JPH10204197A - 多孔質膜およびそれを用いた電池用セパレータ並びにその製造方法 - Google Patents

多孔質膜およびそれを用いた電池用セパレータ並びにその製造方法

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JPH10204197A
JPH10204197A JP9008314A JP831497A JPH10204197A JP H10204197 A JPH10204197 A JP H10204197A JP 9008314 A JP9008314 A JP 9008314A JP 831497 A JP831497 A JP 831497A JP H10204197 A JPH10204197 A JP H10204197A
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stretching
film
porous
porous membrane
temperature
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JP9008314A
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Yoshinobu Watanabe
義宣 渡辺
Hiroyuki Higuchi
浩之 樋口
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Nitto Denko Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M12/00Hybrid cells; Manufacture thereof
    • H01M12/02Details
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高通気性で機械的強度が高い多孔質膜を提供
する。 【解決手段】 結晶性ポリマーの融点温度をTmとした
場合、前記結晶性ポリマーから形成された無孔質フィル
ムを、(Tm−50℃)以上Tm℃以下の温度条件下、
その無孔構造を保持しながら、厚み減少率5〜35%と
なるように予備延伸を行い、ついで熱処理したのち延伸
して多孔質化することにより多孔質膜を製造する。前記
延伸処理は、−20〜80℃の低温延伸を行った後、
(Tm−40)℃以上Tm℃以下の高温延伸を行う2段
階延伸処理が好ましい。前記結晶性ポリマーとしては、
ポリエチレンおよびポリプロピレンの少なくとも一方の
ポリマーであることが好ましい。この多孔質膜は、空孔
率が30〜95%の範囲であり、少なくとも一方向の引
張強度が2050kg/cm2 以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質膜およびそ
れを用いた電池用セパレータ並びにその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、結晶性ポリマーから形成され
たフィルム(前駆体フィルム)に、その表裏両面を貫通
する微細孔を形成して多孔質膜を作製する技術が、種々
知られている。例えば、特公昭57−47017号公報
または特開平7−216118号公報等に記載の技術に
よれば、高い引張強度を有する多孔質膜が作製できる。
また、特開平2−276833号公報においては、多孔
質化する前の前駆体フィルムの強度の縦・横比の大きさ
を改善する技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多孔質
膜を使用する種々の分野において、引張強度等の機械的
強度がさらに高い多孔質膜が求められている。
【0004】例えば、多孔質膜の用途の一つとして電池
用セパレータがあり、筒型電池に使用される電池用セパ
レータは、電池作製の際、電極とともに捲回される。こ
の捲回において、高強度のセパレータを用いれば捲回速
度を上げることができ、生産性の向上につながる。ま
た、電池用セパレータの機械的強度が高ければ、電池の
内部短絡を防ぐことができ、電池の安全性においても、
多孔質膜の機械的強度は重要である。
【0005】また、多孔質膜は、分離膜、衣料用の通気
