JPH10204930A - パワー機械 - Google Patents

パワー機械

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JPH10204930A
JPH10204930A JP9334448A JP33444897A JPH10204930A JP H10204930 A JPH10204930 A JP H10204930A JP 9334448 A JP9334448 A JP 9334448A JP 33444897 A JP33444897 A JP 33444897A JP H10204930 A JPH10204930 A JP H10204930A
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JP
Japan
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valve
pump
hydraulic fluid
boom
traction
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JP9334448A
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English (en)
Inventor
Gerald J Duppong
ジェラルド・ジェイ・デュポン
Knute K Brock
ヌート・ケイ・ブロック
Thomas M Sagaser
トーマス・エム・サゲイサー
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Doosan Bobcat North America Inc
Original Assignee
Clark Equipment Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームと、アーム及びツールの少なくとも1
つとを当時に且つパワー機械の走行中に作動させること
を可能にする弁の群を有する液圧動力回路を含む、パワ
ー機械を提供すること。 【解決手段】 パワー機械は、該機械を走行させる一対
の牽引モータ114、116を備えている。また、該パ
ワー機械は、ブーム52と、アーム64と、ツール(バ
ケットのような)76とを更に備えている。該パワー機
械は、ブームと、アーム及びツールの少なくとも一方と
を同時に作動させることを可能にする弁の群120を有
する液圧動力回路を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワー機械に関す
る。より具体的には、本発明は、多数の機能を果たすパ
ワー機械内における弁の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】ミニ掘削機は現在、広く使用されてい
る。かかる掘削機は、典型的に、一対の軌道組立体によ
り支持された基部分を有している。液圧モータによって
これらの軌道組立体は作動される。
【0003】この基部分は、典型的に、ハウス、即ち、
運転者の支持部分を支えている。このハウスは、基部分
に対して回転可能である。回転は、液圧旋回モータによ
り作動される。また、ミニ掘削機は、その他の機能を多
数、有している。例えば、典型的にハウスにブームが接
続されている。液圧シリンダのような動力アクチュエー
タがブームに接続されて、垂直面内に略配置された円弧
の周りでハウスに対してブームを回動させる。また、こ
のブームは、略水平面内にても回動可能である。この型
式の回動動作は、ハウス及びブームに接続された液圧ア
クチュエータ(オフセットシリンダと称する)を使用し
て行われる。
【0004】アームがブームの末端に接続され且つ液圧
シリンダを使用してブームに対して典型的に回動可能で
ある。一般に、アームの端部に1つのツールが接続さ
れ、同様に、液圧シリンダを使用して操作される。かか
るツールは、典型的に、アームに回動可能に接続された
バケットとすることができる。
【0005】また、一般に基部分にブレードが取り付け
られている。このブレードは、液圧シリンダを作動させ
ることによって昇降させることができる。また、補助的
機能のようなその他の機能も一般的なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ミニ掘削機には液圧機
能を多数、設けることができるが、典型的に、ミニ掘削
機によって為される主要な機能として4つの機能があ
る。その第一のものは、バケット(又はツール)を作動
させる機能であり、その第二の機能は、アームを作動さ
せる機能、第三の機能は、ブームを作動させる機能、第
四の機能は、旋回モータを作動させる機能である。
【0007】従来の掘削機においては、これらの4つの
液圧機能を制御する弁は、互いに並列に配置されてい
る。この並列な配置のため、任意の機能を同時に作動さ
せたとき、その機能は、略全ての液圧流体の流れから得
られる圧力の内、最小の圧力を必要とする。このため、
バケットが泥で一杯になった後、ブームを穴から持ち上
げて出し、運転室(又はハウス)を回転させるといった
2つの機能を同時に作動させるならば、こうした機能の
一つが作動している間に、その機能の内、より高圧によ
る機能は、実質的に停止している。
【0008】また、従来の掘削機の場合、ミニ掘削機に
よって行われた2つの機能は、その他の機能と比べて長
く時間がかかる傾向となることも分かっている。この時
間がかかる機能の1つは、特に、バケットが泥又は別の
重い物で一杯になったとき、ブームを持ち上げることで
ある。このブームシリンダは、全体として極めて大型の
シリンダであり、作動させるためには、極めて多量の液
圧流体を必要とする。ブームを持ち上げる液圧アクチュ
エータに対して十分な液圧流を提供するためには、相当
な時間がかかる。
【0009】時間のかかるもう1つの機能は、掘削機を
走行させる機能である。また、掘削機を動かすために、
牽引モータに供給される液圧力は、その他の機能を果た
し得るように液圧回路内で提供される動力から実質的に
独立していなければならないというのが従来の考えであ
った。換言すれば、他の機能への液圧流体を提供する回
路から実質的に独立した、それ自体の液圧回路内にて牽
引モータの液圧流体を提供することが有利であると考え
られていた。
【0010】また、従来の掘削機は、多走行速度の形態
とされている。しかしながら、従来の装置は、極めて高
価な二重変位牽引モータを設けることでこの多速度機能
を持たせていた。かかるモータは、異なる出力速度を提
供するが、トルクは小さい。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のパワー機械は、
該パワー機械を走行させる一対の牽引モータを備えてい
る。また、このパワー機械は、ブームと、アームと、
(バケットのような)ツールとを備えている。このパワ
ー機械は、ブームと、アーム及びツールの少なくとも1
