け、このつめ状の支持凸部14にウエハの下面周縁
部を接触させてこれを支持するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来のウエハボートの構造では、従来のように集積
度や高密度化の要請がそれ程高くない場合には、問題が
生じなかったが、現在のように集積度や高密度化の要請
が一層高くなり、ナノメートルの単位での膜厚のコント
ロールが要求されると、これを十分に満足させるもので
はなかった。例えば成膜に際しては、一般的にはプロセ
ス温度は、成膜速度が高いことから気相反応が生ずるよ
うな高い温度領域、例えばタンタル酸化膜を成膜するに
は350℃〜480℃程度に設定し、ポリシリコンを成
膜するには600℃〜650℃程度に設定するが、この
気相反応の場合には、ウエハ中心部よりもウエハ周縁部
のエッジ部分における成膜が僅かに厚くなる傾向にあ
る。そのため、膜厚の面内均一性を満足させるためには
プロセス温度を上記それぞれの温度よりも低くして気相
反応ではなく、表面反応により成膜プロセスが行われる
ような温度領域に設定することが行われる。
うな従来のウエハボートの構造では、従来のように集積
度や高密度化の要請がそれ程高くない場合には、問題が
生じなかったが、現在のように集積度や高密度化の要請
が一層高くなり、ナノメートルの単位での膜厚のコント
ロールが要求されると、これを十分に満足させるもので
はなかった。例えば成膜に際しては、一般的にはプロセ
ス温度は、成膜速度が高いことから気相反応が生ずるよ
うな高い温度領域、例えばタンタル酸化膜を成膜するに
は350℃〜480℃程度に設定し、ポリシリコンを成
膜するには600℃〜650℃程度に設定するが、この
気相反応の場合には、ウエハ中心部よりもウエハ周縁部
のエッジ部分における成膜が僅かに厚くなる傾向にあ
る。そのため、膜厚の面内均一性を満足させるためには
プロセス温度を上記それぞれの温度よりも低くして気相
反応ではなく、表面反応により成膜プロセスが行われる
ような温度領域に設定することが行われる。
【0010】しかしながら、この表面反応に際しては、
成膜対象となっているウエハ上面の成膜量が、このウエ
ハの直ぐ上側に位置するウエハの下面の膜種、或いは状
態の影響を受けてしまい、膜厚の面内均一性や面間均一
性を高く維持することが困難であるという問題点があっ
た。例えば図11に示すように一般的には、ウエハボー
トの上下端側には複数枚ずつのダミーウエハW1を常駐
させ、これらのダミーウエハW1の内側(中央側)に個
々の成膜時の膜厚などをモニタするモニタウエハW2を
それぞれ配置し、そして、これらのモニタウエハW2間
に、多数枚の製品ウエハWを配置するようになってい
る。
成膜対象となっているウエハ上面の成膜量が、このウエ
ハの直ぐ上側に位置するウエハの下面の膜種、或いは状
態の影響を受けてしまい、膜厚の面内均一性や面間均一
性を高く維持することが困難であるという問題点があっ
た。例えば図11に示すように一般的には、ウエハボー
トの上下端側には複数枚ずつのダミーウエハW1を常駐
させ、これらのダミーウエハW1の内側(中央側)に個
々の成膜時の膜厚などをモニタするモニタウエハW2を
それぞれ配置し、そして、これらのモニタウエハW2間
に、多数枚の製品ウエハWを配置するようになってい
る。
【0011】この場合、ダミーウエハW1は複数回の成
膜プロセスに亘って常駐されるのでそれぞれの上面及び
下面には同一の膜種が形成されるのに対して、モニタウ
エハW2としてはベアウエハが使用されるので、その下
面は単結晶シリコンに自然酸化膜(SiO2 )が不規則
に形成された状態となっており、また、製品ウエハW
も、全て同一の処理過程を経てきたものが同時にウエハ
ボートに収容されるとは限らず、異なった処理過程を経
てきたウエハWが同一ウエハボートに収容される場合も
あり、各ウエハWの下面は、種々の異なった膜種となっ
ている場合がある。また、例えば、タンタル酸化膜の成
膜の前処理として、下部電極のポリシリコンをRTNに
より窒化処理する場合を例にとれば、ウエハの下面の中
心部は、窒素ガスの不足によりポリシリコンのまま在留
し、エッジのみが窒化処理されてしまう場合もある。
膜プロセスに亘って常駐されるのでそれぞれの上面及び
下面には同一の膜種が形成されるのに対して、モニタウ
エハW2としてはベアウエハが使用されるので、その下
面は単結晶シリコンに自然酸化膜(SiO2 )が不規則
に形成された状態となっており、また、製品ウエハW
も、全て同一の処理過程を経てきたものが同時にウエハ
ボートに収容されるとは限らず、異なった処理過程を経
てきたウエハWが同一ウエハボートに収容される場合も
あり、各ウエハWの下面は、種々の異なった膜種となっ
ている場合がある。また、例えば、タンタル酸化膜の成
膜の前処理として、下部電極のポリシリコンをRTNに
より窒化処理する場合を例にとれば、ウエハの下面の中
心部は、窒素ガスの不足によりポリシリコンのまま在留
し、エッジのみが窒化処理されてしまう場合もある。
【0012】このように、表面反応により成膜する場合
には、ウエハ上面の成膜が、この成膜対象となるウエハ
の直ぐ上側に位置するようにウエハの下面の状態の影響
を受けるので、面間及び面内の膜厚の均一性を高い精度
