JPH10193910A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH10193910A
JPH10193910A JP9003047A JP304797A JPH10193910A JP H10193910 A JPH10193910 A JP H10193910A JP 9003047 A JP9003047 A JP 9003047A JP 304797 A JP304797 A JP 304797A JP H10193910 A JPH10193910 A JP H10193910A
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layer
tire
carcass
carcass layer
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Tomohiko Kogure
知彦 小暮
Katsuhito Yamakawa
賀津人 山川
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Yokohama Rubber Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C9/00Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
    • B60C9/02Carcasses
    • B60C9/04Carcasses the reinforcing cords of each carcass ply arranged in a substantially parallel relationship
    • B60C9/08Carcasses the reinforcing cords of each carcass ply arranged in a substantially parallel relationship the cords extend transversely from bead to bead, i.e. radial ply

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナーライナー層を設けない構造にして軽
量化を図っても、カーカス層と他のタイヤ構成部材との
接着性を改善して耐久性を向上することを可能にした空
気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 カーカス層5の外側にタイヤ構成部材を
貼り付けた空気入りタイヤにおいて、カーカス層5の内
面をタイヤ内側空間に直接露出させた構成にすると共
に、カーカス層5のコートゴム4を内層4aと外層4b
とから構成し、内層4aとして、エポキシ化天然ゴム、
イソブチレンとパラメチルスチレンとの共重合体のハロ
ゲン化ゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム及びニ
トリルゴムからなる群から選択された少なくとも1種の
低空気透過性ゴムを配合した低空気透過性ゴム組成物を
使用すると共に、外層4bとして、内層4aよりも配合
量の少ない低空気透過性ゴムとジエン系ゴムを配合した
中間ゴム組成物を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ内面にイン
ナーライナー層を設けないで軽量化を図った空気入りタ
イヤに関し、さらに詳しくは、軽量化の効果を維持しな
がらカーカス層と他のタイヤ構成部材との接着性を改善
して耐久性を向上するようにした空気入りタイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にチューブレスタイヤは、タイヤ内
面にハロゲン化ブチル等を主体とする空気透過性が低い
ゴムからなるインナーライナー層を設けることによっ
て、内部空気圧を保持するようにしている。しかし、近
年、空気入りタイヤを軽量化する手法の一つとして、低
空気透過性のインナーライナー層を設けずに、カーカス
層のコートゴムを低空気透過性ゴムから構成し、カーカ
ス層自体に内部空気圧保持機能を持たせるようにした提
案が多数なされている。
【0003】しかしながら、上述の低空気透過性ゴム
は、一般にタイヤ構成部材に使用するジエン系ゴムとの
接着性が悪いという欠点があるため、カーカス層のコー
トゴムにそのまま使用したのでは、外側を囲むベルト層
