JPH10197521A - アスファルト混合物のアスファルト抽出装置およびアスファルト抽出方法 - Google Patents
アスファルト混合物のアスファルト抽出装置およびアスファルト抽出方法Info
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- JPH10197521A JPH10197521A JP8359142A JP35914296A JPH10197521A JP H10197521 A JPH10197521 A JP H10197521A JP 8359142 A JP8359142 A JP 8359142A JP 35914296 A JP35914296 A JP 35914296A JP H10197521 A JPH10197521 A JP H10197521A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 短時間でアスファルトを抽出することがで
き、しかも安全性を高める。 【解決手段】 溶剤を貯留する溶剤タンク1と、濾紙に
より内部を、アスファルト混合物収納室と減圧室とに区
画した抽出槽3と、減圧室側と吸引管11を介して接続
された回収タンク4と、回収タンクの内部を減圧する減
圧機構5と、抽出槽へ供給する溶剤を加熱する加熱装置
2と、を備え、減圧機構の作動により回収タンク内を減
圧するとともに抽出槽内の減圧室を減圧する。
き、しかも安全性を高める。 【解決手段】 溶剤を貯留する溶剤タンク1と、濾紙に
より内部を、アスファルト混合物収納室と減圧室とに区
画した抽出槽3と、減圧室側と吸引管11を介して接続
された回収タンク4と、回収タンクの内部を減圧する減
圧機構5と、抽出槽へ供給する溶剤を加熱する加熱装置
2と、を備え、減圧機構の作動により回収タンク内を減
圧するとともに抽出槽内の減圧室を減圧する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路等の舗装に広
く使用されるアスファルト混合物の成分分析試験におい
て、アスファルト混合物からアスファルトを抽出するア
スファルト抽出装置およびアスファルト抽出方法に関す
るものである。
く使用されるアスファルト混合物の成分分析試験におい
て、アスファルト混合物からアスファルトを抽出するア
スファルト抽出装置およびアスファルト抽出方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】アスファルト舗装等に用いられるアスフ
ァルト混合物のアスファルト量は、室内配合試験によっ
て充分検討された結果から設計アスファルト量が決定さ
れ、それに従って現場配合が決定される。現場配合によ
ってプラントから生産されたアスファルト混合物は現場
に舗設されるが、実際に舗設されたアスファルト混合物
に設計通りのアスファルト量が正しく入っていない場合
があり、交通荷重や気象条件の影響によって亀裂や剥脱
あるいは波などが生ずることがある。このため、現場施
工の管理を行う上でもアスファルト混合物のアスファル
ト量をチェックすることは重要である。
ァルト混合物のアスファルト量は、室内配合試験によっ
て充分検討された結果から設計アスファルト量が決定さ
れ、それに従って現場配合が決定される。現場配合によ
ってプラントから生産されたアスファルト混合物は現場
に舗設されるが、実際に舗設されたアスファルト混合物
に設計通りのアスファルト量が正しく入っていない場合
があり、交通荷重や気象条件の影響によって亀裂や剥脱
あるいは波などが生ずることがある。このため、現場施
工の管理を行う上でもアスファルト混合物のアスファル
ト量をチェックすることは重要である。
【0003】アスファルト量を知る方法としては、生産
された混合物の重量とそれに消費したアスファルト量か
ら算出することも可能であるが、個々のばらつきをチェ
ックすることは難しいため、現場から供試体(コアー)
を採取し、この供試体の乾燥重量と、アスファルトを抽
出した後の骨材の乾燥重量との差からアスファルト量を
算出する。
された混合物の重量とそれに消費したアスファルト量か
ら算出することも可能であるが、個々のばらつきをチェ
ックすることは難しいため、現場から供試体(コアー)
を採取し、この供試体の乾燥重量と、アスファルトを抽
出した後の骨材の乾燥重量との差からアスファルト量を
算出する。
【0004】従来のアスファルト抽出方法としては、ソ
ックスレー法と遠心分離法とがあり、ソックスレー法が
一般的である。
ックスレー法と遠心分離法とがあり、ソックスレー法が
一般的である。
【0005】このソックスレー法は、還流冷却器、濾過
部、フラスコの3つの器具を使用し、所定量のアスファ
ルト混合物を入れた円筒濾紙を濾過部にセットし、フラ
スコ内の溶剤をバーナーで加熱蒸発させて濾過部上方の
還流冷却器に導いて液化し、この液化した溶剤を濾紙内
のアスファルト混合物上に落下させ、この溶剤によりア
スファルト混合物中のアスファルトを溶融(抽出)せし
め、アスファルト溶融溶剤を濾紙で濾過してからサイフ
ォンを通してフラスコに戻す方法である。
部、フラスコの3つの器具を使用し、所定量のアスファ
ルト混合物を入れた円筒濾紙を濾過部にセットし、フラ
スコ内の溶剤をバーナーで加熱蒸発させて濾過部上方の
還流冷却器に導いて液化し、この液化した溶剤を濾紙内
のアスファルト混合物上に落下させ、この溶剤によりア
スファルト混合物中のアスファルトを溶融(抽出)せし
め、アスファルト溶融溶剤を濾紙で濾過してからサイフ
ォンを通してフラスコに戻す方法である。
【0006】一方、遠心分離法は、アスファルト混合物
を入れる鉢と、この鉢を高速回転する遠心分離器を使用
し、鉢の縁に円環形濾紙を載せた状態で蓋を被せ、鉢の
中心から溶剤を内部に注入してアスファルト混合物のア
スファルトを溶融(抽出)し、アスファルト溶融溶剤を
濾紙で濾過してからビーカー等に回収する方法である。
を入れる鉢と、この鉢を高速回転する遠心分離器を使用
し、鉢の縁に円環形濾紙を載せた状態で蓋を被せ、鉢の
中心から溶剤を内部に注入してアスファルト混合物のア
スファルトを溶融(抽出)し、アスファルト溶融溶剤を
濾紙で濾過してからビーカー等に回収する方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ソック
スレー法は、一回の抽出を行うために、通常の混合物で
は8時間程度行う必要がある。したがって、通常は一日
一回の抽出しか行うことができず、試験の効率が悪い。
スレー法は、一回の抽出を行うために、通常の混合物で
は8時間程度行う必要がある。したがって、通常は一日
一回の抽出しか行うことができず、試験の効率が悪い。
【0008】また、遠心分離法は、約4時間を要するの
でソックスレー法に比較して短時間で能率良くアスファ
ルト抽出を行うことができるが、アスファルト混合物中
のフィラーも溶剤と共に漏出してしまう。このため、試
験の精度を高めることが困難であり、精度を高めるため
には回収した溶剤を蒸留してフィラーを分離しなければ
ならない。また、アスファルト混合物を鉢に入れて高速
回転するが、鉢内のアスファルト混合物の重心を鉢の回
転中心に一致させることが困難であるため、激しい振動
が発生してしまう。
でソックスレー法に比較して短時間で能率良くアスファ
ルト抽出を行うことができるが、アスファルト混合物中
のフィラーも溶剤と共に漏出してしまう。このため、試
験の精度を高めることが困難であり、精度を高めるため
には回収した溶剤を蒸留してフィラーを分離しなければ
ならない。また、アスファルト混合物を鉢に入れて高速
回転するが、鉢内のアスファルト混合物の重心を鉢の回
転中心に一致させることが困難であるため、激しい振動
が発生してしまう。
【0009】さらに従来は、溶剤として、トリクレン、
フロン、エタン、ベンゾールなどを使用していたが、自
然環境保護の観点から第四類第三石油に属する石油系溶
剤に移行している。この石油系溶剤は、上記したフロン
等に比較すると溶解力が弱いために抽出にはさらに長時
間を要することが考えられる。
フロン、エタン、ベンゾールなどを使用していたが、自
然環境保護の観点から第四類第三石油に属する石油系溶
剤に移行している。この石油系溶剤は、上記したフロン
等に比較すると溶解力が弱いために抽出にはさらに長時
間を要することが考えられる。
【0010】そこで、本発明は、石油系溶剤を使用して
も、アスファルト混合物から短時間で効率良くアスファ
ルトを抽出することができるアスファルト抽出装置およ
び抽出方法を提供することを目的とする。
も、アスファルト混合物から短時間で効率良くアスファ
ルトを抽出することができるアスファルト抽出装置およ
び抽出方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のアスフ
ァルト抽出装置は、溶剤を貯留する溶剤タンクと、濾過
材により内部を、アスファルト混合物収納室と減圧室と
に区画した抽出槽と、減圧室側と吸引管を介して接続さ
れ、回収した溶剤を貯留する回収タンクと、回収タンク
の内部を減圧する減圧機構と、を備え、減圧機構の作動
により回収タンク内を減圧するとともに抽出槽内の減圧
室を減圧することにより、溶剤タンクから溶剤供給管を
介して抽出槽内のアスファルト混合物収納室内に溶剤を
導入し、アスファルト混合物のアスファルトを溶融した
溶剤を濾過材で濾過してアスファルト溶融溶剤を回収タ
ンクに回収することを特徴とするものである。
するために提案されたもので、請求項1に記載のアスフ
ァルト抽出装置は、溶剤を貯留する溶剤タンクと、濾過
材により内部を、アスファルト混合物収納室と減圧室と
に区画した抽出槽と、減圧室側と吸引管を介して接続さ
れ、回収した溶剤を貯留する回収タンクと、回収タンク
の内部を減圧する減圧機構と、を備え、減圧機構の作動
により回収タンク内を減圧するとともに抽出槽内の減圧
室を減圧することにより、溶剤タンクから溶剤供給管を
介して抽出槽内のアスファルト混合物収納室内に溶剤を
導入し、アスファルト混合物のアスファルトを溶融した
溶剤を濾過材で濾過してアスファルト溶融溶剤を回収タ
ンクに回収することを特徴とするものである。
【0012】請求項2に記載のアスファルト抽出装置
は、請求項1の構成に加えて、前記抽出槽が、アスファ
ルト混合物収納室内に、入口が溶剤タンク側に連通して
先端部分に注入口を開口した溶剤導入管を備え、アスフ
ァルト混合物収納室内のアスファルト混合物内に注入口
を位置させ、注入口からアスファルト混合物内に溶剤を
噴出させるようにしたことを特徴とするものである。
は、請求項1の構成に加えて、前記抽出槽が、アスファ
ルト混合物収納室内に、入口が溶剤タンク側に連通して
先端部分に注入口を開口した溶剤導入管を備え、アスフ
ァルト混合物収納室内のアスファルト混合物内に注入口
を位置させ、注入口からアスファルト混合物内に溶剤を
噴出させるようにしたことを特徴とするものである。
【0013】請求項3に記載のアスファルト抽出装置
は、有底円筒状濾過材内に上方から溶剤導入管を挿入
し、この溶剤導入管の上端入口よりも低い位置に、濾過
材の上端開口部が位置するように両者を配置したことを
特徴とする請求項2に記載のアスファルト抽出装置であ
る。
は、有底円筒状濾過材内に上方から溶剤導入管を挿入
し、この溶剤導入管の上端入口よりも低い位置に、濾過
材の上端開口部が位置するように両者を配置したことを
特徴とする請求項2に記載のアスファルト抽出装置であ
る。
【0014】請求項4に記載のアスファルト抽出装置
は、前記減圧室内の負圧を調整する減圧調節弁を設けた
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のア
スファルト抽出装置である。
は、前記減圧室内の負圧を調整する減圧調節弁を設けた
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のア
スファルト抽出装置である。
【0015】請求項5に記載のアスファルト抽出装置
は、前記抽出槽が、複数の濾過材をセットして複数のア
スファルト混合物収納室と減圧室とに区画し、各アスフ
ァルト混合物収納室ごとに溶剤導入管を設けるとともに
定流量弁を設けて、各アスファルト混合物収納室内に導
入する溶剤の量の均一化を図ることを特徴とする請求項
1から4のいずれかに記載のアスファルト抽出装置であ
る。
は、前記抽出槽が、複数の濾過材をセットして複数のア
スファルト混合物収納室と減圧室とに区画し、各アスフ
ァルト混合物収納室ごとに溶剤導入管を設けるとともに
定流量弁を設けて、各アスファルト混合物収納室内に導
入する溶剤の量の均一化を図ることを特徴とする請求項
1から4のいずれかに記載のアスファルト抽出装置であ
る。
【0016】請求項6に記載のアスファルト抽出装置
は、溶剤タンクから下流側であって抽出槽を含むそれま
での間に弁を設け、この弁の切り替えにより抽出槽内に
空気を供給可能とし、アスファルト混合物収納室内に位
置する溶剤導入管の注入口から空気を噴出させるように
したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
のアスファルト抽出装置である。
は、溶剤タンクから下流側であって抽出槽を含むそれま
での間に弁を設け、この弁の切り替えにより抽出槽内に
空気を供給可能とし、アスファルト混合物収納室内に位
置する溶剤導入管の注入口から空気を噴出させるように
したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
のアスファルト抽出装置である。
【0017】請求項7に記載のアスファルト抽出装置
は、弁が、一方の流路が圧縮空気ラインに接続された三
方弁であり、この三方弁の切替により溶剤導入管の注入
口から圧縮空気を噴出させるようにしたことを特徴とす
る請求項6に記載のアスファルト抽出装置である。
は、弁が、一方の流路が圧縮空気ラインに接続された三
方弁であり、この三方弁の切替により溶剤導入管の注入
口から圧縮空気を噴出させるようにしたことを特徴とす
る請求項6に記載のアスファルト抽出装置である。
【0018】請求項8に記載のアスファルト抽出装置
は、弁が、抽出槽内に大気を導入可能な大気開放弁であ
り、抽出槽内の減圧状態で上記大気開放弁を開くことに
より大気を導入可能とし、溶剤導入管の注入口から導入
空気を噴出させるようにしたことを特徴とする請求項6
に記載のアスファルト抽出装置である。
は、弁が、抽出槽内に大気を導入可能な大気開放弁であ
り、抽出槽内の減圧状態で上記大気開放弁を開くことに
より大気を導入可能とし、溶剤導入管の注入口から導入
空気を噴出させるようにしたことを特徴とする請求項6
に記載のアスファルト抽出装置である。
【0019】請求項9に記載のアスファルト抽出装置
は、溶剤タンクから下流側であって抽出槽を含むそれま
での間に大気導入弁を設け、抽出槽内の減圧状態で大気
導入弁を開いて抽出槽内に大気を導入可能とし、アスフ
ァルト混合物収納室内に位置する溶剤導入管の注入口か
ら導入空気を噴出させるようにしたことを特徴とする請
求項1から5のいずれかに記載のアスファルト抽出装置
である。
は、溶剤タンクから下流側であって抽出槽を含むそれま
での間に大気導入弁を設け、抽出槽内の減圧状態で大気
導入弁を開いて抽出槽内に大気を導入可能とし、アスフ
ァルト混合物収納室内に位置する溶剤導入管の注入口か
ら導入空気を噴出させるようにしたことを特徴とする請
求項1から5のいずれかに記載のアスファルト抽出装置
である。
【0020】請求項10に記載のアスファルト抽出装置
は、抽出槽の減圧室と減圧機構との間に大気導入弁を設
け、大気導入弁を開いて減圧室内の圧力を大気圧に戻す
ようにしたことを特徴とする請求項1から5のいずれか
に記載のアスファルト抽出装置である。
は、抽出槽の減圧室と減圧機構との間に大気導入弁を設
け、大気導入弁を開いて減圧室内の圧力を大気圧に戻す
ようにしたことを特徴とする請求項1から5のいずれか
に記載のアスファルト抽出装置である。
【0021】請求項11に記載のアスファルト抽出装置
は、抽出槽のアスファルト混合物収納室側に連通する大
気開放弁を設け、上面開口部を有し、この上面開口部が
濾過材の底部に下方から当接する液切り受け部材を抽出
槽の内部に設け、この液切り受け部材から延設した液切
り管を吸引管に合流せしめ、この合流部分と減圧室との
間の吸引管の途中に液切り弁を設け、上記大気開放弁を
