JPH10193040A - 溶融紡糸装置における溶融金属噴射部構造 - Google Patents
溶融紡糸装置における溶融金属噴射部構造Info
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- JPH10193040A JPH10193040A JP381097A JP381097A JPH10193040A JP H10193040 A JPH10193040 A JP H10193040A JP 381097 A JP381097 A JP 381097A JP 381097 A JP381097 A JP 381097A JP H10193040 A JPH10193040 A JP H10193040A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液中紡糸装置において、噴射する溶融金属を
安定した線状に保ちつつ、ノズルの目詰まりを確実に防
止すること。 【解決手段】 液中紡糸装置において溶融状態の銅合金
を線状にして噴射する噴射部1の坩堝本体5を有する坩
堝3の外側に高周波コイル45を配置し、高周波電流の
通電により坩堝本体5内の銅合金に渦電流を発生させ
て、銅合金を電磁加熱により溶融させ、溶融銅合金とし
て噴射させるに当たり、坩堝本体5の溶融銅合金が噴射
される噴射管9の近傍の坩堝本体5先端部分の外側に、
白金製の熱源スリーブ39を配設し、高周波コイル45
への高周波電流の通電に伴って銅合金と共に熱源スリー
ブ39にも渦電流を発生させて発熱させ、この熱源スリ
ーブ39の発する熱により、坩堝本体5のうち噴射管9
寄りの先部部分とこの噴射管9を覆うノズル部材13と
を加熱する構成とした。
安定した線状に保ちつつ、ノズルの目詰まりを確実に防
止すること。 【解決手段】 液中紡糸装置において溶融状態の銅合金
を線状にして噴射する噴射部1の坩堝本体5を有する坩
堝3の外側に高周波コイル45を配置し、高周波電流の
通電により坩堝本体5内の銅合金に渦電流を発生させ
て、銅合金を電磁加熱により溶融させ、溶融銅合金とし
て噴射させるに当たり、坩堝本体5の溶融銅合金が噴射
される噴射管9の近傍の坩堝本体5先端部分の外側に、
白金製の熱源スリーブ39を配設し、高周波コイル45
への高周波電流の通電に伴って銅合金と共に熱源スリー
ブ39にも渦電流を発生させて発熱させ、この熱源スリ
ーブ39の発する熱により、坩堝本体5のうち噴射管9
寄りの先部部分とこの噴射管9を覆うノズル部材13と
を加熱する構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属から細線
を連続製造する溶融紡糸装置における溶融金属の噴出部
の構造に関する。
を連続製造する溶融紡糸装置における溶融金属の噴出部
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】線径の安定した金属細線を連続的に製造
するために編み出された溶融紡糸法の中でも最も代表的
なものに、特開昭55−64948号公報等で開示され
た液中紡糸法がある。
するために編み出された溶融紡糸法の中でも最も代表的
なものに、特開昭55−64948号公報等で開示され
た液中紡糸法がある。
【0003】図2は液中紡糸法により金属細線を連続製
造する一般的な液中紡糸装置の要部構成を示す模式図で
あり、図2中引用符号Aは水平軸の周りに高速回転され
る円筒形の回転水槽、Bは回転水槽A内の空洞部分に配
設される坩堝、Cは坩堝Bの先端に形成されたノズル、
Dは高速回転させた回転水槽Aの内周に遠心力により形
成される冷却液体層、Eは冷却液体層Dの水面、Fは坩
堝Bやその内部を電磁加熱する高周波コイルをそれぞれ
示す。
造する一般的な液中紡糸装置の要部構成を示す模式図で
あり、図2中引用符号Aは水平軸の周りに高速回転され
る円筒形の回転水槽、Bは回転水槽A内の空洞部分に配
設される坩堝、Cは坩堝Bの先端に形成されたノズル、
Dは高速回転させた回転水槽Aの内周に遠心力により形
成される冷却液体層、Eは冷却液体層Dの水面、Fは坩
堝Bやその内部を電磁加熱する高周波コイルをそれぞれ
示す。
【0004】そして、図2の液中紡糸装置では、坩堝B
内の金属原材料が高周波コイルFにより加熱、溶融され
て溶融金属となり、この溶融金属が、坩堝BのノズルC
から冷却液体層Dの水面Eに向けて線状となるようにジ
ェット噴射され、水面Eから冷却液体層Dの内部に入水
した線状の溶融金属が冷却液体層D内で急速冷却されて
金属細線となり、この金属細線が不図示の回収手段によ
り回転水槽Aの外方に回収される。
内の金属原材料が高周波コイルFにより加熱、溶融され
て溶融金属となり、この溶融金属が、坩堝BのノズルC
から冷却液体層Dの水面Eに向けて線状となるようにジ
ェット噴射され、水面Eから冷却液体層Dの内部に入水
した線状の溶融金属が冷却液体層D内で急速冷却されて
金属細線となり、この金属細線が不図示の回収手段によ
り回転水槽Aの外方に回収される。
【0005】尚、液中紡糸装置においては、ノズルCか
ら噴射された線状の溶融金属が回転水槽Aの冷却液体層
D内に入水する際に、その冷却液体の飛沫を坩堝Bが浴
びる可能性があると共に、前記冷却液体の微小飛沫によ
り回転水槽A内が強度の酸化雰囲気となることを考慮し
て、また、高温になればなるほど坩堝Bが酸化され易く
なることを考慮して、坩堝Bは一般に、例えば実開昭6
2−6951号公報に開示されているように、熱衝撃に
強く耐酸化性に優れた石英により形成される。
ら噴射された線状の溶融金属が回転水槽Aの冷却液体層
D内に入水する際に、その冷却液体の飛沫を坩堝Bが浴
びる可能性があると共に、前記冷却液体の微小飛沫によ
り回転水槽A内が強度の酸化雰囲気となることを考慮し
て、また、高温になればなるほど坩堝Bが酸化され易く
なることを考慮して、坩堝Bは一般に、例えば実開昭6
2−6951号公報に開示されているように、熱衝撃に
強く耐酸化性に優れた石英により形成される。
【0006】このような構成の液中紡糸装置では、ノズ
ルC付近の坩堝B部分で溶融金属が凝固してノズルCが
目詰まりを起こすと、金属細線の連続製造ができなくな
るため、溶融金属の凝固の原因となるノズルC付近の坩
堝B部分の加熱不足を避けることが重要である。
ルC付近の坩堝B部分で溶融金属が凝固してノズルCが
目詰まりを起こすと、金属細線の連続製造ができなくな
るため、溶融金属の凝固の原因となるノズルC付近の坩
堝B部分の加熱不足を避けることが重要である。
【0007】上述したノズル付近の加熱不足を防ぐため
の技術を開示した従来公報としては、実開昭62−69
51号公報、特開昭54−104453号公報、特開平
6−55247号公報、及び、特開平1−92417号
公報がある。
の技術を開示した従来公報としては、実開昭62−69
51号公報、特開昭54−104453号公報、特開平
6−55247号公報、及び、特開平1−92417号
公報がある。
【0008】このうち、実開昭62−6951号公報で
は、ノズル付近の坩堝部分表側に、この坩堝部分を加熱
する加熱体を配設する構成が開示されており、また、特
開平6−55247号公報では、ノズル部分を、2枚の
セラミック系プレートで自己誘導発熱体プレートを挟ん
で形成する構成が開示されている。
は、ノズル付近の坩堝部分表側に、この坩堝部分を加熱
する加熱体を配設する構成が開示されており、また、特
開平6−55247号公報では、ノズル部分を、2枚の
セラミック系プレートで自己誘導発熱体プレートを挟ん
で形成する構成が開示されている。
【0009】また、特開平1−92417号公報では、
口金から吐出される溶融金属の方向を一定にするため
に、口金部分の温度を一定の範囲に限定するという技術
が開示されている。
口金から吐出される溶融金属の方向を一定にするため
に、口金部分の温度を一定の範囲に限定するという技術
が開示されている。
【0010】さらに、特開昭54−104453号公報
では、溶融炉に溜めた溶融金属を耐火ブロックの没入に
より仕切りから溢れさせて、その溢れた一定量以内の溶
融金属をノズル内に溜めて、ノズルの孔から少しずつ噴
出させる構成が開示されている。
では、溶融炉に溜めた溶融金属を耐火ブロックの没入に
より仕切りから溢れさせて、その溢れた一定量以内の溶
融金属をノズル内に溜めて、ノズルの孔から少しずつ噴
出させる構成が開示されている。
【0011】しかし、実開昭62−6951号公報や特
開平6−55247号公報に開示された構成ではいずれ
も、坩堝のノズル部分のみを加熱するに過ぎないので、
先に述べたように、ノズルと共に高周波コイルから下方
にはみ出す坩堝の下部部分まで一緒に加熱するのは容量
的に無理があり、仮に熱容量を高めて坩堝の下部部分ま
で一緒に加熱できるように構成しようとすれば、その分
高い熱がノズル部分に加わって熱衝撃によりノズル部分
を傷めることにつながるので、そのようにすることも現
実的ではない。
開平6−55247号公報に開示された構成ではいずれ
も、坩堝のノズル部分のみを加熱するに過ぎないので、
先に述べたように、ノズルと共に高周波コイルから下方
にはみ出す坩堝の下部部分まで一緒に加熱するのは容量
的に無理があり、仮に熱容量を高めて坩堝の下部部分ま
で一緒に加熱できるように構成しようとすれば、その分
高い熱がノズル部分に加わって熱衝撃によりノズル部分
を傷めることにつながるので、そのようにすることも現
実的ではない。
【0012】しかも、上述した実開昭62−6951号
公報や特開平6−55247号公報に開示された構成で
はいずれも、ノズル部分を加熱するための構成を設ける
ために、ノズルやその近傍部分の大型化を避けることが
できず、それに伴って、先に述べたように円弧状を呈す
る冷却液体層の水面からノズルをさらに離間させる必要
が生じて、所望の線径による金属細線の製造という基本
的な目的を達成できなくなってしまうという不具合があ
る。
公報や特開平6−55247号公報に開示された構成で
はいずれも、ノズル部分を加熱するための構成を設ける
ために、ノズルやその近傍部分の大型化を避けることが
できず、それに伴って、先に述べたように円弧状を呈す
る冷却液体層の水面からノズルをさらに離間させる必要
が生じて、所望の線径による金属細線の製造という基本
的な目的を達成できなくなってしまうという不具合があ
る。
【0013】また、特開平1−92417号公報に開示
された技術を目詰まり防止のために応用することを考え
ると、如何に口金の温度を一定範囲に限定しても、溶融
金属を実際に噴出する口金のオリフィス部分の温度が、
目詰まりを起こさないような一定の温度範囲に保たれる
ようにするためには、口金の形状や口金に用いる材料の
熱容量等、口金の温度範囲だけでなく他の要素も限定し
なければならない。
された技術を目詰まり防止のために応用することを考え
ると、如何に口金の温度を一定範囲に限定しても、溶融
金属を実際に噴出する口金のオリフィス部分の温度が、
目詰まりを起こさないような一定の温度範囲に保たれる
ようにするためには、口金の形状や口金に用いる材料の
熱容量等、口金の温度範囲だけでなく他の要素も限定し
なければならない。
【0014】従って、依然としてノズル部分が必要以上
に加熱されてしまったり、反対に、高周波コイルからは
み出す坩堝の下部部分が十分に加熱されないという現象
を確実に防止できる補償はなく、ノズル部分の過熱によ
って溶融金属の粘性が低下し線状に噴出することができ
なくなって、金属細線の製造がうまく行かなくなってし
まう余地や、坩堝内での溶融金属の凝固によりオリフィ
スが目詰まりを起こしてしまう余地があるという不具合
がある。
に加熱されてしまったり、反対に、高周波コイルからは
み出す坩堝の下部部分が十分に加熱されないという現象
を確実に防止できる補償はなく、ノズル部分の過熱によ
って溶融金属の粘性が低下し線状に噴出することができ
