JPH1019431A - 製氷機 - Google Patents

製氷機

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JPH1019431A
JPH1019431A JP18852896A JP18852896A JPH1019431A JP H1019431 A JPH1019431 A JP H1019431A JP 18852896 A JP18852896 A JP 18852896A JP 18852896 A JP18852896 A JP 18852896A JP H1019431 A JPH1019431 A JP H1019431A
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JP
Japan
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water
watering
ice
ice making
tray
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Pending
Application number
JP18852896A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Suzuki
勝彦 鈴木
Masahiro Kobayashi
正博 小林
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1019431A publication Critical patent/JPH1019431A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 構造を簡素化しコストダウンと信頼性の向上
を図った製氷機の提供。 【解決手段】 製氷機1は、下向きに開口する多数の製
氷室2を有する冷却器3と、冷却器3に交熱的に設けら
れた冷却パイプPと、冷却器3の下側に位置し、回動軸
23を中心として回動することにより傾復動可能とされ
ると共に、室2の開口下面を閉じた状態で、各室2に噴
水する水皿4と、一端が軸23とは異なる位置の水皿4
に固定され、他端が本体22に固定された懸架部材26
と、部材26の張りを調整する手段とを備え、この手段
は略水平方向に設けられ、ループ状の内歯歯車部31を
もつ部材30と、歯車部31に噛み合うピニオン29
と、ピニオン駆動モータ28と、部材26に掛けられ、
部材30と連動する滑車33とから成り、滑車33を水
平方向に移動させ、水皿4の傾動時には部材26の張り
を緩め、復動時には部材26の張りを締める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却器の開口下面
を閉じる水皿の傾動により離氷を行う、所謂逆セル型の
製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する従来技術として、特開
昭63−75460号公報(F25C1/22)には、
下向きに開口する多数の製氷室を有する冷却器の開口面
側に、駆動装置によって傾復動する水皿を配設し、水皿
の下方に製氷用水を溜める水タンクを設置している。水
皿内には製氷用水路と給水用水路とを設け、製氷用水路
には製氷室側に連通する噴水孔を設けている。
【0003】そして、製氷動作時は、水タンク内の製氷
用水を循環ポンプによって水皿の製氷用水路に供給し、
噴水孔を介して製氷室に製氷用水を噴水する。このと
き、製氷室が冷却器よって冷やされているため、製氷用
水が製氷室内で凍って、氷が形成される。そして、製氷
後は、水皿の給水用水路に水を供給し、供給された水の
温度によって水皿の上面を温め、氷と水皿を剥離させ
る。更に、冷却器に一時的にホットガスを流し、製氷室
を温めて氷を剥離させる。
【0004】そして、電動モーター等から成る駆動装置
によって、水皿を傾動させて製氷室を開放すると、製氷
室から離脱した氷が傾斜した水皿の表面を滑降し、貯蔵
庫へ落下して貯氷される。
【0005】こうした製氷機の水皿を傾復動させる駆動
装置は、駆動カムをモーターによって回動自在に支持
し、駆動カムの先端と水皿をコイル状バネによって接続
していた。そして製氷時は、駆動カムのコイル状バネの
接続部が上になるように駆動カムを保持して、水皿を製
