JPH10196460A - ディーゼルエンジンからの黒煙発生抑制方法 - Google Patents
ディーゼルエンジンからの黒煙発生抑制方法Info
- Publication number
- JPH10196460A JPH10196460A JP239597A JP239597A JPH10196460A JP H10196460 A JPH10196460 A JP H10196460A JP 239597 A JP239597 A JP 239597A JP 239597 A JP239597 A JP 239597A JP H10196460 A JPH10196460 A JP H10196460A
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- JP
- Japan
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- oil
- calcium
- fuel
- diesel engine
- black smoke
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G OR C10K; LIQUIFIED PETROLEUM GAS; USE OF ADDITIVES TO FUELS OR FIRES; FIRE-LIGHTERS
- C10L10/00—Use of additives to fuels or fires for particular purposes
- C10L10/02—Use of additives to fuels or fires for particular purposes for reducing smoke development
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全で大幅な、ディーゼルエンジンからの黒
煙防止効果があり、更に安価に実施できる黒煙防止方法
を提供する。 【解決手段】 ディーゼルエンジンからの黒煙発生を抑
制する添加剤として、油溶性有機カルシウム塩燃料オイ
ル分散液、またはクエン酸カルシウム単独またはこれと
酢酸カルシウムからなる群より選択した少なくとも1種
の、オイルに界面活性剤を添加して分散させたオイルス
ラリーを使用することからなる。
煙防止効果があり、更に安価に実施できる黒煙防止方法
を提供する。 【解決手段】 ディーゼルエンジンからの黒煙発生を抑
制する添加剤として、油溶性有機カルシウム塩燃料オイ
ル分散液、またはクエン酸カルシウム単独またはこれと
酢酸カルシウムからなる群より選択した少なくとも1種
の、オイルに界面活性剤を添加して分散させたオイルス
ラリーを使用することからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】軽油や重油のような比較的安
価な燃料を使用出来るという利点から、高効率の内燃機
関としてディーゼルエンジンが発電用の大型から移動用
の比較的小型のものまで広く利用されている。しかし、
ディーゼルエンジンはエンジン始動時、または高負荷時
に、大量の黒煙が発生するという問題点を持っている.
現在、この黒煙が大気汚染を引起こす原因の1つとして
社会問題となっている。また、黒煙は安価な燃料程発生
量が増加するため、安価な低級燃料の使用が制限されつ
つある。本発明は、これらの黒煙の発生を大幅に抑制
し、ディーゼルエンジンでの安価な燃料の使用を可能に
し、かつ大気汚染問題についても大幅な改善を行う技術
に関する。
価な燃料を使用出来るという利点から、高効率の内燃機
関としてディーゼルエンジンが発電用の大型から移動用
の比較的小型のものまで広く利用されている。しかし、
ディーゼルエンジンはエンジン始動時、または高負荷時
に、大量の黒煙が発生するという問題点を持っている.
現在、この黒煙が大気汚染を引起こす原因の1つとして
社会問題となっている。また、黒煙は安価な燃料程発生
量が増加するため、安価な低級燃料の使用が制限されつ
つある。本発明は、これらの黒煙の発生を大幅に抑制
し、ディーゼルエンジンでの安価な燃料の使用を可能に
し、かつ大気汚染問題についても大幅な改善を行う技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、バリウム(Ba)、マンガン
(Mn)、セリウム(Ce)を原料とした有機系の燃料
添加剤が使用されていた。これらの燃料添加剤はBa等
