JPH10203659A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH10203659A
JPH10203659A JP9007071A JP707197A JPH10203659A JP H10203659 A JPH10203659 A JP H10203659A JP 9007071 A JP9007071 A JP 9007071A JP 707197 A JP707197 A JP 707197A JP H10203659 A JPH10203659 A JP H10203659A
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roller
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sheet feeding
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Takashi Furuya
隆志 古谷
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な解除機構を必要とせず、転写用紙が容
易に軽く引き抜ける。 【解決手段】 ワンウェイギヤが内蔵された軸受部19
や、ワンウェイギヤ22は、一方の駆動力伝達方向およ
び回転方向に駆動力が伝達可能で、かつ他方の駆動力伝
達方向および回転方向に空回りする。JAM処理時に、
詰まった用紙5を各ローラ7,8間から引っ張ると、軸
受部19のワンウェイギヤは、回転軸18の回転方向は
同一であるが駆動力伝達方向は逆方向であるので空回り
し、捌きローラ8も容易に回転する。また、詰まった用
紙5を引っ張ると、給紙ローラ7は給紙回転方向とは逆
回転しようとし、その逆回転駆動力はギヤ22内のワン
ウェイギヤに伝達され、そのワンウェイギヤは回転方向
が逆回転方向であるので空回りし、給紙ローラ7も容易
に回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機やフ
ァクシミリ装置などの画像形成装置のスタックバイパス
などの給紙部に用いられ、転写用紙を供給する給紙装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給紙装置は、例えばアナ
ログ複写機などの画像形成装置における手差し給紙部の
スタックバイパスなどに用いられており、上側の給紙ロ
ーラと、下側の捌きローラよりなるローラ対で転写用紙
を挟み込んで内部に取り込むようになっている。この従
来の給紙装置の一例について、以下に、図4を参照して
説明する。
【0003】図4は、従来の画像形成装置における給紙
装置の概略構成を示す要部斜視図である。
【0004】図4において、手差し給紙部のスタックバ
イパスの両側壁(他方の側壁は図示せず)81間に、図
示しない軸受を介して上下平行に回転軸82,83が回
転自在に掛け渡されている。この一方の回転軸82の適
所には、給紙ローラ84がワンウェイギヤ(図示せず)
を内蔵した状態で配設され、また、他方の回転軸83に
は、捌きローラ85がトルクミッタ86を介した状態で
給紙ローラ84と対向して配設されている。これらの給
紙ローラ84および捌きローラ85よりなるローラ対8
7の間で転写用紙88を挟み込むと共に、それらを所定
方向(矢印A,Bの回転方向)にそれぞれ回転させて装
置内部の矢印Cの方向に転写用紙88を1枚ずつ確実に
搬送するようになっている。
【0005】この回転軸82の一方端部にはギヤ89が
固定されて配設されており、また、回転軸83の一方端
部にもギヤ90が固定されて配設されている。これらの
ギヤ89,90の間にはアイドルギヤ91が回転力を伝
達可能に配設されている。このアイドルギヤ91にはワ
ンウェイギヤ(図示せず)が内蔵されており、アイドル
ギヤ91はワンウェイギヤ(図示せず)を介して、一端
が側壁81に接続されて固定された回転軸92に対して
所定方向にのみ回転自在に配設されている。
【0006】ここで、このワンウェイギヤ(図示せず)
とは、所定の一回転方向にのみ回転力を伝達可能で、か
つ他の回転方向にはフリー状態で空回りするギヤであ
る。また、このワンウェイギヤ(図示せず)は、例えば
ギヤから回転軸に所定の一方向にのみロック状態となっ
て回転力を伝達可能な場合に、そのときのギヤの回転方