で得ることは非常に困難であった。本発明は、以上のよ
うな問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案され
たものである。本発明の目的は、膜厚の面内及び面間の
均一性を高めることができるウエハボートを提供するこ
とにある。
には、ウエハ上面の成膜が、この成膜対象となるウエハ
の直ぐ上側に位置するようにウエハの下面の状態の影響
を受けるので、面間及び面内の膜厚の均一性を高い精度
で得ることは非常に困難であった。本発明は、以上のよ
うな問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案され
たものである。本発明の目的は、膜厚の面内及び面間の
均一性を高めることができるウエハボートを提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に規定する発明
は、縦型熱処理炉で熱処理すべき複数の半導体ウエハを
所定のピッチで支持するウエハボートにおいて、複数の
支柱と、前記ウエハの周縁部を支持するために前記支柱
に形成されたウエハ支持溝部と、前記ウエハと略同じ大
きさ或いはそれ以上の大きさに形成されて、上下に隣り
合う前記ウエハ支持溝部間に設けられた膜厚均一化板と
を備えるように構成したものである。請求項2に規定す
る発明は、縦型熱処理炉で熱処理すべき複数の半導体ウ
エハを所定のピッチで支持するウエハボートにおいて、
複数の支柱と、前記ウエハと略同じ大きさに或いはそれ
以上の大きさに形成されて、前記支柱に所定のピッチで
設けられた膜厚均一化板と、この膜厚均一化板の周縁部
に設けられて、前記ウエハの裏面の周縁部と接触してこ
れを支持する支持凸部とを備えるように構成したもので
ある。
は、縦型熱処理炉で熱処理すべき複数の半導体ウエハを
所定のピッチで支持するウエハボートにおいて、複数の
支柱と、前記ウエハの周縁部を支持するために前記支柱
に形成されたウエハ支持溝部と、前記ウエハと略同じ大
きさ或いはそれ以上の大きさに形成されて、上下に隣り
合う前記ウエハ支持溝部間に設けられた膜厚均一化板と
を備えるように構成したものである。請求項2に規定す
る発明は、縦型熱処理炉で熱処理すべき複数の半導体ウ
エハを所定のピッチで支持するウエハボートにおいて、
複数の支柱と、前記ウエハと略同じ大きさに或いはそれ
以上の大きさに形成されて、前記支柱に所定のピッチで
設けられた膜厚均一化板と、この膜厚均一化板の周縁部
に設けられて、前記ウエハの裏面の周縁部と接触してこ
れを支持する支持凸部とを備えるように構成したもので
ある。
【0014】請求項1に規定する発明の場合には、上下
に隣り合うウエハ支持溝部間に平板状の膜厚均一化板を
設けるようにしたので、各ウエハの上面は、それぞれの
ウエハの直ぐ上方に位置する膜厚均一化板の下面、すな
わち裏面と対向するようになるので、各ウエハの上面が
対向する膜厚均一化板は同じ膜種となる。従って、各ウ
エハに対する成膜は全て同じ影響を受けることとなり、
ウエハ間の成膜速度や膜厚に相異が生ずることがなくな
り、膜厚の面間均一性や面内均一性が低下することを大
幅に抑制することが可能となる。
に隣り合うウエハ支持溝部間に平板状の膜厚均一化板を
設けるようにしたので、各ウエハの上面は、それぞれの
ウエハの直ぐ上方に位置する膜厚均一化板の下面、すな
わち裏面と対向するようになるので、各ウエハの上面が
対向する膜厚均一化板は同じ膜種となる。従って、各ウ
エハに対する成膜は全て同じ影響を受けることとなり、
ウエハ間の成膜速度や膜厚に相異が生ずることがなくな
り、膜厚の面間均一性や面内均一性が低下することを大
幅に抑制することが可能となる。
【0015】また、請求項2に規定する発明の場合に
は、平板状の膜厚均一化板を設け、この周縁部にウエハ
を支持するための支持凸部を設けるようにしたので、請
求項1に規定する発明と同様に、各ウエハの上面はそれ
ぞれのウエハの直ぐ上方に位置する膜厚均一化板の下
面、すなわち裏面と対向するようになるので、各ウエハ
の上面が対向する膜厚均一化板は同じ膜種となる。従っ
て、各ウエハに対する成膜は全て同じ影響を受けること
となり、ウエハ間の成膜速度や膜厚に相異が生ずること
がなくなり、膜厚の面間均一性や面内均一性が低下する
ことを大幅に抑制することが可能となる。上記した膜厚
均一化板は、例えば石英により形成することができ、支
柱に固定して容易に外れないように設けるのが好まし
い。
は、平板状の膜厚均一化板を設け、この周縁部にウエハ
を支持するための支持凸部を設けるようにしたので、請
求項1に規定する発明と同様に、各ウエハの上面はそれ
ぞれのウエハの直ぐ上方に位置する膜厚均一化板の下
面、すなわち裏面と対向するようになるので、各ウエハ
の上面が対向する膜厚均一化板は同じ膜種となる。従っ
て、各ウエハに対する成膜は全て同じ影響を受けること
となり、ウエハ間の成膜速度や膜厚に相異が生ずること
がなくなり、膜厚の面間均一性や面内均一性が低下する
ことを大幅に抑制することが可能となる。上記した膜厚
均一化板は、例えば石英により形成することができ、支
柱に固定して容易に外れないように設けるのが好まし