氷室に当接させ、その下面開口を閉じる。また離氷時
は、モーターによって駆動カムを回転させて、駆動カム
のコイル状バネの接続部を下にすると、水皿が下に傾動
する。その後、再びモーターを回転させて、駆動カムの
コイル状バネの接続部が上になるようにすると、水皿が
復動して製氷室に当接するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来では
モーターと駆動カムを使用して水皿の傾復動を行ってい
たため、減速ギヤやカムシャフトなどの複数の関連部品
が必要となり、コストの高騰を招いていた。また、高負
荷の駆動部品が組み合わせられ、可動部品が多くなるた
め、氷結などの過負荷によりモーターの焼き付きなどの
故障が生じ易く、信頼性の問題もあった。
【0007】本発明は係る問題点に鑑みてなされたもの
で、構造の簡素化によるコストダウンと信頼性の向上を
図った製氷機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の製氷機は、下向
きに開口する多数の製氷室を有する冷却器と、この冷却
器に交熱的に設けられた冷却装置の冷却パイプと、冷却
器の下側に位置し、回動軸を中心として回動することに
より傾復動可能とされると共に、製氷室の開口下面を閉
じた状態で、各製氷室に噴水する水皿と、一端が回動軸
とは異なる位置の水皿に固定され、他端が本体に固定さ
れた懸架部材と、この懸架部材の張りを調整する調整手
段とを備えており、この調整手段は、略水平方向に設け
られ、ループ状の内歯歯車部を備えた歯車部材と、内歯
歯車部に噛み合うピニオンと、このピニオンを回転させ
る駆動手段と、懸架部材に掛けられ、歯車部材と連動す
る移動部材とから成り、この移動部材を水平方向に移動
させることにより、水皿の傾動時には懸架部材の張りを
緩め、水皿の復動時には懸架部材の張りを締めるもので
ある。
【0009】本発明によれば、一端が回動軸とは異なる
位置の水皿に固定され、他端が本体に固定された懸架部
材と、この懸架部材の張りを調整する調整手段とを設
け、水皿の傾動時には懸架部材の張りを緩めると共に、
水皿の復動時には懸架部材の張りを締めるようにしてい
るので、水皿の傾動時には懸架部材の張りが緩められて
水皿は自重にて傾動すると共に、水皿の復動時には懸架
部材の張りが締められ、水皿は引き上げられて復動す
る。
【0010】これにより、従来の如き高負荷のギヤモー
ターを用いること無く、水皿の傾復動を円滑に行えるよ
うになり、構造の簡素化によるコストの低減と信頼性の
向上を図ることが可能となる。
【0011】また、調整手段を、略水平方向に設けら
れ、ループ状の内歯歯車部を備えた歯車部材と、内歯歯
車部に噛み合うピニオンと、このピニオンを回転させる
駆動手段と、懸架部材に掛けられ、歯車部材と連動する
移動部材とから構成し、この移動部材を水平方向に移動
させることによって、懸架部材の張り具合を調整するよ
うにしているので、懸架部材の張り具合調整が極めて円
滑に行えるようになる。
【0012】特に、ループ状の内歯歯車部にピニオンを
噛み合わせているので、駆動手段として正逆回転可能な
モーターを用いること無く、一方向回転式のモーターに
て水皿の傾復動を実現することが可能となり、コストの
低減を図ることができるようになる。また、復動最終段
階において、例えば水皿と冷却器間に氷噛みなどが発生
し、水皿が完全に閉じることができない状況となって
も、駆動手段が動作し続けることで、水皿は復動から傾
動に移行するようになる。従って、係る場合に水皿と駆
動手段に過負荷が長時間加わることによって生じる機構
部品の破損事故を未然に回避することが可能となり、耐
久性の向上を図ることができるようになるものである。
【0013】請求項2の発明の製氷機は、上記において
水皿の裏面に散水するための散水通路と、上部がこの散
水通路に連通された散水用タンクと、この散水用タンク
内下部に給水する散水用給水管と、この散水用給水管に
介設された散水用給水弁と、散水用タンク内の水を加熱
する加熱手段とを備えており、離氷時に散水用給水弁を
開放するものである。
【0014】請求項2の発明によれば、上記に加えて水
皿の裏面に散水するための散水通路と、上部がこの散水
通路に連通された散水用タンクと、この散水用タンク内
下部に給水する散水用給水管と、この散水用給水管に介
設された散水用給水弁と、散水用タンク内の水を加熱す