向と同一の回転方向であっても、回転軸からギヤの駆動
力伝達方向が逆方向では回転力は伝達されずフリー状態
で空回りする。
【0007】この場合、アイドルギヤ91にワンウェイ
ギヤ(図示せず)を内蔵したのは、給紙ローラ84と捌
きローラ85の間に2枚以上の転写用紙88が噛み込ん
でわずかのトルクで捌きローラ85が回転軸83と共に
取り込む側(回転方向Bとは反対回転方向)に回ってし
まい、2枚以上の転写用紙88が装置内部への矢印Cの
方向に取り込まれる所謂重送を防止するためである。つ
まり、この重送時に、捌きローラ85が、回転方向Bと
は反対回転方向の用紙取り込み方向に回転しようとした
場合に、回転軸83さらにギヤ90を介してアイドルギ
ヤ91を逆回転方向に回転させようと作用し、アイドル
ギヤ91はこの方向に回転力を伝達させようとするが、
回転軸92はその一端が側壁81に固定されており、ア
イドルギヤ91はロック状態となって回転せず、また、
このアイドルギヤ91の逆回転を阻止するように、ギヤ
89からも逆フリー方向に回転力がアイドルギヤ91に
伝達されてくるため、捌きローラ85は用紙取り込み方
向には回転せず重送は防止される。
【0008】また、トルクリミッタ86は所定トルク以
上になると回転軸83と捌きローラ85の間が滑って回
転力が伝達されないようになっている。つまり、給紙ロ
ーラ84と捌きローラ85の間に転写用紙88が噛み込
んで大きな回転トルクがかかった場合に、下側の転写用
紙88を元に戻す捌きローラ85の回転力を滑らせて回
転力が伝達されないようにすることで、給紙ローラ84
側の回転を優先させて上側の転写用紙88を給紙させる
ためである。
【0009】上記構成により、複写スイッチ(図示せ
ず)が押されると図示しないモータが駆動して、回転軸
82のギヤ89を回転させる。この回転力は、ギヤ89
から回転軸82を介して、上側の給紙ローラ84が回転
方向Aに回転させるように作用する。また、下側の捌き
ローラ85は、ギヤ89からアイドルギヤ91、ギヤ9
0さらに回転軸83を介して回転方向Bで回転し、捌き
ローラ85で下側の転写用紙88を元に戻しつつ、上側
の転写用紙88のみを給紙ローラ84で装置内部の矢印
方向Cに給紙する。このとき、給紙ローラ84はワンウ
ェイギヤ(図示せず)によって回転力を伝えるように作
用しており、また、アイドルギヤ91はフリー回転状態
でギヤ89からギヤ90に回転力を伝達している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
給紙ローラ84と捌きローラ85の間に転写用紙88が
噛み込んで詰まった状態から復旧させるJAM処理時
に、転写用紙88の装置内部への搬送方向とは反対の手
前側方向Dに転写用紙88を手で引っ張った場合、その
引っ張っりによるローラ回転方向は、ワンウェイギヤ付
きの給紙ローラ84は回転力を伝える方向とは逆方向の
フリー回転方向で回転可能であるものの、捌きローラ8
5の回転方向Bの回転力が、回転軸83さらにギヤ90
を介してアイドルギヤ91に伝達され、さらに、このア
イドルギヤ91からギヤ89さらに回転軸82を介して
給紙ローラ84を転写用紙88の搬送方向(手前側方向
Dとは反対回転方向)に回転させようとするため、給紙
ローラ84およびアイドルギヤ91は共にロック状態と
なって、給紙ローラ84および捌きローラ85が共に回
転せず、詰まった転写用紙88を給紙ローラ84と捌き
ローラ85間から引き抜くのに非常に大きな力を要する
ことになる。この場合に転写用紙88が途中で破れたり
ちぎれたりするという問題を有していた。
【0011】これを解決するために、カセットの転写用
紙取り込み部などでは、カセットの装置外への引出動作
に連動して上下のローラ部を開いて解除させるような構
成が為されている。ところが、給紙ローラ84と捌きロ
ーラ85による給紙装置を手差し給紙部のスタックバイ
パスに用いた場合には、上記のようなカセット引出動作
に匹敵するような動作はないので、解除動作が新たに要
求されるだけではなく、その解除動作に連動して給紙ロ
ーラ84と捌きローラ85の間を開いて解除する構成が
別に必要となると共にその構成が複雑なものになるとい
う問題を有していた。
【0012】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、JAM処理時に新たなる解除動作やそれに連動した
複雑な解除機構を必要とせず、容易に軽く転写用紙を引
き抜くことができる給紙装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の給紙装置は、用
紙を送る給紙コロと、この給紙コロと対向して設けら
れ、給紙コロの回転方向とは逆回転する捌きコロとを備
え、これらの給紙コロおよび捌きコロで1枚の用紙を供
給する給紙装置において、給紙コロおよび捌きコロの駆
動力伝達経路に、一方の駆動力伝達方向および回転方向
に駆動力が伝達可能で、かつ他方の駆動力伝達方向およ
び回転方向に空回りする駆動力伝達部材が設けられ、こ
の駆動力伝達部材を介して、給紙コロおよび捌きコロを
各所定回転方向にそれぞれ回転駆動可能で、かつ、前記
給紙コロを前記所定回転方向とは逆回転でかつ前記捌き
コロを前記所定回転方向に空回り可能な駆動機構部を有
することを特徴とするものである。この給紙装置におい
て、給紙コロと捌きコロが別駆動源で別駆動される場
合、好ましくは、駆動機構部は、捌きコロの回転軸の軸
受部および給紙コロに駆動力伝達部材が内蔵されていて
もよく、また、給紙コロと捌きコロが同一駆動源で駆動
される場合、好ましくは、駆動機構部は、捌きコロの回
転軸の軸受部および、この軸受部の駆動力伝達方向上流
側のギヤ部に駆動力伝達部材が内蔵されていてもよい。
【0014】この構成により、駆動源が別駆動で、捌き
コロの回転軸の軸受部および給紙コロに駆動力伝達部材
が内蔵されている場合、JAM処理時に詰まった用紙を
各コロ間から引っ張ると、捌きコロの回転軸の軸受部に
内蔵された駆動力伝達部材は、捌きコロの回転軸の回転
方向は同一であるが駆動力伝達方向は逆方向であるので
空回りし、捌きコロも容易に回転可能となり、また、詰
まった用紙を各コロ間から引っ張ると、給紙コロに内蔵
された駆動力伝達部材は回転方向が逆方向であるので空
回りし、給紙コロも容易に回転可能となる。
【0015】また、同一駆動源による駆動で、捌きコロ
の回転軸の軸受部および、この軸受部の駆動力伝達方向
上流側のギヤ部に駆動力伝達部材が内蔵されている場
合、JAM処理時に詰まった用紙を各コロ間から引っ張
ると、捌きコロの回転軸の軸受部に内蔵された駆動力伝
達部材は、捌きコロの回転軸の回転方向は同一であるが
駆動力伝達方向は逆方向であるので空回りし、捌きコロ
も容易に回転可能となり、また、詰まった用紙を各コロ
間から引っ張ると、給紙コロは給紙回転方向とは逆方向
に回転しようとし、その逆回転駆動力は駆動力伝達経路
中の駆動力伝達部材に伝達され、その駆動力伝達部材は
回転方向が逆回転方向であるので空回りし、給紙コロも
容易に回転可能となる。
【0016】このように、給紙コロおよび捌きコロの駆
動力伝達経路のうち少なくとも何れかに駆動力伝達部材
が設けられ、この駆動力伝達部材によって、一方の駆動
力伝達方向および回転方向に駆動力が伝達可能で、かつ
他方の駆動力伝達方向および回転方向に空回りするの
で、JAM処理時に詰まった用紙を各コロ間から引っ張
ると、給紙コロおよび捌きコロが容易に回転可能とな
り、JAM処理時に新たなる解除動作やそれに連動した
複雑な解除機構を必要とせず、容易に軽く転写用紙を引
き抜くことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明するが、本発明は以下に示す実
施形態に限定されるものではない。
【0018】(実施形態1)図1は本発明が適用される
画像形成装置の内部構成の実施形態1を示す断面図であ
る。
【0019】図1において、この画像形成装置の装置本
体1は、その下部に配設された給紙部2と、この給紙部
2の上方に配設された用紙搬送部25と、この用紙搬送
部25の上方に配設された像形成部30と、この像形成
部30よりも排出側に配設された定着部40と、これら
の像形成部30および定着部40の上部に配設された光
学部50とを備えるとともに、上面中央部に配設された
コンタクトガラス60と、コンタクトガラス60上の原
稿を押える原稿押え70とを備えている。
【0020】この給紙部2は、給紙カセット3および給
紙ローラ4などから構成され、給紙カセット3内の転写
用紙5を上から順次、給紙ローラ4によって給紙するカ
セット給紙部6と、給紙ローラ7と捌きローラ8などで
構成され、装置本体1の右側面に収納自在に配設された
載置台9上の転写用紙5を上から順次、給紙コロとして
の給紙ローラ7と捌きコロとしての捌きローラ8によっ
てスタックバイパスに給紙する、詳細に後述する本発明
の手差し給紙部10とからなっている。
【0021】このカセット給紙部6の給紙カセット3
は、ばね11により上方に付勢される用紙載置板12を
備えており、この用紙載置板12上に積層載置された最
上段の転写用紙5が、給紙カセット3の給紙方向前方上
部にそれぞれ設けられたさばき爪13によって係止され
ている。また、この給紙ローラ4の外周部は、給紙カセ
ット3内の転写用紙5の給紙方向前方側上方に転写用紙
5の上面と対向するように、図1の点線で示す駆動モー
タ14により回転駆動される回転軸と共に回転自在に軸
支されて配設されている。その回転軸の軸芯方向は給紙
方向に直角な方向である。また、この給紙ローラ4の形
状は断面がほぼ半月形状の半月形状部4aを有してお
り、この半月形状部4aの外周部は用紙表面との摩擦を
大きくするために凹凸状に構成されている。
【0022】さらに、用紙搬送部25は、給紙カセット
3から給紙ローラ4により転写用紙5を反転ガイド26
を介して供給するカセット給紙部6、および、載置台9
から給紙ローラ7と捌きローラ8とにより転写用紙5を
スタックバイパスを介して供給する手差し給紙部10の
うち何れかの給紙部から、像形成部30に向けて搬送す
る搬送ローラ対27、光学部50の走査タイミングに同
期して駆動されるレジストローラ対28、さらに転写用
紙5を装置外部に排出する排出ローラ対29を用紙搬送
方向に沿って備えている。このレジストローラ対28
は、像形成部30の画像転写部に対する転写用紙5の先
端部の搬送タイミングを、光学部50の走査タイミング
と同期させるようになっている。
【0023】さらに、像形成部30は、回転可能に軸支
された感光体ドラム31を有するとともに、感光体ドラ
ム31の周囲に回転方向上流側から、主帯電部32、現
像部33、転写部および分離部34、除電部およびクリ
ーニング部35を備えている。
【0024】この主帯電部32は感光体ドラム31の表
面を所定電位に均一帯電させるもので、その直ぐ下流側
には光学部50からの原稿の光像を露光する領域が設け
られ、この光像により感光体ドラム31の表面に静電潜
像が形成されるようになっている。また、現像部33は
上記静電潜像に応じてトナーを付着させて現像を行うも
のである。さらに、転写部および分離部34は感光体ド
ラム31の表面のトナー像を転写用紙5に転写するとと
もに、転写後の転写用紙5を感光体ドラム31から分離
させるものである。さらに、除電部およびクリーニング
部35は、感光体ドラム31の表面の残留電荷を消去
し、転写後の感光体ドラム31の表面に残留しているト
ナーを清掃するものである。
【0025】さらに、定着部40は加熱ローラ41およ
び加圧ローラ42などからなっており、感光体ドラム3
1から分離された転写用紙5上の転写トナー像を定着さ
せるものである。この加熱ローラ41はローラ内部に配
設されたヒータを備えており、加圧ローラ42は、表面
が加熱ローラ41の表面より若干軟らかい材質で形成さ
れ、加熱ローラ41に対して所要の付勢力で押し付けて
いる。
【0026】さらに、光学部50は、露光ランプ51、
この露光ランプ51からの光を原稿に向けて反射させる
反射板52、原稿から反射した光を所定位置まで導く反
射鏡53a,53b,53c,53d,53e,53f
およびレンズ部54を備えており、露光ランプ51、反
射板52および反射鏡53aと、反射鏡53b,53c
とは、それぞれ所定の速度で図1中の左右方向に往復駆
動されるようになっており、この往動時に原稿画像の走
査を行って、原稿の光像を生成するものである。また、
これらの反射鏡53d,53eはレンズ部54と共に移
動可能にされて、所望の像倍率を得るようになってい
る。
【0027】図2は、図1の画像形成装置における手差
し給紙部10の概略構成を示す要部斜視図である。
【0028】図2において、手差し給紙部10は、スタ
ックバイパスの両側壁(他方の側壁は図示せず)15の
間に、回転軸16が軸受部17を介して回転自在に掛け
渡されていると共に、この回転軸16の直下に平行に回
転軸18が軸受部19を介して回転自在に掛け渡されて
いる。この一方の回転軸16の適所には、給紙ローラ7
が配設され、また、他方の回転軸18には、捌きローラ
8がトルクリミッタ20を介した状態で給紙ローラ7と
対向して配設されている。また、これらの給紙ローラ7
および捌きローラ8よりなるローラ対の間で転写用紙5
を挟み込んで、装置内部方向Cに上側の転写用紙5を給
紙すべく給紙ローラ7を矢印Aの方向に回転させると共
に、装置外部方向Dに下側の転写用紙5を戻すべく捌き
ローラ8を矢印Bの方向に回転させて最上段に位置する
転写用紙5のみを1枚ずつ装置内部に取り込むようにな
っている。
【0029】この回転軸16の軸受部17を介して側壁
15から突出した一方端部には、ギヤ21が回転軸16
と一体的に回転可能なように固定されて配設されてい
る。また、回転軸18の軸受部19を介して側壁15か
ら外側に突出した一方端部にもギヤ22が回転軸18と
一体的に回転可能なように固定されて配設されている。
これらのギヤ21,22の間にはアイドルギヤ23が回
転力を伝達可能に介在されている。このアイドルギヤ2
3は、その一端が側壁15に固定された回転軸23aに
対して両方向に回転自在に配設されている。このアイド
ルギヤ23には従来のようにワンウェイギヤ(図示せ
ず)は内蔵されておらず、本実施形態1では、ワンウェ
イギヤ(図示せず)は、給紙ローラ7および軸受部19
にそれぞれ内蔵されており、また、ギヤ22はワンウェ
イギヤであり、この駆動力伝達部材としてのワンウェイ
ギヤは、所定の一回転方向にのみ回転力を伝達可能で、
かつ他の回転方向にはフリー状態で空回りするようにな
っている。また、この駆動力伝達部材としてのワンウェ
イギヤ(図示せず)は、所定の一回転力伝達方向にのみ
回転力を伝達可能であるが、そのギヤ回転方向と同一方
向に回転させようとしても、前記一回転力伝達方向とは
逆方向には回転力は伝達されずフリー状態で空回りする
ようになっている。
【0030】また、モータ24Aが、その回転軸に配設
された駆動ギヤ24aでギヤ21を所定回転方向に駆動
可能なように取り付けられて配設されている。
【0031】上記構成により、コピー動作開始時に、ま
ず、手差し給紙部10を用いる場合には、転写用紙5を
載置する載置台9を水平状態に回動させて取り出し、そ
の上に転写用紙5を載置する。このように、載置台9を
水平状態に回動させてセットすることで、手差し給紙部
10による給紙駆動側に切り替わり、カセット給紙部2
による給紙駆動は行われない。次に、複写スイッチ(図
示せず)が押されると、モータ24Aが回転駆動して、
駆動ギヤ24aを所定回転方向に回転させる。この駆動
ギヤ24aによる回転駆動力は、ギヤ21から回転軸1
6を介して、給紙ローラ7が矢印Aの方向に回転して給
紙するように作用する。また、捌きローラ8は、ギヤ2
1からアイドルギヤ23、ギヤ22さらに回転軸18を
介して回転駆動力が伝達されて、矢印Bの方向で回転す
ることになる。このように、捌きローラ8の回転で下側
の転写用紙5を元の載置台9上に戻しつつ、上側の転写
用紙5のみを給紙ローラ7で装置内部への矢印方向Cに
給紙する。つまり、最上段の転写用紙5を送り出すと共
に、転写用紙5は捌きローラ8で捌かれて1枚づつ取り
出される。このとき、軸受部19およびギヤ22は、ワ
ンウェイギヤによって回転力が伝えられるように作用し
ている。さらに、転写用紙5は、スタックバイパスを介
して搬送ローラ対27に供給されてくる。
【0032】また、カセット給紙部2を用いる場合に
は、コピー動作開始時に、複写スイッチ(図示せず)を
押すだけでよく、このとき、給紙ローラ4が1回転する
ことで、給紙ローラ4の凹凸の付いた外周部で、カセッ
ト板12上に収納された転写用紙5の上面部を押圧しな
がら、その給紙方向の摩擦力で最上段の転写用紙5を送
り出すと共に、転写用紙5はさばき爪13で捌かれて1
枚づつ取り出される。さらに、転写用紙5は、反転ガイ
ド26で反転されて搬送ローラ対27に供給されてく
る。
【0033】以上のように、手差し給紙部10またはカ
セット給紙部2によって、転写用紙5は搬送ローラ対2
7に供給され、さらにレジストローラ対28に搬送され
てくる。このとき、レジストローラ対28は、転写用紙
5の先端部の搬送タイミングを、光学部50の走査タイ
ミングと同期させて転写用紙5を転写部に搬送する。
【0034】この転写部および分離部34では、転写用
紙5は感光体ドラム31の表面の、原稿光像によるトナ
ー像が転写されるとともに、転写後の転写用紙5が感光
体ドラム31から分離される。その後、分離された転写
用紙5は定着部40の加熱ローラ41および加圧ローラ
42で、転写用紙5上の転写トナー像が定着されて、排
出ローラ対29を介して排出トレー71上に排出される
ことになる。
【0035】ここで、上記給紙ローラ7と捌きローラ8
の間に転写用紙5が噛み込んで詰まった場合に、これを
復旧させるJAM処理について説明する。
【0036】この場合、転写用紙5の装置内部への搬送
方向(矢印Cの方向)とは反対の手前側方向Dに転写用
紙5を手で引っ張るが、その引っ張っり力によるローラ
回転方向は、給紙ローラ7は転写用紙5を給紙する方向
とは逆方向Eに回転しようとし、その回転力は、給紙ロ
ーラ7から回転軸16さらに軸受部17を介してギヤ2
1に伝達され、このギヤ21の回転力は、回転方向Fの
アイドルギヤ23を介してワンウェイギヤ22を通常の
駆動伝達方向とは逆方向Gのフリー回転方向(空回り方
向)に回転させようとする。したがって、手前側方向D
に転写用紙5を手で引っ張ると、その引っ張っり方向に
給紙ローラ7は、容易に回転することになる。
【0037】このとき、その引っ張っり力による捌きロ
ーラ8のローラ回転方向は、転写用紙5を戻す方向と同
じ方向(矢印Bの方向)に回転しようとし、その回転力
は、捌きローラ8から回転軸18さらにワンウェイギヤ
付きの軸受部19に伝達されることになる。ところが、
ワンウェイギヤ付き軸受部19を介して、回転軸18側
からギヤ22の回転軸側に回転力を伝達させる場合に
は、ワンウェイギヤ付き軸受部19はフリー回転状態で
空回りして駆動力を伝達させないことになる。したがっ
て、手前側方向Dに転写用紙5を手で引っ張ると、その
引っ張っり方向に捌きローラ8も、その回転軸18と共
に容易に回転することになって、給紙ローラ7および捌
きローラ8が共に、転写用紙5の引き抜き方向に容易に
回転することになる。このため、JAM処理時に従来の
ように新たなる解除動作やそれに連動した複雑な解除機
構を必要とせず、従来のように転写用紙5が途中で破れ
たりちぎれたりすることはなくなって、容易に軽く転写
用紙を引き抜くことができるようになる。
【0038】次に、給紙ローラ7と捌きローラ8の間に
2枚以上の転写用紙5が噛み込んでわずかのトルクで捌
きローラ8が給紙方向(回転方向Bとは反対回転方向)
に回ってしまい、2枚以上の転写用紙5が装置内部の矢
印方向Cに取り込まれる所謂重送時の防止機構について
説明する。
【0039】この重送時に、捌きローラ8が、回転方向
Bとは反対回転方向の用紙取り込み方向に回転しようと
した場合に、その回転力は、回転軸18さらにワンウェ
イギヤ付き軸受部19に伝達され、この軸受部19のワ
ンウェイギヤ(図示せず)は、回転軸18側からワンウ
ェイギヤ22の回転軸側に回転力を伝達させることがで
きる。さらに、その回転力は、上記と同様に、通常の駆
動回転方向に対して逆回転方向であるために駆動力伝達
方向が逆であっても、ワンウェイギヤ22からアイドル
ギヤ23側に駆動力を伝達することができるが、それと
逆回転方向のモータ24Aによる回転駆動力がアイドル
ギヤ23を介してワンウェイギヤ22に伝達されてお
り、ワンウェイギヤ付きギヤ22は、ロック状態となっ
て回転は停止することになる。したがって、給紙ローラ
7と捌きローラ8の間に2枚以上の転写用紙5が噛み込
んでわずかのトルクで捌きローラ8が取り込む側(回転
方向Bとは反対回転方向)に回転することで、2枚以上
の転写用紙5が装置内部の矢印方向Cに取り込まれる所
謂重送の問題は防止されることになる。
【0040】さらに、給紙ローラ7と捌きローラ8の間
に転写用紙5を噛み込んで大きな回転トルクがかかるよ
うな場合であっても、下側の転写用紙5を元に戻す捌き
ローラ8の回転力をトルクリミッタ20で滑らせて回転
力が捌きローラ8に伝達されないようにすることで、給
紙ローラ7側の回転力を優先させて転写用紙5を給紙さ
せることができる。
【0041】(実施形態2)逆転トルクリミッタ方式に
おいて、上記実施形態1では、給紙ローラ7と捌きロー
ラ8の駆動を1台のモータ24Aでアイドルギヤ23を
介して行い、軸受部19とギヤ22とをワンウェイギヤ
付きとしたが、本実施形態2では、給紙ローラと捌きロ
ーラの駆動を2台のモータで別駆動とし、給紙ローラ
と、捌きローラ側の軸受部とをワンウェイギヤ付きとし
た場合である。
【0042】図3は、本発明の実施形態2の画像形成装
置における手差し給紙部の概略構成を示す要部斜視図で
ある。なお、図1と同様の作用効果を奏する部材には同
様の部材番号を付してその説明を省略する。
【0043】図3において、回転軸16の適所には給紙
ローラ7がワンウェイギヤ(図示せず)を内蔵した状態
で配設され、また、他方の回転軸18には捌きローラ8
がトルクリミッタ20を介した状態で給紙ローラ7と対
向して配設されている。また、ギヤ21,22aの間に
は実施形態1のようなアイドルギヤ23は配設されてお
らず、モータ24Aが、その回転軸に配設された駆動ギ
ヤ24aでギヤ21を所定の回転方向に駆動可能なよう
に取り付けられており、また、モータ24Bが、その回
転軸に配設された駆動ギヤ24bでギヤ22aを所定の
回転方向に駆動可能なように取り付けられている。ま
た、本実施形態2のギヤ22aは、上記実施形態1のギ
ヤ22のようにワンウェイギヤではない。以上によって
手差し給紙部10aが構成されている。
【0044】上記構成により、コピー動作開始時に、ま
ず、手差し給紙部10aを用いる場合、転写用紙5を載
置する載置台9を水平状態に回動させ、その上に転写用
紙5を載置する。このように、載置台9を水平状態に回
動させることで、手差し給紙部10aによる給紙駆動側
に切り替わり、カセット給紙部2による給紙駆動は行わ
れない。次に、複写スイッチ(図示せず)が押される
と、モータ24A,24Bがそれぞれ所定の各回転方向
でそれぞれ回転して、駆動ギヤ24a,24bをそれぞ
れ回転駆動させる。この駆動ギヤ24aによる回転駆動
力は、ギヤ21から回転軸16を介して、給紙ローラ7
aが矢印Aの方向に回転して給紙するように作用する。
また、この駆動ギヤ24aによる回転駆動力は、ギヤ2
2aから回転軸19を介して捌きローラ8に回転駆動力
が伝達されて、矢印Bの方向で回転して重送を防止する
ように作用する。このように、捌きローラ8の回転で下
側の転写用紙5を元の載置台9上に戻しつつ、上側の転
写用紙5のみを給紙ローラ7aで装置内部への矢印方向
Cに給紙する。つまり、下側の転写用紙5は捌きローラ
8で捌かれて最上段の転写用紙5が1枚づつ取り出され
る。このとき、給紙ローラ7aおよび軸受部19は、ワ
ンウェイギヤ(図示せず)によって回転力が伝えられる
ように作用している。
【0045】ここで、上記給紙ローラ7aと捌きローラ
8間に転写用紙5が噛み込んで詰まった場合に、これを
復旧させるJAM処理について説明する。
【0046】この場合、転写用紙5の装置内部への搬送
方向(矢印Cの方向)とは反対の手前側方向Dに転写用
紙5を手で引っ張るが、その引っ張っり力によるローラ
回転方向は、給紙ローラ7aが転写用紙5を給紙する方
向とは逆方向に回転しようとし、その回転方向は逆方向
であるため、ワンウェイギヤ付きの給紙ローラ7aはフ
リー回転状態で容易に回転することになる。このとき、
その引っ張っり力による捌きローラ8のローラ回転方向
は、転写用紙5を戻す方向と同じ方向(矢印Bの方向)
に回転しようとし、その回転力は、捌きローラ8から回
転軸18さらにワンウェイギヤ付き軸受部19に伝達さ
れることになる。ところが、ワンウェイギヤ付き軸受部
19を介して、回転軸18側からギヤ22の回転軸側に
回転力を伝達させる場合には、ワンウェイギヤ付き軸受
部19はフリー回転状態で空回りして駆動力を伝達させ
ないことになる。したがって、手前側方向Dに転写用紙
5を手で引っ張ると、その引っ張っり方向に捌きローラ
8も、その回転軸18と共に容易に回転することになっ
て、給紙ローラ7および捌きローラ8が共に、転写用紙
5の引き抜き方向に容易に回転することになる。このた
め、JAM処理時に従来のように新たなる解除動作やそ
れに連動した複雑な解除機構を必要とせず、従来のよう
に転写用紙5が途中で破れたりちぎれたりすることはな
くなって、容易に軽く転写用紙を引き抜くことができる
ようになる。
【0047】次に、給紙ローラ7aと捌きローラ8の間
に2枚以上の転写用紙5が噛み込んでわずかのトルクで
捌きローラ8が給紙側(回転方向Bとは反対回転方向)
に回ってしまい、2枚以上の転写用紙5が装置内部の矢
印Cの方向に取り込まれる所謂重送時の防止機構につい
て説明する。
【0048】この重送時に、捌きローラ8が、回転方向
Bとは反対回転方向の用紙取り込み方向に回転しようと
した場合に、回転軸18さらにワンウェイギヤ付き軸受
部19に伝達され、この軸受部19のワンウェイギヤ
(図示せず)は、回転軸18側からギヤ22aの回転軸
側に回転力を伝達させることができる。さらに、その回
転力は、ギヤ22aからギヤ24b側に駆動力を伝達す
ることができるが、それと逆回転方向のモータ24Bに
よる回転駆動力がギヤ24bを介してギヤ22aに伝達
されており、ワンウェイギヤ付き軸受部19は、ロック
状態となって給紙方向の回転が阻止され、上記所謂重送
の問題は防止されることになる。
【0049】なお、上記実施形態1,2では、駆動力伝
達部材としてワンウェイギヤ付き軸受部19を用いた
が、この軸受部19の代わりに、所定方向の角ばねを用
いてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、給紙コロ
および捌きコロの駆動力伝達経路のうち少なくとも何れ
かに駆動力伝達部材が設けられ、この駆動力伝達部材に
よって、一方の駆動力伝達方向および回転方向に駆動力
が伝達可能で、かつ他方の駆動力伝達方向および回転方
向に空回りするため、詰まった用紙を各コロ間から引っ
張ると、給紙コロおよび捌きコロが容易に回転可能とな
り、JAM処理時に新たなる解除動作やそれに連動した
複雑な解除機構を必要とせず、容易に軽く転写用紙を引
き抜くことができて、紙詰まりなどを容易に復旧させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の内部構成の
実施形態1を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置における手差し給紙部の概
略構成を示す要部斜視図である。
【図3】本発明の実施形態2の画像形成装置における手
差し給紙部の概略構成を示す要部斜視図である。
【図4】従来の画像形成装置における給紙装置の概略構
成を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 給紙部 7,7a 給紙ローラ 8 捌きローラ 9 載置台 10,10a 手差し給紙部 15 側壁 16,18,23a 回転軸 17,19 軸受部 20 トルクリミッタ 21,22,22a ギヤ 23 アイドルギヤ 24A,24B 駆動モータ 24a,24b 駆動ギヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を送る給紙コロと、この給紙コロと
    対向して設けられ、前記給紙コロの回転方向とは逆回転
    する捌きコロとを備え、これらの給紙コロおよび捌きコ
    ロで用紙を供給する給紙装置において、 前記給紙コロおよび捌きコロの駆動力伝達経路に、一方
    の駆動力伝達方向および回転方向に駆動力が伝達可能
    で、かつ他方の駆動力伝達方向および回転方向に空回り
    する駆動力伝達部材が設けられ、この駆動力伝達部材を
    介して、前記給紙コロおよび捌きコロを各所定回転方向
    にそれぞれ回転駆動可能で、かつ、前記給紙コロを前記
    所定回転方向とは逆回転でかつ前記捌きコロを前記所定
    回転方向に空回り可能な駆動機構部を有し、前記駆動機
    構部は、前記給紙コロと捌きコロが別駆動源で別駆動さ
    れる構成であり、前記捌きコロの回転軸の軸受部および
    給紙コロに前記駆動力伝達部材が内蔵されていることを
    特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 用紙を送る給紙コロと、この給紙コロと
    対向して設けられ、前記給紙コロの回転方向とは逆回転
    する捌きコロとを備え、これらの給紙コロおよび捌きコ
    ロで用紙を供給する給紙装置において、 前記給紙コロおよび捌きコロの駆動力伝達経路に、一方
    の駆動力伝達方向および回転方向に駆動力が伝達可能
    で、かつ他方の駆動力伝達方向および回転方向に空回り
    する駆動力伝達部材が設けられ、この駆動力伝達部材を
    介して、前記給紙コロおよび捌きコロを各所定回転方向
    にそれぞれ回転駆動可能で、かつ、前記給紙コロを前記
    所定回転方向とは逆回転でかつ前記捌きコロを前記所定
    回転方向に空回り可能な駆動機構部を有し、前記駆動機
    構部は、前記給紙コロと捌きコロが同一駆動源で駆動さ
    れる構成であり、前記捌きコロの回転軸の軸受部およ
    び、この軸受部の駆動力伝達方向上流側のギヤ部に前記
    駆動力伝達部材が内蔵されていることを特徴とする給紙
    装置。
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