JPH1019772A - 果実の糖度測定装置 - Google Patents

果実の糖度測定装置

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JPH1019772A
JPH1019772A JP17091896A JP17091896A JPH1019772A JP H1019772 A JPH1019772 A JP H1019772A JP 17091896 A JP17091896 A JP 17091896A JP 17091896 A JP17091896 A JP 17091896A JP H1019772 A JPH1019772 A JP H1019772A
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fruit
light
measurement
tray
line
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Withdrawn
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JP17091896A
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English (en)
Inventor
Norihiko Ando
詔彦 安藤
Takuji Kaneko
卓史 金子
Hideki Miyamoto
秀樹 宮本
Masaaki Nakazawa
正明 中沢
Kazuhiro Yokoyama
和弘 横山
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IHI Shibaura Machinery Corp
Original Assignee
IHI Shibaura Machinery Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 果実を透過したレーザ光を分析してその果実
の糖度を測定する糖度測定装置において、レーザ光の減
衰を防止して測定精度を高める。 【解決手段】 載置した果実5の中心線上にレーザ光を
通過させる通過孔を有するトレー6を所定の測定位置に
位置決めする位置決め手段を設け、そのトレー6上の果
実5を間にして果実中心を含む鉛直線上に投光部16と
受光部17とを移動自在に設け、投光部16と受光部1
7とを遮光部材19,21で囲む。果実5の糖度測定時
には、果実5等に遮蔽部材19,21の開口が接するよ
うにトレー6に載置された果実5に投光部16と受光部
17とを接近させる。これにより、投光部16から受光
部17に至る光路中に果実5が正確に位置するために測
定の安定性が高まる。また、その光路が遮蔽部材19,
21によって外光から密閉されるため、外光の影響が防
止されて測定精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選果場等の検査ラ
インにおいて使用され、メロンや西瓜等の果実の糖度を
測定する果実の糖度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〔選果ライン〕一般に、生産者によって収穫された果実
は、個々の果実の重量、外観、糖度等の検査測定工程
と、これらの測定結果に基づき個々の果実を等級別に区
分けする選別工程とから構成される選果ラインが設置さ
れた選果場を経て市場に出荷される。このような選果ラ
インは、例えば、特公昭59−5029号公報や特開平
3−56181号公報に記載されている。
【0003】特公昭59−5029号公報には、果実を
載置するトレーをコンベアで搬送し、その搬送過程で果
実の重量や大きさを測定し、測定結果に基づき果実を選
別するような選果ラインが記載されている。
【0004】また、特開平3−56181号公報には、
特公昭59−5029号公報に記載された選果ラインと
類似の構造の選果ラインを前提とし、更に、測定内容と
して果実の塾度や糖度を非破壊検査法を応用した内部品
質検査装置で検査することの示唆がなされている(第4
頁左下欄第20行目〜右下欄第6行目)。
【0005】〔非破壊検査法〕ここで、果実の非破壊検
査法として、従来より、△OD法が知られている。この
検査法は、果実に光を照射し、所定の二つの波長で透過
光の光学的密度、つまりOD(Optical Density )を測
定し、それらの二つの波長のOD差を求めて果実の糖度
等の内部品質を検査する方法である。
【0006】また、特開平4−104041号公報に
