JPH10204352A - インキ組成物及び熱転写シートの製造方法と熱転写シ ート - Google Patents
インキ組成物及び熱転写シートの製造方法と熱転写シ ートInfo
- Publication number
- JPH10204352A JPH10204352A JP1770697A JP1770697A JPH10204352A JP H10204352 A JPH10204352 A JP H10204352A JP 1770697 A JP1770697 A JP 1770697A JP 1770697 A JP1770697 A JP 1770697A JP H10204352 A JPH10204352 A JP H10204352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink composition
- primer layer
- thermal transfer
- transfer sheet
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基材シート上に染料層が形成された昇華型熱
転写シートにおいて、基材シートと染料層との間に設け
るプライマー層又は、基材シートのもう一方の側に形成
する背面層と基材シートとの間に設けるプライマー層の
インキ組成物において、バインダーである高分子量の樹
脂に対しても溶解性が高く、引火性等のある有害な溶剤
を使用せず、プライマー層として接着性に優れた熱転写
シートとその製造方法及びプライマー層のインキ組成物
を提供する。 【解決手段】 基材シート上に染料層が形成された昇華
型熱転写シートにおいて、基材シートと染料層との間に
設けるプライマー層を形成するインキ組成物において、
バインダー樹脂と溶媒から構成し、該溶媒として下記式
Iにて表される炭酸エステル化合物を使用することを特
徴とする。 【化1】
転写シートにおいて、基材シートと染料層との間に設け
るプライマー層又は、基材シートのもう一方の側に形成
する背面層と基材シートとの間に設けるプライマー層の
インキ組成物において、バインダーである高分子量の樹
脂に対しても溶解性が高く、引火性等のある有害な溶剤
を使用せず、プライマー層として接着性に優れた熱転写
シートとその製造方法及びプライマー層のインキ組成物
を提供する。 【解決手段】 基材シート上に染料層が形成された昇華
型熱転写シートにおいて、基材シートと染料層との間に
設けるプライマー層を形成するインキ組成物において、
バインダー樹脂と溶媒から構成し、該溶媒として下記式
Iにて表される炭酸エステル化合物を使用することを特
徴とする。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材シートの上に
プライマー層、染料層を順次設ける、あるいは基材シー
トの上にプライマー層、背面層を順次設ける昇華型熱転
写シート及びその熱転写シートの製造方法に関し、ま
た、その熱転写シートのプライマー層を形成するインキ
組成物に関するものである。
プライマー層、染料層を順次設ける、あるいは基材シー
トの上にプライマー層、背面層を順次設ける昇華型熱転
写シート及びその熱転写シートの製造方法に関し、ま
た、その熱転写シートのプライマー層を形成するインキ
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱転写シートとして、ポリエステ
ルフィルムなどの支持体上に昇華性染料とバインダー樹
脂とからなる染料層を設けた昇華型の熱転写シートがあ
り、該基材シートと染料層との間に、それらの接着性向
上のために、プライマー層を形成することができる。上
記のプライマー層は、一般的に極性官能基を多く有する
高分子量のポリエステル樹脂とそれを溶解するジオキサ
ンなどの溶媒とからなる塗工液、すなわちインキ組成物
より形成された接着性の高いものである。
ルフィルムなどの支持体上に昇華性染料とバインダー樹
脂とからなる染料層を設けた昇華型の熱転写シートがあ
り、該基材シートと染料層との間に、それらの接着性向
上のために、プライマー層を形成することができる。上
記のプライマー層は、一般的に極性官能基を多く有する
高分子量のポリエステル樹脂とそれを溶解するジオキサ
ンなどの溶媒とからなる塗工液、すなわちインキ組成物
より形成された接着性の高いものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような組成のプ
ライマー層を形成するインキ組成物は、溶媒としてジオ
キサンを使用しているが、そのジオキサンは引火性等が
あり、有害なものであるという問題がある。したがっ
て、環境問題の一つとしてジオキサンの使用全廃に向け
た世論が高まっている。また、プライマー層として最適
なポリエステル樹脂やアクリル樹脂は、高分子量であ
り、メチルエチルケトンやトルエンのような通常の溶剤
では溶解しないため、ジオキサンに替わるような溶解性
の高い溶剤が求められていた。しかし、ジオキサンの代
替品は、いまだ見出されていないのが実状である。
ライマー層を形成するインキ組成物は、溶媒としてジオ
キサンを使用しているが、そのジオキサンは引火性等が
あり、有害なものであるという問題がある。したがっ
て、環境問題の一つとしてジオキサンの使用全廃に向け
た世論が高まっている。また、プライマー層として最適
なポリエステル樹脂やアクリル樹脂は、高分子量であ
り、メチルエチルケトンやトルエンのような通常の溶剤
では溶解しないため、ジオキサンに替わるような溶解性
の高い溶剤が求められていた。しかし、ジオキサンの代
替品は、いまだ見出されていないのが実状である。
【0004】本発明は、上記の問題を解決し、基材シー
ト上に染料層が形成された昇華型熱転写シートにおい
て、基材シートと染料層との間に設けるプライマー層又
は、基材シートのもう一方の側に形成する背面層と基材
シートとの間に設けるプライマー層のインキ組成物にお
いて、バインダーである高分子量の樹脂に対しても溶解
性が高く、引火性等のある有害な溶剤を使用せず、プラ
イマー層として接着性に優れた熱転写シートとその製造
方法及びプライマー層のインキ組成物を提供することを
目的とする。
ト上に染料層が形成された昇華型熱転写シートにおい
て、基材シートと染料層との間に設けるプライマー層又
は、基材シートのもう一方の側に形成する背面層と基材
シートとの間に設けるプライマー層のインキ組成物にお
いて、バインダーである高分子量の樹脂に対しても溶解
性が高く、引火性等のある有害な溶剤を使用せず、プラ
イマー層として接着性に優れた熱転写シートとその製造
方法及びプライマー層のインキ組成物を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基材シート上に染料層が形成された昇華
型熱転写シートにおいて、基材シートと染料層との間に
設けるプライマー層を形成するインキ組成物において、
バインダー樹脂と溶媒から構成し、該溶媒として下記式
Iにて表される炭酸エステル化合物を使用することを特
徴とする。
に、本発明は、基材シート上に染料層が形成された昇華
型熱転写シートにおいて、基材シートと染料層との間に
設けるプライマー層を形成するインキ組成物において、
バインダー樹脂と溶媒から構成し、該溶媒として下記式
Iにて表される炭酸エステル化合物を使用することを特
徴とする。
【化1】(式I中、a及びbは各々1〜6の整数を表
し、x及びyは各々0または1、かつ少なくとも一方が
1であり、R1 及びR2 は各々の炭素数が1〜30で、
かつR1 とR2 の炭素数の合計が50以下である直鎖又
は分岐したアルキル、シクロアルキル、アルケニル、ア
ルキルフェニル、ベンジル又はアルキルベンジル基から
選択される基を表し、任意の水素が、フッ素に置換して
いても構わず、R1とR2 は同一であっても良い。)
し、x及びyは各々0または1、かつ少なくとも一方が
1であり、R1 及びR2 は各々の炭素数が1〜30で、
かつR1 とR2 の炭素数の合計が50以下である直鎖又
は分岐したアルキル、シクロアルキル、アルケニル、ア
ルキルフェニル、ベンジル又はアルキルベンジル基から
