JPH10195314A - クッション材料 - Google Patents
クッション材料Info
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- JPH10195314A JPH10195314A JP412597A JP412597A JPH10195314A JP H10195314 A JPH10195314 A JP H10195314A JP 412597 A JP412597 A JP 412597A JP 412597 A JP412597 A JP 412597A JP H10195314 A JPH10195314 A JP H10195314A
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- cushion material
- tan
- mpa
- elastic modulus
- temperature
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 人体に接触する部位に用いるときに、使用者
に対して良好な触感(さわった感じ)とフィット感(な
じみやすさ)を与え、しかも衝撃吸収性と弾性回復力を
バランスよく発揮することのできるクッション材料を提
供する。 【解決手段】 温度25℃、周波数0.1Hzにおける
貯蔵弾性率(E’)および損失正接(tanδ)が下記
範囲にあるクッション材料である。 0.010< E’ <0.11[MPa] 0.085<tanδ<0.3
に対して良好な触感(さわった感じ)とフィット感(な
じみやすさ)を与え、しかも衝撃吸収性と弾性回復力を
バランスよく発揮することのできるクッション材料を提
供する。 【解決手段】 温度25℃、周波数0.1Hzにおける
貯蔵弾性率(E’)および損失正接(tanδ)が下記
範囲にあるクッション材料である。 0.010< E’ <0.11[MPa] 0.085<tanδ<0.3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子、寝具等の他
に、特に、自動車や二輪車における乗物用シート、ヘッ
ドレスト、ハンドル、ハンドルグリップ等に利用される
クッション材料に関し、詳細には、軽量で、弾性回復力
と衝撃吸収性のバランスに優れ、人体に対するフィット
感、接触感に優れたクッション材料に関するものであ
る。
に、特に、自動車や二輪車における乗物用シート、ヘッ
ドレスト、ハンドル、ハンドルグリップ等に利用される
クッション材料に関し、詳細には、軽量で、弾性回復力
と衝撃吸収性のバランスに優れ、人体に対するフィット
感、接触感に優れたクッション材料に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高分子の粘弾性を利用したクッション材
料は、弾性回復力と衝撃吸収性を兼ね備えており、幅広
い分野で使用されている。クッション材料としては、ポ
リスチレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂の発泡体
や、ポリウレタン、ユリア樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂といった熱硬化性樹脂からなる発泡体や、クロ
ロプレン、イソプレン等のゴムからなる発泡体、あるい
は未発泡のエラストマー等が使用されている。
料は、弾性回復力と衝撃吸収性を兼ね備えており、幅広
い分野で使用されている。クッション材料としては、ポ
リスチレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂の発泡体
や、ポリウレタン、ユリア樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂といった熱硬化性樹脂からなる発泡体や、クロ
ロプレン、イソプレン等のゴムからなる発泡体、あるい
は未発泡のエラストマー等が使用されている。
【0003】これらのクッション材料を、例えば、自動
二輪車のハンドルグリップに使用する場合、良好なフィ
ット感を与えようとして柔軟なクッション材料のものを
用いると、握った直後の触感は柔らかく手にフィットす
るため良好であるが、衝撃吸収性が低いため、自動二輪
車に衝撃が加わったとき、振動が直接手に伝わってしま
う。一方、比較的硬いクッション材料の場合は、握って
からある程度時間が経過すると、クッション材料が変形