やサイドウォール等との間で剥離を生じるという問題が
ある。すなわち、この低空気透過性ゴムを従来のように
カーカス層の内側のインナーライナー層に使用する場合
は、カーカス層とインナーライナー層との間に生じる歪
みが少ないため、低空気透過性ゴムからなるインナーラ
イナー層とジエン系ゴムからなるカーカス層とを互いに
隣接させても実用上問題はない。
【0004】ところが、カーカス層とそのタイヤ外側に
隣接するベルト層、サイドウォール、ビードフィラーな
どのタイヤ構成部材との間には大きな歪みを生じて応力
が集中するため、上述の低空気透過性ゴムをカーカス層
に使用すると、このカーカス層とジエン系ゴムからなる
タイヤ構成部材との間の接着力が不十分になり、タイヤ
の耐久性が著しく低下するという問題を生じるのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
ナーライナー層を設けない構造にして軽量化を図って
も、カーカス層と他のタイヤ構成部材との接着性を改善
して耐久性を向上することを可能にした空気入りタイヤ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の空気入りタイヤは、複数本のカーカスコード
をコートゴムで被覆したカーカス層を左右一対のビード
部間に装架し、該カーカス層の外側にジエン系ゴムを主
成分として含むタイヤ構成部材を貼り付けた空気入りタ
イヤにおいて、前記カーカス層の内面をタイヤ内側空間
に直接露出させた構成にすると共に、該カーカス層のコ
ートゴムを少なくともタイヤ内側部分に配置される内層
と、該内層と前記タイヤ構成部材との間に配置される外
層とから構成し、前記内層として、エポキシ化天然ゴ
ム、イソブチレンとパラメチルスチレンとの共重合体の
ハロゲン化ゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム及
びニトリルゴムからなる群から選択された少なくとも1
種の低空気透過性ゴムを配合した低空気透過性ゴム組成
物を使用すると共に、前記外層として、前記内層よりも
配合量の少ない低空気透過性ゴムとジエン系ゴムを配合
した中間ゴム組成物を使用したことを特徴とするもので
ある。
【0007】このようにカーカス層を直接タイヤ内側空
間に露出させてインナーライナー層のない構造にして軽
量化を図ると共に、カーカス層のコートゴムを内層と外
層とから構成し、内層として低空気透過性ゴムを配合し
た低空気透過性ゴム組成物を使用することによって空気
圧保持性能を確保するようにし、かつ外層として低空気
透過性ゴムの配合量を内層よりも少なくした中間ゴム組
成物を使用し、コートゴムの内層とタイヤ構成部材との
中間的性質を有する層を設けたことにより、カーカス層
と他のタイヤ構成部材との接着性を改善してタイヤ耐久
性を向上することができる。
【0008】また、本発明では、低空気透過性ゴム組成
物からなるカーカス層において、少なくともタイヤ内側
部分に配置される内層が主として空気漏れ防止性能に寄
与することに注目し、この内層よりタイヤ外側部分の外
層を接着層として活用することにより、カーカス層を実
質的に厚くする必要はないので、インナーライナー層の
除去による軽量化効果を維持することができる。
【0009】本発明において、低空気透過性ゴムとは、
エポキシ化天然ゴム、イソブチレンとパラメチルスチレ
ンとの共重合体のハロゲン化ゴム、ブチルゴム、ハロゲ
ン化ブチルゴム及びニトリルゴムからなる群から選択さ
れた少なくとも1種のゴムを意味する。カーカス層のコ
ートゴムの内層には、上記低空気透過性ゴムを全ポリマ
ー100重量部のうち60〜100重量部の割合で配合
し、残部に少なくとも1種のジエン系ゴムを0〜40重
量部の割合で配合した低空気透過性ゴム組成物を使用す
ることが好ましい。
【0010】低空気透過性ゴム組成物に配合するジエン
系ゴムとしては、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエ
ンゴム、スチレンブタジエンゴムなどを使用することが
できる。上記のように低空気透過性ゴムを配合した低空
気透過性ゴム組成物は空気の透過量が少ないので、これ
をカーカス層のコートゴムの内層に使用することによ
り、タイヤ内面にインナーライナー層を設ける必要がな
くなる。
【0011】一方、カーカス層のコートゴムの外層に
は、上記低空気透過性ゴムを全ポリマー100重量部の
うち20〜60重量部の割合で配合し、残部に少なくと
