JPH1019604A - 光学式エンコーダ装置及び画像読み取り装置 - Google Patents

光学式エンコーダ装置及び画像読み取り装置

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JPH1019604A
JPH1019604A JP8168783A JP16878396A JPH1019604A JP H1019604 A JPH1019604 A JP H1019604A JP 8168783 A JP8168783 A JP 8168783A JP 16878396 A JP16878396 A JP 16878396A JP H1019604 A JPH1019604 A JP H1019604A
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JP8168783A
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Tetsuya Kagawa
哲也 加川
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用光源を備えず、他の発光手段にエンコー
ダ用光源を兼用させる光学式のエンコーダ装置であり、
従来より安価で、配置スペースを小さくでき、位置検出
等を正確に行うことができる光学式エンコーダ装置を提
供するとともに、光学部品を搭載して往復移動するスラ
イダの位置検出のために光学式エンコーダ装置を備える
画像読み取り装置であり、従来より安価で、装置をコン
パクトにでき、良好な画像読み取りが行える画像読み取
り装置を提供する。 【解決手段】 照明ランプLP、反射ミラーm3を搭載
してX方向に往復移動するスライダSL1や、反射ミラ
ーm4、m5を搭載して往復移動するスライダSL2の
位置検出等を、固定配置されるスケール11とスライダ
SL1に搭載される受光センサ12aからなるエンコー
ダ装置1a及び該スケール11とスライダSL2に搭載
される受光センサ12bからなるエンコーダ装置1bに
より行い、これらエンコーダ装置1a、1bの光源を照
明ランプLPに兼用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式のエンコー
ダ装置、特に透過式のエンコーダ装置、及び該エンコー
ダ装置を備える画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式エンコーダ装置は、リニアモー
タ、回転モータ等を使用して被駆動体を駆動する場合、
被駆動体の位置検出、速度検出、位置制御、速度制御等
のために利用されている。例えば、複写機、イメージス
キャナ等に搭載される画像読み取り装置においては、原
稿台に置かれた原稿画像を光学的に読み取るために光学
部品を搭載して、原稿台に平行に往復移動する複数のス
ライダ、例えば、原稿台上の原稿を照明する照明ランプ
及び第1のミラーを搭載した第1スライダや、第2のミ
ラーを搭載した第2スライダの位置検出等に利用されて
いる。
【0003】このような光学式エンコーダ装置の例とし
て、特開昭57−90669号公報は、複写機における
前述のような光学部品を搭載するスライダの位置検出の
ために設置される所定のパターンが形成されたエンコー
ダチャートと、該チャートにより反射される光を受光で
きる位置に配置されるフォトセンサとからなる光学式エ
ンコーダ装置を教えている。該エンコーダ装置は、いわ
ゆる反射式のエンコーダ装置であり、前述の画像読み取
りのための照明ランプに該エンコーダ装置の光源を兼用
させることを教えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭57
−90669号公報の教えるエンコーダ装置では、エン
コーダチャートからの反射光を受光するフォトセンサと
該チャートとの間に、両者間の距離に応じたレンズを配
置する必要があり、それだけ高価になり、また、該レン
ズの取り付け位置を調整する必要もある。
【0005】また、該エンコーダ装置は、反射式のため
チャートとフォトセンサとをある程度の距離離して配置
