JPH10194845A - セラミック部材とその製造方法 - Google Patents
セラミック部材とその製造方法Info
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- JPH10194845A JPH10194845A JP8349513A JP34951396A JPH10194845A JP H10194845 A JPH10194845 A JP H10194845A JP 8349513 A JP8349513 A JP 8349513A JP 34951396 A JP34951396 A JP 34951396A JP H10194845 A JPH10194845 A JP H10194845A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B38/00—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
- C04B38/06—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by burning-out added substances by burning natural expanding materials or by sublimating or melting out added substances
- C04B38/063—Preparing or treating the raw materials individually or as batches
- C04B38/0635—Compounding ingredients
- C04B38/0645—Burnable, meltable, sublimable materials
- C04B38/067—Macromolecular compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00836—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for medical or dental applications
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Dental Prosthetics (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】機械的強度も大きく且つ部材の用途に応じた最
も適当な部位、性状の多孔体を具備したセラミック部材
を提供する。 【解決手段】緻密質セラミック体の所定部位に該緻密質
体と隙間なく一体的に焼結した三次元網目状の多孔質部
を形成してなるセラミック部材とする。また、作製する
部材の形状に対応した金型内の所望位置に三次元網目状
有機体をセットし、セラミック粉末、熱硬化性樹脂、溶
剤および分散剤を均一に混合分散させたセラミックスラ
リーを減圧した金型内に充填した後、金型内を加圧し、
続いて、該金型を熱硬化性樹脂が重合しうる温度で加熱
することによってスラリーを硬化させ、硬化した成形体
を金型から取り出した後焼成する。
も適当な部位、性状の多孔体を具備したセラミック部材
を提供する。 【解決手段】緻密質セラミック体の所定部位に該緻密質
体と隙間なく一体的に焼結した三次元網目状の多孔質部
を形成してなるセラミック部材とする。また、作製する
部材の形状に対応した金型内の所望位置に三次元網目状
有機体をセットし、セラミック粉末、熱硬化性樹脂、溶
剤および分散剤を均一に混合分散させたセラミックスラ
リーを減圧した金型内に充填した後、金型内を加圧し、
続いて、該金型を熱硬化性樹脂が重合しうる温度で加熱
することによってスラリーを硬化させ、硬化した成形体
を金型から取り出した後焼成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緻密質セラミック
体に多孔質部を設けたセラミック部材とその製造方法に
関するものである。
体に多孔質部を設けたセラミック部材とその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より多孔質部を有するセラミック部
材として、アルミナなどセラミック材の強度、耐蝕性、
耐熱性、などを生かしてセラミックフィルターやハニカ
ムなどがあった。
材として、アルミナなどセラミック材の強度、耐蝕性、
耐熱性、などを生かしてセラミックフィルターやハニカ
ムなどがあった。
【0003】また、歯科用インプラント材料や人工骨、
人工関節などにおいて骨との結合をより強固なものにす
るため骨との接触面を多孔質化することが試みられてい
る。
人工関節などにおいて骨との結合をより強固なものにす
