JPH10197445A - 呼気分析方法およびその装置 - Google Patents

呼気分析方法およびその装置

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JPH10197445A
JPH10197445A JP9013090A JP1309097A JPH10197445A JP H10197445 A JPH10197445 A JP H10197445A JP 9013090 A JP9013090 A JP 9013090A JP 1309097 A JP1309097 A JP 1309097A JP H10197445 A JPH10197445 A JP H10197445A
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JP
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carbon dioxide
concentration
breath
entire carbon
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JP9013090A
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Koichi Kurihara
耕一 栗原
Kenichi Akao
賢一 赤尾
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Original Assignee
Jasco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 呼気中の炭酸ガス全体に対する13CO2
比率をより正確に測定することができる共に、これを容
易に行える呼気分析方法およびその装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 呼気分析装置110のセル120内を所
定値まで減圧する減圧工程と、前記減圧工程により減圧
された状態のセル120内へ呼気を移送する移送工程
と、前記移送工程によりセル120内へ移送された呼気
中の炭酸ガス全体の濃度が一定値を保つように、セル1
20内の減圧状態をリアルタイムに調節する調節工程
と、前記調節工程により呼気中の炭酸ガス全体の濃度が
一定値を保つように調節されているセル120内の炭酸
ガス全体に対する13CO2の比率を検出する検出工程
と、を備えたことを特徴とする呼気分析方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は呼気の分析方法およ
び装置、特に呼気中の炭酸ガス全体に対する13CO2
比率を測定することができる呼気分析方法および装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、消化不良や胃炎の症状を訴える消
化性潰瘍に副次的な消化不良のある患者や非潰瘍性のあ
る患者の多くは、グラム陰性桿菌ヘリコバクタ・ピロリ
(Helicobacter Pylori)に感染していることが知られ
ている。このヘリコバクタ・ピロリは、患者の胃粘膜に
付着していたり、胃粘膜内部にても確認されている。従
来において、このヘリコバクタ・ピロリによる感染を検
査するためには、胃の内視鏡検査や生検を行う必要があ
った。
【0003】しかしながら、従来の胃の内視鏡検査や生
検では、ヘリコバクタ・ピロリの侵略を定量化すること
は困難であった。そのため、患者の胃やその近位に存在
するとされている細菌性ウレアーゼの有無や、その感染
状況の把握が容易に行えると共に、その検査を行うに際
に、人体に損傷を与えない検査法の開発が、この種の分
野では強く望まれていた。そして、このような要望に応
えるものとして、現在では呼気検査法が最も注目されて
いる。
【0004】この呼気検査法とは、炭素同位体で標識さ
れた尿素を被検者に投与して消費させた後、該被検者よ
り呼気検体試料を採取し、該呼気検体試料中の炭素同位
体を含む二酸化炭素を分析することにより、胃およびそ
の近位のウレアーゼ尿素酵素活性を測定するものであ
る。すなわち、ヘリコバクタ・ピロリ感染者に炭素同位
体で標識された尿素を投与すると、胃やその近位に存在
