JPH10197387A - パレット載置ワークのテスト装置及び該装置と共に使用されるパレット - Google Patents

パレット載置ワークのテスト装置及び該装置と共に使用されるパレット

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JPH10197387A
JPH10197387A JP343297A JP343297A JPH10197387A JP H10197387 A JPH10197387 A JP H10197387A JP 343297 A JP343297 A JP 343297A JP 343297 A JP343297 A JP 343297A JP H10197387 A JPH10197387 A JP H10197387A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、パレット3の構成を簡単化、軽量化
し、パレット自体には油を封入せず、それ故、従来装置
ではパレット自体に対して必要であった油補充、及び封
入油量の定期的チェックを不要とすることを目的として
いる。 【解決手段】パレット3には、複数のパレット取付ピス
トン4が取り付けられている。このパレット取付ピスト
ン4を上方に駆動し、その上に載置されたワーク2を上
部基板1に対して均一圧力で押しつけ、密着させるため
に、いわば1個のリフタテーブル5が備えられている。
このリフタテーブル5には、パレット3のパレット取付
ピストン4に対応して、複数のピストン6が設けられて
いる。これらピストン6は油圧で駆動されるものである
が、導通油路穴12により連通されているために、各ピ
ストン6は均一な力でパレット3のパレット取付ピスト
ン4を上方に駆動し、これによって、ワーク2が上部基
板1に密着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベア上をパレ
ットに載置されて搬送されるワークを上部基板に押しつ
け、密着させた状態でテストするパレット載置ワークの
テスト装置、及び該テスト装置において、ワークをテス
トのために搬送し、テストステーションにおいてワーク
を上部基板に対して押し付け、密着させるためのパレッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワーク(被テスト品)2をテスト
のために搬送し、上部基板1に対して押し付け、密着さ
せるために、図2及び図3に示されるようなパレット2
1が用いられていた。
【0003】このようなワーク(被テスト品)2の一例
として、自動車トルクコンバータ式オートマチックトラ
ンスミッション用の油圧制御装置に用いられるバルブボ
ディがある。バルブボディの油圧回路には、専用の油圧
ポンプにより発生した作動流体(トルクコンバータオイ
ル)が送り込まれる。バルブボディ内部には、スプリン
グで規制されたリリーフバルブがいくつも仕組まれてい
て、設定した圧力以上に油圧が高まったときに、スプリ
ングの力が負けてバルブを開くようになっている。この
ようなバルブボディは、自動車内では、トランスミッシ
ョン下部にボルトによって強固に固定されている。
【0004】このようなバルブボディのテストにおいて
は、トルクコンバータオイルに相当する油圧を供給する
必要がある。この油圧の供給は、図示した上部基板1に
よって行われるが、バルブボディと上部基板とを密着さ
せなければ、その接合面から油が漏洩することになる。
それ故、強固に固定する必要はあるが、時間及び労力を
要するボルト等による手段を、バルブボディのテストに
おいて採用することはできない。そして、これらバルブ
ボディの接合面は精密な機械加工がされているとして
も、パレット側の面は一般に粗加工又は鋳肌のため、厚
み方向の寸法のばらつきが大きくなっており、均一な密
着は容易ではなかった。
【0005】このバルブボディのようなワーク(被テス
ト品)2を均一に密着させるために、従来、図3に示さ
れるようなパレット21が用いられていた。図3は、上
部基板1、ワーク2、パレット21等を垂直方向に切断
した断面図である。
【0006】パレット21は、コンベア等で搬送され、
テストステーションにおいて、昇降駆動装置26によっ
て全体を上方に駆動されて、パレット上に支持されてい
るワーク(被テスト品)2が、上部基板1に押しつけら
れ、密着させられた後、テストされる。図3において、
このワーク2の上面、及び上部基板の下面を平面として
図示したが、必ずしも全体が同一平面である必要はな
く、実際のワーク2には、凹部又は凸部が存在すること
もあるし、また、段差が存在することもある。ただ、ワ
ーク2又は上部基板1の一方に凸部が存在するときに
は、他方に対応した凹部がなければならない。さらに、
ワーク2が、全体的に同一平面ではなく、段差がある場
合には、上部基板1に対応した段差が設けられる。この
ように、ワークと上部基板は、必ずしも全平面で密着さ
