JPH10194586A - フィニッシャ - Google Patents

フィニッシャ

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JPH10194586A
JPH10194586A JP408497A JP408497A JPH10194586A JP H10194586 A JPH10194586 A JP H10194586A JP 408497 A JP408497 A JP 408497A JP 408497 A JP408497 A JP 408497A JP H10194586 A JPH10194586 A JP H10194586A
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folding
sheet
paper
stopper
folded
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正 小林
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亮 平野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅方向長さが同一で搬送方向長さが異なる組
合わせとなる原稿の混載時においても、生産性を低下さ
せることなく単位時間当たりの消費電流を低減する。ま
た、用紙の折り加工の仕上り状態を、折り加工後の折り
畳んだ状態での搬送方向のサイズを変えることなく容易
に調整可能とする。 【解決手段】 複写機10から排出される用紙がA4
Y,B5Yなどのように、Z折りすれば同一サイズにな
る用紙(この場合A3T,B4T)が存在する場合に、
大きい方のサイズの用紙(A3T,B4T)をZ折りす
る位置に、あらかじめストッパ252,272を移動し
待機させることにより、ストッパ移動と用紙搬送の駆動
源が同時に作動することを回避する。また、ユーザが設
定する紙の端面と折り部とのずれ量などのZ折りの仕上
げ状態の情報に基づいて、2つのストッパの位置を独立
して補正移動することで、紙折り後の搬送方向サイズが
必ず紙折り前の半分となるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機、複写機等
の画像形成装置から排出された記録用紙等の記録材(以
下、簡単のため用紙という)の仕分け、綴じ、折り加
工、パンチ穴明け等の後処理を行なうフィニッシャに関
し、より詳しくは、用紙先端をストッパに当ててループ
を形成し、当該ループをローラで噛み込むことで用紙の
折り加工を行う紙折り手段のストッパの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、印刷機や複写機等の画像形成装置
から排出された画像形成済み用紙に対して種々の後処理
を施すフィニッシャが種々提案されている(特願平8−
66143号等参照)。ここに、後処理とは、用紙を各
部数に仕分けたり、ステープルを用いて綴じたり、2つ
折りやZ字状に3つ折り(以下、Z折りという)に折り
加工したり、ファイル用のパンチ穴を明けたりする種々
の作業をいう。
【0003】このようなフィニッシャにおいて、用紙に
折り加工を施す従来の紙折り手段は、用紙先端をストッ
パに当ててループを形成し、当該ループをローラで噛み
込むことにより用紙の折り加工を行う機構が一般的であ
り、前記ストッパの位置は、折りモード及び用紙サイズ
に応じて移動させている。
【0004】また、ストッパの位置によって紙折りの仕
上り状態が微妙に変化することになるが、かかるストッ
パ位置の微調整は手動により行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、紙折りの位
置決めを行う前記ストッパは、複写機等から排出される
用紙サイズと折りモードとが判明次第移動させることが
可能である。したがって、複写機等が折りモード及び用
紙サイズを認知してすぐにフィニッシャにその情報を与
えれば、複写機等から排出される画像形成済み用紙が同
一サイズのみの場合には、最初の1枚目がフィニッシャ
に搬入される以前にストッパを移動させることができる
ので、ストッパ移動の駆動源を用紙搬送の駆動源などの
他の駆動源と同時に作動させるようなことがなく、単位
時間当たりの消費電流が大きくならずに済む。
【0006】しかしながら、例えば原稿が、A3サイズ
で長手方向を搬送方向としたもの(以下、A3Tのよう
に添字Tを付して用いる)とA4サイズで長手方向を搬
送方向に直交させたもの(以下、A4Yのように添字Y
を付して用いる)などのように、幅方向長さが同一で搬
送方向長さが2:1の比の組合わせとなる原稿混載時に
は、大きいサイズの用紙をZ折りすることにより同一サ
イズにすることができるが、このような場合にあって
は、最初の何枚かが小さいサイズの用紙で途中から大き
いサイズの用紙にかわることもあり、そのような場合に
用紙サイズが判明した時点でストッパを移動させると、
既に小さいサイズの用紙が搬送されているので、ストッ
パ移動の駆動源と用紙搬送の駆動源などの他の駆動源と
が同時に作動し、単位時間当たりの消費電流が大きくな
ってしまうという問題がある。
【0007】また、ユーザによっては、用紙の折り位置
を若干変更して紙折りの仕上り状態の調整を望むことが
考えられる。この紙折りの仕上り状態はストッパの位置
を変更することで可能であるが、折り加工後の折り畳ん
だ状態での搬送方向サイズが折り加工前の広げた状態で
の搬送方向サイズの丁度半分でないと、上述したような
例えばA4YおよびA3Tなどの原稿混載時に、出来上
がったものが同一サイズにならず、しかも、折り加工後
の用紙を積載する際の収容性も悪化する虞れがあるとい
う問題もある。
【0008】そこで、本発明の第1の目的は、幅方向長
さが同一で搬送方向長さが異なる組合わせとなる原稿の
混載時においても、生産性を低下させることなく単位時
間当たりの消費電流を低減させることにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、用紙の折り
加工の仕上り状態を、折り加工後の折り畳んだ状態での
搬送方向のサイズを変えることなく容易に調整可能とす
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための請求項1記載の発明は、記録材に画像を形成す
る画像形成装置に連結され、当該画像形成装置から排出
された画像形成された記録材に対して種々の後処理を施
すフィニッシャにおいて、記録材の先端が当接されるこ
とにより当該記録材にループを形成させる少なくとも2
つのストッパと、前記ループを噛み込むことにより記録
材を折り加工する折りローラと、前記ストッパの位置を
移動させる駆動源と、画像形成される記録材に対し、折
り加工すれば当該記録材と同一サイズになる幅方向長さ
