JPH10196520A - 変位アクチュエータ駆動ポンプ - Google Patents
変位アクチュエータ駆動ポンプInfo
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- JPH10196520A JPH10196520A JP1733497A JP1733497A JPH10196520A JP H10196520 A JPH10196520 A JP H10196520A JP 1733497 A JP1733497 A JP 1733497A JP 1733497 A JP1733497 A JP 1733497A JP H10196520 A JPH10196520 A JP H10196520A
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- Japan
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- displacement
- piezoelectric element
- cylinder
- displacement actuator
- pump
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ポンプ容量の大きな変位アクチュエータ駆動ポ
ンプを提供する。 【解決手段】基枠29の両側に円柱状の積層型圧電素子
30,31を固定し、基枠の中央に両開口面を圧電素子
側に対向させた円筒状のシリンダー34を固定する。シ
リンダー内の両側に円柱状の慣性体35,36を慴動自
在に設ける。これらの慣性体は自由ピストンの機能を兼
ね、その基端面が圧電素子の変位面32,33に接する
位置から、圧電素子の変位より十分大きく変位した位置
までの間を移動可能になっている。ポンプ室37内で両
慣性体の間にスプリング38を接続する。これにより、
両圧電素子が変位すると、両慣性体はシリンダーの中心
部に向かって飛び出し、流体を吐出する。そしてスプリ
ングで圧電素子側に戻され、流体を吸入する。
ンプを提供する。 【解決手段】基枠29の両側に円柱状の積層型圧電素子
30,31を固定し、基枠の中央に両開口面を圧電素子
側に対向させた円筒状のシリンダー34を固定する。シ
リンダー内の両側に円柱状の慣性体35,36を慴動自
在に設ける。これらの慣性体は自由ピストンの機能を兼
ね、その基端面が圧電素子の変位面32,33に接する
位置から、圧電素子の変位より十分大きく変位した位置
までの間を移動可能になっている。ポンプ室37内で両
慣性体の間にスプリング38を接続する。これにより、
両圧電素子が変位すると、両慣性体はシリンダーの中心
部に向かって飛び出し、流体を吐出する。そしてスプリ
ングで圧電素子側に戻され、流体を吸入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電素子や電歪素子
等の変位アクチュエータを駆動源として流体を吸入、及
び吐出する変位アクチュエータ駆動ポンプに関する。
等の変位アクチュエータを駆動源として流体を吸入、及
び吐出する変位アクチュエータ駆動ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、変位アクチュエータを駆動源とす
るポンプは、伸縮方向の異なる2枚の薄板状変位アクチ
ュエータ素子を接着し屈曲変形により変位を得るバイモ
ルフ型変位アクチュエータを用いて、ダイヤフラムやピ
ストン等のポンプ要素を駆動していた。
るポンプは、伸縮方向の異なる2枚の薄板状変位アクチ
ュエータ素子を接着し屈曲変形により変位を得るバイモ
ルフ型変位アクチュエータを用いて、ダイヤフラムやピ
ストン等のポンプ要素を駆動していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バイモ
ルフ型変位アクチュエータは素子自体が弾性体で構成さ
れているため、発生力が小さく、ポンプ容量を高めるこ
とができないという問題点があった。本発明は、上記問
題点を解決するためになされたもので、大きなポンプ容
量が得られる変位アクチュエータ駆動ポンプを提供する
ことを目的としている。
ルフ型変位アクチュエータは素子自体が弾性体で構成さ
れているため、発生力が小さく、ポンプ容量を高めるこ
とができないという問題点があった。本発明は、上記問
題点を解決するためになされたもので、大きなポンプ容
量が得られる変位アクチュエータ駆動ポンプを提供する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、基枠と、基枠に固定され電圧の供給によって
外側方向に変位する変位面を有する単板型又は積層型の
変位アクチュエータと、変位アクチュエータの変位面に
接する位置から変位アクチュエータの変位方向に向かっ
て変位アクチュエータの変位より大きく変位した位置ま
