JPH10195392A - 金属蒸着紙用接着剤および金属蒸着紙の製造方法 - Google Patents

金属蒸着紙用接着剤および金属蒸着紙の製造方法

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JPH10195392A
JPH10195392A JP9013068A JP1306897A JPH10195392A JP H10195392 A JPH10195392 A JP H10195392A JP 9013068 A JP9013068 A JP 9013068A JP 1306897 A JP1306897 A JP 1306897A JP H10195392 A JPH10195392 A JP H10195392A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子線等により硬化させる金属蒸着紙用接着
剤および金属蒸着紙の製造方法を提供する。 【解決手段】 (a)水溶性(メタ)アクリレート5〜
50重量部、(b)多官能オリゴマー(メタ)アクリレ
ート30〜95重量部および(c)リン酸変性(メタ)
アクリレート0.01〜10重量部を含有し、かつ硬化
後のガラス転移温度が60℃未満となることを特徴とす
る金属蒸着紙用接着剤である。金属蒸着紙の製造方法
は、金属を蒸着させたプラスチックフィルムの金属蒸着
面に金属蒸着紙用接着剤を塗布し、当該接着剤塗布面に
基材紙を積層し、電子線または紫外線を照射して接着剤
を硬化させ、次いでプラスチックフィルムを剥離するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属蒸着紙用接着
剤および金属蒸着紙の製造方法に関し、電子線や紫外線
等により硬化させることにより、包装紙、ラベル、ステ
ッカー、カード等に使用される美麗な金属光沢を有する
金属蒸着紙を容易に製造できる金属蒸着紙用接着剤およ
び金属蒸着紙の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、アート紙またはコート紙にア
ルミニウム箔などの金属箔を貼り合わせた包装紙が、商
品のアピール性に優れるために広く使用されている。ま
た、近年になり、金属箔を貼り合わせたものに代わり金
属蒸着紙が多用されるようになった。金属蒸着紙を使用
することにより省資源化、コストの低減が図れるからで
ある。即ち、アルミニウム蒸着紙のアルミニウム使用量
は、アルミニウム箔を貼り合わせた場合の1/100以
下であり、さらに金属蒸着紙は、印刷適性や表面光沢に
優れる利点もあるからである。
【0003】一般的に、金属蒸着紙は、基材紙上に接着
剤層および金属蒸着層を順次積層した構成である。接着
剤層に使用する合成樹脂としては、2成分架橋システム
系が一般的であり、主として末端に水酸基を含有するポ
リマーを主剤とし、末端にイソシアネート基を有するポ
リイソシアネート化合物を硬化剤とするいわゆるポリウ
レタン系接着剤が用いられる。ポリウレタン系接着剤
は、ラミネート用接着剤として、接着後に要求される多
面的な諸特性を同時に満足させることができ極めて優れ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接着剤層にポ
リウレタン系接着剤を使用した場合には、硬化反応に時
間がかかる。ポリウレタン系接着剤は、主剤の水酸基と
硬化剤のイソシアネート基が反応してウレタン結合を形
成し、高分子量化や架橋により硬化するものであるた
め、積層直後は接着強度が弱い。硬化速度を促進するた
め、ポリウレタン系接着剤を使用したラミネートフィル
ムを、通常35〜60℃で加熱エージングする方法もあ
るが、反応が完了するまでに数日を要する場合もある。
【0005】上記の問題を改善すべく、活性エネルギー
線により硬化する接着剤を用いる試みが種々提案され、
例えば、特開昭56−159266、特開昭59−93
772号公報等に開示されている。しかしこれらに記載
された金属蒸着紙用接着剤は、得られる硬化塗膜層の可
とう性が低く、接着強度も十分満足できるものではな
い。
【0006】さらにこの点を改善すべく、活性エネルギ
ー線による硬化とイソシアネート基に基づく硬化の両方
を使用して硬化させる接着剤が、例えば、特開昭57−
83574、特開昭61−218号公報等に開示されて
いる。しかし、まだ可とう性が低く、接着強度も不十分
であり、あるいは所定の強度に達するまでに比較的長い
時間を必要とする。硬化時間を短くするため、さらに活
性エネルギー線で硬化させる接着剤も検討されている
が、接着強度が十分満足できるものではなく、加えて、
硬化後にプラスチックフィルムを容易に剥がすこともで
きない。
【0007】従って、従来のラミネート用としてのポリ
ウレタン系接着剤の優れた諸特性を保持しつつ短時間で
硬化し、密着性に優れかつ容易に金属蒸着紙製造用のプ
ラスチックフィルムを剥離でき、しかも優れた光沢を有
する金属蒸着紙を製造し得る金属蒸着紙用接着剤および
金属蒸着紙の開発が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アクリレー
ト系樹脂について鋭意研究した結果、特定のアクリレー
トモノマーおよびオリゴマーを特定割合で配合した組成
