JPH10196537A - 往復ピストン圧縮機 - Google Patents

往復ピストン圧縮機

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JPH10196537A
JPH10196537A JP9004296A JP429697A JPH10196537A JP H10196537 A JPH10196537 A JP H10196537A JP 9004296 A JP9004296 A JP 9004296A JP 429697 A JP429697 A JP 429697A JP H10196537 A JPH10196537 A JP H10196537A
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cylindrical
rod
locking
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Ichiro Kita
一朗 喜多
Yasuhiko Tanaka
泰彦 田中
Ikutomo Umeoka
郁友 梅岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭用冷蔵庫等に用いられる往復ピストン圧
縮機において、コンロッドの大端部と小端部の組立性の
良化と、大端孔軸と小端孔軸のねじれによる回転負荷の
低減を図る。 【解決手段】 小端部22のロッド部22bの円筒状係
止部22cを大端部25の大端孔25aと直角に形成す
る円筒状孔部25bに挿入すると共に、固定孔25cに
ロッキングピン26を挿入することでロッド部22bの
軸回りにわずかなねじり自由度をもたせながらコンロッ
ド21を組立てるものである。したがって、コンロッド
21の加工,組立性良化は勿論、大端孔25aと小端孔
22aの軸ねじれを吸収して回転負荷の低減と効率低下
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用冷蔵庫等に
用いられる比較的小型の往復ピストン圧縮機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、往復ピストン圧縮機は、小型化な
らびに組立性の向上をねらい種々の改良がなされ、一
方、市場からは高効率化および低騒音化を要求されてい
る。
【0003】従来のこの種の往復ピストン圧縮機として
は、特開平4−164174号公報や特公平5−848
37号公報に示されているものがある。
【0004】特公平5−84837号公報に示されてい
る従来の往復ピストン圧縮機は、図19に示すように圧
縮機本体1は、スプリング2によりハウジング3内に懸
垂支持されている。クランクケース4は、モータ固定子
5の据え付け部4aとモータ回転子6を嵌着したクラン
ク軸7を支持する軸受部4bおよびピストン8を往復動
させるシリンダ4cを一体に形成している。7aはクラ
ンク軸7の偏芯軸である。つぎに、組立工程では図20
に示すように、ピストン8をピストンピン9で連結させ
たコンロッド10の小端部11をシリンダ4c内に外側
面より嵌入した後、バルブプレート12とシリンダヘッ
ド13を取り付ける。一方、クランク軸7の偏芯軸7a
にはコンロッド10の大端部14を嵌入する。その後、
小端部11と大端部14を熔接等で連結している。
【0005】コンロッド10の細部構造については、図
21に示すように、小端部11は小端孔11aの中心か
ら半径方向にのびる断面四角形のロッド部11bを一体
に形成し、そのロッド部11bの先端部11cは断面四
角形の一対の平行面11dとその平行面先端をV字型に
加工されており、片方大端部14は大端孔14aの中心
から半径方向に突出部14bを一体に形成し、その突出
部14b中央部に小端部11のロッド部11bの先端部
11cを嵌着させるための嵌合孔部14cを形成してい
る。
【0006】したがって、このようにコンロッド10の
小端部11と大端部14を連結させることにより、クラ
ンク軸7の回転をピストン8の往復動に変換してシリン
ダ4c内に吸入される冷媒を圧縮する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、コンロッド10の小端部11と大端部1
4の接合は、小端部11のロッド部11bの先端部11
cと大端部14の嵌合孔部14cとの嵌合によって行わ
れるが、ロッド部11bの先端部11cと大端部14の
嵌合孔部14cは、非常に高精度な面仕上げが必要であ
るという難点があった。
【0008】また、大端孔14aの軸心と嵌合孔部14
cの軸心、あるいは小端孔11aの軸心とロッド部11
bの先端部11cの平行面11dの平行が少しでもずれ
るとコンロッド10の大端孔14aと小端孔11aの軸
がねじれ、クランク軸7の回転に伴う圧縮,吸入過程に
おける回転負荷を増大し効率低下を生ずる虞れがあっ
た。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、部品加工が容易でしかもコンロッドの大端
孔軸,小端孔軸のねじれにより発生する回転負荷を低減
し、高効率な往復ピストン圧縮機を提供することを目的
とする。
【0010】さらに上記従来の構成では、ピストン8,
ピストンピン9,小端部11で発生する振動が直接大端
部14に伝達し、大端部14と偏芯軸7a間で異常騒音
を発生させるという虞れもあった。
【0011】本発明の他の目的は、このような従来の課
題を解決するもので、異常騒音の発生しない往復ピスト
ン圧縮機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、小端孔にピストンピンを介してピストンを
取り付ける小端部と、大端孔にクランク軸の偏芯軸を遊
嵌させた大端部とを連結して構成するコンロッドを備え
た往復ピストン圧縮機であって、前記大端部は前記大端
孔の中心に対向する円筒状孔部と前記円筒状孔部に連通
する固定孔を一体に形成し、前記小端部は前記小端孔の
中心に対向して延長形成したロッド部と前記ロッド部の
端部に円筒状係止部を一体に形成させ、前記円筒状孔部
に前記ロッド部の端部を遊嵌または軽圧入させ、ロッキ
ングピンにより前記ロッド部の軸回りにわずかなねじり
自由度をもたせながら前記係止部と前記円筒状孔部を係
止し、かつ前記コンロッドの前記小端孔と前記大端孔の
幾何学的軸の配置を同一平面上に維持するようにしたの
で、クランク軸の回転に伴う圧縮,吸入過程における回
転負荷の増大とそれによる効率低下をなくすことがで
き、また部品の加工性が良化でき、かつ製造,組立てが
容易にすることができる。
【0013】また、ロッド部の端部の円筒状係止部に係
止孔を形成し、前記ロッド部の前記係止部を大端部の円
筒状孔部に遊嵌または軽圧入すると共にロッキングピン
により前記ロッド部の軸回りにわずかなねじり自由度を
もたせながら前記係止部と前記円柱状孔部を係止し、か
つ前記コンロッドの前記小端孔と前記大端孔の幾何学的
軸の配置を同一平面上に維持させるようにしたので、組
立てが容易でしかも寸法精度が確保しやすく、回転負荷
の増大とそれによる効率低下を防止することができる。
【0014】また、ロッド部の端部の円筒状係止部の側
面にキー溝を形成し、前記ロッド部の前記係止部を大端
部の円筒状孔部に遊嵌または軽圧入すると共に、ロッキ
ングピンにより前記ロッド部の軸回りにわずかなねじり
自由度をもたせながら前記係止部と前記円筒状孔部を係
止し、コンロッドの小端孔と大端孔の幾何学的軸の配置
を同一平面上に維持するようにしたので、組立てが容易
でかつ寸法精度が出やすく、回転負荷の増大とそれによ
る効率低下を防止することができる。
【0015】また、ロッド部の端部の円筒状係止部の円
周に円周溝を形成し、前記ロッド部の前記係止部を大端
部の円筒状孔部に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔
にロッキングピンを挿入し、前記円周溝に嵌め込むこと
で、前記ロッド部の軸回りにわずかなねじり自由度をも
たせながら前記係止部と前記円筒状孔部を係止し、コン
ロッドの小端孔と大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面
上に維持するようにしたので、組立てが容易でかつ寸法
精度が出やすく、回転負荷の増大とそれによる効率低下
を防止することができる。
【0016】また、ロッド部の端部の円筒状係止部の円
周に円周溝あるいはキー溝を形成し、前記ロッド部の前
記係止部を大端部の円筒状孔部に遊嵌または軽圧入する
と共に、固定孔に二股ピンを挿入し、前記円周溝または
キー溝に嵌め込むことで、前記ロッド部の軸回りにわず
かなねじり自由度をもたせながら前記係止部と前記円筒
状孔部を係止し、コンロッドの小端孔と大端孔の幾何学
的軸の配置を同一平面上に維持するようにしたので、組
立てが容易でかつ寸法精度が出やすく、回転負荷の増大
とそれによる効率低下を防止することができる。
【0017】さらに、小端孔にピストンピンを介してピ
ストンを取り付ける小端部と、大端孔にクランク軸の偏
芯軸を遊嵌させた大端部とを連結して構成するコンロッ
ドを備えた往復ピストン圧縮機であって、前記大端部は
前記大端孔の中心に対向する円筒状孔部と溝部と前記溝
部に連通する固定孔を一体に形成し、前記小端部は前記
小端孔の中心に対向して延長形成したロッド部と前記ロ
ッド部の端部に円周溝を有する係止部を一体に形成さ
せ、前記円筒状孔部に前記ロッド部の端部を遊嵌または
軽圧入し、かつ前記固定孔を介して少なくとも1個以上
のボールを前記溝部と前記円周溝により形成される係止
空間部に挿入すると共に、前記固定孔にロッキングピン
を挿着することにより前記ロッド部の軸回りにねじり自
由度をもたせながら前記係止部と前記円筒状孔部を係止
し、前記コンロッドの前記小端孔と前記大端孔の幾何学
的軸の配置を同一平面上に維持させるようにしたので、
組立てが容易でかつ寸法精度が出やすく、回転負荷の増
大とそれによる効率低下を防止することができる。
【0018】またさらに、小端孔にピストンピンを介し
てピストンを取り付ける小端部と、大端孔にクランク軸
の偏芯軸を遊嵌させた大端部とを連結して構成するコン
ロッドを備えた往復ピストン圧縮機であって、前記大端
部は前記大端孔の中心に対向する円筒状孔部を一体に形
成し、前記円筒状孔部にベアリングを圧入等により係止
させ、前記小端部は前記小端孔の中心に対向して延長形
成したロッド部と前記ロッド部の端部を前記ベアリング
の内周部に圧入等で固定させることにより前記ロッド部
の軸回りにねじり自由度をもたせながら前記コンロッド
の前記小端孔と前記大端孔の幾何学的軸の配置を同一平
面上に維持するようにしたので、組立てが容易でかつ寸
法精度が出やすく、回転負荷の増大とそれによる効率低
下を防止することができる。
【0019】またさらに、小端孔にピストンピンを介し
てピストンを取り付ける小端部と、大端孔にクランク軸
の偏芯軸を遊嵌させた大端部とを連結して構成するコン
ロッドを備えた往復ピストン圧縮機であって、前記大端
部は前記大端孔の中心に対向する円筒状孔部と前記円筒
状孔部に連通する固定孔を一体に形成し、前記小端部は
前記小端孔の中心に対向して延長形成したロッド部と前
記ロッド部の端部の円筒状係止部と前記円筒状孔部の底
面との間に緩衝材を介して遊嵌または軽圧入し、かつ前
記固定孔にロッキングピンを挿着することにより前記コ
ンロッドの前記小端孔と前記大端孔の幾何学的軸の配置
を同一平面上に維持するようにしたので、組立性を良化
でき、しかも異常騒音を低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明は、小端孔にピストンピンを介してピストンを取り付
ける小端部と、大端孔にクランク軸の偏芯軸を遊嵌させ
た大端部とを連結して構成するコンロッドを備えた往復
ピストン圧縮機において、前記大端部は前記大端孔の中
心に対向する円筒状孔部と前記円筒状孔部に連通する固
定孔を一体に形成し、前記小端部は前記小端孔の中心に
対向して延長形成したロッド部と前記ロッド部の端部に
円筒状係止部を一体に形成させ前記円筒状孔部に前記ロ
ッド部の端部を遊嵌または軽圧入させロッキングピンに
より前記ロッド部の軸回りにわずかなねじり自由度をも
たせながら前記係止部と前記円筒状孔部を係止し、かつ
前記コンロッドの前記小端孔と前記大端孔の幾何学的軸
の配置を同一平面上に維持するようにしたものである。
【0021】また、ロッド部の端部の円筒状係止部に係
止孔を形成し、この係止部を大端部の円柱状孔部に遊嵌
または軽圧入すると共に、ロッキングピンを固定孔と前
記係止孔に連通させて挿入してロッド部の軸回りにわず
かなねじり自由度をもたせながら、ロッドの係止部と円
筒状孔部を係止し、コンロッドの小端孔と大端孔の幾何
学的軸の配置を同一平面上に維持するようにしたもので
ある。
【0022】また、ロッド部の端部の円筒状係止部の側
面にキー溝を形成し、この係止部を大端部の円筒状孔部
に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔にロッキングピ
ンを前記キー溝に嵌め込むことにより前記ロッド部の軸
回りにわずかなねじり自由度をもたせながら前記係止部
と前記円筒状孔部を係止し、コンロッドの小端孔と大端
孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持するようにし
たものである。
【0023】また、ロッド部の端部の円筒状係止部の円
周に円周溝を形成し、この係止部を大端部の円筒状孔部
に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔を介してロッキ
ングピンを前記円周溝に嵌め込むことで、前記ロッド部
の軸回りにわずかなねじり自由度をもたせながら前記係
止部と前記円筒状孔部を係止し、コンロッドの小端孔と
大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持するよう
にしたものである。
【0024】また、ロッド部の端部の円筒状係止部の円
周に円周溝あるいはキー溝を形成し、この係止部を大端
部の円筒状孔部に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔
に二股ピンを挿入し、前記円周溝またはキー溝に嵌め込
むことで、前記ロッド部の軸回りにわずかなねじり自由
度をもたせながら前記係止部と前記円筒状孔部を係止
し、コンロッドの小端孔と大端孔の幾何学的軸の配置を
同一平面上に維持するようにしたものである。
【0025】また本発明は、小端孔にピストンピンを介
してピストンを取り付ける小端部と、大端孔にクランク
軸の偏芯軸を遊嵌させた大端部とを連結して構成するコ
ンロッドを備えた往復ピストン圧縮機であって、大端部
は大端孔の中心に対向する円筒状孔部と溝部とこの溝部
に連通する固定孔を一体に形成し、小端部はその小端孔
の中心に延長形成したロッド部とこのロッド部の端部に
円周溝を有する係止部を一体に形成させ、大端部の円筒
状孔部にこの係止部を遊嵌または軽圧入し、かつ前記固
定孔を介して少なくとも1個以上のボールを前記溝部と
前記円周溝により形成される係止空間部に挿入すると共
に、前記固定孔にロッキングピンを挿入することによ
り、前記ロッド部の軸回りにねじり自由度をもたせなが
ら前記係止部と前記円筒状孔部を係止し、コンロッドの
小端孔と大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持
するようにしたものである。
【0026】また本発明は、小端孔にピストンピンを介
してピストンを取り付ける小端部と、大端孔にクランク
軸の偏芯軸を遊嵌させた大端部とを連結して構成するコ
ンロッドを備えた往復ピストン圧縮機であって、大端部
は大端孔の中心に対向する円筒状孔部を一体に形成し、
この円筒状孔部にベアリングを圧入等により係止させ、
小端部は小端孔の中心に対向して延長形成したロッド部
とこのロッド部の端部をベアリングの内周部に圧入等で
固定させることによりロッド部の軸回りにねじり自由度
をもたせながらコンロッドの小端孔と大端孔の幾何学的
軸の配置を同一平面上に維持するようにしたものであ
る。
【0027】またさらに本発明は、小端孔にピストンピ
ンを介してピストンを取り付ける小端部と、大端孔にク
ランク軸の偏芯軸を遊嵌させた大端部とを連結して構成
するコンロッドを備えた往復ピストン圧縮機であって、
大端部は大端孔の中心に対向する円筒状孔部とこの円筒
状孔部に連通する固定孔を一体に形成し、小端部は小端
孔の中心に対向して延長形成したロッド部とこのロッド
部の端部の円筒状係止部と前記円筒状孔部の底面との間
に緩衝材を介して遊嵌または軽圧入し、かつ前記固定孔
にロッキングピンを挿着することによりコンロッドの小
端孔と大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持す
るようにしたものである。
【0028】このように、クランク軸の偏芯軸を遊嵌さ
せた大端部と、ピストンを取り付けてしかもロッド部と
一体に形成した小端部を組立工程で連結させ、コンロッ
ドを機能させる場合、大端部と小端部の連結部、すなわ
ち大端部の円筒状孔部と小端部のロッド部の端部の係止
部を円筒状にしたものでは、それぞれの部品の加工が容
易で、しかも寸法精度が出やすく組立もロッキングピン
を挿着するだけで簡素化される。同時にロッド部の軸回
りには、そのねじりについても自由度が高く、またロッ
キングピンによる固定は、ピン自体の弾性力により小端
孔と大端孔のわずかな軸振れがあっても、それを吸収
し、常に軸を一致させるよう自己補正機能を発揮し、軸
のねじれに起因する回転負荷の増大を防止することがで
きる。
【0029】また、ロッド部の係止部に円周溝を、そし
てこの円周溝に対向して大端部の円筒状孔部内面に溝部
とこれに連通する固定孔を形成させ、係止部と円筒状孔
部を嵌合する。そして、金属製等のボールを固定孔から
挿入した後、ロッキングピンを固定孔に挿着させる。ボ
ールは係止部の円周溝と円筒状孔部の溝部で形成される
係止空間部に遊嵌されているので、ロッド部は円筒状孔
部から外れることはなく、ロッド部の軸回りにはボール
を介して回転のねじり自由度をもつことになり、小端孔
と大端孔とのわずかな軸振れがあっても、それを吸収し
小端孔と大端孔の軸が一致するよう自己補正するため、
軸のねじれに起因する回転負荷の増大を防止することが
できる。
【0030】また、大端部の円筒状孔部にベアリングを
嵌着させ、ロッド部の係止部をそのベアリングの内輪に
嵌着させているので、ロッド部は軸回りには回転の自由
度をもっており小端孔および大端孔の円筒軸間のわずか
な軸振れでも吸収して、小端孔と大端孔の軸が一致する
ように自己補正するため、軸のねじれに起因する回転負
荷の増大とそれによる効率低下を防止することができ
る。
【0031】さらに、大端部の円筒状孔部底面とロッド
の係止部先端面間に緩衝材を装着し、それを介して係止
部を円筒状孔部に遊嵌させた後、固定孔にロッキングピ
ンを挿着することにより大端部と小端部を連結させてい
るので、ロッド部が受ける負荷振動は緩衝材を介して大
端部や偏芯部に伝わるので振動伝達は大幅に減少し、大
端部と偏芯部間で発生する異常騒音を低減できる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。なお、従来と同一構成については、同一
符号を付して詳細な説明を省略する。
【0033】(実施例1)図1において、21はコンロ
ッドで、この小端部22の小端孔22aに遊嵌されるピ
ストンピン23を介してピストン24と連結され、一
方、大端部25の大端孔25aはクランク軸7の偏芯軸
7aに遊嵌されている。
【0034】図2は、小端部22に組み込まれたピスト
ン24をシリンダ4cの反クランク軸7側から挿入し、
大端部25は、クランク軸7の偏芯軸7aに鉛直上方か
ら挿入する組立方法を示している。
【0035】大端部25には、大端孔25aの中心に対
向して円筒状孔部25bとこれに貫通する固定孔25c
を一体に形成されている。小端部22は、小端孔22a
と直角にロッド部22bを一体に形成し、その端部が係
止部22cとなっている。
【0036】図3および図4において、係止部22cを
円筒状孔部25bに挿入した後、固定孔25cを介して
ロッキングピン26を小端部22の係止部22cに設け
た係止孔22dに挿入し、コンロッド21の小端部22
と大端部25が連結される。
【0037】上記の構成において、大端部25の円筒状
孔部25bと小端部22の連結部である係止部22c
は、いずれも円筒形であるので加工が簡単でしかも寸法
精度が出やすい。
【0038】図5は、図4に示すA矢視による図で、線
Cは、大端孔25aの中心軸を示し、線Dおよび線E
は、小端孔22aの中心線を示している。ここで、大端
部25と小端部22の連結部である係止部22cは、い
ずれも円筒形であるのでロッキングピン26を挿着する
前は、ロッド部22bの軸回りで線Dから線Eまた線E
から線Dのように振らせることができるが、ロッキング
ピン26を挿着した後は、ロッキングピン26自体の弾
性力で線Cとほぼ一致するように固定される。
【0039】したがって、往復ピストン圧縮機の圧縮,
吸入工程で、小端孔22aと大端孔25aの軸が線Cで
完全に一致せず、軸のねじれがあると小端孔22aとピ
ストンピン23、あるいは大端孔25aとクランク偏芯
軸7a間で異常な接触を起こし回転負荷の増大とそれに
よる効率低下を招くことになるが、上記の通りロッキン
グピン26が線Dから線Eに示すわずかな軸の振れ(図
5の線Dと線Eの振れは誇張して示しているが、実際に
は鉛直軸100mmに対して振れが100ミクロン程度
のわずかなものである)を吸収して小端孔22aと大端
孔25aの軸が一致するように自己補正して安定するの
で、軸のねじれに起因する回転負荷の増大とそれによる
効率低下を防止することができる。
【0040】(実施例2)この実施例は実施例1を基本
としており、図6,図7に示すように、小端部22のロ
ッド部22bの係止部22cの端部に小端孔22aと平
行に係止孔27を貫通して形成し、一方、大端部25の
円筒状孔部25bに係止孔27と連通する固定孔28を
形成しロッキングピン26を挿入してコンロッド21が
組立てられる。
【0041】したがって、組立工程において小端部22
と大端部25を連結する時、ロッド部22bの係止孔2
7と大端部25の係止孔27が連通しているのでロッキ
ングピン26を両側面どちらからでも嵌入することがで
き、加工が簡単で寸法精度が出しやすいことは勿論、組
立性もさらに向上できる。また、軸のねじれに起因する
回転負荷の増大とそれによる効率低下を防止することが
できる。
【0042】(実施例3)この実施例は実施例1を基本
としており、図8,図9に示すように、小端部22のロ
ッド部22bの係止部22cの側面に小端孔22aと平
行にキー溝29がきられ、一方、大端部25の円筒状孔
部25bにキー溝29に対向して連通する固定孔30を
形成し、ロッキングピン26を挿入してコンロッド21
が組立てられる。
【0043】したがって、組立工程において小端部22
と大端部25を連結する時、ロッド部22bのキー溝2
9と大端部25の固定孔30が連通しているため、両側
面どちらからでも嵌入することができ組立性が向上す
る。しかも、キー溝加工であるため機械加工はより簡単
となる。勿論、軸のねじれに起因する回転負荷の増大と
それによる効率低下を防止することができる。
【0044】(実施例4)この実施例は実施例1を基本
としており、図10,図11に示すように、小端部22
のロッド部22bの係止部22cに、その全周に円周溝
31がきられ、一方、大端部25の円筒状孔部25bに
その円周溝31に対向して貫通する固定孔32を形成
し、ロッキングピン26を挿入してコンロッド21が組
立てられる。
【0045】したがって、組立工程において小端部22
と大端部25を連結する時、ロッド部22bの円周溝3
1と大端部25の固定孔32が相互に係止できるように
貫通されているので組立性が向上する。しかも、係止部
22cが円筒形であるため、円周溝31の断面形状が円
弧状,台形,三角形等の加工も簡単で寸法精度を確保し
やすい。また、ロッキングピン26は円周溝31を押し
付けるように係止するが、円周溝31は全周にわたるの
で、ロッド部22bのわずかな回転でも可能とし、一
方、ロッキングピン26自体も弾性力があるため、これ
らが小端孔22aと大端孔25aの両円筒軸間のわずか
な軸振れを吸収して軸のねじれに起因する回転負荷の増
大とそれによる効率低下を防止することができる。
【0046】(実施例5)この実施例は実施例4を基本
としており、図12,図13に示すように、小端部22
のロッド部22bの係止部22cに全周に円周溝または
キー溝33がきられ、一方、大端部25の円筒状孔部2
5bに大端孔25aと平行に円周溝またはキー溝33と
対向する固定孔34、2個を貫通してこの固定孔34に
コ字状二股ピン35を挿入してコンロッド21が組立て
られる。
【0047】したがって、組立工程において小端部22
と大端部25を連結する時、ロッド部22bの円周溝ま
たはキー溝33と大端部25の2個の固定孔34とを二
股ピン35で係止するので組立性の向上は勿論、より安
定した軸振れ調整機能を発揮し、軸のねじれに起因する
回転負荷の増大とそれによる効率低下を防止することが
できる。
【0048】なお、二股ピン35の材質は円周溝または
キー溝33の深さや固定孔34の孔径を適切に設定する
ことにより鋼材の他にバネ材を用いる等、ロッド部22
bの軸回りの強さを調整することも可能である。
【0049】(実施例6)図14,図15において、小
端部22の係止部22cには、円筒の全周に円周溝36
がきられている。大端部25の円筒状孔部25bの内側
には、溝部37がロッド部22bの係止部22cを挿入
した時に円周溝36と相対する位置に設けられており、
これら溝部37と円周溝36によって、略円筒形部38
が形成される。また、大端部25には溝部37に連通す
る固定孔39があけられている。
【0050】上記の構成において、組立工程で大端部2
5の円筒状孔部25bにロッド部22bの係止部22c
を挿入した後、固定孔39からボール40を少なくとも
1個以上挿入して、略円筒形部38に入れ込み、固定孔
39をロッキングピン41によって封止されコンロッド
21が形成される。
【0051】したがって、ロッキングピン26の代りに
ボール40が略円筒形部38内に保持されることにより
係止機能をもち、しかもボール40であるのでロッド部
22bの軸回りの回転自由度はさらに高くなり、小端孔
22aの円筒軸と大端孔25aの円筒軸とのわずかな軸
の振れを吸収して小端孔22aと大端孔25aの軸が一
致するように自己補正により安定するので、軸のねじれ
に起因する回転負荷の増大とそれによる効率低下を防止
することができる。
【0052】(実施例7)図16,図17において、大
端部25の円筒状孔部25bにベアリング42の外周部
42aを圧入等の方法で係止し、ベアリング42の内周
部42bにロッド部22bの係止部22cを圧入等の方
法で固定することでコンロッド21が組立てられる。
【0053】上記の構成のように、コンロッド21の小
端部22はロッド部22bの係止部22cをベアリング
42を介して大端部25の円筒状孔部25bと連結させ
ているので、ロッド部22bは軸回りの回転自由度を高
くもっており、小端孔22aの円筒軸と大端孔25aと
の円筒軸とのわずかな軸の振れを吸収して小端孔22a
と大端孔25aの軸が一致するように自己補正して安定
するので、軸のねじれに起因する回転負荷の増大とそれ
による効率低下を防止することができる。
【0054】また、ベアリング42は、往復ピストン圧
縮機の機種によって大きさや仕様を適切に選択すること
が可能で様々なモデルへの組立て対応も容易である。
【0055】(実施例8)図18において、小端部22
のロッド部22bの端面22eと円筒状孔部25bの底
面25dとの間に間隙を設け、その間隙に緩衝材43を
装着し、ロッド部22bの係止部22cを円筒状孔部2
5bに嵌入後、固定孔25cにロッキングピン26を挿
入してコンロッド19が形成される。
【0056】上記のような構成であるので圧縮機が駆動
中、ロッド部22bが受ける負荷振動は、緩衝材43を
介して大端部25や、さらにはクランク偏芯部7aへと
伝わるので、振動伝達は大幅に減少し、大端部25と偏
芯部7a間で発生する異常騒音を低減することができ
る。
【0057】なお、緩衝材43は、プラスチック系部
材,ゴム系部材,プラスチックと金属等の複合部材等が
あり、ロッド部22bの係止部22cと円筒状孔部25
bの間の条件により適切な材料を設定し、異常騒音を低
減することができる。
【0058】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、コンロッドの大端部は大端孔の中
心に対向する円筒状孔部とこの円筒状孔部に連通する固
定孔を一体に形成し、一方、小端部は小端孔の中心に対
向して延長するロッド部とこのロッド部の端部に円筒状
係止部を一体に形成し、大端部の円筒状孔部にロッド部
の円筒状係止部を遊嵌または軽圧入した後、固定孔にロ
ッキングピンを挿入して、ロッド部の軸回りにわずかな
自由度を確保しながらロッド部の係止部と大端部の円筒
状孔部を係止し、コンロッドの小端孔と大端孔の幾何学
的軸の配置を同一平面上に維持するようにしたので、軸
のねじれに起因する回転負荷の増大とそれによる効率低
下を防止することができ、また大端部と小端部の連結部
である係止部は、いずれも円筒形であるので加工が簡単
でしかも加工寸法精度が出やすく、製造,組立てが容易
となる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、大端部の円
筒状孔部と小端部の係止部を嵌着させた後、ロッキング
ピンを円筒状孔部の固定孔とロッド部の係止部の係止孔
を連通して挿入して固定させるが、ロッキングピンを連
通させた固定孔のいずれの方向からでも挿入が可能で組
立てがより容易となる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、ロッド部の
円筒状係止部の側面にキー溝を形成し、そのキー溝に対
向させて大端部の円筒状孔部に固定孔を形成し、この固
定孔を介して小端部と大端部を連結するものであるが、
キー溝加工であるため加工性がより良化される。
【0061】請求項4記載の発明によれば、ロッド部の
円筒状係止部の円周に円周溝を形成し、この円周溝に対
向させて大端部の円筒状孔部に固定孔を形成し、この固
定孔を介して小端部と大端部を連結するものであるが、
円筒形の係止部であるため同心でより効率よく機械加工
ができる。
【0062】請求項5記載の発明によれば、ロッド部の
円筒状係止部の円周に円周溝あるいはキー溝を形成し、
この円周溝またはキー溝に対向して、しかもそれらを挟
着するように大端部の円筒状孔部に形成した固定孔に二
股ピンを挿入して、小端部と大端部を連結するものであ
るため、より安定してロッド部の軸回りの軸のねじれに
起因する回転負荷の増大とそれによる効率低下を防止す
ることができる。
【0063】また、請求項6記載の発明によれば、ロッ
ド部の円筒状係止部の円周に円周溝を形成し、大端部の
円筒状孔部に円周溝に対向して固定孔を設け、小端部と
大端部を連結後、固定孔から少なくとも1個以上のボー
ルを溝部と円周溝により形成される略円筒形部に挿入す
ると共に固定孔にロッキングピンを挿入してコンロッド
を組立てるので、ロッド部の軸回りのねじり自由度をよ
り高め、軸のねじれに起因する回転負荷の増大とそれに
よる効率低下を防止することができる。
【0064】また、請求項7記載の発明によると、大端
部の円筒状孔部にベアリングの外周部を圧入等の方法で
係止しロッド部の円筒状係止部はベアリングの内周部に
圧入等の方法で固定することでコンロッドを組立てるの
で、ロッド部の軸回りのねじり自由度をより高め軸のね
じれに起因する回転負荷の増大とそれによる効率低下を
防止することができる。
【0065】さらに、請求項8記載の発明によれば、ロ
ッド部の端面と大端部の円筒状孔部の底面との間に間隙
を設け、その間隙に緩衝材を装着し、ロッド部の係止部
を円筒状孔部に嵌入後、大端部の固定孔にロッキングピ
ンを挿入してコンロッドを形成しているので、圧縮機の
駆動中、ロッド部が受ける負荷振動は緩衝材を介して大
端部や、さらにはクランク偏芯部へと伝わるので振動伝
達は大幅に減少し、軸のねじれに起因する回転負荷の増
大と効率低下の防止と共に、大端部と偏芯部間で発生す
る異常騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における往復ピストン圧縮機
の要部縦断面図
【図2】同、圧縮機組立前のコンロッドとピストンの分
解斜視図
【図3】同、コンロッド組立前の平面図
【図4】同、コンロッド組立時の部分縦断面図
【図5】同、圧縮機駆動時におけるコンロッドの状態図
【図6】本発明の実施例2における往復ピストン圧縮機
のコンロッド組立前の平面図
【図7】同、コンロッドの組立時の部分縦断面図
【図8】本発明の実施例3における往復ピストン圧縮機
のコンロッド組立前の平面図
【図9】同、コンロッド組立時の部分縦断面図
【図10】本発明の実施例4における往復ピストン圧縮
機のコンロッド組立前の平面図
【図11】同、コンロッド組立時の部分縦断面図
【図12】本発明の実施例5における往復ピストン圧縮
機のコンロッド組立前の分解斜視図
【図13】同、コンロッド組立時の要部縦断面図
【図14】本発明の実施例6における往復ピストン圧縮
機のコンロッド組立時の平面図
【図15】同、コンロッド組立時の要部縦断面図
【図16】本発明の実施例7における往復ピストン圧縮
機のコンロッド組立前の平面図
【図17】同、コンロッド組立時の要部縦断面図
【図18】本発明の実施例8における往復ピストン圧縮
機のコンロッド組立時の要部縦断面図
【図19】従来の往復ピストン圧縮機の縦断面図
【図20】同、組立前のコンロッドとピストンの分解断
面図
【図21】同、コンロッド大端部と小端部の分解組立平
面図
【符号の説明】
7 クランク軸 7a 偏芯軸 8,24 ピストン 9,23 ピストンピン 10,21 コンロッド 11,22 小端部 11a,22a 小端孔 14,25 大端部 14a,25a 大端孔 22b ロッド部 22c 係止部 22d,27 係止孔 22e 端面 25b 円筒状孔部 25c,28,30,32,34,39 固定孔 25d 円筒状孔部底面 26,41 ロッキングピン 29 キー溝 31,36 円周溝 33 円周溝またはキー溝 35 二股ピン 37 溝部 38 略円筒形部 40 ボール 42 ベアリング 42a 外周部 42b 内周部 43 緩衝材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小端孔にピストンピンを介してピストン
    を取り付ける小端部と、大端孔にクランク軸の偏芯軸を
    遊嵌させた大端部とを連結して構成するコンロッドを備
    えた往復ピストン圧縮機であって、前記大端部は前記大
    端孔の中心に対向する円筒状孔部と前記円筒状孔部に連
    通する固定孔を一体に形成し、一方、前記小端部は前記
    小端孔の中心に対向して延長形成したロッド部と前記ロ
    ッド部の端部に円筒状係止部を一体に形成し、前記円筒
    状孔部に前記ロッド部の端部を遊嵌または軽圧入させた
    後、前記固定孔を介してロッキングピンにより前記ロッ
    ド部の軸回りにわずかなねじり自由度をもたせながら前
    記係止部と前記円筒状孔部を係止し、かつ前記コンロッ
    ドの前記小端孔と前記大端孔の幾何学的軸の配置を同一
    平面上に維持させたことを特徴とする往復ピストン圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 ロッド部の端部の円筒状係止部に係止孔
    を形成し、前記ロッド部の前記係止部を大端部の円筒状
    孔部に遊嵌または軽圧入すると共に、ロッキングピンに
    より前記ロッド部の軸回りにわずかなねじり自由度をも
    たせながら固定孔と前記係止孔を連通させて前記係止部
    と前記円筒状孔部を係止したことを特徴とする請求項1
    記載の往復ピストン圧縮機。
  3. 【請求項3】 ロッド部の端部の円筒状係止部の側面に
    キー溝を形成し、前記ロッド部の前記係止部を大端部の
    円筒状孔部に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔にロ
    ッキングピンを前記キー溝に嵌め込むことにより前記ロ
    ッド部の軸回りにわずかなねじり自由度をもたせながら
    前記係止部と前記円筒状孔部を係止したことを特徴とす
    る請求項1記載の往復ピストン圧縮機。
  4. 【請求項4】 ロッド部の端部の円筒状係止部の円周に
    円周溝を形成し、前記ロッド部の前記係止部を大端部の
    円筒状孔部に遊嵌または軽圧入すると共に、固定孔にロ
    ッキングピンを挿入し、前記円周溝に嵌め込むことで、
    前記ロッド部の軸回りにわずかなねじり自由度をもたせ
    ながら前記係止部と前記円筒状孔部を係止したことを特
    徴とする請求項1記載の往復ピストン圧縮機。
  5. 【請求項5】 ロッド部の端部の円筒状係止部の円周に
    円周溝あるいはキー溝を形成し、前記ロッド部の前記係
    止部を大端部の円筒状孔部に遊嵌または軽圧入すると共
    に、固定孔に二股ピンを挿入し、前記円周溝またはキー
    溝に嵌め込むことで、前記ロッド部の軸回りにわずかな
    ねじり自由度をもたせながら前記係止部と前記円筒状孔
    部を係止したことを特徴とする請求項1記載の往復ピス
    トン圧縮機。
  6. 【請求項6】 小端孔にピストンピンを介してピストン
    を取り付ける小端部と、大端孔にクランク軸の偏芯軸を
    遊嵌させた大端部とを連結して構成するコンロッドを備
    えた往復ピストン圧縮機であって、前記大端部は前記大
    端孔の中心に対向する円筒状孔部と溝部と前記溝部に連
    通する固定孔を一体に形成し、前記小端部は前記小端孔
    の中心に対向して延長形成したロッド部と前記ロッド部
    の端部に円周溝を有する係止部を一体に形成させ、前記
    円筒状孔部に前記ロッド部の端部を遊嵌または軽圧入
    し、かつ前記固定孔を介して少なくとも1個以上のボー
    ルを前記溝部と前記円周溝により形成される係止空間部
    に挿入すると共に、前記固定孔にロッキングピンを挿着
    することにより前記ロッド部の軸回りにねじり自由度を
    もたせながら前記係止部と前記円筒状孔部を係止し、前
    記コンロッドの前記小端孔と前記大端孔の幾何学的軸の
    配置を同一平面上に維持させたことを特徴とする往復ピ
    ストン圧縮機。
  7. 【請求項7】 小端孔にピストンピンを介してピストン
    を取り付ける小端部と、大端孔にクランク軸の偏芯軸を
    遊嵌させた大端部とを連結して構成するコンロッドを備
    えた往復ピストン圧縮機であって、前記大端部は前記大
    端孔の中心に対向する円筒状孔部を一体に形成し、前記
    円筒状孔部にベアリングを圧入等により係止させ、前記
    小端部は前記小端孔の中心に対向して延長形成したロッ
    ド部と前記ロッド部の端部を前記ベアリングの内周部に
    圧入等で固定させることにより前記ロッド部の軸回りに
    ねじり自由度をもたせながら前記コンロッドの前記小端
    孔と前記大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面上に維持
    させたことを特徴とする往復ピストン圧縮機。
  8. 【請求項8】 小端孔にピストンピンを介してピストン
    を取り付ける小端部と、大端孔にクランク軸の偏芯軸を
    遊嵌させた大端部とを連結して構成するコンロッドを備
    えた往復ピストン圧縮機であって、前記大端部は前記大
    端孔の中心に対向する円筒状孔部と前記円筒状孔部に連
    通する固定孔を一体に形成し、前記小端部は前記小端孔
    の中心に対向して延長形成したロッド部と前記ロッド部
    の端部の円筒状係止部と前記円筒状孔部の底面との間に
    緩衝材を介して遊嵌または軽圧入し、かつ前記固定孔に
    ロッキングピンを挿着することにより前記コンロッドの
    前記小端孔と前記大端孔の幾何学的軸の配置を同一平面
    上に維持させたことを特徴とする往復ピストン圧縮機。
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