なくなって、金属細線の製造がうまく行かなくなってし
まう余地や、坩堝内での溶融金属の凝固によりオリフィ
スが目詰まりを起こしてしまう余地があるという不具合
がある。
【0015】しかも、上述した実開昭62−6951号
公報や特開平6−55247号公報、及び、特開平1−
92417号公報に開示された構成ではいずれも、ノズ
ル部分を加熱する熱源を発熱させるために、坩堝全体の
加熱に必要な高周波コイル用の電源とは別のエネルギー
源を必要とする不具合がある。
公報や特開平6−55247号公報、及び、特開平1−
92417号公報に開示された構成ではいずれも、ノズ
ル部分を加熱する熱源を発熱させるために、坩堝全体の
加熱に必要な高周波コイル用の電源とは別のエネルギー
源を必要とする不具合がある。
【0016】さらに、特開昭54−104453号公報
に開示された構成によれば、ノズル内に溜まった噴出前
の溶融金属によりノズルが加熱されて、その結果、内部
の溶融金属が保温されて凝固を免れるという作用が生じ
るが、その作用も、噴出が進んで内部に溜まった溶融金
属が殆どなくなる頃までは持続できず、結局は、溶融金
属の凝固による目詰まりの発生を食い止めるには至らな
いという不具合がある。
に開示された構成によれば、ノズル内に溜まった噴出前
の溶融金属によりノズルが加熱されて、その結果、内部
の溶融金属が保温されて凝固を免れるという作用が生じ
るが、その作用も、噴出が進んで内部に溜まった溶融金
属が殆どなくなる頃までは持続できず、結局は、溶融金
属の凝固による目詰まりの発生を食い止めるには至らな
いという不具合がある。
【0017】そこで、通常は図2中の想像線で示す位置
関係にある坩堝Bが、高周波コイルFに対して図2中実
線で示す位置関係となるように配置して、坩堝Bがノズ
ルCの先端部分まで高周波コイルFによって確実に電磁
加熱されるようにすることが考えられる。
関係にある坩堝Bが、高周波コイルFに対して図2中実
線で示す位置関係となるように配置して、坩堝Bがノズ
ルCの先端部分まで高周波コイルFによって確実に電磁
加熱されるようにすることが考えられる。
【0018】しかし、そのように構成すると、所望の線
径の金属細線を得る上で、次の理由により問題がある。
即ち、液中紡糸装置においては、ノズルCから噴射した
線状の溶融金属が冷却液体層D内に入水する際に受ける
抵抗で扁平形状に潰されると、所望の線径の金属細線が
得られなくなるので、冷却液体層Dの水面Eに対するノ
ズルCからの線状溶融金属の入水角度をできるだけ小さ
くすることが望ましい。
径の金属細線を得る上で、次の理由により問題がある。
即ち、液中紡糸装置においては、ノズルCから噴射した
線状の溶融金属が冷却液体層D内に入水する際に受ける
抵抗で扁平形状に潰されると、所望の線径の金属細線が
得られなくなるので、冷却液体層Dの水面Eに対するノ
ズルCからの線状溶融金属の入水角度をできるだけ小さ
くすることが望ましい。
【0019】そのため、回転水槽A内での坩堝Bの位置
は、坩堝BのノズルCが下方を向く姿勢とした場合に
は、回転水槽A内の冷却液体層Dの水面Eに対するノズ
ルCからの溶融金属の入水角度が最も大きい略直角とな
る、回転水槽Aの回転中心の直下ではなく、それよりも
水平方向にずらした箇所とするのが好ましい。
は、坩堝BのノズルCが下方を向く姿勢とした場合に
は、回転水槽A内の冷却液体層Dの水面Eに対するノズ
ルCからの溶融金属の入水角度が最も大きい略直角とな
る、回転水槽Aの回転中心の直下ではなく、それよりも
水平方向にずらした箇所とするのが好ましい。
【0020】このような配置とするには、坩堝B自身は
もとより、その外周の高周波コイルFが冷却液体層Dの
水面Eに接触しないようにすることが必要である。しか
し、回転水槽Aや冷却液体層Dの水面Eが円弧状を呈す
ることから、水面Eに対する溶融金属の入水角度を小さ
くするため回転水槽Aの回転中心の直下から水平方向に
位置をずらす量を増やと、坩堝Bは水面Eに接触しなく
ても、その周囲の高周波コイルFが水面Eに接触してし
まう。従って、高周波コイルFの水面Eへの接触を避け
るために、坩堝Bと高周波コイルFを鉛直方向上方に移
動させなければならなくなる。
もとより、その外周の高周波コイルFが冷却液体層Dの
水面Eに接触しないようにすることが必要である。しか
し、回転水槽Aや冷却液体層Dの水面Eが円弧状を呈す
ることから、水面Eに対する溶融金属の入水角度を小さ
くするため回転水槽Aの回転中心の直下から水平方向に
位置をずらす量を増やと、坩堝Bは水面Eに接触しなく
ても、その周囲の高周波コイルFが水面Eに接触してし
まう。従って、高周波コイルFの水面Eへの接触を避け
るために、坩堝Bと高周波コイルFを鉛直方向上方に移
動させなければならなくなる。
【0021】ところが、そうすると、ノズルCが水面E
からそれだけ離れてしまい、その分だけ噴射後の溶融金
属が水面Eに達するまでに掛かる時間が長くなり、溶融
金属の形状が線状という不安定な形状から滴状という一
番安定した形状に遷移する度合いが増して、金属細線を
連続して得ることができなくなってしまうので、問題が
ある。
からそれだけ離れてしまい、その分だけ噴射後の溶融金
属が水面Eに達するまでに掛かる時間が長くなり、溶融
金属の形状が線状という不安定な形状から滴状という一
番安定した形状に遷移する度合いが増して、金属細線を
連続して得ることができなくなってしまうので、問題が
ある。
【0022】以上に説明した溶融金属の入水角度と水面
Eまでの距離との事情を考慮して、高周波コイルFに対
して坩堝Bを図2中に想像線で示す位置関係に戻すと、
結局は、高周波コイルFによる坩堝BのノズルC部分の
電磁加熱が不十分となって、溶融金属の凝固に伴うノズ
ルCの目詰まりの発生という最初の問題に戻ってしま
う。
Eまでの距離との事情を考慮して、高周波コイルFに対
して坩堝Bを図2中に想像線で示す位置関係に戻すと、
結局は、高周波コイルFによる坩堝BのノズルC部分の
電磁加熱が不十分となって、溶融金属の凝固に伴うノズ
ルCの目詰まりの発生という最初の問題に戻ってしま
う。
【0023】さらに、近年では、金属細線の原材料とし
て市場性の広い銅合金が注目を集めているが、銅合金の
金属細線を液中紡糸法により製造する場合には、坩堝の
材料として一般的な石英が銅合金と反応する性質を持っ
ているため、銅合金と反応しない材料で坩堝を形成しな
ければならない。そこで、銅合金と反応しないグラファ
イトにより坩堝を形成することが一般に行われている。
て市場性の広い銅合金が注目を集めているが、銅合金の
金属細線を液中紡糸法により製造する場合には、坩堝の
材料として一般的な石英が銅合金と反応する性質を持っ
ているため、銅合金と反応しない材料で坩堝を形成しな
ければならない。そこで、銅合金と反応しないグラファ
イトにより坩堝を形成することが一般に行われている。
【0024】図3はグラファイトにより坩堝を構成した
ノズル一体型の溶融金属の噴射部の概略構成を示す断面
図で、図3中引用符号51で示す噴射部は、坩堝53
と、この坩堝53を加熱する高周波コイル87とを有し
ている。
ノズル一体型の溶融金属の噴射部の概略構成を示す断面
図で、図3中引用符号51で示す噴射部は、坩堝53
と、この坩堝53を加熱する高周波コイル87とを有し
ている。
【0025】前記坩堝53は、坩堝本体55と、この坩
堝本体55を覆うカバー61とで構成されている。
堝本体55を覆うカバー61とで構成されている。
【0026】前記坩堝本体55は、グラファイトにより
略筒状に形成され、坩堝本体55の下端には、坩堝本体
55の軸方向外方に突出するノズル57が一体に膨出形
成されており、このノズル57に、坩堝本体55の内部
と外部とを連通するオリフィス59が、坩堝本体55の
軸方向に沿って貫設されている。
略筒状に形成され、坩堝本体55の下端には、坩堝本体
55の軸方向外方に突出するノズル57が一体に膨出形
成されており、このノズル57に、坩堝本体55の内部
と外部とを連通するオリフィス59が、坩堝本体55の
軸方向に沿って貫設されている。
【0027】前記カバー61は、石英により筒状に形成
され、このカバー61で坩堝本体55を覆った状態で、
カバー61の下端部から前記ノズル57が突出して外部
に露出している。また、前記カバー61の上端部には外
向きのフランジ63が形成されており、このカバー61
は、筒状のホルダー65の下端に形成された内向きのフ
ランジ67にシール材69を介してフランジ63を係止
させることでホルダー65に支持されている。
され、このカバー61で坩堝本体55を覆った状態で、
カバー61の下端部から前記ノズル57が突出して外部
に露出している。また、前記カバー61の上端部には外
向きのフランジ63が形成されており、このカバー61
は、筒状のホルダー65の下端に形成された内向きのフ
ランジ67にシール材69を介してフランジ63を係止
させることでホルダー65に支持されている。
【0028】前記カバー61及び前記ホルダー65内に
は、前記坩堝本体55の上端開口を塞ぐ閉塞板71と、
この閉塞板71上に配置される筒状の坩堝押さえ73
と、この坩堝押さえ73上に配置される押さえ板75
と、この押さえ板75上に配置される筒状のスペーサ7
7とが設けられている。
は、前記坩堝本体55の上端開口を塞ぐ閉塞板71と、
この閉塞板71上に配置される筒状の坩堝押さえ73
と、この坩堝押さえ73上に配置される押さえ板75
と、この押さえ板75上に配置される筒状のスペーサ7
7とが設けられている。
【0029】そして、前記スペーサ77上に蓋体79を
配設してこの蓋体79によりホルダー65の上端開口を
塞いだ状態で、ホルダー65の上端に略筒状のキャップ
部材81を外側からねじ嵌合して締め付けることで、こ
のキャップ部材81が、蓋体79、スペーサ77、押さ
え板75、坩堝押さえ73、及び、閉塞板71を介し
て、坩堝本体55をガタつかないようにカバー61の下
端側に押さえ付けるように構成されている。
配設してこの蓋体79によりホルダー65の上端開口を
塞いだ状態で、ホルダー65の上端に略筒状のキャップ
部材81を外側からねじ嵌合して締め付けることで、こ
のキャップ部材81が、蓋体79、スペーサ77、押さ
え板75、坩堝押さえ73、及び、閉塞板71を介し
て、坩堝本体55をガタつかないようにカバー61の下
端側に押さえ付けるように構成されている。
【0030】さらに、噴射部51の内部には、先端が閉
塞された略筒状の保護管83が配設されており、この保
護管83は、前記スペーサ77及び押さえ板75の内側
を通り、且つ、押さえ板75及び閉塞板71を貫通し
て、坩堝本体55の内部に挿入されており、保護管83
の先端は、坩堝本体55の下端付近に略達している。そ
して、前記保護管83内には、蓋体79を貫通して噴射
部51の外方から挿入された測温用の熱電対85が、保
護管83の先端に至る長さで配設されている。
塞された略筒状の保護管83が配設されており、この保
護管83は、前記スペーサ77及び押さえ板75の内側
を通り、且つ、押さえ板75及び閉塞板71を貫通し
て、坩堝本体55の内部に挿入されており、保護管83
の先端は、坩堝本体55の下端付近に略達している。そ
して、前記保護管83内には、蓋体79を貫通して噴射
部51の外方から挿入された測温用の熱電対85が、保
護管83の先端に至る長さで配設されている。
【0031】また、前記高周波コイル87は、螺旋状に
巻回されて前記石英カバー61の外側に配置されてお
り、この高周波コイル87に高周波電流を流すことで、
坩堝本体55内の金属原材料に渦電流を発生させてこれ
を自己発熱させる、所謂、電磁加熱を行うように構成さ
れている。尚、図3中引用符号89はホルダー65冷却
用の水冷パイプを示す。
巻回されて前記石英カバー61の外側に配置されてお
り、この高周波コイル87に高周波電流を流すことで、
坩堝本体55内の金属原材料に渦電流を発生させてこれ