物が、上記問題点を解決し得ることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明は、(a)水溶性(メタ)
アクリレート5〜50重量部、(b)多官能オリゴマー
(メタ)アクリレート30〜95重量部および(c)リ
ン酸変性(メタ)アクリレート0.01〜10重量部を
含有し、かつ硬化後のガラス転移温度が60℃未満とな
ることを特徴とする金属蒸着紙用接着剤を提供するもの
である。また、(a)水溶性(メタ)アクリレートがポ
リエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートおよび
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレートからな
る群から選ばれる化合物であることを特徴とする前記金
属蒸着紙用接着剤を提供するものである。また、(b)
多官能オリゴマー(メタ)アクリレートがウレタン(メ
タ)アクリレートおよびポリエステル(メタ)アクリレ
ートからなる群から選ばれる化合物であることを特徴と
する前記金属蒸着紙用接着剤を提供するものである。さ
らに、(a)成分以外の単官能(メタ)アクリレートモ
ノマーまたは多官能(メタ)アクリレートモノマーをモ
ノマー希釈剤として含有することを特徴とする前記金属
蒸着紙用接着剤を提供するものである。また、有機溶剤
を希釈剤として含有することを特徴とする前記金属蒸着
紙用接着剤を提供するものである。また、前記金属蒸着
紙用接着剤100重量部に光重合開始剤を0.1〜10
重量部添加したことを特徴とする金属蒸着紙用接着剤を
提供するものである。加えて、金属を蒸着させたプラス
チックフィルムの金属蒸着面に前記金属蒸着紙用接着剤
を塗布し、当該接着剤塗布面に基材紙を積層し、電子線
を照射して接着剤を硬化させ、次いでプラスチックフィ
ルムを剥離することを特徴とする金属蒸着紙の製造方法
を提供するものである。以下、本発明を詳細に説明す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の金属蒸着紙用接着剤は、
(a)水溶性(メタ)アクリレート5〜50重量部、
(b)多官能オリゴマー(メタ)アクリレート30〜9
5重量部、(c)リン酸変性(メタ)アクリレート0.
01〜10重量部を含有する。
【0011】本発明の金属蒸着紙用接着剤に使用する
(a)水溶性(メタ)アクリレートとしては、以下のも
のが例示できる。ポリエチレングリコールモノアクリレ
ート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、メ
トキシポリエチレングリコールモノアクリレート、メト
キシポリエチレングリコールモノメタクリレート、フェ
ノキシポリエチレングリコールモノアクリレート、フェ
ノキシポリエチレングリコールモノメタクリレート等の
ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレング
リコールジメタクリレート等のポリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、その他、2,2−ビス[4−
(アクリロキシ・ポリエトキシ)フェニル]プロパン、
2,2−ビス[4−(メタクリロキシ・ポリエトキシ)
フェニル]プロパン、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレートのアルキレンオキサイド付加物、ポリ
エーテル成分を開始剤として得られるウレタン(メタ)
アクリレートなどが例示できる。これらの中で特に好ま
しいのは、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レートおよびポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レートである。(a)成分としては、上記化合物を単独
で用いてもまた2種以上を併用してもよい。
【0012】本発明の金属蒸着紙用接着剤に使用する
(a)成分は、(b)成分が30〜95重量部であり
(c)成分が0.01〜10重量部である場合に、5〜
50重量部であること、特には10〜30重量部である
ことが好ましい。5重量部未満では、硬化後プラスチッ
クフィルムを剥がすときに容易に剥がすことができず、
その一方、50重量部を越えると、硬化後の金属蒸着面
の光沢が低下する場合がある。
【0013】本発明の金属蒸着紙用接着剤に使用する
(b)多官能オリゴマー(メタ)アクリレートとして
は、(a)成分以外のウレタン(メタ)アクリレート、
エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)
アクリレートなどが例示できる。本発明では、一般に市
販されているものを特に制限はなく使用できる。例え
ば、ウレタンアクリレート(UCB社製「Ebecry
l 270」:無黄変タイプの2官能ウレタンアクリレ
ート、MW1500)、ウレタンアクリレート(UCB
社製「Ebecryl 230」:無黄変タイプの2官
能ウレタンアクリレート、MW5000)、ウレタンア
クリレート(UCB社製「Ebecryl 486
6」:無黄変タイプの3官能ウレタンアクリレート、M
W1500)、ウレタンアクリレート(UCB社製「E