する細菌性ウレアーゼが、尿素を13CO2とアンモニア
とに分解する。そのため、炭素同位体で標識された尿素
投与後の試料ガス中の炭酸ガス全体に対する13CO2
比率が、投与前の13CO2の比率に比較し、増加してい
る場合、その被検者を陽性として判断するのである。
【0005】ところで、試料封入袋は呼気が封入された
後に呼気分析装置に接続され、該試料封入袋中の呼気が
呼気分析装置のセル内へ移送される。そして、セル内へ
充填された呼気中の炭酸ガス全体に対する13CO2の比
率の測定が行われる。ここで、試料封入袋の呼気のセル
への移送を行うに際し、測定を適正に行うため、セル内
へ充填された呼気中の炭酸ガス全体の濃度を一定に保つ
ように、呼気を希釈する必要がある。
【0006】従来において、このような呼気を希釈する
技術として、例えば図1に示されたものが公知である。
図1には従来の呼気分析装置の一部構成が示されてい
る。同図に示す従来の呼気分析装置10は、一方に被検
者の呼気が封入された試料封入袋12の口部が装入さ
れ、他方に高純度の窒素ガスが充填された窒素ボンベ1
4が装入される試料装入口16と、試料装入口16の下
流側に設けられ、試料ガスを移送するためのシリンジポ
ンプ18と、シリンジポンプ18の下流側に設けられ、
シリンジポンプ18により試料ガスが充填されるセル2
0とを備えている。
【0007】そして、セル20へ充填される試料ガス中
の炭酸ガス全体の濃度が一定値を保つように、試料封入
袋12の呼気を窒素ボンベ14の高純度の窒素ガスで希
釈し、これを試料ガスとしてセル20へ移送している。
すなわち、図2に示すように、バルブ24が開いた状態
でシリンジポンプ18のシリンジ18aを下降させる
と、試料封入袋12の呼気がシリンジポンプ18内に採
取される。
【0008】そして、図3に示すように、その途中でコ
ック22を開くと、シリンジポンプ18内へ窒素ボンベ
14内の窒素ガスも一緒に採取され、呼気が窒素ガスに
より希釈される。シリンジ18aが下限まで下降され、
シリンジポンプ18内に試料ガスが採取されると、図4
に示すように、開いていた状態のバルブ24を閉じ、シ
リンジ18aを上昇させると、シリンジポンプ18内に
採取されていた試料ガスがセル20内へ移送される。
【0009】そして、セル20内をフローしている試料
ガス中の炭酸ガス全体に対する13CO2の比率を測定し
ているのである。なお、セル20内の試料ガス中の炭酸
ガス全体の濃度は、検出器(図示省略)でリアルタイム
にモニタされており、検出器によりモニタされたセル2
0内の炭酸ガス全体の濃度が一定値を保つように、コッ
ク22、シリンジポンプ22、バルブ24等の作動は制
御されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の呼気分析装置10では、前述のようにセル20内の
炭酸ガス全体の濃度が一定値を保つように、呼気を希釈
するための窒素ガスが必要である。そのため、装置の構
成が複雑化してしまい、しかもその操作は煩雑なもので
あった。また、セル20内の炭酸ガス全体の濃度が一定
値を保つように、呼気を窒素ガスにより希釈することは
非常に困難である。
【0011】すなわち、セル20内の炭酸ガス全体の濃
度は、検出器(図示省略)によりリアルタイムにモニタ
され、セル内20の炭酸ガス全体の濃度が一定値を保つ
ように窒素ボンベ14のコック22、シリンジポンプ2
2、バルブ24等の作動は制御されている。 しかしな
がら、窒素ガスにより一度希釈されてしまった試料ガス
の希釈状態を変えるのは非常に困難であった。しかも、
装置の構成が複雑であるため、その応答性も十分ではな
いため、必ずしも満足のゆく検出結果が得られるもので
はなかった。
【0012】本発明は前記従来技術の事情に鑑みなされ
たものであり、その目的は呼気中の炭酸ガス全体に対す
13CO2の比率をより正確に測定することができる共
に、これを容易に行える呼気分析方法およびその装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にかかる呼気分析方法は、減圧工程と、移送工
程と、調節工程と、検出工程とを備える。前記減圧工程
は、呼気分析装置のセル内を所定値まで減圧する。前記
移送工程は、前記減圧工程により減圧された状態のセル
内へ呼気を移送する。
【0014】前記調節工程は、前記移送工程によりセル
