JPH10201746A - X線画像診断装置 - Google Patents

X線画像診断装置

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JPH10201746A
JPH10201746A JP9017642A JP1764297A JPH10201746A JP H10201746 A JPH10201746 A JP H10201746A JP 9017642 A JP9017642 A JP 9017642A JP 1764297 A JP1764297 A JP 1764297A JP H10201746 A JPH10201746 A JP H10201746A
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rays
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Shigeyuki Ikeda
重之 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 術者による階調調整をできるだけ行わない
で、診断に供するために略適正なガンマ補正係数を半自
動的に設定できる。 【解決手段】 上記課題は、被検体3にX線を曝射する
X線管球1と、被検体3を透過したX線を検出し光学画
像に変換して出力するI.I.4と、X線管球1とI.
I.4を対向位置になるように支持するアーム部18
と、アーム部18を任意角度で回転自在に支持する支持
器19と、前記光学画像をTVモニタ11に表示するた
めのガンマ補正係数を計算する階調演算部9を備えたX
線画像診断装置において、ガンマ補正係数計算部9は、
X線管球1に印加する電圧パラメータと、X線管球1と
I.I.4の実効距離パラメータ、アーム部18と支持
器19とのなす角度パラメータおよびI.I.4のX線
受光面積の大きさパラメータの各パラメータの少なくと
も一つとの組み合わせからガンマ補正係数を計算するこ
とで解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線検出系で変換
出力した光学画像を画像モニタに表示するためのガンマ
補正係数計算部を具備するX線画像診断装置に係り、特
に前記ガンマ補正係数計算部をリアルタイムで略適正値
に調整できるように改良したX線画像診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のX線画像診断装置は、被検体にX
線を曝射するX線発生系と、前記被検体を透過したX線
を検出し光学画像に変換して出力するX線検出系と、前
記X線発生系と前記X線検出系を対向位置になるように
支持するアーム部と、このアーム部を任意角度で回転自
在に支持する支持器と、前記光学画像を画像モニタに表
示するためのガンマ補正係数を計算するガンマ補正係数
計算部を備えている。
【0003】前記X線発生系にはX線管が、前記X線検
出系にはイメージ・インテンシファイア(以下「I.
I.」と略す)が多く用いられている。この種のX線画
像診断装置では、前記光学画像を画像モニタに表示する
ためのガンマ補正係数は、X線管に印加する電圧(以下
「管電圧」という)に基づいて計算されている。また、
特開平8−11818号公報にも、管電圧によって階調
変換特性を変化させていることが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述した管電圧を用いてガンマ補正係数を計算する方法で
は、実際のX線撮影において診断しやすい適正なガンマ
補正係数としての概算値しか計算されない場合が多く、
一部例外の撮影モード(例えば消化管検査用撮影など)
を除いては、操作者(「術者」ともいう)の目視による
実際に画像を表示しての階調調整が必要であって、その
調整は実際の画像表示を見ながら確認しなければなら
ず、かつ撮影モード毎にその調整量が異なるので、かか
る操作は煩雑であるという問題があった。
【0005】また、上記調整をする際に患者(被検体)
にX線を照射しつづけなければならず、被検体にとって
X線被曝線量を増やしてしまうおそれがあるという問題
があった。本発明は、これらの問題点の少なくとも一つ
を解決するものであり、その目的は、実際のX線撮影に
おいて適正なガンマ補正係数を計算して、術者による階
調調整をできるだけ行わないで、診断に供するために略
適正なガンマ補正係数を半自動的に設定できるX線画像
診断装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被検体にX
線を曝射するX線発生系と、前記被検体を透過したX線
を検出し光学画像に変換して出力するX線検出系と、前
記X線発生系と前記X線検出系を対向位置になるように
支持するアーム部と、このアーム部を任意角度で回転自
在に支持する支持器と、前記光学画像を画像モニタに表
示するためのガンマ補正係数を計算するガンマ補正係数
計算部を備えたX線画像診断装置において、前記ガンマ
補正係数計算部は、前記X線発生系に印加する電圧パラ
メータと、前記X線発生系と前記X線検出系の実効距離
パラメータ、前記アーム部と前記支持器とのなす角度パ
ラメータおよび前記X線検出系のX線受光面積の大きさ
パラメータの各パラメータの少なくとも一つとの組み合
わせからガンマ補正係数を計算することを特徴とするX
線画像診断装置によって達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のX線画像診断装置の一実
施形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明
のX線画像診断装置の一実施形態を示すブロック図、図
2は図1の階調演算部の構成例を示すブロック図であ
る。
【0008】本発明のX線画像診断装置は、図1に示す
ように、X線管球1とテーブル2とI.I.4とディス
トリビュータ5とTVカメラ6とA/D変換器7と演算
部8と階調演算部9とD/A変換部10とTVモニタ1
1と高電圧発生装置12とX線制御器13とテーブル制
御部14と支持器制御部15とシステムコントローラ1
6と操作卓17とアーム部18と支持器19を備えてい
る。
【0009】X線管球1は被検体3にX線を照射する。
テーブル2は被検体3を寝載する。I.I.4はX線管
球1と対向配置され被検体3を透過したX線を検出し光
学画像に変換して出力する。ディストリビュータ5は前
記光学画像をTVカメラ6に適正な光量で入力できるよ
うにフォトマルで検出する成分とTVカメラ6に入力す
る成分を分光して出力する。このフォトマルはX線制御
器13に接続されてX線発生系に伝達されフィード・バ
ック制御ができるようになっている。TVカメラ6はデ
ィストリビュータ5からのTVカメラ6に入力する成分
の光学画像を入力し第1のアナログ信号に変換されて出
力する。A/D変換器7は前記第1のアナログ信号を第
1のデジタル信号に変換して出力する。演算部8は前記
第1のデジタル信号にフィルタ処理等をして診断しやす
い画像を表示できるように画像処理し第2のデジタル信
号を出力する。階調演算部9は例えば画像のビット深さ
が16ビットであると65536階調の前記第2のデジ
タル信号をTVモニタ11で表示できる256階調へ階
調変換し第3のデジタル信号として出力するとともに、
X線管球1の実効焦点とI.I.4までの実効距離(一
般に”Source ImageDistance ”、以下「SID」と略
す)、アーム部18と支持器19の成す角度及びI.
I.4のX線受光面積の大きさの各パラメータと管電圧
パラメータと前記フォトマルからの入力画像データを組
み合わせて前記階調変換に係るガンマ補正係数を計算す
る。D/A変換部10は前記第3のデジタル信号を第2
のビデオ信号に変換して出力する。TVモニタ11は前
記第2のビデオ信号をX線画像として表示する。高電圧
発生器12は、X線管球1に高電圧(数十〜数百キロボ
ルトオーダー)と電流(数〜数百ミリアンペアオーダ
ー)を供給する電源である。X線制御器13は、高電圧
発生12の電圧および電流を調整して、X線管球1のX
線エネルギー量を調整する。テーブル制御部14は詳細
には図示しないがテーブル2の装置設置床面との高さ方
向と被検体3の身長方向および身長と垂直方向の少なく
とも一方向に移動できるように制御する。支持器制御部
15は支持器19に対してアーム部18を回転制御する
とともに、両者の角度を検出する。システムコントロー
ラ16は、テーブル制御部14と支持器制御部15に制
御量を与える。操作卓17は術者によってシステムコン
トローラ16へ前記制御量のもととなる撮影モードに必
要な各種パラメータを入力される。アーム部18は、X
線管球1とI.I.4を対向位置に配置させるととも
に、詳細に図示しないがSIDを調整すべき機構が備え
られている。支持器19は、アーム部18を支持すると
ともに、詳細に図示しないがアーム部18と支持器19
が任意の角度を成せるように自在に回転できるようにな
っている。
【0010】次に、階調演算部9の構成について、図2
を用いて説明する。階調演算部9は、ラッチ25と中央
演算装置(CPU)26と階調変換処理部27から構成
される。
【0011】ラッチ25は、入力画像データが収集され
た時のタイミング信号によって記憶される管電圧値の情
報(管電圧情報),SIDの距離の情報(SID情
報),アーム部18と支持器19の成す角度の情報(角
度情報)及びI.I.4のX線受光面積の大きさの情報
(I.I.サイズ情報)の各種パラメータを記憶する。
CPU26は、各種パラメータから階調変換値を演算す
るためのガンマ補正係数を計算する。階調変換処理部2
7は、CPU26に計算されたガンマ補正係数に基づき
前記第2のデジタル信号を階調変換して第3のデジタル
信号を出力する。
【0012】次に、発明者が導き出した上記ガンマ補正
係数の計算の原理について説明する。 I.I.4から
出力される光学画像は、管電圧を高く設定するときに被
検体を透過するX線の量が多くなるので、全体的に高輝
度となり、前記光学画像のコントラストが不足する。こ
の不足したコントラストを補うべく、不足部分の輝度値
領域を強調するようなガンマ補正係数を設定する。この
設定時にはハレーション現象として顕現する輝度領域が
多くなるので、ハレーション現象の起こりそうな高輝度
領域部(透過X線が多いところ)のガンマ補正係数の輝
度値に対する増加を抑制している。
【0013】その主な原因としては、被検体の厚さが増
えることに伴い被検体のX線吸収量が増える、あるいは
骨などのX線を多く吸収する高吸収体が被検体内部にあ
って呼吸などの体動によってX線の照射野に突然に入っ
たりする、などが考えられる。この場合の管電圧は、前
記照射野の光量を検出するセンサとしてフォトマルを設
け、このフォトマルの検出光量に基づいて上昇設定する
ように制御されるが、被写体厚が変わらなくてもX線管
装置からのX線をそれぞれ受ける被検体及びI.I.の
位置関係によって大きく変動してしまうことを発明者は
検証した。
【0014】例えば被検体3とI.I.4を密着させた
状態では高精細画像を得るのに対して、被検体とX線管
を近づけた状態では被検体の拡大画像を得るという、そ
れぞれの撮影モードがある。このうちの拡大画像を得る
場合では、管電圧をある値に設定しても、被検体3に照
射されたX線の散乱成分がI.I.4に入射することに
より実際に印加した管電圧より低いものと等価となる。
また、SIDを変化させて相対的に被検体3からX線管
球1を離して拡大画像を得ることもできる。このときに
は、I.I.4に入射する単位面積当たりのX線の受光
量が減少するので、管電圧が上昇するように設定制御し
ている。このような場合は、I.I.4のX線受光面に
前記高吸収体が入る入らないにも拘わらず管電圧を上昇
設定しなければならない。
【0015】次に、アーム部18と支持器19の成す角
度を変えた場合を考察する。まず、被検体3をテーブル
2に横臥させ、X線管球1を被検体3に対し鉛直上方に
I.I.4を被検体3に対し鉛直下方にそれぞれ位置さ
せて撮影する(「正面撮影」という)場合と、アーム部
18と支持器19を回転することでX線管球1および
I.I.4を被検体3との位置関係が鉛直方向から変更
していき、被検体3に対しX線管球1およびI.I.4
を水平方向にそれぞれ位置させて撮影する(「ラテラル
撮影」という)場合を考える。この場合は、正面撮影か
ら角度を付けてラテラル撮影に移行するに従って被検体
3の実効体厚が厚くなっていくので、管電圧を上昇設定
していかなければならない。
【0016】このように管電圧の設定が変動する主な原
因としては、拡大率,散乱線,被写体厚がありそれぞれ
においてI.I.4から出力される光学画像の輝度分布
が異なっている。
【0017】さらに、ディストリビュータ5のフォトマ
ルからの受光情報によっても大きく変動する要因もあ
る。例えばと胸部をI.I.4の受光面の一辺が12イ
ンチ程度と比較的大視野で正面撮影する時は、該視野に
背骨が殆ど含まれて撮影される。このような場合、背骨
と胸骨に対してI.I.4からのフォトマルの採光野を
得てしまい、該採光野が被検体3の背骨のある領域と重
なっていることにより、フォトマルに入力される光量が
少なくなるために、管電圧を上昇設定していかなければ
ならない。
【0018】一方、I.I.4の受光面の一辺が7イン
チ程度と比較的小視野で正面撮影する時は、採光野と被
検体3の背骨が重なることは少ない。該採光野は胸骨と
は重なるが、胸骨自体のX線吸収率が低いことと、胸骨
間の間隔があることによりフォトマルの採光野が遮られ
ることが少ないから、フォトマルに入射する光量がそれ
ほど減少しないために、管電圧は上記大視野での撮影と
比較してあまり上昇設定しないで済む。
【0019】つまり、大視野での撮影で管電圧が上昇設
定された画像と、小視野での撮影で拡大が加わったこと
により管電圧が上昇設定された画像では、当然ながら診
断に供する最適のガンマ補正係数は異なってくる。そこ
で、上記検証した管電圧とともに変動してしまうパラメ
ータについてガンマ補正係数をどのように設定すべきか
を項目別に説明する。
【0020】(1)I.I.の受光面に対する視野の大
きさ 大視野の場合(I.I.4の受光面の一辺が16イン
チ、12インチなど)このI.I.4の受光面積が広
く、その結果として被検体からの透過X線を広範囲に受
けるので、X線は個々にX線吸収率の異なる被検体の多
くの臓器を透過するため、該臓器によってX線吸収係数
の少ない箇所とX線吸収係数の多い箇所の光学画像のダ
イナミックレンジが大きくなるから、このダイナミック
レンジの略全体に亘ってガンマ補正係数の勾配を平均的
に設定する。
【0021】小視野の場合(I.I.4の受光面の一辺
が9インチ、7インチなど) このI.I.4の受光面積が上記大視野と比較して狭
く、その結果として被検体からの透過X線の範囲が狭い
ので、前記ダイナミックレンジが上記大視野と比較して
圧縮されている場合が多く、また視野内に関心領域が多
く含まれるため、表示階調を鮮明にすべくガンマ補正係
数の勾配を急峻に設定する。
【0022】(2)SIDの大きさ SIDが大きい場合 このI.I.4のX線受光面の単位面積当たりのX線量
は小さくなるので、I.I.4の光学画像の光量の不足
する場合が多く、表示階調を鮮明にすべくガンマ補正係
数の勾配を急峻に設定する。
【0023】SIDが小さい場合 前記光量は不足しないので、画像の略全体に亘ってガン
マ補正係数の勾配を平均的に設定する。
【0024】(3)アーム部18と支持器19の成す角
度(X線管球1およびI.I.4が被検体3に対し鉛直
方向に位置する時を角度が0°とし、水平方向に位置す
る時を角度が90°とする。ここでいう角度の大小は、
90°方向を大といい、0°方向を小とする)
【0025】角度が大きい場合 被検体3の実効体厚が増えるから、X線の透過エネルギ
ーを確保するため管電圧を上昇設定しなければならない
とともに、表示階調を鮮明にすべくガンマ補正係数の勾
配を急峻に設定する。
【0026】角度が小さい場合 前記実効体厚はむしろ減る方向に推移するから、画像の
略全体に亘ってガンマ補正係数の勾配を平均的に設定し
てよい。
【0027】次に、フォトマルで検知して被検体に照射
するX線量を制御する場合を考察する。
【0028】背骨などのX線をよく吸収する高吸収体が
フォトマルの採光野にかかった場合、フォトマルの受け
る光量が減少し、X線透過量を増やすため管電圧が上昇
設定され、この設定された管電圧に対応するエネルギー
のX線が被検体に照射され、背骨などの画像の黒化は軽
減されるが、背骨等の高吸収体を除くX線吸収量の少な
い部分ではハレーション気味になってしまう傾向にあ
る。また胸骨の間などに採光野が入った場合は、フォト
マルの入射光量が増えるため、光学画像の階調が鮮明と
なるが、背骨などの高吸収体が黒化して表示される傾向
にある。
【0029】以上のように管電圧とI.I.の受光面に
対する視野の大きさ、SIDの大きさおよびアーム部1
8と支持器19の成す角度を組み合わせてガンマ補正係
数を計算する。
【0030】次に、階調演算部9に入力するガンマ補正
係数の特性曲線(以下「特性曲線」と略す)を具体的に
当て嵌めた例を図3〜図7を用いて説明する。図3は管
電圧上昇設定、I.I.のX線受光面積一定、所定SI
D、正面撮影時の代表的特性曲線の例を示すグラフ、図
4は管電圧上昇設定、I.I.のX線受光面積一定、所
定より増大したSID、正面撮影時の代表的特性曲線の
例を示すグラフ、図5は管圧上昇設定、I.I.のX線
受光面積一定、所定SID、ラテラル撮影時の代表的特
性曲線の例を示すグラフ、図6は管電圧上昇設定、I.
I.のX線受光面積が前記一定より大、所定SID、正
面撮影時の代表的特性曲線の例を示すグラフ、図7は管
電圧下降設定、I.I.のX線受光面積一定、所定SI
D、正面撮影時の代表的特性曲線の例を示すグラフであ
る。
【0031】管電圧が上昇設定され、I.I.のX線受
光面積が一定で、SIDを所定の距離に設定して、正面
撮影をした場合 この場合は、画像に骨等の高吸収体が採光野を遮ること
が想像されるので、X線吸収の少ない肺野等でハレーシ
ョン気味になることが予想されるから、図3に示すよう
な高輝度部の出力データを抑制するような特性曲線を選
択する。
【0032】管電圧が上昇設定され、I.I.のX線受
光面積が一定で、SIDを上記所定の距離から増加さ
せ、正面撮影をした場合 この場合は、上記所定距離と比較してI.I.へのX線
の入射線量が減るため、図4に示すような中間の輝度値
を少し強調する程度の特性曲線を選択する。
【0033】管電圧が上昇設定され、I.I.のX線受
光面積が一定で、SIDを上記所定の距離に設定して、
ラテラル撮影をした場合 アーム部と支持器の成す角度が増え被検体の実効体厚が
増えた場合は、被検体を透過するX線量が不足するの
で、I.I.から低い輝度領域の光学画像が多く出力さ
れるから、図5に示すような低輝度部を強調するような
特性曲線を選択する。
【0034】管電圧が上昇設定され、I.I.のX線受
光面積が上記一定よりも大きく、SIDを所定の距離に
設定して、正面撮影をした場合 この場合は、上記受光面積が大きくなったので、単位面
積当たりのX線量は減少するから、低輝度領域が描出さ
れにくく、被検体の実効体厚の薄い部分ではハレーショ
ン気味となるため、図6に示すような低輝度部を強調す
るような特性曲線を選択する。
【0035】管電圧が下降設定され、I.I.のX線受
光面積が一定で、SIDを所定の距離に設定して、正面
撮影をした場合 この場合は、光学画像に低輝度部を多く含むので、図7
に示すような低濃度部を明るくして背骨などが黒く表示
されないような特性曲線を選択する。
【0036】また、管電圧を下降設定した場合で上述し
たものを除く場合は、特殊な特性曲線を必要としない。
更に、実際には複数に要因が重なることがある。この例
として、SIDおよび角度が増加する場合は、それぞれ
の特性曲線を合成計算する。具体的には、合成する特性
曲線の低輝度域、中輝度域、高輝度域のそれぞれの特徴
点を加味して計算すればよい。
【0037】本実施形態ではX線情報,SID情報,角
度情報,I.I.の受光面積の大きさ情報により診断に
供する最適の特性曲線を求めるが、図8に示すように、
入力画像データの画像特徴量も決定手段として取り入れ
てもよい。該画像特徴量としては、例えば、ハレーショ
ン検出やヒストグラムデータなどである。ヒストグラム
データなどの画像情報のみから診断に供する最適のガン
マ補正係数を算出する方法もあるが、画像取り込んだ画
像に基づきフィードバック制御をする際、この制御に時
遅れが生じるからある時相の画像データ分布と次の時相
の前記データ分布が大きく異なったとき、計算された特
性曲線が現在表示されている該次時相の画像データと一
致しない問題がある。このため、画像データ分布の変動
の多い撮影では、画像毎のフィードバック制御よりは、
この画像データ分布の変動を予測し、ある許容範囲を術
者が操作卓に入力しておいて、おおまかにガンマ補正係
数を制御した方が見やすい場合もある。
【0038】次に、本発明のX線画像診断装置の動作に
ついて、図1〜図2を用いて説明する。
【0039】アーム部18により支持されるX線管球1
より照射されたX線は、テーブル2上の被検3を透過し
対向配置されたI.I.4に入力される。I.I.4に
てX線情報から光情報に変換されデストリビュータ5を
経由してTVカメラ6により第1のビデオ信号に変換さ
れる。A/D変換器7は前記ビデオ信号をデジタル化
し、演算部8において各種画像処理を行い、階調制御部
9において表示階調処理を行った後にデジタル/アナロ
グ変換してTVモニタ11に表示する。テーブル2及び
アーム部18はそれぞれテーブル制御部14、支持器制
御部15により制御され、それらは操作卓17から操作
されるシステムコントローラ16が動作をそれぞれに指
示する。また、X線発生条件設定はX線制御器13が高
圧発生器12を制御して行い、デストリビュータ14に
内蔵したフォトマルからの光量が一定の明るさになるよ
うにリアルタイム制御を行っている。表示階調は階調演
算部9において算出され、その出力がD/A変換器10
に入力されてTVモニタ11に表示される。階調演算部
9には、X線制御器13から管電圧、X線管球1に流れ
る電流(「管電流」という)、曝射時間等のX線情報が
入力され、システムコントローラ16から、SID,
I.I.のX線受光面積,角度の各情報などが入力され
る。
【0040】また、階調演算部9は、図2に示すよう
に、入力画像データは階調処理テーブル25に入力さ
れ、テーブルはCPU26より階調処理テーブル25に
書き込まれる。X線情報,SID情報,角度情報,I.
I.のX線受光面積はラッチ27を経由してCPU26
に入力されて、最適ガンマカーブを算出する。
【0041】また、CPUを用いずに複数の特性曲線を
記憶したメモリ回路によって実施しても良い。複数の条
件が重なった時を想定して大量の特性曲線に関するデー
タを作り、記憶しておかなければならないが、ハードウ
エアがほとんどメモリ回路から構成されるので単純な構
成となり、上述した各パラメータと合致した特性曲線選
択して読み出せばよいだけなので、ガンマ補正係数設定
までの処理時間が逐次計算されるよりも処理速度を高速
化できる。
【0042】本実施の形態により、管電圧,管電流,曝
射時間などのX線情報に加え、SID,角度情報,I.
I.のX線受光面積の各情報を用いることによって診断
に供する最適なガンマ補正係数がリアルタイムに制御で
きるから、術者は効率良く検査および治療を進められ、
被検者の被曝も減らすことができる。
【0043】
【発明の効果】本発明のX線画像診断装置は、以上のよ
うな構成を有しており、これらの構成は上述したように
作用するので、実際のX線撮影において適正なガンマ補
正係数を計算して、術者による階調調整をできるだけ行
わないで、診断に供するために略適正なガンマ補正係数
を半自動的に設定できるX線画像診断装置を提供すると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線画像診断装置の実施の一形態を示
すブロック図。
【図2】図1の階調演算部を示すブロック図。
【図3】所定のSIDで正面撮影し管電圧を上昇設定し
たときのガンマ補正係数の特性曲線の例を示す図。
【図4】図3よりSIDを大きくし正面撮影したときの
ガンマ補正係数の特性曲線の例を示す図。
【図5】 所定のSIDでラテラル撮影したときのガン
マ補正係数の特性曲線の例を示す図。
【図6】SIDが標準状態で管電圧が下がった場合のガ
ンマカーブの例を示す図。
【図7】I.I.サイズが大きくなって管電圧が下がっ
た場合のガンマカーブの例を示す図。
【図8】入力画像データの画像特徴量も決定手段として
取り入れた例を示す図。
【符号の説明】
1 X線管球 2 テーブル 4 I.I. 9 階調演算部 13 X線制御器 14 テーブル制御部 15 支持器制御部 18 アーム部 19 支持器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体にX線を曝射するX線発生系と、
    前記被検体を透過したX線を検出し光学画像に変換して
    出力するX線検出系と、前記X線発生系と前記X線検出
    系を対向位置になるように支持するアーム部と、このア
    ーム部を任意角度で回転自在に支持する支持器と、前記
    光学画像を画像モニタに表示するためのガンマ補正係数
    を計算するガンマ補正係数計算部を備えたX線画像診断
    装置において、前記ガンマ補正係数計算部は、前記X線
    発生系に印加する電圧パラメータと、前記X線発生系と
    前記X線検出系の実効距離パラメータ、前記アーム部と
    前記支持器とのなす角度パラメータおよび前記X線検出
    系のX線受光面積の大きさパラメータの各パラメータの
    少なくとも一つとの組み合わせからガンマ補正係数を計
    算することを特徴とするX線画像診断装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311922A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Hitachi Medical Corp X線撮影装置
JP2011080971A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Toshiba It & Control Systems Corp Ct装置
KR101040021B1 (ko) 2010-08-02 2011-06-08 박용휘 잠재성 외상성 골병변의 정밀진단을 위한 바늘구멍 골스캔의 감마교정방법 및 장치
CN120762083A (zh) * 2025-09-08 2025-10-10 中国人民解放军联勤保障部队第九〇〇医院 一种基于免洗胶片ebt3的全中枢剂量验证方法

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