JPH10196841A - 温度逃し弁 - Google Patents

温度逃し弁

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JPH10196841A
JPH10196841A JP1592697A JP1592697A JPH10196841A JP H10196841 A JPH10196841 A JP H10196841A JP 1592697 A JP1592697 A JP 1592697A JP 1592697 A JP1592697 A JP 1592697A JP H10196841 A JPH10196841 A JP H10196841A
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JP
Japan
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valve
fitting
thermostat
piston
spring
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JP1592697A
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Yuken Ueno
有硯 上野
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NTC Kogyo KK
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NTC Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度逃し弁において、サーモスタットのピス
トンにかかる力がバネの力だけになるようにして、缶体
の内圧の影響を受けないようにし、小型化、長寿命化を
可能とする。 【解決手段】 弁箱1内に形成する弁室aを、その弁室
aを上下に仕切る仕切壁5と筒状弁に形成して前記仕切
壁5に設けた透孔50に水密に嵌挿する弁体bの筒壁4
0とにより、接続管部10と通ずる内室a1と排出管部
11に通ずる外室a2とに区画し、その弁体bを、バネ
17により筒壁40の上縁に設けた弁部42が弁箱1の
上面側の組付口12に装着せる盲金具13の下面側に装
設せる弁座16に衝合して閉弁する方向に付勢し、この
弁体bにサーモスタット2のボディ20を連繋し、その
ボディ20から出入りするよう突出するピストン21の
上端側を、前記盲金具13に設ける調整ネジ3に対し支
承せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラー等の缶体
に設けておいて、缶内の温度が異常に上昇してきたとき
に開弁して缶内の高温水を外部に排出しこれにかわって
缶内に低温の水が導入されるように用いる温度逃し弁に
ついての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】温度逃し弁Aには、図1にあるように、
筒状に形成したボディの下部側に給湯機等の缶体に対し
て接続するための接続管部10を形設し、上部側の側面
に圧力を逃すための排出管部11を設け、内部に弁機構
を組込む弁室aを設け、上面側には、前記弁室a内に弁
機構を組付けるための組付口12を開設して、それに盲
金具13を螺合して弁箱1を構成し、その弁箱1の内腔
に形成せる弁室aには、それの天井部に、弁座金具14
を設けて、それの中心部に弁口15を開設するととも
に、その弁口15の下縁側の周囲に環状の弁座16を形
成し、弁室a内には、前記弁座16に対して下面側から
当接していく弁体bを装入し、これに押し上げる方向に
付勢するバネ17を連繋し、また、弁箱1の下部側の接
続管部10を缶体(図示省略)に接続した状態におい
て、その缶体内の水温の温度変化に応動してピストン2
1が出入するサーモスタット2のボディ20の上端側を
挿入して前記弁体bに連結し、そのサーモスタット2の
ボディ20から突出するピストン21の突出端部を弁箱