は、果実を透過した透過光の所定の波長域における強度
を測定するような非破壊検査法が開示されている。この
ような方法によれば、外光を完全に遮断することなくS
/Nの高い測定が可能であり、しかも測定時間が短くて
済むため、S/Nが悪く測定時間がかかる△OD法に対
して有利であることが主張されている。
【0007】また、特開平3−176645号公報に
は、レーザダイオードからのレーザ光(近赤外線領域)
を果実に照射し、透過光又は反射光の光量から成分濃度
を測定するような内部品質検査装置が開示されている。
この場合、レーザ光の波長を温度コントローラで可変制
御することで、果実の種類に応じて精度良い測定を行う
ことができることも開示されている。
【0008】さらに、特開平8−128949号には、
発振波長が連続的に可変自在な光パラメトリック発振レ
ーザより果実にレーザ光を照射し、透過光スペクトルか
ら成分濃度を測定するようにした内部品質検査装置が開
示されている。このような非破壊検査装置によれば、果
実の種類に応じてより精度良い測定を行うことができ
る。これは、特開平3−176645号公報に開示され
たようなレーザ光の波長の可変制御では可変域が狭いの
に対し、光パラメトリック発振レーザでは広い可変域が
得られるためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−10404
1号公報、特開平3−176645号公報、及び特開平
8−128949号に開示された発明のように、レーザ
光を照射して果実の糖度や熟度を検査する場合、果実自
体を破壊することがない程度の低出力のレーザ光を使用
する必要がある。このため、果実の透過光を分析して果
実の糖度や熟度を検査する方式の場合、投光部から果実
を透過して受光部に達するまでの間にレーザ光が外光の
影響を受け、正確な測定を行うことができなくなるおそ
れがある。
【0010】また、検査対象である果実はその種類によ
って大きさが異なり、同一品種でも個々に大きさが微妙
に異なるため、投光部から果実表面に達するまでの距離
が一定しない。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の果
実の糖度測定装置は、果実を載置し、載置した果実の中
心線上にレーザ光を通過させる通過孔を有するトレーを
所定の測定位置に位置決めする位置決め手段と、測定位
置に位置決めされるトレー上の果実中心を含む鉛直線上
に移動自在に支持され、測定位置に向けてレーザ光を照
射する投光部と、測定位置に位置決めされるトレー上の
果実中心を含む鉛直線上に移動自在に支持され、投光部
から照射されたレーザ光を受光する受光部と、投光部の
周囲を覆い、測定位置に対面する面のみ開口する投光部
遮蔽部材と、受光部の周囲を覆い、測定位置に対面する
面のみ開口する受光部遮蔽部材とを備える。
【0012】したがって、位置決め手段によって測定位
置にトレーが位置決めされた状態で、トレーに載置され
た果実に投光部と受光部とを接近させる。この際、果実
の両側又は果実とトレーの裏面とに投光部遮蔽部材及び
受光部遮蔽部材の開口が接するようにする。これによ
り、投光部から受光部に至る光路中に正確に果実を位置
させることができ、測定の安定性が高まる。また、投光
部から果実を透過し受光部に至る光路が投光部遮蔽部材
及び受光部遮蔽部材によって外光から密閉されるため、
外光の影響を受けることなく測定精度が向上する。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の果
実の糖度測定装置において、測定位置に位置決めされる
トレー上の果実に対面する投光部又は受光部のいずれか
一方に、果実の表面との間の距離を測定する距離センサ
を設けた。したがって、距離センサにより、トレー上の
果実に対面する投光部又は受光部のいずれか一方と果実
の表面との間の距離が測定され、この測定結果に基づい
て、例えば、果実に対面する投光部又は受光部のいずれ
か一方の位置決め制御等が容易になされる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。図1ないし図6には、本実施の形態に
おける果実の糖度測定装置の基本的な構造を示す。図7
ないし図15には、果実の検査工程を含む装置の基本的
な動作を示す。図16ないし図21には、投光部から照
射するレーザ光の測定レベルの自動設定動作を示す。
【0015】本実施の形態の果実の糖度測定装置は、概
略的には、図1及び図2に示すように、搬入ライン1、
測定ライン2、排出ライン3、及び測定部4を主要な構
