JPH10204727A - 消臭性複合繊維およびその製造方法 - Google Patents
消臭性複合繊維およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH10204727A JPH10204727A JP9005965A JP596597A JPH10204727A JP H10204727 A JPH10204727 A JP H10204727A JP 9005965 A JP9005965 A JP 9005965A JP 596597 A JP596597 A JP 596597A JP H10204727 A JPH10204727 A JP H10204727A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deodorant
- fiber
- inorganic fine
- component
- fine particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
程での分割性に優れたポリエステルとポリアミドの分割
型複合繊維を、毛羽の発生や太さ斑などがなく、しかも
強度や伸度などの力学的特性にも優れ、断糸などを生じ
ることなく、直接紡糸延伸法によって生産性良く合理的
に製造することである。 【解決手段】 一次平均粒子径と含有量が所定の条件を
満たす無機微粒子含む一定の粘度範囲を満足するポリエ
ステルと特定の消臭剤を含有した一定の粘度範囲を満足
するポリアミドを分割型複合形状で溶融紡出した後、ガ
ラス転移温度以下に冷却し、引き続いて加熱帯域に導入
して延伸させた後、3500m/分以上の速度で引き取
って複合繊維を製造する。
Description
テン、病院用シーツ、おしめ、ワイピングクロス、衣料
用素材等、悪臭を嫌う用途に使用可能な優れた消臭性能
を有する、易分割性複合繊維及びその製造方法に関す
る。より詳細には、カーペット、カーテン、病院用シー
ツ、眼鏡のレンズ、カメラその他の光学的装置、鏡及び
窓ガラス、金属製品、高級な家具、漆器、食器、カメラ
製品など各種製品のワイピングクロスや柔らかい合成紙
や極細の高級風合を有する衣料用素材等に好適な従来に
なく非常に分割性良好で、かつ優れた消臭性能を有する
易分割性複合繊維を断糸や毛羽が生ずることなく工程性
良好にかつ合理的プロセスで安価に提供するものであ
る。
アミド繊維等は優れた寸法安定性、耐薬品性、強度、耐
久性等の点から衣料素材のみならず、生活資材として不
可欠なものとなっている。しかしながら、用途によって
はさらに特殊機能の付与が望まれていた。たとえば、家
庭、オフィス、病院等の生活環境において様々な悪臭に
対する関心が高まり、カーペット、カーテン、病院用シ
ーツ、おしめ等、悪臭を嫌う用途ではできるだけ原因と
なる悪臭(アンモニア、アミン類等の窒素含有化合物、
硫化水素、メチルメルカプタン等の硫黄含有化合物、ホ
ルムアルデヒド、アセトアルデヒド等のアルデヒド類、
ぎ酸、酢酸、プロピオン酸、吉草酸等の低級脂肪酸類な
どが含まれる)を軽減させる性能を保持している繊維お
よび繊維製品が望まれていた。
化合物等の塩基性臭気成分、硫黄含有化合物、アルデヒ
ド等の中性臭気成分、低級脂肪酸等の酸性臭気成分など
の種々の臭気成分が存在し、種類の異なる複数の成分を
有効に除去することは困難であった。これらの臭気成分
を除去するために、種々の消臭繊維が提案されている。
たとえば、天然の針葉樹、広葉樹からの抽出物あるいは
緑茶からの抽出物等を後加工により繊維製品の表面に付
着させる方法があるが、後加工により機能を付与せしめ
るために耐久性に問題があった。とくに繰り返し洗濯を
実施した場合、あるいは繊維製品に染色処理を施した場
合など消臭性能が極端に低下する問題があった。
も提案されている。しかし、このような消臭繊維では、
吸着剤の吸着容量に限界があるので、臭気成分の吸着量
が飽和吸着量に達すると消臭できなくなる。特開昭62
−6985号公報、特開昭62−6986号公報には金
属フタロシアニンを担持した消臭繊維により触媒的に悪
臭成分を分解することが開示されている。しかし、金属
フタロシアニンの触媒活性が小さいために消臭効果は十
分ではない。
樹脂中に練り込む消臭剤として鉄の二価イオン化合物と
L−アスコルビン酸を併合させたものがあるが、耐熱性
が不十分であったり、悪臭成分を脱臭した後に変色を生
じたりして繊維素材として特定の用途にしか使用できな
いという問題点があった。
成分としてリン酸ジルコニウム粒子を繊維中に練り込ん
だ消臭繊維が提案され、特開平2−91209号公報に
は酸化亜鉛と二酸化ケイ素とで形成されたアモルファス
構造のケイ酸亜鉛粒子を繊維中に練り込んだ消臭繊維が
提案され、特開平2−80611号公報にはTiとZn
の水和酸化物系の白色微粉末を繊維中に練り込んだ消臭
繊維が提案されている。さらに特表平5−504091
号公報や特開平6−47276号公報には、四価金属の
水不溶性リン酸塩、二価金属の水酸化物を含有する吸着
性組成物を繊維中に複合または配合した消臭繊維が提案
されている。しかし、これらの消臭繊維は酸性臭気成
分、塩基性臭気成分および中性臭気成分のすべての臭気
成分に対して優れた消臭性能を示すものではない。
も、臭気成分を含んでいる空気との接触面積が少ないと
臭気成分を完全に消臭することができず、臭いに敏感な
人にとって臭気(悪臭)が残るものとなり、不快感を拭
いきれない。一方、清掃用布帛や紙類は、セルロース系
などの天然物由来の繊維からなるものが多い。セルロー
スなどの天然物は、かなり清掃力はあるが、強度、耐久
性の点で劣る。例えば清掃中に布帛から繊維の断片が脱
落し、逆に埃を発生する問題点がよく見られる。一方合
成繊維は、強度、耐久性の点で優れているが、清掃力の
点で劣るのが実情であった。近年、合成繊維のフィブリ
ル化技術の進歩により、フィブリル化繊維で構成された
布帛を用いられるようになってきた。その一つの技術と
して、ポリエステルとポリアミドからなる分割型複合繊
維があるが、布帛でのポリエステルとポリアミドの剥離
性が十分でないため、目的とするフィブリル化が不十分
であったり、また、後加工工程でフィブリル化を十分に
進めるため、一方の成分が膨潤化する薬剤で処理する手
法等が採用されていた。薬剤処理をすると実施にあた
り、薬剤が布帛中に残存しやすく、染色する場合に染
斑が発生したり、堅牢度が悪化する。薬剤の排液処理
に多大のコストが必要である。薬剤処理により布帛が
過大に収縮しすぎ、製品として好ましくないなどの問題
点があった。また、ポリエステルとポリアミドからなる
分割型複合繊維は紡糸と延伸が別工程のFOY的紡糸工
程性、延伸工程性が悪く毛羽、断糸が発生しやすく、収
率が悪く、また、DSY又はSDYの合理化プロセスで
あるワンステップ紡糸でも同様に毛羽、断糸が発生しや
すく、コスト的に高くなる問題点があった。
に鑑みなされたものであって、その目的は、消臭剤を含
有してなる熱可塑性ポリアミドと無機微粒子を含有する
熱可塑性ポリエステルからなる分割性複合繊維を提供す
るものであるが、分割化することにより比表面積が増え
格段にすぐれた消臭性能を有し、布帛を製造する上で好
適な分割フィブリル性能を保持し、かつ断糸、毛羽が生
ずることなく、良好な繊維化工程安定性で製造すること
ができ、しかも合理的なプロセスで提供するものであ
る。あわせて、すぐれた抗菌性能をも有する消臭繊維を
提供することにある。
臭剤を含有するポリアミド成分と無機微粒子を含有する
ポリエステル成分とからなり、一方の成分を他方の成分
が完全に包囲することなく、両成分が接合された横断面
を有する分割型複合繊維であって、ポリエステル成分中
に含まれる無機微粒子の一次平均粒子径(μm)と該無
機微粒子の含有量(重量%)が下式(1)〜(3); 0.01≦一次平均粒子径(μm)≦5.0 (1) 0.05≦無機微粒子含有量(重量%)≦10.0 (2) 0.01≦X≦3.0 (3) 但し、X=一次平均粒子径(μm)×無機微粒子含有量
(重量%) を満たし、ポリエステルの還元粘度(ηsp/C)が0.65〜
1.0 であり、ポリアミドの還元粘度(ηsp/C)が 1.6〜
2.2である消臭性分割型複合繊維であり、また、上記複
合繊維を毛羽、断糸なく工程性良好に採取し、かつコス
ト的に合理的に製造する方法として、本発明は、無機微
粒子を含有する還元粘度(ηsp/C)0.65〜1.0 のポリエ
ステルであって、該無機微粒子の一次平均粒子径(μ
m)とポリエステル中の該無機微粒子の含有量(重量
%)が上記式(1)〜(3)満たすポリエステル成分
と、無機系消臭剤を含有する還元粘度(ηsp/C)が 1.6
〜2.2であるポリアミド成分を、一方の成分を他方の成
分が完全に包囲することなく、両成分が接合された複合
形態として紡糸口金から溶融紡出した後、紡出物を一旦
ガラス転移点温度以下に冷却し、引き続いて雰囲気温度
100℃以上に加熱した加熱帯域を走行させ、3500m/
分以上の速度で引き取ることを特徴とする消臭性分割型
複合繊維の製造方法である。さらに、本発明は、上記の
分割型複合繊維に化学的及び/又は物理的分割処理を施
すことにより得られる、消臭剤含有ポリアミド極細繊維
と無機微粒子含有ポリエステル極細繊維との繊維集合体
である。
明の複合繊維は、例えば、消臭剤として四価金属のリン