1の上面側の組付口12に組付けた盲金具13に螺合せ
る調整ネジ3に衝合させることで、缶体内の水温が上昇
してピストン21が伸び出すと弁体bがバネ17の付勢
に抗して下方に動いて開弁し、缶体内の水温が降下して
ピストン21を押出す圧力が小さくなると弁体bがバネ
17により上昇して閉弁するようになり、かつ、このと
き、弁体bに対し缶体内の水の圧力が閉弁する側にかか
るようになる内弁タイプのものがある。
【0003】また、図2にあるように、筒状に形成した
ボディの下部側に接続管部10を具備し上部側の側面に
排出管部11を装設し、内部には弁機構を組込む弁室a
を形成し、上面側には弁室a内に弁機構を組付けるため
の組付口12を設けて盲金具13を螺合して弁箱1を構
成し、その弁箱1の内腔に形成した弁室aには、それの
底壁となる部位に弁口15を開設し、弁室a内には前記
弁口15のまわりに形設せる環状の弁座16に対して上
面側から当接していく弁体bを装入し、その弁体bには
押し下げる方向に作用するバネ17を連繋し、かつ、そ
の弁体bには、接続管部10を缶体に対し接続した状態
において、その缶体内の水温の温度変化に応動してピス
トン21がボディ20に対し出入りするサーモスタット
2の前記ピストン21を摺動自在に嵌挿して、そのピス
トン21に設けた平座金22を介し連繋し、そのサーモ
スタット2のボディ20を弁箱1に固定し、ピストン2
1に戻しバネ18を連繋することで構成し、これによ
り、缶体内の水温の上昇によりサーモスタット2のボデ
ィ20に対してピストン21が伸び出し、そのピストン
21に設けた平座金22が弁体bの下面に衝合して弁体
bを押し上げることにより開弁し、缶体内の水温の降下
によりピストン21の押出圧力が小さくなることによ
り、弁体bがバネ17により押し下げられて閉弁するよ
うにした、開弁方向に缶体側の水圧が作用するようにな
る外弁タイプのものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従前の温度逃し弁A
は、図1にあるように閉弁方向に水圧がかかる内弁タイ
プのもの、および開弁方向に水圧がかかる外弁タイプの
ものの何れにあっても、水温の上昇を、通常ワックスサ
ーモエレメントにより構成するサーモスタット2のワッ
クスの膨張によりピストン21を押出す押出圧力によっ
て弁体bを開弁方向に動かすようにしていることから、
弁体bにかかる荷重が大きくなると、使用するサーモス
タット2を押出圧力の大きなものにしなければならない
制約を受ける問題がある。
【0005】また、弁体bの閉弁方向または開弁方向に
水圧がかかることから、水圧が変動することにより、所
定の温度で開閉弁の作動が行なわれるように調整してお
く作動温度に変動が生じてくる問題がある。
【0006】図1および図2に例示している温度逃し弁
Aについて具体的にいえば、図1に示す閉弁側に内圧
(缶体側の圧力)がかかる内弁タイプのものにあって
は、弁体bの受圧面積をSとし、内圧をPとし、バネ1
7のバネ力をFとすると、弁体bには[S×P]の力が
閉弁する側に加わる。また、サーモスタット2のピスト
ン21には、バネ力Fと、受圧面積Sと内圧Pとの積と
の和である[F+S×P]の力が加わることになる。
【0007】従って、所定の温度で開弁するように調整
して設定しておいても、内圧Pが変化することで、[S
×P]の力が変動することにより開弁温度が変化してく
る問題がある。
【0008】また、弁体bが弁座16に当接して保持さ
れる気密は、缶体に接続する水道源が低圧のため内圧P
が低い場合でも気密状態に保つ必要があるので、バネ力
Fは内圧Pが零でも弁体bを弁座16に押圧していく力
が必要となり、このため内圧Pが高くなると、弁体bを
弁座16に押圧する力が大きくなるので、サーモスタッ
ト2を、ピストン21の押出圧力の大きいものとする必
要が生じて大型なものとなる問題がある。
【0009】図2に示した内圧Pが開弁側にかかる外弁
タイプのものにあっては、弁体bに対し、それの受圧面
積Sと内圧Pとの積の力が開弁側にかかり、サーモスタ
ット2のピストン21には、バネ力Fから受圧面積Sと
