JPH1019748A - 試料薄片化方法 - Google Patents

試料薄片化方法

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JPH1019748A
JPH1019748A JP18806296A JP18806296A JPH1019748A JP H1019748 A JPH1019748 A JP H1019748A JP 18806296 A JP18806296 A JP 18806296A JP 18806296 A JP18806296 A JP 18806296A JP H1019748 A JPH1019748 A JP H1019748A
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JP
Japan
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processing
sample
polishing liquid
water
polishing
Prior art date
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Application number
JP18806296A
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English (en)
Inventor
Yoshiichi Ishii
芳一 石井
Masaru Kurosawa
賢 黒沢
Masahiro Seki
昌浩 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電子顕微鏡試料を作製する際に、FIBによ
る加工の前処理として、観察部位には、加工ひずみや加
工傷が発生しない細片の加工・研磨を行うことができる
小型、簡便な薄片化方法を提供する。 【解決手段】 円板状の高速回転刃1、研磨液3が入っ
た容器とパイプで構成された研磨液循環系、水が入った
容器とパイプで構成された水循環系、及び研磨液循環系
と水循環系を切り替えるバルブを備えた電子顕微鏡試料
の加工装置を用いた試料薄片化方法であって、試料2の
電子顕微鏡観察部位以外の加工においては、水を噴射し
た高速回転刃による切断加工を行い、観察部位を含む部
分の加工においては、研磨液を噴射した高速回転刃側面
による非接触研磨を行い、加工傷や残留ひずみのない電
子顕微鏡試料の観察部位を得る試料薄片化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体材料、特に、
電子材料、半導体材料の特定した場所の微細な結晶構造
を透過電子顕微鏡により観察するに際して、これら試料
を薄片化する加工・研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、透過電子顕微鏡により、各種材料
の微細な領域の結晶構造を観察するための試料作製に
は、機械的切断を行い、引き続き研磨工程を経て、更
に、観察場所にディンプリング装置により窪みをつけ、
これを最終的にイオンミーリングで薄片化して、観察試
料としてきた。最近、結晶材料の特定な場所に注目し
て、この場所をピンポイントで観察することが要望され
てきつつある。この所定の場所をピンポイントで観察す
る方法は、Gaイオンをサブミクロンまで絞り、細部の
像観察を行うと同時に、Gaイオンスパッタにより試料
の微細部が加工できるFIB装置によって、所定の場所
を観察する試料作製が行われるようになっている。しか
しながら、FIB装置による加工は、加工速度が遅く、
特定の欠陥などが発生している観察場所まで加工を進め
るのに時間がかかるのが現状である。この問題点を解決
するために、所定の場所近傍を切断し、FIB加工が容
易になる細片を作製することが試みられているが、切断
において、加工によるひずみや傷をつけずに細片を作製
することは難しいことであった。上述したように、FI
B加工により、ピンポイントな位置指定を行い、細片試
料を作製するには、加工に時間がかかる問題点があっ
た。また、これを解消するために、加工時に試料を水に
より冷却し、熱による損傷を防止する従来の低速回転刃
(3000RPM)により、FIBによる加工の前段階
の処理として薄細片を作製すると、加工端面がぎざぎざ
になるチッピングという現象が発生したり、また加工面
にひずみや傷が発生し、FIBによる加工中にもこれら
の欠陥がそのまま伝播し、観察場所の結晶欠陥が、本来
既にあった欠陥か前段階の処理による加工傷により派生
した欠陥に起因したものかどうか区別がつきにくいこと
が多かった。
【0003】このため、従来の研磨・加工機により、加
