JPH1019230A - ごみ焼却灰の溶融処理方法及びその溶融炉 - Google Patents
ごみ焼却灰の溶融処理方法及びその溶融炉Info
- Publication number
- JPH1019230A JPH1019230A JP17009296A JP17009296A JPH1019230A JP H1019230 A JPH1019230 A JP H1019230A JP 17009296 A JP17009296 A JP 17009296A JP 17009296 A JP17009296 A JP 17009296A JP H1019230 A JPH1019230 A JP H1019230A
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- JP
- Japan
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- furnace
- molten salt
- melting
- arc
- hearth
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Discharge Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ごみ焼却灰溶融炉の耐火物を傷めることな
く、且つアーク加熱装置の電極が損耗することなく安定
してごみ焼却灰を溶融できる溶融方法とその溶融炉を提
供するものである。 【解決手段】 スラグタップホール(2)と溶融塩オー
バーフローホール(3)を備えた炉壁(1)、各ホール
に接続される樋(4a,4b)及び炉壁(1)とは分離
された炉床(5)がそれぞれ水冷された金属部材からな
る炉体内で、投入された都市ごみ焼却灰(12)を溶融
塩上でアーク発生装置によりアークを発生させて溶融
し、炉体内側表面にセルフコーティング層(13)を形
成しつつ、発生する溶融スラグ(9)はスラグタップホ
ール(2)から樋(4a,4b)を経由して排出し、発
生する溶融塩はオーバーフローホール(3)より樋(4
a,4b)を経由して排出し、発生するメタルは炉床上
に凝固させて炉床(5)を降下させることにより取り出
す。
く、且つアーク加熱装置の電極が損耗することなく安定
してごみ焼却灰を溶融できる溶融方法とその溶融炉を提
供するものである。 【解決手段】 スラグタップホール(2)と溶融塩オー
バーフローホール(3)を備えた炉壁(1)、各ホール
に接続される樋(4a,4b)及び炉壁(1)とは分離
された炉床(5)がそれぞれ水冷された金属部材からな
る炉体内で、投入された都市ごみ焼却灰(12)を溶融
塩上でアーク発生装置によりアークを発生させて溶融
し、炉体内側表面にセルフコーティング層(13)を形
成しつつ、発生する溶融スラグ(9)はスラグタップホ
ール(2)から樋(4a,4b)を経由して排出し、発
生する溶融塩はオーバーフローホール(3)より樋(4
a,4b)を経由して排出し、発生するメタルは炉床上
に凝固させて炉床(5)を降下させることにより取り出
す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみ、下水汚
泥、産業廃棄物等のごみを焼却した際に発生するごみ焼
却灰、とりわけ飛灰また電気炉集塵ダスト等を無害化し
減容せしめるのに適した溶融処理方法並びにその溶融炉
に関する。
泥、産業廃棄物等のごみを焼却した際に発生するごみ焼
却灰、とりわけ飛灰また電気炉集塵ダスト等を無害化し
減容せしめるのに適した溶融処理方法並びにその溶融炉
に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ等のごみ焼却灰の中にはダイオ
キシンや重金属等の有害物質が含まれ、しかもごみ焼却
灰は比重が小さく且つかさ張るという問題があるほか、
そのまま埋立地に投棄する場合、有害物質の溶出防止対
策に多くの費用がかかるだけでなく、近年、その投棄ス
ペースを確保することが困難となってきている。
キシンや重金属等の有害物質が含まれ、しかもごみ焼却
灰は比重が小さく且つかさ張るという問題があるほか、
そのまま埋立地に投棄する場合、有害物質の溶出防止対
策に多くの費用がかかるだけでなく、近年、その投棄ス