が同一で搬送方向長さの大きい他の記録材が存在する場
合に、当該他の記録材を折り加工する位置に前記ストッ
パの位置をあらかじめ移動すべく駆動源を作動させる制
御手段とを有することを特徴とする。この発明にあって
は、原稿の混載時に備え、例えばA4YまたはB5Yの
用紙に画像形成するときは、各ストッパを、それぞれ駆
動源を作動させることによりA3でZ折りの位置または
B4でZ折りの位置にあらかじめ移動させ待機させてお
くことによって、必ずフィニッシャ内に用紙が搬送され
る前にストッパの移動を完了させることが可能となる。
これにより、混載モード時、途中でストッパを移動させ
る必要がなくなり、ストッパ移動の駆動源と用紙搬送の
駆動源とを同時に作動させることが回避される。
【0011】また、上記第2の目的を達成するための請
求項2記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成
装置に連結され、当該画像形成装置から排出された画像
形成された記録材に対して種々の後処理を施すフィニッ
シャにおいて、記録材の先端が当接されることにより当
該記録材にループを形成させる少なくとも2つのストッ
パと、前記ループを噛み込むことにより記録材を折り加
工する折りローラと、前記ストッパの位置を移動させる
駆動源と、記録材に対する折り加工の仕上り状態が設定
される画像形成装置からの情報に基づき、前記少なくと
も2つのストッパの位置をそれぞれ独立して補正移動す
べく駆動源を作動させる制御手段とを有することを特徴
とする。この発明にあっては、各ストッパの位置をそれ
ぞれ独立して補正移動すべく駆動源を作動させることが
できるので、折り加工後の折り畳んだ状態での搬送方向
のサイズを変えることなく折り位置を変化させて、設定
された仕上り状態に容易に調整することが可能となる。
これにより、例えばZ折りの場合に、第1の折り位置を
変化させてもZ折り処理後の折り畳んだ状態での用紙長
さは、常にZ折り処理前の広げた状態での用紙全長の半
分にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実
施の形態に係るフィニッシャを連結した複写機の全体構
成を示す概略図、図2は、同フィニッシャの要部を示す
概略構成図、図3は、同フィニッシャの紙折り手段を示
す概略構成図、図4(A)〜(C)は、紙折りモードを
説明する概略斜視図、図5は、同フィニッシャの用紙集
積部とステープル手段を示す概略構成図である。
【0013】《複写機の構成》フィニッシャ1が接続さ
れている複写機10は、周知の電子写真方法によって用
紙上に画像を形成し、排紙部10bからコピー済み用紙
を1枚ずつ排出するものである。当該複写機10は、上
部に自動原稿搬送装置850(以下、ADFという)が
搭載されている。このADF850は、トレイ815上
にセットされた原稿群を1枚ずつ複写機10のプラテン
ガラス(図示せず)上に送り込み、画像読取り終了後に
当該原稿をトレイ856上に排出し積載するものであ
る。
【0014】ADF850等によりプラテンガラス上に
セットされた原稿は、複写機10に内蔵されているイメ
ージリーダ(図示せず)によってその画像を読み取ら
れ、デジタルデータに変換されて制御部のメモリに格納
される。コピー動作は、画像データを読み出すことによ
り、必要な編集、例えば、ぺージ順の変更、画像反転処
理あるいは表裏面へのコピー処理等を加えて実行され
る。
【0015】《フィニッシャの概略構成》フィニッシャ
1は、図1に示すように、概して、複写機10の排紙部
10bから排出された用紙Pを集積し整合するノンソー
トトレイ11a及び用紙集積部11bと、前記排紙部1
0bから排出された用紙Pに対し必要に応じて2つ折り
やZ字状に3つ折り(Z折り)などの折り加工を行う紙
折り手段2と、用紙集積部11bから用紙搬送方向下流
側に設置され、集積し整合された用紙Pに対してステー
プル処理を施すステープル手段3と、このステープル処
理後の用紙束が排出されて収容されるソート部4と、前
記ステープル処理された後の用紙束またはステープル処
理されていない用紙束に対してカバーを取付けるバイン
ド手段5と、用紙搬送経路中に設けられ必要に応じて用
紙に穴あけを行うパンチ手段7とからなる。複写機10
から排出された用紙は用紙搬送部6によりフィニッシャ
内の各手段に搬送される。
【0016】《用紙搬送部》まず、用紙搬送部6は、図
1に示すように、複写機10の排紙部10bから用紙P
を受け取って下方へ搬送する搬送路61と、用紙Pの前
後及び表裏を反転させるスイッチバック搬送路62と、
用紙Pをノンソートトレイ11aへ搬送する搬送路63
と、搬送路63から分岐して用紙Pを用紙集積部11b
に搬送する搬送路64と、前記搬送路63のほぼ始端部
から分岐して用紙Pをバインド手段5またはソート部4
へ搬送する搬送路65と、前記用紙集積部11bからの
用紙束をソート部4あるいはバインド手段5へ搬送する
搬送路66とで構成され、用紙Pはこれら各搬送路を中
央基準で搬送される。
【0017】さらに詳述すれば、図2に示すように、搬
送路61は、搬送ローラ対611,612,613を有
している。スイッチバック搬送路62は、正逆回転可能
な搬送ローラ621と、この搬送ローラ621に接触し
て従動回転する従動ローラ622と、スイッチバックさ
れた用紙Pを搬送路63、搬送路64または搬送路65
方向へ搬送する搬送ローラ対623,624と、用紙検
出用のセンサSE1とを有している。
【0018】前記搬送路61を下方に搬送されてきた用
紙Pは、まずスイッチバック搬送路62へ導入される。
例えば、紙折りを行わない場合には該用紙Pの後端がセ
ンサSE1で検出されて所定時間が経過すると、すなわ
ち、用紙後端が搬送路62へ入り込むと、搬送ローラ6
21が逆転に切り換わり、スイッチバック搬送路62か
ら搬送路63に向かって上方へ搬送される。
【0019】この搬送路63には、搬送ローラ対63
1,632,633,634及び排出ローラ対635が
設けられ、また、用紙Pの先端部又は後端部にパンチ孔
を形成する指示があればパンチ手段7により穴あけが行
われる。
【0020】前記搬送路64には、用紙Pの搬送先を切
り換えるための切換え爪641と、搬送ローラ対642
及び排出ローラ対643が設けられ用紙Pをノンソート
トレイ11aまたは用紙集積部11bに排紙する。
【0021】前記搬送路65には、用紙Pの搬送先を切
り換えるための切換え爪651と、搬送ローラ対652
が設けられて、用紙集積部11bへ送らずに直接バイン
ド手段5またはソート部4まで導く。
【0022】これら切換え爪641,651は、それぞ
れ図示しないソレノイドによって回動され、前記スイッ
チバック搬送路62から搬送されてきた用紙Pは、切換
え爪651によって搬送路63または65のいずれかへ
案内されることになる。
【0023】用紙集積部11bで集積し整合された用紙
