JPH10195908A - 側溝掘作業機械 - Google Patents

側溝掘作業機械

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JPH10195908A
JPH10195908A JP150897A JP150897A JPH10195908A JP H10195908 A JPH10195908 A JP H10195908A JP 150897 A JP150897 A JP 150897A JP 150897 A JP150897 A JP 150897A JP H10195908 A JPH10195908 A JP H10195908A
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JP
Japan
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boom
arm
cylinder
swing
split
Prior art date
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Pending
Application number
JP150897A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sato
晋一 佐藤
Eiji Minamiyama
英司 南山
Fumimasa Saeki
文将 佐伯
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平行四辺形リンク機構を介在させることなく
側溝掘を含む掘削作業を実現させることができる側溝掘
作業機械の提供。 【解決手段】 ブームスイング機構が、スイングピン5
とブームスイングシリンダ5aとから成り、アームスイ
ング機構が、アーム8を鉛直方向に回動可能に保持する
と共に、このアーム8を駆動するアームシリンダ12を
保持するブラケット6と、ブラケット6を横方向の回動
可能に支持させる縦ピン7と、この縦ピン7を介してブ
ラケット6を横方向に回動させるアームスイングシリン
ダ11とを含み、フロントを構成するブームが、第1分
割ブーム4aと第2分割ブーム4bを互いに鉛直方向の
回動可能に連結した2ピースブーム4から成り、第1分
割ブーム4aを駆動する第1ブームシリンダ10と、第
2分割ブーム4bを駆動する第2ブームシリンダ10a
とを備えた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側溝掘機能を有す
る油圧ショベル等の側溝掘作業機械に係り、特に、鉛直
方向に回動可能なブームを、この鉛直方向に直交する横
方向の回動可能に保持するブームスイング機構を備えた
側溝掘作業機械に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の側溝掘作業機械として
は、例えば特開平6−136778号公報に記載のもの
がある。以下、この従来技術について図7及び図8を用
いて説明する。
【0003】図7,図8に示す従来技術は、側溝掘機能
を有する油圧ショベルであり、走行装置31と、この走
行装置31上に配置される旋回体、すなわち機体フレー
ム32と、この機体フレーム32上に配置される運転席
33を備えている。
【0004】また、機体フレーム32の前方に配置さ
れ、掘削作業をおこなうフロントを有しており、このフ
ロントは、鉛直方向の回動が可能なメインブーム34
と、このメインブーム34に、上記鉛直方向と直交する
横方向の回動が可能に連結されるオフセットブーム41
と、このオフセットブーム41の先端に鉛直方向の回動
可能に連結されるバケットアーム38と、このバケット
アーム38に鉛直方向の回動を可能に連結されるバケッ
ト39とを備えている。また、メインブーム34を駆動
させるブームシリンダ40と、一端をメインブーム34
に相対的回動可能に連結され、他端をオフセットブーム
41に相対的回動可能に連結され、このオフセットブー
ム41を駆動させるオフセツトシリンダ45と、バケッ
トアーム38を駆動させるアームシリンダ42と、バケ
ット39を駆動するバケットシリンダ43とを備えてい
る。
【0005】なお図7に示すように、上述したオフセッ
トブーム41を挟むように、オフセットシリンダ45の
反対側にロッド46が配置されている。このロッド46
の一端は、バケットアーム38を支持したブラケット4
9に縦ピン47aを介して相対的回動可能に連結され、
他端はメインブーム34の側部に固定したブラケットに
縦ピン47bを介して相対的回動可能に連結されてい