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本実施例に係るウエハボ
ートの一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は
第1の発明に係るウエハボートを収容する縦型熱処理炉
を示す構成図、図2は本発明に係るウエハボートを示す
部分拡大正面図、図3は図2に示すウエハボートの平面
図、図4は図2中のD−D線矢視断面図、図5は図2中
のE−E線矢視断面図である。尚、先に説明した構成部
分と同一部分については同一符号を付す。
ートの一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は
第1の発明に係るウエハボートを収容する縦型熱処理炉
を示す構成図、図2は本発明に係るウエハボートを示す
部分拡大正面図、図3は図2に示すウエハボートの平面
図、図4は図2中のD−D線矢視断面図、図5は図2中
のE−E線矢視断面図である。尚、先に説明した構成部
分と同一部分については同一符号を付す。
【0017】まず、図1を参照して縦型熱処理炉につい
て説明する。図示するようにこの縦型熱処理炉15は、
長手方向が略垂直に配設された円筒状の反応容器16を
有しており、この反応容器16は、耐熱性材料、例えば
石英よりなる外筒18と、この内側に同心的に配置され
た例えば石英よりなる内筒20とにより主に構成され、
2重管構造になっている。上記外筒18及び内筒20
は、ステンレス等からなるマニホールド22によってそ
の下端部が保持されており、このマニホールドはベース
プレート24に固定される。
て説明する。図示するようにこの縦型熱処理炉15は、
長手方向が略垂直に配設された円筒状の反応容器16を
有しており、この反応容器16は、耐熱性材料、例えば
石英よりなる外筒18と、この内側に同心的に配置され
た例えば石英よりなる内筒20とにより主に構成され、
2重管構造になっている。上記外筒18及び内筒20
は、ステンレス等からなるマニホールド22によってそ
の下端部が保持されており、このマニホールドはベース
プレート24に固定される。
【0018】そして、上記反応容器16を囲むように、
例えば抵抗発熱体よりなる円筒状の加熱用ヒータ26が
配置されて熱処理部が構成されている。この加熱用ヒー
タ26の外側には、上記熱処理部を保温するための、例
えばシリカブロックよりなる断熱層28が形成されると
共に、この断熱層28の外側には、これを囲むように装
置全体を保護するための、例えばステンレススチールよ
りなる円筒状の外側ケース30が設けられている。
例えば抵抗発熱体よりなる円筒状の加熱用ヒータ26が
配置されて熱処理部が構成されている。この加熱用ヒー
タ26の外側には、上記熱処理部を保温するための、例
えばシリカブロックよりなる断熱層28が形成されると
共に、この断熱層28の外側には、これを囲むように装
置全体を保護するための、例えばステンレススチールよ
りなる円筒状の外側ケース30が設けられている。
【0019】また、上記マニホールド22の下端部の開
口部には、例えばステンレススチール等からなる円盤状
のキャップ部32が、弾性部材のOリング34を介して
気密封止可能に取り付けられている。上記キャップ部3
2の略中心部には、例えば磁性流体シールにより気密な
状態で回転可能な回転軸36が挿通されている。この回
転軸36の下端は、回転機構38に接続されており、そ
の上端は例えばステンレススチールよりなるターンテー
ブル40が固定されている。
口部には、例えばステンレススチール等からなる円盤状
のキャップ部32が、弾性部材のOリング34を介して
気密封止可能に取り付けられている。上記キャップ部3
2の略中心部には、例えば磁性流体シールにより気密な
状態で回転可能な回転軸36が挿通されている。この回
転軸36の下端は、回転機構38に接続されており、そ
の上端は例えばステンレススチールよりなるターンテー
ブル40が固定されている。
【0020】また、上記ターンテーブル40の上には、
石英からなる保温筒42が設置されており、この保温筒
42上には、本発明に係る例えば石英製のウエハボート
44が載置される。このウエハボート44には多数枚例
えば50〜150枚の半導体ウエハが所定の間隔、例え
ば10mm程度間隔のピッチで収容される。このウエハ
ボート44、保温筒42、ターンテーブル40及びキャ
ップ部32は、昇降機構、例えばボートエレベータ46
により反応容器16内に一体となってロード、アンロー
ドされるように構成されている。
石英からなる保温筒42が設置されており、この保温筒
42上には、本発明に係る例えば石英製のウエハボート
44が載置される。このウエハボート44には多数枚例
えば50〜150枚の半導体ウエハが所定の間隔、例え
ば10mm程度間隔のピッチで収容される。このウエハ
ボート44、保温筒42、ターンテーブル40及びキャ
ップ部32は、昇降機構、例えばボートエレベータ46
により反応容器16内に一体となってロード、アンロー
ドされるように構成されている。
【0021】マニホールド22の下部には、上方すなわ
ちウエハボート44方向に向けて折り曲げられたL字状
の例えば石英からなる処理ガス導入管48が、シール部
材50によりマニホールド22に気密に配設されてお