酸塩、二価金属の水酸化物および光触媒を含有するポリ
アミド及びポリアミドと親和性のないポリエステルより
構成されるものである。消臭剤は、公知の各種消臭剤を
単独または2種以上組み合わせて使用することができる
が、本発明においては、酸性臭気成分、塩基性臭気成分
および中性臭気成分のすべての臭気成分に対して優れた
消臭性能を示す消臭剤を使用することが好ましく、その
ような性能を有する消臭剤としては四価金属のリン酸
塩、二価金属の水酸化物および光触媒からなる消臭剤が
好ましい。本発明において光触媒には、光半導体、たと
えば酸化チタン等の酸化物半導体が含まれる。光触媒と
併用される四価金属のリン酸塩、二価金属の水酸化物は
吸着剤としての働きを有するが、本発明においてはこの
他に吸着剤としての働きを示すケイ酸塩酸化物等の無機
吸着剤を含有していてもよい。光触媒の含有量は繊維全
体に対して0.1〜25重量%、四価金属のリン酸塩お
よび二価金属の水酸化物(以下、単に吸着剤と称する場
合がある)の含有量は繊維全体に対して0.1〜25重
量%の範囲から選択することができる。該吸着剤100
重量部に対する割合は10〜750重量部が好ましい。
なお、本明細書において、とくに言及しない限り、光触
媒および吸着剤の練り込みによる繊維への含有、後加工
による担持を含めて「含有」という。また周期表の族番
号は、IUPAC(International Union of Pure and
Applied Chemistry)無機化学命名法委員会命名規則19
70年版による。前述のように、四価金属のリン酸塩お
よび二価金属の水酸化物で構成される組成物を単に「吸
着剤」と称する場合があるとともに、該吸着剤と必要に
応じて他の吸着剤とで構成される組成物を単に「吸着剤
成分」と称する場合がある。また、光触媒と該吸着剤を
合わせて「消臭剤」と称する場合がある。
更に詳細に説明する。光触媒とは、紫外線等の光線の照
射により活性ラジカルを生成させ、多くの有害物、悪臭
物を酸化分解し、光酸化触媒として機能するものをい
う。そのためには、光触媒は酸化性光触媒の範疇に属す
る場合が多い。このような光触媒を用いると、単なる吸
着作用ではなく、触媒的な分解を利用して消臭できるた
め、消臭または脱臭効果が長期間に亘り持続できる。さ
らに、この光触媒は有害物、悪臭物を分解するだけでな
く、殺菌作用、抗菌作用等も有している。
々の光半導体が使用できるが、無機光半導体である場合
が多い。光触媒としては、たとえば硫化半導体(Cd
S、ZnS、In2 S3 、PbS、Cu2 S、Mo
S3 、WS2 、Sb3 S3 、Bi3S3 、ZnCdS2
等)、金属カルコゲナイト(CdSe、In2 Se3 、
WSe3 、HgSe、PbSe、CdSe等)、酸化物
半導体(TiO2 、ZnO、WO3 、CdO、In2 O
3 、Ag2 O、MnO2 、Cu2 O、Fe2 O3 、V2
O5 、SnO2 等)などが挙げられ、硫化物と酸化物以
外の半導体として、GaAs、Si、Se、CdP3 、
Zn2 P3 等も含まれる。これらの光触媒は単独または
2種以上の組合わせで使用できる。
の硫化物半導体、TiO2 、ZnO、SnO2 、WO3
等の酸化物半導体が好ましく、特に酸化物半導体、たと
えばTiO2 、ZnO等が好ましい。前述の光触媒を構
成する光半導体の結晶構造はとくに制限されない。たと
えばTiO2 はアナターゼ型、ブルカイト型、ルチル
型、アモルファス型等のいずれであってもよい。とくに
好ましいTiO2 にはアナターゼ型酸化チタンが含まれ
る。
粉粒状で使用してもよい。光触媒を粉粒状で使用する場
合、光触媒の一次平均粒子径は、光活性および脱臭効率
を損なわない範囲で選択でき、たとえば0.05〜5μ
m、好ましくは0.05〜1μmである。一次平均粒子
径が5μmを越えると、たとえば溶融紡糸時にフィルタ
ー詰まりや毛羽断糸が生じ易くなる。逆に一次平均粒子
径が小さすぎても二次凝集が起こり易くなり、フィルタ
−詰まり等の問題を生じる可能性がある。とくに、本発
明の複合繊維を各種衣料用繊維素材として使用する場合
には、単糸繊度が1デニール前後の細デニール糸も必要
とされ、光触媒の一次平均粒子径が大きくなると延伸時
の糸切れが激しくなりやすい。
触媒活性を損なわない広い範囲から選択でき、たとえば
繊維全体に対して0.1〜25重量%、好ましくは0.
3〜20重量%、さらに好ましくは0.5〜15重量%
の範囲、特に0.5〜10重量%の範囲である。
のリン酸塩、二価金属の水酸化物)について説明する。
リン酸塩を形成する四価金属は、四価の金属である限
り、周期表における族はとくに制限されない。四価金属
には周期表4族元素、たとえば、4A族元素(チタン、
ジルコニウム、ハフニウム、トリウム等)、4B族元素
(ゲルマニウム、錫、鉛等)が含まれる。これらの金属
のうち、周期表4A族元素に属する金属、たとえばチタ
ン、ジルコニウム、ハフニウムや、4B族元素、たとえ
ば錫が好ましい。とくに、チタンおよびジルコニウムが
好ましい。
酸、たとえばオルトリン酸、メタリン酸、ピロリン酸、
三リン酸、四リン酸等が含まれる。リン酸はオルトリン
酸、メタリン酸またはピロリン酸である場合が多い。ま
た、リン酸塩にはオルトリン酸水素塩等のリン酸水素塩
も含まれる。なお、本明細書において、とくに言及しな
いかぎりリン酸とはオルトリン酸を意味する。
溶性または難溶性である。さらに、前記リン酸塩は結晶
質塩であってもよいが、好ましくは非晶質塩である。こ
れらの四価金属リン酸塩は単独または2種以上を組合わ
せて使用できる。
の如何を問わず二価の金属であればよい。二価金属に
は、たとえば銅等の周期表1B族元素、マグネシウム、
カルシウム、ストロンチウム、バリウム等の周期表2A
族元素、亜鉛、カドミウム等の周期表2B族元素、クロ
ム、モリブテン等の周期表6A族元素、マンガン等の周
期表7A族元素、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウ
ム、ニッケル、パラジウム等の周期表8族元素などが挙
げられる。これらの二価金属の水酸化物は単独で使用し
てもよく、2種以上混合して使用してもよい。
銅等の周期表1B族元素、亜鉛などの周期表2B族元
素、マンガン等の周期表7A族元素、鉄、コバルト、ニ
ッケル等の周期表8族元素が含まれる。好ましくは銅、
亜鉛、鉄、コバルト、ニッケルである。
性〜弱アルカリ性領域(pH4〜10)で水不溶性また
は難溶性である。また該水酸化物は結晶質であってもよ
いが、非晶質である場合が多い。
との割合は、触媒活性、臭気成分に対する吸着能や脱臭
能を損なわない範囲で選択でき、たとえば金属原子比換
算で、金属原子比(二価金属/四価金属)=0.1〜1
0、好ましくは0.2〜7、さらに好ましくは0.2〜
5の範囲である。なお、複数のリン酸塩および/または
水酸化物を組合わせて用いる場合には、それぞれの金属
の総和量に基づく金属原子比が上述の範囲内であればよ
い。また、四価金属のリン酸塩と二価金属の水酸化物と
で構成された組成物は、混合ゲル等のように共沈などに
より複合化していてもよい。とくに四価金属のリン酸塩
と二価金属の水酸化物とを組合わせて構成された吸着剤
と、前述の光触媒とを混合または共沈などにより複合化
して用いると、高い触媒活性を示し、長期間に亘り効率
よく臭気成分などの種々の化合物を除去できる。
繊維の構造に応じて適宜選択でき、たとえば繊維全体に
対して0.1〜25重量%、好ましくは0.5〜20重
量%、さらには1〜10重量%の範囲が好ましい。な
お、光触媒の量は、吸着剤100重量部に対して1〜1
000重量部、好ましくは10〜750重量部、さらに
は20〜500重量部の範囲が好ましい。
付加的吸着剤と称する)を含有していてもよい。かかる
付加的吸着剤として無機系吸着剤、有機系吸着剤のいず
れであってもよく、黒色系であってもよいが、非黒色系
吸着剤、好ましくは青色などの淡色ないし白色または無
色の吸着剤を用いる場合が多い。無機系吸着剤には酸化
アルミニウム(アルミナ)、シリカ(二酸化ケイ素)、
酸化銅、酸化鉄、酸化コバルト、酸化ニッケル等の金属
酸化物;シリカゲル、シリカゾル、ゼオライト等のケイ
酸塩;モンモリロナイト、アロフェン、セピオライト等
の粘土鉱物などが挙げられる。他の吸着剤はこれらの成
分が共沈などにより複合化した吸着剤であってもよい。
有機系吸着剤にはカルボキシル基、スルホン基、アミノ
基などのイオン交換性官能基を有する各種のイオン交換
樹脂や前記酸性官能基を有する有機酸系吸着剤、多孔質
ポリエチレン、多孔質ポリプロピレン、多孔質ポリスチ
レン、多孔質ポリメタクリル酸メチル等の多孔質樹脂を
挙げることができる。
分に対応させて適宜選択でき、たとえば繊維の製造過程
または使用時に高温に晒される場合には、無機系吸着剤
の使用が好ましい。また付加的な吸着剤は単独でまたは
2種以上組合わせて使用でき、光触媒、四価金属のリン
酸塩、二価金属の水酸化物から選択された少なくとも1
つの成分と混合、または共沈などにより複合化していて
もよい。
を増加させ、吸着容量を高める上で有用な二酸化ケイ素
とを組合わせてもよい。二酸化ケイ素としては、それ自
体が高分子量化した無機高分子、二酸化ケイ素と四価金
属リン酸塩との複合化合物などが挙げられる。また二酸
化ケイ素は含水二酸化ケイ素であってもよい。このよう
な二酸化ケイ素は結晶質であってもよいが、非晶質であ