造物として構成されている。搬入ライン1は、果実5が
載置されるトレー6を終端に位置する整列領域Aまで連
続的にシリアル移送する構造である。測定ライン2は、
搬入ライン1の整列領域Aに隣接して並設され、トレー
6の移送方向に沿って四つの測定領域Bを備える。排出
ライン3は、測定ライン2の測定領域Bに隣接して並設
され、トレー6を排出方向に連続的にシリアル移送する
構造である。測定部4は、測定ライン2の各測定領域B
においてトレー6に載置された果実5の内部品質を測定
する構造である。
【0016】ここで、搬入ライン1、測定ライン2、及
び排出ライン3は、それ自体がトレー6を移送できる構
造となっている。詳細には、各ライン1,2,3は、そ
れぞれ、相対向する一対のフレーム7の間に複数個のロ
ーラ8が回転自在に取り付けられ、これらのローラ8が
図示しない動力伝達部材によって関連付けられ、単一の
モータMによって回転駆動される構造である。図1中、
搬入ライン1及び排出ライン3に設けられたローラ8に
よるトレー6の搬送方向はX方向であり、測定ライン2
に設けられたローラ8によるトレー6の搬送方向はY方
向である。
【0017】搬入ライン1をより詳しく説明する。この
搬入ライン1は、トレー6を整列領域Aに向けて搬送す
る上流側の搬送コンベア1aと、この搬送コンベア1a
より搬送されたトレー6をより高速に搬送する下流側の
整列コンベア1bとを主体に構成されている。整列領域
Aは、整列コンベア1b上に配置されている。そして、
搬入ライン1は、エアシリンダESに駆動されて整列領
域Aに出没自在に設けられた五つのストッパ9を備える
(図1参照)。これらのストッパ9は、測定ライン2に
おける各測定領域Bに対応する整列領域A上の位置でト
レー6の移送を規制するような位置に配置されている。
さらに、搬入ライン1は、エアシリンダESに駆動され
て整列領域A上のトレー6を測定ライン2に移送する四
組の移送爪10を備える(図2参照)。
【0018】測定ライン2をより詳しく説明する。図2
及び図14に示すように、測定ライン2の各測定領域B
には、上下流の二ヶ所に、エアシリンダESに駆動され
て測定領域Bに出没する上流側ストッパ11と下流側ス
トッパ12とが設けられている。これらのストッパ1
1,12は、測定領域Bに出現した状態でトレー6を挾
持して隙間なく位置決めする構造であり、このようなト
レー6の位置決め位置が測定位置となる。
【0019】排出ライン3をより詳しく説明する。図2
に示すように、排出ライン3は、測定ライン2に隣接す
る上流側の第一排出コンベア3aと、この第一排出コン
ベア3aに連続する下流側の第二排出コンベア3bとを
主体に構成されている。そして、排出ライン3は、第一
排出コンベア3aにおける正規ラインとしての排出ライ
ン3と置換可能な標準物質ライン13を備える。つま
り、第一排出コンベア3aは、その四隅をエアシリンダ
ES構成の伸縮脚14に支持されて昇降自在である。そ
して、第一排出コンベア3aの下部には、この第一排出
コンベア3aと共に昇降する標準物質ライン13が固定
されている。標準物質ライン13は、測定ライン2の各
測定領域Bに対応付けられた四つの標準物質載置領域C
を備え、上昇することによりそれらの標準物質載置領域
Cが各測定領域Bに連絡する構造であり、エアシリンダ
ESに駆動されて標準物質載置領域C上に載置されたト
レー6を各測定領域Bに移送する四組の移送爪15を備
える(図2及び図17参照)。このような標準物質ライ
ン13も、他のライン1,2,3と同様に、一対のフレ
ーム7の間に複数個のローラ8が回転自在に取り付けら
れ、これらのローラ8が図示しない動力伝達部材によっ
て関連付けられ、単一のモータMによって回転駆動され
る構造である。図1中、標準物質ライン13に設けられ
たローラ8によるトレー6の搬送方向は、Y方向であ
る。
【0020】測定部4をより詳しく説明する。測定部4
は、概略的には、レーザ光を出射する投光部16と、こ
の投光部16より照射されたレーザ光を受光する受光部
17とを主体に構成されている。投光部16は、発振波
長が近赤外域(750nm〜2500nm)で連続的に
可変自在の光パラメトリック発振レーザにより構成さ
れ、受光部17は、フォトダイオードにより構成されて
いる。そして、これらの投光部16及び受光部17は、
測定領域Bにおいて測定位置に位置決めされたトレー6
上の果実5の中心を含む鉛直線上に移動自在に支持され
ている。
【0021】投光部16は、測定ライン2の各測定領域
Bの上方に配設されエアシリンダESに駆動されて昇降