る加熱手段とを設け、離氷時に散水用給水弁を開放する
ようにしたので、この散水用給水弁の開放により散水用
給水管から散水用タンク内下部に給水され、それによっ
て、散水用タンク内上部の温水が散水通路へ押し出され
て散水されようになる。
【0015】これによって、水皿と冷却器に生成した氷
との剥離を助長し、自重による水皿の傾動を円滑に実現
することができるようになる。特に、散水通路への散水
制御を散水用給水弁の開閉のみで実現できるので、格別
なポンプ等が不要となり、一層の構造の簡素化によるコ
ストの低減と耐久性の向上を図ることが可能となるもの
である。
【0016】請求項3の発明の製氷機は上記において、
冷却装置の高温部と散水用タンク内の水と熱交換させる
ことにより、加熱手段を構成したものである。
【0017】請求項3の発明によれば、上記に加えて冷
却装置の高温部と散水用タンク内の水と熱交換させるこ
とにより、加熱手段を構成したので、格別な電気ヒータ
ーなどを設けること無く、散水用タンク内の水を加熱す
ることが可能となり、部品点数の削減と一層のコストの
簡素化を実現することができるようになるものである。
【0018】請求項4の発明の製氷機は、請求項3にお
いて散水用タンク内の水を加熱する電気ヒーターと、こ
の電気ヒーターへの通電を制御するヒーター制御手段を
設けたものである。
【0019】請求項4の発明によれば、上記に加えて散
水用タンク内の水を加熱する電気ヒーターと、この電気
ヒーターへの通電を制御するヒーター制御手段を設けた
ので、このヒーター制御手段により、冷却装置の高温部
の温度が上昇する夏場などには電気ヒーターには通電せ
ず、冷却装置の高温部の温度が上昇し難く、また、給水
温も低くなる冬場などには電気ヒーターに通電して、離
氷に必要な散水用タンク内の水温を確保することができ
るようになる。
【0020】従って、省エネルギーに寄与しつつ、四季
を通じて円滑な離氷を実現することが可能となるもので
ある。
【0021】請求項5の発明の製氷機は、上記各発明に
おいて駆動手段を制御する駆動制御手段を設け、この駆
動制御手段は、懸架部材の張りを緩める過程で、駆動手
段を一時停止させるものである。
【0022】請求項5の発明によれば、上記各発明に加
えて駆動手段を制御する駆動制御手段を設け、この駆動
制御手段は、懸架部材の張りを緩める過程で、駆動手段
を一時停止させるようにしたので、移動部材の移動に遅
れて水皿が冷却器内の氷から剥離する場合に、水皿の落
下によって懸架部材に加わる衝撃を緩和することができ
るようになるものである。
【0023】請求項6の発明の製氷機は、上記各発明に
おいて水皿の表面に撥水性の層を形成したものである。
【0024】請求項6の発明によれば、上記各発明に加
えて水皿の表面に撥水性の層を形成したので、離氷時に
おける水皿の剥離が容易となり、水皿の一層円滑な傾動
を実現することができるようになるものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は水皿4が復動した状態の本
発明の製氷機1の側面図、図2は水皿4が傾動した状態
の製氷機1の側面図、図3は製氷機1の制御装置48の
ブロック図である。
【0026】各図において、1は所謂逆セル式製氷機
で、下向きに開口する多数の製氷室2・・と、この製氷
室2の天面に熱良導関係に設けられ、図示しない凝縮
器、コンプレッサ47(後述)等と共に冷却装置と冷凍
サイクルを構成する冷却パイプPとから成る冷却器3
と、製氷室2の開口下面側に傾復動可能に配設され、表
面に噴水板4Aを備えた水皿4と、この水皿4の下方に
取り付けられ、前記水皿4と共に傾復動する水受け部材
5と、この水受け部材5と前記水皿4との間に形成さ
れ、下面が後方に向けて傾斜した水戻り通路6と、この
水戻り通路6からの水を受け、製氷用ポンプ7を備えた
貯水タンク8と、前記水皿4の裏面に形成された散水通
路20とよりなるものである。
【0027】この場合、水皿4の噴水板4Aには下方か
ら噴水管42が固定されて水皿4の一部とされており、
この噴水管42には各製氷室2・・に対応して形成され
た噴水孔9と図示しない戻り孔とが設けられ、噴水板4
A上に露出している。そして、この噴水管42には製氷
用ポンプ7に連結されたフレキシブルな製氷水パイプ1
0Aが連通接続され、貯水タンク8内に貯留された製氷
水が供給される。また、水皿4の噴水板4A表面にはP