の酸化促進効果による、燃焼の効率化をはかり、未燃カ
ーボンを減少させる方法である。
(Mn)、セリウム(Ce)を原料とした有機系の燃料
添加剤が使用されていた。これらの燃料添加剤はBa等
の酸化促進効果による、燃焼の効率化をはかり、未燃カ
ーボンを減少させる方法である。
【0003】しかし、Ba,Mnは、その化合物のほと
んどが毒性を持つために非常に危険である。また、Ce
は非常に高価であるため、一般的には普及していない。
別の方式として高分子界面活性剤を使用して燃料油の表
面張力を低下させ、燃料油の霧化の促進により燃焼効率
を上昇させて未燃カーボンを減少をさせる方法がある。
しかし、この方式では大きな効果は期待出来ない。
んどが毒性を持つために非常に危険である。また、Ce
は非常に高価であるため、一般的には普及していない。
別の方式として高分子界面活性剤を使用して燃料油の表
面張力を低下させ、燃料油の霧化の促進により燃焼効率
を上昇させて未燃カーボンを減少をさせる方法がある。
しかし、この方式では大きな効果は期待出来ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】Baの黒煙に対しての
減少効果の有効性は、すでに多方面で実証されている。
しかし、BaS04以外のBa化合物は劇毒物指定を受
ける劇物であるため、使用している燃料の硫黄分に対し
てBa添加量が過剰になった場合には、劇物であるBa
0等が大気中に放出される可能性が高く、非常に危険で
ある。Mnについても、ほとんどの化合物が特定化学物
質の第2類物質に指定されており、Baと同様に危険で
ある。Ceについては、稀土類金属に属し、非常に高価
であり、これを添加剤の原料に使用した場合、非常に高
価な添加剤となり、実用性が無くなる。界面活性剤によ
る霧化の促進では、大きな効果が期待できない。したが
って、市販の添加剤では上記のような問題が残されてい
る。これらの問題を解決し、安全で大幅な、ディーゼル
エンジンからの黒煙防止効果があり、更に安価に実施で
きる黒煙防止方法が切望されていた。
減少効果の有効性は、すでに多方面で実証されている。
しかし、BaS04以外のBa化合物は劇毒物指定を受
ける劇物であるため、使用している燃料の硫黄分に対し
てBa添加量が過剰になった場合には、劇物であるBa
0等が大気中に放出される可能性が高く、非常に危険で
ある。Mnについても、ほとんどの化合物が特定化学物
質の第2類物質に指定されており、Baと同様に危険で
ある。Ceについては、稀土類金属に属し、非常に高価
であり、これを添加剤の原料に使用した場合、非常に高
価な添加剤となり、実用性が無くなる。界面活性剤によ
る霧化の促進では、大きな効果が期待できない。したが
って、市販の添加剤では上記のような問題が残されてい
る。これらの問題を解決し、安全で大幅な、ディーゼル
エンジンからの黒煙防止効果があり、更に安価に実施で
きる黒煙防止方法が切望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の移動用ディーゼ
ルエンジンからの黒煙発生を抑制する方法は、油溶性有
機カルシウム塩の1種または2種以上の燃料オイル分散
液を、移動用ディーゼルエンジン燃料に対して酸化カル
シウム(Ca0)として、50〜2000ppm添加す
ることよりなる(請求項1)。前記の油溶性有機カルシ
ウム塩は、ナフテン酸カルシウム、オクチル酸カルシウ
ム、カルボン酸カルシウム、アルキルベンゼンスルフォ
ン酸カルシウムからなる群より選択される(請求項
2)。上記の方法において、油溶性有機カルシウム塩燃
料オイル分散液を燃料オイルに直接添加混合し、添加剤
混合燃料として燃料ラインよりディーゼルエンジン内に
供給する方法(請求項3)。
ルエンジンからの黒煙発生を抑制する方法は、油溶性有
機カルシウム塩の1種または2種以上の燃料オイル分散
液を、移動用ディーゼルエンジン燃料に対して酸化カル
シウム(Ca0)として、50〜2000ppm添加す
ることよりなる(請求項1)。前記の油溶性有機カルシ
ウム塩は、ナフテン酸カルシウム、オクチル酸カルシウ
ム、カルボン酸カルシウム、アルキルベンゼンスルフォ
ン酸カルシウムからなる群より選択される(請求項
2)。上記の方法において、油溶性有機カルシウム塩燃
料オイル分散液を燃料オイルに直接添加混合し、添加剤
混合燃料として燃料ラインよりディーゼルエンジン内に
供給する方法(請求項3)。
【0006】さらに、本発明の固定型ディーゼルエンジ
ンからの黒煙発生を抑制する方法は、残留炭素分1%以
上、油温40℃以上で使用する固定型ディーゼルエンジ