自在な遮光体18に固定されている。この遮光体18
は、下降することによって測定領域Bに位置する果実5
をトレー6ごと覆い遮光する筐体状部材である。このよ
うな遮光体18に対し、投光部16は、柔軟性を有する
投光部遮光部材19に囲まれた状態でエアシリンダES
に駆動されて昇降自在に取り付けられている。また、投
光部遮光部材19の内部には、投光部16と共にセンサ
Sも設けられている。このセンサSは、光反射型の距離
センサであり、測定領域B上に位置するトレー6に載置
された果実5との間の距離を測定する。
【0022】受光部17は、測定ライン2の各測定領域
Bの下部に配設された箱形のフレーム20に固定された
エアシリンダESによって昇降自在に設けられており、
柔軟な受光部遮光部材21に囲まれている。そして、受
光部遮光部材21内には、受光部17よりも光路の上流
側に位置させて、モータMに駆動されて開閉するシャッ
タと保護フィルタとが内蔵されている(共に図示せ
ず)。
【0023】トレー6の構造を図3ないし図5に示す。
このトレー6は、下トレー6aとこの下トレー6aに載
置される上トレー6bとよりなる。そして、トレー6の
中心部には、それらの下トレー6a及び上トレー6bを
貫通する通過孔22が形成されている。この通過孔22
は、投光部16から照射されたレーザ光を透過させるた
めのものである。ここで、果実5は、図4(a)及び図
5(a)に示すように、下トレー6aに載置された上ト
レー6bに載置され、この状態で各ライン1,2,3上
を流れる。また、図4(b)及び図5(b)に示すよう
に、下トレー6aに直接載置される標準物質23も設け
られている。この標準物質23は、投光部16から照射
するレーザ光の測定レベルの基準値を得るためのもので
あり、標準物質ライン13の各標準物質載置領域Cに予
め配置されている。
【0024】ここで、本実施の形態における果実の検査
装置には、図6に示すCPU24及びメモリ25からな
るマイクロコンピュータMC(マイコンMCと略称す
る)に制御されて実行される各種の手段として、トレー
停止手段、トレー測定位置移送手段、位置決め手段、測
定実行手段、トレー排出ライン移送手段、置換手段、及
び標準物質移送手段が設けられている。これらの各種手
段は、メモリ25に格納された動作プログラムに従って
各種の演算処理動作を行うCPU24にバスライン26
を介して接続され、CPU24に集中的に制御されるモ
ータM、エアシリンダES、センサS、投光部16、及
び受光部17を利用して所定の動作を実行する。ここ
で、搬入コンベア1a、整列コンベア1b、測定ライン
2、測定部4、第一搬出コンベア3a、及び第二搬出コ
ンベア33bにおけるモータM、エアシリンダES、セ
ンサS、投光部16、及び受光部17の有無及び個数を
表1に列挙する。
【0025】
【表1】
【0026】本実施の形態の果実の検査装置においてマ
イコンMCが行う基本的な制御処理動作として、検査時
において、搬入ライン1、測定ライン2、及び排出ライ
ン3は常にトレー6の移送動作を実行する。つまり、そ
れらの各ライン1において、マイコンMCによってモー
タMが駆動制御されることによってローラ8が回転を維
持する。この場合、搬入ライン1では、搬送コンベア1
aによるトレー6の搬送速度よりも整列コンベア1bに
よるトレー6の搬送速度の方が高速度になるように動作
制御される。
【0027】トレー停止手段は、搬入ライン1の整列コ
ンベア1b上において、整列領域Aに移送されたトレー
6を停止させる手段である。つまり、整列コンベア1b
には、測定ライン2の各測定領域Bに対応する整列領域
Aにトレー6が移送されたことを検出する四つのセンサ
Sが配設され、マイコンMCは、センサSがトレー6を
検出するとストッパ9用のエアシリンダESを駆動して
ストッパ9を整列領域Aに出現させる処理を行う。この
場合、必ず下流側のストッパ9が上流側のストッパ9に
先行して整列領域Aに出現するように制御される。これ
により、整列コンベア1bによるトレー6の移送動作が
続行されながら、整列領域Aではトレー6が停止され
る。
【0028】トレー測定位置移送手段は、整列領域Aで
停止しているトレー6をそれぞれ測定ライン2上の測定
領域Bにパラレル移送する手段である。つまり、マイコ
ンMCは、全てのストッパ9が整列領域Aに出現してト
レー6が整列領域Aに停止したタイミングで、移送爪1
0用のエアシリンダESを駆動して移送爪10を測定ラ
イン2方向に移動させ、これによって整列領域A上のト
レー6を測定領域Bに移送する処理を行う。これによ
り、測定ライン1に達したトレー6が各測定領域B上を
移送される。