つとを当時に且つパワー機械の走行中に作動させること
を可能にする弁の群を有する液圧動力回路を含んでい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるミニ掘削機
10の側面図である。このミニ掘削機10は、基部分1
2と、運転者の支持部分(又はハウス)14と、ディッ
パー組立体16とを備えている。基部分12は、フレー
ム(図示せず)と、一対の軌道18とを備えている。図
1には、1つの軌道18しか図示されていないが、ミニ
掘削機10の反対側には、同一で且つ対向状態にある第
二の軌道18が配置されていることが理解されよう。
【0013】軌道18は、一対のハブ20の周りで回転
可能である。ハブ20の少なくとも一方は、液圧モータ
(図3及び図4に図示)によって駆動される。好適な実
施の形態において、軌道18の各々は、別個の液圧走行
モータによって駆動されて走行する。これらの走行モー
タの制御は、運転者がハウス14内の適当な制御装置を
操作することにより行われる。
【0014】また、基部分12は、該基部分12のフレ
ームに回動可能に接続されたブレード22も備えてい
る。また、ブレード22が回動点26にて液圧シリンダ
24に回動可能に接続されている。液圧シリンダ24が
回動点28にて基部分12のフレームに回動可能に接続
されている。液圧シリンダ24には、本明細書にて以下
により詳細に説明する液圧回路から加圧された液圧流体
が選択的に提供される。適当な制御装置を操作すること
により、運転者は、液圧シリンダ24を選択的に退縮さ
せ且つ延伸させることにより、ブレード22の昇降を行
うことができる。
【0015】運転者の支持部分14は、自在継手31に
より基部分12のフレームに回転可能に接続された運転
室30を有している。該運転室30は、典型的に、エン
ジン室32と、運転者を支えるシート34と、ミニ掘削
機10を制御する複数の手動の制御装置とを備えてい
る。好適な実施の形態において、これらの手動の制御装
置は、一対の舵取りレバー36、38と、多数の操縦桿
40とを備えている。
【0016】運転者が舵取りレバー36、38を操作し
てミニ掘削機10の舵を取る。例えば、レバー36を前
方に押せば、レバー36と協働する液圧モータが対応す
る軌道18を前方向に駆動する。レバー36を手前に引
けば、レバー36と協働する液圧モータは、対応する軌
道18を逆方向に駆動する。このことは、レバー38及
びその協働する液圧モータについても当て嵌まる。運転
者は、操縦桿40を使用して、ミニ掘削機10における
その他の液圧アクチュエータを制御することが好まし
い。
【0017】ディッパー組立体16は、継手42にて運
転者の支持部分14に回動可能に接続されている。該デ
ィッパー組立体16は、運転者の支持部分14の上に取
り付けられた対応するブラケット46に回動可能に取り
付けられたブラケット44を備えている。該ブラケット
44は、参照番号48で表示した軸線の周りで且つ円弧
50で表示した略方向に向けて回動するように回動可能
に取り付けられている。円弧50は、軸線48の周りで
図1に対して出入りする回動動作を表示することが理解
されよう。オフセットシリンダ47が運転者の支持部分
14に取り付けられ、また、該シリンダは回動点49に
てブラケット44に可動可能に取り付けられている。運
転者がオフセットシリンダ47の延伸及び縮退を制御す
るに伴い、ディッパー組立体16は、軸線48の周りで
円弧50を通じて回動し、図1にて出入りするように制
御される。
【0018】また、ディッパー組立体16は、ブーム5
2も備えている。該ブーム52は、回動点54にてブラ
ケット44に回動可能に接続されている。また、ブーム
52は、回動点58にて液圧シリンダ56に可動可能に
接続されている。一方、液圧シリンダ56は、回動点6
0にてブラケット44に回動可能に接続されている。こ
のように、運転者が液圧シリンダ56の延伸及び縮退を
制御するに伴い、ブーム52は、全体として垂直面によ
り画成された円弧62に沿って昇降される。
【0019】また、ディッパー組立体16は、回動点6
6にてブーム52に回動可能に接続されたアーム64を
備えている。該アーム64は、また、回動点70にて液
圧シリンダ68に回動可能に接続されている。一方、液
圧シリンダ68は、回動点72にてブーム52に回動可
能に接続されている。このように、運転者が液圧シリン
ダ68の延伸及び縮退を制御するに伴い、アーム64は
円弧74に沿って且つ略回動点66の周りでブーム52
に対して回動する。
【0020】また、ミニ掘削機10は、アーム64の末
端に接続された、バケット76のようなツールを備えて
いる。該バケット76は、回動点78にてアーム64に
回動可能に接続されている。また、該バケット76は、
回動点82にて取り付けブラケット80に回動可能に接
続されている。一方、該取り付けブラケット80は、回
動点84にてアーム64に回動可能に接続されている。
また、液圧シリンダ83は、回動点86にてアーム64
に、及び回動点88にて取り付けブラケット80に回動
可能に接続されている。このように、運転者が液圧シリ
ンダ83の延伸及び縮退を制御するに伴い、バケット7
6は、回動点78の周りで略円弧90に沿って回動す
る。
【0021】ミニ掘削機10内の特定の液圧モータ、又
は液圧アクチュエータの一部を作動させるためには、そ
の作動される特定の液圧モータ又は液圧アクチュエータ
に依存して、それらの液圧圧力を他のものよりも大きく
し、又は小さくしなければならないことが理解されよ
う。例えば、液圧シリンダ56を延伸させ且つブーム5
2を上昇させるべく液圧シリンダ56を作動させるため
には、高圧が必要とされ、このことは、バケット76が
泥又は別の重い物で完全に一杯になったとき、ブーム5
2がバケット76を穴から外に持ち上げる場合に特に、
そうである。一方、ディッパー組立体16を軸線48の
周りで回動させるべくオフセットシリンダ47を作動さ
せるためには、バケット76が一杯の場合であっても、
僅かな程度の圧力があればよい。勿論、運転者の支持部
分も旋回させる場合には、特定の慣性力成分に打ち勝つ
ことも必要であるため、オフセットシリンダ47は高圧
を必要とする。
【0022】図2Aには、従来のミニ掘削機の液圧回路
(簡略化したブロック線図の形態)の一部が図示されて
いる。図2Aには、液圧流体の供給回路94に接続され
た弁の群92が図示されている。該液圧流体の供給回路
94は、極めて簡略化した形態にて図示されており、ポ
ンプ96と、タンク又はリザーバ98とを備えている。
弁の群92は、逃がし弁100と、複数の液圧アクチュ
エータ弁102、104、106、108とを含む。弁
102は、運転者の支持部分14を基部分12の周りで
回転させる旋回モータへの液圧流体の流れを制御する旋
回弁である。弁104は、ブレード22を操作すべく液
圧シリンダ24への液圧流体の流れを制御するブレード
弁である。弁106は、バケット76の位置を操作すべ
く液圧シリンダ83への液圧流体の流れを制御するバケ
ット弁である。液圧弁108は、軸線48の周りのディ