ン用燃料に対して、オイルに界面活性剤を添加して分散
させたクヱン酸カルシウムのオイルスラリーを、Ca0
として100〜2000ppmの範囲で添加することに
よりなる(請求項4)。また、本発明の固定型ディーゼ
ルエンジンからの黒煙発生を抑制する別の方法は、残留
炭素分1%以上、油温40℃以下で使用する固定型ディ
ーゼルエンジン用燃料に対して、クエン酸カルシウムと
酢酸カルシウムからなる群より選択した少なくとも1種
の、オイルに界面活性剤を添加して分散させたオイルス
ラリーを、C a 0として5 0〜2000ppmの範
囲で添加することによりなる(請求項5)。
ンからの黒煙発生を抑制する方法は、残留炭素分1%以
上、油温40℃以上で使用する固定型ディーゼルエンジ
ン用燃料に対して、オイルに界面活性剤を添加して分散
させたクヱン酸カルシウムのオイルスラリーを、Ca0
として100〜2000ppmの範囲で添加することに
よりなる(請求項4)。また、本発明の固定型ディーゼ
ルエンジンからの黒煙発生を抑制する別の方法は、残留
炭素分1%以上、油温40℃以下で使用する固定型ディ
ーゼルエンジン用燃料に対して、クエン酸カルシウムと
酢酸カルシウムからなる群より選択した少なくとも1種
の、オイルに界面活性剤を添加して分散させたオイルス
ラリーを、C a 0として5 0〜2000ppmの範
囲で添加することによりなる(請求項5)。
【0007】固定型ディーゼルエンジン用のオイルスラ
リーに用いるオイルは、A重油、モーターオイルなどで
ある。前記の別の方法において、クエン酸カルシウムと
酢酸カルシウムカルシウムとして、クエン酸カルシウム
水和物と無水酢酸カルシウムをそれぞれ使用する(請求
項6)。前記の固定型ディーゼルエンジンからの黒煙発
生を抑制する方法において、カルシウム塩燃料オイルス
ラリーは、使用するディーゼルエンジンの燃料配管に、
燃料使用量に対応してポンプで注入する方法(請求項
7)、からなるものである。
リーに用いるオイルは、A重油、モーターオイルなどで
ある。前記の別の方法において、クエン酸カルシウムと
酢酸カルシウムカルシウムとして、クエン酸カルシウム
水和物と無水酢酸カルシウムをそれぞれ使用する(請求
項6)。前記の固定型ディーゼルエンジンからの黒煙発
生を抑制する方法において、カルシウム塩燃料オイルス
ラリーは、使用するディーゼルエンジンの燃料配管に、
燃料使用量に対応してポンプで注入する方法(請求項
7)、からなるものである。
【0008】ディーゼル燃料油は、さまざまな形態の炭
化水素、およびその化合物の集合体である。これらの炭
化水素中には燃焼しやすい直鎖状や側鎖状化合物の他
に、燃焼し難いベンゼン核状の化合形態を持った物も存
在する。燃焼し難いベンゼン核状化合物等は、燃料中に
存在しているものの他に、燃料油の燃焼過程で直鎖状炭
化水素より水素等が遊離し、ベンゼン核に変形する脱水
素縮合反応等によっても生成する。これらのベンゼン核
状化合物は未燃カーボンになり易いので、このまま排気
管より大気へ放出され黒煙となる。
化水素、およびその化合物の集合体である。これらの炭
化水素中には燃焼しやすい直鎖状や側鎖状化合物の他
に、燃焼し難いベンゼン核状の化合形態を持った物も存
在する。燃焼し難いベンゼン核状化合物等は、燃料中に
存在しているものの他に、燃料油の燃焼過程で直鎖状炭
化水素より水素等が遊離し、ベンゼン核に変形する脱水
素縮合反応等によっても生成する。これらのベンゼン核
状化合物は未燃カーボンになり易いので、このまま排気
管より大気へ放出され黒煙となる。
【0009】本発明の油溶性有機カルシウム塩、すなわ
ち、ナフテン酸カルシウム、オクチル酸カルシウム、カ
ルボン酸カルシウム、アルキルベンゼンスルフォン酸カ
ルシウムからなる群より選択される1種または2種以上
の混合して得られた有機カルシウム塩油分散液、および
クエン酸カルシウムと酢酸カルシウムからなる群より選
択した少なくとも1種の有機性カルシウム塩油スラリー
は、ディーゼルエンジン内で燃焼すると、これらの化合
物中の有機の部分が酸化反応により燃焼しガス化して分
離し、炭酸カルシウム(CaC03)及び酸化カルシウ
ム(Ca0)の無機カルシウム塩となる。無機カルシウ
ム塩の作用として、脱水素縮合反応を抑制する触媒効果
が確認されている。また、無機カルシウム塩は酸化性能
にも優れており、これらの相乗効果を利用することによ
り未燃カーボンを減少させ、黒煙の発生を抑制する。ま
た、ほとんど無害であるカルシウム塩を使用することに
より、これらによる2次的な大気汚染の影響は極めて少
