JPH10196705A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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Publication number
JPH10196705A
JPH10196705A JP35922396A JP35922396A JPH10196705A JP H10196705 A JPH10196705 A JP H10196705A JP 35922396 A JP35922396 A JP 35922396A JP 35922396 A JP35922396 A JP 35922396A JP H10196705 A JPH10196705 A JP H10196705A
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JP
Japan
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pressure
valve
compression
main valve
sub
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Application number
JP35922396A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Masamura
辰也 政村
Norihisa Shibuya
紀久 渋谷
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両への搭載性を低下させないと共に、いた
ずらなコストの上昇化を招来させずして、車両のサスペ
ンションに利用し得るようにする。 【解決手段】 各側のメインバルブ6,7に対して各側
のサブバルブ8,9を積層配置する一方で、各側のメイ
ンバルブ6,7の受圧面側(10,11)と各側のサブ
バルブ8,9の受圧面側(13,15)との連通を可能
にする各側のバイパス路(23,24)を有すると共
に、一次遅れの油圧作用で摺動するスプール16が各側
のバイパス路(23,24)における連通あるいは遮断
を選択するとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のサスペン
ションに利用する伸圧減衰力調整式の油圧緩衝器の改良
に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】車両のサスペンションに利用
する伸圧減衰力調整式の油圧緩衝器として、アクティブ
制御方式と称されるものが従来から種々提供されている
が、このものは、基本的には、油圧源や制御バルブを有
しながら、センサで検出された車体の挙動たるばね上速
度に呼応する減衰力制御をコントローラやコントロール
バルブを利用して行う構成とされている。
【0003】それゆえ、このアクティブ制御方式のもの
は、全体の構成が複雑になるばかりでなく、油圧源や制
御バルブを有することから、全体が大型化され易くな
り、車両への搭載性を低下させる不具合がある。
【0004】そこで、近年では、基本的には、油圧源や
制御バルブを有しないいわゆるセミアクティブ制御方式
と称されるものが、たとえば、特開平7−197974
号公報などで開示されるに至っている。
【0005】しかしながら、この公報開示のセミアクテ
ィブ制御方式のものにあっても、ばね上速度に基づいて
減衰力を制御するとしているので、センサやコントロー
ラさらにはコントロールバルブを利用する構成となり、
結果として、高価になり、汎用性の向上を期待できない
不具合がある。
【0006】この発明は、上記した事情を鑑みて創案さ
れたものであって、その目的とするところは、車両への
搭載性を低下させないのはもちろんのこと、いたずらな
コストの上昇化を招来せずして、車両のサスペンション
に利用するのに最適となる伸圧減衰力調整式の油圧緩衝
器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明の構成を、上方油室と下方油室を区画
するピストンの伸側ポートに伸側メインバルブを設ける
と共に圧側ポートに圧側メインバルブを設け、伸側メイ
ンバルブに伸側サブバルブを積層配置すると共に圧側メ