内圧Pとの積の力を差引いた[F−S×P]の力がかか
ることになる。
【0010】従って、[F≦S×P]の場合には、内圧
Pの圧力により弁体bが開弁することになり、温度・圧
力逃し弁とすることができる利点を持つ。
【0011】しかし、次の点に問題がある。第1には、
内圧Pによってバネ力Fを決定する必要があることで、
内圧Pが高圧になるにしたがいピストン21にかかる荷
重が大きくなることから大型化してくる。
【0012】第2には、弁体bに高荷重がかかるため、
弁耐久性が落ち寿命が短くなる。
【0013】第3には、サーモスタット2のボディを、
弁箱1に一体的に組付ける必要があることから、弁箱1
が複雑になり製品価格を高くする。
【0014】第4には、弁箱1の上面側の組付口12に
組付ける盲金具13と調整ネジとが同一の部材となるこ
とから、再組立をすると調整をやりなおさなければなら
ない。
【0015】また、サーモスタット2のピストン21の
上端側を弁箱1の上面の組付口12に組付ける調整ネジ
となる盲金具13の上面側に突出させて、これに手動開
弁用の操作部材cを設け、それを引き上げて手動で開弁
し得るようにしたときに、高圧用の場合は、バネ17の
バネ力Fを強くしておくために、そのバネ17のバネ圧
に抗して手動でピストン21を引き上げるのが、困難に
なる。
【0016】本発明は、従前の温度逃し弁に生じている
上述の問題を解決するためになされたものであって、サ
ーモスタットのピストンにかかる力がバネの力だけにな
るようにして、缶体の内圧の影響を受けないようにし、
小型化、長寿命化を可能とする温度逃し弁が得られる新
たな手段を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、上部側の
側面に圧力を逃す排出管部11を設け、下部側に給湯機
等の缶体に接続する接続管部10を設けた弁箱1内に形
成する弁室aを、その弁室aを上下に仕切る仕切壁5と
筒状弁に形成して前記仕切壁5に設けた透孔50に水密
に嵌挿する弁体bの筒壁40とにより、接続管部10と
通ずる内室a1と排出管部11に通ずる外室a2とに区
画し、その弁体bを、バネ17により筒壁40の上縁に
設けた弁部42が弁箱1の上面側の組付口12に装着せ
る盲金具13の下面側に装設せる弁座16に衝合して閉
弁する方向に付勢し、この弁体bにサーモスタット2の
ボディ20を連繋し、そのボディ20から出入りするよ
う突出するピストン21の上端側を、前記盲金具13に
設ける調整ネジ3に対し支承せしめることを特徴とする
温度逃し弁を提起するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明手段は、下部側に給湯機等
の缶体に対して接続する接続管部10を設け上部側に圧
力を逃すための排出管部11を設けた弁箱1内に形成せ
る弁室a内に、弁体bを装入して、バネ17により閉弁
側に付勢して組付け、それに連繋するサーモスタット2
の作動で開弁させるようにするが、弁室a内に組込む弁
体bは、筒状弁状に形成して、それの軸線方向が上下方
向となる姿勢として弁箱1の弁室a内に内筒状に装入す
る。
【0019】そして、弁室aの内周面には、装入する筒
状弁状の弁体bの筒壁40の外周面の上下方向の中間部
位と対応する部位に、弁室aを上下に仕切る仕切壁5を
設けて、筒状弁状の弁体bをこの仕切壁5に設けた円形
の透孔50にシール部材51を介し上下に摺動自在に嵌
挿することで、弁室aをこの仕切壁5と筒状弁の弁体b
の筒壁40とで、接続管部10と通ずる内室a1と排出
管部11に通ずる外室a2とに水密に区画しておく。
【0020】そして、筒状弁とした弁体bの筒壁40の
上端に形設せる弁部42を、弁箱1の上面側に開設して
おく組付口12に取付ける盲金具13の下面に装設して
おく弁座16に対向させ、バネ17により弁体bを上方
に押し上げるように付勢する。
【0021】この弁体bに、サーモスタット2のボディ
20を、一体または一体的またはボディ20の下方への
動きで弁体bを下降させるように連繋し、これにより、
弁体bには、給湯機等の缶体側の内圧が閉弁側および開