開き、液切り弁を閉じた状態で減圧機構を作動してアス
ファルト混合物収納室内の溶剤を液切り受け部材から液
切り管を介して強制的に回収するようにしたことを特徴
とする請求項1から8のいずれかに記載のアスファルト
抽出装置である。
は、抽出槽のアスファルト混合物収納室側に連通する大
気開放弁を設け、上面開口部を有し、この上面開口部が
濾過材の底部に下方から当接する液切り受け部材を抽出
槽の内部に設け、この液切り受け部材から延設した液切
り管を吸引管に合流せしめ、この合流部分と減圧室との
間の吸引管の途中に液切り弁を設け、上記大気開放弁を
開き、液切り弁を閉じた状態で減圧機構を作動してアス
ファルト混合物収納室内の溶剤を液切り受け部材から液
切り管を介して強制的に回収するようにしたことを特徴
とする請求項1から8のいずれかに記載のアスファルト
抽出装置である。
【0022】請求項12に記載のアスファルト抽出装置
は、溶剤供給管からの溶剤を減圧室内にその下部から流
入可能な流路を抽出槽に接続するとともに、減圧室内に
注入された溶剤が所定のレベルを超えるとオーバーフロ
ーさせるオーバーフロー出口を抽出槽を設け、該オーバ
ーフロー出口からオーバーフローした溶剤を回収タンク
に回収する流路を設け、溶剤供給管からの溶剤を減圧室
内に注入して該溶剤を減圧室側からアスファルト混合物
収納室側に逆流可能としたことを特徴とする請求項1か
ら11に記載のアスファルト混合物のアスファルト抽出
装置である。
は、溶剤供給管からの溶剤を減圧室内にその下部から流
入可能な流路を抽出槽に接続するとともに、減圧室内に
注入された溶剤が所定のレベルを超えるとオーバーフロ
ーさせるオーバーフロー出口を抽出槽を設け、該オーバ
ーフロー出口からオーバーフローした溶剤を回収タンク
に回収する流路を設け、溶剤供給管からの溶剤を減圧室
内に注入して該溶剤を減圧室側からアスファルト混合物
収納室側に逆流可能としたことを特徴とする請求項1か
ら11に記載のアスファルト混合物のアスファルト抽出
装置である。
【0023】請求項13に記載のアスファルト抽出方法
は、濾過材により内部を、アスファルト混合物収納室と
減圧室とに区画した抽出槽のアスファルト混合物収納室
内にアスファルト混合物を入れた状態で、抽出槽の減圧
室に接続した吸引管を介して減圧室を減圧してアスファ
ルト混合物収納室内に溶剤を注入する注入工程と、溶剤
の注入を停止して、アスファルト混合物の骨材に付着し
たアスファルトを溶剤により溶解する液溜め工程と、ア
スファルトを溶融した溶剤を濾過材で濾過してアスファ
ルト溶融溶剤を吸引管から回収タンクに回収するアスフ
ァルト溶融溶剤回収工程と、を含むことを特徴とするも
のである。
は、濾過材により内部を、アスファルト混合物収納室と
減圧室とに区画した抽出槽のアスファルト混合物収納室
内にアスファルト混合物を入れた状態で、抽出槽の減圧
室に接続した吸引管を介して減圧室を減圧してアスファ
ルト混合物収納室内に溶剤を注入する注入工程と、溶剤
の注入を停止して、アスファルト混合物の骨材に付着し
たアスファルトを溶剤により溶解する液溜め工程と、ア
スファルトを溶融した溶剤を濾過材で濾過してアスファ
ルト溶融溶剤を吸引管から回収タンクに回収するアスフ
ァルト溶融溶剤回収工程と、を含むことを特徴とするも
のである。
【0024】請求項14に記載のアスファルト抽出方法
は、注入工程と液溜め工程とアスファルト溶融溶剤回収
工程とを順に行うことを1サイクルとし、これを複数サ
イクル繰り返すことを特徴とするものである。
は、注入工程と液溜め工程とアスファルト溶融溶剤回収
工程とを順に行うことを1サイクルとし、これを複数サ
イクル繰り返すことを特徴とするものである。
【0025】請求項15に記載のものは、濾過材により
内部を、アスファルト混合物収納室と減圧室とに区画し
た抽出槽のアスファルト混合物収納室内にアスファルト
混合物を入れ、抽出槽内に設けられ、溶剤タンクから溶
剤を導入可能な溶剤導入管の注入口を上記アスファルト
混合物により囲繞し、この状態で抽出槽の減圧室に接続
した吸引管を介して減圧室を減圧してアスファルト混合
物収納室内に溶剤を注入し、アスファルト混合物のアス
ファルトを溶融した溶剤を濾過材で濾過してアスファル
ト溶融溶剤を吸引管から回収タンクに回収することを特
徴とするアスファルト混合物のアスファルト抽出方法で
ある。
内部を、アスファルト混合物収納室と減圧室とに区画し
た抽出槽のアスファルト混合物収納室内にアスファルト
混合物を入れ、抽出槽内に設けられ、溶剤タンクから溶
剤を導入可能な溶剤導入管の注入口を上記アスファルト
混合物により囲繞し、この状態で抽出槽の減圧室に接続
した吸引管を介して減圧室を減圧してアスファルト混合
物収納室内に溶剤を注入し、アスファルト混合物のアス
ファルトを溶融した溶剤を濾過材で濾過してアスファル
ト溶融溶剤を吸引管から回収タンクに回収することを特
徴とするアスファルト混合物のアスファルト抽出方法で
ある。
【0026】請求項16に記載のものは、アスファルト
混合物収納室側に連通させて設けた大気開放弁を開き、
抽出槽内に設けられ、上面開口部を有する液切り受け部
材の上面開口部を濾過材の底部に下方から当接し、液切
り受け部材から延設した液切り管が吸引管に合流する部
分と減圧室との間に設けられた液切り弁を閉じ、アスフ
ァルト混合物収納室側を大気圧に戻した状態で液切り受
部の上面開口部を減圧してアスファルト混合物収納室内
の溶剤を液切り受け部材から強制的に回収する液切り工
程を最後に行うことを特徴とする請求項13から15の
いずれかに記載のアスファルト混合物のアスファルト抽
出方法である。
混合物収納室側に連通させて設けた大気開放弁を開き、
抽出槽内に設けられ、上面開口部を有する液切り受け部
材の上面開口部を濾過材の底部に下方から当接し、液切
り受け部材から延設した液切り管が吸引管に合流する部
分と減圧室との間に設けられた液切り弁を閉じ、アスフ
ァルト混合物収納室側を大気圧に戻した状態で液切り受
部の上面開口部を減圧してアスファルト混合物収納室内
の溶剤を液切り受け部材から強制的に回収する液切り工
程を最後に行うことを特徴とする請求項13から15の
いずれかに記載のアスファルト混合物のアスファルト抽
出方法である。
【0027】請求項17に記載のものは、アスファルト
混合物収納室内の溶剤中に空気を噴出してアスファルト
の溶解を促進させる空気噴出工程を含むことを特徴とす
る請求項13から16のいずれかに記載のアスファルト
混合物のアスファルト抽出方法である。
混合物収納室内の溶剤中に空気を噴出してアスファルト
の溶解を促進させる空気噴出工程を含むことを特徴とす
る請求項13から16のいずれかに記載のアスファルト
混合物のアスファルト抽出方法である。
【0028】請求項18に記載のものは、空気噴出工程
が、抽出槽内が減圧された状態で大気導入弁を開き、こ
の大気導入弁から導入された空気を溶剤中に噴出して抽
出槽内を大気圧に戻すことを特徴とする請求項17に記
載のアスファルト混合物のアスファルト抽出方法であ
る。
が、抽出槽内が減圧された状態で大気導入弁を開き、こ
の大気導入弁から導入された空気を溶剤中に噴出して抽
出槽内を大気圧に戻すことを特徴とする請求項17に記
載のアスファルト混合物のアスファルト抽出方法であ
る。
【0029】請求項19に記載のものは、空気噴出工程
が、アスファルト混合物収納室内に位置する溶剤導入管
の注入口から空気を噴出させることを特徴とする請求項
17または請求項18に記載のアスファルト混合物のア
スファルト抽出方法である。
が、アスファルト混合物収納室内に位置する溶剤導入管
の注入口から空気を噴出させることを特徴とする請求項
17または請求項18に記載のアスファルト混合物のア
スファルト抽出方法である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はアスファルト混合物のアス
ファルト抽出装置の概略系統図であり、1は石油系溶剤
(例えばMS−20。以下、単に溶剤という。)を貯留
しておく溶剤タンク、2は溶剤タンク1内の溶剤を加熱
する加熱装置、3は抽出槽、4は抽出槽3から回収した
溶剤を貯留する回収タンク、5は回収タンク4の内部を
減圧する減圧機構、6は回収タンク4内の回収溶剤を再
生する蒸留再生装置である。そして、溶剤タンク1の下
部と抽出槽3の上部との間を溶剤供給管10により、抽
出槽3の下部と回収タンク4の上部との間を吸引管11
により、回収タンク4の上部と減圧機構5との間を減圧
管12により、回収タンク4の下部と蒸留再生装置6の
溶剤入口との間を汚れ溶剤供給管13により、蒸留再生
装置6の溶剤出口と溶剤タンク1との間を再生溶剤供給
管14によりそれぞれ接続してある。各管の途中には後
述する各種の弁を設けてあり、これらの弁は制御装置
(図示せず)の制御により開閉動作される。また、この
制御装置は、加熱装置2、減圧機構5、蒸留再生装置6
など本装置全体の制御を行う。
に基づいて説明する。図1はアスファルト混合物のアス
ファルト抽出装置の概略系統図であり、1は石油系溶剤
(例えばMS−20。以下、単に溶剤という。)を貯留
しておく溶剤タンク、2は溶剤タンク1内の溶剤を加熱
する加熱装置、3は抽出槽、4は抽出槽3から回収した
溶剤を貯留する回収タンク、5は回収タンク4の内部を
減圧する減圧機構、6は回収タンク4内の回収溶剤を再
生する蒸留再生装置である。そして、溶剤タンク1の下
部と抽出槽3の上部との間を溶剤供給管10により、抽
出槽3の下部と回収タンク4の上部との間を吸引管11
により、回収タンク4の上部と減圧機構5との間を減圧
管12により、回収タンク4の下部と蒸留再生装置6の
溶剤入口との間を汚れ溶剤供給管13により、蒸留再生
装置6の溶剤出口と溶剤タンク1との間を再生溶剤供給
管14によりそれぞれ接続してある。各管の途中には後
述する各種の弁を設けてあり、これらの弁は制御装置
(図示せず)の制御により開閉動作される。また、この
制御装置は、加熱装置2、減圧機構5、蒸留再生装置6
など本装置全体の制御を行う。
【0031】溶剤タンク1は、溶剤の液面を監視するフ
ロート付きの下限検出器1aと上限検出器1bとを備
え、下限検出器1aが溶剤の液面の低下を検知すると蒸
留再生装置6から再生した溶剤の供給を受け、溶剤の貯
留量が増加して液面が上昇し、上限検出器1bが満杯を
検知すると蒸留再生装置6からの溶剤供給を停止する。
したがって、溶剤タンク1内には、常時所定量の清浄な
溶剤が貯留されている。
ロート付きの下限検出器1aと上限検出器1bとを備
え、下限検出器1aが溶剤の液面の低下を検知すると蒸
留再生装置6から再生した溶剤の供給を受け、溶剤の貯
留量が増加して液面が上昇し、上限検出器1bが満杯を
検知すると蒸留再生装置6からの溶剤供給を停止する。
したがって、溶剤タンク1内には、常時所定量の清浄な
溶剤が貯留されている。
【0032】また、上記下限検出器1aよりも下方に溶
剤供給管10を接続してある。したがって、溶剤供給管
10内に空気が流入することはない。なお、溶剤の液面
が上限検出器1bの検出位置よりも低い場合には、蒸留
再生装置6から随時再生溶剤が流入し、上限検出器1b
が満杯を検出した場合には流入を停止するように構成し
てもよい。
剤供給管10を接続してある。したがって、溶剤供給管
10内に空気が流入することはない。なお、溶剤の液面
が上限検出器1bの検出位置よりも低い場合には、蒸留
再生装置6から随時再生溶剤が流入し、上限検出器1b
が満杯を検出した場合には流入を停止するように構成し
てもよい。
【0033】そして、溶剤タンク1内の溶剤は、加熱装
置2に循環させることより所定の温度(例えば、摂氏6
0〜70度)まで加熱されている。なお、加熱装置2
は、溶剤タンク1に直結して設けるものに限らず、溶剤
供給管10の途中に設けてもよい。
置2に循環させることより所定の温度(例えば、摂氏6
0〜70度)まで加熱されている。なお、加熱装置2
は、溶剤タンク1に直結して設けるものに限らず、溶剤
供給管10の途中に設けてもよい。
【0034】回収タンク4は、気密性を保てる金属製の
タンクであり、溶剤タンク1と同様に、下限検出器4a
と上限検出器4bとを備え、上限検出器4bと下限検出
器4aとからの信号により液量が管理される。また、こ
の回収タンク4の上面には大気開放弁15を設けるとと
もに、減圧機構5の減圧管12を接続する。したがっ
て、大気開放弁15を閉じた状態で減圧機構5を作動す
ると、回収タンク4の内部は減圧されて負圧となり、こ
の負圧により抽出槽3の内部を減圧することができる。
タンクであり、溶剤タンク1と同様に、下限検出器4a
と上限検出器4bとを備え、上限検出器4bと下限検出
器4aとからの信号により液量が管理される。また、こ
の回収タンク4の上面には大気開放弁15を設けるとと
もに、減圧機構5の減圧管12を接続する。したがっ
て、大気開放弁15を閉じた状態で減圧機構5を作動す
ると、回収タンク4の内部は減圧されて負圧となり、こ
の負圧により抽出槽3の内部を減圧することができる。
【0035】本実施形態における減圧機構5は、循環タ
ンク20の出口と入口との間を循環管21により接続す
ると共に、循環管21の途中に循環ポンプ22とエゼク
タ23を設けたものであり、エゼクタ23には流路断面
積を減少させたスロート部を形成するとともにこのスロ
ート部の内周面に減圧孔を開設し、循環ポンプ22から
吐出された溶剤がスロート部を通過する際に流速が急速
に高まることにより負圧を発生させるものであり、上記
減圧孔に減圧管12を接続してある。そして、減圧管1
2の途中に減圧調節弁24と減圧弁25を設ける。した
がって、減圧調節弁24の調節により回収タンク4内の
負圧を適宜に調節することができ、また、減圧弁25を
開閉することにより回収タンク4内を減圧させたり、減
圧を停止したりすることができる。
ンク20の出口と入口との間を循環管21により接続す
ると共に、循環管21の途中に循環ポンプ22とエゼク
タ23を設けたものであり、エゼクタ23には流路断面
積を減少させたスロート部を形成するとともにこのスロ
ート部の内周面に減圧孔を開設し、循環ポンプ22から
吐出された溶剤がスロート部を通過する際に流速が急速
に高まることにより負圧を発生させるものであり、上記
減圧孔に減圧管12を接続してある。そして、減圧管1
2の途中に減圧調節弁24と減圧弁25を設ける。した
がって、減圧調節弁24の調節により回収タンク4内の
負圧を適宜に調節することができ、また、減圧弁25を
開閉することにより回収タンク4内を減圧させたり、減
圧を停止したりすることができる。
【0036】減圧調節弁24により設定する減圧値は、
濾過材の内外に圧力差を付けて濾過を促進させるので真
空に近い程効率が向上するが、その一方でフィラーの漏
出量も増加する。また、石油系溶剤は蒸発して空気中の
酸素と混合すると爆発の可能性があるが、酸素濃度を約
10%以下にすると爆発しない。空気中の酸素濃度は大
気圧(1気圧)で約20%である。そこで、減圧値は約
0.5気圧(380mmHg)に設定して酸素濃度を10
%以下とすることが好ましい。そして、この減圧値に設
定するとフィラーの漏出量も許容範囲に留まる。
濾過材の内外に圧力差を付けて濾過を促進させるので真
空に近い程効率が向上するが、その一方でフィラーの漏
出量も増加する。また、石油系溶剤は蒸発して空気中の
酸素と混合すると爆発の可能性があるが、酸素濃度を約
10%以下にすると爆発しない。空気中の酸素濃度は大
気圧(1気圧)で約20%である。そこで、減圧値は約
0.5気圧(380mmHg)に設定して酸素濃度を10
%以下とすることが好ましい。そして、この減圧値に設
定するとフィラーの漏出量も許容範囲に留まる。
【0037】蒸留再生装置6は、アスファルト等を溶融
して汚れた溶剤を釜内で減圧状態で加熱して蒸発させ、
この溶剤ガスを冷却器で冷却して液化することにより溶
剤を再生する装置であり、再生した溶剤は、再生溶剤供
給管14を介して溶剤タンク1に補給する。なお、釜内
に濃縮されて残った不純物(即ち、アスファルト等)は
所定の間隔でスラッジとして排出される。また、蒸留弁
26は、蒸留再生装置6を運転して蒸留再生する際に開
く。
して汚れた溶剤を釜内で減圧状態で加熱して蒸発させ、
この溶剤ガスを冷却器で冷却して液化することにより溶
剤を再生する装置であり、再生した溶剤は、再生溶剤供
給管14を介して溶剤タンク1に補給する。なお、釜内
に濃縮されて残った不純物(即ち、アスファルト等)は
所定の間隔でスラッジとして排出される。また、蒸留弁