せるものではないが、少なくとも複数箇所で均一に密着
させる必要があった。
【0007】上部基板1とワーク2を密着させるため
に、ワーク2を載置したパレット21が、昇降駆動装置
26によって上方に駆動され、そして、上述したような
ワーク2毎のばらつきを補償する微調整を複数のピスト
ン22で行っていた。これら複数のピストンを収容する
シリンダ27下方には封入油25が封入されている。こ
れらは、相互に、そして封入油補充口23と導通油路穴
24によって連通されている。28はシール用”O”リ
ングである。このように、封入油25が封入されると共
に、各シリンダ27は相互に連通しているために、上述
のワーク2毎のばらつきを吸収して、ワーク2の上面を
上部基板1の下面に接触面の全面に渡って均一に押しつ
け、密着させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、封入油が漏れるため、ワーク2と
上部基板1との密着性が悪くなる。これを防ぐために
は、こまめに封入油を補充する必要があった。さらに、
コンベア上の多数のパレット21のそれぞれに油を封入
するために、個々のパレットの構成が複雑となり、ま
た、重くなる。これによって、テスト装置全体が大きな
ものになるという欠点があった。
【0009】本発明は、油圧を外部より供給することに
より、これと連通された導通油路穴を通して各シリンダ
下方の圧力を均一なものとし、それによって、ワークを
上部基板1に密着させることを目的としている。
【0010】また、本発明は、パレットの構成を簡単
化、軽量化し、パレット自体には油を封入することを必
要とせず、それ故、従来装置では必要であった油補充、
及び封入油量の定期的チェックを不要とすることを目的
としている。
【0011】そして、本発明は、テスト装置全体の小型
化を図ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1において、1は上部
基板、2はワーク、3はパレット、4はパレット取付ピ
ストン、5はリフタテーブル、6はピストン、7はガイ
ド、8は昇降駆動装置、9はシール用”O”リング、1
0は段差、11はストップリング、12は導通油路穴で
ある。パレット3には、複数のパレット取付ピストン4
が取り付けられている。このピストン4には、その上下
に移動制限手段が設けられている。即ち、上方には段差
10が設けられて、下方への移動が制限されている。ま
た、下方にはストップリング11が設けられて、ピスト
ン4の上方への移動が制限されている。この複数のパレ
ット取付ピストン4を上方に駆動し、それ故に、その上
に載置されたワーク2を上部基板1に対して均一圧力で
押しつけ、密着させるために、リフタテーブル5が備え
られている。本発明の場合においては、ワーク2を載せ
たパレット3が給送されてきて、上記リフタテーブル5
の上に載置されることになる。そして、このリフタテー
ブル5には、パレット3のパレット取付ピストン4に対
応して、複数のピストン6が設けられている。これらピ
ストン6は油圧で駆動されるものであるが、油は、外部
より供給されるものである。この下部油路より一定圧力
の油圧を供給することにより、これと連通された導通油
路穴12により各シリンダ下方の圧力も均一となる。こ
のため、各ピストン6を通してパレット3のパレット取
付ピストン4は均一な力で上方に駆動されることにな
る。これによって、ワーク2が上部基板1に密着するこ
とになる。
【0013】この状態で、所期のテストが実行される。
テストステーションにおけるこのテストが完了した後、
油圧は、下部油路から上部油路に切り換えられて、リフ
タテーブル5のピストン6が下降させられ、それ故、パ
レット3のパレット取付ピストン4が下降させられる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、コンベ
ア上をパレットに載置されて搬送されるワークを上部基
板に押しつけ、密着させた状態でテストするパレット載
置ワークのテスト装置において、ワーク下面を上面で支
持する複数のパレット取付ピストンを上下方向にのみ移
動可能に貫通させたパレットと、該パレットの複数のパ
レット取付ピストンに対応して設けられた複数のピスト
ンを備え、それらを外部供給の油圧によって作動すると
共に各ピストンを作動する油圧が連通され同一圧力とさ
れているリフタテーブルと、該リフタテーブルを昇降駆
動する装置とからなるパレット載置ワークのテスト装置
を構成したものである。
【0015】請求項1に記載のワークは自動車トルクコ
ンバータ式オートマチックトランスミッション用の油圧
制御装置に用いられるバルブボディとし、かつ油圧テス
トをすることができる(請求項2に記載の発明)。
【0016】請求項3に記載の発明は、ワークを載置し
てコンベア上を搬送し、該ワークを上部基板に押しつ
け、密着させた状態でテストするパレット載置ワークの
テスト装置と共に使用されるためのパレットにおいて、