ペースを確保することが困難となってきている。
【0003】そこで、ごみ焼却灰を無害化するとともに
容積を大幅に減少し、その有効活用を図る方法として、
各種の溶融スラグ化方法が開発されており、一部は自治
体で採用されている。
容積を大幅に減少し、その有効活用を図る方法として、
各種の溶融スラグ化方法が開発されており、一部は自治
体で採用されている。
【0004】しかし、ごみ焼却灰には、通常、主灰と飛
灰の二種類が発生しており、従来のごみ焼却灰の溶融方
法には、主灰の溶融に関してはほぼ実用の域に達したも
のもある。
灰の二種類が発生しており、従来のごみ焼却灰の溶融方
法には、主灰の溶融に関してはほぼ実用の域に達したも
のもある。
【0005】しかしながら、飛灰については未だ実用的
な方法が確立されていないのが実状である。以下その理
由を述べる。
な方法が確立されていないのが実状である。以下その理
由を述べる。
【0006】一般的に飛灰中にはナトリウムやカリウム
の塩化物を主体とした塩類が多量に含まれており、これ
を溶融すると前記塩類を主体とした溶融塩と、その他の
酸化物を主体とした溶融スラグとが生成し、溶融スラグ
は完全無害化されるが、溶融塩中には幾分溶出有害物を
含有するので、溶融スラグと溶融塩とを分離して取り出
す必要がある。
の塩化物を主体とした塩類が多量に含まれており、これ
を溶融すると前記塩類を主体とした溶融塩と、その他の
酸化物を主体とした溶融スラグとが生成し、溶融スラグ
は完全無害化されるが、溶融塩中には幾分溶出有害物を
含有するので、溶融スラグと溶融塩とを分離して取り出
す必要がある。
【0007】そこで、比重差によって上層部に溶融塩を
生成させ、下層部に溶融スラグを生成させて両者を分離
して取り出す溶融方法として、電力を用いた溶融方法が
知られている。
生成させ、下層部に溶融スラグを生成させて両者を分離
して取り出す溶融方法として、電力を用いた溶融方法が
知られている。
【0008】ところが、従来の電力を用いた溶融炉によ
る溶融は、炉体をすべて耐火物を内張りした炉内での溶
融であるため、前記溶融塩は、炉体の耐火物を激しく侵
食するだけでなく、溶融塩の流動性がきわめて高いため
に耐火物中に浸み込み、しかも溶融塩の電気抵抗が小さ
い特性も加わって漏電現象や短絡現象が生じて安定した
操業を継続することができず、実用的な溶融方法ではな
かった。
る溶融は、炉体をすべて耐火物を内張りした炉内での溶
融であるため、前記溶融塩は、炉体の耐火物を激しく侵
食するだけでなく、溶融塩の流動性がきわめて高いため
に耐火物中に浸み込み、しかも溶融塩の電気抵抗が小さ
い特性も加わって漏電現象や短絡現象が生じて安定した
操業を継続することができず、実用的な溶融方法ではな
かった。
【0009】しかし、飛灰中には特に溶出し易い重金属
や有害物が多量に含まれているために飛灰が特別管理一
般廃棄物に指定され、そのため実用的な溶融処理方法の
確立が強く望まれていた。
や有害物が多量に含まれているために飛灰が特別管理一
般廃棄物に指定され、そのため実用的な溶融処理方法の
確立が強く望まれていた。
【0010】そこで、本出願人の一人が出願した特願平
6−300272号の溶融処理方法は、耐火物を用いな
い単相電気抵抗溶融炉で飛灰を溶融する方法で実施した
場合、実用的な飛灰溶融を実現することができた。
6−300272号の溶融処理方法は、耐火物を用いな
い単相電気抵抗溶融炉で飛灰を溶融する方法で実施した
場合、実用的な飛灰溶融を実現することができた。
【0011】図3は、前記出願のうち耐火物を用いない
単相電気抵抗溶融炉の実施例で、炉床中心部に炉底電極
を設けたタイプの縦断面図で、電気抵抗溶融炉は、スラ
グタップホール2を備えた水冷された金属部材からなる
炉壁1と、前記ホール2に連接する水冷された金属部材
からなる樋4aを有し、電気絶縁物14を介して設けら
れた炉底電極6と炉床昇降装置7を備えている水冷され
た金属部材からなる炉床5と、上部電極11とで構成さ
れている。
単相電気抵抗溶融炉の実施例で、炉床中心部に炉底電極
を設けたタイプの縦断面図で、電気抵抗溶融炉は、スラ
グタップホール2を備えた水冷された金属部材からなる
炉壁1と、前記ホール2に連接する水冷された金属部材