【0029】位置決め手段は、果実5を載置したトレー
6を各測定領域B上の測定位置に正確に位置決めする手
段である。つまり、測定ライン2は、トレー6が各測定
領域B上に移送されたことを検出する外観を図示しない
センサSを有し、マイコンMCは、そのセンサSの出力
をトリガとして下流側ストッパ12を駆動するエアシリ
ンダESを駆動制御し、下流側ストッパ12を測定領域
Bに出現させた後、所定時間経過後に上流側ストッパ1
1を駆動するエアシリンダESを駆動制御し、上流側ス
トッパ11を測定領域Bに出現させる処理を行う。これ
により、図14に示すように、果実5を載置したトレー
6が各測定領域B上の測定位置に正確に位置決めされ
る。
【0030】測定実行手段は、測定領域Bにトレーが位
置決めされると、測定部4に果実5の測定を実行させて
測定結果を得る手段である。つまり、図15に示すよう
に、マイコンMCは、受光部17を駆動するエアシリン
ダESを駆動して受光部17を上昇させ(図15
(b))、続いて遮光体18を駆動するエアシリンダE
Sを駆動して遮光体18を下降させ(図15(c))、
この状態で投光部16を駆動するエアシリンダESを駆
動して投光部16を下降させる(図15(d))処理を
行う。この際、投光部16の下降距離は、距離を測定す
る投光部遮光部材19内のセンサSが果実5との間の距
離を測定することで決定される。これにより、果実5及
びトレイ6が投光部16側の投光部遮光部材19と受光
部17側の受光部遮光部材21との間に挾まれ、投光部
16と受光部17とが密閉的に果実5に対面する。そこ
で、この後、受光部17の前方に配置された図示しない
シャッタを駆動し開閉するモータMが駆動され、シャッ
タが開放される。
【0031】続いて、マイコンMCは、投光部16を駆
動してレーザ光を照射させ、トレー6上の果実5を透過
しトレー6の通過孔22を通過して受光部17に受光さ
れたレーザ光に基づき、果実5の測定結果を得る。つま
り、メモリ25には、果実5の種類に応じた各種の成分
濃度、具体的にはショ糖、果糖、ブドウ糖、水分、アル
コール等の含有量等の情報が透過光スペクトルに対応付
けられて格納されている。そこで、マイコンMCは、受
光部17の出力に基づいて果実5の透過光スペクトルを
演算処理により求め、この演算結果より果実5の成分濃
度をメモリ25より検索し、測定結果を得る。この際、
マイコンMCの制御によって投光部16である光パラメ
トリック発振レーザの発振波長を連続的に可変すること
で、ある果実5の異なる品種のそれぞれについて、その
成分を精度良く測定することができる。
【0032】トレー排出ライン移送手段は、測定実行手
段による測定終了後の果実5を載置するトレーを排出ラ
イン3にパラレル移送する手段である。つまり、マイコ
ンMCは、測定領域B上の果実5の測定終了後、測定ラ
イン2における上流側ストッパ11及び下流側ストッパ
12をそれぞれ駆動するエアシリンダESを駆動制御
し、上下流ストッパ11,12を各測定領域Bから退避
させる処理を行う。これにより、各測定領域Bから上下
流ストッパ11,12が退避し、測定ライン2における
トレー6の移送動作によって各測定領域Bからトレー6
が排出ライン3に移送される。
【0033】置換手段は、標準物質ライン13と正規ラ
インである排出ライン3との置換動作を実行する手段で
ある。つまり、マイコンMCは、エアシリンダES構成
の伸縮脚14を駆動制御し、各伸縮脚14を伸張させる
ことにより測定ライン2の各測定領域Bに標準物質ライ
ン13の各標準物質載置領域Cを連絡させる。つまり、
各伸縮脚14の伸縮動作によって標準物質ライン13と
排出ライン3との置換がなされる。
【0034】標準物質移送手段は、排出ライン3に置換
された標準物質ライン13の各標準物質載置領域Cに載
置されている標準物質23を測定領域Bにパラレル移送
し位置決めする手段である。つまり、マイコンMCは、
排出ライン3に対する標準物質ライン13の置換動作終
了をトリガとして、移送爪15用のエアシリンダESを
駆動して移送爪15を測定ライン2方向に移動させ、こ
れによって各標準物質置換領域C上に位置する下トレー
6aを測定領域Bに移送する処理を行う。これにより、
標準物質ライン13に予め配置されていた下トレー6a
が標準物質23を伴い各測定領域B上を移送される。
【0035】このような構成において、果実5の検査動
作に先立ち、例えばイニシャライズ時等に投光部16か
ら照射するレーザ光の測定レベルの基準値の設定が行わ
れる。これについては後述する。
【0036】まず、果実5の検査動作について説明す