り、内筒20内の下方に成膜用の処理ガス、例えばペン
タエトキシタンタル、酸素、キャリアガス等を流量制御
しつつ導入し得るようになっている。そして、上記マニ
ホールド22の下部側面には、図示しない真空ポンプに
接続された、例えばステンレススチールよりなる排気管
52が接続されており、内筒20と外筒18との間の間
隙を流下してきた処理済みガスを容器外へ真空排気する
ようになっている。
ちウエハボート44方向に向けて折り曲げられたL字状
の例えば石英からなる処理ガス導入管48が、シール部
材50によりマニホールド22に気密に配設されてお
り、内筒20内の下方に成膜用の処理ガス、例えばペン
タエトキシタンタル、酸素、キャリアガス等を流量制御
しつつ導入し得るようになっている。そして、上記マニ
ホールド22の下部側面には、図示しない真空ポンプに
接続された、例えばステンレススチールよりなる排気管
52が接続されており、内筒20と外筒18との間の間
隙を流下してきた処理済みガスを容器外へ真空排気する
ようになっている。
【0022】このように構成された熱処理炉15内へ収
容される本発明のウエハボート44について説明する。
このウエハボート44は、前述のようにその全体が耐熱
性材料、例えば石英で構成されており、具体的にはこの
ボート44は図2乃至図5にも示すように例えば半円弧
状の部分に配置された3本の支柱2を有し、その上下端
をリング状の保持板4で固定している(図3参照)。
尚、この保持板4は、リング状ではなく円盤状としても
よい。上記3本の支柱2は、保持板4の略半円側におい
て所定の間隔を隔てて配置されており、これと反対側の
半円側がウエハをこれに搬入搬出するための搬入搬出側
となる。これらの3本の支柱2は、図示例においては略
半円弧上において略等間隔で配置されているが、各支柱
2の配置間隔はこれに限定されない。また、支柱の数も
3本に限定されないのは勿論である。
容される本発明のウエハボート44について説明する。
このウエハボート44は、前述のようにその全体が耐熱
性材料、例えば石英で構成されており、具体的にはこの
ボート44は図2乃至図5にも示すように例えば半円弧
状の部分に配置された3本の支柱2を有し、その上下端
をリング状の保持板4で固定している(図3参照)。
尚、この保持板4は、リング状ではなく円盤状としても
よい。上記3本の支柱2は、保持板4の略半円側におい
て所定の間隔を隔てて配置されており、これと反対側の
半円側がウエハをこれに搬入搬出するための搬入搬出側
となる。これらの3本の支柱2は、図示例においては略
半円弧上において略等間隔で配置されているが、各支柱
2の配置間隔はこれに限定されない。また、支柱の数も
3本に限定されないのは勿論である。
【0023】そして、上記各支柱2の内側には、断面半
円状に凹部状に削られた多数のウエハ支持溝部6が支柱
2の長手方向に所定のピッチL1で設けられている。こ
のピッチL1は、例えば8インチウエハの場合には10
mm程度に設定され、一本の支柱2に全部で例えば50
〜150個程度設けられる。そして、このウエハ支持溝
部6に、ウエハWの裏面、すなわち下面の周縁部を接触
させて保持し、これを3点で支持するようになっている
(図5参照)。また、上下方向に隣り合うウエハ支持溝
部6、6間に上記3本の各支柱2を連結するようにして
円盤状の本発明の特徴とする膜厚均一化板54が各支柱
2に例えば溶着により一体的に取付固定されている(図
4参照)。この膜厚均一化板54は例えば石英よりな
り、ウエハWと略同じ厚さで、略同じ大きさか或いはそ
れより僅かに大きく設定されている。
円状に凹部状に削られた多数のウエハ支持溝部6が支柱
2の長手方向に所定のピッチL1で設けられている。こ
のピッチL1は、例えば8インチウエハの場合には10
mm程度に設定され、一本の支柱2に全部で例えば50
〜150個程度設けられる。そして、このウエハ支持溝
部6に、ウエハWの裏面、すなわち下面の周縁部を接触
させて保持し、これを3点で支持するようになっている
(図5参照)。また、上下方向に隣り合うウエハ支持溝
部6、6間に上記3本の各支柱2を連結するようにして
円盤状の本発明の特徴とする膜厚均一化板54が各支柱
2に例えば溶着により一体的に取付固定されている(図
4参照)。この膜厚均一化板54は例えば石英よりな
り、ウエハWと略同じ厚さで、略同じ大きさか或いはそ
れより僅かに大きく設定されている。
【0024】従って、ウエハWをウエハボート44に載
置した場合には、図2に示すようにウエハWと膜厚均一
化板54が上下方向に沿って交互に位置するようにな
り、ウエハWの上面は常に膜厚均一化板54の下面と対
向することになる。図示例では、膜厚均一化板54は、
上下方向に隣り合うウエハ支持溝部6間の略中央に位置
されているが、上下のいずれか一方のウエハ支持溝部6
に偏って設けてもよいし、また、ピッチL1も上述した
値に限定されない。また、このような膜厚均一化板54
は、柱状の石英を薄く円盤状に切断し、これを図12に
示すような従来のウエハボートの支柱2に溶着させるこ
とにより、容易に本発明のウエハボートに改造すること
ができる。
置した場合には、図2に示すようにウエハWと膜厚均一
化板54が上下方向に沿って交互に位置するようにな