を自己発熱させる、所謂、電磁加熱を行うように構成さ
れている。尚、図3中引用符号89はホルダー65冷却
用の水冷パイプを示す。
【0032】このように構成された噴射部51において
は、坩堝本体55の内部に原材料を投入した上で、ホル
ダー65の不図示の雰囲気圧供給口から供給される高圧
のガスにより、坩堝本体55の内部を所定の圧力で且つ
所定種類の気体を混合した高圧雰囲気にして暫く放置し
た後、前記雰囲気圧供給口から常圧で微量の前記ガスを
坩堝51内に導入して坩堝本体55の内部を前記所定の
圧力に維持しつつ、高周波コイル87に高周波電流を流
すことで、坩堝本体55内の前記原材料が溶融してノズ
ル57のオリフィス57から外部に線状となって噴射さ
れる。
は、坩堝本体55の内部に原材料を投入した上で、ホル
ダー65の不図示の雰囲気圧供給口から供給される高圧
のガスにより、坩堝本体55の内部を所定の圧力で且つ
所定種類の気体を混合した高圧雰囲気にして暫く放置し
た後、前記雰囲気圧供給口から常圧で微量の前記ガスを
坩堝51内に導入して坩堝本体55の内部を前記所定の
圧力に維持しつつ、高周波コイル87に高周波電流を流
すことで、坩堝本体55内の前記原材料が溶融してノズ
ル57のオリフィス57から外部に線状となって噴射さ
れる。
【0033】ところが、上述した噴射部51では、先に
述べたように、この噴射部51が配設される回転水槽
内、或は、その周辺が酸化雰囲気となっているため、こ
の酸化雰囲気により、カバー61から突出するグラファ
イト製のノズル57の表面が浸食を受けて激しく消耗
し、寿命が短くなるので、坩堝本体55を頻繁に交換し
なければならないという不具合がある。
述べたように、この噴射部51が配設される回転水槽
内、或は、その周辺が酸化雰囲気となっているため、こ
の酸化雰囲気により、カバー61から突出するグラファ
イト製のノズル57の表面が浸食を受けて激しく消耗
し、寿命が短くなるので、坩堝本体55を頻繁に交換し
なければならないという不具合がある。
【0034】そこで、ノズル部分に二重構造を採用し
て、その周辺を非酸化雰囲気に保つようにすることが考
えられるが、ノズルからの溶融金属を回転水槽内の冷却
液体層中に入水させる必要がある以上、ノズル部分を二
重構造により完全に周囲の酸化雰囲気から密閉された空
間とすることは事実上不可能であり、従って、少しでも
酸化雰囲気に連通する箇所がある限り、内部への酸化雰
囲気の侵入を食い止めて非酸化雰囲気に保つことはでき
ず、グラファイト製のノズルの寿命を大幅に延長するこ
とはできないという不具合がある。
て、その周辺を非酸化雰囲気に保つようにすることが考
えられるが、ノズルからの溶融金属を回転水槽内の冷却
液体層中に入水させる必要がある以上、ノズル部分を二
重構造により完全に周囲の酸化雰囲気から密閉された空
間とすることは事実上不可能であり、従って、少しでも
酸化雰囲気に連通する箇所がある限り、内部への酸化雰
囲気の侵入を食い止めて非酸化雰囲気に保つことはでき
ず、グラファイト製のノズルの寿命を大幅に延長するこ
とはできないという不具合がある。
【0035】それならば、回転水槽や、ノズルを含む溶
融金属の冷却液体層に対する噴射を行う部分の全体を、
非酸化雰囲気となるように雰囲気調整すればよいという
ことになるが、これは技術的には可能であっても、その
ための装置が大掛かりになるため、金属細線の連続製造
のために必要な、ノズルの移動といった液中紡糸装置本
来の動作や、冷却された金属細線の巻き取り作業等に支
障を来し、作業性を著しく悪化させる結果を招いてしま
うという不具合が発生してしまう。
融金属の冷却液体層に対する噴射を行う部分の全体を、
非酸化雰囲気となるように雰囲気調整すればよいという
ことになるが、これは技術的には可能であっても、その
ための装置が大掛かりになるため、金属細線の連続製造
のために必要な、ノズルの移動といった液中紡糸装置本
来の動作や、冷却された金属細線の巻き取り作業等に支
障を来し、作業性を著しく悪化させる結果を招いてしま
うという不具合が発生してしまう。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、液中紡
糸装置を用いて金属細線を連続製造する際には、ノズル
の目詰まりを確実に且つ安価に防止するという基本的な
課題に加えて、特に銅合金のような、一般的な坩堝の材
料である石英と反応する金属を原材料とする場合には、
原材料の変質を防ぎつつ坩堝を回転水槽内の酸化雰囲気
による浸食から保護するというさらなる課題が生じる。
糸装置を用いて金属細線を連続製造する際には、ノズル
の目詰まりを確実に且つ安価に防止するという基本的な
課題に加えて、特に銅合金のような、一般的な坩堝の材
料である石英と反応する金属を原材料とする場合には、
原材料の変質を防ぎつつ坩堝を回転水槽内の酸化雰囲気
による浸食から保護するというさらなる課題が生じる。
【0037】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の第1の目的は、回転水槽内の冷却液体層に坩堝
内の溶融金属をノズルから噴射して金属細線を製造する
液中紡糸装置において、噴射する溶融金属の凝固に伴う
ノズルの目詰まりを確実に防止することができる安価な
構成の溶融金属部噴射部の構造を提供することにある。
本発明の第1の目的は、回転水槽内の冷却液体層に坩堝
内の溶融金属をノズルから噴射して金属細線を製造する
液中紡糸装置において、噴射する溶融金属の凝固に伴う
ノズルの目詰まりを確実に防止することができる安価な
構成の溶融金属部噴射部の構造を提供することにある。
【0038】また、本発明の第2の目的は、上述した第
1の目的を達成するのに加えて、特に、市場性の高い銅
合金のような、坩堝の材料として一般的な石英と反応す
る金属を原材料として用いる場合に、原材料の変質と坩
堝の酸化雰囲気による浸食から確実に保護することがで
きる溶融金属部噴射部の構造を提供することにある。
1の目的を達成するのに加えて、特に、市場性の高い銅
合金のような、坩堝の材料として一般的な石英と反応す
る金属を原材料として用いる場合に、原材料の変質と坩
堝の酸化雰囲気による浸食から確実に保護することがで
きる溶融金属部噴射部の構造を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載した本発明の溶融紡糸装置におけ
る溶融金属噴射部構造は、回転水槽内に配置された坩堝
の外側に配置された高周波コイルにより、前記坩堝内の
金属原材料を電磁加熱しつつ、該高周波コイルによる電
磁加熱で前記金属原材料が溶けてできた前記坩堝内の溶
融金属を、該坩堝の先端の噴射口から前記回転水槽内の
冷却液体層に向けて噴射して金属細線を製造する溶融紡
糸装置における前記溶融金属の噴射部の構造であって、
前記坩堝の先端に取着され前記高周波コイルにより電磁
加熱されて発熱する前記金属原材料よりも高融点の発熱
媒体を備え、前記発熱媒体の発する熱により前記坩堝内
で先端寄り部分の前記溶融金属を加熱するようにしたこ
とを特徴とする。
るため請求項1に記載した本発明の溶融紡糸装置におけ
る溶融金属噴射部構造は、回転水槽内に配置された坩堝
の外側に配置された高周波コイルにより、前記坩堝内の
金属原材料を電磁加熱しつつ、該高周波コイルによる電
磁加熱で前記金属原材料が溶けてできた前記坩堝内の溶
融金属を、該坩堝の先端の噴射口から前記回転水槽内の
冷却液体層に向けて噴射して金属細線を製造する溶融紡
糸装置における前記溶融金属の噴射部の構造であって、
前記坩堝の先端に取着され前記高周波コイルにより電磁
加熱されて発熱する前記金属原材料よりも高融点の発熱
媒体を備え、前記発熱媒体の発する熱により前記坩堝内
で先端寄り部分の前記溶融金属を加熱するようにしたこ
とを特徴とする。
【0040】また、請求項2に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記坩堝が、前
記溶融金属が内部に収容される坩堝本体と、該坩堝本体
を覆うカバーとを有しており、前記発熱媒体が、前記坩
堝本体と前記カバーとの間に介設されているものとし
た。
糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記坩堝が、前
記溶融金属が内部に収容される坩堝本体と、該坩堝本体
を覆うカバーとを有しており、前記発熱媒体が、前記坩
堝本体と前記カバーとの間に介設されているものとし
た。
【0041】さらに、前記第2の目的を達成するため請
求項3に記載した本発明の溶融紡糸装置における溶融金
属噴射部構造は、前記原材料が銅合金であり、前記坩堝
本体がグラファイト製であり、前記カバーがセラミック
により前記坩堝本体を前記カバーの外部から遮蔽するよ
うに形成されており、前記坩堝本体に形成され、前記溶
融金属を前記坩堝本体の内部から外部に噴出するための
噴射孔と、前記坩堝本体に取着され前記噴射孔に連通す
るオリフィスが形成されたセラミック製のノズル部材
と、前記カバーに形成され、該カバーで前記坩堝本体を
覆った状態で前記ノズル部材のうち少なくとも前記オリ
フィスを含むノズル部材部分を前記カバーの外部に露出
させる露出孔とをさらに備え、前記噴射孔と前記オリフ
ィスとにより前記噴射口が構成されているものとした。
求項3に記載した本発明の溶融紡糸装置における溶融金
属噴射部構造は、前記原材料が銅合金であり、前記坩堝
本体がグラファイト製であり、前記カバーがセラミック
により前記坩堝本体を前記カバーの外部から遮蔽するよ
うに形成されており、前記坩堝本体に形成され、前記溶
融金属を前記坩堝本体の内部から外部に噴出するための
噴射孔と、前記坩堝本体に取着され前記噴射孔に連通す
るオリフィスが形成されたセラミック製のノズル部材
と、前記カバーに形成され、該カバーで前記坩堝本体を
覆った状態で前記ノズル部材のうち少なくとも前記オリ
フィスを含むノズル部材部分を前記カバーの外部に露出
させる露出孔とをさらに備え、前記噴射孔と前記オリフ
ィスとにより前記噴射口が構成されているものとした。
【0042】また、請求項4に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記ノズル部材
が、窒化ホウ素、窒化シリコン、炭化シリコン、アルミ
ナ、マグネシア、カルシア、及び、イットリアの中から
選択される材料により形成されているものとした。
糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記ノズル部材
が、窒化ホウ素、窒化シリコン、炭化シリコン、アルミ
ナ、マグネシア、カルシア、及び、イットリアの中から
選択される材料により形成されているものとした。
【0043】さらに、請求項5に記載した本発明の溶融
紡糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記露出孔
が、前記カバーの外側よりも内側の方が大きい径のすり
鉢状に形成されており、カバーの内部に、前記坩堝本体
を介して前記ノズル部材をカバーの内側から外側に向け
て付勢し該ノズル部材を前記露出孔に圧接させる付勢部
材が設けられているものとした。
紡糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記露出孔
が、前記カバーの外側よりも内側の方が大きい径のすり
鉢状に形成されており、カバーの内部に、前記坩堝本体
を介して前記ノズル部材をカバーの内側から外側に向け
て付勢し該ノズル部材を前記露出孔に圧接させる付勢部
材が設けられているものとした。
【0044】また、請求項6に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記坩堝が、前
記噴射口から噴射される前記溶融金属の噴射方向を、前
記回転水槽の回転中心と前記液体冷却層の所定の液面箇