ることが好ましい。二酸化ケイ素の含有量は、光触媒の
触媒活性や吸着性能が低下しない範囲で選択でき、たと
えば吸着剤に対して金属原子比換算で、ケイ素/吸着剤
の金属=0.2〜10、好ましくは0.5〜8、さらに
は1〜7の範囲が好ましい。
に、または付加的吸着剤を含むことなく、さらに抗菌性
金属成分(たとえば銀、銅、亜鉛、鉛等)、とくに銀成
分を含んでいてもよい。抗菌性金属成分のうち銀成分を
含む組成物は高い抗菌性能を有しているとともに、幅広
い抗菌スペクトルをも有している。銀成分は金属銀であ
ってもよく、無機化合物(Agcl、AgF、AgF2
等のハロゲン化銀、Ag2 0、AgO等の酸化銀、Ag
S2 等の硫化物、Ag2 SO4 、Ag2 CrO4 、Ag
3 PO4 、Ag2 CO3 、Ag2 O3 等の酸素酸塩)で
あってもよい。銀成分は吸着剤、付加的吸着剤との複合
化物であってもよい。また銀成分は水可溶性であっても
よいが、水不溶性または水難溶性であることが好まし
い。これらの銀成分は1種または2種以上組合わせて使
用できる。なお、銀成分は慣用の方法、たとえばイオン
交換法、共沈法等により光触媒、吸着剤、付加的吸着剤
等に容易に導入できる。銀成分の含有量は消臭剤、付加
的吸着剤全体に対して金属銀換算で0.1〜10重量
%、好ましくは0.5〜8重量%、さらには0.5〜7
重量%の範囲が好ましい。
される付加的吸着剤や銀成分で構成される消臭性成分の
総量は、繊維の特性、繊維化工程性を損なわない範囲、
たとえば繊維全体に対して0.1〜30重量%、好まし
くは0.5〜25重量%、さらには1〜20重量%の範
囲が好ましい。
生成する共沈物質であることが好ましい。共沈による生
成する非晶性消臭性成分は、通常、10〜1000m2
/g、好ましくは30〜1000m2 /g、さらに好ま
しくは50〜1000m2 /gのBET比表面積を有し
ている。そのため、このような消臭性成分を含有する繊
維は高い吸着性を有する吸着性繊維として機能するとと
もに、臭気成分を含めて種々の有機化合物または無機化
合物の分解除去するための脱臭繊維または消臭繊維とし
ても機能し、さらには抗菌性能をも合わせ持つのであ
る。
ことができる。たとえば四価金属リン酸塩、二価金属の
水酸化物および光触媒を、必要に応じてさらに付加的な
吸着剤(二酸化ケイ素等)および/または銀成分ととも
に混合することにより、消臭性成分を簡便に得ることが
できる。前記混合に際しては粉砕等により得られたそれ
ぞれの粉粒状成分を混合してもよい。
媒に対応する金属イオンを含有する水溶液から水不溶性
沈殿物を生成させる方法、金属アルコキシドから調整す
る方法、高温で酸化させる気相法等にしたがって行うこ
とができる。
成分を含む化合物を用いることができる。酸化チタンを
例にとって説明する。このような成分としてTiC
l4 、TiF4 、TiBr4 等のハロゲン化チタン、T
i(SO4 )2 、TiOSO4 等の硫酸塩、(CH
3 O)4 Ti、(C2 H5 O)4 Ti、[CH3 (CH
2 )O]4 Ti、[(CH3 )2 CHO]4 Ti、[C
H3 (CH2 )3 O]4 Ti、[(CH3 )2 CHCH
2 O]4 Ti等のC1-6 アルコキシチタン等が使用でき
る。また予め調整された酸化チタンゾル等を用いてもよ
い。
金属イオンおよび光触媒に対応する成分を含む溶液や、
これらの金属イオンのうち2種類以上の金属イオンを含
む水溶液を使用して、それらの水不溶性物質の混合沈殿
物を生成させる方法によっても得ることができる。この
方法で得られた混合沈殿物は、通常ゲル状であり、乾燥
により非晶質構造の混合物となる。なお、この方法にお
いて、光触媒に対応する成分は予め適切な結晶構造に調
整して水溶液に添加することが好ましい。
イオンを含む水溶液の調整には、各種の水溶液金属化合
物が用いられる。このような二価金属、四価金属および
銀の水溶液金属化合物としては、各種の金属塩、金属ア
ルコキシド等をあげることができる。金属塩としては、
通常の金属塩(正塩)のほか、酸性塩、オキシ塩、さら
に他の複塩、錯塩の形態の金属塩を用いてもよい。ま
た、金属塩は水溶液のpHが中性付近で不溶性の化合物
であっても、酸性溶液中で溶解する化合物であればよ
い。具体的には次のような化合物を挙げることができ
る。
ヨウ化物等のハロゲン化物、(2)硫酸塩、硫酸アンモ
ニウム塩、その他の硫酸塩(無機酸塩)、(3)硝酸塩
(無機酸塩)、(4)塩素酸塩、過塩素酸塩、チオシア
ン酸塩、ジアンミン銀硫酸塩、ジアンミン硫酸塩、クロ
ム酸塩等のその他の各種無機酸塩、(5)酢酸塩、ギ酸
塩、シュウ酸塩等の有機酸塩、(6)オキシ金属塩(ハ
ロゲン化物、無機酸塩、有機酸塩の形態のオキシ金属
塩)、(7)金属アルコキシド類などを挙げることがで
きる。
酸塩や硝酸塩等の強酸塩を用いる場合が多い。なお、四
価金属化合物のうちチタン化合物やジルコニウム化合物
としてはオキシ金属塩を用いる場合が多い。
源である水可溶性ケイ酸塩化合物としてはケイ酸ナトリ
ウム、ケイ酸カリウム等のケイ酸アルカリ金属塩、ケイ
酸カルシウム、ケイ酸バリウム等のケイ酸のアルカリ土
類金属塩、ケイ酸アンモニウム等を例示することができ
る。また、二酸化ケイ素は水可溶性である必要はなく、
たとえば、二酸化ケイ素のキセロゲル(シリカゲル)、
ヒドロゾルやヒドロゲルを原料として使用することも可
能である。ケイ酸イオン源としては、通常、アルカリケ
イ酸塩、好ましくはケイ酸アルカリ金属塩、ヒドロゾ
ル、ヒドロゲルが使用され、とくにケイ酸ナトリウムは
価格、取扱性の点で好ましい。
化物を生成するには、四価金属のリン酸塩と二価金属イ
オンの共存下に二価金属の水酸化物を生成させればよ
い。たとえば、(i)四価金属イオンおよび二価金属イ
オンが共存する水溶液中で四価金属のリン酸塩を生成
し、ついで二価金属の水酸化物を生成してもよく、また
(ii)二価金属イオンを含有しない水溶液中で予め四価
金属のリン酸塩を生成した後、二価金属イオンを含む水
溶液を加え、二価金属の水酸化物を生成させてもよい。
ンおよび二価金属イオンが共存する水溶液を用いて組成
物を生成させる場合、四価金属化合物および二価金属化
合物を含む水溶液を撹拌しながら二価金属の不溶性水酸
化物の生成を抑制しつつ、リン酸またはリン酸塩を添加
して四価金属のリン酸塩の沈殿物を生成させればよい。
この方法において、四価金属化合物および二価金属化合
物を含む水溶液のpHは通常、酸性域、たとえばpHが
0〜6の範囲であり、必要であれば二価金属水酸化物の
生成を制御するために酸を添加して酸性域であるpH4
以下に調整し、リン酸またはリン酸塩を添加してもよ
い。
アルカリや酸を使用できる。アルカリとしてはアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等)、アンモ
ニア等の無機塩基、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリエタノールアミン等の有機塩基が使用できる。
酸としては塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸、酢酸、トリク
ロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、シュウ酸等の有機
酸が使用できる。
またはリン酸塩としては、オリトリン酸、メタリン酸、
ピロリン酸およびそれらのアルカリ金属塩(ナトリウム
塩、カリウム塩等)やアンモニウム塩が例示される。具
体的にはリン酸塩には第一リン酸ナトリウム、第二リン
酸ナトリウム、第三リン酸ナトリウム[以下、これらを
単にリン酸ナトリウムと称する]、リン酸カリウム、リ
ン酸アンモニウム、メタリン酸ナトリウム、メタリン酸
カリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム
等が含まれる。
た四価金属のリン酸塩を熟成より十分に析出させる場合
が多い。熟成方法には、慣用の方法、たとえば、室温で
長時間放置する方法、100℃以下に加熱した状態で長
時間放置する方法、加熱還流する方法等が利用できる。
中性域、たとえばpH4〜12に調整すると、二価金属
の水酸化物を生成させることができる。なお、上記水酸
化物の生成は、アルカリと、熟成終了後の四価金属のリ
ン酸塩と二価金属イオンを含む溶液とを中性域、たとえ
ばpH4〜12の範囲で並行して液中に添加することに
より行ってもよい。前記のようなpH領域では二価金属
の水酸化物からなる沈殿物が生成し、生成した水酸化物
の沈殿物と四価金属の不溶性リン酸塩の沈殿物とが沈殿
または析出混合物または共沈混合物として生成する。二
価金属の水酸化物の生成において、常温での反応が遅い
場合には反応系を加温してもよい。また必要に応じて加
圧下に100℃以上の温度で反応させてもよい。また撹
拌は空気を用いたバブリングにより行ってもよい。
ン酸塩の沈殿物と二価金属の水酸化物とは上記(i)の
方法に準じて生成させることができる。すなわち、前記
四価金属イオンを含み二価金属イオンを含まない水溶液
にリン酸またはリン酸塩を添加して予めリン酸塩を生成
させる。生成したリン酸塩を必要により熟成した後、必
要によりpHを4以下の酸性域に調整し、二価金属イオ
ンを含む水溶液(たとえば金属塩を含有する水溶液)を
添加して混合し、前記と同様にpHを4以上の中性域に
調整することにより混合沈殿物を生成させてもよい。こ