する必要があり、それだけ外乱光等による影響を受けや
すく、位置検出等に誤差がでやすい。そこで本発明は、
専用の光源を備えず、他の発光手段にエンコーダ用光源
を兼用させる光学式のエンコーダ装置であり、従来より
安価で、配置スペースを小さくでき、位置検出等を正確
に行える光学式エンコーダ装置を提供することを第1の
課題とする。
【0006】また、本発明は、光学部品を搭載して往復
移動するスライダの位置検出等のために光学式エンコー
ダ装置を備える画像読み取り装置であり、従来より安価
で、装置をコンパクトにでき、良好な画像読み取りが行
える画像読み取り装置を提供することを第2の課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るために本発明は、光透過部分と光非透過部分とを所定
間隔(例えば、等間隔)で交互に配列して、所定のパタ
ーンを形成した光学式エンコーダチャートと、前記エン
コーダチャートに近接して、該チャートに対向配置され
る受光素子を含む受光センサとからなる光学式エンコー
ダ装置を提供する。
【0008】本発明のエンコーダ装置は、インクリメン
タル方式、アブソリュート方式のいずれの方式のエンコ
ーダ装置も構成することができる。また、前記所定のパ
ターンの形状により、リニア形、ロータリー形いずれの
形式のエンコーダ装置も構成することができる。リニア
形のエンコーダ装置は、前記光透過部分及び光非透過部
分を所定の間隔で直線状に交互に並べたパターンとする
ことで形成できる。また、ロータリー形のエンコーダ装
置は、前記光透過部分及び光非透過部分を所定の間隔で
円状に交互に並べたパターンとすることで形成できる。
【0009】前記エンコーダチャートの光透過部分及び
光非透過部分の態様としては、例えば以下のようなもの
が考えられる。第1の例として、前記エンコーダチャー
トの前記光非透過部分は、前記所定のパターンを形成す
るように透明フィルム上に所定の間隔で塗布された光非
透過性塗料部分からなり、前記エンコーダチャートの前
記光透過部分は、前記光非透過性塗料が塗布されていな
い前記透明フィルム部分からなるものである。該フィル
ム材料の例として、ポリエチレンテレフタレートを挙げ
ることができる。
【0010】また、第2の例として、前記エンコーダチ
ャートの光透過部分は、光非透過性基材に前記所定のパ
ターンを形成するように所定間隔で設けられた複数のス
リット部分からなり、該エンコーダチャートの光非透過
部分は前記基材の前記スリット以外の部分からなるもの
である。前記受光センサの受光素子は、例えばフォトダ
イオードを挙げることができる。この場合、フォトダイ
オードにより受光される光信号は、光電変換されて、該
電圧信号を増幅、デジタル化等することにより、光の明
暗の信号が電圧の高低の信号となる。
【0011】前記エンコーダチャートと前記受光センサ
との距離は、両者の相対的な移動に支障がない距離であ
り、短ければ短いほどよく、支障がなければ接触してい
てもよい。前記受光センサには、前記エンコーダチャー
トと前記受光素子との間に、光の通過を許す所定幅のス
リットを形成してもよい。該スリットの隙間の所定幅
は、前記1組の光透過部分と光非透過部分からなるチャ
ートピッチの1/2以下が望ましい。このようなスリッ
トを設けると、前記受光素子が前記光非透過部分に対向
する位置にあるときは、該光非透過部分に隣合う光透過
部分を通過した光が受光素子に到達することが抑制され
る。
【0012】上記本発明のエンコーダ装置は、該装置専
用に設けられる光源を有しないが、他の光源(以下、兼
用光源という。)を利用するものである。兼用光源によ
り照射される光は、他の目的のために設置される光源か
らの光のほか、例えば太陽光や室内光とすることもでき
る。本発明のエンコーダ装置は、チャートを挟んで受光
センサと反対方向から兼用光源の照射光が到来するよう
に用いられる。受光素子が光透過部分に対向する位置に
あるときには、該光は受光素子に到達し、光非透過部分
に対向する位置にあるときには、該光は受光素子に到達
しない。そして、チャートと受光センサとが相対的に移
動すると、受光素子は光透過部分と光非透過部分とに交
互に対向することとなり、受光素子は光の明暗(光強度