り、ウエハWの上面は常に膜厚均一化板54の下面と対
向することになる。図示例では、膜厚均一化板54は、
上下方向に隣り合うウエハ支持溝部6間の略中央に位置
されているが、上下のいずれか一方のウエハ支持溝部6
に偏って設けてもよいし、また、ピッチL1も上述した
値に限定されない。また、このような膜厚均一化板54
は、柱状の石英を薄く円盤状に切断し、これを図12に
示すような従来のウエハボートの支柱2に溶着させるこ
とにより、容易に本発明のウエハボートに改造すること
ができる。
【0025】次に、以上のように構成された本実施例の
作用について説明する。ここでは、タンタル酸化膜(T
a2 O5 )を成膜する場合について説明するが、まず、
未処理の多数枚のウエハWを載置したウエハボート44
を反応容器16の下方よりボートエレベータ46により
上昇させてこれを反応容器16内へ収容し、容器の下端
開口部をキャップ部32により密閉する。尚、ダミーウ
エハやモニタウエハもウエハボートに収容されている。
そして、反応容器16内を所定の圧力下まで真空引きす
ると同時に、加熱用ヒータ26に通電してウエハWを表
面反応が行なわれる所定の処理温度、例えば400℃程
度まで加熱し、これを維持する。そして、ウエハボート
44にこの下方に位置する処理ガス導入管48から流量
制御された成膜用ガスを導入し、このガスを内筒20内
を上昇させながらウエハ間に流し、成膜処理を行なう。
作用について説明する。ここでは、タンタル酸化膜(T
a2 O5 )を成膜する場合について説明するが、まず、
未処理の多数枚のウエハWを載置したウエハボート44
を反応容器16の下方よりボートエレベータ46により
上昇させてこれを反応容器16内へ収容し、容器の下端
開口部をキャップ部32により密閉する。尚、ダミーウ
エハやモニタウエハもウエハボートに収容されている。
そして、反応容器16内を所定の圧力下まで真空引きす
ると同時に、加熱用ヒータ26に通電してウエハWを表
面反応が行なわれる所定の処理温度、例えば400℃程
度まで加熱し、これを維持する。そして、ウエハボート
44にこの下方に位置する処理ガス導入管48から流量
制御された成膜用ガスを導入し、このガスを内筒20内
を上昇させながらウエハ間に流し、成膜処理を行なう。
【0026】ここで成膜過程について、着目すると、こ
のウエハボート44は、ここではタンタル酸化膜を成膜
するために繰り返し使用されたものであり、そのため、
ウエハボート44の全表面すなわち、支柱2の表面は勿
論のこと、各膜厚均一化板54の上面及び下面側には全
面に亘ってタンタル酸化膜が付着しており、同じ膜種と
なっている。さて、このようなウエハボート44を使用
して上述のように未処理のウエハWに対してタンタル酸
化膜の成膜処理を施すと、各ウエハWの上面は、その直
ぐ上方に位置する膜厚均一化板54の下面と対向するこ
ととなり、ここには前述のように同じ膜種であるタンタ
ル酸化膜が付着している。従って、各ウエハWがそれぞ
れの対向面より受ける成膜過程、例えば成膜速度や後述
するインキュベーションタイムは略同じとなり、ウエハ
の面間に亘って膜厚の均一性を高く維持することができ
る。
のウエハボート44は、ここではタンタル酸化膜を成膜
するために繰り返し使用されたものであり、そのため、
ウエハボート44の全表面すなわち、支柱2の表面は勿
論のこと、各膜厚均一化板54の上面及び下面側には全
面に亘ってタンタル酸化膜が付着しており、同じ膜種と
なっている。さて、このようなウエハボート44を使用
して上述のように未処理のウエハWに対してタンタル酸
化膜の成膜処理を施すと、各ウエハWの上面は、その直
ぐ上方に位置する膜厚均一化板54の下面と対向するこ
ととなり、ここには前述のように同じ膜種であるタンタ
ル酸化膜が付着している。従って、各ウエハWがそれぞ
れの対向面より受ける成膜過程、例えば成膜速度や後述
するインキュベーションタイムは略同じとなり、ウエハ
の面間に亘って膜厚の均一性を高く維持することができ
る。
【0027】更には、各膜厚均一化板54の下面はタン
タル酸化膜に覆われて均質化されているので、ウエハの
面内においても膜厚を均一化させた状態で堆積させるこ
とが可能となる。以上の点を図6を参照して更に詳しく
説明する。図6は、ウエハ表面に各種の下地膜を設けて
これにタンタル酸化膜を成膜する際のTa2 O5 膜の成
長量の依存性を示すグラフである。尚、ここでは対向面
については考慮しないものとする。特性Aは、ウエハの
下地がシリコン(ポリシリコンを含む)膜の時のTa2
O5 の成膜状態を示し、特性Bは、ウエハの下地がTa
2 O5 膜の時のTa2 O5の成膜状態を示し、特性Cは
ウエハの下地がSiO2 膜或いはRTN窒化膜の時のT
a2 O5 の成膜状態を示す。
タル酸化膜に覆われて均質化されているので、ウエハの
面内においても膜厚を均一化させた状態で堆積させるこ
とが可能となる。以上の点を図6を参照して更に詳しく
説明する。図6は、ウエハ表面に各種の下地膜を設けて
これにタンタル酸化膜を成膜する際のTa2 O5 膜の成
長量の依存性を示すグラフである。尚、ここでは対向面
については考慮しないものとする。特性Aは、ウエハの
下地がシリコン(ポリシリコンを含む)膜の時のTa2
O5 の成膜状態を示し、特性Bは、ウエハの下地がTa