る。すなわち、ロッド46とオフセットブーム41とに
よって平行四辺形リンクが形成されている。この平行四
辺形リンクは、オフセットシリンダ45の駆動により、
その四辺形状を変化させ、図7の二点鎖線で示すように
バケットアーム38及びバケット39を平行移動させる
ようになっている。
【0006】上述したメインブーム34は、スイング支
持体35を介して機体フレーム32に横方向の回動を可
能に連結されている。このスイング支持体35の近傍に
は、図7に示すように、スイングシリンダ35aが配置
され、その一端はメインブーム34に相対的回動可能に
連結され、他端は機体フレーム32に相対的回動可能に
連結されている。これらのスイング支持体35とスイン
グシリンダ35aとによって、メインブーム34を横方
向の回動可能に機体フレーム32に保持させるブームス
イング機構が構成されている。なお、走行装置31に
は、掘削した土砂の排土作業や、地面のならし作業に活
用される排土板44が装着されている。
【0007】この従来技術では、図7の姿勢S1で示す
ように、メインブーム34、オフセットブーム41、バ
ケットアーム38を一直線上に位置させ、ブームシリン
ダ40、アームシリンダ42、バケットシリンダ43を
適宜伸縮させることにより、メインブーム34及びオフ
セットブーム41、バケットアーム38、バケット39
がそれぞれ選択的に鉛直方向に回動し、バケット39に
よる通常の掘削作業が実施される。
【0008】また、図7に示す姿勢S1の状態から機体
フレーム32を時計方向に旋回させると共にスイングリ
ンダ35aを伸長させ、オフセットシリンダ45を収縮
させることにより、メインブーム34が横方向の反時計
方向に回動し、オフセットブーム41が横方向の時計方
向に回動して、図7の姿勢S2に示す状態になる。この
状態で上述のようにメインブーム34、バケットアーム
38、バケット39を選択的に鉛直方向に回動させる
と、一方の側(図7の上側)の側溝掘作業を実施するこ
とができる。
【0009】また、図7に示す姿勢S1の状態から機体
フレーム32を反時計方向に旋回させると共にスイング
シリンダ35aを収縮させ、オフセットシリンダ45を
伸長させることにより、メインブーム34が横方向の時
計方向に回動し、オフセットブーム41が横方向の反時
計方向に回動して、図7の姿勢S3に示す状態になる。
この状態においては、他方の側(図7の下側)の側溝掘
作業を実施することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、オフセットブーム41、ロッド46によって形成さ
れる平行四辺形リンク機構を介して、メインブーム34
に対してオフセットブーム41を相対的に変位させ、オ
フセットブーム41に対してバケットアーム38及びバ
ケット39を相対的に変位させるようになっていること
から、メインブーム34に対するオフセットブーム41
の相対的な変位の限界量、オフセットブーム41に対す
るバケットアーム38の相対的な変位の限界量にそれぞ
れ平行四辺形リンクの構造に伴う機械的な制約を受けや
すい。ここで例えば、図7の姿勢S2のさらに外側部分
(姿勢S2の上側部分)を通常掘削したいような場合
で、フロントの外側近傍に柱等の建造物50が位置して
いるようなときには、例えば同図7の姿勢S3の形態を
保ったまま機体フレーム32を旋回させるように操作し
て、所望の掘削作業を実施することが考えられるが、上
述した平行四辺形リンク機構に伴う機械的な制約により
オフセットシリンダ45やオフセットブーム41が建造
物50に干渉しやすく、これによりバケットアーム38
を横方向の外側に十分に伸長させるように位置させるこ
とができず、バケット39による掘削可能な領域に制約
を受けることがある。このことは、同図7の姿勢S3を
形成するフロントの外側に柱等の建造物51が存在する
場合で、姿勢S3のさらに外側部分(姿勢S3の下側部
分)を通常掘削したいときも同様である。
【0011】また、上述した従来技術では、平行四辺形
リンク機構を形成するためのロッド46や、2つの縦ピ
ン47a,47b、これらの縦ピン47a,47bを装
着させるブラケット等を要し、部材数が多く、製作が煩
雑となって製作費が高くなると共に、フロント重量が基
本的に重くなりやすく、旋回体を構成する機体フレーム
32との重量バランスを考慮すると、フロントの全長を
長めに設定することは困難であり、これによってもバケ
ットによる掘削可能な領域に制約を受けやすい。
【0012】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、平行四辺形リン
ク機構を介在させることなく側溝掘を含む掘削作業を実