TFE乃至PFAなどの撥水性を備えた塗料が塗布さ
れ、或いは、薄膜が貼付されて撥水性の層が形成されて
いる。
【0028】上記貯水タンク8には水道管に接続された
製氷用給水管13が開口しており、この製氷用給水管1
3には製氷用給水弁12が介設されている。更に、貯水
タンク8内にはそこの水位を検知するフロートスイッチ
18が設けられており、また、貯水タンク8外に連通し
たサイフォン管19も設けられている。
【0029】更に、散水通路20には散水用タンク41
の上部に開口したフレキシブルな散水用パイプ10Bが
連通接続され、散水用タンク41内に貯留される離氷水
が供給される。この散水用タンク41の下部にはバイパ
ス管43が連通して取り付けられており、このバイパス
管43には電気ヒーター15が捲回されている。これは
後述する離氷時に製氷室2内の氷の下面と水皿4との剥
離を助長させるためである。また、この散水用タンク4
1内には水道管に接続された散水用給水管44が引き込
まれて下部にて開口されており、この散水用給水管44
には散水用給水弁46が介設されている。
【0030】一方、散水通路20の先端には堰17が形
成されており、散水用パイプ10Bから供給された離氷
水はこの堰17によって散水通路20内に少許溜まるこ
とになる。また、散水通路20から溢れた離氷水も貯水
タンク8内に流入する。
【0031】他方、前記水皿4の後端部には支持アーム
21が接続されており、この支持アーム21は、前記冷
却器3が固定された本体22に取付られた回動軸23を
中心として回動自在とされ、水皿4を傾復動可能として
いる。
【0032】この本体22にはバネ材24(スプリン
グ)を介して柔軟性のあるワイヤー若しくは平ベルトか
ら成る懸架部材26の他端が取り付けられており、この
懸架部材26の一端は水皿4の先端側の噴水管42に取
り付けられている。上記バネ材24が懸架部材26の張
りの弛みを調整する。この懸架部材26には移動部材と
しての滑車33が掛けられており、この滑車33から上
方に延在するシャフト33Aは略水平に設けられた歯車
部材30の後部に上下移動自在に取り付けられている。
【0033】この歯車部材30は、全体としては長円形
のループ状内歯歯車部31を有しており、この内歯歯車
部31には駆動手段としての駆動モーター28に取り付
けられたピニオン29が噛み合い、駆動モーター28の
一方向への回転にて歯車部材30は前後(水平)方向に
上下動しながら連続的に移動可能とされている。
【0034】尚、駆動モーター28は本体22に固定さ
れている。また、32は係る駆動モーター28と間隔を
存して回動軸23側に設けられたモーター停止スイッチ
であり、34は冷却器3の温度を検出する温度センサー
である。また、36は製氷室2内における製氷完了を検
知する静電センサーであり、35は水皿4の開閉を検知
する水皿スイッチである。
【0035】次に、図3において制御装置48は汎用の
マイクロコンピュータ49により構成されており、この
マイクロコンピュータ49の入力には前記静電センサー
36、水皿スイッチ35、モーター停止スイッチ32、
フロートスイッチ18、温度センサー34がそれぞれ接
続されると共に、製氷機1の外気温度(コンデンサの温
度でも良い)を検出する外気温センサー51が接続され
ている。
【0036】また、マイクロコンピュータ49の出力に
は前記コンプレッサ47、冷却パイプPにホットガスを
流すためのホットガス弁52、製氷用給水弁12、散水
用給水弁46、製氷用ポンプ7、駆動モーター28及び
電気ヒーター15が接続されている。
【0037】以上の構成で次に動作を説明する。製氷を
行う際、マイクロコンピュータ49は先ず貯水タンク8
と散水用タンク41に給水する。この給水動作は、図1
に示す水皿4閉の状態で行う。この状態では滑車33は
水皿4の先端側に位置しており、懸架部材26の張りが
締められて水皿4を引き上げる。それによって、水皿4
は冷却器3に当接し、その製氷室2・・の開口下面を閉
じた状態に保持されている。
【0038】そして、製氷用給水弁12を開とし、水道
からの水道水を一度図示しないシスターンに貯溜した
後、若しくは直接、製氷用給水管13を介して貯水タン
ク8内に給水していく。そして、フロートスイッチ18
が一定量貯溜されたことを検知すると、マイクロコンピ
ュータ49は製氷用給水弁12を閉じ、給水を停止する