弁側の何れにもかからない状態において、バネ17のバ
ネ力だけで閉弁側に付勢されるようにして、小型化、長
寿命化を可能にする。
【0022】また、筒状弁とした弁体bの筒壁40の上
端に形設せる弁部42と対向さす弁座16は、弁箱1の
上面の組付口12を蓋するように取付ける盲金具13を
弁座金具に利用してこれの下面に取付けられるようにし
てよい。さらに、弁体bに連繋させるサーモスタット2
のボディ20から出入するように突出するピストン21
の突出端と衝合してそのピストン21を支承する支承部
材7を、調整ネジ3と別体に形成して、調整ネジ3の下
面に衝合させるとともに、支承部材7に立設する軸杆状
の操作部材cを、調整ネジ3の上面側に突出させて、そ
れの手動操作による押し込みで強制的に開弁させる押ボ
タン式の手動開弁手段とする場合がある。
【0023】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0024】図3は本発明を実施せる温度逃し弁Aの縦
断正面図で、同図において、1は弁箱、aはその弁箱1
内に形成した弁室、bはその弁室a内に装入せる弁体、
2はその弁体bに連繋したサーモスタットを示す。
【0025】弁箱1は、筒状に形成したボディの下部側
に、給湯機等の缶体に対して接続する接続管部10を設
け、上部側の側面に圧力を逃す排出管部11を設け、内
部に弁体bを装入する弁室aを形成する通常の形態のも
のであり、上面側は弁室a内に弁機構部を組付ける組付
口 が開放し、そこに装脱自在に螺合する盲金具13に
より封栓されるようにしてある。
【0026】弁室a内に組込む弁体bは、図4にあるよ
うに、弁箱1に対し内筒状に形成した筒状弁に形成して
あり、それの軸方向を弁箱1の軸方向に沿わせた姿勢と
して、盲金具13の取り外しにより開放させた組付口1
2から装入して組付けられる。
【0027】弁室aの内周面には、装入した筒状弁の弁
体bの筒壁40の上下方向における中間部と対応する部
位に、弁室aを上下に区画する仕切壁5が棚板状に装設
してあり、弁室a内に装入した筒状弁の弁体bは、この
仕切壁5に開設しておく円形の透孔50に上下に摺動自
在に嵌挿され、その透孔50の内縁に設けたシール部材
51と弁体bの筒壁40の外周面との摺接により、弁室
aの前記仕切壁5より上方の外室a2とその仕切壁5よ
り下方の内室a1とに水密に区画される。
【0028】筒状弁に形成した弁体bは、それの底面側
にバネ受け段部41が形設され、そこと弁室aの底面と
の間に装設するバネ17により上方に押し上げられよう
付勢してあり、また、筒壁40の上端部には弁部42が
形設してある。
【0029】この弁部42と対向する弁座16は、前述
の組付口12に盲蓋状に組付ける盲金具13の下面に装
設されている。従って、この弁座金具となる盲金具13
が図3の如く弁箱1の上面側の組付口12に組付けてあ
る状態において、筒状弁の弁体bがバネ17により押し
上げられると、筒壁40の上端の弁部42がこの盲金具
13の下面の弁座16に衝合し、内室a1およびそれに
通ずる筒状弁の弁体bの内腔と、外室a2およびそれに
通ずる排出管部11とを水密に遮断され、閉弁状態とな
り、また、弁体bがバネ17の付勢に抗して押し下げら
れることで、筒壁40の上端の弁部42が弁座16から
離れることにより、接続管部10と通ずる内室a1と、
排出管部11に通ずる外室a2とが連通して開弁状態と
なるようにしてある。
【0030】弁体bに連続するサーモスタット2は、こ
の例においては、ボディ 内に封入したワックス類が昇
温により膨張することでピストン21を押出すようにな
るいわゆるワックスサーモエレメントが用いてあり、そ
れのボディ20のガイド筒部201の上端側を、筒状弁
とした弁体bの底部に設けた嵌合筒部43に摺動自在に
嵌挿して、その嵌合筒部43の上面側に突出する部位に
止め輪23を装着することで、その止め輪23が嵌合筒
部43の上面に当接した状態でのガイド筒部201の下
降作動で、弁体bが一緒に下降作動するように弁体bと
連繋させてある。
【0031】また、該サーモスタット2のボディ20の
