JPH1019782A - Icp分析装置 - Google Patents
Icp分析装置Info
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- JPH1019782A JPH1019782A JP17358396A JP17358396A JPH1019782A JP H1019782 A JPH1019782 A JP H1019782A JP 17358396 A JP17358396 A JP 17358396A JP 17358396 A JP17358396 A JP 17358396A JP H1019782 A JPH1019782 A JP H1019782A
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- JP
- Japan
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- capacitance
- frequency power
- plasma
- induction coil
- variable capacitor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】確実なプラズマ点灯を実現する。
【解決手段】誘導コイル52aに並列に接続されてマッ
チングボックス回路1の一部を構成する第2の可変コン
デンサC2の容量値を、第2の容量調整手段3により、
プラズマ点灯前、点灯後それぞれの状態に適した容量値
に調整することで、プラズマ点灯前での高周波電力の反
射波の発生を防止する。
チングボックス回路1の一部を構成する第2の可変コン
デンサC2の容量値を、第2の容量調整手段3により、
プラズマ点灯前、点灯後それぞれの状態に適した容量値
に調整することで、プラズマ点灯前での高周波電力の反
射波の発生を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICP分析装置に
係り、詳しくは高周波電源と誘導コイルとの間のインピ
ーダンス整合を行うマッチングボックス回路に関する。
係り、詳しくは高周波電源と誘導コイルとの間のインピ
ーダンス整合を行うマッチングボックス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ICP分析装置として、従来から図3に
示す構成のものがある。このICP分析装置は、霧化器
51とプラズマトーチ52とからなるイオン源53を備
えており、試料を霧化器51で霧化したしたうえでプラ
ズマトーチ52の誘導コイル552aでプラズマ化す
る。そしてこれにより生成したイオン化試料を減圧室5
4を介して検出部55に導出する。検出部55は、イオ
ン収束部56と検出部本体57とからなっており、ま
ず、イオン化試料を引出し電極56aによって減圧室5
4からイオン収束部56に引出したうえで、イオンレン
ズ56bで収束させて、検出部本体57に送り込む。検
出部本体57では、質量分析計57aによって質量分離
を行う。さらに、質量分離を行ったイオン化試料中の特
定元素をエレクトロンマルチプライヤといったイオン検
出器57bで検出する。
示す構成のものがある。このICP分析装置は、霧化器
51とプラズマトーチ52とからなるイオン源53を備
えており、試料を霧化器51で霧化したしたうえでプラ
ズマトーチ52の誘導コイル552aでプラズマ化す
る。そしてこれにより生成したイオン化試料を減圧室5
4を介して検出部55に導出する。検出部55は、イオ
ン収束部56と検出部本体57とからなっており、ま
ず、イオン化試料を引出し電極56aによって減圧室5
4からイオン収束部56に引出したうえで、イオンレン
ズ56bで収束させて、検出部本体57に送り込む。検
出部本体57では、質量分析計57aによって質量分離
を行う。さらに、質量分離を行ったイオン化試料中の特
定元素をエレクトロンマルチプライヤといったイオン検
出器57bで検出する。
【0003】このように構成されたICP分析装置で
は、誘導コイル52aに高周波電力を供給する高周波電
源(図3では図示省略)と誘導コイル52aとの間のイ
ンピーダンス整合を取るために、図4に示すマッチング
ボックス回路60が設けられている。マッチングボック
ス回路60は誘導コイル52aに直列に接続された第1
の可変コンデンサC1と、誘導コイル52aに並列に接