る。この動作は、図7ないし図15に示される。つま
り、搬入ライン1において、搬送コンベア1aから整列
コンベア1bにトレー6に載置された果実5がシリアル
移送される(図7及び図8参照)。この際、トレー6の
移送速度は、搬送コンベア1aよりも整列コンベア1b
の方が速いため、搬送コンベア1a上に隙間なく並べら
れたトレー6が整列コンベア1bでは所定の隙間を開け
て搬送される。そして、トレー6は、トレー停止手段に
よって整列領域Aの所定位置で停止される(図8参
照)。
【0037】続いて、整列領域Aに移送されたトレー6
は、トレー測定位置移送手段によって測定ライン2の各
測定領域Bにパラレル移送され、位置決め手段によって
所定の測定位置に位置決めされる(図9、図12、図1
3及び図14参照)。そこで、この状態で、測定実行手
段によってトレー6に載置された果実5の内部成分濃度
が測定される(図15参照)。また、このような果実5
の成分測定と並行し、搬入ライン1では整列領域Aにト
レー6が移送され、トレー停止手段によって移送された
トレー6が整列領域Aの所定位置で停止される(図1
0)。このような並行処理は、CPU24のマルチタス
ク処理によって実行される。
【0038】続いて、果実5の成分測定が終了すると、
トレー排出ライン移送手段によって測定ライン2の各測
定領域Bに位置するトレー6が排出ライン3にパラレル
移送される(図11)。これにより、各トレー6に載置
された果実5は排出ライン3にシリアル移送され、例え
ば図示しない選別部に送られて選別される。
【0039】このように、本実施の形態によれば、複数
個の果実5はパラレルに搬入ライン1から測定ライン
2、測定ライン2から排出ライン3へと移送され(図9
及び図11参照)、かつ、搬入ライン1及び排出ライン
3によるトレーの連続的なシリアル移送動作が停止しな
いため(図10参照)、円滑かつ迅速な果実検査を行う
ことができる。このため、処理に時間がかかる測定部4
による非破壊の内部成分測定を行ったとしても、果実の
検査効率を高めることができる。
【0040】また、測定中の果実5は、投光部遮光部材
19と受光部遮光部材21とに挾まれるため、投光部1
6から受光部17に至る光路中に正確に果実5が位置付
けられる。これにより、測定の安定性が高まる。そし
て、投光部16から果実5を透過し受光部17に至る光
路は、投光部遮光部材19と受光部遮光部材21とによ
って外光から密閉されるため、外光による影響を受けず
測定精度が向上する。
【0041】次いで、投光部16から照射するレーザ光
の測定レベルの基準値の設定について説明する。まず、
装置のイニシャライズ時に、置換手段によって、測定ラ
イン2の各測定領域Bに対して標準物質ライン13の各
標準物質載置領域Cが連絡される(図16及び図18参
照)。そして、標準物質移送手段によって、各標準物質
載置領域Cにトレー6aに載置されて予め配置されてい
る標準物質23が対応する各測定領域Bにパラレル移送
され、位置決めされる(図17、図19及び図20参
照)。
【0042】この状態で、投光部16から照射されるレ
ーザ光を標準物質23に照射し、その透過光を受光部1
7で受光し、受光部17の出力に基づくCPU24の演
算処理によってレーザ光の測定レベルの基準値が求めら
れる。これにより、気温や湿度等の影響でレーザ光の出
力状態が変化しても、レーザ光の測定レベルの基準値を
果実5の検査動作に先立ち求めることにより、そのよう
な変動要素に影響されない高精度な果実5の成分測定を
行うことができるようになる。
【0043】レーザ光の測定レベルの基準値を求めるた
めの測定が終了した場合、標準物質23が各標準物質載
置領域Cに戻され(図21参照)、置換手段によって標
準物質ライン13と排出ライン3との置換処理が行わ
れ、果実5の検査動作が実行可能となる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明の果実の糖度測定装
置は、測定位置に位置決めされたトレーに載置された果
実に対し、投光部遮蔽部材に囲まれた投光部と受光部遮
蔽部材に囲まれた受光部とを接近させ、投光部から照射
されて果実を透過したレーザ光を受光部で受光して果実
の糖度を測定するようにしたので、投光部から受光部に
至る光路中に正確に果実を位置させることができ、した
がって、測定の安定性を高めることができる。また、投
光部から果実を透過し受光部に至る光路を投光部遮蔽部
材及び受光部遮蔽部材によって外光から密閉することが
でき、したがって、外光の影響を受けることなく測定精
度を向上させることができる。