所とを結ぶ前記回転水槽の径線に沿わせた姿勢で、前記
所定の液面箇所よりも前記回転水槽の回転方向における
上流側に位置する前記液体冷却層の他の液面箇所と、前
記回転水槽の回転中心とを結ぶ他の径線の延在方向に沿
って、前記他の液面箇所に近づく向きに位置をずらして
配置されているものとした。
糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記坩堝が、前
記噴射口から噴射される前記溶融金属の噴射方向を、前
記回転水槽の回転中心と前記液体冷却層の所定の液面箇
所とを結ぶ前記回転水槽の径線に沿わせた姿勢で、前記
所定の液面箇所よりも前記回転水槽の回転方向における
上流側に位置する前記液体冷却層の他の液面箇所と、前
記回転水槽の回転中心とを結ぶ他の径線の延在方向に沿
って、前記他の液面箇所に近づく向きに位置をずらして
配置されているものとした。
【0045】さらに、請求項7に記載した本発明の溶融
紡糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記坩堝の先
端側に位置する前記高周波コイルの端部が、前記坩堝の
先端に対して、前記噴射口からの前記溶融金属の噴射方
向における上流側に位置をずらして配置されているもの
とした。
紡糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記坩堝の先
端側に位置する前記高周波コイルの端部が、前記坩堝の
先端に対して、前記噴射口からの前記溶融金属の噴射方
向における上流側に位置をずらして配置されているもの
とした。
【0046】また、請求項8に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記発熱媒体が
白金により形成されているものとした。
糸装置における溶融金属噴射部構造は、前記発熱媒体が
白金により形成されているものとした。
【0047】請求項1に記載した本発明の溶融紡糸装置
における溶融金属噴射部構造によれば、目詰まりを起こ
し易い坩堝先端の噴射口付近での溶融金属の凝固を、発
熱媒体の発する熱での加熱により防止することが可能と
なり、しかも、発熱媒体が金属原材料よりも高融点であ
ることから、金属原材料が十分に溶融するように発熱媒
体を高温で発熱させることが可能となる。
における溶融金属噴射部構造によれば、目詰まりを起こ
し易い坩堝先端の噴射口付近での溶融金属の凝固を、発
熱媒体の発する熱での加熱により防止することが可能と
なり、しかも、発熱媒体が金属原材料よりも高融点であ
ることから、金属原材料が十分に溶融するように発熱媒
体を高温で発熱させることが可能となる。
【0048】また、請求項1に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、高周波コ
イルに高周波電流を流す電源とは別のエネルギー源を用
いずに発熱媒体を発熱させることが可能となるため、専
用の発熱用エネルギー源を用いて発熱媒体を発熱させる
場合に比べて、コストをかけることなく安価に噴射口の
目詰まりを防止し、金属細線を安定して連続的に製造す
ることが可能となる。
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、高周波コ
イルに高周波電流を流す電源とは別のエネルギー源を用
いずに発熱媒体を発熱させることが可能となるため、専
用の発熱用エネルギー源を用いて発熱媒体を発熱させる
場合に比べて、コストをかけることなく安価に噴射口の
目詰まりを防止し、金属細線を安定して連続的に製造す
ることが可能となる。
【0049】また、請求項2に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、発熱媒体
が回転水槽内の酸化雰囲気中に露出しなくなるので、酸
化雰囲気中での耐浸食性の有無に関係なく、発熱効率の
よい材料で発熱媒体を形成することが可能となる。
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、発熱媒体
が回転水槽内の酸化雰囲気中に露出しなくなるので、酸
化雰囲気中での耐浸食性の有無に関係なく、発熱効率の
よい材料で発熱媒体を形成することが可能となる。
【0050】さらに、請求項3に記載した本発明の溶融
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、銅合金
が坩堝本体に接触しても、グラファイト製であることか
らこれとは反応せず、よって、銅合金の変質を防ぐこと
が可能となる。
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、銅合金
が坩堝本体に接触しても、グラファイト製であることか
らこれとは反応せず、よって、銅合金の変質を防ぐこと
が可能となる。
【0051】しかも、請求項3に記載した本発明の溶融
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、酸化雰
囲気に対する耐浸食性の点で劣るグラファイト製の坩堝
本体がセラミック製のカバーとノズル部材により覆われ
ることから、坩堝全体としての銅合金との反応の防止
と、酸化雰囲気による浸食の防止とを同時に達成し、市
場性に優れた銅合金を原材料として液中紡糸法により金
属細線を製造することが可能となる。
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、酸化雰
囲気に対する耐浸食性の点で劣るグラファイト製の坩堝
本体がセラミック製のカバーとノズル部材により覆われ
ることから、坩堝全体としての銅合金との反応の防止
と、酸化雰囲気による浸食の防止とを同時に達成し、市
場性に優れた銅合金を原材料として液中紡糸法により金
属細線を製造することが可能となる。
【0052】また、請求項4に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、原材料と
反応するか否かや、原材料の溶融時に発生する蒸気に対
する耐浸食性の有無に応じて、最も適したものを選択し
て使用することが可能となる。
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、原材料と
反応するか否かや、原材料の溶融時に発生する蒸気に対
する耐浸食性の有無に応じて、最も適したものを選択し
て使用することが可能となる。
【0053】さらに、請求項5に記載した本発明の溶融
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、カバー
の露出孔から露出する坩堝本体の噴射孔やその近傍の部
分をノズル部材で覆うに当たり、露出孔とノズル部材と
の間や、ノズル部材と坩堝本体の噴射孔近傍部分との間
に隙間ができて、その隙間からカバーの内部に回転水槽
内の酸化雰囲気が侵入し、酸化雰囲気に弱いグラファイ
トが浸食されて頻繁に交換を余儀なくされるのを防止す
ることが可能となる。
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、カバー
の露出孔から露出する坩堝本体の噴射孔やその近傍の部
分をノズル部材で覆うに当たり、露出孔とノズル部材と
の間や、ノズル部材と坩堝本体の噴射孔近傍部分との間
に隙間ができて、その隙間からカバーの内部に回転水槽
内の酸化雰囲気が侵入し、酸化雰囲気に弱いグラファイ
トが浸食されて頻繁に交換を余儀なくされるのを防止す
ることが可能となる。
【0054】また、請求項6に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、噴射部全
体の回転水槽に対する位置に関係なく、溶融金属を冷却
液体層の液面に対してできるだけ小さい角度で入水さ
せ、入水時に溶融金属が冷却液体層の液面から受ける抵
抗を小さくして、線状の溶融金属が扁平形状等に変形す
るのを確実に防ぐことが可能となる。
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、噴射部全
体の回転水槽に対する位置に関係なく、溶融金属を冷却
液体層の液面に対してできるだけ小さい角度で入水さ
せ、入水時に溶融金属が冷却液体層の液面から受ける抵
抗を小さくして、線状の溶融金属が扁平形状等に変形す
るのを確実に防ぐことが可能となる。
【0055】さらに、請求項7に記載した本発明の溶融
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、高周波
コイルと坩堝先端との配置差を利用して、液中紡糸装置
の回転水槽内の冷却液体層の液面に坩堝や噴射口ができ
るだけ接近するように、噴射部を回転水槽内に配置する
ことができるようになる。
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、高周波
コイルと坩堝先端との配置差を利用して、液中紡糸装置
の回転水槽内の冷却液体層の液面に坩堝や噴射口ができ
るだけ接近するように、噴射部を回転水槽内に配置する
ことができるようになる。
【0056】これにより、発熱媒体の発する熱により坩
堝の先端の噴射孔近傍部分における溶融金属の凝固を防
ぎつつ、噴射した溶融金属を線状に安定して保ったま
ま、この溶融金属を冷却液体層の液面に対してできるだ
け小さい角度で入水させ、入水時に溶融金属が冷却液体
層の液面から受ける抵抗を小さくして、線状の溶融金属
が扁平形状等に変形するのを確実に防ぐことが可能とな
る。
堝の先端の噴射孔近傍部分における溶融金属の凝固を防
ぎつつ、噴射した溶融金属を線状に安定して保ったま
ま、この溶融金属を冷却液体層の液面に対してできるだ
け小さい角度で入水させ、入水時に溶融金属が冷却液体
層の液面から受ける抵抗を小さくして、線状の溶融金属
が扁平形状等に変形するのを確実に防ぐことが可能とな
る。
【0057】また、請求項8に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、金属細線
の原材料や坩堝の材料よりも融点を高く設定して高温で
発熱させることが可能となり、これにより、坩堝内の原
材料を確実に溶かして溶融金属とすることが可能とな
る。
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、金属細線
の原材料や坩堝の材料よりも融点を高く設定して高温で
発熱させることが可能となり、これにより、坩堝内の原
材料を確実に溶かして溶融金属とすることが可能とな
る。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態による溶
融金属噴射部構造を図面を参照して説明する。
融金属噴射部構造を図面を参照して説明する。
【0059】図1は本発明の一実施形態に係る溶融金属
噴射部構造の概略構成を示す断面図で、図1中引用符号
1で示す本実施形態の噴射部は、従来の技術の欄で引用
した図2の回転水槽A内の冷却液体層Dの水面Eに向け
て線状の溶融金属を噴射する坩堝Bの構造として適用さ
れるものである。
噴射部構造の概略構成を示す断面図で、図1中引用符号
1で示す本実施形態の噴射部は、従来の技術の欄で引用
した図2の回転水槽A内の冷却液体層Dの水面Eに向け
て線状の溶融金属を噴射する坩堝Bの構造として適用さ
れるものである。
【0060】そして、前記噴射部1は、図1に示すよう
に、坩堝3と、この坩堝3内の金属細線の原材料を電磁
加熱する高周波コイル45とを有している。
に、坩堝3と、この坩堝3内の金属細線の原材料を電磁
加熱する高周波コイル45とを有している。
【0061】前記坩堝3は、金属細線の原材料を溶融さ
せた溶融金属を内部で生成する坩堝本体5と、この坩堝
本体5を覆うカバー7とで構成されている。
せた溶融金属を内部で生成する坩堝本体5と、この坩堝
本体5を覆うカバー7とで構成されている。