Pは、必要によりステープル処理が施された後、そのま
ま排紙される場合には比較的太い通路である搬送路66
を通ってソート部4に導かれる。一方、バインド製本す
る場合には、必要によりステープル処理が施された後、
搬送路66を通りバインド手段5へ導かれる。
【0024】この搬送路66には、相互に離間可能とさ
れた搬送ローラ対661,662,663と、先端に排
出ローラ664が設けられている。
【0025】《ソート部》ソート部4は、図2に示すよ
うに、ソートトレイ41と、このソートトレイ41を昇
降させる駆動機構42とを有している。このソートトレ
イ41には、大量コピー時に用紙Pが1枚ずつ搬送路6
5を通って送り込まれたり、用紙集積部11bからステ
ープル手段3に送られ、ステープル処理された用紙束が
搬送路66を通って送り込まれる。なお、搬送路65ま
たは搬送路66から搬送された用紙Pまたは用紙束は切
換え爪665によってトレイ41またはバインド手段5
へ案内される。
【0026】トレイ41上に収容され積載された用紙P
はセンサSE2にて検出されるごとに、トレイ41は駆
動機構42によって一定量ずつ下降される。センサSE
3によりトレイ41が下限にまで下降したことが検出さ
れると、このときトレイ41は満杯であり、以後のコピ
ー動作が中断される。なお、トレイ41を一定量ずつ下
降させる駆動機構42の構成は周知であり、説明は省略
する。
【0027】《紙折り手段》紙折りついて、概説する。
紙折り手段2は、図1および図2に示すように、フィニ
ッシャ1の用紙搬送部6の直下に設けられ、前後方向
(図中紙面垂直方向)に延びた図示しないレール部材に
係合するように紙折り手段2に備えられた図示しない複
数のコロによりフィニッシャ1の前面側から背面側に
(図中紙面垂直方向手前から奥に)移動可能にしてフィ
ニッシャ1に脱着可能に構成されている。
【0028】図3に示すように、紙折り手段2は、紙折
り処理を行わずに、スイッチバック部620で用紙Pが
スイッチバックする際の用紙逃がし搬送路26と、スイ
ッチバック部620から用紙Pを受取り、第1の折りを
行うための第1搬送路25と、第2の折りを行うための
第2搬送路27と、数種の紙折りを行う紙折り部20
と、折り後の用紙Pの表裏反転を行うためのスイッチバ
ックローラ対291と、スイッチバックローラ対291
に搬送するための第3搬送路28と、スイッチバックロ
ーラ対291によって表裏反転された後の転写紙を搬送
するためのスイッチバック搬送路29とを備えている。
【0029】紙折り手段2は、画像形成済み用紙Pを搬
送方向中央部で2つ折りにする機能と用紙PをZ折りに
する機能とを有しており、その中心的役割を果たすもの
は、3本の正逆可能な折りローラ21,22,23から
なる紙折り部20と、バックアップローラ24であり、
用紙Pは、これらローラ21〜24を中心として複数本
の用紙搬送路25〜29により授受が行なわれるように
なっている。
【0030】そして、前記第1の折りを行うために用紙
Pの先端が当接されることにより当該用紙Pにループを
形成させる第1ストッパ252と、前記第2の折りを行
うために同様にして当該用紙Pにループを形成させる第
2ストッパ272とが設けられており、前記折りローラ
21,22,23により前記ループが噛み込まれること
により用紙Pに対して折り加工される構成となってい
る。また、これら第1ストッパ252および第2ストッ
パ272をそれぞれ独立して図中矢印方向に移動させ得
る駆動源としての第1ストッパ駆動モータおよび第2ス
トッパ駆動モータが備えられている(図示せず)。
【0031】この紙折り手段2によれば、複写機本体1
0の入力部における操作により選択可能な3つの紙折り
モード、すなわちZ字状に用紙Pを折るZ折りモード
(図4(A)参照)、用紙Pを中央部で2つ折りする中
折り(袋綴じ)モード(図4(B)参照)、および折り
目のついた用紙P群の中央部にステープル処理するため
の折り目つけを行なう中綴じモード(図4(C)参照)
を有しているが、これら紙折りモードを含め、紙折り手
段2の詳細は後述する。
【0032】《ステープル手段》ステープル手段3は、
図2および図5に示すように、前記搬送路64から排出
された用紙Pを用紙集積部11bにおいて整列処理した
後に、当該用紙束の所定位置にステープルを施すもの
で、ステープル針を打ち出す針打ち部31と、この打ち
出されたステープル針を受けて曲げる針受け部32とを
有している。
【0033】前記用紙集積部11bは、トレイ12上に
排出された用紙Pの先端(トレイ12への排出方向から
見れば後端)を先端ストッパ12aが受け止めて整合
し、側部整合板13が搬送方向に対して直交する方向に
往復移動し、用紙Pの横方向を整合する。したがって、
中折り(袋綴じ)モードでは、先端ストッパ12a側に
用紙の折り目のある側がくることになる。そして、第1
チャック手段14aと第2チャック手段14bが、それ
ぞれ用紙Pの側部を交互に把持し、用紙Pの浮き上がり
を防止するとともに第1チャック手段14aが用紙束を
把持してステープル手段3に向けて送り出すようになっ
ている。
【0034】針打ち部31は、モータM1により駆動さ
れるカムリンク機構312を介して針切断部材及び針曲
げ部材312aを作動し、針カートリッジ311のステ
ープル針を1本ずつ切断分離させてコ字形状に折り曲
げ、針受け部32側に向けて突出するようになってい
る。針受け部32は、突出されたステープル針を折り曲
げて用紙束を結束する針受け部材321を有している。
【0035】用紙搬送方向hとは直交する方向のステー
プル針の打ち込み位置は、針打ち部31を2本のガイド
軸313,314にスライド自在に装着するとともにス
テッピングモータM2によって用紙搬送方向hとは直交
する方向に設けられたスパイラル軸315の正逆転によ
り移動し得るようにし、また針受け部32も2本のガイ
ド軸322,323にスライド自在に装着し、ステッピ
ングモータM3によって駆動されるスパイラル軸324
の正逆転に伴って、用紙搬送方向hとは直交する方向に
移動することにより行う。
【0036】また、用紙搬送方向のステープル針の打ち
込み位置は、前記チャック手段14aによる移動により
決定する。したがって、この第1チャック手段14aの
送り出し量により、集積された用紙の先端乃至後端のい
ずれでもステープル処理を施すことができる。袋綴じの
場合には、2つ折りされた用紙の端部(トレイ12への
排出方向から見れば先端)が針うち部31の位置にくる
まで押し出される。
【0037】そして、ステープル処理された後には、相
互に離間可能とされた前記搬送ローラ対661に挟み込
まれ、搬送路66により搬送される。
【0038】以上がステープル手段の構成及び動作であ
るが、これらは周知に属するので詳述は避ける(例え
ば、特願平8−66143号参照)。
【0039】《バインド手段》バインド手段5は、複写
後の用紙を束にして市販されているカバーを用いて糊付