の大小、輝度の大小等)を検出する。すなわち、光透過
部分に対向する位置にあるときの方が、光非透過部分に
対向する位置にあるときより受光素子の検出する光は明
るくなる。該光の明暗の信号を、光電変換、増幅、デジ
タル化等することにより、パルス状の信号が得られる。
該パルス信号が位置検出、速度検出、位置制御、速度制
御等に利用できる。
【0013】なお、上記いずれのエンコーダ装置におい
ても、受光センサに第2の受光素子を設け、前記受光素
子と該第2の受光素子とを前記ピッチにおいて1/4ず
らして配置すると、該二つの受光素子の検出する検出信
号は、位相が90度ずれたものとなり、いわゆる2相の
エンコーダ装置を構成することができる。また、本発明
は前記第2の課題を解決するために、原稿画像を光学的
に走査する画像読み取り装置であり、原稿を照明する照
明装置を搭載して往復移動できるスライダを含む複数の
光学部品搭載スライダと、前記光学部品搭載スライダの
うち少なくとも一部の位置検出等のための上記光学式エ
ンコーダ装置とを備え、該光学式エンコーダ装置のエン
コーダチャート及び受光センサのうち、いずれか一方は
固定配置され、他方は前記位置検出等対象のスライダと
ともに往復駆動され、該光学式エンコーダ装置の光源と
して、前記照明装置が兼用されることを特徴とする画像
読み取り装置を提供する。
【0014】この画像読み取り装置は、前記他の目的で
設置される光源を利用した光学式エンコーダ装置を利用
する装置の例である。上記画像読み取り装置の一つの態
様として、原稿画像を光学的に走査する画像読み取り装
置であり、所定位置に配置される原稿を照明する照明装
置及び該原稿からの反射画像光を所定方向に導くための
第1ミラーを搭載して往復移動できる第1スライダと、
前記第1ミラーからの画像光を所定方向に導くための第
2ミラーを搭載して前記第1スライダと同方向に往復移
動できる第2スライダと、前記第1スライダ又は第2ス
ライダのうち少なくとも一方のスライダの位置検出等の
ための上記光学式エンコーダ装置とを備え、前記光学式
エンコーダ装置のエンコーダチャート及び受光センサの
うち、いずれか一方は固定配置され、他方は前記スライ
ダとともに往復駆動され、該光学式エンコーダ装置の光
源として、前記照明装置が兼用されることを特徴とする
画像読み取り装置を例示することができる。
【0015】前記エンコーダチャート及び受光センサ
は、例えば次のように配置することができる。すなわ
ち、画像読み取り装置が前記原稿が配置される原稿台を
備えるときには、該原稿台に前記光学式エンコーダ装置
のエンコーダチャートを固定配置し、該エンコーダ装置
の受光センサは前記光学部品搭載スライダに配設して、
該スライダとともに往復駆動させるものである。
【0016】上記いずれの画像読み取り装置において
も、前記照明装置の照射光を前記エンコーダチャートを
介して受光センサに導くための導光手段を設けてもよ
い。該導光手段は、例えばミラー等の反射部材とするこ
ができる。このような導光手段を設けると、効率良く照
明装置の照射光を受光センサに導くことができる。ま
た、上記いずれの画像読み取り装置においても、前記受
光センサの検出信号に基づき、前記照明装置の照明切れ
を検出したり、該照明装置の光量調整を行うことができ
る。
【0017】すなわち、上記いずれの画像読み取り装置
においても、前記スライダの移動状態を検出できる移動
状態検出手段と、前記受光センサの検出信号の変化の有
無を検出できる変化状態検出手段と、該移動状態検出手
段が該スライダの移動を検出しているにもかかわらず、
該変化状態検出手段が前記検出信号の変化を検出してい
ないときにこのことを検出できる照明装置動作状態検出
手段とを設けると、前記照明装置の照明切れを検出でき
る。
【0018】この場合、前記スライダが移動していると
きには、前記受光センサの検出信号は変化している、す
なわちパルス状の信号を出力しているはずであるという
考えに基づき、前記移動状態検出手段が該スライダの移
動を検出しているにもかかわらず、前記変化状態検出手
段が受光センサの検出信号に変化がないことを検出して
いるときには、照明切れが発生しているため受光センサ
