JPH10204845A - 浮泥処理工法 - Google Patents
浮泥処理工法Info
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- JPH10204845A JPH10204845A JP2611897A JP2611897A JPH10204845A JP H10204845 A JPH10204845 A JP H10204845A JP 2611897 A JP2611897 A JP 2611897A JP 2611897 A JP2611897 A JP 2611897A JP H10204845 A JPH10204845 A JP H10204845A
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- mud
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 陸上の処分地や最終埋め立て地、有効利用先
を不要とし、かつ、周辺水域を濁すことなく浮泥を処理
すること。 【解決手段】 浮泥6を処理すべき領域を囲むように止
水矢板12により水底4上を仕切る。次に、仕切られた
領域の所定の範囲の浮泥6上に導電性のネット13を被
せ、その上にシート14を被せる。また、ネット13及
びシート14の下方で浮泥6の下方の水底4中にストレ
ーナ20を埋設する。次に、ネット13がプラス電極と
なりストレーナ20がマイナス電極となるようにそれら
の電極間に電圧を印加し、プラス電極からマイナス電極
に電流を流す。これにより、この時の電気浸透現象によ
って浮泥6中の水分は前記第2電極の近傍に、すなわち
ストレーナ20の近傍に移動する。そして、バキューム
ポンプ16を駆動することでストレーナ20から水分が
吸引され、浮泥6は圧密化される。
を不要とし、かつ、周辺水域を濁すことなく浮泥を処理
すること。 【解決手段】 浮泥6を処理すべき領域を囲むように止
水矢板12により水底4上を仕切る。次に、仕切られた
領域の所定の範囲の浮泥6上に導電性のネット13を被
せ、その上にシート14を被せる。また、ネット13及
びシート14の下方で浮泥6の下方の水底4中にストレ
ーナ20を埋設する。次に、ネット13がプラス電極と
なりストレーナ20がマイナス電極となるようにそれら
の電極間に電圧を印加し、プラス電極からマイナス電極
に電流を流す。これにより、この時の電気浸透現象によ
って浮泥6中の水分は前記第2電極の近傍に、すなわち
ストレーナ20の近傍に移動する。そして、バキューム
ポンプ16を駆動することでストレーナ20から水分が
吸引され、浮泥6は圧密化される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湖沼や海洋などの水
底に堆積した浮泥を安定化させ、水質汚濁や悪臭の発生
を防止するようにした浮泥処理工法に関する。
底に堆積した浮泥を安定化させ、水質汚濁や悪臭の発生
を防止するようにした浮泥処理工法に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼や海洋などの水底に堆積する浮泥
は、その水域に排出される排水中の成分や、湖水中に生
息する魚介類の排泄物、死骸等の浮泥物質が堆積したも
ので有機物を多く含んでおり、浮泥は、一般に、浮泥物
質自体が水分を含んで膨潤した状態となっており、ま
た、浮泥物質間に水分が保持されて膨潤した状態となっ
ており、水底の表面を覆う層の如く水底上にオリ状に堆
積している。そのため、浮泥は水底の微生物により分解
され易く、分解されるとアンモニアやリン酸が放出され
ることから、富栄養化等の水質汚濁や悪臭の原因となる
ことが知られている。また、浮泥はオリ状に堆積し沈降
性が悪いため、水底の底質と比べると水流によって巻き
上がり易く、腐敗した有機物等が拡散し易い。浮泥の処
理は、従来、浚渫船等により浮泥を含む底泥を浚渫し、
これを脱水、固化、溶融等の処理を施し、廃棄物処理場
に埋め立て処分するか、建築資材原料等として有効利用
する方法が取られている。
は、その水域に排出される排水中の成分や、湖水中に生
息する魚介類の排泄物、死骸等の浮泥物質が堆積したも
ので有機物を多く含んでおり、浮泥は、一般に、浮泥物
質自体が水分を含んで膨潤した状態となっており、ま
た、浮泥物質間に水分が保持されて膨潤した状態となっ
ており、水底の表面を覆う層の如く水底上にオリ状に堆
積している。そのため、浮泥は水底の微生物により分解
され易く、分解されるとアンモニアやリン酸が放出され
ることから、富栄養化等の水質汚濁や悪臭の原因となる