けするものである。このバインド手段5は、図2に示し
たように、複数枚の市販のバインド用カバーを収容する
カバー収容部51と、カバー収容部51から1枚のカバ
ーCを取出し搬送するカバー搬送部52と、カバー搬送
部52より搬送されたカバーCを開いた状態で保持する
用紙挿入部53と、前記搬送路67内を搬送されてきた
用紙束をカバーC内へ挿入する用紙搬送部54と、用紙
挿入部53にて用紙Pが挿入されたカバーCに加熱処理
を行う加熱部55と、バインド後のカバーCにより製本
化された冊子をバインド装置外へ排出し、収容する排出
部56とから構成されている。これにより用紙集積部1
1bにおいて整合された用紙束がそのまま、またはステ
ープル処理が施された後、搬送路66および67を経て
バインド手段5に送られてバインド処理されるか、もし
くは紙折り手段2により紙折りされた後、搬送路65を
経て1枚ずつバインド手段5に送られて複数枚の用紙が
バインド処理される。
【0040】カバー収容部51は、カバーCを収容する
ための空間が、開閉扉511、カバー保持部材514、
収容下ガイド512,513により形成され、ここにカ
バーCを補給するときには、開閉扉511を開放し、カ
バー群を開いた状態(図2に示す状態)でV字形にて収
容する。
【0041】カバー搬送部52は、収容されたカバーC
のうら表紙面に当接し、カバーCの先端を搬送するピッ
クアップローラ521と、当該ピックアップローラ52
1をカバーCに圧接させるローラ圧接部材522と、カ
バーCを1枚だけ搬送するサバキローラ対523と、サ
バキローラ対523の上流に配置された前サバキ部材5
24と、サバキローラ対523の下流に配置されたカバ
ー検出手段525と、サバキローラ対523の下流に配
置されたカバー搬送ローラ対526と、カバー収容部5
1と用紙挿入部53とを継ぐよう構成されたカバー搬送
ガイド527,528とを有している。
【0042】用紙挿入部53は、逆三角形状の用紙挿入
空間を形成するガイド板531,532,533,53
4と、用紙挿入空間下方に配置されたカバーレジストロ
ーラ対535と、用紙挿入空間のカバー搬送方向上部に
配置された先端ストッパー536と、前記カバーレジス
トローラ対535の上方の用紙挿入空間内に配置された
横整合部材537とにより構成されている。
【0043】前記カバー搬送部52より搬送されたカバ
ーCの先端は、ガイド板512に沿って上方へ向かい、
先端ストッパー536に当接するが、さらにカバーC
は、搬送されてカバー背部が下方へ折れ曲がりガイド5
31,532間を通過してカバーレジストローラ対53
5により下端が規制される。
【0044】当該カバーレジストローラ対535の上方
に設けられたカバー検出センサ538によりカバー背部
の通過が検出されて一定時間(カバー背部がカバーレジ
ストローラ対535上に当接しかつカバー後端がカバー
搬送ローラ対526上流にある時)後、カバー搬送ロー
ラ対526の少なくとも上ローラをカバー搬送路外へ退
避させる。
【0045】カバー搬送ローラ526の退避により、カ
バーCのおもて表紙は、そのコシによってカバー後端が
カバー搬送ガイド527のくぼみ部527aに係合し、
カバーCの後端位置が規制される。これによりカバーC
は、図中に破線で示すように、背部がカバーレジストロ
ーラ対535上に載置されたV字状で用紙挿入部53に
セットされる。
【0046】用紙挿入部53へのカバーセット後、横整
合部材537がカバーの搬送方向に対して直交する方向
に移動され、カバー端面を前記横整合部材537と対向
して設けられた整合基準板(図示せず)に押圧し、位置
が規制される。
【0047】用紙搬送部54は、前記レジストローラ対
535の上方まで伸延された前記搬送路67に、用紙束
を用紙挿入部53に搬送する搬送ローラ対541と、搬
送路67内の用紙Pを検出する検出センサ543とを有
し、搬送ローラ対541により搬送された用紙束が、用
紙挿入部53内で上方に向かって開放された状態のカバ
ーC内へ自重落下するようになっている。この自重落下
によって用紙の接着される端部が整えられる。
【0048】加熱部55は、用紙挿入部53より搬送さ
れたカバーCの背部を加熱する加熱板551と、加熱板
551の下部に配置されたヒータ552と、当該ヒータ
552の下部周囲を囲み、ヒータ52の熱を加熱板55
1に集中させるよう形成された反射板553と、前記加
熱板551、ヒータ552、反射板553を一体的に保
持するヒータ支持板554と、当該ヒータ支持板554
に取付けられた遮蔽用の断熱部材555と、温度検出セ
ンサ556とにより構成されている。
【0049】用紙挿入部53において、カバーC内に用
紙束が挿入されると、カバー搬送ローラ対526がカバ
ーCの端部を圧接し、その後カバーレジストローラ対5
35の少なくとも一方が用紙挿入空間外へ退避する。そ
して、当該カバーレジストローラ対535を正転すると
同時にカバー搬送ローラ対526を回転させ、カバーC
及び用紙束を用紙挿入部53の下部の加熱部55へ送り
込み、カバー搬送ローラ対526およびカバーレジスト
ローラ対535の駆動を停止し、カバー搬送ローラ対5
26を離間すると同時にカバーレジストローラ対535
によりカバーCおよび用紙束を圧接する。この動作によ
りカバーC内の用紙束の端部がさらに整えられることに
なる。
【0050】整合動作終了後、カバーレジストローラ対
535がカバーCおよび用紙束を圧接した状態で加熱板
551上のカバー背部を適正温度にて一定時間加熱する
ことで、カバー背部に固着された接着剤を溶かし、カバ
ーCと用紙束を接着する。その後、カバーCと用紙束が
確実に接着される時間を見計って、カバーレジストロー
ラ対535を正転させ、排出する。
【0051】排出部56は、排出ガイド561と、閉鎖
板562と、排出トレイ563とから構成され、加熱部
55より搬送されたカバーCは、傾斜された排出ガイド
561の表面を自重ですべり落ち、排出トレイ563に
収容される。
【0052】《制御部》図6はフィニッシャを含めた複
写システムの制御ブロック図を示し、複写機10を制御
する複写機用CPU910と、フィニッシャ1を制御す
るフィニッシャ用CPU980(制御手段に相当)とを
中心に構成されている。
【0053】複写機用CPU910には複写機10内に
設置される各種モータ等の駆動系およびセンサ系が接続
されており、複写機10の統括制御を行っている。ま
た、複写機用CPU910には、紙折りモードやステー
プルモードなどの各種動作モードを設定するモード入力
スイッチやコピー枚数などを設定する置数入力スイッチ
等からなる入力部、および各種表示を行う表示部が接続
される。また、図中破線で囲んだ部分は原稿搬送系を示
しており、原稿サイズ検出センサ等のセンサ系、および
原稿の搬送を行う搬送モータ等の駆動系が複写機用CP
U910に接続されている。
【0054】一方、フィニッシャ用CPU980は、複