なく、連続的に使用することも可能である。比較的安価
なカルシウムを原料として使用するため、製造コストの
削減及び安価で安全な処理が可能となる。
ち、ナフテン酸カルシウム、オクチル酸カルシウム、カ
ルボン酸カルシウム、アルキルベンゼンスルフォン酸カ
ルシウムからなる群より選択される1種または2種以上
の混合して得られた有機カルシウム塩油分散液、および
クエン酸カルシウムと酢酸カルシウムからなる群より選
択した少なくとも1種の有機性カルシウム塩油スラリー
は、ディーゼルエンジン内で燃焼すると、これらの化合
物中の有機の部分が酸化反応により燃焼しガス化して分
離し、炭酸カルシウム(CaC03)及び酸化カルシウ
ム(Ca0)の無機カルシウム塩となる。無機カルシウ
ム塩の作用として、脱水素縮合反応を抑制する触媒効果
が確認されている。また、無機カルシウム塩は酸化性能
にも優れており、これらの相乗効果を利用することによ
り未燃カーボンを減少させ、黒煙の発生を抑制する。ま
た、ほとんど無害であるカルシウム塩を使用することに
より、これらによる2次的な大気汚染の影響は極めて少
なく、連続的に使用することも可能である。比較的安価
なカルシウムを原料として使用するため、製造コストの
削減及び安価で安全な処理が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下にカルシウム塩の効果に関連
する反応を記す。有機カルシウム塩は、通常350〜5
000Cの範囲で分解燃焼をおこし、炭酸カルシウムに
変化し、8000C以上で以下の反応をする。 C+CaCO3 → CaO+2C0 CaO+O2 → CaO2+1/2O2 で放出された1/2O2と燃焼ガス中のCが反応し、
COを生成する。 O+C → CO CaO2+C → CaO十CO 〜の反応を繰り返し,カーボンを酸化燃焼させてい
く。また、Caは硫黄分との親和力が強いことから燃焼
ガス中の硫酸と下記のように反応し、酸化による燃焼促
進を行う。 CaO2+H2SO4 → CaSO4十H202 CaO2+SOX → CaSO4+nO2 (nの値はSOXのxの値による。) との反応に上り酸化物の生成やO2の放出により、
燃焼促進を行う。以上の複合的な作用により、未燃カー
ボンを減少させて、黒煙の発生を抑制する。
する反応を記す。有機カルシウム塩は、通常350〜5
000Cの範囲で分解燃焼をおこし、炭酸カルシウムに
変化し、8000C以上で以下の反応をする。 C+CaCO3 → CaO+2C0 CaO+O2 → CaO2+1/2O2 で放出された1/2O2と燃焼ガス中のCが反応し、
COを生成する。 O+C → CO CaO2+C → CaO十CO 〜の反応を繰り返し,カーボンを酸化燃焼させてい
く。また、Caは硫黄分との親和力が強いことから燃焼
ガス中の硫酸と下記のように反応し、酸化による燃焼促
進を行う。 CaO2+H2SO4 → CaSO4十H202 CaO2+SOX → CaSO4+nO2 (nの値はSOXのxの値による。) との反応に上り酸化物の生成やO2の放出により、
燃焼促進を行う。以上の複合的な作用により、未燃カー
ボンを減少させて、黒煙の発生を抑制する。
【0011】
【実施例】本発明の効果を、ディーゼル発電用エンジン
2基と自動車用ディーゼルエンジン2基で試験を行なっ
た。効果についての評価は、米国BACHARACH社
製のスモークテスターを使用し、10回吸引し、色調を
10段階でチェックする。これを3回繰り返し、平均値
(小数点以下第1位で四捨五人)をとり、評価を行なっ
た。
2基と自動車用ディーゼルエンジン2基で試験を行なっ
た。効果についての評価は、米国BACHARACH社
製のスモークテスターを使用し、10回吸引し、色調を
10段階でチェックする。これを3回繰り返し、平均値
(小数点以下第1位で四捨五人)をとり、評価を行なっ
た。
【0012】(実施例1) 試験条件 エンジン形式: クボタ鉄工製ディーゼル4サイクル 最高出力: 1450ps/750rpm 使用燃料: C重油(硫黄分 0.95%、残留炭素分約6%) 燃料油発熱量: 9100cal/kg 燃料油温: 80〜900C 使用添加剤: クエン酸カルシウムオイル(出光製IHA)スラリー添加剤 添加剤注入点: オイルヒータ出口以降にプランジヤーポンプにて比例注入 上記の条件で試験を実施した結果は、表1のとうりで、
添加剤添加前に比して添加後では黒煙の発生量は著しく
減少している。また、添加量に比例して黒煙抑制効果が
向上していることがわかる。燃料使用量に対して添加剤