と共に、製氷用ポンプ7の動作を開始する。
【0039】更に、マイクロコンピュータ49はコンプ
レッサ47を運転しており、冷却パイプPに凝縮され、
減圧された冷媒を流して冷却器3の製氷室2の冷却を開
始する。製氷用ポンプ7が動作されると、製氷水パイプ
10Aを介して水皿4の噴水管42に給水され、噴水孔
9・・から製氷室2・・内に噴水される。
【0040】一方、係る製氷運転中、マイクロコンピュ
ータ49は前述の如く散水用給水弁46も開とし、散水
用給水管44を介して水道水を散水用タンク41内に供
給する。そして、散水用パイプ10Bより下の水位まで
貯留したところで散水用給水弁46を閉じる。また、電
気ヒーター15も通電してバイパス管43に流通する離
氷水を自然対流によって加熱して行く。
【0041】このような製氷運転によって徐々に製氷室
2・・内の氷が成長し、静電センサー36が製氷完了を
検知すると、マイクロコンピュータ49は離氷に移る。
尚、氷とならなかった製氷残水は、水皿4の前記戻り孔
から下方に落下し、水戻り通路6を経て貯水タンク8に
回収される。
【0042】離氷行程では、マイクロコンピュータ49
は製氷用ポンプ7Aを停止し、ホットガス弁52を開い
て冷却パイプPにホットガス(コンプレッサ47から吐
出された高温ガス冷媒)を流すことにより氷表面を溶か
す。また、製氷用給水管13の製氷用給水弁12を一定
時間開いて貯水タンク8内に前述同様に給水し、残余の
水はサイフォン管19にて排水する。
【0043】また、同時にマイクロコンピュータ49は
散水用給水弁46を開いて散水用給水管44より水道水
を散水用タンク41下部に送り込む。これによって、製
氷運転中に電気ヒーター15にて加温された散水用タン
ク41内上部の離氷水(温水)は、散水用パイプ10B
に押し出され、散水通路20に流入する。散水通路20
に流入した離氷水(温水)は、前述の如くそこに貯留さ
れながら水皿4の噴水板4A裏面に散水される。これに
よって、水皿4の温度上昇を図り、水皿4と製氷室2・
・内の氷の剥離を助長する。
【0044】また、離氷の開始と同時にマイクロコンピ
ュータ49は駆動モーター28を駆動し、ピニオン29
により歯車部材30を回転軸23側(図1の左方)に降
下しながら移動させるので、滑車33もこれに連動して
図1中左方に移動する。尚、マイクロコンピュータ49
は例えば歯車部材30がモーター停止スイッチ32に至
る半分の距離のところまで来たところで駆動モーター2
8を一次停止させる。そして、所定時間停止した後、再
び駆動モーター28を駆動して歯車部材30を左方に移
動させる。その後、モーター停止スイッチ32に歯車部
材30が当接してONさせると、マイクロコンピュータ
49は駆動モーター28を停止する。
【0045】図2の如く滑車33が回転軸23側に移動
すると、懸架部材26の張りは緩められるので、水皿4
を引き上げる力は弱くなり、水皿4は傾動可能となる。
そして、水皿4と氷との剥離が完了すると水皿4は自重
で傾動を開始する。水皿4が図2の如く開いたことは水
皿スイッチ35にて検知され、マイクロコンピュータそ
の時点で散水用給水弁46を閉じる。
【0046】冷却器3から離れた氷は水皿4の表面を下
って、図示しない貯氷庫へ落下する。そして、製氷室2
・・からの離氷が終了すると、マイクロコンピュータ4
9は静電センサー36によりそれを検知して、再び製氷
行程に移行する。この際、駆動モーター28は前記と同
一方向に回転され、ピニオン29により歯車部材30は
各図中右方に移動されるので、滑車33も右方に移動す
る。
【0047】この右移動の過程で懸架部材26の張りは
締められるので、水皿4は引き上げられて復動され、や
がて冷却器3に当接してその製氷室2・・の開口下面を
閉じる。この水皿4の閉は水皿スイッチ35により検知
される。そして、このとき滑車33も初期の位置に移動
し、マイクロコンピュータ49は前記水皿スイッチ35
の閉検知により駆動モーター28を停止する。
【0048】このように本発明では、歯車部材30の水
平方向の往復動によって懸架部材26の張りを調整し、
水皿4の傾動時には懸架部材26の張りを緩めると共
に、水皿4の復動時には懸架部材26の張りを締めるよ
うにしているので、水皿4の傾動時には懸架部材26の
張りが緩められて水皿4は自重にて傾動すると共に、水
皿4の復動時には懸架部材26の張りが締められ、水皿
4は引き上げられて復動する。