写機用CPU910から各動作モードや用紙サイズ等を
受信し、その情報に応じてフィニッシャ1の各部動作の
制御を行う。ここで、フィニッシャ用CPU980は、
用紙検出センサ等のセンサ系からの検出信号が入力され
る一方、各種モータ、ソレノイド等の駆動系に制御信号
を出力するようになっている。
【0055】本実施の形態では特に、前記紙折り手段2
のストッパの制御に特徴があり、次に、この紙折り手段
2について詳述する。
【0056】《紙折り手段の詳細》紙折り手段2は、前
述したように、紙折り処理を行わずにスイッチバックす
る際の用紙逃がし搬送路26、第1の折りを行うための
第1搬送路25、第2の折りを行うための第2搬送路2
7、数種の紙折りを行う紙折り部20、折り後に表裏反
転を行うためのスイッチバックローラ対291、スイッ
チバックローラ対291に搬送するための第3搬送路2
8およびスイッチバックローラ対291から次工程に搬
送するためのスイッチバック搬送路29を有している。
【0057】図7に示すように、逃がし搬送路26は、
搬送ガイド261,262で構成されている。第1搬送
路25は、搬送ガイド253,254,255および用
紙のジャム処理のために下端部近傍を中心として図中矢
印方向に開閉自在に構成された256で形成され、逃が
し搬送路26と紙折り部20との間でかつ折りローラ2
1,22に隣接して設けられている。
【0058】第1搬送路25には、折りローラ22に圧
接され第1搬送路25での用紙の搬送を助け、折り部2
0への用紙のかみ込みを容易にするためのバックアップ
ローラ24が設けられている。
【0059】さらに、第1搬送路25には、紙折りモー
ドおよび用紙サイズに応じて用紙搬送方向に移動可能な
第1ストッパ252が設けられており、図示しない駆動
源としてのステッピングモータの作動によって第1スト
ッパ252の移動が行われる構成とされている。
【0060】第1搬送路25の上流には、スイッチバッ
ク部620から搬送されてくる用紙を逃がし搬送路26
または第1搬送路25に選択的に切換えるための切換え
部材251が設けられており、図示しないソレノイドに
より回動される。
【0061】第2搬送路27は、搬送ガイド273,2
74で形成され、用紙の先端を当接させるための第2ス
トッパ272が設けられており、図示しない駆動源とし
てのステッピングモータの作動によって第2ストッパ2
72の用紙搬送方向の移動が行われる。
【0062】また、第2搬送路27の折りローラ21近
傍には、用紙の先端を第2ストッパ272の方向または
折りローラ21,23にかみ込ませる方向に選択的に案
内することが可能な切換え部材271が設けられてお
り、図示しないソレノイドによって切換えが行われる。
【0063】紙折り部20は、3本の折りローラ21,
22,23で構成されており、3本の折りローラ21,
22,23は、折りローラ21と22、21と23がそ
れぞれ圧接するように配置され、図示しない駆動源によ
り、正逆転可能に構成されている。
【0064】また、それぞれの折りローラ内部には加熱
手段を有し、ローラ自体を加熱することによって用紙に
対しより良好な折り処理を行うことができるようになっ
ている。
【0065】第3搬送路28は、搬送ガイド281,2
82で形成され、折りローラ21と23の近傍からスイ
ッチバック搬送路29のスイッチバックローラ対291
上流に結合するように構成されている。
【0066】スイッチバックローラ対291は、図示し
ない駆動源により正逆転が可能となっている。
【0067】スイッチバック搬送路29は、搬送ガイド
292,293,294を備えて形成され、搬送路65
3(図3参照)に合流するように構成されており、用紙
をスイッチバック搬送路29から搬送路653へ送るた
めの搬送ローラ対295,296が配置されている。
【0068】また、第3搬送路28とスイッチバック搬
送路29の結合部には、搬送ガイド282に取り付けら
れたマイラー等から構成される逆送防止部材297が配
設されており、スイッチバックされた用紙が第3搬送路
28に突入するのを防いでいる。
【0069】《紙折りモード》本紙折り手段2は、紙折
り処理を行わないモードも含めれば、以下に示す4つの
紙折りモードを有し、複写機本体10の入力部における
操作により自動的に選択可能なように制御される。
【0070】第1のモードはスルーモードで、紙折り処
理を行わずに、上流のスイッチバック部620(図3参
照)で用紙Pをスイッチバックさせる際に用紙Pが折り
部20に巻込まれないよう逃がし搬送路26へ搬送する
モードであり、図8(1)〜(4)は、スルーモードに
おける用紙の処理を順次示す図である。
【0071】このモードでは、複写機本体10からの折
り処理なしの信号により切換え部材251が、用紙Pを
逃がし搬送路26側へ搬送するように回動しているた
め、スイッチバック部620を搬送され紙折り手段2に
搬入されてきた用紙Pは、逃がし搬送路26に搬送さ
れ、その後スイッチバックの信号によってスイッチバッ
ク部620でスイッチバックされ下流へと搬送されるよ
うになっている。
【0072】第2のモードは、大サイズの用紙をZ形状
に折るZ折りモード(図4(A)参照)であり、図9
(1)〜(5),図10(6)〜(9)は、Z折りモー
ドにおける用紙の処理を順次示す図である。
【0073】複写機本体10から排出され、紙折り手段
2に搬入されてきた用紙Pは、第1の折りをなされるべ
く第1の搬送路25に向かってスイッチバックローラ対
621,622により搬送され、複写機本体10からの
信号により第1搬送路25側に搬送されるよう回動して
いる切換え部材251を通過する。この時、折り部20
の折りローラ22は回転を停止しており、用紙Pはこの
折りローラ22とバックアップローラ24部で先端を止
められ若干のループを形成する。これによって用紙Pは
折りローラ22、バックアップローラ24の部分で先端
を揃えられることになり、折り処理を行なった際に折り
目が用紙Pの搬送方向に対して垂直になり折りズレがな
くなる(図9(1))。
【0074】先端を揃えられた用紙Pは、上流に配置さ
れた用紙検出用のセンサSE1からの信号により、用紙
Pが若干のループを形成後直ちに矢印a方向に回転をは
じめた折りローラ22とバックアップローラ24とによ
り、複写機本体10からの折りモード・用紙サイズの信
号により所定の位置に移動・停止している第1ストッパ
252に向け搬送され、やがて第1ストッパ252に先
端が当接する(図9(2))。用紙Pをそのまま搬送さ
せると第1の折りを行う折りローラ21,22のニップ
近傍にループを形成し(図9(3))、さらに搬送を続
けると折りローラ21,22のニップにかみ込まれ、こ
れによって第1の折りが終了する(図9(4))。
【0075】第1の搬送路25は、用紙Pが第1ストッ
パ252に当接しループを形成する際に、折りローラ2
1,22のニップ側にたわむよう構成されていることは
いうまでもない。