からなる樋4aを有し、電気絶縁物14を介して設けら
れた炉底電極6と炉床昇降装置7を備えている水冷され
た金属部材からなる炉床5と、上部電極11とで構成さ
れている。
【0012】前記構成において、上部電極11を降下さ
せ、ごみ焼却灰12を投入して通電すると、アークが発
生し、ごみ焼却灰12が溶融し、溶融の進行に伴い上部
電極11を上昇させる。
せ、ごみ焼却灰12を投入して通電すると、アークが発
生し、ごみ焼却灰12が溶融し、溶融の進行に伴い上部
電極11を上昇させる。
【0013】定常溶融状態では、ごみ焼却灰12が溶融
されて、溶融スラグ層9、溶融塩層10、ごみ焼却灰中
に含まれる金属が溶融滴下して成長したインゴット8が
形成され、水冷された炉壁1には溶融スラグや溶融塩が
凝固して耐火物の代わりとなるセルフコーティング層1
3が形成される。
されて、溶融スラグ層9、溶融塩層10、ごみ焼却灰中
に含まれる金属が溶融滴下して成長したインゴット8が
形成され、水冷された炉壁1には溶融スラグや溶融塩が
凝固して耐火物の代わりとなるセルフコーティング層1
3が形成される。
【0014】ごみ焼却灰中に含まれる金属は溶融して炉
床5へ滴下し凝固してインゴットを形成し、その成長に
合わせて炉床昇降装置7により炉床5を降下させながら
ごみ焼却灰12を溶融する。
床5へ滴下し凝固してインゴットを形成し、その成長に
合わせて炉床昇降装置7により炉床5を降下させながら
ごみ焼却灰12を溶融する。
【0015】インゴットが所定の大きさに成長すると、
溶融を中断し、溶融スラグ9及び溶融塩10を排出した
後、炉床昇降装置7により水冷炉床5を降下させてイン
ゴット8を取り出す。
溶融を中断し、溶融スラグ9及び溶融塩10を排出した
後、炉床昇降装置7により水冷炉床5を降下させてイン
ゴット8を取り出す。
【0016】セルフコーティング層13は熱及び電気の
絶縁体としての作用があるため、炉床中央部に炉底電極
を設けたタイプでは塩類を多量に含む飛灰でも電気的に
は安定した溶融が可能となる。
絶縁体としての作用があるため、炉床中央部に炉底電極
を設けたタイプでは塩類を多量に含む飛灰でも電気的に
は安定した溶融が可能となる。
【0017】図4は、前記出願のうち耐火物を用いない
三相電気抵抗溶融炉の実施例で、炉床中心部に炉底電極
を設けないタイプの縦断面図で、水冷された金属部材か
らなる炉壁1に設けられたスラグタップホール2に水冷
された金属部材からなる樋4aが連接されている。炉壁
1の下部には、炉壁1とは分離して水冷された金属部材
からなる炉床5が設けられている。炉床5は、炉床昇降
装置7により昇降自在に設けられ、炉体の上部には三相
を用いる3本のアーク電極棒11が配設されている。炉
のスタート時には、ごみ焼却灰の敷滓12a上にくず鉄
層12bを形成し、その上にごみ焼却灰を装入する。
三相電気抵抗溶融炉の実施例で、炉床中心部に炉底電極
を設けないタイプの縦断面図で、水冷された金属部材か
らなる炉壁1に設けられたスラグタップホール2に水冷
された金属部材からなる樋4aが連接されている。炉壁
1の下部には、炉壁1とは分離して水冷された金属部材
からなる炉床5が設けられている。炉床5は、炉床昇降
装置7により昇降自在に設けられ、炉体の上部には三相
を用いる3本のアーク電極棒11が配設されている。炉
のスタート時には、ごみ焼却灰の敷滓12a上にくず鉄
層12bを形成し、その上にごみ焼却灰を装入する。
【0018】ちなみに、この三相電気抵抗溶融炉で飛灰
溶融を行なった場合、導電性の高い溶融塩が電極回りに
発生し、電極間で電流が流れるため、継続的な溶融が困
難であった。
溶融を行なった場合、導電性の高い溶融塩が電極回りに
発生し、電極間で電流が流れるため、継続的な溶融が困
難であった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前記の単相電気抵抗溶
融炉では、飛灰溶融を継続するにつれ大量に溶融塩が析
出してくるため、必要以上に炉壁を高くしなければなら
ず、また、上部電極11を溶融塩層10及び溶融スラグ
層9に浸漬した状態で溶融が進行するため、溶融塩層1
0に浸漬した電極部分は、異状損耗して上部電極の先端
部が損耗部分15から折損する不安がある上に、損耗量
も多いという欠点がある。
