JPH10201289A - ブラシレスモータの制御方法 - Google Patents
ブラシレスモータの制御方法Info
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- JPH10201289A JPH10201289A JP9014544A JP1454497A JPH10201289A JP H10201289 A JPH10201289 A JP H10201289A JP 9014544 A JP9014544 A JP 9014544A JP 1454497 A JP1454497 A JP 1454497A JP H10201289 A JPH10201289 A JP H10201289A
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- brushless motor
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- time
- rotation
- control
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブラシレスモータの1回転中の負荷変動に対
して適切なトルク制御を行い、安定した回転制御を可能
とする。 【解決手段】 AC/DC変換部2で得た直流電圧をイ
ンバータ部3でスイッチングしてブラシレスモータ4に
印加して同ブラシレスモータ4を回転する。制御回路1
0は位置検出回路5で得られた回転子の位置検出をもと
にしてブラシレスモータ4の通電をきりかえるためにイ
ンバータ部3を制御する一方、ブラシレスモータ4の1
回転中を複数の区間に分割し、各区間毎に印加電圧を補
正する線形予測制御でトルク制御を行う。このとき、位
置検出をもとにして各区間の時間を計時し、かつブラシ
レスモータの1回転の平均区間時間を算出する一方、こ
の平均区間時間および各区間の時間をもとにして1回転
中における速度変化分を算出し、この速度変化分をもと
にして今回の1回転の各区間の印加電圧を補正してトル
ク制御を行う。
して適切なトルク制御を行い、安定した回転制御を可能
とする。 【解決手段】 AC/DC変換部2で得た直流電圧をイ
ンバータ部3でスイッチングしてブラシレスモータ4に
印加して同ブラシレスモータ4を回転する。制御回路1
0は位置検出回路5で得られた回転子の位置検出をもと
にしてブラシレスモータ4の通電をきりかえるためにイ
ンバータ部3を制御する一方、ブラシレスモータ4の1
回転中を複数の区間に分割し、各区間毎に印加電圧を補
正する線形予測制御でトルク制御を行う。このとき、位
置検出をもとにして各区間の時間を計時し、かつブラシ
レスモータの1回転の平均区間時間を算出する一方、こ
の平均区間時間および各区間の時間をもとにして1回転
中における速度変化分を算出し、この速度変化分をもと
にして今回の1回転の各区間の印加電圧を補正してトル
ク制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機(圧縮
機)等のモータに用いるセンサレス直流ブラシレスモー
タ(以下、ブラシレスモータと記す。)の制御技術に係
り、特に詳しくは負荷変動に対して適切なトルク制御を
行い、安定な回転制御を可能とするブラシレスモータの
制御方法に関するものである。
機)等のモータに用いるセンサレス直流ブラシレスモー
タ(以下、ブラシレスモータと記す。)の制御技術に係
り、特に詳しくは負荷変動に対して適切なトルク制御を
行い、安定な回転制御を可能とするブラシレスモータの
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このブラシレスモータの制御方法におい
ては、ブラシレスモータの非通電相(非通電電機子巻
線)に発生する誘起電圧を用いて回転子の位置を検出
し、この位置検出をもとにしてブラシレスモータの電機
子巻線の通電を切り替える。
ては、ブラシレスモータの非通電相(非通電電機子巻
線)に発生する誘起電圧を用いて回転子の位置を検出
し、この位置検出をもとにしてブラシレスモータの電機
子巻線の通電を切り替える。
【0003】そのため、例えば図8に示す制御装置が必
要である。この制御装置は、交流電源1をAC/DC変
換部2で所定の直流電源に変換し、この直流電源をイン
バータ部3のスイッチング素子Ua,Va,Wa,X,
Y,Zでスイッチングしてブラシレスモータ(DCM)
4の電機子巻線に供給する。位置検出回路5はブラシレ
スモータ4の電機子巻線U,V,Wの端子電圧に含まれ
ている誘起電圧の1/2点を検出し、この1/2点を位
置信号として制御回路6に出力する。
要である。この制御装置は、交流電源1をAC/DC変
換部2で所定の直流電源に変換し、この直流電源をイン
バータ部3のスイッチング素子Ua,Va,Wa,X,
Y,Zでスイッチングしてブラシレスモータ(DCM)
4の電機子巻線に供給する。位置検出回路5はブラシレ
スモータ4の電機子巻線U,V,Wの端子電圧に含まれ
ている誘起電圧の1/2点を検出し、この1/2点を位
置信号として制御回路6に出力する。
【0004】制御回路6は、入力位置信号により誘起電
圧の1/2点(回転子の位置検出点)を検出し、今回位
置検出時刻tと前回の位置検出時刻をもとにして次の通
電切り替え時刻を推定し、この推定時刻で通電を切り替
えるために所定駆動信号を駆動回路7を介してインバー
タ部3に出力する。例えば、ブラシレスモータ4が三相
四極モータである場合、前記位置検出時刻から回転子の
1回転の時間Tを算出し、この算出時間Tを基準として
今回の位置検出時刻tから次の通電切り替え時刻(t+
T×30/360)を算出する。
圧の1/2点(回転子の位置検出点)を検出し、今回位
置検出時刻tと前回の位置検出時刻をもとにして次の通
電切り替え時刻を推定し、この推定時刻で通電を切り替
えるために所定駆動信号を駆動回路7を介してインバー
タ部3に出力する。例えば、ブラシレスモータ4が三相
四極モータである場合、前記位置検出時刻から回転子の
1回転の時間Tを算出し、この算出時間Tを基準として
今回の位置検出時刻tから次の通電切り替え時刻(t+
T×30/360)を算出する。
【0005】ところで、負荷が変動すると、それに起因
してブラシレスモータ4に速度変動が生じる。その結
果、ブラシレスモータ4は機械的振動を発生し、騒音の
発生だけでなく、脱調等を起こす可能性もある。負荷変
動が規則性のものであれば、例えば空気調和機のコンプ
レッサ負荷のように規則性、つまり1回転単位の脈動で
あれば、速度変動を相殺することができる。この場合、
負荷電流値を検出し、この負荷電流値によりトルク変動
分布、つまり速度変動分布を求め、それに対してブラシ
レスモータ4の印加電圧を加減して速度変動を平滑化す