26は、蒸留再生装置6を運転して蒸留再生する際に開
く。
【0038】抽出槽3は、図2に示すように、有底円筒
状の容器本体30と、この容器本体30の上面開口部に
被せる蓋体31とからなり、内部に有底円筒状の濾紙3
2を濾過材としてセットすることにより内部をアスファ
ルト混合物収納室33と減圧室34とに区画し、アスフ
ァルト混合物収納室33内には、入口が溶剤タンク1側
に連通して先端部分に注入口35を開口した溶剤導入管
36を設けてある。なお、濾紙32は規格化されたもの
を使用することが望ましい。例えば、#84(直径75
mm、高さ210mm)の有底円筒形の濾紙を使用す
る。
状の容器本体30と、この容器本体30の上面開口部に
被せる蓋体31とからなり、内部に有底円筒状の濾紙3
2を濾過材としてセットすることにより内部をアスファ
ルト混合物収納室33と減圧室34とに区画し、アスフ
ァルト混合物収納室33内には、入口が溶剤タンク1側
に連通して先端部分に注入口35を開口した溶剤導入管
36を設けてある。なお、濾紙32は規格化されたもの
を使用することが望ましい。例えば、#84(直径75
mm、高さ210mm)の有底円筒形の濾紙を使用す
る。
【0039】容器本体30は、ステンレス製の容器であ
り、上面開口部の周囲に形成したフランジにはシール材
37を設け、底面には吸引管11を接続し、また、内部
の底面近傍には、液切り受け部材38を設ける。この液
切り受け部材38は、濾紙32の底面形状に応じた形状
と大きさに成形した、すなわち濾紙32の底面に隙間無
く当接可能な上面開口部を有し、上面開口部に連通させ
た液切り管39を底面から延設してある。そして、この
液切り管39は、吸引管11の途中に合流させ、この合
流部分と減圧室34との間の吸引管11に液切り弁40
を設ける。
り、上面開口部の周囲に形成したフランジにはシール材
37を設け、底面には吸引管11を接続し、また、内部
の底面近傍には、液切り受け部材38を設ける。この液
切り受け部材38は、濾紙32の底面形状に応じた形状
と大きさに成形した、すなわち濾紙32の底面に隙間無
く当接可能な上面開口部を有し、上面開口部に連通させ
た液切り管39を底面から延設してある。そして、この
液切り管39は、吸引管11の途中に合流させ、この合
流部分と減圧室34との間の吸引管11に液切り弁40
を設ける。
【0040】蓋体31は、容器本体30と同様に、ステ
ンレス製ハット形の蓋であり、上面には溶剤供給管10
を接続するとともに大気開放弁41を設け、フランジに
はシール材42を設けてある。したがって、この蓋体3
1を容器本体30の上面開口部に被せて止具等により止
着すると、抽出槽3を気密性耐圧容器とすることができ
る。
ンレス製ハット形の蓋であり、上面には溶剤供給管10
を接続するとともに大気開放弁41を設け、フランジに
はシール材42を設けてある。したがって、この蓋体3
1を容器本体30の上面開口部に被せて止具等により止
着すると、抽出槽3を気密性耐圧容器とすることができ
る。
【0041】濾紙32を抽出槽3内の所定位置にセット
するために、本実施形態においては、濾紙ホルダ43を
使用し、この濾紙ホルダ43に溶剤導入管36を設け
る。濾紙ホルダ43は、濾紙32の開口部内に嵌合する
有底胴部材とこの胴部材の上端縁にフランジを一体成形
した金属板製の部材であり、胴部材の底面に開口した孔
内に溶剤導入管36の上端を溶接等により固定して下向
きに取り付け、溶剤導入管36の上端入口を胴部材上面
側に開口してある。
するために、本実施形態においては、濾紙ホルダ43を
使用し、この濾紙ホルダ43に溶剤導入管36を設け
る。濾紙ホルダ43は、濾紙32の開口部内に嵌合する
有底胴部材とこの胴部材の上端縁にフランジを一体成形
した金属板製の部材であり、胴部材の底面に開口した孔
内に溶剤導入管36の上端を溶接等により固定して下向
きに取り付け、溶剤導入管36の上端入口を胴部材上面
側に開口してある。
【0042】この様な構成から成る濾紙ホルダ43を使
用して濾紙32を抽出槽3内にセットするには、まず濾
紙32内に、供試体(アスファルト混合物)を崩した状
態で所定重量(例えば500g)だけ投入する。そし
て、溶剤導入管36をアスファルト混合物の内部に差し
込む様にして濾紙ホルダ43の胴部材を濾紙32の開口
部内に嵌合し、外周からバンド44を締め付けて濾紙3
2と濾紙ホルダ43を一体化する。したがって、溶剤導
入管36の注入口35は、アスファルト混合物に囲繞さ
れる。
用して濾紙32を抽出槽3内にセットするには、まず濾
紙32内に、供試体(アスファルト混合物)を崩した状
態で所定重量(例えば500g)だけ投入する。そし
て、溶剤導入管36をアスファルト混合物の内部に差し
込む様にして濾紙ホルダ43の胴部材を濾紙32の開口
部内に嵌合し、外周からバンド44を締め付けて濾紙3
2と濾紙ホルダ43を一体化する。したがって、溶剤導
入管36の注入口35は、アスファルト混合物に囲繞さ
れる。
【0043】次に、濾紙32を容器本体30内に挿入し
て底面を液切り受け部材38に当接するとともに濾紙ホ
ルダ43のフランジを容器本体30のフランジ上に載置
する。この状態で蓋体31を被せて蓋体31を容器本体
30に止金具やボルト・ナット等の止め具で止着する。
て底面を液切り受け部材38に当接するとともに濾紙ホ
ルダ43のフランジを容器本体30のフランジ上に載置
する。この状態で蓋体31を被せて蓋体31を容器本体
30に止金具やボルト・ナット等の止め具で止着する。
【0044】この様にして濾紙32をセットすると、抽
出槽3の内部は濾紙32によって、溶剤供給管10側の
アスファルト混合物収納室33と吸引管11側の減圧室
34とに区画される。また、アスファルト混合物収納室
33は、濾紙ホルダ43の底面により、溶剤供給管10
の出口が開口した上空部43aとアスファルト混合物が
入った濾紙内部空部43bとに区画され、上空部43a
と濾紙内部空部43bとは溶剤導入管36を介して連通
される。
出槽3の内部は濾紙32によって、溶剤供給管10側の
アスファルト混合物収納室33と吸引管11側の減圧室
34とに区画される。また、アスファルト混合物収納室
33は、濾紙ホルダ43の底面により、溶剤供給管10
の出口が開口した上空部43aとアスファルト混合物が
入った濾紙内部空部43bとに区画され、上空部43a
と濾紙内部空部43bとは溶剤導入管36を介して連通
される。
【0045】したがって、大気開放弁41を閉じて溶剤
弁46を開いた状態で減圧機構5の作動により抽出槽3
の内部を吸引して減圧すると、大気圧との圧力差により
溶剤タンク1内の溶剤が溶剤供給管10を介して吸い込
まれ、この溶剤は抽出槽3内の上室部43a内に流入す
ると、まず濾紙ホルダ43の底面上に流下し、溶剤導入
管36内を通って注入口35から噴出する。そして、減
圧機構5の作動を継続すると抽出槽3内の空気が殆ど吸
い出されるので、抽出槽3のアスファルト混合物収納室
33内は溶剤で満たされる(注入工程)。
弁46を開いた状態で減圧機構5の作動により抽出槽3
の内部を吸引して減圧すると、大気圧との圧力差により
溶剤タンク1内の溶剤が溶剤供給管10を介して吸い込
まれ、この溶剤は抽出槽3内の上室部43a内に流入す
ると、まず濾紙ホルダ43の底面上に流下し、溶剤導入
管36内を通って注入口35から噴出する。そして、減
圧機構5の作動を継続すると抽出槽3内の空気が殆ど吸
い出されるので、抽出槽3のアスファルト混合物収納室
33内は溶剤で満たされる(注入工程)。
【0046】注入口35から溶剤が噴出すると、この溶
剤はアスファルト混合物の空隙内を流れながら骨材等の
周りに付着したアスファルトを溶融する。そして、アス
ファルトを溶融(抽出)するとともに砂やフィラー等を
混合した濾紙32内の溶剤は、濾紙32を通過すること
により濾過され、この濾過により骨材、砂、フィラー等
の粒や粉は濾紙32の内部に残されて、アスファルト溶
融溶剤だけが減圧室34内に流れ込む。なお、濾紙32
の内部と外部との間には圧力差があるので、自然流下さ
せる濾過に比較にして遥かに効率の良い濾過を行なうこ
とができる。そして、減圧室34内に流れ込んだアスフ
ァルト溶融溶剤は、吸引管11を通って回収タンク4に
回収される(アスファルト溶融溶剤回収工程)。
剤はアスファルト混合物の空隙内を流れながら骨材等の
周りに付着したアスファルトを溶融する。そして、アス
ファルトを溶融(抽出)するとともに砂やフィラー等を
混合した濾紙32内の溶剤は、濾紙32を通過すること
により濾過され、この濾過により骨材、砂、フィラー等
の粒や粉は濾紙32の内部に残されて、アスファルト溶
融溶剤だけが減圧室34内に流れ込む。なお、濾紙32
の内部と外部との間には圧力差があるので、自然流下さ
せる濾過に比較にして遥かに効率の良い濾過を行なうこ
とができる。そして、減圧室34内に流れ込んだアスフ
ァルト溶融溶剤は、吸引管11を通って回収タンク4に
回収される(アスファルト溶融溶剤回収工程)。
【0047】回収タンク4内には抽出槽3から吸引した
アスファルト溶剤が回収されて溜るばかりでなく、蒸発
した溶剤ガスも回収される。この回収タンク4内の圧力
は減圧機構5の減圧作用により約0.5気圧まで減圧さ
れて酸素濃度も約10%以下に低下している。したがっ
て、回収タンク4内に溶剤ガスが回収されても爆発が防
止され、安全である。同様に、抽出槽3の内部も減圧さ
れているので、石油系溶剤を使用しても高い安全性を確
保することができる。
アスファルト溶剤が回収されて溜るばかりでなく、蒸発
した溶剤ガスも回収される。この回収タンク4内の圧力
は減圧機構5の減圧作用により約0.5気圧まで減圧さ
れて酸素濃度も約10%以下に低下している。したがっ
て、回収タンク4内に溶剤ガスが回収されても爆発が防
止され、安全である。同様に、抽出槽3の内部も減圧さ
れているので、石油系溶剤を使用しても高い安全性を確
保することができる。
【0048】また、回収タンク4内に回収された溶剤ガ
スは、減圧機構5の減圧作用により減圧管12を介して
減圧機構5のエゼクタ23の減圧孔から循環溶剤に合流
され、この循環溶剤によって冷却されて液化される。し
たがって、回収タンク4をはじめとする溶剤ガスが通過
する部分のガス濃度が次第に高まることを抑制すること
ができ、これにより安全性を一層高めることができる。
なお、循環溶剤に合流されて液化されて溶剤の量が所定
量を超えると、この余剰溶剤は循環タンク20からオー
バーフロー管45を通って蒸留再生装置6に送られ、再
生される。
スは、減圧機構5の減圧作用により減圧管12を介して
減圧機構5のエゼクタ23の減圧孔から循環溶剤に合流
され、この循環溶剤によって冷却されて液化される。し
たがって、回収タンク4をはじめとする溶剤ガスが通過
する部分のガス濃度が次第に高まることを抑制すること
ができ、これにより安全性を一層高めることができる。
なお、循環溶剤に合流されて液化されて溶剤の量が所定
量を超えると、この余剰溶剤は循環タンク20からオー
バーフロー管45を通って蒸留再生装置6に送られ、再
生される。
【0049】本実施形態では、注入口35がアスファル
ト混合物内に位置しているので、注入口35から噴出し
た溶剤はアスファルト混合物の空隙内を流れる際に、骨
材等の当って流れる方向を様々な方向に変換しながら流
れる乱流となる。したがって、溶剤は微細な隙間にも入
り込むことは勿論のこと、強弱変化を付けながら流入
し、自然重力流下とは異なり、下方ばかりでなく上方へ
の流れも発生する。このため、上方から一定して流下さ
せた場合に比較して、溶剤の淀みが減少する。換言する
と、アスファルト混合物の隙間のほぼ全域に亙って溶剤
の流れが発生することとなり、これによりアスファルト
の溶融を促進することができる。
ト混合物内に位置しているので、注入口35から噴出し
た溶剤はアスファルト混合物の空隙内を流れる際に、骨
材等の当って流れる方向を様々な方向に変換しながら流
れる乱流となる。したがって、溶剤は微細な隙間にも入
り込むことは勿論のこと、強弱変化を付けながら流入
し、自然重力流下とは異なり、下方ばかりでなく上方へ
の流れも発生する。このため、上方から一定して流下さ
せた場合に比較して、溶剤の淀みが減少する。換言する
と、アスファルト混合物の隙間のほぼ全域に亙って溶剤
の流れが発生することとなり、これによりアスファルト
の溶融を促進することができる。
【0050】この様にして抽出槽3内を減圧することに
より溶剤を連続供給してアスファルトを抽出すると、吸
引管11を通って回収タンク4に回収されるアスファル
ト溶融溶剤の色が抽出開始時は薄いが次第に濃くなり、
暫くすると白色になり、抽出が終了する。この白色にな
るまでの所要時間は、本実施形態では約1時間であり、
アスファルト混合物の重量も同じ条件でソックスレー式
で抽出した場合の所要時間約8.5時間に比較すると遥
かに短時間で終了する。
より溶剤を連続供給してアスファルトを抽出すると、吸
引管11を通って回収タンク4に回収されるアスファル
ト溶融溶剤の色が抽出開始時は薄いが次第に濃くなり、
暫くすると白色になり、抽出が終了する。この白色にな
るまでの所要時間は、本実施形態では約1時間であり、
アスファルト混合物の重量も同じ条件でソックスレー式
で抽出した場合の所要時間約8.5時間に比較すると遥
かに短時間で終了する。
【0051】また、抽出が終了して濾紙32内に残った
骨材やフィラーを乾燥装置(図示せず)を使用して乾燥
した後に重量を計測するが、この乾燥を効率良く行える
ように、本実施形態では液切り工程を行う。
骨材やフィラーを乾燥装置(図示せず)を使用して乾燥
した後に重量を計測するが、この乾燥を効率良く行える
ように、本実施形態では液切り工程を行う。
【0052】この液切り工程は、抽出槽3の大気開放弁
41を開放するとともに、液切り弁40と溶剤弁46を
閉じ、この状態で減圧機構5を作動する。この様にする
と、溶剤供給管10から抽出槽3内への溶剤の供給が停
止され、溶剤抽出槽3内に残っている溶剤が液切り受け
部材38の上面開口部から液切り管39内に吸引されて
回収タンク4に回収される。そして、液切り受け部材3
8の上面開口部は濾紙32の底部に下方から当接してい
るので、濾紙32内に残っている溶剤を強制的に吸引排
除することができ、また濾紙32内の溶剤の液面が次第
に低下しても空気を吸い込むことがない。したがって、
抽出槽3内の溶剤を効率良く排除することができる。そ
して、溶剤の液面が濾紙32の底部まで低下すると、濾
紙32内には殆ど溶剤が残らないので、これで液切り工
程を終了する。なお、この液切れ工程に要する時間は、
従来のソックスレー方式の場合には約30分を要した
が、本実施形態では約5分で終了した。
41を開放するとともに、液切り弁40と溶剤弁46を
閉じ、この状態で減圧機構5を作動する。この様にする
と、溶剤供給管10から抽出槽3内への溶剤の供給が停
止され、溶剤抽出槽3内に残っている溶剤が液切り受け
部材38の上面開口部から液切り管39内に吸引されて
回収タンク4に回収される。そして、液切り受け部材3
8の上面開口部は濾紙32の底部に下方から当接してい
るので、濾紙32内に残っている溶剤を強制的に吸引排
除することができ、また濾紙32内の溶剤の液面が次第
に低下しても空気を吸い込むことがない。したがって、
抽出槽3内の溶剤を効率良く排除することができる。そ
して、溶剤の液面が濾紙32の底部まで低下すると、濾
紙32内には殆ど溶剤が残らないので、これで液切り工
程を終了する。なお、この液切れ工程に要する時間は、
従来のソックスレー方式の場合には約30分を要した
が、本実施形態では約5分で終了した。
【0053】液切り工程を終了した濾紙32と骨材等を
乾燥装置により乾燥してから重量を計ると、抽出された
アスファルトの重量を算出することができる。
乾燥装置により乾燥してから重量を計ると、抽出された
アスファルトの重量を算出することができる。
【0054】なお、抽出が終了しても完全にアスファル
トを排除することは困難であり、骨材同士が接触してい
る部分等に僅かに残る。そこで、アスファルトの残り具
合を確認するために、抽出が終了した濾紙32内の残留
物を乾燥した後に再度抽出すると、本実施形態の場合に
は、同じく抽出が終了して濾紙32内に残った骨材等を
乾燥した後に再度抽出したソックスレー式の場合に比較
して、回収溶剤の色が薄い。したがって、この実験か
ら、ソックスレー式に比較して、本実施形態の方が抽出
時間が短いばかりでなく、抽出残りアスファルト量が少