での間を移動自在に支持された慣性体と、慣性体を変位
アクチュエータの変位面に復帰させる復帰要素と、基枠
に固定され慣性体の往復運動により流体を吸入、吐出す
るポンプ要素と、変位アクチュエータにパルス信号を繰
り返し供給する駆動回路とからなることを特徴としたも
のである。
本発明は、基枠と、基枠に固定され電圧の供給によって
外側方向に変位する変位面を有する単板型又は積層型の
変位アクチュエータと、変位アクチュエータの変位面に
接する位置から変位アクチュエータの変位方向に向かっ
て変位アクチュエータの変位より大きく変位した位置ま
での間を移動自在に支持された慣性体と、慣性体を変位
アクチュエータの変位面に復帰させる復帰要素と、基枠
に固定され慣性体の往復運動により流体を吸入、吐出す
るポンプ要素と、変位アクチュエータにパルス信号を繰
り返し供給する駆動回路とからなることを特徴としたも
のである。
【0005】単板型又は積層型変位アクチュエータは一
般に変位量は小さいが、発生力が大きく、応答速度が速
いという特性を有している。従って、上記手段によれ
ば、変位アクチュエータにパルス信号が印加されると、
変位アクチュエータの変位面が瞬時に変位し、慣性体は
あたかも鋼球の玉突き衝突のように前方に飛ばされる。
そして、最大変位量に達すると運動を停止し、スプリン
グ等の復帰要素により変位アクチュエータの変位面に戻
される。上記行程が駆動回路に同期して繰り返され、慣
性体は往復運動を行ってポンプ要素を駆動する。このよ
うに、本発明は変位アクチュエータの変位を慣性体の運
動に変換して、変位拡大と駆動力の伝達を行い、ポンプ
要素を作動させるものである。
般に変位量は小さいが、発生力が大きく、応答速度が速
いという特性を有している。従って、上記手段によれ
ば、変位アクチュエータにパルス信号が印加されると、
変位アクチュエータの変位面が瞬時に変位し、慣性体は
あたかも鋼球の玉突き衝突のように前方に飛ばされる。
そして、最大変位量に達すると運動を停止し、スプリン
グ等の復帰要素により変位アクチュエータの変位面に戻
される。上記行程が駆動回路に同期して繰り返され、慣
性体は往復運動を行ってポンプ要素を駆動する。このよ
うに、本発明は変位アクチュエータの変位を慣性体の運
動に変換して、変位拡大と駆動力の伝達を行い、ポンプ
要素を作動させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下は、本発明の第1実施例を図
1を参照して説明する。L字状の基枠1の水平面に軸を
垂直に向けた円柱状の圧電素子2の下端面が固定されて
いる。この圧電素子は積層型変位アクチュエータで、電
圧を印加すると上端の変位面3が上方に変位するように
なっている。基枠1の垂直面に開口面を前記変位面3に
同軸的に対向させたシリンダー4が固定されている。シ
リンダー4と変位面3の間には下端面が変位面3に接
し、上端面がシリンダー4内に位置する円柱状の慣性体
5が、シリンダーの内面に対し慴動自在に設けられてい
る。この慣性体は一種の自由ピストンであり、図中破線
で示すように、その下端面が変位面3に接する位置か
ら、圧電素子2の変位より十分大きく変位した位置まで
の間を自由に移動できるようになっている。慣性体5の
上端面とシリンダー4の内面で区画される空間でポンプ
室6が形成され、シリンダーヘッド7の上部にはポンプ
室6に接続された吸入弁8と吐出弁9が取付けられてい
る。圧電素子2はリード線で駆動回路10に接続されて
いる。上記構成によると、駆動回路10のパルス信号に
より圧電素子2が変位すると、慣性体5は運動エネルギ
ーを得て上方に飛び出し、ポンプ室6の流体を吐出す
る。そして、自重により下降し、ポンプ室6に流体を吸
入して、圧電素子の変位面3に戻る。この行程が駆動回
路10の信号に同期して繰り返されポンプ動作が行われ
る。なお、圧電素子2の変位時に、基枠1や慣性体5が
弾性変形を起こすと、運動エネルギーの一部が熱と振動
に変換され損失となるため、基枠1と慣性体5は剛性の
高い材料が選ばれる。また、基枠1は堅固な床の上に設
置される。
1を参照して説明する。L字状の基枠1の水平面に軸を
垂直に向けた円柱状の圧電素子2の下端面が固定されて
いる。この圧電素子は積層型変位アクチュエータで、電
圧を印加すると上端の変位面3が上方に変位するように
なっている。基枠1の垂直面に開口面を前記変位面3に
同軸的に対向させたシリンダー4が固定されている。シ
リンダー4と変位面3の間には下端面が変位面3に接
し、上端面がシリンダー4内に位置する円柱状の慣性体
5が、シリンダーの内面に対し慴動自在に設けられてい
る。この慣性体は一種の自由ピストンであり、図中破線
で示すように、その下端面が変位面3に接する位置か
ら、圧電素子2の変位より十分大きく変位した位置まで
の間を自由に移動できるようになっている。慣性体5の
上端面とシリンダー4の内面で区画される空間でポンプ
室6が形成され、シリンダーヘッド7の上部にはポンプ