るため骨との接触面を多孔質化することが試みられてい
る。
【0004】このセラミック多孔質部分には新生骨が誘
起され、このことにより天然骨との接合がより強固とな
り、従来インプラント埋入後に発生していたゆるみ(ル
ーズニング)の発生を解消するための有効な手段となっ
ている。このためインプラント材料として用いられてき
たアルミナ、ハイドロキシアパタイト、ジルコニアなど
セラミック生体材料においても多孔質にするのため種々
の技術が導入されてきた。しかし一般的に多孔質にする
ことにより材料そのものの強度が低下することから、高
負荷部位に対しては深部を緻密質とし、骨との接触部の
みを多孔質化することが提案されるようになってきた。
また人工関節にあっては骨との固定側を多孔質化し、摺
動部については緻密質とするなど緻密体・多孔質体の複
合化が行われるようになってきている。
起され、このことにより天然骨との接合がより強固とな
り、従来インプラント埋入後に発生していたゆるみ(ル
ーズニング)の発生を解消するための有効な手段となっ
ている。このためインプラント材料として用いられてき
たアルミナ、ハイドロキシアパタイト、ジルコニアなど
セラミック生体材料においても多孔質にするのため種々
の技術が導入されてきた。しかし一般的に多孔質にする
ことにより材料そのものの強度が低下することから、高
負荷部位に対しては深部を緻密質とし、骨との接触部の
みを多孔質化することが提案されるようになってきた。
また人工関節にあっては骨との固定側を多孔質化し、摺
動部については緻密質とするなど緻密体・多孔質体の複
合化が行われるようになってきている。
【0005】緻密体・多孔質体複合セラミックを得る方
法としては、緻密質体と多孔質体を別々に作製しガラス
等を用いて接着する方法や、プラスチック粉末やプラス
チック繊維などの有機質材料を原料調整時にセラミック
原料に分散させ、この原料とセラミック単体の原料を同
時にプレス成形し、焼成により有機質部分を酸化分解消
失させ空孔を得て多孔質部とすると共に、多孔質部と緻
密質部を一体焼結させる方法がある。
法としては、緻密質体と多孔質体を別々に作製しガラス
等を用いて接着する方法や、プラスチック粉末やプラス
チック繊維などの有機質材料を原料調整時にセラミック
原料に分散させ、この原料とセラミック単体の原料を同
時にプレス成形し、焼成により有機質部分を酸化分解消
失させ空孔を得て多孔質部とすると共に、多孔質部と緻
密質部を一体焼結させる方法がある。
【0006】また鋳込み成形により鋳型内部に三次元網
目状有機体をセットし、焼成後、乾燥焼成により有機質
部分を酸化消滅させることで多孔質化とし、同時に緻密
質部分と一体焼結させる方法もある。
目状有機体をセットし、焼成後、乾燥焼成により有機質
部分を酸化消滅させることで多孔質化とし、同時に緻密
質部分と一体焼結させる方法もある。
【0007】その他の方法としては、セラミックス緻密
体をまず作製し、それに有機物を混入させた同質のスラ
リーを付着、乾燥焼結させ緻密質・多孔質体を得る方法
なども提案されている。
体をまず作製し、それに有機物を混入させた同質のスラ
リーを付着、乾燥焼結させ緻密質・多孔質体を得る方法
なども提案されている。
【0008】
【従来技術の課題】緻密質部分と多孔質部分を別々に作
製し、ガラス等の接着剤により一体化させる方法では緻
密質部と多孔質部の間に中間層を含むため強度が弱くな
る欠点があること、および作業工程が増えるなどの欠点
があった。
製し、ガラス等の接着剤により一体化させる方法では緻
密質部と多孔質部の間に中間層を含むため強度が弱くな
る欠点があること、および作業工程が増えるなどの欠点
があった。
【0009】また、プレス等により緻密質部と多孔質部
を一体成形する方法は単純形状品には適用できるが、複
雑な形状品には適用しにくく自ずと適用できる形状に限
界があった。
を一体成形する方法は単純形状品には適用できるが、複
雑な形状品には適用しにくく自ずと適用できる形状に限
界があった。
【0010】次に、3次元網目状有機体を鋳型内部にセ
ットして鋳込み成形にて緻密質・多孔質複合セラミック
を作製しようとする場合は、3次元網目状有機体を多孔
化しよとする部分の形状に合わせて切断もしくは熱プレ
ス等により有機体の加工を行う必要があり、また、その
加工された3次元有機体を鋳型内部にセッテングするの
に多くの労力を要し、さらに鋳型の形状によってはセッ
ティングが著しく困難な場合も考えられる。
ットして鋳込み成形にて緻密質・多孔質複合セラミック
を作製しようとする場合は、3次元網目状有機体を多孔
化しよとする部分の形状に合わせて切断もしくは熱プレ
ス等により有機体の加工を行う必要があり、また、その
加工された3次元有機体を鋳型内部にセッテングするの
に多くの労力を要し、さらに鋳型の形状によってはセッ
ティングが著しく困難な場合も考えられる。
【0011】また、セラミックス緻密体に有機物を混入
させた同質のスラリーを付着させ、乾燥焼結により緻密
質・多孔質体を得る方法については、この方法では多孔
質体の厚さを制御しにくいこと、及びこの方法では境界
面に歪みが発生しやすく、焼成により境界面での剥離お
よびクラックが見られるという問題があった。
させた同質のスラリーを付着させ、乾燥焼結により緻密
質・多孔質体を得る方法については、この方法では多孔
質体の厚さを制御しにくいこと、及びこの方法では境界
面に歪みが発生しやすく、焼成により境界面での剥離お
よびクラックが見られるという問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するため、本発明者等は鋭意検討の結果、後述のよう
な熱硬化性樹脂を利用し金型を用いる製造方法により、
緻密質セラミック体の特定部位に該緻密質体と隙間なく
一体的に焼結した三次元網目状の多孔質部を形成してな
るセラミック部材を得ることができることを見出した。
決するため、本発明者等は鋭意検討の結果、後述のよう
な熱硬化性樹脂を利用し金型を用いる製造方法により、
緻密質セラミック体の特定部位に該緻密質体と隙間なく
一体的に焼結した三次元網目状の多孔質部を形成してな
るセラミック部材を得ることができることを見出した。
【0013】すなわち、本発明は、従来技術の課題を解
決する新規なセラミック部材を提供し、しかも、このよ
うなセラミック部材を得るための新規な製造方法を提供
するものであり、緻密質セラミック体の所定部位に該
緻密質体と隙間なく一体的に焼結した多孔質部を形成し
てなるセラミック部材、および、作製する部材の形状
に対応した金型内の所望位置に三次元網目状有機体をセ
ットし、セラミック粉末、熱硬化性樹脂、溶剤および分
散剤を均一に混合分散させたセラミックスラリーを減圧
した金型内に充填した後、金型内を加圧し、続いて、該
金型を熱硬化性樹脂が重合しうる温度で加熱することに
よってスラリーを硬化させ、硬化した成形体を金型から
取り出した後焼成することを特徴とするセラミック部材
の製造方法を特徴とするものである。
決する新規なセラミック部材を提供し、しかも、このよ
うなセラミック部材を得るための新規な製造方法を提供
するものであり、緻密質セラミック体の所定部位に該
緻密質体と隙間なく一体的に焼結した多孔質部を形成し
てなるセラミック部材、および、作製する部材の形状
に対応した金型内の所望位置に三次元網目状有機体をセ
ットし、セラミック粉末、熱硬化性樹脂、溶剤および分
散剤を均一に混合分散させたセラミックスラリーを減圧
した金型内に充填した後、金型内を加圧し、続いて、該
金型を熱硬化性樹脂が重合しうる温度で加熱することに
よってスラリーを硬化させ、硬化した成形体を金型から
取り出した後焼成することを特徴とするセラミック部材
の製造方法を特徴とするものである。
【0014】なお、本発明のセラミック部材は緻密質セ
ラミック体の所定部位に該緻密質体と隙間なく一体的に
焼結した多孔質部を形成したという構成自体新規なもの
であり、上記の製造方法により作製される部材に限定
されるものではない。上記緻密質セラミック体の一部に
該緻密質体と隙間なく一体的に焼結した多孔質部を形成
してなるセラミック部材を得るには、以下のような方法
を用いることができる。
ラミック体の所定部位に該緻密質体と隙間なく一体的に
焼結した多孔質部を形成したという構成自体新規なもの
であり、上記の製造方法により作製される部材に限定
されるものではない。上記緻密質セラミック体の一部に
該緻密質体と隙間なく一体的に焼結した多孔質部を形成
してなるセラミック部材を得るには、以下のような方法
を用いることができる。
【0015】まず、セラミック粉末、熱硬化性樹脂、溶
剤および分散剤を均一に混合分散させてセラミックスラ
リーを得る。次に、作製する部材の形状に対応した金型
内の所望位置に三次元網目状有機体をセットし、減圧し
た金型に上記スラリーを充填し、金型内を加圧する。こ
のことによって、上記三次元網目状有機体の多孔内の隅
々までスラリーが充填される。続いて、上記金型を熱硬
化性樹脂が重合しうる温度で加熱することによってスラ
リーを硬化させ、硬化した成形体を金型から取り出す。
そして、この成形体を乾燥、脱脂、焼成して上記多孔質
部を形成してなるセラミック部材を得る。
剤および分散剤を均一に混合分散させてセラミックスラ
リーを得る。次に、作製する部材の形状に対応した金型
内の所望位置に三次元網目状有機体をセットし、減圧し
た金型に上記スラリーを充填し、金型内を加圧する。こ
のことによって、上記三次元網目状有機体の多孔内の隅
々までスラリーが充填される。続いて、上記金型を熱硬
化性樹脂が重合しうる温度で加熱することによってスラ
リーを硬化させ、硬化した成形体を金型から取り出す。
そして、この成形体を乾燥、脱脂、焼成して上記多孔質
部を形成してなるセラミック部材を得る。
【0016】上記セラミックとしては、アルミナ、ジル
コニア、アパタイト、窒化系セラミック、炭化系セラミ
ックなど適宜用いることができる。また、熱硬化性樹脂
としては、加熱により硬化する樹脂全般:例えば不飽和
ポリエステル類、アクリレート類、メタクリレート類な
どの不飽和結合を有する化合物が挙げられる。
コニア、アパタイト、窒化系セラミック、炭化系セラミ
ックなど適宜用いることができる。また、熱硬化性樹脂
としては、加熱により硬化する樹脂全般:例えば不飽和
ポリエステル類、アクリレート類、メタクリレート類な
どの不飽和結合を有する化合物が挙げられる。
【0017】セラミック部材に形成する多孔質体の性状
を調整する方法としては、例えば、上記三次元網目状有
機体の体積占有率を所定のものとしたり、或いは、密度
などが傾斜的に変化しているようなものを用いることが
できる。
を調整する方法としては、例えば、上記三次元網目状有
機体の体積占有率を所定のものとしたり、或いは、密度
などが傾斜的に変化しているようなものを用いることが
できる。
【0018】なお、多孔質体を得るための三次元網目状
のものとしては、この他、織物状シート、顆粒状保形物
などを用いても良い。
のものとしては、この他、織物状シート、顆粒状保形物
などを用いても良い。
【0019】金型の種類としては、ジュルラルミンのよ
うに軽くて、熱伝導性のよい材質を用いることが好まし
い。また、加工性や経済性の観点から金属製の型ではな
く樹脂型を用いてもよい。
うに軽くて、熱伝導性のよい材質を用いることが好まし
い。また、加工性や経済性の観点から金属製の型ではな
く樹脂型を用いてもよい。
【0020】スラリーの粘度は低い方が充填性が良く、
また巻き込みポアの発生を防止でき、さらに空気を抜く
時の脱泡の効率が良いので好ましい。特に20ポイズ以
下が好適である。
また巻き込みポアの発生を防止でき、さらに空気を抜く
時の脱泡の効率が良いので好ましい。特に20ポイズ以
下が好適である。
【0021】上記三次元網目状有機体の材質としては、
ウレタン、ポリプロピレン、ポリエステル、テフロンな
ど溶剤中に対しても保形性の有る各種有機物を用いるこ
とができる。
ウレタン、ポリプロピレン、ポリエステル、テフロンな
ど溶剤中に対しても保形性の有る各種有機物を用いるこ
とができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。
る。
【0023】螺旋状フィルターの実施例 高純度アルミナセラミック(平均粒径0.6 μm )と熱硬
化性樹脂(不飽和性ポリエステル)、溶剤、分散剤を均
一に混合した(20ポイズ)のスラリーを(アルミナ充填
率60vol%)調製する。
化性樹脂(不飽和性ポリエステル)、溶剤、分散剤を均
一に混合した(20ポイズ)のスラリーを(アルミナ充填
率60vol%)調製する。
【0024】一方螺旋状に型どられた金型(ジュラルミ
ン)を用意し、その中に螺旋状に成形された三次元網目
状有機体、具体的にはポリプロピレン製スポンジ状樹脂
(体積占有率70% )をセットした。スポンジ状の樹脂の
両端は金型の内側で固定され、任意の位置にセットでき
る。この型の内部を真空状態にして先のスラリーを充填
し、加圧する。こうして金型の隅々、内部にセットされ
たスポンジ状の隙間にスラリーを充填させることができ
る。充填後、金型をスラリー中の熱硬化性樹脂が硬化し
うる温度で加熱し成形する。型を割り成形体を乾燥、脱
脂、焼成し製品を得る。こうして螺旋状の緻密体中央部
に連続した気孔質を持つセラッミクフィルターを得るこ
とができる。
ン)を用意し、その中に螺旋状に成形された三次元網目
状有機体、具体的にはポリプロピレン製スポンジ状樹脂
(体積占有率70% )をセットした。スポンジ状の樹脂の
両端は金型の内側で固定され、任意の位置にセットでき
る。この型の内部を真空状態にして先のスラリーを充填
し、加圧する。こうして金型の隅々、内部にセットされ
たスポンジ状の隙間にスラリーを充填させることができ
る。充填後、金型をスラリー中の熱硬化性樹脂が硬化し
うる温度で加熱し成形する。型を割り成形体を乾燥、脱
脂、焼成し製品を得る。こうして螺旋状の緻密体中央部
に連続した気孔質を持つセラッミクフィルターを得るこ
とができる。
【0025】図1はこの様にして作製されたアルミナ製
螺旋状フィルター1の斜視図であり、図2は図1のA−
A線断面図であり、これらの図に示すように、フィルタ
ーの外側が緻密体10であり、内部に螺旋状の多孔質部
20が形成されたものであり、緻密体と多孔質体は一体
成形されかつ一体焼結されたものであるので両者には隙
間等による界面が全く存在しない状態となっている。
このフィルター1は螺旋状であるため、円心力によるフ
ィルター効果が高く、また緻密体10と多孔質部20が
界面なく一体焼結しているため、部材の機械的強度も高
い(界面隙間があるとそこからクラックが生じ易く、機
械的強度が低下する)。尚、上記フィルター1の多孔質
体20ー緻密体10の界面を金属顕微鏡(×100 )で観
察した結果、隙間やクラックは観察されなかった。また
このような形状のフィルター1を用いれば省スペースも
実現でき、非常に実用的である。
螺旋状フィルター1の斜視図であり、図2は図1のA−
A線断面図であり、これらの図に示すように、フィルタ
ーの外側が緻密体10であり、内部に螺旋状の多孔質部
20が形成されたものであり、緻密体と多孔質体は一体
成形されかつ一体焼結されたものであるので両者には隙
間等による界面が全く存在しない状態となっている。
このフィルター1は螺旋状であるため、円心力によるフ
ィルター効果が高く、また緻密体10と多孔質部20が
界面なく一体焼結しているため、部材の機械的強度も高
い(界面隙間があるとそこからクラックが生じ易く、機
械的強度が低下する)。尚、上記フィルター1の多孔質
体20ー緻密体10の界面を金属顕微鏡(×100 )で観
察した結果、隙間やクラックは観察されなかった。また
このような形状のフィルター1を用いれば省スペースも
実現でき、非常に実用的である。
【0026】このように、本方法を使用すると任意の形
状の成形体に、任意の位置に任意の三次元網目状の性状
(気孔率のコントロール、気孔率の無段階傾斜)の多孔
質部を配したセラミック部材を簡便に製造することがで
きる。
状の成形体に、任意の位置に任意の三次元網目状の性状
(気孔率のコントロール、気孔率の無段階傾斜)の多孔
質部を配したセラミック部材を簡便に製造することがで
きる。
【0027】人工歯根の実施例 人工歯根の形に型どられた金型(ジュラルミン)を用意
し、上記螺旋状フィルターの実施例に準じて図3乃至図
4に示す如き高純度アルミナセラミック製の人工歯根R
を作製した。
し、上記螺旋状フィルターの実施例に準じて図3乃至図
4に示す如き高純度アルミナセラミック製の人工歯根R
を作製した。
【0028】この人工歯根Rは、図4の斜視断面図に示
すように中間部位R1の外側を多孔体20、そして内側
を緻密体10として形成したものである。尚、この人工
歯根Rの中間部分R1を水平に切断し多孔体20ー緻密
体10の界面を金属顕微鏡(×100 )で観察した結果、
隙間やクラックは観察されなかった。
すように中間部位R1の外側を多孔体20、そして内側
を緻密体10として形成したものである。尚、この人工
歯根Rの中間部分R1を水平に切断し多孔体20ー緻密
体10の界面を金属顕微鏡(×100 )で観察した結果、
隙間やクラックは観察されなかった。
【0029】上記多孔質部20の体積空隙率としては、
10〜70%が好適である。この体積空隙率が10%未
満の場合、骨と多孔質部20の接合力が不十分となる恐
れがあり、他方70%を超えると、この部分の強度が過
少となってしまう恐れがある。なお、上記体積空隙率は
20〜50%の範囲であることがより好適である。ま
た、上記多孔質部20の平均孔径としては、50μm 〜
300μm の範囲であることが好ましく、この平均孔径
が50μm 未満の場合および300μm を超える場合の
いずれも骨の増生進入が不活発になる恐れがある。
10〜70%が好適である。この体積空隙率が10%未
満の場合、骨と多孔質部20の接合力が不十分となる恐
れがあり、他方70%を超えると、この部分の強度が過
少となってしまう恐れがある。なお、上記体積空隙率は
20〜50%の範囲であることがより好適である。ま
た、上記多孔質部20の平均孔径としては、50μm 〜
300μm の範囲であることが好ましく、この平均孔径
が50μm 未満の場合および300μm を超える場合の
いずれも骨の増生進入が不活発になる恐れがある。
【0030】
【発明の効果】叙上のように本発明の緻密質セラミック
体の所定部位に該緻密質体と隙間なく一体的に焼結した
三次元網目状の多孔質部を形成してなるセラミック部材
は、機械的強度も大きく且つ部材の用途に応じた最も適
当な部位、性状の多孔質体を具備したものであるので、
多孔状のセラミック部材の用途を従来になく拡充できる
という優れた効果を奏するものである。そして、このよ
うな部材を得ることができる本発明の製造方法によれ
ば、金型を用い、正確に、また大量且つ安価に上記のよ
うな有用なセラミック部材を得ることができるという優
れた効果を奏するものである。
体の所定部位に該緻密質体と隙間なく一体的に焼結した
三次元網目状の多孔質部を形成してなるセラミック部材
は、機械的強度も大きく且つ部材の用途に応じた最も適
当な部位、性状の多孔質体を具備したものであるので、
多孔状のセラミック部材の用途を従来になく拡充できる
という優れた効果を奏するものである。そして、このよ
うな部材を得ることができる本発明の製造方法によれ
ば、金型を用い、正確に、また大量且つ安価に上記のよ
うな有用なセラミック部材を得ることができるという優
れた効果を奏するものである。
【図1】本発明実施例の螺旋状フィルターの斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明実施例の人工歯根の側面図である。
【図4】図3の人工歯根の中間部位を示す斜視断面図で
ある。
ある。
1 フィルター 2 パイプ 10 緻密体 20 多孔質部 30 中空
Claims (2)
- 【請求項1】緻密質セラミック体の所定部位に該緻密質
体と隙間なく一体的に焼結した三次元網目状の多孔質部
を形成してなるセラミック部材。 - 【請求項2】作製する部材の形状に対応した金型内の所
望位置に三次元網目状有機体をセットし、セラミック粉
末、熱硬化性樹脂、溶剤および分散剤を均一に混合分散
させたセラミックスラリーを減圧した金型内に充填した
後、金型内を加圧し、続いて、該金型を熱硬化性樹脂が
重合しうる温度で加熱することによってスラリーを硬化
させ、硬化した成形体を金型から取り出した後焼成する
ことを特徴とするセラミック部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8349513A JPH10194845A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | セラミック部材とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8349513A JPH10194845A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | セラミック部材とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10194845A true JPH10194845A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=18404251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8349513A Pending JPH10194845A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | セラミック部材とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10194845A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011038751A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Ngk Insulators Ltd | 蓄熱体の製造方法 |
| JP2015516199A (ja) * | 2012-04-06 | 2015-06-11 | リマコルポラテ ソシエタ ペル アチオニ | 手指又は足指等の骨末端用、又は歯用の補綴要素、及び対応する生産方法 |
| CN116262667A (zh) * | 2021-12-14 | 2023-06-16 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种利用无缝对接成型技术制备多孔和致密一体陶瓷的方法 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8349513A patent/JPH10194845A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011038751A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Ngk Insulators Ltd | 蓄熱体の製造方法 |
| JP2015516199A (ja) * | 2012-04-06 | 2015-06-11 | リマコルポラテ ソシエタ ペル アチオニ | 手指又は足指等の骨末端用、又は歯用の補綴要素、及び対応する生産方法 |
| CN116262667A (zh) * | 2021-12-14 | 2023-06-16 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种利用无缝对接成型技术制备多孔和致密一体陶瓷的方法 |
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