をCa0として2000ppmになるように添加した試
験では、スモークテスター値で黒煙発生度が50%以下
にまで低下している。
添加剤添加前に比して添加後では黒煙の発生量は著しく
減少している。また、添加量に比例して黒煙抑制効果が
向上していることがわかる。燃料使用量に対して添加剤
をCa0として2000ppmになるように添加した試
験では、スモークテスター値で黒煙発生度が50%以下
にまで低下している。
【表1】
【0013】(実施例2) 試験条件 エンジン形式: ヤンマー製ディ−ゼル4サイクル試験条件エンジン形式 最高出力: 1200ps/1500rpm 使用燃料: A重油(硫黄分 0.1%、残留炭素分 約0.05%) 燃料油発熱量: 9400cal/kg 燃料油温: 外気温 使用添加剤: 酢酸カルシウムオイル(IHA)スラリ‐添加剤 クエン酸カルシウムと酢酸カルシウムを1:1で混合し てオイル(IHA)スラリー化した添加剤 添加剤注入点: 燃料配管にプランジャーポンプにて比例注入 上記の条件で試験を実施した。結果は表2(添加剤を
使用)と表3(添加剤を使用)に示す。
使用)と表3(添加剤を使用)に示す。
【0014】
【表2】
【表3】 実施例2では以上のように添加剤と添加剤を使用し
て試験を行なった。そして、添加剤と添加剤ともに
同機の結果が得られており、黒煙の抑制に関する性能に
は差がないことが判明した。
て試験を行なった。そして、添加剤と添加剤ともに
同機の結果が得られており、黒煙の抑制に関する性能に
は差がないことが判明した。
【0015】(実施例3)実施例3では移動用ディーゼ
ルエンジンとして下記の2基のエンジンを使用し、試験
を行なった。 試験条件 エンジン形式: トヨタ自動車製 2C型(力ルデイナ用) 排気量: 1970cc: 使用燃料: 軽油 エンジン形式: 三菱自動車製 6D15型(FIGHTBR用) 排気量: 6910cc 使用燃料: 軽油 使用添加剤: ナフテン酸カルシウムオイル(軽油)分散液 添加剤注入点: 燃料油に混合して使用 上記の条件で試験を実施した。結果を表4に示す。
ルエンジンとして下記の2基のエンジンを使用し、試験
を行なった。 試験条件 エンジン形式: トヨタ自動車製 2C型(力ルデイナ用) 排気量: 1970cc: 使用燃料: 軽油 エンジン形式: 三菱自動車製 6D15型(FIGHTBR用) 排気量: 6910cc 使用燃料: 軽油 使用添加剤: ナフテン酸カルシウムオイル(軽油)分散液 添加剤注入点: 燃料油に混合して使用 上記の条件で試験を実施した。結果を表4に示す。
【0016】
【表4】 試験で使用した2C型のエンジンには回転数計が取り付
けられていないため、アイドリング時とアクセルを半分
まで踏み込んだ状態で、金属の捧によりアクセルを固定
して半開の状態を保持して測定を実施した。以上のよう
に自動車用等の小型移動用ディーゼルエンジンでも効果
か確認出来た。
けられていないため、アイドリング時とアクセルを半分
まで踏み込んだ状態で、金属の捧によりアクセルを固定
して半開の状態を保持して測定を実施した。以上のよう
に自動車用等の小型移動用ディーゼルエンジンでも効果
か確認出来た。
【0017】
【発明の効果】本発明では、カルシウムという比較的安
価な原料を使用することから、従来のBa、Ce等の添
加剤に比べ、価格設定を低く設定できる。このため、今
まで添加剤が高価であったがために使用を見合わせてい
た事業所でも使用が可能になった。また、今まで従来の
添加剤を使用していた事業所でも安価になった分、黒煙
を問題の無い範囲まで低減させることに充分な量の使用
が可能となり、安定で継続的な黒煙の低減が可能にな
る。無害であるカルシウムを原料として使用しているた
め、排ガス中の添加剤成分による2次的な環境汚染の心
配もほとんどなく、これらの相乗効果でディーゼルエン
ジンの排ガスによる周辺環境への影響を大幅に緩和でき
る。
価な原料を使用することから、従来のBa、Ce等の添
加剤に比べ、価格設定を低く設定できる。このため、今
まで添加剤が高価であったがために使用を見合わせてい
た事業所でも使用が可能になった。また、今まで従来の
添加剤を使用していた事業所でも安価になった分、黒煙
を問題の無い範囲まで低減させることに充分な量の使用
が可能となり、安定で継続的な黒煙の低減が可能にな
る。無害であるカルシウムを原料として使用しているた
め、排ガス中の添加剤成分による2次的な環境汚染の心
配もほとんどなく、これらの相乗効果でディーゼルエン