を元に戻そうとする弾性回復力が働き、この力が手に反
発力として不快に感じられるという問題がある。
二輪車のハンドルグリップに使用する場合、良好なフィ
ット感を与えようとして柔軟なクッション材料のものを
用いると、握った直後の触感は柔らかく手にフィットす
るため良好であるが、衝撃吸収性が低いため、自動二輪
車に衝撃が加わったとき、振動が直接手に伝わってしま
う。一方、比較的硬いクッション材料の場合は、握って
からある程度時間が経過すると、クッション材料が変形
を元に戻そうとする弾性回復力が働き、この力が手に反
発力として不快に感じられるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、特
に、人体に接触する部位に用いるときに、使用者に対し
て良好な触感(さわった感じ)とフィット感(なじみや
すさ)を与え、しかも衝撃吸収性と弾性回復力をバラン
スよく発揮することのできるクッション材料を提供する
ことを課題として掲げた。
に、人体に接触する部位に用いるときに、使用者に対し
て良好な触感(さわった感じ)とフィット感(なじみや
すさ)を与え、しかも衝撃吸収性と弾性回復力をバラン
スよく発揮することのできるクッション材料を提供する
ことを課題として掲げた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のクッション材料
は、温度25℃、周波数0.1Hzにおける貯蔵弾性率
(E’)および損失正接(tanδ)が下記範囲にある
ところに要旨を有する。 0.010< E’ <0.11[MPa] 0.085<tanδ<0.3 人間の触感やフィット感は、数値化が難しいが、上記範
囲内のクッション材料であれば、前記本発明の課題を解
決することができる。温度25℃、周波数1.0Hzの
ときに、 0.012< E’ <0.12[MPa] 0.13 <tanδ の範囲にあるクッション材料は、振動減衰性が高く、温
度25℃、周波数10Hzのときに 0.014< E’ <0.17[MPa] 0.26 <tanδ であるものは、より一層振動減衰性を示す。さらに、2
5℃、100Hzのときに 0.04 < E’ <0.26[MPa] 0.34 <tanδ の条件を満足するクッション材料は、強い衝撃を吸収す
る能力に優れたものである。
は、温度25℃、周波数0.1Hzにおける貯蔵弾性率
(E’)および損失正接(tanδ)が下記範囲にある
ところに要旨を有する。 0.010< E’ <0.11[MPa] 0.085<tanδ<0.3 人間の触感やフィット感は、数値化が難しいが、上記範
囲内のクッション材料であれば、前記本発明の課題を解
決することができる。温度25℃、周波数1.0Hzの
ときに、 0.012< E’ <0.12[MPa] 0.13 <tanδ の範囲にあるクッション材料は、振動減衰性が高く、温
度25℃、周波数10Hzのときに 0.014< E’ <0.17[MPa] 0.26 <tanδ であるものは、より一層振動減衰性を示す。さらに、2
5℃、100Hzのときに 0.04 < E’ <0.26[MPa] 0.34 <tanδ の条件を満足するクッション材料は、強い衝撃を吸収す
る能力に優れたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、人体に接触する部位
に用いるときに、使用者に対して良好な触感(さわった
感じ)とフィット感(なじみやすさ)を与えることので
きるクッション材料について検討を重ねた結果、クッシ
ョン材料の動的粘弾性のうち、温度25℃での特定周波
数における貯蔵弾性率と損失正接(tanδ:貯蔵弾性
率に対する損失弾性率の比)と、人間がクッション材料
に対して感じる触感やフィット感に相関があることを見
出し、本発明に到達したものである。以下、本発明を詳
細に説明する。
に用いるときに、使用者に対して良好な触感(さわった
感じ)とフィット感(なじみやすさ)を与えることので
きるクッション材料について検討を重ねた結果、クッシ
ョン材料の動的粘弾性のうち、温度25℃での特定周波
数における貯蔵弾性率と損失正接(tanδ:貯蔵弾性
率に対する損失弾性率の比)と、人間がクッション材料
に対して感じる触感やフィット感に相関があることを見
出し、本発明に到達したものである。以下、本発明を詳
細に説明する。
【0007】まず、本発明のクッション材料は、温度2
5℃、周波数0.1Hzにおいて動的粘弾性を測定した