ッパー組立体16の位置を制御すべく液圧シリンダ47
への液圧流体の流れを制御するオフセット弁である。逃
がし弁100は、弁102乃至108の入力側の圧力が
閾値圧力(典型的に、2500psi)を超えたとき、
圧力液圧流体をポンプ96からタンク98に排出し得る
形態とされている。
【0023】弁102乃至108の各々は、ポンプ96
から加圧された液圧流体を受け取る出口ポート110
と、タンク98に液圧流体の戻りを提供し得るように接
続された入力ポート112とを備えている。典型的な従
来のミニ掘削機において、弁の群92は、弁102乃至
108が互いに並列に接続されるような形態とされてい
た。換言すれば、弁102乃至108の全ては、共通の
チャンバにより互いに且つポンプ96からの入力管に接
続している。同様に、これらの弁は全て、共通のチャン
バにより互いに且つタンク98に接続された出口管に接
続している。このため、弁102乃至108の何れかに
より制御された液圧機能の2つが同時に要求され、これ
らの弁内のスプールが中立位置から作用位置(液圧流体
が出口ポート110を通じてポンプ96から提供される
位置)に動く場合、加圧された液圧流体を実際に受け取
る液圧アクチュエータの機能は、その同時に要求される
2つの機能に必要とされる圧力に依存することになる。
上述したように、並列の弁の形態において、最低圧力の
機能は、典型的に、ポンプ96からの液圧流体の略全て
を受け取るが、より高圧の機能が受け取る液圧流体の流
れは、典型的に、多少あるにしても、極く少量である。
このため、旋回弁102がオフセット弁108と共に作
動される実施例において、該旋回モータは、略全ての液
圧流体の流れを受け取り、オフセットアクチュエータ4
7が受け取る液圧流体の流れは実質上、零である。その
理由は、旋回モータ及びオフセットシリンダが同時に動
くとき、慣性力成分がオフセットシリンダの動きに抵抗
する作用を果たし、運転者の支持部分14を基部分12
に対して回転させるのに必要な圧力の程度は、ディッパ
ー組立体16を軸線48の周りで回動させるのに必要な
圧力の程度よりも著しく低くなるからである。
【0024】このことは、運転者の支持部分14が所望
の位置まで回転して、運転者が再度、旋回弁102を中
立位置に動かし得るようになる迄、運転者がディッパー
組立体16を回動させるのを阻止する効果がある。更
に、運転者がディッパー組立体16を回動させ、次に、
同時に、旋回弁102を作動させるならば、ディッパー
組立体16の回転は停止し、運転者の支持部分14は、
その所望の位置まで回転される。この状態が生じ、旋回
弁102が再度、中立位置に戻った後に初めて、オフセ
ットシリンダは、加圧された液圧流体を再度、受け取
り、ディッパー組立体16の回転を続ける。
【0025】図2Bには、本発明による弁の群114が
簡略化したブロック線図の形態にて図示されている。弁
の群114は、弁の群92と同一の構成要素を略全て保
持しており、これらの構成要素は、同様の参照番号で表
示してある。しかしながら、これらの構成要素は、弁の
群114内で弁の群92と異なる形態とされている。具
体的には、弁の群114は、互いに並列に接続された弁
104、106、108を有する一方、旋回弁102
は、弁104、106、108の並列な組み合わせ体と
直列に接続されている。また、逃がし弁100は、弁1
02の下流に動かされる。
【0026】図3に関して更に詳細に説明する旋回モー
タは、液圧シリンダではなくて液圧モータであるから、
弁102を通じて旋回モータに提供される液圧流体は、
該旋回モータを通じて潤滑し且つ弁102に戻される。
このため、弁102を通じて旋回モータに導入された、
加圧した全ての液圧流体は弁102に戻されて、弁10
4乃至108の残りの弁まで下流に提供される。弁10
4、106、108は互いに並列に接続されているた
め、弁102の入口ポート112をタンク98に直接配
管せずに、入口ポート112が弁104、106、10
8の出口ポート110に提供されている。
【0027】このことの効果は、運転者が弁104、1
06又は108により制御されるその他の液圧の任意の
1つと共に、弁102により制御される旋回機能を行う
ことができるようにする点にある。例えば、運転者が運
転者の支持部分14を旋回させるならば、旋回モータに
提供される液圧流体の全ては、弁の群114に戻されて
且つ弁104、106、108の並列な組み合わせ体に
提供される。このため、加圧された液圧流体を利用し
て、これらの下流の弁により行われる液圧機能の任意の
ものを実施することができる。同様に、運転者が弁10
4、106、108により制御される任意のシリンダに
シリンダを作動させ、次に、運転者の支持部分14を旋
回させようとするならば、運転者は、その旋回操作、又
はその前に行われたその他の液圧作動の何れも実質上妨
害することなく、操作可能である。
【0028】好適な実施の形態において、旋回モータ1
18には、それ自体のクロスポート逃がし弁が設けられ
ている。このため、逃がし弁100は、液圧動力回路内
の逃がし装置の完全さを損なうことなく、旋回弁102
の下流にて動かすことができる。液圧旋回モータ内のク
ロスポート逃がし弁が作動される場合であっても、加圧
された液圧流体は、液圧旋回モータの低圧側に導入され
るだけであり、その液圧流体は弁102に戻されて且つ
弁104乃至108の残りの弁まで下流に供給される。
【0029】弁102、104、106、108は、図
2Bにおいて、旋回モータ、ブレードシリンダ、バケッ
トシリンダ及びオフセットシリンダを制御する制御弁と
して図示されている一方、これらの弁は、ミニ掘削機1
0における適当な又は所望の任意の液圧機能を制御し得
るように割り当てることも可能であることを理解すべき
である。
【0030】図3は、本発明による液圧動力回路のより
詳細な概略図的な線図である。図3に図示した動力回路
は、右側の液圧走行モータ114と、左側の液圧走行モ
ータ116と、旋回モータ118とを含む。図3には、
ブレードシリンダ24と、ブームオフセットシリンダ4
7と、ブームシリンダ56と、アームシリンダ68と、
バケットシリンダ83とが図示されており、これらの要
素は、図1に図示したものと同様の参照番号で表示され
ている。逃がし弁100、旋回弁102、ブレード弁1
04、バケット弁106及びブームオフセット弁108
も図示されており、これらは、図2Bに図示した要素と
同様の参照番号で表示してある。しかしながら、図3に
おいて、弁100、102、104、106、108
は、僅かに異なる形態とされている。図3に図示した実
施の形態において、弁100、102、104、108
は、本明細書の後でより詳細に説明するアームシリンダ
68及びブースト弁124を制御するために利用される
アーム弁122と共に、弁の群120内にある。
【0031】第二の弁の群126は、バケット弁106
と、ブームシリンダ56を制御するために使用されるブ
ーム弁128と、右側の走行モータ114を制御するた
めに使用される右側の走行弁130と、左側の走行モー
タ116を制御するために使用される左側の走行弁13
2と、弁134に接続可能な任意の数の補助的な構成要
素の1つを制御するために使用される補助弁134とを
備えている。図3に図示した全ての弁は中立位置に図示
されているが、A又はB位置として図示した2つの作用
位置の何れかに可動である。
【0032】図3において、ポンプ96は、3つの流体
供給管に沿って弁の群120、126に接続された3つ
の液圧流体ポンプから実際に形成されている。また、図
3には、操縦桿40A、40Bとして図示した運転者の
入力装置も図示されている。操縦桿40Aは、シート3
4の右側に配置された右側操縦桿である一方、操縦桿4
0Bは、シート34の左側に配置された左側操縦桿であ
ることが好ましい。操縦桿40Aは、その位置に基づい
て作動し、バケット弁106及びアーム122にパイロ
ット圧力を提供する。操縦桿40Bは、その位置に依存
して作動し、ブーム弁128及び旋回弁102にパイロ
ット圧力を提供する。また、減圧弁機構136がポンプ
96に接続されている。該減圧弁機構136はポンプ9
6により提供された液圧流体の圧力を低下させて、その
圧力を操縦桿40A、40Bに提供する。この減圧は、
操縦桿40A、40Bにより作動される各種の弁を作動
させるのに必要とされる適当なパイロット圧力まで圧力
を降下させるのに必要とされる。また、タンク98は、
協働するフィルタと、バイパス機構138とを備えてお
り、該バイパス機構は、流体フィルタと、高圧バイパス
管とを含んでいる。また、タンク98は、協働する液圧
流体冷却器140を備えている。
【0033】好適な実施の形態において、旋回モータ1
18を制御する旋回弁102は、ブレード弁104、ブ
ームオフセット弁108、アーム弁122及びブースト
弁124の並列の組み合わせ体と直列に接続されてい
る。このため、旋回弁102が図3に図示した中立位置
にあるとき、ポンプ96により提供される加圧した液圧
流体は、簡単に弁102を通って弁104、108、1
22、124の並列の組み合わせ体に流れる。しかしな
がら、運転者が操縦桿40Bを操作して、旋回モータを
作動させ、弁102が位置A又は位置Bの何れかに動く
ようにしたとき、弁102を通じて旋回モータ118に
加圧された液圧流体が提供され、運転者の支持部分14
を基部分12に対して回転させる。この回転方向は、弁
102が位置A又は位置Bの何れかにあるかに依存す
る。
【0034】その何れの場合でも、旋回モータ118に
提供された加圧した液圧流体は、モータ118を潤滑し
た後、弁102に戻される。次に、この加圧した液圧流
体は、弁102を通って弁104、108、122、1
24の並列な組み合わせ体に流れる。このため、弁10
2に提供される加圧した液圧流体の全ては、旋回モータ
118に導入されるかどうかを問わずに、弁104、1
08、122、124の並列な組み合わせ体にて利用可
能となり、これらの弁と協働する任意のシリンダを作動
させることができる。
【0035】このことは、ブレードシリンダ24、ブー
ムオフセットシリンダ47又はアームシリンダ68を作
動させつつ、運転者が運転者室14を旋回させ得ること
を意味する。これらシリンダの任意のものが作動された
とき、加圧した液圧流体は適当なシリンダに提供され、
液圧流体は、そのシリンダの反対側から除去されてタン
ク98に導入される。
【0036】また、図3には、弁の群120に対して使
用された技術と同様の技術が弁の群126にも使用され
ることも示されている。換言すれば、ポンプ96により
提供される加圧した液圧流体は、液圧走行モータ11
4、116を制御する弁に最初に提供される。このた
め、液圧流体がモータ114又は116を通って流れた
後、その流体は適当な弁130、132に戻され、その
弁の下流にある液圧制御弁にて利用可能となる。換言す
れば、弁130から右側の走行モータ114に提供され
た液圧流体は、モータ114を循環した後、弁130に
戻され、また、ブーム弁128にて利用可能となり、右
側の走行モータ114も動いている間に、ブームシリン
ダ56を作動させることが可能となる。同様に、右側の
走行弁132を通じて左側の走行モータ116に提供さ
れた加圧した液圧流体は、モータ116を通って循環し
た後、弁132に戻され、従って、左側走行弁132の
下流の位置に配置された弁106、134にて利用可能
となる。このため、バケットシリンダ83、又は補助弁
134に接続された補助装置もまた、左側走行モータ1
16が回転している間であっても作動可能となる。
【0037】弁の群120、126の何れか一方又はそ
の双方を本発明に従って配置することにより、3つのポ
ンプしか使用しない場合であっても、少なくとも4つの
機能を同時に果たすことが可能となる。このことは、別
のポンプ96を追加し且つ配管するときの顕著な機器コ
ストを伴うことなく、ミニ掘削機10をより効率的に作
動させることを可能にする。更に、旋回モータ118、
走行モータ114、116に既に見られるクロスポート
の逃がし弁を使用することにより、本発明は、何ら追加
的な機器を実質的に使用せずに具体化が可能である。更
に、クロスポート逃がし弁が作動されるか否かも問題と
ならない。それでも、過剰圧力の液圧流体は、液圧モー
タの下流の位置に配置された残りの弁に送られる。
【0038】また、弁の群120は、動力の増大機能及
び倍力機能も備えている。液圧シリンダ104、108
又は122の何れも作動されない場合、又は、これらの
弁の何れかが作動しているが、過剰な液圧流体の流れが
利用可能である場合、その液圧流体の流れはブースト弁
124に流れる。その中立位置に止まるようにブースト
弁124を制御した場合、ブースト弁124に達する全
ての液圧流体は、補助弁134及びバケット弁106に
導びかれる。このことは、2つのポンプからの出力を補
助弁134及びバケット弁106に作用可能な形態にす
る。このことは、従来のミニ掘削機と異なり、補助装置
が略常時、作動可能であることを可能にする。
【0039】更に、運転者がブースト弁124を位置A
にすべく操縦桿40Aを操作すると、ブースト弁124
に達する全ての余剰な液圧流体は、ブームシリンダ56
の基部の端部に提供される。このため、この液圧流体の
流れはブームシリンダ56が延伸してブーム52を持ち
上げるのを助けるべく提供される。ブームシリンダ56
は比較的大きいシリンダであるため、ブーム52を持ち
上げるためには、極めて多量のオイルをシリンダ56に
供給しなければならない。これは、かなり時間のかかる
過程となる。このため、本発明によるブースト弁124
は、持ち上げ操作の速度を速めるため、更なる液圧流体
をブームシリンダ56の基部に提供する。
【0040】また、運転者がブースト弁124を位置B
まで動かした場合、弁124に達する全ての余剰な液圧
流体は、それぞれ弁132、130を通じて左側及び右
側の走行モータに導かれる。ブースト弁124から左側
及び右側の走行モータに導かれる液圧流体は、単に、一
対の逆止弁125、127を通じて提供される。このた
め、ブースト弁114に達する余剰な液圧流体は、ミニ
掘削機10の走行速度を速めるため、走行モータ11
4、116にて利用可能となる。
【0041】このように、ブースト弁124は2つの位
置の間にて作動されて、2つの液圧機能の一方の作用を
増幅させる余剰な液圧流体を提供することができる。1
つの弁のみを使用して2つの液圧機能の一方を増幅させ
るため、ブースト弁124は極めて多数の余分な機器を
必要とせずに、ミニ掘削機10の効率を高める効果的な
方法を提供する。
【0042】ブースト弁124を具体化するもう一つの
特徴は、流体を計測して分割する機能を高めることであ
る。典型的に、弁スプールを行程動作させる2つの方法
がある。その第一の方法は、弁から突き出るタングをケ
ーブル又はその他の機械的な連結機構により機械的に押
し又は引っ張ることである。この型式のスプールは、手
動操作型弁スプールと称される。第二の方法は、低圧の
液圧管(パイロット圧力)を接続してスプールを液圧的
に行程動作させることである。これは、液圧作動型スプ
ールと称される。図3に図示した実施の形態において、
弁スプールは減圧弁136から操縦桿40A、40Bを
通じて送られる低圧のパイロット圧力を使用して液圧的
に作動される。好適な実施の形態において、ブースト弁
124は、ブースト弁スプールを作動させるパイロット
圧力と異なる所定のパイロット圧力にて作動し、所望の
機能を果たし得るように調節される。
【0043】例えば、力が増幅されたアクチュエータの
作動の開始時、ブースト弁124からの全てのブースト
流体をその力が増幅されたアクチュエータ内に直ちに排
出することは望ましくない。これによれば、オイルを正
確に計測して供給することができなくなり、その結果、
力が増幅されたシリンダの作動が正確でなくなる。この
ため、ブースト弁124は、典型的に、力が増幅された
アクチュエータを制御する弁内のスプールを作動させる
パイロット圧力が所定のレベルに達する迄、作動されな
いような形態とされている。
【0044】一例として、ブーム弁128を最初に作動
させるべくブーム弁128に提供されるパイロット圧力
は、典型的に、80psiとすることができる。このた
め、パイロット圧力が80psiに達すると、液圧流体
は、弁128の作用ポートの1つから流れ出て、ブーム
シリンダ56のロッド又は基部の何れかに入り始める。
この場合、ブースト弁124は、ブースト弁124がブ
ームシリンダ56に液圧流体を導き始める前に、ブース
ト弁124へのパイロット圧力が80psi以上でなけ
ればならないような形態とされている。好適な実施の形
態において、ブーム弁128が80psiから開始して
作動される場合、ブーストシリンダ124は、パイロッ
ト圧力が125psiに達する迄、ブームシリンダ56
に液圧流体を導き始めないような形態とされている。ま
た、ブームシリンダ128は、典型的に、弁が完全に行
程動作する前に、300psiのパイロット圧力を必要
とする。この場合、ブースト弁124は、この300p
siの圧力が完全に行程動作する弁124にも対応する
ような形態とされている。このため、作動時、運転者
は、操縦桿40Bがブーム弁128及びブースト弁12
4に80psiの圧力を提供し得るように操縦桿40B
を動かす。これにより、ブースト弁124が閉じられて
いる間に、ブーム弁128は、加圧された液圧流体をブ
ームシリンダ56に提供し始める。運転者がブーム弁1
28へのパイロット圧力を125psiまで増大させ得
るように操縦桿40Bを動かし続けると、ブーム弁12
8は、ブームシリンダ56に対しより多くの液圧流体を
提供し、ブースト弁124は、丁度そのとき、加圧され
た液圧流体をブームシリンダ56に提供し始める。運転
者がブーム弁128及びブースト弁124へのパイロッ
ト圧力を増大させるべく操縦桿40Bを動かし続ける
と、その双方の弁は更に開いてブームシリンダ56に更
なる液圧流体を提供する。このことは、ブーム弁128
及びブースト弁124に300psiのパイロット圧力
が提供される迄、続けられ、その時点にて、その双方の
弁が完全に行程動作して、加圧された全液圧流体をブー
ムシリンダ56に提供する。
【0045】好適な実施の形態において、ブームの持上
げ機能、又は走行速度機能の何れかの力を増幅させるた
めにブースト弁124が使用される。これは、好適な実
施の形態に過ぎないが、ミニ掘削機10が走行している
とき、また、ミニ掘削機10が掘削しているときに、ブ
ームの力を増幅させることは、典型的に望ましくないか
ら、これは、極めて実用的であることが分かった。しか
しながら、その他の作動の力を増幅させるために追加の
ブースト弁を使用することができ、又は、走行又はブー
ムの持ち上げ機能以外に、任意のその他の所望の作動の
力を増幅させるべくブースト弁124の形態を変更する
ことも可能であることを理解すべきである。
【0046】本発明は、3つの個々の定容積型ポンプを
使用する開放中央装置に関して説明したが、本発明は、
閉じた中央装置にても同様に具体化が可能である。
【0047】図4は、本発明による液圧動力回路の第二
の実施の形態のより詳細なブロック線図である。図3に
図示したものと同様の要素は、同様の参照番号で示して
ある。
【0048】図4において、図3に図示した装置との多
数の相違点がある。図4の弁は、一つの好適な実施の形
態において、単一の物理的な弁の群142として図示さ
れている。また、図4に図示したポンプ96は、個々に
P1、P2、P3で図示した3つの液圧ポンプを有して
いる。好適な実施の形態において、ポンプP1、P2
は、5cm3のポンプである一方、ポンプP3は10c
m3のポンプである。ポンプP1は、液圧流体を左側の
走行弁132に提供し得るように接続されている。図3
に図示するように、左側の走行弁132は、その弁の群
内のその他の弁と直列に接続されている。図4におい
て、左側の走行弁132は、ブーム弁128に接続され
ている。このため、弁132を通じて左側の走行モータ
116に提供された液圧流体は、ブーム弁128にも利
用可能となり、その液圧流体はブームシリンダ56に提
供することができる。このことは、走行中を除いて、ブ
ームシリンダ56を作動させることを可能にする。ブー
ム弁128に提供された液圧流体がブームシリンダ56
により利用されない場合、この流体は、補助弁134、
バケット弁106及びアーム弁122の並列の組み合わ
せ体に対する追加的な液圧流体として提供される。
【0049】これら3つの弁の並列の組み合わせ体は、
ポンプP2から一次的液圧流体を受け取る。ポンプP2
はその出力を右側の走行弁130に提供する。左側の走
行弁132と同様に、右側の走行弁130は、弁の群1
42内のその他の弁に接続されている。このため、右側
の走行モータ114にて使用されない液圧流体は、アー
ム弁122、バケット弁106及び補助弁134の並列
の組み合わせ体にて利用可能となり、こうした機能の1
つを作動させることができる。
【0050】このため、ブームシリンダ56が作動され
ない場合、ポンプP1、P2の双方からの液圧流体が弁
122、106、134の並列の組み合わせ体に利用可
能となる。更に、ブームシリンダ56が作動される場合
であっても、弁122、106、134の並列な組み合
わせ体を作動させるために液圧流体を利用することが可
能となる。このことは、ブーム弁128及びバケット弁
106を並列に配置する従来の装置に優る顕著な利点で
ある。この場合、上記2つの機能の1つのみを同時に作
動させることができる。しかしながら、図4に図示した
形態の場合、ブームシリンダ56及びバケットシリンダ
83の双方を同時に作動させることができる。これと代
替的に、ブームシリンダ56と、アームシリンダ68又
は補助機能部分の何れかとを同時に作動させることも可
能である。
【0051】好適な実施の形態において、右側の走行弁
130及び左側の走行弁132は、これらの弁が常に優
先されるような位置に配置されている。換言すれば、ポ
ンプ96からの液圧流体は、任意のその他の機能部分に
よりタンクに供給される前にこれらの弁に達する。しか
しながら、走行モータに液圧流体を提供する液圧回路
は、その他の機能部分から隔離されていない。それに反
して、該走行モータと協働する弁は、その他の機能部分
と簡単に接続されているため、該走行モータに使用され
なかった液圧流体がその他の機能部分を作動させるため
にも利用可能となる。このことは、更なる液圧ポンプを
提供することを必要とせずに、従来の液圧装置に優る重
要な更なる機能を掘削機10に持たせることになる。
【0052】図4には、旋回モータ118に接続された
旋回弁102が弁の群142内のその他の弁と直列に接
続されていることも図示されている(図3に図示するよ
うに)。図4に図示した実施の形態において、旋回弁1
02は、ブームオフセット弁108及びブレード弁10
4の並列な組み合わせ体と直列に接続されている。この
ため、旋回モータ118に提供された液圧流体は、ブー
ムのオフセット機能又はブレード機能を作動させるため
にも利用可能となる。このことは、不動の物の周り又は
その付近で掘削機10を操作するときに有利であること
が分かっている。旋回モータ118及びブームオフセッ
トシリンダ47の双方を同時に作動させ得ることは、改
良された機能を提供する点で、運転者の観点からして望
ましいことが分かった。
【0053】更に、ブームオフセット弁108及びブレ
ード弁104の並列な組み合わせ体の一部としてブース
トシリンダ124も提供される(一つの好適な実施の形
態において)。このため、ブームオフセット機能及びブ
レード機能により使用されなかった全ての液圧流体がブ
ースト弁124にて利用可能となる。ブースト弁124
が作動されるとき(図4に図示したB作用位置まで動か
されたとき)、ブースト弁124に利用可能な液圧流体
は、ポンプP1、P2の出力に提供される流れに効果的
に追加される。ポンプP3(旋回弁102、ブームオフ
セット弁108、ブレード弁104及びブースト弁12
4に液圧流体を提供するポンプ)は、ポンプP1、P2
の2倍の寸法であることが好ましい(例えば、ポンプP
1、P2は、1回転当たり5ccのポンプとし、ポンプ
P3は1回転当たり10ccのポンプとする)。このた
め、ブースト弁124によりポンプP1、P2の出力に
追加される液圧流体は、右側の走行モータ114及び左
側の走行モータ116に提供される出力を効果的に2倍
にする。換言すれば、作用位置Bにおいて、弁124の
双方の作用ポートが共に接続され、弁124の入力に提
供された液圧流体を受け取る。これに対応して、ポンプ
P1、P2の出力に追加すべく一対の逆止弁144、1
46を通じてこうした作用ポートが提供される。このよ
うに、走行モータの各々への総流量は、5cc/1回転
から10cc/1回転まで2倍となる。この形態は、走
行モータに対する液圧動力回路は略分離した状態に保た
なければならないとする従来の設計の考えとは極めて相
違する。しかも、本発明のこの特徴に従って上述したよ
うに液圧装置の形態を設定することにより、二重変位走
行モータを提供することを必要とせずに、機械の走行速
度を2倍にすることができる。更に、二重変位モータに
伴う小さい出力トルクとすることなく、速度を増すこと
が可能となる。
【0054】弁124が作動されたとき、弁124の双
方の作用ポートが共に接続されるから、逆止弁144、
146が設けられている。逆止弁144、146が設け
られていない場合、また、運転者が走行弁130又は1
32の何れか一方のみを作動させた場合、全てのポンプ
からの圧力は、弁124、作動されない走行弁130又
は132を通じてタンクまで後方に流れる。このよう
に、圧力は蓄積せずに機械は駆動される。しかしなが
ら、逆止弁144、146を回路内に設けることによ
り、弁124の双方のポートを共に接続することができ
る。運転者が走行弁130、又は132の一方のみを作
動させるならば、その他の合よりもその速度はより遅い
が、機械は動く。
【0055】また、本発明によるもう一つの特徴につい
ても説明する必要がある。弁102、104、106、
108、124、128、130、132、134の全
ては単一の物理的な弁の群内にある。この配置は、製造
がより容易となり且つより低廉となるため、より効率的
な装置を提供する。更に、これらの弁は単一の物理的な
弁の群142内にあるため、全ての弁がタンクガレー又
はタンク通路を共通にしている。これにより、回路を形
成するのに必要な配管数が少なくて済む。2つの別個の
タンクガレーを装置のタンクに接続することを必要とせ
ずに、1つのタンクガレーのみを接続すれば済む。
【0056】これを可能とするため、同一の物理的なブ
ロック内に隔離逆止弁148及び圧力蓄積弁150が設
けられている。隔離逆止弁148は、液圧流体がブーム
弁128から一方向にしか流れないことを確実にする。
即ち、ブームシリンダ56により使用されなかった液圧
流体は、弁106、122、134の並列な組み合わせ
体内にのみ流動し、逆止弁148を通って逆方向には流
れない。
【0057】例えば、始動時に、装置の作動を容易にす
べく圧力蓄積弁150が設けられる。掘削機10が始動
したとき、液圧動力回路内には、その回路内の任意の弁
を閉じるパイロット圧力を提供するのに十分な背圧は無
い。このため、装置内の液圧流体は、妨害されずにタン
クまで楽に流れる。こうした状況のため、装置内に背圧
が生じることはなく、弁は作動しない。圧力蓄積弁15
0を提供することにより、装置内に少なくとも最小程度
の背圧があり、装置内の弁を操作するのに必要なパイロ
ット出力圧力を提供するのに十分高い入力圧力が操縦桿
40A、40Bに得られることを確実にする。
【0058】また、好適な実施の形態において、全ての
弁が開いた中心位置にあるとき、圧力蓄積弁150が双
方のポンプP1、P2から液圧流体を受け取るように、
圧力蓄積弁150が配置されていることを認識すべきで
ある。このように、必要な背圧がより迅速に蓄積する。
【0059】1つのポンプのみによりブーム弁に液圧流
体を提供し、また、別のポンプによりアーム弁及びバケ
ット弁の並列な組み合わせ体に液圧流体を提供すること
により、本発明は、従来の装置に優る顕著な有利な点を
提供することが理解できる。このことは、掘削機10が
所望の機能を果たすことを可能にする。更に、弁はこの
ような形態とされている一方、左側及び右側の走行弁1
32、130は、それぞれ優先的にポンプから液圧流体
を受け取る。このため、その走行機能は、その他の機能
に優先し且つその他の機能に加えて実施することができ
る。更に、旋回モータはブームオフセット(又はブーム
の旋回)機能と直列に設けられており、このため、こう
した機能の双方を同時に行うことが可能であることが理
解できる。本発明のもう一つの特徴は、ブースト弁12
4を作動させることにより、3つの全てのポンプの流れ
を組み合わせ、走行モータに対して利用可能であるよう
に点である。最終的にブースト弁を通じて組み合わされ
るポンプは、その他の2つのポンプよりも大きいため
(一つの好適な実施の形態において、このポンプは、そ
の他の2つのポンプの2倍の大きさである)、ブースト
弁を作動させたとき、多数変位モータを設けることを必
要とせずに、掘削機の走行速度を著しく速くすることが
可能となる。この高速度は、トルクを犠牲にすることな
く提供される。
【0060】更に、これらの弁は、単一の弁の群内に設
けられており、また、従来の装置に比べて、液圧動力回
路内の配管の量が少なくて済むように、隔離逆止弁14
8及び圧力蓄積弁150が近接する位置に設けられてい
る。
【0061】本発明は、好適な実施の形態に関して説明
したが、当業者は、本発明の精神及び範囲から逸脱せず
に、その形態及び細部の点でその変更が可能であること
が理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるミニ掘削機の側面図である。
【図2】2Aは、従来技術による弁の群のブロック図で
ある。2Bは、本発明による弁の群の一つの実施の形態
のブロック図である。
【図3】本発明による液圧装置の一つの実施の形態のよ
り詳細な概略図である。
【図4】本発明による液圧装置の第二の実施の形態のよ
り詳細な概略図である。
【符号の説明】
10 ミニ掘削機 12 ミニ掘削機の
基部分 14 運転者の支持部分 16 ディッパー組
立体 18 軌道 20 ハブ 22 ブレード 24 液圧シリンダ 26、28 回動点 30 運転室 31 自在継手 32 エンジン室 34 シート 36、38 舵取り
レバー 40A、40B 操縦桿 42 継手 44、46 ブラケット 47 ブームオフセ
ットシリンダ 48 軸線 50 円弧 52 ブーム 54 回動点 56 ブームシリンダ 58、60 回動点 62 円弧 64 アーム 66 回動点 68 アームシリン
ダ 70、72 回動点 74 円弧 76 バケット 78 回動点 80 取り付けブラケット 82、84 回動点 83 バケットシリンダ 86、88 回動点 90 円弧 92 弁の群 94 供給回路 96 ポンプ 98 タンク 100 クロスポー
ト逃がし弁 102 旋回弁 104 ブレード弁 106 バケット弁 108 ブームオフ
セット弁 110 出口ポート 112 入口ポート 114 右側の液圧駆動モータ 116 左側の液圧
駆動モータ 118 旋回モータ 120 弁の群 122 アーム弁 124 ブースト弁 126 弁の群 128 ブーム弁 130 右側の走行弁 132 左側の走行
弁 134 補助弁 136 減圧弁機構 138 バイパス機構 140 液圧流体冷
却器 142 弁の群 144、146 逆
止弁 148 隔離逆止弁 150 圧力蓄積弁 P1、P2 ポンプ
フロントページの続き (72)発明者 ヌート・ケイ・ブロック アメリカ合衆国ノース・ダコタ州58504, ビスマーク,ハーディング・アベニュー 2253 (72)発明者 トーマス・エム・サゲイサー アメリカ合衆国ノース・ダコタ州58504, ビスマーク,ララミー・ドライブ 1229

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワー機械にして、 基部と、 該基部に接続されたブームと、 該ブームを運転者の支持部分に対して動かし得るように
    該ブームに接続された液圧ブームアクチュエータと、 前記ブームに接続されたアームと、 該アームを前記ブームに対して動かし得るように前記ブ
    ーム及び前記アームに接続された液圧アームアクチュエ
    ータと、 前記アームに接続されたツールと、 該ツールを前記アームに対して動かし得るように該ツー
    ルに接続されたツールアクチュエータと、 加圧された液圧流体を提供する第一のポンプ及び加圧さ
    れた液圧流体を提供する第二のポンプを備える液圧動力
    回路と、 該第一のポンプから加圧された液圧流体を受け取り且つ
    前記ブームアクチュエータに対して液圧流体を選択的に
    提供し得るように前記第一のポンプ及び前記ブームアク
    チュエータに接続されたブーム弁と、 該第二のポンプから加圧された液圧流体を受け取り且つ
    アームアクチュエータに対して液圧流体を選択的に提供
    し得るように前記第二のポンプ及び前記アームアクチュ
    エータに接続されたアーム弁と、 該第二のポンプから加圧された液圧流体を受け取り且つ
    ツールアクチュエータに対して液圧流体を選択的に提供
    し得るように前記アーム弁及び前記ツールアクチュエー
    タに接続されたツール弁とを備える、パワー機械。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパワー機械にして、 第一の牽引モータと、 該第一の牽引モータに接続され且つ前記ブーム弁と前記
    第一のポンプとの間にて接続された第一の牽引弁であっ
    て、前記第一のポンプからの液圧流体を前記第一の牽引
    モータに選択的に提供する前記第一の牽引弁とを更に備
    える、パワー機械。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパワー機械にして、 第二の牽引モータと、 該第二の牽引モータに接続され且つ前記第二のポンプと
    並列に接続されたアーム弁及び前記ツール弁との間にて
    接続された第二の牽引弁であって、前記第二のポンプか
    らの液圧流体を前記第二の牽引モータに選択的に提供す
    る前記第二の牽引弁とを更に備える、パワー機械。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のパワー機械にして、 前記液圧動力回路が、加圧された液圧流体を提供する第
    三のポンプを備え、 前記第三のポンプからの液圧流体を受け取り得るように
    接続され且つ前記第三のポンプからの液圧流体を前記第
    一及び第二の牽引弁に選択的に提供し得るように該第一
    及び前記第二の牽引弁に接続されたブースト弁であっ
    て、該第一の牽引弁が前記第一及び第三のポンプからの
    液圧流体を受け取り、該第二の牽引弁が前記第二及び第
    三のポンプからの液圧流体を受け取り得るようにした、