選択される基を表し、任意の水素が、フッ素に置換して
いても構わず、R1とR2 は同一であっても良い。)
【0006】また、基材シート上に染料層が形成された
昇華型熱転写シートにおいて、基材シートのもう一方の
側に形成する背面層と基材シートとの間に設けるプライ
マー層を形成するインキ組成物において、バインダー樹
脂と溶媒から構成し、該溶媒として下記式Iにて表され
る炭酸エステル化合物を使用することを特徴とする。
昇華型熱転写シートにおいて、基材シートのもう一方の
側に形成する背面層と基材シートとの間に設けるプライ
マー層を形成するインキ組成物において、バインダー樹
脂と溶媒から構成し、該溶媒として下記式Iにて表され
る炭酸エステル化合物を使用することを特徴とする。
【化1】(式I中、a及びbは各々1〜6の整数を表
し、x及びyは各々0または1、かつ少なくとも一方が
1であり、R1 及びR2 は各々の炭素数が1〜30で、
かつR1 とR2 の炭素数の合計が50以下である直鎖又
は分岐したアルキル、シクロアルキル、アルケニル、ア
ルキルフェニル、ベンジル又はアルキルベンジル基から
選択される基を表し、任意の水素が、フッ素に置換して
いても構わず、R1とR2 は同一であっても良い。) また、前記の炭酸エステル化合物が、ジメチルカーボネ
ートであることが好ましい。また、前記のインキ組成物
の溶媒中における上記式Iにて表される炭酸エステル化
合物の割合が、50重量%〜100重量%であることが
好ましい。
し、x及びyは各々0または1、かつ少なくとも一方が
1であり、R1 及びR2 は各々の炭素数が1〜30で、
かつR1 とR2 の炭素数の合計が50以下である直鎖又
は分岐したアルキル、シクロアルキル、アルケニル、ア
ルキルフェニル、ベンジル又はアルキルベンジル基から
選択される基を表し、任意の水素が、フッ素に置換して
いても構わず、R1とR2 は同一であっても良い。) また、前記の炭酸エステル化合物が、ジメチルカーボネ
ートであることが好ましい。また、前記のインキ組成物
の溶媒中における上記式Iにて表される炭酸エステル化
合物の割合が、50重量%〜100重量%であることが
好ましい。
【0007】本発明は、基材シートの上にプライマー
層、染料層を順次設ける昇華型熱転写シートの製造方法
において、該プライマー層のインキ組成物に溶媒とし
て、上記式Iにて表される炭酸エステル化合物を使用し
て、該インキ組成物を基材シートの上に塗工、乾燥し、
該プライマー層上に染料層塗工液を塗工、乾燥すること
を特徴とする。また、基材シートの上にプライマー層、
背面層を順次設ける昇華型熱転写シートの製造方法にお
いて、該プライマー層のインキ組成物に溶媒として、上
記式Iにて表される炭酸エステル化合物を使用して、該
インキ組成物を基材シートの上に塗工、乾燥し、該プラ
イマー層上に背面層塗工液を塗工、乾燥することを特徴
とする。本発明は、基材シートの上にプライマー層、染
料層を順次設ける昇華型熱転写シートにおいて、該プラ
イマー層のインキ組成物の溶媒が、上記式Iにて表され
る炭酸エステル化合物であることを特徴とする。また、
基材シートの上にプライマー層、背面層を順次設ける昇
華型熱転写シートにおいて、該プライマー層のインキ組
成物の溶媒が、上記式Iにて表される炭酸エステル化合
物であることを特徴とする。
層、染料層を順次設ける昇華型熱転写シートの製造方法
において、該プライマー層のインキ組成物に溶媒とし
て、上記式Iにて表される炭酸エステル化合物を使用し
て、該インキ組成物を基材シートの上に塗工、乾燥し、
該プライマー層上に染料層塗工液を塗工、乾燥すること
を特徴とする。また、基材シートの上にプライマー層、
背面層を順次設ける昇華型熱転写シートの製造方法にお
いて、該プライマー層のインキ組成物に溶媒として、上
記式Iにて表される炭酸エステル化合物を使用して、該
インキ組成物を基材シートの上に塗工、乾燥し、該プラ
イマー層上に背面層塗工液を塗工、乾燥することを特徴
とする。本発明は、基材シートの上にプライマー層、染
料層を順次設ける昇華型熱転写シートにおいて、該プラ
イマー層のインキ組成物の溶媒が、上記式Iにて表され
る炭酸エステル化合物であることを特徴とする。また、
基材シートの上にプライマー層、背面層を順次設ける昇
華型熱転写シートにおいて、該プライマー層のインキ組
成物の溶媒が、上記式Iにて表される炭酸エステル化合
物であることを特徴とする。
【0008】本発明の作用は、基材シートの上にプライ
マー層、染料層を順次設ける、あるいは基材シートの上
にプライマー層、背面層を順次設ける昇華型熱転写シー
トにつき、接着性の良好な該プライマー層のバインダー
樹脂は、極性官能基を多く有する高分子量の樹脂であ
り、その樹脂は通常の汎用溶剤では溶解しないが、該プ
ライマー層のインキ組成物において、バインダー樹脂と
溶媒から構成し、該溶媒として式Iにて表される炭酸エ
ステル化合物を使用することにより、その高分子量の樹
脂に対し溶解性が非常に高い。また、引火性等のある有
害な溶剤を使用せず、プライマー層として接着性に優れ
たインキ組成物を提供することができる。
マー層、染料層を順次設ける、あるいは基材シートの上
にプライマー層、背面層を順次設ける昇華型熱転写シー
トにつき、接着性の良好な該プライマー層のバインダー
樹脂は、極性官能基を多く有する高分子量の樹脂であ
り、その樹脂は通常の汎用溶剤では溶解しないが、該プ
ライマー層のインキ組成物において、バインダー樹脂と
溶媒から構成し、該溶媒として式Iにて表される炭酸エ
ステル化合物を使用することにより、その高分子量の樹
脂に対し溶解性が非常に高い。また、引火性等のある有
害な溶剤を使用せず、プライマー層として接着性に優れ
たインキ組成物を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。 (インキ組成物、プライマー層)本発明のインキ組成物
は、下記式Iにて表される炭酸エステル化合物を溶媒と
して使用することを特徴としている。
る。 (インキ組成物、プライマー層)本発明のインキ組成物
は、下記式Iにて表される炭酸エステル化合物を溶媒と
して使用することを特徴としている。
【化1】
【0010】(式I中、a及びbは各々1〜6の整数を
表し、x及びyは各々0または1を表し、R1 及びR2
は各々の炭素数が1〜30で、かつR1 とR2 の炭素数
の合計が50以下である直鎖又は分岐したアルキル、シ
クロアルキル、アルケニル、アルキルフェニル、ベンジ
ル又はアルキルベンジル基から選択される基を表し、任
意の水素が、フッ素に置換していても構わず、R1 とR
2 は同一であっても良い。)
表し、x及びyは各々0または1を表し、R1 及びR2
は各々の炭素数が1〜30で、かつR1 とR2 の炭素数
の合計が50以下である直鎖又は分岐したアルキル、シ
クロアルキル、アルケニル、アルキルフェニル、ベンジ
ル又はアルキルベンジル基から選択される基を表し、任
意の水素が、フッ素に置換していても構わず、R1 とR
2 は同一であっても良い。)
【0011】本発明に係わる一般式Iで表される炭酸エ
ステル化合物は、次に示すように単純な炭酸ジエステル
構造のみからなる式I−1(x及びyが共に0であ
る。)で表される化合物と、これにオキシアルキル基が
付加した式I−2(x又はyの少なくとも一方が1であ
る。)で表される化合物とに大別される。
ステル化合物は、次に示すように単純な炭酸ジエステル
構造のみからなる式I−1(x及びyが共に0であ
る。)で表される化合物と、これにオキシアルキル基が
付加した式I−2(x又はyの少なくとも一方が1であ
る。)で表される化合物とに大別される。
【化2】
【化3】
【0012】式I−1で表される化合物について、R1
又はR2 は各々の炭素数が1〜30で、かつR1 とR2
の炭素数の合計が50以下である直鎖又は分岐したアル
キル、シクロアルキル、アルケニル、アルキルフェニ
ル、ベンジル又はアルキルベンジルから選択される基を
表し、R1 及びR2 は同一でも良い。R1 とR2 の好ま
しい炭素数の合計は2〜36であり、特に好ましくはR
1 又はR2 の各々の炭素数が1〜10である。尚、最も