性フィルム等に使用されているが、これらの用途におい
ても、耐久性は重要であり、引張強度等の機械的強度の
向上が要求される。
【0006】このような要求に対し、前記特公昭57−
47017号公報および特開平7−216118号公報
に記載の技術では、充分な機械的強度を有する多孔質膜
を作製することができない。また、前記特開平2−27
6833号公報では、多孔質膜自身の機械的強度の向上
の問題に関しては、詳細に述べられていない。
【0007】したがって、本発明の目的は、引張強度等
の機械的強度が充分に高い多孔質膜およびそれを用いた
電池用セパレータ並びにその製造方法を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の多孔質膜は、結晶性ポリマーから形成さ
れ、空孔率が30〜95%の範囲であり、少なくとも一
方向の引張強度が2050kg/cm2 以上である。
【0009】すなわち、結晶性ポリマーから形成され、
空孔率が30〜95%の範囲であり、少なくとも一方向
の引張強度が2050kg/cm2 以上であれば、各種
分野の要求に応じることができる高い機械的強度を有す
る多孔質膜となる。
【0010】そして、本発明の電池用セパレータは、前
記本発明の多孔質膜からなる。前述のように、本発明の
多孔質膜は、充分な機械的強度を備えているため、これ
を電池用セパレータに適用すれば、例えば、筒型電池の
製造において、捲回速度を上げることができ、また得ら
れる電池の安全性も向上するようになる。
【0011】つぎに、本発明の多孔質膜の製造方法は、
結晶性ポリマーの融点温度をTmとした場合、前記結晶
性ポリマーから形成されたフィルムを、(Tm−50
℃)以上Tm℃以下の温度条件下で厚み減少率5〜35
%となるように予備延伸をし、ついで熱処理したのち延
伸して多孔質化するという製造方法である。
【0012】この製造方法によれば、空孔率が30〜9
5%の範囲であり、少なくとも一方向の引張強度が20
50kg/cm2 以上の結晶性ポリマーから形成された
本発明の多孔質膜を製造することができる。
【0013】なお、本発明において、結晶性ポリマーの
融点Tmは、例えば、示差走査熱量計(DSC)を用い
た測定により、結晶性ポリマーの結晶融点(℃)として
得ることができる。また、前記フィルムが2種類以上の
結晶性ポリマーから形成されている場合、融点が低いほ
うの融点を前記結晶性ポリマーの融点Tmとする。
【0014】前記空孔率とは、多孔質膜の体積に対する
空孔の体積の割合である。
【0015】前記厚み減少率(%)は、下記の式(数
1)で表されるように、予備延伸前のフィルム厚み
(A)に対する予備延伸後のフィルム厚み(B)の百分
率である。
【0016】
【数1】厚み減少率(%)=(A/B)×100
【0017】本発明の多孔質膜の製造方法において、前
記予備延伸は、前記結晶性ポリマーから形成された無孔
質フィルムの無孔構造を保持しながら行うことが好まし
い。
【0018】また、本発明の多孔質膜の製造方法におい
て、前記結晶性ポリマーは、ポリエチレンおよびポリプ
ロピレンの少なくとも一方のポリマーであることが好ま
しい。これらのポリマーは、耐薬品性、耐酸性および耐
アルカリ性等の諸特性に優れるからである。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。本発明の多孔質膜は、例えば、結晶性ポ
リマーから形成された無孔質フィルムを、前記所定の条
件で予備延伸を行い、ついで熱処理したのち延伸して多
孔質化することにより製造できる。
【0020】前記結晶性ポリマーは、特に制限するもの
ではなく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ4メチルペンテン1、ポリブテン1等のポリオレフィ
ン類、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン等のポリ弗
化オレフィン類、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステル類、ポリフェニレンスルフイド、ポリオキ
シメチレン、ポリアミド等があげられる。
【0021】これらのなかで、微細孔を効率的に形成す
る上で、到達結晶化度が高い樹脂が好ましく、上記の中
でも、ポリオレフィン類、ポリ弗化オレフィン類、ポリ
アミド類、ポリオキシメチレン等が好ましい。特に好ま
しくは、耐薬品性、耐酸性、耐アルカリ性等の諸特性に
優れたポリオレフィン類であり、最適には、先に述べた
ように、ポリエチレン、ポリプロピレンである。なお、
これら結晶性ポリマーは、単独でも2種類以上併用して
もよい。
【0022】つぎに、前記結晶性ポリマーから形成され
た無孔質フィルムを予備延伸する。なお、前記結晶性ポ
リマーから無孔質フィルムを形成する方法は、通常のプ
ラスチック成形法で使用されるフィルム成形法が適用で
きる。
【0023】前記予備延伸は、前駆体フィルムをその無
孔構造を保ちながら延伸することが好ましい。また、延
伸温度は、(Tm−50)℃以上Tm℃以下の範囲であ
る。延伸温度がこれより低いと、フィルム破断が生じる
ことがあり、またフィルムのしわなどが生じ外観不良の
原因となる。また、前記温度範囲を超えると、フィルム
の多孔質化が困難となる。この温度条件の好ましい範囲
は、100〜125℃である。この予備延伸は、通常、
一軸方向の延伸であり、予備延伸の方法は特に制限され
ず、例えば、従来からフィルム延伸の分野で使用される
ロール延伸法、ロール圧延法、テンター延伸等を用いる
ことができる。予備延伸時における厚み減少率は5〜3
5%の範囲である必要がある。厚み減少率がこれより小
さいと。多孔質膜となった際、引張強度が高くならず、
また厚み減少率がこれより大きいとフィルムの破断が生
じたり、多孔質膜化が困難となるからである。この厚み
減少率の好ましい範囲は、7〜25%である。
【0024】つぎに、予備延伸したフィルムを熱処理す
る。この熱処理の条件は特に制限されず、フィルムを形
成する結晶性ポリマーの種類等により適宜決定される。
通常、フィルムの結晶融点をTmとすると、熱処理温度
は、(Tm−40)℃以上(Tm−5)℃以下である。
ただしフィルム構成材料が2種以上のとき、結晶融点の
最も高いものをTma℃、最も低いものをTmb℃とす
ると、熱処理温度は(Tmb−40)℃〜(Tma−
5)℃である。また、熱処理の時間は、通常、約2秒〜
24時間である。このような熱処理を施すことにより、
フィルムの結晶化度が高められ、後に行われる延伸によ
る微細孔の形成が容易になり、空孔率の高い多孔質膜が
得られる。
【0025】つぎに、熱処理されたフィルムを延伸して
多孔質化する。この延伸は、通常、低温度条件で延伸を
行った後、高温度条件で延伸を行う2段階の延伸処理で
行うことが好ましい。
【0026】前記低温度条件の延伸は、通常、−20〜
80℃の低温度領域で1軸方向で行われる。なお、以
下、−20〜80℃での延伸を「低温延伸」という。延
伸温度が、この範囲より低いと作業中にフィルム破断が
生じるおそれがあり、また延伸温度がこの範囲より高い
と多孔質膜化が困難になるおそれがある。前記延伸温度
の好ましい範囲は、0〜50℃である。また、延伸の方
法は、特に制限されず、従来から用いられている、ロー
ル延伸法、テンター延伸などを適用できる。低温延伸に
おける延伸倍率は、特に限定されるものではないが、通
常、約20〜400%、好ましくは約40〜300%で
ある。この延伸倍率(%)は、低温延伸前のフィルム寸
法(L)と低温延伸後におけるフィルム寸法(LB)か
ら、下記の式(数2)により求められる。
【0027】
【数2】 延伸倍率(%)=[(LB−L)/L]×100
【0028】つぎに、低温延伸されたフィルムは、フィ
ルムの結晶融点(℃)をTmとすると、(Tm−40)
℃以上Tm℃以下の高温度域で延伸される。ただし、フ
ィルムが2種類以上の結晶性ポリマーを用いて形成され
ている場合は、結晶融点の最も低いポリマーの融点をT
mb(℃)とすると、熱延伸温度は(Tmb−40)℃
〜Tmb℃とする。以下、この温度領域での延伸を「高
温延伸」という。高温延伸の温度範囲を上記範囲とする
のは、前記低温延伸と同様の理由であり、延伸温度が前
記範囲より低いと作業中にフィルム破断が生じるおそれ
があり、また延伸温度が前記範囲より高いと多孔質膜化
が困難になるおそれがあるからである。高温延伸は、通
常、前記低温延伸時における延伸方向と同方向に行われ
るが、他の方向へ行ってもよい。また、延伸方法は、特
に制限されず、前記低温延伸と同様の方法が採用でき
る。高温延伸時における延伸倍率は特に限定されるもの
ではないが、通常、約10〜500%、好ましくは約1
00〜300%である。この延伸倍率は、低温延伸前の
フィルム寸法(L)、低温延伸後(高温延伸前)のフィ
ルム寸法(LB)および高温延伸後のフィルム寸法(L
H)から、下記の式(数3)により求められる。
【0029】
【数3】 延伸倍率(%)=[(LH−LB)/L]×100
【0030】このようにして本発明の多孔質膜が得られ
るが、寸法安定性を向上させるため、さらに、以下に示
す収縮処理およびヒートセットの少なくとも一方の処理
を行うことが好ましいく、特に好ましくは両方の処理を
行うことである。
【0031】前記収縮処理は、多孔質膜に前記低温延伸
および高温延伸の際に作用する応力が残留しており、こ
の残留応力により多孔質膜が延伸方向に収縮して寸法変
化を生じ易いので、延伸後に延伸方向の寸法を収縮させ
ておくことにより、寸法安定性を高める処理である。こ
の収縮処理は、例えば、延伸温度と同程度の加熱条件下
で行うことができる。収縮の度合いは任意でよいが、通
常、延伸後のフィルム寸法が約10〜40%減少する程
度とする。
【0032】前記ヒートセットは、多孔質膜の延伸方向
の寸法が変化しないように規制し、延伸温度またはそれ
以上の温度で加熱する処理である。このヒートセットに
よっても前記収縮処理同様に寸法安定性を優れたものと
することができる。
【0033】本発明の多孔質膜は、少なくとも一方向の
引張強度が2050kg/cm2 以上であり、空孔率3
0〜95%である。なお、空孔率が、前記範囲より低い
と通気性が低下し、例えば電池用セパレータに使用され
る際、電池の放電特性を低下させるおそれがある。ま
た、空孔率が前記範囲より高いと、通気性は向上する
が、多孔質膜としての機械的強度、耐久性の低下につな
がる。前記空孔率の好ましい範囲は、35〜60%であ
る。
【0034】本発明の多孔質膜は、少なくとも一方向の
引張強度が2050kg/cm2 以上であり機械強度に
優れている。このような高強度の多孔質膜は、各分野で
求められており、実際使用された場合、作業性、生産
性、耐久性の向上につながり、また本発明の多孔質膜は
高通気性でもある。したがって、本発明の多孔質膜は、
電池用セパレータ、分離膜、建築用通気性フィルム、衣
料用フィルム等の種々の用途に適用できる。
【0035】本発明の多孔質膜を電池用セパレータとし
て使用する場合は、そのままの状態で使用してもよい
し、その他の支持材等を組み合わせて使用してもよい。
【0036】
【実施例】つぎに、実施例について比較例と併せて説明
する。 (実施例1)メルトインデックス(MI)0.5のポリ
プロピレン(PP)とMI1.3で密度0.966の高
密度ポリエチレン(HDPE)を材料とした3層(構
成:外層PP(14μm)、中間層PP/HDPE=2
/8(10μm))からなる総厚み38μmの結晶性ポ
リマー前駆体フィルムを準備した。なお、前記中間層に
おける2/8は、重量比である。
【0037】この前駆体フィルムを、ロール温度120
℃、厚み減少率7%となるようにロール延伸で予備延伸
を行った。ついで、予備延伸したフィルムを、表面温度
148℃の金属ロールに80秒間接触させ熱処理した。
そして、このフィルムを50℃で80%低温延伸し、つ
いで120℃で180%高温延伸し、さらに120℃で
最大延伸時のフィルム長さを基準に20%収縮させ、厚
み26μmの多孔質膜を得た。この多孔質膜は空孔率4
5%、引張強度2070kg/cm2 であった。なお、
前記引張強度は、引張強度試験機を用いて測定し、空孔
率は、下記の式(数4)により求めた。下記式において
試料とは、測定に供した多孔質膜である。
【0038】
【数4】空孔率(%)=[1−(試料重量)/(試料面
積×厚み×樹脂密度)]×100
【0039】(実施例2)予備延伸での厚み減少率を1
2%にした以外は、実施例1と同様にして厚み24μm
の多孔質膜を得た。この多孔質膜について、実施例1と
同様にして測定を行った結果、空孔率44%、引張強度
2100kg/cm2 であった。
【0040】(実施例3)予備延伸での厚み減少率を2
1%にした以外は、実施例1と同様にして厚み22μm
の多孔質膜を得た。この多孔質膜について、実施例1と
同様にして測定を行った結果、空孔率42%、引張強度
2200kg/cm2 であった。
【0041】(実施例4)予備延伸での厚み減少率を3
0%にした以外は、実施例1と同様にして厚み21μm
の多孔質膜を得た。この多孔質膜について、実施例1と
同様にして測定を行った結果、空孔率40%、引張強度
2300kg/cm2 であった。
【0042】(比較例1)予備延伸を行わない以外は、
実施例1と同様にして厚み29μmの多孔質膜を得た。
この多孔質膜について、実施例1と同様にして測定を行
った結果、空孔率44%、引張強度1600kg/cm
2 であった。
【0043】(比較例2)予備延伸での厚み減少率を3
8%にした以外は、実施例1と同様にして厚み14μm
の多孔質膜を得た。この多孔質膜について、実施例1と
同様にして測定を行った結果、空孔率が26%で、通気
性の良くない膜となった。
【0044】(比較例3)市販のPP製多孔質膜フィル
ム(厚さ27μm、空孔率39%)を用い実施例1と同
様にして引張強度を測定したところ1670kg/cm
2 であった。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の多孔質膜は、高
通気性であり、従来の多孔質膜と比べて引張強度等の機
械的強度が高く、各種分野の要求を充分に満たすもので
ある。このため、本発明の多孔質膜を、例えば、筒型電
池の電池用セパレータとして使用すれば、その捲回速度
を速めることができ、電池の生産性を向上させることが
できる。また、電池の内部短絡も効果的に防止できるた
め、電池の安全性および信頼性の向上が期待できる。さ
らに、本発明の多孔質膜を、例えば、分離膜、建築用通
気フィルム、衣料用通気フィルムに適用すると、高性能
で耐久性に優れた分離膜、建築用通気フィルム、衣料用
通気フィルムとなる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性ポリマーから形成され、空孔率が
    30〜95%の範囲であり、少なくとも一方向の引張強
    度が2050kg/cm2 以上である多孔質膜。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多孔質膜からなる電池
    用セパレータ。
  3. 【請求項3】 結晶性ポリマーの融点温度をTmとした
    場合、前記結晶性ポリマーから形成された無孔質フィル
    ムを、(Tm−50℃)以上Tm℃以下の温度条件下で
    厚み減少率5〜35%となるように予備延伸を行い、つ
    いで熱処理したのち延伸して多孔質化する多孔質膜の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 予備延伸を、結晶性ポリマーから形成さ
    れた無孔質フィルムの無孔構造を保持しながら行う請求
    項3記載の多孔質膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 結晶性ポリマーが、ポリエチレンおよび
    ポリプロピレンの少なくとも一方のポリマーである請求
    項3または4記載の多孔質膜の製造方法。
JP9008314A 1997-01-21 1997-01-21 多孔質膜およびそれを用いた電池用セパレータ並びにその製造方法 Pending JPH10204197A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100649816B1 (ko) * 2004-03-09 2006-11-27 셀가드 인코포레이티드 미세다공성 복합막의 제조 방법
CN105679984A (zh) * 2016-03-29 2016-06-15 浙江地坤键新能源科技有限公司 一种无孔隔膜及其应用
WO2025112325A1 (zh) * 2023-11-28 2025-06-05 浙江金羽新能源科技有限公司 一种多孔隔膜及其制备方法与锂离子电池

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