【0076】第1の折りが終了した用紙Pは、複写機本
体10からのZ折り指示の信号で、用紙Pを第2の搬送
路27へ導くように回動した切換え部材271により、
第2の搬送路27に搬送され、用紙サイズに対応した位
置に移動されている第2ストッパ272にその先端が当
接する(図9(5))。折りローラ21,22によりさ
らに搬送を続けた用紙Pは、第2の折りを行う折りロー
ラ21,23のニップ近傍にループを形成し、このルー
プが折りローラ21,23のニップにかみ込まれ、その
まま搬送されていくことで第2の折りが終了する(図1
0(6))。ここにおいても、第2の搬送路27が用紙
Pのループ形成の際に第2の折りを行う折りローラ2
1,23のニップ側にたわむよう構成されていることは
いうまでもない。
【0077】第2の折りが終了し、Z折りが完了した用
紙Pは、第3の搬送路28に搬送され、さらにスイッチ
バック搬送路29に向けて搬送を続ける。ここで、スイ
ッチバックローラ対291によって用紙Pの後端がセン
サSE4(図7参照)を抜けてから逆送防止部材297
を抜ける時間が経過した後、スイッチバックローラ対2
91の回転を図10(7)に示す矢印c方向から図10
(8)に示す矢印d方向へ変えることでスイッチバック
され、下流の搬送路653に向けて、図示しない駆動源
により駆動される搬送ローラ対295,296により搬
送される(図10(9))。
【0078】第2のモードであるZ折りモードにおい
て、第1の折り位置はユーザが任意に選択できるように
構成し、第1の折り位置に応じて、用紙の全長の半分の
長さに折られるように第2の折り位置を制御することに
よって、Z折り処理後の折り畳んだ状態での用紙長さ
を、第1の折り位置を変化させても常に用紙の全長の半
分にすることができ、後処理時の整合性を確保すること
が可能となる。
【0079】すなわち、紙折り、特にZ折りの仕上り状
態については、ユーザによって若干好みが異なることも
考えられるため、複写機10本体の入力部には、ユーザ
によって紙折りの仕上り状態を微調整するための入力ス
イッチが備えられている。したがって、ユーザがZ折り
完了後の用紙Pにおけるずれ量(図11(B)のLc)
を指定することにより、第1の折りを行うための第1ス
トッパ252の位置Laは、正規の位置La=L/4か
らLa=L/4−Lc/2となり、その位置へ移動させ
ることになる(図11(A)参照)。ここで、Lは広げ
た状態の用紙全長、Laはローラ21と22とのニップ
から第1ストッパ252までの距離、Lbはローラ21
と23とのニップから第2ストッパ272までの距離を
表す。また、第2ストッパ272の位置Lbは、正規の
位置Lb=L/4からLb=L/4+Lc/2となり、
この位置へ移動させることになる。これによって、第1
の折り位置を変化させてもZ折り処理後の折り畳んだ状
態での用紙長さは、常にZ折り処理前の広げた状態での
用紙全長Lの半分になる。
【0080】また、第2のモードのZ折りモードでは、
折り処理後の後処理段階において、A3でZ折りの用紙
とA4の用紙、またはB4でZ折りの用紙とB5の用紙
を混合して後処理する混載処理が可能になる。
【0081】すなわち、混載モード時に備え、紙折り手
段2の第1ストッパ252および第2ストッパ272
を、A4Yコピー時はA3でZ折りの位置に、またB5
Yコピー時はB4でZ折りの位置にあらかじめ移動させ
待機させておくことによって、混載モード時、途中でス
トッパーを移動させる必要がなくなり、消費電流のピー
ク値低減とコピー途中のウェイト時間をなくすことがで
きる。
【0082】なお、混載モード時、Z折り処理無しの用
紙の後のZ折り処理の用紙は、通常の用紙の間隔で用紙
を搬入することができるが、Z折り処理後の用紙の後の
Z折り処理無しの用紙は、前のZ折り処理される用紙の
Z折り処理が終了するまで搬入させることができない。
そこでウェイト時間を設けることにより、頁順狂いや用
紙どうしの衝突を防ぐことができる。
【0083】第3のモードは、用紙を中央部で2つ折り
にする中折り(袋綴じ)モードであり、図12(1)〜
(5)は、中折りモードにおける用紙の処理を順次示す
図である。
【0084】この中折りモードは、前述のZ折りモード
での第1の折り動作時と第1ストッパ252の位置が異
なっているだけで、Z折りモード時と同様の過程を経
て、第1の折りが行われ(図12(1),(2))、第
1の折りが終了した用紙Pは、第2の搬送路27の入口
に設けられた切換え部材271が第2の搬送路27へ用
紙Pを導くようには回動されていないため、第2の折り
を行う折りローラ21,23のニップへ向け直接搬送さ
れる。(図12(3))。つまり、用紙Pは折りローラ
21,23を抜けた後、直ちに第2の折りを行う折りロ
ーラ21,23のニップへかみ込まれると、そのまま第
3の搬送路28へ搬送された後、スイッチバック搬送路
29に搬送され(図12(4))、ここでZ折り時と同
様にスイッチバックローラ対291により表裏反転さ
れ、下流の搬送路653に向け搬送される(図12
(5))。
【0085】第4のモードは、週刊誌のように折り目の
ついた用紙群の中央部にステープル処理するための折り
目つけを行う中綴じモードであり、図13(1)〜
(5)は、中綴じモードにおける用紙の処理を順次示す
図である。
【0086】この中綴じモードでは、複写機本体10か
ら排出されてきた用紙Pは、第3のモードの時と同様
に、用紙Pのサイズに合わせ中央部で2つ折りするよう
位置している第1の搬送路25の第1ストッパ252に
向け搬送され、第3のモード時のようにループを形成し
(図13(2))、このループが第1の折りを行うロー
ラ21,22のニップにかみ込まれ、上流に配置されて
いるセンサSE1が用紙Pの後端を検出したタイミング
でスタートしているタイマーの設定時間が経過するまで
下流に向けて搬送を続ける(図13(3))。
【0087】該設定時間経過後、用紙Pを下流に向け搬
送するよう矢印a方向に回転していた折りローラ21,
22およびスイッチバックローラ対621,622が、
矢印b方向に回転するため、用紙Pは、折りが行われた
部分が折りローラ21,22のニップから抜け出し、中
央部に折り目がついた状態で開かれ、それまで後端であ
った方を先端にするようスッチバックされ再び上流側へ
向け搬送され、さらに搬送路653を経てフィニッシャ
1の次工程処理部へ搬送される(図13(4),
(5))。
【0088】上記動作をユーザの設定枚数まで繰り返し
た後、前記次工程処理部にて中綴じ処理すれば、所望の
中綴じ処理された用紙群を得ることができる。
【0089】《混載時動作》以下、例えば原稿がA3T
とA4Y(あるいはB4TとB5Y)のように、幅方向
長さが同一で搬送方向長さが異なる組合わせとなる原稿
が混載されたときの複写動作を、図14に示す原稿混載
時のストッパの移動制御を示すフローチャートを参照し
つつ、説明を行う。
【0090】フィニッシャ1のフィニッシャ用CPU9