ガイド筒部201の上下の中間部は、弁箱1内の弁室a
の底面に、バネ17の下端を受けるバネ受け座板6に設
けた筒状の案内筒60に摺動自在に嵌合していて、前述
の弁体bと共に弁箱1に対し上下方向に動くガイド筒部
201の動きが、この案内筒60によりガイドされるよ
うにしてある。この案内筒60は省略する場合がある。
【0032】そして、このサーモスタット2は、それの
ガイド筒部201の中間部に嵌挿した案内筒60を具備
するバネ受け座板6と弁体bの底面に設けたバネ受け段
部41との間にバネ17を張設した図5に示す状態にお
いて、弁機構部Vを構成するようになり、これを、弁箱
1上面の組付口 から落し込むように装入していくこと
で、この弁機構部Vがそっくり弁箱1に対し組付けられ
るようにしてある。
【0033】そして、この弁機構部Vを弁箱1の組付口
12から装入した状態において、その組付口12に、前
述の弁座金具を兼ねている盲金具13を取付けけること
で、弁機構部Vの組付けが完了し、筒状弁とした弁体b
の筒壁40の上端の弁部42が、盲金具13の下面に装
設した弁座16に対向し、サーモスタット2のボディ2
0の上端から突出するピストン21の突出端が、前記盲
金具13の中心部位に螺合してある調整ネジ3の下面に
対向して、サーモスタット2のボディ20からピストン
21が伸び出すと、サーモスタット2のボディ20が下
降して弁体bを下方に動かし、弁体bの弁部42を弁座
16から引き離して開弁状態となり、ピストン21の押
出圧力が小さくなるとバネ17により弁体bが上昇して
閉弁状態となるようになる。
【0034】次に図6は、別の実施例を示している。こ
の例は、盲金具13の中心部位に螺合しておく調整ネジ
3と、サーモスタット2のピストン21の突出端を支承
する支承部材7とを別体に形成して、その支承部材7を
盲金具13の中心部位に設けた軸穴部130内に、シー
ル部材70により水密を保持した状態で自在に昇降する
ように嵌装して、それの上面を調整ネジ3の下面に衝合
させるとともに、その上面の軸心部位に軸杆状の操作部
材cを立設し、それを、調整ネジ3の軸心部位に開設し
ておく中心穴30から盲金具13の上面上方に突出させ
ておくことで、この操作部材cを手動操作で押し込む作
動によりサーモスタット2と共に弁体bが下方に押し込
まれることで、手動により強制的に開弁するようにした
例である。
【0035】この実施例は、上述の点を除いたその余の
構成は、前述の図3乃至図5に示した実施例と同様に構
成される。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明手段において
は、弁箱1内の弁室aを、上下に仕切る仕切壁5と、筒
状弁に形成して前記仕切壁5に設けた透孔50に水密に
嵌挿する弁体bの筒壁40とで、接続管部10と通ずる
内室a1と排出管部11と通ずる外室a2とに区画し、
その弁体bを、それの筒壁40の上縁に設けた弁部42
を弁箱1の上面側の組付口12を封栓する盲金具13の
下面側に設けた弁座16に対向させて、バネ17により
閉弁側に付勢し、この弁体bにサーモスタット2のボデ
ィ20を連繋し、それのピストン21を盲金具13に設
ける調整ネジ3より支承させて、このサーモスタット2
の作動で昇温時に開弁させるようにしているのだから、
サーモスタット2にかかる力がバネ17のバネ力だけと
なって、缶体側の内圧の影響を受けることがなくなる。
【0037】従って、給湯機等の缶体の内圧が違って
も、共通の製品を使用し得るようになる。
【0038】弁体bに連繋するバネ17に、サーモスタ
ット2および弁圧等に最適なバネを選択できるようにな
り、小型化、長寿命化が得られるようになる。
【0039】盲金具13の下面側に弁座16が取付けら
れ、また、盲金具13に別体の調整ネジ3が設けられる
ので、盲金具13の再組立てを行なっても、調整温度が
変わらないようにできる。
【0040】また、盲金具13を外すだけで弁体bおよ
び弁座16の点検が行なえるようになる。
【0041】弁体bを閉弁側に押し上げるバネ17を、
弁圧等に最適な力の弱いものにできるので、サーモスタ
