JPH1020063A - 高速炉用燃料集合体及びその炉心 - Google Patents
高速炉用燃料集合体及びその炉心Info
- Publication number
- JPH1020063A JPH1020063A JP8174570A JP17457096A JPH1020063A JP H1020063 A JPH1020063 A JP H1020063A JP 8174570 A JP8174570 A JP 8174570A JP 17457096 A JP17457096 A JP 17457096A JP H1020063 A JPH1020063 A JP H1020063A
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- Japan
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- core
- fuel assembly
- neutron
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】大型高速炉で、Na密度反応度の小さい高速炉
用集合体及び炉心構造を提供する。 【解決手段】中性子減速材の周辺領域に劣化ウランを配
置し、出力ピーキングの発生を押さえる。
用集合体及び炉心構造を提供する。 【解決手段】中性子減速材の周辺領域に劣化ウランを配
置し、出力ピーキングの発生を押さえる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は過出力時等のナトリ
ウム密度減少時の反応度を小さくして炉心安全性を向上
し、かつ出力ピーキングを小さくした高速炉用燃料集合
体およびその炉心に関する。
ウム密度減少時の反応度を小さくして炉心安全性を向上
し、かつ出力ピーキングを小さくした高速炉用燃料集合
体およびその炉心に関する。
【0002】
【従来の技術】高速炉用燃料集合体及び炉心に関して
は、三木良平著「高速増殖炉」(三木良平:高速増殖
炉,日刊工業新聞社,1972年,p−44から50)
に詳細に記載されている。すなわち、高速炉用燃料集合
体はプルトニウムを富化した核燃料物質を、被覆管に束
ねた燃料棒束と、これを取り囲むラッパ管,燃料棒束よ
り上方にある冷却材流出部、及び燃料棒束の下方にある
中性子遮蔽体と冷却材流入部からなっている。高速炉炉
心は、燃料集合体を円筒状に多数束ねて形成され、炉心
の径方向中心より遠くの高速炉用燃料集合体ほど、核分
裂性物質の原子数密度を高くすることにより、径方向の
出力分布を平坦化している。通常、炉心は、プルトニウ
ム富化度の低い高速炉用燃料集合体を配置した内側炉心
と、プルトニウム富化度の高い高速炉用燃料集合体を配
置した外側炉心で構成される。
は、三木良平著「高速増殖炉」(三木良平:高速増殖
炉,日刊工業新聞社,1972年,p−44から50)
に詳細に記載されている。すなわち、高速炉用燃料集合
体はプルトニウムを富化した核燃料物質を、被覆管に束
ねた燃料棒束と、これを取り囲むラッパ管,燃料棒束よ
り上方にある冷却材流出部、及び燃料棒束の下方にある
中性子遮蔽体と冷却材流入部からなっている。高速炉炉
心は、燃料集合体を円筒状に多数束ねて形成され、炉心
の径方向中心より遠くの高速炉用燃料集合体ほど、核分
裂性物質の原子数密度を高くすることにより、径方向の
出力分布を平坦化している。通常、炉心は、プルトニウ
ム富化度の低い高速炉用燃料集合体を配置した内側炉心
と、プルトニウム富化度の高い高速炉用燃料集合体を配
置した外側炉心で構成される。
【0003】大型高速炉における冷却材密度係数(冷却
材の密度減少時に炉心に与える反応度係数と定義)は、
一般に正の値を持つ。この値を低減する研究開発は19
60年代より進められている。社団法人 日本機械学会
第4回動力・エネルギ技術シンポジウム 動力・エネ
ルギ技術の最前線 ‘94 p345−p350‘高速
炉を用いた長寿命放射性核種の消滅処理’に記載されて
いるように、冷却材密度反応度の低減方法は、中性子が
炉心から漏れやすい構成とするか、冷却材密度の減少に
伴う中性子スペクトルの硬化を緩和することが反応度の
低減に効果のあることが知られている。中性子スペクト
ルの硬化を緩和する方法の一つに、炉心内に中性子減速
材を配置することがある。従来例は、炉心内または炉心
周辺部に中性子減速材を配置する構成を持っている。炉
心内に中性子減速材を配置した場合には、図2に示すよ
うに、Naプレナム(ACSG:Above-Core Sodium Ga
pの略)と上部軸ブランケットの間に中性子減速材Ca
H2 層を配置した構成になっている。
材の密度減少時に炉心に与える反応度係数と定義)は、
一般に正の値を持つ。この値を低減する研究開発は19
60年代より進められている。社団法人 日本機械学会
第4回動力・エネルギ技術シンポジウム 動力・エネ
ルギ技術の最前線 ‘94 p345−p350‘高速
炉を用いた長寿命放射性核種の消滅処理’に記載されて
いるように、冷却材密度反応度の低減方法は、中性子が
炉心から漏れやすい構成とするか、冷却材密度の減少に
伴う中性子スペクトルの硬化を緩和することが反応度の
低減に効果のあることが知られている。中性子スペクト
ルの硬化を緩和する方法の一つに、炉心内に中性子減速
材を配置することがある。従来例は、炉心内または炉心
周辺部に中性子減速材を配置する構成を持っている。炉
心内に中性子減速材を配置した場合には、図2に示すよ
うに、Naプレナム(ACSG:Above-Core Sodium Ga
pの略)と上部軸ブランケットの間に中性子減速材Ca
H2 層を配置した構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】中性子減速材を高速炉
炉心内に配置することは、冷却材密度の減少に伴う中性
子スペクトルの硬化を緩和する。この効果をさらに高め
るには、中性子束の大きな領域、すなわち炉心中心部に
中性子減速材を配置するのが効果が高い。中性子減速材
を炉心中央部に配置すると、高速中性子が減速され、低
エネルギ領域で核分裂断面積が大きくなる物質(例え
ば、プルトニウム239)の核分裂反応が促進され、結
果として出力ピーキングが起こる。
炉心内に配置することは、冷却材密度の減少に伴う中性
子スペクトルの硬化を緩和する。この効果をさらに高め
るには、中性子束の大きな領域、すなわち炉心中心部に
中性子減速材を配置するのが効果が高い。中性子減速材
を炉心中央部に配置すると、高速中性子が減速され、低
エネルギ領域で核分裂断面積が大きくなる物質(例え
ば、プルトニウム239)の核分裂反応が促進され、結
果として出力ピーキングが起こる。
【0005】従来例では、炉心中心から離れた領域に中
性子減速材を配置することで出力ピーキングが発生しな
い構成となっていた。
性子減速材を配置することで出力ピーキングが発生しな
い構成となっていた。
【0006】本発明の目的は、大型高速炉炉心に装荷さ
れる高速炉用燃料集合体において、炉心内に装荷された
中性子減速材の周辺領域で出力ピーキングを起こすこと
なく冷却材密度係数を低減できる高速炉用燃料集合体を
提供することにある。
れる高速炉用燃料集合体において、炉心内に装荷された
中性子減速材の周辺領域で出力ピーキングを起こすこと
なく冷却材密度係数を低減できる高速炉用燃料集合体を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は、中性子減速
材の周辺領域に劣化ウランまたは天然ウランを配置する
ことにより達成される。
材の周辺領域に劣化ウランまたは天然ウランを配置する
ことにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について説明す
る。本発明の一実施例を示す高速炉用燃料集合体の断面
図を図1に示す。この図で、8は混合酸化物燃料を装荷
した燃料棒、9は劣化ウランを装荷した燃料棒、10は
イットリウムハイドライドを装荷した管、11はラッパ
管、12はナトリウム(以下、Naと略記)である。
る。本発明の一実施例を示す高速炉用燃料集合体の断面
図を図1に示す。この図で、8は混合酸化物燃料を装荷
した燃料棒、9は劣化ウランを装荷した燃料棒、10は
イットリウムハイドライドを装荷した管、11はラッパ
管、12はナトリウム(以下、Naと略記)である。
【0009】本発明の一実施例の特徴は、イットリウム
ハイドライドを装荷した管10の周辺領域を劣化ウラン
を装荷した燃料棒9が取り囲んだ構成になっている点で
ある。
ハイドライドを装荷した管10の周辺領域を劣化ウラン
を装荷した燃料棒9が取り囲んだ構成になっている点で
ある。
【0010】本発明の技術手段の物理的背景は、次のと
おりである。
おりである。
【0011】まず、ウラン及びプルトニウムを燃料とす
る高速炉の冷却材密度反応度について説明する。高速炉
の冷却材であるNaの密度が減少すると以下に述べる原
因の競合によって反応度が正になることがある。すなわ
ち、Naの密度低下の効果は、Naによる中性子の吸収
が小さいため、ほとんどNaによる中性子散乱の減少に
基づいている。Naによる中性子散乱が減少すると、 (1)高速炉炉心からの中性子漏洩が増加し、反応度は
低下する(中性子漏洩効果) (2)中性子束のスペクトルが硬化し、高速核分裂は増
加し、中性子捕獲反応が減少して反応度は上昇する(中
性子スペクトル効果) 図3に高速炉炉心の径方向におけるNa密度の減少が反
応度に及ぼす効果を示す。図3で、13は中性子漏洩効
果、14は中性子スペクトル効果、15は中性子漏洩効
果と中性子スペクトル効果の和である。中性子漏洩効果
は常に負の反応度を与えるが、その大きさは炉心内での
Na密度減少の位置に依存し、炉心中心に近い領域で
は、炉心周辺領域に比べ反応度の絶対値は小さい。一
方、中性子スペクトル効果は、正の反応度を与え、炉心
中心ほど大きい値を持つ。これは、中性子束のスペクト
ルが硬化し、そのためウラン238及びプルトニウム2
40の高速核分裂が増加し、逆にプルトニウム239等
の中性子捕獲が減少し反応度が上昇するためである。一
般に、高速炉炉心では、Na密度の減少が反応度に及ぼ
す効果は、中性子漏洩効果と中性子スペクトル効果の和
であり、炉心の中心部では正,逆に炉心の周辺部では負
である。
る高速炉の冷却材密度反応度について説明する。高速炉
の冷却材であるNaの密度が減少すると以下に述べる原
因の競合によって反応度が正になることがある。すなわ
ち、Naの密度低下の効果は、Naによる中性子の吸収
が小さいため、ほとんどNaによる中性子散乱の減少に
基づいている。Naによる中性子散乱が減少すると、 (1)高速炉炉心からの中性子漏洩が増加し、反応度は
低下する(中性子漏洩効果) (2)中性子束のスペクトルが硬化し、高速核分裂は増
加し、中性子捕獲反応が減少して反応度は上昇する(中
性子スペクトル効果) 図3に高速炉炉心の径方向におけるNa密度の減少が反
応度に及ぼす効果を示す。図3で、13は中性子漏洩効
果、14は中性子スペクトル効果、15は中性子漏洩効
果と中性子スペクトル効果の和である。中性子漏洩効果
は常に負の反応度を与えるが、その大きさは炉心内での
Na密度減少の位置に依存し、炉心中心に近い領域で
は、炉心周辺領域に比べ反応度の絶対値は小さい。一
方、中性子スペクトル効果は、正の反応度を与え、炉心
中心ほど大きい値を持つ。これは、中性子束のスペクト
ルが硬化し、そのためウラン238及びプルトニウム2
40の高速核分裂が増加し、逆にプルトニウム239等
の中性子捕獲が減少し反応度が上昇するためである。一
般に、高速炉炉心では、Na密度の減少が反応度に及ぼ
す効果は、中性子漏洩効果と中性子スペクトル効果の和
であり、炉心の中心部では正,逆に炉心の周辺部では負
である。
【0012】Na密度の減少に起因する反応度は、炉心
の大きさにより正あるいは負の値を持つ。一般に高速炉
の炉心が小さい場合には、中性子漏洩効果が支配的とな
り、この反応度は負である。高速炉の炉心が大きくなる
と中性子漏洩効果が小さくなり、その場合は中性子スペ
クトル効果が優先的となり、この反応度は正となる。高
速炉炉心の中央部に中性子減速材であるイットリウムハ
イドライドを装荷した管を配置すると、Naの密度が減
っても中性子散乱の減少の割合が小さくなり、中性子ス
ペクトル効果による反応度増加を小さくすることができ
る。
の大きさにより正あるいは負の値を持つ。一般に高速炉
の炉心が小さい場合には、中性子漏洩効果が支配的とな
り、この反応度は負である。高速炉の炉心が大きくなる
と中性子漏洩効果が小さくなり、その場合は中性子スペ
クトル効果が優先的となり、この反応度は正となる。高
速炉炉心の中央部に中性子減速材であるイットリウムハ
イドライドを装荷した管を配置すると、Naの密度が減
っても中性子散乱の減少の割合が小さくなり、中性子ス
ペクトル効果による反応度増加を小さくすることができ
る。
【0013】一方、イットリウムハイドライドを装荷し
た管を配置した周辺領域は減速された中性子が多く存在
するため、その周辺領域にプルトニウム等の低エネルギ
で核分裂断面積の大きい物質があると、減速された中性
子による核分裂反応が多く起こり、その結果として出力
ピーキングが発生する。本発明の一実施例では、イット
リウムハイドライドを装荷した管の周辺領域は劣化ウラ
ンを装荷した燃料棒を配置することにより、出力ピーキ
ングを小さくし、かつ冷却材密度反応度を効果的に低減
できる。これは、次の理由による。劣化ウランは0.7
% 以下のウラン235と99.3% 以上のウラン23
8で構成されている。ウラン235は減速された中性子
による核分裂反応を起こしやすいが、装荷量が少ないた
め、出力ピーキングに与える効果は小さい。一方、ウラ
ン238は約0.5MeV 以上の高速中性子でないと核
分裂反応をほとんどおこさないため、減速された中性子
による核分裂反応は、ほとんど起きない。そのため、イ
ットリウムハイドライドを装荷した管の周辺領域に劣化
ウランを装荷した燃料棒を配置することで、出力ピーキ
ングの発生を押さえることができる。
た管を配置した周辺領域は減速された中性子が多く存在
するため、その周辺領域にプルトニウム等の低エネルギ
で核分裂断面積の大きい物質があると、減速された中性
子による核分裂反応が多く起こり、その結果として出力
ピーキングが発生する。本発明の一実施例では、イット
リウムハイドライドを装荷した管の周辺領域は劣化ウラ
ンを装荷した燃料棒を配置することにより、出力ピーキ
ングを小さくし、かつ冷却材密度反応度を効果的に低減
できる。これは、次の理由による。劣化ウランは0.7
% 以下のウラン235と99.3% 以上のウラン23
8で構成されている。ウラン235は減速された中性子
による核分裂反応を起こしやすいが、装荷量が少ないた
め、出力ピーキングに与える効果は小さい。一方、ウラ
ン238は約0.5MeV 以上の高速中性子でないと核
分裂反応をほとんどおこさないため、減速された中性子
による核分裂反応は、ほとんど起きない。そのため、イ
ットリウムハイドライドを装荷した管の周辺領域に劣化
ウランを装荷した燃料棒を配置することで、出力ピーキ
ングの発生を押さえることができる。
【0014】高速炉のように硬い中性子スペクトルで
は、中性子の平均自由行程が数cmであるが、減速された
中性子では1cm程度である。出力ピーキングは平均自由
行程の数倍の距離で生じる。そのため、イットリウムハ
イドライドを装荷した管の数cmの周辺領域に劣化ウラン
を装荷した燃料棒を配置することで、出力ピーキングの
発生を押さえることができる。なお、劣化ウランの代わ
りに天然ウランを用いても同様の効果がある。
は、中性子の平均自由行程が数cmであるが、減速された
中性子では1cm程度である。出力ピーキングは平均自由
行程の数倍の距離で生じる。そのため、イットリウムハ
イドライドを装荷した管の数cmの周辺領域に劣化ウラン
を装荷した燃料棒を配置することで、出力ピーキングの
発生を押さえることができる。なお、劣化ウランの代わ
りに天然ウランを用いても同様の効果がある。
【0015】本発明の一実施例の高速炉用燃料集合体を
炉心に装荷した場合の冷却材密度反応度に与える効果を
述べる。本発明の一実施例の高速炉用燃料集合体を装荷
した高速炉炉心の断面図を図4に示す。この図で、1は
内側炉心用燃料集合体、2は外側炉心用燃料集合体、3
は径ブランケット燃料集合体、4は径遮蔽用集合体、5
は主炉停止系制御棒、6は後備炉停止系制御棒、7は本
発明の燃料集合体である。本発明の一実施例の高速炉炉
心では、本発明の燃料集合体7は、炉心中央部に12体
装荷した構成である。炉心中央部に本発明の燃料集合体
を装荷することにより、効果的に冷却材密度反応度を低
減できる。図5に本発明の一実施例の高速炉炉心の径方
向におけるNa密度の減少が反応度に及ぼす効果を示
す。この図で、16は従来例の中性子漏洩効果と中性子
スペクトル効果の和、17は本発明の中性子漏洩効果と
中性子スペクトル効果の和である。本発明の一実施例の
高速炉炉心では、中性子漏洩効果と中性子スペクトル効
果の和17は従来例の中性子漏洩効果と中性子スペクト
ル効果の和16と比較し、特に炉心中央部で低減でき、
結果として、冷却材密度反応度を低減している。
炉心に装荷した場合の冷却材密度反応度に与える効果を
述べる。本発明の一実施例の高速炉用燃料集合体を装荷
した高速炉炉心の断面図を図4に示す。この図で、1は
内側炉心用燃料集合体、2は外側炉心用燃料集合体、3
は径ブランケット燃料集合体、4は径遮蔽用集合体、5
は主炉停止系制御棒、6は後備炉停止系制御棒、7は本
発明の燃料集合体である。本発明の一実施例の高速炉炉
心では、本発明の燃料集合体7は、炉心中央部に12体
装荷した構成である。炉心中央部に本発明の燃料集合体
を装荷することにより、効果的に冷却材密度反応度を低
減できる。図5に本発明の一実施例の高速炉炉心の径方
向におけるNa密度の減少が反応度に及ぼす効果を示
す。この図で、16は従来例の中性子漏洩効果と中性子
スペクトル効果の和、17は本発明の中性子漏洩効果と
中性子スペクトル効果の和である。本発明の一実施例の
高速炉炉心では、中性子漏洩効果と中性子スペクトル効
果の和17は従来例の中性子漏洩効果と中性子スペクト
ル効果の和16と比較し、特に炉心中央部で低減でき、
結果として、冷却材密度反応度を低減している。
【0016】本発明の他の実施例について説明する。本
発明の他の実施例を示す高速炉用燃料集合体の断面図を
図6に示す。この実施例では、高速炉用燃料集合体に7
本のイットリウムハイドライドを装荷した管すること
で、より効果的に冷却材密度反応度を低減できる。
発明の他の実施例を示す高速炉用燃料集合体の断面図を
図6に示す。この実施例では、高速炉用燃料集合体に7
本のイットリウムハイドライドを装荷した管すること
で、より効果的に冷却材密度反応度を低減できる。
【0017】本発明の他の実施例について説明する。実
施例では、高速炉用燃料集合体にイットリウムハイドラ
イドを装荷しているが、同様の効果は、ジルコニウムハ
イドライド,水素化カルシウムでも達成できる。
施例では、高速炉用燃料集合体にイットリウムハイドラ
イドを装荷しているが、同様の効果は、ジルコニウムハ
イドライド,水素化カルシウムでも達成できる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、出力ピーキングを発生
させることなく、効果的に過出力時のNa密度減少時の
反応度を小さくして炉心の制御性及び安全性を向上でき
る。
させることなく、効果的に過出力時のNa密度減少時の
反応度を小さくして炉心の制御性及び安全性を向上でき
る。
【図1】本発明の一実施例を示す高速炉用燃料集合体の
断面図。
断面図。
【図2】従来例を示す説明図。
【図3】高速炉炉心の径方向におけるNa密度の減少が
反応度に及ぼす効果の特性図。
反応度に及ぼす効果の特性図。
【図4】本発明の一実施例を示す高速炉炉心の断面図。
【図5】本発明の一実施例の高速炉炉心の径方向におけ
るNa密度の減少が反応度に及ぼす効果の特性図。
るNa密度の減少が反応度に及ぼす効果の特性図。
【図6】本発明の他の実施例を示す高速炉用燃料集合体
の断面図。
の断面図。
8…燃料棒、11…ラッパ管、12…ナトリウム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G21C 1/02 GDF G21C 3/30 GDFP
Claims (5)
- 【請求項1】核分裂性物質を装荷した複数の燃料棒と親
物質を装荷した複数の燃料棒と1本以上の中性子減速材
を装荷した棒よりなる高速炉用燃料集合体において、上
記中性子減速材を装荷した棒の周囲の領域に上記親物質
を装荷した複数の燃料棒が配置され、上記親物質を装荷
した複数の燃料棒の周囲の領域に上記核分裂性物質を装
荷した複数の燃料棒が取り囲むように配置された構造を
持っていることを特徴とする高速炉用燃料集合体。 - 【請求項2】請求項1において、上記中性子減速材は金
属水素化物であるジルコニウムハイドライド,イットリ
ウムハイドライド,水素化カルシウムのうち、1種類以
上の物質で構成された高速炉用燃料集合体。 - 【請求項3】請求項1において、上記核分裂性物質は混
合酸化物燃料である高速炉用燃料集合体。 - 【請求項4】請求項1において、上記親物質は劣化ウラ
ンまたは天然ウランで構成された高速炉用燃料集合体。 - 【請求項5】請求項1の上記高速炉用燃料集合体を1体
以上装荷した高速炉炉心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8174570A JPH1020063A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 高速炉用燃料集合体及びその炉心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8174570A JPH1020063A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 高速炉用燃料集合体及びその炉心 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1020063A true JPH1020063A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15980877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8174570A Pending JPH1020063A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 高速炉用燃料集合体及びその炉心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1020063A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010151494A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Japan Atomic Energy Agency | 高速炉用燃料集合体 |
| DE102010003809A1 (de) * | 2010-04-09 | 2011-10-13 | Helmholtz-Zentrum Dresden - Rossendorf E.V. | Reaktorkern in natriumgekühlten schnellen Reaktoren |
| JP2017102126A (ja) * | 2006-11-28 | 2017-06-08 | テラパワー, エルエルシー | 長期運転のための自動化された原子炉 |
| CN109147966A (zh) * | 2018-09-06 | 2019-01-04 | 中国原子能科学研究院 | 一种基于铀氢钇燃料和动态热电转换的热管冷却式核反应堆电源系统 |
| US10304572B2 (en) | 2008-02-12 | 2019-05-28 | Terrapower, Llc | Nuclear fission igniter |
| CN111276265A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-06-12 | 中国核动力研究设计院 | 一种采用铀-氢化钇燃料的棒型燃料元件 |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP8174570A patent/JPH1020063A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017102126A (ja) * | 2006-11-28 | 2017-06-08 | テラパワー, エルエルシー | 長期運転のための自動化された原子炉 |
| US10304572B2 (en) | 2008-02-12 | 2019-05-28 | Terrapower, Llc | Nuclear fission igniter |
| JP2010151494A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Japan Atomic Energy Agency | 高速炉用燃料集合体 |
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