ことが知られている。また、浮泥はオリ状に堆積し沈降
性が悪いため、水底の底質と比べると水流によって巻き
上がり易く、腐敗した有機物等が拡散し易い。浮泥の処
理は、従来、浚渫船等により浮泥を含む底泥を浚渫し、
これを脱水、固化、溶融等の処理を施し、廃棄物処理場
に埋め立て処分するか、建築資材原料等として有効利用
する方法が取られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浚渫を
前提としたこれらの工法は陸上の処分地や最終埋め立て
地、有効利用先を必要とし、処分地等がない場合これら
の工法を施工できない。また、浮泥を単独で処理しよう
としても選択的に浮泥のみを浚渫することは困難であ
り、また、浚渫時の巻き上がりにより周辺水域を濁す等
の問題があった。本発明は前記事情に鑑み案出されたも
のであって、本発明の目的は、陸上の処分地や最終埋め
立て地、有効利用先を不要とし、かつ、周辺水域を濁す
ことなく浮泥を処理できる浮泥処理工法を提供すること
にある。
前提としたこれらの工法は陸上の処分地や最終埋め立て
地、有効利用先を必要とし、処分地等がない場合これら
の工法を施工できない。また、浮泥を単独で処理しよう
としても選択的に浮泥のみを浚渫することは困難であ
り、また、浚渫時の巻き上がりにより周辺水域を濁す等
の問題があった。本発明は前記事情に鑑み案出されたも
のであって、本発明の目的は、陸上の処分地や最終埋め
立て地、有効利用先を不要とし、かつ、周辺水域を濁す
ことなく浮泥を処理できる浮泥処理工法を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、湖沼や海洋などの水底上に堆積する浮泥を処
理する工法であって、浮泥上に浮泥の通過を不能とした
シートを被せ、前記シートの下方の浮泥表面または表面
近傍に第1電極を配設し、前記シートの下方で、かつ、
浮泥の下層部分または浮泥の下方の水底中に第2電極を
配設し、前記第1電極がプラス電極となり前記第2電極
がマイナス電極となるようにそれらの電極間に電圧を印
加し、その電圧による電気浸透現象によって前記浮泥中
の水分を前記第2電極の近傍に移動させ、前記第2電極
近傍において水分を吸引しこれによりシートの下方の浮
泥を圧密化するようにしたことを特徴とする。また、本
発明は、シートの下方で浮泥の表面には導電性ネットが
配設され、前記第1電極は前記導電性ネットにより構成
されることを特徴とする。また、本発明は、シートの下
方の浮泥中の水分の吸引が、前記浮泥上の水面上に浮か
ぶ作業船上に配置されたポンプと、ポンプに接続され水
底に延設されたホースと、ホースの先端に取着され前記
シートを下方に貫通して水底中に埋設され水分の通過を
可能とし浮泥の通過を不能とするストレーナにより行わ
れることを特徴とする。また、本発明は、前記ストレー
ナが前記第2電極を兼ねることを特徴とする。また、本
発明は、上下に向けた複数の止水矢板の下部が浮泥の下
の水底に打ち込まれて水底上が所定の領域に仕切られ、
前記水分の吸引は前記所定の領域の所定の範囲毎に行わ
れることを特徴とする。また、本発明は、前記シートが
水分の通過を不能とした材料で形成されていることを特
徴とする。
本発明は、湖沼や海洋などの水底上に堆積する浮泥を処
理する工法であって、浮泥上に浮泥の通過を不能とした
シートを被せ、前記シートの下方の浮泥表面または表面
近傍に第1電極を配設し、前記シートの下方で、かつ、
浮泥の下層部分または浮泥の下方の水底中に第2電極を
配設し、前記第1電極がプラス電極となり前記第2電極
がマイナス電極となるようにそれらの電極間に電圧を印
加し、その電圧による電気浸透現象によって前記浮泥中
の水分を前記第2電極の近傍に移動させ、前記第2電極
近傍において水分を吸引しこれによりシートの下方の浮
泥を圧密化するようにしたことを特徴とする。また、本
発明は、シートの下方で浮泥の表面には導電性ネットが
配設され、前記第1電極は前記導電性ネットにより構成
されることを特徴とする。また、本発明は、シートの下
方の浮泥中の水分の吸引が、前記浮泥上の水面上に浮か
ぶ作業船上に配置されたポンプと、ポンプに接続され水
底に延設されたホースと、ホースの先端に取着され前記
シートを下方に貫通して水底中に埋設され水分の通過を
可能とし浮泥の通過を不能とするストレーナにより行わ
れることを特徴とする。また、本発明は、前記ストレー
ナが前記第2電極を兼ねることを特徴とする。また、本
発明は、上下に向けた複数の止水矢板の下部が浮泥の下
の水底に打ち込まれて水底上が所定の領域に仕切られ、
前記水分の吸引は前記所定の領域の所定の範囲毎に行わ