の検出信号に変化がないものとする。このことを前記照
明装置動作状態検出手段が検出したときには、その旨エ
ラー表示等を行えばよい。
【0019】また、上記いずれの画像読み取り装置にお
いても、前記受光センサの検出信号出力の大きさの一定
時間内の平均値を求めることができる平均値算出手段
と、該平均値と所定の目標値とを比較してこれらの差分
値を求めることができる比較手段と、該差分値に基づき
前記照明装置の光量調整ができる光量調整手段とを設け
ることにより、前記照明装置の光量調整を行うことがで
きる。
【0020】この場合、前記照明装置が点灯していると
きに、前記平均値算出手段により求められる平均値は、
該照明装置の光量に応じた平均値であり、前記比較手段
は該平均値と前記目標値(すなわち、該照明装置の光量
目標値に応じた目標値)とを比較し、前記光量調整手段
は該平均値が該目標値より小さいときには照明装置の光
量を上げるように、該平均値が該目標値より大きいとき
には照明装置の光量を下げるように照明装置の光量を調
整する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る光学式エンコ
ーダ装置の一実施形態を示すものであり、図1(A)は
該装置の概略平面図、図1(B)は該装置の概略側面図
である。図1に示す光学式エンコーダ装置1は、光学式
エンコーダチャート11と受光センサ12を備えてい
る。これらチャート11及び受光センサ12は、一方が
固定配置され、他方が駆動手段(図示せず)により駆動
される被駆動体(図示せず)とともにX方向に往復移動
して、該被駆動体の位置検出、速度検出、位置制御、速
度制御等のために利用される。
【0022】チャート11は、透明なポリエチレンテレ
フタレート(PET)フィルム113上に光非透過性の
黒インクを0.2mmピッチで等間隔に塗布したもので
ある。これにより、黒インクの塗布されていない光透過
部分111、黒インクの塗布されている光非透過部分1
12とは、交互に、直線状に、0.2mmピッチで等間
隔に並んでいる。各光非透過部分112のチャート長手
方向の幅は、このチャートピッチの1/2である。
【0023】このチャート11に対向して、受光センサ
12が近接して配置されている。チャート11と受光セ
ンサ12との間にできる隙間の間隔Dは、本例では1m
m以下となっており、該隙間から外乱光が入り込むこと
が抑制されている。受光センサ12は、チャート11に
対向して配置されるフォトダイオード121を有してい
る。フォトダイオード121とチャート11との間には
スリット部材122、122により形成されるスリット
Sが設けられている。スリットSの幅Wsは、チャート
ピッチ(本例では、0.2mm)の1/2以下であるこ
とが望ましく、本例では0.1mmとなっている。この
ようなスリットSを設けたことにより、フォトダイオー
ド121が光非透過部分112に対向する位置にあると
きには、該光非透過部分112の両隣の光透過部分11
1、111を通過した光が、フォトダイオード121に
到達することが抑制されている。また、フォトダイオー
ド121が光透過部分111に対向する位置にあるとき
には、該光透過部分111以外の光透過部分を通過した
光が、フォトダイオード121に到達することが抑制さ
れている。また、チャート11、受光センサ12の幅W
1 、W 2は、本例ではそれぞれ1.2cm、1.0cm
に形成してあり、これによっても受光センサ12に余分
な光が入ることが抑制されている。
【0024】このエンコーダ装置1においては、チャー
ト11及び受光センサ12に向けて発光する専用光源は
有していないが、他の目的のために設置される光源を利
用して動作する。なお、このような例については後述す
る。本発明に係るエンコーダ装置1によると、光源から
の光は、フォトダイオード121が光透過部分111に
対向する位置にあるときは、該光透過部分111及びス
リットSを経てフォトダイオード121に到達し、光非
透過部分112に対向する位置にあるときは、該光はフ
ォトダイオード121に到達しない。フォトダイオード
121の検出信号は、図示しない検出回路により増幅、
デジタル化等される。そして、チャート11と受光セン