続された第2の可変コンデンサC2と、第1の可変コン
デンサC1の容量値を変動させる容量調整手段61とを
備えている。そして、第1の可変コンデンサC1の容量
値を変動させることで、誘導コイル52aの見かけ上の
インピーダンスを高周波電源62のインピーダンスに近
づけ、これによって、高周波電源62と誘導コイル52
aとの間に反射波が発生しにくくして、高周波電力供給
の効率を高めている。このようなインピーダンスの調整
は自動化されており、一般にオートチューニングと呼ば
れている。
は、誘導コイル52aに高周波電力を供給する高周波電
源(図3では図示省略)と誘導コイル52aとの間のイ
ンピーダンス整合を取るために、図4に示すマッチング
ボックス回路60が設けられている。マッチングボック
ス回路60は誘導コイル52aに直列に接続された第1
の可変コンデンサC1と、誘導コイル52aに並列に接
続された第2の可変コンデンサC2と、第1の可変コン
デンサC1の容量値を変動させる容量調整手段61とを
備えている。そして、第1の可変コンデンサC1の容量
値を変動させることで、誘導コイル52aの見かけ上の
インピーダンスを高周波電源62のインピーダンスに近
づけ、これによって、高周波電源62と誘導コイル52
aとの間に反射波が発生しにくくして、高周波電力供給
の効率を高めている。このようなインピーダンスの調整
は自動化されており、一般にオートチューニングと呼ば
れている。
【0004】なお、第2の可変コンデンサC2の容量値
は、プラズマ点灯後において誘導コイル52aの見かけ
上のインピーダンスが高周波電源62に最も近接する値
に、工場出荷時において予め調整されて固定されてお
り、操作者が行うインピーダンス調整において何らかの
不具合が発生しないかぎり、変動されないようになって
いる。
は、プラズマ点灯後において誘導コイル52aの見かけ
上のインピーダンスが高周波電源62に最も近接する値
に、工場出荷時において予め調整されて固定されてお
り、操作者が行うインピーダンス調整において何らかの
不具合が発生しないかぎり、変動されないようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして、インピーダンスの調整を行っている従来のI
CP分析装置には、プラズマ点灯時におけるインピーダ
ンス調整が不十分となり、プラズマ点灯ミスが発生する
という問題があった。以下、説明する。
うにして、インピーダンスの調整を行っている従来のI
CP分析装置には、プラズマ点灯時におけるインピーダ
ンス調整が不十分となり、プラズマ点灯ミスが発生する
という問題があった。以下、説明する。
【0006】誘導コイル52aでは、プラズマトーチ5
2に発生するプラズマの有無により、プラズマ点灯前
と、プラズマ点灯後では、その見かけ上の電気定数が変
動し、これにより誘導コイル52aの見かけ上のインピ
ーダンスやその調整具合が変化する。そのため、図5に
示すように、プラズマ点灯前と点灯後とでは、第1の可
変コンデンサC1の容量値と、高周波電力の反射率との
間の相関特性が異なってしまう。図5は、横軸を第1の
可変コンデンサC1の容量値として、縦軸を高周波電源
62が供給した高周波電力が誘導コイル52aの手前で
どの程度反射するかを示す反射率としたグラフであり、
図中、A1がプラズマ点灯前における第1の可変コンデ
ンサC1の容量値と高周波電力の反射率との間の相関特
性を示し、A2がプラズマ点灯後の上記相関特性を示し
ている。
2に発生するプラズマの有無により、プラズマ点灯前
と、プラズマ点灯後では、その見かけ上の電気定数が変
動し、これにより誘導コイル52aの見かけ上のインピ
ーダンスやその調整具合が変化する。そのため、図5に
示すように、プラズマ点灯前と点灯後とでは、第1の可
変コンデンサC1の容量値と、高周波電力の反射率との
間の相関特性が異なってしまう。図5は、横軸を第1の
可変コンデンサC1の容量値として、縦軸を高周波電源
62が供給した高周波電力が誘導コイル52aの手前で
どの程度反射するかを示す反射率としたグラフであり、
図中、A1がプラズマ点灯前における第1の可変コンデ
ンサC1の容量値と高周波電力の反射率との間の相関特
性を示し、A2がプラズマ点灯後の上記相関特性を示し
ている。
【0007】これに対して、第2の可変コンデンサC2
の容量値は、上述したように、プラズマ点灯後の状態に
おいてインピーダンス調整が最適となるように調整され
ている。そのため、プラズマ点灯後での第1の可変コン