室6に接続された吸入弁8と吐出弁9が取付けられてい
る。圧電素子2はリード線で駆動回路10に接続されて
いる。上記構成によると、駆動回路10のパルス信号に
より圧電素子2が変位すると、慣性体5は運動エネルギ
ーを得て上方に飛び出し、ポンプ室6の流体を吐出す
る。そして、自重により下降し、ポンプ室6に流体を吸
入して、圧電素子の変位面3に戻る。この行程が駆動回
路10の信号に同期して繰り返されポンプ動作が行われ
る。なお、圧電素子2の変位時に、基枠1や慣性体5が
弾性変形を起こすと、運動エネルギーの一部が熱と振動
に変換され損失となるため、基枠1と慣性体5は剛性の
高い材料が選ばれる。また、基枠1は堅固な床の上に設
置される。
【0007】次に、本発明の第2実施例を図2を参照し
て説明する。逆T字状の基枠11の左側垂直面に円柱状
の圧電素子12の一端面が固定されている。この圧電素
子は積層型変位アクチュエーターで、電圧を印加すると
非固定端の変位面13が軸方向外側に変位するようにな
っている。基枠11の左側水平面に開口面を前記変位面
13に同軸的に対向させたシリンダー14が固定されて
いる。シリンダー14と変位面13の間には基端面が変
位面13に接し、先端面がシリンダー14内に位置する
円柱状の慣性体15が、シリンダーの内面に対し慴動自
在に設けられている。この慣性体15は自由ピストンの
機能を兼ね、図中破線で示すように、その基端面が変位
面13に接する位置から、圧電素子12の変位より十分
大きく変位した位置までの間を自由に移動できるように
なっている。慣性体15の先端面とシリンダー14の内
面で区画される空間でポンプ室16が形成され、ポンプ
室16内で慣性体15とシリンダーヘッド17の間にス
プリング18が接続されている。シリンダーヘッド17
の外側にはポンプ室16に接続された吸入弁19と吐出
弁20が取付けられている。一方、基枠11の右側部に
は前記左側構成要素と同一形状の圧電素子21、シリン
ダー22、慣性体23、ポンプ室24、スプリング2
5、吸入弁26、吐出弁27が左側構成要素に対して左
右対称に配置されている。両圧電素子12,21はリー
ド線で駆動回路28に並列接続されている。上記構成に
よると、両圧電素子12,21に駆動回路28のパルス
信号が印加されると、両慣性体15,23は互いに反対
方向に移動して夫々のシリンダー14,22の奥に進行
し、ポンプ室16,24の流体を吐出して、同時にスプ
リング18,25を圧縮する。そして、両慣性体15,
23はスプリング18,25の復元力によって圧電素子
12,21側に戻され、ポンプ室16,24に流体を吸
入する。上記行程が駆動回路28の信号に同期して繰り
返されポンプ動作が行われる。本実施例においては、2
個の慣性体15,23が左右対称の運動を行い、慣性体
の反作用が打ち消されるため、基枠11を堅固な床に設
置する必要がなく、また、慣性体の振動が外部に伝わら
ないという利点がある。
て説明する。逆T字状の基枠11の左側垂直面に円柱状
の圧電素子12の一端面が固定されている。この圧電素
子は積層型変位アクチュエーターで、電圧を印加すると
非固定端の変位面13が軸方向外側に変位するようにな
っている。基枠11の左側水平面に開口面を前記変位面
13に同軸的に対向させたシリンダー14が固定されて
いる。シリンダー14と変位面13の間には基端面が変
位面13に接し、先端面がシリンダー14内に位置する
円柱状の慣性体15が、シリンダーの内面に対し慴動自
在に設けられている。この慣性体15は自由ピストンの
機能を兼ね、図中破線で示すように、その基端面が変位
面13に接する位置から、圧電素子12の変位より十分
大きく変位した位置までの間を自由に移動できるように
なっている。慣性体15の先端面とシリンダー14の内
面で区画される空間でポンプ室16が形成され、ポンプ
室16内で慣性体15とシリンダーヘッド17の間にス
プリング18が接続されている。シリンダーヘッド17
の外側にはポンプ室16に接続された吸入弁19と吐出
弁20が取付けられている。一方、基枠11の右側部に
は前記左側構成要素と同一形状の圧電素子21、シリン
ダー22、慣性体23、ポンプ室24、スプリング2
5、吸入弁26、吐出弁27が左側構成要素に対して左
右対称に配置されている。両圧電素子12,21はリー
ド線で駆動回路28に並列接続されている。上記構成に
よると、両圧電素子12,21に駆動回路28のパルス
信号が印加されると、両慣性体15,23は互いに反対
方向に移動して夫々のシリンダー14,22の奥に進行
し、ポンプ室16,24の流体を吐出して、同時にスプ
リング18,25を圧縮する。そして、両慣性体15,
23はスプリング18,25の復元力によって圧電素子
12,21側に戻され、ポンプ室16,24に流体を吸
入する。上記行程が駆動回路28の信号に同期して繰り
返されポンプ動作が行われる。本実施例においては、2
個の慣性体15,23が左右対称の運動を行い、慣性体