内へ移送された呼気中の炭酸ガス全体の濃度が一定値を
保つように、セル内の減圧状態をリアルタイムに調節す
る。前記検出工程は、前記調節工程により呼気中の炭酸
ガス全体の濃度が一定値を保つように調節されているセ
ル内の炭酸ガス全体に対する13CO2の比率を検出す
る。また、前記目的を達成するために本発明にかかる呼
気分析装置は、試料装入口と、セルと、炭酸ガス濃度検
出手段と、移送手段と、13CO2濃度検出手段と、制御
手段とを備える。
【0015】前記試料装着入口は、被検者の呼気が封入
された試料封入袋の口部が着脱自在に設けられる。前記
セルは、前記試料装入口の下流側に設けられ、該試料装
入口を介して前記試料封入袋の呼気が移送される。前記
炭酸ガス濃度検出手段は、前記セル内の呼気中の炭酸ガ
ス全体の濃度を検出する。
【0016】前記移送手段は、前記セルの下流側に設け
られ、該セル内を所定値まで減圧すると共に、該セル内
の呼気中の炭酸ガス全体の濃度が一定値を保つように、
該セル内の減圧状態をリアルタイムに調節して、前記試
料封入袋の呼気を該セル内へ移送する。前記13CO2
度検出手段は、前記移送手段により呼気中の炭酸ガス全
体の濃度が一定値を保つように減圧状態が調節されてい
るセル内の炭酸ガス全体に対する13CO2の比率を検出
する。
【0017】前記制御手段は、前記炭酸ガス濃度検出手
段により検出された呼気中の炭酸ガス全体の濃度が一定
値を保つように、前記セル内の減圧状態を前記移送手段
により調節させる。
【0018】
【発明の実施形態】以下、図面に基づき本発明の一実施
態様について説明する。図5には本発明の実施態様1に
かかる呼気分析装置の概略構成が示されている。なお、
前記図1と対応する部分には符号100を加えて示し説
明を省略する。同図に示す呼気分析装置110は、被検
者の呼気が封入された試料封入袋112の口部が装入さ
れる試料装入口116と、試料装入口116の下流側に
設けられたセル120と、該セル120の下流側に設け
られたシリンジポンプ118よりなる移送手段とを備え
ている。
【0019】セル120は、呼気が充填されるセル内室
120eと、呼気をセル内室120eへ導入する入口管
120aと、セル内室120eから外部へ測定済み試料
ガスを排出させる出口管120bとを備えている。シリ
ンジポンプ118は、セル120内において呼気中の炭
酸ガス全体の濃度が一定値を保つように、セル120内
の減圧状態を調節している。また、同図に示す呼気分析
装置110は、検出手段として、赤外光束Lを照射する
光源132と、該光源132からの赤外光束Lを断続光
とする回転セクタ134と、セル120へ充填された呼
気中の炭酸ガス全体に対する13CO2の比率を測定する
検出器136と、検出器136からの信号を増幅する増
幅器138と、増幅器138からの信号に基づき、炭酸
ガス全体に対する13CO2の比率を指示する指示計14
0とを備えている。
【0020】また、この検出手段は、セル120内の呼
気中の炭酸ガス全体の濃度をリアルタイムにモニタして
いる。そして、制御手段14が、前記検出手段によりモ
ニタされたセル120内の炭酸ガス全体の濃度が一定値
を保つように、バルブ124、シリンジポンプ22、チ
ェックバルブ126,128等の作動を制御してセル1
20内の減圧状態を調節している。すなわち、13CO2
比率の測定中において、前記検出手段によりモニタされ
ている炭酸ガス全体の濃度が所定値より下がると、制御
手段141は、バルブ124、シリンジポンプ118、
チェックバルブ126,128等を作動させて、該検出
手段によりモニタされている炭酸ガス全体の濃度が所定
値に上昇するまでセル120内の圧を上げる。
【0021】これに対し、前記検出手段によりモニタさ
れている炭酸ガス全体の濃度が所定値より上がると、制
御手段141は、バルブ124、シリンジポンプ11
8、チェックバルブ126,128等を作動させて、該
検出手段によりモニタされている炭酸ガス全体の濃度が
所定値に下降するまでセル120内の圧を下げる。実施
形態1にかかる呼気分析装置110は概略以上のように
構成され、つぎにその作用について説明する。
【0022】まず、炭素同位体で標識された尿素投与前
の呼気を試料封入袋112に採取した後、試料封入袋1
12の口部を呼気検査装置110の試料装入口116に
接続する。試料封入袋112を呼気採取装置110に接