ときの貯蔵弾性率(E’)および損失正接(tanδ)
が、下記範囲に存在しなければならない。 0.010< E’ <0.11[MPa] 0.085<tanδ<0.3
5℃、周波数0.1Hzにおいて動的粘弾性を測定した
ときの貯蔵弾性率(E’)および損失正接(tanδ)
が、下記範囲に存在しなければならない。 0.010< E’ <0.11[MPa] 0.085<tanδ<0.3
【0008】このE’、tanδのいずれもが上記範囲
内にあれば、触感が優れていると共に、与えた外力を吸
収して人体にフィットした形状を維持するため、反発感
が起きず、フィット感にも優れた快適なクッション材料
となる。しかし、tanδの上限値0.3を超える材料
は、外力を吸収する力が大きすぎて、変形を回復できな
くなるため、クッション材としては不適である。上記粘
弾性特性を満足する本発明のクッション材料は、心地よ
い柔らかさ(触感)と、人体になじむフィット感、さら
にバランスのとれた弾性回復力と衝撃吸収性を有し、特
に人体に接触する部位のクッション材料として利用する
ことが推奨される。
内にあれば、触感が優れていると共に、与えた外力を吸
収して人体にフィットした形状を維持するため、反発感
が起きず、フィット感にも優れた快適なクッション材料
となる。しかし、tanδの上限値0.3を超える材料
は、外力を吸収する力が大きすぎて、変形を回復できな
くなるため、クッション材としては不適である。上記粘
弾性特性を満足する本発明のクッション材料は、心地よ
い柔らかさ(触感)と、人体になじむフィット感、さら
にバランスのとれた弾性回復力と衝撃吸収性を有し、特
に人体に接触する部位のクッション材料として利用する
ことが推奨される。
【0009】上記必須要件を満足し、かつ温度25℃、
周波数1.0Hzのときに、 0.012< E’ <0.12[MPa] 0.13 <tanδ の範囲にあるクッション材料は、振動を減衰させる能力
に優れ、温度25℃、周波数10Hzのときに 0.014< E’ <0.17[MPa] 0.26 <tanδ であるものは、より一層の振動減衰性を発揮するため、
シート材等に好ましく利用できる。
周波数1.0Hzのときに、 0.012< E’ <0.12[MPa] 0.13 <tanδ の範囲にあるクッション材料は、振動を減衰させる能力
に優れ、温度25℃、周波数10Hzのときに 0.014< E’ <0.17[MPa] 0.26 <tanδ であるものは、より一層の振動減衰性を発揮するため、
シート材等に好ましく利用できる。
【0010】さらに、25℃、100Hzのときに 0.04 < E’ <0.26[MPa] 0.34 <tanδ の条件を満足するクッション材料は、特に、強い衝撃を
吸収する能力に優れたものであり、大きな荷重が一瞬加
えられる用途に使用するときに好適である。例えば、モ
ーターサイクルのハンドルグリップ等に利用すると、凹
凸の激しいオフロードでギャップを乗り越えるときに衝
撃が加わっても、手に反発を感じることなく安定して握
っておくことができる。
吸収する能力に優れたものであり、大きな荷重が一瞬加
えられる用途に使用するときに好適である。例えば、モ
ーターサイクルのハンドルグリップ等に利用すると、凹
凸の激しいオフロードでギャップを乗り越えるときに衝
撃が加わっても、手に反発を感じることなく安定して握
っておくことができる。
【0011】なお本発明における動的粘弾性の各値は、
JIS K7198に基づいて測定を行ったものであ
る。試料形状は、試料毎に異なっているが、だいたい幅
5〜10mm、厚さ6〜8mmのものを用い、チャック
スパンは10mmとした。MPa(メガパスカル)は、
0.101972kgf/mm2 に等しい値である。
JIS K7198に基づいて測定を行ったものであ
る。試料形状は、試料毎に異なっているが、だいたい幅
5〜10mm、厚さ6〜8mmのものを用い、チャック
スパンは10mmとした。MPa(メガパスカル)は、
0.101972kgf/mm2 に等しい値である。
【0012】本願発明のクッション材料は、上記動的粘
弾性条件を満足するものであれば、製法や素材は特に限
定されないが、好ましい例を以下に説明する。素材とし
ては、ポリマーであれば、架橋密度や可塑剤量の検討
や、充填材の使用、ポリマーアロイ等の複合化手段等の
採用によって、上記粘弾性条件を満足させることができ
るため、あらゆる種類のポリマーが使用可能である。中