現させることができる側溝掘作業機械を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、旋回体と、この旋
回体に鉛直方向の回動可能に連結されるブームと、この
ブームに鉛直方向の回動可能に連結されるアームと、こ
のアームに回動可能に連結されるバケットと、上記ブー
ムを上記鉛直方向と直交する横方向の回動可能に旋回体
に保持させるブームスイング機構を備え、このブームス
イング機構を作動させた状態で、上記バケットによる溝
の掘削が可能な側溝掘作業機械において、上記アーム
を、上記横方向の回動可能に上記ブームに保持させるア
ームスイング機構を備えると共に、上記ブームを、鉛直
方向に相対的に回動可能に互いに連結される第1分割ブ
ーム、第2分割ブームから成る2ピースブームにした構
成になっている。
【0014】このように構成した請求項1に係る発明で
は、例えば第1分割ブーム、第2分割ブームを互いに伸
長させることにより2ピースブームを最伸長状態に保
ち、この状態の2ピースブームとアームとを一直線上に
位置させ、これらの2ピースブーム、アーム、及びバケ
ットを適宜回動させることにより通常掘削作業を行なう
ことができる。
【0015】また、例えば上述のように第1分割ブー
ム、第2分割ブームを互いに伸長させることにより2ピ
ースブームを最伸長状態にして、ブームスイング機構を
作動させて2ピースブームを横方向に回動させ、この状
態においてアームスイング機構を作動させてアームを2
ピースブームに対して相対的に横方向に回動させ、適宜
アーム、2ピースブーム、及びバケットを鉛直方向に回
動させることにより、アームを、上述した2ピースブー
ムとアームを一直線上に位置させておこなう通常掘削作
業時のアームに対して平行移動させた位置に配置させた
所望の側溝掘を実施することができる。
【0016】また、例えば上述した側溝掘作業時の状態
から、アームスイング機構を作動させてアームを掘削し
た側溝の外側まで伸長するように横方向に回動させ、こ
の状態で2ピースブームを構成する第1分割ブーム、第
2分割ブームを互いに鉛直方向に相対的に回動させなが
ら適宜アームを鉛直方向に回動させると、上述のように
して形成した側溝の伸長方向に対して横方向に延びる溝
を掘削することができる。
【0017】上述したブームスイング機構は、2ピース
ブームを横方向に回動させるだけのものであり、したが
って2ピースブームを旋回体に対して横方向に回動させ
得るブームスイングシリンダ等を含む手段で済み、平行
四辺形リンク構造とする必要はなく、またアームスイン
グ機構は、アームを2ピースブームに対して相対的に横
方向に回動させるだけのものであり、したがってこの機
構もアームを2ピースブームに対して横方向に回動させ
得るアームスイングシリンダを含む手段であれば済み、
何ら平行四辺形リンクを必要としない。すなわち、ブー
ムスイング機構の動作とアームスイング機構の動作とを
組み合わせることにより、平行四辺形リンクを介在させ
ることなくアームを横方向に平行移動させて側溝掘を実
現させることができる。
【0018】また上述のように、2ピースブームを構成
する第1分割ブーム、第2分割ブームの相対的な鉛直方
向の回動に合わせて、アームを鉛直方向に回動させるこ
とにより、横方向に延びる溝を形成することができる
が、このとき第1分割ブーム、第2分割ブーム、アーム
の回動のタイミングを適切に考慮して操作することによ
り、この横方向の溝を直線的な溝とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の側溝掘作業機械の
実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の側
溝掘作業機械の一実施形態を示す側面図、図2は図1に
示す一実施形態の通常掘削時の状態を示す側面図、図3
は図1に示す一実施形態の作業時の一例を示す平面図、
図4は図1に示す一実施形態の作業時の他の例を示す平
面図、図5は図1に示す一実施形態の横方向の溝掘削開
始直前の状態を示す側面図、図6は図1に示す一実施形
態の横方向の溝掘削時の状態を示す側面図である。
【0020】本実施形態も例えば油圧ショベルであり、
一対の履帯を有する走行体1と、この走行体1上に配置
される旋回体2と、この旋回体2に設けられる運転席3
と、旋回体2の前方位置に配置され、掘削作業をおこな
うフロントとを備えている。フロントは基本的に、鉛直
方向の回動が可能な2ピースブーム4と、この2ピース
ブーム4に連結され、鉛直方向の回動が可能なアーム8
と、このアーム8に連結され、鉛直方向の回動が可能な
バケット9とを備えている。