の反作用が打ち消されるため、基枠11を堅固な床に設
置する必要がなく、また、慣性体の振動が外部に伝わら
ないという利点がある。
【0008】次に、本発明の第3実施例を図3を参照し
て説明する。両側に立壁を有する基枠29の両立壁に円
柱状の圧電素子30,31が所定の間隔で端面同士を対
向するように固定されている。これらの圧電素子は積層
型変位アクチュエーターで、電圧が印加されると非固定
端の変位面32,33が軸方向外側に変位するようにな
っている。基枠29の中央部に開口面を前記変位面3
2,33に同軸的に対向させた円筒状のシリンダー34
が固定されている。シリンダーの両側部には基端面が変
位面32,33に接し、先端面がシリンダー34内に位
置する円柱状の慣性体35,36が、シリンダーの内面
に対し慴動自在に設けられている。これらの慣性体は自
由ピストンの機能を兼ね、図中破線で示すように、その
基端面が変位面32,33に接する位置から、圧電素子
30,31の変位より十分大きく変位した位置までの間
を自由に移動できるようになっている。シリンダー34
内の中央に両慣性体35,36に挟まれたポンプ室37
が形成され、ポンプ室内で両慣性体35,36の間にス
プリングが38接続されている。シリンダー34の外側
にはポンプ室37に接続された吸入弁39と吐出弁40
が取付けられている。両圧電素子30,31はリード線
で駆動回路41に並列接続されている。上記構成による
と、駆動回路41のパルス信号により両圧電素子30,
31が変位すると、両慣性体35,36は互いに引き寄
せられるようにシリンダー34の中心部に向かって進行
して、ポンプ室37の流体を吐出し、同時にスプリング
38を圧縮する。そして、両慣性体35,36はスプリ
ング38によって圧電素子30,31側に戻され、ポン
プ室37に流体を吸入する。この行程が繰り返されポン
プ動作が行われる。本実施例においては、シリンダー3
4を共通化したため、ポンプ要素の部品点数が削減でき
るという利点がある。
て説明する。両側に立壁を有する基枠29の両立壁に円
柱状の圧電素子30,31が所定の間隔で端面同士を対
向するように固定されている。これらの圧電素子は積層
型変位アクチュエーターで、電圧が印加されると非固定
端の変位面32,33が軸方向外側に変位するようにな
っている。基枠29の中央部に開口面を前記変位面3
2,33に同軸的に対向させた円筒状のシリンダー34
が固定されている。シリンダーの両側部には基端面が変
位面32,33に接し、先端面がシリンダー34内に位
置する円柱状の慣性体35,36が、シリンダーの内面
に対し慴動自在に設けられている。これらの慣性体は自
由ピストンの機能を兼ね、図中破線で示すように、その
基端面が変位面32,33に接する位置から、圧電素子
30,31の変位より十分大きく変位した位置までの間
を自由に移動できるようになっている。シリンダー34
内の中央に両慣性体35,36に挟まれたポンプ室37
が形成され、ポンプ室内で両慣性体35,36の間にス
プリングが38接続されている。シリンダー34の外側
にはポンプ室37に接続された吸入弁39と吐出弁40
が取付けられている。両圧電素子30,31はリード線
で駆動回路41に並列接続されている。上記構成による
と、駆動回路41のパルス信号により両圧電素子30,
31が変位すると、両慣性体35,36は互いに引き寄
せられるようにシリンダー34の中心部に向かって進行
して、ポンプ室37の流体を吐出し、同時にスプリング
38を圧縮する。そして、両慣性体35,36はスプリ
ング38によって圧電素子30,31側に戻され、ポン
プ室37に流体を吸入する。この行程が繰り返されポン
プ動作が行われる。本実施例においては、シリンダー3
4を共通化したため、ポンプ要素の部品点数が削減でき
るという利点がある。
【0009】次に、本発明の第4実施例を図4を参照し
て説明する。両側に立壁を有する基枠42の左立壁の右
側面に円筒状の圧縮用圧電素子43の一端面が固定され
ている。この圧電素子は積層型変位アクチュエーター
で、電圧が印加されると非固定端の変位面44が軸方向
外側に変位するようになっている。左立壁の左側面の下
方に板状の復帰用圧電素子45の下部が固定されてい
る。この圧電素子はバイモルフ型変位アクチュエーター
で、前記圧縮用圧電素子に比べ発生力は小さいが大きな
変位量を有しており、電圧が印加されると図中点線で示
すように形状が湾曲して上端が立壁の反対方向へ移動す
るようになっている。左立壁と復帰用圧電素子45には
圧縮用圧電素子43の内孔に合わせて穴が設けられてい
る。基枠42中央に上記第3実施例と同一形状のシリン
ダー46、ポンプ室47、吸入弁48、吐出弁49が構
成されている。シリンダー46の左側部には基端面が圧
縮用圧電素子の変位面44に接し、先端面がシリンダー
46内に位置する段付円柱状の慣性体50が、シリンダ
ーの内面に対し慴動自在に設けられている。慣性体の基