【0049】これにより、従来の如き高負荷のギヤモー
ターを用いること無く、水皿4の傾復動を円滑に行える
ようになり、構造の簡素化によるコストの低減と信頼性
の向上を図ることが可能となる。
【0050】また、略水平方向に設けられ、ループ状の
内歯歯車部31を備えた歯車部材30と、内歯歯車部3
1に噛み合うピニオン29と、このピニオン29を回転
させる駆動モーター28と、懸架部材26に掛けられ、
歯車部材30と連動する滑車33とを設け、この滑車3
3を水平方向に移動させることによって、懸架部材26
の張り具合を調整するようにしているので、懸架部材2
6の張り具合調整が極めて円滑に行えるようになる。
【0051】特に、ループ状の内歯歯車部31にピニオ
ン29を噛み合わせているので、駆動モーター28とし
て正逆回転可能なモーターを用いること無く、一方向回
転式のモーターにて水皿4の傾復動を実現することが可
能となり、コストの低減を図ることができるようにな
る。
【0052】また、復動最終段階において、例えば水皿
4の噴水板4Aと冷却器3間に氷噛みなどが発生し、水
皿4が完全に閉じることができずに水皿スイッチ35が
水皿4の閉を検出できない状況となっても、駆動モータ
ー28が動作し続けることで、水皿4は復動から傾動に
移行するようになる。従って、係る場合に水皿4と駆動
モーター28に過負荷が長時間加わることによって生じ
る機構部品の破損事故を未然に回避することが可能とな
り、耐久性の向上を図ることができるようになる。
【0053】更に、水皿4の噴水板4A裏面に散水する
ための散水通路20と、上部がこの散水通路20に連通
された散水用タンク41と、この散水用タンク41内下
部に給水する散水用給水管44と、この散水用給水管4
4に介設された散水用給水弁46と、散水用タンク41
内の水を加熱する電気ヒーター15とを設け、離氷時に
散水用給水弁46を開放するようにしたので、この散水
用給水弁46の開放により散水用給水管44から散水用
タンク41内下部に給水され、それによって、散水用タ
ンク41内上部の温水が散水通路20へ押し出されて散
水されようになる。
【0054】これによって、水皿4の噴水板4Aと冷却
器3に生成した氷との剥離を助長し、自重による水皿4
の傾動を円滑に実現することができるようになる。特
に、散水通路20への散水制御を散水用給水弁46の開
閉のみで実現できるので、格別なポンプ等が不要とな
り、一層の構造の簡素化によるコストの低減と耐久性の
向上を図ることが可能となる。
【0055】特に、マイクロコンピュータ49は、懸架
部材26の張りを緩める過程で、駆動モーター28を一
時停止させるので、滑車33の移動に遅れて水皿4が冷
却器3内の氷から剥離する場合に、水皿4の落下によっ
て懸架部材26に加わる衝撃を緩和することができるよ
うになる。
【0056】また、水皿4の噴水板4A表面には撥水性
の層が形成されているので、離氷時における噴水板4A
の剥離が容易となり、水皿4の一層円滑な傾動を実現す
ることができるようになる。
【0057】次に、図4及び図5は本発明のもう一つの
実施例を示している。尚、各図において図1乃至図3と
同一符号は同一のものであり、製氷・離氷動作も同様で
あるので、説明を省略する。この場合、散水用タンク4
1のバイパス管43は更に延長され、コンプレッサ47
の吐出配管47D(冷却装置の高温部)に交熱的に添設
されている。
【0058】係る構成によれば、高温となるコンプレッ
サ47の吐出配管47Dと散水用タンク41内の水と熱
交換させることができるので、前述の如く電気ヒーター
を設けること無く、散水用タンク41内の水を加熱する
ことが可能となり、部品点数の削減と一層のコストの簡
素化を実現することができるようになる。
【0059】次に、図6及び図7は本発明の更にもう一
つの実施例を示している。尚、各図において図1乃至図
5と同一符号は同一のものであり、製氷・離氷動作も同
様であるので、説明を省略する。この場合は図4及び及
び図5に加えてバイパス管43に更に電気ヒーター15
を捲回している。
【0060】以上の構成で、マイクロコンピュータ49
は外気温センサー51が検出する外気温度に基づき、例
えば夏場などの外気温が高い季節には電気ヒーター15
を非通電とし、冬場などの外気温が低くなる季節には電
気ヒーター15に通電する。
【0061】ここで、夏場などにはコンプレッサ47の