80は、複写機10本体の複写機用CPU910から、
画像形成される用紙Pのサイズとユーザが入力して設定
したモードを表す各種信号を受信する。フィニッシャ用
CPU980は、その情報を基に紙折り手段2のストッ
パ252,272の移動など、用紙サイズおよび動作モ
ードに合わせた動作を行う。
【0091】複写機10本体は、画像を記憶する記憶手
段を有しており、すべての原稿の画像を読込んでから画
像形成することも可能であるが、それでは生産性が低下
するため、原稿の画像読込みと画像形成動作を並行して
行う。
【0092】複写機用CPU910は、原稿の画像を読
込む際に原稿サイズも検知し、ユーザが設定した倍率等
の情報を基に画像形成する用紙サイズを決定し、各々の
原稿に対し決定されたそれぞれの用紙サイズを表す信号
を、その都度フィニッシャ用CPU980に送信する。
フィニッシャ用CPU980は、当該信号を基に紙折り
手段2のストッパ252,272の移動を制御する。
【0093】具体的には、図14に示すように、フィニ
ッシャ用CPU980は、まず処理する用紙に対して紙
折りモードが設定されているか否かを判断し(ステップ
S1)、紙折りモードが設定されている場合にはステッ
プS2に進む。
【0094】ステップS2では、処理する用紙に対応す
る紙折りモードがZ折りモードであるか否かを判断し、
Z折りモードである場合には、紙折り手段2の第1スト
ッパ252の位置をLa=L(用紙サイズ)/4となる
ように、図示しない駆動源を作動させて第1ストッパ2
52の移動を行う(ステップS3)。なお、Lは用紙の
搬送方向の長さである(以下同様)。さらに用紙サイズ
がB4の場合には、紙折り手段2の第2ストッパ272
の位置をLa=L(B4サイズ)/4となるように、図
示しない駆動源を作動させて第2ストッパ272の移動
を行い(ステップS5)、用紙サイズがB4でない、す
なわちA3の場合には、紙折り手段2の第2ストッパ2
72の位置をLa=L(A3サイズ)/4となるよう
に、駆動源を作動させて第2ストッパ272の移動を行
う(ステップS6)。
【0095】また、紙折りモードが設定されており、か
つZ折りモードでない場合、すなわち中折りモードある
いは中綴じモードの場合には、第1ストッパ252の位
置をLa=L(用紙サイズ)/2となるように、駆動源
を作動させて第1ストッパ252の移動を行う(ステッ
プS7)。
【0096】一方、処理する用紙に対応する紙折りモー
ドが設定されていない場合(ステップS1のNO)は次
のように処理される。つまり、用紙サイズがA4Yの場
合には(ステップS8のYES)、紙折り手段2の第1
ストッパ252の位置をLa=L(A3サイズ)/4と
なるように、駆動源を作動させて第1ストッパ252の
移動を行い(ステップS9)、さらに第2ストッパ27
2の位置をLa=L(A4サイズ)/4となるように、
駆動源を作動させて第2ストッパ272の移動を行う
(ステップS10)。また、用紙サイズがA4Yでなく
B5Yの場合には(ステップS11のYES)、紙折り
手段2の第1ストッパ252の位置をLa=L(B4サ
イズ)/4となるように、駆動源を作動させて第1スト
ッパ252の移動を行い(ステップS12)、さらに第
2ストッパ272の位置をLa=L(B4サイズ)/4
となるように、駆動源を作動させて第2ストッパ272
の移動を行う(ステップS13)。
【0097】このように、まず第1に、同一サイズの用
紙のみに画像を形成するモードにおいては、1枚目の用
紙サイズを表す信号を受信した時点で紙折り手段2のス
トッパ252,272の移動を開始するため、1枚目の
用紙が画像形成されてフィニッシャ1に搬入される以前
にストッパ252,272の移動を完了させることがで
きる。
【0098】ここで、A4YとA3Tなど、一方のみを
Z折りすれば折り畳んだ状態で同一サイズとなる組合わ
せの用紙に画像形成される場合に、最初の何枚かが紙折
り不要の用紙で途中から紙折りが必要な用紙に画像形成
されることがあるが、そのとき、紙折りが必要な用紙の
サイズを表す信号をフィニッシャ用CPU980が複写
機用CPU910から受信してからストッパ252,2
72を移動させたのでは、フィニッシャ1内で用紙が搬
送されているときにストッパ252,272を移動させ
ることとなる。かかる場合に、単位時間当たりのの消費
電流を低減させるためにストッパ移動と用紙搬送の両駆
動源を同時に作動させない方法としては、例えば、画像
形成開始前にすべての原稿サイズを認知するする方法
や、大きい方のサイズの用紙の画像形成を遅らせ、小さ
い方のサイズの用紙を搬送排出完了後にストッパを移動
させる方法などが考えられるが、いずれも生産性の低下
をきたすこととなる。
【0099】そこで本実施の形態では上述したように、
フィニッシャ用CPU980は、複写機用CPU910
から送られてきた信号が、A4Y,B5YなどZ折りす
れば当該用紙と同一サイズになる幅方向長さが同一で搬
送方向長さの大きい他の用紙(この場合はA3T,B4
T)が存在する場合に、当該他の用紙をZ折りする位置
にストッパ252,272の位置をあらかじめ移動すべ
く駆動源を作動させる制御を行うことによって、必ずフ
ィニッシャ1内に用紙が搬送される前にストッパ25
2,272の移動を完了させることが可能となる。これ
により、ストッパ移動の駆動源と用紙搬送の駆動源とを
同時に作動させることを回避することができ、コピー生
産性を低下させることなく、単位時間当たりのの消費電
流を低減させることが可能となる。
【0100】但し、ユーザによっては、上述したような
組合わせの原稿混載時に、大きいサイズの用紙をZ折り
しない方が良いと考えることもあるため、複写機本体の
入力部において、自動的にZ折りするモードとZ折りし
ないモードとを設定することが可能とされている。した
がって、入力部によりZ折りしないモードが設定されて
いるときは、ストッパ移動の必要がないため、ストッパ
252,272の移動は行わない。
【0101】なお、紙折り手段を備えた装置で、1つの
動作モードにおいて、折り加工後の用紙サイズが同一と
なり、かつ通常使われる用紙および折りモードの組合わ
せは、A3TとA4Yなどの用紙の組合わせにおいて大
きい方のサイズの用紙のみZ折りする組合わせだけであ
る。その他の用紙および折りモードの組合わせは、折り
加工後同一サイズにならないか、2つ折りおよびZ折り
の混載などの通常使われることのない組合わせであり、
このような場合には、当該処理の受付けを禁止するか若
しくは画像形成する用紙サイズを変更して処理する機能
を持たせることが好ましい。
【0102】また、前述したように、Z折りとは、用紙
搬送方向の半分の位置で内側に折られた用紙の一方のみ
を半分の位置つまり折られる前の用紙の1/4の位置で
外側に折られた折り方であるが、内側に折られたた折り
部と外側に折られた部分の用紙端面とは、該端面が用紙