融炉では、飛灰溶融を継続するにつれ大量に溶融塩が析
出してくるため、必要以上に炉壁を高くしなければなら
ず、また、上部電極11を溶融塩層10及び溶融スラグ
層9に浸漬した状態で溶融が進行するため、溶融塩層1
0に浸漬した電極部分は、異状損耗して上部電極の先端
部が損耗部分15から折損する不安がある上に、損耗量
も多いという欠点がある。
【0020】さらに、電気抵抗溶融法の特徴として溶融
飛灰の発生が少ない代わりに、飛灰中に含まれる塩類の
大部分は溶融塩となって多量に生成する。この溶融塩中
には溶出有害物が多少含有されており、その後処理が必
要である。一方、溶融飛灰中には鉛や亜鉛等が濃縮され
ており、これらは非鉄原料として利用できる。そのため
なるべく溶融塩の生成を少なく抑え、溶融飛灰に重金属
を濃縮することが得策である。このことからも、溶融ス
ラグの熱で塩を溶融しているために溶融塩温度がやや低
くなるので、溶融塩を積極的に揮散させるには不利であ
る。
飛灰の発生が少ない代わりに、飛灰中に含まれる塩類の
大部分は溶融塩となって多量に生成する。この溶融塩中
には溶出有害物が多少含有されており、その後処理が必
要である。一方、溶融飛灰中には鉛や亜鉛等が濃縮され
ており、これらは非鉄原料として利用できる。そのため
なるべく溶融塩の生成を少なく抑え、溶融飛灰に重金属
を濃縮することが得策である。このことからも、溶融ス
ラグの熱で塩を溶融しているために溶融塩温度がやや低
くなるので、溶融塩を積極的に揮散させるには不利であ
る。
【0021】そこで、本発明は、ごみ焼却灰溶融炉の耐
火物を傷めることなく且つアーク加熱装置の電極が損耗
することなく、しかも溶融塩を積極的に揮散しながら安
定してごみ焼却灰を溶融できる溶融方法とその溶融炉を
提供するものである。
火物を傷めることなく且つアーク加熱装置の電極が損耗
することなく、しかも溶融塩を積極的に揮散しながら安
定してごみ焼却灰を溶融できる溶融方法とその溶融炉を
提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の溶融処理方法
は、スラグタップホールと溶融塩オーバーフローホール
を備えた炉壁、各ホールに接続される樋及び炉壁とは分
離された炉床がそれぞれ水冷された金属部材からなる炉
体内で、投入された都市ごみ焼却灰を溶融塩上でアーク
発生装置によりアークを発生させて溶融し、炉体内側表
面にセルフコーティング層を形成しつつ、発生する溶融
スラグは前記スラグタップホールから樋を経由して排出
し、発生する溶融塩はオーバーフローホールより樋を経
由して排出して大量に溶融塩を溜めないようにし、発生
するメタルは炉床上に凝固させて炉床を降下させること
により取り出す。
は、スラグタップホールと溶融塩オーバーフローホール
を備えた炉壁、各ホールに接続される樋及び炉壁とは分
離された炉床がそれぞれ水冷された金属部材からなる炉
体内で、投入された都市ごみ焼却灰を溶融塩上でアーク
発生装置によりアークを発生させて溶融し、炉体内側表
面にセルフコーティング層を形成しつつ、発生する溶融
スラグは前記スラグタップホールから樋を経由して排出
し、発生する溶融塩はオーバーフローホールより樋を経
由して排出して大量に溶融塩を溜めないようにし、発生
するメタルは炉床上に凝固させて炉床を降下させること
により取り出す。
【0023】また、本発明の溶融炉は、スラグタップホ
ールと溶融塩オーバーフローホールとを備えた炉壁、各
ホールに接続される樋及び炉壁とは分離された炉床がそ
れぞれ水冷された金属部材によって形成された炉体と、
炉床昇降手段と、溶融塩上でアークを発生させるアーク
発生装置を備えた加熱装置が配設されている。
ールと溶融塩オーバーフローホールとを備えた炉壁、各
ホールに接続される樋及び炉壁とは分離された炉床がそ
れぞれ水冷された金属部材によって形成された炉体と、
炉床昇降手段と、溶融塩上でアークを発生させるアーク
発生装置を備えた加熱装置が配設されている。
【0024】アーク発生装置としては、トランスファー
型プラズマトーチあるいは非消耗性アーク電極棒を有す
るアーク発生装置を用いる。
型プラズマトーチあるいは非消耗性アーク電極棒を有す
るアーク発生装置を用いる。
【0025】本発明では、水冷された炉体内で電極を溶
融塩層に浸漬させないで溶融するので、炉体が溶融塩で