吐出配管47Dの温度も高くなるため、散水用タンク4
1内の離氷水も効果的に加熱することができるが、冬場
などには水道水の温度も低くなり、吐出配管47Dの温
度も上昇し難くなるので、バイパス管43の加熱効果は
低下する。
【0062】しかしながら、この実施例では上述の如く
冬場には電気ヒーター15にてバイパス管43を加熱す
るので、散水用タンク41内の離氷水の温度を高く保持
し、四季を通じて円滑な離氷を実現することができるよ
うになると共に、夏場には電気ヒーター15には通電し
ないので、省エネルギーにも寄与することが可能とな
る。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、一端
が回動軸とは異なる位置の水皿に固定され、他端が本体
に固定された懸架部材と、この懸架部材の張りを調整す
る調整手段とを設け、水皿の傾動時には懸架部材の張り
を緩めると共に、水皿の復動時には懸架部材の張りを締
めるようにしているので、水皿の傾動時には懸架部材の
張りが緩められて水皿は自重にて傾動すると共に、水皿
の復動時には懸架部材の張りが締められ、水皿は引き上
げられて復動する。
【0064】これにより、従来の如き高負荷のギヤモー
ターを用いること無く、水皿の傾復動を円滑に行えるよ
うになり、構造の簡素化によるコストの低減と信頼性の
向上を図ることが可能となる。
【0065】また、調整手段を、略水平方向に設けら
れ、ループ状の内歯歯車部を備えた歯車部材と、内歯歯
車部に噛み合うピニオンと、このピニオンを回転させる
駆動手段と、懸架部材に掛けられ、歯車部材と連動する
移動部材とから構成し、この移動部材を水平方向に移動
させることによって、懸架部材の張り具合を調整するよ
うにしているので、懸架部材の張り具合調整が極めて円
滑に行えるようになる。
【0066】特に、ループ状の内歯歯車部にピニオンを
噛み合わせているので、駆動手段として正逆回転可能な
モーターを用いること無く、一方向回転式のモーターに
て水皿の傾復動を実現することが可能となり、コストの
低減を図ることができるようになる。また、復動最終段
階において、例えば水皿と冷却器間に氷噛みなどが発生
し、水皿が完全に閉じることができない状況となって
も、駆動手段が動作し続けることで、水皿は復動から傾
動に移行するようになる。従って、係る場合に水皿と駆
動手段に過負荷が長時間加わることによって生じる機構
部品の破損事故を未然に回避することが可能となり、耐
久性の向上を図ることができるようになるものである。
【0067】請求項2の発明によれば、上記に加えて水
皿の裏面に散水するための散水通路と、上部がこの散水
通路に連通された散水用タンクと、この散水用タンク内
下部に給水する散水用給水管と、この散水用給水管に介
設された散水用給水弁と、散水用タンク内の水を加熱す
る加熱手段とを設け、離氷時に散水用給水弁を開放する
ようにしたので、この散水用給水弁の開放により散水用
給水管から散水用タンク内下部に給水され、それによっ
て、散水用タンク内上部の温水が散水通路へ押し出され
て散水されようになる。
【0068】これによって、水皿と冷却器に生成した氷
との剥離を助長し、自重による水皿の傾動を円滑に実現
することができるようになる。特に、散水通路への散水
制御を散水用給水弁の開閉のみで実現できるので、格別
なポンプ等が不要となり、一層の構造の簡素化によるコ
ストの低減と耐久性の向上を図ることが可能となるもの
である。
【0069】請求項3の発明によれば、上記に加えて冷
却装置の高温部と散水用タンク内の水と熱交換させるこ
とにより、加熱手段を構成したので、格別な電気ヒータ
ーなどを設けること無く、散水用タンク内の水を加熱す
ることが可能となり、部品点数の削減と一層のコストの
簡素化を実現することができるようになるものである。
【0070】請求項4の発明によれば、上記に加えて散
水用タンク内の水を加熱する電気ヒーターと、この電気
ヒーターへの通電を制御するヒーター制御手段を設けた
ので、このヒーター制御手段により、冷却装置の高温部
の温度が上昇する夏場などには電気ヒーターには通電せ
ず、冷却装置の高温部の温度が上昇し難く、また、給水
温も低くなる冬場などには電気ヒーターに通電して、離
氷に必要な散水用タンク内の水温を確保することができ
るようになる。
【0071】従って、省エネルギーに寄与しつつ、四季
を通じて円滑な離氷を実現することが可能となるもので