【0062】前記坩堝本体5は、グラファイトにより有
底の略筒状に形成され、坩堝本体5の先端には、坩堝本
体5の軸方向外方に突出する噴射管9が一体に突出形成
されており、この噴射管9に、坩堝本体5の内部と外部
とを連通する通路11(噴射孔に相当)が、坩堝本体5
の中心よりも偏心した箇所に、坩堝本体5の軸方向に沿
って貫設されている。
底の略筒状に形成され、坩堝本体5の先端には、坩堝本
体5の軸方向外方に突出する噴射管9が一体に突出形成
されており、この噴射管9に、坩堝本体5の内部と外部
とを連通する通路11(噴射孔に相当)が、坩堝本体5
の中心よりも偏心した箇所に、坩堝本体5の軸方向に沿
って貫設されている。
【0063】そして、前記噴射管9は、略円錐状を呈す
るセラミック製のノズル部材13で覆われており、この
ノズル部材13には、前記通路11と連通するオリフィ
ス15が、坩堝本体5の軸方向に沿って貫設されてい
る。
るセラミック製のノズル部材13で覆われており、この
ノズル部材13には、前記通路11と連通するオリフィ
ス15が、坩堝本体5の軸方向に沿って貫設されてい
る。
【0064】尚、前記ノズル部材13は、銅合金との反
応性がなく、且つ、噴射部1が配置される不図示の回転
水槽内やその近傍の酸化雰囲気に対する耐浸食性や高熱
に対する耐久性に比較的優れた窒化ホウ素、窒化シリコ
ン、炭化シリコン、アルミナ、マグネシア、カルシア、
及び、イットリアの中から選択される材料により形成す
ることができ、本実施形態では、窒化ホウ素によりノズ
ル部材13が形成されている。
応性がなく、且つ、噴射部1が配置される不図示の回転
水槽内やその近傍の酸化雰囲気に対する耐浸食性や高熱
に対する耐久性に比較的優れた窒化ホウ素、窒化シリコ
ン、炭化シリコン、アルミナ、マグネシア、カルシア、
及び、イットリアの中から選択される材料により形成す
ることができ、本実施形態では、窒化ホウ素によりノズ
ル部材13が形成されている。
【0065】そして、本実施形態では、坩堝本体5の噴
射管9の通路11とノズル部材13のオリフィス15と
で、請求項中の噴射口が構成されている。
射管9の通路11とノズル部材13のオリフィス15と
で、請求項中の噴射口が構成されている。
【0066】前記カバー7は、石英により有底の筒状に
形成され、このカバー7で坩堝本体5を覆った状態で、
カバー7の先端部に形成されたすり鉢状のテーパ孔17
(露出孔に相当)に前記ノズル部材13がカバー7の内
側から隙間なく嵌着され、前記オリフィス15を含むノ
ズル部材13の先端部分が、カバー7の下端部から突出
して外部に露出している。
形成され、このカバー7で坩堝本体5を覆った状態で、
カバー7の先端部に形成されたすり鉢状のテーパ孔17
(露出孔に相当)に前記ノズル部材13がカバー7の内
側から隙間なく嵌着され、前記オリフィス15を含むノ
ズル部材13の先端部分が、カバー7の下端部から突出
して外部に露出している。
【0067】また、前記カバー7の開口端には外向きの
フランジ19が形成されており、このカバー7は、筒状
のホルダー21の一端に形成された内向きのフランジ2
3にシール材25を介してフランジ19を係止させるこ
とでホルダー21に支持されている。
フランジ19が形成されており、このカバー7は、筒状
のホルダー21の一端に形成された内向きのフランジ2
3にシール材25を介してフランジ19を係止させるこ
とでホルダー21に支持されている。
【0068】前記カバー7及び前記ホルダー21内に
は、前記坩堝本体5の開口端を塞ぐ閉塞板27と、この
閉塞板27上に配置されるコイルスプリング29(付勢
部材に相当)と、このコイルスプリング29上に配置さ
れる押さえ板31と、この押さえ板31上に配置される
筒状のスペーサ33とが設けられている。
は、前記坩堝本体5の開口端を塞ぐ閉塞板27と、この
閉塞板27上に配置されるコイルスプリング29(付勢
部材に相当)と、このコイルスプリング29上に配置さ
れる押さえ板31と、この押さえ板31上に配置される
筒状のスペーサ33とが設けられている。
【0069】そして、前記スペーサ33上に蓋体35を
配設してこの蓋体35によりホルダー21の他端を塞い
だ状態で、ホルダー21に略筒状のキャップ部材37を
外側からねじ嵌合して締め付けることで、このキャップ
部材37が、蓋体35、スペーサ33、及び、押さえ板
31を介してコイルスプリング29を収縮させ、このコ
イルスプリング29の弾発力により、閉塞板27を介し
て坩堝本体5をガタつかないようにカバー7の先端側に
押さえ付け、これにより、ノズル部材13が坩堝本体5
のテーパ孔17の周面に隙間なく押さえ付けられるよう
に構成されている。
配設してこの蓋体35によりホルダー21の他端を塞い
だ状態で、ホルダー21に略筒状のキャップ部材37を
外側からねじ嵌合して締め付けることで、このキャップ
部材37が、蓋体35、スペーサ33、及び、押さえ板
31を介してコイルスプリング29を収縮させ、このコ
イルスプリング29の弾発力により、閉塞板27を介し
て坩堝本体5をガタつかないようにカバー7の先端側に
押さえ付け、これにより、ノズル部材13が坩堝本体5
のテーパ孔17の周面に隙間なく押さえ付けられるよう
に構成されている。
【0070】さらに、カバー7で坩堝本体5を覆った状
態で、坩堝本体5の外周壁とカバー7の内周壁との間に
画成される筒状の空間Sで、噴射管9寄りに位置する坩
堝本体5の下部側の空間S部分には、金属細線の原材料
よりも高融点で、且つ、この原材料を溶融させた溶融金
属の高熱蒸気に対する耐浸食性に優れた、電磁発熱性に
富んだ材料、例えば、白金で形成された筒状の熱源スリ
ーブ39(発熱媒体に相当)が配設されている。
態で、坩堝本体5の外周壁とカバー7の内周壁との間に
画成される筒状の空間Sで、噴射管9寄りに位置する坩
堝本体5の下部側の空間S部分には、金属細線の原材料
よりも高融点で、且つ、この原材料を溶融させた溶融金
属の高熱蒸気に対する耐浸食性に優れた、電磁発熱性に
富んだ材料、例えば、白金で形成された筒状の熱源スリ
ーブ39(発熱媒体に相当)が配設されている。
【0071】また、噴射部1の内部には、先端が閉塞さ
れた略筒状の保護管41が配設されており、この保護管
41は、前記スペーサ33及び押さえ板31の内側を通
り、且つ、押さえ板31及び閉塞板27を貫通して、坩
堝本体5の内部に挿入されており、保護管41の先端
は、坩堝本体5の下端付近に略達している。そして、前
記保護管41内には、蓋体35を貫通して噴射部1の外
方から挿入された測温用の熱電対43が、保護管41の
先端に至る長さで配設されている。
れた略筒状の保護管41が配設されており、この保護管
41は、前記スペーサ33及び押さえ板31の内側を通
り、且つ、押さえ板31及び閉塞板27を貫通して、坩
堝本体5の内部に挿入されており、保護管41の先端
は、坩堝本体5の下端付近に略達している。そして、前
記保護管41内には、蓋体35を貫通して噴射部1の外
方から挿入された測温用の熱電対43が、保護管41の
先端に至る長さで配設されている。
【0072】また、前記高周波コイル45は、螺旋状に
巻回されていて、カバー7の先端側の端部が、このカバ
ー7の先端よりも若干フランジ19寄りの箇所に位置す
るように、前記カバー7の外側に配置されている。
巻回されていて、カバー7の先端側の端部が、このカバ
ー7の先端よりも若干フランジ19寄りの箇所に位置す
るように、前記カバー7の外側に配置されている。
【0073】そして、高周波コイル45は、これに高周
波電流を流すことで、坩堝本体5と熱源スリーブ39と
に渦電流をそれぞれ発生させてこれらを電磁発熱させ、
坩堝本体5の内部の金属原材料を加熱、溶融させるよう
に構成されている。
波電流を流すことで、坩堝本体5と熱源スリーブ39と
に渦電流をそれぞれ発生させてこれらを電磁発熱させ、
坩堝本体5の内部の金属原材料を加熱、溶融させるよう
に構成されている。
【0074】また、熱源スリーブ39は、高周波コイル
45に高周波電流を流すことで電磁加熱され、この熱が
坩堝本体5のうち熱源スリーブ39に臨む坩堝本体5の
噴射管9寄り部分、即ち、先部側の坩堝本体5部分に伝
わって、この坩堝本体5部分と、噴射管9を覆うノズル
部材13とを加熱するように構成されている。尚、図1
中引用符号47はホルダー21冷却用の水冷パイプを示
す。
45に高周波電流を流すことで電磁加熱され、この熱が
坩堝本体5のうち熱源スリーブ39に臨む坩堝本体5の
噴射管9寄り部分、即ち、先部側の坩堝本体5部分に伝
わって、この坩堝本体5部分と、噴射管9を覆うノズル
部材13とを加熱するように構成されている。尚、図1
中引用符号47はホルダー21冷却用の水冷パイプを示
す。
【0075】次に、上述のように構成された本実施形態
の噴射部1の動作(作用)について説明する。
の噴射部1の動作(作用)について説明する。
【0076】金属細線(図示せず)を製造するに当たっ
ては、まず、カバー7の先端隅部と、このカバー7先端
側の高周波コイル45端部との段差を利用して、ノズル
部材13のオリフィス15を下方に向けた姿勢の噴射部
1を、液中紡糸装置(図示せず)の回転水槽内の略傾斜
面となる冷却液体層の水面に、ノズル部材13ができる
だけ接近するように配置し、さらに、偏心した坩堝本体
5の噴射管9の噴射孔11が、回転水槽内の冷却液体層
にできるだけ接近するように配置する。
ては、まず、カバー7の先端隅部と、このカバー7先端
側の高周波コイル45端部との段差を利用して、ノズル
部材13のオリフィス15を下方に向けた姿勢の噴射部
1を、液中紡糸装置(図示せず)の回転水槽内の略傾斜
面となる冷却液体層の水面に、ノズル部材13ができる
だけ接近するように配置し、さらに、偏心した坩堝本体
5の噴射管9の噴射孔11が、回転水槽内の冷却液体層
にできるだけ接近するように配置する。
【0077】次に、坩堝本体5の内部に原材料、本実施
形態では銅合金を投入した上で、ホルダー21の不図示
の雰囲気圧供給口から供給される高圧のガスにより、坩
堝本体5の内部を所定の圧力で且つ所定種類の気体を混
合した高圧雰囲気にして暫く放置した後、高周波コイル
45に高周波電流を流す。
形態では銅合金を投入した上で、ホルダー21の不図示
の雰囲気圧供給口から供給される高圧のガスにより、坩
堝本体5の内部を所定の圧力で且つ所定種類の気体を混
合した高圧雰囲気にして暫く放置した後、高周波コイル
45に高周波電流を流す。
【0078】すると、坩堝本体5内の銅合金が、高周波
コイル45への高周波電流の通電に伴い発生する渦電流
により発熱して溶融し、ここで、前記雰囲気圧供給口か
ら常圧で微量の前記ガスを坩堝3内に導入すると、坩堝
本体5の内部が前記所定の圧力に維持されて、坩堝本体
5内の溶融した銅合金が噴射管9の通路11に流出し、
さらに、ノズル部材13のオリフィス15から坩堝1の
外方の、液中紡糸装置(図示せず)の回転水槽中の冷却
液体層に向けて、製造する金属細線の線径に応じた線状
となって噴射される。
コイル45への高周波電流の通電に伴い発生する渦電流
により発熱して溶融し、ここで、前記雰囲気圧供給口か
ら常圧で微量の前記ガスを坩堝3内に導入すると、坩堝
本体5の内部が前記所定の圧力に維持されて、坩堝本体
5内の溶融した銅合金が噴射管9の通路11に流出し、
さらに、ノズル部材13のオリフィス15から坩堝1の
外方の、液中紡糸装置(図示せず)の回転水槽中の冷却
液体層に向けて、製造する金属細線の線径に応じた線状
となって噴射される。
【0079】このときには、高周波コイル45への高周
波電流の通電に伴いグラファイト製の坩堝本体5にも渦
電流が発生して、銅合金ほどではないにしろ自己発熱す
るが、高周波コイル45がカバー7の先端よりも若干フ
ランジ19寄りに配置されている関係上、噴射管9寄り
の先部部分とこの噴射管9を覆うノズル部材13とでは
自己発熱がそれ程期待できない。
波電流の通電に伴いグラファイト製の坩堝本体5にも渦