続すると、セル120内を所定値まで減圧する。すなわ
ち、図6に示すようにバルブ124,チェックバルブ1
28を閉じた状態で、チェックバルブ126を開き、シ
リンジポンプ118のシリンジを下降させると、セル1
20内の空気がシリンジポンプ118内に採取され、セ
ル120内が減圧される。そして、シリンジポンプ11
8のシリンジが下限まで下降すると、図7に示すように
チェックバルブ128を開き、シリンジポンプ118の
シリンジを上昇させることによりシリンジポンプ118
内から外部へ空気を排気することができる。これを繰り
返し、セル120内を所定値まで減圧する。
【0023】セル120内を所定値まで減圧すると、図
8に示すようにバルブ124、チェックバルブ128を
開き、試料封入袋112の呼気をセル120内へ移送す
る。ここで、検出手段は、セル120内の炭酸ガス全体
の濃度をリアルタイムにモニタしている。そして、制御
手段141が、検出手段によりモニタされる炭酸ガス全
体の濃度が一定値を保つように、バルブ124、シリン
ジポンプ118、チェックバルブ126,128等の作
動を制御してセル120内の減圧状態を調節している。
【0024】すなわち、13CO2比率の測定中におい
て、検出手段によりモニタされている炭酸ガス全体の濃
度が所定値より下がると、制御手段141は、バルブ1
24、シリンジポンプ118、チェックバルブ126,
128等を作動させて、検出手段によりモニタされてい
る炭酸ガス全体の濃度が所定値に上昇するまでセル12
0内の圧を上げる。これに対し、検出手段によりモニタ
されている炭酸ガス全体の濃度が所定値より上がると、
制御手段141は、バルブ124、シリンジポンプ11
8、チェックバルブ126,128等を作動させて、検
出手段によりモニタされている炭酸ガス全体の濃度が所
定値に下降するまでセル120内の圧を下げる。
【0025】このように実施形態1において、図9に示
すように制御手段124はバルブ124を時間で制御し
て開き、チェックバルブ128を閉じ、セル120内の
炭酸ガス全体の濃度が一定値を保つように、セル120
内の減圧状態をリアルタイムに調節している。そして、
前記検出手段は、前述のようにセル120内の炭酸ガス
全体の濃度が一定値を保つように減圧状態が調節されて
いるセル120内の呼気中の炭酸ガス全体に対する13
2の比率を測定しているのである。ところで、例えば
シリンジポンプ118が、試料封入袋112とセル12
0の間に配置されていると、デッドボリュームが大きく
なり、結果としてシリンジポンプ118によるコンタミ
ネーションが起きやすかった。
【0026】そこで、実施形態1では、コンタミネーシ
ョンを防ぐため、シリンジポンプ118をセル120の
下流側に配置しているのである。そして、測定が終了す
ると、バルブ124、チェックバルブ126,128を
開き、セル120の内室120eから外部へ測定済みガ
スを排出しているのである。
【0027】つぎに、前記炭素同位体で標識された尿素
投与前と同様に、炭素同位体で標識された尿素投与後の
呼気を試料封入袋に採取した後、試料ガス中の炭酸ガス
全体に対する13CO2の比率を呼気分析装置110によ
り測定する。そして、炭素同位体で標識された尿素投与
前とその後の試料ガス中の炭酸ガス全体に対する13CO
2の比率を比較し、被検者がグラム陰性桿菌ヘリコバク
タ・ピロリ等に感染しているかどうかを判断する。すな
わち、ヘリコバクタ・ピロリ感染者に炭素同位体で標識
された尿素を投与すると、胃やその近位に存在する細菌
性ウレアーゼが、尿素を13CO2とアンモニアとに分解
する。そのため、炭素同位体で標識された尿素投与後の
試料ガス中の炭酸ガス全体に対する13CO2の比率が、
投与前の13CO2の比率に比較し、増加している場合、
その被検者を陽性として判断するのである。
【0028】以上のように実施態様1にかかる呼気分析
装置110では、試料ガスの希釈方法として、従来のよ
うに呼気を窒素ガスで希釈するのではなく、減圧方式を
採用することとした。すなわち、セル120内の呼気中
の炭酸ガス全体の濃度が一定値を保つように、減圧状態
がリアルタイムに調節されているセル120内におい
て、呼気中の炭酸ガス全体に対する13CO2の比率を検
出することとしたので、炭酸ガス全体に対する13CO2
の比率をより正確に測定することができると共に、これ
を容易に行える。