も1種のジエン系ゴムを40〜80重量部の割合で配合
した中間ゴム組成物を使用することが好ましい。上記の
ように低空気透過性ゴムを配合した中間ゴム組成物は、
一般にジエン系ゴムからなるタイヤ構成部材と前記内層
との中間的性質を有するため両者との接着性が良好であ
る。従って、カーカス層とタイヤ構成部材との接着性が
向上するので、カーカス層に低空気透過性ゴム組成物を
使用してもタイヤ耐久性を向上することが可能になる。
【0012】また、カーカス層のコートゴムの外層は、
低空気透過性ゴムを配合しないでジエン系ゴムだけで構
成するようにしても、内層と外層とを予め加湿状態で貼
り合わせる所謂ホット合わせを行うようにすれば、良好
な接着性を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施形態からなる空気入りタイヤを例示するものである。
図1において、左右一対のビード部1,1間にカーカス
層5が装架されており、このカーカス層5の両端部がそ
れぞれ左右一対のビードコア3の廻りにタイヤ内側から
外側へ折り返されている。
【0014】カーカス層5はタイヤ周方向に対して略9
0°の角度をなすようにラジアル方向に配向させた複数
本のカーカスコード2をコートゴム4で被覆して構成さ
れている(図2参照)。カーカスコード2としては、ナ
イロン繊維コード、ポリエステル繊維コード、芳香族ポ
リアミド繊維コードなどの有機繊維コード、又はスチー
ルコードなどの金属コードを使用する。
【0015】カーカス層5の外側には、サイドウォール
6、ビードフィラー7、ベルト層8及びトレッド9など
のタイヤ構成部材が貼り付けられており、これらタイヤ
構成部材がカーカス層5に対して一体的に加硫接着され
ている。また、上述のようなタイヤ構成部材は主として
ジエン系ゴム組成物から構成されている。カーカス層5
のコートゴム4は、図2に示すように、少なくともタイ
ヤ内側部分に配置される内層4aと、この内層4aとタ
イヤ構成部材(サイドウォール6)との間に配置される
外層4bとから構成されている。内層4aとしては、エ
ポキシ化天然ゴム、イソブチレンとパラメチルスチレン
との共重合体をハロゲン化したゴム、ブチルゴム、ハロ
ゲン化ブチルゴム及びニトリルゴムからなる群から選択
された少なくとも1種の低空気透過性ゴムを全ポリマー
100重量部のうち60〜100重量部の割合で配合
し、残部に少なくとも1種のジエン系ゴムを0〜40重
量部の割合で配合した低空気透過性ゴム組成物を使用す
る。
【0016】このように内層4aに全ポリマー100重
量部のうち低空気透過性ゴムを60重量部以上の割合で
配合した低空気透過性ゴム組成物を使用することによ
り、カーカス層5のタイヤ内側にインナーライナー層を
設ける必要はなく、その分だけタイヤを軽量化すること
が可能になる。また、内層4aの全ポリマーを低空気透
過性ゴムから構成するようにしてもよい。
【0017】一方、外層4bとしては、上記低空気透過
性ゴムを全ポリマー100重量部のうち0〜60重量部
の割合で配合し、残部に少なくとも1種のジエン系ゴム
を40〜100重量部の割合で配合した中間ゴム組成物
を使用し、低空気透過性ゴムの配合量を内層4aよりも
少なくする。このように外層4bに全ポリマー100重
量部のうち低空気透過性ゴムを0〜60重量部、好まし
くは20〜60重量部の割合で配合した中間ゴム組成物
を使用することにより、内層4aとジエン系ゴムを主体
とするサイドウォール6等のカーカス層5に隣接する他
のタイヤ構成部材との接着性が向上する。従って、カー
カス層5の内層4aに低空気透過性ゴム組成物を使用し
ても、タイヤの耐久性を確保することができる。
【0018】この内層4a及び外層4bのゴム組成物に
配合するジエン系ゴムとしては、天然ゴム、イソプレン
ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムなど
がある。また、このゴム組成物には必要に応じてカーボ
ンブラック、加硫剤、加硫促進剤及び老化防止剤などを
添加するとよい。本発明では、カーカス層5のコートゴ
ム4を内層4aと外層4bとから構成し、内層4aが主
として空気漏れ防止性能に寄与し、外層4bが接着層と
して作用するので、カーカス層5を実質的に厚くする必
要はない。乗用車用タイヤの場合、内層4aの厚さは、
0.25〜0.65mmにすることが好ましい。このよ
うに内層4aの厚さの下限値を0.25mmにすること
により、空気漏れ防止性能を確保することができる。ま
た、カーカス層5の厚さは、1.00〜1.50mmに