インバルブに圧側サブバルブを積層配置し、伸側メイン
バルブの受圧面側と伸側サブバルブの受圧面側との連通
を可能にする伸側バイパス路を有すると共に圧側メイン
バルブの受圧面側と圧側サブバルブの受圧面側との連通
を可能にする圧側バイパス路を有し、上方油室と下方油
室を連通する通路中に中立状態を維持し得ると共に端面
への一次遅れの油圧の作用時に摺動し得るように設定さ
れたスプールを有してなり、該スプールの摺動時に各側
のバイパス路における連通あるいは遮断が選択されるよ
うに設定されてなるとする。
【0008】そして、より具体的には、各側のメインバ
ルブが減衰力のハード制御用に設定されると共に、各側
のサブバルブが減衰力のソフト制御用に設定されてなる
とする。
【0009】また、好ましくは、スプールが中立状態に
あるときに各側の減衰力がハード制御あるいはソフト制
御のいずれか一方の同じ制御とされてなるとし、さらに
は、スプールが摺動するときに各側の減衰力がハード制
御あるいはソフト制御のいずれか一方の異なる制御とさ
れてなるとする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施の形態に基
づいて、この発明を説明するが、この油圧緩衝器は、図
1に示すように、およそこの種の車両のサスペンション
に利用される油圧緩衝器と同様に、車軸側部材とされる
シリンダ1と、このシリンダ1内に下端側が出没可能に
挿通されて車体側部材とされるピストンロッド2と、シ
リンダ1内に摺動可能に収装されると共にピストンロッ
ド2の下端に連設されるピストン3とを有してなる。
【0011】そして、この油圧緩衝器は、シリンダ1内
にピストン3によって上方油室Aと下方油室Bを区画す
ると共に、ピストン3に開穿の伸側ポート4と圧側ポー
ト5を介して上方油室Aと下方油室Bの連通を可能にす
るように設定されている。
【0012】一方、この油圧油圧緩衝器は、伸側ポート
4に伸側メインバルブ6を設けると共に、圧側ポート5
に圧側メインバルブ7を設ける一方で、伸側メインバル
ブ6に伸側サブバルブ8を積層配置すると共に、圧側メ
インバルブ7に圧側サブバルブ9を積層配置するとして
いる。
【0013】少し説明すると、伸側ポート4の下端は、
ピストン3の下端面に形成の環状窓10に開口し、伸側
メインバルブ6は、この環状窓10を開閉可能に閉鎖す
るように配在されている。
【0014】そして、圧側ポート5の上端もピストン3
の上端面に形成の環状窓11に開口し、圧側メインバル
ブ7もこの環状窓11を開閉可能に閉鎖するように配在
されている。
【0015】なお、伸側メインバルブ6および圧側メイ
ンバルブ7は、共に環状リーフバルブからなり、この実
施の形態では、作動時に共に発生減衰力を高いものにす
る、すなわち、減衰力をハード制御するものに設定され
ている。
【0016】伸側メインバルブ6に積層配置される伸側
サブバルブ8は、伸側メインバルブ6の内周側端に間座
(符示せず)を介して積層されたバルブシート12の下
端面に形成の環状窓13を開閉可能に閉鎖するように配
在されている。
【0017】そして、圧側メインバルブ7に積層配置さ
れる圧側サブバルブ9も圧側メインバルブ7の内周側端
に間座(符示せず)を介して積層されたバルブシート1
4の上端面に形成の環状窓15を開閉可能に閉鎖するよ
うに配在されている。
【0018】なお、伸側サブバルブ8および圧側サブバ
ルブ9も共に環状リーフバルブからなるが、この実施の
形態では、作動時に共に発生減衰力を低いものにする、
すなわち、減衰力をソフト制御するものに設定されてい
る。
【0019】一方、この油圧緩衝器は、上方油室Aと下
方油室Bを連通する符示しない通路中に中立状態を維持
し得ると共に、端面への油圧の作用時に摺動し得るよう
に設定されたスプール16を有してなる。
【0020】少し説明すると、まず、通路は、ピストン
ロッド2の下端から下端部の軸心部に開穿されてキャッ
プ17で下方油室Bと区画された容室18と、この容室
18の上端側を上方油室Aに連通するようにピストンロ
ッド2に開穿された横孔19と、さらには、キャップ1
7に開穿されて容室18の下端側を下方油室Bに連通さ
せる通孔20とで構成されている。
【0021】ここで、容室18に連通する横孔19と通
孔20は、この発明にあって、オリフィス態様に設定さ
れていて、容室18における油圧が一次遅れの油圧にな