ればよい。
してブラシレスモータ4に速度変動が生じる。その結
果、ブラシレスモータ4は機械的振動を発生し、騒音の
発生だけでなく、脱調等を起こす可能性もある。負荷変
動が規則性のものであれば、例えば空気調和機のコンプ
レッサ負荷のように規則性、つまり1回転単位の脈動で
あれば、速度変動を相殺することができる。この場合、
負荷電流値を検出し、この負荷電流値によりトルク変動
分布、つまり速度変動分布を求め、それに対してブラシ
レスモータ4の印加電圧を加減して速度変動を平滑化す
ればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ブ
ラシレスモータの制御方法において、少なくとも負荷電
流のピックアップ等を要するために、どうしてもその分
コストアップになってしまい、例えば空気調和機のコス
トが上昇することになる。
ラシレスモータの制御方法において、少なくとも負荷電
流のピックアップ等を要するために、どうしてもその分
コストアップになってしまい、例えば空気調和機のコス
トが上昇することになる。
【0007】この発明は前記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は1回転中の負荷変動に対して適切なト
ルク制御を行うことができ、安定した回転制御を行うこ
とができ、しかもコストアップなしにトルク制御を行う
ことができるようにしたブラシレスモータの制御方法を
提供することにある。
あり、その目的は1回転中の負荷変動に対して適切なト
ルク制御を行うことができ、安定した回転制御を行うこ
とができ、しかもコストアップなしにトルク制御を行う
ことができるようにしたブラシレスモータの制御方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明はブラシレスモータの電機子巻線の端子電
圧に含まれている誘起電圧を用いて同ブラシレスモータ
の回転子の位置を検出し、該位置検出をもとにして前記
ブラシレスモータの電機子巻線の通電を切り替えるブラ
シレスモータの制御方法において、前記ブラシレスモー
タの1回転を複数区間に分割するとともに、該各区間毎
に前記ブラシレスモータの印加電圧を可変可能としてお
り、前の1回転中における回転変動を検出し、該回転変
動に応じて前記各区間の印加電圧を逐次的に補正してト
ルク制御を行うようにしたことを特徴としている。
に、この発明はブラシレスモータの電機子巻線の端子電
圧に含まれている誘起電圧を用いて同ブラシレスモータ
の回転子の位置を検出し、該位置検出をもとにして前記
ブラシレスモータの電機子巻線の通電を切り替えるブラ
シレスモータの制御方法において、前記ブラシレスモー
タの1回転を複数区間に分割するとともに、該各区間毎
に前記ブラシレスモータの印加電圧を可変可能としてお
り、前の1回転中における回転変動を検出し、該回転変
動に応じて前記各区間の印加電圧を逐次的に補正してト
ルク制御を行うようにしたことを特徴としている。
【0009】この発明のブラシレスモータの制御方法
は、前記ブラシレスモータの1回転を前記位置検出で複
数区間に分割するとともに、該各区間毎に前記ブラシレ
スモータの印加電圧を可変可能としており、前記位置検
出をもとにして前記各区間の時間を計時し、かつ前記ブ
ラシレスモータの1回転の平均区間時間を算出する一
方、該平均区間時間および各区間の時間をもとにして1
回転中における速度変化分を算出し、該速度変化分をも
とにして今回の1回転の各区間の印加電圧を補正してト
ルク制御を行うようにしたことを特徴とするブラシレス
モータの制御方法。
は、前記ブラシレスモータの1回転を前記位置検出で複
数区間に分割するとともに、該各区間毎に前記ブラシレ
スモータの印加電圧を可変可能としており、前記位置検
出をもとにして前記各区間の時間を計時し、かつ前記ブ
ラシレスモータの1回転の平均区間時間を算出する一
方、該平均区間時間および各区間の時間をもとにして1
回転中における速度変化分を算出し、該速度変化分をも
とにして今回の1回転の各区間の印加電圧を補正してト
ルク制御を行うようにしたことを特徴とするブラシレス
モータの制御方法。
【0010】この場合、前記各区間の印加電圧を補正す
る際前記速度変化分にステップゲインを掛けると好まし
い。また、前記平均区間時間については前記1回転の各
区間の時間をメモリに記憶し、該記憶した時間をもとに
して算出するとよい。さらに、前記平均区間時間につい
ては前回転の所定区間から1回転分さかのぼった1回転
の時間から算出しており、該算出平均区間時間と前記前
回転の所定区間の時間とにより前記速度変化分を算出す
るようにしてもよい。さらにまた、前記平均区間時間に
ついては前記1回転の各区間の時間をメモリに記憶した
後、該記憶した時間をもとにして算出しており、前記速
度変化分をもとにして各区間の印加電圧を補正する場合
少なくとも1回転置いた次の回転に適用するようにして
もよい。
る際前記速度変化分にステップゲインを掛けると好まし
い。また、前記平均区間時間については前記1回転の各
区間の時間をメモリに記憶し、該記憶した時間をもとに
して算出するとよい。さらに、前記平均区間時間につい
ては前回転の所定区間から1回転分さかのぼった1回転
の時間から算出しており、該算出平均区間時間と前記前
回転の所定区間の時間とにより前記速度変化分を算出す
るようにしてもよい。さらにまた、前記平均区間時間に
ついては前記1回転の各区間の時間をメモリに記憶した
後、該記憶した時間をもとにして算出しており、前記速
度変化分をもとにして各区間の印加電圧を補正する場合
少なくとも1回転置いた次の回転に適用するようにして
もよい。
【0011】この発明はブラシレスモータの電機子巻線
の端子電圧に含まれている誘起電圧を用いて同ブラシレ
スモータの回転子の位置を検出し、該位置検出をもとに
して前記ブラシレスモータの電機子巻線の通電を切り替
えるブラシレスモータの制御方法において、前記ブラシ
レスモータの1回転を前記位置検出間隔の複数区間に分
割するとともに、該各区間毎に前記ブラシレスモータの
印加電圧を可変可能としており、前記位置検出をもとに
して前記各区間の時間を計時し、かつ前記ブラシレスモ
ータの1回転の平均区間時間を算出する一方、該平均区
間時間と各区間の時間との差分を算出し、該各区間にお
ける差分に応じて1回転の各区間電圧を補正し、必要時
のみ自動的にトルク制御を行うようにしたことを特徴と
している。
の端子電圧に含まれている誘起電圧を用いて同ブラシレ
スモータの回転子の位置を検出し、該位置検出をもとに
して前記ブラシレスモータの電機子巻線の通電を切り替
えるブラシレスモータの制御方法において、前記ブラシ
レスモータの1回転を前記位置検出間隔の複数区間に分
割するとともに、該各区間毎に前記ブラシレスモータの
印加電圧を可変可能としており、前記位置検出をもとに
して前記各区間の時間を計時し、かつ前記ブラシレスモ
ータの1回転の平均区間時間を算出する一方、該平均区
間時間と各区間の時間との差分を算出し、該各区間にお
ける差分に応じて1回転の各区間電圧を補正し、必要時
のみ自動的にトルク制御を行うようにしたことを特徴と
している。
【0012】この場合、前記ブラシレスモータの加減速
時は前記トルク制御を行わず、前記平均区間時間を用い
て1回転の各区間の印加電圧を決定し、前記ブラシレス
モータが定回転状態になったときには前記トルク制御を
再度行うようにすると好ましい。
時は前記トルク制御を行わず、前記平均区間時間を用い
て1回転の各区間の印加電圧を決定し、前記ブラシレス
モータが定回転状態になったときには前記トルク制御を
再度行うようにすると好ましい。
【0013】前記ブラシレスモータの回転制御はPWM
制御方式であり、前記各区間の印加電圧を補正してトル
ク制御を行う際当該PWMパルスのオン時間に換算して
行うようにしてもよい。
制御方式であり、前記各区間の印加電圧を補正してトル
ク制御を行う際当該PWMパルスのオン時間に換算して
行うようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1ないし図7を参照して詳細に説明する。なお、図1
中、図8と同一部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。
1ないし図7を参照して詳細に説明する。なお、図1
中、図8と同一部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。
【0015】この発明のブラシレスモータの制御方法
は、例えば図2に示すように、三相四極のブラシレスモ
ータであれば1回転を12分割して各区間P0ないしP
11の時間を計時し、各区間P0ないしP11の毎に時
間方向に補正制御、いわゆる線形予測制御を行い、ブラ
シレスモータの1回転中においてトルク制御を行う。
は、例えば図2に示すように、三相四極のブラシレスモ
ータであれば1回転を12分割して各区間P0ないしP
11の時間を計時し、各区間P0ないしP11の毎に時
間方向に補正制御、いわゆる線形予測制御を行い、ブラ
シレスモータの1回転中においてトルク制御を行う。
【0016】前記補正制御のための補正値の算出方法を
説明すると、ブラシレスモータが定回転状態であるとす
れば、その1回転時間Tは各区間時間Tpm(m;分割
数に対応する0ないしい11の値)の総和ΣTpmで得
ることができる。なお、各区間時間Tpmはブラシレス
モータの位置検出間隔時間を計時して得る。また、平均
区間時間ThpnはT/12=ΣTp(m,n)/12
(mにおけるΣ)となる。nは回転数の通し番号であ
る。
説明すると、ブラシレスモータが定回転状態であるとす
れば、その1回転時間Tは各区間時間Tpm(m;分割
数に対応する0ないしい11の値)の総和ΣTpmで得
ることができる。なお、各区間時間Tpmはブラシレス
モータの位置検出間隔時間を計時して得る。また、平均
区間時間ThpnはT/12=ΣTp(m,n)/12
(mにおけるΣ)となる。nは回転数の通し番号であ
る。
【0017】一方、1回転の平均区間時間Thpおよび
区間時間Tpmから、各区間の速度差分(emは(Th
pn−Tp(m,n))/Thpn・Tp(m,n)と
なり、各回転毎の速度差分e(m,n)は速度差分(T
hpn−Tp(m,n)/Thpn・Tp(m,n)に
比例定数(速度係数)k1を掛けたk1×e(m,n)
で表せる。また、直流モータ(ブラシレスモータ)の特
性(トルクτ)は誘起電圧E(v)と印加電圧Vとの差
(V−E(v))に比例し、また誘起電圧E(v)はk
2・v(k2;比例定数(電圧係数))で表せ、つまり
回転速度に比例する。したがって、印加電圧Vを上昇さ
せると、トルクτが増加することから、負荷変動に対し
て誘起電圧E(v)を一定とした場合、トルクτを加減
するには印加電圧Vを加減すればよいことが分かる。
区間時間Tpmから、各区間の速度差分(emは(Th
pn−Tp(m,n))/Thpn・Tp(m,n)と
なり、各回転毎の速度差分e(m,n)は速度差分(T
hpn−Tp(m,n)/Thpn・Tp(m,n)に
比例定数(速度係数)k1を掛けたk1×e(m,n)
で表せる。また、直流モータ(ブラシレスモータ)の特
性(トルクτ)は誘起電圧E(v)と印加電圧Vとの差
(V−E(v))に比例し、また誘起電圧E(v)はk
2・v(k2;比例定数(電圧係数))で表せ、つまり
回転速度に比例する。したがって、印加電圧Vを上昇さ
せると、トルクτが増加することから、負荷変動に対し
て誘起電圧E(v)を一定とした場合、トルクτを加減
するには印加電圧Vを加減すればよいことが分かる。
【0018】そこで、区間P(m,n+1)における印
加電圧をVp(m,n+1)とすれば、この印加電圧V
p(m,n+1)をVp(m,n)+α・e(m,n)
で修正すれば、負荷変動に対応してトルクを加減するこ
とができる。つまり、n回転目における平均区間時間T
hpnと区間時間Tp(m,n)との差分e(m,n)
に比例定数αを乗じ、このα・e(m,n)を現印加電
圧Vp(m,n)に換算すれば、次の1回転n+1目中
の区間Pmにおいて、負荷変動に適応的な印加電圧を予
測することができる。
加電圧をVp(m,n+1)とすれば、この印加電圧V
p(m,n+1)をVp(m,n)+α・e(m,n)
で修正すれば、負荷変動に対応してトルクを加減するこ
とができる。つまり、n回転目における平均区間時間T
hpnと区間時間Tp(m,n)との差分e(m,n)
に比例定数αを乗じ、このα・e(m,n)を現印加電
圧Vp(m,n)に換算すれば、次の1回転n+1目中
の区間Pmにおいて、負荷変動に適応的な印加電圧を予
測することができる。
【0019】この場合、比例定数αはk1・k2・sで
あり、k1は前述した速度係数で2π/12(rad)
となり、k2は電圧係数、sはステップゲインで以下に
示すようになる。誘起電圧E(v)は、前述したトルク
τ=k・(V−E(v))を変形すると、V−τ/k=
k2・vとなる。なお、kは比例定数である。
あり、k1は前述した速度係数で2π/12(rad)
となり、k2は電圧係数、sはステップゲインで以下に
示すようになる。誘起電圧E(v)は、前述したトルク
τ=k・(V−E(v))を変形すると、V−τ/k=
k2・vとなる。なお、kは比例定数である。
【0020】ここに、回転速度vがΔvだけ変化したも
のとすると、誘起電圧E(v+Δv)はk2・(v+Δ
v)=E(v)+E(Δv)となる。すなわち、負荷が
軽くなり、回転速度がΔvだけ上昇したからである。そ
の結果、トルクτがΔτだけ減少し、誘起電圧E(v+
Δv)はV−(τ/k−Δτ/k)=E(v)+E(Δ
v)となり、さらにE(Δv)はΔτ/k=k2・Δv
で表せる。
のとすると、誘起電圧E(v+Δv)はk2・(v+Δ
v)=E(v)+E(Δv)となる。すなわち、負荷が
軽くなり、回転速度がΔvだけ上昇したからである。そ
の結果、トルクτがΔτだけ減少し、誘起電圧E(v+
Δv)はV−(τ/k−Δτ/k)=E(v)+E(Δ
v)となり、さらにE(Δv)はΔτ/k=k2・Δv
で表せる。
【0021】ところで、負荷変動があっても、回転速度
vを一定、つまりE(v)を一定にすることが目的であ
る。そこで、誘起電圧の加減分E(Δv)だけ印加電圧
Vを加減すれば、その回転速度の変化分Δvを調整がで
き、その結果回転速度vを一定にすることが可能であ
る。誘起電圧の加減分E(Δv)はs・ΔV=s・k2
=s・k1・k2・Δt=α・e(m,n)となる。し
たがって、n回転目における印加電圧Vp(m,n)に
α・e(m,n)を加減すれば、n+1回転目の印加電
圧を回転変動に適応して予測することができる。
vを一定、つまりE(v)を一定にすることが目的であ
る。そこで、誘起電圧の加減分E(Δv)だけ印加電圧
Vを加減すれば、その回転速度の変化分Δvを調整がで
き、その結果回転速度vを一定にすることが可能であ
る。誘起電圧の加減分E(Δv)はs・ΔV=s・k2
=s・k1・k2・Δt=α・e(m,n)となる。し
たがって、n回転目における印加電圧Vp(m,n)に
α・e(m,n)を加減すれば、n+1回転目の印加電
圧を回転変動に適応して予測することができる。
【0022】なお、ステップゲインsはモータ駆動上発
生するノイズに対する処置や予測精度に関係したパラメ
ータであり、0≦s≦1の範囲とする。なお、sの値が
大きいと、回転変動の収束を早めることができるが、予
測精度やノイズによる誤差も大きくなる。sの値が小さ
いと、その逆の効果になる。
生するノイズに対する処置や予測精度に関係したパラメ
ータであり、0≦s≦1の範囲とする。なお、sの値が
大きいと、回転変動の収束を早めることができるが、予
測精度やノイズによる誤差も大きくなる。sの値が小さ
いと、その逆の効果になる。
【0023】そのため、この発明のブラシレスモータの
制御方法が適用される制御装置は図1に示す構成をして
いる。図1において、この制御装置は、図8に示す制御
回路6の機能の他に、位置検出回路5からの位置信号を
もとにして位置検出間隔の時間を計時し、この位置検出
間隔(区間)に対応する次の回転時の区間における印加
電圧の補正値を前述した処理で算出し、この補正値を加
味して次の回転時の各区間の印加電圧を予測し、この予
測印加電圧によりブラシレスモータ4を回転制御する制
御回路10を備えている。
制御方法が適用される制御装置は図1に示す構成をして
いる。図1において、この制御装置は、図8に示す制御
回路6の機能の他に、位置検出回路5からの位置信号を
もとにして位置検出間隔の時間を計時し、この位置検出
間隔(区間)に対応する次の回転時の区間における印加
電圧の補正値を前述した処理で算出し、この補正値を加
味して次の回転時の各区間の印加電圧を予測し、この予
測印加電圧によりブラシレスモータ4を回転制御する制
御回路10を備えている。
【0024】次に、前記構成の制御装置の動作を図3の
フローチャート図および図4の模式図を参照して説明す
る。なお、三相四極のブラシレスモータ4の場合1回転
中における位置検出間隔が12であるが、説明のし易さ
から1回転を4分割にして説明する。
フローチャート図および図4の模式図を参照して説明す
る。なお、三相四極のブラシレスモータ4の場合1回転
中における位置検出間隔が12であるが、説明のし易さ
から1回転を4分割にして説明する。
【0025】まず、制御回路10は位置信号により位置
検出間隔を計時Tpm(0ないし3)、記憶し(ステッ
プST1)、1回転中の平均区間時間Thp(=T/
4)を算出する(ステップST2)。
検出間隔を計時Tpm(0ないし3)、記憶し(ステッ
プST1)、1回転中の平均区間時間Thp(=T/
4)を算出する(ステップST2)。
【0026】続いて、図4に示すように、平均区間時間
Thpと各区間時間Tpmとの差分emを算出し(ステ
ップST3)、これら差分emに比例定数αを乗算し
(ステップST4)、現に印加した電圧にそれらα・e
mを加味して次の1回転中の各区間における印加電圧V
pmを予測する。そして、今回の1回転中の各区間にお
いて、ブラシレスモータ4の印加電圧が予測印加電圧V
pmとなるように補正する(ステップST5)。
Thpと各区間時間Tpmとの差分emを算出し(ステ
ップST3)、これら差分emに比例定数αを乗算し
(ステップST4)、現に印加した電圧にそれらα・e
mを加味して次の1回転中の各区間における印加電圧V
pmを予測する。そして、今回の1回転中の各区間にお
いて、ブラシレスモータ4の印加電圧が予測印加電圧V
pmとなるように補正する(ステップST5)。
【0027】このように、前回転の各区間における差分
emにより今回の1回転の各区間におけるブラシレスモ
ータ4の印加電圧を補正するようにしたので、1回転中
の回転変動を抑えることができ、コストアップなしに最
適なトルク制御を行うことができ、結果安定した回転制
御を行うことができる。
emにより今回の1回転の各区間におけるブラシレスモ
ータ4の印加電圧を補正するようにしたので、1回転中
の回転変動を抑えることができ、コストアップなしに最
適なトルク制御を行うことができ、結果安定した回転制
御を行うことができる。
【0028】また、負荷変動があるときのみ差分emが
発生し、トルク制御が行われ、つまり負荷変動時のみト
ルク制御が自動的にかかり、負荷変動のないときには不
必要なトルク制御がかからず、効率的な回転制御を行う
ことができる。さらに、各区間電圧を補正するための比
例定数αにステップゲインsを導入にしたことにより、
各区間時間の測定に変動が生じた場合でも適切なトルク
制御が可能であり、またノイズ等による外乱に対しても
強いトルク制御が可能である。
発生し、トルク制御が行われ、つまり負荷変動時のみト
ルク制御が自動的にかかり、負荷変動のないときには不
必要なトルク制御がかからず、効率的な回転制御を行う
ことができる。さらに、各区間電圧を補正するための比
例定数αにステップゲインsを導入にしたことにより、
各区間時間の測定に変動が生じた場合でも適切なトルク
制御が可能であり、またノイズ等による外乱に対しても
強いトルク制御が可能である。
【0029】なお、ブラシレスモータ4が加減速時であ
る場合、つまり定回転の状態でない場合、前述の計算が
収束しないこともあることから、その加減速処理時にお
いてはトルク制御を行わないようにするとよい。
る場合、つまり定回転の状態でない場合、前述の計算が
収束しないこともあることから、その加減速処理時にお
いてはトルク制御を行わないようにするとよい。
【0030】図5はこの発明の制御方法を模式化したブ
ロック線図であり、図4に示す方法をこのブロック線図
に適用した場合について説明する。この場合、図4に示
す方法では1回転を4分割としているため、m=4とな
る。なお、1回転中を12分割としている場合にはm=
12である。
ロック線図であり、図4に示す方法をこのブロック線図
に適用した場合について説明する。この場合、図4に示
す方法では1回転を4分割としているため、m=4とな
る。なお、1回転中を12分割としている場合にはm=
12である。
【0031】まず、位置信号により区間時間計時部11
で各区間の時間を計時Tp0ないしTp3を計時する一
方、スイッチSA0ないしSAmを順次スイッチングし
て計時区間時間Tp0ないしTpmをメモリ12に保存
する。このとき、少なくとも最初の区間P0の計時中に
平均処理部13をリセット、スタートし、平均処理部1
3は区間開始から各区間の時間Tpmをメモリに記憶
し、この記憶した時間を加算し、この加算値を分割数m
で除算して平均区間時間Thpを算出する。
で各区間の時間を計時Tp0ないしTp3を計時する一
方、スイッチSA0ないしSAmを順次スイッチングし
て計時区間時間Tp0ないしTpmをメモリ12に保存
する。このとき、少なくとも最初の区間P0の計時中に
平均処理部13をリセット、スタートし、平均処理部1
3は区間開始から各区間の時間Tpmをメモリに記憶
し、この記憶した時間を加算し、この加算値を分割数m
で除算して平均区間時間Thpを算出する。
【0032】続いて、スイッチSB0ないしSBmとス
イッチSC0ないしSCmとの組み合せにより、例えば
スイッチSB0とスイッチSC0との組み合せからスイ
ッチSBmとSCmとの組合せまで順次スイッチングす
る。そして、平均区間時間Thpと各区間時間Tp0な
いしTpmとの差分Δe0ないしΔemを加算器14で
得るとともに、この差分Δe0ないしΔemに比例定数
部15の比例定数αを乗算器16で乗算し、この乗算数
結果を各区間の補正値ΔV0ないしΔVmとして電圧出
力部17に記憶する。
イッチSC0ないしSCmとの組み合せにより、例えば
スイッチSB0とスイッチSC0との組み合せからスイ
ッチSBmとSCmとの組合せまで順次スイッチングす
る。そして、平均区間時間Thpと各区間時間Tp0な
いしTpmとの差分Δe0ないしΔemを加算器14で
得るとともに、この差分Δe0ないしΔemに比例定数
部15の比例定数αを乗算器16で乗算し、この乗算数
結果を各区間の補正値ΔV0ないしΔVmとして電圧出
力部17に記憶する。
【0033】電圧出力部15は既に決定した1回転の各
区間電圧Vp0ないしVpmにその補正値ΔV0ないし
ΔVmを加算して出力する(Vp0ないしVpm)。そ
して、前記スイッチの切り替えに同期してスイッチSD
0ないしSDmをスイッチングし、前記電圧出力部15
で加算して各区間電圧をVp0ないしVpmとして出力
する。
区間電圧Vp0ないしVpmにその補正値ΔV0ないし
ΔVmを加算して出力する(Vp0ないしVpm)。そ
して、前記スイッチの切り替えに同期してスイッチSD
0ないしSDmをスイッチングし、前記電圧出力部15
で加算して各区間電圧をVp0ないしVpmとして出力
する。
【0034】なお、前記トルク制御はブラシレスモータ
4が定回転状態であればよいが、加減速状態である場合
好ましくないこともある。そこで、加減速時にはスイッ
チSW1およびSW2を切り替え、平均区間電圧部18
で得た平均区間電圧Vhpを出力する。平均区間電圧部
18は常時電圧出力部15からの出力区間電圧Vp0な
いしVpm(1回転分)を加算し、この加算結果を分割
数mで除算して得ている。したがって、前の1回転の各
区間電圧Vp0ないしVpmの平均値が今回の1回転中
の各区間電圧となり、1回転遅れの情報をもとにして今
回の1回転をトルク制御することになる。
4が定回転状態であればよいが、加減速状態である場合
好ましくないこともある。そこで、加減速時にはスイッ
チSW1およびSW2を切り替え、平均区間電圧部18
で得た平均区間電圧Vhpを出力する。平均区間電圧部
18は常時電圧出力部15からの出力区間電圧Vp0な
いしVpm(1回転分)を加算し、この加算結果を分割
数mで除算して得ている。したがって、前の1回転の各
区間電圧Vp0ないしVpmの平均値が今回の1回転中
の各区間電圧となり、1回転遅れの情報をもとにして今
回の1回転をトルク制御することになる。
【0035】また、前述したトルク制御によると、前回
の各区間電圧および前回の平均区間電圧をもとにして今
回の1回転の各区間電圧を得るためには高速演算が可能
なマイクロコンピュータを用いる必要がある。しかし、
高速演算タイプのマイクロコンピュータは高価であり、
例えば空気調和機の圧縮機に適用した場合空気調和機の
コストアップになり、それほど演算速度が早くない、つ
まり比較的安価なマイクロコンピュータを用いることが
できればよいが、時間的に間に合わないことがあり、特
に最初の区間P0においては極めて困難なこともある。
の各区間電圧および前回の平均区間電圧をもとにして今
回の1回転の各区間電圧を得るためには高速演算が可能
なマイクロコンピュータを用いる必要がある。しかし、
高速演算タイプのマイクロコンピュータは高価であり、
例えば空気調和機の圧縮機に適用した場合空気調和機の
コストアップになり、それほど演算速度が早くない、つ
まり比較的安価なマイクロコンピュータを用いることが
できればよいが、時間的に間に合わないことがあり、特
に最初の区間P0においては極めて困難なこともある。
【0036】そこで、図6に示すように、1回転の平均
区間時間Thpの算出方法を変えることにより、前述し
た課題を容易に解消することができる。この第1の変形
例の場合、平均区間時間Thpは前回転の所定区間から
1回転分さかのぼった1回転の時間から算出する。
区間時間Thpの算出方法を変えることにより、前述し
た課題を容易に解消することができる。この第1の変形
例の場合、平均区間時間Thpは前回転の所定区間から
1回転分さかのぼった1回転の時間から算出する。
【0037】最初の区間電圧Vp0の算出に用いる平均
区間時間Thpは前々回の区間P1から前回の区間P0
までの時間(1回転の時間)Tを用い、今回の区間電圧
V1の算出に用いる平均区間時間Thpは前々回の区間
P2から前回の区間P1までの時間(1回転の時間)T
を用いる。
区間時間Thpは前々回の区間P1から前回の区間P0
までの時間(1回転の時間)Tを用い、今回の区間電圧
V1の算出に用いる平均区間時間Thpは前々回の区間
P2から前回の区間P1までの時間(1回転の時間)T
を用いる。
【0038】以下同様にして、各回転の各区間毎に平均
区間時間Thpの算出方法を変えることにより、各区間
電圧Vp0ないしVpmの算出にはほぼ1回転に相当す
る時間を当てることができ、高速演算タイプのマイクロ
コンピュータを用いずに済み、コストアップにならずに
済む。
区間時間Thpの算出方法を変えることにより、各区間
電圧Vp0ないしVpmの算出にはほぼ1回転に相当す
る時間を当てることができ、高速演算タイプのマイクロ
コンピュータを用いずに済み、コストアップにならずに
済む。
【0039】また、図7に示すように、前々回転の区間
時間P0ないしP3および平均区間時間Thpを用いて
今回の区間電圧を算出するようにしてもよい。この第2
の変形例によると、今回の区間電圧の算出には1回転の
時間分を当てることができ、低速演算のマイクロコンピ
ュータを用いることができ、コストアップにならずに済
む。
時間P0ないしP3および平均区間時間Thpを用いて
今回の区間電圧を算出するようにしてもよい。この第2
の変形例によると、今回の区間電圧の算出には1回転の
時間分を当てることができ、低速演算のマイクロコンピ
ュータを用いることができ、コストアップにならずに済
む。
【0040】なお、図6に示す第1の変形例および図7
に示す第2の変形例における電圧演算については、前実
施の形態で説明した処理と全く同じ処理を実行している
ことから、その説明を省略する。
に示す第2の変形例における電圧演算については、前実
施の形態で説明した処理と全く同じ処理を実行している
ことから、その説明を省略する。
【0041】また、前述した実施の形態および第1,第
2の変形例は、ブラシレスモータ4をPWM制御する場
合にも適用することができる。この場合、前述したトル
ク制御を行う際電圧値をPWMオン時間(PWMパルス
のオン時間)に換算して行えばよい。すなわち、PWM
オン時間がブラシレスモータ4の印加電圧に直接的に係
わるからである。
2の変形例は、ブラシレスモータ4をPWM制御する場
合にも適用することができる。この場合、前述したトル
ク制御を行う際電圧値をPWMオン時間(PWMパルス
のオン時間)に換算して行えばよい。すなわち、PWM
オン時間がブラシレスモータ4の印加電圧に直接的に係
わるからである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、このブラシレスモ
ータの制御方法の請求項1記載の発明によると、ブラシ
レスモータの1回転を複数区間に分割するとともに、各
区間毎にブラシレスモータの印加電圧を可変可能として
おり、前の1回転中における回転変動を検出し、この回
転変動に応じて前記各区間の印加電圧を逐次的に補正し
てトルク制御を行うようにしたので、1回転中の負荷変
動に対して適切なトルク制御を行うことができ、安定し
た回転制御を行うことができるという効果がある。
ータの制御方法の請求項1記載の発明によると、ブラシ
レスモータの1回転を複数区間に分割するとともに、各
区間毎にブラシレスモータの印加電圧を可変可能として
おり、前の1回転中における回転変動を検出し、この回
転変動に応じて前記各区間の印加電圧を逐次的に補正し
てトルク制御を行うようにしたので、1回転中の負荷変
動に対して適切なトルク制御を行うことができ、安定し
た回転制御を行うことができるという効果がある。
【0043】請求項2記載の発明によると、ブラシレス
モータの1回転を回転子の位置検出で複数区間に分割す
るとともに、各区間毎にブラシレスモータの印加電圧を
可変可能としており、位置検出をもとにして各区間の時
間を計時し、かつブラシレスモータの1回転の平均区間
時間を算出する一方、この平均区間時間および各区間の
時間をもとにして1回転中における速度変化分を算出
し、この速度変化分をもとにして今回の1回転の各区間
の印加電圧を補正してトルク制御を行うようにしたの
で、負荷変動に対して適切なトルク制御を行うことがで
き、安定した回転制御を行うことができ、しかもハード
ウェアを付加することなく、ソフトウェア処理で済ませ
られ、当該装置のコストアップにならずに済むという効
果がある。
モータの1回転を回転子の位置検出で複数区間に分割す
るとともに、各区間毎にブラシレスモータの印加電圧を
可変可能としており、位置検出をもとにして各区間の時
間を計時し、かつブラシレスモータの1回転の平均区間
時間を算出する一方、この平均区間時間および各区間の
時間をもとにして1回転中における速度変化分を算出
し、この速度変化分をもとにして今回の1回転の各区間
の印加電圧を補正してトルク制御を行うようにしたの
で、負荷変動に対して適切なトルク制御を行うことがで
き、安定した回転制御を行うことができ、しかもハード
ウェアを付加することなく、ソフトウェア処理で済ませ
られ、当該装置のコストアップにならずに済むという効
果がある。
【0044】請求項3記載の発明によると、請求項2に
おける前記各区間の印加電圧を補正する際前記速度変化
分にステップゲインを掛けるようにしたので、請求項2
の効果に加え、各区間時間の測定に変動が生じ、各区間
の印加電圧の補正にバラツキが生じる場合平均化的な効
果によりその補正が安定な方向に収束し、トルク制御へ
の悪影響を抑えることができ、またノイズ等による外乱
に対しても強いトルク制御が可能であるという効果があ
る。
おける前記各区間の印加電圧を補正する際前記速度変化
分にステップゲインを掛けるようにしたので、請求項2
の効果に加え、各区間時間の測定に変動が生じ、各区間
の印加電圧の補正にバラツキが生じる場合平均化的な効
果によりその補正が安定な方向に収束し、トルク制御へ
の悪影響を抑えることができ、またノイズ等による外乱
に対しても強いトルク制御が可能であるという効果があ
る。
【0045】請求項4記載の発明によると、請求項2ま
たは3の前記平均区間時間については1回転の各区間の
時間をメモリに記憶し、この記憶した時間をもとにして
算出するようにしたので、請求項2または3の効果に加
え、正確な平均区間時間を算出することができ、結果最
適なトルク制御が可能である。
たは3の前記平均区間時間については1回転の各区間の
時間をメモリに記憶し、この記憶した時間をもとにして
算出するようにしたので、請求項2または3の効果に加
え、正確な平均区間時間を算出することができ、結果最
適なトルク制御が可能である。
【0046】請求項5記載の発明によると、請求項2ま
たは3の前記平均区間時間については少なくとも前回転
の所定区間から1回転分さかのぼった1回転の時間から
算出しており、この算出平均区間時間と前記前回転の所
定区間の時間とにより速度変化分を算出するようにした
ので、請求項2または3の効果に加え、当該トルク制御
を行うための制御手段としてのマイクロコンピュータに
高速演算タイプのものを用いずとも、演算処理が間に合
うことから、安価なマイクロコンピュータで済ませるこ
とができ、ひいてはコストアップにならずに済むという
効果がある。
たは3の前記平均区間時間については少なくとも前回転
の所定区間から1回転分さかのぼった1回転の時間から
算出しており、この算出平均区間時間と前記前回転の所
定区間の時間とにより速度変化分を算出するようにした
ので、請求項2または3の効果に加え、当該トルク制御
を行うための制御手段としてのマイクロコンピュータに
高速演算タイプのものを用いずとも、演算処理が間に合
うことから、安価なマイクロコンピュータで済ませるこ
とができ、ひいてはコストアップにならずに済むという
効果がある。
【0047】請求項6記載の発明によると、請求項2ま
たは3の前記平均区間時間については前記1回転の各区
間の時間をメモリに記憶し、この記憶した時間をもとに
して算出しており、前記速度変化分をもとにして各区間
の印加電圧を補正する場合少なくとも1回転置いた次の
回転に適用するようにしたので、請求項2または3の効
果に加え、当該トルク制御を行うための制御手段として
のマイクロコンピュータに低速演算タイプのものを用い
ても、演算処理が十分に間に合うことから、安価なマイ
クロコンピュータで済ませることができ、ひいてはコス
トアップにならずに済むという効果がある。
たは3の前記平均区間時間については前記1回転の各区
間の時間をメモリに記憶し、この記憶した時間をもとに
して算出しており、前記速度変化分をもとにして各区間
の印加電圧を補正する場合少なくとも1回転置いた次の
回転に適用するようにしたので、請求項2または3の効
果に加え、当該トルク制御を行うための制御手段として
のマイクロコンピュータに低速演算タイプのものを用い
ても、演算処理が十分に間に合うことから、安価なマイ
クロコンピュータで済ませることができ、ひいてはコス
トアップにならずに済むという効果がある。
【0048】請求項7記載の発明によると、ブラシレス
モータの1回転を回転子の位置検出で複数区間に分割す
るとともに、各区間毎にブラシレスモータの印加電圧を
可変可能としており、前記位置検出をもとにして各区間
の時間を計時し、かつブラシレスモータの1回転の平均
区間時間を算出する一方、この平均区間時間と各区間の
時間との差分を算出し、この各区間における差分に応じ
て1回転の各区間電圧を補正し、必要時のみ自動的にト
ルク制御を行うようにしたので、負荷変動に対して適
切、かつ適応的なトルク制御を行うことができ、安定し
た回転制御を行うことができるという効果がある。
モータの1回転を回転子の位置検出で複数区間に分割す
るとともに、各区間毎にブラシレスモータの印加電圧を
可変可能としており、前記位置検出をもとにして各区間
の時間を計時し、かつブラシレスモータの1回転の平均
区間時間を算出する一方、この平均区間時間と各区間の
時間との差分を算出し、この各区間における差分に応じ
て1回転の各区間電圧を補正し、必要時のみ自動的にト
ルク制御を行うようにしたので、負荷変動に対して適
切、かつ適応的なトルク制御を行うことができ、安定し
た回転制御を行うことができるという効果がある。
【0049】請求項8記載の発明によると、請求項7に
おいて前記ブラシレスモータの加減速時は前記トルク制
御を行わず、前記平均区間時間を用いて1回転の各区間
の印加電圧を決定し、前記ブラシレスモータが定回転状
態になったときには前記トルク制御を再度行うようにし
たので、請求項7の効果に加え、加減速制御の不定の回
転状態にある場合にも対応することができ、しかも誤っ
たトルク制御の演算が行われず、回転制御へ悪影響を与
えずに済むという効果がある。
おいて前記ブラシレスモータの加減速時は前記トルク制
御を行わず、前記平均区間時間を用いて1回転の各区間
の印加電圧を決定し、前記ブラシレスモータが定回転状
態になったときには前記トルク制御を再度行うようにし
たので、請求項7の効果に加え、加減速制御の不定の回
転状態にある場合にも対応することができ、しかも誤っ
たトルク制御の演算が行われず、回転制御へ悪影響を与
えずに済むという効果がある。
【0050】請求項9記載の発明によると、請求項1,
2,3,4,5,6,7または8において前記ブラシレ
スモータの回転制御はPWM制御方式であり、前記各区
間の印加電圧を補正してトルク制御を行う際当該PWM
パルスのオン時間に換算して行うようにしたので、請求
項1,2,3,4,5,6,7または8の効果に加え、
PWM制御方式でブラシレスモータを回転制御する場合
にも適用することができるという効果がある。
2,3,4,5,6,7または8において前記ブラシレ
スモータの回転制御はPWM制御方式であり、前記各区
間の印加電圧を補正してトルク制御を行う際当該PWM
パルスのオン時間に換算して行うようにしたので、請求
項1,2,3,4,5,6,7または8の効果に加え、
PWM制御方式でブラシレスモータを回転制御する場合
にも適用することができるという効果がある。
【図1】この発明の一実施の形態を示し、ブラシレスモ
ータの制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック
線図。
ータの制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック
線図。
【図2】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的模式図。
略的模式図。
【図3】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的フローチャート図。
略的フローチャート図。
【図4】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的模式図。
略的模式図。
【図5】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的模式図。
略的模式図。
【図6】この発明の第1の変形例を説明するための概略
的模式図。
的模式図。
【図7】この発明の第2の変形例を説明するための概略
的模式図。
的模式図。
【図8】従来のブラシレスモータの制御装置の概略的ブ
ロック線図。
ロック線図。
3 インバータ部 4 ブラシレスモータ(センサレス直流ブラシレスモー
タ) 5 位置検出回路 6,10 制御回路(マイクロコンピュータ) Pm,P(m,n) 区間(1回転の) Thp,Thpn 平均区間時間 Tpm,Tp(m,n) 区間時間 Vhp 平均区間電圧 Vpm 区間電圧(ブラシレスモータ4の区間印加電
圧) α 比例定数
タ) 5 位置検出回路 6,10 制御回路(マイクロコンピュータ) Pm,P(m,n) 区間(1回転の) Thp,Thpn 平均区間時間 Tpm,Tp(m,n) 区間時間 Vhp 平均区間電圧 Vpm 区間電圧(ブラシレスモータ4の区間印加電
圧) α 比例定数
Claims (9)
- 【請求項1】 ブラシレスモータの電機子巻線の端子電
圧に含まれている誘起電圧を用いて同ブラシレスモータ
の回転子の位置を検出し、該位置検出をもとにして前記
ブラシレスモータの電機子巻線の通電を切り替えるブラ
シレスモータの制御方法において、前記ブラシレスモー
タの1回転を複数区間に分割するとともに、該各区間毎
に前記ブラシレスモータの印加電圧を可変可能としてお
り、前の1回転中における回転変動を検出し、該回転変
動に応じて前記各区間の印加電圧を逐次的に補正してト
ルク制御を行うようにしたことを特徴とするブラシレス
モータの制御方法。 - 【請求項2】 ブラシレスモータの電機子巻線の端子電
圧に含まれている誘起電圧を用いて同ブラシレスモータ
の回転子の位置を検出し、該位置検出をもとにして前記
ブラシレスモータの電機子巻線の通電を切り替えるブラ
シレスモータの制御方法において、前記ブラシレスモー
タの1回転を前記位置検出で複数区間に分割するととも
に、該各区間毎に前記ブラシレスモータの印加電圧を可
変可能としており、前記位置検出をもとにして前記各区
間の時間を計時し、かつ前記ブラシレスモータの1回転
の平均区間時間を算出する一方、該平均区間時間および
各区間の時間をもとにして1回転中における速度変化分
を算出し、該速度変化分をもとにして今回の1回転の各
区間の印加電圧を補正してトルク制御を行うようにした
ことを特徴とするブラシレスモータの制御方法。 - 【請求項3】 前記各区間の印加電圧を補正する際前記
速度変化分にステップゲインを掛けるようにした請求項
2記載のブラシレスモータの制御方法。 - 【請求項4】 前記平均区間時間については前記1回転
の各区間の時間をメモリに記憶し、該記憶した時間をも
とにして算出するようにした請求項2または3記載のブ
ラシレスモータの制御方法。 - 【請求項5】 前記平均区間時間については前回転の所
定区間から1回転分さかのぼった1回転の時間から算出
しており、該算出平均区間時間と前記前回転の所定区間
の時間とにより前記速度変化分を算出するようにした請
求項2または3記載のブラシレスモータの制御方法。 - 【請求項6】 前記平均区間時間については前記1回転
の各区間の時間をメモリに記憶した後、該記憶した時間
をもとにして算出しており、前記速度変化分をもとにし
て各区間の印加電圧を補正する場合少なくとも1回転置
いた次の回転に適用するようにした請求項2または3記
載のブラシレスモータの制御方法。 - 【請求項7】 ブラシレスモータの電機子巻線の端子電
圧に含まれている誘起電圧を用いて同ブラシレスモータ
の回転子の位置を検出し、該位置検出をもとにして前記
ブラシレスモータの電機子巻線の通電を切り替えるブラ
シレスモータの制御方法において、前記ブラシレスモー
タの1回転を前記位置検出間隔の複数区間に分割すると
ともに、該各区間毎に前記ブラシレスモータの印加電圧
を可変可能としており、前記位置検出をもとにして前記
各区間の時間を計時し、かつ前記ブラシレスモータの1
回転の平均区間時間を算出する一方、該平均区間時間と
各区間の時間との差分を算出し、該各区間における差分
に応じて1回転の各区間電圧を補正し、必要時のみ自動
的にトルク制御を行うようにしたことを特徴とするブラ
シレスモータの制御方法。 - 【請求項8】 前記ブラシレスモータの加減速時は前記
トルク制御を行わず、前記平均区間時間を用いて1回転
の各区間の印加電圧を決定し、前記ブラシレスモータが
定回転状態になったときには前記トルク制御を再度行う
ようにした請求項7記載のブラシレスモータの制御方
法。 - 【請求項9】 前記ブラシレスモータの回転制御はPW
M制御方式であり、前記各区間の印加電圧を補正してト
ルク制御を行う際当該PWMパルスのオン時間に換算し
て行うようにした請求項1,2,3,4,5,6,7ま
たは8記載のブラシレスモータの制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9014544A JPH10201289A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | ブラシレスモータの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9014544A JPH10201289A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | ブラシレスモータの制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10201289A true JPH10201289A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11864107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9014544A Pending JPH10201289A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | ブラシレスモータの制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10201289A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012080649A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Minebea Co Ltd | モータ駆動回路 |
| CN111769770A (zh) * | 2020-01-17 | 2020-10-13 | 华中科技大学 | 直线感应电机多步长有限集模型预测控制方法及系统 |
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1997
- 1997-01-10 JP JP9014544A patent/JPH10201289A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012080649A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Minebea Co Ltd | モータ駆動回路 |
| CN111769770A (zh) * | 2020-01-17 | 2020-10-13 | 华中科技大学 | 直线感应电机多步长有限集模型预测控制方法及系统 |
| CN111769770B (zh) * | 2020-01-17 | 2022-03-18 | 华中科技大学 | 直线感应电机多步长有限集模型预测控制方法及系统 |
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