れることを特徴とする。また、本発明は、前記シートが
水分の通過を不能とした材料で形成されていることを特
徴とする。
【0005】本発明では第1電極がプラス電極となり、
第2電極がマイナス電極となるように電圧を印加するこ
とで、電気浸透現象により第2電極に向かって浮泥中の
水分が移動する。そして、この第2電極に集められた水
分を吸引することで浮泥中の水分が抜き取られ、浮泥の
体積が減少し圧密化される。浮泥の圧密化の際、浮泥上
にシートが被されているので、浮泥が巻き上がり周辺水
域を濁すことがない。圧密化された浮泥は、シートを取
り去った後、再度水に接触するが、水による膨潤速度、
すなわち、水分を含んでその体積が膨張する速度は非常
に小さく、ある程度の長い期間(例えば、数か月単位、
或は、半年単位)水流によって巻き上がりにくく、ま
た、微生物による浮泥成分の分解も抑えられ、水質汚濁
や悪臭の原因となることが抑制される。
第2電極がマイナス電極となるように電圧を印加するこ
とで、電気浸透現象により第2電極に向かって浮泥中の
水分が移動する。そして、この第2電極に集められた水
分を吸引することで浮泥中の水分が抜き取られ、浮泥の
体積が減少し圧密化される。浮泥の圧密化の際、浮泥上
にシートが被されているので、浮泥が巻き上がり周辺水
域を濁すことがない。圧密化された浮泥は、シートを取
り去った後、再度水に接触するが、水による膨潤速度、
すなわち、水分を含んでその体積が膨張する速度は非常
に小さく、ある程度の長い期間(例えば、数か月単位、
或は、半年単位)水流によって巻き上がりにくく、ま
た、微生物による浮泥成分の分解も抑えられ、水質汚濁
や悪臭の原因となることが抑制される。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について説明
する。図1はネット、シート等を配置する場合の説明
図、図2は本発明に係る浮泥処理工法の説明図を示す。
2は湖沼、4は水底、6は浮泥、8は作業船を示し、ま
ず、浮泥6を処理すべき領域を囲むように、ほぼ鉛直に
向けたて複数の止水矢板12を、その下部を浮泥6の下
の水底4に打ち込み、水底4上を平面視矩形や円形の所
定の領域に仕切る。
する。図1はネット、シート等を配置する場合の説明
図、図2は本発明に係る浮泥処理工法の説明図を示す。
2は湖沼、4は水底、6は浮泥、8は作業船を示し、ま
ず、浮泥6を処理すべき領域を囲むように、ほぼ鉛直に
向けたて複数の止水矢板12を、その下部を浮泥6の下
の水底4に打ち込み、水底4上を平面視矩形や円形の所
定の領域に仕切る。
【0007】次に、止水矢板12により仕切られた領域
の所定の範囲の浮泥6上にネット13を被せ、その上に
シート14を被せる。ネット13は導電性を有してお
り、端子1302及びコード1304を介して作業船8
上の電源部15のプラス電極に接続され、本実施例では
ネット13が第1電極を兼ねている。シート14は浮泥
6の通過を不能とし、耐水性を有する材質のものであれ
ばよい。この場合、シート14として水分の通過を不能
とした材料を用いると、後述する浮泥6の圧密化がより
効率良くなされる。ネット13及びシート14を被せる
作業は潜水夫が潜水することで行なわれ、例えば、シー
ト14の外縁が止水矢板12の下部に取着される。この
場合、水よりも大きい比重のシート14を用いるとシー
ト14を被せる作業が簡単になされる。
の所定の範囲の浮泥6上にネット13を被せ、その上に
シート14を被せる。ネット13は導電性を有してお
り、端子1302及びコード1304を介して作業船8
上の電源部15のプラス電極に接続され、本実施例では
ネット13が第1電極を兼ねている。シート14は浮泥
6の通過を不能とし、耐水性を有する材質のものであれ
ばよい。この場合、シート14として水分の通過を不能
とした材料を用いると、後述する浮泥6の圧密化がより
効率良くなされる。ネット13及びシート14を被せる
作業は潜水夫が潜水することで行なわれ、例えば、シー
ト14の外縁が止水矢板12の下部に取着される。この
場合、水よりも大きい比重のシート14を用いるとシー
ト14を被せる作業が簡単になされる。
【0008】また、ネット13及びシート14の下方で
浮泥6の下方の水底4中にストレーナ20を埋設する。
ストレーナ20はバキュームホース18の先端に連結さ
れ、バキュームホース18は作業船8に搭載されたバキ
ュームポンプ16に連結されている。ストレーナ20は
導電性を有する部材から形成され、不図示のコードを介
して作業船8上の電源部15のマイナス電極に接続さ
れ、本実施例ではストレーナ20が第2電極を兼ねてい