ないことが判明した。
トを排除することは困難であり、骨材同士が接触してい
る部分等に僅かに残る。そこで、アスファルトの残り具
合を確認するために、抽出が終了した濾紙32内の残留
物を乾燥した後に再度抽出すると、本実施形態の場合に
は、同じく抽出が終了して濾紙32内に残った骨材等を
乾燥した後に再度抽出したソックスレー式の場合に比較
して、回収溶剤の色が薄い。したがって、この実験か
ら、ソックスレー式に比較して、本実施形態の方が抽出
時間が短いばかりでなく、抽出残りアスファルト量が少
ないことが判明した。
【0055】また、抽出槽3にバイブレータ(図示せ
ず)を設け、抽出中のアスファルト混合物に振動を与え
ると、アスファルトの溶融が振動により促進され、特に
骨材同士が接触している部分乃至その周囲のアスファル
トの離脱が促進され、残留アスファルト量を減少させる
ことができるし、液切りの場合にも溶剤が骨材等から離
脱し易くなり、液切れを確実且つ迅速に行うことができ
る。
ず)を設け、抽出中のアスファルト混合物に振動を与え
ると、アスファルトの溶融が振動により促進され、特に
骨材同士が接触している部分乃至その周囲のアスファル
トの離脱が促進され、残留アスファルト量を減少させる
ことができるし、液切りの場合にも溶剤が骨材等から離
脱し易くなり、液切れを確実且つ迅速に行うことができ
る。
【0056】以上説明した実施形態では減圧機構5を連
続運転して抽出槽3内に溶剤を連続供給するとともに連
続して吸引排除したが、制御装置に設定した時間間隔で
減圧機構5の作動と停止を繰り返す間欠運転を行なうと
ともに、回収タンク4の大気開放弁15を連動させて開
閉することにより抽出槽3の減圧室34を一旦大気圧に
戻して、注入口35からの溶剤の注入を中断する液溜め
工程を行なってもよい。
続運転して抽出槽3内に溶剤を連続供給するとともに連
続して吸引排除したが、制御装置に設定した時間間隔で
減圧機構5の作動と停止を繰り返す間欠運転を行なうと
ともに、回収タンク4の大気開放弁15を連動させて開
閉することにより抽出槽3の減圧室34を一旦大気圧に
戻して、注入口35からの溶剤の注入を中断する液溜め
工程を行なってもよい。
【0057】この液溜め工程を行なうと、注入口35か
らの噴出が停止する際および噴出が再開される際にアス
ファルト混合物収納室33内における溶剤の流れに変化
が与えられる。したがって、溶剤の淀みが一層減少し、
溶剤の流れの変化によりアスファルトの溶融を一層促進
させることができる。また、溶剤が滞留することによ
り、この滞留中にもアスファルトが溶融してアスファル
ト溶融溶剤のアスファルト濃度が高まる。したがって、
減圧を再開した際に回収されるアスファルト溶融溶剤の
色が、連続運転した場合に比較して濃くなる。このた
め、抽出が終了したものと判断される白色になるまでの
所要時間は約1.5時間となって連続運転に比較して少
し長くなるが、これでもソックスレー方式に比較して遥
かに短時間で終了する。
らの噴出が停止する際および噴出が再開される際にアス
ファルト混合物収納室33内における溶剤の流れに変化
が与えられる。したがって、溶剤の淀みが一層減少し、
溶剤の流れの変化によりアスファルトの溶融を一層促進
させることができる。また、溶剤が滞留することによ
り、この滞留中にもアスファルトが溶融してアスファル
ト溶融溶剤のアスファルト濃度が高まる。したがって、
減圧を再開した際に回収されるアスファルト溶融溶剤の
色が、連続運転した場合に比較して濃くなる。このた
め、抽出が終了したものと判断される白色になるまでの
所要時間は約1.5時間となって連続運転に比較して少
し長くなるが、これでもソックスレー方式に比較して遥
かに短時間で終了する。
【0058】しかも、抽出が終了して残った骨材等の残
留物を、前記実施形態の場合と同様に、乾燥した後に再
度抽出することにより残留アスファルト量を確認したと
ころ、回収溶剤の色が連続運転した場合よりも薄く、こ
れにより、連続運転よりも液溜め工程を行った場合の方
がアスファルト抽出達成度は高いことが判明した。
留物を、前記実施形態の場合と同様に、乾燥した後に再
度抽出することにより残留アスファルト量を確認したと
ころ、回収溶剤の色が連続運転した場合よりも薄く、こ
れにより、連続運転よりも液溜め工程を行った場合の方
がアスファルト抽出達成度は高いことが判明した。
【0059】上記した液溜め工程では抽出槽3内を大気
圧まで一旦戻してから再度減圧したが、大気圧まで戻さ
なくても減圧機構5を間欠運転すれば抽出槽3内で溶剤
が滞留するとともに圧力も変動するので、同様の効果が
期待できる。
圧まで一旦戻してから再度減圧したが、大気圧まで戻さ
なくても減圧機構5を間欠運転すれば抽出槽3内で溶剤
が滞留するとともに圧力も変動するので、同様の効果が
期待できる。
【0060】なお、これまで説明した実施形態では、抽
出槽3内に濾紙32を1つセットしたが、複数の濾紙3
2をセットするように構成してもよい。例えば、図3に
示すように、大きな抽出槽3′内に3つの濾紙32をセ
ットして、一度の運転で3つ同時に抽出するようにして
もよい。なお、この場合、濾紙32を安定させるため
に、各濾紙32ごとに濾紙ホルダ(図示せず)を設ける
ことが望ましい。
出槽3内に濾紙32を1つセットしたが、複数の濾紙3
2をセットするように構成してもよい。例えば、図3に
示すように、大きな抽出槽3′内に3つの濾紙32をセ
ットして、一度の運転で3つ同時に抽出するようにして
もよい。なお、この場合、濾紙32を安定させるため
に、各濾紙32ごとに濾紙ホルダ(図示せず)を設ける
ことが望ましい。
【0061】次に、図4に示す他の実施形態について説
明する。このアスファルト抽出装置は、前記実施形態と
ほぼ同様に、石油系溶剤を貯留しておく溶剤タンク1、
溶剤タンク1内の溶剤を加熱する加熱装置2、抽出槽
3、抽出槽3から回収した溶剤を貯留する回収タンク
4、回収タンク4の内部を減圧する減圧機構5、回収タ
ンク4からの回収溶剤を再生する蒸留再生装置6などを
備えている。そして、溶剤タンク1の下部と抽出槽3の
上部との間を溶剤供給管10により、抽出槽3の下部と
回収タンク4の上部との間を吸引管11により、回収タ
ンク4の上部と減圧機構5との間を減圧管12によりそ
れぞれ接続してある。また、本実施形態では、蒸留再生
装置6の一部を構成する汚液タンク6a、再生溶剤タン
ク6bを蒸留釜ユニット6cと別個に設けたが、機能的
には前記実施例と同様であり、回収タンク4の下部と汚
液タンク6aとの間を排出管6dにより、汚液タンク6
aの下部と蒸留釜ユニット6cの溶剤入口との間を汚れ
溶剤供給管13により、蒸留釜ユニット6cの溶剤出口
と再生溶剤タンク6bとの間を再生溶剤管6eにより、
再生溶剤タンク6bと溶剤タンク1側との間を再生溶剤
供給管14によりそれぞれ接続してある。なお、本実施
形態では、加熱装置2のポンプ2bの吸引側流路に再生
溶剤供給管14を、切替弁(三方弁)14aを介して接
続し、この切替弁14aの切替により溶剤タンク1側に
再生溶剤を加熱してから補給するように構成してある。
明する。このアスファルト抽出装置は、前記実施形態と
ほぼ同様に、石油系溶剤を貯留しておく溶剤タンク1、
溶剤タンク1内の溶剤を加熱する加熱装置2、抽出槽
3、抽出槽3から回収した溶剤を貯留する回収タンク
4、回収タンク4の内部を減圧する減圧機構5、回収タ
ンク4からの回収溶剤を再生する蒸留再生装置6などを
備えている。そして、溶剤タンク1の下部と抽出槽3の
上部との間を溶剤供給管10により、抽出槽3の下部と
回収タンク4の上部との間を吸引管11により、回収タ
ンク4の上部と減圧機構5との間を減圧管12によりそ
れぞれ接続してある。また、本実施形態では、蒸留再生
装置6の一部を構成する汚液タンク6a、再生溶剤タン
ク6bを蒸留釜ユニット6cと別個に設けたが、機能的
には前記実施例と同様であり、回収タンク4の下部と汚
液タンク6aとの間を排出管6dにより、汚液タンク6
aの下部と蒸留釜ユニット6cの溶剤入口との間を汚れ
溶剤供給管13により、蒸留釜ユニット6cの溶剤出口
と再生溶剤タンク6bとの間を再生溶剤管6eにより、
再生溶剤タンク6bと溶剤タンク1側との間を再生溶剤
供給管14によりそれぞれ接続してある。なお、本実施
形態では、加熱装置2のポンプ2bの吸引側流路に再生
溶剤供給管14を、切替弁(三方弁)14aを介して接
続し、この切替弁14aの切替により溶剤タンク1側に
再生溶剤を加熱してから補給するように構成してある。
【0062】また、溶剤タンク1から抽出槽3に溶剤を
供給する溶剤供給管10の途中に、三方弁50を設け、
この三方弁50は通常は溶剤タンク1内から溶剤を抽出
槽3内に供給できる方向に連通し、後述する排液工程で
は、圧縮空気ラインと抽出槽3とを連通する状態に切り
換え可能としてある。なお、前記した各管の途中には、
前記実施形態と同様に各種の弁を設けてあり、これらの
弁は制御装置(図示せず)の制御により開閉動作され
る。また、この制御装置は、加熱装置2、減圧機構5、
蒸留再生装置6など本装置全体の制御を行う。
供給する溶剤供給管10の途中に、三方弁50を設け、
この三方弁50は通常は溶剤タンク1内から溶剤を抽出
槽3内に供給できる方向に連通し、後述する排液工程で
は、圧縮空気ラインと抽出槽3とを連通する状態に切り
換え可能としてある。なお、前記した各管の途中には、
前記実施形態と同様に各種の弁を設けてあり、これらの
弁は制御装置(図示せず)の制御により開閉動作され
る。また、この制御装置は、加熱装置2、減圧機構5、
蒸留再生装置6など本装置全体の制御を行う。
【0063】本実施形態における溶剤タンク1、回収タ
ンク4、および減圧機構5は、前記実施形態におけるも
のと構成および作用が同じであるので、説明を省略す
る。
ンク4、および減圧機構5は、前記実施形態におけるも
のと構成および作用が同じであるので、説明を省略す
る。
【0064】抽出槽3は、3つの濾紙32を同時にセッ
トして抽出できるようにしてあり、有底円筒状の濾紙収
納部51を独立した状態で3つ並べて設けた容器本体3
0と、この容器本体30の上面開口部に被せる蓋体31
とからなり、各濾紙収納部51内に有底円筒状の濾紙3
2を濾過材としてセットすることにより内部をアスファ
ルト混合物収納室33と減圧室34とに区画し、アスフ
ァルト混合物収納室33内には、入口が溶剤タンク1側
に連通して先端部分に注入口35を開口した溶剤導入管
36を設け、各濾紙収納部51の底面には分岐した吸引
管11をそれぞれ接続してある。なお、容器本体30と
蓋体31との間にはシール材を設けて密閉できるように
してあり、大気開放弁41を容器本体30の上部一側に
設けてある。
トして抽出できるようにしてあり、有底円筒状の濾紙収
納部51を独立した状態で3つ並べて設けた容器本体3
0と、この容器本体30の上面開口部に被せる蓋体31
とからなり、各濾紙収納部51内に有底円筒状の濾紙3
2を濾過材としてセットすることにより内部をアスファ
ルト混合物収納室33と減圧室34とに区画し、アスフ
ァルト混合物収納室33内には、入口が溶剤タンク1側
に連通して先端部分に注入口35を開口した溶剤導入管
36を設け、各濾紙収納部51の底面には分岐した吸引
管11をそれぞれ接続してある。なお、容器本体30と
蓋体31との間にはシール材を設けて密閉できるように
してあり、大気開放弁41を容器本体30の上部一側に
設けてある。
【0065】蓋体31は、ステンレス製ドーム形の蓋で
あり、内部には、基端が溶剤供給管10に接続して先端
部分を分岐させた溶剤分配管52を設け、容器本体30
の上面開口部に被せると、各溶剤分配管52の出口から
各溶剤導入管36に溶剤を供給できるように構成してあ
る。
あり、内部には、基端が溶剤供給管10に接続して先端
部分を分岐させた溶剤分配管52を設け、容器本体30
の上面開口部に被せると、各溶剤分配管52の出口から
各溶剤導入管36に溶剤を供給できるように構成してあ
る。
【0066】濾紙32を濾紙収納部51内の所定位置に
セットするために、本実施形態においては、図5に示す
ように、濾紙ホルダ43を使用し、この濾紙ホルダ43
に溶剤導入管36を垂設する。濾紙ホルダ43は、濾紙
32の開口部内に嵌合する筒状胴部材とこの胴部材の上
端縁にフランジを一体成形した金属板製の部材であり、
胴部材の途中に設けた仕切り床面53に開口した孔内に
溶剤導入管36の上端を溶接等により固定して下向きに
取り付け、溶剤導入管36の上端入口を胴部材上面側に
開口してある。
セットするために、本実施形態においては、図5に示す
ように、濾紙ホルダ43を使用し、この濾紙ホルダ43
に溶剤導入管36を垂設する。濾紙ホルダ43は、濾紙
32の開口部内に嵌合する筒状胴部材とこの胴部材の上
端縁にフランジを一体成形した金属板製の部材であり、
胴部材の途中に設けた仕切り床面53に開口した孔内に
溶剤導入管36の上端を溶接等により固定して下向きに
取り付け、溶剤導入管36の上端入口を胴部材上面側に
開口してある。
【0067】この様な構成から成る濾紙ホルダ43を使
用して濾紙32を濾紙収納部51内にセットするには、
まず濾紙32内に、供試体(アスファルト混合物)を崩
した状態で所定重量だけ投入する。そして、溶剤導入管
36をアスファルト混合物の内部に差し込む様にして濾
紙ホルダ43の胴部材を濾紙32の開口部内に嵌合し、
外周からバンド44を締め付けて濾紙32と濾紙ホルダ
43を一体化する。したがって、溶剤導入管36の注入
口35は、アスファルト混合物に囲繞される。
用して濾紙32を濾紙収納部51内にセットするには、
まず濾紙32内に、供試体(アスファルト混合物)を崩
した状態で所定重量だけ投入する。そして、溶剤導入管
36をアスファルト混合物の内部に差し込む様にして濾
紙ホルダ43の胴部材を濾紙32の開口部内に嵌合し、
外周からバンド44を締め付けて濾紙32と濾紙ホルダ
43を一体化する。したがって、溶剤導入管36の注入
口35は、アスファルト混合物に囲繞される。
【0068】次に、濾紙32を濾紙収納部51内に挿入
して濾紙ホルダ43のフランジを容器本体30の平面部
分上に載置する。この状態で蓋体31を被せて止金具や
ボルト・ナット等の止め具で止着する。
して濾紙ホルダ43のフランジを容器本体30の平面部
分上に載置する。この状態で蓋体31を被せて止金具や
ボルト・ナット等の止め具で止着する。
【0069】この様にして濾紙32をセットすると、抽
出槽3の各濾紙収納部51の内部は濾紙32によって、
溶剤供給管10側のアスファルト混合物収納室33と吸
引管11側の減圧室34とに区画される。また、アスフ
ァルト混合物収納室33は、濾紙ホルダ43の床面53
により、溶剤分配管52の出口が開口した上空部43a
とアスファルト混合物が入った濾紙内部空部43bとに
区画され、上空部43aと濾紙内部空部43bとは溶剤
導入管36を介して連通される。
出槽3の各濾紙収納部51の内部は濾紙32によって、
溶剤供給管10側のアスファルト混合物収納室33と吸
引管11側の減圧室34とに区画される。また、アスフ
ァルト混合物収納室33は、濾紙ホルダ43の床面53
により、溶剤分配管52の出口が開口した上空部43a
とアスファルト混合物が入った濾紙内部空部43bとに
区画され、上空部43aと濾紙内部空部43bとは溶剤
導入管36を介して連通される。
【0070】本実施形態においては、図5に示すよう
に、有底円筒状濾過材(濾紙)内に上方から溶剤導入管
36を挿入した際、この溶剤導入管36の上端入口36
aよりも低い位置に、濾紙32の上端開口部が位置する
ように両者を配置する。この様にすることにより、液溜
め工程において、アスファルト混合物中のフィラー分が
浮上しても、濾紙32の開口部よりも溶剤導入管36の
入口36aが高い位置にあるので、溶剤は入口36aよ
りも上に上がることがなく、フィラーの流出を防止で
き、正確な測定値を得ることができる。
に、有底円筒状濾過材(濾紙)内に上方から溶剤導入管
36を挿入した際、この溶剤導入管36の上端入口36
aよりも低い位置に、濾紙32の上端開口部が位置する
ように両者を配置する。この様にすることにより、液溜
め工程において、アスファルト混合物中のフィラー分が
浮上しても、濾紙32の開口部よりも溶剤導入管36の
入口36aが高い位置にあるので、溶剤は入口36aよ
りも上に上がることがなく、フィラーの流出を防止で
き、正確な測定値を得ることができる。
【0071】次に、上記した構成からなるアスファルト
