JPH10201864A - 放射線治療システム - Google Patents

放射線治療システム

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JPH10201864A
JPH10201864A JP9009138A JP913897A JPH10201864A JP H10201864 A JPH10201864 A JP H10201864A JP 9009138 A JP9009138 A JP 9009138A JP 913897 A JP913897 A JP 913897A JP H10201864 A JPH10201864 A JP H10201864A
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JP
Japan
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subject
radiation
mark
radiation treatment
irradiation
Prior art date
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Application number
JP9009138A
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English (en)
Inventor
Yusuke Shimizu
祐介 清水
Kenichi Kaneki
健一 金木
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線治療計画の立案時と放射線照射位置を
記す時との被検体位置のずれを容易に修正することが可
能な放射線治療システムを提供すること。 【解決手段】 被検体に照射する放射線の照射計画を立
案する放射線治療計画装置と、放射線照射条件および前
記被検体の体表面に記した放射線照射位置マークに基づ
いて放射線治療を行う放射線治療装置とを有する放射線
治療システムであって、前記放射線治療計画装置は、被
検体の体表面にレーザ光を照射するレーザ光照射手段
と、検者の支持に基づいて前記レーザ光照射手段を支持
して移動させる支持移動手段と、該レーザ光照射手段の
位置を計測する位置計測手段と、撮像時に前記被検体の
マーク位置と前記被検体を移動させた後のマーク位置と
から移動に伴う前記被検体のずれを計算し、治療計画で
決定した放射線照射位置を補正する放射線照射位置補正
手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線治療システ
ムに関し、特に、X線CT装置を用いた放射線治療計画
装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放射線治療システムは、被検体を
撮像したX線投影像から該被検体の断層像あるいは三次
元像であるCT像を再構成し、該CT像に基づいて被検
体の放射線治療計画を作成する放射線治療計画装置(以
下、治療計画装置と記す)と、この治療計画に基づい
て、実際に被検体に放射線を照射する放射線治療装置
(以下、治療装置と記す)とから構成されていた。
【0003】治療計画装置と治療装置とは、たとえば、
RS−232Cあるいはイーサネット等の通信回線で接
続されており、この通信回線を介して、治療計画装置で
決定した治療計画に関する情報を治療装置に転送してい
た。このときの治療計画情報としては、照射領域の大き
さおよび放射線の照射角度等であった。
【0004】一方、放射線の照射位置については、ま
ず、治療計画装置のスキャナーの開口部分に設けた投光
装置から、たとえば、放射線の照射位置となる部分にレ
ーザ光を被検体の体表面に照射する。次に、検者がレー
ザ光の当たる部分の体表面上に放射線照射位置を示すマ
ークを記すことによって、照射位置を記していた。
【0005】次に、治療装置では、前述のマークに放射
線照射ヘッド部分に設けられたレーザ光を一致させるこ
とによって、放射線の照射位置を決定すると共に、通信
回線を介して治療計画装置から転送された照射領域の大
きさおよび照射角度等を決定していた。
【0006】一方、従来の放射線治療システムの治療計
画装置においては、被検体のX線投影像の撮像時の被検
体位置と放射線照射位置を示すマークを被検体の体表面
に記す時の被検体位置とが一致していなければならず、
このために、撮影台に設定した被検体位置を保持する必
要があった。
【0007】しかしながら、従来の治療計画装置の撮影
台は、X線の透過性の確保、被検体の保持時の強度の確
保および被検体の撮影台上で位置の変動をなくすため
に、該撮影台はベニア合板や炭素強化樹脂等の堅い物質
で構成されており、被検体にとって快適なものではなか
った。また、癌等の症例における治療計画には多くの時
間が必要であるばかりでなく、このような症例の被検体
は、撮像時の姿勢保持そのものが苦痛となるので、一
旦、撮影台から降ろし、治療計画が終了し被検体の体表
面にマークを記す時に、再度、被検体を撮影台に設定し
ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0009】従来の放射線治療システムの治療計画装置
では、一旦、撮影台から降ろした被検体を再度撮影台に
戻す場合、被検体の体表面に正確にX線照射を行うため
のマークを記すために、X線投影像の撮像位置に被検体
を正確に戻す必要があった。このために、投光装置から
の投光位置すなわちレーザ光の照射位置を所定の位置に
設定し、該レーザ光が当たった被検体表面に位置合わせ
用のマークを記した後に、被検体を撮影台から降ろす。
再度、被検体を撮影台に設定したときには、この位置合
わせ用のマークと投光装置からのレーザ光の位置とが一
致するように、被検体を透視撮影台に設定することによ
って、X線投影像の撮像時と治療計画後の放射線照射位
置を示すマークを記す時との被検体位置を一致させてい
た。
【0010】しかしながら、再搭載後の被検体位置をX
線投影像の撮像時の被検体位置に戻すために、被検体を
撮影台上で移動させるための労力が必要となるので、多
数の作業者が必要になるという問題があった。
【0011】また、治療装置での治療効果を最大限に発
揮させるためには、この位置合わせ精度を可能な限り高
精度で行う必要があるので、位置合わせに時間がかかる
という問題があった。このために、治療計画装置での放
射線治療計画および治療装置での放射線治療という一連
の流れに時間がかかり、放射線治療システムの診断効率
が低減してしまうという問題があった。
【0012】さらには、この場合において、撮影台上で
被検体自身も体を動かすあるいは動かされるので、被検
体に移動に伴う苦痛があった。
【0013】以上に示す問題を解決する方法として、被
検体を設定した撮影台を移動させることによって被検体
の位置を移動させることが考えられる。この場合、CT
装置の撮影台は、被検体を体軸方向である前後方向に移
動させることが目的であるために、被検体を体軸と垂直
をなす方向である左右方向に移動させるには、撮影台に
左右方向への移動を行わせるための新たな移動機構が必
要となり、装置の製造コストが上昇してしまうという問
題があった。
【0014】また、撮影台を左右に移動するための移動
機構を設けた場合であっても、撮影台の可動範囲は、ス
キャナーの開口範囲内に限られてしまうという問題があ
った。
【0015】本発明の目的は、放射線治療計画を立案し
ている期間に被検体を撮影台から降ろした場合におけ
る、再搭載後の被検体位置と撮像時の被検体位置とのず
れを容易に修正することが可能な放射線治療システムを
提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、被検体の測定時と治
療計画の終了後のマーク時との間に、一旦、撮影台から
降ろした場合における、再設定後の被検体位置と測定時
の被検体位置との位置合わせに要する時間を短縮するこ
とが可能な放射線治療システムを提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、被検体の測定時と治
療計画の終了後のマーク時との間に、一旦、撮影台から
降ろした場合における、再設定後の被検体位置と測定時
の被検体位置との位置合わせに伴う被検体の苦痛を低減
することが可能な放射線治療システムを提供することに
ある。
【0018】本発明のその他の目的は、診断効率を向上
することが可能な放射線治療システムを提供することに
ある。
【0019】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0021】(1)撮影台に設定した被検体の投影像を
撮像した後、該投影像から断層像あるいは三次元像を構
成し、該断層像あるいは三次元像に基づいて、前記被検
体に照射する放射線の照射計画を立案する放射線治療計
画装置であって、前記放射線治療計画装置は、被検体の
体表面にレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、検者
の支持に基づいて前記レーザ光照射手段を支持すると共
に所定の位置に移動させる支持移動手段と、該レーザ光
照射手段の位置を計測する位置計測手段と、撮像時に前
記被検体に記した位置合わせ用マークに前記レーザ光照
射手段のレーザ光を合わせて前記位置計測手段で計測し
たマーク位置と前記被検体を移動させた後に計測した前
記マーク位置とから移動に伴う前記被検体のずれを計算
し、治療計画で決定した放射線照射位置を補正する放射
線照射位置補正手段とを具備するものである。
【0022】(2)前述する(1)に記載の放射線治療
計画装置と、該放射線治療計画装置と通信回線で接続さ
れており、該通信回線を介して得た放射線照射条件およ
び前記被検体の体表面に記した放射線照射位置マークに
基づいて放射線治療を行う放射線治療装置とを有する放
射線治療システムである。
【0023】前述した手段によれば、たとえば、放射線
治療計画装置で治療計画を立案している間、一時的に被
検体を放射線治療計画装置の撮影台から降ろしておき、
治療計画が決定した後に、再度、被検体を撮影台に設定
(搭載)し、放射線治療用のマークを記す場合、まず、
撮像終了後の被検体の体表面に位置合わせ用マークを記
し、該マーク位置にレーザ光照射手段から照射されるレ
ーザ光を合わせ、この座標位置を位置測定手段で測定す
る。
【0024】次に、被検体を撮影台から降ろした後、投
影像から断層像あるいは三次元像を再構成し、検者は放
射線治療計画すなわち被検体に照射する放射線強度、放
射線種類、照射角度および照射位置等を立案・決定す
る。
【0025】放射線治療計画が終了したならば、まず、
被検体を撮影台に設定し、次に、該マーク位置にレーザ
光照射手段から照射されるレーザ光を合わせ、この座標
位置を位置測定手段で測定することによって、再搭載時
の被検体位置を測定する。この後、検者が放射線治療計
画装置に放射線照射位置へのレーザ光の照射を指示する
と、放射線照射位置補正手段は、撮像時の位置合わせ用
マークの座標位置と被検体を再搭載したときの位置合わ
せ用マークの座標位置から、再搭載による被検体のズレ
を計算する。次に、放射線照射位置補正手段は、このズ
レに基づいて、治療計画で決定した放射線照射位置を補
正した後、該補正位置へレーザ光照射手段を移動して、
レーザ光を照射するので、再搭載後に、被検体を撮影台
上で移動させる必要がなくる。したがって、治療計画を
行う際の検者を含めた作業者数を低減できる。また、被
検体を撮影台上で動かす必要がないので、被検体の苦痛
を低減することができる。
【0026】また、検者の作業は、投影像の撮像後と再
搭載後とのレーザ光照射手段の座標位置の測定のみとな
るので、被検体の再搭載に伴うずれが容易に補正でき
る。したがって、被検体の再搭載に伴うズレの修正に要
する時間を短縮することができる。
【0027】すなわち、放射線治療システムおける放射
線治療計画および該治療計画に基づいた放射線治療に要
する時間を短縮することができるので、診断効率を向上
することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。
【0029】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0030】図1は本発明の一実施の形態の放射線治療
システムの概略構成を示すブロック図であり、1はスキ
ャナー、2は第1の投光器、3は第2の投光器、4は被
検体、5は撮影台、7は第1の通信回線、8は第1の操
作卓、9は第1の格納手段、10は第2の格納手段、1
1は第3の格納手段、12は演算手段(放射線照射位置
補正手段)、20は位置合わせ用のマーク、101は治
療用ガントリ、102は照射ヘッド、104は位置決め
治具、105は治療台、106はマイクロトロン本体、
107は制御装置、108は第2の操作卓、109は第
2の通信回線、110は放射線治療計画装置、111は
放射線治療装置を示す。
【0031】なお、図1の放射線治療装置111は、周
知の放射線治療装置であるため、詳細な説明は省略す
る。
【0032】図1において、スキャナー1は、X線を照
射するX線管装置、該X線管装置に対向するX線検出
器、および、その回転機構を有する周知のスキャナーで
あり、予め設定された回転角毎の被検体のX線投影像を
撮像し、該X線投影像を第1の操作卓に出力する。
【0033】第1の投光器2は、周知のレーザ光を撮影
台5の被検体4に照射する周知のレーザ光出力装置であ
り、本実施の形態においては、特に、レーザ光出力部分
がスキャナー1の開口部の前面に被検体の体軸方向と垂
直かつ装置の設置床と平行となる方向(以下、X軸方向
と記す)に移動可能となるように、たとえば、レーザ出
力部分(レーザ光照射手段)をX軸方向にガイドする図
示しないガイドレールと、後述する操作パネルあるいは
第1の操作卓からの検者の指示に基づいて、レーザ出力
部分を駆動する投光器駆動手段とからなる、すなわち、
支持移動手段を有する。また、レーザ光出力部分の移動
量を検出するために、たとえば、投光器駆動手段に周知
のエンコーダ等の位置計測手段が接続されており、該エ
ンコーダ出力がスキャナー1および撮影台5の動作を制
御する図示しないスキャナー制御装置に接続されてい
る。
【0034】第2の投光器3の基本構成も前述の第1の
投光器2と同じであるが、図示しないガイドレールの方
向すなわちレーザ光の移動方向が、被検体の体軸と垂直
かつ装置の設置面と垂直となるいわゆる撮影台5の上下
方向(以下、Y軸方向と記す)となる点が異なる。
【0035】撮影台5は、周知の撮影台であり、被検体
4を載せる部分である寝台天板と、該寝台天板を被検体
4の体軸方向に移動させる水平移動機構と、寝台天板を
床面に対して垂直となる方向に移動させる垂直移動機構
とからなる。また、撮影台5は、後述する操作パネルあ
るいは第1の操作卓からの検者の指示に基づいて、寝台
天板を上下方向および被検体の体軸方向(以下、Z軸方
向と記す)に移動操作できる。
【0036】第1の通信回線7は、第1の操作卓8と図
示しないスキャナー制御装置とを接続する通信回線であ
り、たとえば、周知のRS−232Cやイーサネット等
からなる通信回線である。
【0037】第1の操作卓8は、計測データから被検体
の断層像および三次元像を再構成する画像処理を行う演
算手段12を有する、いわゆる、画像処理装置内臓型の
周知の操作卓であり、画像処理結果を表示する周知の表
示手段を有する。
【0038】第1の格納手段9は、周知の格納手段であ
り、たとえば、周知の半導体メモリ、磁気ディスク装置
あるいは光磁気ディスク装置等を用いる。この第1の格
納手段9は、被検体4を撮影台5から降ろす前に体表面
上に記した位置合わせ用のマーク20のXYZ座標系に
おける座標位置を格納する。
【0039】第2の格納手段10は、第1の格納手段9
と同様に、たとえば、周知の半導体メモリ、磁気ディス
ク装置あるいは光磁気ディスク装置等を用いる周知の格
納手段である。この第2の格納手段10は、被検体4を
撮影台5に再び設定したすなわち再搭載したときの位置
合わせ用マーク20のXYZ座標系における座標位置を
格納する。
【0040】第3の格納手段11は、第1の格納手段9
および第2の格納手段10と同様に、たとえば、周知の
半導体メモリ、磁気ディスク装置あるいは光磁気ディス
ク装置等を用いる周知の格納手段である。この第3の格
納手段11は、放射線治療計画で決定された放射線照射
におけるアイソセンタ位置ICのXYZ座標系における
座標位置を格納する。
【0041】演算手段12は、たとえば、操作卓8に内
蔵される周知の情報処理装置上で動作するプログラムに
よって実現される手段であり、第1の格納手段9と第2
の格納手段10とに格納される位置合わせ用マーク位置
の座標値から、再搭載後の被検体4のズレ(ズレベクト
ル)を計算する。
【0042】治療用ガントリ101は、周知の治療用ガ
ントリであり、マイクロトロン本体106において発生
させた電子ビームを所定の照射野で照射させる照射ヘッ
ド102と、照射する電子ビームのアイソセンタ位置I
Cを設定するための図示しないレーザ投光器とを有して
いる。
【0043】位置決め治具104は、周知の固定台、固
定ベルトおよび固定マットからなり、被検者4の体位が
動かないように固定する治具である。
【0044】治療台105は、X方向移動台、Y方向移
動台、Z方向移動台、昇降装置、治療台支持台およびタ
ーンテーブルからなり、位置決め治具104を放射線治
療装置111において予め設定したXYZ座標系でのX
軸、Y軸およびZ軸方向に3次元で移動させる。
【0045】マイクロトロン本体106は、内部機構の
開示を略したが、周知の高エネルギー電子ビーム発生器
である。
【0046】制御装置107は、周知の制御装置であ
り、第2の操作卓108から入力される検者の支持に基
づき、治療用ガントリ101および治療台105の移動
と、マイクロトロン本体106の制御とを行う。
【0047】第2の操作卓108は、検者の指示の入力
装置であると共に、入力されたデータに基づく演算処理
と、治療用ガントリ101および治療台105に設置さ
れた、たとえば、ロータリエンコーダ(検出手段)から
なる図示しない位置センサからの信号に基づく治療用ガ
ントリ101および治療台105の位置の表示と、現在
のX線の照射量等とを表示する。
【0048】第2の通信回線109は、放射線治療計画
装置110の操作卓である第1の操作卓8と、放射線治
療装置111の操作卓である第2の操作卓108とを接
続する周知の通信回線であり、たとえば、周知のRS−
232Cやイーサネット等を用いる。
【0049】次に、図1に基づいて、本実施の形態の放
射線治療システムの動作を説明すると、まず、図示しな
い検者は被検体4を撮影台5に仰向けの姿勢で搭載し、
撮影台5の垂直移動機構により寝台天板を所定の高さに
まで持ち上げる。
【0050】次に、第1の操作卓8から被検体4の投影
像の撮像を指示すると、水平移動機構が寝台天板すなわ
ち被検体4をスキャナ1の開口部内に移動し、被検体4
の投影像の撮像が開始される。撮像された被検体4の投
影像は、順次、第1の通信回線を介して操作卓8に送ら
れ、該操作卓8の図示しない投影像格納手段に格納され
る。なお、撮像動作は、従来のX線CT装置と同じ動作
となるので、省略する。
【0051】被検体4の投影像の撮像が終了したなら
ば、被検体4を撮影台5から降ろす前に、まず、検者は
被検体の体表面の所定位置たとえば呼吸性体動の比較的
小さい任意の位置に位置合わせ用のマーク20を記し、
この位置を第1あるいは第2の投光器2,3で計測す
る。このときの計測位置は、第1の通信回線7を介し
て、第1の格納手段9に格納される。
【0052】位置合わせ用マーク20の位置計測が終了
したならば、検者は、一旦、被検体4を撮影台5から降
ろし、たとえば、ストレッチャー等に載せて放射線治療
計画を行う。このときの、放射線照射位置の情報は、第
3の格納手段11に格納される。
【0053】放射線治療計画が終了したならば、検者
は、まず、ストレッチャーに待避させた被検体4を再搭
載する。次に、被検体4の体表面に記した位置合わせ用
のマーク20と第1あるいは第2の投光器2,3から照
射されるレーザ光とを一致させ、このときの投光器位置
を測定する。この測定値は、第1の通信回線7を介して
操作卓8に転送され、第2の格納手段10に格納され
る。
【0054】次に、検者は、操作卓8を操作して、第3
の格納手段11に格納される放射線照射位置への投光器
のレーザ光の照射を指示する。この指示に基づいて、ま
ず、演算手段12が第1および第2の格納手段9,10
の位置合わせ用マーク20のズレから撮像時と再搭載後
の被検体4の位置ズレを計算する。次に、演算手段12
は、第3の格納手段11に格納される放射線照射位置
に、この被検体4のズレを補正した位置にレーザ光を照
射する。ここで、検者は、レーザ光が照射される位置に
放射線照射位置を示すマークすなわち放射線照射位置マ
ークを記し、放射線治療計画は終了となる。
【0055】次に、被検体4は、放射線治療装置111
の治療台105に移されて、放射線治療が行われること
になる。ただし、本実施の形態においては、放射線治療
装置111は、従来の放射線治療装置と同じ装置である
ので、説明は省略する。
【0056】なお、前述する放射線照射位置マークは、
たとえば、放射線治療装置111で照射する放射線のア
イソセンタの位置を示すものである。
【0057】図2は、本実施の形態の放射線治療計画装
置のスキャナー部分の拡大図であり、図2(a)は、ス
キャナー部分を被検体の側面方向から見たときの図であ
り、図2(b)は、スキャナー部分を被検体の体軸方向
(特に、足下の方向)から見たときの図である。
【0058】図2において、6は操作パネルであり、該
操作パネル6は、スキャナー1の側面に設置される第1
および第2の投光器2,3と同じ側面に設置される。こ
の操作パネル6は、たとえば、図示しない投光装置2,
3の投光器駆動手段を制御する。
【0059】次に、図3に本実施の形態の放射線治療計
画装置における位置合わせ手順を説明するための図を示
し、以下、図3に基づいて、図2に示すCT装置での被
検体の位置合わせ手順を説明する。
【0060】なお、以下の説明においては、位置合わせ
用のマーク20を被検体4の体表面に1個所のみを付け
る場合について説明する。
【0061】CT装置でのX線撮影が終了したならば、
図3(a)に示すように、まず、検者は、被検体4の体
表面の任意の位置に位置合わせ用のマーク20を記す。
次に、検者は、第1の投光器2から照射されるレーザ光
と位置合わせ用のマーク20との位置を一致させるよう
に、操作パネル6を操作して第1の投光器2の投光部を
移動させる。レーザ光と位置合わせ用のマーク20とが
一致したならば、ここで検者は操作パネル6の所定のキ
ーを操作することによって、投光部の位置(このときの
投光部の座標位置をP0(X0,Y0,Z0)とする)を確
定しその位置情報を操作卓8に送信する。このとき、操
作卓8では、座標位置P0(X0,Y0,Z0)を第1の格
納手段9に格納する。
【0062】ここで、位置合わせ用のマーク20の位置
が確定するので、検者は被検体4を一旦撮影台5から降
ろし、治療計画を行う。
【0063】治療計画が終了したならば、図3(b)に
示すように、再度、被検体4を撮影第5に搭載する。な
お、このときの被検体4の体位は、被検体4のX線撮影
を行ったときの体位とする。
【0064】次に、検者は、操作パネル6を操作して撮
影台5の高さすなわちY座標をY0に設定する。
【0065】次に、検者は、第1の投光器2の投光部お
よび撮影台5を移動して、図3(c)に示すように、第
1の投光器2から照射するレーザ光の位置と位置合わせ
用のマーク位置20とを一致させる。この位置合わせが
終了したならば、検者は、前述と同様に、操作パネル6
の所定のキーを操作することによって、投光部の位置
(このときの投光部の座標位置をP1(X1,Y1,Z1
とする)を確定しその位置情報を操作卓8に送信する。
このとき、操作卓8では、ただし、この場合には、Y1
=Y0である。
【0066】以上に示す操作によって、撮影台5から一
旦降ろした被検体4の位置ズレを修正するための操作は
終了となる。これ以降、被検体に放射線照射位置を示す
マークを記す作業手順については、従来と同一手順とな
るので省略する。
【0067】次に、図4に演算手段の動作を説明するた
めのフローチャートを示し、以下、図4に基づいて、X
線撮影時の被検体位置に基づいて計算した放射線照射位
置を、再搭載後の被検体位置の座標値に変換する手順を
説明する。
【0068】本フローの開始は、検者が操作パネル6あ
るいは操作卓8から行う放射線照射位置のマーク作業の
開始指示であり、まず、演算手段12は第1の格納手段
9から撮影時の被検体位置における位置合わせ用マーク
20の座標位置P0(X0,Y0,Z0)を読み出す(ステ
ップ401)。
【0069】次に、演算手段12は、第2の格納手段1
0から再搭載後の被検体位置での位置合わせ用マーク2
0の座標位置P1(X1,Y1,Z1)を読み出す(ステッ
プ402)。
【0070】次に、演算手段12は、撮影時の被検体位
置の位置合わせ用マーク20の座標位置P0と再搭載後
の座標位置P1とから、再搭載後の被検体4のズレ量を
計算する(ステップ403)。このときの、ズレ量の計
算は、たとえば、ズレ量をΔPとした場合、下記の数1
となる。
【0071】
【数1】ΔP(ΔX,ΔY,ΔZ)=P1−P0 ただし (ΔX,ΔY,ΔZ)=(X1−X0,Y1−Y0,Z1
0) Y1=Y0 次に、演算手段12は、第3の格納手段11から検者が
CT画像上で計画した放射線治療時の中心となる、いわ
ゆる、アイソセンタの座標位置を読み出す(ステップ4
04)。
【0072】次に、演算手段12は、ステップ404で
読み出したアイソセンタの座標位置に、ステップ403
で計算したズレ量ΔPを加算し、再搭載後の被検体位置
におけるアイソセンタの座標位置を計算する(ステップ
405)。このときの計算は、たとえば、CT画像上で
計画したときのアイソセンタの座標位置をIC0(Xi
c0,Yic0,Zic0)、ズレ量補正後のアイソセンタの座
標位置をIC1(Xic1,Yic1,Zic1)とした場合に
は、下記の数2となる。
【0073】
【数2】IC1=IC0+ΔP ただし、アイソセンタの座標位置が第2の投光器3を使
用する座標位置の場合であっても、前述する数2の計算
によって補正後のアイソセンタの座標位置を計算できる
ことは言うまでもない。
【0074】次に、演算手段12は、IC1(Xic1,Y
ic1,Zic1)を第1の通信回線7を介して、図示しない
第1の投光器2の制御装置に送信し(406)、該制御
装置がIC1(Xic1,Yic1,Zic1)の座標位置に第1
の投光器2からレーザ光を照射することによって、被検
体4のズレを補正できる。
【0075】以上説明したように、本実施の形態の放射
線治療システムでは、被検体4の体表面に記した位置合
わせ用のマーク20の座標位置を、被検体4を一旦撮影
台5から降ろす前後で第1の投光手段2の座標位置とし
て計測し、再搭載時の被検体4のズレ量でアイソセンタ
の座標位置のズレ量を補正し、該補正後のアイソセンタ
位置に放射線照射用のマーク(アイソセンタマーク)を
記し、放射線治療時には、該アイソセンタマークに放射
線治療装置の放射線照射位置を合わせ、放射線治療を行
うので、治療計画時に一旦被検体4を治療計画装置11
0の撮影台5から降ろした場合でも、被検体4に苦痛を
与えることなく、正確にアイソセンタの座標位置を示す
ことができる。
【0076】また、再搭載後の被検体4の位置ズレを、
投光装置による位置合わせのみで位置合わせ用マーク2
0の位置すなわちアイソセンタマークのズレを補正でき
るので、被検体4の位置ズレを修正するための時間が短
縮できる。したがって、放射線治療計画に要する時間が
短縮できるので、放射線治療に要する時間も短縮でき、
検者の診断効率を向上できる。
【0077】また、本実施の形態では、本発明をX線C
T装置を用いた放射線治療計画装置に適用した場合につ
いて説明したが、本発明の適用可能な放射線治療計画装
置は、X線CT装置に限定されることはなく、たとえ
ば、X線撮影装置および磁気共鳴映像装置等の他の医用
画像診断装置に適用可能なことは言うまでもない。
【0078】さらには、投光装置もレーザ光を照射する
レーザ装置を用いた投光装置に限定されることはなく、
可視光を光源とする他の投光装置でもよい。
【0079】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0080】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0081】(1)放射線治療計画を立案している期間
に被検体を撮影台から降ろした場合において、再搭載後
の被検体位置と撮像時の被検体位置とのずれを容易に修
正することができる。
【0082】(2)被検体の測定時と治療計画の終了後
のマーク時との間に、一旦、撮影台から降ろした場合に
おいて、再設定後の被検体位置と測定時の被検体位置と
の位置合わせに要する時間を短縮することができる。
【0083】(3)被検体の測定時と治療計画の終了後
のマーク時との間に、一旦、撮影台から降ろした場合に
おいて、再設定後の被検体位置と測定時の被検体位置と
の位置合わせに伴う被検体の苦痛を低減することができ
る。
【0084】(4)放射線治療システムにおいて、診断
効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の放射線治療システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の放射線治療計画装置のスキャナ
ー部分の拡大図である。
【図3】本実施の形態の放射線治療計画装置における位
置合わせ手順を説明するための図である。
【図4】本実施の形態の放射線治療計画装置の演算手段
の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…スキャナー、2…第1の投光器、3…第2の投光
器、4…被検体、5…撮影台、6…操作パネル、7…第
1の通信回線、8…第1の操作卓、9…第1の格納手
段、10…第2の格納手段、11…第3の格納手段、1
2…演算手段、101…治療用ガントリ、102…照射
ヘッド、104…位置決め治具、105…治療台、10
6…マイクロトロン本体、107…制御装置、108…
第2の操作卓、109…第2の通信回線、110…放射
線治療計画装置、111…放射線治療装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影台に設定した被検体の投影像を撮像
    した後、該投影像から断層像あるいは三次元像を構成
    し、該断層像あるいは三次元像に基づいて、前記被検体
    に照射する放射線の照射計画を立案する放射線治療計画
    装置と、該放射線治療計画装置と通信回線で接続されて
    おり、該通信回線を介して得た放射線照射条件および前
    記被検体の体表面に記した放射線照射位置マークに基づ
    いて放射線治療を行う放射線治療装置とを有する放射線
    治療システムであって、 前記放射線治療計画装置は、被検体の体表面にレーザ光
    を照射するレーザ光照射手段と、検者の支持に基づいて
    前記レーザ光照射手段を支持すると共に所定の位置に移
    動させる支持移動手段と、該レーザ光照射手段の位置を
    計測する位置計測手段と、撮像時に前記被検体に記した
    位置合わせ用マークに前記レーザ光照射手段のレーザ光
    を合わせて前記位置計測手段で計測したマーク位置と前
    記被検体を移動させた後に計測した前記マーク位置とか
    ら移動に伴う前記被検体のずれを計算し、治療計画で決
    定した放射線照射位置を補正する放射線照射位置補正手
    段とを具備することを特徴とする放射線治療システム。
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