デンサC1の容量を最適に調整(容量値をP1(図5参
照)にする)すれば、誘導コイル52aのインピーダン
スと高周波電源62のインピーダンスがほぼ一致して反
射波がほとんど発生しなくなる。しかしながら、プラズ
マ点灯前においては、第1の可変コンデンサC1の値
を、最適値P2(誘導コイル52aのインピーダンスと
高周波電源62のインピーダンスとが最も近接する値:
図5参照)に調整しても、完全に反射波を防止すること
ができず、その時の反射率H1に応じたある程度の反射
波が発生していた。そして、このようにして発生する反
射波により高周波電源62の電力供給効率が低下する結
果、誘導コイル52aに供給される高周波電力が減少し
て、プラズマ点灯ミスが発生することがあり、プラズマ
の無点灯時からプラズマの点灯後までの移行がスムース
に進行しない場合が時として生じていた。
の容量値は、上述したように、プラズマ点灯後の状態に
おいてインピーダンス調整が最適となるように調整され
ている。そのため、プラズマ点灯後での第1の可変コン
デンサC1の容量を最適に調整(容量値をP1(図5参
照)にする)すれば、誘導コイル52aのインピーダン
スと高周波電源62のインピーダンスがほぼ一致して反
射波がほとんど発生しなくなる。しかしながら、プラズ
マ点灯前においては、第1の可変コンデンサC1の値
を、最適値P2(誘導コイル52aのインピーダンスと
高周波電源62のインピーダンスとが最も近接する値:
図5参照)に調整しても、完全に反射波を防止すること
ができず、その時の反射率H1に応じたある程度の反射
波が発生していた。そして、このようにして発生する反
射波により高周波電源62の電力供給効率が低下する結
果、誘導コイル52aに供給される高周波電力が減少し
て、プラズマ点灯ミスが発生することがあり、プラズマ
の無点灯時からプラズマの点灯後までの移行がスムース
に進行しない場合が時として生じていた。
【0008】本発明はこのような問題が鑑み、プラズマ
の点灯を確実にして、プラズマ無点灯時からプラズマの
点灯後までの移行をスムーズに行うことができるICP
分析装置の提供を目的としている。
の点灯を確実にして、プラズマ無点灯時からプラズマの
点灯後までの移行をスムーズに行うことができるICP
分析装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明のICP分析装置は、プラズマトーチの誘
導コイルに高周波電力を供給する高周波電源と前記誘導
コイルとの間に介装されたマッチングボックス回路を備
え、前記マッチングボックス回路は、前記誘導コイルに
直列に接続された第1の容量と、前記誘導コイルに並列
に接続された第2の容量と、前記第1の容量の容量値を
変動させる第1の容量調整手段とを備え、前記第1の容
量調整手段により第1の容量の容量値を調整して前記高
周波電源と前記誘導コイルとの間のインピーダンス整合
を行うICP分析装置であって、前記第2の容量の容量
値を、プラズマ点灯前、点灯後それぞれの状態に適した
値に調整する第2の容量調整手段を備えている。
め、本願発明のICP分析装置は、プラズマトーチの誘
導コイルに高周波電力を供給する高周波電源と前記誘導
コイルとの間に介装されたマッチングボックス回路を備
え、前記マッチングボックス回路は、前記誘導コイルに
直列に接続された第1の容量と、前記誘導コイルに並列
に接続された第2の容量と、前記第1の容量の容量値を
変動させる第1の容量調整手段とを備え、前記第1の容
量調整手段により第1の容量の容量値を調整して前記高
周波電源と前記誘導コイルとの間のインピーダンス整合
を行うICP分析装置であって、前記第2の容量の容量
値を、プラズマ点灯前、点灯後それぞれの状態に適した
値に調整する第2の容量調整手段を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明が実施されたICP分析装
置は、全体的構成としては、基本的には従来の構成と同
じであるので、その説明は省略する。
置は、全体的構成としては、基本的には従来の構成と同
じであるので、その説明は省略する。
【0011】本実施の形態のICP分析装置では、図1
に示すマッチングボックス回路1の構成に特徴がある。
図1において、マッチングボックス回路1は、高周波電
源62と誘導コイル52aとの間に設けられており、誘
導コイル52aに直列に接続された第1の可変コンデン
サC1と、誘導コイル52aに並列に接続された第2の