工前の試料を細片に切断するには、チッピング現象によ
る加工端面の欠けや加工傷が観察位置にまでも及ばない
ように、厚く切断しなければならず、このことが、FI
B加工の迅速化と効率化を阻んでいた。また、半導体材
料で、特にLSIのチップ作製のために用いられている
高速刃(20000RPM)による加工は、加工条件を
選定すれば、切断においてチッピングが発生しないこと
が知られているが、本来LSI用の大きなウエハを切断
加工するために装置が構成されているので、透明電子顕
微鏡用の微小な形状の細片を作製することにはむいてい
なかった。また、他方、光ファイバなどの硬脆性の材料
の端面を切断研磨するために、研磨液を噴射して、高速
回転刃の切断加工に加えて、研磨液噴射による鏡面加工
を行うことが従来行われてきたが、この研磨液を噴射す
る方法は、研磨工程終了後に残存する研磨液が乾固し、
配管系が詰まることなどの問題点が残されていた。更
に、研磨液を噴射する方法により、FIB装置の前処理
の加工用の試料を作製すると、本来切断のみで十分な加
工面も鏡面加工をすることで、過剰な作業を行ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら水の
噴射のみの加工あるいは、研磨液のみの噴射により加工
・研磨を行う際に派生する問題点を解決し、電子顕微鏡
試料用の微小な細片を作製するためになされたものであ
り、本発明の解決すべき課題は次のとおりである。本発
明の課題は、電子顕微鏡試料を作製する際に、FIBに
よる加工の前処理として、観察部位には、加工ひずみや
加工傷が発生しない細片の加工・研磨を行うことができ
る小型、簡便な薄片化方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明は試料薄片化方法に関する発明であり、円板状の高
速回転刃と、研磨液が入った容器とパイプで構成された
研磨液循環系と、水が入った容器とパイプで構成された
水循環系と、研磨液循環系と水循環系を切り替えるバル
ブとを備えた電子顕微鏡試料の加工装置を用いた試料薄
片化方法であって、試料の電子顕微鏡観察部位以外の加
工においては、水を噴射した高速回転刃による切断加工
を行い、観察部位を含む部分の加工においては、研磨液
を噴射した高速回転刃側面による非接触研磨を行い、加
工傷や残留ひずみのない電子顕微鏡試料の観察部位を得
ることを特徴とする。
【0006】前記した課題の解決は、本発明が上記した
新規な特徴的構成と方法を採用することにより達成され
た。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。本発明を簡略に述べれば、本発明は水循環系と研磨
液循環系を持ち、 仕上がりの要求が厳しくない箇所は、水噴射+高速
回転刃で高速加工、 仕上がり面の欠陥が許されない顕微鏡観察部位の面
については、研磨液を噴射し、高速回転刃の側面で回転
刃にまとわりついて高速回転する砥粒により、欠陥のな
い面をもつ薄片を形成することを技術的特徴点としてい
る。
【0008】以下、添付図面を用いて、本発明方法で使
用する装置例を詳細に説明する。図1は、本発明方法で
使用する装置例に係わる薄片化装置の研磨液の循環系と
水の循環系とその切り替え系の概略系統図を示し、図2
は、同装置例の加工部の側面図である。図1、図2にお
いて、装置の構成は、1は回転刃であり、1−1のエア
ースピンドルモータの回転軸に直結して回転する。2は
細片に切断される切断試料であり、2−1の加工位置を
設定した試料台の上に保持されている。3は研磨液、4
は研磨液タンク、5は供給ポンプ、6は供給パイプ、7
はノズル、8はX軸、Y軸の移動が自動制御できるステ
ージ、9は排出パイプ、10は排出系3方コック、11
は洗浄水貯留タンク、12は水の供給系パイプであり、
12−1は調節バルブで、そのバルブにより、供給量は
制御される。13は供給系3方コックであり、加工に際
して、研磨液の供給と水の供給を自動的に切り替える機
能をもっている。14は排気管、15は回転刃からの水
・研磨液の飛散を防ぐ液飛散防止カバー、16はコイル
バネ、1−1のスピンドルの移動に追従するようになっ
ている。17は当板、18は加工装置の本体部である。
研磨・加工工程中には、刃を回転させるエアースピンド
ルモータは空気圧により、浮上状態を保持しているが、
この空気は、排気管14から排出される。また、高速に
回転する刃1に供給系12から供給される水あるいは、
研磨液タンク4から供給される研磨液3は高速な回転に
よる力を受けて、飛散するが、これは、本装置において
は、カバー15内に閉じ込められて外部に出ていかない
ように設計されている。また、Y軸方向の移動により水
及び研磨液の漏れがないようにコイルバネ16によりス