becryl 1290K」:無黄変タイプの6官能ウ
レタンアクリレート、MW1000)、エポキシアクリ
レート(UCB社製「Ebecryl 3700」:ビ
スフェノールAタイプのエポキシアクリレート、MW5
00)、エポキシアクリレート(UCB社製「Ebec
ryl3702」:脂肪酸変性したビスフェノールAタ
イプのエポキシアクリレート、MW600)、ポリエス
テルアクリレート(UCB社製「Ebecryl 80
0」:MW1000)、ポリエステルアクリレート(U
CB社製「Ebecryl 810」:MW1000)
等が例示できる。これらの中でも特に、(a)成分以外
のウレタン(メタ)アクリレートおよびポリエステル
(メタ)アクリレートが好ましい。(b)成分として
は、これらを単独で用いても2種以上を併用してもよ
い。
【0014】(b)成分の使用量は、(a)成分が5〜
50重量部、(c)成分が0.01〜10重量部である
場合に、30〜95重量部であること、特には50〜9
0重量部であることが好ましい。30重量部未満では、
十分な接着力を得ることができず、その一方、95重量
部を越えると硬化後にプラスチックフィルムを剥離する
のが困難となるからである。
【0015】本発明の金属蒸着紙用接着剤に使用する
(c)リン酸変性(メタ)アクリレートとしては、例え
ばヒドロキシエチル(メタ)アクリレートにリン酸を付
加させたものが挙げられ、一般に市販されているものを
いずれも使用することができる。例えば、UCB社製
「Ebecryl 169」、ダイセルUCB社製「E
becryl 170」、日本化薬製[PM−2]等が
例示できる。(c)リン酸変性(メタ)アクリレートと
しては、これらを単独で用いても2種以上を併用しても
よい。
【0016】(c)成分の使用量は、(a)成分が5〜
50重量部、(b)成分が30〜95重量部である場合
に、0.01〜10重量部であること、特には0.1〜
5重量部であることが好ましい。0.01重量部未満で
は十分な蒸着した金属の接着力が得られず、その一方、
10重量部を越えると硬化後の金属蒸着面の光沢が低下
する場合がある。
【0017】本発明の金属蒸着用接着剤は、粘度を調整
するためにモノマー希釈剤を使用することができる。使
用できるモノマー希釈剤としては、前記(a)成分以外
の単官能(メタ)アクリレートモノマーまたは多官能
(メタ)アクリレートモノマーが挙げられる。これら
は、一般に市販されているものを使用することができ、
具体的には、フェノキシエチルアクリレート、イソボニ
ルアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレ
ートが例示できる。本発明では、これらのいずれかを単
独で用いてもまた2種以上を併用してもよい。また、希
釈剤として有機溶剤を使用することもできる。具体的に
は、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン
などのケトン系化合物、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
ブチル、酢酸メトキシエチルなどのエステル系化合物、
ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテ
ール、ジオキサンなどのエーテル系化合物、トルエン、
キシレンなどの芳香族化合物、メタノール、エタノー
ル、イソプルパノール、ブタノールなどのアルコール系
化合物が例示できる。これらは単独で用いてもまた2種
以上を併用してもよい。モノマー希釈剤の配合量は、上
記(a)〜(c)成分の合計量を100重量部とした場
合に5〜50重量部、特には5〜10重量部であるこ
と、希釈剤の配合量は50〜250重量部、特には80
〜150重量部であることが好ましい。この範囲で硬化
速度に影響を与えず、しかも使用に適した粘度を得るこ
とができるからである。
【0018】本発明の金属蒸着紙用接着剤は、必要に応
じて、酸化防止剤、熱重合防止剤などの安定剤、レベリ
ング剤、消泡剤、帯電防止剤、防曇剤、密着改良剤など
の添加剤などを添加してもよい。これら配合物の合計量
は、上記(a)〜(c)成分の合計量を100重量部と
した場合に、0.01〜10重量部であること、特には
0.05〜5重量部であることが好ましい。各添加剤の
機能を発揮すると共に、硬化速度に影響を与えることが
ないからである。
【0019】本発明の金属蒸着紙用接着剤は、上記
(a)〜(c)成分を含有し、かつ硬化後のガラス転移
温度が60℃未満となるものであり、より好ましくはガ
ラス転位温度が30〜55℃以下の硬化物を形成し得る
ものである。ガラス転移温度が60℃以上の場合は、硬
化後にプラスチックフィルムを容易に剥離することがで
きない場合があるからである。本発明では、両希釈剤を
含めた各成分を上記配合割合の範囲で選択することによ
り、硬化後のガラス転移温度が60℃未満となる金属蒸
着紙用接着剤を得ることができる。(a)成分と(c)
成分のみではガラス転移温度が60℃以下とならずまた
は特定の物性が得られないため、上記配合割合の範囲で
(b)成分の配合量を適宜選択すれば、ガラス転移温度
が60℃以下となる金属蒸着紙用接着剤が得られる。
【0020】本発明の金属蒸着用接着剤は、電子線で硬
化させることができる。照射する電子線の線量は、0.