電流が発生して、銅合金ほどではないにしろ自己発熱す
るが、高周波コイル45がカバー7の先端よりも若干フ
ランジ19寄りに配置されている関係上、噴射管9寄り
の先部部分とこの噴射管9を覆うノズル部材13とでは
自己発熱がそれ程期待できない。
【0080】しかし、これら噴射管9寄りの先部部分と
この噴射管9を覆うノズル部材13とが、高周波コイル
45への高周波電流の通電に伴い坩堝本体5と共に渦電
流が発生する熱源スリーブ39の発する熱によって十分
に加熱されるので、これらの部分が坩堝本体5の発する
熱によって十分に加熱されなくても、噴射管9やノズル
部材13における溶融した銅合金の凝固とそれに伴う通
路11やオリフィス15での目詰まりは発生しない。
この噴射管9を覆うノズル部材13とが、高周波コイル
45への高周波電流の通電に伴い坩堝本体5と共に渦電
流が発生する熱源スリーブ39の発する熱によって十分
に加熱されるので、これらの部分が坩堝本体5の発する
熱によって十分に加熱されなくても、噴射管9やノズル
部材13における溶融した銅合金の凝固とそれに伴う通
路11やオリフィス15での目詰まりは発生しない。
【0081】また、前記噴射部1の配設される前記液中
紡糸装置の回転水槽やその近傍は、噴射部1から噴射さ
れる溶融した銅合金と空気との反応によって酸化雰囲気
となっているが、この酸化雰囲気にさらされる坩堝3部
分は、坩堝本体5を覆う石英製のカバー7と、このカバ
ー7のテーパ孔17から突出する窒化ホウ素製のノズル
部材13の先端部分のみであり、これらはいずれも、耐
酸化性に優れた材料であるため、酸化雰囲気により浸食
されることはない。
紡糸装置の回転水槽やその近傍は、噴射部1から噴射さ
れる溶融した銅合金と空気との反応によって酸化雰囲気
となっているが、この酸化雰囲気にさらされる坩堝3部
分は、坩堝本体5を覆う石英製のカバー7と、このカバ
ー7のテーパ孔17から突出する窒化ホウ素製のノズル
部材13の先端部分のみであり、これらはいずれも、耐
酸化性に優れた材料であるため、酸化雰囲気により浸食
されることはない。
【0082】特に、キャップ部材37の締め付けにより
収縮したコイルスプリング29の弾発力により、閉塞板
27及び坩堝本体5を介してノズル部材13が、テーパ
孔17の周面にガタつかないように押さえ付けられるの
で、ノズル部材13とテーパ孔17との隙間、或は、ノ
ズル部材13と坩堝本体5との隙間からカバー7内に回
転水槽内の酸化雰囲気が侵入し、この酸化雰囲気により
坩堝本体5が浸食されることはない。
収縮したコイルスプリング29の弾発力により、閉塞板
27及び坩堝本体5を介してノズル部材13が、テーパ
孔17の周面にガタつかないように押さえ付けられるの
で、ノズル部材13とテーパ孔17との隙間、或は、ノ
ズル部材13と坩堝本体5との隙間からカバー7内に回
転水槽内の酸化雰囲気が侵入し、この酸化雰囲気により
坩堝本体5が浸食されることはない。
【0083】しかも、前記ノズル部材13やカバー7は
いずれも、熱衝撃に強い材料で形成されているため、万
一、噴射した溶融銅合金の入水により回転水槽の冷却液
体層から冷却液体の飛沫が跳ね返って付着しても、それ
による熱衝撃でノズル部材13やその近傍のカバー7部
分が傷むこともない。
いずれも、熱衝撃に強い材料で形成されているため、万
一、噴射した溶融銅合金の入水により回転水槽の冷却液
体層から冷却液体の飛沫が跳ね返って付着しても、それ
による熱衝撃でノズル部材13やその近傍のカバー7部
分が傷むこともない。
【0084】このように本実施形態によれば、液中紡糸
装置において溶融状態の銅合金を線状にして噴射する噴
射部1の坩堝本体5を有する坩堝3の外側に高周波コイ
ル45を配置し、高周波電流の通電により坩堝本体5内
の銅合金に渦電流を発生させて、銅合金を電磁加熱によ
り溶融させ、溶融銅合金として噴射させるに当たり、坩
堝本体5の溶融銅合金が噴射される噴射管9の近傍の坩
堝本体5先端部分の外側に、白金製の熱源スリーブ39
を配設し、高周波コイル45への高周波電流の通電に伴
って銅合金と共に熱源スリーブ39にも渦電流を発生さ
せて発熱させ、この熱源スリーブ39の発する熱によ
り、坩堝本体5のうち噴射管9寄りの先部部分とこの噴
射管9を覆うノズル部材13とを加熱する構成とした。
装置において溶融状態の銅合金を線状にして噴射する噴
射部1の坩堝本体5を有する坩堝3の外側に高周波コイ
ル45を配置し、高周波電流の通電により坩堝本体5内
の銅合金に渦電流を発生させて、銅合金を電磁加熱によ
り溶融させ、溶融銅合金として噴射させるに当たり、坩
堝本体5の溶融銅合金が噴射される噴射管9の近傍の坩
堝本体5先端部分の外側に、白金製の熱源スリーブ39
を配設し、高周波コイル45への高周波電流の通電に伴
って銅合金と共に熱源スリーブ39にも渦電流を発生さ
せて発熱させ、この熱源スリーブ39の発する熱によ
り、坩堝本体5のうち噴射管9寄りの先部部分とこの噴
射管9を覆うノズル部材13とを加熱する構成とした。
【0085】このため、噴射管9やその近傍の坩堝本体
5先端部分とノズル部材13とを十分に加熱して、噴射
管9の通路11やノズル部材13のオリフィス15にお
ける溶融銅合金の凝固による目詰まりの発生を防止し、
銅合金による金属細線を途切れることなく連続的に確実
に製造することができる。
5先端部分とノズル部材13とを十分に加熱して、噴射
管9の通路11やノズル部材13のオリフィス15にお
ける溶融銅合金の凝固による目詰まりの発生を防止し、
銅合金による金属細線を途切れることなく連続的に確実
に製造することができる。
【0086】尚、坩堝3の構成は、本実施形態のよう
に、銅合金が溶融される内側の坩堝本体5とこれを覆う
カバー7との2層構造としなくてもよいが、そのように
構成して坩堝本体5とカバー7との間に熱源スリーブ3
9を配設する構成とすれば、熱源スリーブ39が回転水
槽内の酸化雰囲気に露出しなくなるので、酸化雰囲気中
での耐浸食性の有無に関係なく、白金に限らず発熱効率
のよい材料で熱源スリーブ39を構成することができ
る。
に、銅合金が溶融される内側の坩堝本体5とこれを覆う
カバー7との2層構造としなくてもよいが、そのように
構成して坩堝本体5とカバー7との間に熱源スリーブ3
9を配設する構成とすれば、熱源スリーブ39が回転水
槽内の酸化雰囲気に露出しなくなるので、酸化雰囲気中
での耐浸食性の有無に関係なく、白金に限らず発熱効率
のよい材料で熱源スリーブ39を構成することができ
る。
【0087】そして、熱源スリーブ39の材料は、坩堝
3を2層構造とするか否かとは関係なく、本実施形態で
用いた白金に限らず任意であるが、金属細線の原材料が
坩堝本体5内で溶融する温度よりも高い温度で発熱して
坩堝本体5を加熱する必要がある関係上、少なくとも原
材料よりも融点が高い材料を用いることが必要である。
3を2層構造とするか否かとは関係なく、本実施形態で
用いた白金に限らず任意であるが、金属細線の原材料が
坩堝本体5内で溶融する温度よりも高い温度で発熱して
坩堝本体5を加熱する必要がある関係上、少なくとも原
材料よりも融点が高い材料を用いることが必要である。
【0088】また、本発明は、本実施形態のように銅合
金の金属細線を製造する場合に限らず、他の原材料で溶
融紡糸法により金属細線を製造する場合にも適用可能で
あり、坩堝3を坩堝本体5とカバー7の2層構造とする
場合のそれぞれの材料は、本実施形態のようにグラファ
イトとセラミックに限定されない。
金の金属細線を製造する場合に限らず、他の原材料で溶
融紡糸法により金属細線を製造する場合にも適用可能で
あり、坩堝3を坩堝本体5とカバー7の2層構造とする
場合のそれぞれの材料は、本実施形態のようにグラファ
イトとセラミックに限定されない。
【0089】しかし、本実施形態のように銅合金の金属
細線を製造する場合には、グラファイトで坩堝本体5を
形成することで、銅合金との反応をなくして銅合金の変
質を防止することができ、また、セラミック製のカバー
7や、窒化ホウ素製のノズル部材13で坩堝本体5を覆
うことで、酸化雰囲気中での耐浸食性に欠けるグラファ
イト製の坩堝本体5が回転水槽内で外部に露出するのを
防ぐことができる。
細線を製造する場合には、グラファイトで坩堝本体5を
形成することで、銅合金との反応をなくして銅合金の変
質を防止することができ、また、セラミック製のカバー
7や、窒化ホウ素製のノズル部材13で坩堝本体5を覆
うことで、酸化雰囲気中での耐浸食性に欠けるグラファ
イト製の坩堝本体5が回転水槽内で外部に露出するのを
防ぐことができる。
【0090】しかも、セラミック製のカバー7やノズル
部材13で坩堝本体5を覆うことで、溶融銅合金と接触
することのないカバー7とノズル部材13により、坩堝
本体5の酸化雰囲気中での耐浸食性を全体に亘って確保
して、市場性の高い銅合金を原材料として液中紡糸装置
により金属細線を製造することができる。
部材13で坩堝本体5を覆うことで、溶融銅合金と接触
することのないカバー7とノズル部材13により、坩堝
本体5の酸化雰囲気中での耐浸食性を全体に亘って確保
して、市場性の高い銅合金を原材料として液中紡糸装置
により金属細線を製造することができる。
【0091】さらに、坩堝本体5をコイルスプリング2
9によりカバー7の先端側に付勢して、コイル部材13
をカバー7先端のテーパ孔17に押し付ける構成は省略
してもよいが、本実施形態のように、この構成を設けれ
ば、ノズル部材13とテーパ孔17との隙間、或は、ノ
ズル部材13と坩堝本体5との隙間からカバー7内に回
転水槽内の酸化雰囲気が侵入し、この酸化雰囲気に触れ
てグラファイト製の坩堝本体5が浸食され、頻繁な交換
を余儀なくされるのを防止できるので、有利である。
9によりカバー7の先端側に付勢して、コイル部材13
をカバー7先端のテーパ孔17に押し付ける構成は省略
してもよいが、本実施形態のように、この構成を設けれ
ば、ノズル部材13とテーパ孔17との隙間、或は、ノ
ズル部材13と坩堝本体5との隙間からカバー7内に回
転水槽内の酸化雰囲気が侵入し、この酸化雰囲気に触れ
てグラファイト製の坩堝本体5が浸食され、頻繁な交換
を余儀なくされるのを防止できるので、有利である。
【0092】また、坩堝本体5の噴射管9の位置を噴射
管9の中心から偏心した位置とする構成は、省略して、
一般的な坩堝と同じように、坩堝本体5の中心に噴射管
9を位置させるようにしてもよいが、本実施形態のよう
に噴射管9の位置を坩堝本体5の中心から偏心させるこ
とで、その偏心させた分だけ、噴射部1自体の位置をず
らさなくても、溶融銅合金の噴射位置を回転水槽の内周
壁や冷却液体層に近づけて、冷却液体層の水面に対する
溶融銅合金の入水角度を小さくし、線状で噴射された溶
融銅合金が扁平形状等に変形するのを確実に防ぐことが
できる。
管9の中心から偏心した位置とする構成は、省略して、
一般的な坩堝と同じように、坩堝本体5の中心に噴射管
9を位置させるようにしてもよいが、本実施形態のよう
に噴射管9の位置を坩堝本体5の中心から偏心させるこ
とで、その偏心させた分だけ、噴射部1自体の位置をず
らさなくても、溶融銅合金の噴射位置を回転水槽の内周
壁や冷却液体層に近づけて、冷却液体層の水面に対する
溶融銅合金の入水角度を小さくし、線状で噴射された溶
融銅合金が扁平形状等に変形するのを確実に防ぐことが
できる。
【0093】
[実験例]金属細線の原材料としてCu−5%Si合金
100gを用い、図1に示す本発明の一実施形態による
噴射部1を用いて、所定の加熱温度の下で原材料を溶融
させてこの溶融金属の噴射を行った。尚、坩堝本体5の
材料はグラファイト、カバー7の材料は石英、ノズル部
材13は窒化ホウ素、熱源スリーブ39の材料は白金と
した。
100gを用い、図1に示す本発明の一実施形態による
噴射部1を用いて、所定の加熱温度の下で原材料を溶融
させてこの溶融金属の噴射を行った。尚、坩堝本体5の