る、すなわち、後述するスプール16がシリンダ1内の
振動周波数に依存して摺動するように設定されてなると
している。
【0022】スプール16は、容室18内での上下方向
への摺動を可能にするように収装されると共に、上下端
に隣設された一対のスプリング21,22によって静止
時に図示する中立状態を維持し得るように設定されてい
る。
【0023】そして、このスプール16は、中立状態に
あるときに、この実施の形態にあっては、伸側メインバ
ルブ6の受圧面側を構成する環状窓10と伸側サブバル
ブ8の受圧面側を構成する環状窓13との連通を可能に
する伸側バイパス路を構成する伸側環状溝23を有する
と共に、圧側メインバルブ7の受圧面側を構成する環状
窓11と圧側サブバルブ9の受圧面側を構成する環状窓
15との連通を可能にする圧側バイパス路を構成する圧
側環状溝24を有している。
【0024】すなわち、伸側環状溝23は、ピストンロ
ッド2の先端インロー部に開穿された下側の各連通孔2
5,26に照準され、圧側環状溝24は、同じくピスト
ンロッド2の先端インロー部に開穿された上側の各連通
孔27,28に照準されるとしている。
【0025】そして、下側の連通孔25が環状溝10に
連通し、同じく下側の連通孔26が環状窓13に連通
し、上側の連通孔27が環状窓11に連通し、同じく上
側の連通孔28が環状窓15に連通するとしている。
【0026】一方、各側の環状溝23,24は、スプー
ル16が中立状態にあるときには、各側のメインバルブ
6,7の受圧面側を各側のサブバルブ8,9の受圧面側
に連通する各側のバイパス路を構成するように設定され
ているが、さらには、この実施の形態では、以下のよう
な配慮がなされている。
【0027】すなわち、スプール16が図1に示す状態
から最下降した状態(図2参照)のときには、伸側環状
溝23による伸側メインバルブ6の受圧面側と伸側サブ
バルブ8の受圧面側との連通が遮断される状態になる
が、このとき、圧側環状溝24による圧側メインバルブ
7の受圧面側と圧側サブバルブ9の受圧面側との連通状
態がそのまま持続されるように設定されている。
【0028】そして、このことは、スプール16が図1
に示す状態から最上昇した状態(図3参照)のときにも
同様となる、すなわち、圧側環状溝24による圧側メイ
ンバルブ7の受圧面側と圧側サブバルブ9の受圧面側と
の連通が遮断されるときに、伸側環状溝23による伸側
メインバルブ6の受圧面側と伸側サブバルブ8の受圧面
側との連通状態がそのまま持続されるように設定されて
いる。
【0029】それゆえ、この実施の形態による場合に
は、スプール16が中立状態にあるときには、各側のバ
イパス路が言わば開放状態にあるがゆえに、各側の減衰
力がソフト制御の状態になる一方で、スプール16が最
下降した際には伸側の減衰力がハード制御されるに対し
て、圧側の減衰力がソフト制御のままに維持されること
になり、スプール16が最上昇した際には圧側の減衰力
がハード制御されるに対して、伸側の減衰力がソフト制
御のままに維持されることになる。
【0030】ちなみに、スプール16が中立状態から最
下降する場合、あるいは、最上昇する場合のストローク
量は、各側の環状溝23,24におけるいわゆるオーバ
ーラップ寸法に一致することもちろんであり、また、ス
プール16の端面に一次遅れの油圧が作用するときに各
スプリング21,22が選択的に最収縮されて中立状態
から最下降あるいは最上昇することになるのももちろん
である。
【0031】以上のように形成されたこの発明の一実施
の形態による油圧緩衝器では、以下のような作動状態を
呈すると共に減衰力のソフト制御あるいはハード制御が
実現されることになる。
【0032】すなわち、まず、スプール16が摺動しな
いで中立状態のままに維持されている図1に示す状態の
場合を基準にするが、この場合の伸長行程時にあって
は、図1中に実線矢印a1で示すように、上方油室Aか
らの作動油が伸側ポート4,環状窓10,連通孔25,
伸側環状溝23,連通孔26,環状窓13および伸側サ
ブバルブ8を介して下方油室Bに流出することになり、
このとき、伸側サブバルブ8で設定された低い伸側の減
衰力の発生状態、すなわち、伸側減衰力のソフト制御が
実現される。
【0033】そして、図1に示す中立状態のときの反対
側となる圧側行程時にあっては、図1中に破線矢印b1
で示すように、下方油室Bからの作動油が圧側ポート