ピンドルモータの移動が追従できるようになっているた
め、飛散による汚れが周辺に及ばず、容易に加工研磨が
できるようになっている。
【0009】本発明方法によれば、まず第一に、試料の
加工部位により、高速回転する刃に噴射する液を微粒子
を含む研磨液及び水と使い分けることにより、試料の観
察すべき部位においては、加工に際してのチッピング現
象が解消でき、切断・加工による結晶欠陥の発生を防止
することができる。また、FIBの試料加工に適合する
ように試料形成をする工程においては、結晶欠陥が発生
することを心配することなく、水だけの噴射により加工
を迅速に行うことができる。更に、順次、研磨液と水を
工程中に採用するため、研磨液による配管及びノズルの
目詰りが防止できるため、試料作製の信頼性が向上す
る。
【0010】以上の行程の主要部を、本発明による方法
と従来法を図3に対比して示す。すなわち、本方法によ
ると、観察部位に関係しない工程I、IVでは水を噴射し
た高速回転刃により、高速の加工を行い、観察部位に関
係する工程II、III では研磨液を噴射した高速回転刃に
より、加工傷や残留ひずみのないA面、B面を作製する
ことができる。それに対して、水のみを使用する従来法
で得られるA面、B面は加工傷や残留ひずみなどの欠陥
が避けられない。ここで、特に強調する点は、研磨液、
水との系を工程中に切り替える点である。これは、加工
面A、Bが電子顕微鏡観察試料の部分であり、特に、A
面、B面に加工傷の発生がないようにするためである。
このようにして得られた加工傷や残留ひずみのないA
面、B面は、更にFIB装置により厚さ約0.2〜0.
5μm程度に薄片化され、前処理による欠陥の発生を憂
慮することなく試料本来の状態を透過電子顕微鏡で観察
されることになる。また、本発明方法で使用する装置例
の特徴である連続切り替え工程は、研磨液によるノズル
などの目詰りが防止でき、装置の継続的な稼働に有効で
あった。
【0011】この薄片を、更にFIB装置で0.3μm
程度まで薄く加工すると、試料本来の状態が透過電子顕
微鏡で観察できるという効果が得られる。しかし、水噴
射のみでは、薄片の表面に欠陥が残留し、FIB装置で
加工後もその影響が残り試料本来の状態が観察できな
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0013】実施例1 図1及び図2に示すような装置構成で、標準的な作業工
程について述べる。レーザ加工により、観察すべき場所
をマーキングされた試料を2−1の試料台により保持す
る。この試料台は、光学顕微鏡により、加工位置を設定
できるステージ上で位置決めがなされ、これが試料台ス
テージに設置される。設定終了後、高速回転刃の回転速
度を徐々に上げていき、所定の回転数にまで上げる。一
方、供給系のバルブを開き、3方コック13を経由しノ
ズルを通して、水を流しはじめる。水が安定に供給され
た状態で自動制御プログラムのシーケンスを動かし、加
工を開始する。加工する材料及び加工部位により、水に
よる加工のみでは加工面が鏡面にできない場合には、電
磁式3方コック13の通路側を研磨液3の供給側に換え
て、研磨液3をノズル7に放出する。この研磨液3は高
速に回転する刃1に追従し、エネルギを得て、切り込み
加工中の試料の側面と刃1の間で高速に回転する。これ
により、加工試料側面は、研磨液中の微粒子の衝突によ
り研磨が進行して、加工面は原子的レベルで研磨され、
欠陥のない鏡面が形成される。この工程が終了後、再び
電磁式3方コック13を水側の通路に切り替えて、配管
系及び試料を洗浄し、試料台と共に取外し、その後試料
をFIBに装着し、薄片化試料を作製する。上記工程
が、本装置の標準的な使用例である。
【0014】実施例2 図4に示すFIBの加工に適合する細片試料の作製につ
いて述べ、前記装置例の特徴を明らかにする。なお、図
4において、符号19はZ軸の切断加工、20はY軸の
移動距離 A研磨液により加工された面、21は加工試
料の厚み(Y軸の移動距離)、22はY軸の移動距離
B研磨液により加工された面、23はZ軸の切断加工を
意味する。図4の形状に切断するように設定された自動
プログラムの仕様に従って、試料台2−1に保持された
試料は、ステージ8の上に設置され、電磁式3方コック
13は、自動電磁バルブにより、水を供給するように切
り替えられて、加工が開始される。まず、X軸、Y軸、
Z軸は、自動制御プログラムの設定に従い、加工開始位
置に移動する。まず、エアースピンドルモータ1−1が
回転を始め、回転数が所定の設定値に達すると、Z軸は
試料2の所定の位置に下降を始め、切断加工19を実行
する。終了位置までくると元の位置にまで戻り、エアー
スピンドルモータは停止する。この加工面は、電子顕微
鏡による観察試料面ではなく、試料を保持するために形
成するので、加工ひずみがあっても問題がないので、水
による迅速な加工が行われる。引き続いて、3方コック
13は、研磨液が供給される系に切り替えられ、Y軸
は、プログラムされた距離20を移動し、エアースピン
ドルモータ1−1はZ軸の下降を開始し、所定の深さま
で下降し面Aを加工する。面Aは、研磨液の噴射によ
り、原子レベルの加工精度で研磨される。高速回転刃
は、所定の深さまでくると、元の位置まで戻り、停止す
る。更に、Y軸をプログラムに従い、距離21移動させ
たのち、研磨液を供給しつつ、面Bを鏡面加工する。こ
のA、Bは、電子顕微鏡により観察される部分であるの
で、加工傷やひずみのない鏡面が形成される。 更に、
電磁式コック13を水を供給する系に切り替え、Z軸、
Y軸をプログラムに従い、移動させ、切断加工23を実
行する。この面は切断加工19で成型した面と同様に試
料部分を保持するためのものであるので水で加工するだ
けで十分その目的は達成できている。以上の工程によ
り、設計通りの対称的な凸型の細片が作製できた。その
凸型に加工した寸法例を図5に示す。
【0015】
【発明の効果】以上、本発明の装置を用いることによ
り、ピン・ポイントな指定場所をTEMにより観察する
ための試料作製に用いられるFIB装置の効率化を図る
ことに多大の効果がある。すなわち、この薄片を更にF
IB装置で0.3μm程度まで薄く加工すると、試料本
来の状態が透過電子顕微鏡で観察できるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で使用する装置例を示す水及び研磨
液の循環系の概略図である。
【図2】図1に示す装置例の加工部の側面図である。
【図3】本発明方法及び従来方法による試料薄片化の行
程の主要部を対比して示す図である。
【図4】FIBの加工に適合する薄片試料切断概略図で
ある。
【図5】凸型に加工した実施例の加工寸法例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1:回転刃、1−1:エアースピンドルモータ、2:切
断試料、2−1:試料台、3:研磨液、4:研磨液タン
ク、5:供給ポンプ、6:供給パイプ、7:ノズル、
8:ステージ、9:排出パイプ、10:排出系3方コッ
ク、11:洗浄水貯留タンク、12:水供給系パイプ、
12−1:調節バルブ、13:供給系3方コック、1
4:排気管、15:液飛散防止カバー、16:コイルバ
ネ、17:当板、18:加工装置の本体部、19:Z軸
の切断加工、20:Y軸の移動距離A研磨液により加工
された面、21:加工試料の厚み(Y軸の移動距離)、
22:Y軸の移動距離 B研磨液により加工された面、
23:Z軸の切断加工

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状の高速回転刃と、研磨液が入った
    容器とパイプで構成された研磨液循環系と、水が入った
    容器とパイプで構成された水循環系と、研磨液循環系と
    水循環系を切り替えるバルブとを備えた電子顕微鏡試料
    の加工装置を用いた試料薄片化方法であって、試料の電
    子顕微鏡観察部位以外の加工においては、水を噴射した
    高速回転刃による切断加工を行い、観察部位を含む部分
    の加工においては、研磨液を噴射した高速回転刃側面に
    よる非接触研磨を行い、加工傷や残留ひずみのない電子
    顕微鏡試料の観察部位を得ることを特徴とする試料薄片
    化方法。
JP18806296A 1996-07-01 1996-07-01 試料薄片化方法 Pending JPH1019748A (ja)

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JP18806296A JPH1019748A (ja) 1996-07-01 1996-07-01 試料薄片化方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002318178A (ja) * 2001-04-24 2002-10-31 Shin Etsu Handotai Co Ltd 半導体結晶の欠陥評価方法
JP2003106956A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Toshiba Mach Co Ltd 試料切削面作成方法及びその装置
CN110116374A (zh) * 2019-05-21 2019-08-13 河海大学 一种多尺度岩石试样水磨石机固定配套装置

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