サ12とがX方向に相対的に移動すると、フォトダイオ
ード121は光透過部分111と光非透過部分112と
に交互に対向することとなり、フォトダイオード121
は光の明暗(光強度の大小、輝度の大小等)を検出し、
該検出信号を増幅、デジタル化等することにより、パル
ス状の信号が得られる。該パルス信号が位置検出、速度
検出、位置制御、速度制御等に利用できる。なお、フォ
トダイオード121とスケール長手方向に1/4ピッチ
ずれた位置に第2のフォトダイオードを配置してもよ
い。このようにすると、フォトダイオード121と該第
2のフォトダイオードの検出信号は、位相が90度ずれ
たものとなり、いわゆる2相のエンコーダ装置を構成す
ることができる。
【0025】本発明のエンコーダ装置1によると、受光
センサ12とチャート11とは近接させることができる
ため、両者の間にレンズを設ける必要がなく、それだけ
従来より安価にでき、また、それだけ従来より設置スペ
ースを小さくできる。また、受光センサ12とチャート
11との間の隙間は小さいため、該隙間から外乱光が入
ることが抑制されていることや、スリットSを設けたこ
とによりフォトダイオードが対向している面(光透過部
分111又は光非透過部分112)以外の面を通過した
光はフォトダイオード121に到達しないことにより、
フォトダイオード121が受光する光は、そのほとんど
がフォトダイオード121が対向する位置にある光透過
部分111を通過して、スリットSを経てフォトダイオ
ード121に到達したものとなり、それだけ精度が高
く、位置検出等を正確に行うことができる。
【0026】次に、以上説明した光学式エンコーダ装置
を備える画像読み取り装置について図2を参照して説明
する。図2(A)は該画像読み取り装置の概略側面図、
図2(B)は図2(A)に示すA−A線に沿う該装置の
概略断面図である。なお、図2に示す画像読み取り装置
は、デジタル複写機やイメージスキャナ等に適用でき
る。
【0027】この画像読み取り装置では、原稿を載置す
るための透明原稿台ガラス3を有する原稿台FRの下部
にX方向(副走査方向)に往復駆動される二つの光学部
品搭載スライダSL1、SL2や、読み取りユニット5
が配置されている。また、原稿台ガラス3の上部には、
開閉可能に取付けられたカバーCVを備えている。本発
明に係る光学式エンコーダ装置は、上記二つのスライダ
SL1、SL2の位置検出や速度制御のために設置され
るものであり、スライダSL1に対してエンコーダ装置
1aが、スライダSL2に対してエンコーダ装置1bが
設けられている。エンコーダ装置1a、1bは図1に示
すエンコーダ装置1と実質的に同様のものであり、両エ
ンコーダ装置のエンコーダチャート11を共通のものと
して利用している。チャート11は、前記光透過部分と
光非透過部分とが交互に並んで形成されるパターンがX
方向に平行になるように画像読み取り装置の原稿台FR
に配置されている。また、エンコーダ装置1aの受光セ
ンサ12aはスライダSL1に、エンコーダ装置1bの
受光センサ12bはスライダSL2に、それぞれチャー
ト11に対向するように配置されている。
【0028】第1のスライダSL1には、受光センサ1
2aの他、原稿台ガラス3の所定の位置に載置される原
稿に光を照明するための照明ランプLP、照明ランプL
Pの照射光を原稿に向けるための反射ミラーm1、m
2、原稿からの反射光を第2のスライダSL2の方に導
くための反射ミラーm3が搭載されている。スライダS
L1の駆動は、界磁マグネットを有し、X方向に延びる
シャフト状の固定子21及び該固定子21に摺動可能に
外嵌し、電機子コイルを有する可動子22からなるリニ
アモータ2により行われる。スライダSL1の一端は可
動子22に接続されており、また、他端は原稿台ガラス
3に平行に配置されるガイド部材Gの上を走行できるロ
ーラrを備えており、可動子22の電機子コイルに通電
することによりスライダSL1はX方向に往復移動でき
る。
【0029】また、第2のスライダSL2には、受光セ
ンサ12bの他、前記反射ミラーm3から導かれた画像
光を読み取りユニット5に導くための反射ミラーm4、
m5が搭載されている。スライダSL2も前記スライダ