2 O5 膜の時のTa2 O5の成膜状態を示し、特性Cは
ウエハの下地がSiO2 膜或いはRTN窒化膜の時のT
a2 O5 の成膜状態を示す。
【0028】各ウエハに対して、気相反応ではなく、表
面反応によりTa2 O5 を成膜すると、各特性A、B、
Cは成膜速度は略同じであるが、特性Aの場合には成膜
操作開始直後よりステップ状にある一定量の成膜が堆積
し、特性Bの場合には成膜操作開始直後より膜厚が略ゼ
ロから成膜が行なわれ、特性Cにおいては成膜操作開始
直後は何ら膜が堆積しない一定時間(インキュベーショ
ンタイム)が存在し、その後、成膜が開始されている。
このインキュベーションタイムは、成膜条件にもよる
が、例えば1分間程度である。このインキュベーション
タイムの発生する理由は、成膜のための初期核形成に時
間を要すからであると考えられる。このように下地の膜
種により成膜操作開始後における一定時間内の膜厚が異
なることが判明する。
面反応によりTa2 O5 を成膜すると、各特性A、B、
Cは成膜速度は略同じであるが、特性Aの場合には成膜
操作開始直後よりステップ状にある一定量の成膜が堆積
し、特性Bの場合には成膜操作開始直後より膜厚が略ゼ
ロから成膜が行なわれ、特性Cにおいては成膜操作開始
直後は何ら膜が堆積しない一定時間(インキュベーショ
ンタイム)が存在し、その後、成膜が開始されている。
このインキュベーションタイムは、成膜条件にもよる
が、例えば1分間程度である。このインキュベーション
タイムの発生する理由は、成膜のための初期核形成に時
間を要すからであると考えられる。このように下地の膜
種により成膜操作開始後における一定時間内の膜厚が異
なることが判明する。
【0029】さて、次にウエハの対向面について上述の
ような膜種の相異について考慮すると、成膜対象となる
ウエハの対向面の膜種が特性Aで示すシリコン膜の時に
は、この対向面のシリコン膜に多くのTa2 O5 膜が堆
積する結果、この空間部分における成膜ガスの消費は多
くなってガス濃度が薄くなる結果、成膜対象となるウエ
ハ上面への成膜レートは逆に低下する結果となる。これ
に対して、成膜対象となるウエハの対向面の膜種が特性
Bで示すSiO2 膜やRTN膜の時には、この対向面に
は上記と比較して少ないTa2 O5 膜が堆積する結果、
この空間部分における成膜ガスの消費は少なくなってガ
ス濃度が濃くなる結果、成膜対象となるウエハの上面へ
の成膜レートは逆に上昇する結果となる。
ような膜種の相異について考慮すると、成膜対象となる
ウエハの対向面の膜種が特性Aで示すシリコン膜の時に
は、この対向面のシリコン膜に多くのTa2 O5 膜が堆
積する結果、この空間部分における成膜ガスの消費は多
くなってガス濃度が薄くなる結果、成膜対象となるウエ
ハ上面への成膜レートは逆に低下する結果となる。これ
に対して、成膜対象となるウエハの対向面の膜種が特性
Bで示すSiO2 膜やRTN膜の時には、この対向面に
は上記と比較して少ないTa2 O5 膜が堆積する結果、
この空間部分における成膜ガスの消費は少なくなってガ
ス濃度が濃くなる結果、成膜対象となるウエハの上面へ
の成膜レートは逆に上昇する結果となる。
【0030】対向面の膜種を、Ta2 O5 、RTN窒化
膜、SiO2 膜、Si膜と種々変更して、ベアシリコン
ウエハ上にTa2 O5 膜を同一成膜操作時間だけ成膜処
理を施したところ、図7に示すような結果を得た。尚、
目標膜厚は10nmである。図から明らかなように、対
向膜種がTa2 O5 膜の時は略10nmの膜厚が得られ
ているが、対向膜種がRTN膜及びSiO2 膜の時には
成膜ガスが濃くなっているので、略12nmと厚くなっ
ており、逆に、対向膜種がSi膜の時には成膜ガスが薄
くなっているので、略8nmと薄くなっている。
膜、SiO2 膜、Si膜と種々変更して、ベアシリコン
ウエハ上にTa2 O5 膜を同一成膜操作時間だけ成膜処
理を施したところ、図7に示すような結果を得た。尚、
目標膜厚は10nmである。図から明らかなように、対
向膜種がTa2 O5 膜の時は略10nmの膜厚が得られ
ているが、対向膜種がRTN膜及びSiO2 膜の時には
成膜ガスが濃くなっているので、略12nmと厚くなっ
ており、逆に、対向膜種がSi膜の時には成膜ガスが薄
くなっているので、略8nmと薄くなっている。
【0031】このように、対向面の膜種によって成膜対
象のウエハの上面に堆積する膜厚は異なった影響を受け
るが、本発明のようにウエハ間に膜厚均一化板54が位
置するようなウエハボート構造とすることにより、各ウ
エハの対向面の膜種は全て同じとなり、各ウエハ間に膜
厚の不均一性が生ずることを大幅に抑制することができ
る。この場合、特に、成膜すべき膜種と、ウエハ対向面
の膜種を同一とすることにより(このような操作はウエ
ハボートを同一膜種の成膜に連続使用することにより容
易に可能である)、上記したTa2 O5 の成膜時のよう
に精度の高い膜厚コントロールを行なうことができる。
象のウエハの上面に堆積する膜厚は異なった影響を受け
るが、本発明のようにウエハ間に膜厚均一化板54が位
置するようなウエハボート構造とすることにより、各ウ
エハの対向面の膜種は全て同じとなり、各ウエハ間に膜