の内側に若干量ずれている。これは、該端面が用紙の外
側にずれると、ずれた部分が内側への折りの際に一緒に
折られてしまうことを防止するためである。
【0103】ユーザによっては、このずれ量の調整を求
めることが考えられるが、図14のフローチャートでは
前記ずれ量の調整がないとした場合を示している。ここ
で、前記ずれ量の調整を行う場合にあっては、ユーザが
Z折り完了後の用紙Pにおける前記ずれ量(図11
(B)のLc)を指定することにより、第1の折り位置
を行うための第1ストッパ252の位置Laを、駆動手
段により正規の位置La=L/4に対してLa=L/4
−Lc/2へ補正移動させると共に、第2ストッパ27
2の位置Lbを、駆動手段により正規の位置Lb=L/
4に対してLb=L/4+Lc/2へ補正移動させる。
【0104】これにより、第1の折り位置を変化させて
もZ折り処理後の折り畳んだ状態での用紙長さは、常に
Z折り処理前の広げた状態での用紙全長Lの半分にする
ことができる。したがって、上述したような原稿混載時
に、出来上がったものを折り畳んだ状態で同一サイズに
することができ、しかも、折り加工後の用紙を積載する
際の収容性も悪化させることはない。
【0105】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
を限定するために記載されたものではなく、種々変更が
可能である。例えば、上述した実施の形態では、第2ス
トッパ272の位置を、図示しないステッピングモータ
などの駆動手段により移動させる構成としたが、前記ず
れ量の調整を行わない場合には、簡易的に第2ストッパ
272をソレノイドなどの駆動手段により搬送路に直交
する方向に進退動可能に構成することも可能である。但
し、この場合には、第2搬送路273の端縁をA3でZ
折りの場合の位置に形成し、前記ソレノイドをオンして
第2ストッパ272を搬送路を遮るように突出移動させ
る位置がB4でZ折りの場合の位置となるように設定す
ることにより、第2ストッパ272の用紙搬送方向の位
置を切換え可能な構成とする必要がある。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、混載モード時、途中でストッパを移動させ
る必要がなくなり、ストッパ移動の駆動源と用紙搬送の
駆動源とを同時に作動させることを回避することができ
る。したがって、コピー途中のウェイト時間をなくすこ
とができるので、コピー生産性を低下させることがな
く、また、消費電流のピーク値の重なりを排除できるの
で、単位時間当たりのの消費電流を低減させることが可
能となる。
【0107】また請求項2に記載の発明によれば、例え
ばZ折りの場合に、第1の折り位置を変化させてもZ折
り処理後の折り畳んだ状態での用紙長さは、常にZ折り
処理前の広げた状態での用紙全長の半分にすることがで
きる。すなわち、折り加工後の記録材を折り畳んだ状態
で同一サイズにすることができる。したがって、折り加
工後の記録材を積載する際の収容性も悪化させることは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るフィニッシャを
連結した複写機の全体構成を示す概略図である。
【図2】 同フィニッシャの要部を示す概略構成図であ
る。
【図3】 同フィニッシャの紙折り手段を示す概略構成
図である。
【図4】 図4(A)〜(C)は、紙折りモードを説明
する概略斜視図である。
【図5】 同フィニッシャの用紙集積部とステープル手
段を示す概略構成図である。
【図6】 フィニッシャを含めた複写システムの制御ブ
ロック図である。
【図7】 同フィニッシャの紙折り手段の詳細を説明す
るための構成図である。
【図8】 図8(1)〜(4)は、スルーモードにおけ
る用紙の処理を順次示す図である。
【図9】 図9(1)〜(5)は、Z折りモードにおけ
る用紙の処理を順次示す図である。
【図10】 図10(6)〜(9)は、図9(1)〜
(5)に続くZ折りモードにおける用紙の処理を順次示
す図である。
【図11】 図11(A)は、ストッパ位置を説明する
図、同(B)は、用紙のZ折り前の広げた状態およびZ
折り後の仕上り状態を説明する図である。
【図12】 図12(1)〜(5)は、中折りモードに
おける用紙の処理を順次示す図である。
【図13】 図13(1)〜(5)は、中綴じモードに
おける用紙の処理を順次示す図である。
【図14】 原稿混載時のストッパの移動制御を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…フィニッシャ、 2…紙折り手段、 3…ステープル手段、 4…ソート部、 5…バインド手段、 6…用紙搬送部、 7…パンチ手段、 10…複写機(画像形成装置)、 20…紙折り部、 21〜23…折りローラ、 25…第1搬送路、 27…第2搬送路、 252…第1ストッパ、 272…第2ストッパ、 910…複写機用CPU、 980…フィニッシャ用CPU(制御手段)、 P…用紙(記録材)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材に画像を形成する画像形成装置に
    連結され、当該画像形成装置から排出された画像形成さ
    れた記録材に対して種々の後処理を施すフィニッシャに
    おいて、 記録材の先端が当接されることにより当該記録材にルー
    プを形成させる少なくとも2つのストッパと、 前記ループを噛み込むことにより記録材を折り加工する
    折りローラと、 前記ストッパの位置を移動させる駆動源と、 画像形成される記録材に対し、折り加工すれば当該記録
    材と同一サイズになる幅方向長さが同一で搬送方向長さ
    の大きい他の記録材が存在する場合に、当該他の記録材
    を折り加工する位置に前記ストッパの位置をあらかじめ
    移動すべく駆動源を作動させる制御手段とを有すること
    を特徴とするフィニッシャ。
  2. 【請求項2】 記録材に画像を形成する画像形成装置に
    連結され、当該画像形成装置から排出された画像形成さ
    れた記録材に対して種々の後処理を施すフィニッシャに
    おいて、 記録材の先端が当接されることにより当該記録材にルー
    プを形成させる少なくとも2つのストッパと、 前記ループを噛み込むことにより記録材を折り加工する
    折りローラと、 前記ストッパの位置を移動させる駆動源と、 記録材に対する折り加工の仕上り状態が設定される画像
    形成装置からの情報に基づき、前記少なくとも2つのス
    トッパの位置をそれぞれ独立して補正移動すべく駆動源
    を作動させる制御手段とを有することを特徴とするフィ
    ニッシャ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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