ット2のピストン21を支承する支承部材7を、調整ネ
ジ3と別体に分離して、調整ネジ3を挿通して盲金具1
3の上面側に突出させておくことにより、それの手動操
作で強制的に開弁できるようになり、組立てた製品の検
査確認が簡単に行なえるようになる。
【0042】また、弁体bとサーモスタット2とバネ1
7とバネ受け座板6らを弁機構部Vに組立てた状態とし
て、弁箱1の上面側の組付口12から、弁室a内に落し
込むように挿入して、盲金具13を組付けることで組付
けられるので、弁機構部Vの弁箱1に対する組付けが一
方向から行なえることになって、製品の組立てを簡略に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の温度逃し弁の縦断正面図である。
【図2】従前の別の形態の温度逃し弁の縦断正面図であ
る。
【図3】本発明を実施せる温度逃し弁の縦断正面図であ
る。
【図4】同上温度逃し弁の組立途上の縦断正面図であ
る。
【図5】同上温度逃し弁の組立てた弁機構部の縦断正面
図である。
【図6】同上温度逃し弁の別の実施例の部分の縦断正面
図である。
【符号の説明】
A…温度逃し弁、a…弁室、a1…内室、a2…外室、
b…弁体、c…操作部材、F…バネ力、P…内圧、S…
受圧面積、V…弁機構部、1…弁箱、10…接続管部、
11…排出管部、12…組付口、13…盲金具、130
…軸穴部、14…弁座金具、15…弁口、16…弁座、
17…バネ、18…戻しバネ、2…サーモスタット、2
0…ボディ、201…ガイド筒部、21…ピストン、2
2…平金具、23…止め輪、3…調整ネジ、30…中心
穴、40…筒壁、41…段部、42…弁部、43…嵌合
筒部、5…仕切壁、50…透孔、51…シール部材、6
…バネ受け座板、60…案内筒、7…支承部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部側の側面に圧力を逃す排出管部11
    を設け、下部側に給湯機等の缶体に接続する接続管部1
    0を設けた弁箱1内に形成する弁室aを、その弁室aを
    上下に仕切る仕切壁5と筒状弁に形成して前記仕切壁5
    に設けた透孔50に水密に嵌挿する弁体bの筒壁40と
    により、接続管部10と通ずる内室a1と排出管部11
    に通ずる外室a2とに区画し、その弁体bを、バネ17
    により筒壁40の上縁に設けた弁部42が弁箱1の上面
    側の組付口12に装着せる盲金具13の下面側に装設せ
    る弁座16に衝合して閉弁する方向に付勢し、この弁体
    bにサーモスタット2のボディ20を連繋し、そのボデ
    ィ20から出入りするよう突出するピストン21の上端
    側を、前記盲金具13に設ける調整ネジ3に対し支承せ
    しめることを特徴とする温度逃し弁。
  2. 【請求項2】 弁座16を盲金具13の下面に一体的に
    装着して、組付口12を蓋する盲金具13が弁座金具を
    兼ねるようにしたことを特徴とする請求項1記載の温度
    逃し弁。
  3. 【請求項3】 盲金具13に調整ネジ3とサーモスタッ
    ト2のピストン21の上端を支承さす支承部材7とを分
    離し、その支承部材7を上下に移動自在に盲金具13に
    支持させ、それの上面に、調整ネジ3を透通して盲金具
    13の上面側に突出する操作部材cを立設したことを特
    徴とする請求項1記載の温度逃し弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009008273A (ja) * 2008-09-30 2009-01-15 Toyota Motor Corp サーモバルブの制御方法
US8191794B2 (en) 2006-06-14 2012-06-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Flow channel switching device

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