SL1と同様のリニアモータやローラ等を有し、X方向
に往復移動できる。読み取りユニット5は、前記反射ミ
ラーm5から導かれた画像光を結像するためのレンズ5
1や、該結像された画像光を読み取るためのCCD52
を有している。なお、このようなユニット5に代えて、
ミラーm5からの光を画像形成用の感光体に導く反射手
段を設ける等により、アナログ複写機に適用可能の画像
読み取り装置とすることもできる。
【0030】二つのスライダSL1、SL2は画像読み
取り時には、各スライダの初期位置(図2(A)に示す
位置)から図2(A)の右方向に駆動される。このとき
照明ランプLPは点灯しており、原稿により反射された
照明ランプLPの照射光は、反射ミラーm3、m4、m
5により読み取りユニット5に導かれる。照明ランプL
Pの照射光は、チャート11にも到達するため、スライ
ダSL1の移動に伴い、前記光の明暗をスライダSL1
に搭載される受光センサ12aは検出でき、該検出信号
を増幅、デジタル化等したパルス信号により該スライダ
の位置検出や、速度制御を行うことができる。第2のス
ライダSL2についても同様に、該スライダに搭載され
る受光センサ12bにより、該スライダの位置検出や速
度制御を行うことができる。なお、画像読み取り時に
は、スライダSL1の速度:スライダSL2の速度は、
2:1とされる。
【0031】画像読み取りが終了して、各スライダが前
記各初期位置に復帰するとき(図2(A)において、左
方向に駆動されるとき)にも、画像読み取り時と同様に
位置検出、速度制御等ができる。なお、画像読み取りが
終了して、各スライダが前記各初期位置に復帰する際、
照明ランプLPが消灯される場合には、各スライダの各
初期位置にホームセンサ等を設ければ、各スライダをそ
れぞれの初期位置に復帰させることができる。
【0032】以上説明した本発明に係る画像読み取り装
置によると、図1に示す本発明に係るエンコーダ装置を
適用したことにより、エンコーダ装置は従来より安価
で、設置スペースが小さいものであるため、それだけ画
像読み取り装置も従来より安価で、コンパクトにでき
る。また、該エンコーダ装置は精度良く位置検出等を行
うことができるので、それだけ光学部品を搭載するスラ
イダを精度良く移動させることができ、したがって、そ
れだけ良好な画像読み取りを行うことができる。
【0033】本発明に係る光学式エンコーダ装置を適用
した画像読み取り装置の他の例を図3を参照して説明す
る。図3(A)は該画像読み取り装置の概略側面図、図
3(B)は図3(A)に示すB−B線に沿う該装置の概
略断面図である。この画像読み取り装置は図2に示す画
像読み取り装置と、エンコーダ装置に関する部分が異な
る以外は実質的に同様であるので、エンコーダ装置に関
してのみ説明する。なお、図2に示す部品と実質的に同
じ構造、作用の部品には同じ参照符号を付してある。
【0034】この画像読み取り装置で使用されるエンコ
ーダ装置1c、1dも図1に示すエンコーダ装置1と実
質的に同様のものであり、両エンコーダ装置のエンコー
ダチャート11は共通のものである。チャート11は、
この例では固定子21を挟んで照明ランプLPと反対の
位置に配設されている。また、エンコーダ装置1cの受
光センサ12cはスライダSL1に、エンコーダ装置1
dの受光センサ12dはスライダSL2に、それぞれチ
ャート11に対向するように配置されている。
【0035】図3に示す画像読み取り装置においては、
原稿台FRにおけるガラス3下部のフレーム部分にスラ
イダSL1及びSL2の可動領域全域にわたる反射ミラ
ー4を配置してある。反射ミラー4により、照明ランプ
LPの照射光を効率良くチャート11や受光センサ12
c、12dに導くことができる。この画像読み取り装置
におけるエンコーダ装置1c、1dによっても、図2に
示すエンコーダ装置1a、1bと同様に位置検出等を行
うことができる。
【0036】なお、図2、図3に示す画像読み取り装置
における受光センサ12a、12b、12c、12dの
検出信号は、照明ランプLPの照明切れの検出や、照明
ランプLPの光量制御に利用することもできる。照明ラ
ンプLPの照明切れの検出は、図4に例示するフローチ