ジンの排ガスによる周辺環境への影響を大幅に緩和でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 27/02 F02M 27/02 A
Claims (7)
- 【請求項1】 油溶性有機カルシウム塩の1種または2
種以上の燃料オイル分散液を、移動用ディーゼルエンジ
ン燃料に対して酸化カルシウム(Ca0)として、50
〜2000ppm添加することにより、移動用ディーゼ
ルエンジンからの黒煙発生を抑制する方法。 - 【請求項2】 油溶性有機カルシウム塩は、ナフテン酸
カルシウム、オクチル酸カルシウム、カルボン酸カルシ
ウム、アルキルベンゼンスルフォン酸カルシウムからな
る群より選択される請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 油溶性有機カルシウム塩オイル分散液を
燃料オイルに直接添加混合し、添加剤混合燃料として燃
料ラインよりディーゼルエンジン内に供給する請求項1
または2に記載の方法。 - 【請求項4】 残留炭素分1%以上、油温40℃以上で
使用する固定型ディーゼルエンジン用燃料に対して、オ
イルに界面活性剤を添加して分散させたクヱン酸カルシ
ウムのオイルスラリーを、Ca0として100〜200
0ppmの範囲で添加することにより、固定型ディーゼ
ルエンジンからの黒煙発生を抑制する方法。 - 【請求項5】 残留炭素分1%以上、油温40℃以下で
使用する固定型ディーゼルエンジン用燃料に対して、ク
エン酸カルシウムと酢酸カルシウムからなる群より選択
した少なくとも1種の、オイルに界面活性剤を添加して
分散させたオイルスラリーを、C a 0として5 0〜
2000ppmの範囲で添加することにより、固定型デ
ィーゼルエンジンからの黒煙発生を抑制する方法。 - 【請求項6】 クエン酸カルシウムと酢酸カルシウムカ
ルシウムとして、クエン酸カルシウム水和物と無水酢酸
カルシウムをそれぞれ使用する請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 カルシウム塩オイルスラリーは、使用す
るデイーゼルェンジンの燃料配管に、燃料使用量に対応
してポンプで注入する請求項4ないし6のいずれかに記
載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP239597A JPH10196460A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | ディーゼルエンジンからの黒煙発生抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP239597A JPH10196460A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | ディーゼルエンジンからの黒煙発生抑制方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10196460A true JPH10196460A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11528062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP239597A Pending JPH10196460A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | ディーゼルエンジンからの黒煙発生抑制方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10196460A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002540286A (ja) * | 1999-03-26 | 2002-11-26 | インフィニューム インターナショナル リミテッド | 燃料油組成物 |
-
1997
- 1997-01-09 JP JP239597A patent/JPH10196460A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002540286A (ja) * | 1999-03-26 | 2002-11-26 | インフィニューム インターナショナル リミテッド | 燃料油組成物 |
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