端部には圧縮用圧電素子の変位面44を覆うようにフラ
ンジが形成されている。慣性体50の基端面に連動棒5
1の一端が固定され、他端は圧縮用圧電素子43、左立
壁、復帰用圧電素子45の各穴を軸方向に移動自在に貫
通し、その先端に円板状のプレート52が形成されてい
る。慣性体50は自由ピストンの機能を兼ね、図中破線
で示すように、その基端面が圧縮用圧電素子の変位面4
4に接する位置から、圧縮用圧電素子の変位より十分大
きく変位した位置までの間を、連動棒51と一体となっ
て自由に移動できるようになっている。一方、基枠42
の右側部には前記左側構成要素と同一形状の圧縮用圧電
素子53、復帰用圧電素子54、慣性体55、連動棒5
6、プレート57が左側構成要素に対して左右対称に配
置されている。両圧縮用圧電素子43,53はリード線
で第1駆動回路58に並列接続され、両復帰用圧電素子
45,54はリード線で第2駆動回路59に並列接続さ
れている。駆動回路58,59は図5に示すように、互
いに位相が半周期ずれたパルス信号を出力するようにな
っている。上記構成によると、まず、第1駆動回路58
のパルス信号が出力されると、両圧縮用圧電素子43,
53が変位して、両慣性体50,55は夫々シリンダー
46の中心部に向かって進行し、ポンプ室47の流体を
吐出する。次に、第2駆動回路59のパルス信号が出力
されると、両復帰用圧電素子45,54の形状が湾曲し
て連動棒のプレート52,57を押し、慣性体50,5
5を圧縮用圧電素子43,53側に戻して、ポンプ室4
7に流体を吸入する。この行程が両駆動回路58、59
に同期して繰り返され、ポンプ動作が行われる。本実施
例においては、圧縮行程時にスプリング等の抗力が作用
しないため、ポンプの吐出圧力を高めることができると
いう利点がある。
て説明する。両側に立壁を有する基枠42の左立壁の右
側面に円筒状の圧縮用圧電素子43の一端面が固定され
ている。この圧電素子は積層型変位アクチュエーター
で、電圧が印加されると非固定端の変位面44が軸方向
外側に変位するようになっている。左立壁の左側面の下
方に板状の復帰用圧電素子45の下部が固定されてい
る。この圧電素子はバイモルフ型変位アクチュエーター
で、前記圧縮用圧電素子に比べ発生力は小さいが大きな
変位量を有しており、電圧が印加されると図中点線で示
すように形状が湾曲して上端が立壁の反対方向へ移動す
るようになっている。左立壁と復帰用圧電素子45には
圧縮用圧電素子43の内孔に合わせて穴が設けられてい
る。基枠42中央に上記第3実施例と同一形状のシリン
ダー46、ポンプ室47、吸入弁48、吐出弁49が構
成されている。シリンダー46の左側部には基端面が圧
縮用圧電素子の変位面44に接し、先端面がシリンダー
46内に位置する段付円柱状の慣性体50が、シリンダ
ーの内面に対し慴動自在に設けられている。慣性体の基
端部には圧縮用圧電素子の変位面44を覆うようにフラ
ンジが形成されている。慣性体50の基端面に連動棒5
1の一端が固定され、他端は圧縮用圧電素子43、左立
壁、復帰用圧電素子45の各穴を軸方向に移動自在に貫
通し、その先端に円板状のプレート52が形成されてい
る。慣性体50は自由ピストンの機能を兼ね、図中破線
で示すように、その基端面が圧縮用圧電素子の変位面4
4に接する位置から、圧縮用圧電素子の変位より十分大
きく変位した位置までの間を、連動棒51と一体となっ
て自由に移動できるようになっている。一方、基枠42
の右側部には前記左側構成要素と同一形状の圧縮用圧電
素子53、復帰用圧電素子54、慣性体55、連動棒5
6、プレート57が左側構成要素に対して左右対称に配
置されている。両圧縮用圧電素子43,53はリード線
で第1駆動回路58に並列接続され、両復帰用圧電素子
45,54はリード線で第2駆動回路59に並列接続さ
れている。駆動回路58,59は図5に示すように、互
いに位相が半周期ずれたパルス信号を出力するようにな
っている。上記構成によると、まず、第1駆動回路58
のパルス信号が出力されると、両圧縮用圧電素子43,
53が変位して、両慣性体50,55は夫々シリンダー
46の中心部に向かって進行し、ポンプ室47の流体を
吐出する。次に、第2駆動回路59のパルス信号が出力
されると、両復帰用圧電素子45,54の形状が湾曲し
て連動棒のプレート52,57を押し、慣性体50,5
5を圧縮用圧電素子43,53側に戻して、ポンプ室4
7に流体を吸入する。この行程が両駆動回路58、59
に同期して繰り返され、ポンプ動作が行われる。本実施
例においては、圧縮行程時にスプリング等の抗力が作用
しないため、ポンプの吐出圧力を高めることができると
いう利点がある。
【0010】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。慣性体が一往復して変位アクチュエーターの変位面
に当たると、慣性体が変位面上でリバウンドするため、
次の駆動はリバウンドが収束した後に行われる。しかし