抽出装置の各工程を運転チャートに基づいて説明する。
まず、電源をONにすると、電源ランプが点灯するとと
もに、停止ランプが点灯し、制御装置が加熱装置2のポ
ンプ2bを作動するとともに、ヒータ2aを作動し、溶
剤タンク1内の溶剤を循環させながら加熱し始める。こ
の電源投入状態では、溶剤供給管10の三方弁50は抽
出槽3を溶剤タンク1に連通させる状態(溶剤タンク1
側)、抽出槽3の大気開放弁41は開放状態、抽出槽3
と回収タンク4との間を接続する吸引管11の途中の抽
出弁54は開状態、回収タンク4の大気開放弁15は開
状態、減圧機構5の循環ポンプ22を停止したままであ
る。したがって、回収タンク4内は大気圧のままであ
る。
抽出装置の各工程を運転チャートに基づいて説明する。
まず、電源をONにすると、電源ランプが点灯するとと
もに、停止ランプが点灯し、制御装置が加熱装置2のポ
ンプ2bを作動するとともに、ヒータ2aを作動し、溶
剤タンク1内の溶剤を循環させながら加熱し始める。こ
の電源投入状態では、溶剤供給管10の三方弁50は抽
出槽3を溶剤タンク1に連通させる状態(溶剤タンク1
側)、抽出槽3の大気開放弁41は開放状態、抽出槽3
と回収タンク4との間を接続する吸引管11の途中の抽
出弁54は開状態、回収タンク4の大気開放弁15は開
状態、減圧機構5の循環ポンプ22を停止したままであ
る。したがって、回収タンク4内は大気圧のままであ
る。
【0072】抽出槽3に濾紙32をセットして蓋体31
を閉じてスタート釦を操作すると、停止ランプが消灯し
て運転表示ランプが点灯して注入工程が始まる。この注
入工程は、溶剤タンク1内の溶剤を抽出槽3内に注入す
る工程である。したがって、抽出槽3の大気開放弁41
を閉じて抽出槽3を密閉状態とし、回収タンク4の大気
開放弁15も閉じて減圧機構5の循環ポンプ22を始動
する。また、制御装置は注入タイマー、液溜めタイマ
ー、排液・排出タイマーが備えられており、これらのタ
イマーに注入工程、液溜め工程、排液工程など各工程の
所要時間を設定し、これら設定時間のタイムアップ信号
に基づいて次の工程に移行する。したがって、スタート
釦を操作すると、注入タイマーが計時を開始する。
を閉じてスタート釦を操作すると、停止ランプが消灯し
て運転表示ランプが点灯して注入工程が始まる。この注
入工程は、溶剤タンク1内の溶剤を抽出槽3内に注入す
る工程である。したがって、抽出槽3の大気開放弁41
を閉じて抽出槽3を密閉状態とし、回収タンク4の大気
開放弁15も閉じて減圧機構5の循環ポンプ22を始動
する。また、制御装置は注入タイマー、液溜めタイマ
ー、排液・排出タイマーが備えられており、これらのタ
イマーに注入工程、液溜め工程、排液工程など各工程の
所要時間を設定し、これら設定時間のタイムアップ信号
に基づいて次の工程に移行する。したがって、スタート
釦を操作すると、注入タイマーが計時を開始する。
【0073】減圧機構5の循環ポンプ22が始動する
と、前記実施形態と同様に、エゼクタ23で負圧が発生
するので、回収タンク4内が減圧される。本実施形態に
おいては、エゼクタ23と回収タンク4との間の減圧管
12の途中に減圧調節弁24を設け、この減圧調節弁2
4の圧力を−100mmHg〜−400mmHgに設定
してある。これは、抽出槽3内にセットした#84(直
径75mm、高さ210mm)の濾紙32が負圧を受け
ても破損したり、網目(メッシュ)が広がってフィラー
分が流出することなく正確な測定ができる圧力に調整す
るからである。この様に、減圧調節弁24の作用により
回収タンク4内が所定の負圧に減圧されると、吸引管1
1を介して回収タンク4に連通している抽出槽3内の圧
力も上記所定圧力まで減圧される。
と、前記実施形態と同様に、エゼクタ23で負圧が発生
するので、回収タンク4内が減圧される。本実施形態に
おいては、エゼクタ23と回収タンク4との間の減圧管
12の途中に減圧調節弁24を設け、この減圧調節弁2
4の圧力を−100mmHg〜−400mmHgに設定
してある。これは、抽出槽3内にセットした#84(直
径75mm、高さ210mm)の濾紙32が負圧を受け
ても破損したり、網目(メッシュ)が広がってフィラー
分が流出することなく正確な測定ができる圧力に調整す
るからである。この様に、減圧調節弁24の作用により
回収タンク4内が所定の負圧に減圧されると、吸引管1
1を介して回収タンク4に連通している抽出槽3内の圧
力も上記所定圧力まで減圧される。
【0074】抽出槽3内が減圧されると、大気圧との圧
力差により溶剤タンク11内の溶剤が溶剤供給管10を
介して吸い込まれ、この溶剤は抽出槽33内の上室部4
3a内に流入すると、まず濾紙ホルダ43の床面53上
に流下し、溶剤導入管36内を通って注入口35から噴
出する。そして、減圧機構5の作動を継続すると抽出槽
33内の空気が殆ど吸い出されるので、抽出槽33のア
スファルト混合物収納室33内は溶剤で満たされる(注
入工程)。なお、注入口35から溶剤が噴出すると、こ
の溶剤はアスファルト混合物の空隙内を流れながら骨材
等の周りに付着したアスファルトを溶融しながら溜って
いく。
力差により溶剤タンク11内の溶剤が溶剤供給管10を
介して吸い込まれ、この溶剤は抽出槽33内の上室部4
3a内に流入すると、まず濾紙ホルダ43の床面53上
に流下し、溶剤導入管36内を通って注入口35から噴
出する。そして、減圧機構5の作動を継続すると抽出槽
33内の空気が殆ど吸い出されるので、抽出槽33のア
スファルト混合物収納室33内は溶剤で満たされる(注
入工程)。なお、注入口35から溶剤が噴出すると、こ
の溶剤はアスファルト混合物の空隙内を流れながら骨材
等の周りに付着したアスファルトを溶融しながら溜って
いく。
【0075】上記した注入工程では溶剤タンク1内の溶
剤が抽出槽3に供給されて溶剤のレベルが低下するが、
本実施形態においては、上限検出器1bのフロートが低
下して信号を出力すると、この出力に基づいて三方弁1
4aが切り替わって再生溶剤タンク16b内の溶剤を溶
剤タンク1側に補給し、この補給により溶剤のレベルが
上昇して上記フロートが上昇して信号を出力すると、こ
の出力に基づいて三方弁14aが初期状態に切り替わっ
て再生溶剤タンク16bからの補給を停止する。したが
って、溶剤タンク1内には、常時所定量の溶剤が貯留さ
れる。
剤が抽出槽3に供給されて溶剤のレベルが低下するが、
本実施形態においては、上限検出器1bのフロートが低
下して信号を出力すると、この出力に基づいて三方弁1
4aが切り替わって再生溶剤タンク16b内の溶剤を溶
剤タンク1側に補給し、この補給により溶剤のレベルが
上昇して上記フロートが上昇して信号を出力すると、こ
の出力に基づいて三方弁14aが初期状態に切り替わっ
て再生溶剤タンク16bからの補給を停止する。したが
って、溶剤タンク1内には、常時所定量の溶剤が貯留さ
れる。
【0076】注入タイマーに設定した注入時間(本実施
形態では、1サイクル目の設定時間は5分、2サイクル
目からは10分に設定)のタイムアップ信号が出力され
ると、この信号に基づいて液溜め工程に移行する。
形態では、1サイクル目の設定時間は5分、2サイクル
目からは10分に設定)のタイムアップ信号が出力され
ると、この信号に基づいて液溜め工程に移行する。
【0077】この液溜め工程は、濾紙32内に溶剤を溜
めて骨材に付着したアスファルト成分やフィラーに浸透
させて溶解する工程である。このため、本実施形態では
抽出槽3の大気開放弁41を開放して抽出槽3内も大気
圧に戻し、これにより溶剤タンク1から抽出槽3への溶
剤の供給が停止される。また、抽出弁54を閉じること
により、抽出槽3から回収タンク4へ溶剤が回収される
ことを停止し、抽出槽3内に溶剤が溜った状態を維持す
る。そして、回収タンク4の大気開放弁15を開放して
回収タンク4内を大気圧に戻すとともに、減圧機構5の
循環ポンプ22の運転を一時停止する。
めて骨材に付着したアスファルト成分やフィラーに浸透
させて溶解する工程である。このため、本実施形態では
抽出槽3の大気開放弁41を開放して抽出槽3内も大気
圧に戻し、これにより溶剤タンク1から抽出槽3への溶
剤の供給が停止される。また、抽出弁54を閉じること
により、抽出槽3から回収タンク4へ溶剤が回収される
ことを停止し、抽出槽3内に溶剤が溜った状態を維持す
る。そして、回収タンク4の大気開放弁15を開放して
回収タンク4内を大気圧に戻すとともに、減圧機構5の
循環ポンプ22の運転を一時停止する。
【0078】なお、この液溜め工程は、本実施形態では
5分間継続するように液溜めタイマーに設定してある。
したがって、抽出槽3内においては、アスファルト混合
物の骨材等の周りに付着したアスファルト成分が溶剤に
溶融(抽出)されるとともに砂やフィラー等が溶剤と混
合する。
5分間継続するように液溜めタイマーに設定してある。
したがって、抽出槽3内においては、アスファルト混合
物の骨材等の周りに付着したアスファルト成分が溶剤に
溶融(抽出)されるとともに砂やフィラー等が溶剤と混
合する。
【0079】液溜めタイマーに設定した時間(5分)が
経過すると、次のアスファルト溶融溶剤回収工程に移行
する。アスファルト溶融溶剤回収工程は排液・排出工程
とも言い、抽出槽3内に溜っている溶剤を回収タンク4
に回収する工程であり、同時に、本実施形態においては
アスファルト成分の溶解を促進するための工程でもあ
る。
経過すると、次のアスファルト溶融溶剤回収工程に移行
する。アスファルト溶融溶剤回収工程は排液・排出工程
とも言い、抽出槽3内に溜っている溶剤を回収タンク4
に回収する工程であり、同時に、本実施形態においては
アスファルト成分の溶解を促進するための工程でもあ
る。
【0080】このため、抽出弁54を開いて抽出槽3と
回収タンク4とを連通させて抽出槽3内のアスファルト
溶融溶剤を回収タンク4に回収し始め、回収タンク4の
大気開放弁15を開いたまま汚液タンク6aへの排出弁
を開いて回収タンク4内に溜ったアスファルト溶融溶剤
を汚液タンク6aに排出し、同時に、抽出槽3の大気開
放弁41を閉じるとともに三方弁(排液弁)50を圧縮
空気ライン(エアー)側に切り換える。排液弁50を切
り換えると、溶剤供給管10を介して加圧空気が抽出槽
3に供給され、この空気は溶剤導入管36の注入口35
から濾紙32内の溶剤中に噴出される(空気噴出工
程)。
回収タンク4とを連通させて抽出槽3内のアスファルト
溶融溶剤を回収タンク4に回収し始め、回収タンク4の
大気開放弁15を開いたまま汚液タンク6aへの排出弁
を開いて回収タンク4内に溜ったアスファルト溶融溶剤
を汚液タンク6aに排出し、同時に、抽出槽3の大気開
放弁41を閉じるとともに三方弁(排液弁)50を圧縮
空気ライン(エアー)側に切り換える。排液弁50を切
り換えると、溶剤供給管10を介して加圧空気が抽出槽
3に供給され、この空気は溶剤導入管36の注入口35
から濾紙32内の溶剤中に噴出される(空気噴出工
程)。
【0081】溶剤中に空気が噴出すると、この空気は泡
となって溶剤中を上昇するので、この泡の上昇により骨
材が動いたり溶剤に大きな流れが発生する。骨材が動く
と、骨材同士が接触していた部分に溜っていたアスファ
ルト成分に溶剤が洗われてこの部分のアスファルト成分
の溶解を促進することができ、また、骨材の表面も溶剤
の流れで洗われるので、骨材の動きと溶剤の流れの相乗
効果でアスファルト成分の溶解が促進される。そして、
この泡の噴出により溶解が促進されてアスファルト成分
を溶融したアスファルト溶融溶剤は濾紙32を通過する
ことにより濾過され、この濾過により骨材、砂、フィラ
ーの粒や粉は濾紙32の内部に残されて、アスファルト
溶融溶剤だけが減圧室内に流れ込んで、吸引管11を介
して回収タンク4に回収される。
となって溶剤中を上昇するので、この泡の上昇により骨
材が動いたり溶剤に大きな流れが発生する。骨材が動く
と、骨材同士が接触していた部分に溜っていたアスファ
ルト成分に溶剤が洗われてこの部分のアスファルト成分
の溶解を促進することができ、また、骨材の表面も溶剤
の流れで洗われるので、骨材の動きと溶剤の流れの相乗
効果でアスファルト成分の溶解が促進される。そして、
この泡の噴出により溶解が促進されてアスファルト成分
を溶融したアスファルト溶融溶剤は濾紙32を通過する
ことにより濾過され、この濾過により骨材、砂、フィラ
ーの粒や粉は濾紙32の内部に残されて、アスファルト
溶融溶剤だけが減圧室内に流れ込んで、吸引管11を介
して回収タンク4に回収される。
【0082】アスファルト溶融溶剤回収工程は、本実施
形態では5分間に設定してある。したがって、タイマー
に設定した5分間が経過すると、このアスファルト溶融
溶剤回収工程を終了し、抽出槽3内の溶剤をすべて回収
タンク4に回収することができる。そして、本実施形態
では、前記した注入工程、液溜め工程、アスファルト溶
融溶剤回収工程を1サイクルとし、このサイクルを5回
繰り返し、最後は液溜め工程を省略して注入工程とアス
ファルト溶融溶剤回収工程を行うように設定してある。
したがって、抽出槽3にセットした濾紙32内のアスフ
ァルト混合物のアスファルト抽出に要する合計時間は1
時間50分となり、従来のソレックス法による8時間に
比較して遥かに短時間で終了することができる。しか
も、抽出が終了して残った骨材等の残留物に付着した残
留アスファルト量が少なく、確実なる抽出を実現するこ
とができる。
形態では5分間に設定してある。したがって、タイマー
に設定した5分間が経過すると、このアスファルト溶融
溶剤回収工程を終了し、抽出槽3内の溶剤をすべて回収
タンク4に回収することができる。そして、本実施形態
では、前記した注入工程、液溜め工程、アスファルト溶
融溶剤回収工程を1サイクルとし、このサイクルを5回
繰り返し、最後は液溜め工程を省略して注入工程とアス
ファルト溶融溶剤回収工程を行うように設定してある。
したがって、抽出槽3にセットした濾紙32内のアスフ
ァルト混合物のアスファルト抽出に要する合計時間は1
時間50分となり、従来のソレックス法による8時間に
比較して遥かに短時間で終了することができる。しか
も、抽出が終了して残った骨材等の残留物に付着した残
留アスファルト量が少なく、確実なる抽出を実現するこ
とができる。
【0083】なお、前記運転中に汚液タンク6aが満杯
(検出器がHi出力)になると、排出弁55が閉じ、ブ
ザーが鳴り、タイマーの計時が中断する。溶剤のレベル
が下がって非満杯(Hi出力停止)になると、排出弁5
5が再び開き、タイマーが再度計時を継続する。
(検出器がHi出力)になると、排出弁55が閉じ、ブ
ザーが鳴り、タイマーの計時が中断する。溶剤のレベル
が下がって非満杯(Hi出力停止)になると、排出弁5
5が再び開き、タイマーが再度計時を継続する。
【0084】また、汚液タンク6a内のレベルが低下し
て再生すべき溶剤が不足すると、また、再生溶剤タンク
16bが満杯になると、蒸留再生装置6が一時停止する
が、それ以外の状態では運転を継続する。
て再生すべき溶剤が不足すると、また、再生溶剤タンク
16bが満杯になると、蒸留再生装置6が一時停止する
が、それ以外の状態では運転を継続する。
【0085】以上説明した抽出運転が終了したならば、
抽出槽3の大気開放弁41を開いて内部を大気圧に戻す
ので、蓋体31を手で開いて濾紙32や骨材を取り出す
ことができる。
抽出槽3の大気開放弁41を開いて内部を大気圧に戻す
ので、蓋体31を手で開いて濾紙32や骨材を取り出す
ことができる。
【0086】本実施形態において、図6に示すように、
抽出槽3の各アスファルト混合物収納室33ごとに溶剤
を分配する溶剤分配管52の途中に定流量弁56を設
け、各アスファルト混合物収納室33に注入する溶剤の
量の均一化を図るようにしてもよい。この様に構成する
と、各濾紙32内に入れるアスファルト混合物の重量が
異なっていたり、或は同じ重量であっても骨材の量が異
なるなどした場合に、密度の相違により溶剤の濾紙通過
性が異なるが、定流量弁56で均等に溶剤を注入するこ
とにより同時間内での抽出が可能になる。
抽出槽3の各アスファルト混合物収納室33ごとに溶剤
を分配する溶剤分配管52の途中に定流量弁56を設
け、各アスファルト混合物収納室33に注入する溶剤の
量の均一化を図るようにしてもよい。この様に構成する
と、各濾紙32内に入れるアスファルト混合物の重量が
異なっていたり、或は同じ重量であっても骨材の量が異
なるなどした場合に、密度の相違により溶剤の濾紙通過
性が異なるが、定流量弁56で均等に溶剤を注入するこ