することが好ましい。このようにカーカス層5の厚さの
上限値を1.50mmにすることにより、インナーライ
ナー層の除去による軽量化効果を維持することができ
る。
【0019】また、本発明では、カーカス層5の内層4
aと外層4bのゴム組成物を互いに異ならせるので、そ
の配合において低空気透過性ゴムの配合割合を変化させ
るだけでなく、他の配合物の配合割合を変化させるよう
にしてもよい。例えば、カーカス層5の外層4bに粘着
性(タック力)が優れたゴム組成物を使用することによ
り、タイヤ成形工程における生産性を向上することが可
能になる。
【0020】また、低空気透過性ゴムの配合割合が少な
いゴム組成物は一般に発熱性(tanδ)が小さいが、
カーカス層5の外層4bのtanδを低くすることによ
り、或いはカーカスコード2の間のゴムのtanδを低
くすることにより、タイヤの転動抵抗を低減することが
可能である。この場合、図3に示すように、2層構造の
外層4b,4cを設け、カーカスコード2に隣接する外
層4bやカーカスコード2の間の外層4cのtanδを
タイヤ内側に位置する内層4aよりも低くすることが好
ましい。このように外層を複数層構造にし、その少なく
とも1層のtanδを他の層より小さくすることによ
り、タイヤの転動抵抗を効果的に低減することができ
る。
【0021】上述したカーカス層の構造は、タイヤの製
造工程において種々の方法によって形成することができ
る。例えば、カーカスコード2のゴム引き工程におい
て、並列に引き揃えられた複数本のカーカスコード2に
対して、その表裏から互いに異なる種類のゴム組成物を
押し付けるようにすることができる。また、並列に引き
揃えられた複数本のカーカスコード2の両面に低空気透
過性ゴムをゴム引きした後に、一方の面に中間ゴム組成
物を貼り合わせるようにしてもよい。或いは、成形ドラ
ム上に先ず低空気透過性ゴム組成物からなるシートを巻
き付け、次にカーカスコード2を配置し、更に中間ゴム
組成物を巻き付けるようにしてもよい。
【0022】また、カーカス層5を図3に示す積層構造
にする場合は、並列に引き揃えられた複数本のカーカス
コード2を低tanδのゴム組成物でゴム引きし、その
一方の面に低空気透過性ゴム組成物を貼り合わせ、他方
の面に中間ゴム組成物を貼り合わせるようにすればよ
い。いずれの場合も、コートゴム4の低空気透過性ゴム
組成物からなる内層4aの厚さを所定の厚さにすること
が必要である。
【0023】図4及び図5は、それぞれ本発明の他の実
施形態を示すものである。図4において、カーカス層5
の折り返し部の外側には、タイヤ構成部材をとしてリム
クッション10が設けられている。このリムクッション
10には、カーカス層5の外層4bと同様に低空気透過
性ゴムの配合量を内層4aよりも少なくした中間ゴム組
成物が使用されている。このリムクッション10とカー
カス層5との間に生じる歪みは比較的小さいものの、カ
ーカス層5の両端部をタイヤ内側から外側へ折り返した
場合、カーカス層5が内外反転して内層4aがタイヤ外
側に配置されることになるので、リムクッション10を
中間ゴム組成物から構成し、この部分の接着性を向上す
ることが好ましい。このようなリムクッション10はサ
イドウォール6と同時に押出成形するようにすればよ
い。
【0024】図5において、サイドウォール6の内側全
体の層6aには、全ポリマー100重量部のうち低空気
透過性ゴムを20〜60重量部の割合で配合した中間ゴ
ム組成物が使用されている。サイドウォール6の層6a
に中間ゴム組成物を使用することにより、他の部分と比
較して肉厚が薄くなるサイドウォール部における空気漏
れを確実に防止できるので、空気圧保持性能をより一層
向上することができる。このような層6aはサイドウォ
ール6と同時に押出成形することができる。
【0025】
【実施例】タイヤサイズを165SR13とし、タイヤ
構造及びゴム組成物を下記のように種々異ならせた従来
タイヤ1,2及び本発明タイヤ1〜10を製作した。な
お、表1において、配合Aはサイドウォール用ゴム組成
物であり、配合Bは低空気透過性ゴム組成物であり、配
合Cは汎用カーカス用ゴム組成物であり、配合D1〜D
8 は中間ゴム組成物である。
【0026】従来タイヤ1 図6のようにカーカス層5のタイヤ内側にインナーライ
ナー層11を設けた構造とし、サイドウォール6に配合
Aのゴム組成物を使用し、カーカス層5に配合Cのゴム
組成物を使用し、インナーライナー層11に配合Bのゴ
ム組成物を使用した。
【0027】従来タイヤ2 図7のようにカーカス層5のタイヤ内側にインナーライ
ナー層を設けない構造とし、サイドウォール6に配合A
のゴム組成物を使用し、カーカス層5に配合Bのゴム組
成物を使用した。
【0028】本発明タイヤ1〜7 図2のようにカーカス層5のタイヤ内側にインナーライ
ナー層を設けない構造とし、サイドウォール6に配合A
のゴム組成物を使用し、カーカス層5の内層4aに配合
Bのゴム組成物を使用し、外層4bに配合D1 〜D7
ゴム組成物を使用した。
【0029】本発明タイヤ8 図2のようにカーカス層5のタイヤ内側にインナーライ
ナー層を設けない構造とし、サイドウォール6に配合A
のゴム組成物を使用し、カーカス層5の内層4aに配合
Bのゴム組成物を使用し、外層4bに配合D2 のゴム組
成物を使用し、かつ図4のようにリムクッション10に
配合D8 のゴム組成物を使用した。
【0030】本発明タイヤ9 図2のようにカーカス層5のタイヤ内側にインナーライ
ナー層を設けない構造とし、サイドウォール6に配合A
のゴム組成物を使用し、カーカス層5の内層4aに配合
Bのゴム組成物を使用し、外層4bに配合D2 のゴム組
成物を使用し、かつ図5のようにサイドウォール6のカ
ーカス層5と接する部位の層6aに配合D8 を使用し
た。本発明タイヤ10 図3のようにカーカス層5のタイヤ内側にインナーライ
ナー層を設けない構造とし、サイドウォール6に配合A
のゴム組成物を使用し、カーカス層5の内層4aに配合
Bのゴム組成物を使用し、かつ2層構造の外層4b,4
cを設け、外層4bに配合D8 のゴム組成物を使用し、
外層4cに配合D3 を使用した。なお、tanδ(60
℃)は、外層4cが0.08であり、内層4aと外層4
bが0.21である。
【0031】
【表1】
【0032】これら試験タイヤについて、下記の試験方
法により耐久性、タック(粘着)力、転動抵抗及び重量
を測定し、その結果を表2に示した。 耐久性:各試験タイヤをリムサイズ13×4・1/2 −J
のリムに装着した後、空気圧140kPa、室温38
℃、荷重5.5kNの条件にて直径1707mmのドラ
ム上を速度80km/hで最大走行距離1万kmまで走
行させ、タイヤが故障するまでの距離を測定した。測定
結果は、完走した場合を100とし、故障が発生したと
きの距離を1万kmで除した指数で示した。この指数値
が大きいほど、耐久性が優れている。
【0033】タック力:各試験タイヤについて、未加硫
のサイドウォール用ゴム組成物と未加硫の中間ゴム組成
物をそれぞれオープンロールで混練後、厚さ約2mmの
シートに成形し、成形直後にゴムシートの両面にポリエ
ステルフィルムを気泡が入らないように注意しながら貼
り付け、シート成形後2時間以上経過した中間ゴム組成
物のシートを圧着用短冊とし、サイドウォール用ゴム組
成物のシートを被圧着用短冊として切り出し、表面のポ
リエステルフィルムを剥がしてから6時間経過した後に
両シート間のタック力を測定した。
【0034】測定結果は、従来タイヤ1を100とする
指数で示した。この指数値が大きいほど、タック力が大
きい。なお、測定機械には、東洋精機製作所製PICM
AII型タックテスターを使用し、測定条件は下記のよう
にした。 試料寸法: 幅12mm×長さ200mm 圧着速度: 500mm/min 圧着時間: 0.5sec. 圧着荷重: 4.90N 剥離速度: 1250mm/min 試験温度: 20℃ 試験湿度: 65%
【0035】転動抵抗:従来タイヤ1,2及び本発明タ
イヤについて、各試験タイヤをリムサイズ13×4・1/
2 −Jのリムに装着した後、空気圧200kPa、室温
25℃、荷重2.94kNの条件にて直径1707mm
のドラム上を1時間予備走行させた後、速度80km/
hで転動抵抗を測定した。測定結果は、従来タイヤ1を
100とする指数で示した。この指数値が大きいほど、
転動抵抗が大きい。
【0036】重量:各試験タイヤを測定し、従来タイヤ
1を100とする指数で示した。この指数値が小さいほ
ど、重量が少ない。
【0037】
【表2】
【0038】この表2から明らかなように、本発明タイ
ヤ1〜10は、いずれも従来タイヤに比べて軽量化され
ていると共に、転動抵抗、タック力及び耐久性が実用レ
ベルに達していた。これに対して、従来タイヤ2は、従
来タイヤ1に比べて軽量化されていたものの、耐久性が
著しく低いので実用的ではなかった。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ーカス層の外側にジエン系ゴムを主成分として含むタイ