材料はグラファイト、カバー7の材料は石英、ノズル部
材13は窒化ホウ素、熱源スリーブ39の材料は白金と
した。
【0094】この結果、坩堝本体5に投入した原材料の
全てを線状の溶融金属として噴射することができた。
全てを線状の溶融金属として噴射することができた。
【0095】[比較例]金属細線の原材料として、実験
例と同じくCu−5%Si合金100gを用い、図3に
示すグラファイトにより坩堝を構成した従来のノズル一
体型の噴射部を用いて、実験例と同じく、所定の加熱温
度の下で原材料を溶融させてこの溶融金属の噴射を行っ
た。
例と同じくCu−5%Si合金100gを用い、図3に
示すグラファイトにより坩堝を構成した従来のノズル一
体型の噴射部を用いて、実験例と同じく、所定の加熱温
度の下で原材料を溶融させてこの溶融金属の噴射を行っ
た。
【0096】この結果、20〜30gの溶融金属が坩堝
本体55内に残った状態で、オリフィス59が凝固した
溶融金属によって目詰まりを起こし、その後の噴射が不
能となった。
本体55内に残った状態で、オリフィス59が凝固した
溶融金属によって目詰まりを起こし、その後の噴射が不
能となった。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の溶融紡糸装置における溶融金属噴射部構造によ
れば、回転水槽内に配置された坩堝の外側に配置された
高周波コイルにより、前記坩堝内の金属原材料を電磁加
熱しつつ、該高周波コイルによる電磁加熱で前記金属原
材料が溶けてできた前記坩堝内の溶融金属を、該坩堝の
先端の噴射口から前記回転水槽内の冷却液体層に向けて
噴射して金属細線を製造する溶融紡糸装置における前記
溶融金属の噴射部の構造であって、前記坩堝の先端に取
着され前記高周波コイルにより電磁加熱されて発熱する
前記金属原材料よりも高融点の発熱媒体を備え、前記発
熱媒体の発する熱により前記坩堝内で先端寄り部分の前
記溶融金属を加熱する構成とした。
本発明の溶融紡糸装置における溶融金属噴射部構造によ
れば、回転水槽内に配置された坩堝の外側に配置された
高周波コイルにより、前記坩堝内の金属原材料を電磁加
熱しつつ、該高周波コイルによる電磁加熱で前記金属原
材料が溶けてできた前記坩堝内の溶融金属を、該坩堝の
先端の噴射口から前記回転水槽内の冷却液体層に向けて
噴射して金属細線を製造する溶融紡糸装置における前記
溶融金属の噴射部の構造であって、前記坩堝の先端に取
着され前記高周波コイルにより電磁加熱されて発熱する
前記金属原材料よりも高融点の発熱媒体を備え、前記発
熱媒体の発する熱により前記坩堝内で先端寄り部分の前
記溶融金属を加熱する構成とした。
【0098】このため、目詰まりを起こし易い坩堝先端
の噴射口付近での溶融金属の凝固を、発熱媒体の発する
熱での加熱により防止することができ、しかも、発熱媒
体が金属原材料よりも高融点であることから、金属原材
料が十分に溶融するように発熱媒体を高温で発熱させる
ことができる。
の噴射口付近での溶融金属の凝固を、発熱媒体の発する
熱での加熱により防止することができ、しかも、発熱媒
体が金属原材料よりも高融点であることから、金属原材
料が十分に溶融するように発熱媒体を高温で発熱させる
ことができる。
【0099】また、請求項1に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、高周波コ
イルに高周波電流を流す電源とは別のエネルギー源を用
いずに発熱媒体を発熱させることができるため、専用の
発熱用エネルギー源を用いて発熱媒体を発熱させる場合
に比べて、コストをかけることなく安価に噴射口の目詰
まりを防止し、金属細線を安定して連続的に製造するこ
とができる。
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、高周波コ
イルに高周波電流を流す電源とは別のエネルギー源を用
いずに発熱媒体を発熱させることができるため、専用の
発熱用エネルギー源を用いて発熱媒体を発熱させる場合
に比べて、コストをかけることなく安価に噴射口の目詰
まりを防止し、金属細線を安定して連続的に製造するこ
とができる。
【0100】また、請求項2に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記坩堝
が、前記溶融金属が内部に収容される坩堝本体と、該坩
堝本体を覆うカバーとを有しており、前記発熱媒体が、
前記坩堝本体と前記カバーとの間に介設されている構成
としたので、発熱媒体が回転水槽内の酸化雰囲気中に露
出しなくなり、これにより、酸化雰囲気中での耐浸食性
の有無に関係なく、発熱効率のよい材料で発熱媒体を形
成することができる。
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記坩堝
が、前記溶融金属が内部に収容される坩堝本体と、該坩
堝本体を覆うカバーとを有しており、前記発熱媒体が、
前記坩堝本体と前記カバーとの間に介設されている構成
としたので、発熱媒体が回転水槽内の酸化雰囲気中に露
出しなくなり、これにより、酸化雰囲気中での耐浸食性
の有無に関係なく、発熱効率のよい材料で発熱媒体を形
成することができる。
【0101】さらに、請求項3に記載した本発明の溶融
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記原
材料が銅合金であり、前記坩堝本体がグラファイト製で
あり、前記カバーがセラミックにより前記坩堝本体を前
記カバーの外部から遮蔽するように形成されており、前
記坩堝本体に形成され、前記溶融金属を前記坩堝本体の
内部から外部に噴出するための噴射孔と、前記坩堝本体
に取着され前記噴射孔に連通するオリフィスが形成され
たセラミック製のノズル部材と、前記カバーに形成さ
れ、該カバーで前記坩堝本体を覆った状態で前記ノズル
部材のうち少なくとも前記オリフィスを含むノズル部材
部分を前記カバーの外部に露出させる露出孔とをさらに
備え、前記噴射孔と前記オリフィスとにより前記噴射口
を構成した。
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記原
材料が銅合金であり、前記坩堝本体がグラファイト製で
あり、前記カバーがセラミックにより前記坩堝本体を前
記カバーの外部から遮蔽するように形成されており、前
記坩堝本体に形成され、前記溶融金属を前記坩堝本体の
内部から外部に噴出するための噴射孔と、前記坩堝本体
に取着され前記噴射孔に連通するオリフィスが形成され
たセラミック製のノズル部材と、前記カバーに形成さ
れ、該カバーで前記坩堝本体を覆った状態で前記ノズル
部材のうち少なくとも前記オリフィスを含むノズル部材
部分を前記カバーの外部に露出させる露出孔とをさらに
備え、前記噴射孔と前記オリフィスとにより前記噴射口
を構成した。
【0102】このため、銅合金が坩堝本体に接触して
も、グラファイト製であることからこれとは反応せず、
よって、銅合金の変質を防ぐことができる。
も、グラファイト製であることからこれとは反応せず、
よって、銅合金の変質を防ぐことができる。
【0103】しかも、請求項3に記載した本発明の溶融
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、酸化雰
囲気に対する耐浸食性の点で劣るグラファイト製の坩堝
本体がセラミック製のカバーとノズル部材により覆われ
ることから、坩堝全体としての銅合金との反応の防止
と、酸化雰囲気による浸食の防止とを同時に達成し、市
場性に優れた銅合金を原材料として液中紡糸法により金
属細線を製造することができる。
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、酸化雰
囲気に対する耐浸食性の点で劣るグラファイト製の坩堝
本体がセラミック製のカバーとノズル部材により覆われ
ることから、坩堝全体としての銅合金との反応の防止
と、酸化雰囲気による浸食の防止とを同時に達成し、市
場性に優れた銅合金を原材料として液中紡糸法により金
属細線を製造することができる。
【0104】また、請求項4に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記ノズ
ル部材が、窒化ホウ素、窒化シリコン、炭化シリコン、
アルミナ、マグネシア、カルシア、及び、イットリアの
中から選択される材料により形成されている構成とした
ので、原材料と反応するか否かや、原材料の溶融時に発
生する蒸気に対する耐浸食性の有無に応じて、最も適し
たものを選択して使用することができる。
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記ノズ
ル部材が、窒化ホウ素、窒化シリコン、炭化シリコン、
アルミナ、マグネシア、カルシア、及び、イットリアの
中から選択される材料により形成されている構成とした
ので、原材料と反応するか否かや、原材料の溶融時に発
生する蒸気に対する耐浸食性の有無に応じて、最も適し
たものを選択して使用することができる。
【0105】さらに、請求項5に記載した本発明の溶融
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記露
出孔が、前記カバーの外側よりも内側の方が大きい径の
すり鉢状に形成されており、カバーの内部に、前記坩堝
本体を介して前記ノズル部材をカバーの内側から外側に
向けて付勢し該ノズル部材を前記露出孔に圧接させる付
勢部材が設けられている構成とした。
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記露
出孔が、前記カバーの外側よりも内側の方が大きい径の
すり鉢状に形成されており、カバーの内部に、前記坩堝
本体を介して前記ノズル部材をカバーの内側から外側に
向けて付勢し該ノズル部材を前記露出孔に圧接させる付
勢部材が設けられている構成とした。
【0106】このため、カバーの露出孔から露出する坩
堝本体の噴射孔やその近傍の部分をノズル部材で覆うに
当たり、露出孔とノズル部材との間や、ノズル部材と坩
堝本体の噴射孔近傍部分との間に隙間ができて、その隙
間からカバーの内部に回転水槽内の酸化雰囲気が侵入
し、酸化雰囲気に弱いグラファイトが浸食されて頻繁に
交換を余儀なくされるのを防止することができる。
堝本体の噴射孔やその近傍の部分をノズル部材で覆うに
当たり、露出孔とノズル部材との間や、ノズル部材と坩
堝本体の噴射孔近傍部分との間に隙間ができて、その隙
間からカバーの内部に回転水槽内の酸化雰囲気が侵入
し、酸化雰囲気に弱いグラファイトが浸食されて頻繁に
交換を余儀なくされるのを防止することができる。
【0107】また、請求項6に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記坩堝
が、前記噴射口から噴射される前記溶融金属の噴射方向
を、前記回転水槽の回転中心と前記液体冷却層の所定の
液面箇所とを結ぶ前記回転水槽の径線に沿わせた姿勢
で、前記所定の液面箇所よりも前記回転水槽の回転方向
における上流側に位置する前記液体冷却層の他の液面箇
所と、前記回転水槽の回転中心とを結ぶ他の径線の延在
方向に沿って、前記他の液面箇所に近づく向きに位置を
ずらして配置されている構成とした。
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記坩堝
が、前記噴射口から噴射される前記溶融金属の噴射方向
を、前記回転水槽の回転中心と前記液体冷却層の所定の
液面箇所とを結ぶ前記回転水槽の径線に沿わせた姿勢
で、前記所定の液面箇所よりも前記回転水槽の回転方向
における上流側に位置する前記液体冷却層の他の液面箇
所と、前記回転水槽の回転中心とを結ぶ他の径線の延在
方向に沿って、前記他の液面箇所に近づく向きに位置を
ずらして配置されている構成とした。