でも、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリスチレ
ン系、ポリエステル系、ポリアミド系、フッ素樹脂系等
の各種熱可塑性エラストマーや、ゴム、シリコーン樹脂
等が好ましく用いられる。
弾性条件を満足するものであれば、製法や素材は特に限
定されないが、好ましい例を以下に説明する。素材とし
ては、ポリマーであれば、架橋密度や可塑剤量の検討
や、充填材の使用、ポリマーアロイ等の複合化手段等の
採用によって、上記粘弾性条件を満足させることができ
るため、あらゆる種類のポリマーが使用可能である。中
でも、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリスチレ
ン系、ポリエステル系、ポリアミド系、フッ素樹脂系等
の各種熱可塑性エラストマーや、ゴム、シリコーン樹脂
等が好ましく用いられる。
【0013】ポリウレタンは、特に、本発明の動的粘弾
性の条件を満足させるための設定が容易であるというメ
リットがある。ポリウレタンを用いて本発明の粘弾性条
件を満足するクッション材料を製造する方法を、以下に
述べる。
性の条件を満足させるための設定が容易であるというメ
リットがある。ポリウレタンを用いて本発明の粘弾性条
件を満足するクッション材料を製造する方法を、以下に
述べる。
【0014】ポリウレタンの製造に用いることのできる
ポリオール成分としては、ポリプロピレングリコール
(PPG)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリ
テトラメチレングリコール(PTMG)等を用いて得ら
れるポリオール類が代表として挙げられる。本発明の粘
弾性条件を満足するためには、ポリウレタンの分子鎖の
線状部分の量をコントロールすることが好ましいので、
ポリオール成分中、ジオール(例えば2官能のPPG)
を全ポリオール成分中40重量%以上とすることが好ま
しい。このジオールの分子量は4000〜30000が
好ましく、より好ましい範囲は8000〜15000で
ある。
ポリオール成分としては、ポリプロピレングリコール
(PPG)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリ
テトラメチレングリコール(PTMG)等を用いて得ら
れるポリオール類が代表として挙げられる。本発明の粘
弾性条件を満足するためには、ポリウレタンの分子鎖の
線状部分の量をコントロールすることが好ましいので、
ポリオール成分中、ジオール(例えば2官能のPPG)
を全ポリオール成分中40重量%以上とすることが好ま
しい。このジオールの分子量は4000〜30000が
好ましく、より好ましい範囲は8000〜15000で
ある。
【0015】ポリウレタンの分子鎖の全てが線状になる
と、耐熱性や強度に劣ったクッション材料となるので、
前記ジオール成分と共に、トリオール(例えば3官能の
PPG)を用いて、耐熱性を確保することが推奨され
る。しかしトリオールを多く用いるとtanδが低下す
る傾向があるので、全ポリオール成分中15重量%以下
とすることが好ましい。より好ましい上限は10重量%
である。トリオールの好適な分子量の範囲は、3000
〜20000、より好ましくは、6000〜15000
である。
と、耐熱性や強度に劣ったクッション材料となるので、
前記ジオール成分と共に、トリオール(例えば3官能の
PPG)を用いて、耐熱性を確保することが推奨され
る。しかしトリオールを多く用いるとtanδが低下す
る傾向があるので、全ポリオール成分中15重量%以下
とすることが好ましい。より好ましい上限は10重量%
である。トリオールの好適な分子量の範囲は、3000
〜20000、より好ましくは、6000〜15000
である。
【0016】イソシアネート成分としては、トリレンジ
イソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシ
アネート(MDI)、ウレタンプレポリマー等やこれら
の誘導体、変性体が好ましく使用できる。イソシアネー
トの配合量は、ポリオール成分中のヒドロキシル基(−
OH)1当量に対し、イソシアネート基(−NCO)が
0.80〜1.15当量となるようにすることが好まし
い。
イソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシ
アネート(MDI)、ウレタンプレポリマー等やこれら
の誘導体、変性体が好ましく使用できる。イソシアネー
