JPH10201798A - 身障者用床構造および排泄設備付床構造体 - Google Patents

身障者用床構造および排泄設備付床構造体

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JPH10201798A
JPH10201798A JP2589997A JP2589997A JPH10201798A JP H10201798 A JPH10201798 A JP H10201798A JP 2589997 A JP2589997 A JP 2589997A JP 2589997 A JP2589997 A JP 2589997A JP H10201798 A JPH10201798 A JP H10201798A
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floor
space
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floor structure
toilet
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Shinjiro Yagi
真次郎 八木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害者の運動可能なスペースを拡大してリハ
ビリ効果を高め身体機能の低下を防止すると共に、健常
者とほぼ同様な環境の中で生活ができ、さらに障害者が
自力で排泄でき、かつ車椅子の乗降も容易で、介護者の
負担を著しく軽減できる障害者用床構造およびその一部
を構成する排泄設備付床構造体を提供する。 【解決手段】 本発明の身障者用床構造1は、床面20
より所要高上方に設けられた第2の床面2を構成する身
障者用床構造であって、第2の床面2は、少なくとも布
団敷設用スペース3と、布団敷設用スペース3より離間
した位置に設けられた排泄用スペース4とを有し、排泄
用スペース4には、上面5aが第2の床面2と略同一平
面を構成する開閉自在な蓋材5が設けられ、かつ蓋材5
の下方には便座6aを備えた便器6が収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行不能な身障者
が使用して好適な身障者用床構造およびその一部を構成
する排泄設備付床構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】半身麻痺など歩行不能な身障者は、病院
など施設においても、また自宅で療養する場合において
も、介護者の腰等への負担を軽減するために、通常、床
面より高いベッドに寝かされている。そして、排泄時に
は、介護者の介助を受けて、室内に存置したポータブル
トイレに移動したり、或いは車椅子で手洗所に移動した
りして用を足している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の介護スタイルでは、身障者が単独で運動できるスペ
ースがベッド内に限られてしまうため、運動不足による
身体機能の低下、例えば筋力低下、関節拘縮、便秘、骨
粗鬆症、沈下性肺炎或いは起立性低血症などの諸症状が
現れ、次第に寝たきりとなってしまうケースも多かっ
た。また、ベッドや露呈したポータブルトイレなどで構
成される生活環境が、介護なしでは生きられないといっ
た意識を増長させ心理的にかなりのストレスとなってい
た。さらに、介護者にとっても、長時間、その場を離れ
ることができず、肉体的、心理的および経済的にかなり
の負担となっていた。
【0004】そこで、本願発明者は、半身麻痺等の身障
者の運動能力のうち、従来過小評価されていた、膝行
る、這うといった能力に着目し、それらの能力を十分に
生かして可能な限り健常者とほぼ同様な環境の中で生活
できる介護スタイルを模索する中で、本発明を想起する
に至った。すなわち、本発明の課題は、身障者の運動可
能なスペースを拡大してリハビリ効果を高め身体機能の
低下を防止すると共に、健常者とほぼ同様な環境の中で
生活が可能で、さらに身障者が単独で排泄でき、かつ車
椅子の乗降も容易で介護者の負担を著しく軽減できる身
障者用床構造およびその一部を構成する排泄設備付床構
造体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するもの
は、床面より所要高上方に設けられた第2の床面を構成
する身障者用床構造であって、前記第2の床面は、少な
くとも布団敷設用スペースと、該布団敷設用スペースよ
り離間した位置に設けられた排泄用スペースとを有し、
該排泄用スペースには、上面が前記第2の床面と略同一
平面を構成する開閉自在な蓋材が設けられ、かつ該蓋材
の下方には便座を備えた便器が収納されていることを特
徴とする身障者用床構造である。
【0006】前記第2の床面は、車椅子の座高と略同一
の高さに形成されていることが好ましい。前記身障者用
床構造は、前記床面上に載置される床構造体により構成
されていることが好ましい。前記身障者用床構造は、前
記床構造体を複数組み合わせて連続的に配置構成した床
ユニットからなるものであることが好ましい。前記身障
者用床構造は、室内に備え付けとして一体的に構築され
ていてもよい。前記床構造体は、前記床面に立設される
支持脚により支持され、前記第2の床面の下方には空隙
が形成されていることが好ましい。前記第2の床面およ
び前記蓋材には畳が敷設されて畳面に形成されているこ
とが好ましい。前記布団敷設用スペースは、前記第2の
床面の側端部付近に設けられていることが好ましい。前
記排泄用スペースに設けられる前記便器は、前記第2の
床面の端部付近に設けられ、かつ、排泄時に身障者が両
足膝下部位を前記床面と前記第2の床面とで形成される
段差に垂下できる向きに取り付けられていることが好ま
しい。前記第2の床面には、着脱自在な手摺りが取り付
けられていることが好ましい。
【0007】また、上記課題を解決するものは、床面上
に載置される支持脚と、該支持脚により床面より所要高
上方に支持される第2の床面とからなり、該第2の床面
には、上面が該第2の床面と略同一平面を構成する開閉
自在な蓋材が設けられ、かつ該蓋材の下方には便座を備
えた便器が収納されていることを特徴とする排泄設備付
床構造体である。前記第2の床面および前記蓋材には、
畳が敷設されて、畳面に形成されていることが好まし
い。前記排泄設備付床構造体の前記第2の床面は、布団
敷設用スペースを一体的に備えていてもよい。
【0008】
【作用】本発明の身障者用床構造は、床面より所要高上
方に設けられているため、車椅子への乗降が容易で介護
者の腰等への負担を軽減できる。また、第2の床面が、
少なくとも布団敷設用スペースと、布団敷設用スペース
より離間した位置に設けられた排泄用スペースとを有
し、さらに、排泄用スペースには、上面が第2の床面と
略同一平面を構成する開閉自在な蓋材が設けられ、かつ
蓋材の下方には便座を備えた便器が収納されているた
め、身障者が膝行ったり、這ったりして自力で排泄する
ことができ、この動作がリハビリ効果を高め身体機能の
低下を防止すると共に、排泄設備が外部が露呈すること
もなく、健常者とほぼ同様な環境で生活することができ
る。その結果、介護者の負担も著しく軽減される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の身障者用床構造を
図面に示した一実施例を用いて説明する。図1は、本発
明の障害者用床構造の一実施例の斜視図であり、図2
は、図1に示した本発明の排泄設備付床構造体の一実施
例の縦断面図であり、図3は、本発明の身障者用床構造
の作用を説明するための説明図である。
【0010】この実施例の身障者用床構造1は、図1に
示すように、床面20より所要高上方に設けられた第2
の床面2を構成する身障者用床構造であって、第2の床
面2は、少なくとも布団敷設用スペース3と、布団敷設
用スペース3より離間した位置に設けられた排泄用スペ
ース4とを有し、排泄用スペース4には、上面5aが第
2の床面2と略同一平面を構成する開閉自在な蓋材5が
設けられ、かつ蓋材5の下方には便座6aを備えた便器
6が収納されたものである。以下、各構成について順次
詳述する。
【0011】本発明の身障者用床構造によって形成され
る第2の床面2は、介護室の床面20より所要高上方に
設けられており、これにより、例えば介護者の介助によ
って車椅子に身障者を乗降させる場合も腰等を痛めるこ
となく、ベッドを使用した場合と同様の効果を得ること
ができる。従って、第2の床面2は、図3に示すよう
に、車椅子の座高と略同一の高さに形成されていること
が好ましい。具体的には、床面20より300mm〜5
00mm程度の高さに設定されることが好ましく、この
実施例では、床面20より400mmの高さに形成され
ている。
【0012】第2の床面2としては、平面が最も好まし
いが、身障者の摺動(以下、本願では這ったり、膝行っ
たりして移動することを言う。)時に障害とならないも
のであれば、部分的に凹部又は凸部或いは湾曲面部など
を必要に応じて備えているものも本発明の範疇に包含さ
れる。
【0013】第2の床面2は、少なくとも布団敷設用ス
ペース3と、この布団敷設用スペース3より離間した位
置に設けられた排泄用スペース4とを有しており、排泄
時には、布団敷設用スペース3より身障者が摺動して排
泄用スペース4に移動できるように構成されている。す
なわち、排泄時のこの摺動動作にリハビリ効果があり、
身体機能の低下を抑制して経時的に寝たきりとなること
を防止する。布団敷設用スペース3と排泄用スペース4
との離間距離は、摺動が必要となる距離であればよい
が、離間距離が長い程リハビリ効果が高く、この実施例
では、半間(約900mm)程離間した位置に排泄用ス
ペース4が設けられている。
【0014】布団敷設用スペース3は、布団を敷くため
のスペースであり、通常、身障者はこの部位で横臥して
いる。なお、この実施例の布団敷設用スペース3は、介
護室の床面20に載置して配設される第1の床構造体9
の上面にて形成されている。第1の床構造体9は、下方
四隅付近にそれぞれ設けられた支持脚10と、支持脚1
0の上部にて水平方向に延在するように設けられた床部
11とで構成されている。
【0015】支持脚10は、床部11を支持できるもの
であればどのような位置にどのような形状で設けられて
いてもよいが、好ましくは、円柱体形状として、車椅子
等に対してより障害とならないものがよい。
【0016】また、布団敷設用スペース3は、この実施
例のように、第2の床面2の側端部付近に設けられてい
ることが好ましく、これにより、ベッドを利用した場合
と同様の効果が得られ、車椅子への乗降やおむつの取り
替えに際して介護者の腰等への負担を軽減することがで
きる。
【0017】排泄用スペース4は、身障者が排尿、排便
をするためのスペースであり、排泄時には、前述した布
団敷設用スペース3より摺動して行けるように布団敷設
用スペース3と同一平面(第2の床面2)上に設けられ
ている。
【0018】そして、排泄用スペース4には、上面5a
が第2の床面2と略同一平面を構成する開閉自在な蓋材
5が設けられおり、蓋材5の下方には便座6aを備えた
便器6が収納されている。
【0019】具体的には、この実施例の排泄用スペース
4は、図1および図2に示すような排泄設備付床構造体
7の上面により形成されている。排泄設備付床構造体7
は、床面20上に載置される支持脚8と、支持脚8によ
り床面20より所要高(約400mm)上方に支持され
る第2の床面2とからなり、第2の床面2には、その上
面5aが第2の床面2と略同一平面を構成する開閉自在
な蓋材5が設けられ、かつ蓋材5の下方には便座6aを
備えた便器6が収納されている。そして、このような構
造を備えた排泄設備付床構造体7が使用されることによ
り、介護室内において便器が外部に露呈することが回避
される。
【0020】蓋材5は、図2に示すように、蝶番12に
より開閉自在に取り付けられており、排泄時には、身障
者が自らこの蓋材5を開けた状態(図2の状態)で、便
座6aに座って用を足す。そして、排泄が終了したら蓋
材5を閉じておくよう構成されている。
【0021】蓋材5の下方には、便器収納部13が設け
られており、この実施例では、上端が開口した筺体が便
器収納部13として取り付けられ、この便器収納部13
と蓋材5により密閉空間を形成し、臭いが外部に漏れる
ことを防止している。
【0022】便器収納部13内には、便座6aを備えた
便器6(ポータブルトイレ)が容易に移動しない状態で
装着されている。ただし、便器6は、ポータブルトイレ
に限定されるものではなく、配管を施して水洗トイレと
したものも本発明の範疇に包含される。
【0023】なお、排泄用スペース4に設けられる便器
6は、この実施例に示すように、第2の床面2の端部付
近に設けられ、かつ、排泄時に身障者が両足膝下部位を
床面20と第2の床面2で形成される段差に垂下できる
向きに取り付けられていることが好ましい。このような
位置および向きに便器6が装着されることにより、通常
の洋式トイレと同様の体位で排泄が可能となる。
【0024】また、便座6aの外周辺部に空隙が形成さ
れると、身障者の手が落ちたりして危険であるため、便
器収納部13の上端は蓋材5を開けても全て開口してお
らず、ほぼ便座の形を象った部分のみ開口していてもよ
い。さらに、右半身麻痺の身障者に対しては、便座6a
に着座した状態で左側に離脱用スペース14が設けられ
ることが好ましく、他方、左半身麻痺の身障者に対して
は、便座6aに着座した状態で右側に離脱用スペース1
5が設けられることが好ましい。すなわち、身障者は排
泄後、便座6aを離れる場合、利き手側へ移動する方が
極めて容易、或いは利き手側以外への移動は困難である
ため、利き手側にスペースが設けられていることが好ま
しい。なお、この実施例では、両側にスペースが設けら
れており、左右いずれの半身麻痺患者も使用できるよう
に構成されている。
【0025】また、排泄設備付床構造体7の第2の床面
2(蓋材5を含む。)は、この実施例のように、畳が敷
設され畳面に形成されていることが好ましい。これによ
り一見して畳敷きの台座に看取される。さらに、排泄設
備付床構造体7の第2の床面2は、排泄用スペース4の
他に布団敷設用スペースを一体的に備えたものであって
もよい。
【0026】なお、本発明の身障者用床構造は、第2の
床面2が、布団敷設用スペース3と排泄用スペース4と
からのみなるものであってもよいが、この実施例の身障
者用床構造1のように、これらの他に、空きスペース2
a,2b,2cを備えていることが好ましい。これら空
きスペース2a,2b,2cは、身障者の運動可能範囲
を拡大しリハビリ効果を向上させ、特に排泄時に排泄用
スペース4に摺動して行く過程で、横臥状態にて腰を浮
かせて下着等を下げるスペースとして活用できる。ま
た、この実施例の第2の床面2は、布団敷設用スペース
3と、排泄用スペース4と空きスペース2a,2b,2
cとで、四畳半の床面(第2の床面2)を形成してお
り、空きスペース2a,2b,2cにテレビや机、炬燵
などを配置すれば健常者とほぼ同様の生活環境の中で静
養でき、身障者の心理的なストレスがより緩和される。
すなわち、第2のスペースは、通常の床面を想起させる
例えば四畳半や六畳といった矩形に形成されていること
が好ましい。なお、この実施例の空きスペース2a,2
b,2cは、それぞれ、前述した第1の床構造体9と略
同様の形態に形成された第2の床構造体16、第3の構
造体17、第4の床構造18の上面により形成されてい
る。
【0027】このように、本発明の身障者用床構造は、
身障者の移動可能なスペースを拡大してリハビリ効果を
高め身体機能の低下を防止すると共に、健常者とほぼ同
様な生活環境の中で静養でき、また、身障者が単独で排
泄できるように配慮されており、かつ排泄設備が外部に
露呈することなく、さらに、車椅子の乗降も容易で介護
者の負担を著しく軽減するものである。すなわち、本発
明の身障者用床構造は、所謂、ベッドのスペースを拡大
しそれを第2の床面としたものであり、第2の床面がベ
ッドであると共に床としても機能する点に特徴がある。
そして、第2の床面の下部には、排泄設備や収納空間を
形成したものであり、単に床下に排泄設備を設けたもの
とは構成および作用効果が異なる。
【0028】なお、この実施例の身障者用床構造1は、
床面20上に載置される床構造体により構成されている
ので、床構造体を介護室に搬入して床面に載置するのみ
で本発明の身障者用床構造を形成でき、備え付けとして
一体的に構築する場合に比して形成容易で工期もなくか
つ安価である。ただし、本発明の身障者用床構造は、こ
のような床面に載置される床構造体に限定されるもので
はなく、室内に備え付けとして一体的に構築されるもの
も本発明の範疇に包含される。
【0029】また、この実施例の身障者用床構造1は、
複数の床構造体(具体的には、第1ないし第4の床構造
体9,16,17,18および排泄設備付床構造体7)
を組み合わせて連続的に配置構成した床ユニットからな
るものであり、本発明の身障者用床構造が複数の床構造
体に分割されているので、搬入がより容易であると共に
介護室の間取りなどに応じて各床構造体を自由に組み合
わせ配置することもできる。
【0030】さらに、各床構造体(第1ないし第4の床
構造体9,16,17,18および排泄設備付床構造体
7)は、床面に立設される支持脚により支持され、第2
の床面の下方には空隙が形成されているので、例えば布
団などの床下収納部として利用できる。また、排泄設備
付床構造体7の便器収納部は上端が開口した筺体に形成
されているため、便器を取り外して上方に炬燵を配置す
れば掘炬燵しても使用できる。さらに、第2の床面の下
方側端部には、空隙が形成されているので、図3に示す
ように、車椅子30のフットレスト31などが接触する
ことが少なく車椅子30への乗降がより容易なものとな
る。
【0031】また、第2の床面2(蓋材5を含む)には
畳が敷設されて、畳面に形成されているので、一見して
普通の和室に看取され、健常者とほぼ同様な生活環境で
静養できると共に、見舞い客等に重病人であるといった
痛々しい印象を与えることもなくなる。
【0032】さらに、第2の床面2の側端部には、図1
に示すように、着脱自在な手摺り19が取り付けられて
いる。このため、手摺り19を把手して起き上がったり
運動時の補助とすることができる。また、不要時には取
り外しておけば障害物となることもない。具体的には、
この手摺り19は、下方に突出部19aを有しており、
この突出部19aを第2の床面2の側端部に設けられた
嵌入孔11aに挿入して取付けるように構成されてい
る。ただし、手摺りの形状および取付構造はこれに限定
されるものではなく、堅結手段(例えばボルトとナッ
ト)などにより取り付けられるものであってもよい。
【0033】つぎに、本発明の身障者用床構造の使用方
法について、図3を用いて説明する。第2の床面2の側
端部付近に設けられた布団敷設用スペース3には、布団
が敷設されており、通常、身障者はこの布団に横臥して
静養する。
【0034】用を足す場合は、自力で摺動して、空きス
ペース2b,2c付近で横たわり腰を浮かして衣類を下
げる。その状態で排泄スペース4まで若干摺動して、蓋
材5を開け便座6aに座って排泄する。便座6aへの着
座は、両足膝下部位が床面20と第2の床面2で形成さ
れる段差に垂下できる向きで行う。これにより、洋式ト
イレの場合とほぼ同様の体勢で排泄できる。
【0035】排泄が終了したら、便座6aより離脱して
蓋材5を閉めて摺動し布団に戻る。この動作にリハビリ
効果があり寝たきりとなることを回避できると共に、介
護者がいなくても排泄でき、介護者が長時間拘束される
こともなくその負担が著しく軽減される。
【0036】入浴時や外出時には、介護者の介助により
車椅子30に乗降することが必要となるが、第2の床面
2は、車椅子30の座高とほぼ同一の高さに形成されて
いるので、介護者の腰部等に過度の負荷をかけることも
ない。
【0037】来客時には、布団等を片付け迎えれば、排
泄設備が露呈していることもなく、ほぼ健常者と同様の
生活空間となり、重病人であるかのような痛々しい印象
を与えることもない。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、身障
者の運動可能なスペースを拡大してリハビリ効果を高め
身体機能の低下を防止すると共に、健常者とほぼ同様な
環境の中で生活が可能で、さらに身障者が単独で排泄で
き、かつ車椅子の乗降も容易で介護者の負担を著しく軽
減できる。請求項2に記載した発明によれば、床構造体
を介護室に搬入して床面に載置するのみで本発明の身障
者用床構造を形成でき、備え付けとして一体的に構築す
る場合に比して形成容易で工期もなくかつ安価である。
請求項3に記載した発明によれば、本発明の身障者用床
構造を構成する床構造体が複数に分割されているので、
搬入がより容易であると共に介護室の間取りなどに応じ
て各床構造体を自由に組み合わせ配置できる。請求項4
に記載した発明によれば、第2の床面の下方に空間が形
成されるため、床下収納部として利用できる。また、下
方側端部に空隙が形成されていれば、車椅子のフットレ
ストが接触することが少なく車椅子への乗降をより容易
なものとすることができる。請求項5に記載した発明に
よれば、一見して普通の和室であり、健常者とほぼ同様
な生活環境で静養できると共に、見舞い客等に重病人で
あるといった痛々しい印象を与えることがない。請求項
6に記載した発明によれば、ベッドを利用した場合と同
様の効果が得られ、車椅子への乗降に際して、介護者の
腰等への負担を軽減できる。請求項7に記載した発明に
よれば、通常の洋式トイレと同様の体位で排泄できる。
請求項8に記載した発明によれば、手摺りを把手して起
き上がったり運動時の補助とすることができる。また、
不要時には取り外しておけば障害物となることもない。
請求項9に記載した発明によれば、便器が外部に露呈す
ることがない。請求項10に記載した発明によれば、一
見して畳敷きの台座に看取される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の身障者用床構造の一実施例の
斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した本発明の排泄設備付床構
造体の一実施例の縦断面図である。
【図3】図3は、本発明の身障者用床構造の作用を説明
するための説明図である。
【符号の説明】 1 身障者用床構造 2 第2の床面 3 布団敷設用スペース 4 排泄用スペース 5 蓋材 5a 蓋材上面 6 便器 6a 便座 7 排泄設備付床構造体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面より所要高上方に設けられた第2の
    床面を構成する身障者用床構造であって、前記第2の床
    面は、少なくとも布団敷設用スペースと、該布団敷設用
    スペースより離間した位置に設けられた排泄用スペース
    とを有し、該排泄用スペースには、上面が前記第2の床
    面と略同一平面を構成する開閉自在な蓋材が設けられ、
    かつ該蓋材の下方には便座を備えた便器が収納されてい
    ることを特徴とする身障者用床構造。
  2. 【請求項2】 前記身障者用床構造は、前記床面上に載
    置される床構造体により構成されている請求項1に記載
    の身障者用床構造。
  3. 【請求項3】 前記身障者用床構造は、前記床構造体を
    複数組み合わせて連続的に配置構成した床ユニットから
    なる請求項2に記載の身障者用床構造。
  4. 【請求項4】 前記床構造体は、前記床面に立設される
    支持脚により支持され、前記第2の床面の下方には空隙
    が形成されている請求項2または3に記載の身障者用床
    構造。
  5. 【請求項5】 前記第2の床面および前記蓋材には、畳
    が敷設されて畳面に形成されている請求項1ないし4の
    いずれかに記載の身障者用床構造。
  6. 【請求項6】 前記布団敷設用スペースは、前記第2の
    床面の側端部付近に設けられている請求項1ないし5の
    いずれかに記載の身障者用床構造。
  7. 【請求項7】 前記排泄用スペースに設けられる前記便
    器は、前記第2の床面の端部付近に設けられ、かつ、排
    泄時に身障者が両足膝下部位を前記床面と前記第2の床
    面とで形成される段差に垂下できる向きに取り付けられ
    ている請求項1ないし6のいずれかに記載の身障者用床
    構造。
  8. 【請求項8】 前記第2の床面には、着脱自在な手摺り
    が取り付けられている請求項1ないし7のいずれかに記
    載の身障者用床構造。
  9. 【請求項9】 床面上に載置される支持脚と、該支持脚
    により床面より所要高上方に支持される第2の床面とか
    らなり、該第2の床面には、上面が該第2の床面と略同
    一平面を構成する開閉自在な蓋材が設けられ、かつ該蓋
    材の下方には便座を備えた便器が収納されていることを
    特徴とする排泄設備付床構造体。
  10. 【請求項10】 前記第2の床面および前記蓋材には、
    畳が敷設されて、畳面に形成されている請求項9に記載
    の排泄設備付床構造体。
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