【0045】請求項2記載の発明は、請求項1記載の果
実の糖度測定装置において、測定位置に位置決めされる
トレー上の果実に対面する投光部又は受光部のいずれか
一方に、果実の表面との間の距離を測定する距離センサ
を設けたので、トレー上の果実に対面する投光部又は受
光部のいずれか一方と果実の表面との間の距離を測定す
ることができ、この測定結果に基づいて、例えば、果実
に対面する投光部又は受光部のいずれか一方の位置決め
制御等を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す各ラインの平面図
である。
【図2】測定部を断面にして示す全体の側面図である。
【図3】トレーを分解して示す縦断面図である。
【図4】(a)はトレーに対する果実の載置状態、
(b)はトレーに対する標準物質の載置状態をそれぞれ
示す分解斜視図である。
【図5】(a)はトレーに対する果実の載置状態、
(b)はトレーに対する標準物質の載置状態をそれぞれ
示す縦断側面図である。である。
【図6】電気的接続を示すブロック図である。
【図7】搬入コンベアによって果実がシリアル移送され
た状態を示す各ラインの平面図である。
【図8】整列コンベアによって果実が整列領域にシリア
ル移送された状態を示す各ラインの平面図である。
【図9】果実が測定ラインの測定領域にパラレル移送さ
れた状態を示す各ラインの平面図である。
【図10】果実が測定ラインの測定領域にパラレル移送
された後に整列コンベアによって別の群の果実が整列領
域にシリアル移送された状態を示す各ラインの平面図で
ある。
【図11】測定終了後の果実が排出ラインにパラレル移
送された状態を示す各ラインの平面図である。
【図12】整列コンベアによって果実が整列領域にシリ
アル移送された状態を示す各ラインの側面図である。
【図13】果実が測定ラインの測定領域にパラレル移送
される過程を示す各ラインの側面図である。
【図14】果実が測定ラインの測定領域に移送される過
程を示す説明図である。
【図15】測定部による測定動作過程を示す縦断正面図
である。
【図16】標準物質ラインと排出ラインとの置換動作を
示す側面図である。
【図17】標準物質が測定ラインの測定領域に移送され
た状態を示す側面図である。
【図18】標準物質ラインと排出ラインとの置換動作を
示す各ラインの平面図である。
【図19】標準物質が測定ラインの測定領域に移送され
ようとする状態を示す各ラインの平面図である。
【図20】標準物質が測定ラインの測定領域に移送され
た状態を示す各ラインの平面図である。
【図21】標準物質が標準物質ラインに返還された状態
を示す各ラインの平面図である。
【符号の説明】
5 果実 6 トレー 16 投光部 17 受光部 19 投光部遮蔽部材 21 受光部遮蔽部材 22 通過孔 S 距離センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 正明 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 (72)発明者 横山 和弘 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 果実を載置し、載置した果実の中心線上
    にレーザ光を通過させる通過孔を有するトレーを所定の
    測定位置に位置決めする位置決め手段と、 前記測定位置に位置決めされる前記トレー上の果実中心
    を含む鉛直線上に移動自在に支持され、前記測定位置に
    向けてレーザ光を照射する投光部と、 前記測定位置に位置決めされる前記トレー上の果実中心
    を含む鉛直線上に移動自在に支持され、前記投光部から
    照射されたレーザ光を受光する受光部と、 前記投光部の周囲を覆い、前記測定位置に対面する面の
    み開口する投光部遮蔽部材と、 前記受光部の周囲を覆い、前記測定位置に対面する面の
    み開口する受光部遮蔽部材と、 を備えることを特徴とする果実の糖度測定装置。
  2. 【請求項2】 測定位置に位置決めされるトレー上の果
    実に対面する投光部又は受光部のいずれか一方に、果実
    の表面との間の距離を測定する距離センサを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の果実の糖度測定装置。
JP17091896A 1996-07-01 1996-07-01 果実の糖度測定装置 Withdrawn JPH1019772A (ja)

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