ながら、慣性体が変位面に復帰した時期が正確に検出で
きれば、慣性体がリバウンドする前に次の駆動が行える
ため、ポンプ容量の増大と、騒音の低減を図ることがで
きる。図6はこれを実現する実施例を示すもので、60
は圧電素子、61は慣性体、62は駆動回路である。駆
動回路62において、63は入力信号に同期して単一パ
ルス信号を出力する単安定マルチバイブレーター回路
(以下は第1モノマルチと記す)、64は前記と同一機
能の第2モノマルチであり、第1モノマルチ、第2モノ
マルチの出力パルス幅をt1、t2、慣性体の最小往復
周期をt3とすると、t1<t2<t3の関係が成立す
るように設定されている。65は入力信号に含まれたノ
イズを除去する波形成形回路、66は第2モノマルチ6
3の出力信号により信号ラインのON/OFFを制御す
るアナログスイッチである。第1モノマルチ63の出力
は電圧増幅用トランジスタ67を介して圧電素子60に
接続されると共に、信号検出のためにアナログスイッチ
66を介して波形成形回路65の入力に接続される。波
形成形回路65の出力はOR回路68の第1入力に接続
され、OR回路68の出力は第1、第2モノマルチ6
3,64の入力に接続される。69はスタートスイッチ
で、OR回路68の第2入力に接続されている。以上の
構成の動作を図7を参照して説明すると、まず、スター
トスイッチ69が押されると、第1モノマルチ63が作
動して圧電素子60に駆動信号を供給する。同時に第2
モノマルチ64が作動してアナログスイッチ66を遮断
し、駆動信号が波形成形回路65に入力されるのを防
ぐ。圧電素子はその圧電気直接効果により圧力センサー
としても機能するため、慣性体61が一往復して圧電素
子60に当たると、圧電素子はその圧力に応じた検出信
号を出力する。この時点では第2モノマルチ64の出力
は停止しており、検出信号はアナログスイッチ66を通
過し、波形成形回路65を介して第1モノマルチ63を
作動させ、圧電素子60の2発目の駆動が行われる。こ
のように、慣性体が圧電素子の変位面に戻った時期に同
期して圧電素子の駆動が行われるため、慣性体のリバウ
ンドを防止することができる。
る。慣性体が一往復して変位アクチュエーターの変位面
に当たると、慣性体が変位面上でリバウンドするため、
次の駆動はリバウンドが収束した後に行われる。しかし
ながら、慣性体が変位面に復帰した時期が正確に検出で
きれば、慣性体がリバウンドする前に次の駆動が行える
ため、ポンプ容量の増大と、騒音の低減を図ることがで
きる。図6はこれを実現する実施例を示すもので、60
は圧電素子、61は慣性体、62は駆動回路である。駆
動回路62において、63は入力信号に同期して単一パ
ルス信号を出力する単安定マルチバイブレーター回路
(以下は第1モノマルチと記す)、64は前記と同一機
能の第2モノマルチであり、第1モノマルチ、第2モノ
マルチの出力パルス幅をt1、t2、慣性体の最小往復
周期をt3とすると、t1<t2<t3の関係が成立す
るように設定されている。65は入力信号に含まれたノ
イズを除去する波形成形回路、66は第2モノマルチ6
3の出力信号により信号ラインのON/OFFを制御す
るアナログスイッチである。第1モノマルチ63の出力
は電圧増幅用トランジスタ67を介して圧電素子60に
接続されると共に、信号検出のためにアナログスイッチ
66を介して波形成形回路65の入力に接続される。波
形成形回路65の出力はOR回路68の第1入力に接続
され、OR回路68の出力は第1、第2モノマルチ6
3,64の入力に接続される。69はスタートスイッチ
で、OR回路68の第2入力に接続されている。以上の
構成の動作を図7を参照して説明すると、まず、スター
トスイッチ69が押されると、第1モノマルチ63が作
動して圧電素子60に駆動信号を供給する。同時に第2
モノマルチ64が作動してアナログスイッチ66を遮断
し、駆動信号が波形成形回路65に入力されるのを防
ぐ。圧電素子はその圧電気直接効果により圧力センサー
としても機能するため、慣性体61が一往復して圧電素
子60に当たると、圧電素子はその圧力に応じた検出信
号を出力する。この時点では第2モノマルチ64の出力
は停止しており、検出信号はアナログスイッチ66を通
過し、波形成形回路65を介して第1モノマルチ63を
作動させ、圧電素子60の2発目の駆動が行われる。こ
のように、慣性体が圧電素子の変位面に戻った時期に同
期して圧電素子の駆動が行われるため、慣性体のリバウ
ンドを防止することができる。
【0011】なお、上記実施例では、変位アクチュエー
タに圧電素子を用いたが、電歪素子や磁歪素子等を用い
てもよい。また、ポンプ要素としてピストンとシリンダ
ー(慣性体)を用いたが、ダイヤフラム、ベローズ、柔
軟性チューブ等を用いてもよい。また、復帰要素として
慣性体の自重、スプリング、バイモルフ型圧電素子等を
用いたが、電磁ソレノイド、電磁リニアモーター、超音
波リニアモーター等を用いてもよい。また、第5実施例
では、アクチュエータとセンサーを同一の圧電素子で実
現したが、センサーを別に設けてもよく、更に、センサ
ーは圧電効果を用いたもの以外に、静電気、磁気、光等
を利用したものであってもよい。
タに圧電素子を用いたが、電歪素子や磁歪素子等を用い
てもよい。また、ポンプ要素としてピストンとシリンダ
ー(慣性体)を用いたが、ダイヤフラム、ベローズ、柔
軟性チューブ等を用いてもよい。また、復帰要素として
慣性体の自重、スプリング、バイモルフ型圧電素子等を
用いたが、電磁ソレノイド、電磁リニアモーター、超音
波リニアモーター等を用いてもよい。また、第5実施例
では、アクチュエータとセンサーを同一の圧電素子で実
現したが、センサーを別に設けてもよく、更に、センサ
ーは圧電効果を用いたもの以外に、静電気、磁気、光等
を利用したものであってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の変位アク
チュエータ駆動ポンプは、変位アクチュエータや駆動力
の伝達経路に弾性要素が介在していないため、大きな駆
動力をポンプ要素に伝えることができ、ポンプ容量を高
めることができる。
チュエータ駆動ポンプは、変位アクチュエータや駆動力
の伝達経路に弾性要素が介在していないため、大きな駆
動力をポンプ要素に伝えることができ、ポンプ容量を高
めることができる。
【図1】変位アクチュエータ駆動ポンプの第1実施例に
おける断面図である。
おける断面図である。
【図2】変位アクチュエータ駆動ポンプの第2実施例に
おける断面図である。
おける断面図である。
【図3】変位アクチュエータ駆動ポンプの第3実施例に
おける断面図である。
おける断面図である。
【図4】変位アクチュエータ駆動ポンプの第4実施例に
おける断面図である。
おける断面図である。
【図5】図4の駆動回路の出力波形図である。
【図6】変位アクチュエータ駆動ポンプの駆動回路部分
における構成図である。
における構成図である。
【図7】図6の動作を説明する信号波形図である。
1、11、29、42 基枠 2、12、21、30、31、60 圧電素子 3、13、32、33、44 変位面 4、14、22、34、46 シリンダー 5、15、23、35、36、47、50、55 慣
性体 10、28、41、58、59、62 駆動回路 18、25、38 スプリング 43、53 圧縮用圧電素子 45、54 復帰用圧電素子
性体 10、28、41、58、59、62 駆動回路 18、25、38 スプリング 43、53 圧縮用圧電素子 45、54 復帰用圧電素子
Claims (1)
- 【請求項1】 基枠と、基枠に固定され電圧の供給によ
って外側方向に変位する変位面を有する単板型又は積層
型の変位アクチュエータと、変位アクチュエータの変位
面に接する位置から変位アクチュエータの変位方向に向
かって変位アクチュエータの変位より大きく変位した位
置までの間を移動自在に支持された慣性体と、慣性体を
変位アクチュエータの変位面に復帰させる復帰要素と、
基枠に固定され慣性体の往復運動により流体を吸入、吐
出するポンプ要素と、変位アクチュエータにパルス信号
を繰り返し供給する駆動回路とからなることを特徴とす
る変位アクチュエータ駆動ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1733497A JPH10196520A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 変位アクチュエータ駆動ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1733497A JPH10196520A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 変位アクチュエータ駆動ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10196520A true JPH10196520A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11941164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1733497A Pending JPH10196520A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 変位アクチュエータ駆動ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10196520A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002021715A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体供給装置及び流体供給方法 |