厚の不均一性が生ずることを大幅に抑制することができ
る。この場合、特に、成膜すべき膜種と、ウエハ対向面
の膜種を同一とすることにより(このような操作はウエ
ハボートを同一膜種の成膜に連続使用することにより容
易に可能である)、上記したTa2 O5 の成膜時のよう
に精度の高い膜厚コントロールを行なうことができる。
【0032】次に、第2の発明について、図8乃至図1
0を参照して説明する。この第2の発明のウエハボート
58が、図14に示すウエハボートと異なる点は、図1
4においては載置台8をリング状に形成したが、この第
2の発明においては、先の載置台8を単なる円盤状の板
材として構成し、膜厚均一化板とした点である。図9は
図8中のF−F線矢視断面図を示し、図10は図8中の
G−G線矢視断面図を示す。すなわち、このウエハボー
ト58においては、3本の支柱2に等ピッチで形成され
た溝部12に円盤状の例えば石英製の膜厚均一化板60
を支持させて、各支柱2に溶着62により固定し、一体
化してある。この膜厚均一化板60はウエハよりも少し
大きく設定され、ウエハ処理枚数分、例えば全体で50
〜150枚程度設けられる。そして、各膜厚均一化板6
0の上面の周縁部に、複数、例えば3つのつめ状の支持
凸部14を半円状に配置して固定させて設けており、こ
れにウエハの下面周縁部を接触させて支持するようにな
っている。
0を参照して説明する。この第2の発明のウエハボート
58が、図14に示すウエハボートと異なる点は、図1
4においては載置台8をリング状に形成したが、この第
2の発明においては、先の載置台8を単なる円盤状の板
材として構成し、膜厚均一化板とした点である。図9は
図8中のF−F線矢視断面図を示し、図10は図8中の
G−G線矢視断面図を示す。すなわち、このウエハボー
ト58においては、3本の支柱2に等ピッチで形成され
た溝部12に円盤状の例えば石英製の膜厚均一化板60
を支持させて、各支柱2に溶着62により固定し、一体
化してある。この膜厚均一化板60はウエハよりも少し
大きく設定され、ウエハ処理枚数分、例えば全体で50
〜150枚程度設けられる。そして、各膜厚均一化板6
0の上面の周縁部に、複数、例えば3つのつめ状の支持
凸部14を半円状に配置して固定させて設けており、こ
れにウエハの下面周縁部を接触させて支持するようにな
っている。
【0033】また、ここでは図8に示すように最上端に
位置する膜厚均一化板60Aには、支持凸部を設けない
ようにしてこの部分にはウエハを載置しないようにして
いる。この場合にも、前述した第1の発明の場合と同様
に、成膜時には各ウエハの上面は、各膜厚均一化板60
の下面、すなわち裏面と対向するようになるので、膜厚
の面間及び面内の均一性を大幅に向上させることが可能
となる。
位置する膜厚均一化板60Aには、支持凸部を設けない
ようにしてこの部分にはウエハを載置しないようにして
いる。この場合にも、前述した第1の発明の場合と同様
に、成膜時には各ウエハの上面は、各膜厚均一化板60
の下面、すなわち裏面と対向するようになるので、膜厚
の面間及び面内の均一性を大幅に向上させることが可能
となる。
【0034】また、この第2の発明の場合には、上述し
たように図14に示す載置台をリング状に形成すること
なく円盤状の板材として用いればよく、従って、製造工
程がその分簡単となり、コスト的にも有利である。尚、
本実施例では、Ta2 O5 を表面反応により成膜する場
合を例にとって説明したが、これに限定されず、他の膜
種を表面反応により成膜する場合にも適用し得るのは勿
論である。
たように図14に示す載置台をリング状に形成すること
なく円盤状の板材として用いればよく、従って、製造工
程がその分簡単となり、コスト的にも有利である。尚、
本実施例では、Ta2 O5 を表面反応により成膜する場
合を例にとって説明したが、これに限定されず、他の膜
種を表面反応により成膜する場合にも適用し得るのは勿
論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウエハボ
ートによれば、次のように優れた作用効果を発揮するこ
とができる。膜厚均一化板を設けて、成膜対象となる半
導体ウエハの上面を同一膜種に対向させるようにして成
膜を行なうことができるので、膜種が異なることによる
悪影響をなくしてウエハ面内及び面間の膜厚の均一性を
大幅に向上させることができる。従って、精度の高い膜
厚のコントロールを行なうことができ、高密度化及び高
集積化に対応した薄膜を形成することができる。
ートによれば、次のように優れた作用効果を発揮するこ
とができる。膜厚均一化板を設けて、成膜対象となる半
導体ウエハの上面を同一膜種に対向させるようにして成
膜を行なうことができるので、膜種が異なることによる
悪影響をなくしてウエハ面内及び面間の膜厚の均一性を
大幅に向上させることができる。従って、精度の高い膜
厚のコントロールを行なうことができ、高密度化及び高
集積化に対応した薄膜を形成することができる。
【図1】第1の発明に係るウエハボートを収容する縦型
熱処理炉を示す構成図である。
熱処理炉を示す構成図である。
【図2】本発明に係るウエハボートを示す部分拡大正面
図である。
図である。
【図3】図2に示すウエハボートの平面図である。