とにより同時間内での抽出が可能になる。
【0087】また、前記実施形態では、三方弁(排液
弁)50の流路切替えにより、圧縮空気を抽出槽3内に
圧送して溶剤導入管36の注入口35から溶剤中に噴出
させて骨材を動かしたり流れを発生させて洗浄し、これ
によりアスファルト成分の溶解を促進させたが、圧縮空
気を供給する代わりに、負圧を利用して大気を導入して
も、同様に溶解を促進させることができる。
弁)50の流路切替えにより、圧縮空気を抽出槽3内に
圧送して溶剤導入管36の注入口35から溶剤中に噴出
させて骨材を動かしたり流れを発生させて洗浄し、これ
によりアスファルト成分の溶解を促進させたが、圧縮空
気を供給する代わりに、負圧を利用して大気を導入して
も、同様に溶解を促進させることができる。
【0088】すなわち、溶剤タンク1から下流側であっ
て抽出槽3を含むそれまでの間に大気導入弁を設け、こ
の大気導入弁の切り替えにより抽出槽3内に空気を供給
可能とし、アスファルト混合物収納室内に位置する溶剤
導入管36の注入口35から空気を噴出させるように構
成してもよい。
て抽出槽3を含むそれまでの間に大気導入弁を設け、こ
の大気導入弁の切り替えにより抽出槽3内に空気を供給
可能とし、アスファルト混合物収納室内に位置する溶剤
導入管36の注入口35から空気を噴出させるように構
成してもよい。
【0089】具体的には、圧縮空気ラインに接続してい
た三方弁(排液弁)50の流路を大気側に開放可能とし
て大気導入弁として機能させてもよいし、抽出槽3の大
気開放弁41をそのまま大気導入弁として機能させても
よい。
た三方弁(排液弁)50の流路を大気側に開放可能とし
て大気導入弁として機能させてもよいし、抽出槽3の大
気開放弁41をそのまま大気導入弁として機能させても
よい。
【0090】この様な大気導入弁を設けた場合、液溜め
工程では抽出槽3の大気開放弁と回収タンク4の大気開
放弁50,41の両方とも閉じたままにしておき、抽出
槽3内および回収タンク4の両方を負圧状態にしてお
く。なお、抽出弁54は閉じる。
工程では抽出槽3の大気開放弁と回収タンク4の大気開
放弁50,41の両方とも閉じたままにしておき、抽出
槽3内および回収タンク4の両方を負圧状態にしてお
く。なお、抽出弁54は閉じる。
【0091】アスファルト溶解溶剤回収工程では、抽出
弁54を開いて抽出槽3と回収タンク4とを連通させ、
この状態で大気導入弁50,41の両方または一方を開
く。すると、抽出槽3内が負圧なので、大気導入弁であ
る排液弁50あるいは抽出槽3の大気開放弁41から大
気が導入され、この空気は、溶剤導入管36の注入口3
5から噴出して泡となって溶剤中を上昇し、アスファル
ト成分の溶解を促進することができる。そして、抽出槽
3内の溶剤は、回収タンク4内の負圧により吸引されて
回収タンク4に回収される。
弁54を開いて抽出槽3と回収タンク4とを連通させ、
この状態で大気導入弁50,41の両方または一方を開
く。すると、抽出槽3内が負圧なので、大気導入弁であ
る排液弁50あるいは抽出槽3の大気開放弁41から大
気が導入され、この空気は、溶剤導入管36の注入口3
5から噴出して泡となって溶剤中を上昇し、アスファル
ト成分の溶解を促進することができる。そして、抽出槽
3内の溶剤は、回収タンク4内の負圧により吸引されて
回収タンク4に回収される。
【0092】また、抽出槽3の減圧室34と減圧機構5
との間に大気導入弁を設け、大気導入弁を開いて減圧室
内の圧力を大気圧に戻すように構成してもよい。
との間に大気導入弁を設け、大気導入弁を開いて減圧室
内の圧力を大気圧に戻すように構成してもよい。
【0093】具体的には、抽出槽3と抽出弁54との間
の吸引管11の途中に大気導入弁57を設けてもよい。
この様な大気導入弁57を設けた場合、液溜め工程では
抽出槽3の大気開放弁57と回収タンク4の大気開放弁
15の両方とも閉じたままにしておき、抽出槽3内およ
び回収タンク4の両方を負圧状態にしておく。なお、抽
出弁54は閉じる。
の吸引管11の途中に大気導入弁57を設けてもよい。
この様な大気導入弁57を設けた場合、液溜め工程では
抽出槽3の大気開放弁57と回収タンク4の大気開放弁
15の両方とも閉じたままにしておき、抽出槽3内およ
び回収タンク4の両方を負圧状態にしておく。なお、抽
出弁54は閉じる。
【0094】アスファルト溶解溶剤回収工程では、抽出
弁54を閉じた状態で大気導入弁57を開く。すると、
抽出槽3内が負圧なので、大気導入弁57から大気が導
入され、この空気は、吸引管11内を逆流して抽出槽3
の減圧室34内に供給され、濾紙32を通過してアスフ
ァルト混合物収納室33内を泡となって溶剤中を上昇
し、アスファルト成分の溶解を促進することができる。
そして、所定時間が経過したならば、或は抽出槽3内が
大気圧に戻ったならば、大気導入弁57を閉じてから抽
出槽3の大気開放弁41を開くとともに、抽出弁54を
開く。この様にすると、回収タンク4内が負圧状態なの
で、抽出槽3内の溶剤が負圧により吸引されて回収タン
ク4に迅速に回収される。
弁54を閉じた状態で大気導入弁57を開く。すると、
抽出槽3内が負圧なので、大気導入弁57から大気が導
入され、この空気は、吸引管11内を逆流して抽出槽3
の減圧室34内に供給され、濾紙32を通過してアスフ
ァルト混合物収納室33内を泡となって溶剤中を上昇
し、アスファルト成分の溶解を促進することができる。
そして、所定時間が経過したならば、或は抽出槽3内が
大気圧に戻ったならば、大気導入弁57を閉じてから抽
出槽3の大気開放弁41を開くとともに、抽出弁54を
開く。この様にすると、回収タンク4内が負圧状態なの
で、抽出槽3内の溶剤が負圧により吸引されて回収タン
ク4に迅速に回収される。
【0095】この様に、抽出槽3内の負圧を利用して大
気導入弁50,41,57から導入した抽出槽3内に噴
出させると、アスファルト成分の溶解を促進することが
できることは勿論のこと、空気を圧送する必要がないの
で、圧縮空気ラインやコンプレッサーが必要なくな設置
場所の選択を拡大することができる。
気導入弁50,41,57から導入した抽出槽3内に噴
出させると、アスファルト成分の溶解を促進することが
できることは勿論のこと、空気を圧送する必要がないの
で、圧縮空気ラインやコンプレッサーが必要なくな設置
場所の選択を拡大することができる。
【0096】図8に示す他の実施形態は、供試体が骨
材、アスファルト、フィラー分の他に、繊維材、ゴムな
どの添加物、或は雑物を含んでおり、これらが濾過材の
目を詰まらせ易い場合、例えば供試体が再生アスファル
トである場合に特に適するアスファルト抽出装置であ
る。このアスファルト抽出装置は、溶剤タンク1や加熱
装置2等の溶剤供給源側の機器、回収タンク4やの減圧
機構5等の溶剤回収側の機器については前記した図1、
図2及び図4に記載のものと同様であるが、抽出槽3に
対する溶剤の供給、及び回収についての構成が異なる。
即ち、溶剤供給管10からの溶剤を減圧室34内にその
下部から流入可能な流路を抽出槽3に接続するととも
に、減圧室34内に注入された溶剤が所定のレベルを超
えるとオーバーフローさせるオーバーフロー出口を抽出
槽3を設け、該オーバーフロー出口からオーバーフロー
した溶剤を回収タンク4に回収する流路を設け、溶剤供
給管10からの溶剤を減圧室34内に注入して該溶剤を
減圧室34側からアスファルト混合物収納室33側に逆
流できるように各管或は流路の途中に開閉弁を設けてあ
る。
材、アスファルト、フィラー分の他に、繊維材、ゴムな
どの添加物、或は雑物を含んでおり、これらが濾過材の
目を詰まらせ易い場合、例えば供試体が再生アスファル
トである場合に特に適するアスファルト抽出装置であ
る。このアスファルト抽出装置は、溶剤タンク1や加熱
装置2等の溶剤供給源側の機器、回収タンク4やの減圧
機構5等の溶剤回収側の機器については前記した図1、
図2及び図4に記載のものと同様であるが、抽出槽3に
対する溶剤の供給、及び回収についての構成が異なる。
即ち、溶剤供給管10からの溶剤を減圧室34内にその
下部から流入可能な流路を抽出槽3に接続するととも
に、減圧室34内に注入された溶剤が所定のレベルを超
えるとオーバーフローさせるオーバーフロー出口を抽出
槽3を設け、該オーバーフロー出口からオーバーフロー
した溶剤を回収タンク4に回収する流路を設け、溶剤供
給管10からの溶剤を減圧室34内に注入して該溶剤を
減圧室34側からアスファルト混合物収納室33側に逆
流できるように各管或は流路の途中に開閉弁を設けてあ
る。
【0097】具体的に説明すると、抽出槽3は、内部に
3つの濾紙を独立した状態でセットするように容器本体
30に3つの有底筒状濾紙収納部51…を構成し、各ア
スファルト混合物収納室33ごとに上方から溶剤を供給
する溶剤分配管52の途中に定流量弁56を設けてあ
る。また、容器本体30の各有底筒状濾紙収納部51の
底部或は下部に回収管として機能する吸引管11の分岐
した管61…をそれぞれ接続するとともに各管61に定
流量弁56′を設け、溶剤分配管52に分岐する部分の
上流側の溶剤供給管10の途中と、集合した後の吸引管
11の途中とを連通管62により接続し、この連通管6
2の途中に第1開閉弁63を、連通管62と溶剤供給管
10とが接続した部分と溶剤分配管52の分岐までの間
に第2開閉弁64を、連通管62と吸引管11とが接続
した部分から下流側の吸引管11の途中に第3開閉弁6
5を設ける。そして、各濾紙収納部51の上部(濾紙の
上端よりも少し下方で濾紙内に溶剤が充分に入った場合
のレベルとほぼ同じ高さ)にオーバーフロー出口66を
設け、各オーバーフロー出口66に接続したオーバーフ
ロー管67を集約して第3開閉弁65の下流側の吸引管
11に接続し、集約した管67の途中に第4開閉弁68
を設ける。なお、濾紙収納部51内に濾紙32をセット
して溶剤導入管36を差し込むことなどは前記実施形態
と同様である。
3つの濾紙を独立した状態でセットするように容器本体
30に3つの有底筒状濾紙収納部51…を構成し、各ア
スファルト混合物収納室33ごとに上方から溶剤を供給
する溶剤分配管52の途中に定流量弁56を設けてあ
る。また、容器本体30の各有底筒状濾紙収納部51の
底部或は下部に回収管として機能する吸引管11の分岐
した管61…をそれぞれ接続するとともに各管61に定
流量弁56′を設け、溶剤分配管52に分岐する部分の
上流側の溶剤供給管10の途中と、集合した後の吸引管
11の途中とを連通管62により接続し、この連通管6
2の途中に第1開閉弁63を、連通管62と溶剤供給管
10とが接続した部分と溶剤分配管52の分岐までの間
に第2開閉弁64を、連通管62と吸引管11とが接続
した部分から下流側の吸引管11の途中に第3開閉弁6
5を設ける。そして、各濾紙収納部51の上部(濾紙の
上端よりも少し下方で濾紙内に溶剤が充分に入った場合
のレベルとほぼ同じ高さ)にオーバーフロー出口66を
設け、各オーバーフロー出口66に接続したオーバーフ
ロー管67を集約して第3開閉弁65の下流側の吸引管
11に接続し、集約した管67の途中に第4開閉弁68
を設ける。なお、濾紙収納部51内に濾紙32をセット
して溶剤導入管36を差し込むことなどは前記実施形態
と同様である。
【0098】この様な構成からなるアスファルト抽出装
置を使用して再生アスファルトの供試体からアスファル
トを抽出する場合、まず、供試体を崩した状態で濾紙3
2内に所定量だけ投入して該濾紙32を濾紙収納部51
内にセットするとともに溶剤導入管36を差し込み、蓋
体31を閉じて気密状態とする。そして、連通管62の
第1開閉弁63を閉、溶剤供給管10の第2開閉弁64
を開、吸引管11の第3開閉弁65を開、オーバーフロ
ー管67の第4開閉弁68を閉にした状態で注入工程を
行い、減圧機構5の作動により抽出槽3の内部を吸引し
て減圧する。この注入工程では、前記実施形態と同様
に、溶剤供給管10から溶剤分岐管52を通った溶剤が
溶剤導入管36の注入口35から噴出して各濾紙32内
に供給され、しかも定流量弁56の作用により3つの濾
紙32…内には同じ量の溶剤が供給され、各アスファル
ト混合物収納室33内は溶剤で満たされる。この様にし
てアスファルト混合物収納室33内に注入された溶剤は
アスファルトを溶融するとともに該溶剤に対して可溶性
の物質、例えばゴムも溶解する。そして、アスファルト
混合物中のアスファルトを溶解したアスファルト溶融溶
剤だけが濾紙32を透過して減圧室34から吸引管11
を通って回収タンク4に回収され、骨材、砂、フィラー
分、繊維材等の濾滓は濾紙32内に残る。この場合、溶
剤によって融けたゴムや繊維材は、濾紙32を透過する
ことはできないが、アスファルト溶融溶剤が濾紙32を
透過する際の流れに流されて濾紙32の内面に付着し易
く、濾紙32の目詰まりの原因になり易い。なお、アス
ファルト混合物収納室33内に溶剤が十分に満たされて
から注入を停止して十分な溶解を行なうようにしてもよ
い(液溜め工程)。
置を使用して再生アスファルトの供試体からアスファル
トを抽出する場合、まず、供試体を崩した状態で濾紙3
2内に所定量だけ投入して該濾紙32を濾紙収納部51
内にセットするとともに溶剤導入管36を差し込み、蓋
体31を閉じて気密状態とする。そして、連通管62の
第1開閉弁63を閉、溶剤供給管10の第2開閉弁64
を開、吸引管11の第3開閉弁65を開、オーバーフロ
ー管67の第4開閉弁68を閉にした状態で注入工程を
行い、減圧機構5の作動により抽出槽3の内部を吸引し
て減圧する。この注入工程では、前記実施形態と同様
に、溶剤供給管10から溶剤分岐管52を通った溶剤が
溶剤導入管36の注入口35から噴出して各濾紙32内
に供給され、しかも定流量弁56の作用により3つの濾
紙32…内には同じ量の溶剤が供給され、各アスファル
ト混合物収納室33内は溶剤で満たされる。この様にし
てアスファルト混合物収納室33内に注入された溶剤は
アスファルトを溶融するとともに該溶剤に対して可溶性
の物質、例えばゴムも溶解する。そして、アスファルト
混合物中のアスファルトを溶解したアスファルト溶融溶
剤だけが濾紙32を透過して減圧室34から吸引管11
を通って回収タンク4に回収され、骨材、砂、フィラー
分、繊維材等の濾滓は濾紙32内に残る。この場合、溶
剤によって融けたゴムや繊維材は、濾紙32を透過する
ことはできないが、アスファルト溶融溶剤が濾紙32を
透過する際の流れに流されて濾紙32の内面に付着し易
く、濾紙32の目詰まりの原因になり易い。なお、アス
ファルト混合物収納室33内に溶剤が十分に満たされて
から注入を停止して十分な溶解を行なうようにしてもよ
い(液溜め工程)。
【0099】本実施形態では、注入した溶剤がアスファ
ルトを溶解したならば、次に、第2開閉弁64を閉じて
溶剤の供給を停止した状態で引き続き吸引管11からの
吸引を継続して抽出槽3内の溶剤を回収タンク4側に回
収し、各濾紙32内の溶剤を抜き出す。そして、溶剤の
回収が終了したならば、第1開閉弁63を開いて溶剤供
給管10と各濾紙収納部51の底部の管61とを連通さ
せ、吸引管11の第3開閉弁65を閉じ、オーバーフロ
ー管67の第4開閉弁68を開いて各濾紙収納部51の
オーバーフロー出口66を吸引管11に連通させる。な
お、溶剤供給管10の第2開閉弁64は、溶剤を回収す
る際に既に閉じている。
ルトを溶解したならば、次に、第2開閉弁64を閉じて
溶剤の供給を停止した状態で引き続き吸引管11からの
吸引を継続して抽出槽3内の溶剤を回収タンク4側に回
収し、各濾紙32内の溶剤を抜き出す。そして、溶剤の
回収が終了したならば、第1開閉弁63を開いて溶剤供
給管10と各濾紙収納部51の底部の管61とを連通さ
せ、吸引管11の第3開閉弁65を閉じ、オーバーフロ
ー管67の第4開閉弁68を開いて各濾紙収納部51の
オーバーフロー出口66を吸引管11に連通させる。な
お、溶剤供給管10の第2開閉弁64は、溶剤を回収す
る際に既に閉じている。
【0100】この状態で減圧機構5を作動すると、抽出
槽3の減圧室34内が吸引されて減圧するので、溶剤供
給管10からの溶剤が連通管62から管61の流路内を
通って各減圧室34内に底部から注入される。なお、各
管61には溶剤が濾紙収納部51内に流入する際にのみ
作用して溶剤が回収タンク4側に流れる際には流量制御
の作用を行なわない定流量弁56′が設けてあるので、
各濾紙収納部51内に注入される溶剤の量は殆ど同じ量
である。そして、減圧室34内の溶剤のレベルが上昇す