ワーク下面を上面で支持し、その下面が外部より作動さ
れ、上下に設けられた移動制限手段の範囲内で上下方向
に自由に動くことのできる複数のパレット取付ピストン
を貫通させたことを特徴とするパレットを構成したもの
である。
【0017】請求項3に記載のワークは自動車トルクコ
ンバータ式オートマチックトランスミッション用の油圧
制御装置に用いられるバルブボディとし、かつ油圧テス
トをすることができる(請求項4に記載の発明)。
【0018】図4は、本発明のパレット載置ワークのテ
スト装置の全体構成を示している。ワーク(被テスト
品)2は、例えば、前記従来技術として説明したのと同
じく、自動車トルクコンバータ式オートマチックトラン
スミッション用の油圧制御装置に用いられるバルブボデ
ィである。また、このようなバルブボディのテストにお
いては、トルクコンバータオイルに相当する油圧を供給
する必要があり、この油圧の供給は、バルブボディと上
部基板を密着させた状態で、上部基板1によって行われ
ることも、先に従来技術として説明したのと同じであ
る。ワーク2がパレット3によって支持され、搬送され
る点でも、従来技術と相違はないが、このパレット3の
構成は、前記従来技術のものとは異なっている。
【0019】ワーク2は、ワーク投入口において、パレ
ット上に載置され、図の右から左の方向にコンベアによ
って運ばれる。そして、テストステーション1、2にお
いて、所期のテスト、例えば油圧テストが実行される。
図4の2つのテストステーション1、2は、ワーク上昇
前の状態と、ワーク上昇後の状態を例示するために図示
したものであるが、単一のテストステーションとするこ
とができる。複数のテストステーションは、同じテスト
目的のものであってもよいし、また、異なるテストを行
うためにも備えられることができる。
【0020】各テストステーションには、昇降駆動装置
8によって上昇、下降駆動させられるリフタテーブル5
が備えられている。ガイド7はリフタテーブルを安定に
上昇、下降駆動するために備えられている。このリフタ
テーブル5は、上昇、下降駆動されるが、前後、左右方
向には移動することができない。このリフタテーブル5
及び昇降駆動装置8は、左右2本のコンベア(図2参
照)の間に備えられている。
【0021】ワーク2を載置したパレット3がコンベア
によって運ばれ、各テストステーションにおいて、この
リフタテーブル上に位置する時、これは、図示しない近
接スイッチによって検出することができる。この後、ワ
ーク載置パレット3は、昇降駆動装置によって上方に、
上部基板1の極近くまで駆動される。この昇降駆動装置
8による上昇駆動は、図示しない近接スイッチによって
所定位置で停止するように構成することができる。その
後の微調整のためのパレット3の上昇は、リフタテーブ
ル5によって行うことができる。即ち、詳細は後述する
ように、リフタテーブルに設けられた複数のピストンを
作動させることにより、それに対応して取り付けられた
パレット取付の複数のピストンが上方に駆動され、この
駆動によって、その上に載置されたワーク2を上部基板
1に対して均一圧力で押しつけ、密着させることができ
る。
【0022】この状態で、所期のテスト、例えば油圧テ
ストが実行される。テストステーションにおけるこのテ
ストが完了した後、油圧の切り替えにより、リフタテー
ブル5のピストン6が下る。それ故、パレット3のパレ
ット取付ピストン4が下降させられる。そして、これら
全体が、昇降駆動装置8によって下降させられ、ワーク
2はパレット3に載置された状態で、コンベア上を次の
テストステーション又はワーク取出口に向けて搬送され
る。
【0023】ワーク取出口でワーク2が取り出された
後、パレット3は昇降駆動部を下降し、図4の右方向に
下段コンベア上を搬送され、更に昇降駆動部を上昇させ
られて、ワーク投入口において、ワーク2がセットされ
る。
【0024】次に、本発明の特徴とするパレット3及び
リフタテーブルの動作に関して、図1を参照して説明す
る。図1は、図3に示した従来技術と同様な断面図であ
るが、ワーク2の上昇駆動及び支持は、パレット3がリ
フタテーブル5と協同して行うものである。パレット3
には、図示されるように、複数の凹部内にそれぞれ複数
のパレット取付ピストン4が取り付けられて、上下方向
に自由に動くように構成されている。このピストン4
は、段差10が設けられ、下方への移動が制限され、ま
た、ストップリング11が設けられて、ピストン4の上
方への移動が制限されている。このように、パレット3
は、上方及び下方への移動が制限された複数のピストン
4を備えるのみの簡単な構成となっている。
【0025】この複数のパレット取付ピストン4を上方
に駆動し、それ故に、その上に載置されたワーク2を上
部基板1に対して均一圧力で押しつけ、密着させるため
に、リフタテーブル5が備えられている。そして、この
リフタテーブル5には、パレット3のパレット取付ピス
トン4に対応して、複数のピストン6が、それぞれリフ