【図4】図2中のD−D線矢視断面図である。
【図5】図2中のE−E線矢視断面図である。
【図6】ウエハの下地膜に対するタンタル酸化膜の膜厚
の依存性を示すグラフである。
の依存性を示すグラフである。
【図7】対向膜種に対するタンタル酸化膜の膜厚の依存
性を示すグラフである。
性を示すグラフである。
【図8】第2の発明のウエハボートを示す部分拡大正面
図である。
図である。
【図9】図8中のF−F線矢視断面図を示す。
【図10】図8中のG−G線矢視断面図を示す。
【図11】ウエハボートを示す一般的な構成図を示す。
【図12】従来のウエハボートの一例を示す部分拡大図
である。
である。
【図13】図12中のA−A線矢視断面図である。
【図14】従来の他のウエハボートを示す部分拡大図で
ある。
ある。
【図15】図14中のB−B線矢視断面図である。
2 支柱 6ウエハ支持溝部 12 溝部 14 支持凸部 15 縦型熱処理炉 16 反応容器 18 外筒 20 内筒 44 ウエハボート 54,60 膜厚均一化板 56,62 溶着 W 半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多胡 研治 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番41 号 東京エレクトロン東北株式会社相模事 業所内
Claims (4)
- 【請求項1】 縦型熱処理炉で熱処理すべき複数の半導
体ウエハを所定のピッチで支持するウエハボートにおい
て、複数の支柱と、前記ウエハの周縁部を支持するため
に前記支柱に形成されたウエハ支持溝部と、前記ウエハ
と略同じ大きさ或いはそれ以上の大きさに形成されて、
上下に隣り合う前記ウエハ支持溝部間に設けられた膜厚
均一化板とを備えたことを特徴とするウエハボート。 - 【請求項2】 縦型熱処理炉で熱処理すべき複数の半導
体ウエハを所定のピッチで支持するウエハボートにおい
て、複数の支柱と、前記ウエハと略同じ大きさに或いは
それ以上の大きさに形成されて、前記支柱に所定のピッ
チで設けられた膜厚均一化板と、この膜厚均一化板の周
縁部に設けられて、前記ウエハの裏面の周縁部と接触し
てこれを支持する支持凸部とを備えたことを特徴とする
ウエハボート。 - 【請求項3】 前記膜厚均一化板は、前記支柱に接合さ
れて固定されていることを特徴とする請求項1または2
記載のウエハボート。 - 【請求項4】 前記膜厚均一化板は、石英よりなること
を特徴とする請求項1乃至3記載のウエハボート。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35685896A JPH10189565A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ウエハボート |
| US08/991,208 US6156121A (en) | 1996-12-19 | 1997-12-16 | Wafer boat and film formation method |
| KR1019970069898A KR19980064234A (ko) | 1996-12-19 | 1997-12-17 | 웨이퍼보트 및 성막방법 |
| TW086119199A TW392198B (en) | 1996-12-19 | 1997-12-18 | Wafer boat and filmformation method |
| US09/569,297 US6344387B1 (en) | 1996-12-19 | 2000-05-11 | Wafer boat and film formation method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35685896A JPH10189565A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ウエハボート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10189565A true JPH10189565A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18451122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35685896A Pending JPH10189565A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-26 | ウエハボート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10189565A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7176136B2 (en) | 2004-03-15 | 2007-02-13 | Fujitsu Limited | Semiconductor device fabrication method |
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