る。ストレーナ20の配設は、潜水夫が潜水しストレー
ナ20をネット13及びシート14の下方に貫通させ、
ストレーナ20を浮泥6の下方の水底4中に、すなわち
浮泥6の下の比較的安定な堆積層中に埋設させることで
行なわれる。ストレーナ20は水分を通過させ、浮泥物
質の通過を不能としたもので、ストレーナ20は適宜交
換しながら使用する。この場合、例えば、シート14に
ストレーナ20を貫通させる箇所を予め決めておき、そ
の箇所に孔を形成しておく。そして、この孔に合致する
孔を有する弾性伸縮可能な円板状の材料を取着し、該材
料の孔及びシートの孔を貫通させることでストレーナ2
0をシート14に液密に貫通させれば、浮泥6中の水分
を効率良く吸引する上で望ましい。
浮泥6の下方の水底4中にストレーナ20を埋設する。
ストレーナ20はバキュームホース18の先端に連結さ
れ、バキュームホース18は作業船8に搭載されたバキ
ュームポンプ16に連結されている。ストレーナ20は
導電性を有する部材から形成され、不図示のコードを介
して作業船8上の電源部15のマイナス電極に接続さ
れ、本実施例ではストレーナ20が第2電極を兼ねてい
る。ストレーナ20の配設は、潜水夫が潜水しストレー
ナ20をネット13及びシート14の下方に貫通させ、
ストレーナ20を浮泥6の下方の水底4中に、すなわち
浮泥6の下の比較的安定な堆積層中に埋設させることで
行なわれる。ストレーナ20は水分を通過させ、浮泥物
質の通過を不能としたもので、ストレーナ20は適宜交
換しながら使用する。この場合、例えば、シート14に
ストレーナ20を貫通させる箇所を予め決めておき、そ
の箇所に孔を形成しておく。そして、この孔に合致する
孔を有する弾性伸縮可能な円板状の材料を取着し、該材
料の孔及びシートの孔を貫通させることでストレーナ2
0をシート14に液密に貫通させれば、浮泥6中の水分
を効率良く吸引する上で望ましい。
【0009】このようにネット13、シート14、スト
レーナ20を配置したならば、前記第1電極がプラス電
極となり前記第2電極がマイナス電極となるようにそれ
らの電極間に電圧を印加し、プラス電極からマイナス電
極に電流を流す。これにより、この時の電気浸透現象に
よって浮泥6中の水分は前記第2電極の近傍に、すなわ
ちストレーナ20の近傍に移動する。そして、バキュー
ムポンプ16を駆動することでストレーナ20から水分
が吸引され、浮泥6は圧密化される。ストレーナ20に
よる水分の吸引時、浮泥6上にシート14が被せられて
いるので、浮泥6が巻き上がり、周辺水域を濁すことは
ない。浮泥6の圧密状態は、例えば、第1電極と第2電
極を流れる電流を測定し、その測定値に基づいて検知す
ることも可能である。浮泥6は、一般に、浮泥物質自体
が水分を含んで膨潤した状態で堆積され、また、浮泥物
質間に水分が保持されて膨潤した状態で堆積されている
が、ここで、浮泥6の圧密化とは、これらの水分を抜き
取り、浮泥6の体積を減少させることをいう。抜き取っ
た水分は、船上において水質を分析し、浄化する必要が
ある場合には浄化した後、湖沼2に放流し、浄化する必
要がない場合には、そのまま湖沼2に放流する。
レーナ20を配置したならば、前記第1電極がプラス電
極となり前記第2電極がマイナス電極となるようにそれ
らの電極間に電圧を印加し、プラス電極からマイナス電
極に電流を流す。これにより、この時の電気浸透現象に
よって浮泥6中の水分は前記第2電極の近傍に、すなわ
ちストレーナ20の近傍に移動する。そして、バキュー
ムポンプ16を駆動することでストレーナ20から水分
が吸引され、浮泥6は圧密化される。ストレーナ20に
よる水分の吸引時、浮泥6上にシート14が被せられて
いるので、浮泥6が巻き上がり、周辺水域を濁すことは
ない。浮泥6の圧密状態は、例えば、第1電極と第2電
極を流れる電流を測定し、その測定値に基づいて検知す
ることも可能である。浮泥6は、一般に、浮泥物質自体
が水分を含んで膨潤した状態で堆積され、また、浮泥物
質間に水分が保持されて膨潤した状態で堆積されている
が、ここで、浮泥6の圧密化とは、これらの水分を抜き
取り、浮泥6の体積を減少させることをいう。抜き取っ
た水分は、船上において水質を分析し、浄化する必要が
ある場合には浄化した後、湖沼2に放流し、浄化する必
要がない場合には、そのまま湖沼2に放流する。
【0010】そして、所定の範囲における浮泥6の水分
を吸引し、浮泥6を圧密化したのち、他の範囲において
浮泥6の圧密化作業を行ない、このようにして止水矢板
12により仕切られた領域全体において浮泥6の圧密化
を行なう。止水矢板12により仕切られた領域全体にお
いて浮泥6の圧密化が終了したならば、再度、止水矢板