ると、この溶剤は濾紙32を減圧室34側(即ち、外
側)から内側(アスファルト混合物収納室33内)に透
過し、アスファルト混合物収納室33内に入り込む際に
濾紙32の内周面に付着していたゴムや繊維材等の濾滓
を押し退けるので、これらの付着物が濾紙32の内周面
から剥離する。即ち、濾紙32の外周面から内周面に透
過する溶剤によって付着物を剥離することができ、濾紙
32の目詰まりを抑制することができる(逆流洗浄工
程)。
槽3の減圧室34内が吸引されて減圧するので、溶剤供
給管10からの溶剤が連通管62から管61の流路内を
通って各減圧室34内に底部から注入される。なお、各
管61には溶剤が濾紙収納部51内に流入する際にのみ
作用して溶剤が回収タンク4側に流れる際には流量制御
の作用を行なわない定流量弁56′が設けてあるので、
各濾紙収納部51内に注入される溶剤の量は殆ど同じ量
である。そして、減圧室34内の溶剤のレベルが上昇す
ると、この溶剤は濾紙32を減圧室34側(即ち、外
側)から内側(アスファルト混合物収納室33内)に透
過し、アスファルト混合物収納室33内に入り込む際に
濾紙32の内周面に付着していたゴムや繊維材等の濾滓
を押し退けるので、これらの付着物が濾紙32の内周面
から剥離する。即ち、濾紙32の外周面から内周面に透
過する溶剤によって付着物を剥離することができ、濾紙
32の目詰まりを抑制することができる(逆流洗浄工
程)。
【0101】減圧室34内に注入した溶剤のレベルが上
昇してオーバーフロー出口66まで達すると、これ以上
の溶剤はオーバーフロー出口66からオーバーフロー管
67、および吸引管11を通って回収タンク4に回収さ
れるので支障はなく、また、減圧室34内のレベルの上
昇に遅れて濾紙32内の溶剤のレベルが上昇し、最終的
にはオーバーフロー出口66のレベルに達する。このレ
ベルまで溶剤が注入されたならば、時間的制御、或は検
出器によるレベルの検知により減圧機構5の作動を停止
するか、或は開閉弁63を閉じる。なお、アスファルト
混合物収納室34内に溶剤が満たされても、オーバーフ
ロー出口66を超えることはないので、フィラー分等が
濾紙32から流出することは防止でき、後の計測結果に
悪影響を及ぼすことはない。
昇してオーバーフロー出口66まで達すると、これ以上
の溶剤はオーバーフロー出口66からオーバーフロー管
67、および吸引管11を通って回収タンク4に回収さ
れるので支障はなく、また、減圧室34内のレベルの上
昇に遅れて濾紙32内の溶剤のレベルが上昇し、最終的
にはオーバーフロー出口66のレベルに達する。このレ
ベルまで溶剤が注入されたならば、時間的制御、或は検
出器によるレベルの検知により減圧機構5の作動を停止
するか、或は開閉弁63を閉じる。なお、アスファルト
混合物収納室34内に溶剤が満たされても、オーバーフ
ロー出口66を超えることはないので、フィラー分等が
濾紙32から流出することは防止でき、後の計測結果に
悪影響を及ぼすことはない。
【0102】この様な逆流洗浄工程が終了したならば、
第1開閉弁63を閉じた状態で減圧機構5を作動して抽
出槽3内の溶剤を回収タンク4側に回収する(溶剤回収
工程)。
第1開閉弁63を閉じた状態で減圧機構5を作動して抽
出槽3内の溶剤を回収タンク4側に回収する(溶剤回収
工程)。
【0103】溶剤回収工程が終了したならば、或は溶剤
回収工程を行なうことなく逆流洗浄工程が終了したなら
ば、前記した注入工程を再度行なう。なお、液溜め工程
も引き続き行なってもよいが、要するに、逆流洗浄工程
が終了したならば、再度溶剤分岐管52からの溶剤注入
を行なってアスファルトの抽出を続行する。
回収工程を行なうことなく逆流洗浄工程が終了したなら
ば、前記した注入工程を再度行なう。なお、液溜め工程
も引き続き行なってもよいが、要するに、逆流洗浄工程
が終了したならば、再度溶剤分岐管52からの溶剤注入
を行なってアスファルトの抽出を続行する。
【0104】少なくとも注入工程と逆流洗浄工程を含む
工程を1サイクルとし、このサイクルを繰り返し行なう
と、溶解したゴムや繊維材等が濾紙32の内周面に付着
して目詰まりを起こすことを抑制することができる。し
たがって、再生アスファルトなどの含有物質が不明瞭で
ある場合であっても、アスファルトの抽出を効率良く行
なうことができる。
工程を1サイクルとし、このサイクルを繰り返し行なう
と、溶解したゴムや繊維材等が濾紙32の内周面に付着
して目詰まりを起こすことを抑制することができる。し
たがって、再生アスファルトなどの含有物質が不明瞭で
ある場合であっても、アスファルトの抽出を効率良く行
なうことができる。
【0105】なお、本発明における減圧機構5は、エゼ
クタ23に溶剤を循環させる前記実施形態に限定される
ものではないし、回収タンク44も別途に設けたものに
限定されるものではない。例えば、図3に示す蒸留再生
装置6の釜や再生溶剤タンク16bを回収タンク44と
して機能させ、この釜内を減圧する減圧機構を抽出槽3
3の減圧機構5として機能させてもよい。この様に構成
すると、装置の簡素化を図ることができる。
クタ23に溶剤を循環させる前記実施形態に限定される
ものではないし、回収タンク44も別途に設けたものに
限定されるものではない。例えば、図3に示す蒸留再生
装置6の釜や再生溶剤タンク16bを回収タンク44と
して機能させ、この釜内を減圧する減圧機構を抽出槽3
3の減圧機構5として機能させてもよい。この様に構成
すると、装置の簡素化を図ることができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、抽出槽内
の減圧室を減圧することにより抽出するので、単位時間
当たりの抽出量を増加することができ、これにより抽出
に要する時間を大幅に短縮することができる。また、抽
出槽の減圧室を減圧するだけではなく、回収タンク4内
を減圧して、この回収タンクの負圧により吸引管を介し
て抽出槽内を減圧するので、溶剤に可撚物質である石油
系溶剤を使用しても、溶剤ガスを回収タンクに回収する
ことができる。したがって、引火あるいは爆発し易い石
油系溶剤を使用しても安全性を高めることができる。
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、抽出槽内
の減圧室を減圧することにより抽出するので、単位時間
当たりの抽出量を増加することができ、これにより抽出
に要する時間を大幅に短縮することができる。また、抽
出槽の減圧室を減圧するだけではなく、回収タンク4内
を減圧して、この回収タンクの負圧により吸引管を介し
て抽出槽内を減圧するので、溶剤に可撚物質である石油
系溶剤を使用しても、溶剤ガスを回収タンクに回収する
ことができる。したがって、引火あるいは爆発し易い石
油系溶剤を使用しても安全性を高めることができる。
【0107】請求項2および請求項15の発明によれ
ば、アスファルト混合物内に溶剤導入管の注入口を位置
させ、注入口からアスファルト混合物内に溶剤を噴出さ
せるので、アスファルト混合物の中心部分にも充分に溶
剤を供給することができるし、アスファルト混合物の空
隙内に溶剤の流れを発生させることができ、これにより
自然重力流下とは異なり、下方ばかりでなく上方への流
れも発生させることができる。このため、上方から一定
して流下させた場合に比較して、溶剤の淀みが減少す
る。したがって、アスファルト混合物の狭い隙間にも溶
剤が流れ込むこととなり、これによりアスファルトの溶
融を促進することができ、抽出時間を一層の短縮化を図
ることができる。
ば、アスファルト混合物内に溶剤導入管の注入口を位置
させ、注入口からアスファルト混合物内に溶剤を噴出さ
せるので、アスファルト混合物の中心部分にも充分に溶
剤を供給することができるし、アスファルト混合物の空
隙内に溶剤の流れを発生させることができ、これにより
自然重力流下とは異なり、下方ばかりでなく上方への流
れも発生させることができる。このため、上方から一定
して流下させた場合に比較して、溶剤の淀みが減少す
る。したがって、アスファルト混合物の狭い隙間にも溶
剤が流れ込むこととなり、これによりアスファルトの溶
融を促進することができ、抽出時間を一層の短縮化を図
ることができる。
【0108】請求項3の発明によれば、有底円筒状濾過
材内に上方から溶剤導入管を挿入し、この溶剤導入管の
上端入口よりも低い位置に、濾過材の上端開口部が位置
するように両者を配置したので、軽いフィラー分が流出
することを防止することができる。したがって、より正
確な測定値を得ることができる。
材内に上方から溶剤導入管を挿入し、この溶剤導入管の
上端入口よりも低い位置に、濾過材の上端開口部が位置
するように両者を配置したので、軽いフィラー分が流出
することを防止することができる。したがって、より正
確な測定値を得ることができる。
【0109】請求項4の発明によれば、減圧調節弁によ
り減圧室内の負圧の程度を濾過材に応じて設定すること
ができる。したがって、濾過材の強度や透過性を考慮し
て、破損することなく効率の良い負圧で抽出することが
でき、所要時間の一層の短縮化を図ることができる。
り減圧室内の負圧の程度を濾過材に応じて設定すること
ができる。したがって、濾過材の強度や透過性を考慮し
て、破損することなく効率の良い負圧で抽出することが
でき、所要時間の一層の短縮化を図ることができる。
【0110】請求項5の発明によれば、抽出槽に複数の
濾過材をセットして複数のアスファルト混合物収納室と
減圧室とに区画し、各アスファルト混合物収納室ごとに
溶剤導入管を設けるとともに定流量弁を設けて、各アス
ファルト混合物収納室内に導入する溶剤の量の均一化を
図るようにしたので、アスファルト混合物収納室内に入
れるアスファルト混合物の重量などが異なる場合でも同
じ時間で抽出することができる。
濾過材をセットして複数のアスファルト混合物収納室と
減圧室とに区画し、各アスファルト混合物収納室ごとに
溶剤導入管を設けるとともに定流量弁を設けて、各アス
ファルト混合物収納室内に導入する溶剤の量の均一化を
図るようにしたので、アスファルト混合物収納室内に入
れるアスファルト混合物の重量などが異なる場合でも同
じ時間で抽出することができる。
【0111】請求項6の発明によれば、溶剤タンクから
下流側であって抽出槽を含むそれまでの間に弁を設け、
この弁の切り替えにより抽出槽内に空気を供給可能と
し、アスファルト混合物収納室内に位置する溶剤導入管
の注入口から空気を噴出させるようにしたので、噴出し
た空気(泡)の上昇により骨材を動かしたり溶剤に流れ
を発生させたりしてアスファルト成分の溶解を促進する
ことができる。
下流側であって抽出槽を含むそれまでの間に弁を設け、
この弁の切り替えにより抽出槽内に空気を供給可能と
し、アスファルト混合物収納室内に位置する溶剤導入管
の注入口から空気を噴出させるようにしたので、噴出し
た空気(泡)の上昇により骨材を動かしたり溶剤に流れ
を発生させたりしてアスファルト成分の溶解を促進する
ことができる。
【0112】請求項7の発明によれば、圧縮空気を噴出
させるので、噴出強さを適宜に設定することができる。
させるので、噴出強さを適宜に設定することができる。
【0113】請求項8の発明によれば、抽出槽に設けた
大気開放弁から空気を導入して溶剤導入管の注入口から
噴出させるので、構造が簡単であり、また、コンプレッ
サー等の設備が不要である。
大気開放弁から空気を導入して溶剤導入管の注入口から
噴出させるので、構造が簡単であり、また、コンプレッ
サー等の設備が不要である。
【0114】請求項9の発明によれば、溶剤タンクから
下流側であって抽出槽を含むそれまでの間に大気導入弁
を設け、抽出槽内の減圧状態で大気導入弁を開いて抽出
槽内に大気を導入可能とし、アスファルト混合物収納室
内に位置する溶剤導入管の注入口から導入空気を噴出さ
せるようにしたので、抽出槽内が負圧の状態で弁を開く
と、圧力差により大気を導入することができる。したが
って、圧縮空気ラインやコンプレッサーなどの設備がな
くても空気の流入による溶解の促進が可能である。
下流側であって抽出槽を含むそれまでの間に大気導入弁
を設け、抽出槽内の減圧状態で大気導入弁を開いて抽出
槽内に大気を導入可能とし、アスファルト混合物収納室
内に位置する溶剤導入管の注入口から導入空気を噴出さ
せるようにしたので、抽出槽内が負圧の状態で弁を開く
と、圧力差により大気を導入することができる。したが
って、圧縮空気ラインやコンプレッサーなどの設備がな
くても空気の流入による溶解の促進が可能である。
【0115】請求項10の発明によれば、抽出槽の減圧
室と減圧機構との間に大気導入弁を設け、大気導入弁を
開いて減圧室内の圧力を大気圧に戻すようにしたので、
導入した空気が濾過材を通過して上昇する際に、骨材を
動かしたりしてアスファルト成分の溶解を促進すること
ができ、しかもコンプレッサー等の設備も不要である。
室と減圧機構との間に大気導入弁を設け、大気導入弁を
開いて減圧室内の圧力を大気圧に戻すようにしたので、
導入した空気が濾過材を通過して上昇する際に、骨材を
動かしたりしてアスファルト成分の溶解を促進すること
ができ、しかもコンプレッサー等の設備も不要である。
【0116】請求項11および請求項16の発明によれ
ば、抽出槽の大気開放弁を開放するとともに、液切り弁
を閉じた状態で減圧機構を作動すると、溶剤抽出槽内に
残っている溶剤が液切り受け部材の上面開口部から液切
り管内に吸引されて回収タンクに回収することができ
る。そして、液切り受け部材の上面開口部は濾過材の底
部に下方から当接しているので、残っている溶剤を強制
的に吸引排除することができ、また溶剤の液面が次第に
低下しても空気を吸い込むことがない。したがって、抽
出槽内の溶剤を効率良く排除することができ、しかも液
切れが確実に行われるので、次の乾燥も効率良く行うこ
とができる。
ば、抽出槽の大気開放弁を開放するとともに、液切り弁
を閉じた状態で減圧機構を作動すると、溶剤抽出槽内に
残っている溶剤が液切り受け部材の上面開口部から液切
り管内に吸引されて回収タンクに回収することができ
る。そして、液切り受け部材の上面開口部は濾過材の底
部に下方から当接しているので、残っている溶剤を強制
的に吸引排除することができ、また溶剤の液面が次第に
低下しても空気を吸い込むことがない。したがって、抽
出槽内の溶剤を効率良く排除することができ、しかも液
切れが確実に行われるので、次の乾燥も効率良く行うこ
とができる。
【0117】請求項12の発明によれば、溶剤を減圧室
側からアスファルト混合物収納室内に逆流させるので、
濾過材のアスファルト混合物収納室側の表面に付着して
いた濾滓を離脱させることができ、これにより濾過材の
目詰まりを抑制することができる。したがって、繊維材
やゴムなどの添加物や雑物が混入している虞れのあるア
スファルト合材からアスファルトを抽出しても、繊維材
やゴム等が濾過材の目詰まりとなる不都合を解消するこ
とができ、短時間で効率の良い抽出を行なうことができ
る。
側からアスファルト混合物収納室内に逆流させるので、
濾過材のアスファルト混合物収納室側の表面に付着して
いた濾滓を離脱させることができ、これにより濾過材の
目詰まりを抑制することができる。したがって、繊維材
やゴムなどの添加物や雑物が混入している虞れのあるア
スファルト合材からアスファルトを抽出しても、繊維材
やゴム等が濾過材の目詰まりとなる不都合を解消するこ
とができ、短時間で効率の良い抽出を行なうことができ
る。
【0118】請求項13の発明によれば、減圧室を減圧
してアスファルト混合物収納室内に溶剤を注入する注入
工程と、溶剤の注入を停止して、アスファルト混合物の
骨材に付着したアスファルトを溶剤により溶解する液溜
め工程と、アスファルトを溶融した溶剤を濾過材で濾過
してアスファルト溶融溶剤を回収タンクに回収するアス
ファルト溶融溶剤回収工程と、を経て抽出するので、抽
出時間の短縮化を図ることができる。
してアスファルト混合物収納室内に溶剤を注入する注入
工程と、溶剤の注入を停止して、アスファルト混合物の
骨材に付着したアスファルトを溶剤により溶解する液溜
め工程と、アスファルトを溶融した溶剤を濾過材で濾過
してアスファルト溶融溶剤を回収タンクに回収するアス
ファルト溶融溶剤回収工程と、を経て抽出するので、抽
出時間の短縮化を図ることができる。
【0119】請求項14の発明によれば、注入工程と液
溜め工程とアスファルト溶融溶剤回収工程とを順に行う
こと1サイクルとし、これを複数サイクル繰り返すの