    パワー機械。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のパワー機械にして、 前記第三のポンプが前記第一のポンプより大きい容量を
    有し且つ該第三のポンプが前記第二のポンプより大きい
    容量を有する、パワー機械。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のパワー機械にして、 前記基部に接続された運転者の支持部分と、 該運転者の支持部分を該基部に対して動かし得るように
    接続された液圧旋回モータと、 前記第三のポンプから加圧された液圧流体を受け取り得
    るように該第三のポンプに接続され且つ少なくとも1つ
    の追加の動力アクチュエータ弁と直列に接続された旋回
    弁であって、液圧流体を前記旋回モータに選択的に提供
    し得るように該旋回モータに接続された前記旋回弁とを
    更に備える、パワー機械。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のパワー機械にして、 前記ブームを前記基部分に対して回動させ得るように該
    ブームに接続されたブームオフセットシリンダを更に備
    え、 前記少なくとも1つの追加の動力アクチュエータ弁が、
    液圧流体を前記ブームオフセットシリンダに選択的に提
    供し得るように該ブームオフセットシリンダに接続さ
    れ、 該ブームオフセット弁が前記旋回弁の下流にて接続され
    た、パワー機械。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のパワー機械にして、 前記並列に接続されたツール弁及びアーム弁が、前記ブ
    ームアクチュエータに供給されなかった前記第一のポン
    プからの液圧流体を受け取り得るように前記ブーム弁の
    下流にて接続され、 並列に接続されたツール弁及びアーム弁の下流にて接続
    された圧力蓄積弁であって、流体圧力の閾値に達する
    迄、前記第一及び第二のポンプからタンクへの液圧流体
    の流れを妨害する前記圧力蓄積弁を更に備える、パワー
    機械。
  9. 【請求項9】 掘削機にして、 基部と、 該基部に接続された第一の駆動機構と、 該第一の駆動機構を駆動し得るように接続された第一の
    牽引モータと、 該基部に接続された第二の駆動機構と、 該第二の駆動機構を駆動し得るように接続された第二の
    駆動モータと、 加圧された液圧流体を提供する第一のポンプと、加圧さ
    れた液圧流体を提供する第二のポンプと、加圧された液
    圧流体を提供する第三のポンプとを備える液圧動力回路
    とを備え、該液圧動力回路が、 前記第一のポンプからの液圧流体を前記第一の駆動モー
    タに選択的に提供し得るように該第一のポンプ及び該第
    一の駆動モータに接続された第一の牽引弁と、 前記第二のポンプからの液圧流体を前記第二の駆動モー
    タに選択的に提供し得るように該第二のポンプ及び該第
    二の駆動モータに接続された第二の牽引弁と、 前記第三のポンプからの液圧流体を前記第一及び前記第
    二の駆動モータに選択的に提供し得るように該第三のポ
    ンプ及び該第一及び該第二の駆動モータに接続されたブ
    ースト弁とを更に備える、掘削機。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の掘削機にして、 前記ブースト弁と前記第一の駆動モータとの間に接続さ
    れた第一の逆止弁と、 前記ブースト弁と前記第二の駆動モータとの間に接続さ
    れた第二の逆止弁とを更に備える、掘削機。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の掘削機にして、 前記基部に接続されたブームと、 該ブームを該基部に対して動かし得るように該ブームに
    接続された液圧ブームアクチュエータと、 該第一のポンプから前記第一の牽引弁を通じて加圧され
    た液圧流体を受け取り且つ前記ブームアクチュエータに
    対して液圧流体を選択的に提供し得るように、前記第一
    の牽引弁及び前記ブームアクチュエータに接続されたブ
    ーム弁とを更に備える、掘削機。
  12. 【請求項12】 請求項6に記載の掘削機にして、 前記第一及び前記第二の牽引弁、前記ブーム弁、前記ア
    ーム弁及び前記バケット弁の全てが物理的な単一の弁の
    群内に形成される、掘削機。
  13. 【請求項13】 掘削機にして、 基部と、 該基部に接続された第一の駆動機構と、 該第一の駆動機構を駆動し得るように接続された第一の
    牽引モータと、 該基部に接続された第二の駆動機構と、 該第二の駆動機構を駆動し得るように接続された第二の
    駆動モータと、 加圧された液圧流体を提供する第一のポンプと、加圧さ
    れた液圧流体を提供する第二のポンプと、加圧された液
    圧流体を提供する第三のポンプとを備える液圧動力回路
    と、 前記第一のポンプからの液圧流体を前記第一の駆動モー
    タに、前記第二のポンプからの液圧流体を前記第二の駆
    動モータに、前記第三のポンプからの液圧流体を前記第
    一及び第二の駆動モータの双方に選択的に提供し得るよ
    うに、前記第一、第二及び第三のポンプに接続された弁
    形態とを備える、掘削機。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の掘削機にして、 前記第一、第二及び第三のポンプの各々が、液圧流体を
    提供するポンプ出口を有し、前記弁形態が、 入口と、出口とを有する第一の牽引弁であって、該入口
    が、前記第一のポンプに作用可能に接続され、前記出口
    が、前記第一のポンプからの液圧流体を前記第一の駆動
    モータに選択的に提供し得るように前記第一の駆動モー
    タに作用可能に接続された前記第一の牽引弁と、 入口と、出口とを有する第二の牽引弁であって、該入口
    が、前記第二のポンプに作用可能に接続され、前記出口
    が、前記第二のポンプからの液圧流体を前記第二の駆動
    モータに選択的に提供し得るように前記第二の駆動モー
    タに作用可能に接続された前記第二の牽引弁と、 入口と、出口とを有するブースト弁であって、該入口
    が、前記第三のポンプに作用可能に接続され、前記出口
    が、前記第三のポンプからの液圧流体を前記第一及び第
    二の駆動モータに選択的に提供し得るように前記第一及
    び第二のポンプの前記出口と一方向に流体連通し得るよ
    うに接続された前記ブースト弁とを備える、掘削機。
JP9334448A 1996-12-04 1997-12-04 パワー機械 Pending JPH10204930A (ja)

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