【0021】上述した2ピースブーム4は、鉛直方向に
相対的に回動可能に互いに連結される第1分割ブーム4
aと、第2分割ブーム4bとからなっている。第1分割
ブーム4aは、旋回体2に鉛直方向の回動可能に連結さ
れ、第2分割ブーム4bは第1分割ブームの先端に鉛直
方向の回動可能に連結されている。第1分割ブーム4a
は、一端が旋回体2に相対的に回動可能に連結され他端
が第1分割ブーム4aに相対的回動可能に連結される第
1ブームシリンダ10によって駆動し、第2分割ブーム
4bは、一端が第1分割ブーム4aに相対的に回動可能
に連結され他端が第2分割ブーム4bに相対的回動可能
に連結される第2ブームシリンダ10aによって駆動す
る。なお、上述したアーム8はアームシリンダ12によ
って駆動し、バケット9はバケットシリンダ13によっ
て駆動する。
【0022】また、図3に示すように、旋回体2に対し
て2ピースブーム4を横方向の回動可能に保持させるス
イングピン5と、一端を2ピースブーム4を構成する第
1分割ブーム4aに連結され、他端を旋回体2に連結さ
れるブームスイングシリンダ5aとを備えている。これ
らの、スイングピン5とブームスイングシリンダ5aと
は、2ピースブーム4を横方向の回動可能に旋回体2に
保持させるブームスイング機構を構成している。さら
に、アーム8を鉛直方向に回動可能に保持すると共に、
このアーム8を駆動するアームシリンダ12を保持する
ブラケット6と、2ピースブーム4に対してブラケット
6を横方向の回動可能に支持させる縦ピン7と、縦ピン
7を介して2ピースブーム4に対してブラケット6を横
方向に回動させるアームスイングシリンダ11とを備え
ている。これらのブラケット6、縦ピン7、及びアーム
スイングシリンダ11は、アーム8を横方向の回動可能
に2ピースブーム4に保持させるアームスイング機構を
構成している。なお、走行体1には、掘削した土砂の排
土作業や、地面のならし作業に活用される排土板14を
装着させてある。
【0023】このように構成した実施形態では、例えば
図3の姿勢S11に示すように、旋回体2のほぼ中央の
前方位置において、例えば2ピースブーム4を、第1分
割ブーム4aと第2分割ブーム4bとを互いに伸長させ
た最伸長状態とし、この状態において2ピースブーム4
とアーム8を一直線上に配置させ、第1ブームシリンダ
10、アームシリンダ12、及びバケットシリンダ13
を適宜作動させることにより、ブーム4、アーム8、及
びバケット9が鉛直方向に選択的に回動し、図2に示す
ように、所望の通常掘削作業を実施することができる。
【0024】また、図3の姿勢S11の状態から同図3
の時計方向に旋回体2を旋回させると共に、ブームスイ
ングシリンダ5aを伸長させて2ピースブーム4を旋回
体2に対して相対的に横方向(図3の反時計方向)に回
動させることにより、S12に示す状態となり、走行体
1の一方の履帯(図3の上側の履帯)のほぼ延長線に沿
う溝の掘削、すなわち側溝掘作業を実施することができ
る。
【0025】また、図3の姿勢S11の状態から同図3
の反時計方向に旋回体2を旋回させると共に、ブームス
イングシリンダ5aを収縮させて2ピースブーム4を旋
回体2に対して相対的に横方向(図3の時計方向)に回
動させることにより、S13に示す状態となり、走行体
1の他方の履帯(図3の下側の履帯)のほぼ延長線に沿
う側溝掘作業を実施することができる。
【0026】また例えば、図4に示す通常掘削時の姿勢
S11から旋回体2を静止保持させ、ブームスイングシ
リンダ5a、アームスイングシリンダ11を収縮させる
と、姿勢S11の状態からアーム8が平行移動して姿勢
S14とすることができ、そのアーム8を走行体1の一
方の履帯(図4の上側の履帯)よりもかなり外側に突出
させることができ、その突出位置において側溝掘作業を
実施することができる。
【0027】また、この図4の姿勢S14の状態からア
ームスイングシリンダ11を十分に伸長させると、アー
ム8が同図4の時計方向に90°外側に回動して姿勢S
14aに示す状態となり、旋回体2の右斜め前方位置に
おける左右方向に沿う通常掘削が可能となる。図5は、
このときの状態を示している。この状態から、2ピース
ブーム4の第1分割ブーム4a、第2分割ブーム4b、
アーム8の回動のタイミングが相互に適切になるよう
に、第1ブームシリンダ10、第2ブームシリンダ10
a、アームシリンダ12、及びバケットシリンダ13を
駆動することにより、前述した側溝、例えば図4の姿勢
S14によって形成される直線的な側溝に対して直交す
る横方向の直線的な溝を形成することができる。図6
は、このときの掘削作業状態を示している。