浸食されることなく且つ電極を溶融塩層から保護するこ
とができる。また、高熱のアークが薄層の溶融塩に接触
するため、強制的に溶融塩を揮散することができる。
融塩層に浸漬させないで溶融するので、炉体が溶融塩で
浸食されることなく且つ電極を溶融塩層から保護するこ
とができる。また、高熱のアークが薄層の溶融塩に接触
するため、強制的に溶融塩を揮散することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の溶融方法を実施す
るための非消耗電極を用いた溶融装置の断面図である。
るための非消耗電極を用いた溶融装置の断面図である。
【0027】図1において、水冷された金属部材からな
る炉壁1には、スラグタップホール2と溶融塩オーバー
フローホール3が設けられ、各ホール2,3には水冷さ
れた金属部材からなる樋4a,4bが連接されている。
炉壁1の下部には、炉壁1とは分離して水冷された金属
部材からなる炉床5が設けられている。炉床5は、炉床
昇降装置7により昇降自在に設けられている。
る炉壁1には、スラグタップホール2と溶融塩オーバー
フローホール3が設けられ、各ホール2,3には水冷さ
れた金属部材からなる樋4a,4bが連接されている。
炉壁1の下部には、炉壁1とは分離して水冷された金属
部材からなる炉床5が設けられている。炉床5は、炉床
昇降装置7により昇降自在に設けられている。
【0028】加熱装置は、炉体上部にアーク電極棒16
が配設され、炉床5に電気絶縁物14を介して炉底電極
6が設けられているアーク発生装置を備えている。アー
ク電極棒16及び炉底電極6は電源17に接続されてい
る。
が配設され、炉床5に電気絶縁物14を介して炉底電極
6が設けられているアーク発生装置を備えている。アー
ク電極棒16及び炉底電極6は電源17に接続されてい
る。
【0029】前記構成において、アーク電極棒16と炉
底電極6とを短絡させ、アークを発生させてアーク熱に
よりごみ焼却灰を溶融させる。
底電極6とを短絡させ、アークを発生させてアーク熱に
よりごみ焼却灰を溶融させる。
【0030】定常状態になると、溶融スラグ層9、溶融
塩層10及びごみ焼却灰中に含まれる金属が溶融滴下し
てインゴット8が形成され、炉壁1、樋4a, 4b、
炉床5の表面には溶融スラグや溶融塩が凝固して耐火物
の代わりとなるセルフコーティング層13が形成され
る。
塩層10及びごみ焼却灰中に含まれる金属が溶融滴下し
てインゴット8が形成され、炉壁1、樋4a, 4b、
炉床5の表面には溶融スラグや溶融塩が凝固して耐火物
の代わりとなるセルフコーティング層13が形成され
る。
【0031】溶融の進行中、アーク電極棒16は溶融塩
層10に浸漬させることなくアークを発生させる。
層10に浸漬させることなくアークを発生させる。
【0032】ごみ焼却灰の溶融により溶融スラグ層9及
び溶融塩層10が深くなると、スラグタップホール2と
溶融塩オーバーフローホール3から排出し、各層9,1
0を所定のレベルに維持する。
び溶融塩層10が深くなると、スラグタップホール2と
溶融塩オーバーフローホール3から排出し、各層9,1
0を所定のレベルに維持する。
【0033】ごみ焼却灰中に含まれる金属は溶融して炉
床5へ滴下し凝固してインゴットを形成し、その成長に
合わせて炉床昇降装置7により炉床5を降下させながら
ごみ焼却灰12を溶融する。
床5へ滴下し凝固してインゴットを形成し、その成長に
合わせて炉床昇降装置7により炉床5を降下させながら
ごみ焼却灰12を溶融する。
【0034】インゴットが所定の大きさに成長すると、
溶融を中断し、溶融スラグ9及び溶融塩10を排出した
後、炉床昇降装置7により水冷炉床5を降下させてイン
ゴット8を取り出す。
溶融を中断し、溶融スラグ9及び溶融塩10を排出した
後、炉床昇降装置7により水冷炉床5を降下させてイン
ゴット8を取り出す。
【0035】本発明においては、セルフコーティング層
13が水冷炉壁表面に形成されたポーラスな乾燥した焼
却灰層と、その表面に形成された溶融塩の固形層と、固
形層の表面に固着したスラグ層が層状となっており、焼
却灰層は断熱性及び絶縁性が大きく、また、固形層は絶
縁性が大きく、さらに、アーク電極棒を溶融塩に浸漬さ
せないので、溶融塩によるアーク電極棒の損傷がなく、