12により新たな領域を仕切り、上記と同様に所定の領
域毎に浮泥6の圧密化を行なっていく。
を吸引し、浮泥6を圧密化したのち、他の範囲において
浮泥6の圧密化作業を行ない、このようにして止水矢板
12により仕切られた領域全体において浮泥6の圧密化
を行なう。止水矢板12により仕切られた領域全体にお
いて浮泥6の圧密化が終了したならば、再度、止水矢板
12により新たな領域を仕切り、上記と同様に所定の領
域毎に浮泥6の圧密化を行なっていく。
【0011】圧密化された浮泥6は、ネット13及びシ
ート14を取り去った後、再度水に接触するが、水によ
る膨潤速度、すなわち、水分を含んでその体積が膨張す
る速度は非常に小さく、ある程度の長い期間(例えば、
数か月単位、或は、半年単位)水流によって巻き上がり
にくく、また、微生物による浮泥6成分の分解も抑えら
れ、水質汚濁や悪臭の原因となることが抑えられる。
ート14を取り去った後、再度水に接触するが、水によ
る膨潤速度、すなわち、水分を含んでその体積が膨張す
る速度は非常に小さく、ある程度の長い期間(例えば、
数か月単位、或は、半年単位)水流によって巻き上がり
にくく、また、微生物による浮泥6成分の分解も抑えら
れ、水質汚濁や悪臭の原因となることが抑えられる。
【0012】従って、本実施例によれば、浮泥6をその
まま水底4上に存置した状態で、水質汚濁や悪臭の発生
を抑制することができる。また、浮泥6上にシート14
が被せられているので、浮泥6を圧密化する作業の間、
浮泥6が巻き上がり、周辺水域を濁す不具合も生じな
い。そして、浮泥6をそのまま水底4上に存置した状態
で水質汚濁や悪臭の発生を抑制することができることか
ら、従来のように、廃棄物処理場を確保したり、また、
建築資材原料等の利用先を決定する等の煩わしい手続き
を省略し、浮泥6の処理のみを簡単に迅速に行なうこと
が可能となる。
まま水底4上に存置した状態で、水質汚濁や悪臭の発生
を抑制することができる。また、浮泥6上にシート14
が被せられているので、浮泥6を圧密化する作業の間、
浮泥6が巻き上がり、周辺水域を濁す不具合も生じな
い。そして、浮泥6をそのまま水底4上に存置した状態
で水質汚濁や悪臭の発生を抑制することができることか
ら、従来のように、廃棄物処理場を確保したり、また、
建築資材原料等の利用先を決定する等の煩わしい手続き
を省略し、浮泥6の処理のみを簡単に迅速に行なうこと
が可能となる。
【0013】なお、実施例では、作業船8上に電源部1
5やバキュームポンプ16を配置した場合について説明
したが、電源部15やバキュームポンプ16は陸上に配
置するようにしてもよい。また、第1電極や第2電極の
形態や配置箇所は実施例の構造に限定されず、任意であ
る。
5やバキュームポンプ16を配置した場合について説明
したが、電源部15やバキュームポンプ16は陸上に配
置するようにしてもよい。また、第1電極や第2電極の
形態や配置箇所は実施例の構造に限定されず、任意であ
る。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
湖沼や海洋などの水底上に堆積する浮泥を処理する工法
であって、浮泥上に浮泥の通過を不能としたシートを被
せ、前記シートの下方の浮泥表面または表面近傍に第1
電極を配設し、前記シートの下方で、かつ、浮泥の下層
部分または浮泥の下方の水底中に第2電極を配設し、前
記第1電極がプラス電極となり前記第2電極がマイナス
電極となるようにそれらの電極間に電圧を印加し、その
電圧による電気浸透現象によって前記浮泥中の水分を前
記第2電極の近傍に移動させ、前記第2電極近傍におい
て水分を吸引しこれによりシートの下方の浮泥を圧密化
するようにした。そのため陸上の処分地や最終埋め立て
地、有効利用先を不要とし、かつ、周辺水域を濁すこと
なく浮泥を処理することが可能となる。
湖沼や海洋などの水底上に堆積する浮泥を処理する工法
であって、浮泥上に浮泥の通過を不能としたシートを被
せ、前記シートの下方の浮泥表面または表面近傍に第1
電極を配設し、前記シートの下方で、かつ、浮泥の下層
部分または浮泥の下方の水底中に第2電極を配設し、前
記第1電極がプラス電極となり前記第2電極がマイナス
電極となるようにそれらの電極間に電圧を印加し、その
電圧による電気浸透現象によって前記浮泥中の水分を前
記第2電極の近傍に移動させ、前記第2電極近傍におい
て水分を吸引しこれによりシートの下方の浮泥を圧密化
するようにした。そのため陸上の処分地や最終埋め立て
地、有効利用先を不要とし、かつ、周辺水域を濁すこと
なく浮泥を処理することが可能となる。
