JPH10203970A - 光学活性なニトロキシ誘導体を有効成分とする抗狭心剤 - Google Patents

光学活性なニトロキシ誘導体を有効成分とする抗狭心剤

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JPH10203970A
JPH10203970A JP31471697A JP31471697A JPH10203970A JP H10203970 A JPH10203970 A JP H10203970A JP 31471697 A JP31471697 A JP 31471697A JP 31471697 A JP31471697 A JP 31471697A JP H10203970 A JPH10203970 A JP H10203970A
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JP
Japan
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group
compound
acid
thiazd
acceptable salt
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Application number
JP31471697A
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English (en)
Inventor
Sadao Ishihara
貞夫 石原
Fujio Saito
冨士夫 斎藤
Yasuo Ohata
靖雄 大畑
Shigeki Miyake
茂樹 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】すぐれた側副血管拡張作用を有し、狭心症予防
剤または治療剤として有用な薬剤の提供。 【解決手段】一般式 【化1】 (式中、R1 a :H、C1 −C6 アルカノイル基;R
3 :C1 −C6 アルキル基;n:1乃至2)を有する光
学活性なニトロキシ誘導体またはその薬理上許容される
塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニトロキシ誘導体
もしくはその薬理上許容される塩を有効成分とする狭心
症予防剤もしくは治療剤あるいはすぐれた側副血管拡張
作用、抗狭心作用を有する光学活性なニトロキシ誘導体
もしくはその薬理上許容される塩またはそれらを有効成
分とする狭心症予防剤もしくは治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、循環器疾患とくに狭心症の治療薬
として、ニトログリセリンが臨床的に最も頻用されてい
る。しかし、本剤には初回通過効果を受けやすく、その
作用持続時間が短いという欠点がある。また副作用とし
て、頭痛、めまい、血圧下降による頻脈が出現する。こ
れらの背景から、臨床上、初回通過効果を受けず、持続
性がすぐれた狭心症治療剤が望まれていた。抗狭心作用
を有するニトロキシ誘導体としては、例えば、次の化合
物A等が知られている(特開平2-207072号公報)。ま
た、抗狭心作用を有する化合物の合成中間体として、多
くのニトロキシ誘導体が知られている[例えば、ケミカ
ル・アブストラクツ、第41巻、第3868頁、1947年:Che
m. Abst., 41, 3868 (1947)、特開平1-146873号公報、
ケミカル・アブストラクツ、第58巻、第12372 頁、1964
年:Chem. Abst., 58, 12372 (1964) 等]。
【0003】
【化2】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、長年に
亘り、一連のニトロキシ部分を有する化合物を合成し、
その薬理作用を検討してきた。その結果、特異なニトロ
キシ誘導体が、すぐれた側副血管拡張作用を有するこ
と、その作用が持続的であること、また、副作用も少な
く、狭心症治療薬として有用であることを見出し、本発
明を完成するに至った。本発明は、ニトロキシ誘導体も
しくはその薬理上許容される塩を有効成分とする狭心症
予防剤もしくは治療剤あるいはすぐれた側副血管拡張作
用、抗狭心作用を有する光学活性なニトロキシ誘導体も
しくはその薬理上許容される塩またはそれらを有効成分
とする狭心症予防剤もしくは治療剤を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の有効成分である
ニトロキシ誘導体は、一般式 B − A − ONO2 (I) または E − D − ONO2 (II) を有する。
【0006】上記式中、Aは、C2 −C5 アルキレンで
置換されたC2 −C6 アルキレン基(ただし、置換基の
アルキレンは、C2 −C6 アルキレン基の同一の炭素原
子に結合する。)またはニトロキシ−C1 −C4 アルキ
ルで置換されてもよいC2 −C8 アルキレン基を示し、
Bは、式 −NHR1 を有する基(式中、R1 は、水素
原子、C1 −C6 アルカノイル基または式
【0007】
【化3】
【0008】を有する基(式中、R2 は、水素原子、C
1 −C4 アルキル基、C1 −C4 アルキル、C1 −C4
アルコキシもしくはハロゲンで置換されてもよいフェニ
ル基またはC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ
もしくはハロゲンで置換されてもよいフェニル−C1
2 アルキル基を示す。)を示し、Dは、C1 −C5
ルキレン基を示し、Eは、窒素原子がC1 −C6 アルカ
ノイルもしくは上記式 (Ia) を有する基(式中、R2
は、前述したものと同意義を示す。)で置換されてもよ
い5乃至6員環状アミノ基を示す。だたし、Aが、C2
−C6 アルキレン基である場合は、Bは、式 −NHR
1a を有する基(式中、R1 a は、水素原子またはC1
−C6アルカノイル基を示す。)を示す。
【0009】また、本発明の有効成分である光学活性な
ニトロキシ誘導体は、一般式
【0010】
【化4】
【0011】を有する。
【0012】上記式中、R1aは、前述したものと同意義
を示し、R3 は、C1 −C6 アルキル基を示し、nは、
1乃至2を示す。
【0013】さらに、本発明の有効成分であるニトロキ
シ誘導体は、一般式 B’− D − ONO2 (IIIa) を有する。
【0014】上記式中、Dは、前述したものと同意義を
示し、B’は、一般式
【0015】
【化5】
【0016】(式中、R2 は、前述したものと同意義を
示す。)を有する基を示す。
【0017】AのC2 −C5 アルキレンで置換されたC
2 −C6 アルキレン基(ただし、置換基のアルキレン
は、C2 −C6 アルキレン基の同一の炭素原子に結合す
る。)は、例えば、1,1−エチレンエチレン基、1,
1−エチレントリメチレン基、1,1−エチレンテトラ
メチレン基、1,1−エチレンペンタメチレン基、1,
1−エチレンヘキサメチレン基、1,1−トリメチレン
エチレン基、1,1−テトラメチレンエチレン基、1,
1−ペンタメチレンエチレン基であり得、好適には、
1,1−C2 −C5 アルキレン−エチレン基、1,1−
2 −C5 アルキレン−トリメチレン基または1,1−
2 −C5 アルキレン−テトラメチレン基であり、さら
に好適には、1,1−エチレンエチレン基、1,1−テ
トラメチレンエチレン基または1,1−ペンタメチレン
エチレン基であり、特に好適には、1,1−エチレンエ
チレン基である。
【0018】Aのニトロキシ−C1 −C4 アルキルで置
換されてもよいC2 −C8 アルキレン基のC2 −C8
ルキレン部分は、例えば、エチレン、トリメチレン、テ
トラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、1−
メチルエチレン、1−エチルエチレン、1−プロピルエ
チレン、1−イソプロピルエチレン、1−ブチルエチレ
ン、1−イソブチルエチレン、1−ペンチルエチレン、
1−イソペンチルエチレン、1−ヘキシルエチレン、1
−イソヘキシルエチレン、1,1−ジメチルエチレン基
であり得、好適には、エチレン、トリメチレン、テトラ
メチレン、1−メチルエチレン、1−エチルエチレン、
1−プロピルエチレン、1−イソプロピルエチレン、1
−ブチルエチレン、1−イソブチルエチレンまたは1,
1−ジメチルエチレン基であり、さらに好適には、エチ
レン、1−メチルエチレン、1−エチルエチレン、1−
プロピルエチレン、1−イソプロピルエチレン、1−ブ
チルエチレン、1−イソブチルエチレンまたは1,1−
ジメチルエチレン基であり、さらにより好適には、1−
メチルエチレン、1−エチルエチレン、1−プロピルエ
チレン、1−イソプロピルエチレン、1−ブチルエチレ
ンまたは1−イソブチルエチレン基であり、さらにまた
はより好適には、1−メチルエチレン、1−プロピルエ
チレン、1−ブチルエチレンまたは1−イソブチルエチ
レン基であり、特に好適には、1−メチルエチレン基で
ある。
【0019】Aのニトロキシ−C1 −C4 アルキルで置
換されたC2 −C8 アルキレン基は、好適には、1−ニ
トロキシメチルエチレン基、1−(2−ニトロキシエチ
ル)エチレン基、1−(3−ニトロキシプロピル)エチ
レン基、1−(4−ニトロキシブチル)エチレン基、1
−ニトロキシメチルトリメチレン基または1−ニトロキ
シメチルテトラメチレン基であり、さらに好適には、ニ
トロキシメチルもしくは2−ニトロキシエチルで置換さ
れたC2 −C4 アルキレン基であり、特に好適には、1
−ニトロキシメチルエチレン基である。
【0020】R1 等のC1 −C6 アルカノイル基は、例
えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、
イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、
ヘキサノイル基であり得、好適には、C1 −C5 アルカ
ノイル基であり、さらに好適には、C2 −C3 アルカノ
イル基であり、特に好適には、アセチル基である。
【0021】R2 等のC1 −C4 アルキル基またはR2
に含まれるC1 −C4 アルコキシ基のアルキル部分は、
例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、s−ブチル、t−ブチル、イソブチル基であり
得、好適には、C1 −C3 アルキル基であり、さらに好
適には、C1 −C2 アルキル基であり、特に好適にはメ
チル基である。
【0022】R2 に含まれるハロゲン原子は、例えば、
弗素、塩素、臭素、沃素原子であり得、好適には、弗素
原子または塩素原子である。
【0023】R2 のフェニル−C1 −C2 アルキル基
は、好適には、ベンジル基またはフェネチル基であり、
更に好適には、ベンジル基である。
【0024】R2 は、好適には、水素原子、C1 −C4
アルキル基、メチル、メトキシ、弗素もしくは塩素で置
換されてもよいフェニル基またはメチル、メトキシ、弗
素もしくは塩素で置換されてもよいベンジル基であり、
さらに好適には、水素原子、メチル基またはベンジル基
であり、特に好適には、水素原子である。
【0025】DのC1 −C5 アルキレン基は、例えば、
メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン
基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基であり得、好
適には、C1 −C3 アルキレン基であり、さらに好適に
は、メチレン基またはエチレン基であり、特に好適に
は、メチレン基である。
【0026】Eの5乃至6員環状アミノ基は、例えば、
2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−ピペリジニ
ル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル基であり得、
好適には、2−ピロリジニルまたは2−ピペリジニル基
であり、特に好適には、2−ピペリジニル基である。
【0027】R3 のC1 −C6 アルキル基は、例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s
−ブチル、t−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシ
ル基であり得、好適には、C1 −C4 アルキル基であ
り、さらに好適には、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチルまたはイソブチル基であり、さらによ
り好適には、メチル、プロピル、ブチルまたはイソブチ
ル基であり、特に好適にはメチル基である。
【0028】nは、好適には、1である。
【0029】前記一般式(I) 、(II)、(III) 及び(IIIa)
を有する化合物は、必要に応じて薬理上許容し得る塩に
することができる。そのような塩は、例えば、塩酸、臭
酸、硫酸、リン酸、炭酸のような無機酸との塩、酢酸、
フマル酸、マレイン酸、修酸、マロン酸、コハク酸、ク
エン酸、リンゴ酸、安息香酸のようなカルボン酸との
塩、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸、トルエンスルホン酸のようなスルホン酸との
塩、グルタミン酸、アスパラギン酸のような酸性アミノ
酸との塩であり得、好適には、塩酸またはカルボン酸と
の塩である。
【0030】さらに、本発明は、化合物(I)もしくは
その塩、化合物 (II) もしくはその塩または化合物 (II
Ia) もしくはその塩の水和物も包含し、化合物(I)、
化合物 (II) または化合物 (IIIa) の分子内に不斉炭素
が存在する場合は、ラセミ体および光学活性体を包含
し、化合物 (III)もしくはその塩の水和物も包含する。
また、一般式(I) を有する化合物において、AがC2
5 アルキレンで置換されたC2 −C6 アルキレン基で
ある化合物、Aがニトロキシ−C1 −C4 アルキルで置
換されてたC2 −C8 アルキレン基である化合物及びA
がC2 −C8 アルキレン基であり、Bが、式 −NH
R’を有する基(式中、R’は、C1 −C6 アルカノイ
ル基を示す。)である化合物は、新規化合物である。
【0031】前記一般式(I) を有する化合物において、
好適には、 1)Aが、1,1−C2 −C5 アルキレン−エチレン
基、1,1−C2 −C5アルキレン−トリメチレン基、
1,1−C2 −C5 アルキレン−テトラメチレン基、エ
チレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、1−メ
チルエチレン基、1−エチルエチレン基、1−プロピル
エチレン基、1−イソプロピルエチレン基、1−ブチル
エチレン基、1−イソブチルエチレン基、1,1−ジメ
チルエチレン基、ニトロキシメチルもしくは2−ニトロ
キシエチル−エチレン基、ニトロキシメチルもしくは2
−ニトロキシエチル−トリメチレン基またはニトロキシ
メチルもしくは2−ニトロキシエチル−テトラメチレン
基である化合物、 2)Aが、1,1−エチレン−エチレン基、1,1−テ
トラメチレン−エチレン基、1,1−ペンタメチレン−
エチレン基、エチレン基、1−メチルエチレン基、1−
エチルエチレン基、1−プロピルエチレン基、1−イソ
プロピルエチレン基、1−ブチルエチレン基、1−イソ
ブチルエチレン基、1,1−ジメチルエチレン基または
1−ニトロキシメチルエチレン基である化合物、 3)Aが、1,1−エチレン−エチレン基、1−メチル
エチレン基、1−エチルエチレン基、1−プロピルエチ
レン基、1−イソプロピルエチレン基、1−ブチルエチ
レン基、1−イソブチルエチレン基または1,1−ジメ
チルエチレン基である化合物、 4)Aが、1−メチルエチレン基、1−プロピルエチレ
ン基、1−ブチルエチレン基または1−イソブチルエチ
レン基である化合物、 5)Aが、1−メチルエチレン基である化合物、 6)Bが、式 −NHR1 を有する基(式中、R1 は、
水素原子、C1 −C3アルカノイル基または式(Ia)を有
する基(式中、R2 は、水素原子、メチル基またはベン
ジル基を示す。)である化合物、 7)Bが、アミノ基、アセチルアミノ基または式(Ia)を
有する基(式中、Rは、水素原子を示す。)である化
合物、 8)Bが、アミノ基またはアセチルアミノ基である化合
物または 9)Bが、アミノ基である化合物をあげることができ
る。
【0032】また、Aを(1)−(5)から成る群から
選択し、Bを(6)−(9)から成る群から選択し、こ
れらをを任意に組合せて得られる化合物も好適であり、
例えば、以下のものをあげることができる。 10)Aが、1,1−C −C5 アルキレン−エチレ
ン基、1,1−C2 −C5 アルキレン−トリメチレン
基、1,1−C2 −C5 アルキレン−テトラメチレン
基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、
1−メチルエチレン基、1−エチルエチレン基、1−プ
ロピルエチレン基、1−イソプロピルエチレン基、1−
ブチルエチレン基、1−イソブチルエチレン基、1,1
−ジメチルエチレン基、ニトロキシメチルもしくは2−
ニトロキシエチル−エチレン基、ニトロキシメチルもし
くは2−ニトロキシエチル−トリメチレン基またはニト
ロキシメチルもしくは2−ニトロキシエチル−テトラメ
チレン基であり、Bが、式 −NHR1 を有する基(式
中、R1 は、水素原子、C1 −C3 アルカノイル基また
は式(Ia)を有する基(式中、R2 は、水素原子、メチル
基またはベンジル基を示す。)である化合物、 11)Aが、1,1−エチレン−エチレン基、1,1−
テトラメチレン−エチレン基、1,1−ペンタメチレン
−エチレン基、エチレン基、1−メチルエチレン基、1
−エチルエチレン基、1−プロピルエチレン基、1−イ
ソプロピルエチレン基、1−ブチルエチレン基、1−イ
ソブチルエチレン基、1,1−ジメチルエチレン基また
は1−ニトロキシメチルエチレン基であり、Bが、アミ
ノ基、アセチルアミノ基または式(Ia)を有する基(式
中、R2 は、水素原子を示す。)である化合物、 12)Aが、1,1−エチレン−エチレン基、1−メチ
ルエチレン基、1−エチルエチレン基、1−プロピルエ
チレン基、1−イソプロピルエチレン基、1−ブチルエ
チレン基、1−イソブチルエチレン基または1,1−ジ
メチルエチレン基であり、Bが、アミノ基またはアセチ
ルアミノ基である化合物、 13)Aが、1−メチルエチレン基、1−プロピルエチ
レン基、1−ブチルエチレン基または1−イソブチルエ
チレン基であり、Bが、アミノ基またはアセチルアミノ
基である化合物または 14)Aが、1−メチルエチレン基であり、Bが、アミ
ノ基である化合物。
【0033】前記一般式(II)を有する化合物において、
好適には、 15)Dが、C1 −C3 アルキレン基である化合物、 16)Dが、メチレン基またはエチレン基である化合
物、 17)Dが、メチレン基である化合物、 18)Eが、窒素原子がC1 −C3 アルカノイルもしく
は式 (Ia) を有する基(式中、R2 は、水素原子、メチ
ル基またはベンジル基を示す。)で置換されてもよい5
乃至6員環状アミノ基である化合物、 19)Eが、窒素原子がアセチルもしくは式(Ia)を有す
る基(式中、R2 は、水素原子を示す。)で置換されて
もよい、2−ピロリジニル基または2−ピペリジニル基
である化合物、 20)Eが、2−ピロリジニル基または2−ピペリジニ
ル基である化合物または 21)Eが、2−ピペリジニル基である化合物をあげる
ことができる。
【0034】また、Dを(15)−(17)から成る群
から選択し、Eを(18)−(21)から成る群から選
択し、これらを任意に組合せて得られる化合物も好適で
あり、例えば、以下のものをあげることができる。 22)Dが、C1 −C3 アルキレン基であり、Eが、窒
素原子がC1 −C3 アルカノイルもしくは式 (Ia) を有
する基(式中、R2 は、水素原子、メチル基またはベン
ジル基を示す。)で置換されてもよい5乃至6員環状ア
ミノ基である化合物、 23)Dが、メチレン基またはエチレン基であり、E
が、窒素原子がアセチルもしくは式(Ia)を有する基(式
中、R2 は、水素原子を示す。)で置換されてもよい、
2−ピロリジニル基または2−ピペリジニル基である化
合物、 24)Dが、メチレン基またはエチレン基であり、E
が、2−ピロリジニル基または2−ピペリジニル基であ
る化合物または 25)Dが、メチレン基であり、Eが、2−ピペリジニ
ル基である化合物。
【0035】前記一般式(III) を有する化合物におい
て、好適には、 26)R1aが、水素原子またはC1 −C5 アルカノイル
基である化合物、 27)R1aが、水素原子またはC2 −C3 アルカノイル
基である化合物、 28)R1aが、水素原子またはアセチル基である化合
物、 29)R1aが、水素原子である化合物、 30)R3 が、C1 −C4 アルキル基である化合物、 31)R3 が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチルまたはイソブチル基である化合物、 32)R3 が、メチル、プロピル、ブチルまたはイソブ
チル基である化合物、 33)R3 が、メチル基である化合物または 34)nが1である化合物をあげることができる。
【0036】また、R1aを(26)−(29)から成る
群から選択し、R3 を(30)−(33)から成る群か
ら選択し、nを(34)から選択し、これらを任意に組
合せて得られる化合物も好適であり、例えば、以下のも
のをあげることができる。 35)R1aが、水素原子またはC1 −C5 アルカノイル
基であり、R3 が、C1 −C4 アルキル基である化合
物、 36)R1aが、水素原子またはC2 −C3 アルカノイル
基であり、R3 が、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチルまたはイソブチル基であり、nが1であ
る化合物、 37)R1aが、水素原子またはアセチル基であり、R3
が、メチル、プロピル、ブチルまたはイソブチル基であ
り、nが1である化合物または 38)R1aが、水素原子またはアセチル基であり、R3
が、メチル基である化合物。
【0037】一般式(I) を有する化合物における新規化
合物のうち、好適には、 39)Aが、エチレン、ニトロキシメチルまたは2−ニ
トロキシエチルで置換されたC2 −C4 アルキレン基で
ある化合物、 40)Aが、1,1−エチレンエチレン基または1−ニ
トロキシメチルエチレン基である化合物、 41)Aが、1,1−エチレンエチレン基である化合
物、 42)Bが、式 −NHR1 を有する基(式中、R1
は、水素原子、C1 −C3 アルカノイル基または式(Ia)
を有する基(式中、R2 は、水素原子、メチル基または
ベンジル基を示す。)である化合物、 43)Bが、アミノ基、アセチルアミノ基または式(Ia)
を有する基(式中、R2 は、水素原子を示す。)である
化合物、 44)Bが、アミノ基またはアセチルアミノ基である化
合物もしくは 45)Bが、アミノ基である化合物または 46)Aが、エチレン基、1−メチルエチレン基または
1,1−ジメチルエチレン基である化合物、 47)Aが、エチレン基または1−メチルエチレン基で
ある化合物、 48)Aが、1−メチルエチレン基である化合物、 49)Bが、式 −NHR1 を有する基(式中、R1
は、C1 −C3 アルカノイル基を示す。)である化合物
もしくは 50)Bが、アセチルアミノ基である化合物をあげるこ
とができる。
【0038】また、Aを(39)−(41)から成る群
から選択し、Bを(42)−(45)から成る群から選
択し、これらを任意に組合せて得られる化合物またはA
を(46)−(48)から成る群から選択し、Bを(4
9)−(50)から成る群から選択し、これらを任意に
組合せて得られる化合物も好適であり、例えば、以下の
ものをあげることができる。 51)Aが、エチレン、ニトロキシメチルまたは2−ニ
トロキシエチルで置換されたC2 −C4 アルキレン基で
あり、Bが、式 −NHR1 を有する基(式中、R1
は、水素原子、C1 −C3 アルカノイル基または式(Ia)
を有する基(式中、R2 は、水素原子、メチル基または
ベンジル基を示す。)である化合物、 52)Aが、1,1−エチレンエチレン基または1−ニ
トロキシメチルエチレン基であり、Bが、アミノ基、ア
セチルアミノ基または式(Ia)を有する基(式中、R2
は、水素原子を示す。)である化合物、 53)Aが、1,1−エチレンエチレン基または1−ニ
トロキシメチルエチレン基であり、Bが、アミノ基また
はアセチルアミノ基である化合物、 54)Aが、1,1−エチレンエチレン基であり、B
が、アミノ基である化合物、 55)Aが、エチレン基、プロピレン基または1,1−
ジメチルエチレン基であり、Bが、式 −NHR1 を有
する基(式中、R1 は、C1 −C3 アルカノイル基を示
す。)である化合物または 56)Aが、エチレン基またはプロピレン基であり、B
が、アセチルアミノ基である化合物。
【0039】前記一般式(IIIa)を有する化合物におい
て、好適には、 57)R2 が、水素原子、メチル基またはベンジル基で
ある化合物、 58)R2 が、水素原子である化合物、 59)Dが、C1 −C3 アルキレン基である化合物、 60)Dが、、メチレン基またはエチレン基である化合
物あるいは 61)Dが、メチレン基である化合物をあげることがで
きる。
【0040】一般式(I) を有する化合物における好適な
ものは、表1に具体的に例示することができる。 B − A − ONO2 (I)
【0041】
【表1】 ──────────────────────────────────── 化合物 B A 番号No. ──────────────────────────────────── 1-1 NH2 CH2CH2 1-2 NH2 CH(Me)CH2 1-3 NH2 C(Me)2CH2 1-4 NH2 CH2CH2CH2 1-5 NH2 C(CH2CH2)CH2 1-6 NH2 C[(CH2)3]CH2 1-7 NH2 C[(CH2)4]CH2 1-8 NH2 C[(CH2)5]CH2 1-9 NH2 CH(CH2ONO2)CH2 1-10 NH2 CH(CH2CH2ONO2)CH2 1-11 NHAc CH2CH2 1-12 NHAc CH(Me)CH2 1-13 NHAc C(Me)2CH2 1-14 NHAc C(CH2CH2)CH2 1-15 NHAc C[(CH2)3]CH2 1-16 NHAc C[(CH2)4]CH2 1-17 NHAc C[(CH2)5]CH2 1-18 NHAc CH(CH2ONO2)CH2 1-19 NHPrn CH2CH2 1-20 NHPrn CH(Me)CH2 1-21 NHPrn C(Me)2CH2 1-22 NHPrn C(CH2CH2)CH2 1-23 NHPrn C[(CH2)3]CH2 1-24 NHPrn C[(CH2)4]CH2 1-25 NHPrn C[(CH2)5]CH2 1-26 NHPrn CH(CH2ONO2)CH2 1-27 NHBury CH2CH2 1-28 NHBury CH(Me)CH2 1-29 NHBury C(Me)2CH2 1-30 NHBury C(CH2CH2)CH2 1-31 NHBury CH(CH2ONO2)CH2 1-32 NH-CO-4-Thiazd C(CH2CH2)CH2 1-33 NH-CO-4-Thiazd C[(CH2)3]CH2 1-34 NH-CO-4-Thiazd C[(CH2)4]CH2 1-35 NH-CO-4-Thiazd C[(CH2)5]CH2 1-36 NH-CO-4-Thiazd CH(CH2ONO2)CH2 1-37 NH-CO-4-Thiazd CH(CH2CH2ONO2)CH2 1-38 NH-CO-(5-Me-4-Thiazd) C(CH2CH2)CH2 1-39 NH-CO-(5-Me-4-Thiazd) C[(CH2)3]CH2 1-40 NH-CO-(5-Me-4-Thiazd) C[(CH2)4]CH2 1-41 NH-CO-(5-Me-4-Thiazd) C[(CH2)5]CH2 1-42 NH-CO-(5-Me-4-Thiazd) CH(CH2ONO2)CH2 1-43 NH-CO-(5-Ph-4-Thiazd) C(CH2CH2)CH2 1-44 NH-CO-(5-Ph-4-Thiazd) CH(CH2ONO2)CH2 1-45 NH-CO-[5-(4-MePh)-4-Thiazd] C(CH2CH2)CH2 1-46 NH-CO-[5-(4-MePh)-4-Thiazd] CH(CH2ONO2)CH2 1-47 NH-CO-[5-(4-MeOPh)-4-Thiazd] C(CH2CH2)CH2 1-48 NH-CO-[5-(4-MeOPh)-4-Thiazd] CH(CH2ONO2)CH2 1-49 NH-CO-[5-(4-FPh)-4-Thiazd] C(CH2CH2)CH2 1-50 NH-CO-[5-(4-FPh)-4-Thiazd] CH(CH2ONO2)CH2 1-51 NH-CO-[5-(4-ClPh)-4-Thiazd] C(CH2CH2)CH2 1-52 NH-CO-[5-(4-ClPh)-4-Thiazd] CH(CH2ONO2)CH2 1-53 NH-CO-(5-Bz-4-Thiazd) C(CH2CH2)CH2 1-54 NH-CO-(5-Bz-4-Thiazd) CH(CH2ONO2)CH2 1-55 NH-CO-[5-(4-MeBz)-4-Thiazd] C(CH2CH2)CH2 1-56 NH-CO-[5-(4-MeBz)-4-Thiazd] CH(CH2ONO2)CH2 1-57 NH-CO-[5-(4-MeOBz)-4-Thiazd] C(CH2CH2)CH2 1-58 NH-CO-[5-(4-MeOBz)-4-Thiazd] CH(CH2ONO2)CH2 1-59 NH-CO-[5-(4-FBz)-4-Thiazd] C(CH2CH2)CH2 1-60 NH-CO-[5-(4-FBz)-4-Thiazd] CH(CH2ONO2)CH2 1-61 NH-CO-[5-(4-ClBz)-4-Thiazd] C(CH2CH2)CH2 1-62 NH-CO-[5-(4-ClBz)-4-Thiazd] CH(CH2ONO2)CH2 1-63 NH2 (CH2)4 1-64 NH2 CH(Et)CH2 1-65 NH2 CH(Pr)CH2 1-66 NH2 CH(i-Pr)CH2 1-67 NH2 CH(Bu)CH2 1-68 NH2 CH(i-Bu)CH2 1-69 NHAc (CH2)3 1-70 NHAc (CH2)4 1-71 NHAc CH(Et)CH2 1-72 NHAc CH(Pr)CH2 1-73 NHAc CH(i-Pr)CH2 1-74 NHAc CH(Bu)CH2 1-75 NHAc CH(i-Bu)CH2 1-76 NHPrn CH(Et)CH2 1-77 NHPrn CH(Pr)CH2 1-78 NHPrn CH(Bu)CH2 1-79 NHPrn CH(i-Bu)CH2 1-80 NHBury CH(Pr)CH2 1-81 NHBury CH(Bu)CH2 1-82 NHBury CH(i-Bu)CH2 1-83 NHi-Bury CH(Me)CH2 1-84 NHi-Bury CH(Pr)CH2 1-85 NHi-Bury CH(Bu)CH2 1-86 NHi-Bury CH(i-Bu)CH2 1-87 NHValry CH(Me)CH2 1-88 NHValry CH(Pr)CH2 1-89 NHValry CH(Bu)CH2 1-90 NHValry CH(i-Bu)CH2 1-91 NHi-Valry CH(Me)CH2 1-92 NHi-Valry CH(Pr)CH2 1-93 NHi-Valry CH(Bu)CH2 1-94 NHi-Valry CH(i-Bu)CH2 ──────────────────────────────────。
【0042】一般式(II)を有する化合物における好適な
ものは、表2に具体的に例示することができる。 E − D − ONO2 (II)
【0043】
【表2】 ──────────────────────────────────── 化合物 E D 番号No. ──────────────────────────────────── 2-1 2-Pyr CH2 2-2 2-Pyr CH2CH2 2-3 2-Pyr (CH2)3 2-4 2-Pyr CH2C(Me)H 2-5 2-Pyr (CH2)4 2-6 2-Pyr (CH2)5 2-7 3-Pyr CH2 2-8 3-Pyr CH2CH2 2-9 3-Pyr (CH2)3 2-10 1-Ac-2-Pyr CH2 2-11 1-Ac-2-Pyr CH2CH2 2-12 1-Ac-2-Pyr (CH2)3 2-13 1-Prn-2-Pyr CH2 2-14 1-Prn-2-Pyr CH2CH2 2-15 1-Bury-2-Pyr CH2 2-16 1-Bury-2-Pyr CH2CH2 2-17 1-(CO-4-Thiazd)-2-Pyr CH2 2-18 1-(CO-4-Thiazd)-2-Pyr CH2CH2 2-19 1-(CO-4-Thiazd)-2-Pyr CH2C(Me)H 2-20 1-(CO-4-Thiazd)-2-Pyr (CH2)3 2-21 1-[CO-(5-Me-4-Thiazd)]-2-Pyr CH2 2-22 1-[CO-(5-Me-4-Thiazd)]-2-Pyr CH2CH2 2-23 1-[CO-(5-Ph-4-Thiazd)]-2-Pyr CH2 2-24 1-[CO-(5-Ph-4-Thiazd)]-2-Pyr CH2CH2 2-25 1-[CO-[5-(4-MePh)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2 2-26 1-[CO-[5-(4-MePh)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2CH2 2-27 1-[CO-[5-(4-MeOPh)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2 2-28 1-[CO-[5-(4-MeOPh)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2CH2 2-29 1-[CO-[5-(4-FPh)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2 2-30 1-[CO-[5-(4-FPh)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2CH2 2-31 1-[CO-[5-(4-ClPh)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2 2-32 1-[CO-[5-(4-ClPh)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2CH2 2-33 1-[CO-(5-Bz-4-Thiazd)]-2-Pyr CH2 2-34 1-[CO-(5-Bz-4-Thiazd)]-2-Pyr CH2CH2 2-35 1-[CO-[5-(4-MeBz)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2 2-36 1-[CO-[5-(4-MeBz)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2CH2 2-37 1-[CO-[5-(4-MeOBz)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2 2-38 1-[CO-[5-(4-MeOBz)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2CH2 2-39 1-[CO-[5-(4-FBz)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2 2-40 1-[CO-[5-(4-FBz)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2CH2 2-41 1-[CO-[5-(4-ClBz)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2 2-42 1-[CO-[5-(4-ClBz)-4-Thiazd]]-2-Pyr CH2CH2 2-43 2-Pip CH2 2-44 2-Pip CH2CH2 2-45 2-Pip (CH2)3 2-46 2-Pip CH2C(Me)H 2-47 2-Pip (CH2)4 2-48 2-Pip (CH2)5 2-49 3-Pip CH2 2-50 3-Pip CH2CH2 2-51 3-Pip (CH2)3 2-52 4-Pip CH2 2-53 4-Pip CH2CH2 2-54 4-Pip (CH2)3 2-55 1-Ac-2-Pip CH2 2-56 1-Ac-2-Pip CH2CH2 2-57 1-Ac-2-Pip (CH2)3 2-58 1-Prn-2-Pip CH2 2-59 1-Prn-2-Pip CH2CH2 2-60 1-Bury-2-Pip CH2 2-61 1-Bury-2-Pip CH2CH2 2-62 1-(CO-4-Thiazd)-2-Pip CH2 2-63 1-(CO-4-Thiazd)-2-Pip CH2CH2 2-64 1-(CO-4-Thiazd)-2-Pip (CH2)3 2-65 1-(CO-4-Thiazd)-2-Pip CH2C(Me)H 2-66 1-(CO-4-Thiazd)-2-Pip (CH2)4 2-67 1-(CO-4-Thiazd)-2-Pip (CH2)5 2-68 1-[CO-(5-Me-4-Thiazd)]-2-Pip CH2 2-69 1-[CO-(5-Me-4-Thiazd)]-2-Pip CH2CH2 2-70 1-[CO-(5-Ph-4-Thiazd)]-2-Pip CH2 2-71 1-[CO-(5-Ph-4-Thiazd)]-2-Pip CH2CH2 2-72 1-[CO-[5-(4-MePh)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2 2-73 1-[CO-[5-(4-MePh)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2CH2 2-74 1-[CO-[5-(4-MeOPh)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2 2-75 1-[CO-[5-(4-MeOPh)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2CH2 2-76 1-[CO-[5-(4-FPh)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2 2-77 1-[CO-[5-(4-FPh)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2CH2 2-78 1-[CO-[5-(4-ClPh)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2 2-79 1-[CO-[5-(4-ClPh)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2CH2 2-80 1-[CO-(5-Bz-4-Thiazd)]-2-Pip CH2 2-81 1-[CO-(5-Bz-4-Thiazd)]-2-Pip CH2CH2 2-82 1-[CO-[5-(4-MeBz)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2 2-83 1-[CO-[5-(4-MeBz)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2CH2 2-84 1-[CO-[5-(4-MeOBz)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2 2-85 1-[CO-[5-(4-MeOBz)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2CH2 2-86 1-[CO-[5-(4-FBz)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2 2-87 1-[CO-[5-(4-FBz)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2CH2 2-88 1-[CO-[5-(4-ClBz)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2 2-89 1-[CO-[5-(4-ClBz)-4-Thiazd]]-2-Pip CH2CH2 ──────────────────────────────────。
【0044】上記表1及び表2において、略号は以下の
基を示す。 Ac ・・・・アセチル Bu ・・・・・ブチル i-Bu ・・・・イソブチル Bury ・・・・ブチリル i-Bury ・・・イソブチリル Bz ・・・・ベンジル Et ・・・・エチル Me ・・・・メチル Ph ・・・・フェニル Pip ・・・・ピペリジル Pr ・・・・プロピル i-Pr ・・・イソプロピル Prn ・・・・プロピオニル Pyr ・・・・ピロリジニル Thiazd・・・・2−オキソ−4−チアゾリジニル。
【0045】 Valry ・・・・バレリル i-Valry ・・・イソバレリル。
【0046】又、上記表において、好適には、化合物番
号No.1−1、1−2、1−3、1−5、1−6、1
−7、1−8、1−9、1−12、1−13、1−2
0、1−21、1−28、1−35、1−36、1−6
5、1−67、1−68、1−72、1−74、1−7
5、1−82、2−1、2−7、2−43、2−49お
よび2−52の化合物であり、さらに好適には、化合物
番号No.1−1、1−2、1−3、1−5、1−8、
1−9、1−35、1−36、1−65、1−67、1
−68、2−1、2−7、2−43、2−49および2
−52の化合物であり、特に好適には、 化合物番号No.1−2:1−メチル−2−ニトロキシ
エチルアミン、 化合物番号No.1−3:1,1−ジメチル−2−ニト
ロキシエチルアミン、 化合物番号No.1−5:1,1−エチレン−2−ニト
ロキシエチルアミン、 化合物番号No.1−9:1−ニトロキシメチル−2−
ニトロキシエチルアミン 化合物番号No.1−65:1−プロピル−2−ニトロ
キシエチルアミン、 化合物番号No.1−67:1−ブチル−2−ニトロキ
シエチルアミン、 化合物番号No.1−68:1−イソブチル−2−ニト
ロキシエチルアミンおよび 化合物番号No.2−43:2−(ニトロキシメチル)
ピペリジン の化合物である。
【0047】又、上記表1および表2における新規化合
物において、特に好適には、 化合物番号No.1−5:1,1−エチレン−2−ニト
ロキシエチルアミン、 化合物番号No.1−9:1−ニトロキシメチル−2−
ニトロキシエチルアミンおよび 化合物番号No.2−43:2−(ニトロキシメチル)
ピペリジン の化合物である。
【0048】一般式(III) を有する化合物における好適
なものは、表3に具体的に例示することができる。
【0049】
【化6】
【0050】
【表3】 ──────────────────────────────────── 化合物 R1a R2 n 番号No. ──────────────────────────────────── 3-1 H Me 1 3-2 H Et 1 3-3 H Pr 1 3-4 H i-Pr 1 3-5 H Bu 1 3-6 H i-Bu 1 3-7 H Pn 1 3-8 H i-Pn 1 3-9 H Hx 1 3-10 H i-Hx 1 3-11 Ac Me 1 3-12 Ac Et 1 3-13 Ac Pr 1 3-14 Ac i-Pr 1 3-15 Ac Bu 1 3-16 Ac i-Bu 1 3-17 Prn Me 1 3-18 Prn Et 1 3-19 Prn Pr 1 3-20 Prn Bu 1 3-21 Prn i-Bu 1 3-22 Bury Me 1 3-23 Bury Pr 1 3-24 Bury Bu 1 3-25 Bury i-Bu 1 3-26 i-Bury Me 1 3-27 i-Bury Pr 1 3-28 i-Bury Bu 1 3-29 i-Bury i-Bu 1 3-30 Valry Me 1 3-31 Valry Pr 1 3-32 Valry Bu 1 3-33 Valry i-Bu 1 3-34 i-Valry Me 1 3-35 i-Valry Pr 1 3-36 i-Valry Bu 1 3-37 i-Valry i-Bu 1 3-38 H Me 2 3-39 H Et 2 3-40 H Pr 2 3-41 H i-Pr 2 3-42 H Bu 2 3-43 H i-Bu 2 3-44 Ac Me 2 3-45 Ac Et 2 3-46 Ac Pr 2 3-47 Ac i-Pr 2 3-48 Ac Bu 2 3-49 Ac i-Bu 2 3-50 Prn Me 2 3-51 Prn Pr 2 3-52 Prn Bu 2 3-53 Prn i-Bu 2 3-54 Bury Me 2 3-55 i-Bury Me 2 3-56 Valry Me 2 3-57 i-Valry Me 2 ──────────────────────────────────。
【0051】上記表3おいて、略号は以下の基を示す。 Ac ・・・・アセチル Bu ・・・・ブチル i-Bu ・・・・イソブチル Bury ・・・・ブチリル i-Bury ・・・イソブチリル Et ・・・・エチル Hx ・・・・ヘキシル i-Hx ・・・イソヘキシル Me ・・・・メチル Pn ・・・・ペンチル i-Pn ・・・イソペンチル Pr ・・・・プロピル i-Pr ・・・イソプロピル Prn ・・・・プロピオニル Valry ・・・・バレリル i-Valry ・・・イソバレリル。
【0052】又、上記表3において、好適には、化合物
番号No.3-1 、3-3 、3-5 、3-6 、3-7 、3-11、 3-1
3 、3-14、 3-15、3-16、 3-17 、3-19 、3-20、 3-21
、3-22、 3-26 、3-30及び 3-34 の化合物であり、さ
らに好適には、化合物番号No.3-1 、3-3 、3-5 、3-
6 、3-7 、3-11、 3-13 、3-14、 3-15及び3-16の化合
物であり、特に好適には、 化合物番号No.3-1 : (1S)−1−メチル−2−ニ
トロキシエチルアミン、 化合物番号No.3-3 : (1S)−1−プロピル−2−
ニトロキシエチルアミン、 化合物番号No.3-5 : (1S)−1−ブチル−2−ニ
トロキシエチルアミン及び 化合物番号No.3-6 : (1S)−1−イソブチル−2
−ニトロキシエチルアミン の化合物である。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I)または(II)
を有する化合物は、公知化合物であるか[ケミカル・ア
ブストラクツ、第41巻、第3868頁、1947年:Chem. Abs
t., 41, 3868(1947)、特開平1-146873号公報、ケミカル
・アブストラクツ、第58巻、第12372頁、1964年:Chem.
Abst., 58, 12372 (1964) 等]、または以下の方法に
従って容易に製造される。
【0054】
【化7】
【0055】
【化8】
【0056】上記式中、A、B、D及びEは前述したも
のと同意義を示し、A’は、C2 −C5 アルキレンで置
換されたC1 −C5 アルキレン基またはヒドロキシ−C
1 −C4 アルキルで置換されてもよいC1 −C7 アルキ
レン基を示し、B’は、保護基されたアミノ基を示し、
D’は、単結合またはC1 −C4 アルキレン基を示し、
E’は、5乃至6員環状アミノ基を示し、E”は、保護
基された5乃至6員環状アミノ基を示す。
【0057】アミノ基の保護基は、例えば、t−ブトキ
シカルボニル基;メトキシベンジルオキシカルボニル、
エトキシベンジルオキシカルボニル基のようなC1 −C
4 アルコキシベンジルオキシカルボニル基;またはクロ
ルアセチル、ブロモアセチル、ヨードアセチル基のよう
なハロゲノアセチル基であり得、好適には、t−ブトキ
シカルボニル基またはp−メトキシベンジルオキシカル
ボニル基であり、特に好適には、t−ブトキシカルボニ
ル基である。
【0058】A法は、化合物(I) を製造する方法であ
る。第A1工程は、一般式(V) を有する化合物を製造す
る工程で、所望により、一般式(IV)を有する化合物のア
ミノ基を保護することにより達成される。
【0059】アミノ基を保護する反応は、有機合成化学
の分野で良く知られた方法に従って行われ、例えば、化
合物(IV)をジ−t−ブチル−ジ−カーボネート;t−ブ
チルクロロカーボネートのようなt−ブチル ハロゲノ
カーボネート;メトキシベンジル クロロカーボネー
ト、メトキシベンジル ブロモカーボネート、エトキシ
ベンジル クロロカーボネートのようなC1 −C4 アル
コキシベンジル ハロゲノカーボネート;またはクロル
アセチルクロリド、ブロモアセチルブロミド、ヨードア
セチルクロリドのようなハロゲノアセチルハライドと不
活性溶剤中、塩基の存在下または非存在下、反応させる
ことにより達成される。
【0060】使用される塩基は、例えば、トリエチルア
ミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−ジメチル
アミノピリジンのような有機アミン類、重炭酸ナトリウ
ム、重炭酸カリウムのようなアルカリ金属重炭酸塩、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸
塩であり得、好適には、アルカリ金属重炭酸塩または有
機アミンである。
【0061】使用される不活性溶剤は、反応に関与しな
ければ、特に制限されず、例えば、ヘキサン、シクロヘ
キサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのような炭化水
素類、ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、四塩
化炭素のようなハロゲン化炭化水素類、エ−テル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テル類、水、
水と上記有機溶剤との混合溶剤であり得、好適には、化
合物(IV)とジ−t−ブチル−ジ−カーボネートとの反応
では、エ−テル類または水とエ−テル類の混合溶剤であ
り、化合物(IV)とハロゲノカーボネートまたはアセチル
ハライドとの反応では、炭化水素類またはエ−テル類で
ある。反応温度は、原料化合物(IV)および溶媒の種類等
により異なるが、通常−20℃乃至100℃であり、好
適には、0℃乃至50℃である。反応時間は、反応温度
等により異なるが、通常15分間乃至24時間であり、
好適には、30分間乃至20時間である。
【0062】反応終了後、本反応の目的物は、常法に従
って反応混合物から採取される。例えば、析出してくる
結晶を瀘取することまたは水を加え、酢酸エチルのよう
な水不混合性有機溶媒で抽出し、乾燥した後、抽出溶媒
を留去することにより得ることができ、必要ならば常
法、例えば、再結晶、カラムクロマトグラフィ−等でさ
らに精製することができる。
【0063】第A2工程は、一般式(VI)を有する化合物
を製造する工程で、化合物(V) またはその反応性誘導体
(例えば、C1 −C4 アルキルエステルまたは酸クロリ
ド、酸ブロミド、酸ヨードダイドのような酸ハライド、
好適には、メチルエステル、エチルエステルまたは酸ク
ロリド)を還元することにより達成され、本反応は、不
活性溶剤中、還元剤の存在下で行われる。
【0064】使用される還元剤は、例えば、ナトリウム
ボロヒドリド、カリウムボロヒドリド、リチウムボロヒ
ドリド、カルシウムボロヒドリドのような水素化ホウ素
アルカリ金属塩、リチウムアルミニウムヒドリドのよう
な水素化アルミニウム化合物であり得、好適には、リチ
ウムアルミニウムヒドリドである。
【0065】使用される不活性溶剤は、反応に関与しな
ければ、特に制限されず、例えば、ヘキサン、シクロヘ
キサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのような炭化水
素類、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類であり得、好適には、エーテル類(特
に、テトラヒドロフラン)である。反応温度は、原料化
合物(V) 、還元剤および溶媒の種類等により異なるが、
通常−20℃乃至100℃であり、好適には、−10℃
乃至50℃である。反応時間は、反応温度等により異な
るが、通常15分間乃至24時間であり、好適には、3
0分間乃至16時間である。また、公知のアミノーアル
コール化合物のアミノ基を、前記第A1工程と同様に保
護しても、化合物(VI)を製造することもできる。
【0066】反応終了後、本反応の目的物は、常法に従
って反応混合物から採取される。例えば、析出してくる
結晶を瀘取することまたは水を加え、酢酸エチルのよう
な水不混合性有機溶媒で抽出し、乾燥した後、抽出溶媒
を留去することにより得ることができ、必要ならば常
法、例えば、再結晶、カラムクロマトグラフィ−等でさ
らに精製することができる。
【0067】第A3工程は、一般式(I) を有する化合物
を製造する工程で、化合物(VI)をニトロ化し、所望によ
り、アミノ基の保護基を除去し、さらに所望によりアシ
ル化することによって達成される。ニトロ化反応は、不
活性溶剤中、好適には、塩基の存在下、化合物(VI)をニ
トロ化剤と反応させることによって達成される。
【0068】使用されるニトロ化剤は、例えば、発煙硝
酸、ニトロコリジウム テトラフロロホウ素、チオニル
クロライド硝酸、チオニル硝酸、ニトロニウム テトラ
フロロホウ素であり得、好適には、ニトロコリジウム
テトラフロロホウ素またはチオニル硝酸である。
【0069】使用される不活性溶剤は、反応に関与しな
ければ、特に制限されず、例えば、ヘキサン、シクロヘ
キサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのような炭化水
素類、ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、四塩
化炭素のようなハロゲン炭化水素類、エーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、アセト
ンのようなケトン類、アセトニトリルのようなニトリル
類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメ
チルホスホルアミドのようなアミド類、ジメチルスルホ
キシドのようなスルホキシド類であり得、好適には、ハ
ロゲン化炭化水素類、エーテル類、ニトリル類、アミド
類またはスルホキシド類である。
【0070】反応温度は、原料化合物(VI)、ニトロ化剤
および溶媒の種類等により異なるが、通常−20℃乃至
80℃であり、好適には、0℃乃至50℃である。反応
時間は、反応温度等により異なるが、通常30分乃至2
4時間であり、好適には、1時間乃至10時間である。
また、ニトロ化剤として、発煙硝酸を用いる場合は、ア
ミノ基が保護されていないアミノーアルコール化合物を
用いても、好適に、ニトロキシ化合物を製造することも
できる。
【0071】反応終了後、ニトロ化反応の目的物は、常
法に従って反応混合物から採取される。例えば、抽出溶
媒を留去することまたは水を加え、酢酸エチルのような
水不混合性有機溶媒で抽出し、乾燥した後、抽出溶媒を
留去することにより得ることができ、必要ならば常法、
例えば、再結晶、カラムクロマトグラフィ−等でさらに
精製することができる。
【0072】アミノ基の保護基を除去する反応は、保護
基の種類により異なるが、有機合成化学の分野で通常使
用される方法により行われる。
【0073】アミノ基の保護基がt−ブトキシカルボニ
ル基またはC1 −C4 アルコキシベンジルオキシカルボ
ニル基である場合は、相当する化合物を不活性溶剤(例
えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような炭化水素類、ジクロルメタン、
1,2−ジクロルエタン、四塩化炭素のようなハロゲン
炭化水素類またはエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンのようなエーテル類、好適には、エーテル類)
中、酸(例えば、塩化水素、臭化水素、沃化水素のよう
なハロゲン化水素;塩酸、硝酸、臭化水素酸、硫酸のよ
うな鉱酸;または酢酸、蟻酸、しゅう酸、メタンスルホ
ン酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、ト
リフルオロメタンスルホン酸のような有機酸、好適に
は、ハロゲン化水素、特に好適には、塩化水素)と、−
20℃乃至80℃(好適には、0℃乃至50℃)で、3
0分乃至10時間(好適には、1時間乃至5時間)反応
させることにより、保護基が除去される。
【0074】アミノ基の保護基がハロゲノアセチル基で
ある場合は、相当する化合物を不活性溶剤(例えば、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチル
ホスホルアミドのようなアミド類またはジメチルスルホ
キシドのようなスルホキシド類、好適には、アミド類)
中、チオウレアと、−20℃乃至80℃(好適には、0
℃乃至50℃)で、30分乃至10時間(好適には、1
時間乃至5時間)反応させることにより、保護基が除去
される。
【0075】反応終了後、アミノ基の保護基を除去する
反応の目的物は、常法に従って反応混合物から採取され
る。例えば、析出してくる結晶を瀘取することまたは水
を加え、酢酸エチルのような水不混合性有機溶媒で抽出
し、乾燥した後、抽出溶媒を留去することにより得るこ
とができ、必要ならば常法、例えば、再結晶、カラムク
ロマトグラフィ−等でさらに精製することができる。
【0076】アシル化反応は、相当するアミン化合物ま
たはその酸付加塩(例えば、塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩の
ような鉱酸塩)と一般式R1b−OH (VII)(式中、
1bは、C1 −C6 アルカノイル基または前記式(Ia)を
有する基を示す。)を有する化合物またはその反応性誘
導体(酸ハライド類、混合酸無水物または活性エステル
類)を反応させることによって達成され、例えば、酸ハ
ライド法、混合酸無水物法、活性エステル法または縮合
法によって行われる。
【0077】酸ハライド法は、化合物(VII) (ただし、
1bがホルミル基である場合を除く。)をハロゲン化剤
(例えば、チオニルクロリド、シュウ酸クロリド、五塩
化リン等)と反応させ、製造される酸ハライドを相当す
るアミン化合物またはその酸付加塩と不活性溶剤中、塩
基の存在下または非存在下、反応させることにより達成
される。使用される塩基は、例えば、トリエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−ジメチルア
ミノピリジンのような有機アミン類、重炭酸ナトリウ
ム、重炭酸カリウムのようなアルカリ金属重炭酸塩、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸
塩であり得、好適には、有機アミンである。
【0078】使用される不活性溶剤は、反応に関与しな
ければ、特に制限されず、例えば、ヘキサン、シクロヘ
キサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのような炭化水
素類、ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、四塩
化炭素のようなハロゲン化炭化水素類、エ−テル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テル類、アセ
トンのようなケトン類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−
ピロリドン、ヘキサメチルホスホルアミドのようなアミ
ド類、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類で
あり得、好適には、炭化水素類、ハロゲン化炭化水素
類、エ−テル類またはアミド類である。反応温度は、原
料化合物および溶媒の種類等により異なるが、ハロゲン
化剤と化合物(VII)との反応および酸ハライドと相当す
るアミン化合物またはその酸付加塩との反応共、通常−
20℃乃至150℃であり、好適には、ハロゲン化剤と
化合物(VII)との反応は−10℃乃至50℃であり、酸
ハライドと相当するアミン化合物またはその酸付加塩と
の反応は0℃乃至100℃である。反応時間は、反応温
度等により異なるが、通常15分間乃至24時間であ
り、好適には、30分間乃至16時間である。
【0079】混合酸無水物法は、炭酸C1 −C4 アルキ
ルハライドまたはジ−C1 −C4 アルキルシアノリン酸
と化合物(VII) を反応させ、製造される酸無水物または
蟻酸と酢酸の酸無水物を相当するアミン化合物またはそ
の酸付加塩と反応させることにより達成される。
【0080】混合酸無水物を製造する反応は、クロル炭
酸エチル、クロル炭酸イソブチルのような炭酸C1 −C
4 アルキルハライド;ジエチルシアノリン酸のようなジ
−C1 −C4 アルキルシアノリン酸;またはジフェニル
ホスホリルアジド、ジ(p−ニトロフェニル)ホスホリ
ルアジド、ジナフチルホスホリルアジドのようなジアリ
ールホスホリルアジドと化合物(VII) を反応させること
により行なわれ、好適には、不活性溶剤中、塩基の存在
下に行なわれる。
【0081】使用される塩基および不活性溶剤は、上記
の酸ハライド法で使用されるものと同様である。反応温
度は、原料化合物および溶媒の種類等により異なるが、
通常−20℃乃至50℃であり、好適には、0℃乃至3
0℃であり、反応時間は、反応温度等により異なるが、
通常15分間乃至24時間であり、好適には、30分間
乃至16時間である。
【0082】混合酸無水物または蟻酸と酢酸の酸無水物
と相当するアミン化合物またはその酸付加塩との反応
は、好適には、不活性溶剤中で、塩基の存在下または非
存在下で行なわれ、使用される塩基および不活性溶剤
は、上記の酸ハライド法で使用されるものと同様であ
る。反応温度は、原料化合物および溶媒の種類等により
異なるが、通常−20℃乃至100℃であり、好適に
は、−10℃乃至50℃であり、反応時間は、反応温度
等により異なるが、通常15分間乃至24時間であり、
好適には、30分間乃至16時間である。また、本方法
において、ジ−C1 −C4 アルキルシアノリン酸または
ジアリールホスホリルアジドを使用する場合には、塩基
の存在下、化合物(VII) と相当するアミン化合物または
その酸付加塩を直接反応させることもできる。
【0083】活性エステル法は、縮合剤(例えば、ジシ
クロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾ−
ル等)の存在下、化合物(VII) を活性エステル化剤(例
えば、N−ヒドロキシサクシンイミド、N−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾ−ルのようなN−ヒドロキシ化合物等)
と反応させ、製造される活性エステルを相当するアミン
化合物またはその酸付加塩と反応させることにより達成
される。活性エステルを製造する反応は、好適には、不
活性溶剤中で行われ、使用される不活性溶剤は、上記の
酸ハライド法で使用されるものと同様である。反応温度
は、原料化合物および溶媒の種類等により異なるが、活
性エステル化反応では、通常−20℃乃至50℃であ
り、好適には、−10℃乃至30℃であり、活性エステ
ル化合物と相当するアミン化合物またはその酸付加塩と
の反応では、−20℃乃至50℃であり、好適には、−
10℃乃至30℃であり、反応時間は、反応温度等によ
り異なるが、両反応とも、通常15分間乃至24時間で
あり、好適には、30分間乃至16時間である。
【0084】縮合法は、縮合剤(例えば、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾ−ル、1−
(N、N−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカル
ボジイミド塩酸塩等)の存在下、化合物(VII) と相当す
るアミン化合物またはその酸付加塩を直接反応させるこ
とにより行われる。本反応は、前記の活性エステルを製
造する反応と同様に行われる。反応終了後、各反応の目
的物は、常法に従って反応混合物から採取される。例え
ば、析出してくる結晶を瀘取することまたは水を加え、
酢酸エチルのような水不混合性有機溶媒で抽出し、乾燥
した後、抽出溶媒を留去することにより得ることがで
き、必要ならば常法、例えば、再結晶、カラムクロマト
グラフィ−等でさらに精製することができる。
【0085】A法の原料化合物 (IV) は、公知か、公知
の方法またはそれに類似した方法にしたがって容易に製
造される[例えば、バイルシュタイン、第14巻、第194
頁、1951年:Beil., 14, 194 (1951) 、バイルシュタイ
ン、第14巻、第299 頁、1951年:Beil., 14, 299 (195
1) 、バイルシュタイン、第14巻、第526 頁、1951年:B
eil., 14, 526 (1951) 等]。B法は、化合物(II)を製
造する方法である。
【0086】第B1工程は、一般式(IX)を有する化合物
を製造する工程で、所望により、一般式(VIII)を有する
化合物のアミノ基を保護することにより達成され、本工
程は、前記第A1工程と同様に行われる。
【0087】第B2工程は、一般式(X) を有する化合物
を製造する工程で、化合物(IX)またはその反応性誘導体
(例えば、C1 −C4 アルキルエステルまたは酸クロリ
ド、酸ブロミド、酸ヨードダイドのような酸ハライド、
好適には、メチルエステル、エチルエステルまたは酸ク
ロリド)を還元することにより達成され、本工程は、前
記第A2工程と同様に行われる。
【0088】第B3工程は、一般式(II)を有する化合物
を製造する工程で、化合物(X) をニトロ化し、所望によ
り、アミノ基の保護基を除去し、さらに所望によりアシ
ル化することによって達成され、本工程は、前記第A3
工程と同様に行われる。
【0089】B法の原料化合物(VIII)は、公知か、公知
の方法またはそれに類似した方法にしたがって容易に製
造される[例えば、バイルシュタイン、第22巻、第4
頁、1953年:Beil., 22, 4 (1953) 、バイルシュタイ
ン、第22巻、第7 頁、1953年:Beil., 22, 7 (1953)
等]。
【0090】本発明の化合物(III) は、以下の方法に従
って容易に製造される。
【0091】
【化9】
【0092】上記式中、R1a、R3 、B’及びnは、前
述したものと同意義を示す。
【0093】C法は、化合物(III) を製造する方法であ
る。第C1工程は、一般式(XII) を有する化合物を製造
する工程で、所望により、一般式(XI)を有する化合物の
アミノ基を保護することにより達成され、本工程は、前
記第A1工程と同様に行われる。
【0094】第C2工程は、一般式(XIII)を有する化合
物を製造する工程で、化合物(XII)またはその反応性誘
導体(例えば、C1 −C4 アルキルエステルまたは酸ク
ロリド、酸ブロミド、酸ヨードダイドのような酸ハライ
ド、好適には、メチルエステル、エチルエステルまたは
酸クロリド)を還元することにより達成され、本工程
は、前記第A2工程と同様に行われる。
【0095】第C3工程は、一般式(III) を有する化合
物を製造する工程で、化合物(XIII)をニトロ化
し、所望により、アミノ基の保護基を除去し、さらに所
望により、式Rc−OH (VII')(式中、R1cは、
1 −C6 アルカノイル基を示す。)を有する化合物を
用いて、アシル化することによって達成され、本工程
は、前記第A3工程と同様に行われる。
【0096】C法の原料化合物 (XI) は、公知である
か、または公知の方法もしくはそれに類似した方法にし
たがって容易に製造される[例えば、バイルシュタイ
ン、第14巻、第194 頁、1951年:Beil., 14, 194 (195
1) 、バイルシュタイン、第14巻、第299 頁、1951年:B
eil., 14, 299 (1951) 、バイルシュタイン、第14巻、
第526 頁、1951年:Beil., 14, 526 (1951) 等]。
【0097】また、一般式(IIIa)を有する化合物は、式
B’− D’−COOH(式中、B’は、前述したもの
と同意義を示し、D’は、単結合またはC1 −C4 アル
キレン基を示す。)を有する化合物を前記第A2工程と
同様に還元し、得られたヒドロキシ化合物を前記第A3
工程と同様にニトロ化することによって製造することが
できる。上記原料化合物は、公知であるか、または公知
の方法もしくはそれに類似した方法にしたがって容易に
製造される[例えば、ヘテロサイクル、第18巻、第259
頁、1982年:Heterocycle, 18, 259 (1982) 等]。
【0098】本発明の有効成分である化合物(I) 、(II)
もしくは(IIIa)またはそれらの薬理上許容される塩ある
いは化合物(III) もしくはその薬理上許容される塩は、
すぐれた側副血管拡張作用を有し、毒性も弱く、頭痛、
めまい、頻脈または消化器、肝臓、骨等への悪影響等の
副作用もなく、また、初回通過効果を受けないことか
ら、狭心症予防剤または治療剤(好適には、治療剤)と
して有用である。
【0099】また、化合物(III) は、保存安定性に優
れ、取扱も容易であるという特長を有する。
【0100】本発明の有効成分である化合物(I) 、(II)
もしくは(IIIa)またはそれらの薬理上許容される塩ある
いは本発明の化合物(III) もしくはその薬理上許容され
る塩を狭心症治療剤または予防剤として使用する場合に
は、それ自体あるいは適宜の薬理学的に許容される、賦
形剤、希釈剤等と混合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、
散剤若しくはシロップ剤等による経口的又は注射剤等に
よる非経口的に投与することができる。
【0101】これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、
白糖、ブドウ糖、マンニット、ソルビットのような糖誘
導体;トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、α−デ
ンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプンのよ
うなデンプン誘導体;結晶セルロース、低置換度ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチル
セルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;アラ
ビアゴム;デキストラン;プルラン;軽質無水珪酸、合
成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム
のような珪酸塩誘導体;リン酸カルシウムのようなリン
酸塩誘導体;炭酸カルシウムのような炭酸塩誘導体;硫
酸カルシウムのような硫酸塩誘導体等)、結合剤(例え
ば、前記の賦形剤;ゼラチン;ポリビニルピロリドン;
マグロゴール等)、崩壊剤(例えば、前記の賦形剤;ク
ロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスター
チナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学
修飾された、デンプン、セルロース誘導体等)、滑沢剤
(例えば、タルク;ステアリン酸;ステアリン酸カルシ
ウム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸
金属塩;コロイドシリカ;ビーガム、ゲイロウのような
ラックス類;硼酸;グリコール;フマル酸、アジピン酸
のようなカルボン酸類;安息香酸ナトリウムのようなカ
ルボン酸ナトリウム塩;硫酸ナトリウムのような硫酸類
塩;ロイシン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸
マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸
水和物のような珪酸類;前記の賦形剤におけるデンプン
誘導体等)、安定剤(例えば、メチルパラベン、プロピ
ルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;ク
ロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチル
アルコールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウ
ム;フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チ
メロサール;無水酢酸;ソルビン酸等)、矯味矯臭剤
(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料
等)、希釈剤、注射剤用溶剤(例えば、水、エタノー
ル、グリセリン等)等の添加剤を用いて周知の方法で製
造される。その使用量は症状、年齢等により異なるが、
経口投与の場合には、1回当り下限1mg(好適には、
5mg)、上限1000mg(好適には、300mg)
を、静脈内投与の場合には、1回当り下限0.1 mg(好
適には、0.5 mg)、上限100mg(好適には、50
mg)を成人に対して、1日当り1乃至6回症状に応じ
て投与することが望ましい。以下に、製造例、参考例、
試験例及び製剤例を示して本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではな
い。
【0102】
【実施例】製造例1N−(1,1−エチレン−2−ニト
ロキシエチル)アミン塩酸塩(例示化合物番号1−5)
(a)1−t−ブトキシカルボニルアミノ−1−シクロ
プロパンカルボン酸2.42gの1−アミノ−1−シク
ロプロパンカルボン酸を25mlの水に溶解し、5.0
0mlのトリエチルアミン及び8.4mlのジ−t−ブ
チル−ジ−カーボネイトのジオキサン(10ml)溶液
を加え、反応液を室温で一夜撹拌した。減圧下、ジオキ
サンを留去し、得られた水溶液にクエン酸を加え、pH
4とし、析出した結晶をろ取した。この結晶を酢酸エチ
ルに溶解した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧下で留去し、得られた残査にイソプロピルエー
テルを加え、析出した結晶をろ取し、目的化合物4.0
4gを無色結晶として得た。融点:175−176℃。
NMR スペクトル(CDCl3) δppm : 1.22(2H,s), 1.45(9
H,s), 1.58(2H,s),5.17(1H,bs)。(b)1−t−ブトキ
シカルボニルアミノ−1−ヒドロキシメチルシクロプロ
パン製造例1(a)の化合物4.04gを40mlの無
水テトラヒドロフランに溶解し、氷冷撹拌下、22.0
mlの1M−リチウムアルミニウムハイドライド−テト
ラヒドロフラン溶液を3〜8℃で滴下した。氷冷下で2
時間さらに室温で一夜撹拌した。氷冷下、過剰の硫酸ナ
トリウム・10水塩を加え、同温度で30分撹拌した。
反応液を瀘過し、溶媒を減圧下で留去した。残査をジク
ロルメタンに溶解した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧下で留去し、残査をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル
=2/1〜1/2)で分離精製し、冷ヘキサンを加え
て、結晶化させ、結晶をろ取して、目的化合物1.40
gを無色結晶として得た。融点:82−84℃。NMR ス
ペクトル(CDCl3) δppm : 0.83(4H,s), 1.45(9H,s),
3.52(1H,bs),3.59(2H,d,J=4.6Hz), 5.12(1H,bs) 。
(c)1−t−ブトキシカルボニルアミノ−1−ニトロ
キシメチルシクロプロパン1.80gの2,4,6−コ
リジンを30mlの無水アセトニトリルに溶解して、窒
素気流中、氷冷撹拌下、2.00gのニトロニウム テ
トラフルオロホウ素を加え、同温度で30分撹拌した。
製造例1(b)の化合物1.40gを上記の溶液に加
え、室温で6時間30分撹拌した。減圧下、溶媒を留去
し、残査に酢酸エチルを加え、不溶物を瀘過し、減圧下
で溶媒を留去した。得られた残査をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:シクロヘキサン/酢酸エ
チル=19/1)で分離精製し、冷ヘキサンを加えて、
結晶化させ、結晶をろ取して、目的化合物0.39gを
無色結晶として得た。融点:63−65℃。NMR スペク
トル(CDCl3) δppm : 0.85-1.00(4H,m), 1.45(9H,s),
4.51(2H,s), 4.98(1H,bs) 。(d)N−(1,1−エチ
レン−2−ニトロキシエチル)アミン塩酸塩(例示化合
物番号1−5)製造例1(c)の化合物390mgを4
mlの4N−塩化水素−ジオキサンに溶解し、室温で3
時間撹拌した。20mlのエーテルを加え、析出した結
晶をろ取して、目的化合物260mgを無色結晶として
得た。融点:158−159℃(分解)。NMR スペクト
ル(CDCl3+d6-DMSO) δppm :0.95(2H,t,J=7Hz), 1.43(2
H,t,J=7Hz), 4.71(2H,s) 。
【0103】製造例22−(ニトロキシメチル)ピペリ
ジン塩酸塩(例示化合物番号2−43)(a)N−t−
ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシメチルピペリジン
5.00gの2−ヒドロキシメチルピペリジンをジクロ
ルメタン25ml及びメタノール25mlの溶液に溶解
し、11.2mlのジ−t−ブチル−ジ−カーボネイト
を加え、室温で2時間撹拌した。減圧下、溶媒を留去
し、析出した結晶をヘキサンを加え、析出した結晶をろ
取して、目的化合物7.21gを無色結晶として得た。
融点:71−72℃。NMR スペクトル(CDCl3) δppm :
1.47(9H,s), 1.35-1.75(6H,m), 1.85-2.20(1H,bs), 2.8
7(1H,t,J=11Hz), 3.53-3.65(1H,m), 3.75-3.87(1H,m),
3.94(1H,d,J=13Hz), 4.20-4.35(1H,m)。(b)N−t−
ブトキシカルボニル−2−ニトロキシメチルピペリジン
窒素気流中、氷冷撹拌下、6.90gのニトロニウム
テトラフルオロホウ素を70mlの無水アセトニトリル
に懸濁し、6.74mlの2,4,6−コリジンを加
え、同温度で30分撹拌した。製造例2(a)の化合物
5.00gを上記溶液に加え、室温で1時間50分撹拌
した。減圧下、溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:シクロヘキサン/酢酸
エチル=19/1)で分離精製して、目的化合物3.3
6gを淡黄色油状物として得た。NMR スペクトル(CDC
l3) δppm :1.457(9H,s), 1.38-1.78(6H,m), 2.76(1H,
t,J=11Hz), 4.08(1H,d,J=13Hz), 4.48-4.70(3H,m) 。
(c)2−ニトロキシメチルピペリジン塩酸塩製造例2
(b)の化合物3.36gを35mlの4N−塩化水素
−ジオキサン溶液に溶解し、室温で15分間撹拌した。
反応液に120mlのエーテルを加え、析出した結晶を
ろ取し、結晶をエーテルで洗浄して、目的化合物2.1
8gを無色結晶として得た。融点:155−156℃。
NMR スペクトル(d6-DMSO) δppm : 1.40-1.85(6H,m),
2.86(1H,t,J=12Hz),3.23(1H,d,J=12Hz), 3.45-3.55(1H,
m), 4.78(2H,m) 。
【0104】製造例3N−(1−メチル−2−ニトロキ
シエチル)アセトアミド(例示化合物番号1−12)
1.00gの1−メチル−2−ニトロキシエチルアミン
塩酸塩を50mlの無水ジクロルメタンに懸濁し、氷冷
撹拌下、1.55mlのピリジン及び0.73mlの無
水酢酸を加え、室温で1時間10分撹拌した後、更に、
0.73mlの無水酢酸と触媒量の4−N,N−ジメチ
ルアミノピリジンを加え、室温で1時間撹拌した。減圧
下、溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:シクロヘキサン/酢酸エチル=1
/3)で分離精製し、目的化合物950mgを淡黄色油
状物として得た。NMR スペクトル(CDCl3) δppm :1.26
(3H,d,J=7Hz), 2.00(3H,s), 4.30-4.60(3H,m), 5.60
(1H,bs) 。
【0105】製造例42−アミノ−1,3−ジニトロキ
シプロパン塩酸塩(例示化合物番号1−9)(a)2−
t−ブトキシカルボニルアミノ−1,3−プロパンジオ
ール3.0gの2−アミノ−1,3−プロパンジオール
を20mlのジクロルメタン及び10mlのメタノール
の溶液に溶解し、室温で9.3mlのジ−t−ブチル−
ジ−カーボネイトを加え、室温で3時間撹拌した。一夜
放置した後、減圧下、溶媒を留去し、残査をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で
分離精製し、無色油状物を得た。これをヘキサンから結
晶化させ、結晶をろ取して、目的化合物5.99gを無
色結晶として得た。融点:81−83℃。NMR スペクト
ル(CDCl3) δppm :1.45(9H,s), 3.05(2H,t,J=5Hz), 3.
60-3.88(5H,m), 5.30(1H,d,J=7Hz)。(b)2−t−ブ
トキシカルボニルアミノ−1,3−プロパンジオール
1.27gの2,4,6−コリジンを20mlの無水ア
セトニトリルに溶解して、窒素気流中、氷冷撹拌下、
1.40gのニトロニウム テトラフルオロホウ素を加
え、同温度で30分撹拌した。製造例4(a)の化合物
1.00gを上記溶液に加え、室温で3時間撹拌した。
減圧下、溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:シクロヘキサン/酢酸エチル
=4/1)で分離精製し、目的化合物0.90gを黄色
油状物として得た。NMR スペクトル(CDCl3) δppm :1.
46(9H,s), 4.25-4.40(1H,m), 4.57(4H,d,J=5.3Hz), 4.8
8(1H,bs) 。(c)2−アミノ−1,3−ジニトロキシ
プロパン塩酸塩(例示化合物番号1−9)製造例4
(b)の化合物0.90gを9mlの4N−塩化水素−
ジオキサン溶液に溶解し、室温で1時間撹拌した。析出
した結晶をろ取し、結晶をエーテルで洗浄し、目的化合
物0.53gを無色板状晶として得た。融点:136−
137℃(分解)。NMR スペクトル(d6-DMSO) δppm :
3.90-4.05(1H,m), 4.77(2H,dd,J=6Hz,J=12Hz), 4.87(2
H,dd,J=4Hz,J=12Hz), 8.84(3H,bs)。
【0106】製造例5(4R)−N−(1,1−エチレ
ン−2−ニトロキシエチル)−2−オキソチアゾリジン
−4−イル−カルボキサミド(例示化合物番号1−3
2)260mgの(4R)−2−オキソチアゾリジン−
4−カルボン酸を無水ベンゼン5mlに懸濁し、0.2
3mlのシュウ酸クロライドと2ー3滴のジメチルホル
ムアミドを加え、室温で1時間撹袢した。減圧下で溶媒
を留去し、更に、ベンゼンを加え、共沸乾固して、淡黄
色油状の酸クロライドを得た。一方、250mgのN−
(1,1−シクロプロピリデン−2−ニトロキシエチ
ル)アミン塩酸塩を無水ジクロルメタン10mlに懸濁
し、氷冷撹袢下、0.62mlのトリエチルアミン及び
上記酸クロライドのジクロルメタン5ml溶液を加え、
氷冷下、3時間撹袢した。減圧下、溶媒を留去し、残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢
酸エチル)で分離精製し、淡黄色結晶を得た。これを酢
酸エチルで洗浄して、目的化合物88.4mgを無色結
晶として得た。融点:140−141℃(分解)。NMR
スペクトル(CDCl3) δppm :1.02(4H,s), 3.59(1H,dd,
J=5Hz,J=11Hz),3.78(1H,dd,J=9Hz,J=11Hz), 4.30-4.42
(1H,m), 4.59(2H,s), 7.20(1H,s), 7.57(1H,s)。
【0107】製造例6(4R)−N−(1,3−ジニト
ロキシ−2−プロピル)−2−オキソチアゾリジン−4
−イル−カルボキサミド(例示化合物番号1−36)3
20mgの(4R)−2−オキソチアゾリジン−4−カ
ルボン酸を無水ベンゼン7mlに懸濁し、0.40ml
のシュウ酸クロライドと2ー3滴のジメチルホルムアミ
ドを加え、室温で1時間撹袢した。減圧下で溶媒を留去
し、更に、ベンゼンを加え共沸乾固して、淡黄色油状の
酸クロライドを得た。一方、400mgの2−アミノ−
1,3−ジニトロキシプロパン塩酸塩を無水ジクロルメ
タン10mlに懸濁し、氷冷撹袢下、0.80mlのト
リエチルアミン及び上記酸クロライドのジクロルメタン
5ml溶液を加え、氷冷下、1時間撹袢した。減圧下、
溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ジクロルメタン/酢酸エチル=3/
1)で分離精製し、淡黄色結晶を得た。これをジクロル
メタンで再結晶し、目的化合物140mgを無色結晶と
して得た。融点:111−113℃(分解)。NMR スペ
クトル(d6-DMSO) δppm :3.25-3.35(1H,m), 3.70(1H,d
d,J=9Hz,J=11Hz), 4.27-4.33(1H,m), 4.45-4.75(5H,m),
8.31(1H,s), 8.50(1H,d,J=8Hz)。
【0108】製造例7(1S)−1−メチル−2−ニト
ロキシエチルアミン塩酸塩(例示化合物番号1−2、3
−1)(a)(1S)−N−(t−ブトキシカルボニ
ル)−1−メチル−2−ニトロキシエチルアミン17.
9gのニトロニウム テトラフロロホウ素を200ml
の無水アセトニトリルに懸濁し、窒素気流中、17.5
mlの2,4,6−コリジンを−5℃乃至0℃で加え、
30分撹拌した。10.70gのN−t−ブトキシカル
ボニル−L−アラニノールを上記溶液に加え、室温で1
時間20分撹拌した。減圧下、溶媒を留去し残査に酢酸
エチルを加え不溶物を瀘過し、溶媒を留去した。得られ
た残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:シクロヘキサン/酢酸エチル=9/1)で分離精製
し、目的化合物7.12gを無色油状物として得た。NM
R スペクトル(CDCl3) δppm : 1.23(3H,d,J=7.3Hz),
1.45(9H,s), 3.90-4.15(1H,m), 4.27-4.75(3H,m) 。
(b)(1S)−1−メチル−2−ニトロキシエチルア
ミン塩酸塩(例示化合物番号1−2、3−1)4.52
gの(1S)−N−(t−ブトキシカルボニル)−1−
メチル−2−ニトロキシエチルアミンを80mlの4N
−塩化水素−ジオキサン溶液に溶解し、室温で1時間5
0分撹拌した。160mlのエーテルを加え、析出晶を
ろ取し、エーテルで洗浄して、目的化合物3.02gを
無色結晶として得た。融点:134−135℃。NMR ス
ペクトル(CDCl3+d6-DMSO) δppm :1.47(3H,d,J=6.6H
z), 3.55-3.70(1H,m), 4.65-4.80 (2H,m)。
【0109】製造例8(1R)−1−メチル−2−ニト
ロキシエチルアミン塩酸塩(例示化合物番号1−2)
(a)(1R)−N−(t−ブトキシカルボニル)−1
−メチル−2−ニトロキシエチルアミン13.09gの
ニトロニウム テトラフルオロホウ素と7.72gのN
−t−ブトキシカルボニル−D−アラニノールを用い、
製造例7(a)と同様にして、目的化合物8.55gを
無色油状物として得た。NMR スペクトル(CDCl3) δppm
: 1.23(3H,d,J=7.3Hz), 1.45(9H,s), 3.95-4.15(1H,
m), 4.28-4.75(3H,m) 。(b)(1R)−1−メチル−
2−ニトロキシエチルアミン塩酸塩(例示化合物番号1
−2)8.55gの(1R)−N−(t−ブトキシカル
ボニル)−1−メチル−2−ニトロキシエチルアミンと
90mlの4N−塩化水素−ジオキサン溶液を用い、製
造例7(b)と同様にして、目的化合物1.60gを無
色結晶として得た。融点:133−135℃。NMR スペ
クトル(CDCl3+d6-DMSO) δppm :1.47(3H,d,J=6.9Hz),
3.55-3.70 (1H,m), 4.65-4.78 (2H,m)。
【0110】製造例9(1S)−1−エチル−2−ニト
ロキシエチルアミン塩酸塩(例示化合物番号1−64、
3−2)(a)(1S)−N−(t−ブトキシカルボニ
ル)−1−エチル−2−ニトロキシエチルアミン4.0
0gのニトロニウムテトラフルオロホウ素と4.03g
の(1S)−N−(t−ブトキシカルボニル)−1−エ
チル−2−ヒドロキシエチルアミン用いて、製造例7
(a)と同様にして、目的化合物3.19gを淡黄色油
状物として得た。NMRスペクトル (CDCl3) δppm :
0.98(3H,t,J=7.3Hz), 1.40-1.70(2H,m), 1.45(9H,s),
3.70-3.95(1H,m), 4.20-4.70(3H,m)。(b)(1S)−
1−エチル−2−ニトロキシエチルアミン塩酸塩(例示
化合物番号1−64、3−2)3.19gの(1S)−
N−(t−ブトキシカルボニル)−1−エチル−2−ニ
トロキシエチルアミンと50mlの4規定塩酸ージオキ
サンを用いて、製造例7(b)と同様にして、目的化合
物2.10gを無色結晶として得た。融点:121−1
23℃(分解)。NMRスペクトル (d6-DMSO) δppm
: 0.96(3H,t,J=7.2Hz), 1.50-1.80(2H,m), 3.35-3.50
(1H,m), 4.66(1H,dd,J=6.6Hz,J=11.9Hz), 4.81(1H,dd,J
=4.0Hz,J=11.9Hz), 8.49(3H,bs)。
【0111】製造例10(1S)−1−プロピル−2−
ニトロキシエチルアミン塩酸塩(例示化合物番号1−6
5、3−3)(a)(1S)−N−(t−ブトキシカル
ボニル)−1−プロピル−2−ニトロキシエチルアミン
8.60gのニトロニウムテトラフルオロホウ素と7.
49gの(1S)−N−(t−ブトキシカルボニル)−
1−プロピル−2−ヒドロキシエチルアミンを用いて、
製造例7(a)と同様にして、目的化合物3.03gを
無色結晶として得た。融点:57−58℃。NMRスペ
クトル (CDCl3) δppm : 0.95(3H,t,J=7.0Hz), 1.25-
1.70(4H,m), 1.45(9H,s), 3.80-4.05(1H,m), 4.20-4.70
(3H,m)。(b)(1S)−1−プロピル−2−ニトロキ
シエチルアミン塩酸塩(例示化合物番号1−65、3−
3)4.00gの(1S)−N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−1−プロピル−2−ニトロキシエチルアミンと
40mlの4規定塩酸ージオキサンを用いて、製造例7
(b)と同様にして、目的化合物2.77gを無色結晶
として得た。融点:157−158℃(分解)。NMR
スペクトル (d6-DMSO) δppm : 0.89(3H,t,J=7.2Hz),
1.30-1.70(4H,m), 3.40-3.55(1H,m), 4.65(1H,dd,J=6.
8Hz,J=11.9Hz), 4.81(1H,dd,J=3.4Hz,J=11.9Hz), 8.51
(3H,bs)。
【0112】製造例11(1S)−1−ブチル−2−ニ
トロキシエチルアミン塩酸塩(例示化合物番号1−6
7、3−5)(a)(1S)−N−(t−ブトキシカル
ボニル)−1−ブチル−2−ニトロキシエチルアミン
1.87gのニトロニウムテトラフルオロホウ素と2.
09gの(1S)−N−(t−ブトキシカルボニル)−
1−ブチル−2−ヒドロキシエチルアミンを用いて、製
造例7(a)と同様にして、目的化合物1.56gを黄
色油状物として得た。NMRスペクトル (CDCl3) δpp
m : 0.91(3H,t,J=7.3Hz), 1.25-1.65(6H,m), 1.45(9H,
s), 3.83-3.98(1H,m), 4.30-4.60(3H,m)。(b)(1
S)−1−ブチル−2−ニトロキシエチルアミン塩酸塩
(例示化合物番号1−67、3−5)1.56gの(1
S)−N−(t−ブトキシカルボニル)−1−ブチル−
2−ニトロキシエチルアミンと15mlの4規定塩酸ー
ジオキサンを用いて、製造例7(b)と同様にして、目
的化合物702mgを無色結晶として得た。融点:13
3−135℃(分解)。NMRスペクトル (CDCl3) δ
ppm : 0.94(3H,t,J=7.3Hz), 1.20-2.00(6H,m), 3.55-
3.70(1H,m), 4.65-4.85(2H,m)。
【0113】製造例12(1S)−1−イソプロピル−
2−ニトロキシエチルアミン塩酸塩(例示化合物番号1
−66、3−4)(a)(1S)−N−(t−ブトキシ
カルボニル)−1−イソプロピル−2−ニトロキシエチ
ルアミン3.19gのニトロニウムテトラフルオロホウ
素と3.31gの(1S)−N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−1−イソプロピル−2−ヒドロキシエチルアミ
ンを用いて、製造例7(a)と同様にして、目的化合物
3.07gを黄色油状物として得た。NMRスペクトル
(CDCl3) δppm : 0.97(3H,d,J=5.9Hz), 0.99(3H,d,J
=6.6Hz), 1.45(9H,s), 3.65-3.80(1H,m), 4.35-4.63(3
H,m) 。(b)(1S)−1−イソプロピル−2−ニト
ロキシエチルアミン塩酸塩(例示化合物番号1−66、
3−4)3.07gの(1S)−N−(t−ブトキシカ
ルボニル)−1−イソプロピル−2−ニトロキシエチル
アミンと30mlの4規定塩酸ージオキサンを用いて、
製造例7(b)と同様にして、目的化合物1.97gを
無色結晶として得た。
【0114】融点:174−175℃(分解)。NMR
スペクトル (CDCl3) δppm : 1.14(3H,d,J=7.3Hz),
1.17(3H,d,J=6.6Hz), 2.10-2.30(1H,m), 3.40-3.52(1H,
m), 4.70-4.90(2H,m)。
【0115】製造例13(1S)−1−イソブチル−2
−ニトロキシエチルアミン塩酸塩(例示化合物番号1−
68、3−6)(a)(1S)−N−(t−ブトキシカ
ルボニル)−1−イソブチル−2−ニトロキシエチルア
ミン3.91gのニトロニウムテトラフルオロホウ素と
4.35gの(1S)−N−(t−ブトキシカルボニ
ル)−1−イソブチル−2−ヒドロキシエチルアミンを
用いて、製造例7(a)と同様にして、目的化合物3.
84gを黄色油状物として得た。NMRスペクトル (CD
Cl3) δppm : 0.93(3H,d,J=4.6Hz), 0.95(3H,d,J=4.6
Hz), 1.20-1.50(2H,m), 1.45(9H,s), 1.60-1.80(1H,m),
3.90-4.10(1H,m), 4.25- 4.65(3H,m)。(b)(1S)
−1−イソブチル−2−ニトロキシエチルアミン塩酸塩
(例示化合物番号1−66、3−6)3.84gの(1
S)−N−(t−ブトキシカルボニル)−1−イソブチ
ル−2−ニトロキシエチルアミンと40mlの4規定塩
酸ージオキサンを用いて、製造例7(b)と同様にし
て、目的化合物2.32gを無色結晶として得た。融
点:174−175℃(分解)。NMRスペクトル (CD
Cl3) δppm : 0.93-1.10(6H,m), 1.50-1.70(1H,m),1.
72-2.00(2H,m), 3.65-3.82(1H,m), 4.63-4.85(2H,m)。
【0116】参考例1(4R)−4−ニトロキシメチル
−2−オキソチアゾリジン1.17gのニトロニウム
テトラフルオロホウ素と1.0gの(4R)−2−オキ
ソ−4−ヒドロキシメチルチアゾリジンを用い、製造例
7(a)と同様にして、目的化合物0.11gを無色油
状物として得た。NMR スペクトル(CDCl3) δppm : 3.2
2(1H,dd,J=4.6Hz, 11.6Hz), 3.64(1H,dd,J=7.7Hz, 11.7
Hz), 4.10-4.28(1H,m), 4.45-4.65(2H,m), 6.21(1H,b
s)。
【0117】試験例1静脈内投与による側副血管拡張作
用体重9−13Kgのビ−グル犬(雄)をペントバルビタ
−ル30mg/Kgの静注により麻酔し、人工呼吸下に実験
を行なった。左頚動脈圧を測定するために、左甲状腺動
脈の一枝にポリエチレンカニュ−レ(アトム静脈カテ−
テル 2F )を逆行性に挿入した。この圧測定部位より上
流の左頚動脈を動脈クレメンで一分間閉塞し、閉塞直前
の圧(P)と末梢圧の低下(ΔP)を測定した。次に試
験薬を股静脈内に挿入したポリエチレンカニュ−レより
投与し、5、15、30、45および60分後に再度左
頚動脈を一分間閉塞し、この時の閉塞直前の圧(P, )
と末梢圧の低下(ΔP, )を測定した。試験薬の側副血
管拡張作用(CollateralIndex=CI)は、次式により
求めた。CI=100−(ΔP, /P, )×100/
(ΔP/P)60分間の側副血管拡張作用(Collatera
l Index=CI60)を以下の表4に示す。
【0118】
【表4】 ──────────────────────────────────── 例示化合物 用量(mg/kg i.v. ) CI60(面積値) 番号 ──────────────────────────────────── 1−1 0.1 29 1−2(ラセミ体) 0.1 10 1−2(R体) 0.1 5.3 1−2(S体)=3−1 0.1 14 1−3 0.1 16 1−5 0.1 14 1−9 0.1 14 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物A 0.1 0.3 ──────────────────────────────────。
【0119】製剤例1 錠剤 以下の処方の化合物を混合し、直接打錠法により、1錠
100mg、錠径 6.5 mmの錠剤を得る。 ───────────────────────────── 化合物 重量部 ───────────────────────────── 例示化合物番号3-1 の化合物 5 乳糖 68.5 結晶セルロース 20 カルホ゛キシメチルスターチ ナトリウム 5 軽質無水ケイ酸 0.5 ステアリン酸 マグネシウム 1 ─────────────────────────────。
【0120】
【発明の効果】本発明の有効成分である化合物(I) 、(I
I)もしくは(IIIa)またはそれらの薬理上許容される塩あ
るいは化合物(II)もしくはその薬理上許容される塩は、
麻酔犬の頚動脈側副血管系を用いた試験により、強い側
副血管拡張作用を有し、初回通過効果を受けず、毒性も
弱く、頭痛、めまい、頻脈または消化器、肝臓、骨等へ
の悪影響等の副作用も少ないないことから、医薬、特に
狭心症予防剤または治療剤(好適には、治療剤)として
有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 茂樹 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 (式中、R1 a は、水素原子またはC1 −C6 アルカノ
    イル基を示し、 R3 は、C1 −C6 アルキル基を示し、 nは、1乃至2を示す)を有する光学活性なニトロキシ
    誘導体もしくはその薬理上許容される塩を有効成分とす
    る狭心症予防剤もしくは治療剤。
  2. 【請求項2】有効成分が、 R1aが、水素原子またはC1 −C5 アルカノイル基であ
    る光学活性なニトロキシ誘導体もしくはその薬理上許容
    される塩である請求項1の狭心症予防剤もしくは治療
    剤。
  3. 【請求項3】有効成分が、 R1aが、水素原子またはC2 −C3 アルカノイル基であ
    る光学活性なニトロキシ誘導体もしくはその薬理上許容
    される塩である請求項1の狭心症予防剤もしくは治療
    剤。
  4. 【請求項4】有効成分が、 R1aが、水素原子またはアセチル基である光学活性なニ
    トロキシ誘導体もしくはその薬理上許容される塩である
    請求項1の狭心症予防剤もしくは治療剤。
  5. 【請求項5】有効成分が、 R1aが、水素原子である光学活性なニトロキシ誘導体も
    しくはその薬理上許容される塩である請求項1の狭心症
    予防剤もしくは治療剤。
  6. 【請求項6】有効成分が、 R3 が、C1 −C4 アルキル基である光学活性なニトロ
    キシ誘導体もしくはその薬理上許容される塩である請求
    項1乃至5の狭心症予防剤もしくは治療剤。
  7. 【請求項7】有効成分が、 R3 が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
    チルまたはイソブチル基である光学活性なニトロキシ誘
    導体もしくはその薬理上許容される塩である請求項1乃
    至5の狭心症予防剤もしくは治療剤。
  8. 【請求項8】有効成分が、 R3 が、メチル、プロピル、ブチルまたはイソブチル基
    である光学活性なニトロキシ誘導体もしくはその薬理上
    許容される塩である請求項1乃至5の狭心症予防剤もし
    くは治療剤。
  9. 【請求項9】有効成分が、 R3 が、メチル基である光学活性なニトロキシ誘導体も
    しくはその薬理上許容される塩である請求項1乃至5の
    狭心症予防剤もしくは治療剤。
  10. 【請求項10】有効成分が、 nが1である光学活性なニトロキシ誘導体もしくはその
    薬理上許容される塩である請求項1乃至9の狭心症予防
    剤もしくは治療剤。
  11. 【請求項11】(1S)−1−メチル−2−ニトロキシ
    エチルアミンもしくはその薬理上許容される塩、 (1S)−1−プロピル−2−ニトロキシエチルアミン
    もしくはその薬理上許容される塩、 (1S)−1−ブチル−2−ニトロキシエチルアミンも
    しくはその薬理上許容される塩または(1S)−1−イ
    ソブチル−2−ニトロキシエチルアミンもしくはその薬
    理上許容される塩を有効成分とする狭心症予防剤もしく
    は治療剤。
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