【0028】また上述と同様に、図4に示す通常掘削時
の姿勢S11から旋回体2を静止保持させ、ブームスイ
ングシリンダ5a、アームスイングシリンダ11を伸長
させると、姿勢S11の状態からアーム8が平行移動し
て姿勢S15とすることができ、そのアーム8を走行体
1の他方の履帯(図4の下側の履帯)よりもかなり外側
に突出させることができ、その突出位置において側溝掘
作業を実施することができる。
【0029】また、この姿勢S15の状態からアームス
イングシリンダ11を十分に収縮させると、アーム8が
図4の反時計方向に90°外側に回動して姿勢S15a
に示す状態となり、旋回体2の左斜め前方位置における
左右方向に沿う通常掘削が可能となる。このとき前述の
ように、2ピースブーム4の第1分割ブーム4a、第2
分割ブーム4b、アーム8の回動のタイミングが相互に
適切になるように操作することにより、例えば図4の姿
勢S15によって形成される直線的な側溝に対して直交
する横方向の直線的な溝を形成することができる。
【0030】このように構成した実施形態にあっては、
ブームスイング機構は、スイングピン5とブームスイン
グシリンダ5aとによって構成されるので平行四辺形リ
ンク構造を必要とせず、また、アームスイング機構も、
ブラケット6に設けられる縦ピン7と、アームスイング
シリンダ11とによって構成されるので、この機構も何
ら平行四辺形リンク構造を必要としていない。すなわ
ち、通常掘削を実現させることができるとともに、平行
四辺形リンクを介在させることなくアーム8を平行移動
させて側溝掘を実現させることができる。
【0031】したがって、特に2ピースブーム4に対す
るアーム8の相対的な変位の限界量は、アームスイング
シリンダ11のストロークに依存し、2ピースブーム4
の横方向の回動動作も併せて、前述した図4に示す姿勢
S14と、姿勢S14aとで例示するように例えば側溝
掘が可能な状態から90°の広い領域にわたってアーム
8を回動させることができる。これに伴い例えば、図4
の姿勢S14のさらに外側部分(図4の上側部分)を通
常掘削したいような場合で、フロントの外側近傍に柱等
の建造物15が位置しているようなときでも、アームス
イングシリンダ11を駆動してアーム8を例えば90°
横方向に回動させることにより、建造物15とフロント
との干渉を生じることなく所望の掘削作業を実施するこ
とができる。すなわち、アーム8を横方向の外側に十分
に伸長させるように位置させることができ、バケット9
によって比較的広い領域を掘削することができる。この
ことは、同図4の姿勢S15を形成するフロントの外側
に柱等の建造物16が存在する場合で、姿勢S15のさ
らに外側部分を通常掘削したいようなときも、姿勢S1
5aに示すように同様に実施できる。
【0032】また、本実施形態では、前述したようにア
ームスイング部分に平行四辺形リンク機構を形成するた
めのロッドや、このようなロッドを連結するための縦ピ
ン等を要しないので、部材数が少なく、製作が比較的容
易であり、製作費を安く抑えることができる。また、フ
ロント重量の軽量化を実現でき、本体を構成する旋回体
2との重量バランスを考慮しても、2ピースブーム4と
アーム8を含むフロントの全長を比較的長く設定するこ
とが可能になり、これによってもバケット9による掘削
可能な領域を広くすることができる。
【0033】なお、上記実施形態では、図1に例示する
ように、旋回体2の前方に装着される2ピースブーム4
の第2分割ブーム4bの左側の位置に、アーム8を横方
向に回動させるアームスイングシリンダ11を装着させ
てあるが、このアームスイングシリンダ11を前述した
第2分割ブーム4bの左側の位置に代えて右側の位置に
装着させてもよい。このように構成した場合には、例え
ば前述した図4の姿勢S14にする場合には、アームス
イングシリンダ11を前述とは逆に伸長させればよく、
姿勢S14aにする場合には、アームスイングシリンダ
11を前述とは逆に収縮させればよい。姿勢S15、S
15aについても同様である。したがって、このように
アームスイングシリンダ11の装着位置を代えたものに
あっても、前述した実施形態と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、平行四辺形リンク機構を介在
させることなく側溝掘を含む掘削作業を実現させること
ができ、すなわち平行四辺形リンク機構特有の機械的制
約を受けずに、アームスイング機構を介して側溝掘が可
能な状態から、より広い領域にわたってアームを回動さ
せ、所望の通常掘削作業を実施することができ、従来に
比べて作業性を向上させることができる。
【0035】また、前述したようにアームスイング部分