1〜20Mradであること、特には、0.5〜10M
radであることが好ましい。0.1Mrad未満では
十分に硬化することができず、その一方、20Mrad
を越えた場合は、基材紙の強度が低下する場合がある。
電子線の照射方法としては、カーテンビーム方式、スキ
ャニング方式、ブロードビーム方式などを使用すること
ができる。照射の際の加速電圧は100〜300KVが
適当である。
【0021】本発明の金属蒸着用接着剤は、金属蒸着紙
用接着剤100重量部に対し、光重合剤開始剤を0.1
〜10重量部配合することにより、紫外線で硬化させる
ことができる。
【0022】光重合開始剤は、紫外線硬化に使用される
公知のものが使用できる。具体例としては、2−ヒドロ
キシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、
1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−
2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン、ベンゾイン、ベンゾインメチ
ルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイ
ソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、
アセトイン、ブチロイン、トルオイン、ベンジル、ベン
ゾフェノン、p−メトキシベンゾフェノン、2,2−ジ
エトキシアセトフェノン、α,α−ジエトキシ−α−フ
ェニルアセトフェノン、メチルフェニルグリオキシレー
ト、エチルフェニルグルオキシレート、4,4´−ビス
(ジメチルアミノベンゾフェノン)、アゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリ
ルなどのアゾ化合物、ベンゾインパーオキサイドなどの
パーオキサイド化合物、2,4,6−トリメチルベンゾ
イルフェニルホスフィンオキシサイドなどのアシルホス
フィンオキサイドなどが挙げられる。
【0023】金属を蒸着したプラスチックフィルムに塗
布した金属蒸着紙用接着剤を硬化させる紫外線発生光源
としては、実用性および経済性の面から紫外線ランプが
一般的である。具体的には、低圧水銀ランプ、高圧水銀
ランプ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、および、
メタルハライドランプなどが挙げられる。紫外線の線量
は、金属蒸着紙用接着剤の組成に合わせ適宜選択される
が、500〜2000mJ/cm2であることが好まし
い。なお、紫外線照射雰囲気は、窒素、炭酸ガス、アル
ゴンなどの不活性ガス中での他、大気中でも効率よく硬
化することができる。
【0024】本発明の金属蒸着用接着剤は、グラビアコ
ーター、ロールコーター、バーコーター、エアナイフコ
ーターなどの塗工方法によってプラスチックフィルム上
の蒸着面に塗布することができる。塗布量は乾燥重量で
0.1〜20g/m2であることが好ましい。塗布量が
0.1g/m2未満では、表面の平滑性が不十分となり
十分な光沢が得られなくなる。また、20g/m2を越
えた場合は、経済的に不利なばかりでなく、硬くなりす
ぎ、可とう性が得られなくなる。
【0025】本発明の金属蒸着紙用接着剤を用いて金属
蒸着紙を製造することができる。プラスチックフィルム
にアルミニウム等の金属粉を真空蒸着装置で100〜1
000オングストロームの厚さに蒸着させて金属蒸着プ
ラスチックフィルムを得る。この金属蒸着プラスチック
フィルムの金属蒸着面上に、乾燥重量で5g/m 2にな
るように金属蒸着紙用接着剤を塗布する。金属蒸着紙用
接着剤に溶剤を使用した場合には含まれる溶剤を除去す
るため乾燥させる。乾燥は温度60〜150℃、時間3
0秒〜2分である。次いで、基材紙を金属蒸着紙用接着
剤を塗布した面に貼り合わせる。金属蒸着プラスチック
フィルムの側から、電子線照射装置を用いて2〜3.5
Mradの電子線を照射する。紫外線の場合は、高圧水
銀灯120w/cmを用いて線量1000〜1500m
J/cm2照射し、硬化させる。硬化後にプラスチック
フィルムを剥離すれば金属蒸着紙が得られる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0027】(測定項目) (1)ガラス転移温度(Tg):剛体振り子型粘弾性測
