JPH1020083A - タービン制御装置 - Google Patents

タービン制御装置

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JPH1020083A
JPH1020083A JP8194149A JP19414996A JPH1020083A JP H1020083 A JPH1020083 A JP H1020083A JP 8194149 A JP8194149 A JP 8194149A JP 19414996 A JP19414996 A JP 19414996A JP H1020083 A JPH1020083 A JP H1020083A
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test
turbine
rcic
steam
switch
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JP8194149A
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Junko Tomita
純子 冨田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子炉隔離時冷却系の系統試験時に、RCI
CタービンがオーバースピードトリップすることなくR
CICタービンを駆動できるタービン制御装置を提供す
ることである。 【解決手段】 原子炉隔離時冷却系のテスト時にはテス
トスイッチ17を操作して、開度指令切替手段9により
蒸気加減弁4への全開指令を解除し、テスト手段18か
らのランプ状のテスト速度指令値によりRCICタービ
ン6を昇速させる。そして、所定の速度になると流量目
標値に対応した速度指令値になるように演算手段11に
より制御される。これにより、RCICタービン6のオ
ーバースピードを防止しオーバースピードによるトリッ
プを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉隔離時冷却
系におけるRCICポンプ駆動用RCICタービンの速
度を制御するタービン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントにおいては、原子炉
隔離時冷却系が設けられている。この原子炉隔離時冷却
系(以下RCICという)は、例えばスクラムの発生に
より原子炉が給水系から隔離されたときに原子炉を冷却
するものであり、原子炉から発生する蒸気でタービン駆
動の冷却系ポンプを駆動し原子炉に冷却水を供給するも
のである。
【0003】図12は、そのような原子炉隔離時冷却系
を示す系統構成図である。スクラム後に原子炉1は隔離
され、かつ、通常の給水系が使用不能の場合には崩壊熱
により蒸気の発生が続き原子炉1の炉水位が低下する。
この時、原子炉水位低低(L−2)で自動的にRCIC
の蒸気入口弁2が開動作しRCICが起動される。RC
ICの起動つまり蒸気入口弁2の開動作により、原子炉
1からの蒸気は、蒸気止め弁3および蒸気加減弁4を介
してRCICポンプ5を駆動するRCICタービン6に
供給される。
【0004】そして、蒸気は膨張してRCICタービン
6を回転させ、RCICタービン6に直結されたRCI
Cポンプ5を駆動させる。これにより、RCICポンプ
5は復水貯蔵タンク7の水を汲み上げ原子炉1に注水
し、炉心の冷却並びに炉水位を維持する。ここで、この
RCICの試験時(テスト時)には試験用蒸気源8から
試験用蒸気が蒸気止め弁3および蒸気加減弁4を介して
RCICタービン6に供給される。なお、蒸気止め弁3
は、RCICタービン6に異常が発生した場合にRCI
Cタービン6への蒸気の流入を遮断するものであり、蒸
気加減弁4はRCICタービン6に供給される蒸気量を
流量調節するものである。このように、原子炉隔離時冷
却系の動作時においては、RCICポンプ5の流量は蒸
気加減弁4によって調節される。
【0005】ところで、RCICタービン6の停止時に
は、蒸気加減弁4はその制御油圧が確立していないの
で、全閉ではなく全開状態で待機している。そして、R
CICタービン6の起動時に、RCICタービン6のタ
ービン軸に直結の油ポンプによりその制御油圧が確立し
その後に開度制御されることになる。この蒸気加減弁4
の開度は、図13に示すようなタービン制御装置15に
よって制御される。
【0006】図13において、原子炉隔離時冷却系の起
動条件である蒸気入口弁2の開動作信号Sが成立する
と、開度指令切替手段9および切替手段10が動作す
る。開度指令切替手段9はRCICの停止時には蒸気加
減弁4に対して全開指令を出力しており、RCICの起
動時(蒸気入口弁2の開動作信号Sの成立時)には、演
算手段11からの弁開度指令を出力するように切替を行
うものである。また、切替手段10はRCICの起動時
に起動手段12を起動するものである。
【0007】起動手段12は、RCICタービンの蒸気
入口弁2が開動作したときはRCICタービン6を所定
の変化率で昇速させるためのランプ状の速度指令値n1
を出力するものである。すなわち、起動手段12より起
動バイアス値から一定の割合で上昇する速度指令値n1
が出力され、低値選択手段13に入力される。低値選択
手段13では、流量制御器14よりの給水流量目標値に
対応する速度指令値n2と起動手段12よりの速度指令
信号n1とが比較され、低値信号が選択されて、演算手
段11に入力される。
【0008】タービン昇速中は、低値信号である起動手
段12からの速度指令値n1が速度指令nrとして選択
され演算手段11に入力される。そして、演算手段11
において、その速度指令nrと速度検出器16で検出さ
れたRCICタービン6の実速度信号nとの偏差が演算
され、その偏差信号が加減弁4への弁開度指令信号とし
て出力される。一方、起動手段12からの速度指令n1
が上昇し、流量制御器14からの速度指令値n2を上回
ると低値選択手段13の出力は、流量制御器14からの
速度指令値n2を速度指令nrとして出力し、流量制御
器14からの出力によりRCICタービン6の速度(回
転数)は制御されることになる。
【0009】RCICタービン6の停止時は、蒸気加減
弁4は、その制御油圧が確立しておらず全開待機状態に
あるため、開度指令切替手段9により全開指令を蒸気加
減弁4の開度指令として出力する。一方、蒸気入口弁2
の開動作信号Sにより、演算手段11よりの出力を蒸気
加減弁4の開度指令とするように切り替える。
【0010】このように、原子炉隔離時冷却系のタービ
ン制御装置15においては、RCICタービン6の蒸気
入口弁2の開動作信号により起動信号が確立し、起動手
段12が動作することによりRCICタービン6を駆動
するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原子炉
隔離時冷却系の系統試験時には、タービン制御装置15
の起動条件である蒸気入口弁2の開動作信号Sが成立し
ないことから、タービン制御装置15の試験を適正に行
うことができない。
【0012】すなわち、原子炉隔離時冷却系の系統試験
時には、蒸気止め弁3を開状態にし、所内の他系統から
の試験用蒸気源8を蒸気入口弁2と蒸気止め弁3との間
に導くことによりRCICタービン6を駆動する。そし
て、徐々に、蒸気止め弁3を手動で開して昇速させてい
くことになる。
【0013】このため、原子炉隔離時冷却系のタービン
制御装置15の起動条件である蒸気入口弁2の開動作信
号Sが成立しない状態での試験となるので、起動手段1
2が動作しない。従って、低値選択手段13からの出力
が常に0となり、流量制御器14からの流量目標値に対
応した速度指令値が蒸気加減弁4の開度指令として出力
されない。
【0014】また、RCICタービン6の停止中は、蒸
気加減弁4の制御油圧が確立していないため蒸気加減弁
4は全開待機となる。つまり、タービン制御装置15か
らは蒸気加減弁4の開度指令を強制的に100%開に保
持していることになる。このため、起動確立信号がない
と開度指令が全開のままとなり、この状態で試験用蒸気
を流すと、蒸気加減弁4は全開保持されたままであるの
で、その開度制御ができず、RCICタービン6がオー
バースピードによりトリップしてしまうという問題があ
った。
【0015】そこで、本発明は、原子炉隔離時冷却系の
系統試験時に、RCICタービンがオーバースピードト
リップすることなくRCICタービンを駆動できるター
ビン制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原子
炉隔離時冷却系におけるRCICポンプ駆動用RCIC
タービンの速度を制御するタービン制御装置であって、
原子炉隔離時冷却系の起動条件の成立によりRCICタ
ービンの蒸気入口弁が開動作したときはRCICタービ
ンを所定の変化率で昇速させるためのランプ状の速度指
令値を出力する起動手段と、RCICポンプの流量目標
値に対応したRCICタービンの速度指令値と起動手段
からの速度指令値とのうち小さい方を選択して出力する
低値選択手段と、RCICタービンの速度が低値選択手
段からの速度指令値に一致するようにRCICタービン
への蒸気量を制御する蒸気加減弁への弁開度指令値を演
算する演算手段と、RCICタービンの停止中は蒸気加
減弁に全開指令を出力しRCICタービンの蒸気入口弁
が開動作したときは演算手段からの弁開度指令を蒸気加
減弁に出力する開度指令切替手段と、原子炉隔離時冷却
系のテスト時に操作され蒸気加減弁への全開指令を解除
するテストスイッチと、テストスイッチの操作によりラ
ンプ状のテスト速度指令値を演算手段に出力するテスト
手段とを備えたものである。
【0017】請求項1の発明では、原子炉隔離時冷却系
のテスト時にはテストスイッチを操作して、蒸気加減弁
への全開指令を解除し、テスト手段からのランプ状のテ
スト速度指令値によりRCICタービンを昇速させる。
そして、所定の速度になると流量目標値に対応した速度
指令値になるように演算手段により制御される。これに
より、RCICタービンのオーバースピードを防止しオ
ーバースピードによるトリップを防止する。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、テストスイッチの操作により動作するテスト手段に
代えて、テストスイッチの操作によりRCICポンプの
流量目標値に対応した速度指令値を演算手段に入力する
バイパス手段を設けたものである。
【0019】請求項2の発明では、請求項1の発明の作
用に代えて、RCICタービンの速度は、バイパス手段
により入力される流量目標値に対応した速度指令値にな
るように演算手段により制御される。
【0020】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、テストスイッチの操作により動作するテスト手段に
代えて、テストスイッチの操作により直接起動手段を動
作させるようにしたものである。
【0021】請求項3の発明では、請求項1の発明の作
用に代えて、RCICタービンの速度は、起動手段によ
り入力されるランプ状の速度指令値に追従して昇速し、
所定の速度になると流量目標値に対応した速度指令値に
なるように演算手段により制御される。
【0022】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
の発明において、テストスイッチの操作を有効にするた
めのテスト許可キースイッチを設け、テストスイッチと
テスト許可キースイッチとの両者の操作によりテストス
イッチの操作を有効とするようにしたものである。
【0023】請求項4の発明では、請求項1乃至請求項
3の発明の作用に加え、テストスイッチおよびテスト許
可キースイッチの両者の選択により、原子炉隔離時冷却
系のテストモードに切り替える。これにより、テスト時
の安全性を向上させる。
【0024】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3
の発明において、RCICタービンの蒸気入口弁の全閉
信号が成立しているときにテストスイッチの操作を有効
とするようにしたものである。
【0025】請求項5の発明では、請求項1乃至請求項
3の発明の作用に加え、テストスイッチ選択信号と蒸気
入口弁全閉信号の両者の成立により、原子炉隔離時冷却
系のテストモードに切り替える。これにより、テスト時
の安全性を向上させる。
【0026】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
の発明において、テストスイッチに代えて、蒸気入口弁
と蒸気止め弁との間から試験用蒸気が供給されたことを
検出するリミットスイッチを設けたものである。
【0027】請求項6の発明では、請求項1乃至請求項
5の発明の作用に代えて、試験用蒸気が供給されたこと
を検出するリミットスイッチの動作によりテストモード
に切換える。これにより、テスト時の安全性を向上させ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す構成図で
ある。この第1の実施の形態は、図13に示した従来例
に対し、原子炉隔離時冷却系のテスト時に操作され蒸気
加減弁4への全開指令を解除するテストスイッチ17
と、ランプ状のテスト速度指令値を演算手段11に出力
するテスト手段18と、テストスイッチ17の操作によ
りテスト手段18を起動する切替手段19とを備えたも
のである。その他の構成は、図13に示した従来例と同
一であるので、同一要素には同一符号を付しその説明は
省略する。
【0029】図1において、テストスイッチ17のテス
トモード選択「入り」の信号は、RCIC起動指令Sと
共にOR回路20に入力される。したがって、テストモ
ード選択「入」の信号がテストスイッチ17から出力さ
れると、その信号により、開度指令切替手段9に切替指
令が出力されることになる。すなわち、蒸気加減弁4を
全開待機させる全開指令の出力を切り放し、演算手段1
1からの出力を蒸気加減弁4の弁開度指令値として出力
することになる。
【0030】一方、テストモード選択「入り」の信号
は、切替手段19に入力される。図1中においては
「*」でその接続を示している。この切替手段19の動
作によりテスト手段18を起動する。テスト手段18
は、その出力信号を起動バイアス値から一定の割合で増
加させるランプ状の速度指令値n3を出力する信号発生
器であり、テストスイッチ17を操作しテストモード選
択「入り」とすることにより、テスト手段18から低値
選択手段13にその速度指令値n3を出力することにな
る。
【0031】次に、原子炉隔離時冷却系の系統試験時の
動作を説明する。その試験時において、テストスイッチ
17によりテストモード選択「入」の出力が開度指令切
替手段9及び切替手段19に入力されると、蒸気加減弁
4の全開指令が切り放され、演算手段11からの出力が
蒸気加減弁4の弁開度指令値として出力されるよう切り
替わる。それと共に、テスト手段18が動作し、テスト
手段18からの速度指令値n3が低値選択手段13に入
力され、流量制御器14からの流量目標値に対応する速
度指令値n2と比較される。RCICタービン6の昇速
中は、低値信号であるテスト手段18からのランプ状の
速度指令値n3が選択され、演算手段11に入力され
る。
【0032】演算手段11では、RCICタービン6の
実速度信号nとの偏差が演算され、その偏差信号が蒸気
加減弁4の弁開度指令値として出力される。テスト手段
18からの速度指令値n3が上昇し、流量制御器14か
らの流量目標値に対応する速度指令値n2を上回るよう
になると、低値選択手段13の出力は、流量制御器14
からの出力に切り替わり、流量制御器14の出力により
RCICタービン6の速度(回転数)は制御される。
【0033】この第1の実施の形態では、原子炉隔離時
冷却系の系統試験時に、テストスイッチ17により蒸気
加減弁4の全開指令を解除するとともに、RCICター
ビン6の昇速中はテスト手段18からのランプ状の速度
指令値n3を、昇速後は流量制御器14からの流量目標
値に対応する速度指令値n2を、それぞれ目標に蒸気加
減弁4への開度指令が出力されるので、RCICタービ
ン6のオーバースピードによるトリップを防ぎ、流量制
御器14からの速度指令値n2によりRCICタービン
回転数を制御できる。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は本発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施
の形態に対し、テストスイッチ17の操作により動作す
るテスト手段18に代えて、テストスイッチ17の操作
によりRCICポンプ5の流量目標値に対応した速度指
令値n2を演算手段11に入力するバイパス手段21を
設けたものである。その他の構成は、図1に示した第1
の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一符号
を付しその説明は省略する。
【0035】図2において、テストスイッチ17からの
テストモード選択「入」の信号は、RCIC起動指令S
と共にOR回路20に入力される。したがって、テスト
モード選択「入」の信号がテストスイッチ17から出力
されると、その信号により、開度指令切替手段9に切替
指令が出力されることになる。すなわち、蒸気加減弁4
を全開待機させる全開指令の出力を切り放し、演算手段
11からの出力を蒸気加減弁4の弁開度指令値として出
力することになる。
【0036】一方、テストモード選択「入り」の信号
は、バイパス手段21に入力される。図2中においては
「*」でその接続を示している。これにより、バイパス
手段21を動作させる。バイパス手段21は、流量制御
器14からの速度指令値n2を、起動手段12及び低値
選択手段13をバイパスして、直接、演算手段11に入
力する手段であり、テストスイッチ17を入れることに
より動作する。
【0037】次に、原子炉隔離時冷却系の系統試験時の
動作を説明する。試験時において、テストスイッチ17
によりテストモード選択「入」の出力が開度指令切替手
段9に入力されると、蒸気加減弁4の全開指令が切り放
され、演算手段11からの出力が蒸気加減弁4の弁開度
指令値として出力されるよう切り替わる。それと共に、
バイパス手段21が動作し、流量制御器14からの速度
指令値n2が演算手段11に入力される。この時、起動
手段12からの出力は0であるので、流量制御器14か
らの速度指令値n2とRCICタービン6の実速度信号
nとの偏差信号が蒸気加減弁4の弁開度指令として出力
される。
【0038】この第2の実施の形態によれば、原子炉隔
離時冷却系の系統試験時に、テストスイッチ17により
蒸気加減弁4の全開指令を解除するとともに、流量制御
器14からの速度指令値n2を目標に蒸気加減弁4の弁
関度指令値が出力されるので、RCICタービン6のオ
ーバースピードによるトリップを防ぎ、流量制御器14
からの速度指令値n2により、RCICタービン6の回
転数を制御できる。
【0039】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第3の実施の形態を示す構成図であ
る。この第3の実施の形態は、図1に示す第1の実施の
形態に対し、テストスイッチ17の操作により動作する
テスト手段18に代えて、テストスイッチ17の操作に
より直接起動手段12を動作させるようにしたものであ
る。その他の構成は、図1に示した第1の実施の形態と
同一であるので、同一要素には同一符号を付しその説明
は省略する。
【0040】図3において、テストスイッチ17からの
テストモード選択「入」の信号は、RCIC起動指令S
と共にOR回路20に入力される。したがって、テスト
モード選択「入」の信号がテストスイッチ17から出力
されると、その信号により、開度指令切替手段9に切替
指令が出力されることになる。すなわち、蒸気加減弁4
を全開待機させる全開指令の出力を切り放し、演算手段
11からの出力を蒸気加減弁4の弁開度指令値として出
力することになる。
【0041】一方、テストモード選択「入り」の信号
は、切替手段10を動作させるためのOR回路22に入
力される。図3中においては「*」でその接続を示して
いる。したがって、テストモード選択「入」の信号がテ
ストスイッチ17から出力されると、その信号により、
切替手段10に切替指令が出力されることになる。
【0042】この切替手段10の動作により起動手段1
2を起動する。起動手段12は、その出力信号を起動バ
イアス値から一定の割合で増加させるランプ状の速度指
令値n2を出力する信号発生器であり、テストスイッチ
17を操作しテストモード選択「入り」とすることによ
り、起動手段12から低値選択手段13にその速度指令
値n2を出力することになる。
【0043】次に、原子炉隔離時冷却系の系統試験時の
動作を説明する。系統試験時において、テストモード選
択スイッチによりテストモード選択「入」の出力が開度
指令切替手段9及び切替手段10に入力されると、蒸気
加減弁4の全開指令が切り放され、演算手段11からの
出力が蒸気加減弁4の弁開度指令値として出力されるよ
う切り替わる。それと共に、テストモード選択「入」の
出力により起動手段12が動作し、起動手段12からの
速度指令値n1が低値選択手段13に入力される。
【0044】この第3の実施の形態によれば、原子炉隔
離時冷却系の系統試験時に、テストスイッチ17により
蒸気加減弁4の全開指令を解除するとともに、RCIC
タービン6の昇速中は起動手段12からの速度指令値n
1を、昇速後は流量制御器からの速度指令値n2を目標
に蒸気加減弁4の弁開度指令が出力されるので、RCI
Cタービン6のオーバースピードによるトリップを防
ぎ、流量制御器14からの速度指令値により、RCIC
タービン6の回転数を制御できる。
【0045】次に、第4の実施の形態を説明する。図4
は第4の実施の形態を示す構成図である。この第4の実
施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、テ
ストスイッチ17の操作を有効にするためのテスト許可
キースイッチ23を設け、テストスイッチ17とテスト
許可キースイッチ23との両者の操作によりテストスイ
ッチ17の操作を有効とするようにしたものである。そ
の他の構成は図1に示した第1の実施の形態と同一であ
るので、同一要素には同一符号を付しその説明は省略す
る。
【0046】図4において、テストスイッチ17からの
テストモード選択「入り」信号、およびテスト許可キー
スイッチ23からのテスト許可信号は、AND回路24
に入力され、双方の信号が成立したときに開度指令切替
手段9に切替指令が出力される。すなわち、テストスイ
ッチ17の出力信号とテスト許可キースイッチ23から
の出力信号とのAND条件成立により、テストモード選
択「入り」成立する。系統試験時において、まず、操作
員はテストスイッチ17を入れ、さらに、テストモード
許可キースイッチ23をON状態にする。これにより、
第1の実施の形態で述べたと同様の系統試験が実施され
る。
【0047】この第4の実施の形態によれば、原子炉隔
離時冷却系のタービン制御装置15において、テストモ
ード成立条件が二重化されるので、不用意なテストモー
ド選択を防止することができる。
【0048】図5は本発明の第5の実施の形態を示す構
成図であり、また、図6は本発明の第6の実施の形態を
示す構成図である。図5に示す第5の実施の形態は、図
2に示す第2の実施の形態に対し、テストスイッチ17
の操作を有効にするためのテスト許可キースイッチ23
を設け、テストスイッチ17とテスト許可キースイッチ
23との両者の操作によりテストスイッチ17の操作を
有効とするようにしたものである。
【0049】また、図6に示す第6の実施の形態は、図
3に示す第3の実施の形態に対し、テストスイッチ17
の操作を有効にするためのテスト許可キースイッチ23
を設け、テストスイッチ17とテスト許可キースイッチ
23との両者の操作によりテストスイッチ17の操作を
有効とするようにしたものである。
【0050】この第5の実施の形態または第6の実施の
形態の場合においても、第4の実施の形態と同様にテス
トモード成立条件が二重化されるので、不用意なテスト
モード選択を防止することができる。
【0051】次に、本発明の第7の実施の形態を説明す
る。図7は本発明の第7の実施の形態を示す構成図であ
る。この第7の実施の形態は図1に示した第1の実施の
形態に対し、RCICタービン6の蒸気入口弁2の全閉
信号Cが成立しているときにテストスイッチ17の操作
を有効とするようにしたものである。
【0052】図7において、テストスイッチ17からの
テストモード選択「入り」信号、および蒸気入力弁2の
全閉信号Cは、AND回路25に入力され、双方の信号
が成立したときに開度指令切替手段9に切替指令が出力
される。すなわち、テストスイッチ17の出力信号とR
CICタービン6の蒸気入口弁2の全閉信号CとのAN
D条件成立により、テストモード選択「入り」信号が成
立する。したがって、RCIC起動が成立しているとき
は系統試験は実行できないインターロックとなる。つま
り、RCIC起動によりタービン制御装置15が動作中
であるときは、蒸気入口弁2は開動作しているので、そ
の状態でテストスイッチ17からテストモード選択「入
り」信号を入力しても蒸気入口弁2の全閉信号Cが成立
していないので、系統試験は実行できない。
【0053】この第7の実施の形態によれば、原子炉隔
離時冷却系の系統試験時において、テストモード成立条
件が二重化されているので、不用意なテストモード選択
を防止するごとができる。
【0054】図8は本発明の第8の実施の形態を示す構
成図であり、また、図9は本発明の第9の実施の形態を
示す構成図である。図8に示す第8の実施の形態は、図
2に示す第2の実施の形態に対し、RCICタービン6
の蒸気入口弁2の全閉信号Cが成立しているときにテス
トスイッチ17の操作を有効とするようにしたものであ
る。また、図9に示す第9の実施の形態は、図3に示す
第3の実施の形態に対し、RCICタービン6の蒸気入
口弁2の全閉信号Cが成立しているときにテストスイッ
チ17の操作を有効とするようにしたものである。
【0055】この第8の実施の形態または第9の実施の
形態の場合においても、第7の実施の形態と同様にテス
トモード成立条件が二重化されるので、不用意なテスト
モード選択を防止することができる。
【0056】次に、本発明の第10の実施の形態を説明
する。図10は本発明の第10の実施の形態を示す構成
図であり、図11は第10の実施の形態における原子炉
隔離時冷却系の系統図である。この第10の実施の形態
は、図3に示す第3の実施の形態のテストスイッチ17
に代えて、蒸気入口弁2と蒸気止め弁3との間から試験
用蒸気が供給されたことを検出するリミットスイッチ2
6を設け、リミットスイッチ26の動作によりテストモ
ードに切換えるようにしたものである。
【0057】図11において、原子炉隔離時冷却系の蒸
気入口弁2と蒸気止め弁3との間の試験用蒸気源8から
の試験用蒸気の流入口に試験用蒸気入口弁27を設け
る。この試験用蒸気入口弁27は通常時は全閉状態で待
機しており、系統試験時には開動作して試験用蒸気を蒸
気止め弁3および蒸気加減弁4を介してRCICタービ
ン6に供給することになる。
【0058】原子炉隔離時冷却系起動試験時には、試験
用蒸気入口弁27は全閉待機状態から開動作状態となり
試験用の蒸気がRCICタービン6に流入する。試験用
蒸気入口弁27が開動作すると、試験用蒸気入口弁27
に設けたりミットスイッチ26からの弁開動作信号によ
り起動確立が成立する。
【0059】したがって、図10に示すように、切替手
段10が動作して起動手段12を動作させると共に、開
度指令切替手段9により、蒸気加減弁4への全開指令の
出力を切り放し、演算手段11からの出力を蒸気加減弁
4の弁開度指令値として出力する。
【0060】この第10の実施の形態によれば、原子炉
隔離時冷却系系統試験時に、試験用蒸気入口弁27の開
信号により蒸気加減弁4の全開指令を解除するととも
に、起動手段12が動作し、タービン昇速後は流量制御
器14からの速度指令値を目標に蒸気加減弁4への開度
指令が出力されるので、RCICタービン6のオーバー
スピードによるトリップを防ぎ、流量制御器14からの
速度指令値により、RCICタービン回転数を制御でき
る。
【0061】なお、以上の説明では、図3に示す第3の
実施の形態に対し、テストスイッチ17に代えてリミッ
トスイッチ26を設けたものを示したが、第1の実施の
形態、第2の実施の形態、または第4の実施の形態乃至
第9の実施の形態に対し、テストスイッチ17に代えて
リミットスイッチ26を設けるようにしても良いことは
言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、原
子炉隔離時冷却系の系統試験起動時には、RCICター
ビンの蒸気加減弁の全開指令が解除され、かつ、流量制
御器からの流量目標値に対応する速度指令値による蒸気
加減弁の開度調節が可能となるので、オーバースピード
によるRCICタービンのトリップを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す構成図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す構成図。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す構成図。
【図6】本発明の第6の実施の形態を示す構成図。
【図7】本発明の第7の実施の形態を示す構成図。
【図8】本発明の第8の実施の形態を示す構成図。
【図9】本発明の第9の実施の形態を示す構成図。
【図10】本発明の第10の実施の形態を示す構成図。
【図11】本発明の第10の実施形態における原子炉隔
離時冷却系の系統図。
【図12】原子炉隔離時冷却系の系統図。
【図13】従来の原子炉隔離時冷却系におけるタービン
制御装置の構成図。
【符号の簡単な説明】
1 原子炉 2 蒸気入口弁 3 蒸気止め弁 4 蒸気加減弁 5 RCICポンプ 6 RCICタービン 7 復水貯蔵タンク 8 試験用蒸気源 9 開度指令切替手段 10 切替手段 11 演算手段 12 起動手段 13 低値選択手段 14 流量制御器 15 タービン制御装置 16 速度検出器 17 テストスイッチ 18 テスト手段 19 切替手段 20 OR回路 21 バイパス手段 22 OR回路 23 テスト許可キースイッチ 24 AND回路 25 AND回路 26 リミットスイッチ 27 試験用蒸気入口弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉隔離時冷却系におけるRCICポ
    ンプ駆動用RCICタービンの速度を制御するタービン
    制御装置であって、前記原子炉隔離時冷却系の起動条件
    の成立により前記RCICタービンの蒸気入口弁が開動
    作したときは前記RCICタービンを所定の変化率で昇
    速させるためのランプ状の速度指令値を出力する起動手
    段と、前記RCICポンプの流量目標値に対応した前記
    RCICタービンの速度指令値と前記起動手段からの速
    度指令値とのうち小さい方を選択して出力する低値選択
    手段と、前記RCICタービンの速度が前記低値選択手
    段からの速度指令値に一致するように前記RCICター
    ビンへの蒸気量を制御する蒸気加減弁への弁開度指令値
    を演算する演算手段と、前記RCICタービンの停止中
    は前記蒸気加減弁に全開指令を出力し前記RCICター
    ビンの蒸気入口弁が開動作したときは前記演算手段から
    の弁開度指令を前記蒸気加減弁に出力する開度指令切替
    手段とを備えたタービン制御装置において、前記原子炉
    隔離時冷却系のテスト時に操作され前記蒸気加減弁への
    全開指令を解除するテストスイッチと、前記テストスイ
    ッチの操作によりランプ状のテスト速度指令値を前記演
    算手段に出力するテスト手段とを設けたことを特徴とす
    るタービン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記テストスイッチの操作により動作す
    る前記テスト手段に代えて、前記テストスイッチの操作
    により前記RCICポンプの流量目標値に対応した速度
    指令値を前記演算手段に入力するバイパス手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のタービン制御装置。
  3. 【請求項3】 前記テストスイッチの操作により動作す
    る前記テスト手段に代えて、前記テストスイッチの操作
    により直接前記起動手段を動作させるようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載のタービン制御装置。
  4. 【請求項4】 前記テストスイッチの操作を有効にする
    ための前記テスト許可キースイッチを設け、前記テスト
    スイッチと前記テスト許可キースイッチとの両者の操作
    により前記テストスイッチの操作を有効とするようにし
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のター
    ビン制御装置。
  5. 【請求項5】 前記RCICタービンの蒸気入口弁の全
    閉信号が成立しているときに前記テストスイッチの操作
    を有効とするようにしたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3に記載のタービン制御装置。
  6. 【請求項6】 前記テストスイッチに代えて、前記蒸気
    入口弁と前記蒸気止め弁との間から試験用蒸気が供給さ
    れたことを検出するリミットスイッチを設けたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項5に記載のタービン制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013096282A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Hitachi Ltd 蒸気タービン制御装置及びそれを用いた蒸気タービン設備

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