に平行四辺形リンク機構を形成するためのロッドや、こ
のようなロッドを連結するための縦ピン等を要しないの
で、従来に比べて部材数が少なく、製作が比較的容易で
あり、製作費を安く抑えることができる。さらに部材数
の低減に伴って、フロント重量の軽量化を実現でき、本
体を構成する旋回体との重量バランスを考慮しても、フ
ロントの全長を比較的長く設定することが可能になり、
これによっても掘削可能な領域を広くすることができ、
従来に比べて作業性を向上させることができる。
【0036】また、ブームを第1分割ブーム、第2分割
ブームから成る2ピースブームによって構成したことか
ら、アームスイング機構、ブームスイング機構を作動さ
せると共に、これらの第1分割ブーム、第2分割ブー
ム、及びアームの回動のタイミングを適切に考慮して操
作することにより、側溝掘に対して直交する方向等の溝
を直線的に形成することができ、優れた溝掘削性能を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側溝掘作業機械の一実施形態を示す側
面図である。
【図2】図1に示す一実施形態の通常掘削時の状態を示
す側面図である。
【図3】図1に示す一実施形態の作業時の一例を示す平
面図である。
【図4】図1に示す一実施形態の作業時の他の例を示す
平面図である。
【図5】図1に示す一実施形態の横方向の溝掘削開始直
前の状態を示す側面図である。
【図6】図1に示す一実施形態の横方向の溝掘削時の状
態を示す側面図である。
【図7】従来の側溝掘作業機械を示す平面図である。
【図8】図7に示す側溝掘作業機械の側面図である。
【符号の説明】
1 走行体 2 旋回体 4 2ピースブーム 4a 第1分割ブーム(2ピースブーム) 4b 第2分割ブーム(2ピースブーム) 5 ブームスイングピン(ブームスイング機構) 5a ブームスイングシリンダ(ブームスイング機構) 6 ブラケット(アームスイング機構) 7 縦ピン(アームスイング機構) 8 アーム 9 バケット 10 第1ブームシリンダ 10a 第2ブームシリンダ 11 アームスイングシリンダ(アームスイング機
構) 12 アームシリンダ 13 バケットシリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回体と、この旋回体に鉛直方向の回動
    可能に連結されるブームと、このブームに鉛直方向の回
    動可能に連結されるアームと、このアームに回動可能に
    連結されるバケットと、 上記ブームを上記鉛直方向と直交する横方向の回動可能
    に旋回体に保持させるブームスイング機構を備え、この
    ブームスイング機構を作動させた状態で、上記バケット
    による溝の掘削が可能な側溝掘作業機械において、 上記アームを、上記横方向の回動可能に上記ブームに保
    持させるアームスイング機構を備えると共に、 上記ブームが、鉛直方向に相対的に回動可能に互いに連
    結される第1分割ブーム、第2分割ブームから成る2ピ
    ースブームであることを特徴とする側溝掘作業機械。
  2. 【請求項2】 上記アームスイング機構が、 上記アームを鉛直方向に回動可能に保持し、しかも上記
    アームを駆動するアームシリンダを保持するブラケット
    と、 上記ブームに対して上記ブラケットを上記横方向の回動
    可能に支持させる縦ピンと、上記縦ピンを介して上記ブ
    ームに対して上記ブラケットを上記横方向に回動させる
    アームスイングシリンダとを含むと共に、 上記2ピースブームの上記第1分割ブームを鉛直方向に
    回動させる第1ブームシリンダと、上記第2分割ブーム
    を鉛直方向に回動させる第2ブームシリンダとを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の側溝掘作業機械。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012140833A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Takeuchi Seisakusho:Kk 作業機械
JP2012140834A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Takeuchi Seisakusho:Kk 作業機械
CN106592661A (zh) * 2017-01-23 2017-04-26 安徽省六安恒源机械有限公司 清污机

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