可変コンデンサC2と、第1の可変コンデンサC1の容
量値を変動させる第1の容量調整手段2と、第2の可変
コンデンサC2の容量値を変動させる第2の容量調整手
段3とを備えている。
に示すマッチングボックス回路1の構成に特徴がある。
図1において、マッチングボックス回路1は、高周波電
源62と誘導コイル52aとの間に設けられており、誘
導コイル52aに直列に接続された第1の可変コンデン
サC1と、誘導コイル52aに並列に接続された第2の
可変コンデンサC2と、第1の可変コンデンサC1の容
量値を変動させる第1の容量調整手段2と、第2の可変
コンデンサC2の容量値を変動させる第2の容量調整手
段3とを備えている。
【0012】次に、このICP分析装置の動作、特に、
マッチングボックス回路1の動作を説明する。まず、予
め、プラズマ点灯前、およびプラズマ点灯後それぞれに
適した第2の可変コンデンサC2の容量を測定する。具
体的にいえば、まず、プラズマ点灯前の状態において、
誘導コイル52aの見かけ上のインピーダンスを高周波
電源62のインピーダンスに最も近接させることができ
る第2の可変コンデンサC2の容量値を測定する。さら
には、プラズマ点灯後の状態において、誘導コイル52
aの見かけ上のインピーダンスを高周波電源62のイン
ピーダンスに最も近接させることができる第2の可変コ
ンデンサC2の容量値を測定する。
マッチングボックス回路1の動作を説明する。まず、予
め、プラズマ点灯前、およびプラズマ点灯後それぞれに
適した第2の可変コンデンサC2の容量を測定する。具
体的にいえば、まず、プラズマ点灯前の状態において、
誘導コイル52aの見かけ上のインピーダンスを高周波
電源62のインピーダンスに最も近接させることができ
る第2の可変コンデンサC2の容量値を測定する。さら
には、プラズマ点灯後の状態において、誘導コイル52
aの見かけ上のインピーダンスを高周波電源62のイン
ピーダンスに最も近接させることができる第2の可変コ
ンデンサC2の容量値を測定する。
【0013】このようにして、測定しておいた、第2の
可変コンデンサC2のプラズマ点灯前の最適容量値およ
びプラズマ点灯後の最適容量値を第2の容量調整手段3
で記憶しておく。
可変コンデンサC2のプラズマ点灯前の最適容量値およ
びプラズマ点灯後の最適容量値を第2の容量調整手段3
で記憶しておく。
【0014】次に、プラズマ点灯前と、プラズマ点灯後
に分けて、マッチングボックス回路1の動作を説明す
る。
に分けて、マッチングボックス回路1の動作を説明す
る。
【0015】プラズマ点灯前の動作 まず、第2の容量調整手段3において、記憶しているプ
ラズマ点灯前の最適容量値を呼び出し、その容量値に一
致するように、第2の可変コンデンサC2の容量を調整
する。この状態で、高周波電源62から高周波電力を誘
導コイル52aに供給しつつ、第1の容量調整手段2
で、第1の可変コンデンサC1の容量を、最も反射波が
生じない値に自動調整(オートチューニング)する。こ
のような状態(プラズマ無点灯で、かつ第2の可変コン
デンサC2がプラズマ点灯前の最適容量値である状態)
で第1の可変コンデンサC1を自動調整した際の高周波
電力の反射率と第1の可変コンデンサC1の容量値との
間の相関特性は、図2において、A3で示されており、
この相関特性A3における第1の可変コンデンサC1の
最適容量値P3での高周波電力の反射率はH2となって
いる。
ラズマ点灯前の最適容量値を呼び出し、その容量値に一
致するように、第2の可変コンデンサC2の容量を調整
する。この状態で、高周波電源62から高周波電力を誘
導コイル52aに供給しつつ、第1の容量調整手段2
で、第1の可変コンデンサC1の容量を、最も反射波が
生じない値に自動調整(オートチューニング)する。こ
のような状態(プラズマ無点灯で、かつ第2の可変コン
デンサC2がプラズマ点灯前の最適容量値である状態)
で第1の可変コンデンサC1を自動調整した際の高周波
電力の反射率と第1の可変コンデンサC1の容量値との
間の相関特性は、図2において、A3で示されており、
この相関特性A3における第1の可変コンデンサC1の
最適容量値P3での高周波電力の反射率はH2となって
いる。
【0016】第1の容量調整手段2が、プラズマ無点灯
状態に適した相関特性A3に沿って、反射波が最も少な
いH2となる容量値P3まで、第1の可変コンデンサC
1の容量値を調整し、この状態で、高周波電力を誘導コ
イル52aに供給するため、高周波電力は効率よく誘導
コイル52aに供給されることになり、点灯ミスを起こ
すことなく、確実にプラズマは点灯される。
状態に適した相関特性A3に沿って、反射波が最も少な
いH2となる容量値P3まで、第1の可変コンデンサC
1の容量値を調整し、この状態で、高周波電力を誘導コ
イル52aに供給するため、高周波電力は効率よく誘導
コイル52aに供給されることになり、点灯ミスを起こ
すことなく、確実にプラズマは点灯される。
【0017】プラズマ点灯後の動作 プラズマが点灯されたことを、図示しないプラズマセン
サ(プラズマトーチの点火の有無、即ち、アルゴンガス
のプラズマ発生の有無を検知する為のプラズマセンサで
あり、例えばアルゴンの励起による特有の発光により検
知することができるが、他の方式によるものであっても
よい)によって検出すると、第2の容量調整手段3にお
いて、記憶しているプラズマ点灯後の最適容量値を呼び
出し、その容量値に一致するように、第2の可変コンデ
ンサC2の容量を調整する。この状態で、高周波電源6
2から高周波電力を誘導コイル52aに供給しつつ、第
1の容量調整手段2で、第1の可変コンデンサC1の容
量を、最も反射波が生じない値に自動調整(オートチュ
ーニング)する。このような状態(プラズマ点灯状態
で、かつ第2の可変コンデンサC2がプラズマ点灯後の
最適容量値である状態)で第1の可変コンデンサC1を
自動調整した際の高周波電力の反射率と第1の可変コン
デンサC1の容量値との間の相関特性は、図2において
A4で示されており、この相関特性A4における第1の
可変コンデンサC1の最適容量値P4での高周波電力の
反射率はほぼゼロとなっている。
サ(プラズマトーチの点火の有無、即ち、アルゴンガス
のプラズマ発生の有無を検知する為のプラズマセンサで
あり、例えばアルゴンの励起による特有の発光により検
知することができるが、他の方式によるものであっても
よい)によって検出すると、第2の容量調整手段3にお
いて、記憶しているプラズマ点灯後の最適容量値を呼び
出し、その容量値に一致するように、第2の可変コンデ
ンサC2の容量を調整する。この状態で、高周波電源6
2から高周波電力を誘導コイル52aに供給しつつ、第
1の容量調整手段2で、第1の可変コンデンサC1の容
量を、最も反射波が生じない値に自動調整(オートチュ
ーニング)する。このような状態(プラズマ点灯状態
で、かつ第2の可変コンデンサC2がプラズマ点灯後の
最適容量値である状態)で第1の可変コンデンサC1を
自動調整した際の高周波電力の反射率と第1の可変コン
デンサC1の容量値との間の相関特性は、図2において
A4で示されており、この相関特性A4における第1の
可変コンデンサC1の最適容量値P4での高周波電力の
反射率はほぼゼロとなっている。
【0018】第1の容量調整手段2が、相関特性A4に
おいて、最も反射波が少ない容量値P4まで、第1の可
変コンデンサC1の容量値を調整した状態で、高周波電
力が誘導コイル52aに供給されるため、高周波電力は
効率よく誘導コイル52aに供給される。
おいて、最も反射波が少ない容量値P4まで、第1の可
変コンデンサC1の容量値を調整した状態で、高周波電
力が誘導コイル52aに供給されるため、高周波電力は
効率よく誘導コイル52aに供給される。
【0019】次に、どの程度反射波の発生を防止できる
かを具体的に説明する。図2において、第2の可変コン
デンサC2の容量値をプラズマ点灯後の最適容量値にし
ておき、この状態でプラズマ点火を行う、すなわち、プ
ラズマ無点灯で高周波電力を供給すると、そのときの高
周波電力の反射率と第1の可変コンデンサC1の容量値
との間の相関特性は、図2でA5で示される。この相関
特性A5に沿って第1の可変コンデンサC1の容量を最
適容量値P5にすると、そのときの高周波電力の反射率
はH3となる。しかしながら、このマッチングボックス
回路1では、第2の可変コンデンサC2の容量値をプラ
ズマ点灯前の最適容量値にしており、その際の高周波電
力の最小反射率は上述したようにH2となっている。図
2で明らかなようにH3>H2であり、H2を低くでき
る分、本発明の構成が高周波電力の反射を防止できる。
かを具体的に説明する。図2において、第2の可変コン
デンサC2の容量値をプラズマ点灯後の最適容量値にし
ておき、この状態でプラズマ点火を行う、すなわち、プ
ラズマ無点灯で高周波電力を供給すると、そのときの高
周波電力の反射率と第1の可変コンデンサC1の容量値
との間の相関特性は、図2でA5で示される。この相関
特性A5に沿って第1の可変コンデンサC1の容量を最
適容量値P5にすると、そのときの高周波電力の反射率
はH3となる。しかしながら、このマッチングボックス
回路1では、第2の可変コンデンサC2の容量値をプラ
ズマ点灯前の最適容量値にしており、その際の高周波電
力の最小反射率は上述したようにH2となっている。図
2で明らかなようにH3>H2であり、H2を低くでき
る分、本発明の構成が高周波電力の反射を防止できる。
【0020】さらには、第2の可変コンデンサC2の容
量値をプラズマ点灯前の最適容量値にしておき、この状
態をプラズマ点火後も維持すると、そのときの高周波電
力の反射率と第1の可変コンデンサC1の容量値との間
の相関特性は、図2でA6で示される。この相関特性A
6に沿って第1の可変コンデンサC1の容量を最適容量
値P6にすると、そのときの高周波電力の反射率はH4
となる。しかしながら、このマッチングボックス回路1
では、第2の可変コンデンサC2の容量値をプラズマ点
灯後の最適容量値にしており、その際の高周波電力の最
小反射率は上述したようにほぼゼロとなっている。つま
り、本発明の構成では、プラズマ点灯前の高周波電力の
供給効率を高めたにもかかわらず、プラズマ点灯後で
は、従来どおりの反射波防止性能を維持している。
量値をプラズマ点灯前の最適容量値にしておき、この状
態をプラズマ点火後も維持すると、そのときの高周波電
力の反射率と第1の可変コンデンサC1の容量値との間
の相関特性は、図2でA6で示される。この相関特性A
6に沿って第1の可変コンデンサC1の容量を最適容量
値P6にすると、そのときの高周波電力の反射率はH4
となる。しかしながら、このマッチングボックス回路1
では、第2の可変コンデンサC2の容量値をプラズマ点
灯後の最適容量値にしており、その際の高周波電力の最
小反射率は上述したようにほぼゼロとなっている。つま
り、本発明の構成では、プラズマ点灯前の高周波電力の
供給効率を高めたにもかかわらず、プラズマ点灯後で
は、従来どおりの反射波防止性能を維持している。
【0021】ところで、第2の容量調整手段3は、アナ
ログ回路で構成してもよいし、デジタル回路で構成して
もよく、さらには、手動で調整するように構成してもよ
いのはいうまでもない。
ログ回路で構成してもよいし、デジタル回路で構成して
もよく、さらには、手動で調整するように構成してもよ
いのはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、誘導コイルに供給する高周波電力の供給効
率を向上させることが可能となり、その分、プラズマ点
灯が容易かつ確実となり、プラズマを無点灯状態から点
灯状態にスムーズに移行させることが可能となった。
明によれば、誘導コイルに供給する高周波電力の供給効
率を向上させることが可能となり、その分、プラズマ点
灯が容易かつ確実となり、プラズマを無点灯状態から点
灯状態にスムーズに移行させることが可能となった。
【0023】また、高周波電力の供給効率が向上したの
で、その分、高周波電源を小型化することができるうえ
に、高周波電力の伝達用等に用いる電気部品として、定
格の低いものを用いることが可能となり、その分、コス
トダウンを図ることができる。
で、その分、高周波電源を小型化することができるうえ
に、高周波電力の伝達用等に用いる電気部品として、定
格の低いものを用いることが可能となり、その分、コス
トダウンを図ることができる。
【0024】さらには、高周波電力の供給効率が向上し
た分、小さな電力を供給すればよくなり、その分、大き
な電力を供給する場合に比べて電気系のトラブルが減少
するという効果もある。
た分、小さな電力を供給すればよくなり、その分、大き
な電力を供給する場合に比べて電気系のトラブルが減少
するという効果もある。
【図1】本発明の一実施の形態のICP分析装置の要部
であるマッチングボックス回路の構成を示す回路図であ
る。
であるマッチングボックス回路の構成を示す回路図であ
る。
【図2】実施の形態のICP分析装置における第1の可
変コンデンサの容量値と高周波電力の反射率との関係を
示す線図である。
変コンデンサの容量値と高周波電力の反射率との関係を
示す線図である。
【図3】ICP分析装置の全体構成を示す図である。
【図4】従来のICP分析装置の要部であるマッチング
ボックス回路の構成を示す回路図である。
ボックス回路の構成を示す回路図である。
【図5】従来のICP分析装置における第1の可変コン
デンサの容量値と高周波電力の反射率との関係を示す線
図である。
デンサの容量値と高周波電力の反射率との関係を示す線
図である。
1 マッチングボックス回路 2 第1の容量調整手段 3 第2の容量調整手段 52a 誘導コイル 62 高周波電源 C1 第1の可変コンデンサ C2 第2の可変コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 プラズマトーチの誘導コイルに高周波電
力を供給する高周波電源と前記誘導コイルとの間に介装
されたマッチングボックス回路を備え、 前記マッチングボックス回路は、前記誘導コイルに直列
に接続された第1の容量と、前記誘導コイルに並列に接
続された第2の容量と、前記第1の容量の容量値を変動
させる第1の容量調整手段とを備え、前記第1の容量調
整手段により第1の容量の容量値を調整して前記高周波
電源と前記誘導コイルとの間のインピーダンス整合を行
うICP分析装置であって、 前記第2の容量の容量値を、プラズマ点灯前、点灯後そ
れぞれの状態に適した値に調整する第2の容量調整手段
を備えていることを特徴とするICP分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17358396A JPH1019782A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | Icp分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17358396A JPH1019782A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | Icp分析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1019782A true JPH1019782A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15963274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17358396A Pending JPH1019782A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | Icp分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1019782A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT407401B (de) * | 1998-09-18 | 2001-03-26 | Inocon Technologie Gmbh | Verfahren zum härten von oberflächen |
| JP2007205898A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Shimadzu Corp | Icp分析装置 |
| JP2015167070A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-24 | 株式会社島津製作所 | 高周波電源装置 |
-
1996
- 1996-07-03 JP JP17358396A patent/JPH1019782A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT407401B (de) * | 1998-09-18 | 2001-03-26 | Inocon Technologie Gmbh | Verfahren zum härten von oberflächen |
| JP2007205898A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Shimadzu Corp | Icp分析装置 |
| JP2015167070A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-24 | 株式会社島津製作所 | 高周波電源装置 |
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