トの配合量は、ポリオール成分中のヒドロキシル基(−
OH)1当量に対し、イソシアネート基(−NCO)が
0.80〜1.15当量となるようにすることが好まし
い。
【0017】触媒としては、ジブチルチンジラウレー
ト、スタナスオクトエート等のスズ系、ネオデカン酸ビ
スマス、ビスマスオクトエート等のビスマス系等の有機
金属系のものが好ましく、配合量は0.2〜3.0重量
%とする。また、可塑剤として、公知のDOP(ジオク
チルフタレート)、DBP(ジブチルフタレート)、D
IDP(ジイソブチルフタレート)等やリン酸エステル
系のものを使用するとよい。可塑剤の配合によって貯蔵
弾性率を調整することができる。可塑剤は、全成分中5
5重量%以下とすることが好ましいが、適宜選択するこ
とができる。
ト、スタナスオクトエート等のスズ系、ネオデカン酸ビ
スマス、ビスマスオクトエート等のビスマス系等の有機
金属系のものが好ましく、配合量は0.2〜3.0重量
%とする。また、可塑剤として、公知のDOP(ジオク
チルフタレート)、DBP(ジブチルフタレート)、D
IDP(ジイソブチルフタレート)等やリン酸エステル
系のものを使用するとよい。可塑剤の配合によって貯蔵
弾性率を調整することができる。可塑剤は、全成分中5
5重量%以下とすることが好ましいが、適宜選択するこ
とができる。
【0018】その他、鉄道車両、自動車、自動二輪車の
シート等に用いるときは、軽量化の効果を有する中空フ
ィラーを充填材として用いることが推奨される。中空フ
ィラーの具体例としては「エクスパンセル551DE」
(日本フィライト社製)や、マイクロスフェアーF80
ED(松本油脂製薬社製)がある。これらの中空フィラ
ーは、本発明の効果を損なわないように、全成分中15
重量%以下の範囲で使用することが好ましい。これらの
粒子を添加すると、クッション材が硬くなる傾向がある
ので、全成分中、ジオールを10〜50重量%、トリオ
ールを15重量%未満、より好ましくは10重量%未満
とし、可塑剤を35〜75重量%添加することが好まし
い。ポリウレタンの製造は、上記各成分を良く混合し、
真空脱泡の後、金型に注型して、常温あるいは加熱下で
硬化させる等の公知の方法が採用できる。
シート等に用いるときは、軽量化の効果を有する中空フ
ィラーを充填材として用いることが推奨される。中空フ
ィラーの具体例としては「エクスパンセル551DE」
(日本フィライト社製)や、マイクロスフェアーF80
ED(松本油脂製薬社製)がある。これらの中空フィラ
ーは、本発明の効果を損なわないように、全成分中15
重量%以下の範囲で使用することが好ましい。これらの
粒子を添加すると、クッション材が硬くなる傾向がある
ので、全成分中、ジオールを10〜50重量%、トリオ
ールを15重量%未満、より好ましくは10重量%未満
とし、可塑剤を35〜75重量%添加することが好まし
い。ポリウレタンの製造は、上記各成分を良く混合し、
真空脱泡の後、金型に注型して、常温あるいは加熱下で
硬化させる等の公知の方法が採用できる。
【0019】
【実施例】以下実施例によって本発明をさらに詳述する
が、下記実施例は本発明を制限するものではなく、前・
後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全て
本発明の技術範囲に包含される。なお、以下の実施例で
「部」および「%」とあるのは、「重量部」、「重量
%」を示す。また、以下の実施例および比較例で用いた
特性評価方法は次の通りである。
が、下記実施例は本発明を制限するものではなく、前・
後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全て
本発明の技術範囲に包含される。なお、以下の実施例で
「部」および「%」とあるのは、「重量部」、「重量
%」を示す。また、以下の実施例および比較例で用いた
特性評価方法は次の通りである。
【0020】〔貯蔵弾性率およびtanδ〕アイティ計
測制御社製の動的粘弾性測定装置「DVA−200」を
用いて、温度25℃における動的粘弾性を、JIS K
7198に基づいて測定した。チャックスパンは10m
mとし、各試験片の形状は表2および3に示した。ま
た、表2および3には、貯蔵弾性率(MPa)およびt
anδ(損失正接:損失弾性率に対する貯蔵弾性率の
比)を示した。
測制御社製の動的粘弾性測定装置「DVA−200」を
用いて、温度25℃における動的粘弾性を、JIS K
7198に基づいて測定した。チャックスパンは10m