の方法では四価金属のリン酸塩の熟成は比較的短時間で
あってもよい。
属の水酸化物を生成させる反応系に、たとえば粉粒状で
添加していてもよく、前記四価金属のリン酸塩および/
または二価金属の水酸化物を生成させた後、反応系また
は生成した沈殿物に添加してもよい。
び/または二価金属の水酸化物の生成とともに同時に生
成させてもよい。光触媒の生成には、上記(i)および
(ii)の方法が利用できる。たとえば酸化チタンを生成
させる場合、塩化チタン等のハロゲン化チタン、無機酸
塩(硫酸チタン等の硫酸塩)やアルコキシドを必要に応
じて前記反応系に添加し、反応系のpHを中性またはア
ルカリ性に調整することにより生成させることができ
る。
には、前記沈殿物生成反応の少なくともいずれか1つの
工程で、二酸化ケイ素および/またはケイ酸イオン種を
添加してもよく、光触媒成分等を含む生成した沈殿物と
二酸化ケイ素を混合していてもよい。なお、前記沈殿物
の生成とともに二酸化ケイ素を生成させる場合、アルカ
リ性ケイ酸塩溶液(たとえばケイ酸ナトリウム、ケイ酸
カリウム等)をアルカリの代わりに使用することができ
る。ケイ酸イオン種を用いる場合、二価金属の水酸化物
の生成とともに、pH4〜12の中性域に調整すると含
水二酸化ケイ素を生成させることができる。
と同様に、沈殿生成物反応の少なくとも1つの工程で銀
成分、たとえば銀の水不溶性化合物および/または銀イ
オン種を添加することにより銀成分を含む消臭成分を得
ることができる。また銀イオン等の銀成分はイオン交換
法、含浸法等の慣用の方法により、前記光触媒、リン酸
塩、水酸化物、二酸化ケイ素やこれらの成分の少なくと
も1種または2種以上の成分に容易に担持できる。
応じて慣用の方法により精製してもよい。たとえば、前
記混合沈殿物等の沈殿物を含む反応液を濾過し、温水ま
たは水等の洗浄溶媒を用いて洗浄し、金属塩のアニオン
種等の不純物を除去し、乾燥することにより、精製した
消臭成分を得ることができる。前記濾過は濾紙や濾布等
を用い、常温常圧下、減圧下または加圧下で行うことが
でき、遠心分離法、真空濾過法等を利用して行ってもよ
い。また、洗浄に際しては、傾斜洗浄法等を利用しても
よい。前記乾燥操作は慣用の方法、たとえば風乾で行っ
てもよく、消臭性成分の分解温度未満の温度、たとえば
約400℃以下、好ましくは200℃以下の温度に加熱
した温度下で行ってもよい。
は、例えばナイロン4、ナイロン6、ナイロン7、ナイ
ロン11、ナイロン12、ナイロン66、ナイロン6,
10、ポリメタキシレンアジパミド、ポリパラキシレン
デカンアミド、ポリビスシクロヘキシルメタンデカンア
ミド及びそれらを成分とするコポリアミド等が挙げられ
る。好ましくはナイロン6及びナイロン6を主成分とす
るポリアミドが好適である。重要な要件はポリアミドの
還元粘度が一定の範囲を満たすことである。粘度測定
は、ウベローデ型粘度計を用いて、O−クロルフェノー
ル溶液中、濃度1g/100cc,30℃で測定し、そ
の還元粘度ηsp/Cが1.6〜2.2の範囲に入ること
が望ましい。還元粘度が1.6未満や2.2を越えると
繊維化工程中での毛羽、断糸が発生し、工程性不良とな
るのみならず、複合繊維の分割性が低下することがわか
った。前述したように、ポリエステルの好適な粘度範囲
とポリアミドの好適な粘度範囲の組合わせにより、高速
紡糸性が良く、かつ得られた複合繊維の複合二成分界面
の分子構造上の歪差が一番内在化され、後加工工程での
良好な分割性が発現すると考えられる。更にポリエステ
ル中の適切な一次平均粒子径と適切な含有量の無機微粒
子の存在も、化学的及び物理的処理を施した時の易分割
性に好適な相乗効果を及ぼしていることが後述する合理
的な製造方法で繊維することにより初めて見出されたわ
けである。
エステルは、溶融紡糸が可能なポリエステルであればい
ずれでもよく特に制限されないが、繊維形成性ポリエス
テルが、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、或いはエチレンテレフタレート単位また
はブチレンテレフタレート単位を主たる構成単位としこ
れに少量の他の共重合単位を含有させたコポリエステル
であるのが好ましく、特にポリエチレンテレフタレート
であるのがより好ましい。
テレフタレート単位および/またはブチレンテレフタレ
ート単位を主とするコポリエステルを用いる場合は、コ
ポリエステル中における他の共重合単位の割合が10モ
ル%以下であるのが好ましく、その際の他の共重合単位
の例としては、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフ
タリンジカルボン酸、5−アルカリ金属スルホイソフタ
ル酸などの芳香族ジカルボン酸;シュウ酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン
酸;トリメリット酸、ピロメリット酸などの多官能性カ
ルボン酸;またはそれらのエステル形成性成分に由来す
るカルボン酸単位;ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブタンジオールまたはエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリン、ペンタエリ
スリトールなどから誘導される多価アルコール単位を挙
げることができる。そして、コポリエステルは前記した
共重合単位の1種または2種以上を含んでいることがで
きる。
の条件を満たす無機微粒子を含有し、しかも特定の範囲
の粘度を満たす必要がある。すなわち、ポリエステル中
の無機微粒子の一次平均粒子径(μ)とポリマー中の含
有量(重量%)の積Xが0.01≦X≦3.0の範囲を
満足することが重要である。無機微粒子径としては、一
次平均粒子径が0.01〜5.0μmである無機微粒子
を含有していることが必要である。その場合の無機微粒
子としては、繊維を形成するポリエステルに対して劣化
作用などをもたず、それ自体で安定性に優れる無機微粒
子であればいずれも使用できる。本発明で有効に用い得
る無機微粒子の代表例としては、シリカ、アルミナ、炭
酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウムなどを挙げる
ことができ、これらの無機微粒子は単独で使用しても、
または2種以上を併用してもよい。2種以上を併用して
用いる場合は、それぞれの無機微粒子の粒子径(a1 ,
a2 ,…an)と含有量(b1 ,b2 ,…bn )の積の
和が上記範囲を満たす必要がある。つまり、X=a1 ×
b1 +a2 ×b2 +…an ×bn のXが上記範囲を満た
す事である。
上記したようにその一次平均粒子径が0.01〜5.0
μmであることが必要であり、0.03〜3.0μmで
あるのが好ましい。無機微粒子の一次平均粒子径が0.
01μm未満であると、延伸を行うための加熱帯域の温
度や糸条の走行速度、速度糸条にかかる張力などに僅か
な変動が生じても、複合繊維にループ、毛羽、繊度斑な
どが発生するようになる。一方、無機微粒子の一次平均
粒子径が3.0μmを超えると繊維の延伸性が低下して
製糸性が不良になり、複合繊維の製造時に断糸などが発
生し易くなる。ここで、本発明でいう無機微粒子の一次
平均粒子径は、遠心沈降法を用いて測定したときの値を
いい、その詳細は、下記の実施例に記載されている。
子の含有量が、ポリエステルの重量に基づいて、0.0
5〜10.0重量%であることが必要であり、0.3〜
5.0重量%であるのが好ましい。無機微粒子の含有量
がポリエステルの重量に基づいて、0.1重量%未満で
あると延伸を行うための加熱帯域の温度や糸条の走行速
度、走行糸条にかかる張力などに僅かな変動を生じて
も、得られる複合繊維にループや毛羽、繊度斑などが発
生するようになり、一方無機微粒子の含有量が10.0
重量%を超えると、繊維の延伸工程で無機微粒子が走行
糸条と空気との間の抵抗を過度なものにして、毛羽の発
生、断糸の発生などにつながり、工程が不安定になる。
は特に制限されず、ポリエステルを溶融紡出する直前ま
での任意の段階でポリエステル中に無機微粒子が均一に
混合されているようにして添加、混合すればよい。例え
ば、無機微粒子はポリエステルの重縮合時の任意の時点
に添加しても、重縮合の完了したポリエステル中にペレ
ットの製造時などに後から添加しても、またはポリエス
テルの溶融紡糸を行うときにポリエステルを紡糸口金か
ら紡出させる前の段階でポリエステル中に無機微粒子を
均一に溶融混合するようにしてもよい。
子の他に、必要に応じて、蛍光増白剤、安定剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、加水分解防止剤、帯電防止剤、難
燃剤、着色剤およびその他の添加剤の1種または2種以
上を含有していてもよい。更に、ポリエステル中の無機
微粒子(μ)の一次平均粒子径(重量%)と含有量の積
Xが0.01未満では、複合繊維にループや毛羽、繊度
斑などが発生し工程性不良で好ましくないばかりでな
く、得られた繊維中に未延伸部が多発し衣料用途には使
用不可であった。しかも、本発明の重要な目的である分
割性が悪くなることがわかった。分割性が不良となる理
由については、現時点では明確になっていないが、後加
工工程でアルカリ減量処理や仮撚加工処理などの分割化
促進処理を施した時に、ポリエステルとポリアミドの界
