JPH10193981A - ウイングの開閉補助機構を備えたウイング型車両 - Google Patents

ウイングの開閉補助機構を備えたウイング型車両

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JPH10193981A
JPH10193981A JP35897696A JP35897696A JPH10193981A JP H10193981 A JPH10193981 A JP H10193981A JP 35897696 A JP35897696 A JP 35897696A JP 35897696 A JP35897696 A JP 35897696A JP H10193981 A JPH10193981 A JP H10193981A
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政樹 堀
Katsumi Sugimoto
勝身 杉本
Masaki Sakurazawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】荷物積載スペースが広く確保され、荷物との干
渉が防止されるウイング型車両の提供。 【解決手段】一側がウイング1の外側に連結された第1
のアーム2と、一側が第1のアーム2の他側に連結さ
れ、他側が荷箱の外側に枢支された第2のアーム3と、
一側が第2のアーム3の中間部に連結され、他側が荷箱
の外側に枢支され、ウイング1の回動に応じて弾性変形
する弾性手段4とを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウイング型車両に関
し、特に冷凍・保冷機構を備えたウイング型車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のウイング車の多くは、図7に示す
ように、ウイング1の解放機構として前後端の荷箱枠部
材の中に油圧シリンダ100を取り付けている。また、
従来のウイング1を備えた冷凍・保冷車両においては、
図8に示すように荷室内の前部に冷気の吹き出し口(エ
バポレータ)13を一つ設けている。
【0003】図7に示したように前後端の荷箱枠部材の
中など、荷箱内側にウイング解放機構が配置された構造
が、実開昭55-51612号公報、実開昭57-195973号公報、
実開昭58-6674号公報、実開昭58-61624号公報、実開昭5
8-188217号公報、実開昭59-126719号公報、実開昭61-17
1623号公報にそれぞれ開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のウイング車においては、油圧シリンダ等で開閉を行
ってるため、取付けが煩雑でコストが高くなっている。
また、前記従来のウイング型冷凍・保冷車両において
は、さらにエバポレータを荷室内に配置しているため
に、さらに荷物積載スペースが減少している。加えて、
エバポレータなどが荷物積載時に障害物となるために、
油圧シリンダなどと積載する荷物とが干渉するおそれが
あり、荷物積載作業能率が低下することとなる。
【0005】上記事情に鑑み、本発明は荷物積載スペー
スが広く確保され、荷物との干渉が防止されるウイング
型車両を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ウイング
の開閉補助機構を荷室外部(荷箱外部)に取り付けるこ
と、または冷凍・保冷車においては、冷気の吹き出し口
であり荷室内において大きな容積を占有していたエバポ
レータを荷室外部に収容することにより、上記課題を解
決できることを見出し本発明を完成するに至ったもので
ある。
【0007】上記課題を達成するために、ウイング型車
両は本発明の第1の視点によれば、荷箱に枢支され、枢
動して荷室を開閉するウイングの開閉補助機構であっ
て、一側がウイングの外側に連結された第1のアーム
と、一側が前記第1のアームの他側に連結され、他側が
前記荷箱の外側に枢支された第2のアームと、一側が前
記第2のアームの中間部に連結され、他側が前記荷箱の
外側に枢支され、前記ウイングの回動に応じて弾性変形
する弾性手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】上記課題を達成するために、ウイング型車
両は本発明の第2の視点によれば、荷箱に冷気を吹き出
すためのエバポレータを備えた冷凍・保冷車両であり、
前記荷箱の屋根部に、前記荷室の天井面より上部に配置
され、内部に所定の空間を有する梁を設け、前記荷室の
天井面より上方の、前記梁が囲む所定の空間に前記エバ
ポレータを配置したことを特徴とする。
【0009】第1及び第2の視点に基づき、第3の視点
によれば、第1の視点のウイングの開閉補助機構を備え
た第2の視点のウイング型冷凍・保冷車両であることを
特徴とする。
【0010】第3の視点に基づき、第4の視点によれ
ば、前記荷箱の屋根部において、前記梁が該屋根部から
突出して形成された段差の側部に、請求項1記載のウイ
ングの開閉補助機構が配置されたことを特徴とする。
【0011】第3の視点に基づき、第5の視点によれ
ば、前記荷室内を区画して複数の荷室を設け、前記複数
の荷室の上部に前記梁が延在され、前記複数の荷室の天
井面より上方の、前記梁が囲む所定の空間にそれぞれ前
記エバポレータを配置したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施形態を説明する。
【0013】[実施形態1]図1は、本発明の一実施形
態に係るウイングの開閉補助機構の要部を示す断面図で
ある。図1を参照して、ウイング1は蝶番1dによって
荷箱の屋根部5に枢動可能に取り付けられ、操作されて
矢印方向に枢動して荷箱を開放する。ウイング1の解放
補助機構はウイング1及び荷箱の屋根部5の外側に取り
付けられ、ウイング1に枢支された第1のアーム2、屋
根部5に枢支された第2のアーム3、及び屋根部5に枢
支されたコイルバネ(弾性手段)4を備えている。第1
のアーム2の一端はピン6によってウイング1に固定さ
れた軸受1cに連結され、他端は第2のアーム3の一端
にピン7によって連結されている。第2のアーム3の他
端はピン9によって屋根部5に固定された軸受5aに枢
着されている。コイルバネ4の一端はピン8によって第
2のアーム3の中間部(枢着点より)に連結され、他端
は屋根部5に固定された軸受5b(軸受5aより車体中
心側)に枢支されている。第1のアーム2の枢支点、第
2のアーム3の枢支点及び第1、第2のアーム2,3の
連結点は、三角形の各頂点にあり、初期位置において第
1、第2のアーム2,3の連結点の下方にウイング1の
枢支点が位置する。
【0014】次に図1に示したウイングの開閉補助機構
の動作を説明する。ウイング1の閉止状態(実線で示
す)において、ウイング1は自重によって安定的にこの
閉止状態を保持する。ウイング1が図中矢印で示す方向
に枢動された場合、第1、第2のアーム2,3は折り畳
まれるように枢動して、さらにコイルバネ4は第2のア
ーム3を図中右回転する方向に引張っているため、コイ
ルバネ4の引張力がウイング1を開放方向に枢動させる
補助力として作用する。このため、比較的小さな操作力
でウイング1を開放することが可能とされる。
【0015】実施形態1によれば、ウイング開閉補助機
構が荷箱外部に取り付けられていることにより、荷室容
積が拡大され且つ荷物と干渉することがない。また、ア
ーム、コイルバネなどから構成されるため、ウイング開
閉補助機構として、荷箱内側に油圧シリンダーを配置し
たものに比べ、荷室容積が拡大されていると共に安価で
ある。なお、図1に示したような引張バネに代えて圧縮
バネを用いるようにウイング開閉補助機構を構成するこ
とができる。
【0016】[実施形態2]本発明の他の実施形態は、
ウイングを備え、冷凍・保冷機能を有する車両におい
て、冷気を吹出すエバポレータの特定配置構造に関す
る。図2は、本発明の他の実施形態に係るエバポレータ
配置構造を説明するための荷箱の斜視図である。図3
は、図2の要部断面図である。
【0017】図2及び図3を参照して、車両に搭載さ
れ、ウイング1の枢動によって内部が開放される荷箱の
屋根部には、車両前後方向にセンタービーム(荷箱上部
梁)11が前端(荷箱枠部材)から後端(荷箱枠部材)
までわたされている。センタービーム11はチャンネル
状(コの字型)の梁であって、荷室天井面より荷室側に
突出しないように荷箱屋根部に固定されている。従っ
て、荷室天井面より上部において、センタービーム11
のチャンネル部(溝部)が所定の空間を画成している。
この荷室天井部より上方に画成された空間に、エバポレ
ータ13が配置されている。このため、エバポレータ1
3によって荷室天井部に凹凸が形成されず、且つ荷室容
積が削減されず、エバポレータ13が荷物と干渉するこ
ともない。また、エバポレータ13は荷箱外部に配置さ
れたコンプレッサに配管を通して接続しているが、エバ
ポレータ13をセンタービーム11内に配置することに
より、前記配管も荷室外部に設けることができ、従来の
荷室内にエバポレータが配置されていた構造に比べて、
格段に荷室の積載スペースが拡大される。なお、センタ
ービーム11の内壁に沿って、所定厚さの断熱層12が
設けられている。
【0018】さらに、図2に示すように、荷室を前後に
区画する内壁16を設けて、複数の荷室を形成すること
により、一方の荷室においてのみ荷物の積載又は降ろし
を行う場合、他方の荷室のウイング1を開放する必要が
なく、この他方の荷室の温度変化が防止される。また、
エバポレータ13を荷室の数に応じて複数配置しても、
エバポレータ13がセンタービーム11内に配置される
ことにより、荷室容積が削減されることがないため、積
載量が確保されると共に複数の荷室に対してそれぞれ多
様な温度設定が可能とされた多機能ウイング型冷凍・保
冷車が提供される。
【0019】[実施形態3]実施形態3は、実施形態1
及び実施形態2を組み合わせ、さらにブラケット内にウ
イング開閉補助機構の一部を配置したものである。以
下、実施形態1及び実施形態2と同様の構成は既述の通
りであるので、これらと異なる点について詳説する。図
4は、本発明の実施形態3に係るウイング車の要部断面
図、図5は、斜視図である。図5に示すように、内部に
エバポレータ13を収容し、且つ断熱層12が取り付け
られたセンタービーム11の側面(段差面)に当接して
荷箱の屋根部5上面にカバー15が固定され、カバー1
5の車両前後方向間にブラケット(プロテクター)14
がセンタービーム11の側面に当接して荷箱の屋根部5
上面に取り付けられている。このブラケット14には、
車両側部に向かって開口する開口部14aが形成されて
いる。
【0020】さらに、図4に示すように、ブラケット1
4内にコイルバネ4、軸受5a,5bなどが収容されて
いる。またブラケット14に開口部14aが形成され、
開口部14aによって第2アーム3の枢動が許容されて
いる。このウイング開閉補助機構の動作は、実施形態1
について説明した通りである。
【0021】本実施形態によれば、ウイング開閉補助機
構を保護するブラケット14を、荷箱屋根部において上
方に突出するセンタービーム11がなす段差部分に配置
することにより、センタービーム11の特定構造により
生じたスペースが有効利用され、さらに、ブラケット1
4の車両前後方向の側部にカバー15を配置することに
より、荷箱上部の段差を完全になくすことができ、車両
走行中における街路樹の引っかかりなどが防止される。
【0022】[実施形態4]実施形態4は、実施形態1
〜3が種々のウイング型車両に適用されることを示すも
のである。図6(A)〜(D)は本発明の実施形態が適
用されるウイング車を説明するための図であって、
(A)は通常のウイング型車両、(B)は荷室が内壁に
よって区画され(図2参照)複数の荷室を備えたウイン
グ型車両、(C)はあおりを備え、あおりによって荷室
下部が、ウイングによって荷室上部がそれぞれ開放され
るウイング型車両、(D)は複数の荷室とあおりを備え
たウイング型車両、をそれぞれ説明するための図であ
る。
【0023】これらのウイング型車両にそれぞれ、実施
形態1で詳説したウイング開閉補助機構を適用すること
ができ、ウイングが複数ある場合、あるいはウイングの
大きさに応じて所定数のウイング開閉補助機構が配され
る。また、前述したように複数の荷室がある場合、それ
ぞれにエバポレータを配置することが好ましい。さら
に、実施形態2のようにセンタービームを設け、センタ
ービーム内にエバポレータを配置し荷室容積を拡大する
ことが好ましく(図2参照)、実施形態3のようにウイ
ング開閉補助機構を収容し保護するブラケット、及びカ
バーを設けることがより好ましい(図4及び図5参
照)。
【0024】なお、本発明は以上説明した実施形態に限
定されるものではなく、明細書及び図面に開示した本発
明の原理に基づき、種々の改変を施すこと、例えば本発
明の原理を車両以外の固定物、例えば倉庫の開閉装置に
適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウイング開閉補助機構及び/又は冷凍・保冷車において
はエバポレータを荷室外部に設けることにより、荷室の
荷物積載スペースが拡大され、荷物との干渉が起こらな
い。特に本発明の第1の視点によれば、安価で簡素な構
造のウイング開閉補助機構が提供される。また、特に本
発明の第2の視点によれば、エバポレータを荷室外にお
いて収容する梁を設けることにより、安価で簡素な構造
によって荷室の荷物積載スペースが拡大され荷物との干
渉が起こらない。また、第4の視点に基づき、エバポレ
ータを荷室外において収容するために生じた部分に、ウ
イング開閉補助機構を収容し保護するブラケット、さら
にはカバーを配置することによって、空間が有効利用さ
れ、車両走行中、荷箱の屋根部が街路樹などに引っかか
るおそれが低減される。また第5の視点によれば、エバ
ポレータを複数配置しても荷室積載スペースが減少しな
いため、複数の荷室それぞれにエバポレータを配置し
て、異なる温度設定がされた冷凍・保冷室を備え、かつ
積載量の大きいウイング型冷凍・保冷車両が提供でき
る。本発明のウイング開閉補助機構及びエバポレータ収
容構造は種々のウイング型車両、例えば複数の荷室、又
はあおりを備えたものに適用され、上述の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るウイングの開閉補助
機構の要部を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係るエバポレータ配置
構造を説明するための荷箱の斜視図である。
【図3】図2の要部断面図である。
【図4】本発明の別の実施形態に係るウイング車の要部
断面図である。
【図5】図4に示したウイング車の要部斜視図である。
【図6】(A)〜(D)は本発明の実施形態が適用され
るウイング車を説明するための図であって、(A)は通
常のウイング型車両、(B)は複数の荷室を備えたウイ
ング型車両、(C)はあおりを備えたウイング型車両、
(D)は複数の荷室とあおりを備えたウイング型車両、
をそれぞれ説明するための図である。
【図7】従来の、ウイング解放機構として荷箱内側(荷
箱枠部材の中)に油圧シリンダが取り付けられたウイン
グ車を説明するための図である。
【図8】従来の、荷室内にエバポレータが配置されたウ
イング型冷凍・保冷車を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ウイング 2 第1のアーム 3 第2のアーム 4 弾性手段(コイルバネ) 5 屋根部 11 センタービーム(上部梁) 13 エバポレータ 14 ブラケット 15 カバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷箱に枢支され、枢動して荷室を開閉する
    ウイングの開閉補助機構であって、 一側がウイングの外側に連結された第1のアームと、 一側が前記第1のアームの他側に連結され、他側が前記
    荷箱の外側に枢支された第2のアームと、 一側が前記第2のアームの中間部に連結され、他側が前
    記荷箱の外側に枢支され、前記ウイングの回動に応じて
    弾性変形する弾性手段と、を備えたことを特徴とするウ
    イングの開閉補助機構。
  2. 【請求項2】荷箱に冷気を吹き出すためのエバポレータ
    を備えた冷凍・保冷車両であり、 前記荷箱の屋根部に、前記荷室の天井面より上部に配置
    され、内部に所定の空間を有する梁を設け、 前記荷室の天井面より上方の、前記梁が囲む所定の空間
    に前記エバポレータを配置したことを特徴とする冷凍・
    保冷車両。
  3. 【請求項3】請求項1記載のウイングの開閉補助機構を
    備えた請求項2記載のウイング型冷凍・保冷車両。
  4. 【請求項4】前記荷箱の屋根部において、前記梁が該屋
    根部から突出して形成された段差の側部に、請求項1記
    載のウイングの開閉補助機構が配置されたことを特徴と
    する請求項3記載のウイング型冷凍・保冷車両。
  5. 【請求項5】前記荷室内を区画して複数の荷室を設け、
    前記複数の荷室の上部に前記梁が延在され、前記複数の
    荷室の天井面より上方の、前記梁が囲む所定の空間にそ
    れぞれ前記エバポレータを配置したことを特徴とする請
    求項3又は4記載のウイング型冷凍・保冷車両。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002301934A (ja) * 2001-01-23 2002-10-15 Seiko Giken Kk トラック等のウイング開閉装置
JP2008149846A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Torantekkusu:Kk 貨物自動車
CN111591189A (zh) * 2020-05-23 2020-08-28 苏州康博瑞国际物流有限公司 一种三段式飞翼车厢

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CN111591189A (zh) * 2020-05-23 2020-08-28 苏州康博瑞国际物流有限公司 一种三段式飞翼车厢

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