【0108】このため、噴射部全体の回転水槽に対する
位置に関係なく、溶融金属を冷却液体層の液面に対して
できるだけ小さい角度で入水させ、入水時に溶融金属が
冷却液体層の液面から受ける抵抗を小さくして、線状の
溶融金属が扁平形状等に変形するのを確実に防ぐことが
できる。
位置に関係なく、溶融金属を冷却液体層の液面に対して
できるだけ小さい角度で入水させ、入水時に溶融金属が
冷却液体層の液面から受ける抵抗を小さくして、線状の
溶融金属が扁平形状等に変形するのを確実に防ぐことが
できる。
【0109】さらに、請求項7に記載した本発明の溶融
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記坩
堝の先端側に位置する前記高周波コイルの端部が、前記
坩堝の先端に対して、前記噴射口からの前記溶融金属の
噴射方向における上流側に位置をずらして配置されてい
る構成とした。
紡糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記坩
堝の先端側に位置する前記高周波コイルの端部が、前記
坩堝の先端に対して、前記噴射口からの前記溶融金属の
噴射方向における上流側に位置をずらして配置されてい
る構成とした。
【0110】このため、高周波コイルと坩堝先端との配
置差を利用して、液中紡糸装置の回転水槽内の冷却液体
層の液面に坩堝や噴射口ができるだけ接近するように、
噴射部を回転水槽内に配置することができるようにな
る。
置差を利用して、液中紡糸装置の回転水槽内の冷却液体
層の液面に坩堝や噴射口ができるだけ接近するように、
噴射部を回転水槽内に配置することができるようにな
る。
【0111】これにより、発熱媒体の発する熱により坩
堝の先端の噴射孔近傍部分における溶融金属の凝固を防
ぎつつ、噴射した溶融金属を線状に安定して保ったま
ま、この溶融金属を冷却液体層の液面に対してできるだ
け小さい角度で入水させ、入水時に溶融金属が冷却液体
層の液面から受ける抵抗を小さくして、線状の溶融金属
が扁平形状等に変形するのを確実に防ぐことができる。
堝の先端の噴射孔近傍部分における溶融金属の凝固を防
ぎつつ、噴射した溶融金属を線状に安定して保ったま
ま、この溶融金属を冷却液体層の液面に対してできるだ
け小さい角度で入水させ、入水時に溶融金属が冷却液体
層の液面から受ける抵抗を小さくして、線状の溶融金属
が扁平形状等に変形するのを確実に防ぐことができる。
【0112】また、請求項8に記載した本発明の溶融紡
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記発熱
媒体が白金により形成されている構成としたので、金属
細線の原材料や坩堝の材料よりも融点を高く設定して高
温で発熱させることができ、これにより、坩堝内の原材
料を確実に溶かして溶融金属とすることができる。
糸装置における溶融金属噴射部構造によれば、前記発熱
媒体が白金により形成されている構成としたので、金属
細線の原材料や坩堝の材料よりも融点を高く設定して高
温で発熱させることができ、これにより、坩堝内の原材
料を確実に溶かして溶融金属とすることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る溶融金属噴射部構造
の概略構成を示す断面図である。
の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明が適用される一般的な液中紡糸装置の要
部構成を示す模式図である。
部構成を示す模式図である。
【図3】従来例に係りグラファイトにより坩堝を構成し
たノズル一体型の溶融金属の噴射部の概略構成を示す断
面図である。
たノズル一体型の溶融金属の噴射部の概略構成を示す断
面図である。
1 噴射部 3 坩堝 5 坩堝本体 7 カバー 11 通路(噴射孔、噴射口) 13 ノズル部材 15 オリフィス(噴射口) 17 テーパ孔(露出孔) 29 コイルスプリング(付勢部材) 39 熱源スリーブ(加熱媒体) 45 高周波コイル
Claims (8)
- 【請求項1】 回転水槽内に配置された坩堝の外側に配
置された高周波コイルにより、前記坩堝内の金属原材料
を電磁加熱しつつ、該高周波コイルによる電磁加熱で前
記金属原材料が溶けてできた前記坩堝内の溶融金属を、
該坩堝の先端の噴射口から前記回転水槽内の冷却液体層
に向けて噴射して金属細線を製造する溶融紡糸装置にお
ける前記溶融金属の噴射部の構造であって、 前記坩堝の先端に取着され前記高周波コイルにより電磁
加熱されて発熱する前記金属原材料よりも高融点の発熱
媒体を備え、 前記発熱媒体の発する熱により前記坩堝内で先端寄り部
分の前記溶融金属を加熱するようにした、 ことを特徴とする溶融紡糸装置における溶融金属噴射部
構造。 - 【請求項2】 前記坩堝は、前記溶融金属が内部に収容
される坩堝本体と、該坩堝本体を覆うカバーとを有して
おり、前記発熱媒体は、前記坩堝本体と前記カバーとの
間に介設されている請求項1記載の溶融紡糸装置におけ
る溶融金属噴射部構造。 - 【請求項3】 前記原材料は銅合金であり、前記坩堝本
体はグラファイト製であり、前記カバーはセラミックに
より前記坩堝本体を前記カバーの外部から遮蔽するよう
に形成されており、前記坩堝本体に形成され、前記溶融
金属を前記坩堝本体の内部から外部に噴出するための噴
射孔と、前記坩堝本体に取着され前記噴射孔に連通する
オリフィスが形成されたセラミック製のノズル部材と、
前記カバーに形成され、該カバーで前記坩堝本体を覆っ
た状態で前記ノズル部材のうち少なくとも前記オリフィ
スを含むノズル部材部分を前記カバーの外部に露出させ
る露出孔とをさらに備え、前記噴射孔と前記オリフィス
とにより前記噴射口が構成されている請求項2記載の溶
融紡糸装置における溶融金属噴射部構造。 - 【請求項4】 前記ノズル部材は、窒化ホウ素、窒化シ
リコン、炭化シリコン、アルミナ、マグネシア、カルシ
ア、及び、イットリアの中から選択される材料により形
成されている請求項3記載の溶融紡糸装置における溶融
金属噴射部構造。 - 【請求項5】 前記露出孔は、前記カバーの外側よりも
内側の方が大きい径のすり鉢状に形成されており、カバ
ーの内部には、前記坩堝本体を介して前記ノズル部材を
カバーの内側から外側に向けて付勢し該ノズル部材を前
記露出孔に圧接させる付勢部材が設けられている請求項
3又は4記載の溶融紡糸装置における溶融金属噴射部構
造。 - 【請求項6】 前記坩堝は、前記噴射口から噴射される
前記溶融金属の噴射方向を、前記回転水槽の回転中心と
前記液体冷却層の所定の液面箇所とを結ぶ前記回転水槽
の径線に沿わせた姿勢で、前記所定の液面箇所よりも前
記回転水槽の回転方向における上流側に位置する前記液
体冷却層の他の液面箇所と、前記回転水槽の回転中心と
を結ぶ他の径線の延在方向に沿って、前記他の液面箇所
に近づく向きに位置をずらして配置されている請求項
1、2、3、4又は5記載の溶融紡糸装置における溶融
金属噴射部構造。 - 【請求項7】 前記坩堝の先端側に位置する前記高周波
コイルの端部は、前記坩堝の先端に対して、前記噴射口
からの前記溶融金属の噴射方向における上流側に位置を
ずらして配置されている請求項1、2、3、4、5又は
6記載の溶融紡糸装置における溶融金属噴射部構造。 - 【請求項8】 前記発熱媒体は白金により形成されてい
る請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の溶融紡糸
装置における溶融金属噴射部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP381097A JPH10193040A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 溶融紡糸装置における溶融金属噴射部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP381097A JPH10193040A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 溶融紡糸装置における溶融金属噴射部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10193040A true JPH10193040A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11567557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP381097A Withdrawn JPH10193040A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 溶融紡糸装置における溶融金属噴射部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10193040A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002066698A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Ulvac Japan Ltd | 金属薄帯製造装置 |
| WO2014014171A1 (ko) * | 2012-07-17 | 2014-01-23 | 희성금속 주식회사 | 융해 방사법을 이용한 산화물 분산강화형 백금 박판 제조 방법 |
| CN107324816A (zh) * | 2017-07-25 | 2017-11-07 | 云南省科学技术院 | 一种耐高温高纯氧化铝棉的制备方法及制备设备 |
| CN111974956A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-11-24 | 西南林业大学 | 一种旋淬甩带制样用石英管 |
| CN115198355A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-10-18 | 中国电子科技集团公司第十三研究所 | 一种合成半导体化合物的方法 |
-
1997
- 1997-01-13 JP JP381097A patent/JPH10193040A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002066698A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Ulvac Japan Ltd | 金属薄帯製造装置 |
| WO2014014171A1 (ko) * | 2012-07-17 | 2014-01-23 | 희성금속 주식회사 | 융해 방사법을 이용한 산화물 분산강화형 백금 박판 제조 방법 |
| CN107324816A (zh) * | 2017-07-25 | 2017-11-07 | 云南省科学技术院 | 一种耐高温高纯氧化铝棉的制备方法及制备设备 |
| CN111974956A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-11-24 | 西南林业大学 | 一种旋淬甩带制样用石英管 |
| CN115198355A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-10-18 | 中国电子科技集团公司第十三研究所 | 一种合成半导体化合物的方法 |
| CN115198355B (zh) * | 2022-07-15 | 2024-04-16 | 中国电子科技集团公司第十三研究所 | 一种合成半导体化合物的方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040406 |