mとし、各試験片の形状は表2および3に示した。ま
た、表2および3には、貯蔵弾性率(MPa)およびt
anδ(損失正接:損失弾性率に対する貯蔵弾性率の
比)を示した。
【0021】実施例1〜5および比較例1 2官能のポリプロピレングリコールで、分子量(Mw)
10000のもの(以下、PPG1という)、分子量
(Mw)4000のもの(以下、PPG2という)と、
3官能のポリプロピレングリコールで分子量(Mw)1
0000のもの(以下、PPG3という)をポリオール
成分とした。またイソシアネート成分としてポリメリッ
クMDIまたはウレタンプレポリマーを用いた。
10000のもの(以下、PPG1という)、分子量
(Mw)4000のもの(以下、PPG2という)と、
3官能のポリプロピレングリコールで分子量(Mw)1
0000のもの(以下、PPG3という)をポリオール
成分とした。またイソシアネート成分としてポリメリッ
クMDIまたはウレタンプレポリマーを用いた。
【0022】触媒としてジブチルチンジラウレートを、
可塑剤としてDOPを用いた。また実施例1〜3には
「エクスパンセル551DE」(日本フィライト社製)
の中空フィラーを所定量配合した。
可塑剤としてDOPを用いた。また実施例1〜3には
「エクスパンセル551DE」(日本フィライト社製)
の中空フィラーを所定量配合した。
【0023】撹拌機を備えた密閉型ガラス容器に、ポリ
オール、可塑剤、触媒、必要によりマイクロバルーンの
各成分を表1に示した配合組成で仕込み、良く混合し
た。次いで表1に示した量のイソシアネート成分を加
え、均一になるまで混合した。混合物を真空脱泡した
後、金型に注型し、常温で16時間放置することによ
り、硬化物を得た。
オール、可塑剤、触媒、必要によりマイクロバルーンの
各成分を表1に示した配合組成で仕込み、良く混合し
た。次いで表1に示した量のイソシアネート成分を加
え、均一になるまで混合した。混合物を真空脱泡した
後、金型に注型し、常温で16時間放置することによ
り、硬化物を得た。
【0024】得られた硬化物の動的粘弾性を測定し、表
2および表3に示した。実施例4および5は、温度25
℃、周波数0.1Hzの条件のみで測定を行ったので表
2および3には値を載せていないが、実施例4は貯蔵弾
性率が0.024MPaでtanδが0.24、実施例
5は貯蔵弾性率が0.100MPaでtanδが0.1
0であった。なお、表2および表3には、クッション材
料として市販されている市販品1および2の動的粘弾性
データと、中空フィラーを配合しなかった以外は実施例
2と同組成である参考例1のデータも併せて示した。
2および表3に示した。実施例4および5は、温度25
℃、周波数0.1Hzの条件のみで測定を行ったので表
2および3には値を載せていないが、実施例4は貯蔵弾
性率が0.024MPaでtanδが0.24、実施例
5は貯蔵弾性率が0.100MPaでtanδが0.1
0であった。なお、表2および表3には、クッション材
料として市販されている市販品1および2の動的粘弾性
データと、中空フィラーを配合しなかった以外は実施例
2と同組成である参考例1のデータも併せて示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、温
度25℃、一定周波数における貯蔵弾性率とtanδを
特定範囲にすることによって、触感、フィット感に優
れ、弾性回復力と衝撃吸収性のバランスのとれたクッシ
ョン材料を提供することができた。
度25℃、一定周波数における貯蔵弾性率とtanδを
特定範囲にすることによって、触感、フィット感に優
れ、弾性回復力と衝撃吸収性のバランスのとれたクッシ
ョン材料を提供することができた。
【0029】本発明のクッション材料は、ハンドルやハ
ンドルグリップ等の人体に接触する部位に用いることが
推奨されるが、鉄道車両、自動車または自動二輪車、そ
の他の乗物用シートのシートパッドやシートバック材と
して、あるいは、ヘッドレスト、フットレスト、アーム
レスト、自動車の天井材、ドアトリム中材、パッド材等
の各種部材、家具、寝具等に用いられるクッション材、
スポーツシューズや靴底用クッション材等の他、断熱
材、吸音材、緩衝材等として幅広い分野に適用可能であ
る。
ンドルグリップ等の人体に接触する部位に用いることが
推奨されるが、鉄道車両、自動車または自動二輪車、そ
の他の乗物用シートのシートパッドやシートバック材と
して、あるいは、ヘッドレスト、フットレスト、アーム