好ましい基はアルキル基である。R1 又はR2 の炭素数
が30を越えるか、またはR1 とR2 の炭素数の合計が
50を越えると、溶解性が劣り、沸点が高くなるため、
使用後の溶液を蒸留して回収し再使用することが困難に
なり不適である。
又はR2 は各々の炭素数が1〜30で、かつR1 とR2
の炭素数の合計が50以下である直鎖又は分岐したアル
キル、シクロアルキル、アルケニル、アルキルフェニ
ル、ベンジル又はアルキルベンジルから選択される基を
表し、R1 及びR2 は同一でも良い。R1 とR2 の好ま
しい炭素数の合計は2〜36であり、特に好ましくはR
1 又はR2 の各々の炭素数が1〜10である。尚、最も
好ましい基はアルキル基である。R1 又はR2 の炭素数
が30を越えるか、またはR1 とR2 の炭素数の合計が
50を越えると、溶解性が劣り、沸点が高くなるため、
使用後の溶液を蒸留して回収し再使用することが困難に
なり不適である。
【0013】例えば、R1 又はR2 がアルキル基の場合
には炭素数が少ない方が水溶性があり溶剤効果は大きい
が、引火点は低い傾向にある。しかし、次第に炭素数が
多くなるにつれて、粘度は大きくなり、沸点も高くな
り、水溶性に代えて油溶性が出てくる。尚、R1 とR2
は非対称である方が界面活性効果が大きい。また、R1
及びR2 の任意の水素がフッ素で置換されていても良
く、半数以上の水素がフッ素に置換されていることが好
ましい。フッ素原子を有すると溶解力が強化され、引火
点も上昇し、取扱性、安全性が向上する。本発明に係わ
る溶媒である化合物は、フッ素原子を有していても塩素
原子は有しておらず、かつ揮発性もないためオゾン層を
破壊する心配はない。
には炭素数が少ない方が水溶性があり溶剤効果は大きい
が、引火点は低い傾向にある。しかし、次第に炭素数が
多くなるにつれて、粘度は大きくなり、沸点も高くな
り、水溶性に代えて油溶性が出てくる。尚、R1 とR2
は非対称である方が界面活性効果が大きい。また、R1
及びR2 の任意の水素がフッ素で置換されていても良
く、半数以上の水素がフッ素に置換されていることが好
ましい。フッ素原子を有すると溶解力が強化され、引火
点も上昇し、取扱性、安全性が向上する。本発明に係わ
る溶媒である化合物は、フッ素原子を有していても塩素
原子は有しておらず、かつ揮発性もないためオゾン層を
破壊する心配はない。
【0014】式I−1において目的、用途に応じて、R
1 及びR2 を適宜選択すれば、所望する溶剤が得られ
る。例えば、式I−1の炭素数を小さくすると、ロジ
ン、液晶に対する溶解作用に優れ、炭素数を大きくする
と、油脂類に対する溶解作用に優れる。すなわち、例え
ば、ジエチルカーボネートやジメチルカーボネートは、
ワックス、ロジン、液晶、樹脂に対する溶解作用の方が
優れており、ジイソプロピルカーボネート、ジノルマル
ブチルカーボネート、ジイソブチルカーボネートはロジ
ン、液晶、及び油脂類の双方に対し優れた溶解性を示
し、更に炭素数が大きくなると、油脂類に対する溶解作
用の方が優れている。また、R1 とR2 が非対称であ
る、例えば、メチルヘプエチルカーボネート、メチルオ
クチルカーボネート、メチルドデシルカーボネートは、
界面活性作用が非常に大きい。
1 及びR2 を適宜選択すれば、所望する溶剤が得られ
る。例えば、式I−1の炭素数を小さくすると、ロジ
ン、液晶に対する溶解作用に優れ、炭素数を大きくする
と、油脂類に対する溶解作用に優れる。すなわち、例え
ば、ジエチルカーボネートやジメチルカーボネートは、
ワックス、ロジン、液晶、樹脂に対する溶解作用の方が
優れており、ジイソプロピルカーボネート、ジノルマル
ブチルカーボネート、ジイソブチルカーボネートはロジ
ン、液晶、及び油脂類の双方に対し優れた溶解性を示
し、更に炭素数が大きくなると、油脂類に対する溶解作
用の方が優れている。また、R1 とR2 が非対称であ
る、例えば、メチルヘプエチルカーボネート、メチルオ
クチルカーボネート、メチルドデシルカーボネートは、
界面活性作用が非常に大きい。
【0015】次に、式I−2で表されるように、上述の
化合物に更にオキシアルキル基を付加させたR1 または
R2 とのアルキルエーテルを有する炭酸エステル化合物
は、その特性を保持したまま親水性、樹脂に対する溶解
性がより改善され、更には引火点が上昇する。したがっ
て、溶剤として極めて優れたものであり、適応範囲も拡
大され、安全性、取扱性も向上する。付加されるオキシ
アルキル基は炭素数が1〜6のものである。炭素数が6
を越えるものは、製造工程が煩雑になり、また困難も生
じ実用的でない。好ましくは、炭素数が5以下であり、
より好ましくは2〜4である。また、化学構造で両側に
エーテルを保持している方が片側だけのものより若干界
面活性効果が高い。
化合物に更にオキシアルキル基を付加させたR1 または
R2 とのアルキルエーテルを有する炭酸エステル化合物
は、その特性を保持したまま親水性、樹脂に対する溶解
性がより改善され、更には引火点が上昇する。したがっ
て、溶剤として極めて優れたものであり、適応範囲も拡
大され、安全性、取扱性も向上する。付加されるオキシ
アルキル基は炭素数が1〜6のものである。炭素数が6
を越えるものは、製造工程が煩雑になり、また困難も生
じ実用的でない。好ましくは、炭素数が5以下であり、
より好ましくは2〜4である。また、化学構造で両側に
エーテルを保持している方が片側だけのものより若干界
面活性効果が高い。
【0016】このように本発明のプライマー層のインキ
組成物の構成成分である一般式Iで表される炭酸エステ
ル化合物は、毒性が極めて低く、安全な化合物である。
また、揮発性もなく、引火点を上昇させることができる
ため、作業者は衛生的、かつ安全に作業を行うことがで
きる。参考として、ジメチルカーボネートの毒性データ
を下記に示す。非常に毒性が軽微であることがわかる。 経口ラット LD50:13.50mL/kg 経皮ラット LD50:2,500mg/kg 吸入ラット LC50:140mg/1t・4時間
組成物の構成成分である一般式Iで表される炭酸エステ
ル化合物は、毒性が極めて低く、安全な化合物である。
また、揮発性もなく、引火点を上昇させることができる
ため、作業者は衛生的、かつ安全に作業を行うことがで
きる。参考として、ジメチルカーボネートの毒性データ
を下記に示す。非常に毒性が軽微であることがわかる。 経口ラット LD50:13.50mL/kg 経皮ラット LD50:2,500mg/kg 吸入ラット LC50:140mg/1t・4時間
【0017】本発明では、上記の炭酸エステル化合物の
中でも、ジメチルカーボネート(DMC)が特に好まし
い。なぜならば、DMCは沸点が80℃程度であり、メ
チルエチルケトンやトルエン等の汎用溶剤と沸点範囲が
同じであるため、現行の印刷機や印刷条件をそのまま利
用することができるからである。本発明のインキ組成物
の構成成分である溶剤には、上記の炭酸エステル化合物
の1種を単独で使用してもよく、また、2種以上を混合
して使用してもよい。2種以上を混合することにより、
インキ組成物の構成成分であるバインダーが例えば複数
の場合に、各バインダー種類ごとに適する溶剤を選択
し、バインダーの溶解性をより高めることができる。
中でも、ジメチルカーボネート(DMC)が特に好まし
い。なぜならば、DMCは沸点が80℃程度であり、メ
チルエチルケトンやトルエン等の汎用溶剤と沸点範囲が
同じであるため、現行の印刷機や印刷条件をそのまま利
用することができるからである。本発明のインキ組成物
の構成成分である溶剤には、上記の炭酸エステル化合物
の1種を単独で使用してもよく、また、2種以上を混合
して使用してもよい。2種以上を混合することにより、
インキ組成物の構成成分であるバインダーが例えば複数
の場合に、各バインダー種類ごとに適する溶剤を選択
し、バインダーの溶解性をより高めることができる。
【0018】本発明のインキ組成物の溶剤は、上記の炭
酸エステル化合物(2種以上の混合物を含む)に加え
て、従来から使用されている溶剤、例えば、メチルエチ
ルケトン、トルエン、メチルイソブチルケトン等の汎用
溶剤を使用しても良い。これらの汎用溶剤は、該炭酸エ
ステル化合物100重量部に対して100重量部以下の
範囲で使用することができる。100重量部以上使用す
ると、バインダー樹脂の溶解性が低下し、好ましくな
い。これらの汎用溶剤を混合使用することにより、イン
キの揮発性が上がり、インキ塗布後の乾燥が早くなる。
また、沸点の異なる溶剤を用いることにより、インキ塗
布面の面質を改善することができる。またさらに、イン
キのコストを低減することができる。
酸エステル化合物(2種以上の混合物を含む)に加え
て、従来から使用されている溶剤、例えば、メチルエチ
ルケトン、トルエン、メチルイソブチルケトン等の汎用
溶剤を使用しても良い。これらの汎用溶剤は、該炭酸エ
ステル化合物100重量部に対して100重量部以下の
範囲で使用することができる。100重量部以上使用す
ると、バインダー樹脂の溶解性が低下し、好ましくな
い。これらの汎用溶剤を混合使用することにより、イン
キの揮発性が上がり、インキ塗布後の乾燥が早くなる。
また、沸点の異なる溶剤を用いることにより、インキ塗
布面の面質を改善することができる。またさらに、イン
キのコストを低減することができる。
【0019】本発明の昇華型熱転写シートのプライマー
層は、バインダー樹脂としてポリエステル系樹脂、ポリ
アクリル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリ
アクリルアミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテ
ル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、
ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂やポリビニ
ルアルコール樹脂等のビニル系樹脂、ポリビニルアセト
アセタールやポリビニルブチラール等のポリビニルアセ
タール系樹脂等が挙げられる。特公平6−84117に
記載しているような少なくとも3つの異なる構成成分か
らなる熱可塑性、線状、ランダムポリエステル共重合体
が、本発明で使用する昇華型熱転写シートのプライマー
層のバインダー樹脂として、接着性が良好なため、特に
好ましく使用できる。上記の構成成分は、a)テレフタ
ール酸、イソフタール酸、アゼライン酸、p−フェニレ
ンビス−β−アクリル酸、セバシン酸及び3,5−ジカ
ルボキシ−1−ベンゼンスルホン酸からなる群から選択
される少なくとも1つの二塩基酸、及びb)2,2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオール、2,2′−オキシ
ジエタノール、1,4−ブタンジオール、エチレングリ
コール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール及び1,4−ジ(β−ヒドロキシエ
トキシ)−シクロヘキサンからなる群から選択される少
なくとも1つの脂肪族ジオールである。また、上記の線
状コポリエステルは、通常の溶剤には難溶な樹脂である
が、上述の炭酸エステル化合物を使用すれば、容易に溶
解し、プライマー層塗工液としてのインキ組成物を得る
ことができる。
層は、バインダー樹脂としてポリエステル系樹脂、ポリ
アクリル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリ
アクリルアミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテ
ル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、
ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂やポリビニ
ルアルコール樹脂等のビニル系樹脂、ポリビニルアセト
アセタールやポリビニルブチラール等のポリビニルアセ
タール系樹脂等が挙げられる。特公平6−84117に
記載しているような少なくとも3つの異なる構成成分か
らなる熱可塑性、線状、ランダムポリエステル共重合体
が、本発明で使用する昇華型熱転写シートのプライマー
層のバインダー樹脂として、接着性が良好なため、特に
好ましく使用できる。上記の構成成分は、a)テレフタ
ール酸、イソフタール酸、アゼライン酸、p−フェニレ
ンビス−β−アクリル酸、セバシン酸及び3,5−ジカ
ルボキシ−1−ベンゼンスルホン酸からなる群から選択
される少なくとも1つの二塩基酸、及びb)2,2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオール、2,2′−オキシ
ジエタノール、1,4−ブタンジオール、エチレングリ
コール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール及び1,4−ジ(β−ヒドロキシエ
トキシ)−シクロヘキサンからなる群から選択される少
なくとも1つの脂肪族ジオールである。また、上記の線
状コポリエステルは、通常の溶剤には難溶な樹脂である
が、上述の炭酸エステル化合物を使用すれば、容易に溶
解し、プライマー層塗工液としてのインキ組成物を得る
ことができる。
【0020】本発明の昇華型熱転写シートのプライマー
層の塗工は、ロールコート、バーコート、グラビアコー
ト、グラビアリバースコート等の一般的な方法で行われ
る。そして、その塗工量は、0.1〜2.0g/m
2 (固形分換算、以下本発明の塗工量は特に断りのない
限り、固形分換算の数値である。)が好ましい。このよ
うに、基材シートの上にプライマー層塗工液を塗工、乾
燥して、プライマー層を形成する。
層の塗工は、ロールコート、バーコート、グラビアコー
ト、グラビアリバースコート等の一般的な方法で行われ
る。そして、その塗工量は、0.1〜2.0g/m
2 (固形分換算、以下本発明の塗工量は特に断りのない
限り、固形分換算の数値である。)が好ましい。このよ
うに、基材シートの上にプライマー層塗工液を塗工、乾
燥して、プライマー層を形成する。
【0021】(基材シート)以上のインク組成物は、基
材シート上に塗工されるものであり、基材シートは、従
来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであれ
ば、いずれのものでもよく、例えば、0.5〜50μ
m、好ましくは3〜10μm程度の厚さの紙、各種加工
紙、ポリエステルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポ
リプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミ
ドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルア
ルコールフィルム、セロファン等であり、特に好ましい
ものは、ポリエステルフィルムである。
材シート上に塗工されるものであり、基材シートは、従
来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであれ
ば、いずれのものでもよく、例えば、0.5〜50μ
m、好ましくは3〜10μm程度の厚さの紙、各種加工
紙、ポリエステルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポ
リプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミ
ドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルア
ルコールフィルム、セロファン等であり、特に好ましい
ものは、ポリエステルフィルムである。
【0022】(染料層)本発明の染料層は、基材シート
の上にプライマー層、染料層を順次設ける昇華型熱転写
シートの製造方法において、該プライマー層のインキ組
成物に溶媒として、式Iにて表される炭酸エステル化合
物を使用して、該インキ組成物を基材シートの上に塗
工、乾燥し、該プライマー層上に染料層塗工液を塗工、
乾燥することにより形成することができる。染料層は、
適当な溶剤中に染料、バインダー樹脂及び、有機フィラ
ー等の添加剤を加えて、各成分を溶解又は分散させて、
染料層塗工液を調製し、これを、上記のように、基材シ
ートのプライマー層の上に、例えば、グラビア印刷法、
スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロール
コーティング法等の形成手段により塗工し、乾燥して染
料層を形成することができる。
の上にプライマー層、染料層を順次設ける昇華型熱転写
シートの製造方法において、該プライマー層のインキ組
成物に溶媒として、式Iにて表される炭酸エステル化合
物を使用して、該インキ組成物を基材シートの上に塗
工、乾燥し、該プライマー層上に染料層塗工液を塗工、
乾燥することにより形成することができる。染料層は、
適当な溶剤中に染料、バインダー樹脂及び、有機フィラ
ー等の添加剤を加えて、各成分を溶解又は分散させて、
染料層塗工液を調製し、これを、上記のように、基材シ
ートのプライマー層の上に、例えば、グラビア印刷法、
スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロール
コーティング法等の形成手段により塗工し、乾燥して染
料層を形成することができる。
【0023】使用する染料は、従来公知の熱転写シート
に使用される染料はいずれも有効に使用可能であり、特
に限定されない。例えば幾つかの好ましい染料として
は、赤色染料として、MS Red G、Macrol
ex Red VioretR、Ceres Red
7B、Samaron Red HBSL、Resol
in Red F3BS等が挙げられ、又、黄色の染料
としては、ホロンブリリアントイエロー6GL、PTY
−52、マクロレックスイエロー6G等が挙げられ、
又、青色染料としては、カヤセットブルー714、ワク
ソリンブルーAP−FW、ホロンブリリアントブルーS
−R、MSブルー100等が挙げられる。
に使用される染料はいずれも有効に使用可能であり、特
に限定されない。例えば幾つかの好ましい染料として
は、赤色染料として、MS Red G、Macrol
ex Red VioretR、Ceres Red
7B、Samaron Red HBSL、Resol
in Red F3BS等が挙げられ、又、黄色の染料
としては、ホロンブリリアントイエロー6GL、PTY
−52、マクロレックスイエロー6G等が挙げられ、
又、青色染料としては、カヤセットブルー714、ワク
ソリンブルーAP−FW、ホロンブリリアントブルーS
−R、MSブルー100等が挙げられる。
【0024】上記の如き熱移行性染料を担持するための
バインダー樹脂としては、従来公知のものがいずれも使
用でき、好ましいものを例示すれば、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロ
ース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹
脂、ポリエステル等が挙げられる。染料層の塗工量は、
乾燥状態で0.2g/m2 〜3g/m2 が好ましい。
バインダー樹脂としては、従来公知のものがいずれも使
用でき、好ましいものを例示すれば、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロ
ース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹
脂、ポリエステル等が挙げられる。染料層の塗工量は、
乾燥状態で0.2g/m2 〜3g/m2 が好ましい。
【0025】(背面層)本発明の熱転写シートは基材シ
ートの裏面に、サーマルヘッドの熱によるステッキング
や印字しわ等の悪影響を防止するため、背面層を設ける
ことができる。上記の背面層を形成する樹脂としては、
従来公知のものであればよく、例えば、ポリビニルブチ
ラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエ
ステル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリエ
ーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン/ブタジエ
ン共重合体、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリ
レート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアク
リレート、エポキシアクリレート、ウレタン又はエポキ
シのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロース
ナイトレート樹脂、セルロースアセトプロピオネート樹
脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロース
アセテートヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セルロー
ス樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂等が挙げ
られる。
ートの裏面に、サーマルヘッドの熱によるステッキング
や印字しわ等の悪影響を防止するため、背面層を設ける
ことができる。上記の背面層を形成する樹脂としては、
従来公知のものであればよく、例えば、ポリビニルブチ
ラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエ
ステル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリエ
ーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン/ブタジエ
ン共重合体、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリ
レート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアク
リレート、エポキシアクリレート、ウレタン又はエポキ
シのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロース
ナイトレート樹脂、セルロースアセトプロピオネート樹
脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロース
アセテートヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セルロー
ス樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂等が挙げ
られる。
【0026】これらの樹脂からなる背面層に添加あるい
は上塗りする滑り性付与剤としては、リン酸エステル、
シリコーンオイル、グラファイトパウダー、シリコーン
系グラフトポリマー、フッ素系グラフトポリマー、アク
リルシリコーングラフトポリマー、アクリルシロキサ
ン、アリールシロキサン等のシリコーン重合体が挙げら
れるが、好ましくは、ポリオール、例えば、ポリアルコ
ール高分子化合物とポリイソシアネート化合物及びリン
酸エステル系化合物からなる層であり、さらに充填剤を
添加することがより好ましい。
は上塗りする滑り性付与剤としては、リン酸エステル、
シリコーンオイル、グラファイトパウダー、シリコーン
系グラフトポリマー、フッ素系グラフトポリマー、アク
リルシリコーングラフトポリマー、アクリルシロキサ
ン、アリールシロキサン等のシリコーン重合体が挙げら
れるが、好ましくは、ポリオール、例えば、ポリアルコ
ール高分子化合物とポリイソシアネート化合物及びリン
酸エステル系化合物からなる層であり、さらに充填剤を
添加することがより好ましい。
【0027】本発明の背面層は、基材シートの上にプラ
イマー層、背面層を順次設ける昇華型熱転写シートの製
造方法において、該プライマー層のインキ組成物に溶媒
として、式Iにて表される炭酸エステル化合物を使用し
て、該インキ組成物を基材シートの上に塗工、乾燥し、
該プライマー層上に背面層塗工液を塗工、乾燥すること
により形成することができる。背面層は、上記に記載し
た樹脂、滑り性付与剤、更に充填剤を、適当な溶剤によ
り、溶解又は分散させて、背面層塗工液を調整し、これ
を、上記のように、基材シートのプライマー層の上に、
例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア
版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段
により塗工し、乾燥して背面層を形成することができ
る。背面層の塗工量は、固形分で、0.1g/m2 〜
3.0g/m2 が好ましい。
イマー層、背面層を順次設ける昇華型熱転写シートの製
造方法において、該プライマー層のインキ組成物に溶媒
として、式Iにて表される炭酸エステル化合物を使用し
て、該インキ組成物を基材シートの上に塗工、乾燥し、
該プライマー層上に背面層塗工液を塗工、乾燥すること
により形成することができる。背面層は、上記に記載し
た樹脂、滑り性付与剤、更に充填剤を、適当な溶剤によ
り、溶解又は分散させて、背面層塗工液を調整し、これ
を、上記のように、基材シートのプライマー層の上に、
例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア
版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段
により塗工し、乾燥して背面層を形成することができ
る。背面層の塗工量は、固形分で、0.1g/m2 〜
3.0g/m2 が好ましい。
【0028】以上のように本発明のプライマー層のイン
キ組成物を、熱転写シートの基材シートの表裏のプライ
マー層として使用する。表裏両面のプライマー層を前記
のインキ組成物から形成することが好ましいが、基材シ
ートのどちらか一方の面でも良く、その場合は片側は他
のインキ組成物からなるプライマー層を設けたり、コロ
ナ処理をしたりしても良い。前記のインキ組成物を染料
層側のプライマー層として使用した場合には、基材シー
トと染料層との接着性が向上し、サーマルヘッド等の加
熱手段による熱転写時に染料層の受像シートへの異常転
写を防止することができる。また、背面側のプライマー
層として使用した場合には、基材シートと背面層との接
着性ガ向上し、サーマルヘッドとの摩擦でも背面層が剥
がれることがない。
キ組成物を、熱転写シートの基材シートの表裏のプライ
マー層として使用する。表裏両面のプライマー層を前記
のインキ組成物から形成することが好ましいが、基材シ
ートのどちらか一方の面でも良く、その場合は片側は他
のインキ組成物からなるプライマー層を設けたり、コロ
ナ処理をしたりしても良い。前記のインキ組成物を染料
層側のプライマー層として使用した場合には、基材シー
トと染料層との接着性が向上し、サーマルヘッド等の加
熱手段による熱転写時に染料層の受像シートへの異常転
写を防止することができる。また、背面側のプライマー
層として使用した場合には、基材シートと背面層との接
着性ガ向上し、サーマルヘッドとの摩擦でも背面層が剥
がれることがない。
【0029】特公平6−84117に記載してあるよう
な1種以上の芳香族二塩基酸と1種以上の脂肪族ジオー
ルから誘導されるランダムな線状コポリエステルを使用
したプライマー層は、他の樹脂を使用したプライマー層
に比べ、特に耐熱性やスクラッチ性の向上が大きい。上
記の熱転写シートを用いて、画像を形成するために使用
する受像シートは、その受像面が前記の染料に対して染
料受容性を有するものであれば、いかなるものでもよ
い。上記の熱転写シートと受像シートを使用して熱転写
を行う際に使用する熱エネルギーの付与手段は、従来公
知の付与手段がいずれも使用でき、例えば熱転写プリン
ター(例えば、日立製作所製ビデオプリンターVY−1
00)等の記録装置によって、記録時間をコントロール
することにより、5乃至100mj/mm2程度の熱エ
ネルギーを付与することによって、所望の画像が形成さ
れる。
な1種以上の芳香族二塩基酸と1種以上の脂肪族ジオー
ルから誘導されるランダムな線状コポリエステルを使用
したプライマー層は、他の樹脂を使用したプライマー層
に比べ、特に耐熱性やスクラッチ性の向上が大きい。上
記の熱転写シートを用いて、画像を形成するために使用
する受像シートは、その受像面が前記の染料に対して染
料受容性を有するものであれば、いかなるものでもよ
い。上記の熱転写シートと受像シートを使用して熱転写
を行う際に使用する熱エネルギーの付与手段は、従来公
知の付与手段がいずれも使用でき、例えば熱転写プリン
ター(例えば、日立製作所製ビデオプリンターVY−1
00)等の記録装置によって、記録時間をコントロール
することにより、5乃至100mj/mm2程度の熱エ
ネルギーを付与することによって、所望の画像が形成さ
れる。
【0030】
【実施例】実施例および比較例をあげて、本発明を具体
的に説明する。なお、文中の部または%とあるのは、特
に断りのない限り重量基準である。 (実施例)基材シートとして、ルミラー12F65K
(東レ(株)製)を使用し、その一方の面に下記組成の
インキ組成物1をグラビア印刷にて、塗工、乾燥し、プ
ライマー層を固形分で0.3g/m2 を形成した。インキ組成物1 ポリエステル樹脂 10部 (モートンケミカル社製 Mor−Ester49000) DMC(ジメチルカーボネート) 45部 メチルエチルケトン 45部
的に説明する。なお、文中の部または%とあるのは、特
に断りのない限り重量基準である。 (実施例)基材シートとして、ルミラー12F65K
(東レ(株)製)を使用し、その一方の面に下記組成の
インキ組成物1をグラビア印刷にて、塗工、乾燥し、プ
ライマー層を固形分で0.3g/m2 を形成した。インキ組成物1 ポリエステル樹脂 10部 (モートンケミカル社製 Mor−Ester49000) DMC(ジメチルカーボネート) 45部 メチルエチルケトン 45部
【0031】上記の基材シートのプライマー層の上に、
下記組成の背面層をグラビア印刷にて、塗工、乾燥し、
背面層を固形分で0.3g/m2 を形成した。背面層塗工液 ポリビニルブチラール樹脂 3.6部 (積水化学工業株式会社製 エスレックBX−1) ポリイソシアネート 8.6部 (大日本インキ株式会社製 バーノックD750) リン酸エステル系界面活性剤 2.8部 (第一工業製薬株式会社製 プライサーフA208S) タルク(日本タルク株式会社製 ミクロエースP−3) 0.7部 メチルエチルケトン 32.0部 トルエン 32.0部
下記組成の背面層をグラビア印刷にて、塗工、乾燥し、
背面層を固形分で0.3g/m2 を形成した。背面層塗工液 ポリビニルブチラール樹脂 3.6部 (積水化学工業株式会社製 エスレックBX−1) ポリイソシアネート 8.6部 (大日本インキ株式会社製 バーノックD750) リン酸エステル系界面活性剤 2.8部 (第一工業製薬株式会社製 プライサーフA208S) タルク(日本タルク株式会社製 ミクロエースP−3) 0.7部 メチルエチルケトン 32.0部 トルエン 32.0部
【0032】次に、上記の基材シートのもう一方の面
に、上述のインキ組成物1をグラビア印刷にて、塗工、
乾燥し、プライマー層を固形分で0.3g/m2 を形成
し、そのプライマー層上に、下記組成のマゼンタ染料層
塗工液をグラビア印刷にて、塗工し、100℃にて3分
間乾燥し、マゼンタ染料層を固形分で1.0g/m2 を
形成し、実施例の熱転写シートを作製した。マゼンタ染料層塗工液 マゼンタ染料(MS RedG) 2.0部 ポリビニルアセトアセタール 4.0部 (積水化学工業株式会社製 KS−5) メチルエチルケトン/トルエン=1/1 93.0部
に、上述のインキ組成物1をグラビア印刷にて、塗工、
乾燥し、プライマー層を固形分で0.3g/m2 を形成
し、そのプライマー層上に、下記組成のマゼンタ染料層
塗工液をグラビア印刷にて、塗工し、100℃にて3分
間乾燥し、マゼンタ染料層を固形分で1.0g/m2 を
形成し、実施例の熱転写シートを作製した。マゼンタ染料層塗工液 マゼンタ染料(MS RedG) 2.0部 ポリビニルアセトアセタール 4.0部 (積水化学工業株式会社製 KS−5) メチルエチルケトン/トルエン=1/1 93.0部
【0033】(比較例1)熱転写シートのプライマー層
塗工液を、下記組成のインキ組成物2を用いた以外は、
実施例と同様にして、比較例1の熱転写シートを作製し
た。インキ組成物2 ポリエステル樹脂 4部 (モートンケミカル社製 Mor−Ester49000) メチルエチルケトン/トルエン=1/1 96部
塗工液を、下記組成のインキ組成物2を用いた以外は、
実施例と同様にして、比較例1の熱転写シートを作製し
た。インキ組成物2 ポリエステル樹脂 4部 (モートンケミカル社製 Mor−Ester49000) メチルエチルケトン/トルエン=1/1 96部
【0034】(比較例2)熱転写シートのプライマー層
塗工液を、下記組成のインキ組成物3を用いた以外は、
実施例と同様にして、比較例2の熱転写シートを作製し
た。インキ組成物3 ポリエステル樹脂(東洋紡績株式会社製 バイロン200) 20.0部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80.0部
塗工液を、下記組成のインキ組成物3を用いた以外は、
実施例と同様にして、比較例2の熱転写シートを作製し
た。インキ組成物3 ポリエステル樹脂(東洋紡績株式会社製 バイロン200) 20.0部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80.0部
【0035】(インキ組成物の評価)インキ組成物1〜
3のインキを調製し、ビーカーに各インキを入れて、1
日放置後、ビーカーの底の沈殿物の有無を目視にて観察
した。インキ組成物1(実施例)とインキ組成物3(比
較例2)は、沈殿物が確認されなかった。それに対し、
インキ組成物2(比較例1)は、沈殿物が確認され、バ
インダー樹脂は溶解せず、膨潤しただけであった。
3のインキを調製し、ビーカーに各インキを入れて、1
日放置後、ビーカーの底の沈殿物の有無を目視にて観察
した。インキ組成物1(実施例)とインキ組成物3(比
較例2)は、沈殿物が確認されなかった。それに対し、
インキ組成物2(比較例1)は、沈殿物が確認され、バ
インダー樹脂は溶解せず、膨潤しただけであった。
【0036】(熱転写シートの評価)実施例及び比較例
の熱転写シートについて、染料層側及び背面層側から住
友3M社製メンディングテープを親指で1回擦って、貼
着し、10秒後手で90°剥離試験を行い、目視にてメ
ンディングテープへ層が取られているかを調べた。実施
例の熱転写シートは、染料層、背面層ともに剥がれが全
くなかった。比較例1の熱転写シートは、染料層、背面
層ともにまだらに剥がれがあった。比較例2の熱転写シ
ートは、染料層、背面層ともに全面的に剥がれがあっ
た。
の熱転写シートについて、染料層側及び背面層側から住
友3M社製メンディングテープを親指で1回擦って、貼
着し、10秒後手で90°剥離試験を行い、目視にてメ
ンディングテープへ層が取られているかを調べた。実施
例の熱転写シートは、染料層、背面層ともに剥がれが全
くなかった。比較例1の熱転写シートは、染料層、背面
層ともにまだらに剥がれがあった。比較例2の熱転写シ
ートは、染料層、背面層ともに全面的に剥がれがあっ
た。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、基材シ
ートの上にプライマー層、染料層を順次設ける、あるい
は基材シートの上にプライマー層、背面層を順次設ける
昇華型熱転写シートにつき、該プライマー層のインキ組
成物において、バインダー樹脂と溶媒から構成し、該溶
媒として式Iにて表される炭酸エステル化合物を使用す
ることにより、バインダーである汎用溶剤では難溶であ
る高分子量の樹脂に対しても溶解性が高く、引火性等の
危険性が少なく、生分解性があるため、安全性、取扱性
に優れたプライマー層インキ組成物とプライマー層とし
て接着性に優れた熱転写シートを得ることができる。ま
た、基材シートの上にプライマー層、染料層を順次設け
る昇華型熱転写シートの製造方法において、該プライマ
ー層のインキ組成物に溶媒として、式Iにて表される炭
酸エステル化合物を使用して、該インキ組成物を基材シ
ートの上に塗工、乾燥し、該プライマー層上に染料層塗
工液を塗工、乾燥することにより、または、基材シート
の上にプライマー層、背面層を順次設ける昇華型熱転写
シートの製造方法において、該プライマー層のインキ組
成物に溶媒として、式Iにて表される炭酸エステル化合
物を使用して、該インキ組成物を基材シートの上に塗
工、乾燥し、該プライマー層上に背面層塗工液を塗工、
乾燥することにより、プライマー層のインキ組成物にお
いて、バインダーである高分子量の樹脂に対しても溶解
性が高く、引火性等のある有害な溶剤を使用せず、プラ
イマー層として接着性に優れた熱転写シートの製造方法
を得ることができる。
ートの上にプライマー層、染料層を順次設ける、あるい
は基材シートの上にプライマー層、背面層を順次設ける
昇華型熱転写シートにつき、該プライマー層のインキ組
成物において、バインダー樹脂と溶媒から構成し、該溶
媒として式Iにて表される炭酸エステル化合物を使用す
ることにより、バインダーである汎用溶剤では難溶であ
る高分子量の樹脂に対しても溶解性が高く、引火性等の
危険性が少なく、生分解性があるため、安全性、取扱性
に優れたプライマー層インキ組成物とプライマー層とし
て接着性に優れた熱転写シートを得ることができる。ま
た、基材シートの上にプライマー層、染料層を順次設け
る昇華型熱転写シートの製造方法において、該プライマ
ー層のインキ組成物に溶媒として、式Iにて表される炭
酸エステル化合物を使用して、該インキ組成物を基材シ
ートの上に塗工、乾燥し、該プライマー層上に染料層塗
工液を塗工、乾燥することにより、または、基材シート
の上にプライマー層、背面層を順次設ける昇華型熱転写
シートの製造方法において、該プライマー層のインキ組
成物に溶媒として、式Iにて表される炭酸エステル化合
物を使用して、該インキ組成物を基材シートの上に塗
工、乾燥し、該プライマー層上に背面層塗工液を塗工、
乾燥することにより、プライマー層のインキ組成物にお
いて、バインダーである高分子量の樹脂に対しても溶解
性が高く、引火性等のある有害な溶剤を使用せず、プラ
イマー層として接着性に優れた熱転写シートの製造方法
を得ることができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 基材シート上に染料層が形成された昇華
型熱転写シートにおいて、基材シートと染料層との間に
設けるプライマー層を形成するインキ組成物において、
バインダー樹脂と溶媒から構成し、該溶媒として下記式
Iにて表される炭酸エステル化合物を使用することを特
徴とするインキ組成物。 【化1】 (式I中、a及びbは各々1〜6の整数を表し、x及び
yは各々0または1、かつ少なくとも一方が1であり、
R1 及びR2 は各々の炭素数が1〜30で、かつR1 と
R2 の炭素数の合計が50以下である直鎖又は分岐した
アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキルフェ
ニル、ベンジル又はアルキルベンジル基から選択される
基を表し、任意の水素が、フッ素に置換していても構わ
ず、R1とR2 は同一であっても良い。) - 【請求項2】 基材シート上に染料層が形成された昇華
型熱転写シートにおいて、基材シートのもう一方の側に
形成する背面層と基材シートとの間に設けるプライマー
層を形成するインキ組成物において、バインダー樹脂と
溶媒から構成し、該溶媒として下記式Iにて表される炭
酸エステル化合物を使用することを特徴とするインキ組
成物。 【化1】(式I中、a及びbは各々1〜6の整数を表
し、x及びyは各々0または1、かつ少なくとも一方が
1であり、R1 及びR2 は各々の炭素数が1〜30で、
かつR1 とR2 の炭素数の合計が50以下である直鎖又
は分岐したアルキル、シクロアルキル、アルケニル、ア
ルキルフェニル、ベンジル又はアルキルベンジル基から
選択される基を表し、任意の水素が、フッ素に置換して
いても構わず、R1とR2 は同一であっても良い。) - 【請求項3】 前記の炭酸エステル化合物が、ジメチル
カーボネートであることを特徴とする上記の請求項1、
2に記載するインキ組成物。 - 【請求項4】 前記のインキ組成物の溶媒中における上
記式Iにて表される炭酸エステル化合物の割合が、50
重量%〜100重量%であることを特徴とする上記の請
求項1、2に記載するインキ組成物。 - 【請求項5】 基材シートの上にプライマー層、染料層
を順次設ける昇華型熱転写シートの製造方法において、
該プライマー層のインキ組成物に溶媒として、上記式I
にて表される炭酸エステル化合物を使用して、該インキ
組成物を基材シートの上に塗工、乾燥し、該プライマー
層上に染料層塗工液を塗工、乾燥することを特徴とする
熱転写シートの製造方法。 - 【請求項6】 基材シートの上にプライマー層、背面層
を順次設ける昇華型熱転写シートの製造方法において、
該プライマー層のインキ組成物に溶媒として、上記式I
にて表される炭酸エステル化合物を使用して、該インキ
組成物を基材シートの上に塗工、乾燥し、該プライマー
層上に背面層塗工液を塗工、乾燥することを特徴とする
熱転写シートの製造方法。 - 【請求項7】 基材シートの上にプライマー層、染料層
を順次設ける昇華型熱転写シートにおいて、該プライマ
ー層のインキ組成物の溶媒が、上記式Iにて表される炭
酸エステル化合物であることを特徴とする熱転写シー
ト。 - 【請求項8】 基材シートの上にプライマー層、背面層
を順次設ける昇華型熱転写シートにおいて、該プライマ
ー層のインキ組成物の溶媒が、上記式Iにて表される炭
酸エステル化合物であることを特徴とする熱転写シー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1770697A JPH10204352A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | インキ組成物及び熱転写シートの製造方法と熱転写シ ート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1770697A JPH10204352A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | インキ組成物及び熱転写シートの製造方法と熱転写シ ート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10204352A true JPH10204352A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11951225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1770697A Pending JPH10204352A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | インキ組成物及び熱転写シートの製造方法と熱転写シ ート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10204352A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005272514A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Dainippon Ink & Chem Inc | プライマー組成物及びその積層構造体 |
| CN108864823A (zh) * | 2017-05-09 | 2018-11-23 | Tcl集团股份有限公司 | 一种喷墨打印用的印刷油墨及其制备方法 |
-
1997
- 1997-01-17 JP JP1770697A patent/JPH10204352A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005272514A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Dainippon Ink & Chem Inc | プライマー組成物及びその積層構造体 |
| CN108864823A (zh) * | 2017-05-09 | 2018-11-23 | Tcl集团股份有限公司 | 一种喷墨打印用的印刷油墨及其制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5334573A (en) | Sheet material for thermal transfer imaging | |
| USRE35211E (en) | Adhesives for laminating thermal print elements | |
| US5124309A (en) | Heat transfer sheet | |
| EP0368318B1 (en) | Thermal transfer image receiving material | |
| JP3494717B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
| JP6795026B2 (ja) | 感熱転写記録媒体 | |
| EP0547893B1 (en) | A thermal transfer printing dyesheet | |
| CA1283539C (en) | Polyester subbing layer for slipping layer of dye-donor element used in thermal dye transfer | |
| JP3596921B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JP5924067B2 (ja) | 熱転写シート | |
| US5084330A (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JPH10204352A (ja) | インキ組成物及び熱転写シートの製造方法と熱転写シ ート | |
| US20010034302A1 (en) | Thermal transfer sheet | |
| JP3093298B2 (ja) | 熱転写記録媒体 | |
| EP0564010B1 (en) | Dye-donor element for thermal dye sublimation transfer | |
| JPH07172074A (ja) | 被転写体及び熱転写記録方法 | |
| JP6108084B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
| JP3507184B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
| JP3401952B2 (ja) | 昇華型熱転写記録用印画紙 | |
| JPH0852947A (ja) | 熱転写シート | |
| JP2005014534A (ja) | 熱転写シート | |
| EP0574055B1 (en) | Dye-receiving element for thermal dye sublimation transfer | |
| JP3209285B2 (ja) | 昇華転写受像体 | |
| JPH0740670A (ja) | 熱転写受像シート | |
| JP2004175035A (ja) | 転写型ラミネートフィルム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040113 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060224 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060613 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061114 |