| US6623251B2 (en) | 1999-06-21 | 2003-09-23 | Nsk Ltd. | Spindle apparatus |
| WO2004022973A1 (en) * | 2002-09-04 | 2004-03-18 | Panasonic Refrigeration Devices Singapore Pte. Ltd. | Piezo-electric compressor |
| DE10318391A1 (de) * | 2003-04-23 | 2004-11-11 | Volkswagen Ag | Kompressor für einen geschlossenen Kältemittelkrreislauf |
| JP2008297677A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Toyota Industries Corp | 紡機における繊維束案内装置 |
| RU2576732C1 (ru) * | 2015-02-19 | 2016-03-10 | Анатолий Александрович Рыбаков | Способ зарядки гидроаккумулятора системы привода трёхклапанного газораспределителя двигателя внутреннего сгорания пьезонасосом |
| RU2576722C1 (ru) * | 2015-01-12 | 2016-03-10 | Анатолий Александрович Рыбаков | Способ зарядки гидроаккумулятора системы привода газораспределительного клапана двигателя внутреннего сгорания пьезонасосом |
-
1997
- 1997-01-14 JP JP1733497A patent/JPH10196520A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6623251B2 (en) | 1999-06-21 | 2003-09-23 | Nsk Ltd. | Spindle apparatus |
| US7000734B2 (en) | 1999-06-21 | 2006-02-21 | Nsk Ltd. | Lubricating device |
| JP2002021715A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体供給装置及び流体供給方法 |
| WO2004022973A1 (en) * | 2002-09-04 | 2004-03-18 | Panasonic Refrigeration Devices Singapore Pte. Ltd. | Piezo-electric compressor |
| DE10318391A1 (de) * | 2003-04-23 | 2004-11-11 | Volkswagen Ag | Kompressor für einen geschlossenen Kältemittelkrreislauf |
| DE10318391B4 (de) * | 2003-04-23 | 2016-04-07 | Volkswagen Ag | Kompressor für einen geschlossenen Kältemittelkreislauf |
| JP2008297677A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Toyota Industries Corp | 紡機における繊維束案内装置 |
| RU2576722C1 (ru) * | 2015-01-12 | 2016-03-10 | Анатолий Александрович Рыбаков | Способ зарядки гидроаккумулятора системы привода газораспределительного клапана двигателя внутреннего сгорания пьезонасосом |
| RU2576732C1 (ru) * | 2015-02-19 | 2016-03-10 | Анатолий Александрович Рыбаков | Способ зарядки гидроаккумулятора системы привода трёхклапанного газораспределителя двигателя внутреннего сгорания пьезонасосом |
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