レスト、自動車の天井材、ドアトリム中材、パッド材等
の各種部材、家具、寝具等に用いられるクッション材、
スポーツシューズや靴底用クッション材等の他、断熱
材、吸音材、緩衝材等として幅広い分野に適用可能であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 温度25℃、周波数0.1Hzにおける
貯蔵弾性率(E’)および損失正接(tanδ)が下記
範囲にあることを特徴とするクッション材料。 0.010< E’ <0.11[MPa] 0.085<tanδ<0.3 - 【請求項2】 温度25℃、周波数1.0Hzにおける
貯蔵弾性率(E’)および損失正接(tanδ)が下記
範囲にあるものである請求項1に記載のクッション材
料。 0.012< E’ <0.12[MPa] 0.13 <tanδ - 【請求項3】 温度25℃、周波数10Hzにおける貯
蔵弾性率(E’)および損失正接(tanδ)が下記範
囲にあるものである請求項1または2に記載のクッショ
ン材料。 0.014< E’ <0.17[MPa] 0.26 <tanδ - 【請求項4】 温度25℃、周波数100Hzにおける
貯蔵弾性率(E’)および損失正接(tanδ)が下記
範囲にあるものである請求項1〜3のいずれかに記載の
クッション材料。 0.04 < E’ <0.26[MPa] 0.34 <tanδ
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP412597A JPH10195314A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | クッション材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP412597A JPH10195314A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | クッション材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10195314A true JPH10195314A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11576076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP412597A Pending JPH10195314A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | クッション材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10195314A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000079019A (ja) * | 1998-09-04 | 2000-03-21 | Ikeda Chikyu:Kk | 背負いバッグ |
| JP2006335997A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Kaneka Corp | 耐震マット用組成物及び耐震マット |
| JP2012045104A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Bridgestone Corp | シート用パッド |
-
1997
- 1997-01-13 JP JP412597A patent/JPH10195314A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000079019A (ja) * | 1998-09-04 | 2000-03-21 | Ikeda Chikyu:Kk | 背負いバッグ |
| JP2006335997A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Kaneka Corp | 耐震マット用組成物及び耐震マット |
| JP2012045104A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Bridgestone Corp | シート用パッド |
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