JPH10201504A - 一体成形により得られる面ファスナー用係合部材 - Google Patents
一体成形により得られる面ファスナー用係合部材Info
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- JPH10201504A JPH10201504A JP9007390A JP739097A JPH10201504A JP H10201504 A JPH10201504 A JP H10201504A JP 9007390 A JP9007390 A JP 9007390A JP 739097 A JP739097 A JP 739097A JP H10201504 A JPH10201504 A JP H10201504A
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- A44B18/00—Fasteners of the touch-and-close type; Making such fasteners
- A44B18/0046—Fasteners made integrally of plastics
- A44B18/0061—Male or hook elements
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- Y10T24/2792—Buckles, buttons, clasps, etc. including readily dissociable fastener having numerous, protruding, unitary filaments randomly interlocking with, and simultaneously moving towards, mating structure [e.g., hook-loop type fastener] having mounting surface and filaments constructed from common piece of material
Landscapes
- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ある程度の柔軟性と剥離強度と繰返し使用の耐
久性を確保し、パイルの長さが不均一な雌係合部材と安
定して係合可能であり、意図せずに離脱することのない
係合素子を備えた面ファスナー用係合部材を提供する。 【解決手段】平板状基材(10)の表面に、立上り部(11a)
及びフック状係合部(11b) からなる第1係合素子(11)
と、柱状部(12a) 及び屈曲係止部(12b) からなる第2係
合素子(12)とが、それぞれに直線状の列をなして交互
に、それぞれ独立して一体に起立成形されている。前記
基材(10)の表面から前記第2係合素子(12)の頂点(O) ま
での高さ(h) が、前記基材(10)の表面から前記第1係合
素子(11)の頂点(O')までの高さ(h')の略2倍である。ま
た前記フック状係合部(11b) 及び屈曲係止部(12b) は同
一列内において全て同一の方向に延設され、隣り合う列
間では互いに逆向きに配されている。
久性を確保し、パイルの長さが不均一な雌係合部材と安
定して係合可能であり、意図せずに離脱することのない
係合素子を備えた面ファスナー用係合部材を提供する。 【解決手段】平板状基材(10)の表面に、立上り部(11a)
及びフック状係合部(11b) からなる第1係合素子(11)
と、柱状部(12a) 及び屈曲係止部(12b) からなる第2係
合素子(12)とが、それぞれに直線状の列をなして交互
に、それぞれ独立して一体に起立成形されている。前記
基材(10)の表面から前記第2係合素子(12)の頂点(O) ま
での高さ(h) が、前記基材(10)の表面から前記第1係合
素子(11)の頂点(O')までの高さ(h')の略2倍である。ま
た前記フック状係合部(11b) 及び屈曲係止部(12b) は同
一列内において全て同一の方向に延設され、隣り合う列
間では互いに逆向きに配されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性の合成樹
脂からなり、射出により平板状基材と多数の係合素子と
が一体成形される面ファスナー用係合部材に関し、詳し
くは室内装飾品、特にカーペットなど一般に毛脚の長い
パイル製品に対して所望の係合率、剥離強度及び強力な
係合力を確保するに好適な、一体成形による面ファスナ
ー用係合部材に関する。
脂からなり、射出により平板状基材と多数の係合素子と
が一体成形される面ファスナー用係合部材に関し、詳し
くは室内装飾品、特にカーペットなど一般に毛脚の長い
パイル製品に対して所望の係合率、剥離強度及び強力な
係合力を確保するに好適な、一体成形による面ファスナ
ー用係合部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、合成樹脂材料から一体に成形され
る平板状の基材とその表面に起立する多数の雄係合素子
とからなる成形面ファスナーが、例えば紙おむつ等の衛
生用品、室内装飾品、あるいは寝装品や各種衣料の固着
具として、更には各種のシートカバー、果ては研削砥石
等の固着具として広い分野で使われるようになってきて
いる。前記雄係合素子としては、フック片形状の外にア
ンカー形状やキノコ形状等の多様な形状が提案され実施
されている。
る平板状の基材とその表面に起立する多数の雄係合素子
とからなる成形面ファスナーが、例えば紙おむつ等の衛
生用品、室内装飾品、あるいは寝装品や各種衣料の固着
具として、更には各種のシートカバー、果ては研削砥石
等の固着具として広い分野で使われるようになってきて
いる。前記雄係合素子としては、フック片形状の外にア
ンカー形状やキノコ形状等の多様な形状が提案され実施
されている。
【0003】しかして、かかる基材と係合素子とが一体
成形して得られる面ファスナー用係合部材は、従来の編
織により得られる繊維製の面ファスナー係合部材と比較
すると、多少柔軟性に欠けるところはあるが、個々の係
合素子と相手方のループ片との係合強度は高く、前述の
用途の他にも様々な工業用資材等の固着具として、その
用途が益々拡大している。カーペットや特に車両用の内
装品を固定するために用いられる面ファスナーの雄係合
部材は、所望の係合力を確保するため、その寸法形態を
大きくせざるを得ず、反面、必然的に単位面積当りのフ
ック片の数(係合素子密度)が少なくなり、相手方係合
素子との係合率は低くなる。そこで、所要の係合力を得
るためには係合素子の先端係合部にも所定の剛性をもた
せざるを得ない。
成形して得られる面ファスナー用係合部材は、従来の編
織により得られる繊維製の面ファスナー係合部材と比較
すると、多少柔軟性に欠けるところはあるが、個々の係
合素子と相手方のループ片との係合強度は高く、前述の
用途の他にも様々な工業用資材等の固着具として、その
用途が益々拡大している。カーペットや特に車両用の内
装品を固定するために用いられる面ファスナーの雄係合
部材は、所望の係合力を確保するため、その寸法形態を
大きくせざるを得ず、反面、必然的に単位面積当りのフ
ック片の数(係合素子密度)が少なくなり、相手方係合
素子との係合率は低くなる。そこで、所要の係合力を得
るためには係合素子の先端係合部にも所定の剛性をもた
せざるを得ない。
【0004】また、既述した従来の一体成形面ファスナ
ー用係合部材は、係合時に雌係合部材と雄係合部材とを
互いの係合素子を対向させて押圧する際に、雌係合部材
の係合面により雄係合部材のフック片が押圧されること
になり、同フック片を横倒しにするか前倒れ状態に撓ま
せてその先端開口部を閉じる方向に変形させると同時
に、パイルをも倒伏させる。そのため、フック片の先端
係合部にパイルが引っ掛かりにくくなる。また、剥離強
度もフック片の剛性に依存することになり、柔軟性が大
きくなると剥離強度も低下する。
ー用係合部材は、係合時に雌係合部材と雄係合部材とを
互いの係合素子を対向させて押圧する際に、雌係合部材
の係合面により雄係合部材のフック片が押圧されること
になり、同フック片を横倒しにするか前倒れ状態に撓ま
せてその先端開口部を閉じる方向に変形させると同時
に、パイルをも倒伏させる。そのため、フック片の先端
係合部にパイルが引っ掛かりにくくなる。また、剥離強
度もフック片の剛性に依存することになり、柔軟性が大
きくなると剥離強度も低下する。
【0005】このように、従来の一般的な一体成形面フ
ァスナーにあって、成形材料の剛性を高めれば剥離時に
おいて係合力が大きすぎて雄雌係合部材間に損傷を与え
やすく、柔軟性を高めれば係合部が簡単に変形して剥離
しやすくなる。いずれにしても、特に所要の係合強度と
剥離強度とがバランスよく要求される工業用資材や内装
材の固着具としては不適当なものとなる。
ァスナーにあって、成形材料の剛性を高めれば剥離時に
おいて係合力が大きすぎて雄雌係合部材間に損傷を与え
やすく、柔軟性を高めれば係合部が簡単に変形して剥離
しやすくなる。いずれにしても、特に所要の係合強度と
剥離強度とがバランスよく要求される工業用資材や内装
材の固着具としては不適当なものとなる。
【0006】また、特に相手方の雌係合部材が毛脚の長
いパイルからなるカーペット等である場合には、フック
片の高さよりもパイル高さが高く、フック片はパイルの
根元付近まで到達することができず、宙に浮いた状態で
パイルと係合するようになる。このようにフック片が宙
に浮いた状態で毛脚の長いパイルと係合している場合、
係着面同士が互いに僅かにずれただけで係合が外れてし
まい安定した係着状態を維持することができない。
いパイルからなるカーペット等である場合には、フック
片の高さよりもパイル高さが高く、フック片はパイルの
根元付近まで到達することができず、宙に浮いた状態で
パイルと係合するようになる。このようにフック片が宙
に浮いた状態で毛脚の長いパイルと係合している場合、
係着面同士が互いに僅かにずれただけで係合が外れてし
まい安定した係着状態を維持することができない。
【0007】一方、例えば毛脚の長いパイルとその根元
近くに存在する毛脚の短いパイルが混在するようなカー
ペット類に従来の雄係合部材を押圧係合させようとして
も、前述のように通常の高さをもつフック片では毛脚の
長いパイルに邪魔されてカーペット類の基材表面まで届
かず、前述の低いパイルには係合させることができず、
また同フック片が仮に低いパイルに係合したとしても、
同フック片は周辺に密集する毛脚の長いパイル片により
押し上げられて常に同ループに引っ張られた状態とな
り、劣化しやすくなるばかりか、相手方のパイルを切断
するようになりカーペット自体を損傷させかねない。こ
れは、何もフック片に限らず、例えば上記キノコ状の係
合素子に対しても同様のことがいえる。
近くに存在する毛脚の短いパイルが混在するようなカー
ペット類に従来の雄係合部材を押圧係合させようとして
も、前述のように通常の高さをもつフック片では毛脚の
長いパイルに邪魔されてカーペット類の基材表面まで届
かず、前述の低いパイルには係合させることができず、
また同フック片が仮に低いパイルに係合したとしても、
同フック片は周辺に密集する毛脚の長いパイル片により
押し上げられて常に同ループに引っ張られた状態とな
り、劣化しやすくなるばかりか、相手方のパイルを切断
するようになりカーペット自体を損傷させかねない。こ
れは、何もフック片に限らず、例えば上記キノコ状の係
合素子に対しても同様のことがいえる。
【0008】かかる欠点、特にその雄係合片の寸法と相
手方のパイル寸法に基づく上記欠点を解消することを目
的として開発された面ファスナー用係合部材が、例えば
特開平8−19406号公報に開示されている。同公報
に開示された面ファスナー用係合部材は、平板状基材の
表面に同一形状をもつ多数の雄係合素子が一体に成形さ
れており、前記雄係合素子は、基材からほぼ垂直に立ち
上がる立上り部、その上端の一部から湾曲して延びるフ
ック状係合部、同立上り部の上端の他部分から前記フッ
ク状係合部より所定の長さ上方に延設されるとともに、
その先端を前記フック上係合部とは逆方向に屈曲させた
枝部とを有してなり、同係合素子の側面基部には補強リ
ブが設けられている。
手方のパイル寸法に基づく上記欠点を解消することを目
的として開発された面ファスナー用係合部材が、例えば
特開平8−19406号公報に開示されている。同公報
に開示された面ファスナー用係合部材は、平板状基材の
表面に同一形状をもつ多数の雄係合素子が一体に成形さ
れており、前記雄係合素子は、基材からほぼ垂直に立ち
上がる立上り部、その上端の一部から湾曲して延びるフ
ック状係合部、同立上り部の上端の他部分から前記フッ
ク状係合部より所定の長さ上方に延設されるとともに、
その先端を前記フック上係合部とは逆方向に屈曲させた
枝部とを有してなり、同係合素子の側面基部には補強リ
ブが設けられている。
【0009】この面ファスナー用の雄係合部材の係合面
と雌係合部材の係合面とを対向させて押し付けると、先
ず同雌係合部材の係合面と前記枝部の上端湾曲部とが互
いに押圧される。このとき、同枝部は毛脚の長い相手方
の係合面に突入して基材に達し、前記枝部の上端それに
より同枝部の上端湾曲部が下方に撓み始めると同時に、
枝部本体と立上り部とが共に立上り部の基部を中心とし
て全体を押圧方向に回動させるように撓む。その結果、
同一の立上り部から逆方向に湾曲して延びるフック状係
合部の先端も同方向に随伴して反り返るように変形し、
パイルを受け入れる開口が大きく広がることになると共
に、前記枝部の上端湾曲部が雌係合部材の係合面に沿っ
て滑り、フック状係合部の開口内に一部のパイルが入り
込んで同係合部に引っ掛かり、同時に前記枝部の上端湾
曲部は他のパイルに差し込まれる。
と雌係合部材の係合面とを対向させて押し付けると、先
ず同雌係合部材の係合面と前記枝部の上端湾曲部とが互
いに押圧される。このとき、同枝部は毛脚の長い相手方
の係合面に突入して基材に達し、前記枝部の上端それに
より同枝部の上端湾曲部が下方に撓み始めると同時に、
枝部本体と立上り部とが共に立上り部の基部を中心とし
て全体を押圧方向に回動させるように撓む。その結果、
同一の立上り部から逆方向に湾曲して延びるフック状係
合部の先端も同方向に随伴して反り返るように変形し、
パイルを受け入れる開口が大きく広がることになると共
に、前記枝部の上端湾曲部が雌係合部材の係合面に沿っ
て滑り、フック状係合部の開口内に一部のパイルが入り
込んで同係合部に引っ掛かり、同時に前記枝部の上端湾
曲部は他のパイルに差し込まれる。
【0010】こうして係合した雄及び雌係合部材を剥離
するときは、前記雌係合部材を前記雄係合部材に対して
剥離方向に引き上げると、フック状係合部に係合するパ
イルは強く上方に引き上げられて同フック状係合部の先
端を立ち上げる方向に撓ますと同時に、枝部の先端が挿
入された他のパイルが同枝部の上端湾曲部を上方に引上
げながら、同上端湾曲部に係合する。その結果、係合素
子には前後に存在するパイルがそれぞれ係合して、フッ
ク状係合部と上端湾曲部とを同時に上方に引っ張り、立
上り部を垂直姿勢に保持したまま枝部がフック状係合部
の撓みを抑制するため、パイルをフック状係合部から外
れ難くして係合強度を高める。
するときは、前記雌係合部材を前記雄係合部材に対して
剥離方向に引き上げると、フック状係合部に係合するパ
イルは強く上方に引き上げられて同フック状係合部の先
端を立ち上げる方向に撓ますと同時に、枝部の先端が挿
入された他のパイルが同枝部の上端湾曲部を上方に引上
げながら、同上端湾曲部に係合する。その結果、係合素
子には前後に存在するパイルがそれぞれ係合して、フッ
ク状係合部と上端湾曲部とを同時に上方に引っ張り、立
上り部を垂直姿勢に保持したまま枝部がフック状係合部
の撓みを抑制するため、パイルをフック状係合部から外
れ難くして係合強度を高める。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記公報に
開示された雄係合部材は、基材からほぼ垂直に立ち上が
る単一の立上り部、その上端の一部から湾曲して延びる
フック状係合部と、同立上り部の上端の他部分から前記
フック状係合部より上方に延設するとともに、その先端
が前記フック上係合部とは逆方向に屈曲する枝部とを有
した、フック状係合部ととが同一の立上り部を共有して
いるため、係合状態にある雄雌係合部材が互いに押し付
けられた場合には、押圧係合時と同様に、前記枝部が押
圧変形されるのに伴って上述のごとくフック状係合部の
開口が大きくなってしまい、同フック状係合部に一旦係
合していたパイル状係合素子が前記開口から滑り出て、
意図せずに係合が解除されるといった不具合が生じる。
開示された雄係合部材は、基材からほぼ垂直に立ち上が
る単一の立上り部、その上端の一部から湾曲して延びる
フック状係合部と、同立上り部の上端の他部分から前記
フック状係合部より上方に延設するとともに、その先端
が前記フック上係合部とは逆方向に屈曲する枝部とを有
した、フック状係合部ととが同一の立上り部を共有して
いるため、係合状態にある雄雌係合部材が互いに押し付
けられた場合には、押圧係合時と同様に、前記枝部が押
圧変形されるのに伴って上述のごとくフック状係合部の
開口が大きくなってしまい、同フック状係合部に一旦係
合していたパイル状係合素子が前記開口から滑り出て、
意図せずに係合が解除されるといった不具合が生じる。
【0012】また、前記フック状係合部と枝部とをパイ
ルの長さが一定でないカーペット等の雌係合部材に係合
させる場合に、上述のように反り返ったフック状係合部
は、毛脚の短いパイルとも係合してしまうが、同フック
状係合部に係合したパイルは前述のごとく周辺に密集す
る毛脚の長いパイルより持ち上げようとすると同時に、
前記枝部の原形に戻ろうとする復元力により引っ張ら
れ、同フック状係合部は前記パイルにより引っ張り上げ
られて係合が外れるか切損することになる。
ルの長さが一定でないカーペット等の雌係合部材に係合
させる場合に、上述のように反り返ったフック状係合部
は、毛脚の短いパイルとも係合してしまうが、同フック
状係合部に係合したパイルは前述のごとく周辺に密集す
る毛脚の長いパイルより持ち上げようとすると同時に、
前記枝部の原形に戻ろうとする復元力により引っ張ら
れ、同フック状係合部は前記パイルにより引っ張り上げ
られて係合が外れるか切損することになる。
【0013】すなわち、これらの課題は、上記公報に開
示された枝付き雄係合素子がフック状係合部よりも高さ
の高い枝部が同フック状係合部と同じ立上り部から延設
されているがために発生するものである。
示された枝付き雄係合素子がフック状係合部よりも高さ
の高い枝部が同フック状係合部と同じ立上り部から延設
されているがために発生するものである。
【0014】そこで本発明は、かかる不都合を解消し、
ある程度の柔軟性を具備させるにも関わらず剥離強度を
確保し、しかも繰返しの使用に耐え得る新規な係合素子
であって、カーペット等の毛脚が長く或いは毛脚が一様
でない雌係合部材とも均一に係合可能であり、且つ係合
したフック状係合部に無理な力がかからず、安定した係
合形態が維持でき、相手方のパイルと意図せずに離脱す
ることのない係合素子を備えた面ファスナー用係合部材
を提供しようとするものである。
ある程度の柔軟性を具備させるにも関わらず剥離強度を
確保し、しかも繰返しの使用に耐え得る新規な係合素子
であって、カーペット等の毛脚が長く或いは毛脚が一様
でない雌係合部材とも均一に係合可能であり、且つ係合
したフック状係合部に無理な力がかからず、安定した係
合形態が維持でき、相手方のパイルと意図せずに離脱す
ることのない係合素子を備えた面ファスナー用係合部材
を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は平板状基材の表面に多数の係合素子が一体
成形されてなる合成樹脂製の面ファスナー用係合部材で
あって、前記基材の表面には背の低い先端に係合部を有
する第1係合素子と、第1係合素子より背が高く先端に
屈曲係止部を有する第2係合素子とが、それぞれ独立し
て一体に起立成形されていることを特徴とする一体成形
により得られる面ファスナー用係合部材を主要な構成と
している。好ましくは、前記前記基材の表面から前記第
2係合素子の頂点までの高さが、前記基材の表面から前
記第1係合素子の頂点までの高さの略1.5倍から2.
5倍である。
め、本発明は平板状基材の表面に多数の係合素子が一体
成形されてなる合成樹脂製の面ファスナー用係合部材で
あって、前記基材の表面には背の低い先端に係合部を有
する第1係合素子と、第1係合素子より背が高く先端に
屈曲係止部を有する第2係合素子とが、それぞれ独立し
て一体に起立成形されていることを特徴とする一体成形
により得られる面ファスナー用係合部材を主要な構成と
している。好ましくは、前記前記基材の表面から前記第
2係合素子の頂点までの高さが、前記基材の表面から前
記第1係合素子の頂点までの高さの略1.5倍から2.
5倍である。
【0016】また、前記係合部は、その先端が基材の表
面に向かうように湾曲したフック形状をなし、或いは前
記係合部は略半球状をなしている。また、前記屈曲係止
部が略直線状をなし、前記柱状部と同屈曲係合部との軸
線間とでなす角度θが90°以上 150°以下とすることも
でき、或いは前記屈曲係合部が、その先端を円弧状に湾
曲させることもある。更には、前記立上り部及び前記柱
状部の前記係合部及び前記屈曲係止部の延出方向と直交
する左右側面の少なくともいずれかに基材の表面に連結
され且つ側方に膨出する補強リブを有してなることが好
ましい。
面に向かうように湾曲したフック形状をなし、或いは前
記係合部は略半球状をなしている。また、前記屈曲係止
部が略直線状をなし、前記柱状部と同屈曲係合部との軸
線間とでなす角度θが90°以上 150°以下とすることも
でき、或いは前記屈曲係合部が、その先端を円弧状に湾
曲させることもある。更には、前記立上り部及び前記柱
状部の前記係合部及び前記屈曲係止部の延出方向と直交
する左右側面の少なくともいずれかに基材の表面に連結
され且つ側方に膨出する補強リブを有してなることが好
ましい。
【0017】更に本発明においては、前記第1係合素子
及び第2係合素子は、直線的な複数の列をなして配さ
れ、前記フック状係合部及び前記屈曲係合部の延出方向
が互いに逆を向いてなることが好ましい。隣り合って平
行に延びる各列を、前記第1係合素子のみ又は前記第2
係合素子のみによって構成することができ、このとき、
同一列の前後において隣り合う前記第1係合素子同士の
フック状係合部及び前記第2係合素子同士の前記屈曲係
合部の各延出方向をそれぞれに逆に向けることができ
る。また、各列ごとに、前記第1係合素子及び前記第2
係合素子を混在して配することもでき、前記第1係合素
子と前記第2係合素子とを、それぞれ隣り合う列間にお
いて交互に配することもできる。
及び第2係合素子は、直線的な複数の列をなして配さ
れ、前記フック状係合部及び前記屈曲係合部の延出方向
が互いに逆を向いてなることが好ましい。隣り合って平
行に延びる各列を、前記第1係合素子のみ又は前記第2
係合素子のみによって構成することができ、このとき、
同一列の前後において隣り合う前記第1係合素子同士の
フック状係合部及び前記第2係合素子同士の前記屈曲係
合部の各延出方向をそれぞれに逆に向けることができ
る。また、各列ごとに、前記第1係合素子及び前記第2
係合素子を混在して配することもでき、前記第1係合素
子と前記第2係合素子とを、それぞれ隣り合う列間にお
いて交互に配することもできる。
【0018】面ファスナー雄係合部材の係合面を、例え
ばカーペット等の毛脚の長いパイルを有する面ファスナ
ー雌係合部材の係合面に押し付けると、まず高さの高い
第2係合素子が前記雌係合部材の基材表面まで突入す
る。このとき、第2係合素子が前記基材表面に達したの
ちに撓むが、第1係合素子は上述のように前記第2係合
素子の高さよりも十分に低く設定されており、しかも雌
係合部材は前記第1係合素子群により支持されるため、
前記雌係合部材の押し付け間隔がある必要以上には狭ま
ることがない。第1係合素子は第2係合素子が雌係合部
材の基材表面に達する間にパイル群内に侵入するが、こ
のとき第1係合素子の動きが第2係合素子の動きに影響
されることなく独立しているため、その形態も不必要に
変形することがない。そのため、同第1係合素子の係合
部はその形状を維持でき、フック形状をなす場合にも前
倒れ状態に撓んでその先端開口部が閉じてしまうといっ
たことがなく、相手方パイルのうち、本来、第1係合部
と係合する高さを有する毛脚の長いパイルが同係合部内
に円滑に案内されることになる。
ばカーペット等の毛脚の長いパイルを有する面ファスナ
ー雌係合部材の係合面に押し付けると、まず高さの高い
第2係合素子が前記雌係合部材の基材表面まで突入す
る。このとき、第2係合素子が前記基材表面に達したの
ちに撓むが、第1係合素子は上述のように前記第2係合
素子の高さよりも十分に低く設定されており、しかも雌
係合部材は前記第1係合素子群により支持されるため、
前記雌係合部材の押し付け間隔がある必要以上には狭ま
ることがない。第1係合素子は第2係合素子が雌係合部
材の基材表面に達する間にパイル群内に侵入するが、こ
のとき第1係合素子の動きが第2係合素子の動きに影響
されることなく独立しているため、その形態も不必要に
変形することがない。そのため、同第1係合素子の係合
部はその形状を維持でき、フック形状をなす場合にも前
倒れ状態に撓んでその先端開口部が閉じてしまうといっ
たことがなく、相手方パイルのうち、本来、第1係合部
と係合する高さを有する毛脚の長いパイルが同係合部内
に円滑に案内されることになる。
【0019】前記雌係合部材の押圧力を解除すると、押
圧方向に僅かに回動されて変形していた第2係合素子は
元の形状に復帰する。このとき、相手方パイル群内に潜
り込んでいた同第2係合素子の屈曲係止部は前記パイル
のうち毛脚の短いパイルと係合する。一方、第1係合素
子の係合部には毛脚の長いパイルが案内されており、前
記第2係合素子の復帰に伴い前記雌係合部材との間で前
記毛脚の長いパイルはたるまずに張った状態で前記第1
係合素子の係合部に係合する。なお、上述したように、
雌係合部材の基材は前記第2係合素子の先端部で支持さ
れており、本発明の雄係合部材の基材との間に所定の間
隙が維持され、前記第1係合素子が不要に変形しないた
め同係合素子は毛脚の短いパイルと係合することはな
い。そのため同パイルにより前記第1係合素子に過度な
引っ張り力は作用せず、劣化が防止できるにも関わらず
毛脚の長いパイルは同係合素子と適度な引張力で係合し
ているため所要の係合力も確保され、簡単には外れるこ
ともない。
圧方向に僅かに回動されて変形していた第2係合素子は
元の形状に復帰する。このとき、相手方パイル群内に潜
り込んでいた同第2係合素子の屈曲係止部は前記パイル
のうち毛脚の短いパイルと係合する。一方、第1係合素
子の係合部には毛脚の長いパイルが案内されており、前
記第2係合素子の復帰に伴い前記雌係合部材との間で前
記毛脚の長いパイルはたるまずに張った状態で前記第1
係合素子の係合部に係合する。なお、上述したように、
雌係合部材の基材は前記第2係合素子の先端部で支持さ
れており、本発明の雄係合部材の基材との間に所定の間
隙が維持され、前記第1係合素子が不要に変形しないた
め同係合素子は毛脚の短いパイルと係合することはな
い。そのため同パイルにより前記第1係合素子に過度な
引っ張り力は作用せず、劣化が防止できるにも関わらず
毛脚の長いパイルは同係合素子と適度な引張力で係合し
ているため所要の係合力も確保され、簡単には外れるこ
ともない。
【0020】このように、本発明の面ファスナー用係合
部材は、パイルの長さが均一でない雌係合部材であって
も、高さの異なる2種類の第1及び第2係合素子がそれ
ぞれ別個に独立しているため、毛脚の長いパイルと短い
パイルとにそれぞれ対応して係合し、全体的に適切な係
合力が維持される。また、前記第1及び第2係合素子を
上述のように配することにより、係合部材の係合面全面
にわたって均一な係合力が確保される。
部材は、パイルの長さが均一でない雌係合部材であって
も、高さの異なる2種類の第1及び第2係合素子がそれ
ぞれ別個に独立しているため、毛脚の長いパイルと短い
パイルとにそれぞれ対応して係合し、全体的に適切な係
合力が維持される。また、前記第1及び第2係合素子を
上述のように配することにより、係合部材の係合面全面
にわたって均一な係合力が確保される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な実施の形
態について、図示実施例に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の係合素子構造を示す代表的な第1実施例
による雄係合部材の部分斜視図、図2は同係合部材の側
面図、図3は正面図である。これらの図中、10は平板
状の基材であり、基材10の上面には第1係合素子11
と第2係合素子12とがそれぞれに直線的な列をなして
配されており、それらの係合素子の列が多数並列して面
ファスナー雄係合部材1の係合面を構成する。前記基材
10、第1係合素子11及び第2係合素子12は熱可塑
性の合成樹脂材料からなり、既述したように押出成形あ
るいは射出成形により両者が同時に一体成形される。
態について、図示実施例に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の係合素子構造を示す代表的な第1実施例
による雄係合部材の部分斜視図、図2は同係合部材の側
面図、図3は正面図である。これらの図中、10は平板
状の基材であり、基材10の上面には第1係合素子11
と第2係合素子12とがそれぞれに直線的な列をなして
配されており、それらの係合素子の列が多数並列して面
ファスナー雄係合部材1の係合面を構成する。前記基材
10、第1係合素子11及び第2係合素子12は熱可塑
性の合成樹脂材料からなり、既述したように押出成形あ
るいは射出成形により両者が同時に一体成形される。
【0022】前記第1係合素子11は、前記基材10か
ら立ち上がる立上り部11aと、その上端に相手方のパ
イルと係合する係合部11bとを有している。前記立上
り部11aは側面から見て基部に向かうにつれて前後方
向に漸次末広がり状とされており、その基部の左右側面
には基材10の表面に連結され且つ側方に膨出する補強
リブ13が一体に成形されている。前記係合部11b
は、先端が基材10の表面に向かうように弧状に湾曲す
るフック形状をなしており、その基端から先端にかけて
先細り状に形成されている。同フック状係合部11bは
同一列内においては全て同一の方向に延設されている。
ら立ち上がる立上り部11aと、その上端に相手方のパ
イルと係合する係合部11bとを有している。前記立上
り部11aは側面から見て基部に向かうにつれて前後方
向に漸次末広がり状とされており、その基部の左右側面
には基材10の表面に連結され且つ側方に膨出する補強
リブ13が一体に成形されている。前記係合部11b
は、先端が基材10の表面に向かうように弧状に湾曲す
るフック形状をなしており、その基端から先端にかけて
先細り状に形成されている。同フック状係合部11bは
同一列内においては全て同一の方向に延設されている。
【0023】前記第2係合素子12は前記基材10の表
面から直線状に立ち上がる柱状部12aと、その柱状部
12aの上端から屈曲して延び、相手方のパイル内に侵
入すると共に一部のパイルと係合する先細り状の屈曲係
止部12bとを有している。前記柱状部12aは前記屈
曲係止部12bの延設方向側の面が前記基材10に対し
て略垂直であり、前記延設方向と逆側の面は前記基材1
0に対して垂直な方向から僅かに延設側に傾斜してい
る。更に、同第2係合素子12においてにおいても基部
の左右側面には基材10の表面に連結され且つ側方に膨
出する補強リブ14が一体に成形されている。前記屈曲
係止部12bの同係止部12bと前記柱状部12aとの
軸線間でなす角度θが約120°の方向に屈曲してお
り、同屈曲係止部12bは同一列内においては全て同一
の方向を向いている。ここで重要な点は、前記第2係合
素子12の頂点Oまでの高さhが、前記基材10の表面
から前記第1係合素子11の頂点O′までの高さh′の
略2倍に設定されていること、並びに第1係合素子11
と第2係合素子12とが互いに独立している点にある。
面から直線状に立ち上がる柱状部12aと、その柱状部
12aの上端から屈曲して延び、相手方のパイル内に侵
入すると共に一部のパイルと係合する先細り状の屈曲係
止部12bとを有している。前記柱状部12aは前記屈
曲係止部12bの延設方向側の面が前記基材10に対し
て略垂直であり、前記延設方向と逆側の面は前記基材1
0に対して垂直な方向から僅かに延設側に傾斜してい
る。更に、同第2係合素子12においてにおいても基部
の左右側面には基材10の表面に連結され且つ側方に膨
出する補強リブ14が一体に成形されている。前記屈曲
係止部12bの同係止部12bと前記柱状部12aとの
軸線間でなす角度θが約120°の方向に屈曲してお
り、同屈曲係止部12bは同一列内においては全て同一
の方向を向いている。ここで重要な点は、前記第2係合
素子12の頂点Oまでの高さhが、前記基材10の表面
から前記第1係合素子11の頂点O′までの高さh′の
略2倍に設定されていること、並びに第1係合素子11
と第2係合素子12とが互いに独立している点にある。
【0024】また図示実施例にあっては、図1に示すご
とく第1係合素子列11Aと第2係合素子列12Aとは
所定の間隔で交互に配されており、隣り合う前記第1係
合素子列11Aにおけるフック状係合部11bと第2係
合素子列12Aの屈曲係止部12bの向きは互いに逆を
向いている。
とく第1係合素子列11Aと第2係合素子列12Aとは
所定の間隔で交互に配されており、隣り合う前記第1係
合素子列11Aにおけるフック状係合部11bと第2係
合素子列12Aの屈曲係止部12bの向きは互いに逆を
向いている。
【0025】図4(A)〜(C)は本発明の第1及び第
2係合素子11, 12を有する面ファスナー雄係合部材
1とパイル21を有する面ファスナー雌係合部材2との
係合前、係合時、及び剥離時における同係合素子の挙動
を示している。前記面ファスナー雌係合部材2を構成す
る部材として、その係合面に形成されているパイル21
は長さが均一でなく、毛脚の長いパイル21aと短いパ
イル21bとが混在しているカーペットを例示してい
る。同図(A)は同面ファスナーに未だ外力が加えられ
ない時点における第1係合素子11及び第2係合素子1
2の形態を示しており、成形上がりと同じ形態にある。
同図から明らかなごとく、前記第2係合素子12の頂点
Oの高さhは第1係合素子11の頂点O′の高さh′よ
りも大きく設定されている。
2係合素子11, 12を有する面ファスナー雄係合部材
1とパイル21を有する面ファスナー雌係合部材2との
係合前、係合時、及び剥離時における同係合素子の挙動
を示している。前記面ファスナー雌係合部材2を構成す
る部材として、その係合面に形成されているパイル21
は長さが均一でなく、毛脚の長いパイル21aと短いパ
イル21bとが混在しているカーペットを例示してい
る。同図(A)は同面ファスナーに未だ外力が加えられ
ない時点における第1係合素子11及び第2係合素子1
2の形態を示しており、成形上がりと同じ形態にある。
同図から明らかなごとく、前記第2係合素子12の頂点
Oの高さhは第1係合素子11の頂点O′の高さh′よ
りも大きく設定されている。
【0026】図4(B)は面ファスナー雄係合部材1の
係合面に面ファスナー雌係合部材2の係合面を押し付け
たときの第1及び第2係合素子11, 12の形態を示し
ている。面ファスナー雌係合部材2の係合面を面ファス
ナー雄係合部材1の係合面に押し付けると、まず前記雌
係合部材2の係合面は前記第2係合素子12の上端にあ
る屈曲係止部12bを押圧する。このとき、同第2係合
素子12は密生するパイル21へ突入して屈曲係止部1
2bの先端が雌係合部材2の基材表面に到達する。ここ
で、前記第2係合素子12は雌係合部材2を支持しつ
つ、その柱状部12aが基部を中心として全体を押圧方
向に僅かに回動すると共に、同第2係合素子12の屈曲
係止部12aが下方に撓み、前記雌係合部材2の係合面
に形成された毛脚の短いパイル21b群内に潜り込む。
係合面に面ファスナー雌係合部材2の係合面を押し付け
たときの第1及び第2係合素子11, 12の形態を示し
ている。面ファスナー雌係合部材2の係合面を面ファス
ナー雄係合部材1の係合面に押し付けると、まず前記雌
係合部材2の係合面は前記第2係合素子12の上端にあ
る屈曲係止部12bを押圧する。このとき、同第2係合
素子12は密生するパイル21へ突入して屈曲係止部1
2bの先端が雌係合部材2の基材表面に到達する。ここ
で、前記第2係合素子12は雌係合部材2を支持しつ
つ、その柱状部12aが基部を中心として全体を押圧方
向に僅かに回動すると共に、同第2係合素子12の屈曲
係止部12aが下方に撓み、前記雌係合部材2の係合面
に形成された毛脚の短いパイル21b群内に潜り込む。
【0027】このとき、第1係合素子11はその高さが
前記第2係合素子12の高さの約1/2であって十分に
低く設定されており、しかも前記雌係合部材2が前記第
2係合素子12の先端により支持されているため、雄係
合部材1及び雌係合部材2の各基材表面間の距離は前記
第1係合素子11が同雌係合部材2の基材表面に達する
ことなく、何らの変形なしに毛脚の長いパイル21a群
内に侵入した状態にある。こうして、同第1係合素子1
1のフック状係合部11bはその形状を、前倒れ状態に
撓んで、その先端開口部が閉じてしまうといったことが
なく、同時に横倒しになることもなく原形態が保持され
ており、相手方パイル21のうち同係合部11bにまで
達する毛脚の長いパイル21aのみが前記係合部11b
内に円滑に案内されるようになる。
前記第2係合素子12の高さの約1/2であって十分に
低く設定されており、しかも前記雌係合部材2が前記第
2係合素子12の先端により支持されているため、雄係
合部材1及び雌係合部材2の各基材表面間の距離は前記
第1係合素子11が同雌係合部材2の基材表面に達する
ことなく、何らの変形なしに毛脚の長いパイル21a群
内に侵入した状態にある。こうして、同第1係合素子1
1のフック状係合部11bはその形状を、前倒れ状態に
撓んで、その先端開口部が閉じてしまうといったことが
なく、同時に横倒しになることもなく原形態が保持され
ており、相手方パイル21のうち同係合部11bにまで
達する毛脚の長いパイル21aのみが前記係合部11b
内に円滑に案内されるようになる。
【0028】この状態で前記雌係合部材2の押圧力を解
除すると、押圧方向に僅かに回動されて変形していた第
2係合素子12は元の形状に復帰する。このときの雄係
合部材1と雌係合部材2との係合状態を図4(C)に示
しており、面ファスナー雄係合部材1の第1係合素子1
1及び第2係合素子12の形態は図4(A)に示した原
形態とほぼ同一形態にあり、前記雄係合部材1の基材と
雌係合部材2の基材との間には、前記第2係合素子12
の原形復帰に伴って前記第2係合素子12の高さhと略
同一の間隔を有している。このとき、前記第1係合素子
11には、そのフック状係合部11bに毛脚の長いパイ
ル21aがたるまずに張った状態で係合しており、短い
パイル21bとは係合していない。そのため、従来のご
とく短いパイル21bによる前記第1係合素子11に対
する無理な引っ張り力は作用せず、第1係合素子11或
いは相手方の毛脚の短いパイル21bを損傷させたり劣
化させることがない。このとき同時に、相手方パイル2
1の基材表面の近くに存在する毛脚の短いパイル21b
に潜り込んでいた同第2係合素子12の屈曲係止部12
bは短いパイル21bと相変わらず係合状態にある。
除すると、押圧方向に僅かに回動されて変形していた第
2係合素子12は元の形状に復帰する。このときの雄係
合部材1と雌係合部材2との係合状態を図4(C)に示
しており、面ファスナー雄係合部材1の第1係合素子1
1及び第2係合素子12の形態は図4(A)に示した原
形態とほぼ同一形態にあり、前記雄係合部材1の基材と
雌係合部材2の基材との間には、前記第2係合素子12
の原形復帰に伴って前記第2係合素子12の高さhと略
同一の間隔を有している。このとき、前記第1係合素子
11には、そのフック状係合部11bに毛脚の長いパイ
ル21aがたるまずに張った状態で係合しており、短い
パイル21bとは係合していない。そのため、従来のご
とく短いパイル21bによる前記第1係合素子11に対
する無理な引っ張り力は作用せず、第1係合素子11或
いは相手方の毛脚の短いパイル21bを損傷させたり劣
化させることがない。このとき同時に、相手方パイル2
1の基材表面の近くに存在する毛脚の短いパイル21b
に潜り込んでいた同第2係合素子12の屈曲係止部12
bは短いパイル21bと相変わらず係合状態にある。
【0029】このように、本発明の面ファスナー雄係合
部材1は、高さの異なる2種類の第1係合素子11及び
第2係合素子12により、対応する毛脚の長いパイル2
1a及び短いパイル21bにそれぞれに確実に且つ無理
な係合力がかからずに係合できるため、その全体的な係
合力は高くなる。また、前記第1及び第2係合素子1
1, 12を上述のように配することにより、雄及び雌係
合部材1, 2の係合面全面にわたって均一な係合力が付
与される。
部材1は、高さの異なる2種類の第1係合素子11及び
第2係合素子12により、対応する毛脚の長いパイル2
1a及び短いパイル21bにそれぞれに確実に且つ無理
な係合力がかからずに係合できるため、その全体的な係
合力は高くなる。また、前記第1及び第2係合素子1
1, 12を上述のように配することにより、雄及び雌係
合部材1, 2の係合面全面にわたって均一な係合力が付
与される。
【0030】上述したように係合している面ファスナー
に、前記面ファスナー雄係合部材1と雌係合部材2とが
互いに接近する方向に押圧力が加わった場合に、同面フ
ァスナーは図4(B)に示す状態になる。即ち、上述し
たように前記第2係合素子12の屈曲係止部12bが先
ず雌係合部材2の係合面に押圧されて変形する。しかし
ながら、前記第1係合素子11と第2係合素子12とは
それぞれ独立して別個に成形されているため、前記第2
係合素子12の変形に随伴して前記第1係合素子11ま
でが変形してしまうことはなく、第一係合素子11のフ
ック状係合部11bの形状は原形が維持され、従来のご
とくその係合部11bの開口を開いた状態にあるがた
め、一旦係合した相手方パイル21aから離脱してしま
うようなことがない。
に、前記面ファスナー雄係合部材1と雌係合部材2とが
互いに接近する方向に押圧力が加わった場合に、同面フ
ァスナーは図4(B)に示す状態になる。即ち、上述し
たように前記第2係合素子12の屈曲係止部12bが先
ず雌係合部材2の係合面に押圧されて変形する。しかし
ながら、前記第1係合素子11と第2係合素子12とは
それぞれ独立して別個に成形されているため、前記第2
係合素子12の変形に随伴して前記第1係合素子11ま
でが変形してしまうことはなく、第一係合素子11のフ
ック状係合部11bの形状は原形が維持され、従来のご
とくその係合部11bの開口を開いた状態にあるがた
め、一旦係合した相手方パイル21aから離脱してしま
うようなことがない。
【0031】図5〜図8は上述の第1実施例による面フ
ァスナー雄係合部材の変形例を示している。なお、以下
に挙げる変形例においては、第1係合素子及び第2係合
素子はその形状が上述の第1実施例と実質的に同一であ
り、その配列が異なるにすぎないため、上記第1実施例
の各構成部分に対応する部分には同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。次に、これらの変形例について説明
する。
ァスナー雄係合部材の変形例を示している。なお、以下
に挙げる変形例においては、第1係合素子及び第2係合
素子はその形状が上述の第1実施例と実質的に同一であ
り、その配列が異なるにすぎないため、上記第1実施例
の各構成部分に対応する部分には同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。次に、これらの変形例について説明
する。
【0032】図5に示す第1変形例の面ファスナー雄係
合部材31では、第1係合素子11及び第2係合素子1
2はそれぞれに直線的な複数の列11A,12Aをなし
ており、前記第1係合素子列11Aと前記第2係合素子
列12Aとが交互に配列されている。前記第1係合素子
列11Aは同一列内において、前後に隣り合う同第1係
合素子11のフック状係合部11bの延出方向は互いに
逆方向を向いている。また、前記第2係合素子列12A
にあっても、同一列内において前後に隣り合う第2係合
素子12の屈曲係止部12bが互いに逆方向に延出され
ている。同時に、第1係合素子列11Aと前記第2係合
素子列12Aとの間で隣り合う各フック状係合部11b
と屈曲係止部12bとの延出方向を逆にしている。
合部材31では、第1係合素子11及び第2係合素子1
2はそれぞれに直線的な複数の列11A,12Aをなし
ており、前記第1係合素子列11Aと前記第2係合素子
列12Aとが交互に配列されている。前記第1係合素子
列11Aは同一列内において、前後に隣り合う同第1係
合素子11のフック状係合部11bの延出方向は互いに
逆方向を向いている。また、前記第2係合素子列12A
にあっても、同一列内において前後に隣り合う第2係合
素子12の屈曲係止部12bが互いに逆方向に延出され
ている。同時に、第1係合素子列11Aと前記第2係合
素子列12Aとの間で隣り合う各フック状係合部11b
と屈曲係止部12bとの延出方向を逆にしている。
【0033】図6に示す第2変形例の面ファスナー雄係
合部材32では、第1係合素子11及び第2係合素子1
2が直線的な複数の列11Bをなしており、各列11B
ごとに前記第1係合素子11と第2係合素子12とを前
後に交互に混在して配されている。また、同時に各列内
における前後に隣り合う前記第1係合素子11及び前記
第2係合素子12のフック状係合部11b及び屈曲係止
部12bを逆向きに延設してするとともに、隣り合う列
間において前記第1係合素子11及び前記第2係合素子
12が交互に並ぶように配されており、左右に並んで配
されるフック状係合部11b及び屈曲係止部12bの延
出方向を逆向きにしている。
合部材32では、第1係合素子11及び第2係合素子1
2が直線的な複数の列11Bをなしており、各列11B
ごとに前記第1係合素子11と第2係合素子12とを前
後に交互に混在して配されている。また、同時に各列内
における前後に隣り合う前記第1係合素子11及び前記
第2係合素子12のフック状係合部11b及び屈曲係止
部12bを逆向きに延設してするとともに、隣り合う列
間において前記第1係合素子11及び前記第2係合素子
12が交互に並ぶように配されており、左右に並んで配
されるフック状係合部11b及び屈曲係止部12bの延
出方向を逆向きにしている。
【0034】上述の変形例はいずれも第1実施例と同様
の作用効果を奏するものであり、これらの実施例及び変
形例は面ファスナ雄係合部材を形成する合成樹脂材料の
種類や、用途によって選択される。
の作用効果を奏するものであり、これらの実施例及び変
形例は面ファスナ雄係合部材を形成する合成樹脂材料の
種類や、用途によって選択される。
【0035】図7に、本発明の第2実施例による面ファ
スナー雄係合部材4を示す。本第2実施例においては、
第1係合素子41の形態が上記第1実施例における素子
形態と異なる他は上述の第1実施例と同一の構成である
ため、上記第1実施例の各構成部分に対応する部分には
同一の符号を付してその説明を省略し、前記第1係合素
子41を中心に説明する。前記雄係合部材4は平板状の
基材10の上面に第1係合素子41と第2係合素子12
とがそれぞれに直線的な列をなして配されており、それ
らの係合素子列41A及び12Aが多数並列して配さ
れ、面ファスナー雄係合部材4の係合面を構成してい
る。前記基材10、第1係合素子41及び第2係合素子
12は熱可塑性の合成樹脂材料からなり、既述したよう
に押出成形あるいは射出成形により両者が同時に一体成
形される。
スナー雄係合部材4を示す。本第2実施例においては、
第1係合素子41の形態が上記第1実施例における素子
形態と異なる他は上述の第1実施例と同一の構成である
ため、上記第1実施例の各構成部分に対応する部分には
同一の符号を付してその説明を省略し、前記第1係合素
子41を中心に説明する。前記雄係合部材4は平板状の
基材10の上面に第1係合素子41と第2係合素子12
とがそれぞれに直線的な列をなして配されており、それ
らの係合素子列41A及び12Aが多数並列して配さ
れ、面ファスナー雄係合部材4の係合面を構成してい
る。前記基材10、第1係合素子41及び第2係合素子
12は熱可塑性の合成樹脂材料からなり、既述したよう
に押出成形あるいは射出成形により両者が同時に一体成
形される。
【0036】前記第1係合素子41は、前記基材10か
ら立ち上がる角柱状の立上り部41aと、その上端に相
手方のパイルと係合する半球状の係合部41bとを有し
たきのこ状をなしている。一方、第2係合素子12は同
一列内ではその屈曲係止部12bを全て同一の方向を向
けると共に、前記第1係合素子列41Aを挟んで隣り合
う各列間では互いに逆の方向を向けている。すなわち、
この互いに逆向きの第2係合素子列12A間に前記第1
係合素子列41Aが配されている。本第2実施例におい
ては、第1係合素子41の係合部41bが半球状である
ため、上述の第1実施例のフック状係合部11bに比べ
係合力は増し、且つ係合の方向性がなく全方向に係合可
能である点で有利である。しかし、従来と同様にいわゆ
るパイルによる「首吊り」状態が発生する可能性がある
ため、この第1係合素子41の設計にあたっては係合力
と剥離力をとの双方を勘案して、その材質や可撓性を考
慮すべきである。なお、本第2実施例においても、その
他の作用効果は上述の第1実施例と実質的に同一の作用
効果を奏するものである。
ら立ち上がる角柱状の立上り部41aと、その上端に相
手方のパイルと係合する半球状の係合部41bとを有し
たきのこ状をなしている。一方、第2係合素子12は同
一列内ではその屈曲係止部12bを全て同一の方向を向
けると共に、前記第1係合素子列41Aを挟んで隣り合
う各列間では互いに逆の方向を向けている。すなわち、
この互いに逆向きの第2係合素子列12A間に前記第1
係合素子列41Aが配されている。本第2実施例におい
ては、第1係合素子41の係合部41bが半球状である
ため、上述の第1実施例のフック状係合部11bに比べ
係合力は増し、且つ係合の方向性がなく全方向に係合可
能である点で有利である。しかし、従来と同様にいわゆ
るパイルによる「首吊り」状態が発生する可能性がある
ため、この第1係合素子41の設計にあたっては係合力
と剥離力をとの双方を勘案して、その材質や可撓性を考
慮すべきである。なお、本第2実施例においても、その
他の作用効果は上述の第1実施例と実質的に同一の作用
効果を奏するものである。
【0037】また、本発明は上述の如く多様な変形が可
能であるばかりでなく、その配列も多様な態様を採用で
きるものであり、例えば上記各実施例では第1係合素子
11,41の立上り部11a,41aと第2係合素子1
2の柱状部の横断面形態を四角形としているが、同断面
形状は任意であり、多角形又は円形や楕円形など図示例
に限定されるものではない。
能であるばかりでなく、その配列も多様な態様を採用で
きるものであり、例えば上記各実施例では第1係合素子
11,41の立上り部11a,41aと第2係合素子1
2の柱状部の横断面形態を四角形としているが、同断面
形状は任意であり、多角形又は円形や楕円形など図示例
に限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したごとく、本発明の面
ファスナー雄係合部材によれば背の高い第1係合素子と
背の低い第2係合素子とを独立して混在させているた
め、例えばカーペット等のように、通常の背の高さの係
合素子よりも毛脚の長いパイルや、或いは毛脚の長いパ
イルと短いパイルが混在しているような面ファスナー雌
係合部材に対しても均一に係合が可能である。しかも、
前記第2係合素子により相手方の雌係合部材を支持して
雄係合部材と雌係合部材のそれぞれの係合面間の距離を
第1係合素子による毛脚の長いパイルに適正に係合可能
な距離を維持する間隙を確保するため、前記第1係合素
子に係合している長いパイルはたるまずに張った状態で
適切な係合力の下で係合すると同時に、例えば毛脚の短
いパイルには前記第2係合素子の屈曲係止部が係止する
るため、その全体的な所要の係合強度が得やすくなる。
ファスナー雄係合部材によれば背の高い第1係合素子と
背の低い第2係合素子とを独立して混在させているた
め、例えばカーペット等のように、通常の背の高さの係
合素子よりも毛脚の長いパイルや、或いは毛脚の長いパ
イルと短いパイルが混在しているような面ファスナー雌
係合部材に対しても均一に係合が可能である。しかも、
前記第2係合素子により相手方の雌係合部材を支持して
雄係合部材と雌係合部材のそれぞれの係合面間の距離を
第1係合素子による毛脚の長いパイルに適正に係合可能
な距離を維持する間隙を確保するため、前記第1係合素
子に係合している長いパイルはたるまずに張った状態で
適切な係合力の下で係合すると同時に、例えば毛脚の短
いパイルには前記第2係合素子の屈曲係止部が係止する
るため、その全体的な所要の係合強度が得やすくなる。
【0039】また、係合状態にある本発明の係合部材と
相手方の雌係合部材とに対して、互いに接近方向の押圧
力が加わった場合にも、前記第2係合素子の屈曲係止部
により雌係合部材の係合面が支持され、しかも前記第1
係合素子と第2係合素子とはそれぞれ独立して別個に成
形されているため、前記第2係合素子の変形に随伴して
前記第1係合素子までが変形してしまうことが少ないた
め、一旦係合した相手方パイルから前記第1係合素子が
離脱してしまうことも少なくなり、係合素子間の係合状
態が長く維持される。
相手方の雌係合部材とに対して、互いに接近方向の押圧
力が加わった場合にも、前記第2係合素子の屈曲係止部
により雌係合部材の係合面が支持され、しかも前記第1
係合素子と第2係合素子とはそれぞれ独立して別個に成
形されているため、前記第2係合素子の変形に随伴して
前記第1係合素子までが変形してしまうことが少ないた
め、一旦係合した相手方パイルから前記第1係合素子が
離脱してしまうことも少なくなり、係合素子間の係合状
態が長く維持される。
【図1】本発明の第1実施例による一体成形タイプの面
ファスナー雄係合部材の部分斜視図である。
ファスナー雄係合部材の部分斜視図である。
【図2】図1の面ファスナー雄係合部材の側面図であ
る。
る。
【図3】図1の面ファスナー雄係合部材の正面図であ
る。
る。
【図4】前記雄係合部材の第1及び第2係合素子と相手
方の雌係合部材のパイルとの係合時における挙動説明図
である。
方の雌係合部材のパイルとの係合時における挙動説明図
である。
【図5】同雄係合部材の第1変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】前記雄係合部材の第2変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】本発明の第2実施例による一体成形タイプの面
ファスナー雄係合部材の部分斜視図である。
ファスナー雄係合部材の部分斜視図である。
1 面ファスナー雄係合部材 10 基材 11 第1係合素子 11A 第1係合素子列 11B 素子列 11a 立上り部 11b フック状係合部 12 第2係合素子 12A 第2係合素子列 12a 柱状部 12b 屈曲係止部 13 補強リブ 14 補強リブ 2 面ファスナー雌係合部材 21 パイル 4 面ファスナー雄係合部材 41 第1係合素子 41A 第1係合素子列 41a 立上り部 41b 半球状係合部 O,O′ 頂点 h,h′ 高さ
Claims (12)
- 【請求項1】 平板状基材の表面に多数の係合素子が一
体成形されてなる合成樹脂製の面ファスナー用係合部材
であって、 前記基材(10)の表面に、背が低く先端に係合部(11b) を
有する第1係合素子(11)と、前記第1係合素子より背が
高く先端に屈曲係止部(12b) を有する第2係合素子(12)
とが、互いに独立して一体に起立成形されてなることを
特徴とする一体成形により得られる面ファスナー用係合
部材。合する係合部(11b) とを有し、 - 【請求項2】 前記基材(10)の表面から前記第2係合素
子(12)の頂点(O) までの高さ(h) が、前記基材(10)の表
面から前記第1係合素子(11)の頂点(O′) までの高さ
(h′) の略1.5倍から2.5倍である請求項1記載の
面ファスナー用係合部材。 - 【請求項3】 前記係合部(11b) は、その先端が基材(1
0)の表面に向かうように湾曲したフック形状をなしてい
る請求項1記載の面ファスナー用係合部材。 - 【請求項4】 前記係合部(11b) は、略半球状をなして
いる請求項1記載の面ファスナー用係合部材。 - 【請求項5】 前記屈曲係止部(12b) が略直線状をな
し、前記柱状部(12a) と同屈曲係止部(12b) との軸線間
とでなす角度θが90°以上 150°以下である請求項1又
は2記載の面ファスナー用係合部材。 - 【請求項6】 前記屈曲係止部(12b) が、その先端を略
水平方向に方に向けて円弧状に湾曲されてなる請求項1
又は2記載の面ファスナー用係合部材。 - 【請求項7】 前記立上り部(11a) 及び前記柱状部(12
a) の前記係合部(11b)及び前記屈曲係止部(12b) の延出
方向と直交する左右側面の少なくともいずれかに基材(1
0)の表面に連結され且つ側方に膨出する補強リブ(13)及
び(14)を有してなる請求項1記載の面ファスナー用係合
部材。 - 【請求項8】 前記第1係合素子(11)及び第2係合素子
(12)は、直線的な複数の列をなして配され、前記フック
状係合部(11b) 及び前記屈曲係合部(12b) の延出方向が
互いに逆を向いてなる請求項3記載の面ファスナー用係
合部材。 - 【請求項9】 隣り合って平行に延びる各列が、前記第
1係合素子(11)のみ又は前記第2係合素子(12)のみによ
って構成されてなる請求項1記載の面ファスナー用係合
部材。 - 【請求項10】同一列の前後において隣り合う前記第1
係合素子(11)同士のフック状係合部(11b) 及び前記第2
係合素子(12)同士の前記屈曲係合部(12b) の各延出方向
がそれぞれに逆を向いてなる請求項9記載の面ファスナ
ー用係合部材。 - 【請求項11】各列ごとに、前記第1係合素子(11)及び
前記第2係合素子(12)が混在して配されてなる請求項1
記載の面ファスナー用係合部材。 - 【請求項12】前記第1係合素子(11)と前記第2係合素
子(12)とが、それぞれ隣り合う列間において交互に配さ
れてなる請求項8〜10に記載の面ファスナー用係合部
材。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9007390A JPH10201504A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 一体成形により得られる面ファスナー用係合部材 |
| DE19801278A DE19801278C2 (de) | 1997-01-20 | 1998-01-15 | Gegossenes Eingriffsteil für einen Flächenhaftverschluß |
| IT98TO000042A ITTO980042A1 (it) | 1997-01-20 | 1998-01-19 | Elemento di impegno formato per un dispositivo di chiusura di superfic i. |
| US09/008,778 US6061881A (en) | 1997-01-20 | 1998-01-20 | Molded engaging member for surface fastener |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9007390A JPH10201504A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 一体成形により得られる面ファスナー用係合部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10201504A true JPH10201504A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11664606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9007390A Pending JPH10201504A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 一体成形により得られる面ファスナー用係合部材 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6061881A (ja) |
| JP (1) | JPH10201504A (ja) |
| DE (1) | DE19801278C2 (ja) |
| IT (1) | ITTO980042A1 (ja) |
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