ャートに基づく制御を行うことができる制御手段を画像
読み取り装置に備えさせることにより行うことができ
る。
【0037】該制御手段は、次のような制御を行う。す
なわち、受光センサ12a等からパルス信号が出力され
ておらず(図4のステップS11:NO)、その間にス
ライダが駆動されているとき(S12:YES)には、
照明ランプが切れている旨示すエラー表示を行う(S1
3)。また、パルス信号が出力されているとき(S1
1:YES)には、通常どうり画像読み取りが終了する
まで画像読み取りが実行される(S14、S15)。
【0038】このようにすると、従来は別途照明ランプ
LPの照明切れを検出するためにもうけていた検出手段
を、受光センサに兼用させることができ、それだけ画像
読み取り装置を安価にすることができる。また、照明ラ
ンプLPの光量制御は、図5に例示するフローチャート
に基づく制御を行うことができる光量制御手段を、画像
読み取り装置に備えさせることにより行うことができ
る。
【0039】該光量制御手段は、次のような制御を行
う。すなわち、受光センサ12a等から出力される出力
信号は、照明ランプLPの照射光の光量に比例した信号
であるため、該信号の一定時間の出力値の平均値を求め
(図5のステップS21)、該平均値と予め定められた
目標値との差分値を求め(S22)、該差分値に基づい
て照明ランプLPの光量を調整する(S23)。このよ
うな光量調整を画像走査が終了するまで行う(S2
4)。
【0040】照明ランプLPの光量調整(S23)は、
求められた平均値が目標値より小さいときは、照明ラン
プLPの光量を上げ、平均値が目標値より大きいとき
は、照明ランプLPの光量を下げることにより行う。こ
のような光量制御手段を設けることにより、照明ランプ
LPの光量が長期の使用等により落ちてくるようなこと
があっても、光量は一定に保つことができるので、それ
だけ画像読み取りを良好に行うことができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によると、専用光源を備えず、他
の発光手段にエンコーダ用光源を兼用させる光学式のエ
ンコーダ装置であり、従来より安価で、配置スペースを
小さくでき、位置検出等を正確に行える光学式エンコー
ダ装置を提供することができる。
【0042】また、光学部品を搭載して往復移動するス
ライダの位置検出等のために光学式エンコーダ装置を備
える画像読み取り装置であり、従来より安価で、装置を
コンパクトにでき、良好な画像読み取りが行える画像読
み取り装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明に係るリニア形の光学式エ
ンコーダ装置の一例を示す概略平面図、図1(B)は該
装置の概略側面図である。
【図2】図2(A)は本発明に係る画像読み取り装置の
一例を示す概略側面図であり、図2(B)は図2(A)
に示すA−A線に沿う概略断面図である。
【図3】図3(A)は本発明に係る画像読み取り装置の
他の例を示す概略側面図であり、図3(B)は図3
(A)に示すB−B線に沿う概略断面図である。
【図4】照明ランプ切れの検出を行う制御手段が行う制
御内容を示すフローチャートである。
【図5】照明ランプの光量調整を行う光量制御手段が行
う制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1、1a、1b、1c、1d 光学式エンコーダ装置 11 光学式エンコーダチャート 111 光透過部分 112 光非透過部分 113 PETフィルム 12、12a、12b、12c、12d 受光センサ 121 フォトダイオード(受光素子) 122 スリット部材 S スリット 2 リニアモータ 21 固定子 22 可動子 FR 原稿台 3 原稿台ガラス 4 反射ミラー(導光手段) 5 読み取りユニット 51 レンズ 52 CCD SL1、SL2 スライダ m1、m2、m3、m4、m5 反射ミラー LP 照明ランプ r ローラ G ガイド部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過部分と光非透過部分とを所定間隔で