タテーブルに設けられたシリンダ17から上方にピスト
ン先端を突出させて設けられている。9はシール用”
O”リングである。これらピストン6は油圧で駆動され
るものであるが、油は、図3に従来技術として示したも
ののように封入されたものではなく、外部より供給され
るものである。この下部油路より一定圧力の油圧を供給
することにより、これと連通された導通油路穴12によ
り各シリンダ下方の圧力も均一となる。このため、各ピ
ストン6を通してパレット3のパレット取付ピストン4
は均一な力で上方に駆動されることになる。これによっ
て、ワーク2が接触面の全面に渡って上部基板1に密着
することになる。
【0026】この状態で、所期のテストが実行される。
テストステーションにおけるこのテストが完了した後、
油圧は、下部油路から上部油路に切り換えられて、リフ
タテーブル5のピストン6が下降させられ、それ故、パ
レット3のパレット取付ピストン4が下降させられる。
そして、これら全体、即ち、ワーク2、パレット3、及
びリフタテーブル5が、昇降駆動装置8によって下降さ
せられ、ワーク2はパレット3に載置された状態で、コ
ンベア上を次のテストステーション又はワーク取出口に
向けて搬送される。
【0027】
【発明の効果】本発明は、リフタテーブル5の各シリン
ダ17に油圧を外部より供給することにより、これと連
通された導通油路穴12を通して各シリンダ下方の圧力
も均一となる。このため、各ピストン6を通してパレッ
ト3のパレット取付ピストン4は均一な力で上方に駆動
されることになる。これによって、ワーク2の厚み方向
の寸法のばらつきを吸収して、ワーク2を上部基板1に
密着させることができる。
【0028】さらに、本発明において、この微調整のた
めの油圧は、テストステーション毎に唯一備えられたリ
フタテーブルの各シリンダに外部より供給されるもので
あり、封入油を用いないから、油補充及び封入油量の定
期的チェックは不要である。パレット3は、一つのテス
ト装置において、コンベア上を多数搬送されるものであ
るが、本発明のパレット3は、上方及び下方への移動は
制限されているが、自由に動くことのできる複数のピス
トン4を備えるのみの簡単な構成となっている。このよ
うに多数必要とされるパレットの軽量化、簡便化が図ら
れた結果、テスト装置全体の小型化が達成できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上部基板、ワーク、パレット、及びリ
フタテーブルの垂直方向断面図である。
【図2】従来技術のパレットの搬送状態を概略的に示す
図である。
【図3】従来技術の上部基板、ワーク、パレットの垂直
断面図である。
【図4】本発明のテスト装置全体を概略的に示す図であ
る。
【符号の説明】
1 上部基板 2 ワーク 3 パレット 4 パレット取付ピストン 5 リフタテーブル 6 ピストン 7 ガイド 8 昇降駆動装置 9 シール用”O”リング 10 段差 11 ストップリング 12 導通油路穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンベア上をパレットに載置されて搬送さ
    れるワークを上部基板に押しつけ、密着させた状態でテ
    ストするパレット載置ワークのテスト装置において、 ワーク下面を上面で支持する複数のパレット取付ピスト
    ンを上下方向に移動可能に貫通させたパレットと、 該パレットの複数のパレット取付ピストンに対応して設
    けられた複数のピストンを備え、当該複数のピストンを
    外部供給の油圧によって作動すると共に当該各ピストン
    を作動する油圧が連通され同一圧力とされているリフタ
    テーブルと、 該リフタテーブルを昇降駆動する装置と、 からなるパレット載置ワークのテスト装置。
  2. 【請求項2】ワークが自動車トルクコンバータ式オート
    マチックトランスミッション用の油圧制御装置に用いら
    れるバルブボディであり、かつ、テストが油圧テストで
    ある請求項1に記載のパレット載置ワークのテスト装
    置。
  3. 【請求項3】ワークを載置してコンベア上を搬送し、該
    ワークを上部基板に押しつけ、密着させた状態でテスト
    するパレット載置ワークのテスト装置と共に使用される
    ためのパレットにおいて、 ワーク下面を上面で支持し、その下面が外部より作動さ
    れ、上下に設けられた移動制限手段の範囲内で上下方向
    に自由に動くことのできる複数のパレット取付ピストン
    を貫通させたことを特徴とするパレット。
  4. 【請求項4】ワークが自動車トルクコンバータ式オート
    マチックトランスミッション用の油圧制御装置に用いら
    れるバルブボディであり、かつ、テストが油圧テストで
    ある請求項3に記載のパレット。
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