溶融炉を電気的に安定した状態で操業ができる。
13が水冷炉壁表面に形成されたポーラスな乾燥した焼
却灰層と、その表面に形成された溶融塩の固形層と、固
形層の表面に固着したスラグ層が層状となっており、焼
却灰層は断熱性及び絶縁性が大きく、また、固形層は絶
縁性が大きく、さらに、アーク電極棒を溶融塩に浸漬さ
せないので、溶融塩によるアーク電極棒の損傷がなく、
溶融炉を電気的に安定した状態で操業ができる。
【0036】図2は、本発明の溶融方法を実施するため
のトランスファー型プラズマトーチを用いた溶融炉の縦
断面図である。
のトランスファー型プラズマトーチを用いた溶融炉の縦
断面図である。
【0037】図2において、溶融炉は、前記実施例と同
様に、水冷された金属部材からなる炉壁1には、スラグ
タップホール2と溶融塩オーバーフローホール3が設け
られ、各ホール2,3には水冷された金属部材からなる
樋4a, 4bが連接されている。炉壁1の下部には、
炉壁1とは分離して水冷された金属部材からなる炉床5
が設けられている。炉床5は、炉床昇降装置7により昇
降自在に設けられている。
様に、水冷された金属部材からなる炉壁1には、スラグ
タップホール2と溶融塩オーバーフローホール3が設け
られ、各ホール2,3には水冷された金属部材からなる
樋4a, 4bが連接されている。炉壁1の下部には、
炉壁1とは分離して水冷された金属部材からなる炉床5
が設けられている。炉床5は、炉床昇降装置7により昇
降自在に設けられている。
【0038】加熱装置は、炉体上部にプラズマ用ガス2
0により起動するプラズマトーチ19が配設され、炉床
5に電気絶縁物14を介して炉底電極6が設けられてい
るプラズマ発生装置を備えている。プラズマトーチ19
及び炉底電極6は電源17に接続されている。
0により起動するプラズマトーチ19が配設され、炉床
5に電気絶縁物14を介して炉底電極6が設けられてい
るプラズマ発生装置を備えている。プラズマトーチ19
及び炉底電極6は電源17に接続されている。
【0039】前記構成において、炉体にごみ焼却灰を投
入した後、プラズマトーチ19にプラズマ用ガス20と
図示しないプラズマ初期着火電源によりプラズマアーク
を発生させ、プラズマ炎21による輻射熱と、通電によ
るジュール熱とによってごみ焼却灰を溶融する。
入した後、プラズマトーチ19にプラズマ用ガス20と
図示しないプラズマ初期着火電源によりプラズマアーク
を発生させ、プラズマ炎21による輻射熱と、通電によ
るジュール熱とによってごみ焼却灰を溶融する。
【0040】定常状態になると、溶融スラグ層9、溶融
塩層10及びごみ焼却灰中に含まれる金属が溶融滴下し
てインゴット8が形成され、炉壁1、樋4a, 4b、
炉床5の表面には溶融スラグや溶融塩が凝固して耐火物
の代わりとなるセルフコーティング層13が形成され
る。
塩層10及びごみ焼却灰中に含まれる金属が溶融滴下し
てインゴット8が形成され、炉壁1、樋4a, 4b、
炉床5の表面には溶融スラグや溶融塩が凝固して耐火物
の代わりとなるセルフコーティング層13が形成され
る。
【0041】溶融の進行中、プラズマトーチ19は溶融
塩層10に浸漬させることなくプラズマ炎21を発生さ
せる。
塩層10に浸漬させることなくプラズマ炎21を発生さ
せる。
【0042】その後の操作は、前記実施例と同様に、ご
み焼却灰の溶融により溶融スラグ層9及び溶融塩層10
が深くなると、スラグタップホール2と溶融塩オーバー
フローホール3から排出し、各層9,10を所定のレベ
ルに維持する。
み焼却灰の溶融により溶融スラグ層9及び溶融塩層10
が深くなると、スラグタップホール2と溶融塩オーバー
フローホール3から排出し、各層9,10を所定のレベ
ルに維持する。
【0043】ごみ焼却灰中に含まれる金属は溶融して炉
床5へ滴下し凝固してインゴットを形成し、その成長に
合わせて炉床昇降装置7により炉床5を降下さながらご
み焼却灰12を溶融する。
床5へ滴下し凝固してインゴットを形成し、その成長に
合わせて炉床昇降装置7により炉床5を降下さながらご
み焼却灰12を溶融する。
【0044】インゴットが所定の大きさに成長すると、
溶融を中断し、溶融スラグ9及び溶融塩10を排出した
後、炉床昇降装置7により水冷炉床5を降下させてイン
ゴット8を取り出す。
溶融を中断し、溶融スラグ9及び溶融塩10を排出した
後、炉床昇降装置7により水冷炉床5を降下させてイン
ゴット8を取り出す。
【0045】本実施例においても、セルフコーティング
層13が水冷炉壁表面に形成され、また、プラズマトー
チを溶融塩に浸漬させないので、溶融塩によるプラズマ
トーチの損傷がなく、溶融炉を電気的に安定した状態で
操業ができる。
層13が水冷炉壁表面に形成され、また、プラズマトー
チを溶融塩に浸漬させないので、溶融塩によるプラズマ
トーチの損傷がなく、溶融炉を電気的に安定した状態で
操業ができる。
【0046】また、プラズマを用いる方法では、電極が
溶融塩層や溶融スラグ層にプラズマアークを介して電流
が流れるため、プラズマトーチの異常溶損の心配もな
く、損耗量も少なくすることが可能である。
溶融塩層や溶融スラグ層にプラズマアークを介して電流
が流れるため、プラズマトーチの異常溶損の心配もな
く、損耗量も少なくすることが可能である。
【0047】
(1) 本発明は、プラズマ炎及びアーク発生電極であ
るプラズマトーチ及びアーク電極棒を溶融塩に浸漬させ
ないので、従来の電気抵抗溶融方法に比べて、溶融塩に
よる電極の異常損耗によるプラズマ炎及びアーク発生電
極の損傷の心配が無い。また、アーク電極棒の場合、電
極消耗量が少なく、その原単価が低減されるとともに、
電極継ぎ足しの手間も大巾に省略される効果がある。
るプラズマトーチ及びアーク電極棒を溶融塩に浸漬させ
ないので、従来の電気抵抗溶融方法に比べて、溶融塩に
よる電極の異常損耗によるプラズマ炎及びアーク発生電
極の損傷の心配が無い。また、アーク電極棒の場合、電
極消耗量が少なく、その原単価が低減されるとともに、
電極継ぎ足しの手間も大巾に省略される効果がある。
【0048】(2) 炉壁及び炉床を耐火物を用いずに
水冷構造としたので、塩を多量に含んだ飛灰と主灰の混
合物であるごみ焼却灰はもとより、飛灰単独でも溶融塩
による耐火物の激しい侵食が無く、また、セルフコーテ
ィング層の形成により短絡や漏電などの電気的なトラブ
ルを生ずることも無いため、実用的なごみ焼却灰の溶融
を実現出来る効果がある。
水冷構造としたので、塩を多量に含んだ飛灰と主灰の混
合物であるごみ焼却灰はもとより、飛灰単独でも溶融塩
による耐火物の激しい侵食が無く、また、セルフコーテ
ィング層の形成により短絡や漏電などの電気的なトラブ
ルを生ずることも無いため、実用的なごみ焼却灰の溶融
を実現出来る効果がある。
【0049】(3) 後処理の必要な溶融塩の排出量を
少なく押さえ、積極的に溶融塩を揮散させることで、溶
融飛灰中に重金属類を濃縮し、その回収利用を可能にす
る有利な溶融を実現できる。
少なく押さえ、積極的に溶融塩を揮散させることで、溶
融飛灰中に重金属類を濃縮し、その回収利用を可能にす
る有利な溶融を実現できる。
【図1】 本発明の溶融方法を実施するための非消耗電
極棒を用いた溶融装置の縦断面図である。
極棒を用いた溶融装置の縦断面図である。
【図2】 本発明の溶融方法を実施するためのプラズマ
アークトーチを用いた溶融炉の断面図である。
アークトーチを用いた溶融炉の断面図である。
【図3】 耐火物を用いない単相電気抵抗溶融炉で、炉
床中心部に炉底電極を設けたタイプの縦断面図である。
床中心部に炉底電極を設けたタイプの縦断面図である。
【図4】 耐火物を用いない電気抵抗溶融炉で、炉底電
極を設けないタイプの縦断面図である。
極を設けないタイプの縦断面図である。
【符号の説明】 1 炉壁 2 スラグタップホール 3 溶融塩オーバーフローホール 4a,4b 樋 5 炉床 6 炉底電極 7 炉床昇降装置 8 インゴット 9 溶融スラグ(層) 10 溶融塩(層) 11 上部電極 12 ごみ焼却灰 12a 敷滓 12b くず鉄 13 セルフコーティング層 14 電気絶縁物 15 損耗部分 16 アーク電極棒 17 電源 19 プラズマトーチ 20 プラズマ用ガス 21 プラズマ炎
Claims (3)
- 【請求項1】 スラグタップホールと溶融塩オーバーフ
ローホールを備えた炉壁、各ホールに接続される樋及び
炉壁とは分離された炉床がそれぞれ水冷された金属部材
からなる炉体内で、投入されたごみ焼却灰を溶融塩上で
アーク発生装置によりアークを発生させて溶融し、炉体
内側表面にセルフコーティング層を形成しつつ、発生す
る溶融スラグはスラグタップホールから樋を経由して排
出し、発生する溶融塩はオーバーフローホールより樋を
経由して排出し、発生するメタルは炉床上に凝固させて
炉床を降下させることにより取り出すことを特徴とする
ごみ焼却灰の溶融方法。 - 【請求項2】 スラグタップホールと溶融塩オーバーフ
ローホールとを備えた炉壁、各ホールに接続される樋及
び炉壁とは分離された炉床がそれぞれ水冷された金属部
材によって形成された炉体と、炉床昇降手段と、溶融塩
上でアークを発生させるアーク発生装置を備えた加熱装
置が配設されていることを特徴とするごみ焼却灰溶融
炉。 - 【請求項3】 アーク発生装置がトランスファー型プラ
ズマトーチを有するアーク発生装置であることを特徴と
する請求項2記載のごみ焼却灰溶融炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17009296A JPH1019230A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ごみ焼却灰の溶融処理方法及びその溶融炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17009296A JPH1019230A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ごみ焼却灰の溶融処理方法及びその溶融炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1019230A true JPH1019230A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15898503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17009296A Pending JPH1019230A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ごみ焼却灰の溶融処理方法及びその溶融炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1019230A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102313453A (zh) * | 2011-09-06 | 2012-01-11 | 北京矿冶研究总院 | 一种冶金炉渣厚度控制装置 |
| CN110895102A (zh) * | 2019-12-16 | 2020-03-20 | 中国恩菲工程技术有限公司 | 电炉 |
| CN115823587A (zh) * | 2021-09-18 | 2023-03-21 | 天津城建大学 | 一种焚烧飞灰的旋转电弧炉熔融装置及方法 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP17009296A patent/JPH1019230A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102313453A (zh) * | 2011-09-06 | 2012-01-11 | 北京矿冶研究总院 | 一种冶金炉渣厚度控制装置 |
| CN110895102A (zh) * | 2019-12-16 | 2020-03-20 | 中国恩菲工程技术有限公司 | 电炉 |
| CN115823587A (zh) * | 2021-09-18 | 2023-03-21 | 天津城建大学 | 一种焚烧飞灰的旋转电弧炉熔融装置及方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051014 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051021 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060310 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |