JPH10195176A - 熱可塑性粉体塗料 - Google Patents
熱可塑性粉体塗料Info
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- JPH10195176A JPH10195176A JP23697A JP23697A JPH10195176A JP H10195176 A JPH10195176 A JP H10195176A JP 23697 A JP23697 A JP 23697A JP 23697 A JP23697 A JP 23697A JP H10195176 A JPH10195176 A JP H10195176A
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Abstract
塑性粉体塗料を提供することを目的とする。 【構成】ビスフェノール類とエピクロルヒドリンより合
成される高分子量ポリヒドロキシポリエーテルからなる
粉体塗料。 【化1】
Description
関するものである。更に詳しくは、ビスフェノール類と
エピクロルヒドリンより合成される高分子量ポリヒドロ
キシポリエーテルからなる熱可塑性粉体塗料に関するも
のであり、この粉体塗料を用いて金属を被覆することに
より、優れた防食性を有す有機被覆金属加工品を得るこ
とが出来る。
覆塗装が施されている。特に長期防食性を要求される金
属加工品にはエポキシ樹脂系塗料で被覆されているケー
スが多く、エポキシ樹脂特有の金属との密着性、耐衝撃
性、可撓性により更に信頼性を付与している。一方、塗
料の傾向として無公害性、省エネルギー化から溶剤型塗
料から溶剤を使用しない粉体塗料による塗装が施される
ようになってきている。
料は熱硬化性樹脂であるが故に潜在性硬化剤が混合され
ており、製造時や保管時に温度条件の管理が必要であ
る。また塗装時においても硬化のための温度や時間を十
分に注意をしながら使用しなければならない。硬化温度
が低い若しくは硬化時間が短い場合には硬化不足を招
き、逆の場合にはオーバーベイク即ち熱劣化を生じてし
まい、共に設計した特性が確保できない等の問題を生じ
てしまう。また粉体塗料は回収再利用可能とされている
が、被塗装物が大型になると予熱が必要であり、この場
合には粉体塗料自身が熱履歴を受けて反応が進んでしま
っており再利用出来ない場合も生じている。
に、例えば貯蔵安定性の解決の為には粉体塗料中の硬化
剤のマイクロカプセル化(特開平2−227470号公
報)、硬化剤や硬化促進剤のドライブレンド法(特公昭
62−28193号公報)、硬化条件の面では低温でも
硬化するように低温硬化化(特開平3−239764号
公報)等多くの方法が提案されているが、これらの問題
点は使用する樹脂が熱硬化性樹脂であるが故に総て硬化
性が絡んできており根本的な解決には至っていない。
樹脂を用いて粉体塗料化を行うことで解決出来ることは
容易に思いつくが、本来の必要特性である金属との密着
性、加工性、機械特性、長期防食性を保持するのは非常
に困難であり、特公平8−11206号公報に記載され
ているようにプライマーの塗布が必要であった。
結果、ビスフェノール類とエピクロルヒドリンより合成
される高分子量ポリヒドロキシポリエーテルを粉体塗料
化することによって、エポキシ樹脂系塗料の持つ金属と
の密着性、加工性、機械特性、長期防食性を妨げること
なく熱可塑性粉体塗料を得ることを見い出し、本発明を
完成したもので、本発明の目的は熱可塑性を有する粉体
塗料を提供することである。
均分子量3万〜12万(GPCにて測定:ポリスチレン
による検量線から算出)、DSCによる融点80〜12
0℃、還元粘度0.20〜0.60(0.2%THF溶
液)で表されるビスフェノール類とエピクロルヒドリン
より合成される下記の化学式で表わされる高分子量ポリ
ヒドロキシポリエーテルからなる熱可塑性粉体塗料であ
る。
ロルヒドリンとの縮合反応によって合成される特定範囲
の分子量を有する高分子量ポリヒドロキシポリエーテ
ル、または、ビスフェノール類のグリシジルエーテルと
ビスフェノール類との付加重合反応によって得られる特
定範囲の分子量を有する高分子量ポリヒドロキシポリエ
ーテルを粉体塗料化したものであって、この高分子量ポ
リヒドロキシポリエーテルは熱硬化性樹脂であるエポキ
シ樹脂の基本構造を内部に保有していること、分子内に
アルコール性水酸基を多く含有していること、それ自身
自己造膜性を保有しているという特徴がある。即ち、エ
ポキシ樹脂のもつ金属との密着性、加工性、機械特性、
耐薬品性、長期防食性を兼ね備えており、更に熱可塑性
を有する高分子量の樹脂である。
本発明に係わる熱可塑性粉体塗料用樹脂である高分子量
ポリヒドロキシポリエーテルはビスフェノール類とエピ
クロロヒドリンとをNaOHにて溶媒存在下もしくは不
存在にて直接縮合反応させる方法によって得られる。ま
た、ビスフェノール類のグリシジルエーテルとビスフェ
ノール類とを溶媒存在下もしくは不存在にて塩基性触媒
を用い高温の反応温度にて付加重合反応して得られる。
付加重合反応に用いられるビスフェノール類のグリシジ
ルエーテルは低分子量の液状エポキシ樹脂(例えば東都
化成株式会社エポ−トートYD−128)でも良く、高
分子量の固形エポキシ樹脂(例えば東都化成株式会社エ
ポ−トートYD−014)であっても良い。また、公知
の方法によって製造されるものであっても特に限定され
るものではない。従来、中分子量ポリヒドロキシポリエ
ーテル系のこの種の樹脂(エポキシ樹脂)は、硬化剤を
添加して熱硬化性樹脂として使用するものであって、硬
化剤を添加することなくそのまま粉体塗料とすることは
出来ない。しかしながら本発明では、熱可塑性を保有す
る特定範囲の高分子量ポリヒドロキシポリエーテル系の
樹脂を粉体塗料とすることを可能とした新規な発明であ
る。
体塗料用樹脂である高分子量ポリヒドロキシポリエーテ
ルの性状の範囲としては、GPCによりポリスチレンに
よる検量線から算出される重量平均分子量が3万〜12
万、好ましくは4〜8万、DSCによる融点80〜12
0℃、好ましくは85〜110℃、0.2%THF溶液
での還元粘度が0.20〜0.60、好ましくは0.3
0〜0.50である。重量平均分子量が3万以下では自
己造膜性が不足して、金属との密着性や加工性に劣り、
如いては防食性に欠けてしまう。また重量平均分子量が
12万以上になると塗料化が非常に困難であり実用性に
欠けてしまう。更に塗装性にも問題が生じて塗膜の平滑
性を保持出来ず、防食性に欠けてしまう。本発明に用い
られる樹脂の具体例を挙げると東都化成株式会社製フェ
ノトートYP−50等がある。
ビスフェノール類とは例えばビスフェノールA、ビスフ
ェノールFが用いられる。更に、本発明に係わる粉体塗
料は必要に応じて着色顔料、一例を挙げると酸化チタン
やカーボンブラック等が使用でき、更に防食性向上や強
度アップを目的に体質顔料、一例を挙げると炭酸カルシ
ウム、シリカ、硫酸バリウム、マイカ、ガラス短繊維等
が使用できる。また一般的に粉体塗料に使用されている
塗料添加剤、一例を挙げると流れ性調製剤、シランカッ
プリング剤、消泡剤等の併用も可能である。塗料の製造
方法に関しては従来から粉体塗料に採用されている方法
を取ることが出来る。即ち、これらの原材料をヘンシェ
ルミキサーにて予備混合した後押出し混練機にて溶融混
合し、更に微粉砕することにより粉体塗料を得ることが
出来る。塗装方法に関しても粉体塗料と同一の塗装方法
を利用でき静電スプレー塗装、流動浸漬塗装、溶射塗装
等いずれの方法でも塗装出来る。
更に具体的に説明する。 実施例1 YP−50を90重量部(以下部と略す)に酸化チタン
9部と流動性調整剤1部を三井鉱山(株)製ヘンシェル
ミキサーにて予備混合した後、東芝機械(株)製TEM
−50を用いて溶融混合した。更にセイシン企業(株)
製冷凍粉砕機を用いて粉砕分級を行い、平均粒径90μ
mの粉体塗料1を得た。この粉体塗料を用いて試験片の
製作を行った。一方得られた粉体塗料1の貯蔵安定性評
価も行った。 試験片−1 下表−1塗膜外観評価用試験片 300℃に予熱された被塗装物に流動浸漬塗装を行う。
塗装終了後はそのまま室温まで放冷した。被塗装物の大
きさは10×10×100mmの鉄心を用いた。 試験片−2 下表−1塗膜強度及び防食性評価用試験
片 300℃に予熱された被塗装物に被塗装物に静電スプレ
ー塗装を行う。塗装終了後はそのまま室温まで放冷し
た。被塗装物の大きさは下表−2に示す。 試験片−3 下表−1接着試験評価用試験片 250℃に予熱された被塗装物2枚に流動浸漬塗装を行
う。流動浸漬後塗装終了後速やかに12.5mm幅で重
ね合わせた後そのまま室温まで放冷した。被塗装物の大
きさは25×100×1.6mmの冷間圧延鋼板を用い
た。
チタン5部と流動性調整剤1部とした以外は実施例1と
同様の処理を行った。得られた粉体塗料を粉体塗料2と
する。評価は実施例1と同一の項目につき評価した。
タン5部と流動性調整剤1部とした以外は実施例1と同
様の処理を行った。得られた粉体塗料を粉体塗料3とす
る。評価は実施例1と同一の項目につき評価した。
用いてYP−50と同一の製造方法で高分子量ポリヒド
ロキシポリエーテルを得た。この樹脂は重量平均分子量
45,800、DSCによる融点84℃、還元粘度0.
47であった。この樹脂を80部にシリカ14部、酸化
チタン5部と流動性調整剤1部とした以外は実施例1と
同様の処理を行った。得られた粉体塗料を粉体塗料4と
する。評価は実施例1と同一の項目につき評価した。 実施例5 実施例1で使用した際の回収粉体塗料と未使用の粉体塗
料を1/2づつ混合して同様の評価を行った。
樹脂系粉体塗料を用いて実施例1と同様の評価を行っ
た。この粉体塗料はエポキシ樹脂78.1部(東都化成
株式会社製エポトートYD−014)とジシアンジアミ
ド1.7部(日本カーバイド株式会社ヂシアンヂアミ
ド)と促進剤0.2部(四国化成工業株式会社製キュア
ゾールC11Z)と炭酸カルシウム14部、酸化チタン
5部と流動性調整剤1部からなり、三井鉱山(株)製ヘ
ンシェルミキサーにて予備混合した後、ブッスジャパン
(株)製PLK−46を用いて溶融混合した。更にホソ
カワミクロン(株)製ACMパルペライザーACM−1
0を用いて粉砕分級を行い、平均粒径50μmの粉体塗
料1を得た。 比較例2 特性比較のため比較例1の粉体塗料を標準硬化条件で硬
化させた試験片についても同様の評価を行った。
未使用の粉体塗料を1/2づつ混合して同様の評価を行
った。 比較例4 特性比較のため特許請求範囲外である数平均分子量が2
万の樹脂を用いた以外は実施例1と同様の評価を行っ
た。
及び試験方法を表2に示す。
観、機械物性、防食性を損なうことなく後硬化の必要と
しない粉体塗料であることが明白である。即ち塗装時の
塗膜外観さえ確保できる温度を設定すれば後硬化も必要
なく、そのうえ回収粉体塗料の再使用や高温長時間の保
管を行っても何ら問題が発生しないことが判明した。
Claims (1)
- 【請求項1】 重量平均分子量3万〜12万(GPCに
て測定:ポリスチレンによる検量線から算出)、DSC
による融点80〜120℃、還元粘度0.20〜0.6
0(0.2%THF溶液)で表されるビスフェノール類
とエピクロルヒドリンより合成される下記の化学式で表
わされる高分子量ポリヒドロキシポリエーテルからなる
熱可塑性粉体塗料。 【化1】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00023697A JP3656203B2 (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | 熱可塑性粉体塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00023697A JP3656203B2 (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | 熱可塑性粉体塗料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10195176A true JPH10195176A (ja) | 1998-07-28 |
| JP3656203B2 JP3656203B2 (ja) | 2005-06-08 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00023697A Expired - Fee Related JP3656203B2 (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | 熱可塑性粉体塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3656203B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-06 JP JP00023697A patent/JP3656203B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3656203B2 (ja) | 2005-06-08 |
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