【0029】つまり、13CO2比率の測定中において、
セル120内の炭酸ガス全体の濃度が所定値からずれて
しまった場合であっても、制御手段141はバルブ12
4、シリンジポンプ118、チェックバルブ126,1
28等を作動させてセル120内の減圧状態を調節する
だけで、これを素早くしかも容易に補正することができ
るため、従来に比較し、炭酸ガス全体に対する13CO2
の比率をより正確に測定することができると共に、その
装置の構成の簡略化が図られている。
【0030】しかも、シリンジポンプ118をセル12
0の下流側に配置することにより、デッドボリュームを
低減させることができると共に、シリンジポンプ118
によるコンタミネーションを防ぐことができる。なお、
本発明の呼気分析装置としては、前記構成に限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。
【0031】図10には他の実施形態にかかる呼気分析
装置に用いられるセルの概略構成が示されている。な
お、前記図5と対応する部分には符号100を加えて示
し説明を省略する。同図において、赤外光束を照射する
光源232と、光源232からの赤外光束を断続光とす
る回転セクタ234と、セル220と、12CO2が封入
された検出器236aと、13CO2が封入された検出器
236bと、検出器236からの信号を増幅する増幅器
238と、増幅器238からの信号に基づき、炭酸ガス
全体に対する13CO2の比率を指示する指示計240と
を備えている。
【0032】また、これらの検出手段は、セル220内
の炭酸ガス全体の濃度をリアルタイムにモニタしてい
る。そして、制御手段が、検出手段によりモニタされる
炭酸ガス全体の濃度が一定値を保つように、バルブ、シ
リンジポンプ、チェックバルブ等の作動を制御してセル
220内の減圧状態を調節している。実施形態2におい
て、セル220は、短光路部220cと長光路部220
dよりなり、その各光路長は12CO213CO2の混合比
と対応するように構成されている。
【0033】すなわち、セル220は、呼気中の12CO
213CO2の混合比が例えばA:B(ただし、A>>
B)の場合、その短光路部220cと長光路部220d
の光路長がB:Aとなるように構成されている。
【0034】また、12CO2が封入された検出器236
aは、12CO2に固有の波長域と同一波長域の赤外光束
だけに感度を有するものであり、12CO2の吸収を検出
することができる。これに対し、13CO2が封入された
検出器236bは13CO2に固有の波長域と同一波長域
の赤外光束だけに感度を有するものであり、13CO2
吸収を検出することができる。なお、実施形態2におい
て、セル220には赤外光束の通過コースL1,L2上
に平凸状の集光レンズ242,244が設けられている
ことが好適である。すなわち、セル220への入射光を
良好に通過させることができると共に、該入射光を検出
器236a,236bに良好に集光することができるか
らである。
【0035】また、他方の検出器に封入された炭酸ガス
固有の波長の光を選択的に吸収するフィルタ246,2
48を設けることが好適である。すなわち、12CO2
固有の波長が約4.2ミクロン(μm)の場合、検出器
236aに4.2ミクロン(μm)の波長の光を選択的
に吸収するフィルタ146を設ける。これに対し、13
2固有の波長が約4.4ミクロン(μm)の場合、検
出器236bに4.4ミクロン(μm)の波長の光を選
択的に吸収するフィルタ248を設けているのである。
【0036】それによって、検出器内にたとえ測定対象
以外の成分が混入していたとしても、該測定対象以外成
分の光吸収による測定誤差を大幅に低減することができ
るため、分析結果の信頼性の向上を、より図ることがで
きる。このようにセルとして、同図に示すセル220を
用いても、前記実施形態1と同等の効果を奏することが
できる。しかも、セル220の二股部分の一方を、濃い
12CO2の場合では、その光路長を短く構成し、薄い13
CO2の場合では、他方の光路長を前記一方の光路長に
比較し、長く構成することにより、検出器236a,2
36bからの出力のバランス化が図られるため、前記実
施形態1に比較し、検出感度の向上が図られている。
【0037】なお、前記各構成において、セルはその内
部が光学研磨されているものを用いることが好適であ