面に、無機微粒子を核とする歪発生が不十分で分割性が
劣ると考えられる。一次平均粒子径と含有量の積Xが
3.0を越えると、後加工での分割性は良好であるが、
繊維化工程中での毛羽、断糸が多発し工程性不良となり
好ましくない。
範囲の粘度を満たすことである。粘度測定は、ウベロー
デ型粘度計を用いて、o−クロルフェノール溶液中、濃
度1g/100cc、30℃で測定し、その時の還元粘
度ηsp/Cが0.65〜1.0dl/g、好ましくは
0.7〜0.9dl/gのポリエステルを使用するの
が、紡糸性や得られる複合繊維の分割性の点から好まし
い。0.65より低くなると、繊維化工程中での毛羽、
断糸が発生し工程性不良となるのみならず、複合繊維の
分割性が悪くなり好ましくない。一方、1.0より高く
なると、同様に繊維化工程性が不良でしかも分割性が低
下し好ましくないことがわかった。ηsp/Cが0.65
〜1.0dl/gの範囲が複合繊維の分割性が好適な理
由としては、ポリアミド成分との延伸後の分子構造上の
歪差が一番内在され、かつ繊維化工程性上紡糸時の曳糸
性が良好な粘度であるためと思われる。しかも後述する
ような高速紡糸による製造方法には、最高な粘度範囲で
あることが見出された。
おいて、消臭剤を含有するポリアミド成分及びポリアミ
ドに対して親和性の低いポリエステル成分が、単一フィ
ラメントの横断面において一方の成分が他方の成分を完
全に包囲しない形状で、単一フィラメントの長手方向に
沿って接合されており、具体的には横断面が図1の如き
サイドバイサイド型の複合繊維、図2の如きサイドバイ
サイド繰返し型の複合繊維、図3〜図6の如く放射型の
形状を有する成分と該放射部を補完する形状を有する他
の成分からなる複合繊維、図7の如く放射型の形状を有
する成分と該放射部を補完し且つ中心方向に向いたV字
型の凹部のある形状を有する他の成分と該凹部を補完す
るV字型の形状を有する該放射型形状を有する成分と同
じ成分からなる複合繊維及び図8の如く中空部分のある
サイドバイサイド繰返し型複合繊維等が挙げられる。
リ減量処理、ポリアミド膨脹剤処理等の化学的処理及び
/又は仮撚加工処理等の物理的処理を施して各成分に容
易に分割することである。ここで「分割している」と
は、例えば複合繊維が図2の如き横断面を有する場合、
各成分の接合部が分割され、A成分の5本のセグメント
糸とB成分の6本のセグメント糸からなる11本の細繊
維となっている状態をいい、また例えば該複合繊維が図
5の如き横断面を有する場合も、同様に分割され、十字
形の横断面を有するA成分の1本のセグメント糸と扇形
の横断面を有するB成分の4本のセグメント糸からなる
5本の細繊維となっている状態をいうのである。更に複
合繊維が他の如何なる横断面形状を有する場合であって
も、その分割している状態は、以上の記載より容易に推
察できるであろう。
80%以上であるのが大きな特徴である。ここで分割度
とは、次の方法によって測定された値をいう。即ち、測
定すべき区域にある複合繊維(分割化して繊維束の状態
となっているもの、一部分割化しているもの及び全て分
割化していないものを含む)について任意の100本の
断面を観察し、実際に分割されて存在する分割後細繊維
(N)を計数する。この場合全て分割化していない複合
繊維は1本、また一部分割化しているものは半分割化複
合繊維とそれから分割されて存在する分割細繊維本数と
の合計本数とする。次に該100本の複合繊維が完全に
分割化したと想定した場合に得られる分割後細繊維(N
p)を算出し、N/Np×100の値を分割度とする。
尚、分割度は、分割処理条件として、本発明の複合繊維
をアルカリ水溶液(濃度4g/リットル)中で、98℃
で5〜20分間、浸漬撹拌処理し、乾燥させたものにつ
いて求める。
機微粒子を含有するポリエステルと消臭剤を含有するポ
リアミドをそれぞれ個別の押出機で溶融押出し、各々紡
糸ヘッドへ導入し目的とする個々の複合形状を形成させ
る紡糸口金を経由して溶融紡出する。この場合の溶融紡
出温度、溶融紡出速度などは特に制限されず、ポリエス
テル繊維を製造するのに通常用いられていると同様の条
件下で行うことができるが、複合2成分のうち融点が高
いポリマーがポリエステルである場合、一般に溶融紡出
温度を(ポリエステルの融点+20℃)〜(ポリエステ
ルの融点+40℃)の範囲の温度(例えば用いるポリエ
ステルがポリエチレンテレフタレートの場合は一般に約
280〜300℃)にし、かつ溶融紡出速度(溶融紡出
量)を約20〜50g/紡出孔1mm2 ・分程度とする
と、品質の良好な複合繊維を良好な紡糸工程性で得るこ
とができるので好ましい。また、紡糸口金における紡糸
孔の大きさや数、紡糸孔の形状なども特に制限されず、
目的とする複合繊維の単繊維繊度、総デニール数、断面
形状などに応じて調節することができる。一般に、紡糸
孔(単孔)の大きさを約0.018〜0.07mm2 程
度にしておくのが望ましい。紡糸口金の孔周囲にノズル
汚れが堆積して糸切れが発生する場合は、ノズル孔出口
がテーパー状に広がった形状にしたり、口金下雰囲気を
スチームシールして酸素を遮断する手法が好ましい。
維を、一旦複合2成分ポリマーのガラス転移点の低いポ
リマーのそのガラス転移温度以下の温度、好ましくはガ
ラス転移温度よりも10℃以上低い温度に冷却する。こ
の場合の冷却方法や冷却装置としては、紡出した複合繊
維をそのガラス転移温度以下に冷却できる方法や装置で
あればいずれでもよく特に制限されないが、紡糸口金の
下に冷却風吹き付け筒などの冷却風吹き付け装置を設け
ておいて、紡出されてきた複合繊維に冷却風を吹き付け
てガラス転移温度以下に冷却するようにするのが好まし
い。その際に冷却風の温度や湿度、冷却風の吹き付け速
度、紡出繊維に対する冷却風の吹き付け角度などの冷却
条件も特に制限されず、口金から紡出されてきた複合繊
維を繊維の揺れなどを生じないようにしながら速やかに
且つ均一にガラス転移温度以下にまで冷却できる条件で
あればいずれでもよい。そのうちでも、一般に、冷却風
の温度を約20〜30℃、冷却風の湿度を20〜60
%、冷却風の吹き付け速度を0.4〜1.0m/秒程度
として、紡出繊維に対する冷却風の吹き付け方向を紡出
方向に対して垂直にして紡出した複合繊維の冷却を行う
のが、高品質の複合繊維を円滑に得ることができるので
好ましい。また、冷却風吹き付け筒を用いて前記の条件
下で冷却を行う場合は、紡出口金の直下にやや間隔をあ
けてまたは間隔をあけないで、長さが約80〜160c
m程度の冷却風吹き付け筒を配置するのが好ましい。
複合繊維を引き続いてそのまま直接加熱帯域に導入して
延伸する。加熱帯域の温度はポリエステルの種類などに
応じて異なり得るが、一般にポリエステル及びポリアミ
ドのガラス転移温度よりも40℃以上高い温度としてお
くと、得られる複合繊維の物性を実用上満足のゆくもの
とすることができるので好ましく、例えばポリエチレン
テレフタレートとナイロン6の複合繊維の場合は加熱帯
域の温度を約100℃以上とするのが好ましい。加熱帯
域の上限温度は、加熱帯域内で繊維間の融着や糸切れ、
単糸切れなどのが生じないような温度であればよい。加
熱帯域の種類や構造は、加熱帯域内を走行する複合繊維
を加熱帯域内の加熱手段などに接触せずに加熱すること
ができ、しかも加熱帯域内を走行する糸条とそれを包囲
する空気との間に抵抗を生じさせて糸条張力を増大させ
て、繊維に延伸を生じさせることができる構造はであれ
ばいずれでもよい。そのうちでも、加熱帯域としては、
筒状の加熱帯域が好ましく用いられ、特に管壁自体がヒ
ーターとなっている内径が約20〜50mm程度のチュ
ーブヒーターなどが好ましい。
帯域の長さなどは、複合繊維の種類、複合2成分ポリマ
ーの紡出量、複合繊維の冷却温度、複合繊維の走行速
度、加熱帯域の温度、加熱帯域の内径などに応じて調節
できるが、一般に紡出口金直下から加熱帯域の入口まで
の距離を0.5〜3.0m程度とし、そして加熱帯域の
長さを1.0〜2.0m程度としておくと、加熱帯域内
で複合繊維を加熱して均一に円滑に延伸することができ
るので望ましい。
対して、必要に応じて油剤を付与してから、高速で引き
取る。本発明では、上記した一連の工程からなる延伸し
た複合繊維の製造工程を、複合繊維の引取速度を350
0m/分以上にして行うことが必要であり、引取速度が
4000m/分以上であるのが好ましい。複合繊維の引
取速度が3500m/分未満であると、加熱帯域におい
て繊維の延伸が十分に行われなくなり、得られる複合繊
維の機械的物性が低下し、しかも上記した一連の工程か
らなる本発明の方法が円滑に行われず、特に加熱帯域に
おける糸条の張力変動、過加熱などが生じて、均一な延
伸が行われにくくなる。また、本発明の方法を行うに当
たっては、複合繊維の{引取速度(m/分)}÷{複合
繊維の紡出量(25g/紡出孔1mm2 ・分}の値が約
140〜200の範囲になるようにするのが好ましい。
単繊維繊度や総デニール数などは特に制限されず、複合
繊維の用途などに応じて適宜調節することができるが、
本発明の方法は特に単繊維繊度が0.5〜6デニール、
総デニール数が30〜150デニールの複合繊維(マル
チフィラメント糸)を製造するのに適している。本発明
複合繊維は、各種繊維構造物として用いることが可能で
ある。
繊維構造物とは、分割型複合繊維単独よりなる編織布、
不織布は言うに及ばず、分割型複合繊維を一部使用して
なる編織布や不織布、例えば通常の天然繊維、化学繊
維、合成繊維との交編織布、或いは混紡糸としての編織
布、不織布等であっても良いが、編織布或いは不織布に
占める分割型複合繊維の割合は、10重量%以上、特に
30重量%以上である事が本発明の十分な効果が得られ
る点で好ましい。また編成、製織或いは不織布となした
後に、必要に応じて針布起毛等による起毛を行なったも
のであっても本発明には何ら差しつかえない。
ポリアミドへ光触媒と吸着剤とからなる消臭剤を含有さ
せる方法としては、ポリアミドの重合時または重合直
後に消臭剤を添加含有させる方法、ポリアミド中に消
臭剤を添加してマスターバッチを作製しておき、それを
使用する方法、ポリアミドが紡糸されるまでの任意の
段階(たとえば、ポリマーのペレットの作製段階、溶融
紡糸段階など)で消臭剤を添加させる方法などがある。
このうち、の方法では、ポリアミドの原料モノマーに
消臭剤を添加する方法、プレポリマーを製造した後に該
プレポリマーをさらに重縮合させる直前に消臭剤を添加
する方法、ポリアミドポリマーの重合直後であって、未
だ液状である間に消臭剤を添加する方法などを採用し得
るが、本発明で使用する消臭剤は触媒活性が非常に高い
のでポリマーの種類によっては重合反応が進行する場合
があり注意が必要である。工程を考慮すると上述のの
方法が好ましい。
加するが、粒子をそのままポリマー中に添加すると粒子
の凝集により繊維化が困難となったり、繊維化できても
強度の低いものしか得られない場合があるので、適当な
分散媒に分散させたスラリー状態でポリマー中に添加す
ることが好ましい。
分ポリマーか今迄述べてきた要件をそれぞれ満たすなら
ば、繊維の太さはとくに制限されるものではなく、繊維
の長さ方向の形態も制限されるものではない。すなわ
ち、繊維の長さ方向にほぼ同じ直径を有する繊維であっ
てもよく、太細を有するシックアンドシン繊維であって
もよく、それ以外の繊維であってもよい。さらに繊維は
短繊維または長繊維のいずれであってもよく、繊維製品
が糸である場合、紡績糸、マルチフィラメント糸、短繊
維と長繊維との複合糸であってもよい。さらに本発明の
繊維には、用途や繊維の種類に応じて、仮撚加工、イン
ターレース加工やタスラン加工等の空気絡合処理、捲縮
加工、防縮処理、防皺処理、親水加工、防水加工、防染
加工などの任意の加工・処理が施されてもよい。本発明
の消臭繊維は上述の消臭剤の他に、繊維の種類に応じて
繊維に用いられている各種の添加剤、たとえば酸化防止
剤、難燃剤、帯電防止剤、着色剤、滑剤、抗菌剤、防虫
・防ダニ剤、防カビ剤、紫外線吸収剤、艶消剤等を含有
してもよい。
して利用することができ、糸;織布、編布、不織布等の
布帛;パイル織物、パイル編物等のパイル布帛;これら
のものから形成された衣類やその他の身体着用品;イン
テリア製品類;寝具類;食品用包装材などを挙げること
ができる。具体的には下着、セーター、ジャケット、パ
ジャマ、浴衣、白衣、スラックス、靴下、手袋、ストッ
キング、エプロン、マスク、タオル、ハンカチ、サポー
ター、ヘッドハンド、帽子、靴のインソール、芯地等の
衣類や身体着用品;各種カーペット、カーテン、壁紙、
障子紙、襖、繊維製ブラインド、人工観葉植物、椅子等
の布張用生地、テーブルクロス、電気製品カバー、畳
み、枕、枕カバー、ベッドカバー、ベッドの中詰材、マ
ット、衛生材料、便座カバー、ワイピングクロス、空気
清浄機やエアーコンディショナー等のフィルター、各種
衣料用素材などを挙げることができる。
維製品は、太陽光、蛍光灯、紫外線ランプ等の照射下、
アンモニア、アミン類等の塩基性臭気成分、酢酸等の酸
性臭気成分、ホルマリン、アセトアルデヒド等の中性臭
気成分などの多くの臭気成分を速やかに、しかも長期に
亘り分解し、無臭化することができる。そのため、多数
の臭気成分を含むたばこ臭等であっても効率よく除去で
き、室内や車内の消臭に有効である。また家具や新建材
などから発生するホルマリン、アセトアルデヒド等のア
ルデヒド類の消臭に対しても有効である。
を照射しなくても酸性臭気成分、塩基性消臭成分等を吸
着して効果的に消臭し、太陽光や蛍光灯、紫外線ランプ
等の光照射下においては光触媒の酸化分解作用と吸着剤
の高い吸着作用との相乗効果により、酸性臭気成分や塩
基性臭気成分に対する消臭性能を高めるだけでなく、ア
ルデヒド類等の中性臭気成分に対しても高い消臭効果を
示し、しかもその効果は長期に亘り持続する。また光触
媒の作用により生成する酸化分解生成物(たとえばアセ
トアルデヒドの場合には酢酸が生成する)が一部放出さ
れ、新たに臭気の原因となる場合があったとしても、吸
着剤を併用することにより酸化分解生成物を吸着でき
る。そのため酸化分解生成物の放出または脱離を防止
し、消臭効率をさらに高めることができるとともに、吸
着剤に吸着された物質は光触媒によりさらに分解される
ので消臭効果が長期に亘り持続する。
の光線が利用できる。この光線の波長は光触媒を励起す
る波長であればよいが、通常、紫外線または紫外線を含
む光線である場合が多い。光触媒として酸化チタンを用
いた場合、太陽光や蛍光灯の光でも十分その触媒機能を
有効に働かせることができる。なお、光照射は、通常、
酸素、空気等の酸素含有気体の存在下で行われる。
ことにより、抗菌性能をも奏するのである。すなわち、
酸化チタン等の光触媒にそのバンドギャップエネルギー
を有する光で照射すると価電子帯から電子が励起され伝
導体に電子が、価電帯に正孔が生成する。これらの電子
と正孔はそれぞれ反応性に富んだ還元能と酸化能を有し
ており、該触媒表面で触媒反応を喚起することができ
る。この高い還元能と酸化能とを利用して種々の有害物
質を酸化分解して無害化すること、殺菌を行うことがで
きる。
期に亘り消臭効果を持続することができる。ただ、該消
臭剤のみでは、濃度の高い臭気成分をある程度まで低減
することは可能であっても、濃度の低い臭気成分を完全
に「ゼロ」にまで抑制することはできず、繊維の比表面
積を特定化することによりはじめて、低濃度の臭気成分
をほとんど「ゼロ」にまで除去することができるのであ
る。
的に説明するが、本発明はそれにより何ら限定されな
い。以下の例において、無機微粒子の一次平均粒子径、
複合繊維の紡糸性、最終的に得られた複合繊維の強度、
伸度、均一性(ウスター斑:U%)および毛羽の発生個
数は、以下のようにして測定または評価した。
粒径測定器(堀場製作所製「CAPA−5000型」)
を用いて得られた遠心沈降曲線に基づいて算出した。
紡糸し、紡糸時の断糸の有無を調べると共に得られた複
合繊維における毛羽の発生の有無を目視により観察し、
下記に示す評価基準にしたがって評価した。 複合繊維の紡糸性の評価基準 ◎:紡糸時に断糸が何ら発生せず、しかも得られた複合
繊維には毛羽が全く発生しておらず、紡糸性が極めて良
好である。 ○:紡糸時に断糸が発生せず、そして得られた複合繊維
には毛羽が僅かに発生していたが、紡糸性がほぼ良好で
ある。 △: 100kgを紡糸したときに、断糸が3回まで発生し、
紡糸性が不良である。 ×: 100kgを紡糸したときに、断糸が3回よりも多く発
生し、紡糸性が極めて不良である。
験機を用いて得られた荷重−伸長曲線より複合繊維の強
度を求めた。
験機を用いて得られた荷重−伸長曲線より複合繊維の伸
度を求めた。
ツエルベーガー社製のウスター斑試験機を用いて、糸を
電極間に一定速度で通し(糸速100m/分、レンジ±
12.5%、チャート速度10cm/分)、断面変化に
比例する電気容量の変化を連続測定し、糸の一定長さの
平均偏差係数「U%」を測定した。
子工業社製の毛羽センサーにより107 m以上の糸長中
に存在する毛羽を感知し、糸長106 m当たりの毛羽数
に換算して表示した。
に静置したテドラーバッグ(容量3リットル)に試料3
gを入れて密封し、ついでシリンジを用いて所定の濃度
の臭気成分を含む空気を、全ガス量3リットルとなるよ
うにテドラーバッグ内に注入した。該注入ガスはアンモ
ニア40ppm、硫化水素15ppm、アセトアルデヒ
ド50ppmであった。ガスを注入して特定時間経過後
にテドラーバッグ内のガスをマイクロシリンジでサンプ
リングし、硫化水素、酢酸、アセトアルデヒドのガス濃
度をガスクロマトグラフィ(島津製作所社製GC−7A
型)にて測定し、臭気成分の除去率を下記式により算出
した。アンモニアはガス検知管(北川社製、アンモニア
用)を用い、直接テドラーバッグ内のガス濃度を測定
し、臭気成分の除去率を算出した。 除去率(%)=[(Co−C)/Co]×100 Co:初期ガス濃度 C :1時間後のガス濃度 b.繰り返し消臭性能 通常の白熱蛍光灯光照射下(500ルクス)、15cm
に静置したテドラーバッグ(容量3リットル)に試料3
gを入れて密封し、ついでシリンジを用いて所定の濃度
の臭気成分を含む空気を、全ガス量3リットルとなるよ
うにテドラーバッグ内に注入した。該注入ガスは酢酸4
0ppmであった。ガスを注入して1時間後のガス濃度
をガスクロ法により測定した。その後にこれを繰り返し
即ち一定量(40ppm)の酢酸ガスを1時間ごとに投
入し、60分経過後のテドラーバッグ内のガス濃度をガ
スクロ法により測定した。
本の蛍光灯下30cm)35℃×18時間培養後、生菌
数を測定した。対照布としては、標準ナイロン布を用い
た。
iO2 −TiO2 ](I)を調整した。硫酸銅の結晶
(CuSO4 ・5H2 O、和光純薬製試薬特級)43.
9gを蒸留水1リットルに溶解し、得られた水溶液に硫
酸チタン溶液(約30重量%濃度、和光純薬製試薬)6
0gを添加した。この混合液はCu(II)0.175モ
ル、Ti(IV)イオン0.075モル含んでいる。前記
混合液のpHは約1であった。室温下で混合液を撹拌し
ながら15重量%のリン酸溶液約110gを滴下したと
ころ、白色沈殿物が生成した。沈殿物が生成した混合液
をそのまま一昼夜撹拌した。上記沈殿物を含有する液
(A液)とケイ酸ナトリウムを含む水溶液(B液)47
1gとを別々のビーカー中で撹拌しながら、蒸留水50
0mlを入れた容器中へ平行して滴下したところ、Cu
(II)−Ti(IV)−SiO2 を含む青白色の混合沈殿
物が生成した。A液とB液との混合時のpHは常に約7
となるようにA液とB液の滴下量を調整した。なお、B
液はケイ酸ナトリウム(和光純薬製試薬)を蒸留水で3
0重量%に希釈し(SiO2 としては0.86モル含
有)、15重量%の水酸化ナトリウム水溶液30mlを
添加することにより調整した。
間撹拌した後、青白色混合沈殿物を吸引ろ過し、加温し
た脱イオン水で十分洗浄した後、40℃で乾燥した。乾
燥物を乳鉢で120μm以下に粉砕し、Cu(II)−T
i(IV)−SiO2 を含む青白色の粉末を得た。該粉末
80重量部に対して酸化チタン粉末(石原産業(株)
製、MC−90)20重量部を混合し、ジェットミルで
粉砕し消臭剤を調整した。次いで、還元粘度1.80d
l/g(オルソクロロフェノール中濃度1g/dl、3
0℃)のナイロン6へ、上記消臭剤を5重量%添加し、
2軸押出機により、260℃で350メッシュフィルタ
ーでろ過しながら溶融押出し、ペレットを作成した。一
方のポリエステル成分としては、一次平均粒子径0.0
4μmのシリカ1.0重量%含有する還元粘度0.85
(オルソクロロフェノール中濃度1g/dl、30℃)
のポリエチレンテレフタレート(以下PETと略称す
る)を用いた。ついで上記ナイロン6とPETを用い、
それぞれを個別に溶融し、その後それぞれのポリマー液
を図2で示されるようなPETが6層、ナイロン6が5
層となる多層型複合形状を形成させる紡糸ヘッドへ供給
し、計量部分の径が0.25mmφ、ランド長0.5m
mでしかもノズル孔出口がラッパ状に広がり出口径が
0.5mmφになっている24ホール丸孔ノズルから紡
糸温度285℃で溶融紡出した。紡糸口金直下に長さ
1.0mの横吹き付け型の冷却風吹き付け装置を設置し
ておき、口金から紡出した複合繊維を直ちにその冷却風
吹き付け装置に導入して、温度25℃、湿度65RH%
に調整した冷却空気を0.5m/秒の速度で紡出繊維に
吹き付けて、繊維を50℃以下(冷却風吹き付け装置の
出口での繊維の温度=40℃)にまで冷却した。
紡糸口金直下から1.6mの位置に設置した長さ1.0
m、内径30mmのチューブヒーター(内壁温度180
℃)に導入してチューブヒーター内で延伸した後、チュ
ーブヒーターから出てきた繊維にガイドオイリング方式
で油剤を付与し、引き続いて1対(2個)の引き取りロ
ーラを介して4300m/分の引取速度で巻取って、延
伸した75デニール24フィラメント複合繊維を製造し
た。上記の紡糸・延伸工程を行った際の複合繊維の紡糸
性、並びに最終的に得られた複合繊維の強度、伸度、均
一性(ウスター斑:U%)および毛羽の発生個数を評価
したところ、下記の表1及び表2に示すとおりであっ
た。
g/lの苛性ソーダ液中で98℃下で5%アルカリ減量
処理をした後、繊維の断面観察をしたところ、分割度9
5%と良好な分割性を示していた。また、筒編地を作成
し、リラックス、水洗、乾燥、プレセットを施し消臭性
能および抗菌性能を評価した。結果を表2に示すように
本発明によれば高い除去率で臭気成分が除去されてい
た。また、抗菌性能も優れたものであった。
実施例3はPET中シリカの一次平均粒子径0.3μm
のものを用い含有量2.5重量%のPETとしたこと以
外は実施例1と同様に実施した。いずれも繊維化工程性
良好でかつ得られた複合繊維の分割性も良好であった。
また、消臭性能及び抗菌性能もすぐれたレベルであっ
た。
0.90とし、実施例6,7はナイロン6の還元粘度を
それぞれ1.60,1.90としたこと以外は実施例1
と同様に実施した。いずれも繊維化工程性良好でかつ得
られた複合繊維の分割性も良好であった。また、消臭性
能及び抗菌性能もすぐれたレベルであった。
を以下の方法により調整した。まず、蒸留水1リットル
中に硫酸チタン溶液(30重量%濃度、和光純薬製試
薬)60gを添加した。この混合溶液は0.075モル
のTi(IV)イオンを含んでいる。この混合溶液に室温
下、撹拌しながら15重量%のリン酸溶液約98gを滴
下したところ白色沈殿物が生成した。沈殿物が生成した
状態で撹拌を2時間持続した。この白色沈殿物を含む溶
液に硫酸亜鉛の結晶(ZnSO4 ・7H2 O、和光純薬
製試薬特級)50.3gを添加して溶解した。この溶液
はZn(II)イオンを0.175モル含んでいる。該溶
液を室温下撹拌しながら15%水酸化ナトリウム溶液を
pH7になるまで滴下した。なお、水酸化ナトリウム溶
液の滴下に際し、pHが低下した場合はさらに水酸化ナ
トリウム溶液を滴下することにより、pHを約7に保持
した。pHの低下が認められなくなるまで撹拌を持続す
ると、Zn(II)−Ti(IV)を含む白色の混合沈殿物
が生成した。
級)37gを滴下するとともに、15重量%の水酸化ナ
トリウム溶液をpH7になるまで滴下したところ、酸化
チタンの沈殿物が生成した。生成した沈殿物を吸引濾別
し、温脱イオン水で十分洗浄した後110℃で乾燥し、
乾燥物を乳鉢で120μm以下に粉砕し、さらにジェッ
トミルで微粉砕することにより、Zn(II)−Ti(I
V)−TiO2 を含む白色の消臭剤粉末を得た。以下は
実施例1と同様に実施した。繊維化工程性良好でかつ得
られた複合繊維の分割性も良好であった。また、消臭性
能及び抗菌性能もすぐれたレベルであった。
I)を以下の方法により調整した。まず、蒸留水180
ml中に硫酸チタニル粉末(TiO2 として32.5重
量%含有、富士チタン工業社製タイサルト)6.64
g、硫酸亜鉛の結晶(ZnSO4 ・7H2 O、和光純薬
製試薬特級)18.1gを添加した。この混合溶液は
0.027モルのTi(IV)イオンと0.062モルの
Zn(II)イオンを含んでいる。この混合溶液に室温
下、撹拌しながら15重量%のリン酸溶液約35.3g
を滴下したところ白色沈殿物が生成した。沈殿物が生成
した状態で撹拌を一昼夜持続した。該溶液を室温下撹拌
しながら15%水酸化ナトリウム溶液をpH7になるま
で滴下した。なお、水酸化ナトリウム溶液の滴下の際
し、pHが低下した場合はさらに水酸化ナトリウム溶液
を滴下することにより、pHを約7に保持した。pHの
低下が認められなくなるまで撹拌を持続すると、Zn
(II)−Ti(IV)を含む白色の混合沈殿物が生成し
た。
水で十分洗浄した後120℃で乾燥し、乾燥物を乳鉢で
120μm以下に粉砕し、Zn(II)−Ti(IV)を含
む白色の消臭剤粉末を得た。
粉末(石原産業社製、MC−90)30重量部を混合
し、得られた混合物をジェットミルで微粉砕し、Zn
(II)−Ti(IV)−TiO2 を含む消臭剤を得た。以
下は実施例1と同様に実施した。繊維化工程性良好でか
つ得られた複合繊維の分割性も良好であった。また、消
臭性能及び抗菌性能もすぐれたレベルであった。
11は、複合断面形状を図7の形状としたこと以外は実
施例1と同様に実施した。実施例12は、PETとナイ
ロン6の複合比率を3/1としたこと以外は実施例1と
同様に実施した。いずれも繊維化工程性良好でかつ得ら
れた複合繊維の分割性も良好であった。また、消臭性能
及び抗菌性能もすぐれたレベルであった。
分,4800m/分とし、実施例15,16は、それぞ
れチューブヒーター雰囲気温度を200℃,160℃と
したこと以外は実施例1と同様に実施した。いずれも繊
維化工程性良好でかつ得られた複合繊維の糸物性、分割
性とも満足のいくものであった。また、消臭性能及び抗
菌性能もすぐれたレベルであった。
次平均粒子径0.4μmの酸化チタンを用い、PET中
の酸化チタン含有量を0.5重量%とし、実施例18
は、シリカの代わりに一次平均粒子径0.6μmの硫酸
バリウムを用い、PETの硫酸バリウム含有量を1.0
重量%としたこと以外は、実施例1と同様に実施した。
いずれも繊維化工程性良好でかつ得られた複合繊維の糸
物性、分割性とも満足のいくものであった。また、消臭
性能及び抗菌性能もすぐれたレベルであった。
マルチフィラメントを作成し、該フィラメントから筒編
地を作成して各性能を評価した。繊維化工程性及び得ら
れた複合繊維の分割性は良好であったが、消臭性能及び
抗菌性能は全くなかった。
0)(IV)を20重量%含有するマスターバッチ用ペ
レットを用いたこと以外は実施例1と同様にして複合繊
維を作成し、該複合繊維を用いて筒編地を作成した。該
筒編地の各性能評価結果を表2に示した。本発明で使用
する消臭剤に比較し、とくに硫化水素に対する消臭効果
が非常に低かった。
亜鉛とがTiイオン:Znイオン=0.3:0.7(モ
ル比)の割合で含む共沈物質(V)を20重量%含有し
たマスターバッチ用ペレットを用いたこと以外は同様に
して複合繊維を作成し、該複合繊維を用いて筒編地を作
成した。該筒編地の各性能評価結果を表2に示す。本発
明で使用する消臭剤に比較し、とくにアセトアルデヒド
に対する消臭効果が非常に低い。
外は実施例1と同様にして複合繊維を製造して、その時
の紡糸性、並びに最終的に得られた複合繊維の強度、伸
度、均一性(ウスター斑:U%)および毛羽の発生個数
を上記した方法で測定または評価したところ、表2に示
すとおりであった。繊維化工程性不良で、かつ得られた
複合繊維の分割性も不満足なレベルであった。
0.1重量%含有したPETを用い、比較例6は、一次
平均粒子径0.04μmのシリカ10重量%含有したP
ETを用い、比較例7,8は、それぞれ一次平均粒子径
0.4μmの酸化チタンを0.02重量%と15重量%
含有したPETを用いたこと以外は、実施例1と同様に
実施した。比較例5と7は、得られた複合繊維の分割性
が実施例1と比較して低いレベルであり、不満足なもの
であった。比較例6,8はいずれも繊維化工程性不良で
あった。
6,1.0のものを用い、比較例11,12は、それぞ
れナイロン6の還元粘度が1.4,2.2のものを用い
たこと以外は実施例1と同様に実施した。いずれも繊維
化工程性が不十分であり、しかも得られた複合繊維の分
割性も不満足なレベルであった。
外は、実施例1と同様に実施した。繊維化工程性は良好
であったが、得られた複合繊維の分割性は不満足なレベ
ルであった。比較例14は、チューブヒーター雰囲気温
度を90℃としたこと以外は実施例1と同様に実施し
た。繊維化工程性不良で、得られた複合繊維の分割性も
不良であった。しかも糸強度も低く、伸度が長いため、
後加工工程で扱いにくい問題点も発生した。
を有し、毛羽の発生や太さ斑などがなく、しかも強度や
伸度などの力学的特性も優れる高品質のポリエステルと
ポリアミドによる分割型複合繊維を、断糸が生じること
なく良好な工程性で直接紡糸延伸法によって生産性よく
合理的に製造することに関する。しかも、得られた分割
型複合繊維は、後加工工程での化学的又は物理的処理に
より容易に分割しうる特徴を有している。
る。
図である。
る他の成分からなる複合繊維の横断面図である。
る他の成分からなる複合繊維の横断面図である。
る他の成分からなる複合繊維の横断面図である。
る他の成分からなる複合繊維の横断面図である。
且つ中心方向に向いたV字型の凹部のある形状を有する
他の成分と該凹部を補完するV字型の形状を有する該放
射型の形状を有する成分と同じ成分からなる複合繊維の
横断面図である。
合繊維の横断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 消臭剤を含有するポリアミド成分と無機
微粒子を含有するポリエステル成分とからなり、一方の
成分を他方の成分が完全に包囲することなく、両成分が
接合された横断面を有する分割型複合繊維であって、ポ
リエステル成分中に含まれる無機微粒子の一次平均粒子
径(μm)と該無機微粒子の含有量(重量%)が下式
(1)〜(3)を満たし、ポリエステルの還元粘度(η
sp/C)が0.65〜1.0 であり、ポリアミドの還元粘度(η
sp/C)が 1.6〜 2.2であることを特徴とする消臭性分割
型複合繊維。 0.01≦一次平均粒子径(μm)≦5.0 (1) 0.05≦無機微粒子含有量(重量%)≦10.0 (2) 0.01≦X≦3.0 (3) 但し、X=一次平均粒子径(μm)×無機微粒子含有量
(重量%) - 【請求項2】 消臭剤が四価金属のリン酸塩、二価金属
の水酸化物および光触媒からなる請求項1に記載の消臭
性分割型複合繊維。 - 【請求項3】 分割度が80%以上である請求項1又は2
に記載の消臭性分割型複合繊維。 - 【請求項4】 請求項1又は2のいずれか1項に記載の
分割型複合繊維に化学的及び/又は物理的分割処理を施
すことにより得られる、消臭剤含有ポリアミド極細繊維
と無機微粒子含有ポリエステル極細繊維との繊維集合
体。 - 【請求項5】 無機微粒子を含有する還元粘度(ηsp/
C)0.65〜1.0 のポリエステルであって、該無機微粒子
の一次平均粒子径(μm)とポリエステル中の該無機微
粒子の含有量(重量%)が下式(1)〜(3)満たすポ
リエステル成分と、無機系消臭剤を含有する還元粘度
(ηsp/C)が 1.6〜 2.2であるポリアミド成分を、一方
の成分を他方の成分が完全に包囲することなく、両成分
が接合された複合形態として紡糸口金から溶融紡出した
後、紡出物を一旦ガラス転移点温度以下に冷却し、引き
続いて雰囲気温度100℃以上に加熱した加熱帯域を走
行させ、3500m/分以上の速度で引き取ることを特徴と
する消臭性分割型複合繊維の製造方法。 0.01≦一次平均粒子径(μm)≦5.0 (1) 0.05≦無機微粒子含有量(重量%)≦10.0 (2) 0.01≦X≦3.0 (3) 但し、X=一次平均粒子径(μm)×無機微粒子含有量
(重量%) - 【請求項6】 消臭剤が四価金属のリン酸塩、二価金属
の水酸化物および光触媒からなる請求項5に記載の消臭