5,環状窓11,連通孔27,圧側環状溝24,連通孔
28,環状窓15および圧側サブバルブ9を介して上方
油室Aに流入することになり、このときに、圧側サブバ
ルブ9で設定された低い圧側の減衰力の発生状態、すな
わち、圧側減衰力のソフト制御が実現される。
【0034】つぎに、シリンダ1内における振動周波数
が2Hz程度までとなる低周波数領域にあるときには、
容室18内に横孔19あるいは通孔20を介して一次遅
れの油圧が供給されることになり、このときには、この
油圧作用でスプール16が最下降状態(図2参照)ある
いは最上昇状態(図3参照)のいずれかになる。
【0035】そして、シリンダ1内における振動周波数
が10Hzを超える高周波数領域になると、容室18内
への横孔19あるいは通孔20を介しての一次遅れの油
圧の供給が停止されることになり、このときには、スプ
ール16が一対のスプリング21,22の作用によって
図1に示す中立状態に復帰されることになる。
【0036】すなわち、上方油室Aにおける振動周波数
が低周波数領域にあるときには、上方油室Aからの油圧
が横孔19を介して一次遅れの油圧となって容室18内
に及び、図2に示すように、スプール16を最下降状態
にする。
【0037】その結果、伸側バイパス路を構成する伸側
環状溝23による伸側メインバルブ6の受圧面側と伸側
サブバルブ8の受圧面側との連通が遮断される状態にな
り、この状態での伸側行程時には、図2中に実線矢印a
2で示すように、上方油室Aからの作動油が伸側ポート
4,環状窓10および伸側メインバルブ6を介して下方
油室Bに流出することになる。
【0038】したがって、このときには、伸側メインバ
ルブ6で設定された高い伸側の減衰力の発生状態、すな
わち、伸側減衰力のハード制御が実現される。
【0039】一方、スプール16が最下降状態にあると
きには、図示する実施の形態では、圧側バイパス路を構
成する圧側環状溝24による圧側メインバルブ7の受圧
面側と圧側サブバルブ9の受圧面側との連通状態が維持
されるとしており、したがって、この状態での圧側行程
時には、図2中に破線矢印b2で示すように、下方油室
Bからの作動油が圧側ポート5,環状窓11,連通孔2
7,圧側環状溝24,連通孔28,環状窓15および圧
側サブバルブ9を介して上方油室Aに流入することにな
る。
【0040】したがって、このときには、圧側サブバル
ブ9で設定された低い圧側の減衰力の発生状態、すなわ
ち、圧側減衰力のソフト制御が実現される。
【0041】上記したところと逆に、下方油室Bにおけ
る振動周波数が低周波数領域にあるときには、下方油室
Bからの油圧が通孔20を介して一次遅れの油圧となっ
て容室18内に及び、図3に示すように、スプール16
を最上昇状態にする。
【0042】その結果、圧側環状溝24による圧側メイ
ンバルブ7の受圧面側と圧側サブバルブ9の受圧面側と
の連通が遮断される状態になり、この状態での圧側行程
時には、図3中に破線矢印b3で示すように、下方油室
Bからの作動油が圧側ポート5,環状窓11および圧側
メインバルブ7を介して上方油室Aに流入することにな
る。
【0043】したがって、このときには、圧側メインバ
ルブ7で設定された高い圧側の減衰力の発生状態、すな
わち、圧側減衰力のハード制御が実現される。
【0044】一方、スプール16が最上昇状態にあると
きには、図示する実施の形態では、伸側環状溝23によ
る伸側メインバルブ6の受圧面側と伸側サブバルブ8の
受圧面側との連通状態が維持されるとしており、それゆ
え、この状態での伸側行程時には、図3中に実線矢印a
3で示すように、上方油室Aからの作動油が伸側ポート
4,環状窓10,連通孔25,伸側環状溝23,連通孔
26,環状窓13および伸側サブバルブ8を介して下方
油室Bに流出することになる。
【0045】したがって、このときには、伸側サブバル
ブ8設定された低い伸側の減衰力の発生状態、すなわ
ち、伸側減衰力のソフト制御が実現される。
【0046】上記したところは、スプール16が中立状
態にあるときに、各側のバイパス路が開放状態にあっ
て、各側の減衰力がソフト制御となる設定であるが、図
4に示す実施の形態では、図示するスプール16の中立
状態時に、各側のバイパス路が閉鎖状態にあって、各側
の減衰力がハード制御となる設定とされている。
【0047】すなわち、この図4に示す実施の形態で
は、スプール16に形成の各側の環状溝23,24にお
ける有効幅が、図1に示す実施の形態に比較して、小さ
く形成されてなると共に、各側の環状溝23,24間の
間隔が、図1に示す実施の形態に比較して、狭く形成さ
れてなるとしている。
【0048】なお、この実施の形態にあっては、スプー
ル16の設計変更のみで所望の減衰力制御が実現される
としており、したがって、その他の構成については、図
1に示す実施の形態と同一であり、それゆえ、以下に
は、その構成の同一なるところについては、要する場合
を除いて、図中に同一の符号を付するのみとして、その
詳しい説明を省略する。
【0049】作動状態について少し説明すると、この実
施の形態にあっては、スプール16が中立状態にあると
きには、伸側行程時に、上方油室Aからの作動油を伸側
ポート4,環状窓10および伸側メインバルブ6を介し
て下方油室Bに流出させて、伸側減衰力をハード制御す
ると共に、圧側行程時にも、下方油室Bからの作動油を
圧側ポート5,環状窓11および圧側メインバルブ7を
介して上方油室Aに流入させて、圧側減衰力をハード制
御する。
【0050】そして、図示しないが、一次遅れの油圧作
用で容室18内でスプール16が最下降するときには、
伸側行程時に、上方油室Aからの作動油が伸側ポート
4,環状窓10,連通孔25,伸側環状溝23,連通孔
26,環状窓13および伸側サブバルブ8を介して下方
油室Bに流出し、このとき、伸側減衰力がソフト制御さ
れる。
【0051】その一方で、圧側行程時には、スプール1
6の中立状態時と同様に、下方油室Bからの作動油が圧
側ポート5,環状窓11および圧側メインバルブ7を介
して上方油室Aに流入し、圧側減衰力がハード制御され
る。
【0052】また、同じく図示しないが、一次遅れの油
圧作用でスプール16が最上昇するときには、伸側行程
時に、スプール16の中立状態時と同様に、上方油室A
からの作動油が伸側ポート4,環状窓10および伸側メ
インバルブ6を介して下方油室Bに流出し、このとき、
伸側減衰力がハード制御される。
【0053】そして、反対の圧側行程時には、下方油室
Bからの作動油が圧側ポート5,環状窓11,連通孔2
7,圧側環状溝24,連通孔28,環状窓15および圧
側サブバルブ9を介して上方油室Aに流入し、このと
き、圧側減衰力がソフト制御される。
【0054】前記した各実施の形態では、スプール16
が一対のスプリング21,22の附勢力によって中立状
態を維持し得るように設定されてなるとしたが、これに
代えて、図5に示すように、単一のスプリング29の附
勢力で中立状態を維持し得るように設定されるとしても
良い。
【0055】そして、この実施の形態による場合には、
前記した各実施の形態の場合のように一対のスプリング
21,22における附勢力のいわゆるバランス調整をす
る必要がなくなる点で有利となる。
【0056】なお、この実施の形態にあっても、基本的
な構成については、前記した各実施の形態の場合と同一
であり、それゆえ、以下には、その構成の同一なるとこ
ろについては、要する場合を除いて、図中に同一の符号
を付するのみとして、その詳しい説明を省略する。
【0057】ちなみに、スプリング29の配在態様につ
いて説明すると、スプリング29の上下端にはそれぞれ
環状ばね受30,31が隣設されており、上方の環状ば
ね受30がスプール16に係止されると共にピストンロ
ッド2の先端インロー部に形成の段差部32に係止さ
れ、下方の環状ばね受31がスプール16に係止される
と共にキャップ17に形成の係止部33に係止されてな
るとしている。
【0058】なお、図示する実施の形態にあっては、ス
プール16の図中で下端部となる部位にいわゆる圧抜き
孔34が開穿されてなるとしている。
【0059】この実施の形態では、スプール16が図示
する中立状態にあるときに、各側の減衰力がソフト制御
されることになるように設定されているもので、各側の
環状溝23,24の態様は、前記した図1に示す実施の
形態における場合と同一の態様に形成されている。
【0060】そして、一次遅れの油圧作用でスプール1
6が容室18内で最下降した場合、および、同じく容室
18内で最上昇した場合の各側の減衰力も、前記した図
1に示す実施の形態における制御と同様になるとしてい
る。
【0061】前記したところは、この発明による油圧緩
衝器が車両のサスペンションに利用されるものとして説