ある。
【0072】請求項5の発明によれば、上記各発明に加
えて駆動手段を制御する駆動制御手段を設け、この駆動
制御手段は、懸架部材の張りを緩める過程で、駆動手段
を一時停止させるようにしたので、移動部材の移動に遅
れて水皿が冷却器内の氷から剥離する場合に、水皿の落
下によって懸架部材に加わる衝撃を緩和することができ
るようになるものである。
【0073】請求項6の発明によれば、上記各発明に加
えて水皿の表面に撥水性の層を形成したので、離氷時に
おける水皿の剥離が容易となり、水皿の一層円滑な傾動
を実現することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】水皿が復動した状態の本発明の製氷機の側面図
である。
【図2】水皿が傾動した状態の製氷機の側面図である。
【図3】本発明の製氷機の制御装置のブロック図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例の製氷機の水皿が復動した
状態の側面図である。
【図5】図4の製氷機の水皿が傾動した状態の側面図で
ある。
【図6】本発明のもう一つの他の実施例の製氷機の水皿
が復動した状態の側面図である。
【図7】図6の製氷機の水皿が傾動した状態の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 製氷機 2 製氷室 3 冷却器 4 水皿 4A 噴水板 7 製氷用ポンプ 8 貯水タンク 15 電気ヒーター 20 散水通路 26 懸架部材 28 駆動モーター 29 ピニオン 30 歯車部材 31 内歯歯車部 41 散水用タンク 43 バイパス管 44 散水用給水管 46 散水用給水弁 49 マイクロコンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きに開口する多数の製氷室を有する
    冷却器と、この冷却器に交熱的に設けられた冷却装置の
    冷却パイプと、前記冷却器の下側に位置し、回動軸を中
    心として回動することにより傾復動可能とされると共
    に、前記製氷室の開口下面を閉じた状態で、各製氷室に
    噴水する水皿と、一端が前記回動軸とは異なる位置の前
    記水皿に固定され、他端が本体に固定された懸架部材
    と、この懸架部材の張りを調整する調整手段とを備え、 この調整手段は、略水平方向に設けられ、ループ状の内
    歯歯車部を備えた歯車部材と、前記内歯歯車部に噛み合
    うピニオンと、このピニオンを回転させる駆動手段と、
    前記懸架部材に掛けられ、前記歯車部材と連動する移動
    部材とから成り、この移動部材を水平方向に移動させる
    ことにより、前記水皿の傾動時には前記懸架部材の張り
    を緩め、前記水皿の復動時には前記懸架部材の張りを締
    めることを特徴とする製氷機。
  2. 【請求項2】 水皿の裏面に散水するための散水通路
    と、上部がこの散水通路に連通された散水用タンクと、
    この散水用タンク内下部に給水する散水用給水管と、こ
    の散水用給水管に介設された散水用給水弁と、前記散水
    用タンク内の水を加熱する加熱手段とを備え、離氷時に
    前記散水用給水弁を開放することを特徴とする請求項1
    の製氷機。
  3. 【請求項3】 冷却装置の高温部と散水用タンク内の水
    と熱交換させることにより、加熱手段を構成したことを
    特徴とする請求項2の製氷機。
  4. 【請求項4】 散水用タンク内の水を加熱する電気ヒー
    ターと、この電気ヒーターへの通電を制御するヒーター
    制御手段を設けたことを特徴とする請求項3の製氷機。
  5. 【請求項5】 駆動手段を制御する駆動制御手段を設
    け、この駆動制御手段は、懸架部材の張りを緩める過程
    で、前記駆動手段を一時停止させることを特徴とする請
    求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の製氷機。
  6. 【請求項6】 水皿の表面に撥水性の層を形成したこと
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    又は請求項5の製氷機。
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