【図1】ネット、シート等を配置する場合の説明図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る浮泥処理工法の説明図である。
2 湖沼 4 水底 6 浮泥 8 作業船 12 止水矢板 13 ネット 14 シート 16 バキュームポンプ 18 バキュームホース 20 ストレーナ
Claims (6)
- 【請求項1】 湖沼や海洋などの水底上に堆積する浮泥
を処理する工法であって、 浮泥上に浮泥の通過を不能としたシートを被せ、 前記シートの下方の浮泥表面または表面近傍に第1電極
を配設し、 前記シートの下方で、かつ、浮泥の下層部分または浮泥
の下方の水底中に第2電極を配設し、 前記第1電極がプラス電極となり前記第2電極がマイナ
ス電極となるようにそれらの電極間に電圧を印加し、そ
の電圧による電気浸透現象によって前記浮泥中の水分を
前記第2電極の近傍に移動させ、 前記第2電極近傍において水分を吸引しこれによりシー
トの下方の浮泥を圧密化するようにした、 ことを特徴とする浮泥処理工法。 - 【請求項2】 シートの下方で浮泥の表面には導電性ネ
ットが配設され、前記第1電極は前記導電性ネットによ
り構成される請求項1記載の浮泥処理工法。 - 【請求項3】 シートの下方の浮泥中の水分の吸引は、
前記浮泥上の水面上に浮かぶ作業船上に配置されたポン
プと、ポンプに接続され水底に延設されたホースと、ホ
ースの先端に取着され前記シートを下方に貫通して水底
中に埋設され水分の通過を可能とし浮泥の通過を不能と
するストレーナにより行われる請求項1記載の浮泥処理
工法。 - 【請求項4】 前記ストレーナは前記第2電極を兼ねる
請求項3記載の浮泥処理工法。 - 【請求項5】 上下に向けた複数の止水矢板の下部が浮
泥の下の水底に打ち込まれて水底上が所定の領域に仕切
られ、前記水分の吸引は前記所定の領域の所定の範囲毎
に行われる請求項1記載の浮泥処理工法。 - 【請求項6】 前記シートは水分の通過を不能とした材
料で形成されている請求項1記載の浮泥処理工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2611897A JPH10204845A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 浮泥処理工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2611897A JPH10204845A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 浮泥処理工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10204845A true JPH10204845A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=12184668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2611897A Pending JPH10204845A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 浮泥処理工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10204845A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013137122A1 (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-19 | 鹿島建設株式会社 | 水底土壌の微生物反応制御方法及びシステム |
-
1997
- 1997-01-24 JP JP2611897A patent/JPH10204845A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013137122A1 (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-19 | 鹿島建設株式会社 | 水底土壌の微生物反応制御方法及びシステム |
| JP2013188727A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-26 | Kajima Corp | 水底土壌の微生物反応制御方法及びシステム |
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