ヤ構成部材を貼り付けた空気入りタイヤにおいて、カー
カス層の内面をタイヤ内側空間に直接露出させた構成に
すると共に、カーカス層のコートゴムを内層と外層とか
ら構成し、内層として低空気透過性ゴム組成物を使用す
ると共に、外層として低空気透過性ゴムの配合量を内層
よりも少なくした中間ゴム組成物を使用したから、イン
ナーライナー層を設けない構造にして軽量化を図って
も、カーカス層と他のタイヤ構成部材との接着性を改善
して耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤを例示するタイヤ子午
線半断面図である。
【図2】本発明の空気入りタイヤのカーカス層を例示す
る部分拡大断面図である。
【図3】本発明の空気入りタイヤのカーカス層の他の実
施形態を示す部分拡大断面図である。
【図4】本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を示す
タイヤ子午線半断面図である。
【図5】本発明の空気入りタイヤの更に他の実施形態を
示すタイヤ子午線半断面図である。
【図6】従来の空気入りタイヤのカーカス層(インナー
ライナー層あり)を示す部分拡大断面図である。
【図7】従来の空気入りタイヤのカーカス層(インナー
ライナー層なし)を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ビード部 2 カーカスコード 4 コートゴム 4a 内層 4b 外層 5 カーカス層 6 サイドウォール(タイヤ構成部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60C 9/04 B60C 9/04 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のカーカスコードをコートゴムで
    被覆したカーカス層を左右一対のビード部間に装架し、
    該カーカス層の外側にジエン系ゴムを主成分として含む
    タイヤ構成部材を貼り付けた空気入りタイヤにおいて、
    前記カーカス層の内面をタイヤ内側空間に直接露出させ
    た構成にすると共に、該カーカス層のコートゴムを少な
    くともタイヤ内側部分に配置される内層と、該内層と前
    記タイヤ構成部材との間に配置される外層とから構成
    し、前記内層として、エポキシ化天然ゴム、イソブチレ
    ンとパラメチルスチレンとの共重合体のハロゲン化ゴ
    ム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム及びニトリルゴ
    ムからなる群から選択された少なくとも1種の低空気透
    過性ゴムを配合した低空気透過性ゴム組成物を使用する
    と共に、前記外層として、前記内層よりも配合量の少な
    い低空気透過性ゴムとジエン系ゴムを配合した中間ゴム
    組成物を使用した空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記低空気透過性ゴム組成物は、全ポリ
    マー100重量部のうち前記低空気透過性ゴムを60〜
    100重量部の割合で配合したものである請求項1に記
    載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記中間ゴム組成物は、全ポリマー10
    0重量部のうち前記低空気透過性ゴムを0〜60重量部
    の割合で配合したものである請求項1又は2に記載の空
    気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記カーカス層に隣接する他のタイヤ構
    成部材のタイヤ内面側の少なくとも一部に、前記中間ゴ
    ム組成物を使用した請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記外層を複数層構造にし、その少なく
    とも1層のtanδを他の層よりも低くした請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
JP00304797A 1997-01-10 1997-01-10 空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP3667017B2 (ja)

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