明したが、これに限定されるものではなく、たとえば、
防振用などとして通常に利用されることがある伸圧減衰
力調整式の油圧緩衝器にこの発明を具体化しても良いこ
とはもちろんである。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各側
のメインバルブに対して各側のサブバルブを積層配置す
る一方で、各側のメインバルブの受圧面側と各側のサブ
バルブの受圧面側との連通を可能にする各側のバイパス
路を有すると共に、一次遅れの油圧作用で摺動するスプ
ールが各側のバイパス路における連通あるいは遮断を選
択するとしたから、油圧源や制御バルブを要しないのは
もちろんのこと、走行車両における車体の挙動たるばね
上速度に依存しないから、センサやコントローラさらに
はコントロールバルブなどを要せずして所望の減衰力の
ソフト制御あるいはハード制御が可能になる。
【0063】その結果、この発明にあっては、車両への
搭載性を低下させないのはもちろんのこと、いたずらな
コストの上昇化を招来せずして汎用性の向上を期待でき
ることになり、車両のサスペンションに利用するのに最
適となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態による油圧緩衝器の要
部のみを示す部分縦断面図である。
【図2】スプールが最下降した状態を図1と同様に示す
図である。
【図3】スプールが最上昇した状態を図1と同様に示す
図である。
【図4】この発明の他の実施の形態による油圧緩衝器を
図1と同様に示す図である。
【図5】この発明のさらに他の実施の形態による油圧緩
衝器を図1と同様に示す図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストンロッド 3 ピストン 4 伸側ポート 5 圧側ポート 6 伸側メインバルブ 7 圧側メインバルブ 8 伸側サブバルブ 9 圧側サブバルブ 10 伸側メインバルブの受圧面側を構成する環状窓 11 圧側メインバルブの受圧面側を構成する環状窓 13 伸側サブバルブの受圧面側を構成する環状窓 15 圧側サブバルブの受圧面側を構成する環状窓 16 スプール 18 通路を構成する容室 19 通路を構成する横孔 20 通路を構成する通孔 23 伸側バイパス路を構成する伸側環状溝 24 圧側バイパス路を構成する圧側環状溝 A 上方油室 B 下方油室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方油室と下方油室を区画するピストン
    の伸側ポートに伸側メインバルブを設けると共に圧側ポ
    ートに圧側メインバルブを設け、伸側メインバルブに伸
    側サブバルブを積層配置すると共に圧側メインバルブに
    圧側サブバルブを積層配置し、伸側メインバルブの受圧
    面側と伸側サブバルブの受圧面側との連通を可能にする
    伸側バイパス路を有すると共に圧側メインバルブの受圧
    面側と圧側サブバルブの受圧面側との連通を可能にする
    圧側バイパス路を有し、上方油室と下方油室を連通する
    通路中に中立状態を維持し得ると共に端面への一次遅れ
    の油圧の作用時に摺動し得るように設定されたスプール
    を有してなり、該スプールの摺動時に各側のバイパス路
    における連通あるいは遮断が選択されるように設定され
    てなる油圧緩衝器
  2. 【請求項2】 各側のメインバルブが減衰力のハード制
    御用に設定されると共に各側のサブバルブが減衰力のソ
    フト制御用に設定されてなる請求項1の油圧緩衝器
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012207749A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Kyb Co Ltd 緩衝装置
JP2012207750A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Kyb Co Ltd 緩衝装置
JP2013053682A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Kyb Co Ltd 緩衝装置

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