で、清浄な溶剤によってアスファルト成分を複数回繰り
返して溶解することができ、溶解の効率を高めることが
できる。したがって、短時間で確実なアスファルトの抽
出を行うことができる。
溜め工程とアスファルト溶融溶剤回収工程とを順に行う
こと1サイクルとし、これを複数サイクル繰り返すの
で、清浄な溶剤によってアスファルト成分を複数回繰り
返して溶解することができ、溶解の効率を高めることが
できる。したがって、短時間で確実なアスファルトの抽
出を行うことができる。
【0120】請求項17の発明によれば、アスファルト
混合物収納室内の溶剤中に空気を噴出してアスファルト
の溶解を促進させる空気噴出工程を含むので、この空気
の噴出によりアスファルト成分の溶解を促進することが
できる。
混合物収納室内の溶剤中に空気を噴出してアスファルト
の溶解を促進させる空気噴出工程を含むので、この空気
の噴出によりアスファルト成分の溶解を促進することが
できる。
【0121】請求項18の発明によれば、抽出槽内が減
圧された状態で大気導入弁を開き、この大気導入弁から
導入された空気を溶剤中に噴出して抽出槽内を大気圧に
戻すので、コンプレッサー等により空気を圧送すること
なく空気を噴出させることができる。
圧された状態で大気導入弁を開き、この大気導入弁から
導入された空気を溶剤中に噴出して抽出槽内を大気圧に
戻すので、コンプレッサー等により空気を圧送すること
なく空気を噴出させることができる。
【0122】請求項19の発明によれば、溶剤導入管の
注入口から空気を噴出させるので、アスファルト混合物
の内部にまで確実に空気を供給することができる。
注入口から空気を噴出させるので、アスファルト混合物
の内部にまで確実に空気を供給することができる。
【図1】アスファルト抽出装置の系統を説明する概略構
成図である。
成図である。
【図2】抽出槽の断面図である。
【図3】濾紙を3つセットできるようにしたアスファル
ト抽出装置の概略構成図である。
ト抽出装置の概略構成図である。
【図4】アスファルト抽出装置の他の実施形態の系統を
説明する概略構成図である。
説明する概略構成図である。
【図5】濾紙および濾紙ホルダの断面図である。
【図6】複数の濾紙内に溶剤を均一に供給する定流量弁
を設けた抽出槽の要部の断面図である。
を設けた抽出槽の要部の断面図である。
【図7】図4に示すアスファルト抽出装置の運転チャー
トである。
トである。
【図8】濾紙を逆流洗浄して内周面に付着した濾滓を剥
離するようにした抽出槽の概略構成図である。
離するようにした抽出槽の概略構成図である。
1 溶剤タンク 2 加熱装置 3 抽出槽 4 回収タンク 5 減圧機構 6 蒸留再生装置 10 溶剤供給管 11 吸引管 12 減圧管 13 汚れ溶剤供給管 14 再生溶剤供給管 15 回収タンクの大気開放弁 20 循環タンク 21 循環管 22 循環ポンプ 23 エゼクタ 24 減圧調節弁 25 減圧弁 26 蒸留弁 30 容器本体 31 蓋体 32 濾紙 33 アスファルト混合物収納室 34 減圧室 35 注入口 36 溶剤導入管 37 シール材 38 液切り受け部材 39 液切り管 40 液切り弁 41 抽出槽の大気開放弁 42 シール材 43 濾紙ホルダ 44 バンド 45 オーバーフロー管 46 溶剤弁 50 三方弁(排液弁) 51 濾紙収納部 52 溶剤分配管 53 床面 54 抽出弁 55 排出弁 56 大気導入弁 61 減圧室内に溶剤を注入する流路の一部を構成する
管 62 溶剤供給管からの溶剤を減圧室内に注入する流路
の一部を構成する連通管 63 第1開閉弁 64 第2開閉弁 65 第3開閉弁 66 オーバーフロー出口 67 オーバーフロー管 68 第4開閉弁
管 62 溶剤供給管からの溶剤を減圧室内に注入する流路
の一部を構成する連通管 63 第1開閉弁 64 第2開閉弁 65 第3開閉弁 66 オーバーフロー出口 67 オーバーフロー管 68 第4開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深瀬 利隆 静岡県田方郡大仁町神島字日之前244番地 東静電気株式会社内
Claims (19)
- 【請求項1】 溶剤を貯留する溶剤タンクと、 濾過材により内部を、アスファルト混合物収納室と減圧
室とに区画した抽出槽と、 減圧室側と吸引管を介して接続され、回収した溶剤を貯
留する回収タンクと、 回収タンクの内部を減圧する減圧機構と、 を備え、減圧機構の作動により回収タンク内を減圧する
とともに抽出槽内の減圧室を減圧することにより、溶剤
タンクから溶剤供給管を介して抽出槽内のアスファルト
混合物収納室内に溶剤を導入し、アスファルト混合物の
アスファルトを溶融した溶剤を濾過材で濾過してアスフ
ァルト溶融溶剤を回収タンクに回収することを特徴とす
るアスファルト混合物のアスファルト抽出装置。 - 【請求項2】 前記抽出槽は、アスファルト混合物収納
室内に、入口が溶剤タンク側に連通して先端部分に注入
口を開口した溶剤導入管を備え、 アスファルト混合物収納室内のアスファルト混合物内に
注入口を位置させ、 注入口からアスファルト混合物内に溶剤を噴出させるよ
うにしたことを特徴とする請求項1に記載のアスファル
ト混合物のアスファルト抽出装置。 - 【請求項3】 有底円筒状濾過材内に上方から溶剤導入
管を挿入し、この溶剤導入管の上端入口よりも低い位置
に、濾過材の上端開口部が位置するように両者を配置し
たことを特徴とする請求項2に記載のアスファルト混合
物のアスファルト抽出装置。 - 【請求項4】 前記減圧室内の負圧を調整する減圧調節
弁を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか
に記載のアスファルト混合物のアスファルト抽出装置。 - 【請求項5】 前記抽出槽は、複数の濾過材をセットし
て複数のアスファルト混合物収納室と減圧室とに区画
し、各アスファルト混合物収納室ごとに溶剤導入管を設
けるとともに定流量弁を設けて、各アスファルト混合物
収納室内に導入する溶剤の量の均一化を図ることを特徴
とする請求項1から4のいずれかに記載のアスファルト
混合物のアスファルト抽出装置。 - 【請求項6】 溶剤タンクから下流側であって抽出槽を
含むそれまでの間に弁を設け、この弁の切り替えにより
抽出槽内に空気を供給可能とし、アスファルト混合物収
納室内に位置する溶剤導入管の注入口から空気を噴出さ
せるようにしたことを特徴とする請求項1から5のいず
れかに記載のアスファルト混合物のアスファルト抽出装
置。 - 【請求項7】 弁は、一方の流路が圧縮空気ラインに接
続された三方弁であり、この三方弁の切替により溶剤導
入管の注入口から圧縮空気を噴出させるようにしたこと
を特徴とする請求項6に記載のアスファルト混合物のア
スファルト抽出装置。 - 【請求項8】 弁は、抽出槽内に大気を導入可能な大気
開放弁であり、抽出槽内の減圧状態で上記大気開放弁を
開くことにより大気を導入可能とし、溶剤導入管の注入
口から導入空気を噴出させるようにしたことを特徴とす
る請求項6に記載のアスファルト混合物のアスファルト
抽出装置。 - 【請求項9】 溶剤タンクから下流側であって抽出槽を
含むそれまでの間に大気導入弁を設け、抽出槽内の減圧
状態で大気導入弁を開いて抽出槽内に大気を導入可能と
し、アスファルト混合物収納室内に位置する溶剤導入管
の注入口から導入空気を噴出させるようにしたことを特
徴とする請求項1から5のいずれかに記載のアスファル
ト混合物のアスファルト抽出装置。 - 【請求項10】 抽出槽の減圧室と減圧機構との間に大
気導入弁を設け、大気導入弁を開いて減圧室内の圧力を
大気圧に戻すようにしたことを特徴とする請求項1から
5のいずれかに記載のアスファルト混合物のアスファル
ト抽出装置。 - 【請求項11】 抽出槽のアスファルト混合物収納室側
に連通する大気開放弁を設け、 上面開口部を有し、この上面開口部が濾過材の底部に下
方から当接する液切り受け部材を抽出槽の内部に設け、 この液切り受け部材から延設した液切り管を吸引管に合
流せしめ、この合流部分と減圧室との間の吸引管の途中
に液切り弁を設け、 上記大気開放弁を開き、液切り弁を閉じた状態で減圧機
構を作動してアスファルト混合物収納室内の溶剤を液切
り受け部材から液切り管を介して強制的に回収するよう
にしたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記
載のアスファルト混合物のアスファルト抽出装置。 - 【請求項12】 溶剤供給管からの溶剤を減圧室内にそ
の下部から流入可能な流路を抽出槽に接続するととも
に、減圧室内に注入された溶剤が所定のレベルを超える
とオーバーフローさせるオーバーフロー出口を抽出槽を
設け、該オーバーフロー出口からオーバーフローした溶
剤を回収タンクに回収する流路を設け、溶剤供給管から
の溶剤を減圧室内に注入して該溶剤を減圧室側からアス
ファルト混合物収納室側に逆流可能としたことを特徴と
する請求項1から11に記載のアスファルト混合物のア
スファルト抽出装置。 - 【請求項13】 濾過材により内部を、アスファルト混
合物収納室と減圧室とに区画した抽出槽のアスファルト
混合物収納室内にアスファルト混合物を入れた状態で、
抽出槽の減圧室に接続した吸引管を介して減圧室を減圧
してアスファルト混合物収納室内に溶剤を注入する注入
工程と、 溶剤の注入を停止して、アスファルト混合物の骨材に付
着したアスファルトを溶剤により溶解する液溜め工程
と、 アスファルトを溶融した溶剤を濾過材で濾過してアスフ
ァルト溶融溶剤を吸引管から回収タンクに回収するアス
ファルト溶融溶剤回収工程と、を含むことを特徴とする
アスファルト混合物のアスファルト抽出方法。 - 【請求項14】 注入工程と液溜め工程とアスファルト
溶融溶剤回収工程とを順に行うことを1サイクルとし、
これを複数サイクル繰り返すことを特徴とする請求項1
3に記載のアスファルト混合物のアスファルト抽出方
法。 - 【請求項15】 濾過材により内部を、アスファルト混
合物収納室と減圧室とに区画した抽出槽のアスファルト
混合物収納室内にアスファルト混合物を入れ、 抽出槽内に設けられ、溶剤タンクから溶剤を導入可能な
溶剤導入管の注入口を上記アスファルト混合物により囲
繞し、この状態で抽出槽の減圧室に接続した吸引管を介
して減圧室を減圧してアスファルト混合物収納室内に溶
剤を注入し、 アスファルト混合物のアスファルトを溶融した溶剤を濾
過材で濾過してアスファルト溶融溶剤を吸引管から回収
タンクに回収することを特徴とするアスファルト混合物
のアスファルト抽出方法。 - 【請求項16】 アスファルト混合物収納室側に連通さ
せて設けた大気開放弁を開き、 抽出槽内に設けられ、上面開口部を有する液切り受け部
材の上面開口部を濾過材の底部に下方から当接し、液切
り受け部材から延設した液切り管が吸引管に合流する部
分と減圧室との間に設けられた液切り弁を閉じ、 アスファルト混合物収納室側を大気圧に戻した状態で液
切り受部の上面開口部を減圧してアスファルト混合物収
納室内の溶剤を液切り受け部材から強制的に回収する液
切り工程を最後に行うことを特徴とする請求項13から
15のいずれかに記載のアスファルト混合物のアスファ
ルト抽出方法。 - 【請求項17】 アスファルト混合物収納室内の溶剤中
に空気を噴出してアスファルトの溶解を促進させる空気
噴出工程を含むことを特徴とする請求項13から16の
いずれかに記載のアスファルト混合物のアスファルト抽
出方法。 - 【請求項18】 空気噴出工程は、抽出槽内が減圧され
た状態で大気導入弁を開き、この大気導入弁から導入さ
れた空気を溶剤中に噴出して抽出槽内を大気圧に戻すこ
とを特徴とする請求項17に記載のアスファルト混合物
のアスファルト抽出方法。 - 【請求項19】 空気噴出工程は、アスファルト混合物
収納室内に位置する溶剤導入管の注入口から空気を噴出
させることを特徴とする請求項17または18に記載の
アスファルト混合物のアスファルト抽出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35914296A JP3817005B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | アスファルト混合物のアスファルト抽出装置およびアスファルト抽出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35914296A JP3817005B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | アスファルト混合物のアスファルト抽出装置およびアスファルト抽出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10197521A true JPH10197521A (ja) | 1998-07-31 |
| JP3817005B2 JP3817005B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=18462964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35914296A Expired - Fee Related JP3817005B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | アスファルト混合物のアスファルト抽出装置およびアスファルト抽出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3817005B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002005923A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nippon Kayaku Wasser Kk | コンクリート構造物の検査方法および装置 |
| CN112362391A (zh) * | 2020-11-03 | 2021-02-12 | 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 | 一种液体沥青取样系统及方法 |
| CN114034562A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-02-11 | 长沙理工大学 | 一种集料与沥青拉伸失效评估方法 |
| CN115950820A (zh) * | 2023-03-13 | 2023-04-11 | 四川蜀工公路工程试验检测有限公司 | 沥青砂浆界面粘结力的测定装置及方法 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35914296A patent/JP3817005B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002005923A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Nippon Kayaku Wasser Kk | コンクリート構造物の検査方法および装置 |
| CN112362391A (zh) * | 2020-11-03 | 2021-02-12 | 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 | 一种液体沥青取样系统及方法 |
| CN114034562A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-02-11 | 长沙理工大学 | 一种集料与沥青拉伸失效评估方法 |
| CN114034562B (zh) * | 2021-12-08 | 2024-04-19 | 长沙理工大学 | 一种集料与沥青拉伸失效评估方法 |
| CN115950820A (zh) * | 2023-03-13 | 2023-04-11 | 四川蜀工公路工程试验检测有限公司 | 沥青砂浆界面粘结力的测定装置及方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3817005B2 (ja) | 2006-08-30 |
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