定器により測定した。 (2)剥離強度:プラスチックフィルムを剥がすときの
剥離強度を、引っ張り試験機により180°剥離強度で
測定した。試験幅は120mmとした。尚、剥離強度が
小さいほどプラスチックフィルムからの剥離性が容易で
ある。 (3)密着性:セロハンテープを金属蒸着紙のアルミ蒸
着面に対して圧着させ、上方に急激に剥がして蒸着した
金属の剥がれを評価した。○:剥がれなし、△:少し剥
がれ有り、×:剥がれ有りとした。 (4)外観(光沢):目視で観察し評価した。○:光沢
良好、△:少し曇り有り、×:曇り有りとした。
【0028】(実施例1〜4および比較例1〜2)プラ
スチックフィルムにアルミニウムを真空蒸着装置で厚さ
500オングストロームに蒸着し、アルミ蒸着プラスチ
ックフィルムを得た。このアルミ蒸着プラスチックフィ
ルムの蒸着面上に乾燥重量で5g/m2になるように、
表−1で示した配合の金属蒸着紙用接着剤を塗布した。
次いで、溶剤を除去するため乾燥させた。紙を貼り合わ
せた後、アルミ蒸着プラスチックフィルム側より、電子
線照射装置を用いて3Mradの電子線を照射した。照
射後、プラスチックフィルムを剥離し、蒸着層が基紙に
転写されたアルミ蒸着紙を得た。得られた各試料につき
前記評価を行い、その結果を表−1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明の金属蒸着紙用接着剤によれば、
蒸着した金属の密着性に優れかつ製造工程において容易
にプラスチックフィルムから剥離することができるた
め、金属蒸着紙を簡便に製造することができる。しかも
得られた金属蒸着紙は優れた密着性および光沢を有する
ため、包装紙、ラベル、ステッカー、カードなどの用途
に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D21H 19/08 D21H 1/18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)水溶性(メタ)アクリレート5〜
    50重量部、(b)多官能オリゴマー(メタ)アクリレ
    ート30〜95重量部および(c)リン酸変性(メタ)
    アクリレート0.01〜10重量部を含有し、かつ硬化
    後のガラス転移温度が60℃未満となることを特徴とす
    る金属蒸着紙用接着剤。
  2. 【請求項2】 (a)水溶性(メタ)アクリレートがポ
    リエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートおよび
    ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレートからな
    る群から選ばれる化合物であることを特徴とする請求項
    1記載の金属蒸着紙用接着剤。
  3. 【請求項3】 (b)多官能オリゴマー(メタ)アクリ
    レートがウレタン(メタ)アクリレートおよびポリエス
    テル(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる化合
    物であることを特徴とする請求項1記載の金属蒸着紙用
    接着剤。
  4. 【請求項4】 (a)成分以外の単官能(メタ)アクリ
    レートモノマーまたは多官能(メタ)アクリレートモノ
    マーをモノマー希釈剤として含有することを特徴とする
    請求項1記載の金属蒸着紙用接着剤。
  5. 【請求項5】 有機溶剤を希釈剤として含有することを
    特徴とする請求項1記載の金属蒸着紙用接着剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の金属蒸
    着紙用接着剤100重量部に光重合開始剤を0.1〜1
    0重量部添加したことを特徴とする金属蒸着紙用接着
    剤。
  7. 【請求項7】 金属を蒸着させたプラスチックフィルム
    の金属蒸着面に請求項1〜5のいずれかに記載の金属蒸
    着紙用接着剤を塗布し、当該接着剤塗布面に基材紙を積
    層し、電子線または紫外線を照射して接着剤を硬化さ
    せ、次いでプラスチックフィルムを剥離することを特徴
    とする金属蒸着紙の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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