る。それによって赤外光束Lを効率的に通過させること
ができる また、前記各構成は、例えば前記図5に示すように、セ
ル120の温度を一定値に保つための恒温手段150を
備えていることが好適である。それによって、セル周辺
の温度変化により生じる測定誤差を大幅に低減すること
ができるため、分析結果の信頼性の向上を図ることがで
きる。さらに、前記各構成では、呼気をセルへ充填した
状態で、呼気のフローを止める場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、測定中に
おいて、セル内の炭酸ガス全体の濃度を一定値に保ち続
けることができるのであれば、呼気を連続的にフローさ
せることが可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる呼
気分析方法およびその装置によれば、呼気の希釈方法と
して、減圧方式を採用することとした。すなわち、セル
内の炭酸ガス濃度が一定値を保つように減圧状態がリア
ルタイムに調節されているセル内において、呼気中の炭
酸ガス全体に対する13CO2の比率を検出することとし
たので、炭酸ガス全体に対する13CO2の比率をより正
確に測定することができると共に、これを容易に行え
る。しかも、移送手段をセルの後段に設けることによ
り、デッドボリュームを低減させることができると共
に、この移送手段によるコンタミネーションを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の呼気分析装置の概略構成を示すブロッ
ク図
【図2】前記図1に示す装置の作用の説明図
【図3】前記図1に示す装置の作用の説明図
【図4】前記図1に示す装置の作用の説明図
【図5】実施形態1にかかる呼気分析装置の概略構成を
示すブロック図
【図6】前記図5に示す装置の作用の説明図
【図7】前記図5に示す装置の作用の説明図
【図8】前記図5に示す装置の作用の説明図
【図9】前記図5に示す装置の作用の説明図
【図10】実施形態2にかかる呼気分析装置に用いられ
るセルの説明図
【符号の説明】
110 … 呼気分析装置 116 … 試料装入口 118 … シリンジポンプ(移送手段) 120 … セル 132 … 光源(炭酸ガス濃度検出手段,13CO2
度検出手段) 136 … 検出器(炭酸ガス濃度検出手段,13CO2
濃度検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼気分析装置のセル内を所定値まで減圧
    する減圧工程と、 前記減圧工程により減圧された状態のセル内へ呼気を移
    送する移送工程と、 前記移送工程によりセル内へ移送された呼気中の炭酸ガ
    ス全体の濃度が一定値を保つように、セル内の減圧状態
    をリアルタイムに調節する調節工程と、 前記調節工程により呼気中の炭酸ガス全体の濃度が一定
    値を保つように調節されているセル内の炭酸ガス全体に
    対する13CO2の比率を検出する検出工程と、 を備えたことを特徴とする呼気分析方法。
  2. 【請求項2】 被検者の呼気が封入された試料封入袋の
    口部が着脱自在に設けられる試料装入口と、 前記試料装入口の下流側に設けられ、該試料装入口を介
    して前記試料封入袋の呼気が移送されるセルと、 前記セル内の呼気中の炭酸ガス全体の濃度を検出する炭
    酸ガス濃度検出手段と、 前記セルの下流側に設けられ、該セル内を所定値まで減
    圧すると共に、該セル内の呼気中の炭酸ガス全体の濃度
    が一定値を保つように、該セル内の減圧状態をリアルタ
    イムに調節して、前記試料封入袋の呼気を該セル内へ移
    送する移送手段と、 前記移送手段により呼気中の炭酸ガス全体の濃度が一定
    値を保つように減圧状態が調節されているセル内の炭酸
    ガス全体に対する13CO2の比率を検出する13CO2濃度
    検出手段と、 前記炭酸ガス濃度検出手段により検出された呼気中の炭
    酸ガス全体の濃度が一定値を保つように、前記セル内の
    減圧状態を前記移送手段により調節させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする呼気分析装置。
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