性分割型複合繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00596597A JP3301706B2 (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 消臭性複合繊維およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00596597A JP3301706B2 (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 消臭性複合繊維およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10204727A true JPH10204727A (ja) | 1998-08-04 |
| JP3301706B2 JP3301706B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=11625598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00596597A Expired - Lifetime JP3301706B2 (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 消臭性複合繊維およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3301706B2 (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002034301A1 (en) * | 2000-10-20 | 2002-05-02 | Noritake Co., Limited | Material for treating harmful substance, and method and apparatus for treating harmful substance |
| KR100488622B1 (ko) * | 2002-10-10 | 2005-05-11 | 주식회사 효성 | 항균, 소취성 분할형 복합섬유의 제조방법 |
| JP2005513164A (ja) * | 2002-01-11 | 2005-05-12 | ロディアニル | 硫化亜鉛のダニ駆除剤としての用途 |
| KR100576498B1 (ko) | 2004-12-21 | 2006-05-10 | 주식회사 효성 | 샤넬사용 항균 복합사 |
| WO2007078076A1 (en) * | 2005-12-30 | 2007-07-12 | Hyosung Corporation | Method for preparing splittable compositefibers having antimicrobial and deodorant properties |
| KR100783250B1 (ko) | 2006-12-29 | 2007-12-06 | 주식회사 효성 | 난연성 및 항균성 폴리에스터 섬유의 제조방법 및 이에의한 폴리에스터 섬유 |
| WO2010024423A1 (ja) | 2008-08-27 | 2010-03-04 | 帝人ファイバー株式会社 | 消臭機能剤含有極細繊維およびその製造方法 |
| KR20120075965A (ko) * | 2010-12-29 | 2012-07-09 | 주식회사 효성 | 폴리에스터/폴리아미드 분할형 복합사 및 이의 제조방법 |
| JP2016069772A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | Kbセーレン株式会社 | 合成繊維マルチフィラメント |
| JP2018159159A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | Kbセーレン株式会社 | 蛍光ポリエステル繊維 |
| JPWO2018074544A1 (ja) * | 2016-10-19 | 2018-10-25 | 三菱ケミカル株式会社 | 繊維及び詰め綿 |
| JP2021059790A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 加茂繊維株式会社 | 混紡糸および繊維構造物 |
| US11134676B2 (en) | 2017-08-30 | 2021-10-05 | Nobio Ltd. | Anti-microbial particles and methods of use thereof |
| US11178867B2 (en) | 2016-02-25 | 2021-11-23 | Nobio Ltd. | Micro and nanoparticulate compositions comprising anti-microbially active groups |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101896920B1 (ko) * | 2011-12-09 | 2018-09-11 | 김범식 | 무광 촉매로된 항균 및 항곰팡이 소취작용부를 형성한 기능성 직포 |
| TWI867056B (zh) | 2019-09-27 | 2024-12-21 | 美商科可納公司 | 製造改進的功能性紡織纖維的方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08284011A (ja) * | 1995-02-15 | 1996-10-29 | Takeda Chem Ind Ltd | 消臭性繊維およびその製造方法 |
| JPH09176949A (ja) * | 1995-12-25 | 1997-07-08 | Unitika Ltd | 分割型複合繊維から得られた抗菌性不織布及びその製造方法 |
| JPH10168663A (ja) * | 1996-12-13 | 1998-06-23 | Kuraray Co Ltd | ポリエステルとポリアミドからなる分割型複合繊維およびその製造方法 |
-
1997
- 1997-01-17 JP JP00596597A patent/JP3301706B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08284011A (ja) * | 1995-02-15 | 1996-10-29 | Takeda Chem Ind Ltd | 消臭性繊維およびその製造方法 |
| JPH09176949A (ja) * | 1995-12-25 | 1997-07-08 | Unitika Ltd | 分割型複合繊維から得られた抗菌性不織布及びその製造方法 |
| JPH10168663A (ja) * | 1996-12-13 | 1998-06-23 | Kuraray Co Ltd | ポリエステルとポリアミドからなる分割型複合繊維およびその製造方法 |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002034301A1 (en) * | 2000-10-20 | 2002-05-02 | Noritake Co., Limited | Material for treating harmful substance, and method and apparatus for treating harmful substance |
| US7396796B2 (en) | 2000-10-20 | 2008-07-08 | Noritake Co., Limited | Treatment agent, method and device for treating hazardous substances |
| JP2005513164A (ja) * | 2002-01-11 | 2005-05-12 | ロディアニル | 硫化亜鉛のダニ駆除剤としての用途 |
| KR100488622B1 (ko) * | 2002-10-10 | 2005-05-11 | 주식회사 효성 | 항균, 소취성 분할형 복합섬유의 제조방법 |
| KR100576498B1 (ko) | 2004-12-21 | 2006-05-10 | 주식회사 효성 | 샤넬사용 항균 복합사 |
| WO2007078076A1 (en) * | 2005-12-30 | 2007-07-12 | Hyosung Corporation | Method for preparing splittable compositefibers having antimicrobial and deodorant properties |
| KR100783250B1 (ko) | 2006-12-29 | 2007-12-06 | 주식회사 효성 | 난연성 및 항균성 폴리에스터 섬유의 제조방법 및 이에의한 폴리에스터 섬유 |
| WO2010024423A1 (ja) | 2008-08-27 | 2010-03-04 | 帝人ファイバー株式会社 | 消臭機能剤含有極細繊維およびその製造方法 |
| KR20120075965A (ko) * | 2010-12-29 | 2012-07-09 | 주식회사 효성 | 폴리에스터/폴리아미드 분할형 복합사 및 이의 제조방법 |
| JP2016069772A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | Kbセーレン株式会社 | 合成繊維マルチフィラメント |
| US11178867B2 (en) | 2016-02-25 | 2021-11-23 | Nobio Ltd. | Micro and nanoparticulate compositions comprising anti-microbially active groups |
| US12317892B2 (en) | 2016-02-25 | 2025-06-03 | Nobio Ltd. | Micro and nanoparticulate compositions comprising anti-microbially active groups |
| JPWO2018074544A1 (ja) * | 2016-10-19 | 2018-10-25 | 三菱ケミカル株式会社 | 繊維及び詰め綿 |
| JP2018159159A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | Kbセーレン株式会社 | 蛍光ポリエステル繊維 |
| US11134676B2 (en) | 2017-08-30 | 2021-10-05 | Nobio Ltd. | Anti-microbial particles and methods of use thereof |
| JP2021059790A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 加茂繊維株式会社 | 混紡糸および繊維構造物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3301706B2 (ja) | 2002-07-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI491771B (zh) | A fine fiber containing a deodorizing agent, and a method for producing the same | |
| JP3215318B2 (ja) | 消臭性繊維およびその製造方法 | |
| EP0728855B1 (en) | Deodorizing fibers and method of producing the same | |
| JP3301706B2 (ja) | 消臭性複合繊維およびその製造方法 | |
| JP3713122B2 (ja) | 消臭性繊維製品 | |
| JP2010119970A (ja) | 消臭性繊維およびその製造方法 | |
| JP3720466B2 (ja) | 消臭繊維 | |
| JP4115880B2 (ja) | 特殊断面繊維 | |
| JP5385085B2 (ja) | 消臭機能剤含有極細繊維およびその製造方法 | |
| JP3905823B2 (ja) | 消臭複合繊維 | |
| JP2010031403A (ja) | 光触媒含有芯鞘型複合繊維およびその製造方法 | |
| JP3301709B2 (ja) | 消臭性能に優れた繊維 | |
| JP3342326B2 (ja) | ワイピングクロス | |
| JP2004169216A (ja) | 消臭繊維 | |
| JP2010053471A (ja) | 光触媒含有極細繊維 | |
| JP7412732B2 (ja) | 混紡糸および繊維構造物 | |
| JP2004169218A (ja) | 消臭複合繊維 | |
| JP7681375B2 (ja) | 光触媒含有繊維 | |
| JP2010121245A (ja) | 消臭性芯鞘型複合繊維およびその製造方法 | |
| JP2004169220A (ja) | 消臭複合繊維およびその製造方法 | |
| JP3816605B2 (ja) | 熱融着性繊維 | |
| JP2014100899A (ja) | 遮熱シートおよびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080426 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130426 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130426 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140426 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |