JPH10202860A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JPH10202860A
JPH10202860A JP9009296A JP929697A JPH10202860A JP H10202860 A JPH10202860 A JP H10202860A JP 9009296 A JP9009296 A JP 9009296A JP 929697 A JP929697 A JP 929697A JP H10202860 A JPH10202860 A JP H10202860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
film layer
jet recording
recording head
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP9009296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yasutomi
英雄 保富
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録ヘッドにおいて、インク
吐出用アクチュエータの製造を容易かつ安価にする。 【解決手段】 インクを収容するインクキャビティ16
と、このインクキャビティ16に対向し、上記インクキ
ャビティ対向面に共通電極30を有するとともにその反
対面に駆動電圧印加用の個別電極32を有する含ハロゲ
ン有機化合物からなるフィルム層14と、このフィルム
層14の個別電極32に対して非接着状態で設けられ、
上記駆動用電圧と同極性のバイアス電圧が印加されて共
通電極30との間に電界を形成するベース電極40とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に応じて
吐出したインク滴を記録紙等の記録媒体に付着させて画
像を記録するインクジェット記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェット方式の画像記
録装置において、画像信号に応じてインク滴を吐出させ
るためのアクチュエータに圧電部材を用いたインクジェ
ット記録ヘッドが知られている。この種のヘッドは、一
般に、インクを収容する複数のインクキャビティと、各
インクキャビティに対向して配置され、電圧印加時の変
形に基づきインクキャビティ内のインクを加圧してノズ
ルからインク滴を吐出させる複数の圧電部材とを備えて
いる。そして、これら圧電部材は、基板上に固定した一
枚の圧電プレートにダイシングソーで複数の溝加工を施
すことにより分割形成される場合が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
圧電部材の形成方法は、高度な加工精度を保ちながら圧
電プレートから圧電部材を一本づつ分離形成するもので
あるため、加工効率が非常に悪かった。また、圧電部材
は例えば100μm程度の微小幅で長尺状に形成される
ため加工途中に折れやすく、歩留まりを上げることが困
難でコスト高を招くという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明にかかる
インクジェット記録ヘッドは上記問題点を解消すべく、
インクを収容するインクキャビティと、このインクキャ
ビティに対向し、上記インクキャビティ側の面に第1電
極層を有するとともにその反対面に駆動電圧印加用の第
2電極層を有する含ハロゲン有機化合物からなるフィル
ム層と、このフィルム層の第2電極層に対して非接着状
態で設けられ、上記駆動用電圧と同極性のバイアス電圧
が印加されて第1電極層との間に電界を形成する第3電
極層とを備えたものである。
【0005】このインクジェット記録ヘッドでは上記含
ハロゲン有機化合物を含フッ素有機化合物とすることが
好ましい。
【0006】また、上記フィルム層が上記インクキャビ
ティに収容されたインクと直接接触するように構成して
もよい。
【0007】さらに、上記フィルム層のインクキャビテ
ィ対向領域における周辺部の厚みをその内側領域のアク
チュエータ部よりも薄く成形してもよい。
【0008】
【発明の作用および効果】本発明にかかるインクジェッ
ト記録ヘッドでは、第3電極層に印加されたバイアス電
圧により第1電極層との間に電界が形成され、第3電極
層内部の第2電極側には上記バイアス電圧と同極性の電
荷が発生している。この状態で、フィルム層の第2電極
層に上記バイアス電圧と同極性の駆動電圧を印加する
と、フィルム層を構成する含ハロゲン有機化合物は通常
の樹脂材料に比べて誘電率が大きいために第2電極層に
は駆動電圧と同極性でかつ多量の電荷が貯えられ、同極
性の電荷が発生している第3電極層表面との間に静電反
発力が生じる。フィルム層は第3電極層に対して非接着
状態にあるため、上記反発力によって第3電極層から離
れる方向に変位する。このフィルム層の変位によりイン
クキャビティ内の容積が減少し、これにより加圧された
インクがインク滴となって吐出する。
【0009】このように本発明のインクジェット記録ヘ
ッドでは含ハロゲン有機化合物からなるフィルム層をイ
ンク吐出用アクチュエータとして用いている。このフィ
ルム層は型成形等により所望の形状に容易に形成するこ
とができ、しかも安価であるため、ヘッドの量産に極め
て有利である。また、上記フィルム層は変位応答性に優
れるため、高周期の駆動電圧を印加して時間当たりのイ
ンク滴吐出数を増やすことにより画像形成速度を上げる
ことができる。
【0010】また、上記フィルム層を構成する含ハロゲ
ン有機化合物として含フッ素有機化合物を用いれば、誘
電率が大きいため、より大きな静電反発力を得ることが
でき、インク吐出効率を高めることができる。
【0011】また、上記フィルム層がインクキャビティ
に収容されたインクと直接接触するインクジェット記録
ヘッドでは、上記フィルム層の材料に耐水性をもたせる
ことが可能であるため、アクチュエータに圧電部材を用
いた場合のようにインク浸透による悪影響を防止するた
めの耐水コートや保護部材が不要となり、部品コストを
安価にできる。
【0012】さらに、上記フィルム層のインクキャビテ
ィ対向領域における周辺部の厚みをその内側領域のアク
チュエータ部よりも薄く形成したインクジェット記録ヘ
ッドでは、上記周辺部を薄くしたことによりフィルム層
のアクチュエータ部が変位する際の抵抗が小さくて済む
ので、同じ駆動電圧でもアクチュエータ部の変位量を大
きくとることができ、インク吐出効率が良くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。図1から図3は本発明
の一実施形態であるインクジェット記録ヘッド10を示
す。このヘッド10は、記録媒体(図示せず)の対向部
に天板12を備えている。天板12はセラミック、合成
樹脂、金属等からなり、その裏面を微細加工して複数の
溝状凹部が形成されている。この天板12には各凹部を
覆ってフィルム層14が接着固定されている。このフィ
ルム層14で覆われた各凹部の内部がそれぞれ、インク
を収容するインクキャビティ16、補給用インクを収容
するインク供給室18、各インクキャビティ16をイン
ク供給室18に連通させるインクインレット20として
形成されている。各インクキャビティ14はそれぞれ平
行に、かつ等ピッチで形成されており、インク供給室1
6は図示しないインクタンクに接続されている。 ま
た、天板12にはインクインレット20の反対側におい
てインクキャビティ16に連通するノズル22がエキシ
マレーザ加工等によりそれぞれ形成されている。
【0014】上記フィルム層14は誘電体である含ハロ
ゲン有機化合物からなり、特に、含フッ素有機化合物で
形成するのが好ましい。変位応答性に優れた好ましい具
体的材料としては、ポリテトラフルオロエチレン(PT
FE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTF
E)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体(FEP)、ポリフッ化ビニリデン(PV
DF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリフッ化ビニ
リデン中に圧電材料粒子を分散したもの等が挙げられ
る。また、ポリウレタン、ポリシリコーン、ポリブタジ
エン、ポリフルオロシリコーン等のゴム材料中に圧電材
料粒子を分散したものもフィルム層14の材料として使
用できる。
【0015】上記フィルム層14は上記インクキャビテ
ィ16等の一壁面を形成するように対向して設けてあ
り、インクキャビティ16等に収容されたインクと直接
接触している。また、フィルム層14のインクキャビテ
ィ対向領域における周辺部の厚みがその内側領域のアク
チュエータ部28よりも薄く形成されている。換言する
と、アクチュエータ部28は各インクキャビティ16に
対応してフィルム層14の下面から突出した矩形凸状部
からなり、その長さおよび幅はインクキャビティ16よ
り僅かに小さく形成されているので、フィルム層14に
おいてアクチュエータ部28は厚く形成され、その周辺
部を含むその他の部分はアクチュエータ部28よりも薄
く形成されている。このようなフィルム層14の形状
は、押出成形、圧縮成形、カレンダー成形、キャスティ
ング成形等の公知の樹脂一体成形技術により形成するこ
とができる。
【0016】また、上記フィルム層14はインクキャビ
ティ16側の面に例えばAuスッパタ膜からなる共通電
極(第1電極層)30を有しており、その反対面である
アクチュエータ部28の下面に同じくAuスッパタ膜か
らなる駆動電圧印加用の個別電極(第2電極層)32を
有している。共通電極30はフィルム層14の全面にわ
たって形成され、ヘッド側部から突出したフィルム層1
4の端部24からアースに接続されている。他方、個別
電極32は各アクチュエータ部28に対応してパターン
形成されており、上記フィルム層14の端部24までそ
れぞれ引き出されてフレキシブル配線等を介して画像信
号制御回路36に個別に接続されている。なお、共通電
極30および個別電極32の形成にはスパッタリング以
外に塗布、蒸着、イオンプレーティング、導電ペースト
印刷等の各種公知の方法が利用できる。
【0017】上記フィルム層14の各アクチュエータ部
28の個別電極32形成面には、金属板からなるベース
電極(第3電極層)40が非接着状態で当接してそれぞ
れ設けてある。各ベース電極40はセラミック、合成樹
脂等からなる基板42に固定されている。また、基板4
2には複数のスペーサ部材44,46,48,50がベ
ース電極40の周囲に固定され、上記フィルム層14を
介して天板12を支持している。
【0018】次に、上記構成からなるインクジェット記
録ヘッド10のインク吐出動作について図4,5を参照
して説明する。図4,5はフィルム層14のアクチュエ
ータ部28が変位する際の作用を説明するための模式図
である。なお、以下の説明ではアクチュエータ部28の
駆動電圧およびその他の電圧の極性をプラスとして説明
するが、マイナス極性とした場合でもアクチュエータ部
28について同様の変位動作および効果を得ることがで
きる。
【0019】上記ヘッド10がインク吐出可能な状態に
あるとき、ベース電極40には電源54により一定のバ
イアス電圧(例えば、350ボルト)が印加されてい
る。このバイアス電圧は後述するアクチュエータ部28
の駆動電圧と同極性の電圧である。このバイアス電圧に
よりベース電極40と共通電極30との間には共通電極
30へ向かう方向の電界が形成され、ベース電極40内
部の個別電極32側にはプラスの電荷が発生している。
また、個別電極32はベース電極40と接触して導通し
ており、個別電極32にも同様にプラスの電荷が発生し
ている。
【0020】この状態で、画像信号制御回路36から個
別電極32に駆動電圧が印加される。この駆動電圧とし
ては、例えば、立ち上がり時間6μsec、最大電圧値
400ボルト、最大電圧印加時間100μsecの矩形
パルス電圧が印加される。すると、アクチュエータ部2
8を構成する含ハロゲン有機化合物は通常の樹脂材料に
比べて誘電率が大きいため、個別電極32に急速に多量
のプラス電荷が貯えられ、同じくプラス電荷が発生して
いるベース電極40との間に静電反発力が生じる。アク
チュエータ部28はベース電極40に対して非接触状態
にあるため、この反発力によってアクチュエータ部28
がベース電極40から離れる方向(矢印56方向)に変
位する。この変位によりインクキャビティ16の容積が
減少して内部のインクが加圧され、ノズル22からイン
ク滴となって吐出する。このインク滴が図示しない記録
媒体に付着して画像が記録される。
【0021】以上に説明したように本実施形態のインク
ジェット記録ヘッド10では、インク吐出用アクチュエ
ータとして含ハロゲン有機化合物からなるフィルム層1
4を用いている。このフィルム層14は型成形等により
所望の形状に容易に形成することができ、しかも安価で
あるため、アクチュエータに圧電部材を用いた場合に比
べてヘッドの量産に極めて有利である。また、上記フィ
ルム層14は変位応答性が良いので、高周期の駆動電圧
を印加して時間あたりのインク滴吐出数を増やすことに
より画像形成速度を上げることができる。
【0022】また、上記フィルム層を構成する含ハロゲ
ン有機化合物として含フッ素有機化合物を用いた場合に
は、ベース電極40に対してより大きな静電反発力を得
ることができ、インク吐出効率を高めることができる。
【0023】また、上記フィルム層14の材料に耐水性
をもたせることができるので、アクチュエータに圧電部
材を用いた場合のようにインク浸透による悪影響を防止
するための耐水コーティングや保護部材が不要となり、
部品コストを安価にすることができる。
【0024】さらに、上記フィルム層14ではアクチュ
エータ部28よりもその周辺部の膜厚を薄く形成してあ
るので、アクチュエータ部28が変位する際の抵抗が小
さくて済み、同じ駆動電圧でもアクチュエータ部28の
変位量を大きくすることができ、インク吐出効率を上げ
ることができる。
【0025】なお、上記フィルム層14の耐水性が高す
ぎて撥水性が強い場合には、フィルム層14の表面に親
水性処理を施してインクに対するぬれ性を良くすること
により、インクキャビティ16内での気泡の発生を防止
できるとともに、フィルム層14が復元する際のインク
供給室18からインクキャベティ16へのインク補給応
答性を向上させることができる。
【0026】また、上記インクジェット記録ヘッド10
では、ベース電極40をフィルム層14の各アクチュエ
ータ部28に対応して個別に設けたが、図6に示すよう
に、ベース電極プレート60をすべてのアクチュエータ
部28に共通するように設ければ製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるインクジェット記録ヘッドの
記録媒体対向部の部分平面図である。
【図2】 図1におけるII−II線断面図である。
【図3】 図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】 フィルム層のアクチュエータ部が変位する際
の作用を説明するための模式図である。
【図5】 図4と同様に、フィルム層のアクチュエータ
部が変位する際の作用を説明するための模式図である。
【図6】 ベース電極を各アクチュエータ部に共通する
プレート状に形成した変形例を示す図である。
【符号の説明】
10…インクジェット記録ヘッド、12…天板、14…
フィルム層、16…インクキャビティ、28…アクチュ
エータ部、30…共通電極(第1電極層)、32…個別
電極(第2電極層)、40…ベース電極(第3電極
層)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを収容するインクキャビティと、
    このインクキャビティに対向し、上記インクキャビティ
    側の面に第1電極層を有するとともにその反対面に駆動
    電圧印加用の第2電極層を有する含ハロゲン有機化合物
    からなるフィルム層と、このフィルム層の第2電極層に
    対して非接着状態で設けられ、上記駆動用電圧と同極性
    のバイアス電圧が印加されて第1電極層との間に電界を
    形成する第3電極層とを備えたインクジェット記録ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 上記含ハロゲン有機化合物が含フッ素有
    機化合物であることを特徴とする請求項1に記載のイン
    クジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記フィルム層が上記インクキャビティ
    に収容されたインクと直接接触することを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 上記フィルム層のインクキャビティ対向
    領域における周辺部の厚みをその内側領域のアクチュエ
    ータ部よりも薄く形成したことを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット記録ヘッド。
JP9009296A 1997-01-22 1997-01-22 インクジェット記録ヘッド Pending JPH10202860A (ja)

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JP9009296A JPH10202860A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 インクジェット記録ヘッド

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JP9009296A JPH10202860A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 インクジェット記録ヘッド

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JPH10202860A true JPH10202860A (ja) 1998-08-04

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9009296A Pending JPH10202860A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 インクジェット記録ヘッド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007105971A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Seiko Epson Corp 静電アクチュエータ、それを備えた液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及びデバイス並びに液滴吐出ヘッドの駆動方法

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JP2007105971A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Seiko Epson Corp 静電アクチュエータ、それを備えた液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及びデバイス並びに液滴吐出ヘッドの駆動方法

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