    交互に配列して、所定のパターンを形成した光学式エン
    コーダチャートと、前記エンコーダチャートに近接し
    て、該チャートに対向配置される受光素子を含む受光セ
    ンサとからなる光学式エンコーダ装置。
  2. 【請求項2】前記エンコーダチャートの前記光非透過部
    分は、前記所定のパターンを形成するように透明フィル
    ム上に前記所定間隔で塗布された光非透過性塗料部分か
    らなり、前記エンコーダチャートの前記光透過部分は、
    前記光非透過性塗料が塗布されていない前記透明フィル
    ム部分からなっている請求項1記載の光学式エンコーダ
    装置。
  3. 【請求項3】前記受光センサは、前記エンコーダチャー
    トと前記受光素子との間に、光の通過を許す所定幅のス
    リットを有している請求項1又は2記載の光学式エンコ
    ーダ装置。
  4. 【請求項4】原稿画像を光学的に走査する画像読み取り
    装置であり、 原稿を照明する照明装置を搭載して往復移動できるスラ
    イダを含む複数の光学部品搭載スライダと、前記光学部
    品搭載スライダのうち少なくとも一部の位置検出等のた
    めの請求項1から3のいずれかに記載の光学式エンコー
    ダ装置とを備え、 前記光学式エンコーダ装置のエンコーダチャート及び受
    光センサのうち、いずれか一方は固定配置され、他方は
    前記位置検出等対象のスライダとともに往復駆動され、
    該光学式エンコーダ装置の光源として、前記照明装置が
    兼用されることを特徴とする画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】前記原稿が配置される原稿台を備え、該原
    稿台に前記光学式エンコーダ装置のエンコーダチャート
    が固定配置され、該エンコーダ装置の受光センサは前記
    位置検出等対象の光学部品搭載スライダに配設されて、
    該スライダとともに往復駆動される請求項4記載の画像
    読み取り装置。
  6. 【請求項6】前記照明装置の照射光を前記エンコーダチ
    ャートを介して前記受光センサに導くための導光手段を
    備える請求項4又は5記載の画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】前記位置検出等対象のスライダの移動状態
    を検出できる移動状態検出手段と、前記受光センサの検
    出信号の変化の有無を検出できる変化状態検出手段と、
    該移動状態検出手段が該スライダの移動を検出している
    にもかかわらず、該変化状態検出手段が前記検出信号の
    変化を検出していないときにこのことを検出できる照明
    装置動作状態検出手段とを備える請求項4、5又は6記
    載の画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】前記受光センサの検出信号出力の大きさの
    一定時間内の平均値を求めることができる平均値算出手
    段と、該平均値と所定の目標値とを比較してこれらの差
    分値を求めることができる比較手段と、該差分値に基づ
    き前記照明装置の光量調整ができる光量調整手段とを備
    える請求項4から7のいずれかに記載の画像読み取り装
    置。
JP8168783A 1996-06-28 1996-06-28 光学式エンコーダ装置及び画像読み取り装置 Withdrawn JPH1019604A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284520A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 Sendai Nikon:Kk エンコーダおよびエンコーダ監視システム
JP2012083281A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Iai:Kk アブソリュート型リニアエンコーダとアクチュエータ

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